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昨日、夜に寝れなくて、24で将棋を指してみた
実戦は、なんと4月以来だから3ヶ月ぶり(^^;
まずまずうまく指せて勝てた
スキがあれば指したい、といつも思っているのだが、
どうも闘争心というものが沸いてこない
まあ、秋になったらまた指すかもしれない

相振り革命最先端、買ったんですけど、難しくて完全に積読です
たぶんこれはもう読まないかも・・・
自分は相振りは見るだけなんで、細かい変化は興味ないし(^^;

ヒカルの碁のビデオをレンタルしてきて見ている
やっぱり面白い 
以前買った、ヒカルの碁の画集は、一枚一枚カッターで切り取って、壁にベタベタ貼ってある
部屋が画廊みたいになって、とてもいい感じだ
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王位戦第2局、2手目△3二飛から乱戦になった一局の序盤を、
BSのジャーナルの橋本七段、スカパーのまるごと90分の大平五段の2人の解説をまとめました
(カッコ)の中は私の言葉です

ファイル名:深浦vs羽生 2手目△3二飛.kif
開始日時:2008年7月23,24日
棋戦:王位戦第2局
先手:深浦王位
後手:羽生四冠

▲7六歩 △3二飛
*大平「タイトル戦では初めて出ましたね、今泉三段が初めて指したということになっていますね」
▲9六歩 △9四歩 ▲2六歩 △6二玉 ▲2五歩 △3四歩
*ハッシー「ここでは▲2四歩も当然あります、それも一局です」
*(▲2四歩の場合の変化を分岐します)
▲2二角成 △同 銀 ▲6五角 △7四角 ▲4三角成 △4七角成
*大平「ここで▲5八金右なら、おだやかです」
▲9五歩 △同 歩 ▲5八金右 △7四馬 ▲9二歩 △同 香
▲3二馬 △同 金 ▲9一飛
*(両取りが受からない)
△8四歩 ▲8一飛成 △7二銀
*大平「ここで▲9一竜だと、△7一金~△8一金で竜が取られます」
▲7五歩
*大平「ここで△6五馬は▲8四竜と逃げられてしまいます、△8三馬は▲同竜△同銀▲6五角で終わりです」
△8一銀 ▲7四歩 △同 歩 ▲6六角
*大平「このラインが急所ですね 後手の金銀を狙って、▲8四角を見ています」
△3三角 ▲8四角 △5二玉
*大平「ここで▲7三桂は△8三飛があり、無理です」
▲6六角 △同 角 ▲同 歩
*ハッシー「この局面は、先手の桂得なんですが、どちらかというと後手持ちですね、飛車を持ち駒にしていることと、先手は駒が前に出ていませんので」
△3三銀
*(ここまでが一日目の進行)
*大平「ここで次に▲7三桂なら△7一金▲8一桂成△同金となって、銀得になるんですが、後手の8一の銀をさばかせたことになって、面白くないんですよね」 
▲4四歩
*(この手が封じ手だった)
△4六歩
*(以下、戦いが続きましたが長いので省略します)

変化:9手
▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △8八角成 ▲同 銀 △2二飛
*ハッシー「これで互角です」
*(以下、▲2三歩から▲2二角と打ち込むのはどうか、並べてみます)
▲2三歩 △4二飛 ▲2二角
*(この手は無理筋)
△同 銀 ▲同歩成 △3三角
*(次に▲3二とも、△同金で後手有利)
▲2八飛 △2七歩
*(後手有利です)
2年半前の、▲山崎vs△渡辺戦、NHK杯史上に残る熱戦になった棋譜をまとめてみました
若手トップの山崎と渡辺の力が存分に発揮された名局と思います
右玉vs穴熊という、広さvs堅さの戦いというところも個人的に高ポイントです
コメントは解説の屋敷さんのものです
分岐等の(カッコ)の中の言葉は私のものです

ファイル名:山崎NHK杯vs渡辺竜王.kif
開始日時:2006年2月5日放送
棋戦:第55回NHK杯準々決勝
先手:山崎隆之NHK杯
後手:渡辺明竜王

▲2六歩
*千葉「山崎NHK杯は、居飛車党で、するどく型にはまらない力強い指し回しに定評があります」
△3四歩
*千葉「渡辺竜王は居飛車党で、最先端の序盤戦術と、正確で安定感のある指し回しに定評があります」
▲7六歩
*屋敷「山崎NHK杯が先にどんどん攻めて、それに対して渡辺竜王が反撃の機会をうかがう、という将棋になると思いますね」
*(以下駒組みで、次のコメントは43手目です)
△3二金 ▲2五歩 △8八角成 ▲同 銀 △2二銀 ▲3八銀
△3三銀 ▲1六歩 △6二銀 ▲1五歩 △6四歩 ▲4六歩
△6三銀 ▲4七銀 △5二金 ▲3六歩 △4二玉 ▲3七桂
△8四歩 ▲7七銀 △3一玉 ▲2九飛 △5四銀 ▲4八玉
△4四歩 ▲3八玉 △7四歩 ▲4八金 △2二玉 ▲5六歩
△6五歩 ▲9六歩 △9四歩 ▲7八金 △6二飛 ▲6八銀
△1二香 ▲5七銀 △1一玉 ▲8六歩
*面白い手ですね ▲7七桂~▲8九飛の狙いです
△4二金右 ▲7九飛
*これまた面白いところへ回りましたね ▲8八金~▲7五歩の狙いですかね
△8二飛
*▲8八金には、△8五歩の攻め合いですね
▲7七桂 △7三桂 ▲6九飛 △2二銀 ▲8九飛
*長考したんで、何かやっていくかと思いましたが、次の後手の手も難しいとみて、待ちましたね
△3一金 ▲2九飛 △3三金
*後手の駒が左に偏ってきた感じですね
*(ここで先手は9回目の考慮時間に入る)
▲8五歩
*すごい手が出ましたね △同桂だと▲6四角の狙いですね
△同 歩 ▲7一角 △5二飛 ▲8九飛
*8筋をどう受けるのか、渡辺さんの腕の見せ所ですね
△3五歩
*味付けですね 放置は△3六歩~△6九角の筋が残りますね
▲同 歩 △4三金
*次の手は▲8三歩もあるんですけどね 遠大な計画です でもこういう手は負けるでしょうね
*(山崎はここで最後の考慮時間を使う 渡辺は残り2回)
▲8三歩
*ああ、打っちゃいました(笑)もうあとは、後手の攻めを受け切ってしまおうということですね
△3二飛 ▲3六銀
*△3四歩▲同歩△同金なら、▲5三角成がありますね
△8六歩
*難しい手ですね 次は8七に成り捨てるつもりですね ▲同飛なら△6九角です
▲6八金 △8七角
*△7六角成~△8七歩成がありますね 後手が良くなった感じですね △8六歩はいい手でしたね
▲8二角成 △7六角成 ▲7三馬 △8七歩成 ▲2四歩
*ほおー、穴熊の弱点ですね これは入りますね
△同 歩 ▲7九飛
*(ここで後手も考慮時間を全て使い切る 以後、お互い完全な30秒将棋になった)
△3四歩
*これは一番いやなところですね
▲4七桂
*ほおー、がんばった手ですね
△3五歩 ▲同 桂
*△3三金だと▲5五歩がありますね
△3四金 ▲2三歩 △3五金 ▲2二歩成 △同 金 ▲3五銀
△同 飛
*先手は歩があれば受かりそうですけどね
▲5一馬
*あー、すごい、攻め合いで勝負ですね
△2三銀
*ノータイムで打ちましたね 渡辺さんらしい手です
▲2六金 △3二飛 ▲4一銀 △7二飛
*さすがにうまく先手も凌いでます
*飛車を追い払えるなんて、夢のような展開ですね
*(△3四飛なら、▲6五桂~▲3五歩があった)
▲6五桂
*取った歩をどこに使うかですね
△同 馬
*まだまだ形勢大変です
▲2五歩
*勝負を賭けた手ですね 先手玉も危なくなりますからね
△同 歩 ▲同 桂
*桂はもう2枚渡しているんで、あと1枚渡しても影響ないということですかね
△2四歩 ▲1三桂成
*何で取りますかね 香ですかね
△同 桂
*あー、これは△2五桂跳ねを見て、強気な手です
▲1四歩 △3四桂 ▲3五金 △2五桂 ▲1三歩成
*この手では▲2五金△同歩▲2四歩もありましたね
△同 香 ▲1四歩 △同 香 ▲同 香 △同 銀
*ここで▲3四金は△3六香があるので、指しにくいですね
▲3四金
*強気ですね
△3六香
*▲4九玉は△3七桂成がありますが・・・
▲2七玉
*うおー、すごい、力強い
△3七香成 ▲同 金 △4三銀
*ほおー、馬を△5四馬と引いて使いたいということですね
▲1二歩
*一本手筋ですね △同金は▲3三馬ですし、△同玉は▲2四金が気になりますね
△2一玉 ▲2四金
*この金は攻防なので、取られたら先手負けですね
△5四馬 ▲4五香
*玉を広くしておくための受けですね
△3五桂
*いやー、すごい玉頭戦になりました
▲2六玉 △3七桂成
*▲1四金か▲同玉かどちらかですね
▲同 玉 △3六歩 ▲同 玉
*ここは後手、色々ありそうです
△4五歩 ▲1四金
*▲3三桂もありそうでした
△4六歩 ▲4五歩
*これで後手はどう詰めろをかけるかです
*△4四桂か、△3四銀か
△3三桂
*ほおー、▲3三桂と逆に打たれる筋を消して、△4五馬の詰めろですね
▲1三桂
*△3一玉で耐えるんですかね、△同金▲3三馬△1四金もありそうです
△同 金
*ここは▲1一歩成を利かすかどうかですね
▲1一歩成 △3一玉 ▲3二歩
*△同銀で、▲2二銀の筋ですかね
△同 銀 ▲2二銀
*すごい手つきで打ちましたね 詰みを読みきっているんですかね
△同 玉 ▲1三金 △同 玉
*(ここで以下、後手玉に即詰みがあったのだった その変化を分岐します)
▲1九飛
*合駒に何を打つか、ものすごい勝負ですね
△1四歩 ▲同 飛
*ズドンと行きましたね つかまっちゃった感じですが・・・
△同 玉
*詰むか詰まないかですね
▲2六桂 △1三玉 ▲1四歩
*△2二玉は▲2四香から▲3四桂で詰みですね
△2三玉 ▲2五香 △2四桂
*この逆王手をちょっとうっかりしましたかね?
*しかしすごい将棋ですね
▲同 香 △同 玉 ▲2五金 △2三玉 ▲3四金 △2二玉
▲3二銀成 △同 馬 ▲1二と
*ここで△3一玉は▲2二銀△同馬▲4三桂で、馬を取って詰みますね
△同 玉 ▲2四桂
*これは詰みはもうないんで、開き直るつもりでしょうね
△2一玉 ▲1二銀 △3一玉 ▲3二桂成
*山崎さん、ため息ついてますね 捕まっているはずだったんですけどね
△同 飛 ▲3三金
*先手玉はけっこう上が抜けている感じがするから、まだわかりませんね
△2七銀 ▲2五玉 △3六銀打
*(ここで▲3五玉と逃げたらどうなるのか、分岐します)
▲3四玉 △4五銀 ▲同 玉 △4四金 ▲同 玉 △5四飛
▲4五玉 △4四金
*投了図以下、▲4六玉△4五香▲3七玉△4七香成までの簡単な詰みですね しかしすごい将棋でした
まで180手で後手の勝ち

