今回は自分の対局ではなく、観戦した対局を紹介します
24の名人戦で私が「待ち」にして相手を待っている最中、
同リーグの人の将棋を観戦していました
▲四間飛車vs△右四間でした その将棋を解説します
先手の方の、序盤の駒組みから中盤のさばきが絶品です

ファイル名:四間飛車での右四間対策▲5七銀型.kif
開始日時:08/02/03 21:00:40
棋戦:名人戦対局室
先手:初段の人
後手:初段の人

▲7六歩
*四間飛車党の人に見てもらいたい一局
△8四歩 ▲6八銀
*この手で、▲6八飛、または▲7八銀だと今回の作戦はできないので注意です
△3四歩 ▲6六歩 △6四歩
*相手は右四間のようだ
▲5六歩 △6二飛 ▲5七銀
*この銀上がりが本局最大のポイント
△7二銀 ▲7七角
*角に桂馬のヒモをつけたのと、後の△8五桂を誘っている意味がある(▲5七銀型ですでに右四間対策をしているから)
△9四歩
*この手のかわりに、仮にいきなり△6五歩と仕掛けてきたら、▲6八飛△6六歩▲同銀で、それも一局
▲6八飛 △6三銀 ▲4八玉 △5四銀
*腰掛け銀+右四間 よくある戦法だ
▲3八玉 △4二玉 ▲2八玉 △3二玉 ▲3八銀 △5二金右
▲1六歩 △1四歩 ▲5八金左
*金は7八より5八に上がったほうが断然玉が固い
*居飛車党の自分からみても、5八で固められたほうがイヤですね
△4二金寄
*後手の工夫 「箱入り娘」という囲いだ
▲4六歩 △9三桂
*ここで△3三角~△2二玉でまだ固める手もある、それも一局 今回はこれ以上固める気はないようだ
▲3六歩
*落ち着いて歩をついておく 玉が広がるのと、▲3七桂と跳ねる空間をつくる
△8五桂
*いよいよキター しかし、先手も万全の構えだ ここからどうなるか
▲8八角 △6五歩
*これを▲同歩と取ってはならない △8八角成▲同飛△2二角で先手難局
▲8六歩
*攻めを催促する
△6六歩
*この瞬間、▲6七銀型でなく▲5七銀型なので、歩が銀に当たっていない
▲8五歩
*だから桂を取れる これが▲5七銀型作戦のミソだ
*ここで次に▲6七歩成だとどうなるか、分岐しておきます
△6五銀
*本譜は押さえ込みにきた
▲2六桂
*△4二金寄りとした手を逆手にとった、絶好の桂打ち
△3三角
*つらい受けだ ここでは▲6四飛と浮いて受けるのが優った
▲3七桂
*△3三角を狙って、好調な桂跳ねだ
△7六銀
*疑問手 後手としては、やはり△6四飛と浮いて、じっと8筋の歩を取り込む手で勝負すべきだった
*先手から▲8四歩と取ると、△8六歩の垂らしで先手困る △6四飛と浮かれた場合は、▲9六歩~▲9七角が有力のようだ
▲6六角
*角がさばけた
△6七歩
*なんとかして、さばかせないようにしようとする後手だが・・・
▲3三角成
*まずは角を交換
△同 桂 ▲7八飛
*うまい呼吸だ 先手快調
△6八歩成 ▲同 飛 △6六歩
*成り捨てから、垂らしてきた
▲同 飛
*当然、▲同飛 
△同 飛 ▲同 銀
*これで飛車、角がさばけた 先手優勢だ
△6九飛 ▲6一飛 △8九飛成
*これで後手も桂を取り返した 先手もまだ油断は禁物
▲6三角
*やや疑問と思う ここでは▲3四桂と跳ねるべき
*▲3四桂に△5二金寄りと逃げたら、▲2一角の一発で決まる
△5四角 ▲4一角成
*やや時期尚早の角切り ▲6三角ではなく、▲3四桂と跳んでおき、▲9一飛成で相手の手に対応していけば確実に優勢だっただろう
△同 金 ▲3四桂
*ここで桂を跳ねるのでは、金に当たらないので少し変 形勢がやや紛れた が、実はこれは▲2二金以下の詰めろ
△5二角
*詰めろを消して、後手もがんばる
▲9一飛成 △4四桂
*イヤな桂だ どう受けるべきか
▲4七金
*単に△3六桂は許さないようにすべき 仮に次に△3六桂▲3九玉△6七銀成▲同金△4九竜▲同銀△2八金までで、一気に負けになる筋がある
△3六角
*実戦的には△3六桂のほうが勝負だったか
*しかし、それは▲1七玉と逃げておき、ナナメの駒をわたさなければ大丈夫だ・・・と思ったが、△3六桂▲1七玉△1五歩以下とても危険、△3六桂には▲同金△同角とさっぱりさせて、▲6四桂△6三角上▲8二竜で、後手受けにくく先手優勢だ
▲5九香
*先手も辛抱のしどころ
△7八龍 ▲4八金打
*手堅い いい手と思う
△6七銀不成
*なぜ成でないのか、わからない
*仮に△6七銀成だったなら、▲5五銀と出て▲4四銀を見せて、攻めを焦らせるべきと思う
▲6八歩 △同 龍 ▲5七銀
*小技を使った うまい受けだ
△8八龍 ▲4五歩
*好手 もしこれを△同桂なら▲4二歩がある 
△4七角成
*もう切ってくるしかなくなった
▲同 金 △3六歩
*攻め合いになった
▲4四歩 △3七歩成 ▲同 金
*ここからは寄せ合い
*色々手があるけど、一例として見るといいと思う
△2五桂 ▲4三歩成
*△同角は▲3三歩がある
△同 玉 ▲4八歩
*固い(^^; さすが四間飛車党だ
△3七桂成 ▲同 銀 △3六歩 ▲同 銀 △4四桂 ▲4五銀
*次に△3五金なら▲4四銀~▲5五角の王手飛車の筋がある(その変化でも先手玉はギリギリ寄らず、先手勝ちのようだ)
△8五龍 ▲3五桂
*急所に桂が入った 先手勝ちになった
△3二玉 ▲4三角 △3三玉 ▲4一龍 △同 角
*ここで以下、実は即詰みがあった 分岐しておきます
▲4六銀 △4五龍 ▲同 銀 △4六金 ▲3二金
*実戦では以下詰んだが、実は危険な寄せ方だった
△同 銀 ▲同角成 △同 角 ▲2五桂 △2四玉 ▲3三銀
△3五玉
*敗着 △2五玉なら▲2六飛でも△3五玉で詰まず、どうにも後手玉が寄せにくく難解だった
▲4四銀上 △2五玉 ▲3五飛
*本譜は詰んでしまった だが、王手の連続だったので間違えたのも仕方ないところだろう
*序盤の駒組み、中盤のさばきは先手お見事だった
まで111手で先手の勝ち

