ぐあー、ショック・・・。
名人がコンピュータに負けたのとはまた違ったショック感がある。

まあ私は竹俣さんが出てるTVはことごとく観てなかった。
クイズ番組は観ないし、ワイドナショーはNHK杯の裏番組なので全く観ない。
激指とやねうら王の読み上げの人という感じ。ブログはたまに見ていた。
早稲田大学を卒業したら、NHK杯や銀河戦で聞き手になってくれることを楽しみにしていたのだがorz
人気の女流棋士に離縁状をつきつけられる将棋界か。
藤井聡太で話題になっても女流棋士ってまだまだ給料が低いんだろう。

女流で美人→アイドル扱い→写真集など出版→あっけなく将棋界を去る

バンカナから高橋和、竹俣紅へと続く、「美人女流棋士定跡」だね。
さようなら竹俣さん。
「将棋神やねうら王」を買って、遊んでいるわけだけども。
買うべきか迷っている人もいると思う。

買う前の私の場合の状況は、
・激指14ではもの足りなくなってきた
・ShogidokoroとShogiGUIをすでにダウンロードしてあり、技巧2などの5つのフリーソフトが使える
・しかしぽんぽこはダウンロードがややこしいため、まだダウンロードしてない

将棋神やねうら王。Amazonで¥10,143 で購入。
まず、インストールに2時間くらいかかりました。これはソフトの仕様のようです。
それからアップデートをしたのですが、これがうまくいかない。
ウイルスセキュリティがらみと思われ、何回か試してようやくアップデートができた。
最初からウイルスセキュリティをオフにしてから、アップデートのファイルをダウンロードしないといけなかったみたい。

将棋神やねうら王のメリットは、なんといっても強いこと。
含まれる5つのソフトの中で最強のtanuki-2018年度バージョンが入手できる。
これがフリーソフトで同じものが入手できるのかは、私にはわからない。
(ぽんぽこは名前が色々あるのでややこしいため)

フリーのGUIに劣るところは、
・形勢グラフがない。そのため棋譜解析もない。
・棋譜コメントが表示されない。
・駒をドラッグしても、駒がついてきてくれない。このため盤面編集がやりづらい。
・検討モードの「深さ」の数字の意味がわからない。15/24とか表示されても、どれだけの棋力なのか。
・スレッドとハッシュの意味がわからないので、カスタムしようにも私には不可能。自動でも遊べるけど。

上記の欠点は、まだアップデートで修正されるかもしれませんが。
形勢グラフがないっていうのは、1万円するソフトでは考えにくい欠点。
検討モードの深さは、ShogiGUIなら例えば「思考中 プロ6.03段」と、わかりやすくしてある。
ShogiGUIは、結局どっちがどれだけ有利かも、左上の点数ではっきり表示している。
激指シリーズの検討モードのわかりやすさは圧倒的。
将棋神やねうら王の検討モードは、Shogidokoroと、ほぼ同じ仕様。

将棋神やねうら王は操作に対するレスポンスは快適で、フリーズなどしたことは一度もないです。
この点は、レスポンスが遅いことがあるShogiGUIに優る。

将棋神やねうら王で、駒落ち(2枚落ち)で何度も挑んだが、序盤はソフトはうまくない。
人間上手のようにはやってきてくれない。しかし中盤以降は、めちゃくちゃ強い。
それも、最強の「将棋神」設定でも一手4秒くらいしかつかわない。
竹俣さんが読み上げをしてくれるのが、何気にやる気を出させてくれる。
私ごときでは2枚落ちで勝つのは無理かも・・・。今のところ勝率1割程度(^^;
もっと私が時間を使って考えれば勝率が上がるのだろうが、私はCPUが相手だとすぐ指してしまう。

tanuki-2018の10級と平手で指したら、角交換した場合、CPUはすぐに取られるところに角を打ち込んで自爆することがある。

結論として、ShogiGUIでぽんぽこ(tanuki-シリーズ)のフリーソフトが使える人は、買わなくてもいいんじゃね?と思う。
それが正直なところ。機能豊富なShogiGUIが無料とは、あらためてそのすごさを思い知った。
将棋神やねうら王より、激指のほうが将棋ソフトとして使いやすさはかなり上。

3回目のアップデートで変わるかもしれないけど、あんまり遅くなるようだとフリーソフトでまた別の強いのが出てくるかもしれない。
私はやねうらおさんを応援したいので、最強ソフトが1万円ならば。
画像を貼り付ける3パターン目。
外部ページに頼らず、Kifu for Windows から局面を取り込む方法。
備忘録として書いておきます。しかし、こんなにややこしいのか?

