開始日時:2023/04/01
棋戦:R対局 早指し2(猶予1分)
先手:初段の人
後手:GizumoのセカンドHN

▲7六歩
*初段どうしの一戦。私は後手。
*早指し2。
△8四歩
*私は先手でも後手でも、初手は飛車先を突く。
▲6八銀 △3四歩 ▲7七銀
*矢倉か。
△6二銀 ▲2六歩
*さあ、ここからもう問題だ。私は相矢倉にはしたくないのだ。
△3二銀
*将来に左美濃に囲う手を考えた手。
▲2五歩
*角頭をどう受けるか。
△4二玉
*▲2四歩の一歩交換は許す作戦。
▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △2三歩
*さあ、先手は横歩を取ってくるか?
▲3四飛 △8五歩
*一回は様子をみた。いちおう、次に後手から△8六歩▲同歩△同飛、という強襲の筋がある。ただ、その変化は▲8四飛と回る手が残るので、おススメはできない。
▲7八金
*先手もがっちり受けてきた。
△4四角
*この角上がりは、先手の飛車を帰さない、形の一手なのだが、この場合は悪手だった。先手が早くも有利になる対応とは?
▲3六飛
*こう引いてくれたから後手は助かった。先手がチャンスを逃した。▲4四同飛△同歩▲2二角と打ち込んで、早くも先手優勢だった。
*後手は△4四角の前に△3一玉が必要だった。
△6四歩
*まだ形勢は互角。
▲4六歩 △6三銀 ▲4五歩
*後手は△5四銀で、角頭を守りたかったのだが、一手間に合わなかった。△4四角に対し、先手はこの歩突きはとても有効な策だ。
△3三角 ▲5八金 △5四銀 ▲4六飛
*先手としては、2歩持って、局面が収まったので、満足な序盤だろう。ただ形勢はまだ互角と激指先生。
△7四歩 ▲6九玉 △2四角
*この角は、あまり良い手ではない。
▲4八飛
*先手の飛車が安定した。△2四角は△3三桂との連携で4五の歩を狙ったものだが、▲2五歩という返し技がある。
△7三桂
*しばらく駒組み。しかし私は指しづらさを感じていた。先手だけ2歩持っているからだ。いつか先手が▲6八銀と引いたときも、受けづらい。
▲1六歩 △5二金右 ▲3六歩
*相手の歩がいなくなった筋の歩を伸ばすのは、セオリーだ。
△3一玉 ▲3八銀 △3三角
*結局、△2四角の使い道がなくて、また戻った。2手損してしまった。後手は手得が主張だったのに。
▲3五歩
*激指によると、まだ形勢は全く互角だそうだ。しかし先手は次に▲3四歩というわかりやすい狙いがある。手が進むほどに先手が良くなりそうだ。
△6五桂
*というわけで、私から仕掛けていった。
▲6六銀
*ここで先手が▲6八銀は疑問手とのこと。角交換で8八の金が壁になって悪い形。
△8六歩 ▲同 歩 △同 飛 ▲8七歩
*ここはどこに引くか迷った。激指も迷っているので、どこでも一局だろう。
△8五飛
*迷ったすえに、中段に引いた。しかし△7六飛が一番有力だったと激指先生。
▲3四歩
*いよいよきたか。
△2二角 ▲5六歩
*どうにも、後手は押されている。実はここで△4五銀という派手な手があったとのこと。▲同飛なら桂を王手で捨てて、飛車を素抜く筋。しかし△4五銀▲8六歩という返し技があり、そんな攻防は人間にはまず読めない。
△1四歩
*形勢は+200ほど。しかし数値以上に先手が勝ちやすいだろう。3筋の位が大きすぎる。
▲5五歩 △6三銀
*仕方のない撤退。後手、苦しい。
▲4七銀
*遊び駒の活用で好手。先手としては、後手が無理に動いたところを叩けばよい。
△2四歩
*何もやることがなく、しょうがないので囲いを変形させることにした。しかしこれしかないのでは後手が悪い。
*激指は、まだしも△5四歩か△7五歩を推奨している。
▲4六銀 △2三銀 ▲3五銀
*後手、3四の歩が取れない・・・。
△3二金 ▲2五歩
*急所の歩。△同歩▲2四歩となっては、もう勝負どころがなさそうだ。
*形勢は1000点近く先手リード。
△1三角
*後手の勝負手。角が使えれば、何か起こるかもしれない。
▲3八飛 △2五歩
*2筋が緩和され、まだなんとかなるんじゃないかと私は思った。
▲5四歩 △同 銀
*ここの手も、5筋に銀が使えて、なんかありがたかった。
▲6五銀 △同 歩 ▲1一角成
*桂香と銀の交換に。ここで後手に反撃がある。
△4九銀
*なかなかに厳しい。形勢は+100ほどで、ほぼ互角に戻っている。盤上は後手が逆転してそうな雰囲気。
▲3六飛 △4五銀
*味のいい銀の活用。
▲3九飛
*後手は△4五銀と0手で出ることができ、一手得した計算。
△5八銀成 ▲同 玉 △5六銀
*あとは野となれ山となれ。先手がどう受けるか、見ものだ。
*ただ、△3八歩から連打していくのが後手にとって間違いがなく最有力だった。
▲3三香
*攻め合ってきた。しかしこの手は危険で、先手は馬筋を消してしまった。
△5七金 ▲6九玉 △6七銀成
*だいぶ、先手玉を追い詰めた。ここでは私は勝てるかもしれないと思った。次は後手から△8七飛成がある。
▲7九玉
*次の後手の手は好手。
△6六歩
*好手。1一の馬のラインを消し、8五の飛車の横利きも通った。
▲2四歩
*ここからどう寄せるか。はっきり後手勝ちの筋があったので、考えてみてほしい。
△7八成銀
*まずは取る。
▲同 玉
*ここで次の手が、大問題だった。
△6七歩成
*これが優勢をパーにした悪手。△6七金▲8八玉△3五飛で、はっきり後手が勝っていた。あああああああ。
▲8八玉 △6八金 ▲9六歩
*ここで△2四銀と手を戻していれば、まだまだ難しかったと激指は言うが、私はもう相手玉しか見てなかった。
△7八金
*しかし、先手玉に、もう寄りはないのだった。
▲9七玉 △8八金打 ▲8六銀
*以下、先手が的確に指した。
△7七と ▲3二香成 △同 銀 ▲7七桂 △2二角 ▲同 馬
△同 玉 ▲8五銀
*あああ。
△7七金 ▲2三銀
*だめだ・・・。
△3一玉 ▲3二銀成 △同 玉 ▲2三角
*総考慮時間は、相手が約6分半。私が10分半。
*△6七歩成をわずか2秒で指してしまったのが敗因だった。悔やまれる敗戦だった。
まで105手で先手の勝ち
棋戦:R対局 早指し2(猶予1分)
先手:GizumoのセカンドHN
後手:初段の人