変化:173手
▲3五玉 △2五飛 ▲3四玉 △2二桂 ▲4三玉 △5二金
▲同 馬 △3三飛 ▲同 玉 △3二金 ▲4四玉 △5四金
*(これでピッタリ詰み)

変化:143手
▲1六香 △1四歩 ▲同 香
*(ここで△2三玉でも、▲2四歩以下詰みがある ちなみに△1四歩合でなく△1四桂合でも▲同香以下変化は多いが詰みがある)
△同 玉 ▲2六桂 △2三玉 ▲1三金 △同 玉 ▲1九飛
*(△2四玉は▲2五歩△2三玉▲1二飛成で詰み)
△2二玉 ▲1二飛成 △3一玉 ▲3二銀成 △同 馬 ▲2一と
△同 馬 ▲4二銀 △同 飛 ▲同 馬
*(これで詰んでいた)

投了直後、山崎「バッカすぎる・・・桂打ちうっかりするから・・・バッカすぎる・・・
詰んでるよね、香打ちで」 これは名セリフでした
村中秀史四段vs木村一基八段  1回戦
解説 松尾 歩

つ、強い、村中、強いいいい
木村相手に、全く臆することなく、力勝ち!

村中がいきなり飛車を捨てる攻めに出て、完全に手将棋の力戦になった本局
木村が受け切るか、村中が攻めを続けられるかという展開がずっと続いた
「千駄ヶ谷の受け師」木村にとっては自分の土俵だったはず、
それを新四段の村中がものの見事に上回った一局だった

一発技が決まった、というのではなく、お互いに一手一手の小技の応酬で、
総合力が問われる内容、生まれついてのセンス、手の見え方が特に必要な将棋だった
それで木村に勝ってしまうとは、村中恐るべし・・・

秒読みで慌てるそぶりも全く無く、自信をもった手つきで指していった村中、
今まで特に気になったことはなかった棋士なのに、なんでこんなに強いの??
手が無いと思っていたときの1筋の端攻め、金取りに歩を打たれた瞬間の▲2六銀、
△8五香に即座に対応の▲7七桂、こんなの、観ていて全然見えなかったよ

和服を着て気合が入っていたはずの木村だったが、
この負け方はたぶんショックだったのだろう、
最後まで指したし、投了直後は深刻な顔だった

松尾の解説も、なかなか良かった
松尾は声がどもり気味なんで、解説には向かないんじゃないかと思っていたら、
そんなことはなかった(^^; 
大局観など、常識的な発言で、素直に聞くことができた

これは名局だった もう一回観る必要があると思った一局だった
第16期 銀河戦
本戦Fブロック 最終戦
郷田真隆九段 vs 橋本崇載七段
対局日: 2008年6月3日
解説:阿久津主税六段
聞き手:早水千紗女流二段

今期ここまでの戦績は、橋本29勝16敗、郷田33勝16敗、
2人の対戦成績は、1-1のイーブン

先手ハッシーで、相掛かりの引き飛車▲3六銀戦法になる
対して郷田はいったん△3三桂で受けておき、右玉に構えた
本局は、この右玉作戦がハマッた

序盤、郷田が時間を使わずにどんどん指すのに対して、
ハッシーは仕掛けの順を探して小刻みに時間を使う展開
序盤が終わった時点で、考慮時間がハッシー残り5回、郷田残りまだ10回
「仕掛けは先手におまかせ」という「後手の利」を活かしたこういう作戦もあるんだ、
と思い、面白かった

ところが、なんと仕掛けたのは後手、いきなり△4五桂とぶつけた
これにはビックリ、しかもこれが後の△8四桂を見た好手、
ハッシーも▲2六角の勝負手を放ち、8八の玉を▲7九玉と先逃げで耐える
ここは見ごたえ充分だった トッププロ同士の対局はこうでなくっちゃね

その後も郷田の全くスキのない指し回しで、もう郷田の会心譜か、と思われた
しかし終盤、ハッシーもよく粘って、一手違いに持ち込んだ これはさすがだった
自分が対局者で先手なら、△7五歩、△2六角成と2回もじっと手を渡されて、
やる気をなくして投了していたと思う
結局、本局は郷田の快勝だった 郷田らしい美しい一局だったと思う
2人の持ち味が存分に見れた、好局だった
めずらしい右玉の一局だったし、見どころたっぷりでとても面白かった

阿久津の解説は抜群にわかりやすく、すばらしかった
特に序、中盤、聞いていてほれぼれしてしまった
終盤の最後は郷田にもう少し安全勝ちの順があったようだが、30秒将棋だったので、
そこまで解説が行き届かなかったのは仕方ないだろう

決勝トーナメントの意気込みを聞かれて、
郷田「銀河戦は相性のいい棋戦ですし、
   いいところがお見せできるようにがんばります」とのコメント
深浦の先手で、羽生の2手目△3二飛戦法から馬をつくりあう大乱戦、
先手は桂得でも、形勢は後手持ち、と解説のハッシー
いやー、もう手順も大局観も、頭がめちゃくちゃになりそう(^^;

