2007年5月5日、京都競馬場でG2のレースがあり、そこで渡辺明竜王がきて、
将棋のイベントもやる、という情報を私はキャッチした
ソースはたぶん、スカパーの将棋まるごと90分だったか
私は競馬は全くやらないので、競馬場にすら行ったことがない
しかし京都競馬場には、前から一度は行ってみたいと思っていた
自宅からは電車一本で、けっこう近いのだ
そこに渡辺竜王が来るというのだ これは行かねばなるまい

競馬場に着いてみての感想・・・きれいでけっこう広い・・・馬が走っている・・・
だけど走っている馬に別に興味はない・・・馬だけ集めた動物園・・・
中の建物は大きい・・・まあそんなところだ

で、将棋フェスティバルのイベント会場を探すと、学校の運動会で使うようなテントを張った
場所で、指導対局をやるという 誰の指導に当たるかはわからないようだ
とにかく整理券をもらった ちなみに指導対局はタダだった
 
指導対局まで時間があるので、渡辺竜王の出演するトークコーナー会場へ行った
トークがはじまると、渡辺竜王が小林健二九段といっしょに登場し、
メインレースの予想をした コバケン先生は「渡辺竜王というのは、競馬の馬で
例えればディープインパクトなんです」と紹介していた
さすがにディープインパクトの名前なら私でも知っている
が、その後のトーク内容は専門的でわからなかったので覚えていない
私の競馬歴といえば、ダビスタ3でG1をひとつ取ったくらいなものだ 

さて、競馬の話はもう置いておこう
指導対局の時間になり、やや待って自分の番が回ってきた 指導対局はけっこう盛況で、
5人くらいのプロ棋士が各10面指しで2まわりくらいしていたから、約100人弱が
集まっていたのではないだろうか 私の相手は誰かなー、と思っていたら、
コバケン先生だった 「おお、けっこうラッキー」と思った
手合いは自己申告だが、これは飛車落ちに決めた
2枚落ちはもう前回のハッシー戦で卒業ということにしたのでいいとして、
次は飛車香落ちか、飛車落ちだ
これが迷ったが、飛車香落ちだと、もしこれを勝って卒業できても、
また飛車落ちをやらなければならない それに香を落としてもらっても、
かえって自分が混乱するだろう、と思った
どうせ指導対局の駒落ちを指す機会は、自分にとってはめったにないのだから、
飛車落ちでいこうと決めた

作戦だが、とにかく「よくある定跡形の右四間にはしない」「むやみにこちらから攻めるのではなく、上手の手に対応してこちらの手を指す」この2点を注意して指そうと思った

対局開始で、こちらは居飛車にして2筋の歩を突いていく事にした
上手はどんな戦型でくるんだろう、と思っていると、ふつうの矢倉囲いにしてきた
そして引き角から、右の銀を進めて棒銀もようにきた
私も玉を固く囲い、とにかく無難に進める作戦にした
駒組みが進んでじっくりした展開になれば、飛車があるぶんだけ
こちらが作戦勝ちになると思ったからだ

上手が9筋の端をねらって攻めてきたので、こちらは▲8七金の形の
金冠の格好で受けるめずらしい陣形になった ようするに金で9七の地点を補強したわけだ 
駒組みをみると、相居飛車の相矢倉に近い形、しかし上手には飛車がない、
これは明らかにこちらが有利だ 飛車落ちの有利差が存分に出ている駒組みだ
相手は飛車がない棒銀戦法、私は「これは受け切れる、いけそうだ」と思った
が、さすがにコバケン先生は強い、こちらがこうくるといやだな、思った手や、
思いつかなかった手をバシバシ指してくる うーん、面白い
上手が本気であることがよくわかり、指していて楽しい
対局中、コバケン先生に「競馬のほうはどうですか?」と聞かれたが、
私は「え、あ、全然です(^^;」と答えるしかなかった・・・

中盤まで進み、コバケン先生はなんと「うん、強いねえ」と言ってくれた
とてもうれしかった、のだが、ここからがいけない 私の本領発揮というヤツだろうか、
受け切り勝ちをねらっていたのが、だんだん形勢がもつれ、角を切るハメになってしまった
そして飛車の使い方がおかしかった
飛車を自玉方面にもってきてしまったのが形勢をおかしくした
少し進んで、飛車が上手の金打ちで狙われたので、▲同飛と金を取って飛車を切った
そのとき、後ろで観戦していたおっちゃんが、こちらに何か言ってくる
「それは、詰みやでえ」 私が「???」と思ってよく見たら、
なんとそれが一手バッタリ中の一手バッタリ、
△8七金、といきなり8八の玉の頭に金を打たれる手がある!!
よく見ると8七には遠くから筋違いの角が利いている・・・自玉は、逃げる場所がない・・・・・・
ぐああああ一手詰みいいいいいい 大トン死いいいいいい 
しかたなく、コバケン先生が自分の前にいないにのに
投了するハメになってしまった・・・・・・
コバケン先生は向かいの人のほうで指していたのだが、
こっちの状況を聞いて、「え?金を取ったの!?」とビックリしていた・・・・・・orz
コバケン先生は「飛車の動かし方が敗因やね」と教えてくれた
うう・・・せめて、上手陣の矢倉に対し、▲2四歩の突き捨ては入れたかった・・・

これで指導対局が終わったわけだが、収穫もあった
・飛車落ちの手合いで充分楽しめるということ
・右四間にしないほうが自分らしい将棋を指せるということ
・相手の指し方をみて、こちらが対応していく指し方はやはり有力だということ
・自分は終盤DQNだということ
まずまずの収穫を得て、その日は終わったのでした

そういえば、馬券の買い方は未だにわからない  END
渡辺 明竜王vs深浦康市王位
解説 森下 卓

タイトルホルダーどうしの楽しみな一戦
対戦成績は渡辺1勝、深浦6勝と意外にも深浦がよく勝っている
先手深浦で中飛車に、後手渡辺は居飛車の穴熊模様で受けてたった
中飛車での速攻vs居飛車の受けという、なじみやすい展開になった
この2人の対戦なら、相居飛車での、素人お断りの難解な研究将棋も覚悟していただけに、
自分はややほっとした