▲2六歩
*私の先手。早指し2。私も相手も初段。
△3四歩 ▲7六歩 △3二金
*変わったことをしてくる。ここは相手の誘いに乗ろう。そのほうが面白そうだから。
▲2五歩 △8八角成
*相手は一手損角換わりだった。
▲同 銀 △2二銀 ▲3八銀 △3三銀 ▲3六歩
*しばらくは駒組みだろう。こっちは早繰り銀で速攻を狙う。速攻は対一手損角換わりの常道だ。
△5四角
*筋違い角、打ってきたかー。でも、実は私はこういう変則的な手は歓迎。奇襲退治は得意なほうだ。
▲3七銀
*将来的に▲3五歩とぶつけたいので、右の歩を守ることを優先した。
△7六角 ▲6八玉 △8四歩 ▲7八金
*▲7八銀型ではなく▲8八銀型なので、▲7八金の応援が効く。8筋は当面、大丈夫だろう。
△8五歩 ▲4六銀
*先に▲7七銀とすると、△5四角と引かれて、この▲4六銀が上がれなくなる。△3六角と歩を取られてしまうからだ。
△9四歩
*端攻めで△9八歩の筋を狙ってきた。でも受けなくてもまだ大丈夫そう。
▲3五歩
*早い仕掛けだが、待つ手もわからなかった。
△同 歩 ▲同 銀 △5四角
*▲2四歩は△2七歩の筋で失敗する。
▲3四歩
*ここを押さえたが、善悪は微妙だった。
△2二銀
*△4四銀が有力だった。そっちのほうが押さえ込まれず、後手としては良かっただろう。
▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △2三歩
*飛車の引き場所は・・・
▲2六飛
*ここがベストだと判断。
△3六歩
*この手は後手の好手。2九の桂の働きを封じており、次に△3七歩成▲同桂△3六歩の狙いがある。成立しているかは微妙だが先手としては怖い。
▲4八金
*3七の地点を補強。
△9五歩
*この手は次の△9六歩~△9八歩を狙っており放置できない。
▲7七銀
*これで△8六歩に▲同銀とできる。それを△同飛と切ってムリヤリ△9八歩を実現させる手もあるが、さすがに攻めすぎだろう。
△5二金
*ここから第二次駒組みとなった。
▲5六歩 △6四歩 ▲5五歩
*どっか行け。
△6三角
*ここで私は何をするべきか迷った。
▲7九玉
*とりあえず玉を固めておいた。
△6二銀
*形勢判断だが、激指15によるとほぼ互角とのこと。
▲8八玉
*しかし先手は角と一歩を持っている。後手だけ歩を持っている場合は互角だろうが、先手も歩を持っているのでちょっと先手が勝ちやすいだろう。
△1四歩 ▲4六歩
*この手は感触が悪かった。△7四角とされたら、角筋が先手陣に利いてくる。
△4一玉 ▲6六歩
*様子を見ている。暴発しないことが大事。
△7四歩
*この手は、ありがたいと思った。疑問手と感じた。先手は次の手が指しやすくなったからだ。
▲5六角
*これで2筋突破を狙った。ここで△7四角のぶつけがないので、安心して打つことができた。
△7五歩 ▲2四歩
*さあ、攻めるぞ~。
△4二金右
*ここで後手が△同歩は▲同銀で▲3三歩成の筋で2筋が突破されてしまうので、しかたないところ。
▲2三歩成 △同 銀
*次の最善手、わかるだろうか。ぜひ考えてほしい。私は逃してしまった。
▲2四銀
*これがチャンスを逃した疑問手。ここでは▲3三歩成△同金右▲3四歩以下、2筋を破ることができた。逸機(いっき)だ。
△同 銀 ▲同 飛
*まだ全く互角と激指15。
△2三歩 ▲2六飛
*ここで先手は次の手、ある手を狙っている。だから銀交換でもいいか、と思ったのだ。
△8四飛
*もし後手が何もしなければ▲8三銀と打って、飛車が詰んでいた。
*ここでまた何をしたものか、私はわからなくなった。
▲1六歩
*いかにも、手がないです、ということを示した手。まあ秒読みだし、何か指さなくてはいけないのだから、しょうがない。
△3五銀
*先手はどう対応するか。△4六銀~△5五銀と活用されては、やっかいだ。
▲2五飛
*これで△4六銀には▲4七歩がある。そこで△1三桂もあるが、さすがに指す気になれなかったのだろう。
△2四銀 ▲2七飛
*ここに引いたのは、我ながらうまい。
*しかし、こう着状態をどう解除するのか、まだ全然見えない。後手は2筋はすごく堅くなった。
△7三桂
*次の手、よく指せたと思う。
▲7六歩
*これは実戦的な好手。△7三桂跳ねに反応した手だ。
△5四歩 ▲7五歩 △5五歩
*ここで、技ありの一手が先手に出る。
▲7四角
*これで角交換は必然に。
*後手は受け方が難しく、間違いやすい。
△同 角 ▲同 歩 △同 飛 ▲8三角
*急所に角が打てた。先手がはっきり優勢に。
△8四飛 ▲7二角成
*これで、この一局は、もらったと思った。
△5二玉 ▲7五銀
*厳しい。後手は代償がない。
△9四飛 ▲7四歩
*桂得が確定。
△9二飛 ▲7三歩成 △7二飛 ▲同 と
*飛車・桂と角の交換で、急所にと金までできた。先手勝勢。
△5三銀 ▲6一飛
*あとは、冷静に攻めていけばいい。以下、平凡な手で良い。
△4四歩 ▲6四銀 △4三玉 ▲5三銀成 △同 玉 ▲9一飛成
△4三玉 ▲2一龍 △3七歩成 ▲同 飛 △5九角 ▲3三銀
△4八角成 ▲3二銀不成△同 金 ▲同 龍
*じりじりした序盤・中盤だったが、うまく指せた。激指15の棋譜解析では、先手が不利になったときはなかった。
△同 玉 ▲3三金
*2筋の突破を成功できなかったことだけは問題だったが、他はとてもうまく指せた。
*総考慮時間は、私が11分、相手が16分。
まで105手で先手の勝ち
以下を青く反転させてコピーし、Kifu for Windowsに張り付けて見てください。
局後に激指15で検討しています。

開始日時:2023/01/16
棋戦:R対局 早指し2(猶予1分)
先手:GizumoのセカンドHN
後手:初段の人

▲2六歩
*私の先手で、いつもの居飛車。
△3四歩 ▲7六歩
*この局面で後手を持って何を指すかは、居飛車党の後手番の課題だ。振り飛車党なら何も迷わないだろうけど。
△3二金
*何だこれは?一手損角換わりか?
▲2五歩 △3三角
*めずらしい手だ。せっかくだから、誘いに乗ろう。
▲同角成
*めったにない後手の作戦なので、どんな対応なのかワクワクだ。
△同 金
*これは・・・阪田流向かい飛車か?
▲4八銀
*私は様子見。
△5四角
*筋違い角キター。これで△2二飛と向かい飛車にする作戦か?
▲6八玉
*▲2六飛とすれば、7六の歩は受かるのだが、△2二飛と回られて、浮いた飛車が標的にされそう。
*ただ、激指15によれば▲2六飛は最有力手。(+200ほど)
△7六角 ▲7八銀
*この手はけっこうポイント。▲7八金では、後手が振ってきたときに壁になる。
△4四歩 ▲3六歩
*右銀を出していく構想。△5四角と引かれると、この歩は突けなくなるから早めに突いた。
△5四角 ▲3七銀 △8四歩
*あら、後手も居飛車か!▲7八銀型の欠点を突いてきた格好だ。
▲5六歩 △8五歩 ▲7七玉
*しょうがないから玉で受けた。
*激指も最有力に上げている。
△7二銀 ▲5五歩
*どっか行ってくれ。
△6五角 ▲5八金右 △8三銀
*うわ、棒銀キター。ここまで変な手を指した覚えがないのに、なんか不利になりやすい将棋になっている。後手は8筋突破という目標があり、手がわかりやすいのだ。
▲6六歩
*この手はあんまりおススメでない、と激指。角は近くに居てくれたほうが先手は受けやすかった。
△3二角 ▲8八玉
*この手はちょっとした疑問手。激指が+150くらいで推移していたのだが、-150くらいになってしまった。もう8筋は破られても▲4六銀からの攻めを急ぐべきだった。
△7四銀 ▲6七金
*とりあえず固めたが、まったく自信がない。玉頭に棒銀が直撃しそう。▲8八玉が悪い構想だった。
△8六歩 ▲同 歩 △同 飛
*あれ?△7五銀じゃないのか、助かった。
▲8七歩 △8二飛
*相手が一手緩んだ。こっちも攻めを急ごう。
▲4六銀 △7五銀
*ここは先手は何かしないと、次に△8六歩からの攻めが見えている。
▲5六角
*激指によれば、まずまずの手とのこと。▲8三歩を狙っている。
*形勢は-300ほど。
*ここでは▲6五角と打つのが激指のおススメだが、それでは後手の作戦成功を認めた手になる。人間には指せないだろう。
△8四飛 ▲7七桂
*これで▲8五歩を狙う。
△6四歩
*よくわからない手だ。一手パスに近い。そして6三の地点が空いたことがこの後、大きな意味を持つ。
▲3五歩 △同 歩 ▲同 銀
*この銀がここまで捌ければ、先手もやれる。
△3四歩 ▲同 銀
*ここで銀を引く人はいないだろう。
△同 金 ▲同 角 △7六銀打
*この将棋で、お互いを通じて出た、初めてハッキリとした悪手。7五の銀が遊び駒になったからだ。
*ここで私は決断の一手を指す。それは?
▲6一角成
*いっちゃえー。
△同 玉 ▲6三金
*激指もまずまず有力な角切りだったと評価。形勢は+500ほどで先手良し。
△8七銀成 ▲7九玉 △8二飛
*ここで私は▲8三歩か▲7二歩かでそうとう悩んだ。
▲8三歩
*この手は激指の一押しだった。▲8三歩で正解。
△4二飛
*さて、逃げられたが、慌てることはない。先手玉はまだまだ堅い。確実な攻めをしたい。
▲5四歩
*我ながら好手。
△同 角 ▲5三金
*これが飛車角両取りで厳しい。
△7八成銀 ▲同 金
*先手の手駒が増えて、攻めが切れなくなった。
△5二飛
*ここの局面、最大に迷った。どう考えても、先手がハッキリ勝ちになる手順があるはず。時間を費やしたが、正解が読めない。私は自分を弱いと思った(笑)
▲同 金
*これもないわけではないが、▲5四金が正解。以下△同飛に▲4三角の王手飛車で決まっていた。
△同 玉
*紛れたか?
▲5三歩
*急所の歩打ち。こういうところは私は強い(笑)。
△4三玉 ▲4一飛 △4二銀打
*ここで何をやるかもかなり迷った。ヘタをすれば逆転する。
▲5一銀
*正解の銀打ち。
△5三玉 ▲5五歩
*厳しい。一歩千金。
△3六角 ▲5四金
*玉は下段に落とせ。
△5二玉 ▲4二銀成 △同 銀 ▲8一飛成
*これが詰めろでは勝負あり。あとは慎重に指すべし。
△5一歩 ▲3八飛
*ちょっと変な感じもする手だが、許容範囲。
△4七角成
*ここでは後手玉に詰みもあるのだが、合駒の関係で少し難しい。一番手堅い勝ち方は何か?
▲3二飛成
*これでも勝ちだが、▲7二竜が正解で手堅い勝ち方。それで金か銀を合駒すれば取って詰み。角を合駒すれば▲6三金から詰みもあるし、▲3二飛成でもいい。
△4六角 ▲6八桂 △6三金 ▲6一銀
*相手の変則作戦に惑わされ、押されているところから、▲6一角成からの一気の攻めが決まって気持ち良かった一局。
△同 玉
*相手は反則してきた(^^; 88手という偶数手で先手の勝ち。
*私の消費時間は約10分、相手は約6分。
▲反則勝ち
*王手放置の反則
まで88手で先手の反則勝ち
長年の経験から、たどりついた、私が指さない戦型についてまとめておきます。

