1981年に放送されたテレビドラマ、「煙が目にしみる」の再放送を、先日、BSでやっていて、面白かったです。
そこから名場面を紹介。脚本家のジェームス三木さんの創案シーンだと思われます。

31歳の年齢制限(昔は31歳までだった)が間近の奨励会三段の弟子と、その師匠との会話。

(正座をして深刻な顔をする三段の弟子)
弟子「・・・先生、将棋とはいったい何でしょうか?」
師匠「ああ?」
弟子「教えてください。この世に将棋のある意味を」
師匠「そんなことは俺にはわからんよ」
(弟子が師匠を見つめる。師匠も向き合って正座した)
弟子「では、いったい何のために将棋は指すのですか?」
師匠「お前はいったい何のために生まれてきたんだ。どういう目的で生きとるんだ?」
弟子「・・・わかりません」
師匠「おそらく誰にもわからんだろう。しかしだ、将棋の中には人生がある。哲学がある。芸術もある。建築のようでもあり、音楽のようでもあり、数学のようでもあり、経済学のようでもあり、化学方程式のようでもある。おそらく全てのものがあるんだ」
弟子「・・・おっしゃることは漠然とわかります。将棋は人間そのものだと思います。でもどうして勝ち負けを決めなければならないのですか?」
師匠「うーん。闘争本能があるからだろうなあ」
弟子「闘争本能・・・」
師匠「人間は戦う動物なんだ。いつもどこかで戦争が起きてるじゃないか。平和が続けば集団ヒステリーが起こる。戦争のかわりにスポーツや勝負事が盛んになる」
弟子「すると将棋指しは、野蛮な職業ですね。闘争本能むき出しの残酷な人間が勝つわけですね?」
師匠「それは違う。タイトルを獲るようなスーパースターには必ず優しさがある。闘争本能を超越した美しさがある。そうは思わんか?」
弟子「思います」
師匠「そこだよ。百戦錬磨の強い相手を倒すためには、思いやりが必要なんだ。敵を知り、己を知り尽くすことが勝利につながるんだ。最も優しい人間が、最も強い人間なんだよ。勝つということは、そういうことなんだ」
弟子「・・・」
作成時とは事情が変わってしまって、未公開だった替え歌を3つ、公開しました。
時間が経ったりしていて、すでに現状とは合致しませんが、せっかくなので出します。
以下の3つで、いずれも羽生さん関連です。
HABU HABU HABU
完敗宣言
Habu is over
2017年7月作成
HABU HABU HABU 
〜Dreams Come True「LOVE LOVE LOVE」の替え歌〜

ねぇ どうして すっごくすごく強いプロ
ただ 望みたいだけなのに ルルルルル 
うまく いかないんだろう・・・

ねぇ 電王 戦で 会いたいと願う
日々に限って いちども ルルルルル
出てきてはくれないね

ねぇ どうして すごく安いパソコンに
負けました と言うだけで ルルルルル
涙が 出ちゃうんだろう・・・

名人が 負けた日が
少しずつ思い出になっても
まだ観てる まだ観てる ルルルルル
ねぇ どうして 
涙が 出ちゃうんだろう・・・
涙が 出ちゃうんだろう・・・

HABU HABU 彼を叫ぼう 彼を呼ぼう
HABU HABU 彼を叫ぼう 彼を呼ぼう
2016年9月作成
完敗宣言 〜さだまさし「関白宣言」の替え歌〜

羽生がソフトと戦う前に ソフトに言いたいことがある
かなりきびしい話もするが 俺の本音を聴いておけ

羽生より先に攻めてはいけない
羽生より後に攻めてもいけない
玉は薄く囲え いつも次善手を指せ
ルールの範囲で構わないから

忘れてくれるな 機械に勝てない男に
権威を守れる はずなどないってことを
機械には機械にしか できない事もあるから
余計な手出しをせず 黙って羽生に負けてくれ

ソフトの駒と羽生の駒と どちらも同じだ 大切にしろ
手心 手加減 かしこくこなせ
たやすいはずだ 組み込めばいい

羽生の陣地に 行くな入るな
それからつまらぬ 王手はするな
羽生はトン死はしない たぶんしないと思う
しないんじゃないかな ま、ちょっと覚悟はしている

将棋は人間が 考え抜くもので
機械が計算して つくろうものではないはず
ソフトは名人を 超えて行くのだから
ファンを泣かして いると思え
これからも羽生が 最強の棋士

