「小籔千豊の将棋道場小破り」という番組が3月から始まっている。
スカパーなどで観れる番組。ファミリー劇場というチャンネル名。
芸能人の小藪と板倉が、奇襲戦法を学んで、実戦で使ってみるという構成。
週1回30分の全10回で、今6回まで終わったところ。
この番組はなかなか面白くて、私は楽しみに観ている。
というか、この番組のためにスカパーの「ファミリー劇場」に加入した。(月756円 ただし基本料は別途)

まずは奇襲戦法を学ぶ。2人はそれを実戦で使おうとするのだが、実戦では相手は違った手を指してくるので、役に立たない。
小藪が「習ったことが意味ない」とボヤいていた。
今まで習ったのは、嬉野流と早石田。早石田はともかく、嬉野流は力戦に持ち込むのが目的だから、ハメることは難しい奇襲だよね。
次回はパックマンを習うそうだが、これも、相手が食いついてこなかったら、まったく意味ない奇襲である・・・(笑)

この番組で光っているのは、なんといっても、独自に創作された「歌」だ。
ラップ調、フォーク調、バラード調、アニソン調と、今まで6~7曲、流れている。どれも聞いていて楽しい。
嬉野流を紹介した歌詞はこんな感じ。
まずはフォーク調。
♪熊本の嬉野さんが考えた 飛車の先も突かず 角の道も空けず
♪いきなり伝説の6八銀!からの角を引き
♪誘えばアイツは攻めてくる 飛車先の歩を交換
♪そこですかさず打つのは 土下座の歩 通称ドMの歩 嬉野~
(まだ先は続くがここまでにしておく)

次はラップ調。
♪嬉野流はまずはじまり 初手そーっと6八銀
♪知らない相手は驚き どうしようと 心の奥 内心
♪だけどもふつうな感じで 飛車先の歩 突いてくる
♪さらにこっちが角ちゃん引いたら 相手は押してくる
♪歩交換に控えて歩 弱気に見えて秘めたる意志
♪土下座の歩 通称ドMの歩
(まだ先は続くがここまでにしておく)

実戦で、板倉がボロボロになり自陣が崩壊していく様を、バラード調でつづった曲も素晴らしい。
(森田童子を思わせる歌い方で)
♪桂馬を打たれ 金取ったけど 金をはがされ 角を打たれた
♪銀は泣いてた 僕の手には桂馬しか 桂馬しかなかった バリケードは消えた
♪もう逃げるしかなかった バリケードは消えた 
♪もう望みはなかった 最後に飛車ちゃん動かした
♪そうして逃げた 僕の王様は 最後の場所を 探して逃げた (板倉、投了)

いやあー、こういうの大好き。そもそも歌っていうのは、こういうふうに軽くゆるく作るのもアリなんだなー、と気づかされた。
これは将棋番組だけど、実は歌番組だった。ビバ、ゆるい将棋ソング。
こんなレベルの低い将棋見たことがない!
安藤たかゆき著 Kindle版 756円 4話までネットで無料で読める
2019年2月21日 電子書籍発行 イーストブレス社
評価 A

ド素人たちが将棋を指す様子をまざまざと見せつけてくれる、貴重なマンガです。
囲いを知らず居玉のまま、駒の利きを忘れる、角交換のとき取り返さず角丸損、そして二歩。
面白いったらありゃしない。
特に1話が私にとってはツボに入り、10回くらい読みました。

この作品、賛否がクッキリと分かれたということですが、私は真ん中のストライク。
個性的な絵も私は好き。
この作品には、ほとばしる熱いパトス(情念)がある。光るギャグセンスがある。

ただ、3話あたりから下ネタが入ってきたのが残念といえば残念でした。

そして、あらためて将棋というゲームの「受け皿の広さ」には、感心させられます。
「将棋って、すごく弱くても楽しめるゲームなんだ」ということです。
将棋は奥が深いだけじゃない。初心者でも充分楽しめる包容力を持ったゲームなんだ、ということに気づかされます。

