開始日時:2023/06/07
棋戦:R対局 早指し2(猶予1分)
先手:初段の人
後手:GizumoのセカンドHN

▲2六歩
*初段どうしの一戦。私は後手。
△8四歩
*私は後手なら、相掛かりか角換わりを受けて立つ。
▲2五歩 △8五歩 ▲7六歩
*後手はここで△3四歩と突いてしまうと、横歩取り模様になってしまうので、注意。
△3二金
*私は横歩取りは避ける。
▲7七角 △3四歩
*これで角換わりか、先手が雁木にするか。
▲8八銀
*先手は角換わりを趣向した。▲6六歩なら雁木だった。
△7七角成 ▲同 銀 △2二銀
*すでに先手が▲2五歩型なので、後手は△4二銀ではなく△2二銀とする。
▲9六歩
*相手の早い端歩突き。何かあるのか?
△3三銀
*せっかくだから、私は9筋は無視することにした。
▲7八金 △7二銀 ▲9五歩
*相手は端に2手費やした。後手の私としては、急戦で動いていき、9筋の2手を無駄にするように指したい。
△7四歩 ▲3八銀 △7三銀
*私の好きなのは、棒銀か早繰り銀。
▲6八玉 △6四銀
*今回は早繰り銀。
▲4六歩 △7五歩
*もう戦いを起こしてしまう。なぜ△7五歩が成立するかというと、8六で銀交換したあとに▲9五角の王手飛車がない。今回は特殊なケースである。
▲同 歩 △同 銀
*ここで先手に、早繰り銀に対する面白い指し方がある。
▲2四歩
*これがセオリーで定跡。△同銀は▲5五角。
△同 歩 ▲2五歩
*しかし、これは私は想定内。今回は端が特殊だが、部分的に知ってる定跡だ。
△7六歩
*△2五同歩はもちろん▲同飛で十字飛車になってしまう。
▲8八銀 △8六歩
*2筋はとりあえず放置する。
▲同 歩 △同 飛 ▲8七歩 △8四飛
*飛車を好位置に引く。この場合も▲9五角は本局では消えている。
▲2四歩
*取り込まれたが、想定内。
△2二歩
*私はこれで難しい形勢と思った。激指15も全く互角と判断している。
*ここで先手に、ちょっと面白い手が発生している。
▲4七銀
*ここは▲2五飛と浮くのが面白い手だった。△6四銀と引かせれば利かしだし、△6四角と打つのも勇気がいる。いずれも互角の形勢だが、▲2五飛は実戦的な手だった。
△7二金
*これはバランスを取った手。後手は9筋を詰められているし、2筋も詰められているし、もう玉を囲うような将棋ではないと思った。
▲3六歩
*形勢は全く互角。ここでも▲2五飛も有力だった。
△7三桂
*後手の私としては、もうやりたい手もないので、攻めるしかないと判断。
▲5八金
*後手はどうするか・・・。私は1分の猶予時間をほぼ全部使っての大長考。結局私が選んだ、攻める手とは?
△6五桂
*1分24秒の考慮で指した桂跳ね。元気がいいのは良いことだ。形勢は全く互角。
▲3七桂
*次の手は、長考したときからの予定。
△4四角
*この角に、この一局の命運を賭けた。
▲4五桂
*とりあえず、桂を跳んで来た。もし▲4五歩なら△8八角成の予定だった。
△4二銀
*銀を逃げたが、次善手。ここは後手は銀当たりを無視して、△8六歩から攻め合うのが最善で、後手が差をつけて大きくリードできた、と激指先生。
▲5六銀
*この銀は、結果的に一手パスになった。後手の攻め筋は?
△8八角成
*これが角を打ったときからの狙いだった。しかし次善手で、△8六歩から攻めたほうがハッキリしている、と、やねうら王先生。激指15は△8六歩が読めてない。△8六歩から、7五の銀も攻めに参加させたほうがいいようだ。
▲同 金
*△8八角成でなく△8六歩の場合、先手に応手が多く分かりにくい。その点、△8八角成は読みやすかったので、私はこっちにした。
△7七銀
*ガリガリと攻める。
▲同 桂 △同桂成
*歩成よりも、本譜の桂成のほうがわずかに良いとの、やねうら王。
▲同 金 △同歩成 ▲同 玉
*ここからの後手側の、正しい攻め方が分かるだろうか?
△7六歩
*私はこうしたが、疑問手。△8六歩が正しく、以下▲同歩△同飛▲8七歩△8五桂が一例で後手良しだった。
*本譜の王手に対して、先手玉の最善の逃げ場は?
▲6八玉
*これが敗着となった。▲7八玉ならまだまだ難しかった。やねうら王は、▲7八玉なら+360ほどで先手が良いとまで言っている。恐ろしや。
△8七飛成
*一気に後手が優勢になった。やはり正しく受けるのは難しい。
▲5九玉
*ここで決め手がある。挟撃。
△3七金
*もし△8七飛成▲5九玉の交換がなく△3七金と打ってしまうと、▲2六角という妙手があって、逆転すると、やねうら王。
▲2五飛
*この手ではもう先手に希望がないので、ここからでも飛車を見捨てて▲2六角~▲5三桂成しかなかったと思う。
△8九龍
*厳しい。
▲6九桂 △7七桂
*ここで相手が投げた。考慮時間は双方約4分ずつ。私としては、△6五桂~△4四角~△8八角成という、元気ある攻めができ、満足だ。先手は9筋に手をかけたので、受け身になったのが敗因だろう。正確に受けるのは難しい。
まで66手で後手の勝ち
今、体重を量ったら、66.8㎏だった。去年より、3.5㎏も増えてる・・・。
63㎏台にしたい。あと一か月で毎年やってる健康診断なのだ。それまでに減らしたい。
夏だから、減りやすいというのはある。何か食べたくなったら、冷凍ゼリーを食べてがんばろうと思う。
スカパーの囲碁将棋チャンネルで、この5月は新銀河戦の再放送ラッシュが放送された。
私は今まで、全局を2度づつ観ていて、3度目の視聴だった。それでも、「どんな対局だったか、全然覚えてない」という、いつもの現象が発生し、新鮮で実に面白く観ることができた。