終盤になって競り合ってたら 羽生より先に詰ましてはいけない
例えばわずか 半手でもいい
羽生より早く 詰ましてはいけない

何もいらない プログラマーは 涙のしずく ふたつ以上こぼせ
お前のおかげで いい対局だったと 俺が言うから 必ず言うから

忘れてくれるな 世界最強の棋士は
最強の棋士は 羽生善治 ただひとり
忘れてくれるな 俺の愛するゲームは
愛するゲームは 人間同士の将棋  
2016年1月作成
Habu is over ~欧陽菲菲「Love is over」の替え歌~ 

Habu is over 悲しいけれど 終わりにしよう きりがないから
Habu is over ワケなどないよ 将棋を観てる みんなのため

Habu is over 時代の流れと 笑って言える 時が来るから
Habu is over 泣くな男だろう 電王戦は 早く忘れて

わたしはあんたを忘れはしない 輝く一手を忘れはしない
史上最強の棋士だと思うから

Habu is over わたしはあんたの 一ファンでいい そっと心に
Habu is over 最後にひとつ 機械に負けちゃいけないよ

タイトルなんかでごまかさないで 機械の力をちゃんと認めて
きっとそのうちスマホにも 負けるから

Habu is over 悲しいよ 早く終わって 電王戦を
Habu is over, uh.... 名人でいてね Habu is over....
時空棋士 
新井政彦著 マイナビ出版 2020年1月31日初版第1刷発行
Amazonで紙版1628円 Kindle版1465円
評価 A
コンセプト<奨励会三段の少年が幕末にタイムスリップ>

面白い。実にワクワクさせられた。読みやすく、紙版で全328ページであるが、どんどん読み進められる。(改行による空白がかなり多いのという事情もあるが) 私は読んでいて、えっ、もうこんなに読んじゃったの? あとちょっとしかページが残ってないじゃん!ぐあー、読み終わりたくない!という事態になった。

ストーリーに関してはここでは触れないとして、欠点が2つ。
私は紙版を買ったのだが、漢字に「ふりがな」がない。これがけっこう痛い。江戸時代で文化が現代と違うので、なじみのない難しい単語が随所に出て来るのだが、ことごとくふりがながない。「月代」とか「行燈」とか普通、読めるか?(さかやき、あんどん)
とくに「簪」という小物が重要になってくるのだが、これが私には読めなくて困った。(正解は「かんざし」)

もうひとつの欠点、それは図面と符号がふんだんに出て来て、それで対局の場面の話が進んでいく、という形式なのだ。
なんでこんなふうにしちゃったのか。局面は難解で、手数にして一気に20手ぐらいどんどん進められていく。
まるで将棋世界の観戦記のような状態。いちおう24の有段者の私ですら、理解するのをあきらめる。
こんなの、将棋ファンで高段者じゃない人は突き放されてしまう。なんでこの方式を採用してしまったのか。
図面と符号を無視して、文章で表現しているところを追っていけば、どうにかド素人でもストーリーを理解はできるとは思うが。
この作者の文章力をもってすれば、文章だけで対局シーンを書くことは充分に出来たはずなのに。
万人向けにしておかないなんて、じつにもったいない。残念なことをしたと私は思う。

でも、読んでいるときのワクワク感は、他では得難いものがあった。面白かった。「現実には不可能な夢を、本の中で実現させてみせる」というフィクションの醍醐味が味わえる。作者の才能には敬意を表したい。
2人「どーもー、よろしくお願いしますー」
右「・・・今、ザクの動力パイプをいただきました。こんなん、なんぼあっても困りませんからね。どうもありがとうございます」