後手は△5四歩と5筋の歩を受けて、5筋の歩交換のあと、△5四歩と打ち、あとは
持久戦にすべく穴熊ねらいの構え
それに対し先手は銀を繰り出し、いきなり▲4五歩と仕掛けた
局後の感想戦では、この仕掛けはかなり有力といっていたから面白い
30秒将棋なら中飛車側が勝ちやすいだろう
感想戦では本譜以外にも、先手からの攻めの色々な変化手順をやっていて、
渡辺も「どう受けるんでしょうね」と困っていたのは興味深かった

中盤、▲8三角~▲7二金と貼り付いたところで、
森下は「△5二飛と逃げるしかない」と言っていたのだが、
渡辺はあっさり△同飛、と飛車を切ってしまった
ここは渡辺と森下の差が出たところだった
▲同角成以下、△5六歩がすこぶる味がいい一手となった
5筋と4筋の位が大きく、どうも後手が有利っぽい
実際はまだ難しかったようだが、△5五角の圧力が見た目に厳しく、
深浦の▲5八金左の敗着を生んだ
△5七歩成、のパンチが入り、先手はこれを取ると△3七桂で負ける・・・
泣く泣く▲3九金と辛抱したが、金の丸損になってしまった

その後の▲5三歩の手渡しに、角をひとつ引いた△4四角が決め手になったと思う
こういう手がすぐ指せるのはさすが竜王だ
△4二金打ちの渡辺らしい手堅い一着も出て、あとは順調に寄せて、渡辺が快勝した

やっぱり渡辺は強いと思った 中盤の△7二飛と飛車を見捨てた手、△4四角とじっと引いた手、△4二金打ちと固めた手、すべて理にかなっていて、最善手に思える
渡辺は将棋の申し子、とでもいうべき人間だと再認識した

深浦の敗因は、受け間違いだった ▲1八玉と▲5八金左の組み合わせが悪かったようだ
中飛車にあまり慣れていなかったためだろう

森下の解説はいつもどうり、ということろだ
序盤の戦いがはじまってすぐの局面は、すごくわかりやすく説明してくれて、
おお、これは神降臨だ、と思っていたのだけれど、中盤難しくなってからは
もう並みの解説者だった 「△7一飛だと、▲6一金で飛車が詰むんだよ!」と
全国で何万人がツッコミを入れただろうか

今回の対局は面白かった 今期の決勝では、ぜひ渡辺vs羽生を見たいと思う
2008.01.28 あさりちゃん
ぐう、NHK杯、まだ見ていない 更新は明日になるか
朝、犬のハチの散歩に行って、病院へ行った
で、帰ってからもうずーっと寝てた

古本屋で、<あさりちゃん>というマンガを20冊ほど買ってきて読んでいる
あさりの母が、あさりのクシャクシャの髪の毛を見て怒るシーン
あさりの母「その頭、どうにかしなさい!」
あさり「頭なんて、首についてりゃいいの!」 
ここは爆笑した こういう発想、大好きだ
第16期 銀河戦
本戦Bブロック 5回戦
脇 謙二八段 vs 村山慈明四段
対局日: 2007年12月14日
解説:小林健二九段
聞き手:野田澤彩乃女流1級

新人王の村山登場 今期ここまでの戦績は22勝7敗
対する脇 8勝9敗 脇さんの解説会に行ったことがあるが、
見たまんまのいい人だと思った 勝負師というには、かけ離れている感がある

先手村山で戦型は横歩取り△8四飛型に進んだ
脇といえば△3三桂戦法で有名なのだが、今回は違った
この△8四飛型、もし後手から何もしてこなければ、先手は金、銀を盛り上げて、
一歩得した3筋の歩を突いていけば、そのまま寄りきりで先手が勝つのだ
後手は何か動いていかなければならない
そういうイメージを持っていれば見るときにいいと思う

後手の△5四歩~△5五歩という常套手段に対して、
先手の村山は銀2枚をカニカニ銀ふうに進める構想に出た
しかし、この構想がどうだったのか、負けていれば敗因だった
後手は△6五桂跳ね~△5七歩、と急所に歩を垂らすことに成功した
ここに歩を垂らすことができれば、後手良しとしたものだ
で、50手目、後手は長考に沈む 決め時と思ったのだろう、
ここで自分も考えていた手が当たった △8六歩からの大駒捨ての十字飛車!
これが決め手で、先手陣は崩壊した

そこからあとは手続きで、後手が勝つはずだった
が、時間を使いすぎたのか、脇は72手目△2八との決め手を逃す
感想戦によると、ここは△2八と以下、必至にして簡単に後手が勝っていた
さらにその後、86手目△5八歩、と打つ手もあり、まだ後手の勝ちだった
決め手を2回逃し、脇は破れた
終盤、どっちが勝つのか、とてもハラハラした熱戦だった 

ただ、村山にしてみれば中盤の銀2枚を出ていった構想がおかしく、
相手のミスで勝てた一局で、この調子ではこの後勝ち進むには難しいだろう
脇にしても、せっかく十字飛車で良くしたはずが、終盤の寄せ間違い、
勝ったほうも負けたほうも、どちらも納得はしていないと思う

コバケン先生の解説は、まあまずまず 聞いていてわからなかったところは感想戦で
補完できたので良かった ただ、△8六歩からの十字飛車の筋は、当てないとダメでしょう
24初段の自分、当てたもんねー(^^; 
聞き手の野田澤っていうのは初めてみた
黒ブチのメガネが印象的で、なかなか似合っている
でも、こんな女の子が自分より将棋強いんだもんなあー、ホントかなあー、
と思ってしまう今日このごろだ
良くない・・・24の名人戦が夜の9時~12時
今まで、夜9時にはもう寝ていたんだよね
それで朝5時くらいに起きていた
名人戦に参加している影響もあるのかもしれない
実戦で精神を集中させるのがつらい TVで将棋を見ているぶんには問題ないけど・・・
今順位は6位だけど、仮に7位までに入って、本戦に出場したとしても
そこで対局できるかどうか その対局に意味があるかどうか
もう今の段階で中止して、予選で落ちるのを待つのがいいかもしれない
長い目で見て、中止すべきかもしれない
早指しのRを体調のいいときだけ指せばいいのだから
第16期 銀河戦
本戦Aブロック 5回戦
広瀬章人五段 vs 中座 真七段
対局日: 2007年12月11日
解説:富岡英作八段
聞き手:山田久美女流三段