・Kifu for Windowsのファイルから棋譜と局面を選ぶ
・右クリックして「局面の印刷プレビュー」をする
・青い枠でトリミング(不要な部分の切り取り)をする
・その画面のまま右クリックして、名前をつけて画像を保存する、このときGIF形式を選ぶ
・FC2ブログ(私のブログの場合)の管理ページへ行く
・たくさんのアイコンの中から緑色の「ファイル挿入」のアイコンを選ぶ
・Kifu for Windows のファイルから、すべてから選ぶを選択する
・目的のGIF形式ファイルをドラッグしてF2ブログにドロップ
・「アップロード」をクリック
・「この画像で記事を書く」を選び、文章を書く


 伊藤かりんvs森内 二枚落ち67手

ここで伊藤かりんちゃんの次の一手は? 正解は下に。






かりんちゃんの次の一手は▲6四同飛の決断でした。好手。以下△同玉▲9七角から寄せに行きました。
この後、待ったを一回してしまったものの、森内九段に好勝負をしたことで、かりんちゃんは初段を認定されました。(2018年3月)
引き続き、図面の貼り方を違うパターンでもう一つ試してみます。
「Shogipic」というページから作りました。
<参考>Shogipicで棋譜の取り込みがうまく行かない場合
・先にKifu for Windowsでファイルを選び、編集→局面のコピー→通常としておいてから、Shogipicに張り付けるとうまくいく場合がある。
・最終手強調は、チェックを入れた状態で、最後にマウスでクリックした駒で変わるので、それを使おう。



この図は知っている人が多いはず。ここで菅井が▲4六角と指し、反則負けに。
しかし朝日新聞の25日夕刊によれば、なんと対局相手のハッシーは反則と気づかずに△5五銀打と指し続けたという。
ハッシーは記録係が秒を読むのをやめたので、読み続けるようにうながした。
記録係が菅井に「その角はどこから来たんですか」と訊いて反則を指摘したという。
ハッシーも相当おかしい・・・。

まあそれはいいです。この局面、激指14のpro+によれば、+340で先手有利。
tanuki-2018年版によれば+1628という差がついている。(深さ49分の26)
激指とtanuki-双方、7分くらい考えさせたのだが。
ずいぶんと点数が違うものだなと思わされる。やはり激指14ではもう古いのか。
(もう一度激指14で計測してみたらpro+で+439という数字。さっきよりは上がった)

ところで、私は将棋神やねうら王を買ったのである。
だからtanuki-2018年版を持っているのである。(tanuki-シリーズは、ぽんぽこという名で有名)
そこの説明に、tanuki-2018年版はCPUの温度が上がりやすいので注意してください、と書かれている。
私はCPUの温度がわかるソフトを持っているので、調べてみる。
何もしてないときは23~24度。
激指14で検討中は58~59度。
やねうら王2018年版で検討中は51~53度。
tanuki-2018年版で検討中で53~54度。
あれ、激指14が一番、温度が高い・・・。(上記図を1分くらい検討させたところで温度を計測)
ただし将棋神やねうら王のソフトは、カスタムでハッシュやらスレッド数を変えられる。
私はそれらが分からないので自動のままにして温度を検出した。
まあ将棋神やねうら王については、またそのうち何か書くかもしれない。
試しに図面を載せることにチャレンジしてみます。
「局面図を Webで作成 - 将棋盤局面図を作成」というページで作りました。


囲碁将棋チャンネルで、この10月から始まった瀬川さん特集。
2000年8月31日の第9期銀河戦Aブロック2回戦。(1回戦は瀬川さんの不戦勝)
▲瀬川vs△窪田で、下の図面。今91手目▲7六歩と打って守りを固めたところ。



