ここ一か月間、更新しなかったため、このブログのトップに広告が表示されてしまった。(この記事でいったん消えるはず)
もう、このブログもあと一年以内に終わるという、「死兆星」のようなものだろう。

なぜブログを更新しなくなったのか。
それは、電王戦が終わってしまったことが一番大きい。
今までは、プロ棋士たちは、とりあえずコンピュータと戦ってきた。
戦っている間は、私はプロ棋士を応援する気持ちを持てた。その戦う姿に夢や希望を持てた。

・・・プロ棋士たちは、もう戦わないという。あきらめたと。
戦うことをあきらめて、やめた人たちに、何かを期待できるのだろうか?
私の期待というのは、「プロ棋士たちよ、最強の存在であれ」というシンプルなものだ。私の願いはそれだけだ。

このブログの頭上に、死兆星が光っている。救世主は現れるだろうか。
突然ですが、詰将棋に対して、私が子供の頃、どう思っていたか、書いておくべきと思いました。
私は詰将棋というものを、根本的に誤解してたからです。

私が子供の頃は、こう思っていました。
「詰将棋? そんな変な詰まし方をして、そんなのは実戦には出てこないから意味ないよ」
「どうせ実戦では、一手余して、完勝する。そんなギリギリの詰まし方まで追い込まれる前に勝ってみせる」
「詰将棋は詰将棋が好きな人がやる、別の趣味」

・・・これらの考え方が過ちであることに、私は子供のころには気づきませんでした。

私がこの誤った考えになったのは、当時は良質な詰将棋本が、世の中に絶対的に不足していたのも、大きな原因でした。
だいたい30年近く前ですが、そのころ出版されていた本というのは、例えば「1手詰~13手詰 ○○九段作品集」みたいなものが、大半だった印象があります。
1手から13手って、小学1年生から高校3年生くらいまで使う数学の本みたいなもので、そんなの、使いにくいったらありゃしません。棋力対象の幅が広すぎます。
それに、作品集という言葉が、いかにも「鑑賞用」というニュアンスを出しています。

この流れが劇的に変わったのが、「ハンドブック」シリーズの登場でした。
2004年に「5手詰ハンドブック」(赤い旧型)というのが発売され、私は初めて一冊を通して解き、「詰将棋ってこんなに面白かったのか」と、初めて思いました。浦野先生、ありがとう。

さて、「指す将棋派(実戦派)」の人は、「詰将棋」をやるべきか? それは断然、「やるべき」です。
その効能とは、何なのか。なぜ詰将棋をやるべきなのか。
それは、指す将棋(実戦)というのは、「頭の中でいかに速く正確に長手数、駒が動くか」を競い合っているゲームだから、と言えます。
もちろん指す将棋では発想や知識も問われますが、上記のこともモロに問われてくるわけです。
上記のことを鍛えるのに、詰将棋は断然、役に立つんです。

頭の中で、駒が速く動けば動くほどいいし、正確に動けば動くほどいいし、先まで読めれば読めるほどいい。
これは将棋を指すうえで、もう間違いないです。

「詰将棋は、最後の詰ますときに役に立つよ」と言う人がいますが、それは100点満点中で20点くらいの回答だと思います。
もちろん最後の詰めにも役に立ちますが、駒がぶつかる中盤から、詰将棋でつちかった能力が役に立ちます。
なにせ、頭の中で駒が高速に正確に動くわけですから。それは中盤でも必須の能力です。

詰将棋では正確な相手玉の対応を考えますので、「勝手読み」、「読み落とし」が減ります。
受け全般にも役に立ちます。攻めてばかりの人にとっては、うまくいかない場合を発見できるようになるので、バランスが良くなると思います。

例えでよく言われますが、詰将棋は、いわば、脳の筋トレですね。
ほとんどのアスリートが筋力アップトレーニングやっているように、指し将棋にも詰将棋という筋トレが有効なわけです。

