第28期 銀河戦 本戦Cブロック 10回戦
稲葉 陽八段 vs 藤井聡太七段
2020年7月4日
解説:増田康宏六段
聞き手:千葉涼子女流四段

銀河戦が1ヵ月ぶりに再開された。待望の藤井聡太の登場。
聡太はここまで4連勝しているが、同じブロックの出口が5連勝しているので、本局に勝たないと決勝トーナメントには出場できない。

解説の増田「稲葉は角換わりが得意で中終盤に力を発揮する。聡太は最近また進化していて成長が止まらない」

先手稲葉で、角換わりで相早繰り銀となった。これは戦型として面白い。
増田「最近はかなり早繰り銀も流行っている」

お互い居玉のまま一気に戦いに突入。稲葉が2枚替えで駒得したが、聡太は好位置に馬を作っている。
増田「いやー、(進行が)早いですねー」
ここまでどんどん手が進んだ。両者の研究範囲なのは明らかだ。

聡太が最初の15分の持ち時間を使い切ったが、稲葉はまだ12分も残っている。
形勢は難しそう。聡太が飛車と、と金で確実な攻めがある。稲葉がどう手を作っていくか。
聞き手の千葉「中盤なのか終盤なのか」
千葉さんは相変わらずどんどん発言し、若干うるさい(笑)

稲葉、手を作るのに苦戦。増田「稲葉は歩切れが痛い」
そして、聡太にチャンスが回ってきた。増田「ここは聡太が読み切れば良くする順がありそうですね」

聡太、相手の銀を取りつつ王手になり、さらにその王手がまた王手金取りになる、という、もうノドから手が出るほど指したい手があったのだが、それを自重。受けに回った。ここの辛抱はすごかった。私なら絶対、銀を取りたいところだった(^^;

ここから聡太の受けの手のオンパレードが始まった。
増田「聡太は手堅い手が好きですからね。うーん、なるほど、うまい」
千葉「羽生先生の受けを思い出します」
特に、自陣の底の香を浮いて受けた手が印象に残った。意外と盲点になる手だ。増田も指摘していなかった。

その後も銀、金を自陣にベタベタと張り付けた聡太。千葉「万が一にも負けない手ですね」
増田「これはもう相手の心を折りにきてますね」

しかし、ここからまだ終わらないのが稲葉だった。よくそんな手を思いつく、という攻めの勝負手を連発。
増田「あの手この手で迫りますね」

が、やはり聡太の強さは並じゃない。そんな稲葉の勝負手を軽やかにかわしていった。
安定感抜群の指し回しで、リードを広げ、最後は即詰みに打ち取った。134手で聡太の勝ち。
中盤は難しかったが、いったん有利になってからは確実に指し、快勝だった。強い。

増田「序盤は稲葉の研究どおりだったが、中終盤の聡太の受けっぷりが見事だった」

聡太は増田の解説してない手を連発していた。
聡太の受けが存分に見れた一局で、マニア好みで見ごたえがあった。
これで聡太は決勝トーナメント進出を決めた。次はCブロックの最終戦で羽生と当たる。

放送時間は余ったが、感想戦がなかった。これはコロナの影響なのか?
とにかく聡太が勝って、私の楽しみも続くことになったので良かった。
第28期 銀河戦 本戦Cブロック 9回戦
郷田真隆九段 vs 藤井聡太七段
2020年3月6日
解説:及川拓馬六段
聞き手:室谷由紀女流三段

コロナ自粛以前に収録されていた一局。今日が放送日だった。
郷田と聡太は初手合い。郷田は2019年度、この対局日までで15勝17敗。

先手郷田で、がっぷり組み合った相矢倉となった。
私が相矢倉が苦手ということもあり、指し手を理解するの、激ムズ(^^;
双方、序盤からちょっとでも得をしようと、神経を使うやりとりが続く。

お互いが攻め棋風で、そのとおり、主導権を取り、攻めたいという意思が伝わってくる。
中盤の浅いところでは、解説の及川「郷田ペースかな」
しかし中盤が進むと、及川「難しい局面の中で、藤井がうまく相手に手を渡している」

そして終盤、聡太の玉が薄くされていく。これ、大丈夫?やばい・・・。聡太、負けたんじゃないの?
いよいよ、一手違いで郷田玉が詰むや詰まざるやという展開。
聡太が王手王手のラッシュで迫るが、私には詰んでいるかわからない。
したらば、郷田が投了!私は「うおっ」、と声を上げてしまった。
そうか、これ詰んでるのか。最後、聡太は持ち駒に歩しか余らずのピッタリ詰みか・・・。122手で聡太の勝ち。

いやー、聡太はさすがさすが。でも勝つのに、すごい苦労した一局だったなー。やっぱり郷田は強かった。ギリギリの勝利だ。 
解説の及川「ドラマの多い将棋だった」

個人的には終盤の聡太の△3二同飛という手が一番印象に残った。
2二には後手玉が居るので、玉飛接近の悪形なのだ。めったに見たことのない手だった。

これで聡太は現在4人抜きで、次の稲葉戦を勝てばCブロックの最多連勝者となる。
ただ、次のCブロックの放送日は9月再開だと囲碁将棋チャンネルのホームページに書いてある。待つしかないか・・・。