左「ちょっといきなりですけどね、ウチのオカンはアニメのガンダムが好きなんです。それで、好きなガンダムシリーズがあるっていうんですけど、その名前をちょっと忘れたらしくて」
右「好きなガンダムシリーズの名前を忘れてしもうて。どうなってるんや」
左「色々と訊くんやけど、全然わからへんねんな」
右「ほな俺がね、オカンの好きなガンダム、どのガンダムか一緒に考えてあげるから。どんな特徴を言うてたか、教えてよ」

左「主人公の男の子が、名前をバカにされたぐらいで、軍人相手に殴り掛かるっていうねん」
右「それはZガンダムや。もうわかったやん。主人公のカミーユは、女の名前と勘違いされたぐらいで、ティターンズの軍人をぶん殴ってしまうんや。高校生がヤクザを殴ったようなもんや。カミーユは相当に危ない奴やで。これが第1話やから、視聴者もびっくりや」

左「俺もZガンダムやと思ったんやけどな、オカンが言うには、シャアがモビルスーツ戦ですごく強いって」
右「じゃあ、Zガンダムとは違うか。ファーストであれだけ強かったシャアが、大苦戦の連続なんや。ファーストで通常の3倍のスピードだったはずが、Zでは見る影もない。一年戦争から7年の間に赤い彗星にいったい何があったのか。百式でメガバズーカランチャーを発射するときがかっこいいのが救いや。もうちょっと詳しく教えてくれる?」

左「オカンが言うには、アムロとシャアが手を組むのが、観てて最高にうれしいって」
右「それはZガンダムの名場面やな。軟禁されてニート状態で苦しんでいたアムロを、シャアが勇気づけて、アムロを復活させるんや。ファーストから観てる人には、胸が込み上げるものがあるな」

左「それで、オカンが言うには、話が短くて簡潔やって」
右「そしたらZガンダムとは違うか。Zはとにかく話が長くて難解や。ファーストでは地球連邦軍vs独裁国家ジオン軍という、わかりやすい構図やった。それに対し、続編のZガンダムでは、地球連邦軍の一部のエリート軍人の集まりであるティターンズと、ティターンズの暴走を阻止せんとするエゥーゴの戦いなんや。要は地球連邦軍の内部分裂の話で、こんなん、子供向けとは全く言えんで。ロボットアニメというよりも政治色が濃いし、はっきり決着しない攻防が、延々と全50話の中で繰り返されるんや」

左「オカンが言うには、宇宙空間でモビルスーツが変形する意味がわからんって」
右「それはZガンダムや。Zに出て来るモビルスーツの特徴や。大気圏を突破するときには、確かに変形する意味もあると思う。でも、宇宙空間専門のメタスやらハンブラビやらメッサーラは、何のために変形するんやろな?まあかっこいいから、ええけども」

左「でもオカンが言うには、シャアの変装が巧妙やったって」
右「じゃあZガンダムとは違うか。あんなん、名前をクワトロに変えて、サングラスをかけただけ。変装と言えるレベルじゃないで。今ならスマホの顔認証でも同一人物とわかるレベルやで。他に何か言うてなかったか?」

左「オカンが言うには、主題歌が別格に名曲やって」
右「それはZガンダムや。ファーストの『翔べ!ガンダム』が作られたのが1979年。Zの『水の星に愛をこめて』が1985年。たった6年でアニメソングが劇的に進化したのがわかるなあ。今でも『水の星に~』は、まったく色あせておらん。この曲が流れただけでファンには感涙ものや」

左「でもオカンが言うには、『アニメじゃない』っていう主題歌の歌詞がストレートすぎて、ずっこけたって」
右「じゃあZガンダムとは違うか。というか、それは続編のZZガンダムや。ダブルゼータが一番アニメっぽかったのは皮肉な話や。でも後半の主題歌『サイレント・ヴォイス』とエンディングソングの『一千万年銀河』は素晴らしい曲やったな。あれでZZという作品が救われてたわ」