じゃあ詰将棋、やればやるほどいいのかということですが、指し将棋派の人は、やはり一問10分以内に解けるくらいのものを、どんどん解いていくのが王道なやり方なんじゃないかと思います。
私の父は、すごく弱いですが、朝日新聞に週一で載っている7手~11手詰を、その一題を一週間かけて解く、というやり方をしています。
さすがにそれでは指し将棋派には効率が悪いんじゃないですかね。
プロだと一問に何日もかけるというのがありますが、それは一般のアマにはいまいち参考にならないでしょう。
詰将棋を解いている時間それ自体が楽しい、全く苦にならない、時間も持っているというのなら、一問に好きなだけかけてもいいのでしょうけど。

ところで私は詰将棋が好きか嫌いかと問われたら、断然、「嫌い」と答えます(笑)
私が詰将棋が好きだったら、もっと24で高いレートを出せてました(^^;

詰将棋は指し将棋(実戦)でも役に立つ! そんな当たり前のことに、子供の頃は気づきませんでした。
まあ私は昔からNHK杯を観るのが何よりの楽しみで、実戦すらあんまり指していませんでしたけどね。昔は相手もいなかったですから。

藤井聡太四段ブームですが、詰将棋について誤解をしている人も、中にはいるんじゃないかな、と思って、書きました。
詰将棋選手権を3連覇している藤井四段は、頭の中で駒を超高速に、超正確に、超長い手数を動かせるのです。自動車でいわば、最高性能のエンジンを持っている、と言えます。

結論・詰将棋は指し将棋をトレーニングする際の重要ツールである
(詰将棋を作るほうの文化、観賞用の詰将棋の文化も、もちろんあります)
藤井四段特需で将棋がすごいことになってる。

毎日のように藤井四段の関連のニュースでTVがもちきり。
それも、ワイドショーで時間をたっぷり使って、将棋を話題にしてくれている。

ワイドショーで面白いのは、将棋というゲームをド素人に、どう紹介しているかという点。
普段は藤井くんの様子や、対戦相手の情報、プロの制度、賞金、勝負めし、豊川のダジャレ、タナトラの評論、中村太地の解説、佐藤紳哉のカツラ、など。
今日は、杉本師匠が呼ばれて、電王戦について話したり、将棋ソフトを実際に動かしてみたり、みんなで詰将棋を解いたり。

半年前はソフト指し疑惑でボロボロだったのに。連盟は、藤井様、聡太様、ありがたやありがたや、だね。
マイナーな趣味と思っていたけど、それなりにコンテンツは豊富なんだと、あらためて思う。

昨日だか今日観たのは、将棋の大盤を持ってきて、具体的に藤井くんがどう指したのかを中村太地プロが紹介したところ。
大盤が出てきたとき、あるコメンテーターは「あ、僕はこれが観たかったのよ」と大賛成。
しかし、横に座っている別のコメンテーターは「ああー、ついにこれ(大盤)が出てきちゃった、僕はもう全然ついていけない。対局者の出身地の話とか、ご飯の話が良かった」と、言って、ハナから理解することを投げ出した(笑)

これ、どっちの人の気持ちも私はよくわかる。私は将棋は盤面で解説されたら、「ふんふん、そうか」となるけど、囲碁だと盤面では全然理解できない。
囲碁でAI関連で本を買ったけど、図面のところは理解不能で飛ばすハメになった。

実際の符号の指し手じゃなく、「リードを守って圧勝」とか「勝負手を連発し逆転勝利」とか、言葉で説明してくれ~、というニーズを持った人たちも、居ると思うんだよね。「内容を知りたい、でも符号や盤面じゃイヤ」という人たちが居るはずだ。
(そういう人をターゲットにして私はブログを書いてきた。今はブログが半分死んでるけど)

一番最近の、増田vs藤井聡太の一局で、藤井側が持ち駒が角2枚になったあたりから激指14の検討モードで調べてみると、どうも激指が安定しなかった。藤井くんが激指14を限定的にではあるが、上回っている可能性がある。
さすがに強い。藤井くんなら、激指14と何回かやれば、勝つことがあるのかもしれない。