ハッシー「僕が対局者のはずだったんですけどね、羽生さんのせいでヒマになっちゃいました」
笠井女流アマ名人「王位戦は今後、どうなりますかね?」
ハッシー「暑さに強いほうが勝つんじゃないでしょうか」 ・・・ワロタw
第16期 銀河戦
本戦Eブロック 最終戦
佐藤康光二冠 vs 行方尚史八段
対局日: 2008年5月30日
解説:深浦康市王位
聞き手:貞升 南女流1級

今期ここまでの戦績は、行方13勝16敗、康光32勝27敗
2人の対戦成績は、行方の7-6 行方が健闘している

序盤、後手の康光の作戦が注目された
△4四歩と角道を止めて持久戦かと思われたが、
なんといきなり△3五歩と位を取る作戦、まさに康光らしい一手だ
過去にNHK杯のvs三浦戦でやったことがある手だそうだ
この手に▲3六歩と積極的に反発した行方、もう定跡のない力戦になった

康光の△3一金型三間飛車vs行方の居飛車急戦模様という戦型
・・・なんだけど、この将棋、難しかったわ(^^;
解説の深浦はよくやってくれたと思うんだけど、
感想戦であっただけでも膨大な変化のオンパレード、
観ていて、候補手は絞られるのだけど、
それで結果のワカレがどっちがいいのか、がすごく難しい

感想戦が序、中盤だけになってしまったのが残念、終盤の感想戦をやってほしかった
46手目の△7一金が好手だったということか、この手は深浦は「すごくいい手かすごく悪い手の
どっちか」と言っていた 結果的に好手だったのだろう
行方のほうとしては、59手目は▲4一角でなく、▲6一同竜と切っていればどうだったか、が
深浦の指摘だった

それにしても、棋譜だけみたら、クセの強い手将棋で、アマチュア同士か、と思わせるね
マンガ「月下の棋士」の氷室の「定跡?今、あんた、定跡って言ったよな?
そんなもん、将棋にねえよ!どのみち通ったって、最後に勝ちゃあ、それでいいんだ」
は時代の先を行った名言だった、と思った一局だった

対局後のインタビューでは
康光「優勝めざしてがんばります」とのこと
2008.07.24 掃除
母「ちょっとあんた、自分の部屋、掃除しなさい!」
私「あー?いいのいいの、ちらかってるほうが落ち着くの」
母「何言ってるの、掃除するの!あんたのとこには受け師さんは来てくれないんやから!」
私「そのとおりやけども・・・orz」
先日、友人Nが来たので、「バタリアン」というゾンビ映画を一緒に観た
この映画、B級ホラーの最高傑作とも言える作品で、自分はとても気に入っている
自分は観るのはもう5回目くらいだ
友人Nは、こういう系統の映画を一回も観た事が無いそうだ
「ターミネーター」、「エイリアン」シリーズすら、ひとつも観たことが無いという

観始めると、Nは
「おおー、なかなか音楽がいいな」
「こいつは最後まで生き延びる」
「こいつはたぶんすぐ死ぬだろ」
「ええ?いきなりやられた?」
「うわ、どんどんゾンビ増えてすごい話になってきた」
等と、色々言っていたのだが・・・

観終わって、自分が「どうだった?面白かった?」とNに聞くと、
Nはそばにあったコピー用紙を一枚手に取り、一言、
「こんなペラペラな薄い内容やった」
って、おーい、お前、観ている最中、かなり興奮してたやん!
しかも、おまけのメイキング映像までしっかり観てるやん!(笑)
井上慶太八段vs山崎隆之七段 1回戦
解説 福崎文吾

あっちゃああああ、井上さん、負けたあああ
ここまで山崎との対戦成績が5連敗ということもあり、井上さんを応援して見ていたので、
先手投了の瞬間、自分は声をあげてしまった
しかし、それ以外にも思わず声を出してしまうことが多かった、一回戦屈指の好局だった
後手山崎の4手目△3三角戦法から角交換、相腰掛け銀に進んだ
井上さんが中盤、▲5五銀という好手を指し、これはいける!と思われたのだが・・・

終盤、どう見ても後手が苦しそうと思われたところで、
これぞ山崎の本領発揮という一手、△9九角!
感想戦で井上八段に「これで流れが変わってしもうた」と言わしめた一手だった
自分なら、何分考慮時間があっても、この手は思いつかないだろう
指されたあとも自分は全然意味がわからなかった
この迷手が先手の受け間違いをさそい、後手の勝ちになってしまった

解説の文吾先生もとても良かった、聞いていて面白かった
「井上八段は力をためて中終盤で爆発させるタイプ、
山崎七段は宇宙空間で指しているような棋風」
この表現は本局にピッタリとハマッていた
「私は3年以上前のことは覚えていないんです」
これ、謙遜じゃなくて本当と思われます(^^;
「▲5五銀、これは好手ですね、必殺ですよお」
いいねいいね、盛り上がるね
「プロは『王手』とは言いませんけど、言ってもいいんですよ、ただし、無視されますけどね」
これは笑った

感想戦でも2人ともよくしゃべってくれた
井上「ここではいいと思ってたんやけどなあ」
山崎「ここでは悪いと思ってました」
2人の相性バッチリ、ファンサービスもいいね

やっぱり井上さんは人間味がたっぷりあって好きだ
実は2年前、井上さんの解説会に行ったとき(谷川vs森内の名人戦)、
その前日に井上vs山崎の対戦があり、井上さんは山崎に負けた次の日の解説会だったのだ
解説会の開始直後、オカマの「マジカルエミちゃん」がバタバタと入ってきたのを見て、
井上さんが一言、「あ、エミちゃん、また来たんかいなー、
ただでさえ昨日負けて落ち込んでいるのに、君が来るとさらにやる気が落ちるなー」
と言って、客を笑わせていたのだった

井上さん、B1順位戦では山崎にぜひ勝ってください!
鈴木八段が真の敵かと思いきや、なんといきなり菅田と受け師さんが戦うことに、
そこには父の必殺技「千里眼」を会得していた受け師さんがいた
そして5分切れ負けで、最初のときと同じく負けてしまった菅田、
しかし鈴木八段の「全てを解き放て、これまでの自分の将棋の全てを」
というアドバイスで、再び受け師さんの前に立つ

今までのライバル、ニこ神、文字山、斬野の技が菅田に乗り移って発揮される、
こ、これは、北斗の拳でいうところの、無想転生・・・!
そして菅田は「ダイブ」ではない新たな境地、「明鏡止水」へたどり着く
そこには菩薩ともいえる顔つきになった菅田がいた
オーラに包まれた体から、ついに繰り出された究極の一手、
神の一手というべきか、それとも愛の一手というべきか、
まぶしく光り輝く盤上、ついに受け師さん「負けました──」

「お前にプロ試験の道が開けた」と報告する鈴木八段、プロの懐は深かった
原作者の柴田ヨクサルさんが、いかにプロを尊敬しているか、よく伝わってきた
そして、新たな人生に向かって進みだした菅田がいた・・・完

いやー、面白かった DVDが11月に発売されるそうだ ほ、欲しい(^^; 
もう一度書きます、「ハチワンダイバー、面白かった」
第16期 銀河戦
本戦Dブロック 最終戦
森内俊之名人 vs 高橋道雄九段
対局日: 2008年6月12日
解説:屋敷伸之九段
聞き手:山田久美女流三段

今期ここまでの戦績は、森内24勝21敗、高橋19勝15敗
二人の対戦成績は森内の13-4 森内が大幅に勝ち越している
勝ったほうが決勝トーナメント進出の一戦

先手森内で、後手高橋の一手損角換わりに進む
△6五歩に▲6六歩としたのが機敏だった模様

▲5五銀左のぶつけに、高橋は考慮時間をあと1回まで使う大長考、
結局△4二金右寄としたが、これが消極的だったようだ
その後は森内にどんどん攻められ、攻め倒されてしまった
森内の貫禄勝ちと言える内容だった
相居飛車なのに、歩があまりぶつからないめずらしい将棋だった

こういう一直線の攻め合いの展開は先手としても怖いはずなのだが、
森内は踏み込み、指し手は正確で緩みがなかった
高橋としては、力の出しようがなかった将棋だった

感想戦で、△5二金が早すぎたか、というところまで遡っていた
(金が7一に利いていれば△6二飛と回りやすかったとのこと、
△8四歩と突いてしまったがため、▲8三角~▲7一銀の打ち込みができてしまった)