今期のここまでの戦績は 中座19勝8敗 広瀬16勝8敗
へー、ふたりともよく勝っている
中座がこんなに勝っていたとは知らなかった

で、戦型予想は、中座は居飛穴が得意、広瀬は居飛穴と振り穴両刀使いのアナグマン・・・
これは、もしかして・・・って、やっぱり相穴熊キタアー
まあ、今回は対局前から予想できたし、しょうがないか
自分は、相穴だけは見る気になれない
飛ばして最後だけでも見るとしよう 
あら、局後のポイント解説があった、非常にめずらしい
終盤でピッタリの詰み筋があったのか
きれいな詰将棋のような詰み筋だ
こういう解説をしてくれるのはとてもいい これからもやって欲しい

今期の銀河戦では相穴は2局目か3局目だろう
もしプロ将棋が相穴ばっかりになったらイヤだけど、
今くらいの出現度なら、それほど気にならない 

ところで、山田久美さんはひさしぶりに聞き手として見た気がする
この人、若いころはものすごい美人だったんだよね
今から7~8年くらい前、チャイナドレス姿を生で見たことがあるけど、
それはもうクラクラきたものだ チャイナドレスが似合う女流ナンバーワンだ
ちなみに自分は、今流行りのメイド姿の衣装には、全然何も感じない・・・
このあたりも将棋の戦型と同じで、個人の好みの問題だろう
2008.01.22 順位戦の展望
ここまでの順位戦について自分の感想を書いてみる

A   羽生と三浦が6勝1敗か 三浦がここまでやるとはねえ
    仮に三浦が名人になったら・・・なんか・・・全然しっくりこないが、どうなるか
    降級のほうは、行方はほぼもうだめだろう あと一人は康光と久保の決戦だ

B1  深浦と鈴木が早くも昇級決定 降級は中川と島がヤバイのか
    中川は、NHK杯の対羽生戦がひびいいてるのかもしれないなあ
    島は、順位戦はいつも終盤ギリギリで降級回避していたが、今回はだめぽい
    総当りだから、まあ仕方ない

B2  屋敷と山崎が自力 この二人に上がって欲しいものだ
    他の顔ぶれでは、B1では通用しそうにない

C1  広瀬と阿久津が自力 アナグマンの広瀬が穴熊だけでどこまで勝てるのか
    興味あるので、上がるのもいいと思っている 阿久津はぜひ上がって欲しい

C2  ここは誰でもいい 糸谷と豊島に上がって欲しいが、
    さすがにまだ6時間の持ち時間に慣れていないのだろう

三段リーグ なんといっても注目は、特例で初段から入った吉田だ 今9勝1敗か 
       二段で足踏みしていたけど、負けていたのが香落ち戦ばっかりだったから、
       三段になってきっと楽になったのだろう    
2008.01.22 R4連勝
昨日、不本意な負け方で名人戦3連敗してしまったが、
HN GizumoでひさびさにRを指したら4連勝した これで1600点台に復帰した(^^)
ファイル名:名人戦vs右四間.kif
開始日時:08/01/20 22:03:34
棋戦:名人戦対局室
先手:初段の人
後手:momonja (Gizumo)

▲7六歩 △8四歩 ▲2六歩 △8五歩 ▲7七角 △3四歩
▲6六歩 △4二銀 ▲7八銀 △6二銀 ▲4八銀 △5二金右
▲4六歩 △3二金 ▲4七銀 △4一玉 ▲5六銀 △4四歩
▲5八金右
*出だしは先手は陽動振り飛車にするつもりかと思ったが、居飛車だった
△5四歩 ▲6八玉 △4三金右 ▲3六歩 △3三銀 ▲4八飛
*あら、右四間か
*角道を止めてから右四間はめずらしい
*てっきり銀矢倉と思っていた
△3一角
*ここは▲5三銀~▲4二銀左引~▲3一玉とかまえるのが安全な指し方
*だけど、この場合は先手の角道が止まっているのでこれもある手だと思う
▲3七桂 △8六歩 ▲同 歩 △同 角 ▲8七歩 △7七角成
▲同 桂
*あれ、△8八角はいいのかな?
*感想戦では、先手の人は△8八角打をうっかりしていた、とのこと(^^;
△8八角 ▲2五桂
*ここで△9九角成としたのが敗着
*△4二銀なら、まだ指せた 分岐しておきます
△9九角成 ▲4五歩 △5三銀
*この手も▲7一角があり、とても危険
*▲3三桂成には、△同桂で受かっていると思ったが、全然勘違いだった
▲3三桂成
*△同桂は、▲4四歩~▲7一角で先手優勢 △同金直も、▲6五桂~▲4四歩~▲5三銀打でつぶれ
△同金寄 ▲7一角 △5二飛 ▲6五桂
*ぐわあ、ピッタリの一手だ こういうふうに、桂馬を2枚跳んで攻めに使えるときは、ほとんど優勢だ
*たとえ桂一枚くらい損しても、攻めが続けば勝ちにつながる 相手は桂馬は持ち駒に持っても、桂は受けには向いてない駒なので、使えない場合が多い これは覚えておいて損はないです
△6四銀 ▲4四歩 △4二歩
*これで一段落してくれれば、と思った
▲3五歩
*ふつうに▲5三銀もあっただろう これも手筋
*ここで次の手は、まだしも△7二飛だった 分岐しておきます
△6五銀 ▲同 銀 △6六馬 ▲3四歩 △同 金 ▲4三銀
*ぐわあ、もうダメポ
△4五香
*やけくそで香車を打ってみた
▲5二銀成 △同 玉 ▲4五飛 △同 金 ▲5三香
*ぐわあ、詰みだ
△6一玉 ▲5一飛
*▲6二銀△7二玉▲8二飛までの3手詰みだった
△7二玉 ▲5二飛成 △8三玉 ▲8二龍 △9四玉 ▲8五銀
*自分としては、まったく不出来きわまる一局
*これは最低レベルの棋譜なんで、こんな簡単に初段に勝てるとは思わないでね まあ勝てることもあるけど(^^; 
&読み込み時表示
まで67手で先手の勝ち

変化:48手
△7二飛 ▲3四歩 △同 金 ▲4三銀 △3三金引 ▲3二銀成
△同 玉
*こっちのほうがまだ勝負だったと思う

変化:36手
△4二銀 ▲4五歩 △同 歩 ▲同 銀 △4四歩 ▲同 銀
△同 金 ▲同 飛 △4三歩 ▲4八飛 △9九角成
*これなら、充分勝負だったと思う
ここを見ている人は、いったいどうやってこのページを見つけたのか、
自分でも疑問だ まあ2chの棋書スレから来てくれた人がほとんどだろう、とは思う