この作者のファンになり、「どどどもる私。」と「こころを病んで精神科病院に入院していました。」も読みました。
どちらも興味深く読ませてもらいました。どれも、すごく面白かった。「こころを~」は私はS評価です。おすすめ。
(精神科病院に入院といえば、先崎さんを思い出しました。)
安藤たかゆきさん、これからますますの活躍を期待しています。
・・・と書きつつ、「安藤たかゆき」で検索すると、ニコニコ静画で未発売の作品が見つかりました。読もうと思います。
この度、新しくパソコンを買いました。今まで使っていたパソコンが壊れたためです。(電源がつかなくなった)
新しいパソコンも壊れたパソコンも、ドスパラというネットの通販の会社で購入しました。

壊れたパソコンは4年前に買ったものです。4年前に買ったそのときから、ちょっと不自然に感じていたのですが、「(壊れた)このパソコンには説明書が付いてなかったな」と、ずっと思っていたのです。
ところが! その4年前に買ったパソコンの説明書が実はあったことが、今頃判明しました。
それはCDの形式だったのでした。ただのCDだったら私も気づいたと思います。
しかしそのCDには、「パソコン診断ソフト PC-Doctor」と、大きく書いてあるのです。
その下に「Dijinnos ユーザーズマニュアル PDF版 ノート用/デスクトップ用」という小さめの文字が・・・!
このCDが説明書やったんかーい! おーーい、壊れたあとになって「このCDは診断ソフトだけど、結局使わなかったな」ということで捨てようと思い、もう1回、確認したところ、診断ソフトであるとともに取扱説明書でもあったことを発見した次第。

そこで今回、試しに4年越しに、そのCDを新しく買ったパソコンに入れて、中身を見てみることに。
そしたら、PDF形式ということで、Adobe Readerというソフトをまずパソコンにインストールしないといけないと。
そこでまたブチ切れですよ。
おおーーい、どうなってんねーん。なんて不親切なんだ。

おまけに最初から入ってあるマカフィーというセキュリティソフトが反応し、「ウイルスが侵入したのでパソコンを再起動せよ」と言ってきました。
そこでまたブチ切れですよ。
私は説明書を読みたいだけなんじゃーい。どんだけ手数をかけさせるねん!

そしてようやく説明書の中身を見ることができました。すると、「お買い上げいただいた梱包してあるパソコンの、ダンボールからの取り出し方」とか書いてあるじゃないですか。「パソコンの設置の仕方」も書いてある。
そこでまたブチ切れですよ。
もうすでに設置が終わってパソコンを操作していないとこの説明書にはアクセスできないだろ。
ダンボールからの取り出し方ってどういうこと?

・・・こういう「パソコンを使わないと見れないパソコンの説明書」という事案はあるのかな、と、ちょっとだけネットで調べてみると、ありました。
「パソコンを設置するときと、パソコンがトラブったときに説明書が必要だ。しかしパソコンを使って使用する電子媒体の説明書はその2つのときに役に立たない。だからダメだ。説明書は紙製がいい」
という意見があり、まさにそのとおりだと思いましたね。

さすがにこのCD方式、評判が悪かったのでしょう、今度買った新しいパソコンには、紙の説明書の冊子(50ページほど)が付いてきてました。
それを私が見つけたとき「おお、今度買った製品には説明書があるぞ」と思いましたね。一通り読みました。
これからの電子化時代でも、説明書は紙製で必要です。メーカーさん、パソコンは難しい機械なのだから、説明書くらい紙で作ってください。
去年以来のブログの更新。もうこのブログもオワコン気味(^^;
せっかくなので日記としてときどきブログを活用していきたい。

まずモニターを買い換えた話。何か買い物をしたい気分になり、9年間ほど使ったモニターを買い換えようと思い立った。
今までのモニターはDell製で9年前Dellのパソコンを買ったときに同時に買ったものだ。
特には不満はなかったが、21.5インチと少々小さめ。

そこでAmazonで23インチのものを探した。メーカーは伏せるが1万5千円のものを購入した。
これが私のパソコンの入力端子と相性がいいということで決め手となった。
そして送られてきた。ところが、使ってみてよく見ると、画面右と左の色合いが違う。右が黄色くなっている。
画面の機能調整で相当がんばってみたが、やはり黄色いのが直らない。右と左で色が違うなんて・・・。
うわー、こんなのはいやだー、ということで、返品して交換してもらうことにした。