聡太は今日の王位戦でも挑戦者決定戦で勝ち、木村王位への挑戦を決めたという。聡太2冠になる日も近い。
銀河戦で勝ち進むと、対局過多が心配なところだ。
銀河戦 本戦Cブロック 8回戦
森内俊之九段 vs 藤井聡太七段
2020年3月6日
解説:及川拓馬六段
聞き手:室谷由紀女流三段

森内は2019年度、ここまで7勝12敗とのこと。

楽しみにしていた藤井聡太の銀河戦。
先手森内で、▲矢倉vs△米長流急戦となった。
解説の及川が「過去2回、森内と聡太は戦っているが、いずれも先手森内の矢倉に後手聡太の急戦策だった。後手の急戦側は手が難しい。私にも意味が理解できない聡太の指し回しだった」ということを言っていた。今回、このカードは3度目で、3回連続で聡太が矢倉に対して急戦策を採用だ。
過去2回は聡太が森内に勝っている。

双方、強気の応酬で激しい中盤となった。特に森内が「一か八か」のような手で、「こういう強攻手段を取らないと、聡太には勝てない」と思っているかのような強手で押して来る。
ドキドキの中盤。まさか、聡太、負けないだろうなー、聡太は手が広い局面がかなりあって、ヒヤヒヤで私は観ていた。

聡太は3歩持っている状態で森内の飛車の頭に歩を叩いたのだが、3回叩いて手番を握るかと思いきや、2回で止めるという、相当に高度な手を指し、解説の及川を悩ませていた。

そして聡太は守りの金をグイグイと上げてきて、森内の玉に迫る。さらに聡太は角をぶっつける森内以上の強手のお返しで、全くビビらない。
これが素晴らしい発想だった。いつの間にか差がつき、あっけなく森内が投了した。90手で聡太の勝ち。
終盤がほぼなく、快勝と言える内容だった。でも中盤は難しかった。
聡太は、さすがに強いと思わせる、良い内容だった。満足満足。

解説の及川の言うように、後手の急戦側は手が難しいと感じた。しかし、かといって、先手の矢倉側も手が難しい。せっかく矢倉を組んでも、玉を入城せずに戦っているのだから、双方ともに大局観がとても高度なものが要求される戦型だ。
そしてこの戦型を指しこなしている聡太は、やはり強いのだ。聡太、見事。

やったー、これで来月も囲碁将棋チャンネルを解約せずに済む。
もう、聡太だけが私の楽しみ(^^; 次は郷田と当たるのだが、コロナの影響がどこまで出て来るか。
たぶん、すでに郷田戦の収録は終わってそうだが・・・。

追記・5月からの銀河戦の放送予定が、なんと去年の再放送になってるーーー! な、なに~、ダメだ~
第28期 銀河戦 本戦Fブロック 7回戦
平藤眞吾七段 vs 先崎 学九段
2020年2月25日
解説:中村太地七段
聞き手:竹部さゆり女流四段

銀河戦に先ちゃんの登場。私はずっと楽しみに待ってた一戦。
先ちゃんのここまでの年度成績、8勝14敗ということで、あまり勝ててない。

先手平藤(ひらふじ)で、先ちゃんの注文で相居飛車の力戦になった。
お互い玉をひとつ寄っただけで囲いはほぼ無し。
まだ本格的な戦いは先かと思われたところ、平藤がなんと銀損の特攻を敢行。
これには解説の太地もびっくり。太地「アクロバティックな応酬。中盤が全く無かった」
一気に激しくなった。少しも気が抜けない。太地「雰囲気は先崎のほうが行けそう」
が、先ちゃんのほう、手が広くなりすぎて、人間的には最善を探すのがやっかいという展開になった。
ソフトなら後手優勢で後手が勝ち切るんだろうが、人間どうしでは飛車2枚の先手のほうが手がわかりやすいという・・・なんとも将棋は難しい。

先ちゃん、そんなに悪い手を指した感じもなかったのだが、最後は平藤に豪快に飛車捨てから即詰みに討ち取られた。
75手で平藤の快勝となった。

あああーー先ちゃん、負けたーーー。まあ力は出していたからしょうがない・・・。
競った将棋で面白かったが・・・。
お互いにアイデアが指し手に現れていて、観ていて楽しかった。
もう一局ぐらいは先ちゃんが観たかった。そんなにうつ病の後遺症というのは感じられなかった。
でも、力負けかー。あああー。

これで私が銀河戦で興味あるのは藤井聡太だけとなってしまった。
この先、藤井聡太が負けたら囲碁将棋チャンネルを解約しようかという状況になってしまった。
銀河戦 本戦Cブロック 7回戦
中村 修九段 vs 藤井聡太七段
2020年1月7日
解説:西尾 明七段
聞き手:香川愛生女流三段