「横歩取り」 
先手後手、どちらを持っても指したくない。空中戦は、もう全然手が見えない。形勢判断も狂いがち。

「相矢倉」
角の使い方が難しい。金銀の使い方も難しい。総力戦になり、将棋の中で最も難解な戦型ではなかろうか。

「相穴熊」
相穴は手数がかかるので、体力のない私には向いてない。対振り穴では急戦で行く。

「相振り飛車」
未知の力戦になり、私の観戦で得た経験値が活きない。対抗形になると分かっていれば、振り飛車も指したいが。

「奇襲全般」
奇襲をとがめる側が私には向いている。序盤はそこそこ知識があるので。

「角換わり相腰掛銀」
最近、これはもう止めたほうがいいと分かった。難解すぎる。早繰り銀か棒銀にすべし。

「一手損角換わり」
私のような攻めが好きな人には、向いてない。同じく、右玉も、待ちの戦型なので向いてない。

<まとめ>
上達において、得意戦法を持て、とはよく言われることです。しかし、指さない戦法を決めるというのも大事だと私は思います。特に私のような居飛車党においては。上記の戦型は、自分が選ばなければ避けることができます。
開始日時:2022/10/30
棋戦:R対局 早指し2(猶予1分)
先手:GizumoのセカンドHN
後手:初段の人

▲2六歩
*私の先手。いつもの居飛車。今回は局後に激指15とやねうら王と水匠5に検討させてます。
△3四歩
*相手も初段で、私とほぼ同点数。早指し2。
▲7六歩 △5四歩
*ゴキゲンかあ。これ、私はなんとなく苦手にしているのよね。
▲4八銀
*超速とかいう対策があるが、もう勉強する気力がない(笑)
△5二飛 ▲6八玉 △5五歩
*今回は、5筋の位を取らせてどうなるか、やってみた。
▲7八玉 △6二玉 ▲6八銀
*先手の私は普通に組んだ。
△7二玉 ▲3六歩 △8二玉 ▲3七銀 △7二銀 ▲4六銀
*早繰り銀。さすがにゴキゲンを相手に棒銀にするのは、銀が遊びそうだ。
△9四歩 ▲9六歩 △5六歩
*この手が本局の序盤のキーポイントだった。これは私はありがたいと思った。
*この歩を逆用する手を考えると?
▲6六歩
*これで角交換を拒否。これが私の作戦。
△6四歩 ▲5八金右
*こちらから▲5六歩とは取らない。
△4二銀 ▲2五歩 △3三角 ▲6七金
*この金上がりがミソ。これでもう後手は△5七歩成しかない。
△5七歩成 ▲同銀上
*先手の金銀が手順に上がり、手堅い駒組みになっているのが分かるだろう。後手は自分から5筋の位を無くしてしまった。
*ただし形勢は互角。
△5三銀
*ここでちょっと後手陣に隙ができた。
▲4五銀
*これで▲3四銀が受からない。しかしまだ互角。次の手で後手が対応を誤る。
△6五歩
*疑問手。△3二金が正解。
▲3四銀
*角取り、もしくは▲4三銀成のどちらかが受からない。
△6六歩 ▲同 銀 △2二角 ▲4三銀成
*これはイケそう。激指は400ほど先手有利と出てる。
△5一飛
*次の手、私は疑問手を指してしまう。ぜひその疑問手を当ててみてほしい。
▲2四歩
*ぬるい。有利をフイにしてしまった手。▲5二歩から金を入手しておくか、▲5八飛が正しい手。次の後手の手を見落としている。
△6五歩
*好手。▲同銀なら角交換から王手飛車。▲5五銀にも△5四銀がある。
▲7七銀 △5五角
*▲2四歩が泣いている。
▲2五飛
*激指の検討モードでは▲1八飛と辛抱せよ、と示してる。しかしそんな手は私は指せないよ。▲2四歩が無意味になるから。
△1九角成
*後手のほうに先に駒得させてしまった。
▲2三歩成
*先手の攻め方は分かりやすい。次に▲3二と、だ。ここで後手が間違える。
△6二銀
*△5四銀が正しい。これは勢いがない手。次の先手の手が好手。
▲5三歩
*味の良い手。ただ、▲3二と、も普通の手だったとのこと。
△同 銀
*こう取るようではツライ。後手は一手丸々損した。
▲3二と △5二金左
*疑問手。△3二同金でまだまだ互角でこれからの勝負だった。後手は美濃囲いで香得していて6筋に嫌味をつけているのだから。
*次の手で先手の優勢を決定づける手がある。
▲5三成銀
*この手を後手は見落としたのだろう。
△同 金 ▲4二と
*飛車が詰んだ。先手はっきり優勢。
△5二金引 ▲5一と △同金引 ▲2一飛成
*駒割りは、先手の飛車の丸得。これは絶対、勝ちきらねばならない。これだけ形勢が良いと逆にプレッシャーがかかる(笑)
△5五馬
*さて、先手はどうするか。激指はなんと▲2五竜が第一候補だ。ここから守りに入るのは私は1秒も考えなかった。
*私の決断の一手とは?
▲5三飛
*この手は、やねうら王と水匠5のおススメの手。ここはこの手でしょう。私はこの一瞬は、激指15を超えた(笑)
△5二香
*もちろんこの香は読み筋。
▲5五飛成 △同 香 ▲6四角
*ここまでが▲5三飛としたときの私の読み筋。これで▲7四桂と▲5五角の狙いで行けるでしょう。
△5四飛
*相手も懸命の粘り。これ、寄ってるはずなのだが。ここから負けたらショックがデカすぎる。
▲7四桂
*なにはなくとも、とりあえず打つ。
△9二玉
*何が正解なのか、分からない。読み切れない。・・・ここから読み切れないのが初段クオリティ。
▲9五歩
*これも間違いではないが、▲5一竜と切れ、とソフトたちは言っている。そしてとりあえず▲8二金を決めるべきだとソフトは言っている。
△6四飛 ▲9四歩 △8二銀
*おいおい、なんか後手も抵抗してるぞ。攻めが続くか、ギリギリ。読み切れないorz
▲9三銀 △同 桂 ▲同歩成 △同 銀
*後手玉、たぶん寄ってる。そのはずだ。
▲同香成 △同 玉 ▲8二銀
*とりあえず、追いかけていれば寄るか?
*先に▲9四歩も有力だった。
△9四玉 ▲9五歩 △8四玉
*よし、追い詰めてる。
▲8六銀
*▲5一竜をソフトはおススメしている。しかしこれも良い手。
△7四歩
*あら、これは・・・。しかし△7四玉でも▲7五銀から飛車を取って、▲9七角の筋で先手の勝ちだった。なんとか勝った。しかし、▲7四桂が打ててから、いきあたりばったりでは、この先が思いやられる。
▲9六桂
*総考慮時間は両者約7分。
*序盤で△5六歩を▲同歩と取らずに金銀を上げていくのは参考にしてほしい。
まで83手で先手の勝ち


たまには図面を張らないと、張り方を忘れるので、図面を使っておく。
上の図は、今日やったレート戦。先手が私。序、中盤、我ながらうまく指し回し、あとは寄せるだけ。
今、後手が最後のお願いと、持ち駒の銀で△4九銀と先手玉に詰めろをかけたところ。
これ、どう見ても、後手玉に詰みがある。先手は大駒3枚で後手玉を包んでおり、持ち駒も金銀がある。
もう、どう見ても詰みだ。
・・・でも、実戦で30秒で見つけられなかったのだ!