新銀河戦は、持ち時間各1分で、1手ごとに10秒加算というシステム。
だから一局が早く、だいたい30分くらいで終局する。(非公式戦)
第1期は32名の参加者がスター棋士を中心に構成されていた。女流も8名も参加でうれしかった。
AIの評価値(形勢判断)は出てる。でも候補手は表示はないシステム。

で、あの、私にとっては、現行の全ての棋戦の中で、この新銀河戦の時間設定が一番面白いんですけど・・・。
このスピードに慣れてしまったら、他の棋戦は「遅い」んですけど・・・。
NHK杯も銀河戦も、一局に1時間以上かかるっていうのが、退屈してしまう。だって、もうAIの候補手も出てて視聴者には見えてるのに、対局者だけが最善手を知らない。何なのだ、この現象は・・・。

今回の新銀河戦の中で印象に残ったものは、天彦vs里見だ。
天彦が序盤、不利にしてしまう。明らかな駒損。そこからの天彦の猛追が見ごたえ満点。大差で負けそうだったのに、際どい一手違いまで持ち込んだ天彦。トッププロの芸だ。
最後の里見の王手ラッシュでは2転3転するという、すごいドラマチックだった。里見が勝ったが、指運だった。

さて、かりんちゃんが「第2期を楽しみにしてね」、と、言っていたが、第2期はあるのだろうか?
ぜひやってほしい。今度の32人は、若手男子24人、女流8人、これが私の希望。別に、もうスター棋士を集める必要もないと思う。
新銀河戦、私のニーズにピッタリとハマり、最高の棋戦だった。関係者のみなさん、ありがとう。パチパチパチ。
開始日時:2023/05/17
棋戦:R対局 早指し2(猶予1分)
先手:初段の人
後手:GizumoのセカンドHN

