2022.07.14
寄せが見える本 基礎編 (2度目の棋書レビュー)
1度目のレビュー ↓
http://mune1232007.blog121.fc2.com/blog-entry-174.html
1度目のレビューが2007年。あと3回は読むとか言って、結局、約15年ぶり(笑)
基礎編だから、難度は抑えられているはず、がんばれば解けるはず・・・と思ったが、甘かった。
難しい問題は、激ムズ。ヤバいくらいの難問も含まれてる。これ、「級位者~初段向け」と書いてあるが、本当か?
最長11手先の詰みまで読んで、さらに分岐が3つも4つもある。しかも詰将棋じゃないので必至であることを確認しないといけない。そんな問題も含まれてる。私の自信が、崩壊していく・・・(笑)
これ、5分考えて分からなかったら、もう答えを見るという方法がいいかと。私はそうした。
私は1問に10分以上は考える気にならない。私がたとえ何日考えても、正解にたどり着けなかっただろう、という問題もあった。
必至問題なので、正解手順を示すことができただけでは不十分。
受け方にうまい受けがあり、「あ、その受けは読んでなかった。読み漏れしてた」というケースが頻繁に出て来る。
さすがに名著だけあって、良問が多い。しかし、これはもう常人には解くのは無理やろ、というのもある。
将棋の奥深さを堪能させてもらった。まだ基礎編で部分図なのに・・・(^^;
でも、解説が丁寧で、筆者の森けい二先生が、情熱を持って説明してくれるので、とにかく最後まで読んだ。
解けなかった問題は、また時間をおいて再挑戦するしかない。
私の満足度 85% (難しい問題を、いくつも挫折してしまったため)
http://mune1232007.blog121.fc2.com/blog-entry-174.html
1度目のレビューが2007年。あと3回は読むとか言って、結局、約15年ぶり(笑)
基礎編だから、難度は抑えられているはず、がんばれば解けるはず・・・と思ったが、甘かった。
難しい問題は、激ムズ。ヤバいくらいの難問も含まれてる。これ、「級位者~初段向け」と書いてあるが、本当か?
最長11手先の詰みまで読んで、さらに分岐が3つも4つもある。しかも詰将棋じゃないので必至であることを確認しないといけない。そんな問題も含まれてる。私の自信が、崩壊していく・・・(笑)
これ、5分考えて分からなかったら、もう答えを見るという方法がいいかと。私はそうした。
私は1問に10分以上は考える気にならない。私がたとえ何日考えても、正解にたどり着けなかっただろう、という問題もあった。
必至問題なので、正解手順を示すことができただけでは不十分。
受け方にうまい受けがあり、「あ、その受けは読んでなかった。読み漏れしてた」というケースが頻繁に出て来る。
さすがに名著だけあって、良問が多い。しかし、これはもう常人には解くのは無理やろ、というのもある。
将棋の奥深さを堪能させてもらった。まだ基礎編で部分図なのに・・・(^^;
でも、解説が丁寧で、筆者の森けい二先生が、情熱を持って説明してくれるので、とにかく最後まで読んだ。
解けなかった問題は、また時間をおいて再挑戦するしかない。
私の満足度 85% (難しい問題を、いくつも挫折してしまったため)
2022.07.13
藤井聡太推薦!将棋が強くなる明解5手詰 (2度目の棋書レビュー)
図書館で借りた。これ、たしか解いた記憶があるけど・・・と思ったら、1年前に解いていた。
1年前のレビューはこちら↓
http://mune1232007.blog121.fc2.com/blog-entry-3329.html
前回は4~5時間かかったと書いてある。しかし今回は2時間半くらいで全問(200問)、解けた。
そんなに難しい問題はない。シンプルな形の5手詰なので、「全幅検索」でとにかく全ての王手の手段を読みまくれば、そのうち正解にたどりつく。
2問あきらめて答えを見た。1問は間違えた。
1題に3分以上考えるのが苦痛で、答えを見てしまうときがある。
全体的に易しめの難度で、今の私には、これくらいがちょうどいい。ただ、解き終わっても達成感はあまりなかった。
私の満足度 80%
1年前のレビューはこちら↓
http://mune1232007.blog121.fc2.com/blog-entry-3329.html
前回は4~5時間かかったと書いてある。しかし今回は2時間半くらいで全問(200問)、解けた。
そんなに難しい問題はない。シンプルな形の5手詰なので、「全幅検索」でとにかく全ての王手の手段を読みまくれば、そのうち正解にたどりつく。
2問あきらめて答えを見た。1問は間違えた。
1題に3分以上考えるのが苦痛で、答えを見てしまうときがある。
全体的に易しめの難度で、今の私には、これくらいがちょうどいい。ただ、解き終わっても達成感はあまりなかった。
私の満足度 80%
2022.07.11
すごすぎる将棋の世界 (棋書レビュー)
すごすぎる将棋の世界
高橋茂雄著(サバンナ) マイナビ出版 1540円+税 2022年3月31日初版第1刷発行
難度 なし 評価 私にはBだが、将棋を知らない一般人にはAだろう
コンセプト<観る将になるための入門本>
私は図書館で借りて読んだ。よくまとまっていると思う。私のようなコアなファンではなく、これから将棋に興味を持つ人向け。
1時間もあれば読める。図面が一切ないのは好感が持てた。文章もうまく、すらすら読める。
高橋さんは太鼓持ち芸人としての地位を確立されているだけあり、やたらなんでも褒めちぎるが、もうしょうがない。そういう本だ。
難点は、値段が高いところだ。あと、この本は棋士の年齢が出て来るが、それは今の年齢であり、年月が経ったら変わってしまうぞ、と思った。2022年時点での話が多くあり、早く読んだほうがいい。
将棋界のことなんて、何も知らないという一般人におススメできる。そして世の中にはそういう人のほうが多い。だからこの本は貴重。
間違い箇所
P98 大内延介は左利き。図では右手で△4二角を指してしまっている。
P130 「形成判断」は間違い。「形勢判断」が正しい。
