2023.06.07
角換わり▲腰掛銀vs△早繰り銀 自戦記
開始日時:2023/06/07
棋戦:R対局 早指し2(猶予1分)
先手:初段の人
後手:GizumoのセカンドHN
▲2六歩
*初段どうしの一戦。私は後手。
△8四歩
*私は後手なら、相掛かりか角換わりを受けて立つ。
▲2五歩 △8五歩 ▲7六歩
*後手はここで△3四歩と突いてしまうと、横歩取り模様になってしまうので、注意。
△3二金
*私は横歩取りは避ける。
▲7七角 △3四歩
*これで角換わりか、先手が雁木にするか。
▲8八銀
*先手は角換わりを趣向した。▲6六歩なら雁木だった。
△7七角成 ▲同 銀 △2二銀
*すでに先手が▲2五歩型なので、後手は△4二銀ではなく△2二銀とする。
▲9六歩
*相手の早い端歩突き。何かあるのか?
△3三銀
*せっかくだから、私は9筋は無視することにした。
▲7八金 △7二銀 ▲9五歩
*相手は端に2手費やした。後手の私としては、急戦で動いていき、9筋の2手を無駄にするように指したい。
△7四歩 ▲3八銀 △7三銀
*私の好きなのは、棒銀か早繰り銀。
▲6八玉 △6四銀
*今回は早繰り銀。
▲4六歩 △7五歩
*もう戦いを起こしてしまう。なぜ△7五歩が成立するかというと、8六で銀交換したあとに▲9五角の王手飛車がない。今回は特殊なケースである。
▲同 歩 △同 銀
*ここで先手に、早繰り銀に対する面白い指し方がある。
▲2四歩
*これがセオリーで定跡。△同銀は▲5五角。
△同 歩 ▲2五歩
*しかし、これは私は想定内。今回は端が特殊だが、部分的に知ってる定跡だ。
△7六歩
*△2五同歩はもちろん▲同飛で十字飛車になってしまう。
▲8八銀 △8六歩
*2筋はとりあえず放置する。
▲同 歩 △同 飛 ▲8七歩 △8四飛
*飛車を好位置に引く。この場合も▲9五角は本局では消えている。
▲2四歩
*取り込まれたが、想定内。
△2二歩
*私はこれで難しい形勢と思った。激指15も全く互角と判断している。
*ここで先手に、ちょっと面白い手が発生している。
▲4七銀
*ここは▲2五飛と浮くのが面白い手だった。△6四銀と引かせれば利かしだし、△6四角と打つのも勇気がいる。いずれも互角の形勢だが、▲2五飛は実戦的な手だった。
△7二金
*これはバランスを取った手。後手は9筋を詰められているし、2筋も詰められているし、もう玉を囲うような将棋ではないと思った。
▲3六歩
*形勢は全く互角。ここでも▲2五飛も有力だった。
△7三桂
*後手の私としては、もうやりたい手もないので、攻めるしかないと判断。
▲5八金
*後手はどうするか・・・。私は1分の猶予時間をほぼ全部使っての大長考。結局私が選んだ、攻める手とは?
△6五桂
*1分24秒の考慮で指した桂跳ね。元気がいいのは良いことだ。形勢は全く互角。
▲3七桂
*次の手は、長考したときからの予定。
△4四角
*この角に、この一局の命運を賭けた。
▲4五桂
*とりあえず、桂を跳んで来た。もし▲4五歩なら△8八角成の予定だった。
△4二銀
*銀を逃げたが、次善手。ここは後手は銀当たりを無視して、△8六歩から攻め合うのが最善で、後手が差をつけて大きくリードできた、と激指先生。
▲5六銀
*この銀は、結果的に一手パスになった。後手の攻め筋は?
△8八角成
*これが角を打ったときからの狙いだった。しかし次善手で、△8六歩から攻めたほうがハッキリしている、と、やねうら王先生。激指15は△8六歩が読めてない。△8六歩から、7五の銀も攻めに参加させたほうがいいようだ。
▲同 金
*△8八角成でなく△8六歩の場合、先手に応手が多く分かりにくい。その点、△8八角成は読みやすかったので、私はこっちにした。
△7七銀
*ガリガリと攻める。
▲同 桂 △同桂成
*歩成よりも、本譜の桂成のほうがわずかに良いとの、やねうら王。
▲同 金 △同歩成 ▲同 玉
*ここからの後手側の、正しい攻め方が分かるだろうか?
△7六歩
*私はこうしたが、疑問手。△8六歩が正しく、以下▲同歩△同飛▲8七歩△8五桂が一例で後手良しだった。
*本譜の王手に対して、先手玉の最善の逃げ場は?
▲6八玉
*これが敗着となった。▲7八玉ならまだまだ難しかった。やねうら王は、▲7八玉なら+360ほどで先手が良いとまで言っている。恐ろしや。
△8七飛成
*一気に後手が優勢になった。やはり正しく受けるのは難しい。
▲5九玉
*ここで決め手がある。挟撃。
△3七金
*もし△8七飛成▲5九玉の交換がなく△3七金と打ってしまうと、▲2六角という妙手があって、逆転すると、やねうら王。
▲2五飛
*この手ではもう先手に希望がないので、ここからでも飛車を見捨てて▲2六角~▲5三桂成しかなかったと思う。
△8九龍
*厳しい。
▲6九桂 △7七桂
*ここで相手が投げた。考慮時間は双方約4分ずつ。私としては、△6五桂~△4四角~△8八角成という、元気ある攻めができ、満足だ。先手は9筋に手をかけたので、受け身になったのが敗因だろう。正確に受けるのは難しい。
まで66手で後手の勝ち
棋戦:R対局 早指し2(猶予1分)
先手:初段の人
後手:GizumoのセカンドHN
▲2六歩
*初段どうしの一戦。私は後手。
△8四歩
*私は後手なら、相掛かりか角換わりを受けて立つ。
▲2五歩 △8五歩 ▲7六歩
*後手はここで△3四歩と突いてしまうと、横歩取り模様になってしまうので、注意。
△3二金
*私は横歩取りは避ける。
▲7七角 △3四歩
*これで角換わりか、先手が雁木にするか。
▲8八銀
*先手は角換わりを趣向した。▲6六歩なら雁木だった。
△7七角成 ▲同 銀 △2二銀
*すでに先手が▲2五歩型なので、後手は△4二銀ではなく△2二銀とする。
▲9六歩
*相手の早い端歩突き。何かあるのか?
△3三銀
*せっかくだから、私は9筋は無視することにした。
▲7八金 △7二銀 ▲9五歩
*相手は端に2手費やした。後手の私としては、急戦で動いていき、9筋の2手を無駄にするように指したい。
△7四歩 ▲3八銀 △7三銀
*私の好きなのは、棒銀か早繰り銀。
▲6八玉 △6四銀
*今回は早繰り銀。
▲4六歩 △7五歩
*もう戦いを起こしてしまう。なぜ△7五歩が成立するかというと、8六で銀交換したあとに▲9五角の王手飛車がない。今回は特殊なケースである。
▲同 歩 △同 銀
*ここで先手に、早繰り銀に対する面白い指し方がある。
▲2四歩
*これがセオリーで定跡。△同銀は▲5五角。
△同 歩 ▲2五歩
*しかし、これは私は想定内。今回は端が特殊だが、部分的に知ってる定跡だ。
△7六歩
*△2五同歩はもちろん▲同飛で十字飛車になってしまう。
▲8八銀 △8六歩
*2筋はとりあえず放置する。
▲同 歩 △同 飛 ▲8七歩 △8四飛
*飛車を好位置に引く。この場合も▲9五角は本局では消えている。
▲2四歩
*取り込まれたが、想定内。
△2二歩
*私はこれで難しい形勢と思った。激指15も全く互角と判断している。
*ここで先手に、ちょっと面白い手が発生している。
▲4七銀
*ここは▲2五飛と浮くのが面白い手だった。△6四銀と引かせれば利かしだし、△6四角と打つのも勇気がいる。いずれも互角の形勢だが、▲2五飛は実戦的な手だった。
△7二金
*これはバランスを取った手。後手は9筋を詰められているし、2筋も詰められているし、もう玉を囲うような将棋ではないと思った。
▲3六歩
*形勢は全く互角。ここでも▲2五飛も有力だった。
△7三桂
*後手の私としては、もうやりたい手もないので、攻めるしかないと判断。
▲5八金
*後手はどうするか・・・。私は1分の猶予時間をほぼ全部使っての大長考。結局私が選んだ、攻める手とは?
△6五桂
*1分24秒の考慮で指した桂跳ね。元気がいいのは良いことだ。形勢は全く互角。
▲3七桂
*次の手は、長考したときからの予定。
△4四角
*この角に、この一局の命運を賭けた。
▲4五桂
*とりあえず、桂を跳んで来た。もし▲4五歩なら△8八角成の予定だった。
△4二銀
*銀を逃げたが、次善手。ここは後手は銀当たりを無視して、△8六歩から攻め合うのが最善で、後手が差をつけて大きくリードできた、と激指先生。
▲5六銀
*この銀は、結果的に一手パスになった。後手の攻め筋は?
△8八角成
*これが角を打ったときからの狙いだった。しかし次善手で、△8六歩から攻めたほうがハッキリしている、と、やねうら王先生。激指15は△8六歩が読めてない。△8六歩から、7五の銀も攻めに参加させたほうがいいようだ。
▲同 金
*△8八角成でなく△8六歩の場合、先手に応手が多く分かりにくい。その点、△8八角成は読みやすかったので、私はこっちにした。
△7七銀
*ガリガリと攻める。
▲同 桂 △同桂成
*歩成よりも、本譜の桂成のほうがわずかに良いとの、やねうら王。
▲同 金 △同歩成 ▲同 玉
*ここからの後手側の、正しい攻め方が分かるだろうか?
△7六歩
*私はこうしたが、疑問手。△8六歩が正しく、以下▲同歩△同飛▲8七歩△8五桂が一例で後手良しだった。
*本譜の王手に対して、先手玉の最善の逃げ場は?
▲6八玉
*これが敗着となった。▲7八玉ならまだまだ難しかった。やねうら王は、▲7八玉なら+360ほどで先手が良いとまで言っている。恐ろしや。
△8七飛成
*一気に後手が優勢になった。やはり正しく受けるのは難しい。
▲5九玉
*ここで決め手がある。挟撃。
△3七金
*もし△8七飛成▲5九玉の交換がなく△3七金と打ってしまうと、▲2六角という妙手があって、逆転すると、やねうら王。
▲2五飛
*この手ではもう先手に希望がないので、ここからでも飛車を見捨てて▲2六角~▲5三桂成しかなかったと思う。
△8九龍
*厳しい。
▲6九桂 △7七桂
*ここで相手が投げた。考慮時間は双方約4分ずつ。私としては、△6五桂~△4四角~△8八角成という、元気ある攻めができ、満足だ。先手は9筋に手をかけたので、受け身になったのが敗因だろう。正確に受けるのは難しい。
まで66手で後手の勝ち
2023.05.17
▲矢倉vs△急戦 ギリギリの詰むや詰まざるや
開始日時:2023/05/17
棋戦:R対局 早指し2(猶予1分)
先手:初段の人
後手:GizumoのセカンドHN
▲7六歩
*いつもの早指し2。私は後手。
△8四歩 ▲6八銀
*矢倉風か?
△3四歩 ▲7七銀 △6二銀 ▲2六歩
*以下駒組みだが、私は角は初期のラインで使いたい。引き角は苦手なのだ。
△3二銀
*この銀は、後の左美濃を見越している。
▲2五歩 △6四歩
*▲2四歩は受けない。それでも充分互角と激指先生。
▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △2三歩 ▲3四飛 △8五歩
*この手は狙いがあり、次に△8六歩▲同歩△同飛がある。
▲7八金 △6三銀
*先手に2歩持たれているが、互角と激指。
▲3六飛 △4四角
*この角上がりは予定。飛車を▲2六飛と戻させない。
▲4六歩
*この歩も先手にとっては、けっこう重要で、いつでも▲4五歩で角を追えるようにしている。
△5四銀
*この腰掛銀も当初からの予定。
▲4八銀
*形勢は互角だが、やはり2歩手持ちにしてる先手が分かりやすいか。まあ後手の私としては、しょうがない展開。
△4二玉 ▲4七銀 △5二金右 ▲5六銀
*先手の右銀がここまで上がってきてしまった。後手はどうするか。
△7四歩
*後手はとりあえず攻めの態勢を作っておきたい。長期戦になれば、先手の2歩持ちが効いてくる。
▲4五歩
*ついに角が追い払われてしまった。△3三角か△2二角か?
△3三角
*実戦は3三に引いたが、あとの展開をみれば△2二角のほうが良かった。
▲2六飛 △7三桂
*先手は3筋を伸ばしていけばいいという、わかりやすい展開になった。
▲5八金
*先手の人、よく勉強していて手ごわい。ここまでは先手はプロ級ではないだろうか。ただし後手も変な手はなく、まだ互角だと激指先生。
△3一玉
*この玉引きは迷った。4二のままのほうがいい場合もあるからだ。ただ、他に手も分からなかった。
▲1六歩 △1四歩
*この端の交換は先手が得をしている。△1五角の筋がなくなったからだ。
▲3六歩
*いよいよ3筋が来た。これはもう戦いを起こしていかなければ、じり貧だ。
△6五銀
*とにかくぶつけて、様子を見た。形勢は全く互角と激指。正直、ここまではプロの実戦といっても遜色ない。すごい(笑)
▲3五歩
*角は2二に引いておくべきだったか・・・。
△8六歩
*もう全面戦争にするしかない。
▲同 歩 △5六銀 ▲同 歩 △6五桂
*先のことは読んでない。形で桂を跳ねている。
▲6六銀 △8六飛
*ここまでは激指によると全く互角だそうだ。
▲8七銀
*なんとしても守り切るという意思を感じる手。もし▲8七歩なら、後手は△7六飛から飛車を捨てて攻める順があった。
△8二飛
*引いたが、△8七同飛成▲同金△8六歩という手が有力だったそうだ。1秒も考えなかった。たしかに後手陣は飛車打ちには強い形だ。
▲8六歩
*さて、ここで全く手が見えなくなった。互いにプロ級だったのもここまで(笑)
△9五銀
*この手は、疑問手なんだろうなーと分かってて指した。この手の代わりに激指は△3八歩をススメている。そんなの見えないよ。
▲3四歩
*形勢はやや先手良しになった。+500ほど。
△2二角 ▲6五銀 △8八角成 ▲同 金
*角が交換になって手が広いので、まだまだチャンスありと思った。
△3五角
*△7九角も有力だった。
▲3六飛 △7九角成 ▲7八金 △3五歩
*後手は苦しいので、なんとかならんか?という願望の一手。
▲2六飛 △8九馬 ▲5五角
*3三の地点が受からない。攻め合うしかない。
△8六銀 ▲8三歩
*▲2二歩も有力だったと激指。
*この叩きも、次善手だそうだ。
△同 飛 ▲7四銀 △8四飛 ▲8六銀 △7八馬
*△8六同飛もあったが、どのみち後手が苦しい形勢。
▲8五銀上 △同 飛
*もう飛車を逃げてる場合じゃない。
▲2二銀 △4二玉 ▲8五銀
*形勢は+800ほどで先手リード。
△3六金
*△3八金はもちろん見えていたのだが、詰めろではないので負けと判断。飛車をいじめたほうが勝機があると思った。
*先手はここはとても手が色々あり、迷うところ。
▲2八飛 △4六桂
*からんでおいた。
▲2一銀不成
*後手陣は崩壊している。先手陣も薄いのだが、寄せはあるのか?
△5八桂成 ▲同 飛
*ここは形勢が互角まで戻っている。後手が指すべき、正しい寄せ方は?
△6九銀
*悪手。負ければ敗着だ。ここは正解は△6九金で、▲4八玉なら△4七銀。▲4九玉なら△6七馬で難解だった。
▲3二銀成
*先手も悪手を指した。ここは▲7八飛が明解で、△同銀成しかないが、▲3三角打で以下、後手玉に詰みがあり先手が勝っていた。
△同 金 ▲7八飛 △同銀成
*手順前後してくれた。まだ後手にも勝ち目はあるかもしれない。
▲3三銀 △5一玉 ▲8一飛
*▲4一飛から即詰みがあると激指。難しい詰み。それを指せたら初段ではないだろう。
△7一歩
*この手が実戦的で、我ながらうまかった。
▲同飛成 △6一金
*これで竜取りで先手にプレッシャーがかかった。
▲8四角 △6二銀 ▲同角成
*突っ込んできた。詰むや詰まざるや。
△同金寄
*ここで先手は▲3二銀成としたいのだが、△7一金と竜を取られてしまう。
▲4二銀打 △5二玉
*ギリギリ。なんとか読み切れ!
*ちなみに△同金は後手の負け。
▲4一銀不成△5一玉
*くうううー、際どい。将棋の醍醐味だ。
▲6三桂
*なんだ、この桂は?
△同 金 ▲3二銀上成
*あ、そうか!ここで△7一金とできないんだ。これは後手玉は必至だ。
△6九飛
*先手玉に詰みはあるか???
▲4八玉 △3九角 ▲3八玉 △2六桂
*やったあああ。薄氷の勝利だった。先手の人、強かった。よく勉強しておられる。総考慮時間は相手が6分半、私が11分半。この序盤の後手の形、私は好きなんで、また指すと思う。
まで108手で後手の勝ち
棋戦:R対局 早指し2(猶予1分)
先手:初段の人
後手:GizumoのセカンドHN
▲7六歩
*いつもの早指し2。私は後手。
△8四歩 ▲6八銀
*矢倉風か?
△3四歩 ▲7七銀 △6二銀 ▲2六歩
*以下駒組みだが、私は角は初期のラインで使いたい。引き角は苦手なのだ。
△3二銀
*この銀は、後の左美濃を見越している。
▲2五歩 △6四歩
*▲2四歩は受けない。それでも充分互角と激指先生。
▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △2三歩 ▲3四飛 △8五歩
*この手は狙いがあり、次に△8六歩▲同歩△同飛がある。
▲7八金 △6三銀
*先手に2歩持たれているが、互角と激指。
▲3六飛 △4四角
*この角上がりは予定。飛車を▲2六飛と戻させない。
▲4六歩
*この歩も先手にとっては、けっこう重要で、いつでも▲4五歩で角を追えるようにしている。
△5四銀
*この腰掛銀も当初からの予定。
▲4八銀
*形勢は互角だが、やはり2歩手持ちにしてる先手が分かりやすいか。まあ後手の私としては、しょうがない展開。
△4二玉 ▲4七銀 △5二金右 ▲5六銀
*先手の右銀がここまで上がってきてしまった。後手はどうするか。
△7四歩
*後手はとりあえず攻めの態勢を作っておきたい。長期戦になれば、先手の2歩持ちが効いてくる。
▲4五歩
*ついに角が追い払われてしまった。△3三角か△2二角か?