銀河戦に藤井聡太の登場。聡太は今1勝で、決勝トーナメントに出るには、5人抜きしなければならない。

先手中村修で、相雁木。そこから中村修が右玉に。
聡太のほうから仕掛け、中村修も積極的に動いて、攻め合いとなった。

競った中盤で、どっちがいいのかわからない。解説の西尾は「中村のほうがいいかも?」との判断。
ドキドキの終盤に突入。聡太のほうには手が広く、いかにも間違えそうだが、強ければ正解を指し続けれるはず、という展開に。
しかしすでに30秒将棋の聡太。どうなる、どうなるか~!?
そこで、聡太の鬼手が出た~!絶好の攻防の角打ち!解説の西尾も「素晴らしい手」と絶賛。
その手が決め手となり、聡太が128手で勝ち切った。ギリギリの勝利だった。あぶねえええーー。
西尾「ヒリヒリするような終盤だった」

いやー、これ、敗れたとはいえ、中村修がこんなに強かったとは・・・。聡太が一手の妥協もせずに、それでやっと薄氷の勝利。
とても面白い好局だった。聡太の底力を引き出していた中村修。これだからベテランはあなどれない。
この一局は楽しかった!そして聞き手が香川さんで、観れて良かった。満足、満足!
次は森内と当たる聡太。次も本局のような好局を期待だ。
本戦Cブロック 6回戦
藤井聡太七段 vs 出口若武四段
対局日:2020/1/7
解説:佐々木 慎六段
聞き手:香川愛生女流三段

ずっと前から、私は早く聡太を銀河戦で観たくて、待っていた。
聡太の相手は、ここまで5人抜きしている出口。
先手聡太で、後手の出口が三間に振り、対抗形になった。
そうほう、がっちりと組み合い、▲居飛車+銀冠vs△石田流+美濃。
解説の佐々木は「出口が理想形に組めて不満なし」と言っていた。
観ていて私も、これはもう聡太からは打開不可能ではないかと思ったのだが・・・
聡太の右金が▲5七金としたのがあまり見ない手で、そこからその右金が▲6六金~▲7五金と大活躍。
聡太は着実にリードを奪い、最後もきっちり読み切って、確実に勝ちを手にした。
97手で聡太の快勝。強い。さすが。出口としては、どこが悪かったかわからない感じだった。
これでまた聡太が来月も観れる。よしよし、勝って良かった。次は中村修との対戦が組まれている。
第28期 銀河戦 本戦Dブロック 2回戦
星野良生四段 vs 里見香奈女流五冠
2019年9月3日
解説:近藤誠也六段
聞き手:谷口由紀女流二段

注目の里見の登場。
先手星野で、▲超速3七銀vs△ゴキゲン中飛車。
ねじりあいが延々続く、大熱戦になった。
最終盤、里見が勝つ権利を手にしたのだが、星野があきらめず、攻防の妙角を放ち、逆転。
133手で星野の薄氷の逆転勝利となった。

里見は負けたが、本局では「里見強し」を印象付ける内容で、とても良かった。
感想戦でも、里見は、すぐに「どうすれば自分が勝っていたか」を指摘して、レベルの高さを証明していた。
充実した里見が見れて、私はとても満足している。
第28期 銀河戦 本戦Bブロック 2回戦
折田翔吾アマ vs 伊藤真吾五段
2019年8月30日
解説:阿部光瑠六段
聞き手:真田彩子女流二段

簡単な紹介だけの記事になってしまう。
先手折田で、極限早繰り銀。伊藤がそれをがっちり受け止める。
中盤、歩の数だけ後手の伊藤がリードした、との解説の阿部の評。

終盤、双方の飛車の働きに差が出て、伊藤がリード。
折田、苦しい。まだ指すか。なかなか投げない折田。
伊藤が完全に勝つ権利を手にし、ついに決めに出た。

伊藤が詰ましにいったからには詰むはず、詰むはずと言う阿部。だがだんだん声が小さくなっていった(笑)
なんと折田玉、詰まず! 劇的な大逆転~! 折田が109手で見事、勝利をつかんだ。やったーーー。

阿部「早指しの怖さが出た」

いやー、この1勝は大きい! もう完全に負けの将棋を拾って、これで2連勝。運も味方しているが、最後まであきらめない執念と、そして複雑なほうに玉を逃げる技術が、折田さんを勝ちに導いていた。感想戦で、折田だけが自玉の明解な詰み筋に気づいていた。
伊藤にしてみたら、明らかに勝ちの局面から、詰ましにいって詰まず、大逆転。そうとう悔しいと思う。
これも将棋の醍醐味だね。
折田さんは次回は黒沢五段と。次も楽しみだ。 ところで阿部光瑠は、やせて電王戦のころとは別人のようだね。