一手損角換わりの後手の駒組みは難しいと思わせる将棋だった(^^;
相居飛車の後手番で何を指すか、はプロではかなり重要課題のようだ

森内「前回は準優勝だったので、今回も少しでも多く勝てるようにがんばります」とのこと
第16期 銀河戦
本戦Cブロック 最終戦
渡辺 明銀河 vs 久保利明八段
対局日: 2008年5月30日
解説:深浦康市王位
聞き手:石高澄恵女流二段

木曜に放送された一局
今期ここまでの戦績は、久保31勝23敗、渡辺31勝22敗
二人の対戦成績は、久保の4-1 意外にも久保がやや勝ち越している
勝ったほうが決勝トーナメント進出の一戦

先手久保で四間飛車藤井システム、後手渡辺の居飛車穴熊になった
初手▲7六歩に、2手目△8四歩は、渡辺が早石田を警戒したのかもしれない
深浦「実戦でこの形は最近指されてないんですが、あまり現れていないときに、
二人がどれだけ研究しているか個人的に非常に興味があります」とのこと

久保の仕掛けから局面が動き、71手目▲6一角、72手目△8六角と打ち合い、
どちらの角が働くかの勝負になった
深浦「この△8六角は、見えにくい手ですね、よく浮かびますね」
そして後手は飛車を助けたが、局後の感想戦によるとこの後が問題だったようだ
先手の馬がいつのまにか中央を制圧、玉がとても広く、つかまらなくなった
先手の端攻めが間に合い、
渡辺「端からだけで手にされているので、手駒が入らないんです」とのことだった
結局、後手は攻めが切らされてしまった

深浦はどこが敗因が言わなかったが、
感想戦では渡辺が「△5五歩で5筋をいじったのが敗因、
いったん△2四銀と引いておけば、次に△5五歩があるので▲4四歩の一手、
そこで△3三銀引と馬に当てて、▲6一馬なら△7七角成▲同金△8八飛成で
攻め合って後手優勢だった」と即座に敗因を指摘していた さすがだった

この一局、渡辺が自身のブログで「あまり最近勝っていない」と書いていたので、
負けたのかなーと思いながら見ていたら、やっぱりそうだった(^^;

久保「決勝トーナメントでは、自分の普段の将棋が指せれば、と思います」とのこと
こぼれ話というほどのものは今回はほとんどないんですけど、一応恒例なんで書きます
脇さんはそれほどギャグを言うタイプではないので、わりと淡々と進んでいきましたね
「羽生さんは佐藤さんとは読みが合うんでしょうね、楽しそうに指していますね、
それと永世名人を取って、余裕が出て調子がいいようですね」とのことでした

お客のほうでは、常連のやたら質問するおじいちゃん、小学3年の子も来ていたんですけど、
今回はそれほど発言しなかったですね
名物のオカマの人「マジカルエミちゃん」は来ていませんでした
他にあまり質問する人がいなかったんで、自分は5回くらい質問しました
(もちろん空気読んで、解説のテンポを乱さないように気を使ってます)

解説会終了後のことですけど、前回自分が行ったときの解説者は阿部さんだったんですが、
そのときは、5~6人、サインを求める人が阿部さんを囲っていました
今回、脇さんには、一人もサインを求める人はいませんでした・・・
勝負の世界はシビアですね(^^;

今日のBSの先崎さんの解説によれば、▲7八飛と回ったところでの形勢は、
「先手のペースですね、優勢と言ってもいいかもしれない」でした
脇さんの判断とは正反対(^^;
しかし、勝敗を分けたのは、△2一角に対する対処で、
先崎「▲5四歩か▲4三歩で角を近づけておけば難しかった」とのこと
ここは同じ見解でしたね

脇さんといえば、四段当時、小池重明と対戦していて、勝っているんですが、
(プロアマ五番勝負で、小池氏は4勝1敗、小池氏に唯一勝ったのが脇四段)
そのときの話を一度聞いてみたいですね
でも今回はさすがに場違いなので、もちろん聞けませんでしたけどね

自分は大阪に住むのがあと2年くらいなんで、解説会に行ける機会があれば
できるだけ行っておきたいですね
羽生は強い、とにかく強い・・・!
この一言に集約される将棋だった
康光が押しているように見えたのに、穴熊の堅陣だったのに、
なんで結局は羽生が勝ってしまうのか・・・

PM5時、脇さん登場で解説開始、客の人数を数えたら、たったの14人、
げえ、さすがに少なすぎないか、と思ったら、すぐに増えて最終的には40人を超えていた

角交換の手将棋になった 後手に△7四歩と突かせて囲いの形を制限させたのが
康光の工夫、とのこと
▲7八飛と回ったあたりの形勢は、
脇「羽生さんがやや良いと思います、何も悪い手をやっていませんのでね、
それと、私は羽生さんを信用しているんです(^^;」とのことだった

67手目、▲7四銀と出た手に対し、
「△7七歩から連打で飛車先を止める手はないんですか?」の自分の質問に、
脇「△7七歩には▲同桂と取ると思います、単に△7六歩も手番を渡すのでやりにくいですね」
と答えてくれたので、納得した

そして、この後が本局の問題だった
▲5六角の飛車、銀の両取りを「かけさせた」羽生、
脇「私ならこんな両取りをかけさせるのは怖くてできません」
この次の手が、「次の一手クイズ」の問題になった
ヒントが出されて、実質、2択だった
飛車の横利きをとおす△4五歩か、
攻め合いの△8六歩か、
自分は▲8三角成の後、桂まで取られるのはあまりに痛いと思ったので、
△4五歩と投票用紙に書いたけど、はずれた(^^;
正解は攻め合いの△8六歩だった
9人が正解で、5人に扇子などの賞品が当たった
ここの▲8三角成に康光は40分使ったとのこと
結果的に、この長考が勝敗をわけたのかもしれない
康光は残り時間がかなり少なくなってしまったそうだ(残り8分くらいだったか)
しかし、馬で後手の銀、桂を取り、先手良しと思えたのだが・・・

△5七と、これが脇さん絶賛の一手だった 
脇「このタイミングでは、取るしかないですね、攻め合うのは△6七と~△7八とで、
先手負けそうです、△7八とが王手になるように、△8七歩と叩くのを保留したんですね」
実際、▲同銀と取ったが、ずっとのちに銀が5五に利いていれば、後手玉に詰めろがかかる変化が
あったのだった 羽生、恐るべし・・・

△2一角の遠見の角で飛車先を遮断しておいてからの△7四金、
これを先手は▲同飛で取りたかったのだが、できなかった
その後の後手からの玉頭攻めが異様に厳しく、
しかも後手玉には詰めろがどうしてもかからないのだった
最後は遊んでいた飛車を使って、見事に仕上げた
お互いに1筋の香車しか働かない駒はなく、名局だったと思う

局後、脇さんはファンサービスで30分くらい検討をしてくれた
先手はどこが悪かったのか、という話になったが、
決定的な疑問手は見つからなかった

脇「△2一角のときに、▲5四歩はあったと思います、△同角と角を近づけておいて、▲4六桂の
両取りが残る狙いです、でもそれなら後手は持ち駒が一歩多いので、
羽生は△7四金と打たなかったかもしれませんし・・・」
結局、何を言っても結果論、なのだった
脇「私がもし、この将棋の終盤を、『羽生か康光の替わりにどちらかをもって戦え』
と言われたら、どっちをもっても勝てません」
ここでは会場が笑いに包まれた
本局は、羽生の大局観のすごさ、が特によく出た一局と思う

もし自分が今日、将棋を知らない人に、「将棋って、どんなゲームですか?」と聞かれたら、
「最後には羽生が勝つようにできているゲームです」と自分は答えると思う
2008.07.18 棋聖戦第5局
関西会館の大盤解説会に行ってきます
PM5時から、解説は脇八段です
PM3時の現在、もう中盤すぎて終盤に近いですね

おとといのNHKの「プロフェッショナル」の名人戦特集は面白かったです
対局中の2人の表情がたっぷり見れたし、控え室の検討のシーンあり、
2人にインタビューありで、1時間があっという間でした
第3局で羽生が序盤劣勢になったとき、ヒフミンが「羽生さん出直しだ、顔を洗って出直しだ」
と言っていたのが面白かったです(^^;

今期の名人戦で個人的に一番印象に残っている手は、第3局の羽生の△7二歩ですね
(7三の桂が死に、▲7三歩成に△同歩を用意しただけの手)
桂損を甘受する歩打ち、なかなか打てないと思います
64巻P121より
(あさりの日頃のあまりの奔放な生活態度に、ついにママがブチ切れた)
ママ「世の中にはルールがあります!
わが家にもわが家のルールをつくります、わかったわね!!」