「将棋 ブログ」で検索すると、この「ギズモのつれづれ将棋ブログ」は
Yahooでは129番目、Googleでは42番目で出てきた
おお、Googleではけっこう地位があるなあ Yahooでは見つけるには絶望的な位置だ

24のリンク一覧に、リンクを貼ってもらうのが一番なんだろうけど、
ずっとこの先、続けていく自信がまだないんだよね
なんだかんだいって、4ヶ月続いてるけどね
あー、2連敗してしまった これで通算4勝4敗
1局目× vs三間振り飛車 中盤まではいい勝負
2局目× vs矢倉崩し右四間 まったくいいところなし

木村八段をののしってる場合じゃないなあ、これではね
でも、奇跡的に対局ポイントが自分より上の2人で、さほど影響はないと思われる
自分は2ポイント獲得で、これで本戦には近づいた(^^;
でもまだ全然当確ではない
7位にすべりこめるかどうか、ギリギリのところだ

・・・で、今もう一局指したらば、もう全然いいところなしのボロ負け
3局目× vsゴキゲン中飛車
全然手が見えないのに、なんだか楽しくてバンバン指しちゃう
時間を全然使わずに負けた もう今日はやめたほうがいいわ、だめだこりゃ(^^;
佐藤康光二冠vs木村一基八段
解説 野月浩貴

「木村、頭髪薄いよ、何やってんの!」とツッコミたくなる内容だった
この一局は期待していただけに残念きわまる

後手康光の△3三角の挑発に先手木村がのり、角交換の相居飛車の力戦模様になる
中盤、木村が▲4六角と自陣角を打ち、先手ペースか、との野月の解説
ここまでは良かった しかし△3七歩成を単に▲同角したのが謎だった
ここは100人いれば、100人とも▲3三歩成と桂を取るはずだ
ところが木村は単に▲同角だったため、△4五桂と手順に跳ばれるハメになった
これで先手が悪くなり、これ以降先手にチャンスは回ってこなかった
うーん、ありえねー
最後は木村は飛車を取り戻したものの、あっというまに寄せられて終了・・・

うーん、ありえねー、ともう一回書くしかない、そんな内容だった 完
第16期 銀河戦
本戦Hブロック 4回戦
高崎一生四段 vs 豊島将之四段
対局日: 2007年11月20日
解説:飯島栄治五段
聞き手:伊藤明日香女流1級

今期ここまで高崎は9勝8敗
豊島は17勝5敗
関西期待の星、17歳の豊島登場
高崎もまだ20歳、若手どうしの一戦

千日手指し直し局
先手高崎で▲7六歩~▲7五歩の早石田超急戦になった
豊島は△9二角と打ち、高崎も▲5六角の打ちあいで
角と角vs飛車と飛車の乱戦模様だ

で、内容なのだが、高崎に誤算があったのか、
先手の桂損となり、馬と角で攻めたはずが全然攻めになっていなかった
あとは豊島が一方的に攻め、短手数で終わった
番組開始から一時間かからずに投了となった
後手は序盤から伸ばした歩、そして左桂がすべてムダなく働いた
豊島の一手の緩みもない完勝だった
こんな将棋を指せたら、さぞ気分がいいだろう
大差がついたが、自分としては、こういう(どちらか一方が)完璧に指した一局というのは好きだ

豊島は4連勝となり、これで決勝トーナメント出場ほぼ当確だ
17歳の新人、要注目だ
第16期 銀河戦
本戦Gブロック 4回戦
川上 猛六段 vs 西尾 明五段
対局日: 2007年12月11日
解説:富岡英作八段
聞き手:石高澄恵女流二段

今期はここまで川上は14勝6敗
西尾は11勝8敗
「C2の番人」の異名をもつ川上登場 今期も勝率7割と、好調だ
西尾はあんまりめだたない
そういえばまるごと90分で出たとき、ギターがすごくうまかった

先手川上で、相矢倉の力戦模様
序盤、後手が居角のまま△6三銀型だったので、これは矢倉崩し右四間が見れるかも、
とワクワクしたのだが、後手は右四間にはしなかった ちょっと残念
先手は▲7九角、後手は3手角で△7三角とした
本格的な相矢倉戦になると、定跡が難しすぎて自分はがっかりするのだが、
この後手が力戦模様に組む場合は、けっこう好みだ

中盤後手が△6五歩~△4五歩と動いたが、これが指しすぎだったようで
負ければ敗着だった 川上が▲6四歩!と突いたのが軽い好手で、
△6二金打ちで、あら、これはもう終わったかも、と思った
実際、解説の富岡も「後手困った」と言っていた
手が進んで、▲8一馬に△6四飛とわざと逃げたのが勝負手だった
この△6四飛にはビックリした

△4九角の飛車金両取りがかかったとき、川上は▲2五香と打ったが、
これが敗着で逆転した ここは▲6八飛といったん受けておくべきだった
なんだか24の初段レベルでありがちな逆転だ(^^;

が、川上は感想戦で「僕の将棋ではここで飛車を逃げる手は永遠にない」
と言って、川上の美学を聞けて面白かった
しかしやっぱりまだ後手玉は寄らないし、美学は置いておいて、飛車を逃げるべきだった
飛車を取られて△3三玉と早逃げされてからは一方的な展開になった
川上は投げきれずに指したが差は広がるばかりで、投了となった

川上の中盤の▲6四歩の好手、西尾の△6四飛の勝負手、
そして川上の終盤での飛車を逃げなかったミス、
ポイントがはっきりしていて、見ていて楽しかった
富岡の解説も良かったと思う 自分的になかなか面白い将棋だった 
最近、TV将棋を見ていて面白いと思うことがなかったので、かなりほっとした
昨日まで、けっこうヤバかった 将棋のことを考えるのがいやだった
でも今日休んで、少し将棋に対する意識がマシになった
でもまだ大事をとって、今日の金曜の名人戦はパスすることにした
明日になったら将棋をやりたくなっているかもしれない
まあ、15人リーグなんで、仮に明日も休んでも大丈夫なんで、いいとしよう