△3三角
*実戦は3三に引いたが、あとの展開をみれば△2二角のほうが良かった。
▲2六飛 △7三桂
*先手は3筋を伸ばしていけばいいという、わかりやすい展開になった。
▲5八金
*先手の人、よく勉強していて手ごわい。ここまでは先手はプロ級ではないだろうか。ただし後手も変な手はなく、まだ互角だと激指先生。
△3一玉
*この玉引きは迷った。4二のままのほうがいい場合もあるからだ。ただ、他に手も分からなかった。
▲1六歩 △1四歩
*この端の交換は先手が得をしている。△1五角の筋がなくなったからだ。
▲3六歩
*いよいよ3筋が来た。これはもう戦いを起こしていかなければ、じり貧だ。
△6五銀
*とにかくぶつけて、様子を見た。形勢は全く互角と激指。正直、ここまではプロの実戦といっても遜色ない。すごい(笑)
▲3五歩
*角は2二に引いておくべきだったか・・・。
△8六歩
*もう全面戦争にするしかない。
▲同 歩 △5六銀 ▲同 歩 △6五桂
*先のことは読んでない。形で桂を跳ねている。
▲6六銀 △8六飛
*ここまでは激指によると全く互角だそうだ。
▲8七銀
*なんとしても守り切るという意思を感じる手。もし▲8七歩なら、後手は△7六飛から飛車を捨てて攻める順があった。
△8二飛
*引いたが、△8七同飛成▲同金△8六歩という手が有力だったそうだ。1秒も考えなかった。たしかに後手陣は飛車打ちには強い形だ。
▲8六歩
*さて、ここで全く手が見えなくなった。互いにプロ級だったのもここまで(笑)
△9五銀
*この手は、疑問手なんだろうなーと分かってて指した。この手の代わりに激指は△3八歩をススメている。そんなの見えないよ。
▲3四歩
*形勢はやや先手良しになった。+500ほど。
△2二角 ▲6五銀 △8八角成 ▲同 金
*角が交換になって手が広いので、まだまだチャンスありと思った。
△3五角
*△7九角も有力だった。
▲3六飛 △7九角成 ▲7八金 △3五歩
*後手は苦しいので、なんとかならんか?という願望の一手。
▲2六飛 △8九馬 ▲5五角
*3三の地点が受からない。攻め合うしかない。
△8六銀 ▲8三歩
*▲2二歩も有力だったと激指。
*この叩きも、次善手だそうだ。
△同 飛 ▲7四銀 △8四飛 ▲8六銀 △7八馬
*△8六同飛もあったが、どのみち後手が苦しい形勢。
▲8五銀上 △同 飛
*もう飛車を逃げてる場合じゃない。
▲2二銀 △4二玉 ▲8五銀
*形勢は+800ほどで先手リード。
△3六金
*△3八金はもちろん見えていたのだが、詰めろではないので負けと判断。飛車をいじめたほうが勝機があると思った。
*先手はここはとても手が色々あり、迷うところ。
▲2八飛 △4六桂
*からんでおいた。
▲2一銀不成
*後手陣は崩壊している。先手陣も薄いのだが、寄せはあるのか?
△5八桂成 ▲同 飛
*ここは形勢が互角まで戻っている。後手が指すべき、正しい寄せ方は?
△6九銀
*悪手。負ければ敗着だ。ここは正解は△6九金で、▲4八玉なら△4七銀。▲4九玉なら△6七馬で難解だった。
▲3二銀成
*先手も悪手を指した。ここは▲7八飛が明解で、△同銀成しかないが、▲3三角打で以下、後手玉に詰みがあり先手が勝っていた。
△同 金 ▲7八飛 △同銀成
*手順前後してくれた。まだ後手にも勝ち目はあるかもしれない。
▲3三銀 △5一玉 ▲8一飛
*▲4一飛から即詰みがあると激指。難しい詰み。それを指せたら初段ではないだろう。
△7一歩
*この手が実戦的で、我ながらうまかった。
▲同飛成 △6一金
*これで竜取りで先手にプレッシャーがかかった。
▲8四角 △6二銀 ▲同角成
*突っ込んできた。詰むや詰まざるや。
△同金寄
*ここで先手は▲3二銀成としたいのだが、△7一金と竜を取られてしまう。
▲4二銀打 △5二玉
*ギリギリ。なんとか読み切れ!
*ちなみに△同金は後手の負け。
▲4一銀不成△5一玉
*くうううー、際どい。将棋の醍醐味だ。
▲6三桂
*なんだ、この桂は?
△同 金 ▲3二銀上成
*あ、そうか!ここで△7一金とできないんだ。これは後手玉は必至だ。
△6九飛
*先手玉に詰みはあるか???
▲4八玉 △3九角 ▲3八玉 △2六桂
*やったあああ。薄氷の勝利だった。先手の人、強かった。よく勉強しておられる。総考慮時間は相手が6分半、私が11分半。この序盤の後手の形、私は好きなんで、また指すと思う。
まで108手で後手の勝ち
2023.05.11
▲中飛車vs△角道突かずの速攻早繰り銀 短手数の一局
開始日時:2023/05/11
棋戦:R対局 早指し2(猶予1分)
先手:二段の人
後手:GizumoのセカンドHN
▲7六歩
*私は後手。相手は二段で、レートは1700ちょい。
△8四歩
*私は後手だと2手目は△8四歩、こればっかり。
▲5六歩
*相手は中飛車か?
△6二銀
*様子見の手。まだ角道は開けない。とても実戦的で使える。
▲6八金
*なんだこれは?見たことがない金上がり。
△8五歩 ▲7七角
*この時点で、私の作戦は決まった。
△7四歩
*先手の角を攻めようという手。
▲5八飛
*やはり中飛車だったか。
△4二玉 ▲4八玉
*ここで私は思った。△3二玉とするか、△3二銀とするか。あるいは・・・。
△7三銀
*えーい、速攻しちゃえ。
▲3八玉 △6四銀
*銀を前に出す。それが私流。
▲7八金
*金の形を直した。早い▲6八金って、何だったんだ?謎だった。
*次の手、後手が△6五銀とすると▲5五角が返し技であるので注意だ。
△7五歩
*後手は角道を開けてないので、すぐには捌かれる心配はない。
▲同 歩 △同 銀
*おー、銀が5段目に進出できたぞ。こうなれば私は満足だ。
▲8八銀
*ここに銀が上がるようでは、先手は面白くないだろう。激指はまだ-200ほどで互角だが、人間的には先手の作戦失敗だろう。
△5二金右
*一回、様子を見た手。すぐに△8六歩は無理筋で、▲5五角の筋がある。もう7五の銀は、いるだけで意味がある。
▲5五歩
*次の手、ここでも、後手は△8六歩と行くのは筋が悪いと思った。もう先手も▲8八銀と全力で受けてるわけだから。
△3二玉
*迷ったが、一回、様子見した。
▲5四歩
*この歩はちょっと指しすぎと激指。ただ、先手はもう固くするのは無理なので、仕掛けていく気持ちはわかる。
△同 歩
*△4二銀もあった。
▲同 飛
*次に▲7四飛と回られると一気に負けになる。
△6四銀
*銀をバック。手堅い。もう銀の5段目での役割は果たした。
▲5六飛
*形勢は-340ほどで後手が若干有利。
*次の後手の手が好手だった。先手陣の不備はどこにあるか?
△7二飛
*好手。これで先手の角が釘付けになった。
▲7九銀
*先手はまた手損だ。後手はこの間に駒組みを充実させたい。
△4二銀
*とりあえず、中央が薄いので固めた。
▲6八銀
*ここから後手の構想がナイスだった。
△7四飛
*この手の意味は・・・。
▲5七銀 △7三桂
*桂馬を使いたかった。後手、全く不満ない展開。
*形勢は-500ほどで後手有利。
▲6六銀
*この手は、次の一手を見落としたか。
△6五桂
*角が動けない。これではっきり後手優勢になったと思った。
▲7五歩 △7七桂成 ▲7四歩 △7八成桂
*形勢は-1100ほど後手優勢。
▲7二飛
*この飛車の位置は・・・。でもとりあえず次の▲5二飛上成を受けないと。
△5一歩
*▲5三歩もあったと激指。
▲7三歩成
*おお、これは・・・。後手に、あるチャンス到来だ。
△8一金
*これで飛車が詰んでいる。検討モードで今見ると、激指もおススメの一番手に上げた。
▲5二飛寄成△同 金
*後手が角の丸得になった。飛車も取れたので、私の頭でも考えやすくなった。
▲7四と △5三銀引
*一回は逃げる。
▲5四歩 △6二銀
*先手ははっきり戦力不足。
▲7三金 △同 銀 ▲同 と
*後手が手番を握った。ここまで来たら勝たないといけない。
△7九飛
*激指によれば、ここは手が広かったようだ。この飛車打ちも普通。
▲5三銀
*さて、後手の唯一の弱点、5筋を攻めてきた。ここで手筋の受けがある。角筋突かずの作戦を採るなら、ぜひ知っておきたい一手がある。
△3一角
*これが好手。終盤でこの引き角の筋はけっこう出て来る。
▲4二銀成 △同 角 ▲5三銀
*さて、そろそろ後手から本格的に攻めたい。
*どうするか・・・。
△4五角
*これで飛車の行き場を訊いた。
▲2六飛
*あら、飛車が僻地に逃げてくれた。これは後手がチャンス。
△6七角成
*一瞬、△5四角と安全策も頭によぎったが、それは軟弱すぎる。
*先手、持ち駒が何もないので受けがない。
▲4八金
*次の一手で先手が投了した。決め手は?
△4九金
*これで先手が投げた。総考慮時間は両者5分強ずつ。短手数で完勝だった。激指に解析させても、後手に特に疑問手がない。気分がいいね。毎回こんな風に指したいものだ。
まで64手で後手の勝ち
棋戦:R対局 早指し2(猶予1分)
先手:二段の人
後手:GizumoのセカンドHN
▲7六歩
*私は後手。相手は二段で、レートは1700ちょい。
△8四歩
*私は後手だと2手目は△8四歩、こればっかり。
▲5六歩
*相手は中飛車か?
△6二銀
*様子見の手。まだ角道は開けない。とても実戦的で使える。
▲6八金
*なんだこれは?見たことがない金上がり。
△8五歩 ▲7七角
*この時点で、私の作戦は決まった。
△7四歩
*先手の角を攻めようという手。
▲5八飛
*やはり中飛車だったか。
△4二玉 ▲4八玉
*ここで私は思った。△3二玉とするか、△3二銀とするか。あるいは・・・。
△7三銀
*えーい、速攻しちゃえ。
▲3八玉 △6四銀
*銀を前に出す。それが私流。
▲7八金
*金の形を直した。早い▲6八金って、何だったんだ?謎だった。
*次の手、後手が△6五銀とすると▲5五角が返し技であるので注意だ。
△7五歩
*後手は角道を開けてないので、すぐには捌かれる心配はない。
▲同 歩 △同 銀
*おー、銀が5段目に進出できたぞ。こうなれば私は満足だ。
▲8八銀
*ここに銀が上がるようでは、先手は面白くないだろう。激指はまだ-200ほどで互角だが、人間的には先手の作戦失敗だろう。
△5二金右
*一回、様子を見た手。すぐに△8六歩は無理筋で、▲5五角の筋がある。もう7五の銀は、いるだけで意味がある。
▲5五歩
*次の手、ここでも、後手は△8六歩と行くのは筋が悪いと思った。もう先手も▲8八銀と全力で受けてるわけだから。
△3二玉
*迷ったが、一回、様子見した。
▲5四歩
*この歩はちょっと指しすぎと激指。ただ、先手はもう固くするのは無理なので、仕掛けていく気持ちはわかる。
△同 歩
*△4二銀もあった。
▲同 飛
*次に▲7四飛と回られると一気に負けになる。
△6四銀
*銀をバック。手堅い。もう銀の5段目での役割は果たした。
▲5六飛
*形勢は-340ほどで後手が若干有利。
*次の後手の手が好手だった。先手陣の不備はどこにあるか?
△7二飛
*好手。これで先手の角が釘付けになった。
▲7九銀
*先手はまた手損だ。後手はこの間に駒組みを充実させたい。
△4二銀
*とりあえず、中央が薄いので固めた。
▲6八銀
*ここから後手の構想がナイスだった。
△7四飛
*この手の意味は・・・。
▲5七銀 △7三桂
*桂馬を使いたかった。後手、全く不満ない展開。
*形勢は-500ほどで後手有利。
▲6六銀
*この手は、次の一手を見落としたか。
△6五桂
*角が動けない。これではっきり後手優勢になったと思った。
▲7五歩 △7七桂成 ▲7四歩 △7八成桂
*形勢は-1100ほど後手優勢。
▲7二飛
*この飛車の位置は・・・。でもとりあえず次の▲5二飛上成を受けないと。
△5一歩
*▲5三歩もあったと激指。
▲7三歩成
*おお、これは・・・。後手に、あるチャンス到来だ。
△8一金
*これで飛車が詰んでいる。検討モードで今見ると、激指もおススメの一番手に上げた。
▲5二飛寄成△同 金
*後手が角の丸得になった。飛車も取れたので、私の頭でも考えやすくなった。
▲7四と △5三銀引
*一回は逃げる。
▲5四歩 △6二銀
*先手ははっきり戦力不足。
▲7三金 △同 銀 ▲同 と
*後手が手番を握った。ここまで来たら勝たないといけない。
△7九飛
*激指によれば、ここは手が広かったようだ。この飛車打ちも普通。
▲5三銀
*さて、後手の唯一の弱点、5筋を攻めてきた。ここで手筋の受けがある。角筋突かずの作戦を採るなら、ぜひ知っておきたい一手がある。
△3一角
*これが好手。終盤でこの引き角の筋はけっこう出て来る。
▲4二銀成 △同 角 ▲5三銀
*さて、そろそろ後手から本格的に攻めたい。
*どうするか・・・。
△4五角
*これで飛車の行き場を訊いた。
▲2六飛
*あら、飛車が僻地に逃げてくれた。これは後手がチャンス。
△6七角成
*一瞬、△5四角と安全策も頭によぎったが、それは軟弱すぎる。
*先手、持ち駒が何もないので受けがない。
▲4八金
*次の一手で先手が投了した。決め手は?
△4九金
*これで先手が投げた。総考慮時間は両者5分強ずつ。短手数で完勝だった。激指に解析させても、後手に特に疑問手がない。気分がいいね。毎回こんな風に指したいものだ。
まで64手で後手の勝ち
2023.05.05
角換わりで▲腰掛銀vs△早繰り銀。いつものごとく終盤のファンタジスタ・・・。
開始日時:2023/05/05
棋戦:R対局 早指し2(猶予1分)
先手:1級の人
後手:GizumoのセカンドHN
▲2六歩
*私は後手。いつもの早指し2。
△8四歩 ▲2五歩 △8五歩 ▲7六歩
*先手が角換わり指向だと、こうするところ。
△3二金
*後手が横歩取りを避けたければ、△3二金の一手。
▲7七角 △3四歩 ▲8八銀 △7七角成 ▲同 銀
*戦型は角換わりに。
△2二銀 ▲4八銀 △3三銀 ▲7八金
*先手としては、この金上がりは、後回しにしてもいい。
△6二銀 ▲4六歩
*先手は腰掛銀か。
△7四歩
*私は相腰掛銀にするつもりはない。理由は、難しすぎるからだ。
▲6八玉 △4二玉
*後手の私の狙いは、早繰り銀なのだが、8筋で銀交換すると▲9五角の王手飛車が残る。それで居玉を避けた。
▲3六歩 △7三銀 ▲4七銀 △6四銀
*△8四銀の棒銀は、▲5五角の筋が残って、どうも嫌だ。棒銀に行くなら△7四歩は不要だ。
▲5六銀
*さて、ここで△7五歩と行きたいが、以下▲同歩△同銀▲2四歩△同歩▲2五歩で、十字飛車の筋がある。それはそれで互角と激指先生。
△3一玉
*桂にヒモをつけた。次に△7五歩の狙い。
▲6六歩
*当然、先手は6四の銀を追い返そうとしてくる。
△7五歩 ▲6五歩
*俗に、角換わりの3すくみとして、棒銀がグー、腰掛銀がチョキ、早繰り銀がパーと言われる。後手は銀を追い返されるのは覚悟の上だ。
△7六歩 ▲同 銀 △7三銀
*先手は銀を追い返したが、形勢は全く互角。
▲7七角
*先手の人は定跡を勉強している。ここに角を打つのはよくある手。
*ここから後手はどうするか、構想が問われる。
△5二金
*とりあえず固めておいた。
▲4八金
*後手としては、7三の銀を活用させたい。先手の攻撃態勢が整うまで、もうあまり手数的に余裕もない。
△8四銀
*棒銀に変化。
▲6七銀左
*この銀はちょっと弱気だったようだ。▲5五角で後手がどうするか訊くのが有力だった。私は△9二飛と逃げて、あとで△5四歩と追い返すつもりだった。それなら互角。
△5四歩
*後手は△7五銀と出たいが、▲5五角あるので消した手。
*ただ、激指は△7五銀で後手良しだった。以下▲5五角には△7三歩▲7四歩△5四歩で、後手は角銀が取れる計算。
▲6六角
*さて、局面は中盤だ。棒銀使いとして、腕の見せ所だ。
△8六歩
*突き捨てが味がいい。
▲同 歩 △9五銀
*これで銀の活用の目途がたった。
▲7七桂
*この手は激指の評判が悪い。先手は何か右側で攻め合うしかなかった。-500ほどで後手有利になった。
△8六銀 ▲8四歩 △7五歩
*△9四角▲7六歩△7五歩という変化が後手にとって有力だった。これは飛車走りを狙ったのだが・・・。
▲3七桂 △8四飛
*ここで先手にうまい受けがあった。激指の指摘は?
▲8五歩
*本譜はこう打ったが、疑問手。▲8七歩が良く、△同銀成なら▲7五角が王手飛車で終了だった。
△7四飛
*後手は助かった。手順に飛車がいい位置に来た。
*次の△7六歩が受からない。
▲3三角成
*特攻きたー。
△同 桂 ▲3五歩 △同 歩
*△7六歩も考えたが、先手は歩切れなので、一回取った。
▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △2三歩 ▲2九飛 △7六歩
▲同 銀
*この際の受け。先手は駒損がひどいが、もう終盤なので。
△同 飛 ▲3四歩
*さすがに後手が勝ってるだろうと思った。
△6六銀 ▲3三歩成 △7七銀右成▲5八玉
*だいぶ先手玉を追い詰めた。後手玉はまだ詰まない。だから詰めろをかけたい。
△3六角 ▲4七金
*ここで先手玉に明解な寄り筋があった、と激指先生。
△3三金
*△5七銀成が正解だった。▲4九玉は△4七角成で必至。▲5七同玉しかないが、△6六角から詰んでいる。・・・私には読めないなあ。
▲4五桂打
*桂跳ねは△同角を嫌ったのだろう。だから打った。
△3二金 ▲3三歩 △2二金
*後手は寄せは逃しているが、リードを保っている。
▲3六金 △同 歩 ▲7七金 △同飛成
*ここも、先に△5七銀成で詰みだった。しかしかなり長い詰み。私は安全策を採っている。
▲3二銀
*王手で緊張が走る。
△4二玉
*△3二同金なら、▲5三桂不成の筋でトン死していた。
▲5三銀 △5一玉
*私としては、22秒考えて指して、しっかり読んだつもりだった。しかし・・・。
▲8四角
*なんと!ここでは▲9五角の王手飛車があり、大逆転してるではないか!飛車を取れば後手玉は▲4一飛の一手詰みなのだ。あああああ。
△7三歩
*二人とも王手飛車の筋に気づかなかった。なお、△4二玉のときにも▲3一銀から王手飛車をかける筋はあった。でもそれは△5一玉▲9五角△6一玉で後手の勝ち筋だ。
▲5二銀成 △同 玉 ▲5三金 △6一玉 ▲6六角
*まだしも、▲5三金を決めずに▲6六角だろう。
△同 龍
*ここで相手が投げた。総考慮時間は相手が4分弱、私が7分強。私としてはうまく指せたな~、なんて思っていたが、局後に激指に解析させたら、最後の王手飛車の見落とし・・・。ぐああああ。
まで90手で後手の勝ち
棋戦:R対局 早指し2(猶予1分)
先手:1級の人
後手:GizumoのセカンドHN
▲2六歩
*私は後手。いつもの早指し2。
△8四歩 ▲2五歩 △8五歩 ▲7六歩
*先手が角換わり指向だと、こうするところ。
△3二金
*後手が横歩取りを避けたければ、△3二金の一手。
▲7七角 △3四歩 ▲8八銀 △7七角成 ▲同 銀
*戦型は角換わりに。
△2二銀 ▲4八銀 △3三銀 ▲7八金
*先手としては、この金上がりは、後回しにしてもいい。
△6二銀 ▲4六歩
*先手は腰掛銀か。
△7四歩
*私は相腰掛銀にするつもりはない。理由は、難しすぎるからだ。
▲6八玉 △4二玉
*後手の私の狙いは、早繰り銀なのだが、8筋で銀交換すると▲9五角の王手飛車が残る。それで居玉を避けた。
▲3六歩 △7三銀 ▲4七銀 △6四銀
*△8四銀の棒銀は、▲5五角の筋が残って、どうも嫌だ。棒銀に行くなら△7四歩は不要だ。
▲5六銀
*さて、ここで△7五歩と行きたいが、以下▲同歩△同銀▲2四歩△同歩▲2五歩で、十字飛車の筋がある。それはそれで互角と激指先生。
△3一玉
*桂にヒモをつけた。次に△7五歩の狙い。
▲6六歩
*当然、先手は6四の銀を追い返そうとしてくる。
△7五歩 ▲6五歩
*俗に、角換わりの3すくみとして、棒銀がグー、腰掛銀がチョキ、早繰り銀がパーと言われる。後手は銀を追い返されるのは覚悟の上だ。
△7六歩 ▲同 銀 △7三銀
*先手は銀を追い返したが、形勢は全く互角。
▲7七角
*先手の人は定跡を勉強している。ここに角を打つのはよくある手。
*ここから後手はどうするか、構想が問われる。
△5二金
*とりあえず固めておいた。
▲4八金
*後手としては、7三の銀を活用させたい。先手の攻撃態勢が整うまで、もうあまり手数的に余裕もない。
△8四銀
*棒銀に変化。
▲6七銀左
*この銀はちょっと弱気だったようだ。▲5五角で後手がどうするか訊くのが有力だった。私は△9二飛と逃げて、あとで△5四歩と追い返すつもりだった。それなら互角。
△5四歩
*後手は△7五銀と出たいが、▲5五角あるので消した手。
*ただ、激指は△7五銀で後手良しだった。以下▲5五角には△7三歩▲7四歩△5四歩で、後手は角銀が取れる計算。
▲6六角
*さて、局面は中盤だ。棒銀使いとして、腕の見せ所だ。
△8六歩
*突き捨てが味がいい。
▲同 歩 △9五銀
*これで銀の活用の目途がたった。
▲7七桂
*この手は激指の評判が悪い。先手は何か右側で攻め合うしかなかった。-500ほどで後手有利になった。
△8六銀 ▲8四歩 △7五歩
*△9四角▲7六歩△7五歩という変化が後手にとって有力だった。これは飛車走りを狙ったのだが・・・。
▲3七桂 △8四飛
*ここで先手にうまい受けがあった。激指の指摘は?
