今日は地元の岡崎市で将棋まつりがありました
それに行ってきましたので、その感想 
NHK杯は明日まわしにします

午前中の30分間のトークショー、渡辺竜王と谷川九段と石田九段と鈴木カンナ女流が出演していました
300席くらいある、屋外会場の能楽堂(のうがくどう)が、満席でした(無料)
でもあまり面白くなかったです
とりわけ、谷川九段の声が聞き取れないのが、致命的でした(マイク使用)
私は後ろのほうに座っていたんで、それが原因かもしれませんが、渡辺、カンナの2人の声は聞こえるのに、タニーの声は判別不能、石田さんの声も半分くらいしか聞こえませんでした
となりに座ったおっちゃんが、「谷川の声は聞こえんなあ」と言ったので、私は「そうですね~」と話していました

どんな話だったか、ちょっと書くと、タニー「会長職は最初の1年が一番大変でした」
石田「岡崎の名物をいっぱい食べた」
カンナ「一番のおすすめは?」
石田「ど~れ~も、おいしい」
カンナ「私はパンケーキが好きです」
そして渡辺の奥さんのマンガの話 
誰が言っていたかわからないですが、奥さんに「洗濯物を見ておいて」と言われた渡辺が、雨が降ってきたけど、そのまま洗濯物を見ていただけという話

渡辺のトークはやはり面白く、
渡辺「竜王を失冠したのに、竜王という色紙を10枚くらい書いちゃって、あっと思ったけど、また使うかもしれないので、取っておいた(笑)  でもどっか行っちゃいましたけど」
渡辺「競馬が趣味だったんですけど、馬券を真面目に買うのをやめました。競馬を研究する時間を将棋をやっとけば良かった(笑) 」

お客から質問を受け付けるコーナーがあり、そこでもちょっと問題だなあと思ったことがありました
お客の声はマイクで拾っているわけではないので、何を質問したのかが、他の客たちにはわからない
本来ならば司会の棋士が、「今これこれ、こういう質問が来ましたが、どうでしょうか」と言わなくてはならないでしょう
それをせずにいきなり棋士どうしで話してしまうから、どんな質問が来たのか、私を含め、他の客にはわからないのです

質問では、盤外戦術をされた経験はあるか? と、 井山の7冠をどう思うか? と、 終盤どうすれば強くなるか?
という感じの3つの質問でした
盤外戦術について、タニー「私の世代より上の話ですね。今の若手はすごく礼儀正しい」(ギリギリ聞き取れた)
渡辺「竜王戦で糸谷さんに、盤外戦術をやられたんです。彼はすぐ席をはずしますからね~。糸谷さんがパッと席を立って、部屋から出た瞬間にこっちが指すとどうたらこうたら~」
この渡辺の話は何かお客に受けていましたが、私はメモを取るために目を下に向けていた都合上、よく分からなかったです

終盤力については、渡辺「僕は自然に強くなっちゃいました」
おお、さすが渡辺! 本音が聞けるんでいいねえ

さて、30分のトークショーがひとまず終わって、指導対局のコーナーをちらっと見てみると、瀬川さんが指導をちょうど一段落したところでした
これは「スキあり」とみて、私は瀬川さんに「いつもブログ見てます、また更新してください」と声をかけることができました
瀬川さんは「あ、ありがとうございます」と答えてくれました
瀬川さんって、何か、いい雰囲気を持った人なんですよね

さて、今後は午後の公開対局の話
能楽堂で、2時から5時頃までありました 
私は今年は事前の抽選に当たったので、入ることができたというわけです(入場料1000円)
入場料1000円ですけど、500円分の図書カードがもれなくもらえます

最初の岡崎市の人の挨拶で、「観客定員250人のところに650人も応募があった」と言っていました
どうも、申し込みが増えてるらしいです
出演棋士として、タニー、渡辺、石田、中田章道、杉本、勝又、瀬川、佐々木勇気、藤井聡太三段、カンナ女流、室田女流、中澤女流、と、もういっぱい(笑)  藤井くんは学生服姿でした

さて、3局行われましたが、1局目はカンナ女流二段vs室田女流二段 時間は初手から1手20秒未満
渡辺が解説ということでしたが、冒頭に、岡崎市のマスコットキャラである「オカザえもん」が出てきました
渡辺が「僕、今日、初めて見たんですけど、気持ち悪くって」と言ったので、私にはかなりウケました
将棋のほうは、カンナの居飛車でカニカニ銀風の2枚銀vs室田のゴキゲン中飛車となり、
この戦型では、思わぬ長手数の熱戦になりました
結果、145手でカンナの勝ちとなっていました 2人とも、これだけ指せれば満足じゃないかな

室田「20秒にしてはいい将棋だったかな」
カンナ「終盤、グダグダになってしまって、室田さんにも勝ちがあったと思う。楽しかった」

解説の途中で、佐々木勇気に「解説するときに心がけていることはありますか」と問われた渡辺が、
渡辺「どうやって笑いを取ろうかなと考えてる」と言ってくれたのには、私は心の中で拍手しました(笑)

次、2局目 事実上のメインイベントだったと思います
石田「期待の新人、藤井聡太三段です! まだ13歳、中2」 それに対するは石田の愛弟子、佐々木勇気
持ち時間は初手から1手20秒未満
これが、前局に引き続き、熱戦となりました
棋譜を下のほうに貼っておきます

そして、ラストの3局目、本来のメインイベントだった、渡辺vsタニー
持ち時間は5分、切れたら1手20秒未満
先手は振り駒で渡辺となりました この時点でいやな予感はしてたんですが・・・(^^;
相矢倉になり、双方組みあがったあと、渡辺がスズメ指しで端から先攻 1筋で香交換
タニーも攻め返すが、渡辺が自玉の頭に▲8七香と手堅く打つ手で、タニーの攻めが止まってしまう
タニーは駒を渡す攻めになってしまい、渡辺のお返しの反撃が猛烈に厳しい
あとは渡辺に一刀両断という感じで、タニー玉はあっさり詰んでしまった
渡辺、圧勝といっていい内容でした これは・・・ 両者の実力差がモロに出たとしか・・・



開始日時:2016/05/01
先手:藤井聡太三段
後手:佐々木勇気五段

▲7六歩 △8四歩 ▲6八銀 △3四歩 ▲6六歩 △6二銀
▲5六歩 △5四歩 ▲4八銀 △4二銀 ▲5八金右 △3二金
▲7八金 △4一玉 ▲6九玉 △7四歩 ▲6七金右 △5二金
▲7七銀 △3三銀 ▲7九角 △3一角 ▲3六歩 △4四歩
▲2六歩 △4三金右 ▲3七銀 △6四角 ▲4六角 △3一玉
▲7九玉 △2二玉 ▲8八玉 △9四歩 ▲9六歩 △5三銀
▲1六歩 △7三桂 ▲2五歩 △6二飛 ▲1五歩 △4五歩
▲6八角 △8五桂 ▲8六銀 △5五歩 ▲同 歩 △4四銀右
▲2四歩 △同 歩 ▲2五歩 △同 歩 ▲1七桂 △5五角
▲4六歩 △5三銀 ▲3五歩 △2四銀 ▲3四歩 △同 金
▲2六歩 △4二銀 ▲2五歩 △3三銀引 ▲1四歩 △9五歩
▲同 歩 △9七歩 ▲同 桂 △5七歩 ▲同 角 △5六歩
▲6八角 △5二飛 ▲8五桂 △同 歩 ▲同 銀 △5四桂
▲7七金上 △4六桂 ▲3五歩 △4四金 ▲4七桂 △5八桂成
▲5五桂 △6八成桂 ▲同 金 △5七歩成 ▲7八金寄 △2七歩
▲同 飛 △4九角 ▲2六飛 △5五飛 ▲2四歩 △3五金
▲3四歩 △2六金 ▲3三歩成 △同 玉 ▲2六銀 △6七と
▲3五銀 △7七と ▲9七玉 △9六歩 ▲同 銀 △7六角成
▲3四銀打 △2二玉 ▲2三歩成 △3一玉 ▲3二と △同 馬
▲4三歩 △2七飛 ▲2二金 △同 玉 ▲2三歩 △3一玉
▲2二金 △同 馬 ▲同歩成 △4一玉 ▲3二角 △5一玉
▲4二歩成 △6一玉 ▲8五桂 △5九飛成 ▲4三角成 △7一玉
▲5三角 △8一玉 ▲7三桂成 △9九龍 ▲8六玉 △7六金
▲同 馬 △同 と ▲同 玉 △7五金 ▲同角成 △同 歩
▲8五玉 △9六龍 ▲同 玉 △8四桂 ▲8六玉 △7六金
▲8五玉 △9六角 ▲8四玉 △9三銀
まで154手で後手の勝ち

藤井「勝てなかったのは残念でしたけど、いい機会になりました」
佐々木「藤井くんのうわさは広まっている、中終盤、苦しかった、またどこかで当たるかもしれない」
タニー「素晴らしい将棋でした」
勝又「終盤の最後、▲7九歩と底歩を打っていれば先手が有利だったのではないか」
この一局は、要するに相矢倉での細かい手筋を使った高度な応酬でした
ついていくのも一苦労という感じ 藤井くんは負けたけども、20秒将棋でこれですから、やはり三段は、レベルが高いですね~
何しろまだ13歳ですもんね

さて、この能楽堂での公開対局なのですが、問題もあるのです
大盤が設置されてあるそばに、木の柱があり、そのせいで先手側の持ち駒が見えない席があるのです
それもかなり大量の席、3分の1の席は確実に、先手の持ち駒が見えません
私は中央付近に座っていたのに、「先手の持ち駒が目隠し将棋状態」でした これはどうにかなりませんかね
大盤をもう一つ増やして、右だけでなく左にも大盤を置くのはどうでしょうか
人手は余っているので、解説は右の盤でやって、現在の進行を左の盤でも示せばいいと思いますよ
お客が駒の全容が見えない将棋観戦、それはやはりダメでしょう

以上、レポートでした 疲れました
私が住んでいる愛知県岡崎市で、将棋まつりが明日行われます
その一環として、今日は特別講演会がありました
それを聞きに行ってきました

ホールは250席ほどで、お客は200人くらい(事前申し込み制)

冒頭、「撮影・録音は固くお断りします」というアナウンスが流れたけど、メモを取るのはかまわないのでしょう
私はこういうイベントのときは必ずメモを取っていて、それをもとにブログを書いているというわけです

副市長の挨拶と、家康武将隊の3人の演武
武将隊の演武のときにかかる音楽が私は好きだ
🎵豊田~ 安城~ 岡崎~
🎵グレート グレート グレート グレートーー 武~将~隊~
武将隊の1人「冷めた空気は性に合わん、みなのもの、士気を上げよ!」
シーンとする会場・・・
武将隊の1人「冷めた空気は性に合わん、みなのもの、士気を上げよ!」
やり直して今度は拍手、良かったね(笑)

さて、ここから講演の話
渡辺竜王と、伊藤かりんさんと、鈴木カンナ女流が出演していました
以下、つらつらと書き連ねます

司会のお姉さんから、講師という紹介を受けた渡辺
渡辺「講師と銘打っているので、まじめな話をしなきゃならないかなーと思ってるんですけど」
かりん「講師というんじゃないんですけど(^^;」

Qどうして将棋を始めたかのきっかけ
渡辺「父から習いました。父いわく、父は将棋くらいしか娯楽がなかったので。私に将棋を教えたところ、案外できた」
カンナ「私も父から習いました。父はアマ初段もないくらいだったんですけど」
かりん「詰将棋をやりすぎて、戸辺先生に怒られました。駒を捨てすぎるので」
渡辺「詰将棋のように駒を捨てるのは、あんまり指し将棋とは関係ないからなあ」