変化:97手
▲4四銀 △同 玉 ▲3六桂 △3五玉 ▲2六金 △4五玉
▲3七桂
*これで詰んでいた が、相当見えにくい詰みなので、逃したのは仕方ないと思う
*自分も全く見えず、激指4に教えてもらった(^^;

変化:36手
△6七歩成 ▲2二角成 △同 銀
*ここで▲6七金と▲6七飛の2通りがあるが、わかりやすい▲6七飛をオススメします ▲6七金だと△7八角の強襲があり、ややこしいです
▲6七飛 △同飛成 ▲同 金 △7八角
*この手、または△6九飛から桂は取り返されるが、先手も駒がさばけていて満足の展開と思う
2008.02.08 最近のこと
図書館で、「ボナンザvs勝負脳」を借りて読んでいる これが面白い
もともとこの対局は、自分にとって2007年のベスト局だ
コンピュータ将棋の将来にも興味あるし、もっと早く読めばよかった
できたら、あとでちゃんと棋書レビューに感想を書いておくか

図書館で、さらに将棋世界3月号をパラパラと読んだ 
森下がボナンザvs渡辺を2007年のベスト局に挙げていた
それと、イメージと読みの大局観のページでは、千日手の話題になっていた
「千日手後手勝ち」のルールならどうか、の質問に、
藤井だけが肯定的な発言だったのは面白かった
自分の考えとしては、一度そのルールでやったらどうなるのか、
どこかの棋戦で導入してもらいたいものだ だめならやめたらいいと思う 
ただ、後手の勝率が低いからこそ、後手が工夫して色々な新戦法、新手が生まれてきた経緯もあるので、勝率に差があるからといって、悪い面ばかりではない、とも思う