実戦は▲6一角成△同銀▲6三銀と上に逃がしてしまい、なんと詰み逃し。そして大逆転負け。
しかも投了図は、あとから激指で調べると、まだ先手有利と検討モードが判断した・・・。もうね、アホかと。

図面以下は、いくつも詰みがあるとのこと。
一番簡単なのは▲4二竜△6三玉▲5二銀(または▲5四銀)以下の詰み。後手は合駒がないのだ。△4九銀と打ったので、後手に持ち駒がなくなったことに、私は気づかなかったのだ。

次の詰ませ方は▲7一銀または▲5一銀で、△6三玉とかわしたときに▲6二金からバラバラにする手。これも単純。
さらに▲5二金以下でも詰むとのこと。
本譜の▲6一角成以下でも詰むことは詰む。▲6一角成△同銀▲7三角成でも、持ち駒の物量にモノ言わせて長いが詰むとのこと。

・・・これを逃していたら、もう勝つ将棋がない、と言えるくらいの詰み逃しだった。ショック。こんなんで二段に上がれるわけない。
そういえば詰将棋なんて、もう何か月もやってないなあ。
天国の村山聖九段に怒られそうだ。「どうやったら詰まないんですか」
開始日時:2022/10/29
棋戦:R対局 早指し2(猶予1分)
先手:GizumoのセカンドHN
後手:初段の人

*24の初段どうしの一戦。お互いにもう少しで二段に届きそうなレート。
▲2六歩
*先手は私。いつもの居飛車。
△3四歩
*実は、さっき対戦しており、同じ相手と2連戦。深夜だと人が少ないのでこういうことがある。
▲7六歩 △4四歩
*一局目は私のボロ負けだった。リベンジ戦。
▲4八銀 △4二飛
*一局目は▲急戦vs△四間飛車の振り穴だった。今回もそうなるか。
▲6八玉
*しばらく駒組み。
△6二玉 ▲7八玉 △7二玉 ▲2五歩 △3三角 ▲5六歩
△3二銀 ▲3六歩
*私は急戦を目指す。先手番だし。
△8二玉 ▲5八金右 △9二香
*やはり熊ってきたか。急戦党には強敵だ。
▲6八銀 △9一玉 ▲5七銀左 △8二銀
*さて、先手はどの作戦でいくか。
▲3七銀
*やはり棒銀が私は一番しっくり来る。エース戦法だ。
△7四歩
*後手はちゃんと勉強している指し方。7筋に飛車を振り直すのだ。
▲2六銀
*銀が出て、さあ勝負。後手の対応や如何に。
△7二飛
*この飛車回りでなく△4五歩のような手もあるのだが、その場合は角交換ですごい持久戦が予想される。
*この7筋をどうすべきか。
▲6六銀
*守っておいた。一局目は同じような形で7筋を交換されて▲7七歩を余儀なくされ、角が使えなかったのが敗因となったからだ。
△4三銀 ▲3五歩 △3二金
*ここがけっこうポイント。すぐに▲3四歩と取り込むより、次の手を指したい。
▲3八飛
*力を溜める飛車回り。これで相手から△3五歩を取らせる。
△3五歩 ▲同 銀
*銀が5段目に進出できて、作戦としてはまずまず。しかし激指は形勢は全く互角と言っている。
△7一金 ▲3四歩
*▲3四銀とぶつけるのは相手の駒が捌けてくる。先手としては押さえ込みたいのだ。
△5一角 ▲3六飛
*常道の飛車浮き。これで▲3七桂の活用が見込める。
△1二香
*先手の角道が止まっているので、意味がなかったかも。△7三角として▲3七桂なら△3八歩としたかった。△7三角には先手は▲4六歩が正解とのこと。
▲7九角
*まだ全く互角。
△6四歩 ▲4六角 △5四銀
*次の手は必然。
▲3七桂
*△4五銀の防ぎ。先手としては、攻撃部隊がここまで組みあがれば本望だ。
△4三金
*さて、先手はどうするか。後手にやる手がなくなってきているのに注目したい。
▲9六歩
*端を狙っていく。後手は指したい手がない。
△6五歩 ▲7七銀
*銀を引いて、先手玉は、かえって固まった意味がある。
△7五歩 ▲同 歩 △同 飛 ▲7六歩 △7四飛 ▲9五歩
*7筋を交換してきたが、△9四歩と受けておくのも一考だった。
△4五歩 ▲5七角 △6三銀
*後手も形を乱さず、待っている。ここまで、互いにミスなく高度な応酬だと思う。とても初段どうしとは思えない。
▲6八金上
*さらに力を溜める。
△5四金
*金が出てきたが、特に狙いもなさそう。先手は、そろそろ行くか。
▲2四歩
*仕掛け。ここから中盤だ。
△同 歩 ▲同 銀
*次に▲2二歩などの攻めがある。
△4四金
*どうするか、考え所。中盤の難所。
▲3五銀
*好手。▲2二歩は△3四金で紛れるところだった。
△同 金 ▲同 飛 △2四角
*こう角が出たくなる。
▲2五飛 △5七角成 ▲同金直
*しかし、こうなってみると、先手が有望だ。
△3四飛 ▲2一飛成
*ここで相手の手が止まった。△3七飛成には▲5五角が決め手で一気に勝負がつく。▲7一竜で金が取れるからだ。
△4六歩
*局面は先手優勢。しかしここからまだ分からないのが初段どうし。この△4六歩の勝負手には感心した。よく思いつくものだ。
▲9四歩
*満を持しての端攻め。一段竜との組み合わせで、厳しい手。ただ、ここでは▲4五角のほうが良かったと激指。
△同 歩 ▲9三歩 △同 香 ▲8五桂
*順調に端を攻めている。
△3七飛成 ▲9三桂成 △同 桂 ▲9四香 △9二歩 ▲9九香
*▲6二金と張り付いておくのもあったところ。
△3一歩
*手筋。
▲1二龍
*こう竜を活用する手があるから、後手の香は1一に居たほうが良かった。結果論だが。
△3二桂
*さあ、先手はどんどん攻めていきたい。
▲5五角 △6四銀打 ▲4六角
*これで、相手からの、と金攻めはなくなった。
△3九龍
*激指によれば形勢は1000ほど先手良し。しかし、何をしたものか。
▲9八香打
*とにかく足しておいた。
*激指のおススメは▲8六香だった。
△8五桂打 ▲6九金打
*がっちり受けておいた。
△7七桂成 ▲同 桂 △5九角
*この手は疑問手。△7五歩と迫るべき、と激指。
▲5八金引 △6八角成 ▲同金寄
*あまり役に立ってなかった5七の金が持ち駒の角になったので、先手の優勢が拡大した。
*しかし、ここで後手に勝負手が出る。
△6六歩
*なんだこれは?意味が分からない。
▲8五桂
*無視して良さそう、と判断した。しかしこの桂跳ねは負ければ敗着となっていた。ここでは形勢が大逆転している。
△6七歩成 ▲同 金 △6六歩
*ここまできて、なんかヤバそう、と気づく私。しかし時すでに遅し。4手前の△6六歩には▲同歩が正解だった。
▲同 金 △7七銀
*攻められて、一気に大ピンチに。ただここでは後手としては△7七歩が優った。
▲同 玉 △6九龍
*△8五桂と王手で取るのが優ったとのこと。
▲9三桂成
*▲9三香成が優ったとのこと。
△同 銀 ▲同香成
*8五に先手の桂がいなくなったのが影響して、次に後手に決め手があった。
△同 歩
*痛恨のミス。△7八金▲8六玉△7四桂で、先手は玉を9筋に逃げるしかなく、香が陰になってしまい、後手の勝ちだった。
▲同香成
*これもミス。▲9二銀がいいらしい。もうグダグダ(笑)
△8五桂
*これもミス。△7八金から、実は先手玉に詰みがあった。△7八金▲8六玉△7四桂以下、金香歩が持ち駒にあるので詰む。
▲8六玉 △9五金
*▲同玉か、▲同香か。どっちかは詰む。
▲同 香
*▲同香で正解。▲同玉なら△9九竜から詰んでいた。久しぶりにまともな手が出た(笑)
△8一玉
*先手は持ち駒がいっぱいあるので、後手玉は詰んでるんだろうなー、と思ったが、私の棋力では詰ませられない。
▲8三成香 △7二金 ▲9二香成 △7一玉 ▲8二金 △同 金
▲同成香寄 △6二玉 ▲8四角
*後手玉を必至にすべく、追い込んでいく。
△7三歩 ▲4二金
*先手玉は上が抜けているので、ようやく勝ちが見えた。
△9六金 ▲8五玉 △7四銀 ▲9四玉
*もう先手玉は詰まない。
△8三銀 ▲同 玉 △6六龍 ▲7三角成
*ようやく詰んだ。序盤と中盤は100点で、終盤があまりにもグダグダ。
△同 銀 ▲同角成
*終盤、お互いに逆転しすぎ。これが初段クオリティ。100手目の△6六歩の勝負手はすごかったと思う。もっとすっきり勝たないといけない。総消費時間はお互いに約10分。
まで139手で先手の勝ち
開始日時:2022/10/23
棋戦:R対局 早指し2(猶予1分)
先手:二段の人
後手:GizumoのセカンドHN