▲8五歩
*本譜はこう打ったが、疑問手。▲8七歩が良く、△同銀成なら▲7五角が王手飛車で終了だった。
△7四飛
*後手は助かった。手順に飛車がいい位置に来た。
*次の△7六歩が受からない。
▲3三角成
*特攻きたー。
△同 桂 ▲3五歩 △同 歩
*△7六歩も考えたが、先手は歩切れなので、一回取った。
▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △2三歩 ▲2九飛 △7六歩
▲同 銀
*この際の受け。先手は駒損がひどいが、もう終盤なので。
△同 飛 ▲3四歩
*さすがに後手が勝ってるだろうと思った。
△6六銀 ▲3三歩成 △7七銀右成▲5八玉
*だいぶ先手玉を追い詰めた。後手玉はまだ詰まない。だから詰めろをかけたい。
△3六角 ▲4七金
*ここで先手玉に明解な寄り筋があった、と激指先生。
△3三金
*△5七銀成が正解だった。▲4九玉は△4七角成で必至。▲5七同玉しかないが、△6六角から詰んでいる。・・・私には読めないなあ。
▲4五桂打
*桂跳ねは△同角を嫌ったのだろう。だから打った。
△3二金 ▲3三歩 △2二金
*後手は寄せは逃しているが、リードを保っている。
▲3六金 △同 歩 ▲7七金 △同飛成
*ここも、先に△5七銀成で詰みだった。しかしかなり長い詰み。私は安全策を採っている。
▲3二銀
*王手で緊張が走る。
△4二玉
*△3二同金なら、▲5三桂不成の筋でトン死していた。
▲5三銀 △5一玉
*私としては、22秒考えて指して、しっかり読んだつもりだった。しかし・・・。
▲8四角
*なんと!ここでは▲9五角の王手飛車があり、大逆転してるではないか!飛車を取れば後手玉は▲4一飛の一手詰みなのだ。あああああ。
△7三歩
*二人とも王手飛車の筋に気づかなかった。なお、△4二玉のときにも▲3一銀から王手飛車をかける筋はあった。でもそれは△5一玉▲9五角△6一玉で後手の勝ち筋だ。
▲5二銀成 △同 玉 ▲5三金 △6一玉 ▲6六角
*まだしも、▲5三金を決めずに▲6六角だろう。
△同 龍
*ここで相手が投げた。総考慮時間は相手が4分弱、私が7分強。私としてはうまく指せたな~、なんて思っていたが、局後に激指に解析させたら、最後の王手飛車の見落とし・・・。ぐああああ。
まで90手で後手の勝ち
2023.04.30
35手で完敗した一局 おそるべし▲4五桂の単騎跳ね戦法
開始日時:2023/04/22
棋戦:R対局 早指し2(猶予1分)
先手:初段の人
後手:GizumoのセカンドHN
▲2六歩
*私は後手。角換わりの一局。短手数で、居飛車党は必見だ。
△8四歩 ▲2五歩 △8五歩 ▲7六歩
*先手は、この手で角換わりに誘導する。
△3二金
*横歩取りが嫌いな私は迷わず△3二金だ。
▲7七角 △3四歩 ▲6八銀
*ここから角換わりになるのは定跡。
△7七角成 ▲同 銀 △2二銀
*ここで先手がすぐ▲2四歩だと、歩交換のあと△3五角で後手が馬を作れるので、▲2四歩は成立しない。
▲4八銀 △3三銀 ▲3六歩 △7四歩
*この歩は早いようだが、何かのときの△7五歩を狙っている。
▲3七桂
*何やら、先手が不穏な動き。
△4二玉
*先手からの急戦を受けておいた。
▲4六歩 △6二銀
*ここまでは、充分にありうる進行。
▲4五桂
*これが先手の狙い。△6二銀で、後手の飛車の横利きが止まった瞬間を狙っていたのだろう。
*後手の対応としては、△2二銀も△4四銀もあると激指先生。
△2二銀
*どうなるのか、私は引いて受けてみた。▲4五桂は取り切れるのか?
*後手の受け方としては、△4四銀が無難で、そのあとは▲2四歩△同歩▲同飛に△2二歩と低く受けておいて互角だそうだ。
▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛
*攻めて来る。この次の後手の手が疑問手だった。
△2三歩
*これがもう疑問手。すぐ打つ必要はない。代えて、△5五角かまたは△7三銀がいいと激指先生。
▲3四飛
*もう一気に600点ほど先手良しになった。恐るべし、▲4五桂跳ね。
△7三桂
*次の▲5五角を受けた手。後手が何もしないと、▲5五角以下、▲2二角成△同金▲3一銀で終わる。
▲5五角
*でも打ってきた。▲2二角成が異常に受けにくい。もう後手が困っている。
△3一玉
*▲2二角成に△同玉と取れるようにしたのだが、▲5三桂成が発生してしまっている。
▲2四歩
*これも厳しい。放置すれば▲2二角成△同玉▲4一銀がある。もうサンドバッグ状態(笑)
△4四角
*これでなんとかならんか、と打ってみたのだが。
▲同 角 △同 歩 ▲4三角
*ぎゃああ。詰めろ金取り。ひどすぎる。35手で完敗であった。orz
*この早い▲4五桂への対応策は、角換わりを指すなら絶対に知っておかねばならないだろう。
まで35手で先手の勝ち
棋戦:R対局 早指し2(猶予1分)
先手:初段の人
後手:GizumoのセカンドHN
▲2六歩
*私は後手。角換わりの一局。短手数で、居飛車党は必見だ。
△8四歩 ▲2五歩 △8五歩 ▲7六歩
*先手は、この手で角換わりに誘導する。
△3二金
*横歩取りが嫌いな私は迷わず△3二金だ。
▲7七角 △3四歩 ▲6八銀
*ここから角換わりになるのは定跡。
△7七角成 ▲同 銀 △2二銀
*ここで先手がすぐ▲2四歩だと、歩交換のあと△3五角で後手が馬を作れるので、▲2四歩は成立しない。
▲4八銀 △3三銀 ▲3六歩 △7四歩
*この歩は早いようだが、何かのときの△7五歩を狙っている。
▲3七桂
*何やら、先手が不穏な動き。
△4二玉
*先手からの急戦を受けておいた。
▲4六歩 △6二銀
*ここまでは、充分にありうる進行。
▲4五桂
*これが先手の狙い。△6二銀で、後手の飛車の横利きが止まった瞬間を狙っていたのだろう。
*後手の対応としては、△2二銀も△4四銀もあると激指先生。
△2二銀
*どうなるのか、私は引いて受けてみた。▲4五桂は取り切れるのか?
*後手の受け方としては、△4四銀が無難で、そのあとは▲2四歩△同歩▲同飛に△2二歩と低く受けておいて互角だそうだ。
▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛
*攻めて来る。この次の後手の手が疑問手だった。
△2三歩
*これがもう疑問手。すぐ打つ必要はない。代えて、△5五角かまたは△7三銀がいいと激指先生。
▲3四飛
*もう一気に600点ほど先手良しになった。恐るべし、▲4五桂跳ね。
△7三桂
*次の▲5五角を受けた手。後手が何もしないと、▲5五角以下、▲2二角成△同金▲3一銀で終わる。
▲5五角
*でも打ってきた。▲2二角成が異常に受けにくい。もう後手が困っている。
△3一玉
*▲2二角成に△同玉と取れるようにしたのだが、▲5三桂成が発生してしまっている。
▲2四歩
*これも厳しい。放置すれば▲2二角成△同玉▲4一銀がある。もうサンドバッグ状態(笑)
△4四角
*これでなんとかならんか、と打ってみたのだが。
▲同 角 △同 歩 ▲4三角
*ぎゃああ。詰めろ金取り。ひどすぎる。35手で完敗であった。orz
*この早い▲4五桂への対応策は、角換わりを指すなら絶対に知っておかねばならないだろう。
まで35手で先手の勝ち
2023.04.10
自分の限界を感じた一局 自戦記
開始日時:2023/04/10
棋戦:R対局 早指し2(猶予1分)
先手:1級の人
後手:GizumoのセカンドHN
▲2六歩
*24の早指し2。相手は1級。私は後手。
△8四歩
*相掛かりになりそうだ。
▲2五歩 △8五歩 ▲9六歩
*早い端歩。
△3二金
*間違って、この金をはぶいて△8六歩▲同歩△同飛と行くと、一気に後手不利になる。
▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △2三歩 ▲2六飛
*戦型は相掛かりに。
△7二銀 ▲9五歩
*端歩を2つも突いてきた。後手としては、端が関係ない早い戦いにして主導権を奪いたい。
△1四歩
*とは言っても、△7四歩などだと、▲2四歩の合わせから十字飛車で歩をかすめ取られることを心配した。
▲1六歩 △7四歩 ▲4八玉
*なんだこれは。ひねり飛車狙いか?しかしもう先手は7筋の位は取れないぞ。
△7三銀 ▲3六飛
*相手は、またよく分からないことをしてくる。△7四歩と突いてあればこの飛車寄りも理解できるのだが。
△6四銀
*銀が前に出て、私の得意の形になった。私の将棋はとにかく銀を前に出す棋風だ。
▲7六歩 △4一玉
*一個、寄っておいた。居玉はまずいかな?という、フィーリング。(感覚)
▲7八金 △8六歩
*そろそろ交換しておくか。
▲同 歩 △同 飛
*先手の次の手に、びっくりだ。
▲7五歩
*うお、そんな手があるのか。
△8四飛
*もちろん飛車交換はしない。なんか、有利になった気がしていた。激指先生は-130ほどで、互角と言っている。
▲7四歩
*ここは私は、かなり迷った。
△8六歩
*こうやりたくなるところ。もし8筋突破できれば、簡単に勝てるから。
▲6六角
*ここでは互角、と激指先生。
△7四飛
*味良く取れた。
▲7七角 △7五銀
*銀が5段目まで出れた。私の得意な展開だ。
▲5五角
*あれ?これ、もし△6四銀と引いたら▲7七角で千日手になる可能性がある。
△6四歩
*千日手は避けた。しかしこれは疑問手で、もし以下▲7六歩△同銀▲7五歩△同飛▲6四角の進行なら、先手が優勢だった。
*正解手は△7三桂だった。
▲3八銀
*後手、助かった。ここでは形勢は全く互角と激指先生。
△5四歩
*どこに行くか訊いてみた。
▲8八角 △8四飛
*△8四飛のところは、後手は手が広かった。本譜、これで私は優勢間違いなしと思っていた。
▲8五歩
*▲9七角という受けもあったようだ。
△同 飛 ▲9七桂
*この受け方は、ちょっと疑問とのことで、後手が500点ほどリードした。
△8二飛
*どう見ても、後手が指しやすそう。先手、8筋がピンチだ。
▲8五歩
*粘りある手。次に▲7六歩で銀を取る狙いもある。
*▲7六歩をどう受けたらいいのか?
△7六歩
*これもある手と激指は言うが、最善手ではなかった。この手の代わりに△7二飛と寄り、そこで▲8四歩にはまた△8二飛と寄っておく。それで後手が優勢だった。なるほどなあ。
▲7四歩
*先手、なかなかの勝負手。
△7二金
*手堅く受けたつもりだった。しかし激指は△7二飛を示している。△7二飛▲8四歩以下は別の将棋だ。
*この金上がりで、形勢は全く五分に戻っている。
*後手の陣形の不備をつく、先手の次の一手とは?
▲3五飛
*この銀取りを全くうっかり。受からないではないか。まあ、こっちも何の対策も持ってなかったわけではない。
△8七歩成
*この成り捨てが後手の狙いの筋だった。しかし形勢は五分。後手の楽勝かと思われたのに・・・。
▲同 金 △8六歩 ▲7五飛
*激指によれば▲9六金、なんていう手もあったそうだ。
△8七歩成
*激指によれば形勢は互角だが、ムードは先手の逆転模様。
▲7三銀
*単純な攻めだが、厳しい。後手としてはもう間違えられない。
△9二飛
*△8八と、が優った、と激指先生。しかし人間的には飛車は相手に渡したくない。
▲7二銀成 △同 飛
*ここは先手の手が色々あったところ。形勢は+300ほどで先手有利。
▲7三歩成 △同 桂 ▲6三金
*厳しい。後手、耐えきれるのか?
△8八と
*飛車は見捨てた。しかし角が取れたので、まだ悲観するのは早い。
▲7二金
*この金に遊んでもらいたかったので飛車を見捨てた。
*さて、次は先手は飛車で王手してくるに決まっているのだから・・・。
△4二金
*ここは絶対この一手だ。
*先手に歩がたくさんあれば▲2四歩からの攻めがあるが、今は一歩しか持ってない。
▲7三飛成 △7九と
*激指も、どう判断するか迷っている局面。ちょっと先手が良いようだが、私レベルでこんな難解な形勢なのは、めずらしい。
▲6二金
*これは、遊び駒を活用する良い手。
△1三角
*後手も遊び駒を活用した勝負手。
▲3九玉
*うお、角を成らせてくれるのか?これはありがたい。
△5七角成
*ここに角が成れて、形勢逆転。+500ほどだったのが、-500ほどで後手有利に。
▲2八玉
*持ち駒はある。さあ、どう寄せるか?
△5八銀
*△4八銀も有力と激指先生。
▲同 金
*さあ、寄せるだけ!が、ここからが初段クオリティ。ここから寄せが滅茶苦茶になってしまう。
△3九銀
*これが疑問手。悪手に近い。ここでは△3九角▲2七玉△3五馬で、はっきり決まっていた。
▲1七玉
*本譜、まだここから壮絶な戦いになる(笑)
△4四角
*とりあえず攻防に打った。
▲2六歩
*もう、まったく目が見えなくなっている私(笑)
△1五歩
*ここは大ピンチだった。
▲同 歩
*相手は2秒で▲同歩と歩を取ったが、ここでは▲5七金と馬を取るチャンスだった。それなら先手が勝っていただろう。
△1六歩
*まったく先は読んでない。とりあえず形で歩を打った。
▲同 玉
*この▲同玉は実は悪手で、先手玉に詰みが発生していた。△1五香から▲同玉に△2四馬と引いて、頭金を打って、どんどん金で下段に押し込んで△1七歩がピッタリで詰む。
△5八馬
*△1五香からの13手詰みだった。しかしそんな長い詰みは読めない!
▲7一龍 △3二玉
*指していて、もうわけが分からなかった(^^;
▲6一飛
*この瞬間、またも先手玉に即詰みが発生していた。
△4一金打
*△2五金と捨てる手が妙手で、先手玉は詰んでいた。しかしそんな手は私には見えない・・・orz
*なお、△1五香からでも詰んでいた。それも見えなかった・・・。
▲5二銀
*この銀は取れない。
△2二玉 ▲4一銀成
*ここで手番が来たので、まだなんとか勝てるかも、と思った。
△4八馬
*この馬を使わなければ勝てないと思った。
▲2七銀 △1五香 ▲同 玉 △1四歩 ▲1六玉
*ここで後手に決め手があった。
△4九馬
*△2八銀不成で分かりやすく後手勝ちだった。
*この手は悪手で、詰めろではないので、はっきり逆転で先手が勝勢になった。
▲4二成銀 △1五金 ▲1七玉 △2六角
*ここで私は念じた。▲同銀と取れ~!
*取ればもちろん詰む(笑)
▲1八玉
*しかし当然、そんなに甘くない。
△6二角
*で、勝負手。これで先手玉に詰めろがかかった。
▲3一飛成 △1三玉
*あとはもう、まな板の上のコイだ。
▲2二銀 △2四玉
*先手のなすがまま。勝つも負けるも、先手次第。
▲3六桂
*先に▲3三銀不成のほうが明解だった。
△3四玉
*△2五玉のほうが良かった、と激指。
▲3五香
*!!これは悪手。
△同 角
*また大逆転した。
▲3三銀成
*先手は、もっと早くに銀を捨てて王手するべきだった。
△4五玉 ▲7五龍 △6五香
*もう後手玉は詰まない。
▲4六金 △同 角 ▲同 歩 △5六玉 ▲7六龍 △6六金
*龍取りで、詰めろ。後手勝勢。
▲3八角
*最後のお願い。△2八金とすると、玉が素抜かれる。
△同 馬 ▲同 銀 △2八金 ▲1七玉 △2六角
*どうにか勝った。長かった。総考慮時間は、先手6分ちょっと、私は11分ちょっと。私が倍くらい考えてる。
*序盤と中盤はいいとして、終盤がこれでは・・・。
まで126手で後手の勝ち
棋戦:R対局 早指し2(猶予1分)
先手:1級の人
後手:GizumoのセカンドHN
▲2六歩
*24の早指し2。相手は1級。私は後手。
△8四歩
*相掛かりになりそうだ。
▲2五歩 △8五歩 ▲9六歩
*早い端歩。
△3二金
*間違って、この金をはぶいて△8六歩▲同歩△同飛と行くと、一気に後手不利になる。
▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △2三歩 ▲2六飛
*戦型は相掛かりに。
△7二銀 ▲9五歩
*端歩を2つも突いてきた。後手としては、端が関係ない早い戦いにして主導権を奪いたい。
△1四歩
*とは言っても、△7四歩などだと、▲2四歩の合わせから十字飛車で歩をかすめ取られることを心配した。
▲1六歩 △7四歩 ▲4八玉
*なんだこれは。ひねり飛車狙いか?しかしもう先手は7筋の位は取れないぞ。
△7三銀 ▲3六飛
*相手は、またよく分からないことをしてくる。△7四歩と突いてあればこの飛車寄りも理解できるのだが。
△6四銀
*銀が前に出て、私の得意の形になった。私の将棋はとにかく銀を前に出す棋風だ。
▲7六歩 △4一玉
*一個、寄っておいた。居玉はまずいかな?という、フィーリング。(感覚)
▲7八金 △8六歩
*そろそろ交換しておくか。
▲同 歩 △同 飛
*先手の次の手に、びっくりだ。
▲7五歩
*うお、そんな手があるのか。
△8四飛
*もちろん飛車交換はしない。なんか、有利になった気がしていた。激指先生は-130ほどで、互角と言っている。
▲7四歩
*ここは私は、かなり迷った。
△8六歩
*こうやりたくなるところ。もし8筋突破できれば、簡単に勝てるから。
▲6六角
*ここでは互角、と激指先生。
△7四飛
*味良く取れた。
▲7七角 △7五銀
*銀が5段目まで出れた。私の得意な展開だ。
▲5五角
*あれ?これ、もし△6四銀と引いたら▲7七角で千日手になる可能性がある。
△6四歩
*千日手は避けた。しかしこれは疑問手で、もし以下▲7六歩△同銀▲7五歩△同飛▲6四角の進行なら、先手が優勢だった。
*正解手は△7三桂だった。
▲3八銀
*後手、助かった。ここでは形勢は全く互角と激指先生。
△5四歩
*どこに行くか訊いてみた。
▲8八角 △8四飛
*△8四飛のところは、後手は手が広かった。本譜、これで私は優勢間違いなしと思っていた。
▲8五歩
*▲9七角という受けもあったようだ。
△同 飛 ▲9七桂
*この受け方は、ちょっと疑問とのことで、後手が500点ほどリードした。
△8二飛
*どう見ても、後手が指しやすそう。先手、8筋がピンチだ。
▲8五歩
*粘りある手。次に▲7六歩で銀を取る狙いもある。
*▲7六歩をどう受けたらいいのか?