どう見ても窪田が大優勢だ。もう瀬川さんに手がなく、これは全ゴマされるか、というところ。
しかし、ここで何を思ったか、窪田が△4四角とぶつけたのがココセの超大悪手。一手パスしたほうが100倍マシだった。
以下、▲同馬△同金▲5一角と進み、一気に形勢混沌となった。
終局直後、窪田は「魔が差した・・・」とつぶやき、うなだれた。(^^;
ここから瀬川さんはこのブロックで怒涛の7連勝を挙げる。
もし窪田が△4四角でなく普通に△3五角と指していたら、瀬川さんの運命は変わっていたはず。
囲碁将棋チャンネル、この時期に瀬川特集を再放送したのはナイスな企画。パチパチパチ。
今観ても、瀬川さんの活躍はそうとう面白い。
順位戦の各クラスの今期人数から昇級と降級の確率を計算してみました。
ただの割り算です。少数第2位を四捨五入しました。

<昇級確率>
A→名人挑戦 10人中1人 10%
B1→A 13人中2人 15.4%
B2→B1 24人中2人 8.3%
C1→B2 39人中2人 5.1%
C2→C1 49人中3人 6.1%

<降級確率>
A→B1 10人中2人 20%
B1→B2 13人中2人 15.4%
B2で降級点 24人中4人 16.7%
C1で降級点 39人中7人 17.9%
C2で降級点 49人中9人 18.4%

注・B2とC1は降級点2つで降級。C2は降級点3つで降級。
なおフリークラスは現在28名。

上がるほうでは、C1とC2がキツイ。B1からAに上がるのは他と比べて高い。
落ちるほうは各クラスそんなに差がない。Aが落ちやすく厳しいことがわかる。
C2で降級点も地味にキツイ確率。

ちなみに三段リーグはどうか。10月から始まった最新のリーグは参加が33人。
四段になれるのは2人なので確率は6.1%。ただし半年ごとのリーグ。
私が映像を見る限り、これはアウト。待ったの反則行為です。
升目に駒を置いて、指が駒から少しでも離れたら、もう着手変更はできない。それが将棋のルール。

反則をしてしまうことはそれほど問題ではないと私は思います。ただ恥ずかしいだけです。
しかし将棋連盟が「マナーの問題」として片づけてしまうのが問題です。
プロ棋士は、見知っている同士が対局するので、ナアナアが通用してしまうのでしょう。
アマチュアが迷惑をこうむることになります。「藤井聡太も見逃されていたんだから、このくらいの反則はマナー違反で済まされるよね」と認識するアマチュアが大量に出てきてしまいます。

連盟が「今回の藤井七段の行為は反則行為です。対局中に指摘があれば、即負けになる行為です。本人には厳重注意します」と言っておけば、それで済んだと思います。
もう映像として証拠が残っているのに、事なかれ主義で逃げようとしても無理です。

そもそも「待った」の反則の定義が、連盟のホームページに書かれていないのも、問題。

プロ棋士は、アマチュアの模範であってほしい。プロ棋士は将棋という文化を背負っていると私は思いたい。
今回の連盟の対応には、がっかりさせられました。
ずいぶん久しぶりの記事になります。
先月からビッグコミックスピリッツで連載されているマンガ、「リボーンの棋士」。
この今週号がかなり面白かった。今5話くらいだと思います。コンビニで立ち読みしているので、手元に資料なし(^^;

元奨励会員vsアマトップ。
この戦いをマンガで扱ってくれたのは、史上初ではないか。と思ったがハチワンダイバーがあったか。まあいいです。
主人公は明るい性格の元奨という設定。

しかし、主人公の友人のもう一人の元奨は、アマに対し優越感を持っている、根暗なタイプ。
この友人が典型的な元奨っぽい味わいを出している。いいねいいね、すごくいい(笑)
そして今週号から出てきたアマトップの人は、表には出さないが心の中で元奨を完全に軽蔑している。
「元奨とは、将棋に集中する環境にめぐまれたのに、そのチャンスを活かせなかった失格者」だと。
いいねいいね、すごくいい(笑)  
高い実力がありながらプロになれなかった者たちが抱える心の闇を、見事に描いている。