で、またドラクエ3をやっている・・・
金曜の夜の24の名人戦開始まで、将棋を中止することにした
次の更新は土曜になりそうです

あー、今カウンタを見たら、1000を超えてるなあ
こんなどこの馬の骨ともわからんヤツのブログを見てくれて、どうもありがとうございます
これまでの記事の中で、自分自身で読んでみて面白かったのといえば
・・・FC版ドラクエ3だ(^^;
第16期 銀河戦
本戦Fブロック 4回戦
佐藤和俊四段 vs 藤原直哉六段
対局日: 2007年10月18日
解説:伊藤 果七段
聞き手:安食総子女流初段

今期ここまでの戦績は、和俊は17勝4敗と驚異の数字
対して藤原も10勝3敗となかなかの数字だ

和俊の中飛車で角交換になり、藤原は中央に2枚銀の形をつくって受けた
藤原は感想戦で、「先手に何か動いてもらおうと思った」というのだが
個人的には、受身になって先手からの攻めをしのぐ展開になるので
この後手の形を自分はもつ気がしない
5筋の位をわざと▲5五歩と取らせて、その歩をねらいにいって押さえ込みにいくか、
やはり5筋の位をとらせて、もう居飛車穴熊に組んでしまうか、どっちかがいいと思う
もちろんこれは好みだけどね

本譜は▲6一銀の瞬間に△3一金と打って受けたら、まだまだ難しかったようだ
最後は左の桂まで▲6五桂~▲5三桂成と使われて、負けになった

この将棋、瀬川は銀河クラブでどう解説するのか、と思っていたら
瀬川はほとんど駒を並べただけで終わってしまった・・・

和俊はこれで18勝4敗と絶好調なのだが、特にどこでそんなに勝っているのか、
まったく印象が残らない 姿、言動も地味だし・・・
自分は、最近の将棋観戦の不調のせいか、
この将棋を見てもあんまり何も感想がわかなかった

将棋観戦が不調、というのもめずらしいが、うーん、ここのところ自分の将棋の
許容量をオーバーしているのかもしれない まあとにかくこれで暮れの2週間の遅れから
銀河戦は現状に追いついた 自分の将棋観戦の感度が戻ってくることに期待するしかない
開始日時:08/01/11 22:45:08
棋戦:名人戦対局室
先手:二段の人
後手:momonja (Gizumo)

▲7六歩 △8四歩 ▲6六歩 △3四歩 ▲6八飛 △6二銀
▲1六歩 △1四歩 ▲3八銀 △4二玉 ▲4八玉 △3二玉
▲3九玉 △5四歩 ▲2八玉 △8五歩
*そろそろ飛車先を決めるか、とのんびり考えていた
▲7五歩
*げえ、立石流だった・・・緊張感ががぜん上がる
△5三銀
*この一手は、あとから考えたら自分の構想と合わず、良くなかった
▲6五歩
*やっぱりキター
△5二金右 ▲7八金
*さあ、ここで私は長考した ふつうに▲7六飛型に組まれてしまっては、もう居飛車がわに勝ち目がないと思う それくらいの局面と感じていた
*深浦の最前線本では、角を持ったときに△5三角と自陣に打って7五の歩をねらう筋が有力と書かれてあったのを思い出した
△8八角成 ▲同 銀
*しかし5三は銀が上がっていて、△5三角とはできない ならばこれはどうかと思って次の一手を指した
△8四角
*この一局を賭けた角打
*これが成立しているのかどうか(結論としては、△8四角は成立してはいるものの互角の形勢と思う)
▲6六角
*△7五角と出られると、5七の地点も狙われる △7五角を防いでの角打ち
△4四銀
*次に△5五銀と出る手を見せる
*ここで▲7四歩の一気の決戦もありそうだが以下△6六角▲同飛△7四歩▲6四歩△7五角で、難しいようだ
▲5六歩
*ここの歩を突かせれば、先手陣は薄くなるのでいけるんじゃないかと思った
*とりあえず、もう先手は石田流に組める将棋ではないので私はほっとした
△4二金寄
*これで後手陣の囲いは完成
▲6七金 △5二飛
*あとは、先手の左の金銀が整わないうちに、なんとか早く戦いを起こしたかった
▲5八飛
*さすがに5五歩からは仕掛けさせてもらえないよね(^^;
△6二飛 ▲7六金 △6四歩 ▲同 歩 △同 飛 ▲6五歩
△6二飛
*とりあえず一歩もった
*先手は手が広くて、実践的に最善手がわかりにくいと思う
▲7七桂
*激指4の検討モードによれば、先手としては▲8五金と出て、もう早く8四の角をせめていったほうが良かったようだ
*しかし▲8五金は△6五飛があるので実戦では指しにくい手だ
△7四歩
*ここで先手は▲同歩△6六角▲同金のほうが良かった
▲8五桂
*あまり意味のない桂跳ね
*桂をこちらに跳ねるくらいなら最初から8九のまま跳ばないのとほとんど変わらなかった
△7五歩 ▲同 角
*▲同金もあるが、どのみち△同角と切られる
△同 角 ▲同 金 △6六歩
*本譜は角が捌けただけという形になった ここに歩が打てて一気に勝ちになった
*先手としてはもっと時間を使って8四の角を金でいじめる順を読むべきだっただろう
▲6八飛 △5七角
*以下、押して行って勝ちになった
▲5八飛 △6七歩成 ▲5七飛 △同 と ▲7四歩 △7八飛
▲7三歩成 △9二飛 ▲6六角 △5六と ▲7七角 △4七と
▲6七角
*飛車を詰まされたので、あれ、おかしくしたか?と一瞬思った
△3八と ▲同 金 △7七飛成 ▲同 銀 △5五角
*が、この角打を見つけてほっとした 相手も角2枚をもっていたので、飛車は取られてもしかたなかったところだ
▲7六金 △7三桂
*と金をはらって、やはり後手が断然良しだ
▲6六銀 △8五桂 ▲5五銀 △同 歩 ▲8五金 △5六銀
▲8九角 △4六桂 ▲3九金 △4七銀不成▲4八歩 △3八銀打
▲4七歩 △3九銀不成▲1七玉 △3八桂成 ▲3六歩 △2五金
*変な寄せ方 ここでは△2八銀不成▲2六玉△3五金以下、必至をかける順で勝ちだった
*まあこの金でも勝敗は変わらなかった 以下は解説なしです
▲2六歩 △3六金 ▲3七歩 △2八銀不成▲1八玉 △2九銀不成
▲1七玉 △3七成桂 ▲3九桂 △3五銀 ▲2五飛 △3三桂打
▲3五飛 △同 歩 ▲4九角 △8八飛 ▲6七角右 △2八飛成
1月6日 ○ 増田裕司 中原 誠 ● 3回戦 山崎隆之
一つ前のこの放送は、自分が年末にDVDレコーダーをいじったため録画に失敗した
一手損角換わりだった模様 まあ地味な顔ぶれだったのでいいとする
で、今回の放送
1月13日放送 丸山忠久九段vs 三浦弘行八段
解説 先崎 学