マンガの「あさりちゃん」を60冊のセットで購入(でも3000円)、
さらにネットの@古本市場と、イーブックオフ等で、残りも揃え、計85巻フルコンプリートした
「あさりちゃん」は、母もどういうわけか読んでいるし、妹も電話で読みたいと言っていたので
かなり良い買い物をした

今までネットではアマゾンばかり利用していて、
@古本市場とイーブックオフの存在を知らなかった
でももう今後利用するかどうかはわからないけどね
何しろ、自分は大阪府のベッドタウンに住んでいるわけだけど、
自転車でいける範囲にブックオフなどの古本屋が5店もあるのだ 
さらに古着屋、生活倉庫(古道具屋)、レンタルビデオ店も家からかなり近くにある
とても便利だ ここは大阪のいいところだ ただもちろん、大阪は良い面ばかりではない
人が多いのにとにかく道が狭く混んでいるし、治安は今ひとつ悪い
(この前自分が落とした財布も結局でてこない、それに近所の家2件に最近泥棒が入った)
あと、夜、自転車で走っている人の約半数がライトを点灯していないのは恐怖だ
自分は鳥目なんだよね
相掛かりになったので、引き飛車▲3六銀戦法にしました
この戦法の特徴がよくでた一局と思います

ファイル名:24名人戦、相掛かり引き飛車▲3六銀.kif
開始日時:08/02/03 22:16:18
棋戦:名人戦対局室
先手:momonja (Gizumo)
後手:二段の人