Amazonに交換を要求すると、代わりの新品がすぐ送られてきた。
そこに返品するモニターを詰め込んで梱包し、なんとか返品が完了。めんどうだった。もう返品作業はやりたくない。

こんどは色合いはどうか。うむ、左右一緒だ。今度は当たりを引いた。よかったよかった、と思ったのもつかの間だった。
このモニターを使っていると、なんか、目が痛いんですけど。。。
それも半端ない。見つめて5分も立たないうちに目がシバシバとして、耐えられない。
光度を調整してみたが、100段階の最低0での光度でようやく私に合うくらい。
これっておかしくないか。もっと余裕を持って調整幅があるべきだろう。
とにかく目の疲れがひどく、1カ月ほどでもうこのモニターはダメだと判断。

目に優しいモニターはないのか。9年前のモニターで満足していたのに、今時のモニターで目が疲れるとはどうなってるんだ。
フルHDとやらになっているから、安物モニターではダメなのかもしれない。
そう思い、色々調べてみると、EIZOという会社のものが有名と分かった。YOU TUBEにも動画が何本も上がっている。
そこで
EIZO FlexScan 23.8インチ ディスプレイ モニター (フルHD/IPSパネル/ノングレア/ブラック/5年間保証&無輝点保証) EV2451-RBK
という製品を購入した。価格は¥ 39,650

さて、届いて使ってみると、これがとてもいい。高級感がある。目が疲れにくい。前の1万5千円のやつと全然違う。
さすがに有名なだけある。画面の明るさも充分暗くできる。というわけで、今はEIZOのモニターを使っている。
モニターは使う人との相性も大きいだろうが、やはり4万円の製品は違うと痛感。
残った1万5千円のモニターはもう処分しようと考えている。

モニターの設置と調整が終わってひと段落したころだ。あれ?パソコンの電源が、ついたりつかなかったりするぞ。
2回に1回のペースで電源ONに失敗する。なぜだ?けっこうやばい症状かも・・・。
と思っていたら、完全に電源がつかなくなってしまった。ぐあー、パソコンがぶっこわれたー。

父と相談した。父は自作パソコンを作れる技術がある。
私は電源を取り替えたらどうかと言ったのだが、父いわく、「電源が原因とも限らない」とのこと。
しょうがないんで、新しくパソコンを買い換えることにした。

壊れたパソコンのスペック
・ドスパラでカスタマイズして購入したガレリア。(ドスパラは電王戦でパソコンを提供した会社)
・2014年12月に購入して、4年と2ヶ月で壊れた。
・CPUはCore i7 4790K
・メモリは16GB
・値段は約17万円

4年しかもたなかったのがショックだ。まあしょうがないか。
私としてはまたドスパラで買うことにした。ドスパラは比較的安く、カスタマイズがやりやすい。
カスタマイズで問題になったのが、CPUの性能をどれくらいにするかだ。
将棋ソフトを動かすのだから、CPUが大事になってくる。
Corei9 9900Kが欲しい。このCPUは発売されたのが2018年10月ごろで、高性能で有名だ。
これを搭載して総額で見積もっても17万円ちょっとと、それほどは高くない。
9900Kを買っちゃうか。

しかしもう少し調べてみると、どうも発熱の問題があるということだった。
負荷をかけたときは90度を超えることがあるそうだ。90度って・・・。
2chの掲示板では、9900Kは車でたとえるとスーパーカーのようなものらしい。
速度はすごいが、燃費の悪さや取り扱いが難しい。
私には向いてないようだ。
ということで、9900Kは断念することにした。
まあ、将棋ソフトの検討モードを高速に動かしたかったという理由だけだからなあ。
将棋ソフトを使う頻度も減っていることも理由になっている。

というわけで、Core i7 8700 という、安定感で有名なCPUを選ぶことにした。
メモリは16GBあればいいだろう。あとSSDとかをカスタマイズ。電源も今回は高級なものにしておいた。
(前回は550w静音電源というやつだが、もっといいものにしていればと後悔している)
パソコン本体の大きさだが、ミニタワーを買ったが、スリムという製品もあったんだな。
スリムを選ぶ手もあった。
で、計13万5千円。
注文が終わり、今、配送の到着待ち。楽しみだ。
しかし、パソコンを注文するにもパソコンが必要になっている。私はサブパソコンがあったから助かった。