このマンガ、私にとっては大化けする可能性がでてきた。
ただし、こんなに面白かったのは今週号だけとなるかもしれない。先週号まではそんなに興味持てなかったし・・・。

ここからの考えられる最悪の進行は、主人公が順調に勝ち続けプロ棋士になり、結局プロでタイトルも取ってしまう、という、超安易なサクセスストーリー。それだけはやめてほしい。
そういえば、主人公は職場で美人に好感を持たれており、その美人がなぜか将棋に興味深々という、こりゃ相当安易な・・・ いやこれ以上は言わないでおきたい。
もう、真面目なところ、今からでも、友人の暗い元奨のほうを主役に変更してほしいんですけど(^^;

今週号の面白さは、「久々に、将棋関係で、この楽しさをみんなで分け合いたい」と思えた出来事でした。
だからブログに記事を書きました。「リボーンの棋士」のこれからに期待!(スピリッツは毎週月曜日発売)
ひさしぶりのブログ更新。

一番長い日をニコ生で観てた。もう一般会員なんで、ときどき追い出されながら。
豊島が早々に負けて残念。
しかし三浦が渡辺に勝利し、残留を決めた。実に見事だ。
三浦の順位最下位は、どう考えてもおかしいと私は思っていたからね。
三浦は出だし2勝4敗から最後2連勝でギリギリ残留、精神力の強さを見せたので、素晴らしかった。

渡辺が落ちた。私は渡辺将棋も好きだったんだけど、あの事件があってはね・・・。
結局、渡辺がファンに謝ることはほぼしてないわけだし。

ニコ生が無料で中継してくれるのはすごくありがたい。
しかし欠点として、対局している駒が見づらい。対局の駒がNHK杯と違って、遠くから観ることを想定されてないからだ。
これは改善できないのだろうか?

順位戦の星取り表を見るのは楽しいと感じる。
もうすでに囲碁将棋チャンネルも解約してしまった(銀河戦で藤井聡太が敗退したため)が、NHK杯の観戦と順位戦の結果ぐらいはまだ興味ある。
「将棋めし」のTV版を観終わった。
といっても、この番組、愛知県では深夜3時頃放送で、それがなぜか録画できたりできなかったり。
で、全8回のうち5回しか観れなかった。

私の感想は、面白かった。最初は「何を食おうが、関係ないだろ」と思っていた私だったが、それが変わっていった。
回を追うごとに、ストーリーというか、雰囲気にも引き込まれていった。
まあストーリーなどないに等しいんだけど、それもまた良かった。

基本的には、対局でピンチになるが、「ごはん」を何にするかに迷い、そしてその「ごはん」が勝負に影響を与えて逆転勝利・・・というもの。でも負ける回もあって、バランスが良かった。

私は誤解していたのだが、これはストーリーをメインに楽しむ番組ではなかった。
この番組は、シュールなギャグドラマだった。(シュールとは、理屈・理論では説明が難しいの意味)
何を食べるか?ということが勝敗に重大に関わるという、ギャグだったのだ。
それが理解できてからは、笑えて、楽しく観ることができた。
だって、本当はごはんと将棋の内容は、ほぼ関係ないもん(笑)  なべ焼きうどんだろうが、うなぎだろうが、ごはんで勝てれば苦労はない。
初回の主人公「対局のとき、慌てていつもカレーを頼んでしまう・・・。今日は違うのにするぞ!」
で、悩んだ結果、カレーを選んでいる。面白い(笑)

この番組で良かったのは、キャスト。これの勝利とも言える。主人公の女性棋士の役の人、かわいくてハマり役だった。
脇を固めた男性棋士たちも、若くてかっこよかった。
そして私が注目してたのは、指すときの手つきだが、これもまずまず。指し方を決しておざなりにしていないのがいい。
将棋の駒がビシビシを指されるたびに、気持ちがよかった。

将棋でどんなごはんを食べるか、それだけで30分番組を8回も作った関係者様に、敬意を表したい。面白かったです。ありがとう。
2017.12.08 AlphaZeroの衝撃
Googleが開発したAlphaZero、チェスと囲碁、そして将棋もついでにトップに立っちゃいました~。
学習開始から数時間で従来のAIを超えました~。・・・って、どうなっとんねん!