▲2六歩
*名人戦、これが最後の対局になるだろう
*ここまで4勝7敗、6連敗中だ なんとしても勝ちたい
△8四歩
*相掛かりを受けてきた めずらしい
▲2五歩 △8五歩 ▲7八金 △3二金 ▲2四歩 △同 歩
▲同 飛 △2三歩 ▲2八飛
*こちらの作戦は引き飛車だ
△8六歩 ▲同 歩 △同 飛 ▲8七歩 △8四飛
*ここが後手の飛車の定位置 △8二飛だと、先手に原始棒銀に来られたときにやっかいだ
▲3八銀 △3四歩 ▲2七銀 △3三角 ▲3六銀
*引き飛車▲3六銀型にした
*この銀の位置は、2五と4五に出る手、4七に引く手が選べる意味があり、作戦的に手広いのだ
△7二銀 ▲7六歩
*ここで▲2五銀なら△3五歩で受かる
△2二銀 ▲6九玉
*2筋から攻めるのはとりあえずあきらめ、自陣の整備
*▲6八玉も考えられるが、こちらのほうが▲6八銀と上がれる意味があるので、持久戦向きだ
△9四歩 ▲9六歩
*端は詰められると端攻めが怖いので、受けておいた
△5二金 ▲5八金 △4一玉 ▲4六歩 △3一玉
*ここで自分は長考した 2筋方面から攻めるのは、あまりにも後手陣が堅いところなので気がひける 作戦をどうするか 次の一手は?当てたらすごいです
▲6六歩
*角交換を拒否した手 これで後手の角は使いづらそう
*後手陣が凝り形なので、角道を止めて持久戦に持ち込めば作戦勝ちが狙えるのでは、と思った
△4二角 ▲6八銀
*▲6九玉にしておいたおかげで、銀が6八に上がれる
△5四歩 ▲6七銀
*雁木もようにしておいた
△3三銀 ▲7九玉
*これはプラスになるかどうかとても難しい
*玉は6九のままのほうがいい場合もある
△7四歩
*ここから先手はどう手をつくっていくか
▲1六歩 △7三銀 ▲1五歩
*端を狙う
△7五歩
*仕掛けてきた ▲同歩は△6四銀で後手に勢いがつくので、取る手は考えなかった
▲1四歩
*自分の棋風からしてここは攻め合いに出る 
△同 歩 ▲1三歩 △同 香 ▲1七桂
*1筋からの桂馬の活用 ここで後手に△2四歩と桂馬を跳ばせない手があり、対局中は読みきれずに怖かった △2四歩ならどうなるか分岐します
△7四銀 ▲2五桂
*これでいけると感じた
△2二銀
*この手はつらい手だ もし自分が後手なら、ここは両取り逃げるべからずで、△8六歩▲同歩△8七歩と攻めてみたい もし▲8七同金なら△8五歩と合わせて後手も相当やれそうだ ちょうど三歩あるので、そう指されるとイヤだった
▲6五歩
*これで角も働く
△同 銀
*あとは一気に攻めるのみだ
▲1三桂成 △同 桂 ▲1四香 △1二歩 ▲2六香
*好調な攻めだと感じていた
△5五桂
*後手も粘る ここは先手も考えどころだ
▲5六歩
*どう見てもこの桂は邪魔なので、催促する
△8六歩 ▲同 歩 △6七桂成
&読み込み時表示
▲同金右
*これで角道がまた通った
△7六銀
*おそらく敗着の手 この銀は質駒になるのでかえってありがたいと思った 激指4によれば、ここでは△3三銀打で全然難しい形勢だったとのこと 次の一手は決め手と思って指した
▲2二角成
*ここは切る一手と思った
*もし△同玉なら、▲1一銀と打って攻めが決まると読んだのだが・・・△同玉の変化を分岐しておきます
△同 金
*もう後手悪そうだが、まだ△同玉のほうが変化が多かった
▲2三香成
*完全に先手が優勢になった
△2七歩 ▲同 飛 △2六歩 ▲同 飛 △2五歩 ▲2二成香
△同 玉 ▲1三香成 △同 歩 ▲2五銀
*この銀が出ることができて、はっきり勝ちになったと思った △1五角と出ても、▲3四銀と出て△2六角と飛車を取れば▲2三銀以下詰み
△3一玉 ▲3四銀 △4一玉 ▲2一飛成 △3一香
*あとはどう寄せるかだけ ▲3二金では攻めが重そうな気がした 持ち駒に桂があるので、使いたいところだ
*どうせ桂はもう敵に渡しても影響のない駒だ
▲4四桂
*4三の地点に駒を打ちたいので、ここに桂を捨てればいい
△6七銀成
*△同歩は▲4三銀で勝ち目なし、と見ての特攻
▲同 金 △7六香 ▲7七歩 △8七銀 ▲6八玉
*無難に一手ずつ対処していけばいい
△4九角 ▲5八銀
*受けたが、▲4三銀成で必至にしていれば早く勝ちだった
△7八銀成 ▲同 玉 △5八角成
*手番がまわってきた
▲3二金
*以下、寄せていった 自玉は詰めろでもないので、気楽だ
△5一玉 ▲5二桂成 △同 玉 ▲4二金 △同 玉
*逃げるようでは▲3一竜で後手は勝ち目なしとみて、取ってきた
▲3一龍 △5二玉 ▲6一銀
*以下、駒がいっぱいあるので並べていけば詰む いちおう以下の一例を分岐で並べておきます
*我ながらうまく指せたと思う 駒に勢いがあって、満足のいく内容だった
まで105手で先手の勝ち

変化:106手
△5三玉 ▲4二角 △6二玉 ▲5一角成 △5三玉 ▲4二龍
△6四玉 ▲5三銀 △7四玉 ▲8四馬 △同 玉 ▲8五飛
△9三玉 ▲8二龍

変化:68手
△同 玉
*後手はまだしもこう指すべきだった ここでは先手は▲1一銀よりも▲4一銀のほうが優るようだ
▲1一銀
*△同玉は▲2三香成△同金▲同飛成以下、▲1三香成があって金の無い後手は受けがなく先手勝ち・・・が読み筋だった
*だが、ここでは△3一玉▲2三香成△2七歩▲同飛△2四歩という受けがあった やはり△2二同玉には▲4一銀がいいようだ もし相手が△2二同玉なら、そのときは▲4一銀も考えたかもしれない

変化:50手
△2四歩 ▲7五歩
*一歩入手して▲2五歩の合わせを狙う
△1五歩
*端から逆襲してくるだろう
▲2五桂
*この手がある
△同 歩 ▲1四歩 △同 香 ▲2五銀
*これで攻めがつながる ▲1七桂からの攻めは成立していたようだ 激指4に聞いてみても難しい形勢とのこと
24の名人戦リーグの自分の棋譜です
序盤は定跡どうりに進みましたが、そのあとが・・・

ファイル名:24名人戦 棒銀vs四間飛車.kif
開始日時:08/02/03 21:42:00
棋戦:名人戦対局室
先手:momonja (Gizumo)
後手:三段の人