壊れたパソコンは、分解して遊んだ。うわ、これがCPUか、これがSSDか、とか。楽しかった。
でももうパソコン、壊れないで欲しいなあ。
将棋「初段になれるかな」会議
著者 高野秀行(プロ六段) 岡部敬史(ライター) さくらはな。(漫画家)
扶桑社新書 920円+税 2019年1月1日第1刷発行
評価 B  推奨棋力 ★☆ (初級者向け)

この本はタイトルに「会議」とある。そして帯に「シンプルに強くなる方法、みんなで考えました」とある。
だから、私は「どういう勉強法をすれば、初段になれるのか、アマとプロが集まって喧々諤々(けんけんがくがく)、議論した本なのだろう」、と思って購入。
ところが実態は違っていた。一言でいうと高野プロの意見ばかり。高野プロの手筋講座と言ってもいいような内容だった・・・orz

聞き手のアマ2人は将棋ウォーズ3級と1級程度の腕前なのだが、この人たちは高野先生の生徒と言うべき役割。
高野プロのアドバイス集とでも言うべき内容となっている。どこが「会議」なのか。「議論」になっていない。タイトルを「高野教室」にしたほうがいい。

まあでも、悪い本ではないのだ。丁寧な解説で、これからアマ初段を目指す初級者が、読むと参考になると思う。
きちんと愛情をもって書かれた本であることは確か。「詰みより詰めろを意識」とか、「差がないときは攻め急がない」とかいうアドバイスは的を得ていると思う。プロが指すような横歩取りの戦型は、高野いわく「やっちゃいけません、あんな難しいの」というのは私も同意だ。

ルールを覚えた次に読む本がなかなかないが、その隙間を埋める本として存在意義がある。
読みやすさは二重丸。きちんと作られた本なのに、タイトルのつけ方でもったいないことをした。 
以下、ネタバレしています。

何、この大差・・・。ダメだあああorz
カロリーナさんはどうやって予選を抜けたんだ? 予選勝ち抜きはたったの3名。その中にどうやって入ったんだろう。
正直、私でもカロリーナ女流には勝てるかもしれんと思ってしまった・・・。期待していただけに、つらい。

1局目の飛車成を許したのもどうかと思ったが、2局目の飛車で横歩を取った手、あんなの普通、指さないよ。
1歩もらえるけど、飛車が死ぬかもしれない手。案の定、中盤戦で飛車は死んだ。
地雷原に100円(歩)が落ちてるのを拾いに行くような発想だと思う。

伊藤さんというのは優勝候補だったんだね。まだしもそれが救いか・・・。
abemaTVの企画。フィッシャールール採用。これがなかなか面白い。
男子の企画のときは藤井聡太の回は私は観た。女流はいままで3回全部観ている。

<いいところ>
・視聴が無料である。見逃しても一定期間はタイムシフトで放送してくれているので大丈夫。
・冒頭の対局者の人物紹介が面白い。渡部女流が野月をコーチとしていることは私は初めて知った。
・女流は持ち時間7分、一手指すごとに7秒追加。この短い持ち時間のおかげで、一局約30分という短さで、スピーディな将棋を楽しむことができる。男子は持ち時間5分、一手指すごとに5秒追加だったが、7秒追加のほうがいいと思う。5秒では短いと感じる。
・一局約1時間半のNHK杯とすみ分けができている。
・男子プロの解説が的確。(男子と比べれば)棋力の落ちる女流の指し手ということもあり、とくに序、中盤は解説の精度が抜群に高い。聞いていてすごくわかりやすい。女流が主役のはずなのに男子プロってつえー、と思わせてくれる。

<問題点>
・お互いに時間が切迫して時計の叩き合いになると、どうしても手が乱れて内容的にレベルが下がる。
駒がごちゃごちゃして、逆転また逆転となるともうジャンケンのようになってしまう・・・。
・秒読みでバンバン手が進むと、解説の質も大きく下がる。いままで理路整然としていた男子解説者が「うわー」「ひえー」と言うだけという事態になり、観ていてもうわけわからん。しょうがないか。
・3番勝負なのだが、私は2局でもう疲れてしまう。3局目を見るのはしんどい。