▲7六歩
*いつもの早指し2。私は後手。
△8四歩 ▲6八銀
*矢倉風か?
△3四歩 ▲7七銀 △6二銀 ▲2六歩
*以下駒組みだが、私は角は初期のラインで使いたい。引き角は苦手なのだ。
△3二銀
*この銀は、後の左美濃を見越している。
▲2五歩 △6四歩
*▲2四歩は受けない。それでも充分互角と激指先生。
▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △2三歩 ▲3四飛 △8五歩
*この手は狙いがあり、次に△8六歩▲同歩△同飛がある。
▲7八金 △6三銀
*先手に2歩持たれているが、互角と激指。
▲3六飛 △4四角
*この角上がりは予定。飛車を▲2六飛と戻させない。
▲4六歩
*この歩も先手にとっては、けっこう重要で、いつでも▲4五歩で角を追えるようにしている。
△5四銀
*この腰掛銀も当初からの予定。
▲4八銀
*形勢は互角だが、やはり2歩手持ちにしてる先手が分かりやすいか。まあ後手の私としては、しょうがない展開。
△4二玉 ▲4七銀 △5二金右 ▲5六銀
*先手の右銀がここまで上がってきてしまった。後手はどうするか。
△7四歩
*後手はとりあえず攻めの態勢を作っておきたい。長期戦になれば、先手の2歩持ちが効いてくる。
▲4五歩
*ついに角が追い払われてしまった。△3三角か△2二角か?
△3三角
*実戦は3三に引いたが、あとの展開をみれば△2二角のほうが良かった。
▲2六飛 △7三桂
*先手は3筋を伸ばしていけばいいという、わかりやすい展開になった。
▲5八金
*先手の人、よく勉強していて手ごわい。ここまでは先手はプロ級ではないだろうか。ただし後手も変な手はなく、まだ互角だと激指先生。
△3一玉
*この玉引きは迷った。4二のままのほうがいい場合もあるからだ。ただ、他に手も分からなかった。
▲1六歩 △1四歩
*この端の交換は先手が得をしている。△1五角の筋がなくなったからだ。
▲3六歩
*いよいよ3筋が来た。これはもう戦いを起こしていかなければ、じり貧だ。
△6五銀
*とにかくぶつけて、様子を見た。形勢は全く互角と激指。正直、ここまではプロの実戦といっても遜色ない。すごい(笑)
▲3五歩
*角は2二に引いておくべきだったか・・・。
△8六歩
*もう全面戦争にするしかない。
▲同 歩 △5六銀 ▲同 歩 △6五桂
*先のことは読んでない。形で桂を跳ねている。
▲6六銀 △8六飛
*ここまでは激指によると全く互角だそうだ。
▲8七銀
*なんとしても守り切るという意思を感じる手。もし▲8七歩なら、後手は△7六飛から飛車を捨てて攻める順があった。
△8二飛
*引いたが、△8七同飛成▲同金△8六歩という手が有力だったそうだ。1秒も考えなかった。たしかに後手陣は飛車打ちには強い形だ。
▲8六歩
*さて、ここで全く手が見えなくなった。互いにプロ級だったのもここまで(笑)
△9五銀