これを見たわけですけど、これもまた内容が難しいよ・・・
自分にとっては最後の15分を見れば充分だった

後手が△4四歩を止める相居飛車持久戦 先手4枚矢倉vs後手銀冠
どっちも王様がめちゃ固い 途中、後手玉が入玉模様になりそうだったが
押し返されるといった展開 ぐう頭がついていかない て、いうか見ていて眠い
最後は丸山が寄せをしくじり負け いったいこの1時間以上の間、何が起こっていたのか
わからない・・・orz ここのところ自分の将棋を見る能力が落ちているのだろうか
ロクな感想がもてない どうしたことか

先崎のヒゲの顔は、まあ、ようやく見慣れてきたってところだ
やっと前のメガネがトレードマークだった顔を思い出さなくなってきた
しかし、ほっかむりをかぶって、ふろしきづつみを背中にかつげば、
時代劇に登場する盗っ人がそっくり似合うヒゲ面、と思っているのは自分だけではないはずだ
現在のところ自分は4勝2敗 まずまずの成績というところだ
自分のリーグは実力的に同レベルで、星の上でも大混戦というところだ
(何年か前の24の名人戦だと、よく過少申告が問題になっていた)

1戦目○ vs角換わり形の筋違い角 
2戦目○ vs立石流四間飛車
3戦目× vs右玉 
4戦目○ vs玉頭銀 
5戦目○ vs四枚振り飛車穴熊 
6戦目× vs相掛かりから持久戦矢倉模様

ひさしぶりに実戦をこれだけ指し、やや将棋に対しておなかいっぱいだ
銀河戦の更新がどうなるのか 前期の銀河戦の感想の更新は完全に頓挫してしまった
これは自分でも見てもいないので、どうにも仕方が無い

実は名人戦の自戦解説はやる気がある
が、自分に解説するだけの実力が足らないのと
解説に向いている棋譜というのが難しい
まあ気楽に書こうかなと思う vs立石流は棋譜的にけっこう面白かった 
さっきUPした棋譜ですが、今激指4の検討モードで一手一手進めてみていると、
最後相手の人が5手詰みを見逃していたあああ 本当は大逆転だったああ
最後、▲3五竜が大悪手で△7九金!以下なんと即詰みでした・・・うわあああああorz
どこがRのわりに内容の良い一局なんだよ、おーい!やっぱり初段レベルじゃないか!
でも面白いから棋譜解説はそのままにしておこう
負けて悔しいのでもう一局指しました
居飛車急戦vs玉頭銀になりました
直線的な面白い将棋になったと思うので実戦譜として貼っておきます
興味ある方は、お手数ですが以下をコピペして貼り付けて見てください
行数は多いんですけども、手数は短いです
対局してくださったsagami-no-kuniさん、感想もしてくださり、ありがとうございました

棋戦:名人戦対局室
先手:momonja (Gizumo)
後手:sagami-no-kuni

▲2六歩
*初手なら▲2六歩が私の指し方
*この出だしは、序盤からの超乱戦を防いでいる意味がある
△3四歩 ▲2五歩 △3三角
*もう飛車先を決めてしまうのもギズモ流です
▲7六歩 △4四歩 ▲4八銀 △4二飛
*おお、四間飛車だ
*しかも角道を止めているタイプだ 棒銀が使えるかも?
*以下駒組みが続く
▲6八玉 △6二玉 ▲7八玉 △7二銀 ▲5六歩 △7一玉
▲5八金右 △3二銀 ▲9六歩 △9四歩 ▲3六歩 △5二金左
▲6八銀 △8二玉 ▲5七銀左 △4三銀
*ここからは一手ずつ難しい
*とりあえず相手の様子を見たい
*
▲6八金直 △1二香
*相手もこちらの様子見だ(^^;
▲4六歩
*これも様子を見た一手だったのだが・・・
△5四銀
*玉頭銀!この▲4六歩を見て玉頭銀に出るのが振り飛車側のポイント ▲4六歩が突いてあるため、4五の地点で歩がぶつかり一気に乱戦に持っていけるのが後手のねらいだ
▲3七桂
*▲3八飛もあると思う
*なんとなく、正面から玉頭銀を受けてみたかったので桂馬を跳ねた
△6五銀
*キタわー
▲2四歩
*わけわからないけど、一気に勝負をつけにいった
△同 歩 ▲4五歩
*でも攻めないといけない もう△7六銀は受からない うまい受け方がない ▲7七金などはやる気がしない手だ
△7六銀 ▲4四歩
*これを△同角で▲7七歩という進行かと思ったら・・・
△9五歩
*げえ、何か相手の研究手ぽい手だ うーん、自分はと言えば、玉頭銀の本である藤井本第3巻は棒銀のところしか開いたためしがない(^^;
▲同 歩
*どうやっていいかわからないので取った もう形勢に自信がない
△9七歩 ▲7七歩
*変な感触の手 だって△8五銀がピッタリだもの
△8五銀 ▲9七桂
*もうすでに勝負手だ
*相手の人はここで長考した
△9六銀
*うーん入ってきたか
*引くのも当然あったと思う
▲7六歩
*うーんこれもわからないところだ 単に▲4五桂としたほうが良かったか ▲4五桂△4四角▲2四飛△3三桂か・・・わからない 
△3五歩 ▲同 歩
*これが悪手だった 歩切れにさせようと思ったのだが全然勘違いだった 歩は4四に落ちていた
△3六歩
*この歩でと金を作られるハメになった
▲4五桂 △4四角
*ここから捌きあいになる
▲2四飛 △8八角成 ▲同 玉 △4五飛 ▲2一飛成
*駒割りは互角だが、次の手が痛い
△3七歩成
*イタイ 形勢は後手リードだ
▲9四桂
*とりあえず勝負手だ
△同 香 ▲同 歩
*次の手を後手の人は局後、悔やんでいた 
△4八と
*この手を悔やんでいた
*次の先手のねらいの勝負手は何か?
▲9三歩成
*勝負手だ 何か起きるかもしれない
△同 玉
*ここで私の棋譜としてはめずらしく、次の一手のような手が出た
▲8五桂
*いけえーと跳ねた なんだか良さそうな手だ すでに形勢は難しそうだ
△同 飛 ▲9六香
*銀が取れて、なんだかやれそうな気がした
△9四歩
*ここで私は次の手にかなり考えた どう読んでみても、8五の飛車がじゃますぎる 飛車を攻めるしかないという結論に達した
▲8六香 △3五飛
*この飛車を逃げた手はどうだったのか・・・
*この2手のやりとりはこちらが得したように思う
*でも▲8六香はこちらの権利だったのかもしれない
▲7一角
*これも長考のすえ、これしかないと考えた 15分をほぼ使いきり、あとは私はずべて一分将棋になった
△8二銀
*△8二桂だと、▲9一銀がある
*後手は△8二銀と角に当てて受けなければいけない
▲9四香 △同 玉 ▲8二角成
*これでどうなっているのか
*このとき自分では自信がなかったのだ 3五の飛車の利きが強いので難しいと思っていた 実は2一の竜は6一竜と切る筋しか考えてなかった(^^;
△9六桂
*王手、キタわー ぐう、きわどい終盤になった
▲7八玉 △5八と
*ここでピッタリの一手があった
*当ててみてください
▲2四龍
*この一手がドンぴしゃり!これで勝ったと思った、が、矢内の至言「勝負は最後の5分間にある」と思い出した まだ気を抜かない
△6四香 ▲3五龍
*この竜が、受けにも利いている
*△6五桂を打たせない意味がある
△8九角 ▲7七玉 △7八金 ▲同 金
*以下、詰まない 感想戦では、後手の敗因は▲9三歩成の勝負手を許したところにあるということだった 24の初段どうしの一局だったが、Rのわりには内容の良い一局と思う まあ一直線だったからかもしれない
▲相手の右玉vs△自分の居飛車左美濃になる
中盤、こちらが優勢になったのに、最後の最後で逆転負け~
ああ、不敗伝説がもう終わった
今11時ちょうど、あと一試合やるかどうか迷う