しかし、総合的に面白い。NHK杯を観たあとでも充分に「今日はabemaTVもあるぞ!」となる。
関係者の方には御礼申し上げる。楽しい番組をタダで見せてくれてありがとう。
来週はカロリーナ女流が出る。実に楽しみだ。
ぐあー、ショック・・・。
名人がコンピュータに負けたのとはまた違ったショック感がある。

まあ私は竹俣さんが出てるTVはことごとく観てなかった。
クイズ番組は観ないし、ワイドナショーはNHK杯の裏番組なので全く観ない。
激指とやねうら王の読み上げの人という感じ。ブログはたまに見ていた。
早稲田大学を卒業したら、NHK杯や銀河戦で聞き手になってくれることを楽しみにしていたのだがorz
人気の女流棋士に離縁状をつきつけられる将棋界か。
藤井聡太で話題になっても女流棋士ってまだまだ給料が低いんだろう。

女流で美人→アイドル扱い→写真集など出版→あっけなく将棋界を去る

バンカナから高橋和、竹俣紅へと続く、「美人女流棋士定跡」だね。
さようなら竹俣さん。
四間飛車上達法 
藤井猛著 浅川書房 2017年12月25日初版発行 1400円+税
評価 A  難度★★~★★★★ コンセプト<最速有段者への道!藤井理論で四間飛車の真髄を体感せよ>

本書は、みなさんがすでにAmazonや棋書ミシュランで大抵のレビューはしてある。私はそれらとかぶらないようにしたい。

この本のカバーの後ろのページによると、本書は中級向けということだ。
そして、初心者~四段向け、とも書いてある。わざと棋力対象を広くした内容となっている。
私が知りたいのだが、実験で、初心者にこれを読ませたらどうなるかということ。
駒の動きを覚えた、一手詰みを覚えた、対戦もそこそこやった、じゃあ次は戦法か?と普通はなるだろう。
そこで早々にこの本を読ませちゃう。
すると何人かに一人くらいは、四間飛車の真髄をあっさり悟り、ぐんぐん棋力を伸ばすのではないかということ。
本書はそういう期待をさせてしまう内容だ。
本書は他の四間飛車関連本を読むときの助けにもなる。

もちろん私自身、面白く読ませてもらった。第2章の急戦編は最高に楽しかった。
持久戦編は、実戦編が「もっと典型的な棋譜はなかったのか」と思えてしまった。

評価がSでなくAにとどまった最大の理由として、やはりボリューム不足はいなめない。
藤井先生が何度も言う「四間飛車の幹(みき)」or「四間飛車の軸(じく)」が作られるにはこの分量では足りない。
まあそこは他の本で補えということなのだろう。

対抗形の四間飛車側というのは、軸を作りやすい戦法なのだと思う。
この軸というのが作られてないと、いつも行き当たりばったりになってしまう。
実戦が事前の研究(軸)どおり行かないのは当然なのだ。しかし軸を作っておくことで、応用が利く。
野球のバッティングで言えば、まずど真ん中のストレートを打つ練習をする。
あるいはティーバッティングやトスバッティングで打撃のフォームを固める。
それができてのち、変化球を打つ練習や実戦をする。上達を考えれば、これが当然だ。
将棋もそうあるべきだというのが藤井理論の真髄だと思う。

S評価にしたいのだけど、ボリューム不足と、「相振りはどうすんねん問題」があるんで、Aになってます。

以下、初版本で私が確認した誤記
↓ P92 D図 ▲6六飛までの図面。後手番。
「△6四歩には▲7四歩」と本文にはありますが、▲7四歩以下△同銀▲6四飛△6三銀▲6六飛と普通は進みますが、それは元のままの局面で千日手コースです。振り飛車が有利なので千日手は損です。△6四歩には▲7四歩以外にすべし、との激指14とtanuki-2018の検討結果です。