△7六歩
*これもある手と激指は言うが、最善手ではなかった。この手の代わりに△7二飛と寄り、そこで▲8四歩にはまた△8二飛と寄っておく。それで後手が優勢だった。なるほどなあ。
▲7四歩
*先手、なかなかの勝負手。
△7二金
*手堅く受けたつもりだった。しかし激指は△7二飛を示している。△7二飛▲8四歩以下は別の将棋だ。
*この金上がりで、形勢は全く五分に戻っている。
*後手の陣形の不備をつく、先手の次の一手とは?
▲3五飛
*この銀取りを全くうっかり。受からないではないか。まあ、こっちも何の対策も持ってなかったわけではない。
△8七歩成
*この成り捨てが後手の狙いの筋だった。しかし形勢は五分。後手の楽勝かと思われたのに・・・。
▲同 金 △8六歩 ▲7五飛
*激指によれば▲9六金、なんていう手もあったそうだ。
△8七歩成
*激指によれば形勢は互角だが、ムードは先手の逆転模様。
▲7三銀
*単純な攻めだが、厳しい。後手としてはもう間違えられない。
△9二飛
*△8八と、が優った、と激指先生。しかし人間的には飛車は相手に渡したくない。
▲7二銀成 △同 飛
*ここは先手の手が色々あったところ。形勢は+300ほどで先手有利。
▲7三歩成 △同 桂 ▲6三金
*厳しい。後手、耐えきれるのか?
△8八と
*飛車は見捨てた。しかし角が取れたので、まだ悲観するのは早い。
▲7二金
*この金に遊んでもらいたかったので飛車を見捨てた。
*さて、次は先手は飛車で王手してくるに決まっているのだから・・・。
△4二金
*ここは絶対この一手だ。
*先手に歩がたくさんあれば▲2四歩からの攻めがあるが、今は一歩しか持ってない。
▲7三飛成 △7九と
*激指も、どう判断するか迷っている局面。ちょっと先手が良いようだが、私レベルでこんな難解な形勢なのは、めずらしい。
▲6二金
*これは、遊び駒を活用する良い手。
△1三角
*後手も遊び駒を活用した勝負手。
▲3九玉
*うお、角を成らせてくれるのか?これはありがたい。
△5七角成
*ここに角が成れて、形勢逆転。+500ほどだったのが、-500ほどで後手有利に。
▲2八玉
*持ち駒はある。さあ、どう寄せるか?
△5八銀
*△4八銀も有力と激指先生。
▲同 金
*さあ、寄せるだけ!が、ここからが初段クオリティ。ここから寄せが滅茶苦茶になってしまう。
△3九銀
*これが疑問手。悪手に近い。ここでは△3九角▲2七玉△3五馬で、はっきり決まっていた。
▲1七玉
*本譜、まだここから壮絶な戦いになる(笑)
△4四角
*とりあえず攻防に打った。
▲2六歩
*もう、まったく目が見えなくなっている私(笑)
△1五歩
*ここは大ピンチだった。
▲同 歩
*相手は2秒で▲同歩と歩を取ったが、ここでは▲5七金と馬を取るチャンスだった。それなら先手が勝っていただろう。
△1六歩
*まったく先は読んでない。とりあえず形で歩を打った。
▲同 玉
*この▲同玉は実は悪手で、先手玉に詰みが発生していた。△1五香から▲同玉に△2四馬と引いて、頭金を打って、どんどん金で下段に押し込んで△1七歩がピッタリで詰む。
△5八馬
*△1五香からの13手詰みだった。しかしそんな長い詰みは読めない!
▲7一龍 △3二玉
*指していて、もうわけが分からなかった(^^;
▲6一飛
*この瞬間、またも先手玉に即詰みが発生していた。
△4一金打
*△2五金と捨てる手が妙手で、先手玉は詰んでいた。しかしそんな手は私には見えない・・・orz
*なお、△1五香からでも詰んでいた。それも見えなかった・・・。
▲5二銀
*この銀は取れない。
△2二玉 ▲4一銀成
*ここで手番が来たので、まだなんとか勝てるかも、と思った。
△4八馬
*この馬を使わなければ勝てないと思った。
▲2七銀 △1五香 ▲同 玉 △1四歩 ▲1六玉
*ここで後手に決め手があった。
△4九馬
*△2八銀不成で分かりやすく後手勝ちだった。
*この手は悪手で、詰めろではないので、はっきり逆転で先手が勝勢になった。
▲4二成銀 △1五金 ▲1七玉 △2六角
*ここで私は念じた。▲同銀と取れ~!
*取ればもちろん詰む(笑)
▲1八玉
*しかし当然、そんなに甘くない。
△6二角
*で、勝負手。これで先手玉に詰めろがかかった。
▲3一飛成 △1三玉
*あとはもう、まな板の上のコイだ。
▲2二銀 △2四玉
*先手のなすがまま。勝つも負けるも、先手次第。
▲3六桂
*先に▲3三銀不成のほうが明解だった。
△3四玉
*△2五玉のほうが良かった、と激指。
▲3五香
*!!これは悪手。
△同 角
*また大逆転した。
▲3三銀成
*先手は、もっと早くに銀を捨てて王手するべきだった。
△4五玉 ▲7五龍 △6五香
*もう後手玉は詰まない。
▲4六金 △同 角 ▲同 歩 △5六玉 ▲7六龍 △6六金
*龍取りで、詰めろ。後手勝勢。
▲3八角
*最後のお願い。△2八金とすると、玉が素抜かれる。
△同 馬 ▲同 銀 △2八金 ▲1七玉 △2六角
*どうにか勝った。長かった。総考慮時間は、先手6分ちょっと、私は11分ちょっと。私が倍くらい考えてる。
*序盤と中盤はいいとして、終盤がこれでは・・・。
まで126手で後手の勝ち
2023.04.05
vs先手5筋位取り中飛車
開始日時:2023/04/05
棋戦:R対局 早指し2(猶予1分)
先手:1級の人
後手:GizumoのセカンドHN
▲7六歩
*いつもの24の早指し2。私は後手。相手は1級。
△8四歩
*私は居飛車ばっかり。
▲5六歩
*中飛車か。
△6二銀
*相手が中飛車のときは、私は角道を開けるのは後回しにしている。
▲5五歩 △4二玉 ▲5八飛
*しばらく駒組み。
△5二金右 ▲6八銀 △3二玉 ▲5七銀 △8五歩 ▲7七角
△7四歩 ▲4八玉 △7三銀
*銀を前に出すのが私流。
▲3八玉 △6四銀 ▲6六銀
*銀対抗と呼ばれる形。
△1四歩 ▲1六歩 △4二銀
*私は急戦ばっかり。めったに持久戦にしない。
▲2八玉 △3四歩
*そろそろ角道を開けておくか。
▲3八金
*美濃じゃないのか。めずらしい。
△3三銀 ▲5九飛 △4四銀
*これで5五の位を攻めていく。
▲4六歩 △7三桂
*この右桂がスムーズに使えるのが、居飛車のいいところ。
▲7八金
*ここで私は思った。もう指したい手がない。
△6五銀
*というわけで、仕掛けていった。△6五桂の仕掛けも有力。
*しかしここではまず△9四歩と、居飛車の税金を支払っておくべきだった。
▲同 銀
*先手は取らずに▲9五角が有力だった。いわゆる幽霊角と呼ばれる角だ。本譜は銀を取ってきた。まあ▲9五角でも、激指によれば互角の形勢だそうだ。
△同 桂
*先手、角の逃げ場は?
▲6八角
*ここでも▲9五角があった。それでも互角だそうだが。
△5五銀
*とりあえず、後手は一歩得。
*次の手、先手は習いある手。
▲7七桂
*左桂の味の良い活用。中飛車を指すなら、この手は覚えておきたい。
△同桂成 ▲同 角
*形勢は全く互角と激指15。
△5四歩
*ここで先手も、何を指すか難しい。難解な中盤だ。
▲4五銀
*これは良い手とのこと。後手はどうするか、腕の見せ所。
△8六歩
*とりあえず、突き捨てておいた。
▲同 角
*先手に一歩渡したが、後手は飛車先が軽くなった。しかしこのままでは先手に猛攻を食らいそう。後手はどうするか。
△4二桂
*この手は激指もおススメしている。対局中は自信がなかったが、全く互角と激指先生。
▲5三歩
*いやな拠点。
△5一金引
*△6二金もあったところ。
▲2六桂
*強引に攻めてきた。ここもけっこうポイント。
△2五銀
*これは最善だったと激指先生。形勢は互角。なかなか高度な応酬だ。
*▲1七桂と跳べば銀に当たるが、さすがに先手の囲いの形が悪くなる。
▲4八銀
*特に早い手もないので、こんなところだろう。
△4六銀
*一歩、取って先手陣に迫っておいた。
*次の手、先手が疑問手を指す。
▲9五角
*この手は疑問。次の手を見落としたのだろう。
△8五飛
*これがうまい手。両取り。
▲7三角成
*これが先手不利を決定づけた。まだしも▲5一角成として勝負だった。
△4五飛
*先に銀が取れて、後手がはっきり良くなった。
*後手は飛車の位置も、活躍が見込めそうだ。
▲9一馬
*さあ、ここからは後手はガンガン攻めていきたい。
△4七銀打
*俗手の好手。
▲4九香
*ここでは、勝つ決定権を後手が握っている。しっかり考えて指したい。
△3八銀成 ▲同 玉
*さて、どう攻めていくか。もう立ち止まる将棋ではないので、ガリガリ攻めたい。
△2六銀 ▲同 歩
*ここで、後手に働いてない駒がある。それをサバキたい。
△5五角
*感触の良い手。
▲同 馬 △同 歩
*次の先手の受けは、この一手。
▲3六銀
*ここが勝負どころ。もうちょっとで押し切れる。
△3五桂
*△5五角のときからの読み筋。飛車を取れば△2七金から詰みがある。
▲同 銀 △同 歩
*後手、順調。後手陣はまだ安泰。
▲7三角
*あまり意味のない手。さあ、あとは寄せるだけだ。
△6五角
*厳しい。合駒ができない。
▲4七銀打
*しかしムリヤリ合駒してきた。
△同銀成 ▲同 銀
*落ち着いて指せば勝てる。
△2七銀 ▲同 玉 △4七角成 ▲同 香
*馬を取ったが、まだしも▲3八銀と受けたほうが、長かった。
*次の手、△同飛成でも勝ちだが、もっと良い手がある。
△3六銀 ▲同 歩 △4七飛成
*いつもこんな風に勝てたらいいのだが。快勝だった。
▲3七銀 △3八銀
*即詰みで勝ち。総考慮時間は双方、7分ちょっとずつ。
*序盤、△6五銀とぶつける前に△9四歩は指しておいたほうがいいと反省。他はとてもうまく指せた。
まで82手で後手の勝ち
棋戦:R対局 早指し2(猶予1分)
先手:1級の人
後手:GizumoのセカンドHN
▲7六歩
*いつもの24の早指し2。私は後手。相手は1級。
△8四歩
*私は居飛車ばっかり。
▲5六歩
*中飛車か。
△6二銀
*相手が中飛車のときは、私は角道を開けるのは後回しにしている。
▲5五歩 △4二玉 ▲5八飛
*しばらく駒組み。
△5二金右 ▲6八銀 △3二玉 ▲5七銀 △8五歩 ▲7七角
△7四歩 ▲4八玉 △7三銀
*銀を前に出すのが私流。
▲3八玉 △6四銀 ▲6六銀
*銀対抗と呼ばれる形。
△1四歩 ▲1六歩 △4二銀
*私は急戦ばっかり。めったに持久戦にしない。
▲2八玉 △3四歩
*そろそろ角道を開けておくか。
▲3八金
*美濃じゃないのか。めずらしい。
△3三銀 ▲5九飛 △4四銀
*これで5五の位を攻めていく。
▲4六歩 △7三桂
*この右桂がスムーズに使えるのが、居飛車のいいところ。
▲7八金
*ここで私は思った。もう指したい手がない。
△6五銀
*というわけで、仕掛けていった。△6五桂の仕掛けも有力。
*しかしここではまず△9四歩と、居飛車の税金を支払っておくべきだった。
▲同 銀
*先手は取らずに▲9五角が有力だった。いわゆる幽霊角と呼ばれる角だ。本譜は銀を取ってきた。まあ▲9五角でも、激指によれば互角の形勢だそうだ。
△同 桂
*先手、角の逃げ場は?
▲6八角
*ここでも▲9五角があった。それでも互角だそうだが。
△5五銀
*とりあえず、後手は一歩得。
*次の手、先手は習いある手。
▲7七桂
*左桂の味の良い活用。中飛車を指すなら、この手は覚えておきたい。
△同桂成 ▲同 角
*形勢は全く互角と激指15。
△5四歩
*ここで先手も、何を指すか難しい。難解な中盤だ。
▲4五銀
*これは良い手とのこと。後手はどうするか、腕の見せ所。
△8六歩
*とりあえず、突き捨てておいた。
▲同 角
*先手に一歩渡したが、後手は飛車先が軽くなった。しかしこのままでは先手に猛攻を食らいそう。後手はどうするか。
△4二桂
*この手は激指もおススメしている。対局中は自信がなかったが、全く互角と激指先生。
▲5三歩
*いやな拠点。
△5一金引
*△6二金もあったところ。
▲2六桂
*強引に攻めてきた。ここもけっこうポイント。
△2五銀
*これは最善だったと激指先生。形勢は互角。なかなか高度な応酬だ。
*▲1七桂と跳べば銀に当たるが、さすがに先手の囲いの形が悪くなる。
▲4八銀
*特に早い手もないので、こんなところだろう。
△4六銀
*一歩、取って先手陣に迫っておいた。
*次の手、先手が疑問手を指す。
▲9五角
*この手は疑問。次の手を見落としたのだろう。
△8五飛
*これがうまい手。両取り。
▲7三角成
*これが先手不利を決定づけた。まだしも▲5一角成として勝負だった。
△4五飛
*先に銀が取れて、後手がはっきり良くなった。
*後手は飛車の位置も、活躍が見込めそうだ。
▲9一馬
*さあ、ここからは後手はガンガン攻めていきたい。
△4七銀打
*俗手の好手。
▲4九香
*ここでは、勝つ決定権を後手が握っている。しっかり考えて指したい。
△3八銀成 ▲同 玉
*さて、どう攻めていくか。もう立ち止まる将棋ではないので、ガリガリ攻めたい。
△2六銀 ▲同 歩
*ここで、後手に働いてない駒がある。それをサバキたい。
△5五角
*感触の良い手。
▲同 馬 △同 歩
*次の先手の受けは、この一手。
▲3六銀
*ここが勝負どころ。もうちょっとで押し切れる。
△3五桂
*△5五角のときからの読み筋。飛車を取れば△2七金から詰みがある。
▲同 銀 △同 歩
*後手、順調。後手陣はまだ安泰。
▲7三角
*あまり意味のない手。さあ、あとは寄せるだけだ。
△6五角
*厳しい。合駒ができない。
▲4七銀打
*しかしムリヤリ合駒してきた。
△同銀成 ▲同 銀
*落ち着いて指せば勝てる。
△2七銀 ▲同 玉 △4七角成 ▲同 香
*馬を取ったが、まだしも▲3八銀と受けたほうが、長かった。
*次の手、△同飛成でも勝ちだが、もっと良い手がある。
△3六銀 ▲同 歩 △4七飛成
*いつもこんな風に勝てたらいいのだが。快勝だった。
▲3七銀 △3八銀
*即詰みで勝ち。総考慮時間は双方、7分ちょっとずつ。
*序盤、△6五銀とぶつける前に△9四歩は指しておいたほうがいいと反省。他はとてもうまく指せた。
まで82手で後手の勝ち
2023.04.01
相手の先手矢倉vs私の後手急戦 自戦譜
開始日時:2023/04/01
棋戦:R対局 早指し2(猶予1分)
先手:初段の人
後手:GizumoのセカンドHN
▲7六歩
*初段どうしの一戦。私は後手。
*早指し2。
△8四歩
*私は先手でも後手でも、初手は飛車先を突く。
▲6八銀 △3四歩 ▲7七銀
*矢倉か。
△6二銀 ▲2六歩
*さあ、ここからもう問題だ。私は相矢倉にはしたくないのだ。
△3二銀
*将来に左美濃に囲う手を考えた手。
▲2五歩
*角頭をどう受けるか。
△4二玉
*▲2四歩の一歩交換は許す作戦。
▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △2三歩
*さあ、先手は横歩を取ってくるか?
▲3四飛 △8五歩
*一回は様子をみた。いちおう、次に後手から△8六歩▲同歩△同飛、という強襲の筋がある。ただ、その変化は▲8四飛と回る手が残るので、おススメはできない。
▲7八金
*先手もがっちり受けてきた。
△4四角
*この角上がりは、先手の飛車を帰さない、形の一手なのだが、この場合は悪手だった。先手が早くも有利になる対応とは?