ふとんの上げ下ろしはきちんと  朝起きたらおはようのあいさつを
夜ねるときはおやすみなさいという  ごはんの前には手を洗う
ごはんの前にはいただきます   食後はかならず歯をみがく
口の中にものを入れたまましゃべらない  出かけるときには行ってきます
帰ったらただいまという  くつはそろえてぬぐ
帰ってきたらまずうがい  宿題は帰ってきたらすぐやる
明日の時間割はその日のうちにそろえる  ランドセルを玄関に放り出さない
うにょ(飼い犬)にかみつかない  うにょのエサをよこどりしない
タタミのことをオニタタミとよばない  ママのことをキューリとよばない
ゲームは一日一時間  おこづかいの前借りをしない
食べ物の好ききらいをしない  くつしたをうら返して洗たく機にほうりこまない
パンツは毎日かえる  夜中に冷蔵庫をあらさない
ふとんの中でお菓子を食べない  ベランダからとびおりない
窓から出は入りしない  物干し竿でけんすいをしない
おふろで金魚をかわない  おふろでおよがない
ママのさいふからお金をガメない  0点のテストをかくさない
階段でコースターあそびをしない   トイレの中で電話をしない
トイレの中でマンガを読まない  パパがかくしているHビデオをさがさない
コンビニで立ち読み買い食いをしない  ろうかでイモムシごっこをしない
お客さまがきたらよい子にみえるようにする   こんなもんじゃまだまだたりない
悪ガキはさかさはりつけじゃ  うにょ以下にならない  手でものを食べない
悪いことをしたら素直にごめんなさいという  まだまだ・・・

あさり「ぬおおーっ なんじゃこりゃーっ!」

・・・ワロタw
昨日に引き続き、エキシビジョンマッチの2回戦の勝又六段の解説をまとめました
持ち時間は各15分、切れたら30秒です

ファイル名:清水上アマvs激指.kif
先手:清水上 徹アマ
後手:激指

▲7六歩
*一局目はコンピュータ先手だったので、この二局目は人間の先手です
△8四歩 ▲6六歩 △3四歩 ▲6八飛
*清水上さん得意の四間飛車です
*清水上さんは今期の棋王戦で野月七段を破ってますね
△6二銀 ▲1六歩 △4二玉 ▲7八銀 △3二玉 ▲3八銀
*清水上さんは藤井システムが得意ですね
△5四歩 ▲6七銀
*この対局の前に、加藤アマが負けたので、会場の雰囲気が異様でしたね
△5二金右 ▲5八金左
*相居飛車の激しい将棋と違って、一発入りにくい戦型なので、清水上さんが負けることはないだろうと思っていたんですけどね
△5三銀 ▲4六歩 △7四歩 ▲4八玉
*定跡では、次は△8五歩▲7七角△5五角▲4七金△7五歩の進行が多いですね
△7二飛
*コンピュータは、居飛車vs振り飛車の対抗形では、急戦は攻めている駒と受けている駒の数の関係で、途中で急戦は無理と判断しちゃうことが多いですね
▲3九玉 △7五歩 ▲同 歩 △6四銀 ▲7八飛 △7五銀
▲7六歩
*ここで次に△7七歩と打って▲同飛△6六銀▲同銀△同角となっても、玉形の差があるし、▲6一銀の割り打ちがあるし、たいしたことないんですね
△6四銀
*銀を引いたのは正解ですが、急戦をやめちゃうんなら、最初からしなければいいのに、と思いますね(笑)
▲1五歩 △3三角
*急戦をやると見せて持久戦、激指の得意技です
▲3六歩 △5三銀
*激指らしい手です
▲3七桂
*先手は自然に指しています
△4四歩 ▲4七金 △2二玉 ▲6五歩 △3二銀
*▲6五歩を見て、穴熊はあきらめましたね
*(ギズモ注:ここで次に▲2五桂はなかったのか、残念ながらその手の勝又六段の解説はありませんでした)
▲2八玉 △8五歩 ▲7五歩
*飛車先を逆用し、先手快調ですね
△4三金 ▲6六銀 △8二飛 ▲7六飛 △6四歩
*この局面が問題でした 振り飛車は一気に良くするのは難しいので、ここでは正解手は▲同歩△同銀▲6五歩△5三銀で、その後▲5六歩~▲2六歩~▲9六歩~▲9七角~▲7七桂と、あわてないでいくことでした
▲7四歩
*これがヘタをすると、この局面一番の悪手でした この後、もう収まらなくなっちゃったんですよ
*先手のほうが玉が薄い、後手は持ち駒に一歩持っている、戦い合わないほうが良い、と判断するしかなかったんです
△8三飛
*ここで▲6四歩だと、△同銀▲6五歩△7五歩▲7八飛△8六歩があるんです
▲7七桂 △6五歩 ▲同 桂 △6四銀
*うーん、この戦いは、もうおかしいですね
*僕も解説していて、あせってきて声が出なくなってきました 飛車交換の展開になると、8八の角が狙われるんです
▲2五桂 △4二角 ▲4五歩
*先手としては不本意な戦いです
△2四歩 ▲4四歩 △同 金
*それでも清水上さんだから、まだなんとかしてくれるんだろうな、と思っていたんですけどね
▲7三歩成 △同 桂 ▲7五銀
*これは先手の勝負手なんですが、この時、解説していて次の手に嫌な手が見えましてね、もしかして、と思ったら、解説どおりの手で、こっちがビックリしましたよ
△6六歩
*これが焦点の歩で妙手、これがいい手でした
*とにかくコンピュータは手筋が出来るようになりましたね ▲同角は△5五銀~△6五桂で困ります、これでもう先手まずいですね
▲7三桂成
△7五銀
*△同飛かと思ったんですけど、後手踏み込みましたね
▲8三成桂
*▲7五同飛だと、後手から先に飛車を打たれるので、▲8三成桂だったんですが、これでは先手苦しいです
△7六銀
*形勢は、銀桂交換で▲8三成桂と△7六銀では△7六銀のほうが働いているので、後手いいですね
▲6六角 △5五銀
*冷静に見ると、かなり激指優勢なんです、先手玉が薄いんです
▲同 角 △同 歩 ▲7四飛
*中川七段の意見では、この次の手は△5六歩が良かった、ということでした ▲4四飛には△5五角です ▲7六飛には△6四角と出て王手です
△6四飛 ▲7六飛 △2五歩 ▲7三飛成
*ここでは▲4五歩△同金▲4六歩のほうが良かったかもしれません
△6九飛成 ▲5八銀
*これで先手陣はまだもつだろう、と思ったんですけどね
△9九龍 ▲4五歩 △同 金 ▲4三銀
*この局面、△9七角成で、しばらく後手は受けにまわると思ったんですけどね 次の手がいい手でした
△4八歩
*▲3九金が形なんですけど、△1六桂▲同香△1九角▲2九玉△2八香がピッタリで寄りです
*いやー、解説者よりも見つけるのが全然速いんですよね
▲同金引 △2四桂
*これも手筋ですね
▲3七銀 △3六桂 ▲同 銀 △同 金
*このへんは、会場がシーンとし始めましたね
▲3七歩
*金が逃げてくれるかなーと思ったんですけど・・・
△2七金
*この手もほとんどノータイムでしたね
▲同 玉 △2六香
*ここで▲3六玉なら△3五銀▲4五玉△4九竜が詰めろで、玉が上部に逃げると手数はかかりますが、竜で金をボロボロとられて後手の勝ちです
▲1七玉 △2七銀
*これで必至がかかっちゃったんです △4八歩から速かったですねえ ▲2八歩と受けても、△4九竜でダメです
▲3二銀成 △同 金 ▲2三歩 △同 金 ▲3二金 △1二玉
*激指も強くなりましたね 弱い将棋はものすごく弱いんで、まだまだかなーと思う将棋も多いんですけど、いやあ、今回は強かったですね
まで100手で後手の勝ち

勝又「この2局の将棋を見るかぎりでは、コンピュータの実力はアマ全国ベスト4近く、
   アマベスト8に入ってくるというのは、プロの公式戦に参加できる、ということです
   アマ竜王戦は竜王戦6組に4人参加できますし、朝日オープン戦では10人参加しています
   コンピュータ将棋の今後が楽しみ、ではすまされない、正直、怖くなってきました(笑)」