P145 第3回電王戦での、やねうら王のバグ修正事件。「研究していたソフトとはずいぶん違う仕様になってしまったのです。手のうちが分からないほぼ初見のソフトを前にした佐藤先生。大応援団の声援に応えられず、残念ながら敗れました。」とあるが、これは高橋さんの勘違い。佐藤紳哉は修正前のバージョンと戦って負けた。
P151 山崎と天彦がPonanzaと戦ったのは、三番勝負ではなく二番勝負。
高橋茂雄著(サバンナ) マイナビ出版 1540円+税 2022年3月31日初版第1刷発行
難度 なし 評価 私にはBだが、将棋を知らない一般人にはAだろう
コンセプト<観る将になるための入門本>
私は図書館で借りて読んだ。よくまとまっていると思う。私のようなコアなファンではなく、これから将棋に興味を持つ人向け。
1時間もあれば読める。図面が一切ないのは好感が持てた。文章もうまく、すらすら読める。
高橋さんは太鼓持ち芸人としての地位を確立されているだけあり、やたらなんでも褒めちぎるが、もうしょうがない。そういう本だ。
難点は、値段が高いところだ。あと、この本は棋士の年齢が出て来るが、それは今の年齢であり、年月が経ったら変わってしまうぞ、と思った。2022年時点での話が多くあり、早く読んだほうがいい。
将棋界のことなんて、何も知らないという一般人におススメできる。そして世の中にはそういう人のほうが多い。だからこの本は貴重。
間違い箇所
P98 大内延介は左利き。図では右手で△4二角を指してしまっている。
P130 「形成判断」は間違い。「形勢判断」が正しい。
P145 第3回電王戦での、やねうら王のバグ修正事件。「研究していたソフトとはずいぶん違う仕様になってしまったのです。手のうちが分からないほぼ初見のソフトを前にした佐藤先生。大応援団の声援に応えられず、残念ながら敗れました。」とあるが、これは高橋さんの勘違い。佐藤紳哉は修正前のバージョンと戦って負けた。
P151 山崎と天彦がPonanzaと戦ったのは、三番勝負ではなく二番勝負。
2022.07.06
羽生善治の将棋 実戦の詰み 問題集 3・5・7手 (棋書レビュー)
羽生善治の将棋 実戦の詰み 問題集 3・5・7手
常識破りの駒余りルール 136問 画期的でまったく新しい「詰み力」トレーニング
構成・執筆 君島俊介 監修 羽生善治
池田書店 2021年5月25日発行 1200円+税
評価 B 難度 ★~★★☆
コンセプト<駒余りありの詰将棋。本書でタイムトライアルしたら面白そう>
私は図書館で借りた。私にとっては、簡単な問題が多かった。3手詰は一目で解ける。5手詰も悩むことはないレベル。
7手詰の中に、解けないのが3つほどあって、これが解けないようじゃダメだな~、と反省。
この本は、一見普通の詰将棋本なのだが、実は特殊で、攻め方が最後に駒余りで詰ませてもいい、というルール。
私はこれには調子を狂わされる。他の詰将棋で、もう駒が余らない問題に慣れているからだ。
そしてさらに、玉方の持ち駒が限定されている場合がある。ただ、たった2問しかなかったが。
問題の質は、いいと思う。いかにも実戦で出て来る形が多い。レイアウトもいい。ただ全部で136問という少なさが、どうなのか。
私は図書館で借りて読んだので、損はしてないが。
とにかく私には本書は簡単だった。一周30~40分くらいで解けてる。実戦の詰みと言うなら、出題時に手数を示すことは全ての問題でやめるという方法もあっただろう。
この本の一周を、何分で解けるかによって、その人の「詰み力」がはっきり分かると思う。24の初段で30分が目安だろうか。
常識破りの駒余りルール 136問 画期的でまったく新しい「詰み力」トレーニング
構成・執筆 君島俊介 監修 羽生善治
池田書店 2021年5月25日発行 1200円+税
評価 B 難度 ★~★★☆
コンセプト<駒余りありの詰将棋。本書でタイムトライアルしたら面白そう>
私は図書館で借りた。私にとっては、簡単な問題が多かった。3手詰は一目で解ける。5手詰も悩むことはないレベル。
7手詰の中に、解けないのが3つほどあって、これが解けないようじゃダメだな~、と反省。
この本は、一見普通の詰将棋本なのだが、実は特殊で、攻め方が最後に駒余りで詰ませてもいい、というルール。
私はこれには調子を狂わされる。他の詰将棋で、もう駒が余らない問題に慣れているからだ。
そしてさらに、玉方の持ち駒が限定されている場合がある。ただ、たった2問しかなかったが。
問題の質は、いいと思う。いかにも実戦で出て来る形が多い。レイアウトもいい。ただ全部で136問という少なさが、どうなのか。
私は図書館で借りて読んだので、損はしてないが。
とにかく私には本書は簡単だった。一周30~40分くらいで解けてる。実戦の詰みと言うなら、出題時に手数を示すことは全ての問題でやめるという方法もあっただろう。
この本の一周を、何分で解けるかによって、その人の「詰み力」がはっきり分かると思う。24の初段で30分が目安だろうか。
2021.09.29
いちばんやさしい7手からの詰将棋 (2度目の棋書レビュー)
「いちばんやさしい7手からの詰将棋」
以前のレビュー(2009年)はこちら↓
http://mune1232007.blog121.fc2.com/blog-entry-984.html
飯野健二プロの著作。これ、今の私にベストフィットだった。
7手詰78問、9手詰40問、11手詰19問。計137問。
いや~、解き始めて、最初はどうなるかと思った。7手詰、けっこう苦戦したのがあった。
これ、手数が上がったら、もう太刀打ちできなくなるのでは・・・。という心配があったが、どうにか9手と11手もやり遂げた。時間は計ってないが、一日で解き終えた。楽しかった。
ヒントは隠して解いたが、分からなくて5問くらい、ヒントに助けられた。
3~4問、ヒントを見てもどうしても解けなかったので、答えの初手だけ見た。
まあ、私が解けないのもあるのも、それはそれでいいだろう。11手詰で、私は「これ以上長いのは無理」と限界を感じた(^^;
本書は5手詰ハンドブックをそこそこのペースで解いていける人でないと、つらいと思う。
問題図がシンプルで、使用駒が少ないし、良問が多い。解きたくなる。
レイアウト、裏透け対策、ともに完璧。
そしてとにかく、難度が今の私にバッチリだった。
7手以上と聞いて、やる気がなくなる人に、という、この本はコンセプトは素晴らしい。
飯野先生、最高だ!