左「オカンが言うには、最終回の盛り上がり方が半端じゃないって」
右「それはZガンダムや。カミーユたち、シロッコ、ハマーンの三つどもえが、一気に対決するんや。今までの停滞はなんやったんやと思うくらい、話も進む。この第50話、最終回では名シーンと名言が盛りだくさんや。時間がない人は、この最終回だけを観るという手もあるくらいや。名言で俺が好きなのは、シャアがカミーユに言った『君のような若者が命を落として、それで世界が救えると思っているのか!』やな」

左「でもオカンが言うには、最後はハッピーエンドやって」
右「じゃあZガンダムとは違うか。とにかく人は死にまくるし、テレビ版のカミーユのラストシーンは、今でも伝説になってるわ」

左「オカンが言うには、カミーユが最終回であんなことになってもうて、その後シャアが絶望して地球に隕石を落とす事につながった経緯がよくわかる、っていうねん」
右「だから、それはZガンダムや!もうカミーユって言うてもうてるやん!物語はZだけでは完結せず、ZZガンダム、そして逆襲のシャアへと続くんや」

左「オカンが言うには、2005年に作られた劇場用3部作も大好評やったって」
右「それは・・・『機動戦士Zガンダム A New Translation』やけど、大好評ではなかったな・・・。1985年当時のテレビ映像と、新しく描いた映像を組み合わせて作ったため、違和感がありすぎたんや。話も前後のつながりが悪いし、俺は正直、がっかりしたで」

左「でもオカンが言うには、Zガンダムではないと」
右「じゃあZガンダムではないかー。それを先に言えよ」
左「でもオトンが言うには、エヴァンゲリオンと違うかって」
右「いや、絶対ちゃうやろ!どうもありがとうございましたー」
将棋指しの腹のうち
先崎学著 2020年1月22日初版 
紙版1320円(文芸春秋発行) Kindle版1200円(文春e-book) 
評価 B 
コンセプト<将棋界を書いたエッセイ。図面はいっさいなし> 

この本、私は買うかどうか迷いました。私はいわゆる「将棋メシ」には興味がないから。
でも買って読んで、良かったです。「メシ」の話よりも将棋界の人間模様について書かれた本でした。
笑えるところもありました。プロ棋士の名前がどんどん出てきますので、知っていることも必要かと。(注釈で人物の解説はあります)
いつもの先崎節が顕在で、「自分を羽生世代の代表者のように書く」、「とにかく自分と羽生のエピソードを書く」。
そして酒を飲む話が多数。もうどんだけ飲むのよ(笑)

でもちょっと残念なのが、先ちゃんも、年相応に、偉くなってしまったなあ、と思いました。
権力に歯向かって、盾ついている先ちゃんが私は好きだった(^^;

なんにしろ、うつ病がなおってよかった。先崎ファンなら買いの一手です。
2人「どーもー、よろしくお願いしますー」
右「・・・今、牛乳ビンのフタを黒く塗って作った碁石をいただきました。こんなん、なんぼあっても困りませんからね。どうもありがとうございます」

左「ちょっといきなりですけどね、ウチのオカンはマンガを読むのが趣味なんです。それで、好きな囲碁マンガがあるっていうんですけど、その名前をちょっと忘れたらしくて」
右「好きな囲碁マンガの名前を忘れてしもうて。どうなってるんや」
左「色々と訊くんやけど、全然わからへんねんな」
右「ほな俺がね、オカンの好きな囲碁マンガ、一緒に考えてあげるから。どんな特徴を言うてたか、教えてよ」