個人的に、「極限早繰り銀に対する後手の守り方」が見れたので、それも貴重だった。
第28期 銀河戦 本戦Dブロック 1回戦
里見香奈女流五冠 vs 大平武洋六段
2019年9月3日
解説:近藤誠也六段
聞き手:谷口由紀女流二段

前期銀河戦では、1回戦でベテランの脇にねじ伏せられた里見。今期はどうか。

里見、先手をゲットしている。大平はでかい。山のフドウだ。
里見は27歳。2019年度男性棋戦成績8勝6敗。
大平は42歳。2019年度6勝6敗。
解説の近藤「里見は振り飛車党で勢いのある攻め将棋。大平は居飛車党でじっくりとした展開を好む、受け将棋」

大平は前期銀河戦本戦で4人抜きしたということだ。里見にとっては勝ちやすい相手かと最初、私は思っていたが、難敵なのだな。

先手里見で、中飛車に振り、対抗形。里見から角交換して、力戦になった。
大平の作戦は飛車先保留で、5筋の位を取り返すというもの。かなり有力と思える。
里見は美濃、大平は舟囲いで戦機をうかがう。

さあ駒がぶつかってきて中盤、大平が驚きの構想を見せた。打った角をすぐ叩き切り、強引に5筋突破。
大平にとっては角桂交換の駒損。
近藤「大胆な一手が出ましたね。不安な攻め方ではある。里見、ちょっと自信がありそうな手つきでしたね」

これは面白くなった。里見、いけ~。角桂交換は大きいだろう!
ところが、大平の1筋の端攻めが勝負手で、絶好のタイミング。
近藤「どっちが勝ってるか、さっぱりわかりません」
▲横から舟囲いに迫る里見vs△端から美濃囲いに迫る大平。

ここから、延々と終盤のねじりあいが続くことになった。どっちの力が優るか。
大平が、手順に里見の「と金」を抜いて、これは里見にとっては痛い、大平が良くなったかと思われた。
しかし里見、持ち駒の角2枚のうち、1枚を敵陣に打ち、馬にして2手かけて自陣に利かせた。
この構想が良かった。もう角を打った時点で、その後に自陣に利かせることを予定していたんだろう。里見、強い。

まだ大平陣は金銀に囲まれて安泰、と見えたのに、里見は舟囲い崩しの手筋、▲3三香と打ち込む、お手本のような一着を放ち、一気に崩しに成功した。
近藤「里見の切れ味が出ましたね」
あっという間に舟囲いが大破。一方の里見の美濃は、まだ余裕がある。
109手、里見が難しい将棋を勝ち切った。 難局をなんとか制したという印象だった。ふうーー。

近藤「途中、お互い攻める場所が違って、大平の角切りが無理攻めに見えたが、端攻めで面白い攻防が見れた。最終盤は里見のかっこいい寄せが見れた」

里見、底力を発揮しての、堂々の指し回しだった。感想戦によれば、お互いに反省点もあったとのこと。
しかし難しいところで間違えない、里見の本領が出ていた好局だった。
前期4人抜きの大平を相手に、ねじりあいの中終盤を制し、力勝ち。見事。

聞き手の谷口が「里見さんが男性に勝っても驚かなくなりました」と最初のほうに言っていた。
ライバルの西山の通算の対男子戦が2勝7敗ということを考えれば、やはり里見だけが特別に強い存在だ。
里見には決勝トーナメント入りを期待。本局もギリギリの勝利で、ここから厳しいとは思うけど。

また2回戦も楽しみにしよう。2回戦は星野良生四段が相手となっている。
第28期 銀河戦 本戦Cブロック 1回戦
出口若武四段 vs 西山朋佳女王
対局日:2019/9/1
解説:三枚堂達也六段
聞き手:井道千尋女流二段

今期銀河戦、注目の、男子vs女子の対決!
私は一年前から、このときを楽しみにしてた(^^;

ここで銀河戦のルールをおさらい。NHK杯とほぼ同じだが、持ち時間が各15分。これが違う。NHK杯は各10分だから。
そして番組の長さが、1時間38分とちょっと長い。火曜と木曜、週2回放送されている。

パラマス式という独特のトーナメント。順位の下位者が、何連勝もしやすい。一番下から出て来るアマには、勝ち星を稼ぐチャンスの棋戦。瀬川、今泉、折田はいずれもアマとして銀河戦で星を稼いだ。今期は出場枠は、アマ5人、女子2人となっている。
棋譜は囲碁将棋チャンネルのHPに出てる。(終局後、けっこうすぐ更新されていてありがたい)

さて、出口というのは、井上門下の若手とのこと。
出口は24歳、今期8勝7敗。
解説の三枚堂「出口は多彩な戦型を指す。激しい展開が得意。他人が考えないような手を指す。
西山は24歳。現役奨励会三段。対男子プロは2勝6敗。
三枚堂「西山は振り飛車党で、さまざまな形を指して、工夫が見られる。力強いさばきを得意としている」

いよいよ対局開始。先手出口で、居飛車。後手西山のゴキゲン中飛車。
出口は超速▲3七銀だったが、西山が変化。6筋の位を取ったのが目新しい。
西山は5筋と6筋の位を両方取ってるが、どうも位が安定しない。歩をかすめ取られそう。
三枚堂「西山はもうなんか攻めて行くんでしょうけど・・・?これをさばくのが振り飛車党のすごいところ」

うーん、三枚堂は、早くも西山はいったいどうすんだ、という雰囲気。
したらば、西山は角をポーンと中央に出て勝負に行った~!
三枚堂「西山、さすがの才能。尋常な手ではさばけなかったですから。出口は頭を抱えてますね~」
おおお、西山、行けるか! やっちまえ~!