ギズモ注:つい先日、7月12日に行なわれた対局では、次のような結果になっていますね
朝日杯将棋オープン戦 一次予選・中継 朝日本社
● 戸辺 誠 清水上徹アマ ○ 朝日杯将棋オープン戦
● 金井恒太 加藤幸男アマ ○ 朝日杯将棋オープン戦
時期が遅れましたが、囲碁将棋チャンネルで6月21日に放送された、
第18回コンピュータ選手権のエキシビジョンマッチの勝又六段の解説を貼ります
持ち時間はお互い15分、切れたら30秒です

ファイル名:棚瀬将棋vs加藤幸男アマ.kif
先手:棚瀬将棋
後手:加藤幸男アマ

▲2六歩
*先手が準優勝の棚瀬将棋です
△8四歩
*後手の加藤さんは3年目です おととしボナンザ、昨年YSS、今年は棚瀬将棋との対戦です
▲2五歩 △8五歩 ▲7八金 △3二金
*相掛かりになって意表を突かれましたね
*棚瀬将棋には向かない戦型と思っていましたからね
▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △2三歩 ▲2六飛 △7二銀
▲3八銀 △6四歩
*加藤さんは居飛車党、数々の実績があり、プロと遜色ない実力ですね
▲7六歩 △8六歩 ▲同 歩 △同 飛 ▲8七歩 △8二飛
▲5八玉
*棚瀬将棋は全探索なので、手の広い中住まいは向かない、すぐ負けると解説でしゃべっていたんですけどね
△6三銀 ▲3六歩 △3四歩
*全く定跡どおりの進行です
▲3五歩 △同 歩 ▲3七銀
*相掛かりの早繰り銀です
△5四銀 ▲4六銀
*プロ棋士では、中川七段、中原永世名人、清水女流が得意としていますね
△4四角
*これも定跡です
▲3八金
*人間が相手のときは、コンピュータはデータベースをフルに使っています
△2二銀 ▲3四歩
*次に△3三銀~△3四銀と出られると困るので、▲3四歩です
△4二玉
*この次の手から棚瀬将棋はデータベースからはずれて、自力で指しています データベースでは△5二金と入ってたんですね
▲3七桂
*この手でよく多いのは▲7五歩ですね
△5二金 ▲4四角 △同 歩 ▲3五銀 △4三銀 ▲7七桂
*この局面が問題でした ほとんどの形は▲3七桂でなく▲7五歩となっているんですよ 両方の桂が跳ねてもうまくいかないというのと、玉が狭くなるので、指されないんです それと、昔は必ず△1四歩▲1六歩の交換が入っていたんです 先手から▲1五角の筋がいつでもあるからです ここで△5四角は△3六歩の一点ねらいで打ちにくいんですが、その手が正解手でした
△3三歩
*この歩は▲1五角の筋があるし、打ちたくなるんですよ、僕も「うんうん、そうだな」と思ったんです
*この局面での第一感をプロ棋士5人くらいに聞いたら、全員△3三歩でした
▲4六飛
*ふつうは△5五角があるので、この飛は無い手なんですよ、▲3七桂と跳ねているから出来るんです
*加藤さんにとっては不幸としか言いようがないですが、この局面、もうつらくなっちゃいました ▲4四銀が受からないんです
△3四歩
*しょうがないから△3四歩と取りました
▲4四銀
*これを△同銀は▲同飛で、▲6四飛と暴れられて、後手が面白くないんです
△3三銀 ▲4三銀成 △同金左
*△同金右は6三の地点が空いてしまいます
*次の手が決め手になりました
▲6一角
*▲8三銀で飛車を取る狙いです △6三銀と受けると、▲7一銀△9二飛▲8三角成です
*▲7一銀に△8四飛だと、今度は▲6二銀成があります
△3五銀
*ここではまだしも△6三角▲7一銀△7二飛でしたが、それも後手苦しいですね
*ここから棚瀬将棋は速かったですね プロ級でした
▲5二角成
*(ギズモ注:ここで△同玉は▲4一銀△同玉▲4三飛成で、やはり先手有利のようです)
△同 飛 ▲3一銀
*この前に行なわれた棚瀬将棋vs激指をみんな見ていましたから、そのレベルならまだ大丈夫だろうと思っていたんですけどねえ この将棋のレベルはプロ級なんですよ
△3二玉 ▲2二金
*こういうイモ手が見えにくいんです
△同 銀 ▲同銀成
*ここで△4二玉は▲3一銀△3三玉▲2五桂があり、4三の金は結局受からないんです
△同 玉 ▲4三飛成 △4二金 ▲3四龍
*正解手で、辛いですね 以前はこういう手がコンピュータは指せなかったんですけどね
△3三金 ▲3五龍 △3四銀
*ここで竜を逃げなかったですね
▲同 龍 △同 金 ▲4三銀
*強いとしか言いようがないですね
△3六歩
*これは形づくりですね
▲5二銀不成
*不成のほうが詰ましやすいです
△3七歩成 ▲3二金 △同 玉 ▲4三銀打 △3三玉 ▲3二飛
*棚瀬将棋の完勝ですね ショックでした
*△3三歩は「形」だと思って打ったら、それが悪手だった、それにしてもこの将棋は棚瀬将棋が強かったですね

勝又六段「余談ですが、この日の4日後、この将棋を見ていた中川七段が北島六段を相手に、
      全く同じ形の将棋を指して勝ったんです
      なおかつ、後日渡辺竜王とこの戦型を指して、渡辺竜王は違う対策をしたんですが、
      やはり中川七段が勝ちました
      中川さんは、棚瀬将棋を『我が師と仰いでます(笑)』なんて言ってました」   
島  朗 九段vs中座 真七段  1回戦
解説 木村一基

少し地味めなメンツだが、解説が木村だ
先手島で、3手目▲6六歩と止めて、相居飛車の持久戦模様になった
手将棋で、ずっと細かい駒組み合戦続いた 

序盤の△4四角が工夫の一手で、後手は交換になった2筋の歩を打たず、
本譜では△2七歩で先手の飛車先を止めることに成功した
しかし後手玉は堅く囲うことができず、形勢は難しかったようだ

69手目は木村の解説どおり、▲6六銀より、▲6六金のほうが
先手面白かったように見えるが、どうか
その後、△8二角~△8四歩が好手順で、後手が桂得に成功した
98手目、▲5三歩の垂らしには△4二金寄りと受けるほうが良かったと思う
決定的だったのは123手目、▲3三金と打っていれば、
むしろ先手が良かったんじゃないだろうか
本譜は▲2三桂不成で銀を取ってしまったため、△同飛で飛車が
受けに利いてしまった

木村の解説は、さすがだった 序、中盤は時間があったこともあって、
自分は聞いていてひとつの疑問も残らなかった
終盤は30秒将棋が続いたため、さすがに大盤を使えず、
口頭で符号を言うしかなかったが、それでもうまい解説だった
感想戦がなかったのが残念だった
2008.07.14 病院へ行く
2週間に一回、通院している
私の担当の先生(ドクター)は、なんとハチワンダイバーを見ているそうだ
先生「土曜のハチワンダイバー、見ましたよ」
私「あっ、そうですか」
先生「あの番組、いつもキャラが怒っているか、泣いているかのどっちかですねえ」
私「はあ」
先生「あの女の子が鬼将会を継ぐんですかね」
私「そうですね」
先生「ところで、あの番組、誰か見ている人、いるんですかねえ」
私の心の中でのツッコミ(あんた、今自分が「見てる」って言うたやん!)
なんか笑えた(^^;
ハチワンには、一度見出したら、番組の最後までチャンネルを替えさせないパワーがあると思う
「きたきたきたきた、見えてきたああ」
ぐわわあ、さすが大将、きも怖い
関が原の真剣って、何よそれ(^^;
ありゃ?な、何?菅田、いきなり負け?どゆこと?
もう菅田、ダメなの?
ああ、受け師さんに「さようなら」と言われた・・・

が、ここから一転、恋愛ドラマに変身、
受け師「あなたがまっすぐだったから・・・」
菅田「違います、受け師さんと出会えたから、僕は将棋にまっすぐになれたんです!
   もう逃げません!」

そして始まった2面指し、父に対し怒る受け師、そしてなんと結婚の告白をする菅田、
菅田「お嬢さんを僕に下さい!お養父さん!」
大将「お前にお養父さんと呼ばれる筋合いは無いわ!」
なんかもう典型的ラブコメ、爆笑した

ついに大将を倒し、そして流れてきた母のビデオ、
また感動のシーンに・・・
げえっ、お父さんが死んだ、これで鬼将会も終わりなのか?