私の満足度 100%
以前のレビュー(2009年)はこちら↓
http://mune1232007.blog121.fc2.com/blog-entry-984.html
飯野健二プロの著作。これ、今の私にベストフィットだった。
7手詰78問、9手詰40問、11手詰19問。計137問。
いや~、解き始めて、最初はどうなるかと思った。7手詰、けっこう苦戦したのがあった。
これ、手数が上がったら、もう太刀打ちできなくなるのでは・・・。という心配があったが、どうにか9手と11手もやり遂げた。時間は計ってないが、一日で解き終えた。楽しかった。
ヒントは隠して解いたが、分からなくて5問くらい、ヒントに助けられた。
3~4問、ヒントを見てもどうしても解けなかったので、答えの初手だけ見た。
まあ、私が解けないのもあるのも、それはそれでいいだろう。11手詰で、私は「これ以上長いのは無理」と限界を感じた(^^;
本書は5手詰ハンドブックをそこそこのペースで解いていける人でないと、つらいと思う。
問題図がシンプルで、使用駒が少ないし、良問が多い。解きたくなる。
レイアウト、裏透け対策、ともに完璧。
そしてとにかく、難度が今の私にバッチリだった。
7手以上と聞いて、やる気がなくなる人に、という、この本はコンセプトは素晴らしい。
飯野先生、最高だ!
私の満足度 100%
2021.09.27
3・5・7手 実戦型 詰将棋 (2度目の棋書レビュー)
最近、ぼちぼちと詰将棋に取り組んでいる。いままで買った本の中から、お気に入りをもう一回、解こうと思っている。
詰将棋本(寄せ関連を含む)は20冊以上あるので困らない。図書館でも借りれるし。
今回レビューするのは「3・5・7手 実戦型 詰将棋」 飯野健二プロの作。黄色い表紙だ。
1回目の私のレビュー(2007年)がこちら↓
http://mune1232007.blog121.fc2.com/blog-entry-161.html
私はこの池田書店の飯野健二シリーズをとても気に入っており、5冊、持っている。
本書と、「1・3・5手 実戦型詰将棋」、「いちばんやさしい7手からの詰将棋」、「超実戦 駒を取る詰将棋」「超実戦 駒を取る詰将棋入段編」だ。
評価などは、1度目とほとんど変わらない。じゃあなぜ書くかというと、単に私が一冊、解くごとに達成感を味わうためである(笑)
解いたことを、記録として残しておきたいのだ。
実は先日、「1・3・5手 実戦型詰将棋」も解いたのだが、感想を書き忘れてしまった。残念だ。もう、どんな内容だったか、思い出せないのだ。まあ、普通のシンプルな図の詰将棋本だったと・・・(^^;
本書は、3手詰60問、5手詰60問、7手詰40問からなる。
私はいまだに7手詰が苦手で、よほど調子のいいときしか7手詰以上を解くことをしない。
で、これから色々な詰将棋に挑戦したいので、まずは本書の7手詰から、ということにしたのだった。
5手詰までは、スイスイと解けていった。頭の中で詰め上がり図、変化図がバッチリと浮かぶ。
しかし、7手詰はそうはいかなかった・・・。どうも、7手先が、おぼろなのだ。ハッキリと思い浮かべられない。
本書はシンプルな問題図が多く、難解作はほぼない。2問、わからなくて、そのうち1問はヒントを見て答えがわかった。あとの1問はどうしてもわからず、答えの初手を見て、続きを考え出した。
本書は、7手詰を初めて解く人におススメできる。それはシンプルな駒数の少ない問題図であるということと、7手詰が40問という、問題数の少なさだ。それゆえ、挫折せずに最後まで解いていけるかと。
これからも、詰将棋を解いていきたい。満足度だが、そもそも私の好みの本を読み返しているので、高い点で安定すると思う(^^;
私の満足度 90%
詰将棋本(寄せ関連を含む)は20冊以上あるので困らない。図書館でも借りれるし。
今回レビューするのは「3・5・7手 実戦型 詰将棋」 飯野健二プロの作。黄色い表紙だ。
1回目の私のレビュー(2007年)がこちら↓
http://mune1232007.blog121.fc2.com/blog-entry-161.html
私はこの池田書店の飯野健二シリーズをとても気に入っており、5冊、持っている。
本書と、「1・3・5手 実戦型詰将棋」、「いちばんやさしい7手からの詰将棋」、「超実戦 駒を取る詰将棋」「超実戦 駒を取る詰将棋入段編」だ。
評価などは、1度目とほとんど変わらない。じゃあなぜ書くかというと、単に私が一冊、解くごとに達成感を味わうためである(笑)
解いたことを、記録として残しておきたいのだ。
実は先日、「1・3・5手 実戦型詰将棋」も解いたのだが、感想を書き忘れてしまった。残念だ。もう、どんな内容だったか、思い出せないのだ。まあ、普通のシンプルな図の詰将棋本だったと・・・(^^;
本書は、3手詰60問、5手詰60問、7手詰40問からなる。
私はいまだに7手詰が苦手で、よほど調子のいいときしか7手詰以上を解くことをしない。
で、これから色々な詰将棋に挑戦したいので、まずは本書の7手詰から、ということにしたのだった。
5手詰までは、スイスイと解けていった。頭の中で詰め上がり図、変化図がバッチリと浮かぶ。
しかし、7手詰はそうはいかなかった・・・。どうも、7手先が、おぼろなのだ。ハッキリと思い浮かべられない。