しかし、出口はなんと、あっさり西山の手に乗った。さばき合いに応じた出口。
うわ、これ、どっちがだましたんだ・・・。
三枚堂「少し出口がいいかな」
しかし西山も食い下がる。一手指したほうがよく見えるという、ハイレベルな攻防!
きたきたー、こういうのを観たいのよ。西山、踏ん張れ~。

局面、飛車が2枚ある出口のほうが指しやすそう。西山は勝負手を連発しないと・・・。
三枚堂「出口がうまく指し回して、はっきり優勢になった。ただ勝つまでは長くかかる」
出口、香を攻防に自陣に打った手が、この一局で一番私の印象に残った。(▲2七香)
あー、実戦的ないい手だなー。三枚堂も「香は6筋に使いたかったので、考えつきにくい手」と称賛。

出口は考慮時間の使い方が独特で、考慮時間に入ったとたんに指す、というのを2回もやってた。
残り、▲1回vs△6回まで減った。西山の有利なのは残り時間だけ。
出口、手堅く指し回し、実に実戦的。逆転を許さない見本のようだ。
西山もなんとかがんばっているのだが、いかんせん、出口が強い。

聞き手の井道「もっと早い段階で差を広げられてもおかしくなかったのに、西山はさすが」
だが、現実は非情。出口の実に手厚いとしかいいようがない指し方に、観ていた私のほうが心が折れた(笑)
ぐあーー、こりゃ、完封負けだーー。
西山はがんばって迫る。まだやるかーー。いい根性してるわー。
出口の金2枚の壁、かてぇ。三枚堂「西山の美濃より固いかも」

井道「もっと早い終局になってしまうのかな、と思っていたんですが」
うんうん、西山はよく形を作った。負けだけど。
109手、出口の実戦的な手厚い指し回しの前に、西山は屈した。
出口の快勝だった。

三枚堂「西山が思い切りのいい仕掛けを見せた。それに対し、出口の対応が素晴らしかった。西山が次々と技を繰り出したが、それに対する出口の対応が素晴らしかった」
西山、実力は出してた。それだけに、出口との地力の差がモロに出てた。
やっぱ男子の若手は強い! 女子と対戦することで男子のレベルの高さがわかる、これも一つの醍醐味だ。

▲2七香の自陣香について、出口「かなり不安だった」とのこと。
西山「ここで何か(自分から攻めが)ないとダメだった」

序盤の作戦について、出口「6筋の位を取られたのは初めてだった」とのこと。
それにしてはうまく対応したなー。実に強い。定跡から離れただけに、地力が問われたが、出口は見事に指し回していた。

西山は女流を相手に圧倒的な勝ち方をしている女子なのだが、男子プロにかかっては、やはり通用しなかったか。
厳密には、もう序盤の作戦のところまで戻ってやり直さないと、勝ち目がなさそう。
初手からやり直し!と言われてるみたいで、悲しい(^^;

一局を通して、西山に勝ち味はなかったとは言える。しかし双方が持ち味を発揮し、かなり見ごたえはあった一局で、充分楽しめた。
女子にとって、男子プロの壁は高い。でもなんとか挑み続けてほしいものだ。
次回は木曜で、里見が登場! 里見vs大平。ワクワクだ。里見が勝たないかなあー。
第28期 銀河戦 本戦Bブロック 1回戦
折田翔吾アマ vs 村田智弘六段
対局日:2019/8/30
解説:阿部光瑠六段
聞き手:真田彩子女流二段

今月から、新たな銀河戦が開幕した。私の注目は、折田アマ、西山奨励会三段、里見女流、藤井聡太七段、先崎九段というところ。

折田アマは、前期決勝トーナメント進出で今期は予選から特別出場。予選で脇と福崎に勝ったということだ。
本局に勝てば、プロ編入試験を受けることができる。
折田アマの対プロ公式戦の成績は、ここまで9-3。

さて本局、先手は折田で、相掛かり。
村田が銀を素早く前線に送り、攻め込もうとした。そこを、折田が中段飛車でうまい切り返しをみせて受け、折田が優位にたった。

終盤、双方に手が広くて、紛れそうになったのだが、折田は一手違いを読み切り、勝ち切った。
71手。折田の快勝といえる内容だった。

解説の阿部光瑠「序盤から折田がのびのび指した。村田も終盤で本領を発揮した。しかしリードしていた折田がギリギリ勝ち切った」

局後のインタビュー
折田「本局は気負わず臨みたかった。弱気な手は指さずに前に出た。中終盤でミスをしたので、まだ力が足りない。試験では注目していただけるので、良い戦いをしたい」