しかし出た、受け師さんの一言
「鬼将会は、私が・・・継ぐ!」
目に炎が宿る受け師さん、
いいぞ、いいぞ、ヤンヤヤンヤの拍手喝采、こうでなくっちゃね!
そして真の敵、鈴木八段との一戦が迫る!

まさにエンタメの最高峰、全く、面白いの一言!ハチワン、サイコー!
第16期 銀河戦
本戦Bブロック 最終戦
谷川浩司九段 vs 三浦弘行八段
対局日: 2008年5月13日
解説:先崎 学八段
聞き手:船戸陽子女流二段

今期ここまでの戦績は、三浦17勝16敗、谷川20勝21敗
二人の対戦成績は8-8のイーブン
勝ったほうが最終勝ち抜き者で決勝トーナメント進出の一戦

後手谷川のゴキゲンに対し、先手三浦は丸山ワクチンの角交換+佐藤新手▲9六歩とする展開
お互い角を持ちあったまま、駒組みが続いた
中盤から終盤にかけてずっと難しい形勢、
最後にタニーが詰ましにいったが、わずかにとどかなかった
あちゃー、タニー負けた・・・
相当難解な終盤で、感想戦の時間が10分しかなく、もっと見たかった
先崎によると、最後に後手の詰ましにいくところで、詰ますのはあきらめて
「後手から端歩を突く筋で、詰めろ逃れの詰めろをかける手順があるかもしれない」
とのことだったが、その手順を見たかった

結局、タニーのほうは何が悪かったのか、自分くらいの棋力ではわからない
三浦の53手目の▲5七同金右、と取った手が、かなり効いたのかもしれない
ここはふつうは▲同銀だが、▲5七同金右だと、その後の△4七角成に▲6六銀と逃げて
先手の△4七角成がぼけるのだ この手が△7九金の疑問手?を呼んだのかもしれない

解説の先崎はがんばって説明してくれいて、良かったと思う
しっかし、難しかったわ、この一局は(^^;

三浦「決勝トーナメントには初めて出るので、がんばりたいです」とのこと
テレビが29型のブラウン管から、37型のワイドプラズマに替わって一週間が経った
この間、だいぶテレビへの接し方が変わった
その感想を書こうと思う
ちなみにテレビを置いてある部屋は6畳の居間で、
6畳とは別にある床の間のスペースにテレビは置いてある

いい点は、とにかく迫力がすごい、ということだ
マイケルジャクソンのコンサート映像を観てみると、
今まではただのつぶつぶだった観衆一人一人が、大画面だときちんと映し出されており、
「ぐは、これ全部やっぱり人間か」と思わせる
DVDレコーダーに取っておいた、1年くらい前の相撲の白鵬vs朝青龍で
白鵬が勝った一番を観てみたら、「時間いっぱい」になり、
開始直前の2人のにらみ合った表情が大画面で映されるところは、まさに圧巻だ
まわしを取り合ってからの勝負にも、観ていてかぜん力が入る
たまたま民放でちょっと映った水泳も、けっこう迫力があった

音楽のライブ観賞、そしてスポーツ観戦をするのが好きな人にとってはすごくいいと思う
あと、映画とも相性が良く、映画館にきているかのような錯覚を受ける

自分は、スポーツ観戦はあんまりしない
音楽は宇多田ヒカルのライブDVDばっかり観ている、
映画ではアニメの機動戦士ガンダム「逆襲のシャア」を何度も何度も観ている、
そして荒川静香のフィギュアスケート、
この3つを観ているときは「大画面になって良かった」と素直に思える

問題点もある
「ちょっとテレビを見てみるか」という感じで、
テレビの電源を気軽にONすることが全くなくなった
画面がでっかいと、その分、見る前に身構えてしまうのだ
テレビを見るのに、けっこう覚悟が要るのだ
ワイド画面にはまり込む分、実際に多く体力を使っている感じがする

それから、つまらない番組、興味のない番組は、大画面の分、そのつまらなさが
さらにパワーアップする、ということだ
どうでもいい番組やタレントの顔が大迫力で映るのは、はっきり言って迷惑だ
ニュースは画面よりもむしろ音の情報が大切だし、
古舘伊知郎の顔がでっかく映っても、全然嬉しくないのだった
だからニュースを見る分には、むしろ小型のテレビのほうが向いている、
と思うのが正直な感想だ 

さらに問題はテレビゲームだ
やっぱりファミコンのドット絵は、大画面だと粗く見える
スーパーファミコンも同じだ
そして、画面の情報量が多いためか、コントローラのボタン操作に画面が即座に反応せず、
遅延する、という現象が起きるのだった
これは機種によって異なるが、遅延の問題は色々な機種であるようだ
自分はもうこのテレビではテレビゲームは全くやらないと思う
愛知の家にはブラウン管テレビがあるので、そっちでしかゲームはやらなくなるだろう
ブラウン管はブラウン管で、いい面もずいぶんあったなあ、と率直に思う

大画面になり一番変わったことは、
今までは気軽にテレビをONしていたが、今はテレビをつける前に、
まず何を観るかしっかり考える、という習慣が自然についた、ということだ
これは母も全く同じことを言っている
そして自分はテレビゲームをしなくなった
このことはいいことなのかもしれない

とにかく自分の目的であった、「将棋番組をもっと大きな字の駒で見たい」
という願いはかなった もちろん一番大事なのは、やっぱり将棋の内容、ですけどね 
第16期 銀河戦
本戦Aブロック 最終戦
丸山忠久九段 vs 阿部 隆八段
対局日: 2008年5月22日
解説:橋本崇載七段
聞き手:熊倉紫野女流1級

今期ここまでの戦績は、丸山28勝20敗、阿部19勝18敗
2人の対戦成績は丸山の9-6

茶髪にし、横顔がサッカーの中田英寿に似ている丸山と、
サンドウィッチマンの伊達ちゃんに似ている阿部の一戦
勝ったほうが決勝トーナメント進出だ

後手阿部の一手損角換わり模様から、後手が△2二飛と振った瞬間▲6五角と打ち、
また相居飛車にもどる、という力戦模様になった
序盤の駒組みからお互い慎重に時間を使いあう展開、
先日の中原vs山崎戦とは時間の使い方が全く対照的だ(^^;

中盤、先手後手ともに、どう指していいのか、あまりの局面の難解さに、
ハッシーが「お互いこんな難しい将棋にするんじゃなかった、
と思っているかもしれません」と言ったほどだった
その後も手が見えにくい展開なのに、両者好手連発、
これがトッププロ同士の実力!まさにそういう内容だった
解説のハッシーも、「こんな将棋はなかなか見れませんね、すごい将棋です」と
何度も言うことになった 
ハッシーはもちろん自分の好きな棋士で解説も良かったが、
ついでに、聞き手の熊倉さんも、なかなか良かった、
かわいいし、控えめだけど明るく、好きになりそうだ(^^;

自分が見ていて感心した好手を挙げてみようと思う
43手目▲3五歩(△同歩だと▲5五角の筋がある)
44手目△5四歩(▲5五角を防いだだけの手だが、意外とこういう手が実際には見えない)
47手目▲4七銀(のちの▲5六角を見た手)
48手目△3五銀(先手の▲5六角の狙いを見破り、勝負手)
58手目△3六歩(受け一方では勝てないと見て、これも勝負手)
59手目▲2四歩(絶妙のタイミングでの突き捨て、
     △3六歩を打ったばかりで△同銀と取る気にはならない)
70手目△3四玉(相当怖い勝負手)
80手目△1四歩(ハッシー「こんな手があるんですか」と驚いた受け)
86手目△6五桂(▲同歩なら△4四角から、と金を抜く ハッシー「よくこんな手が浮かびますね」)
93手目▲2二歩成(△同金なら▲4二飛成で先手勝ち筋 ハッシー「こんな手があったんですね」)
106手目△5二桂(ハッシー「阿部さん、秒読みギリギリで指しましたが、おそらく最善手でしょうね)
116手目△3一桂(今まで王手の連続で攻めていた後手だが、落ち着いた冷静な一手)
117手目▲6三金(攻めはもう無理と判断、虎の子の金を自玉の守りに使う手)
118手目△7八竜(この手はずっとあったのだが、早すぎると飛車を渡すので後手玉が危ない)
122手目△7二銀(投了図は次の△7一金打がどうやっても受からない、後手玉に詰みはない)