かりん「大きくなるまで、将棋に関わることはなかったんですが、一件、将棋の仕事が来て、依頼を受けたグループの中で私しか将棋ができるようにならなかったんです」
渡辺「僕も昔はアイドルのおっかけをやっていたんですよ。だからまさかアイドルの方が将棋というのは驚いてしまいますね。将棋界にとってはありがたいです」
カンナ「私は清水さんとかを見て、こうなりたいと思いました。かりんさんはすごい強くなりましたね」
かりん「私にはバックについている講師陣(戸辺・中村太地・山崎)が最強なので(笑)  そういえば前に、棋士の方と話していたら、アイドルの握手会ってどのくらい人が来るのっていう話になりました」
渡辺「僕はモー娘。のファンだったんですよ。モー娘。とは握手ができなかった」
カンナ「どうすれば握手できるんですか?」
かりん「CDを買ってもらえれば・・・ この後、名古屋で握手会があるので」
カンナ「私が行けば握手できますかね?」
渡辺「CDを買わないとダメですよ」

こんな感じのトークがまだ続くんですけど(笑)  読む人がいるのかな(^^;
講演のテーマが決まってないんですよね、だから雑談みたいな感じになってました
せっかくメモを取ったのでまだ書きます

Q仕事で苦労したときはいつでしょうか
カンナ「私は日々の戦いが苦労です。負けたときが一番きついです。毎回同じくらいきついです。以前は立ち直るのに時間がかかったんですが、最近は早くなりました。今はすぐに負けた一局を振り返れるようになりました」
渡辺「僕も同じですよ。負ける痛みは同じですから。勝ったときが、ゆるんじゃうんです。負けたときの敗因として、勝ってゆるんだなあっていうのはありますね。それから、勝つおまじないみたいなことはしないですね」
かりん「アイドルの仕事では、楽しいというほうが先行しますね。将棋のレーティングが上がらないときがつらいですね。勝つことでしか癒せないので、ひたすら指し続けます」
カンナ「勝つことでしか癒せない、名言ですね。安西先生もびっくりの」
かりん「アイドルの世界はみんな負けず嫌いだと思いますよ、自分に負けたくないという」

渡辺「将棋の世界では変わった人がいっぱいいるんですけど、一般社会でも同じくらいの割合でいるのかなあ?と思います。将棋界ではわりと、一般社会では成り立たないくらいの上位・先輩棋士のわがままというのが、昔はけっこうあったんですよ。今は違いますよ」
カンナ「個性を受け入れる雰囲気があるのが将棋界だと思います」
渡辺「それは、将棋界は毎日顔を合わせないですからね」
カンナ「何か言いたい人がいるんですね?」
渡辺「それはいますよ。僕はキチッとしたいタイプなんですよ。でも言いませんね、あんまり言ったら人権侵害になるじゃないですか。かげで悪口を言うくらいです(笑) 」

かりん「私は(乃木坂46の)正規メンバーではないときに将棋に出会えて、自分にもできることがあると思えました」

Q竜王を取られたときの気持ちは
渡辺「まだ他のタイトルを2つ持っていたんですけど、呼びかけられるときに竜王と呼ばれなくなってしまいました。竜王に戻ったら泣いちゃうかなと思っていましたけど、別に泣かなかった。ただ、寝るときに竜王に戻ったときの夢は見てましたね」
カンナ「最近、泣いたのは?」
渡辺「僕は泣かないんですよ、心の冷たい人間なんです。映画を見ても泣かない。あ、でも戸辺くんの結婚式で泣いた」
カンナ「でも戸辺さんの結婚式ってかなり前では」
渡辺「7~8年も前(笑) 」

Qライバルと思う人はいますか
カンナ「いっぱいいます、いすぎます。最近だと室谷女流がタイトル戦に出てる。女流棋士みんながんばってるなと、全員がライバルだと思います」
渡辺「それはさすがに違うでしょう」
カンナ「5人くらいがライバルだと思います(笑)  チェックが厳しいですね(笑) 」
かりん「私は、戸辺先生」
渡辺「アイドルの中でライバルは?って聞いているのに(笑) 」
かりん「いこまりなさんがどうたらこうたら~」
渡辺「僕は、う~ん、あんまりライバルと思う人はいないんですけど、やっぱり羽生さんにどうやって勝つかは考えますね。2番手3番手が踏ん張らないと、7冠を許してしまう。羽生ファンには申し訳ないんですけど」

Qこれからの目標は
かりん「私は将棋初段を目指したい」
カンナ「私は将棋では亀のような人間で、一歩一歩進んでいくしかない。それと、乃木坂46の全員の名前を覚えたい」
渡辺「やっぱり今までどおりタイトル戦を戦いたい。32歳になったんですけど、自分がいくつまで元気でいられるか考えるようになった。世の中になんらかの貢献をしたい」

講演会の最後に、抽選会がありました
500円分の図書カード10名、本の将棋世界5名、サイン色紙10名ほど

そしてチャリティーとして、3000円払って渡辺竜王の色紙を30名に買ってもらい、その全額を熊本震災の寄付にまわすという企画がありました 

こんな感じの1時間半でした 講演会というか、雑談トーク、でしたね 
渡辺竜王はなんでもスパスパとハッキリと答えてくれるのでいいですね
かりんちゃん、どんどん強くなっているようなので、何かの企画でまた楽しませてほしいです 以上です
NHK杯の記事は、明日まわしにします

毎年恒例の、岡崎将棋まつり 
今年も私は抽選にハズレ、午後の公開対局は観れず、午前のフリートークのみの参加となってしまいましたorz 公開対局は、岡崎城のとなりの二の丸能楽堂(のうがくどう)というところで行われるのですが、それの参加定員が250名と少ないんですよね 私はこの抽選はよくハズレるんだ、これが(^^;

フリートークは30分間でした 参加者は石田和雄九段、郷田真隆王将、佐藤康光九段、香川愛生女流王将でした
今日の天気は快晴、もう暑いくらい陽が照ってました

冒頭に、コンパニオンのお姉さんが2人組も登場 観光大使のタスキをかけています
これ、昨日観たお姉さん2人組みじゃないですか(^^;  昨日は、「こういう人は要らない」とか言ってごめんなさい
お姉さん「みなさまご存知でしょうか 岡崎は徳川家康公が生まれた街で~」
知ってるもなにも、もう何百回聞いたことか そして、すぐに引っ込むコンパニオンのお姉さんたち
今日も別にコンパニオンは要らないと思いました(笑)

さて、プロ棋士のみなさんが出てきました 石田和雄九段に紹介されて出てきましたが、石田「香川まお女流・・・失礼、まなお」と言いなおしてました

石田「郷田さんが前回岡崎に来られたのは20年前、ものすごい雨でしたね」
郷田「私も濡(ぬ)れまして、観てる方たちも濡れました」
石田「そのときに、濡れないように今のテントが作られたんですよ でもそれから一度も雨が降らない(笑)  佐藤さん、岡崎はどうですか」
康光「歴史ある城下町ですし、過ごしやすいです」

ここでちょっと愛知県岡崎市の説明を私からしておきます 岡崎は東海道の宿場町として栄え、今でも交通の便がよく、あんまり何もしなくても、さびれない街なのです(笑) それから、たしかに家康生誕の地ではありますが、家康は子供の頃すぐに政略的なことから、他のところに行ってしまいます なので岡崎は家康がらみで実はあんまり自慢はできないのでは、というのは地元の人にはとても言えません(^^;

香川「大学も将棋の普及の仕事でも色々なところに行って、楽しい思い出が増えています」
石田「郷田さんは王将戦で渡辺さんからフルセットでタイトルを獲得しましたが、うれしさはどうですか」
郷田「自分自身では普段どおり指した結果です でも周りのみなさんからお祝いしていただいて、大変うれしいです」
石田「若いときに獲ったタイトルとは違う感慨があるんじゃないですか」
郷田「自分では年を取ったつもりがないんですが(笑)  棋士は同じことをずっとやりますし」
石田「私は20年前のここであった、あの雨の将棋が昨日のことのように思い出されますよ 入玉でね」

康光「私は3期前に久保さんから王将を獲って、それで渡辺さんに獲られて、それが郷田さんに行った 郷田さんが2連敗から逆転したのは大変なことと思います」
石田「佐藤さんは今度、第2子が誕生したんですよね」
康光「女の子の2人目で、祈るに季節の季とかいて、『○○』と名前をつけました 誕生にも立ち会えました」
石田「立会い立会いというから、将棋のことかと(笑) 」
○○のところ、「きき」かな? ちょっと聞き取れませんでした 

石田「郷田さんはまだお一人・・・?」 
郷田「気づいてみたらみなさん結婚して、子供もいる はるかかなたに置いていかれちゃって、さびしいです(^^;」
石田「まあね、そちらのほうは将棋とは違いますからね 香川さんは?」
香川「私はまだ学生なので、そういうことはあんまり」
石田「今何歳かな」
香川「22歳です」
石田「私は、『存命の日々、今楽しまざらんや』という、つれづれ草の心境です」

石田「私は今、引退して公式戦がなくなったんですが、さびしいと思ったことがないんですよ 子供教室がありますしね 公式戦は深夜になると、読むのが疲れますからね 佐藤さんは読みの将棋ですが、どうですか」
康光「昔は読みと感覚が9対1ぐらの比率だったですけど、今は五分五分になりました でも昔から読んでいたことが今意味を持っていると思う」
石田「郷田さんはいつも序盤で2時間ぐらい長考して」
郷田「長考はいつものことですね 渡辺さんは決断がよくて早いんですよ 渡辺さんは時間調整で封じ手をやっているくらいで」
石田「竜王戦では、糸谷くんの早指しで森内さんはやられたんじゃないですかね」
郷田「森内さんはペースをつかめないまま、やられた感じですね 糸谷さんは相手が指すとすぐに席を立ってしまう」
康光「糸谷さんは席を立っているほうが考えやすいらしいです」
郷田「それは私には信じられないですね」

香川「タイトル保持者になるということは、責任を持って過ごさなければいけないということで、気持ちが引き締まって過ごしていると思います、これでも(^^;」

石田「最後にみなさん、今年度の抱負をどうぞ」
郷田「王将戦はもちろんなんですけど、みなさんにたくさん観ていただける機会を持てるような活躍をしたいです」
康光「タイトルや棋戦優勝をしたいです 若手が強い中で戦うのは大変ですけどね それ以外には、棋士会長という立場を務めています そちらもがんばりたい それから日曜日のNHKの番組もよろしくお願いします 初心者向けです」
香川「今、女流棋界には四人のタイトルホルダーがいます 奨励会にも三人の有段者がいます 将棋の内容も素晴らしいものが多いと思っています その中で女流王将として精進したいです」
石田「私は普及活動で、後進の育成にがんばりたい 何か役にたちたいです 人間はつまるところ、生きがいが大切ですのでね 岡崎将棋まつりをよろしくお願いします」

こんな感じでした これで30分のトークが終りました 爆弾発言とかは、なし(^^;
会場の岡崎城の外では将棋大会とプロによる指導対局もかなり盛況に行われてました
個人的には瀬川さんが見れて、「おお」となりました 午後の公開対局も観たかったけど、もう仕方ないです
実は今日、私の住む愛知県岡崎市に羽生名人が来てたんですよ それで、元プロ野球選手で元メジャーリーガーの田口壮(そう)選手との対談があるというので、話を聞きに行ってきました

羽生さんはついおととい名人戦第2局があったというのに、今日の午前中は子ども将棋教室、午後は講演会と、相変わらず忙しいですね 

「せきれいホール」という、キャパシティ500人のところに、7割がたお客が入っていました 開始直前に入った私の整理番号が320番でしたね
非常にきれいなコンパニオンのお姉さんが2人が、観光ガイドとしてホールの入り口に立っていましたが、別にこういう人は要らないかと(^^;

司会のお姉さんはよくやってました  対談でもよく話を取り持って、つないでました
まずは公演の前に、武将隊という、戦国時代の鎧(よろい)を来た、武将に扮した3人の人たちの演舞がありました
現代風にアレンジした曲による、踊りというよりダンスで、観ている側を飽きさせません 
♪ウェルカムトゥ~ ウェルカムトゥ~ とよた あんじょう おかざき~
うわ、すごいマイナー(^^;
演舞の最後には、観客全員に「かちどき」を「えいえい、おー!」とあげさせて、一体感を演出
うむ、私もやりました(笑)