羽生が永世7冠のインタビューで「私は将棋の本質をまだまだ分かっていない」と言っていたが、そのとおりなんだと感じる。
ボードゲームでは圧倒的に差がついてしまった人間とAI。
人間とAIと比較してしまう自分、いい加減、どうにかならないか。
🎵Forever Habu Forever Dream~
2017.11.20 昨日のNHK杯
山崎の9一の馬が、▲7三馬~▲7四馬と活用できたのが一番の勝負所だったのか。
阪田大吉さんのブログを見てよくわかった(^^;
馬が竜に当たってしまうのを許したのは羽生の見落としだろうか?
羽生は竜を逃がすだけの一手を強要され、大損していた。
観直すと稲葉は「ちょっと(羽生にとって)いやな(展開)・・・」と言っていた。ちゃんと観てないとだめだな。

しかし・・・ ソフトが評価値から作る、この形勢推移グラフというやつ、容赦なくて、私にとっては感想が書きにくい。
実はそれが私がブログで感想を書かなくなってる原因の一つでもある。
的外れなことを書くと、すぐにボロが出てしまうんだよね。

タニーも著書の「中学生棋士」の中で評価値のことを「解説者泣かせである」と書いている。
そうは言っても、解説者のプロ棋士の先生におかれましては、どんどん思った形勢判断を言っていただきたい。
解説が間違ってても、それはもう仕方ない。
解説者がソフトの評価値に「忖度」して形勢を言わないことを繰り返してると、そのうちNHK杯でもソフトの評価値が出てくるようになるかもしれない。NHK杯が、評価値をずーっと観てるだけの番組になったらどうしよう・・・。
将棋のほうでは「やねうら王」が、もうプロ棋士の棋譜を使わなくて最強レベル。
囲碁のほうでは「アルファ碁ゼロ」が、やはりプロ棋士の棋譜を使わなくて最強になったという。
とうとうそうなってしまったか。
今までの人間の歴史はいったい何だったのか。ショックだ・・・。
もしタニーが「しくじり先生」に出たら
※これはあくまで私の妄想にすぎません。以下はフィクションです。実在の人物・団体・番組とは関係ありません。

若林「今回のしくじり先生は、この方です!」
ガラッ(谷川九段、登場)
タニー「私がしくじり先生の、谷川です」
吉村「誰? 誰、この人?」
あき「知らなーい」 
伊集院「顔はどこかで見たことあるけどな」

タニー「まずは私のプロフィールをご覧ください」
ナレーション「日本伝統のボードゲーム、将棋。その将棋にはプロの世界があります。
現在約160名のプロ棋士がしのぎをけずっています。今、注目されている中学生プロ棋士・藤井聡太四段もその一人です。
歴代にわずか五人しかいない中学生プロ、そのうちの一人が谷川浩司九段です。
21歳の最年小名人は今でも破られない記録です。その後も永世名人の資格を得るなど、タイトル27期・A級通算32年と、さん然と名を遺したのが谷川浩司九段なのです。5年前から将棋連盟の会長を務めました。電王戦でコンピュータとプロ棋士の対局が話題になる中、将棋連盟の指揮をとりました」

タニー「じゃあ教科書の4ページを開いてください。ある数字が出てます」
「5722万円と15万円」
タニー「5722万円というのは、昨年度の佐藤天彦名人の対局料です。
そして15万円というのは、今年の電王戦に使われたパソコンの値段です。
今年の電王戦で、両者が戦いました。名人とコンピュータ、どっちが勝ったか。それは次のページ」

タニー「2戦してコンピュータの2勝0敗。
もう15万円のパソコンに名人が負けちゃう時代なんですね。2戦とも、内容的にも名人の完敗でした」

若林「ええー、15万円に負けちゃったのか」
吉村「プロは、つらいものがあるなー」
あき「人間とコンピュータが戦うっていうのが、はじめから無理があるのよ」
伊集院「名人って1年で5000万円も稼ぐのか」