本書はシンプルな問題図が多く、難解作はほぼない。2問、わからなくて、そのうち1問はヒントを見て答えがわかった。あとの1問はどうしてもわからず、答えの初手を見て、続きを考え出した。
本書は、7手詰を初めて解く人におススメできる。それはシンプルな駒数の少ない問題図であるということと、7手詰が40問という、問題数の少なさだ。それゆえ、挫折せずに最後まで解いていけるかと。
これからも、詰将棋を解いていきたい。満足度だが、そもそも私の好みの本を読み返しているので、高い点で安定すると思う(^^;
私の満足度 90%
2021.09.26
5手詰将棋 VOL.2 (棋書レビュー)
5手詰将棋 VOL.2 パワーアップシリーズ
高橋道雄著 創元社 1000円+税 2021年5月初版
評価 A 難度 ★★~★★★ (中級向け)
コンセプト<実戦から取ってきたような形の5手詰202題>
毎度おなじみ、創元社のシリーズもの。レイアウト良しで、見やすい。裏透けもほぼなく、気にならない。2問2答形式。
問題図は、シンプルさよりも、実戦の囲いの形に近いというものを意識して作られている。盤上の駒数が10枚以上のものも多くある。
問題図の質だが、すごく簡単なものから、ちょっと考え込むものまで、バラエティに富んでいた。
簡単すぎると思えたものも、かなり多かった。第121問はめっちゃ難しかった。この問題だけ10分以上考えた。
私の感覚では、第150問を超えたぐらいから、問題の質が上がったように感じた。おっこりゃ良問だ、というのがけっこうあった。
私はなんだかんだで全問解くのに4時間ほどかかってると思う。1問だけ、間違えた。
今回から、評価とともに、私の満足度を追加してレビューすることにした。
元々、私はこのシリーズにはあんまり期待してないので(高橋先生ごめんね)、これだけ楽しめれば充分だ。
私の満足度85%
高橋道雄著 創元社 1000円+税 2021年5月初版
評価 A 難度 ★★~★★★ (中級向け)
コンセプト<実戦から取ってきたような形の5手詰202題>
毎度おなじみ、創元社のシリーズもの。レイアウト良しで、見やすい。裏透けもほぼなく、気にならない。2問2答形式。
問題図は、シンプルさよりも、実戦の囲いの形に近いというものを意識して作られている。盤上の駒数が10枚以上のものも多くある。
問題図の質だが、すごく簡単なものから、ちょっと考え込むものまで、バラエティに富んでいた。
簡単すぎると思えたものも、かなり多かった。第121問はめっちゃ難しかった。この問題だけ10分以上考えた。
私の感覚では、第150問を超えたぐらいから、問題の質が上がったように感じた。おっこりゃ良問だ、というのがけっこうあった。
私はなんだかんだで全問解くのに4時間ほどかかってると思う。1問だけ、間違えた。
今回から、評価とともに、私の満足度を追加してレビューすることにした。
元々、私はこのシリーズにはあんまり期待してないので(高橋先生ごめんね)、これだけ楽しめれば充分だ。
私の満足度85%
2021.09.16
持ち駒のない詰将棋5手 (棋書レビュー)
持ち駒のない詰将棋5手 パワーアップシリーズ
高橋道雄著 創元社 1000円+税 2015年8月初版
評価 A 難度★★☆ (低級~中級向け)
コンセプト<攻め方に持ち駒がない詰将棋202題>
標準的な5手詰。2問2答形式。持ち駒がない、ということだが、私は解いていて、あまりその特徴は意識する場面はなかった。普通の5手詰。
問題の質だが、実戦的で、悪くない。ただ、駒を10枚以上使用している問題図がいっぱいある。
難度は、私にはけっこう簡単に感じた。一目で分かる問題も多かった。
「んん?」と悩んでも、2分くらいで解決する、という感じ。でもたまに3分かかるものもあった。そのあたりのバランス調整がしてあり、私は面白く解くことができた。
後半になるにつれ、難しくなるのではないか、と思ったが、全くそんなことはなかった。
全問正解を狙ったが、2問、間違えた。私は3時間以上~4時間以下、で解き終わった。
(第152問は3手詰。7三に攻め方の歩を追加した図が正しいと創元社の公式サイトより)
一つ前のレビューでも書いたが、5手詰に特化しているということで、好感触、高ポイントだ。
問題の質的に「5手詰ハンドブック」のシンプルな問題図には優らないと感じるが、この本も良書。
高橋道雄著 創元社 1000円+税 2015年8月初版
評価 A 難度★★☆ (低級~中級向け)
コンセプト<攻め方に持ち駒がない詰将棋202題>
標準的な5手詰。2問2答形式。持ち駒がない、ということだが、私は解いていて、あまりその特徴は意識する場面はなかった。普通の5手詰。
問題の質だが、実戦的で、悪くない。ただ、駒を10枚以上使用している問題図がいっぱいある。
難度は、私にはけっこう簡単に感じた。一目で分かる問題も多かった。
「んん?」と悩んでも、2分くらいで解決する、という感じ。でもたまに3分かかるものもあった。そのあたりのバランス調整がしてあり、私は面白く解くことができた。
後半になるにつれ、難しくなるのではないか、と思ったが、全くそんなことはなかった。
全問正解を狙ったが、2問、間違えた。私は3時間以上~4時間以下、で解き終わった。
(第152問は3手詰。7三に攻め方の歩を追加した図が正しいと創元社の公式サイトより)
一つ前のレビューでも書いたが、5手詰に特化しているということで、好感触、高ポイントだ。