さて、それが30分ほどで終わり、いよいよ羽生さんと田口さんの登場
司会者に呼ばれて登場した羽生さんに、お客からすごい拍手! うわ、これ以上ないくらいの拍手、さすが羽生さん、人気が高いぜ! 次に登場した田口さんには、若干、拍手の大きさが落ちるね まあ、田口さんはもう引退してるからね(^^;
そして、鈴木カンナちゃんも、特別に呼ばれて来てました

まずどういう経緯で、それぞれの世界に入ったか
羽生「奨励会に入ったのが小6ですから、何も考えないで入ったというのが実情です」
田口「うまいやつがいるとうわさになり、高2のときに、高3と勘違いされてスカウトが来ました でも、もしプロで活躍できないことを考えたら、学歴も大事なんじゃないかと思って大学に行きました」

まあ、羽生さんは子供名人戦で優勝してるからね 奨励会に入るための経歴としては文句ないね

カンナ「小4のときに将棋を始めた 父がすごく将棋が好きだから、『カンナはプロになってくれないか』と言われて、『うん、わかった』と何も考えずに答えました」
うわ、カンナちゃん、ぶっちゃけたな こういう女流は多いんじゃないかな(笑)

羽生「何も考えずに奨励会に入ったが、どんどんやめていく人がいる それを見ると、マジメにやらざるを得なかった」
カンナ「ニンテンドウ64(ゲーム機)の『最強羽生将棋』を小学生のとき、毎日やってました」
田口「僕、将棋をやったことあるんですけど、一手先が読めないんですよ 一手打ったら『待った』をしてました プロは何手くらい読んでるんですか?」
田口さん、将棋を「打つ」と何回も言ってました 一般人の常識は将棋は「打つ」ものなのかもしれません(^^;

羽生「木でいうと、幹(みき)と枝があって、たとえば5手先をいくつも読んだりしているので、なんたらかんたら~(メモ取れず)」
田口「この話だけでも、難しくて頭がパニックです(笑) 」

羽生「野球でバッターだとして、ピッチャーが投げて振るまで、長考できないから、野球は大変ですよね」
田口「投げた瞬間に時間がスローモーションになって考えてるんですよ」

体力に関する話題
羽生「将棋は走ったり投げたりしないから(あまり疲れない)」
しかし田口さんは逆に、田口「みなさん知ってます? じーっとしてるのが一番つらいんですよ」

野球のプレー中のヤジの話
田口「僕、ヤジ大好きなんですよ オリックス時代、外野を守っていると、毎試合、同じおっちゃんからヤジが飛んでくる 『おーい、安いアパート田口荘』、『6畳一間の田口荘』って(笑)  相手のバッターが弱いと、『もっと下がって守って、ヒットゾーンを広げてやれ』とヤジがくる それで2、3歩下がると、拍手がおきる で、ピッチャーが投げる直前に僕は元の場所に戻る、と(笑) 」

ミスしたときにどうするか
羽生「ミスしたら、反省、検証するより、挽回する方法を先に考える どうしても反省したくなるんですけどね」
田口「僕はミスを引きずることはないです まあしゃーない、と思ってました 日本にいるときは、ウジウジと考えてたんですけどね アメリカへ行って、他の人たちの(いい意味で)いい加減な性格と接して、変わりましたね」

アメリカの野球
田口「アメリカは野球のプレー人口が多いので、使い捨てです コーチにも『自分は今どうなってるか』と、自分から寄っていけないと、何も教えてもらえない
セイバーメトリックス(そういう単語があるらしい)でデータ野球のチームがあるんですが、確かに強いんですが、ワールドシリーズまでは行けない 野球で一番大事なのは個人の感情、気持ちだと僕は思ってます」

対局のペースについて
羽生「中4日がちょうどいい」
これにはカンナちゃんが驚いてました カンナ「一局終ったらもうクタクタなのに、中4日なんて厳しい」

守備やバッターボックスに立つ際の儀式として、田口さんは空手の呼吸法と、空手の独特の「足で8の字を描くイメージをする」という方法で、気持ちを落ち着かせていた、とのこと
羽生さんは特にそういうのはないそうでした 
田口「夜道で危ないところを歩く場合は、先頭に立たされてました 空手ができるんだろ、ということで(笑)  本当に危なくなったら僕は真っ先に逃げますよ」

公演が終る際、田口さんは「公演中、羽生さんをずっと見ていたんですが、動かずに腰が据(す)わっている、地に足がついている」と羽生さんを賞賛してました

他にもまだあったのですが、だいたいこういう感じです メモを取れたのがこれくらいだったので(^^;
対談は45分間で終りました 質疑応答は、なし もし質疑応答があればどうなるのか、と、ちょっと楽しみにしていたんですけどね
あとはサイン色紙や、サイン本が当たるクジをやって終わりでした 私はそういうのは別に要らないので、はずれろ、と思っていたのですが、となりに座っていた人が当たって、ビックリしました(^^;

田口さんのサインが男性ばかりに当たり、田口さんは男性ばかりと握手することになり、
田口「こういうことでも僕は女性に縁がないですね(笑) 」
面白いな、田口さん(^^; で、やっと女性に当たって、田口「野球ファンですか、将棋ファンですか?」
女性「両方です」 田口「完璧なお答えで(笑) 」

田口さんのほうが笑いを取ってましたね 対談時間が45分間と短かったですが、まあいいんじゃないでしょうか 見れただけで、もう良しとする人も多いと思いますし(^^;  
最後に幕が降りてきたときに、みんなが拍手して、羽生さん、田口さん、カンナちゃんたちがずっと手を振っていたのが、なんか笑えました 以上、記念公演会のレポートでした
快晴にめぐまれた本日、岡崎将棋まつりの日だ
だが、私は前述のとおり、抽選にハズレてしまい、席が取れなかったので、
午前中のフリートークだけ見てきました
岡崎城のそばにある、能楽堂(のうがくどう)で行われました

司会の石田和雄九段「それでは、トークショーを行います
森内俊之竜王名人、よろしく~(パチパチパチ) 久保利明九段です~(パチパチパチ)
今人気絶頂の香川愛生女流王将でございます(パチパチパチ)」

石田「森内竜王名人は、この岡崎将棋まつりに来て、名人戦、負けたことがないというジンクスを持っています 久保さんは、こんな強豪を見落としていたか、岡崎は初めてということでね 香川さんは、あの強い里見さんからタイトルを奪い、今20歳か21歳かな」
森内「今すごく忙しい時期なんで、一日一日、あっという間です」
久保「私は今対局がない(笑) 対局をしたいです イベントで色々呼んでもらえるのはいいことだなと」
香川「私は大学にも行っているので、昨日、おとといと、授業を受けてから岡崎に移動でした」


香川「昨年、甲斐女流二冠が、A級棋士(深浦)に勝ったのが、私はすごいなと思ったんですけど」
森内「私はその対局、近くで見てました 私も気をつけようと思いました(笑)」
久保「関西会館の講習会では、女流は対局で勝って、感想戦でも勝ってますから」

香川さんから森内、久保の両者に再び質問で「ご家族とどう過ごされてますか」という質問
森内「1年トータルすると、一般の方より家に居る時間は長いので」
久保「対局以外ではよく家に居るので」
石田「この2人は、家ではいいお父さんでしょう」
ここから石田九段「私はけっこう忙しくて~」と話が続いたが、省略させてもらいます(^^;

ファンのみなさんから質問受付のコーナー
Q初手の中で、価値が低い手はどれだと思いますか?
森内「やはり▲8六歩じゃないでしょうか これはここの4人、一致するんじゃないでしょうか」
久保「私はやられるかもしれませんね(笑)」

Q昨年度のプロの全体局の中で印象に残った一局は?
森内「A級順位戦の最終局の三浦vs久保 終わるかと思ったら、全然終わらないんです」
久保「王座戦第4局です 千日手も含めて 羽生vs中村太地の、終盤がすごかった一局」
香川「三浦vs久保です 私も見てました」

Q電王戦について
石田「私なんか10年後、ロボットに介護されてるかもしれない」
森内「これからどうなっていくのかわからない 谷川会長の意向に従いたいと思います」
久保「事前に何百局と練習しないと勝てないんだろうなと思います」
香川「コンピュータとこれからどう関わっていくのかを問う機会だった いい将棋が見れた これからも見ていきたい」
石田「なるようにしかならんですね、これは」

Q将棋以外の室内ゲームは?
森内「10年ほど前は麻雀をやっていましたが」
久保「以前、麻雀の大会に香川さんと出ました」
香川「初心者でもいい、健康麻雀ということでしたので」

Q戦国武将だったら、誰が好きか?
森内「家康と言わないといけないんですかね?(みんなの笑いを誘っていた 岡崎は家康生誕の地) 上杉謙信 以前のイベントで上杉謙信と言ったので」
久保「(こちらもなんか、イベントで仮装した関係上)黒田官兵衛で」
香川「私は日本史をよく知らないんで、逆におススメを教わりたいです」 
石田「私は西郷隆盛です」 ・・・それ、戦国の人じゃないですけど(^^;

Q一流の条件
森内「チャレンジ精神旺盛な方が多いと感じます 目先の勝利だけでなくです」
久保「前後際断、この言葉を意識しながらいつも生活しています」
香川「師匠の中村修が、『将棋を指しているときに関わらず、谷川先生の所作を見るのがいい勉強になった』とよく言うのを聞いている ・・・なんかそんな感じのことを言ってました(^^;

Qニックネームについて
森内「鉄板流と言われるんですけど、自分はそんなに手堅い棋風とは思っていないですけど、せっかくつけてもらったんで、まあ何でもいいかと思ってます」 会場、爆笑
石田「久保さんは、さばきのアーティストて呼ばれるんだよね 香川さんはこれからだなあ」

こんな感じの30分でした 誰か森内さんや香川さんにいいニックネームをつけてあげて~ 以上です!
午前のトークショーと渡辺の大盤解説が終わり、いよいよ午後のメインイベント、公開対局となった
スケジュールは、門倉四段vs室田女流、矢内女流vs藤田女流、そして森内名人vs渡辺竜王の3局だ 
能楽堂は300人のお客で満席だ

岡崎市長がまず挨拶、「徳島や兵庫から来てくれている人もいる云々~」 ひえー、遠いねえ
続いてプロ棋士たちが登場 壇上に勢ぞろい、矢内「みなさま、存分に写真をお撮りください(笑)」
石田九段が挨拶、「10数年前に羽生vs郷田がここであったとき、土砂降りの雨の中で、観客はカッパを着てずぶぬれになって見ていた そういうことがあったので、観客席に屋根がついたんです しかしそれから1度も雨には降られていない(笑)」 

さて、振り駒で門倉が先手になった 棋譜を貼っておきます 
門倉四段の角交換四間飛車を、室田女流が相振りで受けて立つ戦型になりました
持ち時間はなく、初手から1手20秒です

開始日時:2013/04/29
棋戦:岡崎将棋祭り
先手:門倉四段
後手:室田女流

▲7六歩 △3四歩 ▲6八飛 △3五歩 ▲2二角成 △同 銀
▲8八銀 △2四歩 ▲7七銀 △2五歩 ▲3八金 △4二飛
▲8六歩 △6二玉 ▲8五歩 △7二玉 ▲8八飛 △8二銀
▲4九玉 △3三銀 ▲6六銀 △5二金左 ▲7七桂 △6二金上
▲2三角 △4四歩 ▲5六角成 △4五角 ▲4八銀 △5六角
▲同 歩 △2二飛 ▲7五銀 △2六歩 ▲同 歩 △同 飛
▲2七歩 △2四飛 ▲6五角 △4五角 ▲8四歩 △同 歩
▲同 銀 △6一玉 ▲8三銀成 △6四歩 ▲3二角成 △4二金
▲3一馬 △2七角成 ▲同 金 △同飛成 ▲1六角 △同 龍
▲同 歩 △2七角 ▲5八玉 △8三銀 ▲同飛成 △7二角成
▲8八龍 △5二玉 ▲2一馬 △7四歩 ▲1一馬 △7五歩
▲7四桂 △6一金 ▲2一飛 △3二銀 ▲6一飛成 △同 馬
▲8一龍 △9四馬 ▲5五桂
まで75手で先手の勝ち