タニー「これだけコンピュータが強くなってくると、色々と問題も起こってくるわけです。
はい、ええ、プロ棋士の存在意義も問われています。当面で、一番の問題になっているのが、『ソフト指し』という行為です。これはソフト、すなわちスマホなどでコンピュータ将棋ソフトを、対局中に使って、次の手を調べてカンニングしちゃうということですね。これはアマチュアでも大会などでは禁止されている行為です。もちろんプロ棋士では、やってはいけません」

若林「え、スマホでカンニングできちゃうんですか?」
吉村「スマホの強さってどれくらい?」
タニー「あとで出てきますから」

タニー「5年続けた電王戦でバタバタとプロ棋士がコンピュータに負けました。
そして、2016年10月、事件は起こってしまいました。
三浦弘行九段が竜王戦を勝ち上がり、挑戦者になったんです。しかし、その三浦九段に対し、防衛する側の渡辺明竜王が、『三浦九段はソフト指ししている』と週刊文春にリークしてしまったんです。この文春砲で将棋界は大騒ぎになりました。当時会長だった私は、こんな決断をしました。次のページ」

タニー「三浦九段に約三か月の出場停止処分を科す」
タニー「これで三浦九段は竜王戦にも出れなくなり、処分中はいっさい対局ができません。何より、三浦九段はソフト指しの犯人というイメージを世間に植え付けてしまいました」

若林「何か、ソフト指しと判断する根拠はあったんですか」
あき「そこ、それよね!」

タニー「根拠は、持っていたつもりなんですが、非常にあいまいなものだったのです。
のちに分かった結論として、三浦九段は無実でした。私の拙速な判断の結果、私は何か月間も三浦九段をソフト指しの犯人に仕立てあげてしまいました」

タニー「私が何をしくじったのか。今日のテーマはこうです」
タニー「『よく調べもせずに冤罪事件を起こしちゃった先生』です」

吉村「マジでしくじったな」
若林「ちょっとドン引きだな・・・」
あき「三浦さんがかわいそうすぎるわあ」
伊集院「これ、ずいぶんニュースになったよね」

タニー「当時の週刊文春を、ちょっと見てみましょう」

文春「将棋『スマホ不正』全真相」
「渡辺明竜王独占告白」「放置すれば竜王戦がなくなる」
「羽生三冠『限りなく黒に近い灰色』」
「私は三浦九段にスマホ遠隔操作を教えた 核心証言」
「九九.九%やってますね」

吉村「なんかもう、三浦さんは犯人だと言わんばかりだ」
若林「羽生さんがこんなことを言ってたんですか」

タニー「いや、羽生さんは、文春が発売されると同時に、ご自分の奥さんのツイッター上で、『疑わしきは罰せずが大原則です』とコメントを出しました」

伊集院「羽生さんはそういうバランス感覚がある人だよね」

タニー「ここでまとめの一句です」
「連盟の 眠りを覚ます 文春砲 たった4ページで夜も眠れず」

タニー「こういう文春の報道があったんですが、連盟は結局、ソフト指しの確たる証拠をつかんではいなかったんですね。ソフト指しの根拠は、すべて渡辺竜王ら、一部のプロ棋士の憶測によるものでした。
プロ棋士の中には、『奴は1億パーセント黒』だとツイートする人まで現れました。このころ、2ちゃんねるでは、三浦派と渡辺派に真っ二つに分かれ、例によって大ゲンカが始まりました。将棋ファンたちに、無用な争いをさせてしまったわけです」

吉村「2ちゃんねるは荒れただろうなー」
若林「ただでさえ、あそこはいつもケンカしてるのに、すごい燃料投下だよな(笑) 」

タニー「そしてこの一件は、私を含め連盟では手に負えないということになり、連盟は第三者調査委員会というところに調査を依頼しました。複数の弁護士などで構成された委員会です。
第三者委員会が調査している間も、三浦九段への出場停止処分は続きました。
調査が終わっていないのに処分を出しているという時点で、もう矛盾してるんですけどね」