うーん、ここは我慢してやめておこう
3局目ではじめて局後に感想戦らしき話があった
「強いですね」と言ってくれた
まあ、(点数のわりに)という意味ではあろう 私のRは1600点台だしね
やっぱり話がちょっとでもあるとうれしいね
第16期 銀河戦
本戦Eブロック 4回戦
村田智弘五段 vs 中村亮介四段
対局日: 2007年12月13日
解説:石田和雄九段
聞き手:村田智穂女流初段

村田は今年度ここまで13勝6敗
中村亮介は今年度ここまで16勝11敗

村田兄が対局しているところを、村田妹が聞き手という、めずらしい一局
後手亮介の四間飛車に対して、先手村田は急戦派と言っていたので楽しみにしていたのだが
なんと居飛穴に組んでしまった
亮介は△1四歩~△1三桂の趣向を見せる
対して村田は△4五歩と突かせて、角を▲7七角ともどす
ここらへんは急戦とは全然違う感覚だ

ワカレが一段落して、▲4四香と田楽指しに打ち込んだところでは穴熊側がやれそうだった
感想戦では、83手目の▲9四歩が疑問って言っていたが、
これは自分のレベルにはわからない

▲6三歩成と後手玉を広くしてしまったのは、絶対にない手で、
そこからは亮介の独壇場だった
一枚一枚バリバリ穴熊を剥がしていって、見ていて爽快だった
△4八角なんていうのをさらりと指すのはすごい

石田九段の解説は、ひさしぶりに見た 棋力の衰えをそれほど感じさせず、良かったと思う
話も往年のように楽しかった

今回、自分は村田智穂の胸に注目して見てしまった
だって、どうにもこうにもペッタンコなんだもの
伊藤明日香のそれと比べてしまった(^^;
まあ、どっちを取るかと言われたら、自分なら前者を取る
そんなこと言われないか
第16期 銀河戦
本戦Dブロック 4回戦
横山泰明五段 vs 糸谷哲郎四段
対局日: 2007年11月22日
解説:阪口 悟四段
聞き手:古河彩子女流二段

先手横山の中飛車に後手糸谷が居飛車から角交換
お互い自陣角を打ち合う力戦模様になる
ポイントがどこなのか、とても難しい将棋になる
ていうか、難しすぎた・・・
解説の坂口は、しゃべる量は多いのだが、聞いていて何が言いたいのかよくわからない
実際、この将棋、形勢判断や、攻めるべきなのか守るべきなのかすら
難しいところが多かった だから解説の坂口のせいばかりではないだろう

困ったので、またしても銀河クラブを見て感想を書く、という反則技に出る(^^;
というか銀河クラブが放送されてから感想を書くのでは、
このブログの存在意味があまりないな・・・orz

遠山先生は終盤の79手目から解説開始、87手目の▲7八金が好手だそうだ
もし▲5九金と逃げると△8六馬直~△6二歩がねらいとのこと なるほどなあ
そしてその後の△4九銀が当然の一手に見えて、敗着というではないか
ここはじっと△5五同歩で、先手に何か指させるべきだったとのこと
△7五飛に▲6三馬がピッタリの好手で、
最後は糸谷があきらめたため△3二銀から、あっというまの寄せが決まってしまった
ここの2局はどうにも感想を書くのが難しかった この辺で勘弁してもらいたいと思う

ちなみに遠山によると、横山は「中性的なイケ面棋士で王子様ぽい雰囲気」とのことだ
銀河戦と銀河クラブでは横山の横顔しか確認できなかった
連盟の横山の写真を見たが、イケ面まではいかないのでは・・・
でも連盟の写真は無茶苦茶で有名だから、参考になるかどうか
横山の黒いメガネ越しの姿を見たら、そう見えるのかもしれないなあ
第16期 銀河戦
本戦Cブロック 4回戦
阪口 悟四段 vs 長岡裕也四段
対局日: 2007年11月21日
解説:大野八一雄六段
聞き手:久津知子女流初段

長岡はここまでの今年度の戦績5勝9敗、
対する坂口は今年度の戦績15勝7敗、数字では坂口が圧倒している

先手長岡の居飛車vs後手坂口ゴキゲン中飛車で、角交換の乱戦模様になる
この将棋、ポイントがありすぎて、見ていてわけがわからなかった
解説の大野の指摘した手のほうが良い手の場合も多かったと感じた
実際、形勢も3転4転したと思う
あまりにも形勢が変わりすぎて、プロらしくない一局ではあった