序盤の村田の作戦、△8四飛+△8三銀の形、飛車の後ろから銀が出ていく形、これは名前は何ていうのだろうか。
鎖鎌銀(くさりがまぎん)の一種なのだが。この作戦を折田さんが見事にとがめて見せた。

本局は、各種報道で、事前に結果はバレバレだったね(笑)
もう、ふつーに強かった折田さん。
でも試験の相手は若手5人ということで、気が抜けない。
ぜひ試験に受かって、プロとして楽しいYou Tube動画を放送してほしい。
銀河戦 決勝トーナメント
1回戦 第6局 藤井聡太七段 vs 久保利明九段
対局日:2019年7月9日
解説:三浦弘行九段
聞き手:中村真梨花女流三段

銀河戦に藤井聡太が登場。対するは難敵の久保。楽しみな一戦。

解説の三浦「藤井七段は将棋界を背負って立つ逸材。銀河戦でも、いつ優勝するかというファンも多いでしょう。
久保九段は振り飛車党の大家としてA級で活躍している」

先手藤井で、誰もが予想したとおりの対抗形。久保の角交換四間飛車となった。
三浦「角交換四間飛車は、千日手ならOKな後手番で特に有効」
▲矢倉の途中vs△銀冠(金が一枚の形)。

久保から角を打ち打開、角を見捨てる強襲に出る。
戦い合った結果、まったく駒の損得がなく、双方持ち駒を増やしての終盤へ。

藤井の手番でどう相手玉に迫るかという場面、藤井は攻めに金を直接打ち込み、角も打って使ってみたのだが、どうも響きが薄い。
久保が反撃してきて、藤井の角が狙われるというハメに陥った。
私は、でもまだまだ、藤井だから大丈夫・・・と思っていたのだが・・・。

久保の攻めvs藤井の受けという長いやりとりが続いたが、久保が馬切りの強襲をしてきて、一気に緊張感が高まった。
三浦「藤井の陣形が弱すぎる。久保陣に詰めろがかからない。藤井の終盤力が活きない展開」

一方的に追い詰められる藤井玉。
もうだめだ、こりゃ終わった・・・と思われた。しかし、藤井は見せ場を作る。
玉を入玉模様で粘る藤井。まさかの逆転か!
聞き手のマリカ「最後の最後まで目が離せないですね、もう寄ってしまうかなと思ってました」

藤井、ここから逆転しろ~、耐えて入玉を果たせ~、と祈る私。
しかし現実は非情だった。久保の落ち着いた寄せ。桂を3枚、一段目に並べる、うまい構想。
久保の終盤力の前に、藤井は屈した。146手で久保の快勝に終わった。

三浦「藤井七段が少し指せる局面もあったと思うんですけど、もしかしたら緩手があったのかも。逆転してからは久保が見事に勝ち切った」
・・・三浦をしてもどれが悪かったか、わからないという将棋だった。もちろん私にはどれが疑問手だったか、わかるべくもない。
三浦の解説、歯切れが悪かった。残念だ。正直、どうにも眠くなった(^^;

中盤、藤井が先に金得したので、それで藤井が形勢が悪いということはないはず。
藤井としては、めずらしく、中盤以降に、攻めの構想が描けなかったようだった。

藤井は最後に粘りは見せたものの、全体的に、力勝負で力負けという内容だった。ガクッ。
ただし、115手目、藤井の▲7四桂の歩頭桂は印象に残った。すぐタダで取られる桂だが、入玉への望みをつないだ根性の一手だった。
ああーー銀河戦で藤井が消えた。アッチョンブリケ。
銀河戦 決勝トーナメント
1回戦 第2局 折田翔吾アマ vs 佐藤天彦銀河
対局日:2019年6月14日
解説:橋本崇載八段
聞き手:上田初美女流四段

人気ユーチューバー、アゲアゲこと折田さんの登場!本戦でプロを7人抜きした。
注目の一戦ということで、感想を書くことにした。

なんと番組冒頭で、折田さんを紹介する数分のVTRが流された。これは異例のことだ。
囲碁将棋チャンネルは、まだこんなことをやる気があるんだと思わせた、うれしいVTRだった(^^;
折田「年齢制限で三段から退会したときは、死んだみたいな感覚があった」
折田さんは現在29歳、対プロ7勝2敗。10勝以上、勝率6割5分以上でプロ編入試験が受けられる。
折田さんが自宅でYou Tubeに動画を上げている姿が見れた。3万人以上のチャンネル登録者がいるそうだ。

解説のハッシー「折田さんはプロとそん色ない実力の持ち主。
天彦は正攻法で、素早くポイントを稼いで、手堅く守り切って勝つ、王道の将棋」

さて、先手折田で、相掛かりになった。相腰掛銀。
聞き手の上田「最近、相掛かりが増えましたね」
ハッシー「角換わりに飽きたんでしょうね」
私は相掛かりを観るのは好きだ。定跡の知識があまり必要ないし、切り合いになりがちで楽しい。