男子プロと女子プロが平手で指すのはめずらしいと思うので、棋譜を貼りました
ごらんのとおり、門倉四段のボロ勝ちでした 室田女流は、単純棒銀を食らってしまうわ、王手竜取りの手順に突っ込んでいってしまうわで(^^; 

でも、後手はどうやれば単純棒銀をうまく受けれたのか、私にはわかりませんね
室田さんは、王手竜取りの順に突っ込む手(△2七角成)を指すとき、秒を9まで読まれて9秒を読まれても指せず、着手は20秒を超えてしまっていましたが、記録係が気を使って「9」で読み上げを止めていました(笑)

イベントの対局のカードを組む関係者の方がおられたら、参考にしてもらいたい棋譜ですね
男子プロと女子プロが平手で真っ向から対局すると、こうなってしまう、とね(^^;

局後のコメント
解説の石田「王手竜取りを食らっちゃいけないですね こういう将棋は手損というのは関係ないんですかね?」
聞き手の森内「最初は室田さんが良かったと思うんですけどね」
門倉「(売り出し中の本の)角交換四間飛車を指せたのは良かったです 先手の手損、手損と(解説で石田先生に)言われて、破門とか言われて(笑)、もう8三の地点を狙う攻めしか見てなかったです 勝てて良かったです 破門はセーフですか」
室田「王手竜取りを見落としていました でも途中までは、解説で褒められてうれしかったです もうちょっとましな対局にできたら良かったなと思いました」


次の対局は▲矢内女流vs△藤田女流のNHK杯の聞き手vs記録という対決
・・・ですが、この一局は別に普通の一局だったので、棋譜は省略させていただきます
矢内の▲5七銀左急戦vs藤田の△ノーマル三間飛車+高美濃という戦型で、
矢内が攻めを続けて、攻め勝ってました
▲5五歩△同歩▲同角の仕掛けに、また▲8八角と引く将棋でした

局後のコメント
矢内「普段は対三間には居飛車穴熊なんですけど、(解説者の発言に)プレッシャーを感じまして(笑) 全体的には勢いよく指せたと思います」
藤田「受ける展開になって、攻められなかったのが悔しいです」
解説者の中田章道さんが、序盤で「穴熊は手数が長くなるので~」と言ったのに矢内が反応し、急戦を選んだということでした

さて、メインイベント! 森内名人vs渡辺竜王です これがすごい大熱戦になりました
持ち時間は15分、切れたら1手30秒 振り駒で先手が森内名人、戦型は相掛かりでした

開始日時:2013/04/29
棋戦:岡崎将棋祭り
先手:森内名人
後手:渡辺竜王

▲2六歩 △8四歩 ▲2五歩 △8五歩 ▲7八金 △3二金
▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △2三歩 ▲2八飛 △9四歩
▲9六歩 △3四歩 ▲3八銀 △7二銀 ▲2七銀 △8六歩
▲同 歩 △同 飛 ▲8七歩 △8五飛 ▲6八銀 △8三銀
▲3六銀 △7四銀 ▲7六歩 △8八角成 ▲同 金 △3三桂
▲7七桂 △8二飛 ▲6六歩 △6四歩 ▲4六歩 △4二玉
▲4七銀 △2二銀 ▲5六銀 △6三銀 ▲4五歩 △5四銀
▲7八金 △5二金 ▲4八飛 △3一玉 ▲6七銀上 △2四歩
▲6八玉 △2三銀 ▲3六歩 △1四歩 ▲1六歩 △7四歩
▲5八金 △6三金 ▲3七桂 △7三桂 ▲2八飛 △8六歩
▲同 歩 △同 飛 ▲8七歩 △8二飛 ▲4七金 △8四飛
▲5八玉 △8二飛 ▲2九飛 △8五桂 ▲同 桂 △同 飛
▲3五歩 △同 歩 ▲3四歩 △同 銀 ▲4六桂 △2三銀
▲5四桂 △同 金 ▲6三角 △5五桂 ▲同 銀 △同 金
▲7四角成 △8一飛 ▲3四歩 △同 銀 ▲2四飛 △2三銀打
▲2八飛 △3六桂 ▲1八飛 △2九角 ▲6八玉 △6五歩
▲6三馬 △6一飛 ▲5二馬 △6六歩 ▲5八銀 △6五飛
▲2四歩 △同 銀 ▲7七玉 △6七歩成 ▲同 金 △6六歩
▲6八金 △7五歩 ▲7四銀 △6七歩成 ▲同 金 △4七角成
▲同 銀 △7六歩 ▲同 金 △6九飛成 ▲8六玉 △6六金
▲5三馬 △4二金打 ▲7五馬 △7六金 ▲同 玉 △6四金
▲同 馬 △同 龍 ▲6五金 △7五歩 ▲7七玉 △6一龍
▲6二歩 △7一龍 ▲6六玉 △2九角 ▲5六銀 △1八角成
▲同 香 △7六飛 ▲5五玉 △5四歩 ▲同 玉 △5一龍
▲6三玉 △5二金 ▲7三玉 △6二金 ▲8四玉 △7二金
▲6四角 △2二玉 ▲8二金 △6三歩 ▲7三角成 △同 金
▲同銀成 △9三角 ▲7四玉 △5六飛 ▲同 歩 △8四銀
▲8三金 △7三銀 ▲同 金 △8二銀 ▲8五桂 △7三銀
▲同桂成 △8一龍 ▲7二金 △8四龍 ▲6三玉 △5一歩
▲5三銀 △4二金打 ▲6二銀打
まで177手で先手の勝ち

いや~、すごい将棋になりました
解説は、序盤が谷川と矢内、中盤以降が石田と勝又でした
箇条書きで解説でどんなことを言っていたのか、書いておきます

谷川「(対局開始前、どちらを王将にするかで)森内が渡辺に、どうぞと王将を譲った」
谷川「振り駒のとき、今は布をしいた上に駒を投げてましたが、普段の将棋会館のときにはいいかげんで、布をしかずに畳の上に放り投げちゃうんです」
矢内「名人戦で2局続けて相掛かりでしたね 流行るんですかね」
谷川「相掛かりはあまり定跡がなく、自由に指せる」
矢内「▲2八飛~▲3六銀が今の主流ですね」
(渡辺が飛車を8五に引き)
谷川「飛車が5段目か4段目かは難しい」
(渡辺の△8三銀を見て)
谷川「これはもう前例がないですかね?」
矢内「竜王が温めていた構想なんでしょうか」
(駒組みが先手飽和状態になり)
谷川「後手は銀冠への進展が見込める、先手玉は固くならない」
(千日手含みになり)
谷川「角交換の将棋は千日手になりやすいですね 席上対局なので、先手は打開しないといけない」
(渡辺が打開し)
谷川「解説でプレッシャーをかけたのが効きましたね(笑)」

戦いが起こったところで、解説、勝又と石田にチェンジ
勝又「ガチンコの戦型ですねえ」
勝又「石田先生、名人戦の立会いは行くんですか?」
石田「5局目に行きます 5局目があるかどうかはわかりませんが」
ここから、延々と戦いが続くことになった! 以下、解説の雰囲気です

渡辺が寄せきるかと思いきや、玉を上部へ逃げ出した森内玉
石田「強い!」
勝又「けっこう先手玉、耐久力ありますねえ」
石田「強い! さっきのまでの2局とはエライ違いだ」
勝又「先生、厳しいことを(^^;」
石田「んー、一手違い 一手違い」
石田「いい手やっとりますね やっぱりね キワドイ」
石田「長いな」
勝又「名人の玉、生命力が強いですね」
石田「強い!」
勝又「石田先生、強いしか言ってない(^^;」

中段に逃げた森内玉、またヨリが戻って、渡辺の攻めがやりなおしになった
石田「長い」
勝又「みなさん、もうちょっと将棋を楽しみましょう(笑) これだけ戦って、駒の損得ないんですよね」
石田「激戦で優劣不明 (この内容は)公開対局じゃないよ これは一千万円くらい賭けた懸賞戦!」 
石田「長すぎる! 帰れなくなっちゃうね」
勝又「先生、『長い』は禁止ワードで(^^;」

逃げ続ける森内玉、寄せきりたい渡辺
勝又「怖いですね~ これ、逃げ切れるかどうか」
石田「ポッキリ折れないところが、さすがであります しぶとい」
石田「しぶとい、長い 最後を締めるつもりで(解説に)出てきたんだけどなあ」
石田「ぐるぐるいって、森内玉がまだ中段に戻っちゃった しぶとい」
勝又「何が起きているのか」
石田「寄るのかな、これ? しぶとい」

165手目、あまりの熱戦に、ついに観客たち全員から大きな拍手が起こる!
将棋の対局中に拍手、超異例! すげえ!
勝又「名人の受け、渡辺の攻め、盾と矛、特徴がよく出てますね」
勝又「名人はもう80手以上、受け続けていますね」
そして、ついに森内玉が捕まらなくなった
石田「いやー、しぶとい こりゃ、捕まんねえや」

177手目、ついに森内玉の入玉が確定したところで、渡辺が投了した
観客からの大きな拍手が長く続いた いや~、これ、2人とも本気も本気だったなあ すごい(^^;

局後のコメント
石田「王手の数では、渡辺竜王の判定勝ちでございます」
お客(笑)
渡辺「名人の王様、強すぎて寄らなかったですねー」
森内「明快な寄せの手がなくて、ツイてました」

石田「来年もひとつ、岡崎将棋祭りをよろしくお願いします」
観客から、また拍手 そして閉会となった

森内名人も渡辺竜王も、お好み対局なんだから、ここまで力を入れなくても、とこっちが思ってしまうくらいの熱の入れようでした
対局途中で観客みんなから拍手が起こる、なんていうのは、めったに見れるもんじゃないですね 
渡辺がもうこれで自分の勝ち目がない、という手を指した瞬間、「ああー」という顔をしていたのが印象的でした いや~将棋って大変なゲームですね(^^;
将棋を充分堪能しました 私は、しばらくもう将棋はいいです

と言っておいて、私はまた2、3日後には将棋を見たくなってるのでしょう(笑)
関係者のみなさま、お疲れ様でした 2日間にわたって、楽しい時間をありがとうございました!
第20回岡崎将棋祭り、前夜祭が昨日終わって、今日は本番でした
心配された天気も良く、一般人の将棋大会が屋外テントを張って行われ、
大勢の人でにぎわっていました

まずは午前中に30分間行われたトークショーの内容
司会は矢内で、石田九段、谷川会長、森内名人、渡辺竜王が出場していました
会場の300人収容できる能楽堂は、ほぼ満席でした

矢内「先ほど司会進行をやってくださいと言われたばかりで、何をしゃべったらいいのか(^^;」
石田「岡崎将棋祭りは、全日本プロトーナメントの会場になったことから始まった  屋外で風を感じながら対局をやるので、めずらしい」
森内「昨日の前夜祭でも大盛況でしたし、あたたかく迎えてくれてうれしい」
渡辺「イベントではどこにいっても盛況なので、意外に将棋が流行ってるのかなと思いますね(笑)」
石田「子供の将棋ファンが増えたのと、団塊の世代が憩いの場を求めて来てくれているのかな」

矢内「みなさん、趣味は?」
谷川「詰将棋を作るのは趣味なのか仕事なのか(笑) 最近忙しくて、一泊二日の有馬温泉くらいにしか行けなくなってしまった」
森内「本を読むとか、小学生の私の子供と遊んでいます 将棋をやったりね 子供に将棋でよく負けて(あげて)ます(笑)」
渡辺「サッカーを見たり、TVを見たりです 僕の子供がヒカルの碁で囲碁を覚えたので、僕も囲碁のルールを覚えて、NHK杯で囲碁を見てる(笑) 競馬の研究もできているんで、それができるうちはヒマなんだろうな、と思います」