左「主人公の小学生に、平安時代に死んだ囲碁好きな貴族の幽霊がとりつくっていうストーリーやねん」
右「それは、ヒカルの碁やないか。もうわかったやん。もう囲碁マンガという時点で、そうじゃないかと思ってたよ。1999年に第1巻が出版されてるから、20年ほども前になるんやな」
左「俺もヒカルの碁やと思ったんやけどな、オカンが言うには、幽霊はひとりじゃなくて、物語の後半は幽霊どうしの囲碁バトルになるっていうねん」
右「ほな、ヒカルの碁とは違うか。幽霊は佐為ひとりやからね。そんなJOJOのスタンド使いどうしみたいなバトルにはならんから。もうちょっと何か言うてなかった?」

左「オカンが言うには、主人公が囲碁を覚えてからプロになるまでがめっちゃ早いって」
右「それはヒカルの碁や。小6で囲碁を覚えて、中2でプロになってるから。まあバトル系のフィクションにはありがちなスピード出世や」
左「でもオカンが言うには、手の平から気功波を出して、岩をも砕くって言うねん」
右「じゃあヒカルの碁とは違うか。というか、それは、かめはめ波やないか。オカン、ドラゴンボールと間違えてない?他に何か言うてなかった?」

左「オカンが言うには、アニメの出来栄えも最高で、何回観ても面白いっていうねん」
右「それはヒカルの碁や。絵も声優さんもみんなうまくて、主題歌も名曲揃いで、言うことなしや」
左「でもオカンが言うには、主人公が人体のツボを押したら、体が破裂するっていうねん」
右「じゃあヒカルの碁とは違うか。というか、それは北斗神拳や。オカン、わざと間違えてないか?」

左「マンガとアニメ、あまりの出来の良さに、海外でも人気。コミックマーケットなんかでは、二次創作が大流行したっていうねん」
右「それはヒカルの碁や。男キャラがかっこいいから、一部の腐女子に大人気で、たくさんの『やおい本』が作られたんや」
左「でもオカンが言うには、登場するキャラを読者から募集して、そのアイデアで作った、というねん」
右「じゃあヒカルの碁とは違うか。というか、それはキン肉マンや。オカン、絶対わざと間違えてるやろ」

左「それで、オカンが言うには、幽霊と5冠王の対決が最高に盛り上がるシーンやっていうねん」
右「それはヒカルの碁の頂上決戦や。あれは面白かったな。思えば、アルファ碁が登場する前に、このマンガを作っておいて良かったで」
左「それで、オカンが言うには、戦いで死んだキャラがどんどん生き返るっていうねん」
右「じゃあヒカルの碁とは違うか。そもそも死ぬキャラはおらんかったからな。生き返るといえば男塾やで。粉みじんになった大豪院邪鬼ですら生き返るんやから」

左「オカンが言うには、佐為が成仏していなくなった後、読者にめっちゃ喪失感があったっていうねん」
右「だから、それはヒカルの碁や!もう佐為って言うてもうてるやん!佐為が消えて、ヒカルも号泣したけど、佐為ロスが全読者に広がったんや。祭りの後の静けさみたいな感があったなあ」

左「でもオカンが言うには、ヒカルの碁ではないっていうねん」
右「じゃあヒカルの碁ではないかー。というか、お前のオカン、ジャンプの色んなマンガがごっちゃになってるんや」
左「でもオトンが言うには、幽遊白書と違うかって」
右「いや、絶対ちゃうやろ!どうもありがとうございましたー」
恋するShogi Lovers
~AKB48「恋するフォーチュンクッキー」の替え歌~

元の歌 https://www.youtube.com/watch?v=dFf4AgBNR1E

将棋のことが好きなのに 私にまるで才能ない
何度目かの 失望の準備 Yeah! Yeah! Yeah!

まわりを見れば大勢の 高段者たちがいるんだもん
低級者は気づいてくれない Yeah! Yeah! Yeah!