タニー「そして、年末、調査の結果が出ました。
その結論は、①ソフト指しの証拠は全く何もない ②連盟の出場停止処分の判断は妥当だったとの2点でした」

あき「②はおかしいでしょ。連盟の判断は間違ってたんだから」

タニー「第三者委員会がこの②の判断をしてくれたおかげで、私は多少、批判されることから逃れました」

若林「三浦さんはこれを聞いて、どう言ってたんですか」
タニー「そのVTRがあるので、見てみましょう」

三浦九段「私よりも、家族が精神的にまいってしまって・・・ ホントに、なんでこんな仕打ちを受けないといけないのか・・・ 竜王戦7番勝負をやりなおしてほしい」

あき「三浦さん、憔悴してるわ。かわいそうー」
若林「これはシャレになってないな」

タニー「ここでまとめの一句です」
「証拠なく 下した処分は 重かっタニー」

タニー「一方の渡辺竜王は、騒動の最中にも、趣味のフットサルに興じて、元気な姿を見せてました」
吉村「あいたー」

タニー「連盟としては、『出場停止処分』ではなく、『出場停止措置』と言うべきだった、とのコメントを出しました」
若林「そんなの、言葉遣いだけの話じゃないですか。連盟は三浦九段とファンをナメてるんですか」
タニー「・・・」

伊集院「それで、三浦九段への補償はどうなったんですか」
タニー「私は体調不良に陥り、緊急入院し、会長を辞することにしました。しかしその理由は、あくまで体調不良です。間違った判断をしたから、という表現は使っていません。私は心からの反省はしていなかったので」
伊集院「・・・」

タニー「会長職は、次の人に任せることにして、私はまた元気に対局に復帰しています。
三浦九段との補償問題は、次の会長に任せました」
若林「何それ・・・」

タニー「今回のことは、将棋界の教訓としなければなりません。今やスマホ単体がもうプロ棋士を凌駕していると言われています。電王戦は終了になりました。連盟は怖くてプロ棋士とスマホとは対戦させられません」

吉村「もうスマホに負けちゃうんだ」
若林「将来的には、たまごっちに負けるんじゃないか」
伊集院「10年後には100円ショップで売られるゲームウォッチに負けそうだね」
あき「だから、人間とコンピュータが戦うのが無理があるのよ」

タニー「コンピュータはもう10年ほど前からプロの力に迫ってきていたのに、何も連盟として制度を作りませんでした。そして問題が起こったときに、なぜ、勤続24年にもなる三浦九段を信じてあげられなかったのか、それは私の不徳のいたすところです。三浦九段、本当に申し訳ありませんでした。そしてこの件で心を痛めたファンの方、申し訳ありませんでした」

若林「うんうん」

タニー「ここでまとめの一句です」
「冤罪は この先も起こる 大問題」

タニー「で、今度、私の著書が出ます。9月8日発売で、タイトルは『中学生棋士』です。
藤井聡太四段について書いてます。よろしくお買い求めください」

生徒全員「まずは冤罪事件について書くのが先でしょーが。全然反省してない。だめだこりゃー」 

🎵デレレレレン! 🎵シャララ~シャララ~ ランランララララ~

まとめ
・会長として、よく調べもせずに、結論を出してしまい、一人の人間の人生を破滅に追いやりかけた
・事件が起こる前に、コンピュータとの付き合い方を何も考えず、冤罪を防ぐ制度を作るのが遅れた
・谷川前会長や渡辺竜王は、三浦九段にいまだにきちんとした謝罪をせず、今もしくじり続けている
 (終わり) ※これはフィクションです。
ここ一か月間、更新しなかったため、このブログのトップに広告が表示されてしまった。(この記事でいったん消えるはず)
もう、このブログもあと一年以内に終わるという、「死兆星」のようなものだろう。

なぜブログを更新しなくなったのか。
それは、電王戦が終わってしまったことが一番大きい。
今までは、プロ棋士たちは、とりあえずコンピュータと戦ってきた。
戦っている間は、私はプロ棋士を応援する気持ちを持てた。その戦う姿に夢や希望を持てた。

・・・プロ棋士たちは、もう戦わないという。あきらめたと。
戦うことをあきらめて、やめた人たちに、何かを期待できるのだろうか?
私の期待というのは、「プロ棋士たちよ、最強の存在であれ」というシンプルなものだ。私の願いはそれだけだ。

このブログの頭上に、死兆星が光っている。救世主は現れるだろうか。