▲7六歩
*相手の先手。私は後手。
△8四歩
*私はほぼ居飛車専門。めったに振らない。
▲2六歩 △8五歩
*△3四歩と突いてしまうと、横歩取りになる可能性が高いので、それは避けるのが私流。
▲2五歩 △3二金 ▲7七角 △3四歩 ▲7八銀 △7七角成
*戦型は角換わりに決定。
▲同 銀 △2二銀 ▲3八銀 △3三銀 ▲2七銀
*うお、棒銀だ。しかも▲7八金を省略している速攻だ。
△4四歩
*この歩突きは狙いがある。
▲2六銀 △7四歩
*先手が▲7八金を省略しているので、△7二銀~△7三銀は間に合わない。本譜のこの手は次に後手から△7五歩▲同歩△6五角の狙いがある。
▲1五銀
*▲7八金は上がらないか。ここで私の当初の予定は△5四角だった。
△7五歩
*しかし気が変わって突っかけてしまった。△5四角のほうが△4四歩の顔が立った。△4四歩の意味は、2筋から銀交換のあとに△3三金と飛車に当てて、そのとき2一に利いていて飛車の成り込みを防いでいるのだ。
▲2四歩 △同 歩 ▲同 銀
*△5四角が盤上にあれば、△2七歩で後手が良い。したがって先手は事前に飛車を浮くなどの手が必要になる。まあ本譜は△7五歩と仕掛けてしまったのだが。
△同 銀 ▲同 飛
*このときに盤上に△5四角があれば、△3三金が成立しているのが分かる。
△2三歩 ▲2八飛 △7六歩 ▲同 銀
*激指先生は互角と評価している。
△4二玉
*△8六歩と行きたいのはヤマヤマなのだが、それは▲9五角の王手飛車を食らって終了となる。
▲7七銀
*手堅い。良い手だと思う。
△6二銀 ▲7八金
*戦いが一段落して、駒組みだ。
△7三銀 ▲6五銀
*なんだこれは。
△5二金 ▲7四歩 △6二銀 ▲5五角
*いやなところを攻めてくる。しかし私は悲観はしていなかった。形勢は五分だろうと思っていた。局後に検討させてみても、激指もそう判断していた。
△9二飛 ▲4四角 △3三桂 ▲7六銀上 △4三金右 ▲6六角
△8二飛
*後手の私としては千日手もしょうがないと思った。
▲5五角 △9二飛
*千日手になるか?
▲7七桂
*後手は角と銀を持っている。先手はすでに使っているので、ある程度は盤上を制圧されてしまうのは、しょうがない。
△5四歩 ▲6六角 △8二飛 ▲8五桂 △3一玉
*ここら辺は、我ながら落ち着いている。
▲9六歩 △2二玉 ▲9五歩
*端から戦端が開かれそう。
△8四歩 ▲9三桂成 △同 香 ▲9四歩 △同 香 ▲同 香
*形勢はどっちがいいか分からない。
*激指によると-300ほどでちょっと後手がいいようだが、まだまだ難解な局面なのでリードのうちに入らないだろう。
*次の手はそうとう悩んだ。何をしたものか?
△5五銀
*猶予時間をかなり使ってのこの銀。まずまずの手のようだ。
▲7五角 △7二飛
*この飛車は我ながらよく指せた。次に△6四歩から銀交換のあと、△7四飛のさばきを狙っている。
▲9一香成 △5三銀
*すぐに△6四歩も考えたが、いったん、形を整備した。
▲2四歩
*うーん、攻めてきたか。
△同 歩 ▲2三歩 △同 玉 ▲2七香
*厳しそうな攻め。
*ここで激指は△6四歩を勧めている。なんと▲2四香には△1四玉で耐えろと言っている。そんなん、怖くて指せるわけない(笑)
△2五歩
*あまり気が進まない手だが、他の手も分からなかった。
▲8一成香
*△9二飛の筋が発生したので、ここは我慢だ。
△9二飛 ▲2四歩 △1二玉 ▲2五香
*先手の疑問手。とにもかくにも▲9七歩が必要だった。
△9九飛成
*飛車が成り込めて、行けそうと思った。激指は-450ほどで後手が有利と出ている。
▲4八玉 △2七歩 ▲同 飛 △2五桂 ▲同 飛 △2二歩
*手抜きで△4六歩などと4七を攻める手もあった。
▲5六銀 △同 銀 ▲同 歩 △1四角
*色々手があるようだが、この角も良い手だ。
▲2八飛 △4四香
*順調に後手が攻めている。これは勝てるんじゃないかと思った。
▲5九桂 △6九龍
*この金取りが妙に受けにくい。
▲5七玉
*思い切った受けをしてきた。
△4七香成 ▲同 桂 △4九龍
*しかしこれで金を取れた。後手優勢。
▲2五香
*次の△4七角成を防いで攻防手。
△同 角
*邪魔なので取っ払った。
▲同 飛 △4六歩
*この手は激指によると悪手だそうだ。一気に先手有利に逆転している。△1四銀が手堅かった。
*次に▲2三銀~▲2一角で後手陣は崩壊している。
▲5三角成
*しかし後手もチャンスを逃した。
△4七歩成 ▲6六玉 △5三金 ▲2三銀
*ここがまた勝負所。△同歩か、△2一玉か?
△2一玉
*この手はミス。△同歩が正しかった。先手有利になってしまっている。
▲3二銀成 △同 玉 ▲2三歩成 △同 歩 ▲2一角 △4一玉
*相手の猛攻。しのぎ切れるのか?
▲4二歩 △同 玉 ▲4三歩 △5二玉
*ここら辺は後手がどうやっても先手有望だった。
▲4一銀 △6一玉
*次の先手の手が、明暗を分けた。本局一番のポイントだった。
▲7一金
*詰ませたいがための手だったのだが、先手の敗着。▲7三歩成としておけば先手が勝っていた。
△6二玉 ▲7三歩成 △同 玉 ▲6五桂 △8三玉 ▲5三桂成
*金を取ったが、先手の攻め駒は、残骸の山になってしまっている。
△5七角 ▲7七玉 △8九銀
*激指によれば詰みもあったが、手堅い寄せ方。
▲7九歩 △7三香
*これはさすがに勝てると思った。
▲6三成桂 △7八銀成 ▲同 歩 △7六香 ▲同 玉 △7五金
▲同 飛 △同角成
*以下は即詰み。
▲同 玉 △7四飛
*ここで相手が投了。142手の熱戦だった。終盤で▲2三銀と打ち込まれたときに△同歩と取れなかったのが、私の受けの弱さを露呈している。でも勝ててうれしかった。
*消費時間は相手が9分弱、私が16分強。ほぼ倍、私は使っている(^^;
まで142手で後手の勝ち
なかなか指す機会がないのですが、ひさびさに指しました。今回の検討ではソフトは使ってません。

開始日時:2022/10/16
棋戦:R対局 早指し2(猶予1分)
先手:初段の人
後手:GizumoのセカンドHN

▲2六歩
*久しぶりの対局。早指し2。相手は初段。私は後手。
△8四歩
*私は相掛かりは好きなので、後手でも受けて立つ。
▲2五歩 △8五歩 ▲7八金 △3二金 ▲2四歩 △同 歩
▲同 飛 △2三歩 ▲2八飛
*引き飛車にしてきた。
△8六歩 ▲同 歩 △同 飛 ▲8七歩 △8四飛
*とりあえず、△8四飛の浮き飛車で、先手からの原始棒銀の筋を受けておく。
▲5八玉 △7二銀 ▲3八銀 △5二玉
*このあたりは、互いの好み。私も相手につられて中住まいにすることに。
▲7六歩 △3四歩 ▲3六歩 △7四歩
*飛車の位置以外は先後同形。
▲2二角成
*この手は何なのか、意味不明だった。一手損ではないか。
△同 銀 ▲7七桂
*この手がやりたいから、角を交換したのか?しかし、この桂は、後手からみれば、狙い所だ。
△7五歩
*もう特に駒組みで指したい手もないのだし、後手は行くべきだろう。指した感触は、「手ごたえあり」
▲6六角
*うーん、先手、最善の受けに見える。そうか、角打ちで受かってるか。まあ後手の私としては、角を打たせたことに満足するか。
△7三銀
*攻撃の第二弾、銀の進出。私は銀を前線に出すのが好きだ。ただ△6四角のほうが良かったっぽい。
▲3七桂
*この手は、はっきり悪手と思う。先手はとにかく▲7五角で歩を取っておくべき。そのための角打ちだったのだから。
△6四銀
*すかさず銀が出て、先手はもう▲7五角とできなくなった。ここではっきりと後手有利と思った。次に後手から△7四飛~△7六歩の狙いがある。
▲2四歩
*先手はどうするのか、と思っていたら、こんな手があった。24の初段は、さすがに何もできず負けるほど弱くない。
△同 歩 ▲同 飛
*ここで私は迷った。△3三角で受けるか、普通に△2三歩か。
△2三歩
*先手の角を負担にさせたかったので、△3三角とせずに歩を打った。
▲3四飛 △3三銀
*こう進むところ。ここで先手、▲7五角で勝負する手を私は読んでいた。もし△7五同銀なら▲8四飛△同銀▲8二飛。その変化は後手としては怖すぎる。
▲3五飛
*しかし、実戦は先手は飛車を引き上げた。私としては▲7五角が怖かった。
*ここは後手としては落ち着いて考えるべき。次に▲4五桂がある。
△4二玉
*△3四歩もあるだろうが、歩を持ち駒として持っておきたかった。
▲7五歩
*この手に対して△7六歩は▲6五桂で、先手の駒が躍動しそう。△7六歩は攻めを呼び込みすぎで指しきれないと感じた。
△7三桂
*この桂は損にはならないだろう。
▲7四歩
*先手から動いてほしいところだったので、歓迎。しかし私にはこの手の意味が分からない。
△同 飛 ▲8五桂
*よくもまあ、そんな捌きを考え付くものだ。△同桂からの交換になれば、先手の飛車が活躍して先手が良いだろう。
△6五桂
*で、跳ね違い。感触が良い手。私としては手ごたえあり。これは勝つべき展開と思った。
▲7七歩
*手堅く受けたか。ここで私は△2八角も考えたが、遅い攻めで作った馬が遊びそうなので、やめておいた。
△8四歩
*桂を取りに行ったが、いまいちだったか。
▲4五桂
*先手は暴れてくる。そりゃそうだ。
△4四銀 ▲同 角
*無理攻めキター。これを受け切れば勝てる。
△同 歩
*後手は指したい手だらけ。△8五歩、△7七桂成、△4五歩。
*先手はどうするんだ?
▲8三銀
*いかにも苦しい銀打ち。これしかないのでは後手が大優勢。でも、こういうところから逆転があるのが私のようなレベル。
△7五飛
*これでもう先手は手がないだろう、と思ったが・・・。
▲7六歩
*すごい勝負手。対局中は△8五飛と取るべきか迷った。しかしそれだと▲7四銀不成で大変。
△同 飛
*本譜、歩を取ったが、こっちで正解だろう。
*次、先手はどうするのか?全く読めなかった。
▲5三桂成
*おおー。そんな手が。うーん、なかなかやるなあ。でも形勢は後手がだいぶ良い。
△同 銀 ▲6五飛
*この瞬間、後手は好きな手が指せる。
*先手は8三の銀が遊び駒なのが痛い。
△5四角
*△7七歩のほうが良かったかも。
▲6六飛
*ここ、私は迷った。どうすべきか。私の次の手は・・・。
△同 飛
*もう決めに行ってしまえ!
▲同 歩 △7六角
*この角の王手に期待した。先手は合駒が悪い。
▲4八玉
*これは後手、勝ちが見えた。角の利きと、持ち駒がこれだけあれば寄せることができるはず。
△3七歩
*良い感じの攻め。
▲2九銀
*どう対応するか見ものだったが、銀を逃げて耐えようとしてきた。
△6九飛
*順調な攻め。しかし先に角を切るべきか?よく分からない。
▲5九桂
*▲5九飛と合わせると、後手に△6四飛成とされて全く先手に望みがないので、▲5九飛はやめたのだろう。
*もう後手勝勢だが、どう攻めたからいいか、私は分からなくなった(笑)
△2七角
*対局中は自信がない手だったが、これで正解かもしれない。
▲3九金 △4五桂
*後手としては、これだけの駒が攻めていれば、何かしら寄せがあるはず。
▲5六飛
*次の△5七桂成を受けた。しかし先手はもう苦しい。
*が、私もどう攻めていいか分からなくなった。
△8五角
*ぬるい。今見れば、△5八歩で決まっている。
▲2八歩
*角が行き場がない。決め所。
△7九飛成
*ここからの寄せは我ながら満足できるものだった。
▲同 金 △4九銀
*これで受けがない。
▲6八金
*こうするくらいしかない。
△3八歩成
*以下、即詰み。
▲同 銀 △同銀成 ▲同 金 △同角成 ▲同 玉 △3七金
▲2九玉 △3八銀
*自玉が安泰なので、安心して寄せることができた。△7九飛成は良く指せた。
▲1八玉
*相手の敗因だが、31手目に▲7五角と歩を取らなかったところまでさかのぼると思う。
△2六桂
*相手は詰みまで指した。消費時間はお互い約10分。
*私としては、序盤でリードして押し切る理想的で満足な一局だった。
まで90手で後手の勝ち
開始日時:2022/06/25
棋戦:R対局 早指し2(猶予1分)
先手:GizumoのセカンドHN
後手:初段の人