*この手は、疑問手なんだろうなーと分かってて指した。この手の代わりに激指は△3八歩をススメている。そんなの見えないよ。
▲3四歩
*形勢はやや先手良しになった。+500ほど。
△2二角 ▲6五銀 △8八角成 ▲同 金
*角が交換になって手が広いので、まだまだチャンスありと思った。
△3五角
*△7九角も有力だった。
▲3六飛 △7九角成 ▲7八金 △3五歩
*後手は苦しいので、なんとかならんか?という願望の一手。
▲2六飛 △8九馬 ▲5五角
*3三の地点が受からない。攻め合うしかない。
△8六銀 ▲8三歩
*▲2二歩も有力だったと激指。
*この叩きも、次善手だそうだ。
△同 飛 ▲7四銀 △8四飛 ▲8六銀 △7八馬
*△8六同飛もあったが、どのみち後手が苦しい形勢。
▲8五銀上 △同 飛
*もう飛車を逃げてる場合じゃない。
▲2二銀 △4二玉 ▲8五銀
*形勢は+800ほどで先手リード。
△3六金
*△3八金はもちろん見えていたのだが、詰めろではないので負けと判断。飛車をいじめたほうが勝機があると思った。
*先手はここはとても手が色々あり、迷うところ。
▲2八飛 △4六桂
*からんでおいた。
▲2一銀不成
*後手陣は崩壊している。先手陣も薄いのだが、寄せはあるのか?
△5八桂成 ▲同 飛
*ここは形勢が互角まで戻っている。後手が指すべき、正しい寄せ方は?
△6九銀
*悪手。負ければ敗着だ。ここは正解は△6九金で、▲4八玉なら△4七銀。▲4九玉なら△6七馬で難解だった。
▲3二銀成
*先手も悪手を指した。ここは▲7八飛が明解で、△同銀成しかないが、▲3三角打で以下、後手玉に詰みがあり先手が勝っていた。
△同 金 ▲7八飛 △同銀成
*手順前後してくれた。まだ後手にも勝ち目はあるかもしれない。
▲3三銀 △5一玉 ▲8一飛
*▲4一飛から即詰みがあると激指。難しい詰み。それを指せたら初段ではないだろう。
△7一歩
*この手が実戦的で、我ながらうまかった。
▲同飛成 △6一金
*これで竜取りで先手にプレッシャーがかかった。
▲8四角 △6二銀 ▲同角成
*突っ込んできた。詰むや詰まざるや。
△同金寄
*ここで先手は▲3二銀成としたいのだが、△7一金と竜を取られてしまう。
▲4二銀打 △5二玉
*ギリギリ。なんとか読み切れ!
*ちなみに△同金は後手の負け。
▲4一銀不成△5一玉
*くうううー、際どい。将棋の醍醐味だ。
▲6三桂
*なんだ、この桂は?
△同 金 ▲3二銀上成
*あ、そうか!ここで△7一金とできないんだ。これは後手玉は必至だ。
△6九飛
*先手玉に詰みはあるか???
▲4八玉 △3九角 ▲3八玉 △2六桂
*やったあああ。薄氷の勝利だった。先手の人、強かった。よく勉強しておられる。総考慮時間は相手が6分半、私が11分半。この序盤の後手の形、私は好きなんで、また指すと思う。
まで108手で後手の勝ち
開始日時:2023/05/11
棋戦:R対局 早指し2(猶予1分)
先手:二段の人
後手:GizumoのセカンドHN