四間飛車上達法P92

P151 第10図 後手の持ち駒に歩があるはず。(図面は省略)
先崎学&中村太地 この名局を見よ!21世紀編 
先崎学・中村太地著 
マイナビ将棋BOOKS 1540円+税 2018年11月30日 初版第1刷発行
評価 A  難度★★☆~  コンセプト<2人が名局を14局選んでポイントを解説>

まず、前作の「20世紀編」を私は買っていない。
この本を読むにあたり、私は盤と駒を用意し、「さあ、久々に棋譜並べをするぞ」と気合を入れていた。
しかし、読み進めるにしたがって、「別に盤駒は必要ないわ」となっていった。

この本の一局ずつの取り上げ方は、一番見せたいテーマ図を冒頭に持ってきていて、なぜその一局が選ばれたのか、読者にわかりやすくなっている。
符号に対して図面の割合も多い。普段「将棋世界」を読んでいる人なら、「図が多いのでありがたい本だな」と思えるだろう。
そのため私は、わざわざリアル盤駒を出して並べようという気が全然起きなかった。
ありがたいといえばありがたいが、拍子抜けといえば拍子抜け。
この本は棋譜並べ用の棋譜集ではなく、読み物だ。(総譜も章末には載ってるが)

冒頭に、次の一手を考えさせる問題図(そこがテーマ)がある。このやり方はとてもいい。読者が自分の頭で考える機会も必要だ。
先崎と中村太地のコンビネーションは安定している。感情を出しボヤく先ちゃんに太地が理詰めでフォロー。グッド。

この本の欠点としては、図面と次の図面が符号ではつながっていない箇所がある。(つまり読者は、突き放される)
そして解説がどの図面からの話をしているのかが、わかりづらい箇所も少々あった。

本の難度だが、5手詰ハンドブックをがんばれば解けるくらいでないと、この本を理解できるかが不安だ。
ただいつも思うが、私は24の初段付近であり、私にはこの本は楽しく読めた、という他ない。
低級者が理解できるかは、実際に低級の人が読んでレビューするしかないと思う。

14局の中で私が1番面白かったのが、▲松尾vs△藤井猛の一局。(2014年7月17日・順位戦B1)
これは藤井猛の「居飛車版・藤井システム」と呼びたくなるような指し回しが炸裂。
先崎と太地、よくぞこれを取り上げてくれたと、拍手ものだ。パチパチ。
2番目は中田功の三間飛車。▲elmo対△Ponanzaも良かった。

先崎さんは「21世紀編というタイトルをつけるということは、もう先はないようである。俺たちの旅はまだはじまったばかりだ!といわせてもらって、シリーズ化を秘かに画策したい」と書いておられる。
棋譜というのは、料理で言えば「食材」だと思う。食材をどう料理するかは、先崎さんのような語り手たる「シェフ」にかかっている。
良質な棋譜はもう山のようにあり、今も毎日量産されている状態だ。
先崎さん、これは美味しい宝の山を見つけたかもしれん。          
出版社・連盟・対局者・著者・読者、全員がWin-Winの関係でシリーズ化なるか?
ひと目の角換わり 
長岡裕也著 マイナビ将棋文庫 2015年2月初版発行 1100円+税
難度 ★☆~★★★★(初級から有段向け)
評価 A
コンセプト<角換わりを次の一手形式で学ぶ>

次の一手が180題。角換わりの基本、棒銀、早繰り銀、腰掛け銀の4章からなります。
最初のほうは、簡単な問題が続いており、「24の有段者をナメんなよ」と私は感じて解いていました。
しかし、腰掛け銀に進んでから、どんどん難しくなりました。
最後のほうは「すいません、私は角換わりをナメてました、もう難しい問題はかんべんしてください」となってしまいました。
本当にムズイ、途中から手に負えない・・・。ただ、長岡先生も第166問では「ここからは定跡化されている非常に難しい終盤戦となります。一手一手正解するつもりではなく、盤にならべながら雰囲気を感じ取ってください」と書いておられます。
24の高段者でも全問正解は到底無理でしょう。
相腰掛け銀は盤全体に戦いが及び、考えることが非常に多い。ちょっとの駒組みの手順前後で攻め方が変わってきます。
そしてギリギリの攻めをつなげる技術も要求されます。
本のタイトルが「ひと目の」ということなのに、この難しさはどうなってんの(^^;