問題の質的に「5手詰ハンドブック」のシンプルな問題図には優らないと感じるが、この本も良書。
2021.09.13
どんどん強くなる こども詰め将棋 5手詰め (棋書レビュー)
どんどん強くなる こども詰め将棋 5手詰め
中村太地監修 池田書店 900円+税 2018年5月発行
評価 A 難度★★~★★☆ (低級~中級向け)
コンセプト<5手詰100問を主に1問1答形式で。読者への応援がすごい。ふりがなが充実>
タイトルを読んで、「こども」とあるから、易しい問題ばかりかな、と思って、解いてみた。
すると、だいたい簡単だが、時々、手が止まる問題が混じっていた。
今回は時間を計った。私は、ちょうど2時間で全100問を解き終えた。1問につき1分ちょい、かかっている計算だ。
レイアウトだが、あんまり私の好みではなかった。盤の右上の6×6マスが拡大されてクローズアップされている。
そして、持ち駒の文字が小さい。それが盤上の駒とアンバランスだと感じた。私はこの図面の書き方に、最後まで、なじめなかった。
ただ、2色刷りなのは見やすくてGood。
問題の質は、良いと思う。私が悩んだトリッキーなのも数問あるが、それもまた良しだろう。
100問を7分割したのは、画期的。この分割のとおりにやれば、1週間で解き終わる、という設定。
解説が詳しいのはいいが、ヒントまで詳しい。ヒントは私には邪魔(^^;
私はヒントは全問、手で隠して解いた。解説も私には不要だったので、あまり読んでない。
解説やヒントの分量が多いので、読者は応援されているという印象が強い本だった。1問進むごとに、「がんばれ~」という著者の声が聞こえてくるのだ(笑) 「はげまし」が欲しい人にはこの本はピッタリくるはず。
この本には、「全部解ければ、君は5手詰めマスター!」という文が出て来る。
・・・無理です、この本を解いたくらいでは(^^;
5手詰マスターになりたいなら、7手詰以上の、もっと難しいのをガンガン解かないと。
私が思うのは、今の子供は棋書という意味では、私が育ったころと比べて、すごく恵まれていると感じる。
私が子供の頃に、こういう5手詰に特化した本に出会いたかったよ。そしたらもうちょっと将棋との接し方が違っていただろう。
私が小さい頃は、「3手~15手詰 ○○九段 詰将棋集」とか、そんな詰将棋本しかなかった。私はそういう本にしか出合わなかった。
そういう本は、最初の数問だけ解いて、あとはもう、お手上げ。
だからまともに詰将棋を解いたことなんてなかった。そもそも、詰将棋が指し将棋の訓練だという意識すらなかった。
現代らしくこの本は、5手詰だけに特化していて、棋力対象がはっきりしていて、実に取り組みやすい。
こういう詰将棋本がたくさんある今は素晴らしい。強くなりたい人は、どんどん解こう!
中村太地監修 池田書店 900円+税 2018年5月発行
評価 A 難度★★~★★☆ (低級~中級向け)
コンセプト<5手詰100問を主に1問1答形式で。読者への応援がすごい。ふりがなが充実>
タイトルを読んで、「こども」とあるから、易しい問題ばかりかな、と思って、解いてみた。
すると、だいたい簡単だが、時々、手が止まる問題が混じっていた。
今回は時間を計った。私は、ちょうど2時間で全100問を解き終えた。1問につき1分ちょい、かかっている計算だ。
レイアウトだが、あんまり私の好みではなかった。盤の右上の6×6マスが拡大されてクローズアップされている。
そして、持ち駒の文字が小さい。それが盤上の駒とアンバランスだと感じた。私はこの図面の書き方に、最後まで、なじめなかった。
ただ、2色刷りなのは見やすくてGood。
問題の質は、良いと思う。私が悩んだトリッキーなのも数問あるが、それもまた良しだろう。
100問を7分割したのは、画期的。この分割のとおりにやれば、1週間で解き終わる、という設定。
解説が詳しいのはいいが、ヒントまで詳しい。ヒントは私には邪魔(^^;
私はヒントは全問、手で隠して解いた。解説も私には不要だったので、あまり読んでない。
解説やヒントの分量が多いので、読者は応援されているという印象が強い本だった。1問進むごとに、「がんばれ~」という著者の声が聞こえてくるのだ(笑) 「はげまし」が欲しい人にはこの本はピッタリくるはず。
この本には、「全部解ければ、君は5手詰めマスター!」という文が出て来る。
・・・無理です、この本を解いたくらいでは(^^;
5手詰マスターになりたいなら、7手詰以上の、もっと難しいのをガンガン解かないと。
私が思うのは、今の子供は棋書という意味では、私が育ったころと比べて、すごく恵まれていると感じる。
私が子供の頃に、こういう5手詰に特化した本に出会いたかったよ。そしたらもうちょっと将棋との接し方が違っていただろう。
私が小さい頃は、「3手~15手詰 ○○九段 詰将棋集」とか、そんな詰将棋本しかなかった。私はそういう本にしか出合わなかった。
そういう本は、最初の数問だけ解いて、あとはもう、お手上げ。
だからまともに詰将棋を解いたことなんてなかった。そもそも、詰将棋が指し将棋の訓練だという意識すらなかった。
現代らしくこの本は、5手詰だけに特化していて、棋力対象がはっきりしていて、実に取り組みやすい。
こういう詰将棋本がたくさんある今は素晴らしい。強くなりたい人は、どんどん解こう!