▲7六歩
*私は後手。相手は二段で、レートは1700ちょい。
△8四歩
*私は後手だと2手目は△8四歩、こればっかり。
▲5六歩
*相手は中飛車か?
△6二銀
*様子見の手。まだ角道は開けない。とても実戦的で使える。
▲6八金
*なんだこれは?見たことがない金上がり。
△8五歩 ▲7七角
*この時点で、私の作戦は決まった。
△7四歩
*先手の角を攻めようという手。
▲5八飛
*やはり中飛車だったか。
△4二玉 ▲4八玉
*ここで私は思った。△3二玉とするか、△3二銀とするか。あるいは・・・。
△7三銀
*えーい、速攻しちゃえ。
▲3八玉 △6四銀
*銀を前に出す。それが私流。
▲7八金
*金の形を直した。早い▲6八金って、何だったんだ?謎だった。
*次の手、後手が△6五銀とすると▲5五角が返し技であるので注意だ。
△7五歩
*後手は角道を開けてないので、すぐには捌かれる心配はない。
▲同 歩 △同 銀
*おー、銀が5段目に進出できたぞ。こうなれば私は満足だ。
▲8八銀
*ここに銀が上がるようでは、先手は面白くないだろう。激指はまだ-200ほどで互角だが、人間的には先手の作戦失敗だろう。
△5二金右
*一回、様子を見た手。すぐに△8六歩は無理筋で、▲5五角の筋がある。もう7五の銀は、いるだけで意味がある。
▲5五歩
*次の手、ここでも、後手は△8六歩と行くのは筋が悪いと思った。もう先手も▲8八銀と全力で受けてるわけだから。
△3二玉
*迷ったが、一回、様子見した。
▲5四歩
*この歩はちょっと指しすぎと激指。ただ、先手はもう固くするのは無理なので、仕掛けていく気持ちはわかる。
△同 歩
*△4二銀もあった。
▲同 飛
*次に▲7四飛と回られると一気に負けになる。
△6四銀
*銀をバック。手堅い。もう銀の5段目での役割は果たした。
▲5六飛
*形勢は-340ほどで後手が若干有利。
*次の後手の手が好手だった。先手陣の不備はどこにあるか?
△7二飛
*好手。これで先手の角が釘付けになった。
▲7九銀
*先手はまた手損だ。後手はこの間に駒組みを充実させたい。
△4二銀
*とりあえず、中央が薄いので固めた。
▲6八銀
*ここから後手の構想がナイスだった。
△7四飛
*この手の意味は・・・。
▲5七銀 △7三桂
*桂馬を使いたかった。後手、全く不満ない展開。
*形勢は-500ほどで後手有利。
▲6六銀
*この手は、次の一手を見落としたか。
△6五桂
*角が動けない。これではっきり後手優勢になったと思った。
▲7五歩 △7七桂成 ▲7四歩 △7八成桂
*形勢は-1100ほど後手優勢。
▲7二飛
*この飛車の位置は・・・。でもとりあえず次の▲5二飛上成を受けないと。
△5一歩
*▲5三歩もあったと激指。
▲7三歩成
*おお、これは・・・。後手に、あるチャンス到来だ。
△8一金
*これで飛車が詰んでいる。検討モードで今見ると、激指もおススメの一番手に上げた。
▲5二飛寄成△同 金
*後手が角の丸得になった。飛車も取れたので、私の頭でも考えやすくなった。
▲7四と △5三銀引
*一回は逃げる。
▲5四歩 △6二銀
*先手ははっきり戦力不足。
▲7三金 △同 銀 ▲同 と
*後手が手番を握った。ここまで来たら勝たないといけない。
△7九飛
*激指によれば、ここは手が広かったようだ。この飛車打ちも普通。
▲5三銀
*さて、後手の唯一の弱点、5筋を攻めてきた。ここで手筋の受けがある。角筋突かずの作戦を採るなら、ぜひ知っておきたい一手がある。
△3一角
*これが好手。終盤でこの引き角の筋はけっこう出て来る。
▲4二銀成 △同 角 ▲5三銀
*さて、そろそろ後手から本格的に攻めたい。
*どうするか・・・。
△4五角
*これで飛車の行き場を訊いた。
▲2六飛
*あら、飛車が僻地に逃げてくれた。これは後手がチャンス。
△6七角成
*一瞬、△5四角と安全策も頭によぎったが、それは軟弱すぎる。
*先手、持ち駒が何もないので受けがない。
▲4八金
*次の一手で先手が投了した。決め手は?
△4九金
*これで先手が投げた。総考慮時間は両者5分強ずつ。短手数で完勝だった。激指に解析させても、後手に特に疑問手がない。気分がいいね。毎回こんな風に指したいものだ。
まで64手で後手の勝ち
開始日時:2023/05/05
棋戦:R対局 早指し2(猶予1分)
先手:1級の人
後手:GizumoのセカンドHN