矢内「みなさん、将棋が強くなった、と実感した時期はありますか?」
石田「将棋は平行にいっていてガッと強くなる、またずーっと平行にいってガッと強くなる」
谷川「奨励会に入って、最初の1~2年は苦労しました」
森内「小学生から奨励会に入って、中学生で初段になる頃には強くなった」
渡辺「この半年くらいで強くなったなあ」
(これにはお客さん、喝采) 
渡辺「いや、冗談です(笑) 勝てるときに勝ち溜めしておきたいですね」

矢内「私は最近、対局で負けて泣いちゃったんですよ みなさんは負けて泣いたことはありますか?」
石田「泣いた泣いた、勝って泣き、負けて泣き」
渡辺「石田先生は『負けてそのまま旅に出た』というのが将棋世界で書いてありましたね」
石田「1回家に帰ってますよ 着替えもないし」
お客(笑)
渡辺「僕は泣いたことはないですね 映画を見ても泣いたことがない、冷たい人間なんです どうせ映画の話だろ、とね 物理的に痛いとき以外、泣いたことがない、そういう人間なんで、よろしくお願いします」
お客(笑)
森内「私も冷たい人間なんで、泣いたことがないんです 小学生のときに1回トン死したとき以外、泣いたことがない」
谷川「私は子供の頃は、兄とよく騒いでやってました 負けて気持ちが落ち込むときはありますけどね 次の日からは大抵、ふっきれている 連戦が続くときもありますから、泣いてられない」
森内「お風呂に入るとストレスが取れます」
渡辺「僕は負けたからといって、ストレス解消法は特にないです 自分にも他人にも冷たい人間なんです(笑)」
矢内「負けた対局を将棋世界とかに、色々書かれるじゃないですか」
石田「そういうのは、見なきゃいい」
お客(笑)

こんな感じのトークショーでした 30分なんで、わりとすぐ終わってしまいましたね
渡辺竜王は受け応えがはっきりしていて、声も聞きやすいし、とてもいいなと思いました

さて、プログラムにはなかったのですが、この後、急遽、渡辺竜王が直前に行われた郷田九段との棋聖戦の挑戦者決定戦の自戦解説をしてくれるというではないですか すごいサービスです
解説は渡辺竜王、聞き手は矢内女流で大盤解説をしてくれました 矢内、でずっぱりだな~ すごい(^^;
以下、渡辺竜王の解説を、印象に残った言葉だけですが抜粋します
(棋譜はネットで見れます)

渡辺「(棋譜解説するということだが)面白いですかねえ 難しいんですけどね (手数が)長いんでね」

(この挑戦者決定戦では渡辺は先手だったが)
渡辺「振り駒で後手番が出たときは、がっかりしますよね」
矢内「私は大事な対局のときは、後手が多いんですよ でも後手のほうが勝率がいい気がします」

(序盤の角換わり腰掛け銀に進む駒組みで)
渡辺「この辺は、駒組みなんでのんびりやっている どっちの手番かわからなくなることがある(笑) ボーッとしてますよね この辺は」

(対局を開始するとき)
渡辺「『それでは時間になりました』としか言わない立会いの先生がいるんです それ、困るんですよ 時間になったから何なんだ、とね(笑) 
(どちらから指すのか間違えないように)〇〇さんの先手番でお願いします、と言って欲しい」

(中盤、後手の郷田が研究手順を指してきた後)
渡辺「▲6三角は、『どうせ何も(後手にいい手は)ねぇんだろ』、と思って指すことが大事です」

(中盤、形勢が良くなり)
渡辺「この辺は、気が早い人なら、インタビューで何をしゃべろうかなというくらいの局面なんです しかし△4七歩をうっかり、ムードがおかしくなっちゃいました △7六銀もうっかり、必勝の局面が難しくなってしまって、カッとなりますよね 自玉に寄りがあるかどうか、読めていなかった 受かっていたのはラッキーでした」

(最後、▲8二飛車からの寄せの場面)
渡辺「30分くらいかけてようやく僕が見つけた勝ち筋を、GPSはすぐに見つけていたそうです 『渡辺さん、GPSと同じ手が指せるなんて、さすがですね』と言われました(笑) この寄せの筋はコンピュータには読めないと思っていたんですが、読むんですね 去年くらいまでは『GPSが渡辺と同じ手を指せる』と言われたんですが、立場が逆になってしまいました(^^;」

(解説が終わり)
矢内「ここで羽生さんとのタイトル戦の決意のほどをお願いします 『勝つぞー!』と」
渡辺「いや、特にないです」
お客(笑)

渡辺、解説も抜群にうまかったですね 難しい内容にも関わらず、お客を退屈させることなくわかりやすくしゃべってくれるのは、グッジョブの一言です
先手と後手の差、居飛車党どうしのトッププロでは、大きいようですね 
後手番の郷田の研究手が不発、渡辺が有利になったものの、ミスして難しくなったが、まだわずかに残していた、という一局だったんですね
ただ、GPSに関しての発言は、ショック(^^; 
本局の最後の渡辺の寄せは、飛車を打って桂を成り捨てて香を打つ、という、
相当難しい寄せ方だったにも関わらず、GPSは読めてしまうんですね 
もう終盤は渡辺よりGPSのほうが上かあ・・・ 貴重な自戦解説を、ありがとうございました!

(岡崎将棋祭り当日 その2 公開対局編に続く) 
(一つ前の記事に、谷川会長の講演会の記事あり)

「第20回岡崎将棋祭り前夜祭」として、岡崎ニューグランドホテルというところで
午後6時から午後8時まで、立食パーティ形式でパーティがありました
これに参加してきました~! 事前申し込み制で、参加料5000円でした 参加者は150人です

招待棋士は、谷川会長、森内名人、渡辺竜王、石田九段、中田章道七段、杉本七段、勝又六段、門倉四段、矢内女流、藤田女流、室田女流という、そうそうたるメンバー!!

午後6時、ホテルの宴会場で、パーティが始まった
司会者「それでは棋士のみなさまのご入場です、拍手でお迎えください~」
棋士ご一行の入場、タニーはさっき講演会で見たけど、
こんどは森内に渡辺というすごいメンツがキターー  すげええええええーーー(笑) 

なんと岡崎市長までが来ており開始の挨拶、「美人ばかり来てくれて~」みたいなことを言ってた(笑)
谷川会長の挨拶、石田九段の挨拶と、石田九段による棋士紹介が終わり、みんなで乾杯!
私はビールは嫌いなのでウーロン茶で乾杯 

立食式で食べ放題だが、食べ物の量は、そんなにたくさんは用意されてないみたい
とりあえず、寿司食っとけ! 寿司、あっという間になくなった(笑)

おおおーー 矢内が近くにきて、ファンと談笑している~ あの矢内が~
矢内は最近、髪の毛をショートにカットしていて、すんごいかわいくなってる(^^;
せっかくだから、写真撮っておこう! ケータイの写メールでパシャパシャ!
あー、まだ近くに居るな デジカメでツーショット写真も撮ってもらおう!
私「あの、写真、お願いします」
矢内「どのカメラですか?」
私「あ、あれです」
パシャ
私「ありがとうございました」
矢内「あ、今、私動いたから、もう1回」
パシャ
私「ありがとうございました」
うわーい、矢内とのツーショット写真ゲーーーット! ははは(^^;
矢内、優しいな~ 「動いたからもう1回」って、丁寧だなー 

勝又さんもいるねえ 勝又さん、コンピュータ将棋に詳しいから、存在価値が急上昇、かけがえのない棋士だよね 挨拶しておこう!
私「勝又先生、いつもコンピュータ将棋の解説、見せてもらってます」
勝又「あ、どうも 今度、ユーストリームで・・・」
ここで勝又先生、岡崎市長に呼ばれて、そっちへ行ってしまった あー(^^;
ユーストリームで何かあるのかな また調べておこう ところでユーストリームってどうやるの(笑)

それと、石田九段にも「こんな会を開催してくれて、ありがとうございます」と声をかけておきました

しかし、私が棋士に話しかけたのはこの3回だけ(笑)
だって、とくに話題もないし、すんごい緊張してるんだもん それに、近くにいるだけで充分幸せだ
あ、森内名人とも写真を撮っておきました 森内名人、ファンの人としゃべってるもんだから、
勝手に名人とのツーショット写真を撮っちゃいました(^^;

藤田女流と室田女流が私の立ってるすぐそばにずっと立っていて、うお~、手を伸ばせば届くところに有名人が居る~ と思ってました(笑)
藤田女流はNHK杯の記録係、室田女流は囲碁の井山5冠の奥さんなんですよねえ

パーティも半ばを過ぎた頃、よろいかぶとを着た三人組みが出てきて、
壇上でチャンバラやら踊ったりやらのアトラクションをやってました
会場のみんなにも踊りを教えて、音楽と一緒に踊らせようとしてました
私は真似して、踊ってました(^^; 私は中央に居たので、後ろの客が踊ってたかどうかはわかりません
プロ棋士で踊ってる人はいなかったようです(笑)

そして、プロの人が一人ひとり壇上へ上がって、挨拶がありました
谷川「私はこのイベントには以前は対局者として招かれていましたが、負け続けてしまい~」
森内「この岡崎将棋祭りは、来たあとに名人を防衛できるという、私にとって縁起のいいイベントで~」
渡辺「この岡崎将棋祭りは、私は3回ほど来ましたが、まだ席上対局で負けていないので~」
こんな感じのコメントでした

食後のデザートが運ばれてきたので、さっと取って食べました デザートも全部なくなってましたね
プレゼントの抽選会で、私は門倉四段の「角交換四間飛車」という本を当てました~ やりい~

最後に棋士のみなさんが退場、前夜祭は終了しました 
矢内さんは退場する際にもファンに握手していて、ほんとにファンサービスがいいな~、と思いましたね
室田さんも会場に出るとき、一礼して礼儀正しかったです

あー、夢のような2時間だった・・・
森内、渡辺のほか、女流3人が貴重なメンツそろいだったと思いますね 
矢内、藤田のNHKコンビ、井山5冠と結婚した室田というね
生の棋士をずっと近くで見放題、という、ファン垂涎の実に贅沢な時間でした(^^)
ただ、私は慣れない服を着たりして疲れもありましたけど(^^;
プロ棋士の人たちは食事もほとんどとらず、ずっとファンと交流してましたね

明日は門倉四段vs室田女流という異色対決(たぶん平手)、
矢内女流vs藤田女流というNHK杯対決、そしてメインイベントに森内名人vs渡辺竜王があります
どうなりますやら  
愛知県の岡崎で28日、29日と将棋祭りがあります
今日の28日は、谷川会長の講演会と、前夜祭でした 
その両方に行ってきたのでどんな様子だったか書きます

「第20回岡崎将棋祭り特別記念講演」ということで、岡崎城の敷地内にある能楽堂(のうがくどう)
で、谷川会長の講演がありました 聞き手は矢内女流でした
講演のタイトルは「将棋を指す子は頭がよくなる」です 参加無料で150人ほどの参加者がいましたね
ただ、能楽堂は300人収容可能なので、ちょっとお客さんが少なめだなー、という感はありました
以下、講演の中身を抜粋します

谷川「今日は会場に、お子さんも来て頂きたかったんですけど(^^; (お客さんの中に、子供がほとんどいなかった) 昔、お子さんだった人もかなり来ていられるようで(笑)」
矢内「話題になった電王戦の話を先に伺いたいと思います」
谷川「電王戦は、ニコニコ動画の観戦者数の記録を塗り替えた(らしい)ということで、対局の結果だけ除けば大成功(^^; 次の第3回電王戦は、会長としては悩むところで、(どうするか)考えなければいけない」

谷川「コンピュータの開発者の人たちは、プロ棋士をひどい目に合わせて喜ぶのが目的ではない、と思うんですね(^^; (得られた成果を)他の分野で応用するのが目的と思います 最終局の三浦さんは、(プレッシャーのせいで)普段の彼ではなかったと思います」