2021.09.09
藤井聡太推薦!将棋が強くなる明解5手詰(棋書レビュー)
藤井聡太推薦!将棋が強くなる明解5手詰
出題・解説者 柳田明 日本将棋連盟発行 1240円+税 2020年1月初版
評価 A 難度 ★★~★★★ (中級向け)
コンセプト<主に実戦形の5手詰200問>
久しぶりに詰将棋を一冊、解いた。
この本は4章から成っている。
第1章は5手詰の攻略法。ここでは、「玉を誘導する」「守備駒の利きをはずす」「飛び駒の利き筋を通す」などが解説されている。詰将棋の解き方なんていうものは、解説されてるのは私はほぼ読んだことがない。貴重といえば貴重。でも私は詰将棋は、とにかく読みまくる(読みを入れる)しかないと思っている。
38問が例題として載っている。(200問とは別に存在している) この例題も解いてみることができるようになっている。
第2章は練習問題50問。これはヒントがある。問題は易しめ。
第3章はメインで140問。ノーヒント。「5手詰ハンドブック」とほぼ変わらないクオリティの問題。駒数は最小限。ごちゃごちゃしてない。とてもセンスがいいと思う。解いていて楽しかった。
第4章は卒業問題10問。たしかに難しいが、「5手詰ハンドブック」に載っていてもおかしくない。ただ、この本の200問を解いたくらいで5手詰を卒業できるなら、その人は天才です(笑)
最初は「これは初めて5手詰にチャレンジする人向けの本かな?」と思っていたのだが、途中からグッと難しくなった。
解説はこんなものだろう。解説を読んでも、理解できない問題が多くあるという人は、もう3手詰からやりなおしたほうがいいと思う。
問題が実戦形でシンプルで、クオリティが高く、解いていて面白かった。私は満足だった。
何時間かかったか分からないが、一日で解いた。4~5時間、かかっちゃってるかもしれない。私は詰将棋が苦手だからしょうがない。3問、手順前後で間違えた。
5手詰ハンドブックは4問4答形式だが、この本は2問2答形式。どっちがいいかは好みだが、こっちの本のほうが、2問解いたらページをめくって答えが見れるわけで、そういう意味ではこっちの本のほうが取り組みやすいだろう。
5手詰ハンドブックは3まで出ているが、もっと5手詰を解きたいという人にはお勧めできる本だ。問題の難度もセンスも、ハンドブックとほぼ変わらない印象を私は受けた。
出題・解説者 柳田明 日本将棋連盟発行 1240円+税 2020年1月初版
評価 A 難度 ★★~★★★ (中級向け)
コンセプト<主に実戦形の5手詰200問>
久しぶりに詰将棋を一冊、解いた。
この本は4章から成っている。
第1章は5手詰の攻略法。ここでは、「玉を誘導する」「守備駒の利きをはずす」「飛び駒の利き筋を通す」などが解説されている。詰将棋の解き方なんていうものは、解説されてるのは私はほぼ読んだことがない。貴重といえば貴重。でも私は詰将棋は、とにかく読みまくる(読みを入れる)しかないと思っている。
38問が例題として載っている。(200問とは別に存在している) この例題も解いてみることができるようになっている。
第2章は練習問題50問。これはヒントがある。問題は易しめ。
第3章はメインで140問。ノーヒント。「5手詰ハンドブック」とほぼ変わらないクオリティの問題。駒数は最小限。ごちゃごちゃしてない。とてもセンスがいいと思う。解いていて楽しかった。
第4章は卒業問題10問。たしかに難しいが、「5手詰ハンドブック」に載っていてもおかしくない。ただ、この本の200問を解いたくらいで5手詰を卒業できるなら、その人は天才です(笑)
最初は「これは初めて5手詰にチャレンジする人向けの本かな?」と思っていたのだが、途中からグッと難しくなった。
解説はこんなものだろう。解説を読んでも、理解できない問題が多くあるという人は、もう3手詰からやりなおしたほうがいいと思う。
問題が実戦形でシンプルで、クオリティが高く、解いていて面白かった。私は満足だった。
何時間かかったか分からないが、一日で解いた。4~5時間、かかっちゃってるかもしれない。私は詰将棋が苦手だからしょうがない。3問、手順前後で間違えた。
5手詰ハンドブックは4問4答形式だが、この本は2問2答形式。どっちがいいかは好みだが、こっちの本のほうが、2問解いたらページをめくって答えが見れるわけで、そういう意味ではこっちの本のほうが取り組みやすいだろう。
5手詰ハンドブックは3まで出ているが、もっと5手詰を解きたいという人にはお勧めできる本だ。問題の難度もセンスも、ハンドブックとほぼ変わらない印象を私は受けた。
2021.08.07
将棋[初段になれるかな]大会議 (棋書レビュー)
将棋[初段になれるかな]大会議
高野 秀行, 岡部 敬史, さくら はな。 著 価格が変動あり
評価 B 難度★☆ (10段階で3くらい)
コンセプト<3人でワイワイと将棋が強くなる方法を探る>
この本は詰将棋や定跡本などとは違い、どうすれば強くなるかを考えた本。
対象は、普段、指してるけど、上達が止まっている人向け。
それほど難しい手筋を紹介しているわけでもない。難しいのもあるが、基本的にさらっと読める。
疲れた頭の箸休めにちょうど良い。
3人が楽しそうに話しているので、こっちまで楽しくなってくる。
だがしかし、この本を読んだだけで初段になろうなんていうのは、甘すぎる。特に24の初段にはまずなれない。
この本、私は5日ほど前にKindleで499円で買うことができた。しかし、今見たら、1568円になっている。
たしか以前は800円くらいのときがあった。価格が変動しているのだ。