▲2六歩
*先手なら、▲2六歩と指すようにしている
*▲7六歩よりも、これが自分に合っていると思う
△3四歩 ▲2五歩
*飛車先を決めてしまうのも自己流だ
*これで、三間石田流、立石流には後手はまずできない
*しかし、向かい飛車にされる危険はある
△3三角 ▲7六歩 △4四歩 ▲4八銀 △3二銀 ▲5八金右
△4二飛
*四間に振ってきた
▲6八玉 △6二玉 ▲7八玉 △7二銀
*穴熊かと思ったら、美濃囲いだ
*これでこっちは棒銀にいける
▲5六歩 △7一玉 ▲9六歩 △9四歩
*端の交換は、端攻めがある分、居飛車側にやや得と思う
▲6八銀 △5二金左 ▲5七銀左 △8二玉 ▲3六歩 △4三銀
▲6八金上
*様子見の一手
△5四歩
*これで△5四銀からの玉頭銀がなくなった
▲4六歩 △6四歩
*向こうも様子見だ しかしこの手は△6四角の筋がなくなるので、一長一短
▲3七銀 △1二香 ▲2六銀 △3二飛 ▲3八飛
*先に▲3五歩もあるところ
*ただ、棒銀作戦としては先に▲3八飛のほうが展開としてわかりやすいと思う
△5一角
*ここでは後手は△4二角~△5三角~△4二金が最有力の受け方だが、△6四歩と突いてしまっているがために、△6四角とのぞく手がない だから後手は今回はその形ではこなかった
▲3五歩 △6二角
*でも、この形で棒銀を受けるのもよくある定跡だ
▲3四歩 △同 銀 ▲4五歩
*4筋をからめる もし△同歩なら、▲3三歩~▲3四飛で先手良し 後手も2六の銀を角で取れるが、先手は▲3二歩成でと金ができる
△4三金
*定跡の金上がり
▲4四歩
*これを△同角は▲同角△同金▲5三角で、先手良し
△同 金
*
▲4五歩
*これも定跡の一手 △同金なら▲3三歩でやはり先手良し
△4三金
*これが2六の銀あたりになっているので、銀を逃げなければ成らない ▲1一角成~▲2一馬としているくらいでは勝てない 2一の桂は後手にしてみれば取られてもいい駒だ
▲3七銀
*ここはいったん引くのが定跡
*▲3五歩とは打ってはいけない
*2六の銀が全然動けなくなる
*ここで後手の指し方は△3三桂と△4五銀に大きくわかれる
△4五銀
*今回は△4五銀のほうだった
*ここまでは定跡として覚えているのだけど、この数手後あたりでもう自分は定跡の知識があやうくなってくる
▲1一角成 △3三桂 ▲3六銀
*銀をさばく △同銀▲同飛なら、馬ができているぶんだけ先手有利 ここまでは定跡どおりの展開だった
△3七歩
*これも定跡にある手、取るしかない
*ここでは他に△4四角もあり、一局の将棋
▲同 飛
*この次の手が、この将棋の最大のポイントだった
△2五桂
*な、なにこれ?こんなの定跡にあったっけ?
*今調べたら全然無い手 これは後手の疑問手だった
*だが、こちらもこの手の対応をあやまる
*そして、もうここしか勝負どころは無かった・・・ここでは当然の▲同銀が最善で、もうその一手だった 分岐しておきます
▲2一馬
*もうこれが敗着だった
*ここで一句できた「定跡をはずれたとたんに悪手指し」orz
△3六銀 ▲3二馬 △3七桂成
*▲同桂も考えたが、△5二銀くらいで先手悪い 後手陣が堅すぎる
▲4三馬
*いきおい、駒の取り合いになった これでまだ難しいのかと思っていた
△4七成桂
*この手がすこぶる厳しい
*△4七成桂は、もとはと言えば、2一の桂だ
*それに対してこちらの2九の桂は何も働いていない もうだめぽ
▲6一馬 △同 銀 ▲3一飛
*勝負にいったけど、この飛車の位置がまた良くなかった
△5八成桂 ▲同 金 △3九飛
*ここでは△8八金もあった 取れば△2二角の王手飛車だ
▲5九金打
*まだしも、▲4九歩と受けるべきだったか
*△同飛ならそこで▲5九金だ まあそれでも全然負けだけどね
*ちなみに▲6一飛成は△6九角▲7七玉△8七角成以下即詰み
△7二銀打
*手堅いなあ
▲9五歩
*もう指す手ない(^^;
△2二角
*あーあ、うたれちゃったよ
*この角打も全然見えていなかったんだから、話にならない
▲3二飛成 △9九角成 ▲4八銀 △2九飛成 ▲3六龍 △6五桂
*あとは一手一手 △4四角もあることだし、投げてもいいところだ
▲8八銀 △7七香
*以下、見事な寄せ
▲同 桂 △8八馬 ▲同 玉 △7七桂成 ▲同 玉 △6五桂
▲8六玉 △7七銀 ▲9七玉 △9五歩 ▲9三歩 △同 香
▲9四歩 △同 香 ▲8八桂 △5九龍
*まったくの完敗 ▲2一馬が敗因だった
*後手の疑問手△2五桂をとがめられなかった、残念な一局 でも、なぜか棒銀は嫌いにならない
*ひとつくらい定跡に詳しくなるのがうれしいというのもあるだろう 指していても楽しい また相手がノーマル四間だったら指そうっと(^^)
&読み込み時表示
まで92手で後手の勝ち