序盤、銀交換から折田がちょっとした手筋を出し、天彦が愚形の受けを強要された。
ハッシー「折田がうまくいってると思いますよ」
♪いいぞ、いいぞ、折田!
ハッシー「折田さんというのは、アマチュアではないんですよ。将棋がべらぼうに強いユーチューバー」

局面、▲棒銀vs△金銀4枚の雁木に組み変わった。持久戦模様でこう着状態だ。
ここも折田から打開、ハッシー「折田がやれる、やや有利に見えます」
♪いけ、いけ、折田!

・・・ところが! 折田さん、疑問の構想を指してしまう。
▲7二銀と打ち込んだのが、そうとうな疑問手。桂が欲しくて後手の8一の桂を取りにいったのだが、持ち駒の銀と交換してまで、働いてない後手の8一の桂を取るなんて、なんと損なことを・・・!
ただでさえ、戦場は2~3筋だったのだ。8一の桂なんて、居るか居ないかわからんような駒だったのに。
ハッシー「どういうことなんだ、これは。(先手を持って)自信なくなったな。天彦としてはありがたかったんじゃないか」

一気に息を吹き返した天彦。豊富な持ち駒を惜しみなくどんどん自陣に投入。できあがった後手陣は、めっちゃ手厚い。
それも、縦に手厚いのはよくあるが、横にずーっと手厚いのだ。後手陣ほぼすべてを金銀桂で埋め尽くす囲い。
後手陣はまるで巨大戦艦。これはまさに、宇宙戦艦ヤマト囲いだ(天彦はこのアニメが好き)
ハッシー「すごい厚みだな、これは」
折田もどうにかしようと、懸命のがんばり。
♪粘れ、粘れ、折田!

しかし、ヤマト囲いがあまりに巨大で、押されていく折田。
♪耐えろ、耐えろ、折田! やばい、やばい、折田!

折田陣は、と金を被弾し崩壊。天彦の自陣の飛車が波動砲のように見えた。
波動砲が放たれて竜となり、折田陣は大破した。
いったん天彦が優勢になったら、もう間違える雰囲気はなし。
折田はノーチャンスで、天彦に打ち取られた。 126手で天彦の快勝に終わった。 ああああああー。

ハッシー「折田さんが積極的に出て、最初はうまくいっていたと思う。しかし天彦の鬼のような受け潰しが出た」

あああああああーーー。ううーん。▲7二銀が悔やまれる。折田さん、残念。
でもまだこれからもチャンスはあるはず、次、がんばってください! 
折田さんはギャグセンスもあるんで、プロになられて楽しいトークをされる日を期待してます。
対プロ7人抜き、(再放送もあったので)私は楽しく観させてもらいました。

天彦は容赦なかった(^^; 宇宙戦艦ヤマト、強かった。藤井聡太が勝ち上がり2回戦で天彦と当たる対局を楽しみに待ってる。
銀河戦 本戦Eブロック 最終戦
豊島将之名人 vs 藤井聡太七段
対局日:2019年5月23日
解説:飯塚祐紀七段
聞き手:鈴木環那女流二段

銀河戦でゴールデンカードの実現。今日は竜王戦の決勝トーナメントでもこの2人が戦っている。   
解説の飯塚「豊島は素晴らしい活躍ぶりで勢いに乗っている最強者。藤井は説明が要らないくらいの知名度。天才少年というのが失礼なくらい。あらゆる指標がトップレベルに届いている。令和の棋界はこの2人を中心に回ると思う」 

先手豊島で、相掛かりの相中住まいになった。
飯塚「こう着状態です、千日手も考えられます」ということだったが、藤井が果敢に筋違い角を打って打開していった。

藤井が攻めて、難解な中盤に突入。 
飯塚「藤井に選択肢が5つほどある」という展開に。そして局面は猛烈に激しくなっていった。
3つ駒が当たっているのに、藤井は当たりをもう一つ増やす手を指す。ぐえー。
飯塚「形勢は難解、激戦」

飛角桂歩、そして、と金が交錯する嵐のような局面に。
感想戦によると、藤井が1歩を余計に渡したのがまずかったとのこと。しかしそんなことは観ている私にはわからない。
飯塚すらよくわかっていなかったのだから、しょうがない。

藤井が若干の駒損で、局面も一時を思えばずいぶん収まっていった。
飯塚「なんとなく豊島のほうを持ってみたい」

藤井が桂を打って攻めたのだが、豊島のうまい攻めで、その桂が手順に取られてしまうことが確定。
飯塚「豊島がよくなりましたね、さすが名人の技でしたね」   
藤井はすぐに投了した。あああー。105手で豊島の勝ち。