さて実は私は「勝負めし」というのに興味が全く持てず、全然無関心だったのだ。
しかし、増田戦で、藤井くんの注文が、昼食には「豚キムチうどん」。夕食には「五目チャーハン」が品切れでキャンセルされて「ワンタンメン」になった、という報道を聞いた。そのとき藤井くんが劣勢と言われていたのだ。
そこで私は「ああああーー、五目チャーハンがあればこんなことには~!!藤井くんが劣勢になっているのは、めしのせいじゃねーか!?藤井くん、麺類を2度続けて注文するなんて、なんて大ポカを~!ワンタンメンが痛恨の敗着だ!」と興奮してネットを観てた・・・。
恐るべし、勝負めし・・・。

なんだかんだと、藤井四段ブームで、楽しませてもらってます。
https://www.youtube.com/watch?v=4P7-ImwvyGQ

ひさしぶりのブログ更新になります。
電王戦第2局で天彦名人がPonanzaにボロ負けしてからというもの、私は将棋に対する興味が落ちてしまっていました。

その中で私が楽しみにしていたのが、You Tubeの、元奨励会員アユムさんという人の、棋譜解説動画。
主に藤井四段の動画を楽しみにしていました。NHK杯の解説動画もありました。
それが、なんと昨日の夜、アユムさんが終了宣言をして、終わってしまいました・・・orz ガビョーン。

アユムさんの解説、めっちゃ好きだったんですけどねー。
アユムさんの棋力を土台に、そこにelmoなどのソフトを駆使して、もうプロ棋士を凌駕する精度の解説でした。

でも終わったかー。「各方面にご迷惑をかける」という理由とのこと。
まあ、昨日なんて、藤井四段の対局が終わってまだ数時間しか経っていないのに、もう棋譜解説の動画をUPされていましたので、私も「これは著作権などの問題はどうなってるんだろうか」とは思っていました。

一方、私のブログ方式なら、問題ないと、私は思っています。
つまり、放送されたNHK杯などの感想を文章で書く分には、何も問題ないでしょう。私はそれによって1円も稼いでいないというのもあります。
私のブログ、またいつか私がやる気になれば復活するでしょう。

アユムさんが示してくれたのは、「もはやプロ棋士でなくとも、ソフトを使えば、プロ棋士以上の解説が可能」ということです。
アユムさん、今まで解説をありがとう。
2017.05.27 電王戦の総括
先崎九段の観戦記も掲載され、電王戦は一区切りついた。

電王戦とは、何だったのか。私のような一将棋ファンにとって、どういうものだったのか。

プロの指し手をはるかに上回るコンピュータ。それがパソコンを600台以上つないだもの、だったら、まだ分かる。
もう、スマホに負けると言われている。事実、渡辺竜王が「スマホでカンニングされてボロ負けした」と主張した。
この現実をどう受け止めればいいのか。

電王戦について、私が不思議だったのは、プロ側の思惑が、いつも「この目の前の一局に勝てば、危機は去る」という意識だった、ということだ。少なくとも、私の目にはそう見えた。プロは目の前のことしか考えていない。
私は「おいおい、どのみち、この先、コンピュータに負けるのは、確定事項なんだけど?」と毎回思っていた。
でも、ここには書かなかった。電王戦の興をそぐことになりそうだったんで。

ドワンゴの川上会長がからんでいるのだろうが、ルールで揉めたね。チェスも囲碁も、こんなに揉めたとは全く聞かない。
これから先も、歴史上のこととして、延々と、将棋連盟の往生際の悪さが語り継がれることになるんだろう。
羽生三冠は結局、いまだに戦わないままだ。羽生三冠がもっと早く出ていれば、三浦九段への冤罪事件も無かったのではないか?と思える。もっと早く連盟がコンピュータへの対策をしただろうから。

でも私はドワンゴはよくやったと思う。PVがこんなに面白いものだとは知らなかった。

まあー、私はぶっちゃけ、プロに対する尊敬の念が薄まった。それも、かなりの度合いで。
プロどうしの対局は人間ドラマだというが、それを言うなら、女流でも子ども名人戦でも、縁台将棋にだって人間ドラマはあるのだ。それとプロの対局、どう違うというのか。「プロは悪手率が若干、低い」ぐらいか。