▲2六歩
*私は後手。いつもの早指し2。
△8四歩 ▲2五歩 △8五歩 ▲7六歩
*先手が角換わり指向だと、こうするところ。
△3二金
*後手が横歩取りを避けたければ、△3二金の一手。
▲7七角 △3四歩 ▲8八銀 △7七角成 ▲同 銀
*戦型は角換わりに。
△2二銀 ▲4八銀 △3三銀 ▲7八金
*先手としては、この金上がりは、後回しにしてもいい。
△6二銀 ▲4六歩
*先手は腰掛銀か。
△7四歩
*私は相腰掛銀にするつもりはない。理由は、難しすぎるからだ。
▲6八玉 △4二玉
*後手の私の狙いは、早繰り銀なのだが、8筋で銀交換すると▲9五角の王手飛車が残る。それで居玉を避けた。
▲3六歩 △7三銀 ▲4七銀 △6四銀
*△8四銀の棒銀は、▲5五角の筋が残って、どうも嫌だ。棒銀に行くなら△7四歩は不要だ。
▲5六銀
*さて、ここで△7五歩と行きたいが、以下▲同歩△同銀▲2四歩△同歩▲2五歩で、十字飛車の筋がある。それはそれで互角と激指先生。
△3一玉
*桂にヒモをつけた。次に△7五歩の狙い。
▲6六歩
*当然、先手は6四の銀を追い返そうとしてくる。
△7五歩 ▲6五歩
*俗に、角換わりの3すくみとして、棒銀がグー、腰掛銀がチョキ、早繰り銀がパーと言われる。後手は銀を追い返されるのは覚悟の上だ。
△7六歩 ▲同 銀 △7三銀
*先手は銀を追い返したが、形勢は全く互角。
▲7七角
*先手の人は定跡を勉強している。ここに角を打つのはよくある手。
*ここから後手はどうするか、構想が問われる。
△5二金
*とりあえず固めておいた。
▲4八金
*後手としては、7三の銀を活用させたい。先手の攻撃態勢が整うまで、もうあまり手数的に余裕もない。
△8四銀
*棒銀に変化。
▲6七銀左
*この銀はちょっと弱気だったようだ。▲5五角で後手がどうするか訊くのが有力だった。私は△9二飛と逃げて、あとで△5四歩と追い返すつもりだった。それなら互角。
△5四歩
*後手は△7五銀と出たいが、▲5五角あるので消した手。
*ただ、激指は△7五銀で後手良しだった。以下▲5五角には△7三歩▲7四歩△5四歩で、後手は角銀が取れる計算。
▲6六角
*さて、局面は中盤だ。棒銀使いとして、腕の見せ所だ。
△8六歩
*突き捨てが味がいい。
▲同 歩 △9五銀
*これで銀の活用の目途がたった。
▲7七桂
*この手は激指の評判が悪い。先手は何か右側で攻め合うしかなかった。-500ほどで後手有利になった。
△8六銀 ▲8四歩 △7五歩
*△9四角▲7六歩△7五歩という変化が後手にとって有力だった。これは飛車走りを狙ったのだが・・・。
▲3七桂 △8四飛
*ここで先手にうまい受けがあった。激指の指摘は?
▲8五歩
*本譜はこう打ったが、疑問手。▲8七歩が良く、△同銀成なら▲7五角が王手飛車で終了だった。
△7四飛
*後手は助かった。手順に飛車がいい位置に来た。
*次の△7六歩が受からない。
▲3三角成
*特攻きたー。
△同 桂 ▲3五歩 △同 歩
*△7六歩も考えたが、先手は歩切れなので、一回取った。
▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △2三歩 ▲2九飛 △7六歩
▲同 銀
*この際の受け。先手は駒損がひどいが、もう終盤なので。
△同 飛 ▲3四歩
*さすがに後手が勝ってるだろうと思った。
△6六銀 ▲3三歩成 △7七銀右成▲5八玉
*だいぶ先手玉を追い詰めた。後手玉はまだ詰まない。だから詰めろをかけたい。
△3六角 ▲4七金
*ここで先手玉に明解な寄り筋があった、と激指先生。
△3三金
*△5七銀成が正解だった。▲4九玉は△4七角成で必至。▲5七同玉しかないが、△6六角から詰んでいる。・・・私には読めないなあ。
▲4五桂打
*桂跳ねは△同角を嫌ったのだろう。だから打った。
△3二金 ▲3三歩 △2二金
*後手は寄せは逃しているが、リードを保っている。
▲3六金 △同 歩 ▲7七金 △同飛成
*ここも、先に△5七銀成で詰みだった。しかしかなり長い詰み。私は安全策を採っている。
▲3二銀
*王手で緊張が走る。
△4二玉
*△3二同金なら、▲5三桂不成の筋でトン死していた。
▲5三銀 △5一玉
*私としては、22秒考えて指して、しっかり読んだつもりだった。しかし・・・。
▲8四角
*なんと!ここでは▲9五角の王手飛車があり、大逆転してるではないか!飛車を取れば後手玉は▲4一飛の一手詰みなのだ。あああああ。
△7三歩
*二人とも王手飛車の筋に気づかなかった。なお、△4二玉のときにも▲3一銀から王手飛車をかける筋はあった。でもそれは△5一玉▲9五角△6一玉で後手の勝ち筋だ。
▲5二銀成 △同 玉 ▲5三金 △6一玉 ▲6六角
*まだしも、▲5三金を決めずに▲6六角だろう。
△同 龍
*ここで相手が投げた。総考慮時間は相手が4分弱、私が7分強。私としてはうまく指せたな~、なんて思っていたが、局後に激指に解析させたら、最後の王手飛車の見落とし・・・。ぐああああ。
まで90手で後手の勝ち
相振り飛車 ~ロバート「花」の替え歌 その4~