飯塚「藤井が色々な技を仕掛けてきたが、豊島が押し返した。さすが名人、王者の風格」

局後のインタビューで豊島「攻められたが、なんとか凌(しの)いで勝つことができた」

んー、藤井の積極策だったのだが実らなかったか。駒が4つ当たっている局面があったから、難解すぎてよくわからなかったよ。
飯塚はがんばって解説してくれていたのだが、短時間では解説もあれくらいが限度だっただろう。
豊島が右辺から王手で角を打った手があったが、あれが効いたんだろうなあ。その角は藤井に取られたが、その間に豊島は手を稼ぐことができていた。豊島の大局観のすごさが出ていた。
・・・始まる前から危惧していたのだが、やはり難しい一局となってしまったか。私は半分くらいしか理解できなかった(^^;

しかし藤井は負けたが、6人抜きで決勝トーナメント進出が決まっている。まだそこで藤井の将棋を観れるのだ。
豊島はこの難解な将棋を耐えて切り抜けた。やはり強い。次は豊島から攻めていく内容を見てみたい。
銀河戦 本戦Eブロック 10回戦
藤井聡太七段 vs 阿久津主税八段
対局日:2019年4月19日
解説:大石直嗣七段
聞き手:伊藤沙恵女流二段

銀河戦に藤井聡太が登場! 前回の行方戦から、私は感想を書くことにしたのだ。
前回は行方に何もさせずに圧勝した藤井聡太。今回はどんな将棋を見せてくれるのか、ワクワクだ。
藤井はここまで5人抜きしていて、すでに決勝トーナメント進出を決めている。
藤井は2018年度、45勝8敗。阿久津は2018年度、12勝19敗とのこと。
解説の大石「藤井はデビュー当時から華々しい成績を上げていて、もっともっと上を目指したいという気持ちが伝わってくる。阿久津はいつもより気合いが入っていそう」
阿久津、そうとうひきしまった表情をしている。

先手藤井でいつものように居飛車。後手阿久津はなんと坂田流向かい飛車の作戦を採った。
大石「阿久津が後手番なのでこの戦法はあるかなと思っていた」
めったに見られない作戦で、こりゃ、見ものだ。
大石「坂田流は飛車先を逆襲する楽しい戦法。藤井は過去に糸谷戦でこの戦法を迎え撃っている。藤井は相手にどんな戦法で来られても柔軟に対応している印象がある」

両者の慎重な駒組みの時間帯。角を打ち合い、2度目の角交換になり、ちょっと藤井は手得した。その後、藤井は角が成り込んで香得を果たす。藤井がポイントを上げていくのがわかる。こりゃー、もうもらったか?
が! 阿久津が9筋の端から反撃を見せた。9筋は先手から攻めようとしていたのに、後手から攻めてくる順があったなんて。
対応を間違えたら一気に後手が有利になるぞ。
大石「景色が変わってきましたね」 
阿久津もやるなあ。ハラハラ、見ていて楽しい。

藤井が苦戦かと思われる局面まで現れた。これは熱戦だ。
大石「一手違いになりそう」
藤井、まだリードしてるのかもしれないが、ちょっとのミスも許されない。細いロープを綱渡りして勝ちまでたどりつけるのか?
大石は形勢をなかなか言わないな(^^;

・・・もう終盤で、だいぶ来たが、駒の損得は藤井の香得のみ。あの角が成り込んで取った香得、それが残っている計算だ。
寄せあいに入った。残り考慮時間、▲1回vs△1回。
大石「局面は先手が良さそう」
手が広く並の棋士ならまだ不安だが、藤井なら、きっとここから大丈夫・・・!

で、藤井は竜をぐるっと回して相手の桂を取った。駒得重視か?
が! 実はそれが詰めろ! 大石が気づかなかった長手数の詰み筋だった。数えたら17手詰み!
105手で藤井の快勝。やったーー。やっぱりつえええええーーー!

大石「藤井の序盤からのポイントの積み重ねかたが素晴らしかった。阿久津の逆襲にもうまく対応した見事な勝利。どんな戦型にも対応するところを見せた」

感想戦では、阿久津「この作戦は力が要りますね。最後ちょっと難しくしたかなと思ったけど、終始悪かったですよね」
藤井にはもっと確実にリスク少なく勝つ手があったようだ。
阿久津「安全勝ちはオジサンの手なんで、本譜のほうがスッキリしてていいですね」

いやー、これは満足満足。藤井の強さを阿久津が十全に引き出していた。序盤から一手一手、双方に無駄がなく、息が詰まる、密度の濃い内容で、見ていてすごく楽しかった。たしかに藤井は勝ったが、まったく楽はさせてもらってない。ミスが許されぬ状況下で、きっちり最善を指し続ける藤井聡太。そして最後の寄せの鋭さは圧巻だ。阿久津が面白い戦法を採用したこともあり、見てて楽しかった!実に良かった!藤井にも阿久津にも、プロの技を堪能させてもらった。

次の藤井の相手は三冠の豊島。楽しみだが、高度すぎてついていけなくなりそう(^^; また一か月後を待とう!