この本では定跡はあまり扱っていません。たとえば棒銀で△5四角と打つ変化などは全く触れられていないです。
角換わりの定跡を学ぶにはまた別の定跡本が必要。この本は次の一手本と割り切るべきです。
角換わりでの次の一手本はこの本ぐらいしかないので評価が高くAとしました。

角換わりのエッセンスが詰まっていると感じました。
今私は一周しただけですが、何週もして身につけるべき本だと思います。
ニコニコ動画 
~松任谷由実「卒業写真」の替え歌~

元の歌 https://www.youtube.com/watch?v=4Vb__BlYNDE

ニコニコ動画のヨネさん
https://www.nicovideo.jp/watch/so20075169


電王戦があると 開くウェブのページ
ニコニコ動画のヨネさんは やさしい目をしてる
ガンで亡くなったとき 何も言えなかった
ニコニコ動画の面影が 激ヤセだったから

Ponanzaに負かされて 変わってゆく棋士らを
あなたは ときどき 遠くでしかって

昔たくさん指した 純文学の矢倉
ソフトの影響で今はもう 急戦で見るだけ

あの頃の指し方を 棋士らは忘れないで
流行りは ソフトの 戦法そのもの

AIに流されて 変わってゆく棋士らを
ファンらは ときどき 遠くでしかって
将棋は 私の 青春そのもの
「将棋神やねうら王」を買って、遊んでいるわけだけども。
買うべきか迷っている人もいると思う。

買う前の私の場合の状況は、
・激指14ではもの足りなくなってきた
・ShogidokoroとShogiGUIをすでにダウンロードしてあり、技巧2などの5つのフリーソフトが使える
・しかしぽんぽこはダウンロードがややこしいため、まだダウンロードしてない

将棋神やねうら王。Amazonで¥10,143 で購入。
まず、インストールに2時間くらいかかりました。これはソフトの仕様のようです。
それからアップデートをしたのですが、これがうまくいかない。
ウイルスセキュリティがらみと思われ、何回か試してようやくアップデートができた。
最初からウイルスセキュリティをオフにしてから、アップデートのファイルをダウンロードしないといけなかったみたい。

将棋神やねうら王のメリットは、なんといっても強いこと。
含まれる5つのソフトの中で最強のtanuki-2018年度バージョンが入手できる。
これがフリーソフトで同じものが入手できるのかは、私にはわからない。
(ぽんぽこは名前が色々あるのでややこしいため)

フリーのGUIに劣るところは、
・形勢グラフがない。そのため棋譜解析もない。
・棋譜コメントが表示されない。
・駒をドラッグしても、駒がついてきてくれない。このため盤面編集がやりづらい。
・検討モードの「深さ」の数字の意味がわからない。15/24とか表示されても、どれだけの棋力なのか。
・スレッドとハッシュの意味がわからないので、カスタムしようにも私には不可能。自動でも遊べるけど。

上記の欠点は、まだアップデートで修正されるかもしれませんが。
形勢グラフがないっていうのは、1万円するソフトでは考えにくい欠点。
検討モードの深さは、ShogiGUIなら例えば「思考中 プロ6.03段」と、わかりやすくしてある。
ShogiGUIは、結局どっちがどれだけ有利かも、左上の点数ではっきり表示している。
激指シリーズの検討モードのわかりやすさは圧倒的。
将棋神やねうら王の検討モードは、Shogidokoroと、ほぼ同じ仕様。

将棋神やねうら王は操作に対するレスポンスは快適で、フリーズなどしたことは一度もないです。
この点は、レスポンスが遅いことがあるShogiGUIに優る。

将棋神やねうら王で、駒落ち(2枚落ち)で何度も挑んだが、序盤はソフトはうまくない。
人間上手のようにはやってきてくれない。しかし中盤以降は、めちゃくちゃ強い。
それも、最強の「将棋神」設定でも一手4秒くらいしかつかわない。
竹俣さんが読み上げをしてくれるのが、何気にやる気を出させてくれる。
私ごときでは2枚落ちで勝つのは無理かも・・・。今のところ勝率1割程度(^^;
もっと私が時間を使って考えれば勝率が上がるのだろうが、私はCPUが相手だとすぐ指してしまう。

tanuki-2018の10級と平手で指したら、角交換した場合、CPUはすぐに取られるところに角を打ち込んで自爆することがある。

結論として、ShogiGUIでぽんぽこ(tanuki-シリーズ)のフリーソフトが使える人は、買わなくてもいいんじゃね?と思う。
それが正直なところ。機能豊富なShogiGUIが無料とは、あらためてそのすごさを思い知った。
将棋神やねうら王より、激指のほうが将棋ソフトとして使いやすさはかなり上。