▲3六飛
*こう引いてくれたから後手は助かった。先手がチャンスを逃した。▲4四同飛△同歩▲2二角と打ち込んで、早くも先手優勢だった。
*後手は△4四角の前に△3一玉が必要だった。
△6四歩
*まだ形勢は互角。
▲4六歩 △6三銀 ▲4五歩
*後手は△5四銀で、角頭を守りたかったのだが、一手間に合わなかった。△4四角に対し、先手はこの歩突きはとても有効な策だ。
△3三角 ▲5八金 △5四銀 ▲4六飛
*先手としては、2歩持って、局面が収まったので、満足な序盤だろう。ただ形勢はまだ互角と激指先生。
△7四歩 ▲6九玉 △2四角
*この角は、あまり良い手ではない。
▲4八飛
*先手の飛車が安定した。△2四角は△3三桂との連携で4五の歩を狙ったものだが、▲2五歩という返し技がある。
△7三桂
*しばらく駒組み。しかし私は指しづらさを感じていた。先手だけ2歩持っているからだ。いつか先手が▲6八銀と引いたときも、受けづらい。
▲1六歩 △5二金右 ▲3六歩
*相手の歩がいなくなった筋の歩を伸ばすのは、セオリーだ。
△3一玉 ▲3八銀 △3三角
*結局、△2四角の使い道がなくて、また戻った。2手損してしまった。後手は手得が主張だったのに。
▲3五歩
*激指によると、まだ形勢は全く互角だそうだ。しかし先手は次に▲3四歩というわかりやすい狙いがある。手が進むほどに先手が良くなりそうだ。
△6五桂
*というわけで、私から仕掛けていった。
▲6六銀
*ここで先手が▲6八銀は疑問手とのこと。角交換で8八の金が壁になって悪い形。
△8六歩 ▲同 歩 △同 飛 ▲8七歩
*ここはどこに引くか迷った。激指も迷っているので、どこでも一局だろう。
△8五飛
*迷ったすえに、中段に引いた。しかし△7六飛が一番有力だったと激指先生。
▲3四歩
*いよいよきたか。
△2二角 ▲5六歩
*どうにも、後手は押されている。実はここで△4五銀という派手な手があったとのこと。▲同飛なら桂を王手で捨てて、飛車を素抜く筋。しかし△4五銀▲8六歩という返し技があり、そんな攻防は人間にはまず読めない。
△1四歩
*形勢は+200ほど。しかし数値以上に先手が勝ちやすいだろう。3筋の位が大きすぎる。
▲5五歩 △6三銀
*仕方のない撤退。後手、苦しい。
▲4七銀
*遊び駒の活用で好手。先手としては、後手が無理に動いたところを叩けばよい。
△2四歩
*何もやることがなく、しょうがないので囲いを変形させることにした。しかしこれしかないのでは後手が悪い。
*激指は、まだしも△5四歩か△7五歩を推奨している。
▲4六銀 △2三銀 ▲3五銀
*後手、3四の歩が取れない・・・。
△3二金 ▲2五歩
*急所の歩。△同歩▲2四歩となっては、もう勝負どころがなさそうだ。
*形勢は1000点近く先手リード。
△1三角
*後手の勝負手。角が使えれば、何か起こるかもしれない。
▲3八飛 △2五歩
*2筋が緩和され、まだなんとかなるんじゃないかと私は思った。
▲5四歩 △同 銀
*ここの手も、5筋に銀が使えて、なんかありがたかった。
▲6五銀 △同 歩 ▲1一角成
*桂香と銀の交換に。ここで後手に反撃がある。
△4九銀
*なかなかに厳しい。形勢は+100ほどで、ほぼ互角に戻っている。盤上は後手が逆転してそうな雰囲気。
▲3六飛 △4五銀
*味のいい銀の活用。
▲3九飛
*後手は△4五銀と0手で出ることができ、一手得した計算。
△5八銀成 ▲同 玉 △5六銀
*あとは野となれ山となれ。先手がどう受けるか、見ものだ。
*ただ、△3八歩から連打していくのが後手にとって間違いがなく最有力だった。
▲3三香
*攻め合ってきた。しかしこの手は危険で、先手は馬筋を消してしまった。
△5七金 ▲6九玉 △6七銀成
*だいぶ、先手玉を追い詰めた。ここでは私は勝てるかもしれないと思った。次は後手から△8七飛成がある。
▲7九玉
*次の後手の手は好手。
△6六歩
*好手。1一の馬のラインを消し、8五の飛車の横利きも通った。
▲2四歩
*ここからどう寄せるか。はっきり後手勝ちの筋があったので、考えてみてほしい。
△7八成銀
*まずは取る。
▲同 玉
*ここで次の手が、大問題だった。
△6七歩成
*これが優勢をパーにした悪手。△6七金▲8八玉△3五飛で、はっきり後手が勝っていた。あああああああ。
▲8八玉 △6八金 ▲9六歩
*ここで△2四銀と手を戻していれば、まだまだ難しかったと激指は言うが、私はもう相手玉しか見てなかった。
△7八金
*しかし、先手玉に、もう寄りはないのだった。
▲9七玉 △8八金打 ▲8六銀
*以下、先手が的確に指した。
△7七と ▲3二香成 △同 銀 ▲7七桂 △2二角 ▲同 馬
△同 玉 ▲8五銀
*あああ。
△7七金 ▲2三銀
*だめだ・・・。
△3一玉 ▲3二銀成 △同 玉 ▲2三角
*総考慮時間は、相手が約6分半。私が10分半。
*△6七歩成をわずか2秒で指してしまったのが敗因だった。悔やまれる敗戦だった。
まで105手で先手の勝ち
棋戦:R対局 早指し2(猶予1分)
先手:初段の人
後手:GizumoのセカンドHN
▲7六歩
*初段どうしの一戦。私は後手。
*早指し2。
△8四歩
*私は先手でも後手でも、初手は飛車先を突く。
▲6八銀 △3四歩 ▲7七銀
*矢倉か。
△6二銀 ▲2六歩
*さあ、ここからもう問題だ。私は相矢倉にはしたくないのだ。
△3二銀
*将来に左美濃に囲う手を考えた手。
▲2五歩
*角頭をどう受けるか。
△4二玉
*▲2四歩の一歩交換は許す作戦。
▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △2三歩
*さあ、先手は横歩を取ってくるか?
▲3四飛 △8五歩
*一回は様子をみた。いちおう、次に後手から△8六歩▲同歩△同飛、という強襲の筋がある。ただ、その変化は▲8四飛と回る手が残るので、おススメはできない。
▲7八金
*先手もがっちり受けてきた。
△4四角
*この角上がりは、先手の飛車を帰さない、形の一手なのだが、この場合は悪手だった。先手が早くも有利になる対応とは?
▲3六飛
*こう引いてくれたから後手は助かった。先手がチャンスを逃した。▲4四同飛△同歩▲2二角と打ち込んで、早くも先手優勢だった。
*後手は△4四角の前に△3一玉が必要だった。
△6四歩
*まだ形勢は互角。
▲4六歩 △6三銀 ▲4五歩
*後手は△5四銀で、角頭を守りたかったのだが、一手間に合わなかった。△4四角に対し、先手はこの歩突きはとても有効な策だ。
△3三角 ▲5八金 △5四銀 ▲4六飛
*先手としては、2歩持って、局面が収まったので、満足な序盤だろう。ただ形勢はまだ互角と激指先生。
△7四歩 ▲6九玉 △2四角
*この角は、あまり良い手ではない。
▲4八飛
*先手の飛車が安定した。△2四角は△3三桂との連携で4五の歩を狙ったものだが、▲2五歩という返し技がある。
△7三桂
*しばらく駒組み。しかし私は指しづらさを感じていた。先手だけ2歩持っているからだ。いつか先手が▲6八銀と引いたときも、受けづらい。
▲1六歩 △5二金右 ▲3六歩
*相手の歩がいなくなった筋の歩を伸ばすのは、セオリーだ。
△3一玉 ▲3八銀 △3三角
*結局、△2四角の使い道がなくて、また戻った。2手損してしまった。後手は手得が主張だったのに。
▲3五歩
*激指によると、まだ形勢は全く互角だそうだ。しかし先手は次に▲3四歩というわかりやすい狙いがある。手が進むほどに先手が良くなりそうだ。
△6五桂
*というわけで、私から仕掛けていった。
▲6六銀
*ここで先手が▲6八銀は疑問手とのこと。角交換で8八の金が壁になって悪い形。
△8六歩 ▲同 歩 △同 飛 ▲8七歩
*ここはどこに引くか迷った。激指も迷っているので、どこでも一局だろう。
△8五飛
*迷ったすえに、中段に引いた。しかし△7六飛が一番有力だったと激指先生。
▲3四歩
*いよいよきたか。
△2二角 ▲5六歩
*どうにも、後手は押されている。実はここで△4五銀という派手な手があったとのこと。▲同飛なら桂を王手で捨てて、飛車を素抜く筋。しかし△4五銀▲8六歩という返し技があり、そんな攻防は人間にはまず読めない。
△1四歩
*形勢は+200ほど。しかし数値以上に先手が勝ちやすいだろう。3筋の位が大きすぎる。
▲5五歩 △6三銀
*仕方のない撤退。後手、苦しい。
▲4七銀
*遊び駒の活用で好手。先手としては、後手が無理に動いたところを叩けばよい。
△2四歩
*何もやることがなく、しょうがないので囲いを変形させることにした。しかしこれしかないのでは後手が悪い。
*激指は、まだしも△5四歩か△7五歩を推奨している。
▲4六銀 △2三銀 ▲3五銀
*後手、3四の歩が取れない・・・。
△3二金 ▲2五歩
*急所の歩。△同歩▲2四歩となっては、もう勝負どころがなさそうだ。
*形勢は1000点近く先手リード。
△1三角
*後手の勝負手。角が使えれば、何か起こるかもしれない。
▲3八飛 △2五歩
*2筋が緩和され、まだなんとかなるんじゃないかと私は思った。
▲5四歩 △同 銀
*ここの手も、5筋に銀が使えて、なんかありがたかった。
▲6五銀 △同 歩 ▲1一角成
*桂香と銀の交換に。ここで後手に反撃がある。
△4九銀
*なかなかに厳しい。形勢は+100ほどで、ほぼ互角に戻っている。盤上は後手が逆転してそうな雰囲気。
▲3六飛 △4五銀
*味のいい銀の活用。
▲3九飛
*後手は△4五銀と0手で出ることができ、一手得した計算。
△5八銀成 ▲同 玉 △5六銀
*あとは野となれ山となれ。先手がどう受けるか、見ものだ。
*ただ、△3八歩から連打していくのが後手にとって間違いがなく最有力だった。
▲3三香
*攻め合ってきた。しかしこの手は危険で、先手は馬筋を消してしまった。
△5七金 ▲6九玉 △6七銀成
*だいぶ、先手玉を追い詰めた。ここでは私は勝てるかもしれないと思った。次は後手から△8七飛成がある。
▲7九玉
*次の後手の手は好手。
△6六歩
*好手。1一の馬のラインを消し、8五の飛車の横利きも通った。
▲2四歩
*ここからどう寄せるか。はっきり後手勝ちの筋があったので、考えてみてほしい。
△7八成銀
*まずは取る。
▲同 玉
*ここで次の手が、大問題だった。
△6七歩成
*これが優勢をパーにした悪手。△6七金▲8八玉△3五飛で、はっきり後手が勝っていた。あああああああ。
▲8八玉 △6八金 ▲9六歩
*ここで△2四銀と手を戻していれば、まだまだ難しかったと激指は言うが、私はもう相手玉しか見てなかった。
△7八金
*しかし、先手玉に、もう寄りはないのだった。
▲9七玉 △8八金打 ▲8六銀
*以下、先手が的確に指した。
△7七と ▲3二香成 △同 銀 ▲7七桂 △2二角 ▲同 馬
△同 玉 ▲8五銀
*あああ。
△7七金 ▲2三銀
*だめだ・・・。
△3一玉 ▲3二銀成 △同 玉 ▲2三角
*総考慮時間は、相手が約6分半。私が10分半。
*△6七歩成をわずか2秒で指してしまったのが敗因だった。悔やまれる敗戦だった。
まで105手で先手の勝ち
2023.03.06
vs筋違い角 模様の取り方が難しい力戦
棋戦:R対局 早指し2(猶予1分)
先手:GizumoのセカンドHN
後手:初段の人
▲2六歩
*私の先手。早指し2。私も相手も初段。
△3四歩 ▲7六歩 △3二金
*変わったことをしてくる。ここは相手の誘いに乗ろう。そのほうが面白そうだから。
▲2五歩 △8八角成
*相手は一手損角換わりだった。
▲同 銀 △2二銀 ▲3八銀 △3三銀 ▲3六歩
*しばらくは駒組みだろう。こっちは早繰り銀で速攻を狙う。速攻は対一手損角換わりの常道だ。
△5四角
*筋違い角、打ってきたかー。でも、実は私はこういう変則的な手は歓迎。奇襲退治は得意なほうだ。
▲3七銀
*将来的に▲3五歩とぶつけたいので、右の歩を守ることを優先した。
△7六角 ▲6八玉 △8四歩 ▲7八金
*▲7八銀型ではなく▲8八銀型なので、▲7八金の応援が効く。8筋は当面、大丈夫だろう。
△8五歩 ▲4六銀
*先に▲7七銀とすると、△5四角と引かれて、この▲4六銀が上がれなくなる。△3六角と歩を取られてしまうからだ。
△9四歩
*端攻めで△9八歩の筋を狙ってきた。でも受けなくてもまだ大丈夫そう。
▲3五歩
*早い仕掛けだが、待つ手もわからなかった。
△同 歩 ▲同 銀 △5四角
*▲2四歩は△2七歩の筋で失敗する。
▲3四歩
*ここを押さえたが、善悪は微妙だった。
△2二銀
*△4四銀が有力だった。そっちのほうが押さえ込まれず、後手としては良かっただろう。
▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △2三歩
*飛車の引き場所は・・・
▲2六飛
*ここがベストだと判断。
△3六歩
*この手は後手の好手。2九の桂の働きを封じており、次に△3七歩成▲同桂△3六歩の狙いがある。成立しているかは微妙だが先手としては怖い。
▲4八金
*3七の地点を補強。
△9五歩
*この手は次の△9六歩~△9八歩を狙っており放置できない。
▲7七銀
*これで△8六歩に▲同銀とできる。それを△同飛と切ってムリヤリ△9八歩を実現させる手もあるが、さすがに攻めすぎだろう。
△5二金
*ここから第二次駒組みとなった。
▲5六歩 △6四歩 ▲5五歩
*どっか行け。
△6三角
*ここで私は何をするべきか迷った。
▲7九玉
*とりあえず玉を固めておいた。
△6二銀
*形勢判断だが、激指15によるとほぼ互角とのこと。
▲8八玉
*しかし先手は角と一歩を持っている。後手だけ歩を持っている場合は互角だろうが、先手も歩を持っているのでちょっと先手が勝ちやすいだろう。
△1四歩 ▲4六歩
*この手は感触が悪かった。△7四角とされたら、角筋が先手陣に利いてくる。
△4一玉 ▲6六歩
*様子を見ている。暴発しないことが大事。
△7四歩
*この手は、ありがたいと思った。疑問手と感じた。先手は次の手が指しやすくなったからだ。
▲5六角
*これで2筋突破を狙った。ここで△7四角のぶつけがないので、安心して打つことができた。
△7五歩 ▲2四歩
*さあ、攻めるぞ~。
△4二金右
*ここで後手が△同歩は▲同銀で▲3三歩成の筋で2筋が突破されてしまうので、しかたないところ。
▲2三歩成 △同 銀
*次の最善手、わかるだろうか。ぜひ考えてほしい。私は逃してしまった。
▲2四銀
*これがチャンスを逃した疑問手。ここでは▲3三歩成△同金右▲3四歩以下、2筋を破ることができた。逸機(いっき)だ。
△同 銀 ▲同 飛
*まだ全く互角と激指15。
△2三歩 ▲2六飛
*ここで先手は次の手、ある手を狙っている。だから銀交換でもいいか、と思ったのだ。
△8四飛
*もし後手が何もしなければ▲8三銀と打って、飛車が詰んでいた。
*ここでまた何をしたものか、私はわからなくなった。
▲1六歩
*いかにも、手がないです、ということを示した手。まあ秒読みだし、何か指さなくてはいけないのだから、しょうがない。
△3五銀
*先手はどう対応するか。△4六銀~△5五銀と活用されては、やっかいだ。
▲2五飛
*これで△4六銀には▲4七歩がある。そこで△1三桂もあるが、さすがに指す気になれなかったのだろう。
△2四銀 ▲2七飛
*ここに引いたのは、我ながらうまい。
*しかし、こう着状態をどう解除するのか、まだ全然見えない。後手は2筋はすごく堅くなった。
△7三桂
*次の手、よく指せたと思う。
▲7六歩
*これは実戦的な好手。△7三桂跳ねに反応した手だ。
△5四歩 ▲7五歩 △5五歩
*ここで、技ありの一手が先手に出る。
▲7四角
*これで角交換は必然に。
*後手は受け方が難しく、間違いやすい。
△同 角 ▲同 歩 △同 飛 ▲8三角
*急所に角が打てた。先手がはっきり優勢に。
△8四飛 ▲7二角成
*これで、この一局は、もらったと思った。
△5二玉 ▲7五銀
*厳しい。後手は代償がない。
△9四飛 ▲7四歩
*桂得が確定。
△9二飛 ▲7三歩成 △7二飛 ▲同 と
*飛車・桂と角の交換で、急所にと金までできた。先手勝勢。
△5三銀 ▲6一飛
*あとは、冷静に攻めていけばいい。以下、平凡な手で良い。
△4四歩 ▲6四銀 △4三玉 ▲5三銀成 △同 玉 ▲9一飛成
△4三玉 ▲2一龍 △3七歩成 ▲同 飛 △5九角 ▲3三銀
△4八角成 ▲3二銀不成△同 金 ▲同 龍
*じりじりした序盤・中盤だったが、うまく指せた。激指15の棋譜解析では、先手が不利になったときはなかった。
△同 玉 ▲3三金
*2筋の突破を成功できなかったことだけは問題だったが、他はとてもうまく指せた。
*総考慮時間は、私が11分、相手が16分。
まで105手で先手の勝ち
先手:GizumoのセカンドHN
後手:初段の人
▲2六歩
*私の先手。早指し2。私も相手も初段。
△3四歩 ▲7六歩 △3二金
*変わったことをしてくる。ここは相手の誘いに乗ろう。そのほうが面白そうだから。
▲2五歩 △8八角成
*相手は一手損角換わりだった。
▲同 銀 △2二銀 ▲3八銀 △3三銀 ▲3六歩
*しばらくは駒組みだろう。こっちは早繰り銀で速攻を狙う。速攻は対一手損角換わりの常道だ。
△5四角
*筋違い角、打ってきたかー。でも、実は私はこういう変則的な手は歓迎。奇襲退治は得意なほうだ。
▲3七銀
*将来的に▲3五歩とぶつけたいので、右の歩を守ることを優先した。
△7六角 ▲6八玉 △8四歩 ▲7八金
*▲7八銀型ではなく▲8八銀型なので、▲7八金の応援が効く。8筋は当面、大丈夫だろう。
△8五歩 ▲4六銀
*先に▲7七銀とすると、△5四角と引かれて、この▲4六銀が上がれなくなる。△3六角と歩を取られてしまうからだ。
△9四歩
*端攻めで△9八歩の筋を狙ってきた。でも受けなくてもまだ大丈夫そう。
▲3五歩
*早い仕掛けだが、待つ手もわからなかった。
△同 歩 ▲同 銀 △5四角
*▲2四歩は△2七歩の筋で失敗する。
▲3四歩
*ここを押さえたが、善悪は微妙だった。
△2二銀
*△4四銀が有力だった。そっちのほうが押さえ込まれず、後手としては良かっただろう。
▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △2三歩
*飛車の引き場所は・・・
▲2六飛
*ここがベストだと判断。
△3六歩
*この手は後手の好手。2九の桂の働きを封じており、次に△3七歩成▲同桂△3六歩の狙いがある。成立しているかは微妙だが先手としては怖い。
▲4八金
*3七の地点を補強。
△9五歩
*この手は次の△9六歩~△9八歩を狙っており放置できない。
▲7七銀
*これで△8六歩に▲同銀とできる。それを△同飛と切ってムリヤリ△9八歩を実現させる手もあるが、さすがに攻めすぎだろう。
△5二金
*ここから第二次駒組みとなった。
▲5六歩 △6四歩 ▲5五歩
*どっか行け。
△6三角
*ここで私は何をするべきか迷った。
▲7九玉
*とりあえず玉を固めておいた。
△6二銀
*形勢判断だが、激指15によるとほぼ互角とのこと。
▲8八玉
*しかし先手は角と一歩を持っている。後手だけ歩を持っている場合は互角だろうが、先手も歩を持っているのでちょっと先手が勝ちやすいだろう。
△1四歩 ▲4六歩
*この手は感触が悪かった。△7四角とされたら、角筋が先手陣に利いてくる。
△4一玉 ▲6六歩
*様子を見ている。暴発しないことが大事。
△7四歩
*この手は、ありがたいと思った。疑問手と感じた。先手は次の手が指しやすくなったからだ。
▲5六角
*これで2筋突破を狙った。ここで△7四角のぶつけがないので、安心して打つことができた。
△7五歩 ▲2四歩
*さあ、攻めるぞ~。
△4二金右
*ここで後手が△同歩は▲同銀で▲3三歩成の筋で2筋が突破されてしまうので、しかたないところ。
▲2三歩成 △同 銀
*次の最善手、わかるだろうか。ぜひ考えてほしい。私は逃してしまった。
▲2四銀
*これがチャンスを逃した疑問手。ここでは▲3三歩成△同金右▲3四歩以下、2筋を破ることができた。逸機(いっき)だ。
△同 銀 ▲同 飛
*まだ全く互角と激指15。
△2三歩 ▲2六飛
*ここで先手は次の手、ある手を狙っている。だから銀交換でもいいか、と思ったのだ。
△8四飛
*もし後手が何もしなければ▲8三銀と打って、飛車が詰んでいた。
*ここでまた何をしたものか、私はわからなくなった。
▲1六歩
*いかにも、手がないです、ということを示した手。まあ秒読みだし、何か指さなくてはいけないのだから、しょうがない。
△3五銀
*先手はどう対応するか。△4六銀~△5五銀と活用されては、やっかいだ。
▲2五飛
*これで△4六銀には▲4七歩がある。そこで△1三桂もあるが、さすがに指す気になれなかったのだろう。
△2四銀 ▲2七飛
*ここに引いたのは、我ながらうまい。
*しかし、こう着状態をどう解除するのか、まだ全然見えない。後手は2筋はすごく堅くなった。
△7三桂
*次の手、よく指せたと思う。
▲7六歩
*これは実戦的な好手。△7三桂跳ねに反応した手だ。
△5四歩 ▲7五歩 △5五歩
*ここで、技ありの一手が先手に出る。
▲7四角
*これで角交換は必然に。
*後手は受け方が難しく、間違いやすい。
△同 角 ▲同 歩 △同 飛 ▲8三角
*急所に角が打てた。先手がはっきり優勢に。
△8四飛 ▲7二角成
*これで、この一局は、もらったと思った。
△5二玉 ▲7五銀
*厳しい。後手は代償がない。
△9四飛 ▲7四歩
*桂得が確定。
△9二飛 ▲7三歩成 △7二飛 ▲同 と
*飛車・桂と角の交換で、急所にと金までできた。先手勝勢。
△5三銀 ▲6一飛
*あとは、冷静に攻めていけばいい。以下、平凡な手で良い。
△4四歩 ▲6四銀 △4三玉 ▲5三銀成 △同 玉 ▲9一飛成
△4三玉 ▲2一龍 △3七歩成 ▲同 飛 △5九角 ▲3三銀
△4八角成 ▲3二銀不成△同 金 ▲同 龍
*じりじりした序盤・中盤だったが、うまく指せた。激指15の棋譜解析では、先手が不利になったときはなかった。
△同 玉 ▲3三金
*2筋の突破を成功できなかったことだけは問題だったが、他はとてもうまく指せた。
*総考慮時間は、私が11分、相手が16分。
まで105手で先手の勝ち
2023.01.16
vs初段 筋違い角
以下を青く反転させてコピーし、Kifu for Windowsに張り付けて見てください。
局後に激指15で検討しています。
開始日時:2023/01/16
棋戦:R対局 早指し2(猶予1分)
先手:GizumoのセカンドHN
後手:初段の人
▲2六歩
*私の先手で、いつもの居飛車。
△3四歩 ▲7六歩
*この局面で後手を持って何を指すかは、居飛車党の後手番の課題だ。振り飛車党なら何も迷わないだろうけど。
△3二金
*何だこれは?一手損角換わりか?