私はこの本に499円なら出してもいいけど、1568円は出したくない。高い。
安くなるときが今後もあるかもしれない。
高野 秀行, 岡部 敬史, さくら はな。 著 価格が変動あり
評価 B 難度★☆ (10段階で3くらい)
コンセプト<3人でワイワイと将棋が強くなる方法を探る>
この本は詰将棋や定跡本などとは違い、どうすれば強くなるかを考えた本。
対象は、普段、指してるけど、上達が止まっている人向け。
それほど難しい手筋を紹介しているわけでもない。難しいのもあるが、基本的にさらっと読める。
疲れた頭の箸休めにちょうど良い。
3人が楽しそうに話しているので、こっちまで楽しくなってくる。
だがしかし、この本を読んだだけで初段になろうなんていうのは、甘すぎる。特に24の初段にはまずなれない。
この本、私は5日ほど前にKindleで499円で買うことができた。しかし、今見たら、1568円になっている。
たしか以前は800円くらいのときがあった。価格が変動しているのだ。
私はこの本に499円なら出してもいいけど、1568円は出したくない。高い。
安くなるときが今後もあるかもしれない。
2021.05.20
5手詰ハンドブックⅢ (棋書レビュー)
5手詰ハンドブックⅢ
浦野真彦著 浅川書房 1200円+税 2019年10月初版
コンセプト<使用駒10枚以内の、実戦形詰将棋200問>
評価 A 難度 ★★☆ (中級向け)
私が詰将棋本を解いたのは、2016年1月にレビューした 「青野照市の基本の詰将棋5手」、これ以来となる。5年ぶりって・・・(^^;
ハンドブックシリーズの安定感は顕在。でも、予想より簡単な問題が多かった。苦労したのは、1割~2割くらい。10問くらいは、読みぬけがあって、解答を見たときに「あ、その変化は読んでなかった」というのがあった。
打ち歩詰の打開の問題が数問出て来るが、よく5手という制約の中で問題を作れるもんだと感心する。お見事だ。
200問中、120問目を超えたあたりから、ちらほら難しいと思えるものが出てきた。
基本的には簡単だった。すぐ解けると、「え?ホントにこんな簡単に解けていいの?」と逆に不審に思って、確認に時間がかかるんだ(笑)
結局、200問を解くのに4時間くらいかかったと思う。もうちょっとかかってるかも。1問に1分以上かかってる計算だ。私はやはり詰将棋が苦手だ。
問題があんまり簡単だとトレーニングにならないし、難解だと嫌になってしまう。難度の調整は難しいところだ。
次は7手詰ハンドブックを解かないといけないが、いつになるやら。
浦野真彦著 浅川書房 1200円+税 2019年10月初版
コンセプト<使用駒10枚以内の、実戦形詰将棋200問>
評価 A 難度 ★★☆ (中級向け)
私が詰将棋本を解いたのは、2016年1月にレビューした 「青野照市の基本の詰将棋5手」、これ以来となる。5年ぶりって・・・(^^;
ハンドブックシリーズの安定感は顕在。でも、予想より簡単な問題が多かった。苦労したのは、1割~2割くらい。10問くらいは、読みぬけがあって、解答を見たときに「あ、その変化は読んでなかった」というのがあった。
打ち歩詰の打開の問題が数問出て来るが、よく5手という制約の中で問題を作れるもんだと感心する。お見事だ。
200問中、120問目を超えたあたりから、ちらほら難しいと思えるものが出てきた。
基本的には簡単だった。すぐ解けると、「え?ホントにこんな簡単に解けていいの?」と逆に不審に思って、確認に時間がかかるんだ(笑)
結局、200問を解くのに4時間くらいかかったと思う。もうちょっとかかってるかも。1問に1分以上かかってる計算だ。私はやはり詰将棋が苦手だ。
問題があんまり簡単だとトレーニングにならないし、難解だと嫌になってしまう。難度の調整は難しいところだ。
次は7手詰ハンドブックを解かないといけないが、いつになるやら。
2021.05.15
証言 羽生世代 (棋書レビュー)
証言 羽生世代
大川慎太郎著 講談社現代新書 1000円+税 2020年12月20日第1刷発行
評価 A
コンセプト<棋士たちが羽生世代を語ったインタビュー集>
Amazonでやたら評価が多く、評価が高かったので、買ってみた。
そしたら、やっぱり面白いんだ。棋士16人にインタビューしているが、普段、あまり聞けない、室岡、豊川、飯塚といった人選が貴重。
観る将にとって、ぜひおススメというべき内容となっている。
話題になってる本というのは、読んでみるべきだと再認識。難しい技術書じゃないんだから。
先ちゃんが言っている、「奨励会は、まず体力のないものを落とす。次に精神力のないもの。最後に将棋が弱いものを落とす」というのは至言だろう。
羽生世代が居て、まいったという棋士もいれば、良かったという棋士もいる。様々だ。
個人的には、森下へのインタビューで、私の頭の中で森下の口調が完全に再現された。森下が私の脳内でしゃべりまくり、面白かった(^^;
大川慎太郎著 講談社現代新書 1000円+税 2020年12月20日第1刷発行
評価 A
コンセプト<棋士たちが羽生世代を語ったインタビュー集>
Amazonでやたら評価が多く、評価が高かったので、買ってみた。
そしたら、やっぱり面白いんだ。棋士16人にインタビューしているが、普段、あまり聞けない、室岡、豊川、飯塚といった人選が貴重。
観る将にとって、ぜひおススメというべき内容となっている。
話題になってる本というのは、読んでみるべきだと再認識。難しい技術書じゃないんだから。
先ちゃんが言っている、「奨励会は、まず体力のないものを落とす。次に精神力のないもの。最後に将棋が弱いものを落とす」というのは至言だろう。