道場に流れる駒音 ぼんやり聞いていたら
知らぬ間に調子に合わせ 指先から 動き出す
止められない 今の気持ち
カモン カモン カモン カモン ベイビー 戦ってよ

恋するShogi Lovers 初段は そんな遠くないよ
Hey Hey Hey! 勝利するには 脳に汗かくこと

ハートはShogi Lovers レーティング 今日よりもよくしよう
Hey Hey Hey! Hey Hey Hey!
勝負を捨てたもんじゃないよね あっと驚く奇跡が起きる
あなたとネットで指したことある予感

四間でちゃんと さばきたい だけど定跡 自信ない
抑え込みが 想像つくから Yeah! Yeah! Yeah!

バランスいいのがいいなんて コンピュータは言うけど
堅い玉がアドヴァンテージ いつだって 美濃囲いが 人気投票1位になる
プリーズ プリーズ プリーズ オーベイビー 居玉で来て

恋するShogi Lovers 敵陣 さあ壊してみよう
Hey Hey Hey! 先の展開 神様も知らない

涙のShogi Lovers そんなに ネガティブにならずに
Hey Hey Hey! Hey Hey Hey!
世界は相手であふれているよ 悲しい出来事忘れさせる
明日は明日の棋譜になると思う

カモン カモン カモン カモン ベイビー 戦ってよ

恋するShogi Lovers 初段は そんな怖くないよ
Hey Hey Hey! 強くなるには 詰将棋解くこと

ハートはShogi Lovers 得意な 戦法極めよう
Hey Hey Hey! Hey Hey Hey!
詰むまで投げたもんじゃないよね あっと驚く事件が起きる
あなたとどこかで指すことになる予感
2人「どーもー、よろしくお願いしますー」
右「・・・今、予備の余り駒の歩を1枚いただきました。こんなんなんぼあっても困りませんからね。どうもありがとうございます」

左「ちょっといきなりですけどね、ウチのオトンは将棋が趣味なんです。それで好きな戦法があるって言うんですけど、その名前をちょっと忘れたらしくて」
右「好きな戦法の名前を忘れてもうて。どうなってるんや」
左「色々と訊くんやけど、全然わからへんねんな」
右「ほな俺がね、オトンの好きな戦法、一緒に考えてあげるから。どんな特徴を言うてたか、教えてよ」

左「将棋の戦法の中で、初心者向けで、最も基本的な、数の攻めが覚えられるっていうねん」
右「それは棒銀やないか。将棋教室で一番最初に教えられるのが棒銀やから。すぐわかったやん」
左「でもオトンが言うには、その戦法で来られたら、もう絶対に受けようがないって言うねん」
右「ほな棒銀とは違うなあ。受け方がバッチリあるのが棒銀やから。定跡も整ってるよ。もうちょっと詳しく教えてくれる?」

左「オトンが言うには、銀交換になった後の攻め方がようわからんって言うねん」
右「それは棒銀や。いざ銀交換になっても、別にそれほど相手陣にダメージがないのよ」
左「でもオトンが言うには、その戦法のおかげで将棋観が変わったって言うねん」
右「ほな棒銀とは違うか。狙いは単純な2筋突破作戦やからね。他に何か言うてなかった?」

左「オトンが言うには、加藤一二三がこだわってそれを指し続けたって言うねん」
右「ほな棒銀やんか。ひふみんは生涯棒銀一筋やで。もう決まりや」
左「でもオトンが言うには、藤井猛が開発して愛用しているって言うねん」
右「ほな棒銀とは違うか。藤井猛は藤井システムやからね」

左「オトンが言うには、中盤でさばけずに、出た銀が取り残されがちって言うねん」
右「それは棒銀や。こんなことなら早繰り銀にしておけば、銀が遊ばんかったのに、と後悔すんねん」
左「オトンが言うには、数ある戦法の中で最もマイナーやって言うねん」
右「じゃあ棒銀とは違うか。棒銀はかなり有名やから。ただプロで頻繁に採用されるかどうかは別よ」

左「オトンが言うには、戦法の名前に原始が付くって言うねん」
右「それは棒銀や。原始が付くのは原始棒銀か原始中飛車しかあらへんから。言うたも同然」
左「でもオトンが言うには、棒銀ではないって言うねん」
右「ほな棒銀とは違うかー。それを先に言えよ」