▲2五歩 △3三角
*めずらしい手だ。せっかくだから、誘いに乗ろう。
▲同角成
*めったにない後手の作戦なので、どんな対応なのかワクワクだ。
△同 金
*これは・・・阪田流向かい飛車か?
▲4八銀
*私は様子見。
△5四角
*筋違い角キター。これで△2二飛と向かい飛車にする作戦か?
▲6八玉
*▲2六飛とすれば、7六の歩は受かるのだが、△2二飛と回られて、浮いた飛車が標的にされそう。
*ただ、激指15によれば▲2六飛は最有力手。(+200ほど)
△7六角 ▲7八銀
*この手はけっこうポイント。▲7八金では、後手が振ってきたときに壁になる。
△4四歩 ▲3六歩
*右銀を出していく構想。△5四角と引かれると、この歩は突けなくなるから早めに突いた。
△5四角 ▲3七銀 △8四歩
*あら、後手も居飛車か!▲7八銀型の欠点を突いてきた格好だ。
▲5六歩 △8五歩 ▲7七玉
*しょうがないから玉で受けた。
*激指も最有力に上げている。
△7二銀 ▲5五歩
*どっか行ってくれ。
△6五角 ▲5八金右 △8三銀
*うわ、棒銀キター。ここまで変な手を指した覚えがないのに、なんか不利になりやすい将棋になっている。後手は8筋突破という目標があり、手がわかりやすいのだ。
▲6六歩
*この手はあんまりおススメでない、と激指。角は近くに居てくれたほうが先手は受けやすかった。
△3二角 ▲8八玉
*この手はちょっとした疑問手。激指が+150くらいで推移していたのだが、-150くらいになってしまった。もう8筋は破られても▲4六銀からの攻めを急ぐべきだった。
△7四銀 ▲6七金
*とりあえず固めたが、まったく自信がない。玉頭に棒銀が直撃しそう。▲8八玉が悪い構想だった。
△8六歩 ▲同 歩 △同 飛
*あれ?△7五銀じゃないのか、助かった。
▲8七歩 △8二飛
*相手が一手緩んだ。こっちも攻めを急ごう。
▲4六銀 △7五銀
*ここは先手は何かしないと、次に△8六歩からの攻めが見えている。
▲5六角
*激指によれば、まずまずの手とのこと。▲8三歩を狙っている。
*形勢は-300ほど。
*ここでは▲6五角と打つのが激指のおススメだが、それでは後手の作戦成功を認めた手になる。人間には指せないだろう。
△8四飛 ▲7七桂
*これで▲8五歩を狙う。
△6四歩
*よくわからない手だ。一手パスに近い。そして6三の地点が空いたことがこの後、大きな意味を持つ。
▲3五歩 △同 歩 ▲同 銀
*この銀がここまで捌ければ、先手もやれる。
△3四歩 ▲同 銀
*ここで銀を引く人はいないだろう。
△同 金 ▲同 角 △7六銀打
*この将棋で、お互いを通じて出た、初めてハッキリとした悪手。7五の銀が遊び駒になったからだ。
*ここで私は決断の一手を指す。それは?
▲6一角成
*いっちゃえー。
△同 玉 ▲6三金
*激指もまずまず有力な角切りだったと評価。形勢は+500ほどで先手良し。
△8七銀成 ▲7九玉 △8二飛
*ここで私は▲8三歩か▲7二歩かでそうとう悩んだ。
▲8三歩
*この手は激指の一押しだった。▲8三歩で正解。
△4二飛
*さて、逃げられたが、慌てることはない。先手玉はまだまだ堅い。確実な攻めをしたい。
▲5四歩
*我ながら好手。
△同 角 ▲5三金
*これが飛車角両取りで厳しい。
△7八成銀 ▲同 金
*先手の手駒が増えて、攻めが切れなくなった。
△5二飛
*ここの局面、最大に迷った。どう考えても、先手がハッキリ勝ちになる手順があるはず。時間を費やしたが、正解が読めない。私は自分を弱いと思った(笑)
▲同 金
*これもないわけではないが、▲5四金が正解。以下△同飛に▲4三角の王手飛車で決まっていた。
△同 玉
*紛れたか?
▲5三歩
*急所の歩打ち。こういうところは私は強い(笑)。
△4三玉 ▲4一飛 △4二銀打
*ここで何をやるかもかなり迷った。ヘタをすれば逆転する。
▲5一銀
*正解の銀打ち。
△5三玉 ▲5五歩
*厳しい。一歩千金。
△3六角 ▲5四金
*玉は下段に落とせ。
△5二玉 ▲4二銀成 △同 銀 ▲8一飛成
*これが詰めろでは勝負あり。あとは慎重に指すべし。
△5一歩 ▲3八飛
*ちょっと変な感じもする手だが、許容範囲。
△4七角成
*ここでは後手玉に詰みもあるのだが、合駒の関係で少し難しい。一番手堅い勝ち方は何か?
▲3二飛成
*これでも勝ちだが、▲7二竜が正解で手堅い勝ち方。それで金か銀を合駒すれば取って詰み。角を合駒すれば▲6三金から詰みもあるし、▲3二飛成でもいい。
△4六角 ▲6八桂 △6三金 ▲6一銀
*相手の変則作戦に惑わされ、押されているところから、▲6一角成からの一気の攻めが決まって気持ち良かった一局。
△同 玉
*相手は反則してきた(^^; 88手という偶数手で先手の勝ち。
*私の消費時間は約10分、相手は約6分。
▲反則勝ち
*王手放置の反則
まで88手で先手の反則勝ち
局後に激指15で検討しています。
開始日時:2023/01/16
棋戦:R対局 早指し2(猶予1分)
先手:GizumoのセカンドHN
後手:初段の人
▲2六歩
*私の先手で、いつもの居飛車。
△3四歩 ▲7六歩
*この局面で後手を持って何を指すかは、居飛車党の後手番の課題だ。振り飛車党なら何も迷わないだろうけど。
△3二金
*何だこれは?一手損角換わりか?
▲2五歩 △3三角
*めずらしい手だ。せっかくだから、誘いに乗ろう。
▲同角成
*めったにない後手の作戦なので、どんな対応なのかワクワクだ。
△同 金
*これは・・・阪田流向かい飛車か?
▲4八銀
*私は様子見。
△5四角
*筋違い角キター。これで△2二飛と向かい飛車にする作戦か?
▲6八玉
*▲2六飛とすれば、7六の歩は受かるのだが、△2二飛と回られて、浮いた飛車が標的にされそう。
*ただ、激指15によれば▲2六飛は最有力手。(+200ほど)
△7六角 ▲7八銀
*この手はけっこうポイント。▲7八金では、後手が振ってきたときに壁になる。
△4四歩 ▲3六歩
*右銀を出していく構想。△5四角と引かれると、この歩は突けなくなるから早めに突いた。
△5四角 ▲3七銀 △8四歩
*あら、後手も居飛車か!▲7八銀型の欠点を突いてきた格好だ。
▲5六歩 △8五歩 ▲7七玉
*しょうがないから玉で受けた。
*激指も最有力に上げている。
△7二銀 ▲5五歩
*どっか行ってくれ。
△6五角 ▲5八金右 △8三銀
*うわ、棒銀キター。ここまで変な手を指した覚えがないのに、なんか不利になりやすい将棋になっている。後手は8筋突破という目標があり、手がわかりやすいのだ。
▲6六歩
*この手はあんまりおススメでない、と激指。角は近くに居てくれたほうが先手は受けやすかった。
△3二角 ▲8八玉
*この手はちょっとした疑問手。激指が+150くらいで推移していたのだが、-150くらいになってしまった。もう8筋は破られても▲4六銀からの攻めを急ぐべきだった。
△7四銀 ▲6七金
*とりあえず固めたが、まったく自信がない。玉頭に棒銀が直撃しそう。▲8八玉が悪い構想だった。
△8六歩 ▲同 歩 △同 飛
*あれ?△7五銀じゃないのか、助かった。
▲8七歩 △8二飛
*相手が一手緩んだ。こっちも攻めを急ごう。
▲4六銀 △7五銀
*ここは先手は何かしないと、次に△8六歩からの攻めが見えている。
▲5六角
*激指によれば、まずまずの手とのこと。▲8三歩を狙っている。
*形勢は-300ほど。
*ここでは▲6五角と打つのが激指のおススメだが、それでは後手の作戦成功を認めた手になる。人間には指せないだろう。
△8四飛 ▲7七桂
*これで▲8五歩を狙う。
△6四歩
*よくわからない手だ。一手パスに近い。そして6三の地点が空いたことがこの後、大きな意味を持つ。
▲3五歩 △同 歩 ▲同 銀
*この銀がここまで捌ければ、先手もやれる。
△3四歩 ▲同 銀
*ここで銀を引く人はいないだろう。
△同 金 ▲同 角 △7六銀打
*この将棋で、お互いを通じて出た、初めてハッキリとした悪手。7五の銀が遊び駒になったからだ。
*ここで私は決断の一手を指す。それは?
▲6一角成
*いっちゃえー。
△同 玉 ▲6三金
*激指もまずまず有力な角切りだったと評価。形勢は+500ほどで先手良し。
△8七銀成 ▲7九玉 △8二飛
*ここで私は▲8三歩か▲7二歩かでそうとう悩んだ。
▲8三歩
*この手は激指の一押しだった。▲8三歩で正解。
△4二飛
*さて、逃げられたが、慌てることはない。先手玉はまだまだ堅い。確実な攻めをしたい。
▲5四歩
*我ながら好手。
△同 角 ▲5三金
*これが飛車角両取りで厳しい。
△7八成銀 ▲同 金
*先手の手駒が増えて、攻めが切れなくなった。
△5二飛
*ここの局面、最大に迷った。どう考えても、先手がハッキリ勝ちになる手順があるはず。時間を費やしたが、正解が読めない。私は自分を弱いと思った(笑)
▲同 金
*これもないわけではないが、▲5四金が正解。以下△同飛に▲4三角の王手飛車で決まっていた。
△同 玉
*紛れたか?
▲5三歩
*急所の歩打ち。こういうところは私は強い(笑)。
△4三玉 ▲4一飛 △4二銀打
*ここで何をやるかもかなり迷った。ヘタをすれば逆転する。
▲5一銀
*正解の銀打ち。
△5三玉 ▲5五歩
*厳しい。一歩千金。
△3六角 ▲5四金
*玉は下段に落とせ。
△5二玉 ▲4二銀成 △同 銀 ▲8一飛成
*これが詰めろでは勝負あり。あとは慎重に指すべし。
△5一歩 ▲3八飛
*ちょっと変な感じもする手だが、許容範囲。
△4七角成
*ここでは後手玉に詰みもあるのだが、合駒の関係で少し難しい。一番手堅い勝ち方は何か?
▲3二飛成
*これでも勝ちだが、▲7二竜が正解で手堅い勝ち方。それで金か銀を合駒すれば取って詰み。角を合駒すれば▲6三金から詰みもあるし、▲3二飛成でもいい。
△4六角 ▲6八桂 △6三金 ▲6一銀
*相手の変則作戦に惑わされ、押されているところから、▲6一角成からの一気の攻めが決まって気持ち良かった一局。
△同 玉
*相手は反則してきた(^^; 88手という偶数手で先手の勝ち。
*私の消費時間は約10分、相手は約6分。
▲反則勝ち
*王手放置の反則
まで88手で先手の反則勝ち
2022.12.22
私が指さない戦型
長年の経験から、たどりついた、私が指さない戦型についてまとめておきます。
「横歩取り」
先手後手、どちらを持っても指したくない。空中戦は、もう全然手が見えない。形勢判断も狂いがち。
「相矢倉」
角の使い方が難しい。金銀の使い方も難しい。総力戦になり、将棋の中で最も難解な戦型ではなかろうか。
「相穴熊」
相穴は手数がかかるので、体力のない私には向いてない。対振り穴では急戦で行く。
「相振り飛車」
未知の力戦になり、私の観戦で得た経験値が活きない。対抗形になると分かっていれば、振り飛車も指したいが。
「奇襲全般」
奇襲をとがめる側が私には向いている。序盤はそこそこ知識があるので。
「角換わり相腰掛銀」
最近、これはもう止めたほうがいいと分かった。難解すぎる。早繰り銀か棒銀にすべし。
「一手損角換わり」
私のような攻めが好きな人には、向いてない。同じく、右玉も、待ちの戦型なので向いてない。
<まとめ>
上達において、得意戦法を持て、とはよく言われることです。しかし、指さない戦法を決めるというのも大事だと私は思います。特に私のような居飛車党においては。上記の戦型は、自分が選ばなければ避けることができます。
「横歩取り」
先手後手、どちらを持っても指したくない。空中戦は、もう全然手が見えない。形勢判断も狂いがち。
「相矢倉」
角の使い方が難しい。金銀の使い方も難しい。総力戦になり、将棋の中で最も難解な戦型ではなかろうか。
「相穴熊」
相穴は手数がかかるので、体力のない私には向いてない。対振り穴では急戦で行く。
「相振り飛車」
未知の力戦になり、私の観戦で得た経験値が活きない。対抗形になると分かっていれば、振り飛車も指したいが。
「奇襲全般」
奇襲をとがめる側が私には向いている。序盤はそこそこ知識があるので。
「角換わり相腰掛銀」
最近、これはもう止めたほうがいいと分かった。難解すぎる。早繰り銀か棒銀にすべし。
「一手損角換わり」
私のような攻めが好きな人には、向いてない。同じく、右玉も、待ちの戦型なので向いてない。
<まとめ>
上達において、得意戦法を持て、とはよく言われることです。しかし、指さない戦法を決めるというのも大事だと私は思います。特に私のような居飛車党においては。上記の戦型は、自分が選ばなければ避けることができます。
2022.10.31
vs初段 vsゴキゲン中飛車 一瞬、激指15超え
開始日時:2022/10/30
棋戦:R対局 早指し2(猶予1分)
先手:GizumoのセカンドHN
後手:初段の人
▲2六歩
*私の先手。いつもの居飛車。今回は局後に激指15とやねうら王と水匠5に検討させてます。
△3四歩
*相手も初段で、私とほぼ同点数。早指し2。
▲7六歩 △5四歩
*ゴキゲンかあ。これ、私はなんとなく苦手にしているのよね。
▲4八銀
*超速とかいう対策があるが、もう勉強する気力がない(笑)
△5二飛 ▲6八玉 △5五歩
*今回は、5筋の位を取らせてどうなるか、やってみた。
▲7八玉 △6二玉 ▲6八銀
*先手の私は普通に組んだ。
△7二玉 ▲3六歩 △8二玉 ▲3七銀 △7二銀 ▲4六銀
*早繰り銀。さすがにゴキゲンを相手に棒銀にするのは、銀が遊びそうだ。
△9四歩 ▲9六歩 △5六歩
*この手が本局の序盤のキーポイントだった。これは私はありがたいと思った。
*この歩を逆用する手を考えると?