変化:53手
▲同 銀 △3七飛成 ▲同 桂
*手順に銀に当てて、先手が好調だ
△3一飛
*後手はこの手くらいか
▲1二馬 △3七飛成 ▲2三馬
*こう進めていれば、先手有利だった
羽生善治二冠vs長沼 洋七段
解説 阿部 隆

うへええ、長沼が勝っちゃったよおおお、な、なんでだああ
羽生勝勢じゃなかったのか
サッカーに例えるなら、日本がブラジルに勝ったようなものか
長沼は羽生と今回が初手合、いままで一回も羽生と対局することすら
できなかった棋士なのに・・・

先手羽生で、後手長沼がゴキゲン、角交換から先手は▲6六角、後手は△1四角の打ち合い
この△1四角が好手に思え、羽生ピンチか、と思った
しかし羽生は▲3八銀と辛抱し、その3八の銀が終盤▲5七銀~▲6六銀と活用して
「さすが羽生、強い」と思っていた それなのに・・・
個人的には▲7五桂と打ったのがどうかと思う
▲7五歩と、金取りに打って、金が逃げたら桂を控えて打っていれば
羽生が断然良かったんじゃないだろうか

しかし、長沼の終盤のねばりは、見せるものがあった
△8一飛って、すごいよ 阿部の言った「スーパーチャンス」も△9六銀で、的確にモノにした
よほど好調なのだろう

阿部の解説は、わかりやすくて良かった 最後の感想戦で、▲7五桂と打ったところを
やってくれたら完璧だったのだが、まあそれは仕方ない

まさか来週は渡辺が増田に負けるなんてことはないだろうか
それで、NHK杯の決勝が長沼vs増田ってことに・・・(^^;
古本屋にいくと、偶然にも、マンガの「あさりちゃん」が売っていた
ちょうど入荷したところだった それも約60冊も!全部で3000円で売ってくれるという
迷わず全部買った(^^) ネットの古本市場で、残りの20冊ほども注文した
これで80冊ほぼコンプリートだ
あさりちゃんのいいところは、とにかく元気なところだ 

アニメ化されたときの主題歌は、以下のようなものだった
♪カスッ子 グズッ子 おちこぼれ
 ひじてつ ひざけり パンチにビンタ
 ママのカミナリ タタミのイビリ
 それでもあさりは きょうも行く

 ぼけっ子 ドジッ子 ミソッカス
 くびなげ とびげり よんのじがため
 ママのおしおき タタミのイヤミ
 それでもあさりは きょうも行く

今、思い出しても、強烈な歌詞だ(^^;
このあさりちゃんの元気が自分にも欲しい
NHK杯はまだ見てない 昨日、将棋を指した疲れがまだ残っている
まあ、自分は自分でがんばっていこう
本戦にいくつもりはないので、もうやめようかと思っていたが、
順位が10位に落ちており、まだ指しても計算上7位以上にはならない点数で
大丈夫だったので指した

30分ほど待っていたら、相手がみつかった
そして四間vs棒銀の典型的な展開になる 
やったああ、棒銀が指せるぜ、と思った・・・で、中盤までいい勝負だったのだが、
角打ちの両取りを全く見えてなくて負け これで名人戦は5連敗くらいしてしまった