谷川「学校の勉強で、予習、授業、復習とあるのと同じように、将棋も事前の研究、実戦、感想戦がある 棋士どうしの研究会でも予習していくのが通例」

谷川「将棋の感想戦は、短い人で30分、長い人だと2時間、(さすがに2時間は長いので)相手がイヤな顔をするときもある(笑)」

谷川「私自身、好きなことを職業にできたというのは幸せなこと、自分は恵まれた立場にいるというのを思うようにしようと思っている 去年の暮れ、会長になって、突然で、気持ちの整理がつかなくて、ただこういう立場を経験できる人はなかなかいない、プラスに考えなければいけないと思う」

谷川「皇族の誰々さん(メモできず)も、皇族という立場だからこそ経験できることがある、とおっしゃられていたことを私は若い頃に聞いて、印象に残っている」

谷川「矢内さんも20代の若さで(笑)女流棋士会の会長で」
矢内「年齢が微妙に違ってますけど(笑) 私も女流棋士になって丸20年、少しでも恩返しできたらいいなと思って、お引き受けしました」

矢内「1日24時間で足りますか、谷川先生?」
谷川「2年前に連盟の役員になってから、全く変わりましたね (将棋の勉強時間が今までのように取れなくなった) 神戸から東京への新幹線に乗っている3時間は貴重な時間、詰め将棋パラダイスを解いています 研究合戦で若手と張り合うのはツライので、ねじり合いにどう持っていくか、だと思います」

谷川「学校の成績は、中学の間は良かったんですけど、高校に入って30何点とか、赤点を取ったことはあります ただ、学校は自分のやりたいことをみつけるために行くところであって、(高校では)もう自分は見つけているからいいか、と思っていた面があります」

谷川「好きだった数学の授業で、先生から『谷川は授業中、怖い顔をしている』と言われたことがあります それだけ集中していたということでしょう」 

矢内「将棋をやれば集中力がつきますか?」
谷川「そういう風に思いたいですね(笑) これをやっていれば時間を忘れる、というのを見つけるのが大事だと思います」

谷川「(子供の将棋ファンが増えていて)東京の子供将棋大会では3200人が来てくれて、ギネスに申請しました」

谷川「子供の将棋大会では、試合を始める前に、挨拶の練習をするんですよね 『お願いします』と『負けました』と『ありがとうございました』を練習するんです 強い人は、『負けました』とはっきり言いますね 羽生さんなんかもね ただ、強い人はあまり負けないので、『負けました』とはっきり言えるのかもしれない(笑)」

谷川「私はパソコンでの(公式)対局でも、画面に向かって『お願いします』『ありがとうございました』と礼をするようにしていました」

谷川「子供の参加者の中で、女の子は1割くらいいる 奨励会には東西合わせて今5人」
矢内「昔の奨励会は、女子に負けたら坊主だ、というイメージがありましたが今はそんなことはないです 『将棋女子』という言葉があります オシャレな言葉として浸透すればいいなと思います」

谷川「米長会長の時代に一番変わったことは、ネットや携帯で対局の中継を見れるようになったこと」

谷川「将棋を覚えて良かったことは、好きなことを仕事にできたということ、色々な方にお会いできたということ 21歳で名人になった後の2年間は、長嶋茂雄さんと対談したりしましたしね 矢内さんも巨人ファンで?」
矢内「ここで巨人のことを言うのは(^^; (注:愛知県岡崎市は中日のテリトリー)
谷川「今、中日はあんまり成績良くないんですよね(^^;」
矢内「中日と巨人と阪神で、クライマックスシリーズに行けるといいですね(笑)」

(話がチェスの話になり)
谷川「羽生さんはチェスで日本のトップになってしまったので、日本のほかのトップチェスプレイヤーはがっかりしているらしいですね 自分たちは何のためにやっていたんだろうと(笑)」

こんなふうな講演でした 電王戦の話をしてくれてよかったです 
そんなに「将棋をすれば頭がよくなるどうこう」といった話はなかったです(^^;

第3回電王戦は、どうするか難しいですね
矢内さんが「1日24時間で足りますか 谷川先生?」と訊いたのは印象的でした
矢内さんもきっとすごく忙しいんでしょうね 矢内は昨日のTVのバラエティー番組にも出ていたし、仕事を引き受けすぎのような気もします(^^; お二人とも体に気をつけてがんばってくださいね~

前夜祭の様子は次の記事でUPします 
メインイベントの谷川九段と森内名人の対局です
コメント付きの棋譜をkifu for windowsに取り込んで読んでね

解説は2人、ずっと出演していたのが石田和雄九段、
そしてもう一人は、順番に他の棋士がでてきました
記録は中村マリカちゃん、読み上げは室田さんです

開始日時:2012/04/29
先手:谷川浩司九段
後手:森内俊之名人

▲7六歩
*持ち時間は各10分、切れたら30秒
*振り駒の結果、先手は谷川九段
△3四歩
*後手は森内名人
▲2六歩
*石田「本日のメインイベントでございます」
△3二金
*(上田女王、のどを詰まらせながら登場)
*上田「かしわもちをいただきまして(^^;」
▲7八金
*上田「お二人の永世名人の対局姿を前にしていると、自分が対局するよりも緊張しますね」
△8四歩
*上田「この将棋盤には、もみじの木が使われているそうで、きれいですね」
▲2五歩
*石田「上田さんは、おしゃべりが上手ですねえ」
△8八角成
*上田「石田先生に言っていただくとうれしいですね(^^)」
▲同 銀
*上田「さきほどは、私の名前のプレートが、何回か落ちたということで(笑) 今日で縁起が悪いことは振り払っていきたいですね」
△2二銀
*上田「1局目が相振り、2局目が居飛車vs振り飛車、今回が相居飛車、全部違う戦型ですね」
▲3八銀
*石田「言われないと気がつかないですねえ 頭悪いからなー」
*お客(笑)
△3三銀 ▲6八玉 △7二銀 ▲7七銀
*石田「谷川さんの棒銀は、あまり見ないですね」
△6四歩 ▲2七銀
*石田「あー やりましたね(笑)」 
△6三銀 ▲2六銀
*石田「じゃあ、次は△1四歩か」
△1四歩
*石田「次は▲1六歩」
▲3六歩
*上田「こっちで(笑)」
△4四歩
*(以下、しばらく盤面を見つめている石田さんと上田さん)
▲3五歩 △5二金 ▲3四歩 △同 銀 ▲3七銀 △4三金右
*石田「・・・ ただ見ているだけじゃあ、イカンですね」
*お客(笑)
▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △2三歩 ▲2八飛
*石田「なるほどお あー 形勢はどうでしょう わからないなあ」
△5四銀
*石田「狙いは△6五歩から△6四角かなあ」
▲7九玉 △4二玉 ▲5八金 △9四歩
*石田「後手の狙いは△9三桂~△8五桂かな」
▲5六歩
*石田「名人を1回取るだけでも大変なのに、お二人は永世名人だからねえ」
*上田「ここ10年は、森内さんと羽生さんだけが名人ですね」 
*石田「ええー そうなの」
△4五歩
*(この辺で、上田女王から中田章道七段にチェンジ)
▲2六銀
*石田「谷川さんの、21才で名人の記録はもう破られないでしょうねえ」
△2四歩
*石田「じゃあ、ここで次の一手クイズの1回目をやりましょうか 候補手は・・・ ①は▲3五歩 中田さん②の予想をどうぞ」
*中田「②は▲6八金右にします」
*石田「はい、③はその他、にします ①~③の、どれでしょうか」
*(谷川が封じた)
▲6八金右
*(封じ手が開封されて)
*石田「おおー 中田さん強い! 正解!」
△9三桂
*中田「次は▲2五歩かな」
▲2五歩
*石田「中田先生、よく当たりますねえ」
△同 歩 ▲同 銀 △同 銀 ▲同 飛 △2三歩
*石田「あ、柱のせいで、持ち駒が見えにくいかな? んー、でも、この柱がないと、ここがこわれちゃうからねえ」
▲5五歩
*石田「決戦に突入ですねえ」
△同 銀
*石田「次は▲6三角?」
▲4五飛
*石田「ほお~」
△4四銀打
*石田「手厚いですね~」
▲2五飛
*石田「じゃあ、ここで封じ手! 30秒で封じ手は大変か? まあ仕方ないね~」
*
*石田「①は△3六角 ②は△8五桂 ③はその他 選んでください」
*(森内が封じた)
△8五桂
*石田「これがタイミングなんですかね~ 正解は②の△8五桂!」
▲6六銀
*石田「強い手ですね~! 他の場所に逃げるのは、利かされかあ」
*(このあたり、中田さんから杉本さんにチェンジしている でもあんまりしゃべってなかった)
△同 銀 ▲同 歩 △3六角 ▲2八飛 △4七角成 ▲4五歩
*杉本「これを△同銀だと、▲4四歩ですか」
*石田「いやいやいや、お互いの持ち味の見せ所ですねえ」
△同 銀 ▲7一銀
*石田「さすがだ! 飛車がどこに逃げても、角打ちかあ」
△9二飛
*杉本「そこしか逃げ場がないでしょう」
▲8一角 △4六馬
*石田「谷川さんの攻めと森内さんの守り、お互いの特徴がよく出てますねえ」
▲3七銀 △5五馬 ▲2二歩
*石田「じゃあ、この辺で佐々木勇気君を呼びましょう」
△3六歩
*石田「勇気君、さっきの将棋はなーんだ、角の丸得の将棋を負けたらダメでしょ」
▲5八飛
*佐々木「昨日、サウナに入ったり、今朝、牛乳飲んだりして調整したんですけど、ダメでした(^^;」
△5六銀打
*石田「森内さん、手厚い! 勇気君、どっちが優勢?」
*佐々木「(森内陣を指差して)こっちが良し」
▲2一歩成
*石田「3七の銀を逃げてるようじゃ、さみしいか」
△3七歩成 ▲9二角成 △同 香 ▲8二飛 △5二銀
*石田「△3三玉だと、▲2五桂があったからね」
▲3七桂
*石田「放置すると、△4七と、が厳しかったからね」
△同 馬 ▲6二銀成 △3三玉 ▲5二成銀
*石田「ここまで進んで、飛車角交換だけで、駒の損得なし! これがプロの将棋なんだなあ」
△3五角 ▲8八玉
*石田「勇気君はこの2人の将棋を参考にしなさい」
*(佐々木勇気から勝又にチェンジ)
△4七銀成 ▲1八飛
*勝又「きわどいですね」
△2六桂 ▲2五桂 △3四玉 ▲5三成銀
*勝又「ここは(歩を持って、4二の地点を指差して)これですね~」
△4二歩 ▲4三成銀 △同 金
*勝又「後手の駒が、1筋~4筋に多いですね」
▲8四飛成
*勝又「はあ~ 味のいい手ですね」
△1八桂成 ▲8五龍 △5五歩
*石田「いやいやいや 鉄板流の本領発揮」
▲1八香
*勝又「森内さんは、鉄板流と言われるのが好きじゃないみたいですよ」
△2八飛
*石田「じゃあ、鉄板流じゃなくて正確無比! 飛車がきましたね~」
▲7九銀 △1八飛成
*ここで谷川九段が投了 104手で森内名人の勝利となった
*勝又「もう、後手の入玉を阻止できないですね」
*石田「お疲れさま、ご苦労さまでした」
*谷川「▲7一銀、▲8一角が響かなかったです」
 

私の感想 1局目、室田さんの寄せが見事でした △2八歩は、本に出てくるような一着でしたね
2局目、先手早石田に対する佐々木勇気プロの駒組み、序盤で千日手模様に持っていく手段はとても参考になりました
3局目、一手損角換わりを得意戦法にしたいと思っている私のためにあるような棋譜でした
森内名人が快勝できた理由は、常に手厚く指して、受けに徹したことでしょう
相手玉を詰ますのではなく、受けまくって勝つ、という手段が 一手損角換わりでは有力そうですね
森内名人は初めから入玉も視野に入れていたのではないか、と思える見事な指し回しでした
 