▲6六歩
*これで角交換を拒否。これが私の作戦。
△6四歩 ▲5八金右
*こちらから▲5六歩とは取らない。
△4二銀 ▲2五歩 △3三角 ▲6七金
*この金上がりがミソ。これでもう後手は△5七歩成しかない。
△5七歩成 ▲同銀上
*先手の金銀が手順に上がり、手堅い駒組みになっているのが分かるだろう。後手は自分から5筋の位を無くしてしまった。
*ただし形勢は互角。
△5三銀
*ここでちょっと後手陣に隙ができた。
▲4五銀
*これで▲3四銀が受からない。しかしまだ互角。次の手で後手が対応を誤る。
△6五歩
*疑問手。△3二金が正解。
▲3四銀
*角取り、もしくは▲4三銀成のどちらかが受からない。
△6六歩 ▲同 銀 △2二角 ▲4三銀成
*これはイケそう。激指は400ほど先手有利と出てる。
△5一飛
*次の手、私は疑問手を指してしまう。ぜひその疑問手を当ててみてほしい。
▲2四歩
*ぬるい。有利をフイにしてしまった手。▲5二歩から金を入手しておくか、▲5八飛が正しい手。次の後手の手を見落としている。
△6五歩
*好手。▲同銀なら角交換から王手飛車。▲5五銀にも△5四銀がある。
▲7七銀 △5五角
*▲2四歩が泣いている。
▲2五飛
*激指の検討モードでは▲1八飛と辛抱せよ、と示してる。しかしそんな手は私は指せないよ。▲2四歩が無意味になるから。
△1九角成
*後手のほうに先に駒得させてしまった。
▲2三歩成
*先手の攻め方は分かりやすい。次に▲3二と、だ。ここで後手が間違える。
△6二銀
*△5四銀が正しい。これは勢いがない手。次の先手の手が好手。
▲5三歩
*味の良い手。ただ、▲3二と、も普通の手だったとのこと。
△同 銀
*こう取るようではツライ。後手は一手丸々損した。
▲3二と △5二金左
*疑問手。△3二同金でまだまだ互角でこれからの勝負だった。後手は美濃囲いで香得していて6筋に嫌味をつけているのだから。
*次の手で先手の優勢を決定づける手がある。
▲5三成銀
*この手を後手は見落としたのだろう。
△同 金 ▲4二と
*飛車が詰んだ。先手はっきり優勢。
△5二金引 ▲5一と △同金引 ▲2一飛成
*駒割りは、先手の飛車の丸得。これは絶対、勝ちきらねばならない。これだけ形勢が良いと逆にプレッシャーがかかる(笑)
△5五馬
*さて、先手はどうするか。激指はなんと▲2五竜が第一候補だ。ここから守りに入るのは私は1秒も考えなかった。
*私の決断の一手とは?
▲5三飛
*この手は、やねうら王と水匠5のおススメの手。ここはこの手でしょう。私はこの一瞬は、激指15を超えた(笑)
△5二香
*もちろんこの香は読み筋。
▲5五飛成 △同 香 ▲6四角
*ここまでが▲5三飛としたときの私の読み筋。これで▲7四桂と▲5五角の狙いで行けるでしょう。
△5四飛
*相手も懸命の粘り。これ、寄ってるはずなのだが。ここから負けたらショックがデカすぎる。
▲7四桂
*なにはなくとも、とりあえず打つ。
△9二玉
*何が正解なのか、分からない。読み切れない。・・・ここから読み切れないのが初段クオリティ。
▲9五歩
*これも間違いではないが、▲5一竜と切れ、とソフトたちは言っている。そしてとりあえず▲8二金を決めるべきだとソフトは言っている。
△6四飛 ▲9四歩 △8二銀
*おいおい、なんか後手も抵抗してるぞ。攻めが続くか、ギリギリ。読み切れないorz
▲9三銀 △同 桂 ▲同歩成 △同 銀
*後手玉、たぶん寄ってる。そのはずだ。
▲同香成 △同 玉 ▲8二銀
*とりあえず、追いかけていれば寄るか?
*先に▲9四歩も有力だった。
△9四玉 ▲9五歩 △8四玉
*よし、追い詰めてる。
▲8六銀
*▲5一竜をソフトはおススメしている。しかしこれも良い手。
△7四歩
*あら、これは・・・。しかし△7四玉でも▲7五銀から飛車を取って、▲9七角の筋で先手の勝ちだった。なんとか勝った。しかし、▲7四桂が打ててから、いきあたりばったりでは、この先が思いやられる。
▲9六桂
*総考慮時間は両者約7分。
*序盤で△5六歩を▲同歩と取らずに金銀を上げていくのは参考にしてほしい。
まで83手で先手の勝ち
棋戦:R対局 早指し2(猶予1分)
先手:GizumoのセカンドHN
後手:初段の人
▲2六歩
*私の先手。いつもの居飛車。今回は局後に激指15とやねうら王と水匠5に検討させてます。
△3四歩
*相手も初段で、私とほぼ同点数。早指し2。
▲7六歩 △5四歩
*ゴキゲンかあ。これ、私はなんとなく苦手にしているのよね。
▲4八銀
*超速とかいう対策があるが、もう勉強する気力がない(笑)
△5二飛 ▲6八玉 △5五歩
*今回は、5筋の位を取らせてどうなるか、やってみた。
▲7八玉 △6二玉 ▲6八銀
*先手の私は普通に組んだ。
△7二玉 ▲3六歩 △8二玉 ▲3七銀 △7二銀 ▲4六銀
*早繰り銀。さすがにゴキゲンを相手に棒銀にするのは、銀が遊びそうだ。
△9四歩 ▲9六歩 △5六歩
*この手が本局の序盤のキーポイントだった。これは私はありがたいと思った。
*この歩を逆用する手を考えると?
▲6六歩
*これで角交換を拒否。これが私の作戦。
△6四歩 ▲5八金右
*こちらから▲5六歩とは取らない。
△4二銀 ▲2五歩 △3三角 ▲6七金
*この金上がりがミソ。これでもう後手は△5七歩成しかない。
△5七歩成 ▲同銀上
*先手の金銀が手順に上がり、手堅い駒組みになっているのが分かるだろう。後手は自分から5筋の位を無くしてしまった。
*ただし形勢は互角。
△5三銀
*ここでちょっと後手陣に隙ができた。
▲4五銀
*これで▲3四銀が受からない。しかしまだ互角。次の手で後手が対応を誤る。
△6五歩
*疑問手。△3二金が正解。
▲3四銀
*角取り、もしくは▲4三銀成のどちらかが受からない。
△6六歩 ▲同 銀 △2二角 ▲4三銀成
*これはイケそう。激指は400ほど先手有利と出てる。
△5一飛
*次の手、私は疑問手を指してしまう。ぜひその疑問手を当ててみてほしい。
▲2四歩
*ぬるい。有利をフイにしてしまった手。▲5二歩から金を入手しておくか、▲5八飛が正しい手。次の後手の手を見落としている。
△6五歩
*好手。▲同銀なら角交換から王手飛車。▲5五銀にも△5四銀がある。
▲7七銀 △5五角
*▲2四歩が泣いている。
▲2五飛
*激指の検討モードでは▲1八飛と辛抱せよ、と示してる。しかしそんな手は私は指せないよ。▲2四歩が無意味になるから。
△1九角成
*後手のほうに先に駒得させてしまった。
▲2三歩成
*先手の攻め方は分かりやすい。次に▲3二と、だ。ここで後手が間違える。
△6二銀
*△5四銀が正しい。これは勢いがない手。次の先手の手が好手。
▲5三歩
*味の良い手。ただ、▲3二と、も普通の手だったとのこと。
△同 銀
*こう取るようではツライ。後手は一手丸々損した。
▲3二と △5二金左
*疑問手。△3二同金でまだまだ互角でこれからの勝負だった。後手は美濃囲いで香得していて6筋に嫌味をつけているのだから。
*次の手で先手の優勢を決定づける手がある。
▲5三成銀
*この手を後手は見落としたのだろう。
△同 金 ▲4二と
*飛車が詰んだ。先手はっきり優勢。
△5二金引 ▲5一と △同金引 ▲2一飛成
*駒割りは、先手の飛車の丸得。これは絶対、勝ちきらねばならない。これだけ形勢が良いと逆にプレッシャーがかかる(笑)
△5五馬
*さて、先手はどうするか。激指はなんと▲2五竜が第一候補だ。ここから守りに入るのは私は1秒も考えなかった。
*私の決断の一手とは?
▲5三飛
*この手は、やねうら王と水匠5のおススメの手。ここはこの手でしょう。私はこの一瞬は、激指15を超えた(笑)
△5二香
*もちろんこの香は読み筋。
▲5五飛成 △同 香 ▲6四角
*ここまでが▲5三飛としたときの私の読み筋。これで▲7四桂と▲5五角の狙いで行けるでしょう。
△5四飛
*相手も懸命の粘り。これ、寄ってるはずなのだが。ここから負けたらショックがデカすぎる。
▲7四桂
*なにはなくとも、とりあえず打つ。
△9二玉
*何が正解なのか、分からない。読み切れない。・・・ここから読み切れないのが初段クオリティ。
▲9五歩
*これも間違いではないが、▲5一竜と切れ、とソフトたちは言っている。そしてとりあえず▲8二金を決めるべきだとソフトは言っている。
△6四飛 ▲9四歩 △8二銀
*おいおい、なんか後手も抵抗してるぞ。攻めが続くか、ギリギリ。読み切れないorz
▲9三銀 △同 桂 ▲同歩成 △同 銀
*後手玉、たぶん寄ってる。そのはずだ。
▲同香成 △同 玉 ▲8二銀
*とりあえず、追いかけていれば寄るか?
*先に▲9四歩も有力だった。
△9四玉 ▲9五歩 △8四玉
*よし、追い詰めてる。
▲8六銀
*▲5一竜をソフトはおススメしている。しかしこれも良い手。
△7四歩
*あら、これは・・・。しかし△7四玉でも▲7五銀から飛車を取って、▲9七角の筋で先手の勝ちだった。なんとか勝った。しかし、▲7四桂が打ててから、いきあたりばったりでは、この先が思いやられる。
▲9六桂
*総考慮時間は両者約7分。
*序盤で△5六歩を▲同歩と取らずに金銀を上げていくのは参考にしてほしい。
まで83手で先手の勝ち
2022.10.30
私の実戦から、私の詰み逃し。これはひどい。

たまには図面を張らないと、張り方を忘れるので、図面を使っておく。
上の図は、今日やったレート戦。先手が私。序、中盤、我ながらうまく指し回し、あとは寄せるだけ。
今、後手が最後のお願いと、持ち駒の銀で△4九銀と先手玉に詰めろをかけたところ。
これ、どう見ても、後手玉に詰みがある。先手は大駒3枚で後手玉を包んでおり、持ち駒も金銀がある。
もう、どう見ても詰みだ。
・・・でも、実戦で30秒で見つけられなかったのだ!
実戦は▲6一角成△同銀▲6三銀と上に逃がしてしまい、なんと詰み逃し。そして大逆転負け。
しかも投了図は、あとから激指で調べると、まだ先手有利と検討モードが判断した・・・。もうね、アホかと。
図面以下は、いくつも詰みがあるとのこと。
一番簡単なのは▲4二竜△6三玉▲5二銀(または▲5四銀)以下の詰み。後手は合駒がないのだ。△4九銀と打ったので、後手に持ち駒がなくなったことに、私は気づかなかったのだ。
次の詰ませ方は▲7一銀または▲5一銀で、△6三玉とかわしたときに▲6二金からバラバラにする手。これも単純。
さらに▲5二金以下でも詰むとのこと。
本譜の▲6一角成以下でも詰むことは詰む。▲6一角成△同銀▲7三角成でも、持ち駒の物量にモノ言わせて長いが詰むとのこと。
・・・これを逃していたら、もう勝つ将棋がない、と言えるくらいの詰み逃しだった。ショック。こんなんで二段に上がれるわけない。
そういえば詰将棋なんて、もう何か月もやってないなあ。
天国の村山聖九段に怒られそうだ。「どうやったら詰まないんですか」
2022.10.29
vs初段 ▲棒銀vs△振り穴
開始日時:2022/10/29
棋戦:R対局 早指し2(猶予1分)
先手:GizumoのセカンドHN
後手:初段の人
*24の初段どうしの一戦。お互いにもう少しで二段に届きそうなレート。
▲2六歩
*先手は私。いつもの居飛車。
△3四歩
*実は、さっき対戦しており、同じ相手と2連戦。深夜だと人が少ないのでこういうことがある。
▲7六歩 △4四歩
*一局目は私のボロ負けだった。リベンジ戦。
▲4八銀 △4二飛
*一局目は▲急戦vs△四間飛車の振り穴だった。今回もそうなるか。
▲6八玉
*しばらく駒組み。
△6二玉 ▲7八玉 △7二玉 ▲2五歩 △3三角 ▲5六歩
△3二銀 ▲3六歩
*私は急戦を目指す。先手番だし。
△8二玉 ▲5八金右 △9二香
*やはり熊ってきたか。急戦党には強敵だ。
▲6八銀 △9一玉 ▲5七銀左 △8二銀
*さて、先手はどの作戦でいくか。
▲3七銀
*やはり棒銀が私は一番しっくり来る。エース戦法だ。
△7四歩
*後手はちゃんと勉強している指し方。7筋に飛車を振り直すのだ。
▲2六銀
*銀が出て、さあ勝負。後手の対応や如何に。
△7二飛
*この飛車回りでなく△4五歩のような手もあるのだが、その場合は角交換ですごい持久戦が予想される。
*この7筋をどうすべきか。
▲6六銀
*守っておいた。一局目は同じような形で7筋を交換されて▲7七歩を余儀なくされ、角が使えなかったのが敗因となったからだ。
△4三銀 ▲3五歩 △3二金
*ここがけっこうポイント。すぐに▲3四歩と取り込むより、次の手を指したい。
▲3八飛
*力を溜める飛車回り。これで相手から△3五歩を取らせる。
△3五歩 ▲同 銀
*銀が5段目に進出できて、作戦としてはまずまず。しかし激指は形勢は全く互角と言っている。
△7一金 ▲3四歩
*▲3四銀とぶつけるのは相手の駒が捌けてくる。先手としては押さえ込みたいのだ。
△5一角 ▲3六飛
*常道の飛車浮き。これで▲3七桂の活用が見込める。
△1二香
*先手の角道が止まっているので、意味がなかったかも。△7三角として▲3七桂なら△3八歩としたかった。△7三角には先手は▲4六歩が正解とのこと。
▲7九角
*まだ全く互角。
△6四歩 ▲4六角 △5四銀
*次の手は必然。
▲3七桂
*△4五銀の防ぎ。先手としては、攻撃部隊がここまで組みあがれば本望だ。
△4三金
*さて、先手はどうするか。後手にやる手がなくなってきているのに注目したい。
▲9六歩
*端を狙っていく。後手は指したい手がない。
△6五歩 ▲7七銀
*銀を引いて、先手玉は、かえって固まった意味がある。
△7五歩 ▲同 歩 △同 飛 ▲7六歩 △7四飛 ▲9五歩
*7筋を交換してきたが、△9四歩と受けておくのも一考だった。
△4五歩 ▲5七角 △6三銀
*後手も形を乱さず、待っている。ここまで、互いにミスなく高度な応酬だと思う。とても初段どうしとは思えない。
▲6八金上
*さらに力を溜める。
△5四金
*金が出てきたが、特に狙いもなさそう。先手は、そろそろ行くか。
▲2四歩
*仕掛け。ここから中盤だ。
△同 歩 ▲同 銀
*次に▲2二歩などの攻めがある。
△4四金
*どうするか、考え所。中盤の難所。
▲3五銀
*好手。▲2二歩は△3四金で紛れるところだった。
△同 金 ▲同 飛 △2四角
*こう角が出たくなる。
▲2五飛 △5七角成 ▲同金直
*しかし、こうなってみると、先手が有望だ。
△3四飛 ▲2一飛成
*ここで相手の手が止まった。△3七飛成には▲5五角が決め手で一気に勝負がつく。▲7一竜で金が取れるからだ。
△4六歩
*局面は先手優勢。しかしここからまだ分からないのが初段どうし。この△4六歩の勝負手には感心した。よく思いつくものだ。
▲9四歩
*満を持しての端攻め。一段竜との組み合わせで、厳しい手。ただ、ここでは▲4五角のほうが良かったと激指。
△同 歩 ▲9三歩 △同 香 ▲8五桂
*順調に端を攻めている。
△3七飛成 ▲9三桂成 △同 桂 ▲9四香 △9二歩 ▲9九香
*▲6二金と張り付いておくのもあったところ。
△3一歩
*手筋。
▲1二龍
*こう竜を活用する手があるから、後手の香は1一に居たほうが良かった。結果論だが。
△3二桂
*さあ、先手はどんどん攻めていきたい。
▲5五角 △6四銀打 ▲4六角
*これで、相手からの、と金攻めはなくなった。
△3九龍
*激指によれば形勢は1000ほど先手良し。しかし、何をしたものか。
▲9八香打
*とにかく足しておいた。
*激指のおススメは▲8六香だった。
△8五桂打 ▲6九金打
*がっちり受けておいた。
△7七桂成 ▲同 桂 △5九角
*この手は疑問手。△7五歩と迫るべき、と激指。
▲5八金引 △6八角成 ▲同金寄
*あまり役に立ってなかった5七の金が持ち駒の角になったので、先手の優勢が拡大した。
*しかし、ここで後手に勝負手が出る。
△6六歩
*なんだこれは?意味が分からない。
▲8五桂
*無視して良さそう、と判断した。しかしこの桂跳ねは負ければ敗着となっていた。ここでは形勢が大逆転している。
△6七歩成 ▲同 金 △6六歩
*ここまできて、なんかヤバそう、と気づく私。しかし時すでに遅し。4手前の△6六歩には▲同歩が正解だった。
▲同 金 △7七銀
*攻められて、一気に大ピンチに。ただここでは後手としては△7七歩が優った。
▲同 玉 △6九龍
*△8五桂と王手で取るのが優ったとのこと。
▲9三桂成
*▲9三香成が優ったとのこと。
△同 銀 ▲同香成
*8五に先手の桂がいなくなったのが影響して、次に後手に決め手があった。
△同 歩
*痛恨のミス。△7八金▲8六玉△7四桂で、先手は玉を9筋に逃げるしかなく、香が陰になってしまい、後手の勝ちだった。
▲同香成
*これもミス。▲9二銀がいいらしい。もうグダグダ(笑)
△8五桂
*これもミス。△7八金から、実は先手玉に詰みがあった。△7八金▲8六玉△7四桂以下、金香歩が持ち駒にあるので詰む。
▲8六玉 △9五金
*▲同玉か、▲同香か。どっちかは詰む。
▲同 香
*▲同香で正解。▲同玉なら△9九竜から詰んでいた。久しぶりにまともな手が出た(笑)
△8一玉
*先手は持ち駒がいっぱいあるので、後手玉は詰んでるんだろうなー、と思ったが、私の棋力では詰ませられない。
▲8三成香 △7二金 ▲9二香成 △7一玉 ▲8二金 △同 金
▲同成香寄 △6二玉 ▲8四角
*後手玉を必至にすべく、追い込んでいく。
△7三歩 ▲4二金
*先手玉は上が抜けているので、ようやく勝ちが見えた。
△9六金 ▲8五玉 △7四銀 ▲9四玉
*もう先手玉は詰まない。
△8三銀 ▲同 玉 △6六龍 ▲7三角成
*ようやく詰んだ。序盤と中盤は100点で、終盤があまりにもグダグダ。
△同 銀 ▲同角成
*終盤、お互いに逆転しすぎ。これが初段クオリティ。100手目の△6六歩の勝負手はすごかったと思う。もっとすっきり勝たないといけない。総消費時間はお互いに約10分。
まで139手で先手の勝ち
棋戦:R対局 早指し2(猶予1分)
先手:GizumoのセカンドHN
後手:初段の人
*24の初段どうしの一戦。お互いにもう少しで二段に届きそうなレート。
▲2六歩
*先手は私。いつもの居飛車。
△3四歩
*実は、さっき対戦しており、同じ相手と2連戦。深夜だと人が少ないのでこういうことがある。
▲7六歩 △4四歩
*一局目は私のボロ負けだった。リベンジ戦。
▲4八銀 △4二飛
*一局目は▲急戦vs△四間飛車の振り穴だった。今回もそうなるか。
▲6八玉