3回目のアップデートで変わるかもしれないけど、あんまり遅くなるようだとフリーソフトでまた別の強いのが出てくるかもしれない。
私はやねうらおさんを応援したいので、最強ソフトが1万円ならば。
画像を貼り付ける3パターン目。
外部ページに頼らず、Kifu for Windows から局面を取り込む方法。
備忘録として書いておきます。しかし、こんなにややこしいのか?

・Kifu for Windowsのファイルから棋譜と局面を選ぶ
・右クリックして「局面の印刷プレビュー」をする
・青い枠でトリミング(不要な部分の切り取り)をする
・その画面のまま右クリックして、名前をつけて画像を保存する、このときGIF形式を選ぶ
・FC2ブログ(私のブログの場合)の管理ページへ行く
・たくさんのアイコンの中から緑色の「ファイル挿入」のアイコンを選ぶ
・Kifu for Windows のファイルから、すべてから選ぶを選択する
・目的のGIF形式ファイルをドラッグしてF2ブログにドロップ
・「アップロード」をクリック
・「この画像で記事を書く」を選び、文章を書く


 伊藤かりんvs森内 二枚落ち67手

ここで伊藤かりんちゃんの次の一手は? 正解は下に。






かりんちゃんの次の一手は▲6四同飛の決断でした。好手。以下△同玉▲9七角から寄せに行きました。
この後、待ったを一回してしまったものの、森内九段に好勝負をしたことで、かりんちゃんは初段を認定されました。(2018年3月)
引き続き、図面の貼り方を違うパターンでもう一つ試してみます。
「Shogipic」というページから作りました。
<参考>Shogipicで棋譜の取り込みがうまく行かない場合
・先にKifu for Windowsでファイルを選び、編集→局面のコピー→通常としておいてから、Shogipicに張り付けるとうまくいく場合がある。
・最終手強調は、チェックを入れた状態で、最後にマウスでクリックした駒で変わるので、それを使おう。



この図は知っている人が多いはず。ここで菅井が▲4六角と指し、反則負けに。
しかし朝日新聞の25日夕刊によれば、なんと対局相手のハッシーは反則と気づかずに△5五銀打と指し続けたという。
ハッシーは記録係が秒を読むのをやめたので、読み続けるようにうながした。
記録係が菅井に「その角はどこから来たんですか」と訊いて反則を指摘したという。
ハッシーも相当おかしい・・・。

まあそれはいいです。この局面、激指14のpro+によれば、+340で先手有利。
tanuki-2018年版によれば+1628という差がついている。(深さ49分の26)
激指とtanuki-双方、7分くらい考えさせたのだが。
ずいぶんと点数が違うものだなと思わされる。やはり激指14ではもう古いのか。
(もう一度激指14で計測してみたらpro+で+439という数字。さっきよりは上がった)

ところで、私は将棋神やねうら王を買ったのである。
だからtanuki-2018年版を持っているのである。(tanuki-シリーズは、ぽんぽこという名で有名)
そこの説明に、tanuki-2018年版はCPUの温度が上がりやすいので注意してください、と書かれている。
私はCPUの温度がわかるソフトを持っているので、調べてみる。
何もしてないときは23~24度。
激指14で検討中は58~59度。
やねうら王2018年版で検討中は51~53度。
tanuki-2018年版で検討中で53~54度。
あれ、激指14が一番、温度が高い・・・。(上記図を1分くらい検討させたところで温度を計測)
ただし将棋神やねうら王のソフトは、カスタムでハッシュやらスレッド数を変えられる。
私はそれらが分からないので自動のままにして温度を検出した。
まあ将棋神やねうら王については、またそのうち何か書くかもしれない。