最後の挨拶で、石田九段「私は現役を引退しますけど、普及と弟子の育成で、じゃまにならないように、少しばかり将棋界の手助けをしていけたらいいなと思ってます 岡崎将棋祭りを1年でも長く続けたいと思います」
みなさま、お疲れ様でした 私は今年はたまたま抽選で当たって、見れてラッキーでした
また来年も見たいですね 石田九段、現役生活、本当にお疲れ様でした
開始日時:2012/04/29
先手:杉本昌隆七段
後手:佐々木勇気四段

▲7六歩
*先手は、杉本昌隆七段
*谷川「時間が押しているので、初手から一手20秒でお願いします 杉本さんは、内心まいったなーと思ってるでしょう(笑)」
*勝又「佐々木君だけ10秒にしましょうか」
*谷川「ふふふ」
△3四歩
*谷川「佐々木勇気君の名前は、前から知ってました」
*石田「私は幼稚園の頃から知ってる、史上最年少の小学生名人(当時)」
*勝又「佐々木君は矢倉が大好きの居飛車党で、攻め将棋です 小学校1年で、アマ四段!だったそうです」
▲7五歩
*さっき垂れ幕を持っていていたお客、また垂れ幕持って来ていて、こんどは「必勝 杉本先生 石田一門を倒せ!」と書いてあって、みんな笑ってた
△6二銀
*(以下、しばらく駒組み)
▲6六歩 △4二玉 ▲7八飛 △8四歩 ▲4八玉 △3二玉
▲3八銀 △6四歩 ▲3九玉 △6三銀 ▲5八金左 △1四歩
▲1六歩 △4二銀
*勝又「この△4二銀の形は、佐々木君は公式戦でも指してます」
▲6八銀 △5四歩 ▲6七銀
*勝又「杉本さんは、こういう古い形を大得意としているんです」
△5二金右 ▲2八玉 △5三銀 ▲9六歩 △9四歩 ▲4六歩
*谷川「ここの歩を突くかどうかは微妙 ▲7六飛~▲3六飛の狙いがなくなるので」
△8五歩 ▲7六飛 △7二飛 ▲9七角 △9二飛
*谷川「▲8八角だと、△7二飛で千日手ですね」
▲7七桂
*勝又「千日手をやると、石田先生にあとで怒られるから打開したのかな(笑)」
△9五歩 ▲同 歩 △同 飛 ▲8八角 △9八歩 ▲9六歩
△同 飛 ▲同 飛 △同 香 ▲8五桂 △8九飛 ▲7七角
△8七飛成
*勝又「一手20秒なのに、佐々木君は秒を読まれませんねえ やっぱり10秒でよかったかな」
▲8二飛
*勝又「角を逃げていると、△8五竜で先手にいいところがなくなるから、勝負にいきましたね」
△7七龍 ▲8一飛成 △6二銀
*勝又「この銀引き、私は教えてもらったことがある手」
▲5六銀
*谷川「玉頭銀の狙いでしょうね」
△9九歩成 ▲4五銀 △7五龍 ▲3四銀 △5一銀 ▲7二歩
△1五歩
*谷川「受けにまわるのかと思っていたら、もう攻めていきましたね」
▲7一歩成 △1六歩 ▲6一と △1七歩成
*勝又「攻め合いですね」
▲同 桂 △1六歩 ▲2五桂
*勝又「先手が全駒される心配はなくなりましたね」
△1七歩成 ▲3九玉 △3五龍 ▲5一と △同金引 ▲5三桂
△3四龍 ▲4一桂成 △同 金 ▲5三金 △5一香
*谷川「6三の銀は、後手はもう要らないということですね」
▲8二龍 △5二銀
*勝又「んー先手つらい」
▲6三銀 △2五龍 ▲5二銀不成
*谷川「攻めがつながる形にはなりましたね」
△同 香 ▲同 金 △3一金 ▲2六香 △3四龍
*谷川「先手のチャンスですね」
▲4二銀
*谷川と勝又「いやいやいや、これはどうなってるんですか」
△6六角 ▲3一銀成 △2二玉 ▲5三金 △1三玉 ▲1七香
*谷川と勝又「まだまだわかりませんね 攻守逆転?」
△1六歩 ▲同 香 △1五歩 ▲同 香 △1四歩 ▲2一成銀
*谷川と勝又「これは△1七角なら▲2八桂を用意した手ですね」
△5六桂 ▲2五桂 △2四玉 ▲3三桂成
*谷川「これを△同玉なら、▲4二竜~▲4五金以下即詰みですね」
△1五玉 ▲1六歩
*まで、105手で先手杉本の勝ち
*勝又「投了図以下は、△同玉▲1七歩△同玉▲2八金△1六玉▲1七歩△1五玉としておいて、▲3四成桂で竜をとっておけば先手玉に詰みはないので先手の勝ちです
*杉本「室田さんの秒読みが、僕の手番のときはゆっくりだったんで助かりました(笑)」
*谷川「佐々木君は、完封勝ちも狙えたけど、面白くしようと思ったかな」
*佐々木「受けたり攻めたり、ちぐはぐでした 受けにてっするべきでした」
*杉本「千日手の打開は無理がありましたね 角損になってしまった(^^;」

トークショーの次は、同じく能楽堂での席上対局
その前に、今日のプロの参加者全員の署名が入った色紙(だと思う、遠くから見ていたんで)が、
引退する石田九段にプレゼントされた
谷川「ささやかな記念品です 先輩棋士に贈っていいのかと思いますが」 
石田「ありがとうございます」

ちなみに、岡崎将棋祭りの参加棋士は、石田九段、森内名人、谷川九段、杉本七段、勝又六段、佐々木勇気四段、中田章道七段、上田女王、室田女流、中村マリカ女流、たぶんこれで全員と思います

公開対局は3局、上田女王vs室田女流、杉本七段vs佐々木勇気四段、谷川九段vs森内名人
この3局です

第1局は▲上田女王vs△室田女流 勝又さんの振り駒、そして記録と読み上げも勝又さん
解説は森内名人と、中村マリカちゃん 
・・・マリカちゃん、あんまりしゃべらなかったように思う(^^;
森内名人、もちょっと大きな声でしゃべってくれると良かったなあ (マイクでしゃべってる)
私は一番後ろの席から見ていたんでね 石田さんの声は、よく通っていて、さすがでした

以下、コメント付きの棋譜で見てください 
第1局目は、▲上田女王vs△室田女流 上田女王の先手

開始日時:2012/04/29
先手:上田女王
後手:室田女流

▲7六歩
*初手から一手30秒 持ち時間、考慮時間はなし
*先手が上田初美女王
△3四歩
*後手が室田伊緒女流初段
▲6六歩
*対局が始まる前、お客がでかい垂れ幕を作って持ってきていて、「室田伊緒先生 祝・婚約!」と書かれてあった みんなそれを見て笑っていた
△3二飛
*マリカちゃん、飛車を3二に持ってこようとしたが、大盤が大きすぎて上ほうに手が届かない!
*森内名人が上のほうの駒はすべて動かすことになった(^^;
▲7七角
*(以下、駒組み)
△3五歩 ▲7八銀 △6二玉 ▲6七銀 △7二銀 ▲8八飛
*森内「上田さんはオールラウンダー、室田さんは振り飛車党ということです」
△7一玉
*マリカ「女流では相振りは人気があります」
▲8六歩 △3六歩 ▲同 歩 △同 飛 ▲8五歩 △3四飛
▲2八銀 △4二銀 ▲4八玉 △5二金左
*森内「室田さんは、平べったくして、軽く指していこう、ということですかね」
▲5八金左 △4四歩 ▲6五歩 △3三角
*森内「私は相振りは、なかなか感覚がつかめないんですよ」
▲8四歩 △同 歩 ▲同 飛 △8三歩 ▲8六飛 △4五歩
*森内「元気がいいですね~ 次に角交換して△5五角の狙いですね」」
▲3七歩 △8四飛
*森内「顔に似合わず、激しいですね~!」
*お客(笑)
▲8五歩 △3四飛
*森内「これは高等戦術でしたね」
▲7五歩 △4三銀 ▲3八玉 △4四銀 ▲4八金上
*森内「先手は金無双ですね 一時は減ったんですが、また増えました」
△2四歩 ▲8四歩 △同 歩 ▲7四歩
*森内「手筋を使いましたね よくばった手です」
△同 歩 ▲8四飛 △8三歩 ▲7四飛 △7三歩 ▲7六飛
△2五歩 ▲9六歩
*森内「後手は端が弱いです」
△2四飛
*森内「後手は△9四歩と受けないほうがいいですね 先手に2歩あるので、▲9五歩△同歩▲9四歩△同香▲8四歩△同歩▲同飛で、後手は香が取られます」
▲9五歩 △1四歩 ▲1六歩 △6四歩
*森内「思い切った手ですね ▲同歩なら△5五銀~△6四飛でしょう」
▲5六銀 △3五銀 ▲7四歩 △6三金
*森内「全面戦争になりましたね お互い勝負所です」
▲3三角成
*森内「後手陣はバラバラなので、何か手があると後手ピンチですね」
△同 桂 ▲7三歩成 △同 銀 ▲4一角
*森内「上田女王の手は自然ですね」
△7二金
*森内「先手には、やりたい手が色々ありますね」
▲3二角成 △4四角 ▲6四歩 △同 金 ▲6五銀
*森内「思いきっていきましたねー 取り合いになれば、先手は9九の香車は取られますが、駒の働きがいいので指せるという構想ですね」
△7五歩 ▲5六飛 △4六歩
*森内「ここは▲同歩だと玉のコビンが空いて、先手陣が弱まります」
▲同 歩 △2六歩 ▲同 歩
*森内「後手が攻勢に出てますね 馬を作られているんで、後手は何か具体的にポイントを稼ぎたいですね」
△2七歩
*森内「△3六歩や△5五金も攻め筋として有力でした」
▲同 銀 △2八歩
*森内「これは好手です!!」
*(ギズモ注:これは▲同玉だと、△2六銀▲同銀△2七歩▲同玉△2六飛で先手陣はつぶれる)
▲7四歩 △同 金 ▲同 銀 △同 銀
*森内「後手の室田さんが少し悪いかと思っていたんですが、ずいぶん盛り返しました」
▲7三歩 △同 金 ▲4五歩
*森内「そうか 飛車の横利きを通したんですね! なるほど!」
△同 桂 ▲2八玉 △4七歩 ▲3八金
*森内「△4七歩は、利かしだったのか、それとも先手に固められたのか どっちでしょうね」
△4九銀 ▲2五金 △同 飛 ▲同 歩 △2六歩
*森内「2六が空きましたからね」
▲4一飛 △8二玉
*森内「△6一歩の底歩だと、▲4三馬の筋がありましたからね」
▲4二飛成 △7二金
*森内「後手に持ち駒を使わそうということなんですが、使ってくれないですね」
▲3六銀
*森内「上田さん、開き直りましたね
△同 銀 ▲同 飛 △2七銀 ▲同 金 △3八金
*まで108手で後手の勝ち 森内「(垂れ幕を作った)ファンの願いが実りましたね 最後、寄せが早かったですねえ」
*室田「途中、難しかったです 最後はたまたま寄せきれたのでよかったです」
*上田「金無双はやっぱり薄いなと(^^; みなさんの応援の差かな マイナビのほうは、私を応援してください(笑)」
第19回愛知県岡崎将棋祭り トークショー

岡崎城のそばにある、能楽堂(のうがくどう)で、行われたトークショー
午前11時からで、先着300人が中に入ることができました 席はほぼいっぱいに埋まっていました
天気がすごく良すぎて、暑いくらいでした
能を舞う舞台に、イスが4つ設置されていて、そこで4人がマイクを持ってトークする、というもの

石田和雄九段、森内俊之名人、谷川浩司17世永世名人、上田初美女王という、豪華メンバー
お客は、半円形状にせりあがった席にまわりを取り囲んで座って見るスタイル

まずは石田さんの登場 髪の毛を黒く染めていて、若く見えるので、何才かわかんないね
挨拶を済ませた石田さんに拍手が起きる
石田「この将棋祭りはもう毎年恒例なのですが、今回は私が司会です 毎回、名人クラスが来てくれるのはありがたいと思ってます」