が、最後は長岡の見事な寄せ方で長岡が勝った
▲6三金からバラしての▲4五角と出た順は実に見事だった
129手目からは、もし長岡が解説の大野の手順通りに▲2五角~▲3四竜の順で
詰ましにいっていたら、△2四角と合駒する手で逆王手があり、
大逆転だったというのは面白かった

自分としてはこの一局、このブログにどう感想を書こうかと困った対局だった
助けを借りるため、銀河クラブの遠山の解説をかなり参考にしてしまった
遠山は実にすばらしい解説だった
終盤にポイントをしぼり、わかりやすく説明していた 自分の中で、かなり遠山株が上がった
名人戦に参加しました
2局指して、2勝することができました
勝因は、はっきり言って体調が良かったことです
来週の月曜にはHNをバラすんで、今のところは探さないでください
まあ調べればわかるかもしれませんが(^^;
明日、あさってもあるので体調のことを考えて、大事をとって今日は2局でやめておきます

で、ひとつ訂正で、おわびです
棋書レビューで自分の紹介のときに、はじめは私は「前回の名人戦に参加し~」と
書いていたのですが、前々回の間違いでした つまり前回の名人戦には参加していません
2chの棋書レビュー板にここのURLを書き込んでから2~3日後にそのことに気づき、
「以前の名人戦に参加し~」に変えました あのとき見てくれた人、すいません
2007年1月頃に24で名人戦が開催されていたことは、私は知りませんでした・・・(^^;
遅ればせながら、将棋世界2月号を、図書館で読んできた

この間亡くなられた真部八段の最後の対局の話が載っていた
弟子の小林宏の追悼文を読んだ
33手で真部の負けになったのだが、実は34手目に絶妙手を用意していたというのだ
△4二角・・・!この手をもし指すと、相手は確実に長考に入る
真部はもうこの将棋を指しつづける体力が無い
そうすると、相手の手番だから投了できなくなる
だから△4二角を指さずに投了したというのだ
△4二角~△9二香~△9一飛の端攻めを見て、後手良しではないのか・・・

まるでマンガ月下の棋士のようではないか いやそれ以上の話かもしれない
そして後日、村山vs大内戦で同じ局面が現れ、大内が△4二角を指す
村山は大長考の末、▲8九銀!と受ける これもすごい手だ
この△4二角は真部の幻の伝説の一手として、語り継がれるに違いない

2chから調べたら、こんなブログが見つかった ここは詳しく書いてますね 
勝手にリンクしていいのかわからないけど貼っておきます
http://blog.goo.ne.jp/handoroya/e/7d7fa9ca144183830b108947a4bf1d7c
2008.01.09 帰省中のこと
郷里である愛知県に帰省し、約2週間、将棋から離れて過ごした
詰め将棋本などの将棋の本は持っていったのだが、全然やる気にはならなかった
全く将棋に触れることのない2週間だった

せっかく家族5人がそろうのだし、将棋のことはこの間は忘れようと思った
が、もう10日目あたりから禁断症状がでてきた
将棋のTV番組を見たくて見たくてたまらないのだ
大阪の家には、この間に放送された大量の将棋番組がDVDレコーダーに録画されている
もうそれを見たくてたまらなくなっていた
帰省があと3日ほど遅かったら、もう自分だけ一人で先に新幹線で大阪に帰っていただろう

基本的に郷里ではやることがない
食事のときはみんなで集まって、しゃべりながら食べる
漫才のM-1グランプリのサンドウィッチマンを全員で見たりもした

が、昼間はどうしても各自一人になる
父はギターを弾いているし、母はヨガをやっている
兄はサンドウィッチマンの他のネタをパソコンでダウンロードしている
妹は名古屋の友達のところに出かけている
自分はといえば、スーパーファミコンのエキサイトステージ95というサッカーゲームと
ドラクエ5を一人で黙々とやっていた

兄妹と3人でテトリスの対戦もしたが、これが妹がなぜか一番強く、勝てない
自分の兄としてのメンツ丸つぶれだ 最後には「俺はお前の拳では死なん!」とばかりに
負ける直前にスーファミの電源をブチ切って終了した

兄と妹が仕事のため、先にそれぞれの場所に帰った
そうなるとさらにやることがない もう頭がフニャフニャになってくる
将棋がないと、確実に頭がボケるな、と痛感した

大阪に帰って、銀河戦を見れてほっとしている
自分にとって、将棋はもはや人生の必需品になっている
第16期 銀河戦
本戦Bブロック 4回戦
村山慈明四段 vs 高野秀行五段
対局日: 2007年10月23日
解説:加瀬純一六段
聞き手:長沢千和子女流四段

新人王を取った村山登場 今期の成績もここまで18勝5敗と絶好調だ
対するは高野 高野は、スカパーの講座で角換わりの解説をやっていたのを見た
「つるののTSR」という番組にもよく出ていた記憶がある 親しみが持てる人柄だ

先手高野で、後手村山の一手損角換わりになる
先手の早繰り銀に対し、後手が腰掛け銀で受ける
すなわち先手のパーに対して後手はチョキを出したということだ

そして村山が一歩を犠牲に馬を作り、ずーっと駒組みが続くという展開
開始から55分ほど早回しして飛ばした(^^;

66手目、村山が突然、△7五歩と仕掛ける
いったい何が狙いなのか、さっぱりわからない
解説の加瀬も手の意味が見えず、困っていた
さらに△6五歩、△5六歩と突き捨てた
これを先手は▲同角と取ったのが敗着、との銀河クラブでの遠山の指摘だった
▲同歩、とじっと我慢するべきだったそうだ
△7六歩のパンチが入り、後手優勢になった

その後も村山の指し方は正確だった
自分が一番参考になったのは、88手目だ
何か先手陣を攻める手を指すのだが、それが自分には見えなかった
正解は△4九馬、この馬をひとつ寄る手だった
大駒をひとつだけ動かす手というのは浮かびにくいと思う

あとは村山の寄せを見るばかりとなった
村山のみごとな完勝譜だった △7五歩からの攻めは、かなり感心した
村山は順位戦はC2で、6勝1敗で現在自力昇級の範囲か
順位戦での村山の星に注目してみようと思った