阿部が勝った瞬間、拍手をしていた、もちろん阿部さんが勝ったのもうれしかったけど、
この名局に、両者に拍手だった

熊倉「決勝トーナメントの意気込みを聞かせてください」
阿部「欲を言えば優勝というのはあるんですけど、
一番一番、見ていて楽しい将棋を指したいと思います」

阿部さん、そして丸山さん、この将棋は見ていて本当に楽しかったよ、
面白かった、ありがとう
第16期 銀河戦
本戦Hブロック 10回戦
中原 誠十六世名人 vs 山崎隆之七段
対局日: 2008年6月12日
解説:屋敷伸之九段
聞き手:山田久美女流三段

先週の土曜の放送の分
テレビの買い替えの都合で、木曜の今日の再放送を見ることになった

今期ここまでの戦績は、中原8勝11敗、山崎25勝12敗
期待の山崎登場、才能あふれる指し手が見られるか、と思っていたら、
今回はハズレの一局でした、それも大ハズレ(^^;

先手中原で、後手山崎は4手目△3三角戦法、角交換の相居飛車になる
その後駒組みが続き、先手は7筋位取り、後手は菊水矢倉に組んだ

両者指し手がすごく早く、しかも仕掛けてからは、お互いほぼノーガードで攻めあう展開、
終局したのが番組開始から1時間10分のとき、という早さだった

山崎は感想戦で、「序盤は作戦負けだった、△5二飛では金の繰り替えで手待ちするべきだった、
△6七金では飛車を引いておけば難しかった、△5四金と打ったのは金損になってひどかった、
終盤で角打ちは△5八角なら一手違いにもちこめた」
など、実に能弁にしゃべってくれ、終わったばかりのこの一局をほぼ完璧に振り返っていた
手が見えていることは充分に証明していた
・・・なぜこれが実戦に反映されないのか、うーん、もったいない
これに勝てば、次は羽生と対局できたのに、うーん、見ている自分としては残念だった
うーん、うーんと書いているが、自分は山崎にはかなり期待しているのだ
「東の渡辺、西の山崎」と言われるためには、
山崎はこういう負け方をしなくなるようになってほしい

一方、中原の強さ、手の見え方の速さはいつものことながら、さすがだった
仕掛けのタイミングも完璧、その後も
指されてみればその一手と思える手を、あっさりパパッと指していく、
「自然流」の異名は伊達ではないと思わせた
考慮時間も、最後は残り1回になったが、
「とりあえず10回あったから、残すのももったいないので使っただけ」という感じだった
中原の手が早いので、屋敷の解説も間に合わない場面があったし、
見ている自分も考える時間がないくらいだった
最後は実戦詰将棋で、ピッタリ詰め上げた

・・・しかし、中原が強いことはもうすでにわかっている、
自分としてはやっぱり山崎の強いところを見たかった、ですね
後手羽生の一手損角換わりから、大乱戦のすごい将棋だった模様
うーー、大舞台でこんな将棋を指せて、率直にうらやましい!
最終戦の第5局は18日、関西会館では脇さんの解説会があるのか、
これは見に行こうと思っている
・・・んだけど、当日の自分の体調がどうかが問題だ
ここのところ、3日ほど、昼過ぎか夕方まで寝ているんだよね 
前日は夜10時くらいにちゃんと寝ているのにね
櫛田陽一六段vs森下 卓九段 1回戦
解説 中村修

クッシー登場だ クッシーは小池重明と何度も対局した間柄で、
当然自分はクッシーの応援だ

先手クッシーで、ノーマル四間飛車vs後手森下の居飛車穴熊に進んだ
藤井システムを使わずに四間飛車がどれだけ戦えるか、楽しみな展開になった

後手の金銀での押さえ込みに対して、先手はと金を作って対抗、
なんと先手の飛車が後手の急所の角と交換できる、という手順に進んだ
ここではクッシーは「さすがに自信があった」とのこと
自分も見ていて、これは先手が勝てる、と思ってみていた

しかし、最終盤、クッシーの弱気が出てしまった
▲3九金打ちが疑問で、ここでは▲4二桂成と一直線に攻め合って、
おそらく先手の勝ち筋だったはず、との結論だった
その後、森下の次の一手のような好手、△4一金が出て逆転してしまった
クッシー、強豪相手に、おしい将棋を逃した残念な一局だった

中村修の解説は、手が見えやすい展開とはいえ、的確で良かった
両者の棋風等も良く調べていたしね

感想戦で、中倉宏美さんの体が異様に細く見えた
すっげー、中倉さんってこんなにスタイルが良かったっけ、と思ったら、
クッシーの横に座ったので、単に2人を比較してしまったのだった(^^;

それにしてもクッシーは体格がいいなあ、うーん、誰かに似ている、
誰だろう、と思っていたら、映画評論家の水野晴郎だった
今確認してみたが、やはりよく似ている↓
http://www.mizunoharuo.com/
ついに始まった妹との対決、
妹がプロを目指すチャンスがなかった理由が、
家の事情で東京に2人も生活させる金銭的な余裕がなかった、とのことで納得できた
ここらへんはさすが将棋の世界に詳しい柴田ヨクサルさんの原作だ

妹はピアニスト、本当に色んな人種を出してくるね
ヤクザの真剣師、ホームレス、漫画家、人形師、華道家、陶芸師、盛りだくさんだ
そして24の画面がキター 24で指していたんだね(^^;
妹が負けたあとのセリフ、「よかった、私より強くて」と言うシーンは
ドラマとして感動した

鬼将会の大将はどんなんかなー、と思ったら、よりによって、つるの剛士!!
・・・と思ったらただの斬られ役、
1分切れ負けであっという間にヤラレター(笑)
たくましくなった菅田、かっこいい!
そしていよいよ大将との対決、次回も絶対見逃せない!
第16期 銀河戦
本戦Gブロック 10回戦
木村一基八段 vs 島 朗九段
対局日: 2008年6月19日
解説:豊川孝弘六段
聞き手:高群佐知子女流三段

先週の木曜に放送された分だ
今期ここまでの戦績は、島12勝23敗、木村39勝15敗
二人の対戦成績は木村の4-0

先手島で、横歩取りになった 先手の中住まいに、後手は△8四飛+中原囲い戦法
この形は数年前の竜王戦、▲渡辺vs△木村でよく似た一局があった、
あのときは木村は作戦負けから何もできず、ボロ負けだった
今回はどうかと思いながら見ていた

・・・したらば、この将棋もそのときとすごく似た展開になった
先手が2枚の銀を繰り出している間、後手は飛車を△8五飛~△3五飛~△3四飛~
△3五飛~△8五飛、と動かし、ほとんど何も駒が前に出ていない状態、
解説の豊川は「私がもし後手側をもったら確実に負けます」などの発言を連発していた

中盤、先手が銀2枚で押さえ込む展開に、そこで豊川が
(先手玉は)「頭が薄いですね、アデランスが必要なくらいです」
と言ったのはわざとではないだろうが、対局者が対局者だけに笑わせてもらった(^^;

56手目、木村の勝負手の△3三桂のところでは、どう見ても先手が確実に勝つ順があったと思う
ここから島は大技をかけて一気に勝負を決めにいったが、もしも先手が渡辺竜王なら、
どういう手順で勝ちにもっていくか知りたかった

そして80手目、△6五桂と跳ねたのには本当にびっくりした
善悪はわからないんだけど、いくらなんでも、玉のどてっ腹に飛車を打たせるか?こ、怖すぎる

島が王手の連続で迫った103手目、▲1五金からなら詰みだったが、それを逃して
一気に形勢混沌、しかし後手玉は裸にされており、
最後は打った飛車を取られてトン死してしまった
結果として島が勝ったものの、▲1五金で詰ましていれば、
29手詰み(しかも後手の合駒は角が最善というもの)が見れたのだが、残念だった
さすがに最後はどっちが勝つのか、ハラハラしたけどもね

個人的に本局は、二人のまずいところがよく出た一局だったと思う
木村の序盤の作戦、島の最後の秒読みで早指ししていたための詰み逃し、
特に、解説名人である木村のいいところを自分はあまり見た記憶がないので、
次の機会に期待したい
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