元の歌 https://www.youtube.com/watch?v=gSy5oM_eJL8

初心者どうしの指す 相振り飛車が
どんな戦いよりも いとおしい
だって お互い定跡を無視して
自力で考えて がんばってるんだもん

初心者どうしの指す 相振り飛車
私は私 あなたはあなた 我が道を行く
お互い自由に指すので カオスな局面になり
手がとても広くなって 実は難しい

本に載ってもなく ネットに載ってもなく
駒がぐちゃぐちゃに 乱れた配置で (永久に)
初心者どうしが指す 相振り飛車
世界一いとしい
「絶やしちゃいけない素敵な戦い what you gonna do」
相振り飛車 Na Na Na~
開始日時:2023/04/22
棋戦:R対局 早指し2(猶予1分)
先手:初段の人
後手:GizumoのセカンドHN

▲2六歩
*私は後手。角換わりの一局。短手数で、居飛車党は必見だ。
△8四歩 ▲2五歩 △8五歩 ▲7六歩
*先手は、この手で角換わりに誘導する。
△3二金
*横歩取りが嫌いな私は迷わず△3二金だ。
▲7七角 △3四歩 ▲6八銀
*ここから角換わりになるのは定跡。
△7七角成 ▲同 銀 △2二銀
*ここで先手がすぐ▲2四歩だと、歩交換のあと△3五角で後手が馬を作れるので、▲2四歩は成立しない。
▲4八銀 △3三銀 ▲3六歩 △7四歩
*この歩は早いようだが、何かのときの△7五歩を狙っている。
▲3七桂
*何やら、先手が不穏な動き。
△4二玉
*先手からの急戦を受けておいた。
▲4六歩 △6二銀
*ここまでは、充分にありうる進行。
▲4五桂
*これが先手の狙い。△6二銀で、後手の飛車の横利きが止まった瞬間を狙っていたのだろう。
*後手の対応としては、△2二銀も△4四銀もあると激指先生。
△2二銀
*どうなるのか、私は引いて受けてみた。▲4五桂は取り切れるのか?
*後手の受け方としては、△4四銀が無難で、そのあとは▲2四歩△同歩▲同飛に△2二歩と低く受けておいて互角だそうだ。
▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛
*攻めて来る。この次の後手の手が疑問手だった。
△2三歩
*これがもう疑問手。すぐ打つ必要はない。代えて、△5五角かまたは△7三銀がいいと激指先生。
▲3四飛
*もう一気に600点ほど先手良しになった。恐るべし、▲4五桂跳ね。
△7三桂
*次の▲5五角を受けた手。後手が何もしないと、▲5五角以下、▲2二角成△同金▲3一銀で終わる。
▲5五角
*でも打ってきた。▲2二角成が異常に受けにくい。もう後手が困っている。
△3一玉
*▲2二角成に△同玉と取れるようにしたのだが、▲5三桂成が発生してしまっている。
▲2四歩
*これも厳しい。放置すれば▲2二角成△同玉▲4一銀がある。もうサンドバッグ状態(笑)
△4四角
*これでなんとかならんか、と打ってみたのだが。
▲同 角 △同 歩 ▲4三角
*ぎゃああ。詰めろ金取り。ひどすぎる。35手で完敗であった。orz
*この早い▲4五桂への対応策は、角換わりを指すなら絶対に知っておかねばならないだろう。
まで35手で先手の勝ち
矢倉囲い ~ロバート「花」の替え歌 3部作その3~

元の歌 https://www.youtube.com/watch?v=gSy5oM_eJL8

初心者さんの指す 矢倉囲いが
どんな戦法よりも いとおしい
だって 有名な囲いだというだけで
すごい手数をかけて がんばってるんだもん

初心者さんの指す 矢倉囲い
矢倉の完成だけを 考えている戦法
相手が急戦で来てるのに 囲うことに夢中で
対応が わからずに 潰されている

攻めることもなく 振り飛車対策もなく
相手に主導権を渡して (永久に)
初心者さんが指す 矢倉囲い
世界一いとしい
「絶やしちゃいけない素敵な作戦 what you gonna do」
矢倉囲い Na Na Na~
ノーマル四間飛車 ~ロバート「花」の替え歌 3部作その2~

元の歌 https://www.youtube.com/watch?v=gSy5oM_eJL8

初心者さんの指す ノーマル四間飛車が
どんな戦法よりも いとおしい
だって 序盤を乗り切るためだけに
角道を止めて がんばってるんだもん

初心者さんの指す ノーマル四間飛車
美濃に囲うまでだけを考えている戦法
本に書いてあるとおり さばこうとするけれど
定跡が わからずに 迷走している

攻めることもなく 居飛穴対策もなく
相手に主導権を渡して (永久に)
初心者さんが指す ノーマル四間飛車
世界一いとしい
「絶やしちゃいけない素敵な作戦 what you gonna do」
ノーマル四間飛車 Na Na Na~
棒銀戦法 ~ロバート「花」の替え歌 3部作その1~

元の歌 https://www.youtube.com/watch?v=gSy5oM_eJL8

初心者さんの指す 棒銀戦法が
どんな戦法よりも いとおしい
だって 飛車先突破するためだけに
銀に手数をかけて がんばってるんだもん

初心者さんの指す 棒銀戦法
数の攻めだけを 考えている戦法
指導者に教わったとおり 銀交換を狙うけれど
中盤が わからずに 迷走している

押さえ込むこともなく 逆にさばけることもなく
盤上の2筋で 遊んだままで (永久に)
初心者さんが指す 棒銀戦法
世界一いとしい
「絶やしちゃいけない素敵な作戦 what you gonna do」
棒銀戦法 Na Na Na~
2023.04.17 最近のこと
ここ2~3日は、ChatGPTを私が導入したことで、家中が大騒ぎだった。
色んな質問を試した。
そして、いきついた答えは、「特にそんな質問したいことも、もうない」ということだった。
だって、「修行のすえ、僕は最終解脱しました」とか「母が悟りを開きました。僕はどうすれば」とかいう、もう究極の質問をしてるんだもん。