▲2六歩
*私は先手。いつもの出だし。
△3四歩 ▲7六歩 △4四歩
*相手は角道を止めてきたか。振り飛車か?
▲4八銀
*様子見。このあと、何にでも変化できる銀上がり。
△4二銀
*相手も様子見か。
▲6八玉
*とりあえず上がっておく。▲7八銀からの左美濃が視野に入っている。
△6二銀
*お、これは・・・相手は居飛車ってことか。
*じゃあ一つ、打診してみよう。早くも相手を揺さぶる一手とは?
▲4六歩
*これが面白い手。後手の応手によっては▲4五歩の仕掛けがある。
△4三銀
*ん、これは▲4五歩、行ける。どうするか。
▲4五歩
*仕掛けが成立するときは仕掛ける。早く戦いが起こったほうが、駒組みに悩まなくて済む。これは私の棋風だ。長々と駒組みをするのは私の性に合わない。
△3二金
*激指も▲4五歩で充分、戦えるとの判断。でも互角だが。
▲4四歩
*この手は必然。後手の角にヒモがついたので、次に△4五歩と取られてしまうからだ。
△同 銀
*激指は互角と判断している。
▲4七銀
*さあ~、どんな戦いになるやら。怖いけどワクワクするね。
△5四歩
*好手。後手としては、飛車の横利きを通したい。
▲5八金右
*先手は▲2五歩と突くかどうかだが、そうすると△3三角との交換になって、後手の角が安定してしまう。この手は一回、様子を見た。さすがにまだ攻め倒すとか、そういう段階ではない。
△5三銀上
*ここで先手としては、応援部隊を送りたい。囲うといっても、もう先手玉は充分囲えてると言える。先手が囲っている間に後手の駒が前に出てきてしまう。
▲3六歩 △6四銀 ▲3七桂
*両者、着々と駒組みしてきた。決戦の時は近いか。
△5五銀左
*相手は強気だ。次に△4六歩と打たれて、▲3八銀と下がるのだけは弱気なので指したくない。
▲5六歩
*後手を急がせた。何もしないと△4六歩があるし、△4二飛と回られるとやっかいだ。
△4六歩 ▲5五歩 △4七歩成 ▲同 金
*そりゃ、こうなるよね。
△5五銀
*後手は強気だ。△5五歩で収めるという考えもあった。△5五角も有力だった、と激指先生。
*先手はどうするか。何もしないとやはり△4六歩または△4二飛がある。
▲5六歩
*このあたり、自信はなかった。ここでは激指のおススメは▲7八玉だった。難しくて私には指せない。
*この▲5六歩で激指は全く互角と判断している。
△4二飛
*後手、待望の飛車回り。どう受けるか、色々あるとのこと。
▲5八金
*これも候補の一つ。激指によれば▲4五銀という受けもあったそうだ。それも面白そうな手だ。しかし1秒も考え付かなかった。
*次の手が波紋を呼ぶ。
△4六銀
*後手が一気に攻めてきた。(ここで検討モードの形勢が動いていた)。実戦の最中は、▲2二角成が一回、入るかどうかでめっちゃ悩んだ。どうするか。
▲2二角成
*勝負の一手。これを△同金としてくれれば、先手はだいぶ楽になる。△4七銀成が怖いがどうなるか。
△同 金
*激指によれば、▲2二角成で正解とのこと。ここでは1000点ほど先手が良くなっている。
*ここで先手に決め手があった。そんなに難しい手じゃない。
▲3一角
*最善を逃した手。ここでは▲5三銀が決め手だった。以下△4三飛に▲4四歩で先手がはっきり良しだった。
△3二飛 ▲2二角成
*しかしこれでも先手が良い。
△同 飛 ▲4六金
*角と金銀の2枚替え。そして先手は右桂も戦線に参加できそう。先手良し。
△3九角 ▲2九飛 △8四角成
*この馬はあまり意味がなさそう。どう攻めるか。
▲4五桂
*10秒ほどで指してしまったが、しまったと思った。ここでは▲5三銀だった。後手が△5二金などと受けてきたら、そこで▲4五桂だった。ミスだ。
△4四銀
*これは相手もミス。ここでは△6二玉が粘りのある早逃げだった。助かった。
▲5三銀
*△6二玉なら、まだまだ長引いて、どうなるか分からないところだった。
△同 銀 ▲同桂成
*これは気分がいい。▲4五桂から一気に▲5三桂成までワープした計算だ。
△4二銀 ▲4四銀
*これはもう逃せない。絶対勝たなくてはいけない。4筋に歩が利くのが大きい。
△5二金 ▲4二成桂 △同 飛
*△同玉かなと思ったが、それでも先手が勝ち。△同玉以下▲4三歩△同金▲3一銀の筋がある。
▲5三銀打
*がっちり打って、勝ちました、という手。相手はここで投了した。早い▲4五歩の仕掛けで、面白かった一局。▲2二角成と踏み込んだのが勝因だ。あと、右桂を使った駒組み段階でもうまく指せた。全体的に勢いがあって良かったと思う。
まで53手で先手の勝ち
開始日時:2022/06/13
棋戦:R対局 早指し2(猶予1分)
先手:初段の人
後手:GizumoのセカンドHN