羽生世代が居て、まいったという棋士もいれば、良かったという棋士もいる。様々だ。
個人的には、森下へのインタビューで、私の頭の中で森下の口調が完全に再現された。森下が私の脳内でしゃべりまくり、面白かった(^^;
2021.04.10
読む将棋 2021 (棋書レビュー)
読む将棋 2021 文春将棋
2021年4月9日第1刷発行 800円+税
評価 S コンセプト<将棋界の今を一流記者たちが取材>
この本は、父が買ってきた。そして「こんな本があるで」と、薦めてきた。
私はもう将棋から離れようかと思っていたので、「そんなん、私のために勝手に買ってくるなよ」と思った。
でも、読んだら、面白かった。何より、ボリュームがものすごいんだ、この本。
小さい字でビッシリと文字数がとにかく多く、内容が詰まっている。
ここが注意点でもあり、小さい字が見づらい人はKindle形式で買ったほうがいい。
さて、私はまだ半分くらいしか読めてない。でももうレビューしちゃう。この本は鮮度があるから、レビューが早いほうがいいと思った。
(と言っても、もう発売から一か月経ってるようだが)
記事を書いているのは、文藝春秋をはじめとする記者たちだ。みんな、めっちゃ取材と文章がうまいんだ。
さすが、最強の記者たちだ。これが一流の仕事なんだ、と感心しきり。
図面を使わずに将棋界の魅力を伝えるという、こだわりが徹底されている。
具体的な記事では、行方八段、山崎八段のが、特に面白かった。
ナメちゃん、ブルーハーツが好きだったか(笑) 山崎のA級での活躍は?楽しみだ。
この本、迷ってる人は買ったほうがいい。このボリュームと質で800円+税という安さを実現しているのは驚異的。観る将は特に買いだ。
追記・文春オンラインでの記事をまとめたものが載っているとのこと。私は文春オンラインの記事は長くて読まないことが多いので、こういうふうに本として出してくれると助かります。
2021年4月9日第1刷発行 800円+税
評価 S コンセプト<将棋界の今を一流記者たちが取材>
この本は、父が買ってきた。そして「こんな本があるで」と、薦めてきた。
私はもう将棋から離れようかと思っていたので、「そんなん、私のために勝手に買ってくるなよ」と思った。
でも、読んだら、面白かった。何より、ボリュームがものすごいんだ、この本。
小さい字でビッシリと文字数がとにかく多く、内容が詰まっている。
ここが注意点でもあり、小さい字が見づらい人はKindle形式で買ったほうがいい。
さて、私はまだ半分くらいしか読めてない。でももうレビューしちゃう。この本は鮮度があるから、レビューが早いほうがいいと思った。
(と言っても、もう発売から一か月経ってるようだが)
記事を書いているのは、文藝春秋をはじめとする記者たちだ。みんな、めっちゃ取材と文章がうまいんだ。
さすが、最強の記者たちだ。これが一流の仕事なんだ、と感心しきり。
図面を使わずに将棋界の魅力を伝えるという、こだわりが徹底されている。
具体的な記事では、行方八段、山崎八段のが、特に面白かった。
ナメちゃん、ブルーハーツが好きだったか(笑) 山崎のA級での活躍は?楽しみだ。
この本、迷ってる人は買ったほうがいい。このボリュームと質で800円+税という安さを実現しているのは驚異的。観る将は特に買いだ。
追記・文春オンラインでの記事をまとめたものが載っているとのこと。私は文春オンラインの記事は長くて読まないことが多いので、こういうふうに本として出してくれると助かります。
2021.04.07
阿川佐知子の この棋士に会いたい(棋書レビュー)
阿川佐知子の この棋士に会いたい
文春ムック 1200円+税 2021年4月初版
評価 B コンセプト<阿川さんが棋士10人にインタビュー>
私は最近、どうにも将棋に興味が薄れてきてしまっており、もう将棋に熱くなれないでいる。
なにせ、NHK杯も銀河戦も観てないのだから。
そんな折り、また父が将棋本を買ってきた。それがこの本だ。
この本は週刊文春で今までに掲載されたものを、まとめたもの。
最近のインタビューでは2020年のものがあるが、昔のものでは1997年までさかのぼってしまっている。(タニーが永世名人を獲ったときのインタビュー)
でも、どれも楽しく読めた。阿川さんは将棋のド素人だが、それが逆にプラスに働いていると感じた。
棋士たちは、インタビューに、みんな機嫌よく応じている。
内容は私にはほぼ知っている話が多かったが、それでも安定して面白かった。
評価はBとしたが、読みやすく、今のブルーな私にも全部読めたということはすごいことだ。
文春ムック 1200円+税 2021年4月初版
評価 B コンセプト<阿川さんが棋士10人にインタビュー>
私は最近、どうにも将棋に興味が薄れてきてしまっており、もう将棋に熱くなれないでいる。
なにせ、NHK杯も銀河戦も観てないのだから。
そんな折り、また父が将棋本を買ってきた。それがこの本だ。
この本は週刊文春で今までに掲載されたものを、まとめたもの。
最近のインタビューでは2020年のものがあるが、昔のものでは1997年までさかのぼってしまっている。(タニーが永世名人を獲ったときのインタビュー)
でも、どれも楽しく読めた。阿川さんは将棋のド素人だが、それが逆にプラスに働いていると感じた。
棋士たちは、インタビューに、みんな機嫌よく応じている。
内容は私にはほぼ知っている話が多かったが、それでも安定して面白かった。
評価はBとしたが、読みやすく、今のブルーな私にも全部読めたということはすごいことだ。