左「オトンが言うには、銀を棒のようにまっすぐ進めて攻めることからその名が付いたって言うねん」
右「それは棒銀!オトンの忘れた戦法は棒銀や!もう決定!」
左「でもジイちゃんが言うには、アヒル戦法と違うかって」
右「いや、絶対ちゃうやろ!どーもー、ありがとうございましたー」
プロ棋士がソフトに負けても 
~森高千里「私がオバさんになっても」の替え歌~

元の歌 https://www.youtube.com/watch?v=GewWg-T29Js

羽生が終わり聡太が来る ほんとに早いわ
アニメ作品「りゅうおうの おしごと!」を観てたわ
あいちゃんが とてもかわいい 楽しい思い出
マンガでは「リボーンの棋士」 毎回読んでるわ 

聡太はものすごい人ね ブームを巻き起こして
ずっと勝率8割 鬼手(きしゅ)を指した

プロ棋士がソフトに負けても 将棋を観ているの?
もう勝つのはとてもムリよ 角落ちでも負けるわ
プロ棋士がソフトに負けても 本当に変わらない?
とても心配だわ あなたが 強いのが好きだから

そんな話はバカげてる あなたは言うけど
プロとソフトは二枚落ちと ネットにあったのよ
だけど 今までの定跡 いったい何だったの
あれは冗談だったと ソフトをコピー

時代が令和になっても 将棋をしているの?
もう羽生世代はとてもムリよ 若い子には負けるわ
ソフトが最強になっても まだ指し続けてる?
検討モードを 上まわって かっこよく指してよ

プロ棋士がスマホに負けたら 次はたまごっちよ?
かっこいいことばかりいっても 評価値がでてるのよ
プロ棋士がスマホに負けても 本当に変わらない?
とても心配だわ あなたが 強いのが好きだから
このブログがしばらく更新なく、もう取り立てて書くことも何もないかと思っていた。
しかし、今、私は将棋講座を観まくっているのだった(^^;

観る将というのは、「対局を観る将」というのが一般的だろうが、私は「講座を観る将」になっている。

もうスマホに抜かれたプロ棋士たち。24ではAIがガンガン、すさまじいパフォーマンスを見せている。
AIと比べたら、プロの指し手って、穴だらけじゃん? プロどうしの対局を観るのはどうも気が進まない・・・。
おまけに、自分で将棋を指すのもめんどうだ、本を読むのもめんどうだ。

そんな私に、TVでの講座がピッタリと、はまった。
講座ならプロ棋士は、そうとう精度の高い手を見せてくれる。しかも解説も、実にうまい。
対局じゃないから、私が負ける心配もない。電王戦のようにプロが負ける心配もない。
プロが駒を動かしてくれるから、とっても楽ちん。
そして知識が得られる。知識が身につくかは別だが、まあ楽しければいいんだ。

まずNHK。中村太地の角換わり腰掛銀の講座。
これ、私は居飛車党でそこそこの棋力があるから観てて楽しいけど、需要はどれだけあるの?
と心配になる。NHKはなるべく多くの人が観る内容の講座をするべきでは・・・。

以下はスカパーの囲碁将棋チャンネルの講座。
高野秀行は初級者向けが抜群にうまい。学校の先生みたい。
門倉の、石田流と角交換四間、安定感が高い。後手石田流に個人的に興味深々だった。
中川の右四間、力強い。
佐藤慎一、なんでそんなにカッコつけるの(^^; でもキャラが立つので良いね。
遠山の石田流、もっと観たい。
飯野健二先生、歳を取ったなー。
深浦の角換わり腰掛銀、超のつく難度。ムズすぎて6回目で挫折・・・。
増田康宏の雁木、最初の3回はついていけたけど、私は挫折するだろう。
飯塚の奇襲、最高だ。第1回からまた再放送してほしい。
大穴が、三枚堂の、まさかの詰将棋講座。これが意表を突いて、私に合った。
極めつけ、藤井猛の角交換四間は極上の理論的な解説。堪能した。