▲2六歩
*いつもの早指し2。私は後手。
△8四歩
*相掛かりか。後手番でどうなるか。
▲2五歩 △8五歩 ▲7八金 △3二金 ▲9六歩
*ここで早くも私は迷う。どうすりゃいいのか(笑)
△1四歩
*こっちも突いたが、意味は分からない(^^;
▲3八銀 △7二銀 ▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △2三歩
▲2八飛 △7四歩 ▲2七銀
*棒銀か。私の得意戦法だ。どう受けたらいいのか?
△3四歩 ▲7六歩
*先に▲3六銀か▲2六銀もある。
△7三銀 ▲2六銀
*ここで私は長考。猶予時間をほとんど使ってしまう。激指先生によれば、ここまでは互角でどうやっても一局ということだ。もう、定跡を覚えるよりも場当たり的になっても仕方がないと言える。
△8八角成
*安全策を取った。しかし先手の一手得になり、個人的には不満だった。
▲同 銀 △2二銀 ▲7七銀 △6四銀 ▲2五銀 △3五歩
*この手は激指には不評。△3三銀として、銀交換には甘んじるしかなかった。それで互角とのこと。
▲3四銀 △7五歩 ▲同 歩
*これを一直線に△同銀から8筋を交換すると、▲9五角の王手飛車があるので注意だ。
△5四角
*良く分からないが、打っておいた。形勢は先手がちょっと良い。
▲2六飛
*私としては▲7四歩の突き出しがいやだった。
△3三桂 ▲6六歩
*これも良く分からない手だ。▲7四歩が有力だった、と激指。
△7五銀
*歩が取れたので、まだまだだと思った。
▲5六角
*相手も打ってきた。すぐに▲2三銀成には△2五歩があるので大丈夫。
△7六歩 ▲6八銀 △8六歩
*先に△6六銀もあった。形勢は全くの互角。
▲同 歩 △同 飛 ▲8七歩 △8四飛 ▲2四歩 △同 歩
▲2三歩 △1三銀
*ここに銀が出れて、△1四歩の顔が立った。これ以上、先手からの攻めが難しく、後手がやれると思ったのだが・・・。
▲1六歩
*ここに目を付けたのは機敏。
△6六銀 ▲1五歩 △同 歩 ▲同 香 △1四歩 ▲同 香
△同 銀 ▲2四飛
*強引に1筋を突破してきた。次の手、私はノータイムだったが、もっと考えるべきだった。
△2一歩
*ここはこの一手だろうと思ったが、△1五銀という手があった。飛車が行く場所に困る。△1五銀が見えていれば戦況は変わっていた。
▲1二歩
*全く見えていなかった歩。私は意味が分からなかった。取ると角筋に入るということか。
*取ると嫌な予感がしたので、私は勝負手を放つ。
△5五香
*これで先手の角が詰んでいる。
▲1四飛
*げっ!銀が浮いていたのか。うっかり。でも銀はもう、しょうがなかったか。
△5六香 ▲同 歩
*なんか、形勢が悪くなったっぽい。こういう時は・・・。
△2七角成
*ぼんやり成って、相手に手を渡す。
*激指によれば、形勢は互角とのこと。
*ここで▲3八銀の受けには△4五馬がピッタリ。
▲2四飛
*この手は疑問手だった、と激指。ここで後手は△1六馬が正解だったとのこと。しかし私は形勢を悲観していて、勝負手を放つ。
△1六角
*これも一見、良い手に見える。しかし次の先手の3手一組が全く見えてない。
▲2七飛 △同角成
*あれ?飛車が取れた。3四の銀も浮いたし、これは何だ?と思っていたのだが。
▲9五角
*げえええ!全然見えてないよー。もう投了級かと思ったが、まだ粘れることに気づいた。
△8五飛打
*意外にも、形勢は全く互角と激指。
▲8四角 △同 飛 ▲3三銀成
*これを取るか、先に△4九馬と切るか、迷った。
△同 金
*相手に手を渡して、悪手を指してもらう作戦。手が広いときは有効だ。
▲3一飛 △6二玉 ▲6五桂
*この手が悪手。単に▲3三飛成が優った、と激指。それならまだまだ戦いは長引くが、そういう作りの戦いだったのだ。先手は勝負を急いでしまった。
△5七銀打
*当然ながら、この手が厳しい。
▲5八銀 △4九馬
*ここは寄せの見せ所。
▲同 銀 △4八角
*とにかく、敵玉のまわりに後手の駒を増やしていく。
▲6九玉 △6八銀成 ▲同 金 △5九銀 ▲7八金 △6八金
*以下、読み切り。
▲同 金 △同銀成 ▲同 玉 △5七角成 ▲7八玉 △7七金
*以下は▲同桂△同歩成で飛車を成っていけば詰む。なかなか面白い戦いだった。私としては、銀取りを見落とし、王手飛車を見落として勝てたのだから、ラッキーだった。
まで94手で後手の勝ち
開始日時:2022/05/17
棋戦:R対局 早指し2(猶予1分)
先手:GizumoのセカンドHN
後手:1級の人

▲2六歩
*先手が私。私の初手はいつも▲2六歩。
△3四歩 ▲7六歩 △4四歩 ▲4八銀 △4二飛
*おお、相手は四間飛車だ。
▲6八玉 △6二玉
*藤井システムは消えた。相手は振り穴か?
▲7八玉 △7二玉 ▲2五歩 △3三角
*これで相手の立石流も消えた。
▲5六歩 △3二銀 ▲6八銀
*私はたいがい急戦。
△8二玉 ▲3六歩
*振り穴でも私は急戦をする。
△7二銀
*美濃だった。
▲3七銀
*で、いつもの棒銀作戦。
△5二金左 ▲2六銀
*棒銀。今回はどうなるか?もう△4二角~△6四角が間に合う展開でもなさそうだ。
△1四歩 ▲5七銀
*シンプルな△4五歩のさばきを警戒している。もし△4五歩なら、▲3三角成~▲3七銀と下がって指すのが私流。
△9四歩 ▲9六歩 △4三銀
*これで△4五歩はなくなった。攻めてみるか。
▲3五歩 △3二飛 ▲3八飛
*金が2枚とも初期配置のままなのが私流。
△2二角
*でも、これはこれで攻略はやっかいだ。激指15の評価は全く互角。
▲4六歩
*4筋も攻めに加えたい。
△6四歩
*この歩で美濃がさらに堅くなる。振り飛車党なら覚えておきたい。
▲3四歩
*▲5八金右、または▲4八金と、一手待つ手もそうとう有力だった。そっちが本筋と思う。
△同 銀 ▲4五歩
*先手は攻めはいいとして、玉形が違いすぎるので、右側でポイントを稼げるかどうかだ。
△4三銀 ▲3五銀
*とりあえず銀は5段目に出れた。しかし形勢は互角。なにしろ後手はめっちゃ堅い。
△4五歩
*ここで▲4四歩という手もあった。3八の飛車にヒモがついているからだ。本譜とは全く違う展開になるので、解説は省略する。
▲2二角成
*この手は普通。角どうしが向かい合ったとき、居飛車から取るのが普通。
△同 飛 ▲6六角
*そして同じラインに角の打ち直し。後手はつらいようだが、何しろ美濃が堅いので、ここさえ耐えれば後手は戦えるのだ。
△1二飛 ▲2四歩 △同 歩 ▲2二歩
*普通の手に見えるが、激指の評判はあまり良くない。▲2三歩か、▲4八金と直しておくのが激指のおススメだ。
△2七角
*当然の反撃。△4七角~△2五角成を目指したほうが良かったようだが、これもある手。
▲3九飛
*まだ飛車は渡せない。
△3八歩 ▲同 金 △3六角成
*3五の銀の処置ををどうするか。
▲4八金 △3八歩
*ここが大きな岐路だった。
▲4九飛
*これが疑問手と激指。▲同飛が正解で、△3七歩に▲同飛と強く取ってしまい、飛車角交換でも後手が歩切れになるので先手有利とのこと。
△3五馬 ▲2一歩成 △4四銀 ▲1一と △4二飛
*先手は桂香を取り、後手は銀を取った。しかしこの局面、後手が500点ほど有利とのこと。後手がさばけているとの激指の判断だ。
▲3七香 △2五馬 ▲3四歩
*先手は、なんとか攻めをつなげたい。
△3九歩成 ▲同 飛 △2八銀 ▲4九飛 △3七銀不成▲同 金
*ここでは先手の桂得なのだが、後手は玉が堅く、遊び駒がない。
△3四馬
*ここで私は思った、「やる手がない」(^^;
▲2一と △4三馬 ▲3一と △7六馬
*ここでも思った、困った、と。
▲3六桂
*次の後手の手が全く見えてない。
△6五香
*うわ、なんだこれは。そうか、角がどけば△6七馬で王手飛車。そうなったら終わりだ。こんなことなら▲6八金と受けておけばよかった。
▲7七歩 △8五馬 ▲7六銀
*懸命のがんばり。
△同 馬 ▲同 歩 △6六香 ▲4四桂
*銀を取ったが、▲3二と、という手もあったようだ。
△6七香成 ▲同 玉 △4四飛
*形勢は1500ほども後手がリードしている、と激指。先手が香得だが歩切れで、先手陣だけ乱れまくっている。
▲2二角
*何とかならんか?
△3五角
*後手の疑問手。普通に△3四飛が優った。
▲3六香 △5七角成 ▲同 玉
*後手の猛攻が始まるだろうが、先手は耐えるしかない。
△6五桂
*先手はどこに逃げるか、迷う。いいタイミングの王手だと思う。
▲6七玉 △4二飛 ▲3二と △4三飛 ▲3三香成
*先手は飛車をいじめて、なんとか勝負に持ち込みたい。後手の攻めを受けきれるのか?
△同 飛
*△4四飛では紛れると、もう切ってきた。後手の猛攻の予感。
▲同角成 △5七銀
*ん-、良い手だ。ここで勝負手があったのだが、私は逃す。次の手、激指のおススメを指すのは難しいと思う。
▲7八玉
*早逃げしたつもりだったが、▲7五角と打つのが粘りある手だった。次の後手の手はうまい。先手が歩切れなので・・・。
△6六香
*すこぶる厳しい。負けを覚悟した。
▲7九金
*この手は受けになっていない。ここで後手に決め手があった。
△4八銀打
*これも飛車取りで、一見筋なのだが、ここでは△6八銀打が決め手だった。それなら後手が勝っていただろう。
▲同 飛 △同銀不成 ▲6六馬
*なんと香が取れた。ここでは逆転の手ごたえを感じた。
*激指でも一気に互角まで評価が戻っている。
△5七銀不成▲6七馬 △2八飛
*ここで▲3八銀打も考えたが、△3六歩が嫌なのでやめた。
▲6八香 △2九飛成 ▲4一飛 △1九龍 ▲4二と
*どっちの攻めが速いか?
△6六香
*いったん△6二金寄が有力だった。その場合は先手も▲5五角がいいらしい。なお、やねうら王は△8五桂~△7七香で後手勝ちだと言っている。△8五桂は激指には読めてない手だ。
▲5二と △6七香成 ▲同 香
*後手玉は詰めろ。先手玉に詰みはあるか?
△7九龍 ▲同 玉 △6八金 ▲8八玉
*ここで相手が投了。先手玉に詰みなし。後手は次に▲7一銀からの余り詰め。考慮時間は私が約11分、相手が約19分。なかなかの力の入った激戦だった。先手は金2枚を初期配置から仕掛けていったが、やはり実戦的に勝ちにくいようだ。
*
まで121手で先手の勝ち
開始日時:2022/05/13
棋戦:R対局 早指し2(猶予1分)
先手:2級の人
後手:GizumoのセカンドHN