食料の買い出しに、他の誰が行ってくれるようになったわけでなし、私は近所のスーパーを往復。
で、結局、ドラクエをやって、囲碁将棋チャンネルを観てる。

ただ、ChatGPTの登場で、私の意識は変わった。世の中、もっともっと変わっていくんだろう、と。
このAIについて知りたい人は、星新一の「悪魔のいる天国」の中に収録されている「肩の上の秘書」を読むことをおススメする。
私はChatGPTを使いまくったあと、猛烈に、将棋が指したい!と思った。自力で考えることをしたい、と思ったのだ。
時代が変わっても、間違いなく、将棋というゲームは生き残るだろう。
<ここまでの経過>
話題の最新の汎用人工知能である、ChatGPT(無料版)に、将棋に関して私が色々質問して、どんな回答が出るのか楽しんでいます。

Q14 九頭竜八一はロリコンか

A
九頭竜八一は将棋の世界で活躍した棋士ですが、彼がロリコンであったかどうかは定かではありません。 ただ、彼が過去に自身の不祥事について謝罪していることは事実です。

具体的には、九頭竜八一は2012年に、当時未成年だった女性との交際が発覚し、謝罪会見をしていた可能性があります。原因で、多大なご迷惑をおかけしたことを深く反省し、心からお詫び申し上げます」とコメントしています。

ただし、彼がロリコンであったかどうかは、真偽のほどを明確にすることはありません。また、過去の不祥事については、彼自身が謝罪できたこともあり、今後は過去のことに縛られず、将棋の世界で再び活躍することができるようになっています。


<Gizumoの感想>
無茶苦茶な答えが出てきた(笑) もう笑うしかない(笑)
Q13 将棋で負けた悔しさをどうする

A
将棋は勝ち負けがはっきりしているゲームで、負けたとき悔しさありを感じることがあるでしょう。

感情をコントロールする:負けた瞬間悔しさや 怒りを感じるかもしれませんが、感情をコントロールして冷静になるように優先しましょう。

原因を分析する:負けた原因を分析し、次に活かせるように反省しましょう。将棋の棋譜を見返すことで、失敗した手やミスを見つけることができます。

アドバイスを受ける:将棋の上達には、上級者からのアドバイスや指導が重要です。負けたら、上級者に相談してアドバイスを受けましょう。

休息をとる:負けたとき、気分を変えるために、少し休息をとることが大切です。リフレッシュして、気持ちを新たにして次のゲームに臨みましょう。

負けても楽しむ:将棋は、勝ち負けだけではなく、楽しみながらプレイすることが大切です。負けても、相手に勝たせるために全力を尽くしたことを誇りに思い、楽しんでプレイしましょう。

以上のように、負けた瞬間悔しさを感じることもあるかもしれませんが、前向きな考え方をして、次に活かせるようにすることが大切です。


<Gizumoの感想>
模範的な回答で、これを読むと、ちょっとだけでも負けた気分がマシになりそう。ヒカルの碁で佐為も言っています。「そなたの力があってはじめて、この棋譜は出来たのです。 誇りなさい」と。
Q12 AIより弱いプロ棋士の存在意義は

A
人間のプロ棋士は、AIに負けることがある戦略、AIに勝つこともあります。て、人間の知性や感性、直感的判断力などを活かして勝利を収めることができます。

そのため、人間のプロ棋士はAIとは異なる魅力的な戦術や戦略を編み出すことができ、観客や将棋ファンにとって楽しい対局を提供することができます。また、プロ棋士は若い世代に指導を行うことで、将棋文化を次代に伝える役割も担っています。

さらに、プロ棋士には、将棋に制限ずに人間の知性や感性を磨き、それを将棋に反映させることで人間の可能性を広げるという役割があります。将棋は、AIとの競争だけでなく、人間人間同士の競技において、人間の感性や直感的な判断力が求められることがあります。プロ棋士は、その要素を高めることで、将棋文化の発展や、人間の知性の進化に貢献することができます。


<Gizumoの感想>
ChatGPTの将棋AIに関する知識は、10年近く前で止まっていると感じます。プロ棋士が将棋AIに勝つこともあるの?
でも、最後の行は良かったです。プロ棋士は知性の進化に貢献することができるらしい。そう願いたいものです。