最後の終わり方も私にとってはショックだった。名人がまともにさせてもらえたのは序盤の駒組みだけだなんて・・・。
あんなにカッコいいと思っていたプロ棋士たちが、こんなにボロボロになるなんて・・・orz
「スマホに勝てないプロの先生」って、それどうなのよ。だれか助けてくれ。

「コンピュータとの戦いで負けたからって、全く関係ない」と言い切れる将棋ファンを、私はうらやましく思う。

電王戦がこれでいったん終わるが、これでコンピュータ戦が終わるとは私は全く考えていない。
だって、設備としてはパソコンもスマホも、すぐそばにあるものなんだから。
将棋には駒落ちというハンデもあるんだし、まだ私の興味は尽きない。

電王戦は2012年から始まり、あっという間だったように思う。毎年春の行事として楽しく過ごさせてもらった。
AIの発達により、プロの権威が落ちて行く様を、目の当たりにした。
それはファンとして哀しい中にも、少々の可笑しさがあった。
面白かったよ、ありがとう電王戦。この棋戦を私は忘れないだろう。
ニコ生で中継してました。
でも、渡辺とタニーが出てきて、謝らないとダメでしょう? この2人が張本人なんだから。

さて、先日の電王戦第2局、私はショックを受けたまま。
天彦名人、中盤以降、何にもできなかったね。力の差がものすごい。
プロがすごく弱く見えて、尊敬する気が起きない。これはどうしたらいいのか。
あーーー、終わったかー。天彦側にチャンスなし。
事実上、天彦が穴熊に囲いに行ったのが敗着かと言われていた。
そこまで巻き戻らないといけないとは。

解説も変わったね。「ソフトの評価値がなぜ今その点数をつけているか」を解読するのが解説なんだね。
三浦が来て、楽しく話していた様子が見れたのは、良かった。ドワンゴ、ナイス人選。

終盤の変化で、後手が取れる8七の金を取らない手順、先手もその金を放置する手順が続いたところがあった。
それを解説していた中村太地が、ソフトの感覚には、ついていけないというたぐいの発言をしていたのが印象的だった。

プロは、序盤、中盤、終盤、すべてでソフトに上回られてしまった。あああーー。
プロの上回っているところといえば、投了が潔いことだけかな。
正直、プロとソフトが角落ちで戦ったら、どうなってしまうのか。

昨日は時代の転換点だと思う。とりあえずタイトルが一つ増えた。
今後のプロ業界がどうなるか、注目している。
おとといの土曜に放送された番組。
私は毎年、とても楽しみにしているのだ。

ベスト4の4人が出場。
準決勝1回戦、相振り。後手が序盤にうっかりミスし、早々に仕方なく飛車を捨てるハメになってしまう。
そしてさらに、先手は桂はタダで取ることにも成功、と金はできる、竜を自陣に引っ張って来るで、圧倒的にもうド必勝形に。
もうこれ、後手は投了してもおかしくない。というか、練習将棋なら投了だろう。

手数が進むが、まあ~、なにをやっても先手が勝つだろう。と思っていたのだが・・・。
なんとなんと、先手が方針をはっきり決めないのが影響し、どんどん差がつまる。
まさかまさかと思っているうちに、最後は大逆転で後手の勝ち!
ぐあああーー、これは厳しい~。先手の子、泣いていた・・・(^^;
でもこういうドラマが醍醐味ではあるのだ。泣いている姿を見ると、子どものほうが真剣に将棋に打ち込んでいるのではないかと感じられるのだった。 それにしてもトラウマになるような大逆転負けだったなあ。 先手の子にとっていい経験になればいいのだが。
後手はよくあきらめずに指したと思う。

準決勝2回戦、相掛かりに。先手がモタモタしている間に、後手が速攻を決めた。最後の寄せは実に鮮やかで、駒得に目がくらむことなく、最短で寄せきった。見事な完勝譜となった。いやー、これは後手を称賛すべき。パチパチ。