くやしいので、まだ「待ち」にしていると、奇跡的に相手がいて挑戦してきてくれた
相居飛車の相掛かりから、持久戦になったが、これはうまく指せて勝ち
やっと勝った、ほっとした
この2局はあとで自戦記をアップする予定

これで通算5勝7敗、あとひとり相手は残っているけど、もうこれで終了にする
自分の場合やっぱり、「寄せの手筋168」と、詰将棋をもっとやって、鍛えてから
実戦を指すべきだというのが、この名人戦に参加しての感想だ
第16期 銀河戦
本戦Dブロック 5回戦
真田圭一七段 vs 横山泰明五段
対局日: 2008年1月8日
解説:増田裕司五段
聞き手:本田小百合女流二段

ここまでの戦績、真田13勝9敗、横山19勝9敗
先手横山で▲7六歩△3四歩▲7五歩の展開
これは自分で思うのだが、こうなった時点でもう、後手の居飛車がわとしては
やや指しにくいのではないだろうか
自分は後手なら、▲7六歩に△8四歩と指すようにしている

というのも、本譜は先手に石田流本組みに組まれる展開になり、
居飛車はいいところなくそのまま負けてしまった
やはり△7六飛、△7七桂、△9七角の形が良すぎると思うのだ
感想戦では中盤で△8六歩の突き捨てをいれておけば難しかった、というのだが、
その突き捨てを入れなかったために大差がついてしまった
こういう将棋を見ると、うーん、そもそも石田流に組ませたのがなあ、と思ってしまう

後手は△7五桂を打ち、△6七桂成と成った手を解説の増田は「いい感じの手」と
言っていたが、これもどうだったのか・・・△7五桂は、先手の飛車と角を抑える働きの
駒なので、動かさないほうが良かったと自分では思う

居飛車党の自分としては、参考にならないなんとも残念な展開だった
ここはひとつ、羽生vs長沼で、羽生のスカッと勝つ将棋を見て気分解消するか、と思った
相掛かりで、飛車先を伸ばしあった後、5手目に▲2四歩と突っ込む変化に
ついてまとめました 以前、2chの質問スレに私が書き込んだものの再掲です
参考本 将棋戦法小辞典

ファイル名:相掛かり5手目▲2四歩と突っ込む変化.kif

▲2六歩 △8四歩 ▲2五歩 △8五歩 ▲2四歩 △同 歩
▲同 飛 △8六歩 ▲同 歩 △8七歩 ▲2三歩 △8八歩成
▲同 銀 △3五角
*ここで▲2二歩成は、△2四角で、
*以下、先手はと金で桂香を取るくらいでは
*戦力が不足し、先手は勝てない
▲2八飛 △5七角成 ▲2二歩成 △同 飛
*飛車で取るのが重要手
*△同銀には▲3六角と打ち、△6二飛のときに、▲5二歩と打つ好手があり、先手が有利になってしまう
▲2三歩
*ここで▲同飛成△同銀▲8三飛は、△8二歩~△6七馬で後手歩得で不満なし
*または▲同飛成△同銀▲5五飛は、△6七馬が桂取りで後手良し
*または▲同飛成△同銀▲5四歩も考えられるが、△6七馬▲5三歩成△5七飛で、△5三飛成と、と金を取って後手が良し
△1二飛
*1一の香にヒモをつける
▲2二角
*先手は局面が収まっては不利なので、無理やり打ち込んでみる
△2四歩
*これで後手の受け切りで、後手が良し なお△1二飛でなく、△8二飛と逃げておいて▲2二角の打ち込みに対し
*△同銀▲同歩成△2七歩▲同飛△4五角としても、後手良しである
第16期 銀河戦
本戦Cブロック 5回戦
塚田泰明九段 vs 長岡裕也四段
対局日: 2007年11月21日
解説:大野八一雄六段
聞き手:久津知子女流初段

今期、ここまでの戦績は
長岡6勝9敗 塚田9勝7敗

長岡先手で▲5六歩、あれ、システムじゃないのか、
ゴキゲンか、と思っていると、お互いに香がひとつ上がったああ
ってことは、相穴熊・・・・・・終了です、チーン ナムアミダブツ