「探して毎回予約」の録画を多くするもんだから、録画するレコーダーが「これ以上、多くは予約できません」と言ってきた(^^;

囲碁将棋チャンネルの講座の欠点としては、何が、いつ、何本放送されるかが、かなりランダムで、すごく散らかってる感じ。
一本10分で全13回か全26回なんだから、月決めで、月の初めか15日からの放送開始で、そろえるようにしてくれたらいいのになあ。ホームページで調べても、そうとうわかりづらい。知らぬ間に、ひっそりと、別の講座が始まっているんだ。
そして週1本だけ放送のものもあれば、2本、あるいは3本まとめて、があり、入り乱れてる。講座の番組表、もうぐっちゃぐっちゃ。
そこにさらに、藤井聡太の特番生放送がぶち込まれるもんだから、講座の放送が変更だらけの状態。
あと、今の、最新講座が存在しない。今は再放送だけで構成してる。さみしい。よくあることなのか?

私の他の要望としては、女流がもっと講座の講師をしてほしい、ということだ。
藤田女流の初心者向けは、笑えた。あの探偵事務所のオープニングは誰が考えたのか。最高だった。
(藤田綾 講座 でググればニコニコ動画で見れます)

講座は、プロ棋士が精度の高い手を見せて、そして解説してくれて、私は満足している。ビバ、将棋講座!
第28期 銀河戦 本戦Dブロック 2回戦
星野良生四段 vs 里見香奈女流五冠
2019年9月3日
解説:近藤誠也六段
聞き手:谷口由紀女流二段

注目の里見の登場。
先手星野で、▲超速3七銀vs△ゴキゲン中飛車。
ねじりあいが延々続く、大熱戦になった。
最終盤、里見が勝つ権利を手にしたのだが、星野があきらめず、攻防の妙角を放ち、逆転。
133手で星野の薄氷の逆転勝利となった。

里見は負けたが、本局では「里見強し」を印象付ける内容で、とても良かった。
感想戦でも、里見は、すぐに「どうすれば自分が勝っていたか」を指摘して、レベルの高さを証明していた。
充実した里見が見れて、私はとても満足している。
第28期 銀河戦 本戦Bブロック 2回戦
折田翔吾アマ vs 伊藤真吾五段
2019年8月30日
解説:阿部光瑠六段
聞き手:真田彩子女流二段

簡単な紹介だけの記事になってしまう。
先手折田で、極限早繰り銀。伊藤がそれをがっちり受け止める。
中盤、歩の数だけ後手の伊藤がリードした、との解説の阿部の評。

終盤、双方の飛車の働きに差が出て、伊藤がリード。
折田、苦しい。まだ指すか。なかなか投げない折田。
伊藤が完全に勝つ権利を手にし、ついに決めに出た。

伊藤が詰ましにいったからには詰むはず、詰むはずと言う阿部。だがだんだん声が小さくなっていった(笑)
なんと折田玉、詰まず! 劇的な大逆転~! 折田が109手で見事、勝利をつかんだ。やったーーー。

阿部「早指しの怖さが出た」

いやー、この1勝は大きい! もう完全に負けの将棋を拾って、これで2連勝。運も味方しているが、最後まであきらめない執念と、そして複雑なほうに玉を逃げる技術が、折田さんを勝ちに導いていた。感想戦で、折田だけが自玉の明解な詰み筋に気づいていた。
伊藤にしてみたら、明らかに勝ちの局面から、詰ましにいって詰まず、大逆転。そうとう悔しいと思う。
これも将棋の醍醐味だね。
折田さんは次回は黒沢五段と。次も楽しみだ。 ところで阿部光瑠は、やせて電王戦のころとは別人のようだね。

個人的に、「極限早繰り銀に対する後手の守り方」が見れたので、それも貴重だった。