石田「森内名人、ご来場お願いしまーす」 パチパチパチ
「17世永世名人の資格を持つ、谷川九段、ご来場お願いしまーす」 パチパチパチ
「上田初美女王、お願いしまーす」 パチパチパチ

男3人はビシッとスーツ、上田さんは薄いオレンジのブラウス、ブラウンのスカート姿
上田さん、髪の毛がツヤツヤして、すごくきれいだ

石田「私は司会するよりも、ペラペラしゃべるのが好きなんですど」
石田さん、それぞれ3人に振って、3人が挨拶した

岡崎の印象を訊かれた上田さん
上田「自然の豊かなところで、呼吸するごとに、いい空気を吸ってるなーという感じです」
(他にも何かしゃべっていました メモ取れず)
石田「なかなか立派な挨拶で、たいしたもんだなあ」

森内「みなさん、おはようございます 呼んでいただき、うれしく思います 今、名人戦が1勝1敗なんですけど、ここでリフレッシュできればいいな、と思います (ちょっと黙って、間が空いてしまい)・・・今、そんな感じです(^^;」

石田「谷川さんは、岡崎は13回目とか」
谷川「30代のときはよく来てまして、40代に入ってから、ここの公開対局で負け続けて、お呼びがかならなくなったのかなーと(笑) 今は役員の仕事で、色々忙しく、あちこち飛びまわってます 今日は森内現名人と対局できて、光栄に思ってます」
石田「忙しい人は仕事がどんどん入って忙しい、ヒマな人はすごくヒマ(笑)」

石田「今日は『将棋の楽しさが、どうだ~』とか、ありきたりのことはしゃべらないで、他のことをしゃべろうかとね  名人戦のこともねえ 予想なんてね、本人のいる前でねえ」
森内「私は耳をふさいでますので」
石田「お客さんに質問があるか、訊いてみようかな」
お客の一人「名人戦を森内名人が防衛する確率はどのくらいでしょうか?」
森内「100%と言いたいところですけど(^^; みなさんに訊いてください」
石田「みなさん、どうですか? 森内名人が防衛すると思われる方、拍手をお願いします」
ほぼ全員が盛大な拍手 パチパチパチパチ
石田「全員が拍手ですねえ でも、羽生先生が来ると、また全員一致で拍手するんだ、これが(笑)」

石田「谷川さんは役員の仕事は、どうですか」
谷川「(役員になる前の)今までが、将棋だけ指していればいい、という、ぜいたくな立場だったんだなあと思いますね でも、将棋界周辺のことは、よくわかるようになりました ファンの方と直接会うことができるのも良かったことですね 『対局のほう、がんばって』と言われるのはありがたいです」

石田「森内さんは、名人戦、いかがですか」
森内「最近、成績のほうが厳しい状況だったんですが、これからいい流れになれば、と思ってます」
石田「森内さんはねえ(2007年に)郷田さんと名人戦をやっているときに、2連敗していたんですけど、そのとき岡崎のこのイベントに来て、それから逆転して防衛した、という、縁起のいい場所なんですよ、ここはね そのとき、森内さんは『まだ防衛できます』と自信を持って言ってましたね」

石田「上田さんは、え~っと、マイナス女子? マイナ・・・ス?」
他の3人「マイナビ女子オープン(^^;」
石田「あ、マイナ『ビ』か(笑) 今たしか2連勝・・・」
上田「タイトルを取って、一年間でさまざまな面で成長させてもらいました 今年の相手は長谷川優貴ちゃんで、まだ16才ですね 2連勝ですが、まだまだ気が抜けないです」
谷川「長谷川さんは、半年前まではアマだった人で、今は女流二段 上田さんは、ファンの逆風という中で、世論とも戦わないといけないです」
石田「(縁起がいいとされる)岡崎に来たから、大丈夫じゃないですか」
上田「さきほど、そこの神社でお参りしてきましたから」

石田「えっと、それで、最近、室田女流が婚約したんですけどね、上田さんはどうなんでしょうか」
上田「あ、そういう流れですか ここのところ、なんだか結婚ラッシュが続いていて、飛び火がこちらに ・・・見守っていてください(^^;」

石田「森内さんや谷川さんは、名人戦を戦っている、というのは、うらやましいですね 選ばれた人の中の選ばれた人でねえ それで、話は変わるんですけど、こんど、私は定年を迎えるんです 竜王戦が最後になります 私は新幹線がない頃から、岡崎から奨励会に通ってましたんですよ 現役生活は、50年! 引退しても、普及活動とかありますから、忙しさはさほど変わらないと思いますけどね でも、対局がなくなるとどうなるのかなあ 大内さんなんかは、引退して、『やっぱり一本、背中から支えが抜けた』と言ってました」

谷川「石田さんとはA級でも対戦したんですけど、本筋の将棋でした これを言うとアレなんですけど、竜王戦の挑戦者決定戦でも対戦しました 私が負かされるときは、何もできず完敗でしたね 私が勝つときは逆転勝ちで」

石田「私のことばっかり話して申し訳ないんですけど、森内さんは私の引退についてコメント何かありますか もうお前は消えてけ、とか」
森内「(笑) 私は子供の頃、石田先生にサインをもらったことがあるんですよ そのときの書いてもらった揮毫(きごう)がこれこれでどうこう~(ここ、メモできず)」
石田「ああ、その揮毫ね 意味は、これこれでどうこう~」
森内「私も石田先生と対局したときは、負かされるときは完敗、私が勝つときは逆転勝ち、谷川さんと打ち合わせしたわけじゃないんですよ」

石田「上田さんは、私については、どうかなあ 若いから知らないでしょうね」
上田「数年前のどこそこの(メモできず)イベントでご一緒して、普及に熱心な方だなーと、印象に残ってます」
石田「あー、あのイベントでいっしょだったか」
上田「子供教室も私は教えてらっしゃるところを見て、これはさすがだなあと思いました お弟子さんからも尊敬されていらゃっしゃって」

石田「引退しても、まだ普及活動がありますんで、よろしくお願いします」
お客 パチパチパチ 
石田「それでは時間がきたんで、この辺で終わりましょうか」
お客 パチパチパチ 

こんな感じのトークでした 完全にメモできたわけではないんで、そこは汲み取ってください
もう少し詳しく話しているんですが、話の重要ポイントだけです
石田さん、50年現役だったんですねえ すごいです(たぶん、奨励会時代も含めて約50年) 
石田先生、現役生活、お疲れさまでした!!
大阪から愛知に引っ越して来て、半年が経ちました

大阪でよく行っていた、関西会館での解説会がなつかしくなり、
自分の書いた大盤解説会の過去ログを読んでみようと思いました 

ですが「日記」のカテゴリに、いっしょくたに書いてあったため、大盤解説の記事がどこにあるのやら
自分でもわからない、という事態になりました(^^;

そこで、「大盤解説会」というカテゴリを新たに追加し、「日記」と別に分類しました
解説会の記事の総数が120個を越えるほど分量がありました・・・ ははは
(下にスクロールしていって、左にある、カテゴリーの一覧からクリック
 もしくは、この記事の右上の大盤解説会、をクリック)
 
関西会館に行った回数を数えたら、40回も行っていました 我ながら多く行ったものです


最近、更新のペースが2日に1回ほどになってますが、
まあ無理せず、こんな更新頻度でこれからも進めていけばいいか、と思ってます

主な更新スケジュール
日曜→NHK杯の感想
火曜→土曜にあった銀河戦の感想
金曜→木曜にあった銀河戦の感想
イベント会場の岡崎城の公園敷地内で、将棋大会やプロ棋士による指導対局などが行われてました
私はトークショーだけ見てきました 時間は30分間でした 
以下、どんな内容だったか概要をまとめました

岡崎城の城の脇の能楽堂(のうがくどう)というところでありました
能楽堂は300人収容のところに、お客は150人くらいでしたかね

石田九段の挨拶で、米長会長、渡辺竜王、広瀬王位が呼ばれて、拍手が起きました

米長「地震の影響で、東京のほうは計画停電とかで大変なんです  節電が言われていますが、将棋は電気を使わないでできるゲーム だから将棋を薦めていくのが私の役割です」

石田「公益法人になったということですが?」
米長「それをしゃべると3時間くらいかかりますんで(笑) 3月31日に、将棋連盟はいったん解散して、新しい組織になりました 対局に勝った人と、普及に貢献した人にはお金にありつける、ということになりました」

石田「将棋の魅力は?」
米長「洞察力が身につく、ということですね 総理大臣に一番求められるものです」

石田「渡辺竜王と羽生三冠はどっちが強いんでしょう?」
米長「羽生より渡辺と広瀬のほうが強いです 今日この後の対局で勝ったほうが日本一(笑)」
渡辺「王位戦では、羽生さんが挑戦者になるのを楽しみにしてます(笑)」
広瀬「僕の力は自分で言うのもなんですけど、まだ未知数なんであと2~3年待って下さい(^^;」

石田「将棋は年齢でいうと、何才くらいが一番強いんですかね?」
米長「18才が一番強い 読みのスピードが速いです 30代が指し盛り 40代も強い」
渡辺「僕は今27、この何年かは現状維持のような気がします(^^; 知識は増えてますけど」
広瀬「僕は今24、プロになったのが18のときなんで、もう全盛時は終わりましたね(笑) 読みのスピードは落ちてますね でも去年はいいことがいっぱいありました」
米長「しかし、年を取ると、将棋が強くなるというより、うまくなる かけひきとかね」
石田「私は60を過ぎてから、ポカが多くなってね~(笑)」

石田「里見さんが奨励会を受験するということですが?」
広瀬「僕は里見さんとお好み対局で指して、負けそうになりました 千日手を打開してやっと勝ちになりましたけどね」 注:お正月の囲碁将棋チャンネルで放送された対局
渡辺「僕も里見さんに負けそうになったことがある 1級の試験は受かるでしょう そのあとはわかりませんが」
米長「試験の相手に、女性奨励会員を対戦相手に当てて、里見さんと女性奨励会員、どっちを応援したらいいかわからないように、わざとしておきました」

石田「相撲協会では八百長が問題になってますが将棋界は?」
米長「私は八百長は絶対ないと確信しています 米長哲学が浸透してると思いますので」
渡辺「将棋界は、決まった人数が落ちる仕組みなので、みんなで助け合うというのはできないので、みんなで潰しあってるという状態ですね」
広瀬「僕はリーグ戦の消化試合で3回ほど勝ってるんで、嫌われてるかもしれません(笑)」

石田「子供への普及は?」
米長「1に子供への普及、2に子供への普及です 先が短い人にお金を出してもしょうがないじゃないですか(笑) でもね、困ったことに、お母さんが将棋に興味を持たないんですね 何かいい方法ないですかねえ」
渡辺「僕も自分の子供に教えてますが、5回に4回は負けてあげるくらいでちょうどいいんじゃないですかね あとの1回は、世の中の厳しさを教えると(笑)」
米長「子供は褒めてあげないとダメだね いい手を褒めてあげることだね 私だって、かみさんに褒められたから、今日があるんですよ」

石田「今後の抱負は?」
米長「この岡崎将棋祭りが永遠に続くことを願ってます」
渡辺「最近は後輩と指す機会が増えてきたので、後輩に将棋の厳しさを教えたいと思います(笑)」
広瀬「王位というタイトルを失うと、こういうイベントに呼ばれることもなくなると思うんで(笑)、王位を防衛していきたい 今日のこの後の渡辺竜王との一局を楽しみにしてください」
石田「私は健康に注意して、この将棋祭りを続けていきたいです  それでは時間がきましたので、みなさんありがとうございました」

こんな感じでした ナマで4人を見れたことが一番ですかね
特に、米長会長がなかなかナマで見れないので貴重でしたね
ただ、出演者が4人とも男だったので、誰かひとり、女流がいてもよかったかな、と思いました