*しばらく駒組み。
△6二玉 ▲7八玉 △7二玉 ▲2五歩 △3三角 ▲5六歩
△3二銀 ▲3六歩
*私は急戦を目指す。先手番だし。
△8二玉 ▲5八金右 △9二香
*やはり熊ってきたか。急戦党には強敵だ。
▲6八銀 △9一玉 ▲5七銀左 △8二銀
*さて、先手はどの作戦でいくか。
▲3七銀
*やはり棒銀が私は一番しっくり来る。エース戦法だ。
△7四歩
*後手はちゃんと勉強している指し方。7筋に飛車を振り直すのだ。
▲2六銀
*銀が出て、さあ勝負。後手の対応や如何に。
△7二飛
*この飛車回りでなく△4五歩のような手もあるのだが、その場合は角交換ですごい持久戦が予想される。
*この7筋をどうすべきか。
▲6六銀
*守っておいた。一局目は同じような形で7筋を交換されて▲7七歩を余儀なくされ、角が使えなかったのが敗因となったからだ。
△4三銀 ▲3五歩 △3二金
*ここがけっこうポイント。すぐに▲3四歩と取り込むより、次の手を指したい。
▲3八飛
*力を溜める飛車回り。これで相手から△3五歩を取らせる。
△3五歩 ▲同 銀
*銀が5段目に進出できて、作戦としてはまずまず。しかし激指は形勢は全く互角と言っている。
△7一金 ▲3四歩
*▲3四銀とぶつけるのは相手の駒が捌けてくる。先手としては押さえ込みたいのだ。
△5一角 ▲3六飛
*常道の飛車浮き。これで▲3七桂の活用が見込める。
△1二香
*先手の角道が止まっているので、意味がなかったかも。△7三角として▲3七桂なら△3八歩としたかった。△7三角には先手は▲4六歩が正解とのこと。
▲7九角
*まだ全く互角。
△6四歩 ▲4六角 △5四銀
*次の手は必然。
▲3七桂
*△4五銀の防ぎ。先手としては、攻撃部隊がここまで組みあがれば本望だ。
△4三金
*さて、先手はどうするか。後手にやる手がなくなってきているのに注目したい。
▲9六歩
*端を狙っていく。後手は指したい手がない。
△6五歩 ▲7七銀
*銀を引いて、先手玉は、かえって固まった意味がある。
△7五歩 ▲同 歩 △同 飛 ▲7六歩 △7四飛 ▲9五歩
*7筋を交換してきたが、△9四歩と受けておくのも一考だった。
△4五歩 ▲5七角 △6三銀
*後手も形を乱さず、待っている。ここまで、互いにミスなく高度な応酬だと思う。とても初段どうしとは思えない。
▲6八金上
*さらに力を溜める。
△5四金
*金が出てきたが、特に狙いもなさそう。先手は、そろそろ行くか。
▲2四歩
*仕掛け。ここから中盤だ。
△同 歩 ▲同 銀
*次に▲2二歩などの攻めがある。
△4四金
*どうするか、考え所。中盤の難所。
▲3五銀
*好手。▲2二歩は△3四金で紛れるところだった。
△同 金 ▲同 飛 △2四角
*こう角が出たくなる。
▲2五飛 △5七角成 ▲同金直
*しかし、こうなってみると、先手が有望だ。
△3四飛 ▲2一飛成
*ここで相手の手が止まった。△3七飛成には▲5五角が決め手で一気に勝負がつく。▲7一竜で金が取れるからだ。
△4六歩
*局面は先手優勢。しかしここからまだ分からないのが初段どうし。この△4六歩の勝負手には感心した。よく思いつくものだ。
▲9四歩
*満を持しての端攻め。一段竜との組み合わせで、厳しい手。ただ、ここでは▲4五角のほうが良かったと激指。
△同 歩 ▲9三歩 △同 香 ▲8五桂
*順調に端を攻めている。
△3七飛成 ▲9三桂成 △同 桂 ▲9四香 △9二歩 ▲9九香
*▲6二金と張り付いておくのもあったところ。
△3一歩
*手筋。
▲1二龍
*こう竜を活用する手があるから、後手の香は1一に居たほうが良かった。結果論だが。
△3二桂
*さあ、先手はどんどん攻めていきたい。
▲5五角 △6四銀打 ▲4六角
*これで、相手からの、と金攻めはなくなった。
△3九龍
*激指によれば形勢は1000ほど先手良し。しかし、何をしたものか。
▲9八香打
*とにかく足しておいた。
*激指のおススメは▲8六香だった。
△8五桂打 ▲6九金打
*がっちり受けておいた。
△7七桂成 ▲同 桂 △5九角
*この手は疑問手。△7五歩と迫るべき、と激指。
▲5八金引 △6八角成 ▲同金寄
*あまり役に立ってなかった5七の金が持ち駒の角になったので、先手の優勢が拡大した。
*しかし、ここで後手に勝負手が出る。
△6六歩
*なんだこれは?意味が分からない。
▲8五桂
*無視して良さそう、と判断した。しかしこの桂跳ねは負ければ敗着となっていた。ここでは形勢が大逆転している。
△6七歩成 ▲同 金 △6六歩
*ここまできて、なんかヤバそう、と気づく私。しかし時すでに遅し。4手前の△6六歩には▲同歩が正解だった。
▲同 金 △7七銀
*攻められて、一気に大ピンチに。ただここでは後手としては△7七歩が優った。
▲同 玉 △6九龍
*△8五桂と王手で取るのが優ったとのこと。
▲9三桂成
*▲9三香成が優ったとのこと。
△同 銀 ▲同香成
*8五に先手の桂がいなくなったのが影響して、次に後手に決め手があった。
△同 歩
*痛恨のミス。△7八金▲8六玉△7四桂で、先手は玉を9筋に逃げるしかなく、香が陰になってしまい、後手の勝ちだった。
▲同香成
*これもミス。▲9二銀がいいらしい。もうグダグダ(笑)
△8五桂
*これもミス。△7八金から、実は先手玉に詰みがあった。△7八金▲8六玉△7四桂以下、金香歩が持ち駒にあるので詰む。
▲8六玉 △9五金
*▲同玉か、▲同香か。どっちかは詰む。
▲同 香
*▲同香で正解。▲同玉なら△9九竜から詰んでいた。久しぶりにまともな手が出た(笑)
△8一玉
*先手は持ち駒がいっぱいあるので、後手玉は詰んでるんだろうなー、と思ったが、私の棋力では詰ませられない。
▲8三成香 △7二金 ▲9二香成 △7一玉 ▲8二金 △同 金
▲同成香寄 △6二玉 ▲8四角
*後手玉を必至にすべく、追い込んでいく。
△7三歩 ▲4二金
*先手玉は上が抜けているので、ようやく勝ちが見えた。
△9六金 ▲8五玉 △7四銀 ▲9四玉
*もう先手玉は詰まない。
△8三銀 ▲同 玉 △6六龍 ▲7三角成
*ようやく詰んだ。序盤と中盤は100点で、終盤があまりにもグダグダ。
△同 銀 ▲同角成
*終盤、お互いに逆転しすぎ。これが初段クオリティ。100手目の△6六歩の勝負手はすごかったと思う。もっとすっきり勝たないといけない。総消費時間はお互いに約10分。
まで139手で先手の勝ち
2022.10.23
vs二段 角換わり 相手の速攻棒銀
開始日時:2022/10/23
棋戦:R対局 早指し2(猶予1分)
先手:二段の人
後手:GizumoのセカンドHN
▲7六歩
*相手の先手。私は後手。
△8四歩
*私はほぼ居飛車専門。めったに振らない。
▲2六歩 △8五歩
*△3四歩と突いてしまうと、横歩取りになる可能性が高いので、それは避けるのが私流。
▲2五歩 △3二金 ▲7七角 △3四歩 ▲7八銀 △7七角成
*戦型は角換わりに決定。
▲同 銀 △2二銀 ▲3八銀 △3三銀 ▲2七銀
*うお、棒銀だ。しかも▲7八金を省略している速攻だ。
△4四歩
*この歩突きは狙いがある。
▲2六銀 △7四歩
*先手が▲7八金を省略しているので、△7二銀~△7三銀は間に合わない。本譜のこの手は次に後手から△7五歩▲同歩△6五角の狙いがある。
▲1五銀
*▲7八金は上がらないか。ここで私の当初の予定は△5四角だった。
△7五歩
*しかし気が変わって突っかけてしまった。△5四角のほうが△4四歩の顔が立った。△4四歩の意味は、2筋から銀交換のあとに△3三金と飛車に当てて、そのとき2一に利いていて飛車の成り込みを防いでいるのだ。
▲2四歩 △同 歩 ▲同 銀
*△5四角が盤上にあれば、△2七歩で後手が良い。したがって先手は事前に飛車を浮くなどの手が必要になる。まあ本譜は△7五歩と仕掛けてしまったのだが。
△同 銀 ▲同 飛
*このときに盤上に△5四角があれば、△3三金が成立しているのが分かる。
△2三歩 ▲2八飛 △7六歩 ▲同 銀
*激指先生は互角と評価している。
△4二玉
*△8六歩と行きたいのはヤマヤマなのだが、それは▲9五角の王手飛車を食らって終了となる。
▲7七銀
*手堅い。良い手だと思う。
△6二銀 ▲7八金
*戦いが一段落して、駒組みだ。
△7三銀 ▲6五銀
*なんだこれは。
△5二金 ▲7四歩 △6二銀 ▲5五角
*いやなところを攻めてくる。しかし私は悲観はしていなかった。形勢は五分だろうと思っていた。局後に検討させてみても、激指もそう判断していた。
△9二飛 ▲4四角 △3三桂 ▲7六銀上 △4三金右 ▲6六角
△8二飛
*後手の私としては千日手もしょうがないと思った。
▲5五角 △9二飛
*千日手になるか?
▲7七桂
*後手は角と銀を持っている。先手はすでに使っているので、ある程度は盤上を制圧されてしまうのは、しょうがない。
△5四歩 ▲6六角 △8二飛 ▲8五桂 △3一玉
*ここら辺は、我ながら落ち着いている。
▲9六歩 △2二玉 ▲9五歩
*端から戦端が開かれそう。
△8四歩 ▲9三桂成 △同 香 ▲9四歩 △同 香 ▲同 香
*形勢はどっちがいいか分からない。
*激指によると-300ほどでちょっと後手がいいようだが、まだまだ難解な局面なのでリードのうちに入らないだろう。
*次の手はそうとう悩んだ。何をしたものか?
△5五銀
*猶予時間をかなり使ってのこの銀。まずまずの手のようだ。
▲7五角 △7二飛
*この飛車は我ながらよく指せた。次に△6四歩から銀交換のあと、△7四飛のさばきを狙っている。
▲9一香成 △5三銀
*すぐに△6四歩も考えたが、いったん、形を整備した。
▲2四歩
*うーん、攻めてきたか。
△同 歩 ▲2三歩 △同 玉 ▲2七香
*厳しそうな攻め。
*ここで激指は△6四歩を勧めている。なんと▲2四香には△1四玉で耐えろと言っている。そんなん、怖くて指せるわけない(笑)
△2五歩
*あまり気が進まない手だが、他の手も分からなかった。
▲8一成香
*△9二飛の筋が発生したので、ここは我慢だ。
△9二飛 ▲2四歩 △1二玉 ▲2五香
*先手の疑問手。とにもかくにも▲9七歩が必要だった。
△9九飛成
*飛車が成り込めて、行けそうと思った。激指は-450ほどで後手が有利と出ている。
▲4八玉 △2七歩 ▲同 飛 △2五桂 ▲同 飛 △2二歩
*手抜きで△4六歩などと4七を攻める手もあった。
▲5六銀 △同 銀 ▲同 歩 △1四角
*色々手があるようだが、この角も良い手だ。
▲2八飛 △4四香
*順調に後手が攻めている。これは勝てるんじゃないかと思った。
▲5九桂 △6九龍
*この金取りが妙に受けにくい。
▲5七玉
*思い切った受けをしてきた。
△4七香成 ▲同 桂 △4九龍
*しかしこれで金を取れた。後手優勢。
▲2五香
*次の△4七角成を防いで攻防手。
△同 角
*邪魔なので取っ払った。
▲同 飛 △4六歩
*この手は激指によると悪手だそうだ。一気に先手有利に逆転している。△1四銀が手堅かった。
*次に▲2三銀~▲2一角で後手陣は崩壊している。
▲5三角成
*しかし後手もチャンスを逃した。
△4七歩成 ▲6六玉 △5三金 ▲2三銀
*ここがまた勝負所。△同歩か、△2一玉か?
△2一玉
*この手はミス。△同歩が正しかった。先手有利になってしまっている。
▲3二銀成 △同 玉 ▲2三歩成 △同 歩 ▲2一角 △4一玉
*相手の猛攻。しのぎ切れるのか?
▲4二歩 △同 玉 ▲4三歩 △5二玉
*ここら辺は後手がどうやっても先手有望だった。
▲4一銀 △6一玉
*次の先手の手が、明暗を分けた。本局一番のポイントだった。
▲7一金
*詰ませたいがための手だったのだが、先手の敗着。▲7三歩成としておけば先手が勝っていた。
△6二玉 ▲7三歩成 △同 玉 ▲6五桂 △8三玉 ▲5三桂成
*金を取ったが、先手の攻め駒は、残骸の山になってしまっている。
△5七角 ▲7七玉 △8九銀
*激指によれば詰みもあったが、手堅い寄せ方。
▲7九歩 △7三香
*これはさすがに勝てると思った。
▲6三成桂 △7八銀成 ▲同 歩 △7六香 ▲同 玉 △7五金
▲同 飛 △同角成
*以下は即詰み。
▲同 玉 △7四飛
*ここで相手が投了。142手の熱戦だった。終盤で▲2三銀と打ち込まれたときに△同歩と取れなかったのが、私の受けの弱さを露呈している。でも勝ててうれしかった。
*消費時間は相手が9分弱、私が16分強。ほぼ倍、私は使っている(^^;
まで142手で後手の勝ち
棋戦:R対局 早指し2(猶予1分)
先手:二段の人
後手:GizumoのセカンドHN
▲7六歩
*相手の先手。私は後手。
△8四歩
*私はほぼ居飛車専門。めったに振らない。
▲2六歩 △8五歩
*△3四歩と突いてしまうと、横歩取りになる可能性が高いので、それは避けるのが私流。
▲2五歩 △3二金 ▲7七角 △3四歩 ▲7八銀 △7七角成
*戦型は角換わりに決定。
▲同 銀 △2二銀 ▲3八銀 △3三銀 ▲2七銀
*うお、棒銀だ。しかも▲7八金を省略している速攻だ。
△4四歩
*この歩突きは狙いがある。
▲2六銀 △7四歩
*先手が▲7八金を省略しているので、△7二銀~△7三銀は間に合わない。本譜のこの手は次に後手から△7五歩▲同歩△6五角の狙いがある。
▲1五銀
*▲7八金は上がらないか。ここで私の当初の予定は△5四角だった。
△7五歩
*しかし気が変わって突っかけてしまった。△5四角のほうが△4四歩の顔が立った。△4四歩の意味は、2筋から銀交換のあとに△3三金と飛車に当てて、そのとき2一に利いていて飛車の成り込みを防いでいるのだ。
▲2四歩 △同 歩 ▲同 銀
*△5四角が盤上にあれば、△2七歩で後手が良い。したがって先手は事前に飛車を浮くなどの手が必要になる。まあ本譜は△7五歩と仕掛けてしまったのだが。
△同 銀 ▲同 飛
*このときに盤上に△5四角があれば、△3三金が成立しているのが分かる。
△2三歩 ▲2八飛 △7六歩 ▲同 銀
*激指先生は互角と評価している。
△4二玉
*△8六歩と行きたいのはヤマヤマなのだが、それは▲9五角の王手飛車を食らって終了となる。
▲7七銀
*手堅い。良い手だと思う。
△6二銀 ▲7八金
*戦いが一段落して、駒組みだ。
△7三銀 ▲6五銀
*なんだこれは。
△5二金 ▲7四歩 △6二銀 ▲5五角
*いやなところを攻めてくる。しかし私は悲観はしていなかった。形勢は五分だろうと思っていた。局後に検討させてみても、激指もそう判断していた。
△9二飛 ▲4四角 △3三桂 ▲7六銀上 △4三金右 ▲6六角
△8二飛
*後手の私としては千日手もしょうがないと思った。
▲5五角 △9二飛
*千日手になるか?
▲7七桂
*後手は角と銀を持っている。先手はすでに使っているので、ある程度は盤上を制圧されてしまうのは、しょうがない。
△5四歩 ▲6六角 △8二飛 ▲8五桂 △3一玉
*ここら辺は、我ながら落ち着いている。
▲9六歩 △2二玉 ▲9五歩
*端から戦端が開かれそう。
△8四歩 ▲9三桂成 △同 香 ▲9四歩 △同 香 ▲同 香
*形勢はどっちがいいか分からない。
*激指によると-300ほどでちょっと後手がいいようだが、まだまだ難解な局面なのでリードのうちに入らないだろう。
*次の手はそうとう悩んだ。何をしたものか?
△5五銀
*猶予時間をかなり使ってのこの銀。まずまずの手のようだ。
▲7五角 △7二飛
*この飛車は我ながらよく指せた。次に△6四歩から銀交換のあと、△7四飛のさばきを狙っている。
▲9一香成 △5三銀
*すぐに△6四歩も考えたが、いったん、形を整備した。
▲2四歩
*うーん、攻めてきたか。
△同 歩 ▲2三歩 △同 玉 ▲2七香
*厳しそうな攻め。
*ここで激指は△6四歩を勧めている。なんと▲2四香には△1四玉で耐えろと言っている。そんなん、怖くて指せるわけない(笑)
△2五歩
*あまり気が進まない手だが、他の手も分からなかった。
▲8一成香
*△9二飛の筋が発生したので、ここは我慢だ。
△9二飛 ▲2四歩 △1二玉 ▲2五香
*先手の疑問手。とにもかくにも▲9七歩が必要だった。
△9九飛成
*飛車が成り込めて、行けそうと思った。激指は-450ほどで後手が有利と出ている。
▲4八玉 △2七歩 ▲同 飛 △2五桂 ▲同 飛 △2二歩
*手抜きで△4六歩などと4七を攻める手もあった。
▲5六銀 △同 銀 ▲同 歩 △1四角
*色々手があるようだが、この角も良い手だ。
▲2八飛 △4四香
*順調に後手が攻めている。これは勝てるんじゃないかと思った。
▲5九桂 △6九龍
*この金取りが妙に受けにくい。
▲5七玉
*思い切った受けをしてきた。
△4七香成 ▲同 桂 △4九龍
*しかしこれで金を取れた。後手優勢。
▲2五香
*次の△4七角成を防いで攻防手。
△同 角
*邪魔なので取っ払った。
▲同 飛 △4六歩
*この手は激指によると悪手だそうだ。一気に先手有利に逆転している。△1四銀が手堅かった。
*次に▲2三銀~▲2一角で後手陣は崩壊している。
▲5三角成
*しかし後手もチャンスを逃した。
△4七歩成 ▲6六玉 △5三金 ▲2三銀
*ここがまた勝負所。△同歩か、△2一玉か?
△2一玉
*この手はミス。△同歩が正しかった。先手有利になってしまっている。
▲3二銀成 △同 玉 ▲2三歩成 △同 歩 ▲2一角 △4一玉
*相手の猛攻。しのぎ切れるのか?
▲4二歩 △同 玉 ▲4三歩 △5二玉
*ここら辺は後手がどうやっても先手有望だった。
▲4一銀 △6一玉
*次の先手の手が、明暗を分けた。本局一番のポイントだった。
▲7一金
*詰ませたいがための手だったのだが、先手の敗着。▲7三歩成としておけば先手が勝っていた。
△6二玉 ▲7三歩成 △同 玉 ▲6五桂 △8三玉 ▲5三桂成
*金を取ったが、先手の攻め駒は、残骸の山になってしまっている。
△5七角 ▲7七玉 △8九銀
*激指によれば詰みもあったが、手堅い寄せ方。
▲7九歩 △7三香
*これはさすがに勝てると思った。
▲6三成桂 △7八銀成 ▲同 歩 △7六香 ▲同 玉 △7五金
▲同 飛 △同角成
*以下は即詰み。
▲同 玉 △7四飛
*ここで相手が投了。142手の熱戦だった。終盤で▲2三銀と打ち込まれたときに△同歩と取れなかったのが、私の受けの弱さを露呈している。でも勝ててうれしかった。
*消費時間は相手が9分弱、私が16分強。ほぼ倍、私は使っている(^^;
まで142手で後手の勝ち