決勝は対抗形で、中飛車。序盤から超急戦となり、実に面白い戦いとなった。こんな激しい手順があるのか、知らなかった。
この一局、見所満載で、激戦が延々続いた。何回も逆転してたと思うのだが、解説の深浦にも、どうなっているのかよくわからないようだった。だって2人とも、当然の一手ところではノータイム指しでバンバン指すんだもんなあ(笑) 解説が追い付かない。
これはネットの24の対局じゃないんだけどね。
本当に白熱した一局だった。ただ、レベルが高いかと言われたら、どうにも逆転しすぎと思えたが。
でも面白かったよ。お互いに元気あふれる激しい攻防で将棋というゲームの魅力を引き出していた。

今年はミスも目立ち、例年と比べるとレベル的にはそんなに高くなかった。しかし将棋の魅力が伝わってくる。子ども将棋名人戦、私の期待どおりだった。
特に準決勝1回戦の超大逆転が脳裏から離れない。残酷だけど、それも将棋だから・・・(^^;

ただ、事前に優勝者の名前がすでにネタバレしていたのが残念ではあった。1年にもう1回くらいこういう番組が観たいものだ。
藤井聡太四段があまりに強くて、ベテランの棋士たちを圧倒している。
その姿は頼もしくもあるのだが、一方で、私のような30年来のファンは複雑な思いだ。
だって、今までずっと応援してきた棋士たちが、いいようにもてあそばれているのだから。

今まで私が観てきた棋士たちは、レベルが低かったということか?
14歳の中学生にボコボコにされちゃうなんて、さみしいなあ。
コンピュータに負けるのもショックだが、14歳に負けるというのも、またショックだ(^^;

約30年前の昔、羽生が出てきたとき、私は気楽に羽生を応援していた。
羽生がベテランの棋士たちに勝ちまくっていくのは痛快だった。
しかし今、もう私は「ベテランのファン」に達し、それぞれの棋士に「思い入れ」がある。
だから藤井四段が勝つことを素直に喜べない。
14歳にボロ負けした棋士は心中、どんな気持ちなのだろうか。

佐藤康光九段の口癖で、「将棋はそれほど簡単ではありませんから」というのがある。
しかし、藤井聡太四段の指しっぷりを観ていると、「将棋はそれほど難しくありませんから」と彼は言っているように思える。
14歳でこの完成度、恐るべしとしかいいようがない。
NHK杯は面白かった。ナルゴン、パスに等しい手を積み重ね、短多数でボロ負け。
増田四段というのも強いのだな。指導将棋のようだった。

さて、遅まきながら初めて、ちゃんと藤井四段の将棋を観た。
なんと康光を序盤から圧倒。康光に何もさせないままの完封勝ち。
難しいところで、ことごとく正確に指してるようだ。しかも迷いがあまりない。

先日あった「第零期 獅子王戦」の先崎戦でも、先崎を圧倒。先ちゃんボッコボコだった。

ぐああーー、大人のプロ棋士たちが弱く見えるーーー。
ショックだ。たすけてーー(笑)
私は約10年、NHK杯を記事にして感想を書いてきました。
今回は過去を振り返る、後ろ向きな記事になってしまいますが、まとめておきたいと思いました。
ここ10年間、NHK杯は面白かっただろうか?

もちろん人それぞれですけど、私の中で答えは、「YES」です。
「合格」のでっかい判子を押してあげたい。100点満点で言えば、90点はあげたい。

その理由は何か。聞き手?解説者?羽生が4連覇して活躍したからか?