▲7八飛
*今回は、5手目▲7七飛を咎める後手の作戦を紹介。
*私は後手。
△8四歩 ▲7六歩 △8五歩 ▲7七飛
*この手を咎めることができるのか?後手の対策を紹介。
△5四歩
*以前、私はソフトを使って研究したことがあった。
▲4八玉 △4二銀 ▲3八玉 △5三銀
*後手の狙いが分かるだろうか?
▲7五歩
*この手はいずれ突いてくる、という後手の想定。
△6四銀
*一直線に7五の位を狙う。
▲7六飛
*次の手で、もう後手の作戦はひとまず成功。7五の歩取りが受からない。
△3一角
*ここで先手は▲5六飛がまだしも紛れがある手だが、それは後手は5四の歩を受けずに、△6二銀▲5四飛△5三銀上と指すべし、と激指は言っている。▲5六飛に△6五銀だと▲2六飛△3二金▲7七桂で逆に先手が成功するので注意。以上で中断。

<解説の補足>
激指先生は以上の局面までで後手の-200ほどを示している。以下は5四の歩を守らずに指したほうが後手としては良いようだ。
まだまだ勝負はこれからだが、どうするかの決定権を後手が早くも握っている局面だ。
開始日時:2022/05/12
棋戦:R対局 早指し2(猶予1分)
先手:2級の人
後手:GizumoのセカンドHN

▲7六歩
*私は後手。
△8四歩
*私は居飛車ばっかり。
▲6八銀 △3四歩 ▲6六歩 △6二銀 ▲6七銀
*相手は矢倉か?振り飛車か?
△6四歩
*ここを突いて様子を見た。
▲7七角 △4二玉 ▲6八飛
*四間飛車だったか。
△3二玉
*先手が居飛車の場合は△3二銀を考えていた。
▲4八玉 △7四歩
*しばらく駒組みが続く展開となる。
▲7八金
*うーん、こう金が上がられると、後手から急戦には行きにくい。7~8筋を突破できるとは思えない。
△1四歩
*先手が穴熊かどうか、様子を見た手。
▲1六歩 △5二金右 ▲3八玉 △6三銀 ▲4八銀
*先手の穴熊は完全になくなった。
△5四銀 ▲4六歩
*後手からすぐに戦いを起こすというのも、難しそうだ。とりあえずもっと堅くしておこう。
△2四歩 ▲3六歩 △2三玉
*天守閣美濃へ。
▲4七銀 △3二銀 ▲4八金 △6二飛
*右四間飛車に。
▲3七桂 △9四歩
*様子見。先手から仕掛けてきてくれないかな?
▲9六歩 △4四角
*わざとここに出た。
▲4五歩
*わざと突かせた。これで△4五桂がなくなった。
△3三角 ▲6九飛 △2二玉
*先手は右玉だね。どうも、こうしっかり駒組みされると、先に動いたほうが不利になりそうだ。
▲5六歩 △2三銀 ▲2六歩 △3二金 ▲5八金
*もう先手、やる手がないか。
△4二金右
*私はまだ固めることにした。
*次の手、先手は▲2五歩は有力だった。以下△同歩▲同桂△2四角▲6五歩△1二玉で互角と激指先生。
▲4八金 △1二香
*先手がまだ待ったので、後手は穴熊を目指す。次の手で先手は▲2五歩も有力だった。以下△同歩▲同桂△2四角▲6五歩△4四歩で互角、と激指先生。△4四歩は私のレベルでは指せない手だ。
▲2九飛
*本譜はまだ先手が力を溜めたので、違う展開となった。
△1一玉
*これで後手の角が2二に引ける。
▲2五歩 △同 歩 ▲同 飛 △2四歩 ▲2九飛
*一歩交換。まだどこから戦いが起こるか分からない。
*後手に有効な手待ちはあるか?
△6一飛
*これは引いておきたい。しかし、実を言うと私は次の手を軽視してた。
▲6五歩
*来た!うわ、もう角交換が避けられない。これは交換になる。
*飛車が2段目に居たら、馬作りも防げたが、もう馬が作られることが確定した。△6一飛でなく△2二金~△3二金右と待つべきだった。
△同 歩
*とりあえず取って、6筋でポイントを取っておいた。あとは野と成れ山と成れ。
▲3三角成 △同 桂
*これは桂で取りたい。金は形が悪い。
▲7二角
*▲8二角なら△9三香と逃げるつもりだった。▲8二角△9三香▲4六角成は全く互角と激指先生。
△7一飛 ▲8三角成
*後手はもう動くしかない。何もしないと▲8二馬~▲9一馬で負ける。
△2二玉
*もう穴熊は意味がない。この手の狙いとは?
▲5五歩 △6三銀
*△5五同銀なら▲8二馬が両取りだった。
▲8四馬
*次に▲6二馬の狙いか?後手の策とは?
△1五歩
*勢いをつける突き捨て。
▲同 歩
*先手は取ったが、手抜きで▲6二馬もあった。まだしもそれで銀を取ったほうがマシだった。
△1一飛
*後手の狙い、地下鉄飛車。これがめっちゃ厳しい。
▲5七馬
*次に▲2五歩△同歩▲2四歩となれば先手がいいのだが、もう間に合わない。▲5七馬の前に▲2四歩としたほうが、まだアヤがあった。
△1五香 ▲同 香 △同 飛
*後手が調子がいい。かなり優勢。
▲2五歩 △1八飛成
*これはもう、もらった。
▲2八香
*あとは寄せを間違わなければ勝てるはず。
△2六香
*△1六角でも寄っていたが、これも厳しい。
▲2四歩 △1六角 ▲3九玉 △2八香成 ▲同 飛 △同 龍
▲同 玉 △2六香
*きっちり詰ませた。快勝だった。右玉相手に地下鉄飛車が決まった一局。こんなにきれいに勝てることはめったにない。
▲1七玉 △2七角成
*先手としては55手目▲6五歩と角交換を迫るんじゃなくて、▲6八角と引いて2筋を狙え、と激指先生。
*考慮時間の合計は、先手4分強、後手6分弱。
まで86手で後手の勝ち
開始日時:2022/05/06
棋戦:R対局 早指し2(猶予1分)
先手:GizumoのセカンドHN
後手:3級の人

*23手で勝った棋譜を紹介。
▲2六歩
*私の先手。いつもの居飛車。
△4二銀
*何だ、これは?
▲2五歩
*とりあえず、様子を見る。
△3二金
*飛車先の交換をすべきか、それとも後回しにすべきか。
▲2四歩
*まあどっちでも一局だろう。今回は、とりあえず、一歩持ち駒にすることにした。
△同 歩 ▲同 飛 △2三歩 ▲2八飛
*深く引いておいた。
△4一玉
*相手は何が狙いなのだろうか?嬉野流ってやつか?
▲3八銀
*私の作戦は・・・
△5四歩 ▲2七銀
*例によって、棒銀。2筋に歩がないので、銀が2五まで進ませるのが狙い。
△5三銀 ▲3六銀
*相手は、棒銀をどうやって受けるのだろうか?というか、これ、受かるか?
△4四銀 ▲2五銀
*おいおい、棒銀がもう成功してるじゃないか?
△3五銀
*今調べるとここは、嬉野流の正しい手は△4五銀。以下、▲2四歩△同歩▲同銀と出たときに△3四銀で受ける。本譜はここで先手に決め手がある。
▲3六歩
*これで銀を追い返す。
△2四銀
*そっちに引くんかい!でもこれでは・・・。後手は、まだしも△4四銀と引いて、△3一角~△6四角を目指すべきだった。
▲同 銀
*これは普通に取れば先手が一歩得になるね。
△同 歩
*後手は歩切れが痛すぎる。
▲同 飛
*次の▲2三銀の打ち込みが、どうやっても受からない。△3四歩と突いても▲2三銀△5五角▲3二銀成△同玉▲4六金で先手が良い。で、ここで相手が投了!棒銀が炸裂。私の対局歴でも、こんな短手数で勝利は初めて(^^; 考慮時間は私が計42秒、相手が計13秒。
まで23手で先手の勝ち