と、ここから以下、訂正版です。
30年前は相矢倉がいかに多かったか、ということを書いたのですが、それが具体的な数字を棋譜DB2で調べてみると、それほど相矢倉の採用率が高くなかったことが判明しました。みなさま、すいませんでした。

棋譜DB2で調べてみると、30年前ごろのデータは以下のようでした。
調べ方の例 「NHK杯 1984 矢倉」と入力すると出てきます。
注・年の話であり、年度ではないです。

1984年 22局中、9局が矢倉
1985年 24局中、6局が矢倉
1986年 26局中、8局が矢倉
1987年 28局中、9局が矢倉 

急戦矢倉かどうかは調べていませんが、急戦矢倉も矢倉のカテゴリに入っています。
たしかに多いと言えば多いですが、相矢倉ばっかりというほどでもないですね。
私の「NHK杯がいつも相矢倉ばっかりでつまらなかった理論」が破たんしました(^^;
誤解を招く書き方をして、どうもすみませんでした。以後、こういう記事は棋譜DB2で裏付けを取ってから、書きたいと思います。気を付けます。
天彦名人の攻め筋が、△9八角~△8八歩~△8九角成~△9八馬・・・。
4手かけて、特に目立った成果なし。
9九の香車を取るのに、5手かかった計算になっている。(実際は香は取らず)
隅の香車を取るのに5手かけたプロって、なかなか観たことなかったわ・・・。

正直、棋譜だけ見たら、これじゃ「後手は実は、24の10級が30秒将棋で指したんです」と言っても、「あー、そうだろうね」となりそうだ。
名人が5時間かけて考えてこの棋譜だから、つらいorz

次回はもうちょっとなんとかしてください(^^; もうPONANZAに勝てないのはよくわかりました。見所はあとは名人がどれだけやれるかっていうところだけですから。また今回のようなボロ負けだと、私のようなファンも、悲しいんです。
電王戦の最後になりそうなんで、そこでどうプロの意地を印象付けられるか、大事ですね。
http://blog.goo.ne.jp/kishi-akira/e/9103f9cccaa076fd366ea4fadac5d8ce

http://blog.goo.ne.jp/kishi-akira/e/e9a9f8b575c5d1f32c1c6ae173eed6c5

渡辺竜王が、ご自身のブログで、先日の電王戦を振り返っている。
そこでは「悪手率」という言葉がでてくる。「PONANZAは悪手率が10%程度しかないから、強いのだ」という理論だ。
それはそれで面白い概念ではある。なるほどな、とも思う。

しかしPONANZAには、たった3局の母体数しかない。これで悪手率とやらを論じるのはさすがに早計だろう。

そして、渡辺竜王は今の自分の立場というものを分かっているのだろうか?
ついこの前、こういう確率論で「不毛な一致率」(俗に言う千田率)を導き出し、大失態をやらかしたのを、もう忘れたのだろうか?
それを覚えていれば、こんな確率論の記事は、怖くて書けないはずだ。
それとも三浦九段に対する冤罪事件なんて、なんとも思っていないのか?

渡辺竜王がいかにして「確率の迷路」に迷い込んでいったか、渡辺竜王の今回のブログは、それがわかる貴重な資料となっている。私にはとても興味深かった。
とにかく渡辺竜王は、私なんかとは神経の図太さが違う。それは確かだ。
天彦名人、完敗。だめだこりゃー。
これじゃあ、角落ちでやってもPonanzaが勝つと思う。それほどの内容だった。
時間もPonanzaは3時間以上余してたし。
しかも、ディープラーニングを使用した新しいバージョンがすごいらしい。
私は感想も何も抱かなくなってきた。

私は激指14で検討モードを起動させながら観てたんだけど、名人でも激指14にすら勝てないと思う。残念だけど。
升田幸三賞といえば、創造性に贈られる賞だ。
千田六段はPonanzaの序盤からパクっただけ。模倣しただけ。創造性とは真逆の行為。
私はどうにも納得いかない。
もう棋士が自分の頭で考えることはやめます、という宣言にも受け取れる。
だってそれで升田幸三賞が獲れるんだから。
せっかく今まで藤井システムや中座飛車が受賞してきたのに、あの世で升田先生は怒ってるんじゃないか。
千田六段は受賞することにより迷惑をこうむることになりそうだ。
私が千田六段の立場なら、今回この受賞は辞退する。今後どうなるか。