2008.08.31
島 朗九段 vs 櫛田陽一六段
第16期 銀河戦
決勝トーナメント 1回戦 第8局
島 朗九段 vs 櫛田陽一六段
対局日: 2008年8月15日
解説:藤井 猛九段
聞き手:千葉涼子女流三段
19年度の戦績は、島12勝23敗、櫛田17勝8敗
2人の対戦成績は島の3-2
島は、片上、木村、藤井に勝っての最終勝ち残り者、
クッシーは、伊藤真吾、戸部、山本に勝っての最多連勝者だ
先手島で、3手目▲9六歩としてちょっとびっくりしたものの、結局居飛車穴熊に組んだ
クッシーはいつもどおりの四間飛車で高美濃囲いだ △8三玉と立ったのが工夫のようだ
島の2筋の突き捨てから7筋をからめた攻めで、戦いになった
クッシーは普通に対応していたが、後手は玉が中段でひとりぼっちになり、
なんだか先手が有利っぽい展開に、
局面が進んで79手目のところでは、先手側に決め手がありそうだった
自分も「これだけ玉が薄ければ先手の勝ちだろう」と思ってみていた
しかし決め手を見つけられなかった島に対し、クッシーの△7八歩~△6九角が強烈で、
一気にクッシーの勝ちになった
藤井の解説は、序盤はとてもわかりすかった
しかしだんだん終盤になるにつれ、具体的な手が浮かばなかったり、形勢判断などもあいまい、
しどろもどろになっていった藤井、終局直後も「逆転していたかどうか、よくかわんないんですが~」
と発言した藤井、自分は「さすが藤井の解説だ(^^;」と思ってみていた
だが、この対局、感想戦をやったところ、実は終盤が本当にかなり難しかったようだ
島は「いっぱい勝ち筋がありそうだったんですが」と発言し、
どう見ても先手に決め手がありそうなのだが、はっきりとした勝ち筋は結局見つからなかった
「桂頭の玉、寄せにくし」「中段玉、寄せにくし」の格言のとおりだった
角道を止めての昔ながらの四間飛車は、今プロでは指す人があまり見当たらないので、
クッシーは貴重な存在になっていると思う
NHK杯の森下戦では惜しくも負けたが、あの一局も四間飛車が作戦として充分通用していた
クッシーが四間飛車を使って、フリークラスを脱出できるかどうかに注目したい
あと、連盟のクッシーの写真だが、今のクッシーとは別人に見える(^^;
六段の棋士のところ ↓
http://www.shogi.or.jp/syoukai/index.html
クッシー「逆転勝ちなんでうれしいです、
(次の三浦戦は)なんとかこのツキを活かしていきたい」とコメント
決勝トーナメント 1回戦 第8局
島 朗九段 vs 櫛田陽一六段
対局日: 2008年8月15日
解説:藤井 猛九段
聞き手:千葉涼子女流三段
19年度の戦績は、島12勝23敗、櫛田17勝8敗
2人の対戦成績は島の3-2
島は、片上、木村、藤井に勝っての最終勝ち残り者、
クッシーは、伊藤真吾、戸部、山本に勝っての最多連勝者だ
先手島で、3手目▲9六歩としてちょっとびっくりしたものの、結局居飛車穴熊に組んだ
クッシーはいつもどおりの四間飛車で高美濃囲いだ △8三玉と立ったのが工夫のようだ
島の2筋の突き捨てから7筋をからめた攻めで、戦いになった
クッシーは普通に対応していたが、後手は玉が中段でひとりぼっちになり、
なんだか先手が有利っぽい展開に、
局面が進んで79手目のところでは、先手側に決め手がありそうだった
自分も「これだけ玉が薄ければ先手の勝ちだろう」と思ってみていた
しかし決め手を見つけられなかった島に対し、クッシーの△7八歩~△6九角が強烈で、
一気にクッシーの勝ちになった
藤井の解説は、序盤はとてもわかりすかった
しかしだんだん終盤になるにつれ、具体的な手が浮かばなかったり、形勢判断などもあいまい、
しどろもどろになっていった藤井、終局直後も「逆転していたかどうか、よくかわんないんですが~」
と発言した藤井、自分は「さすが藤井の解説だ(^^;」と思ってみていた
だが、この対局、感想戦をやったところ、実は終盤が本当にかなり難しかったようだ
島は「いっぱい勝ち筋がありそうだったんですが」と発言し、
どう見ても先手に決め手がありそうなのだが、はっきりとした勝ち筋は結局見つからなかった
「桂頭の玉、寄せにくし」「中段玉、寄せにくし」の格言のとおりだった
角道を止めての昔ながらの四間飛車は、今プロでは指す人があまり見当たらないので、
クッシーは貴重な存在になっていると思う
NHK杯の森下戦では惜しくも負けたが、あの一局も四間飛車が作戦として充分通用していた
クッシーが四間飛車を使って、フリークラスを脱出できるかどうかに注目したい
あと、連盟のクッシーの写真だが、今のクッシーとは別人に見える(^^;
六段の棋士のところ ↓
http://www.shogi.or.jp/syoukai/index.html
クッシー「逆転勝ちなんでうれしいです、
(次の三浦戦は)なんとかこのツキを活かしていきたい」とコメント
2008.08.30
郷田真隆九段 vs 片上大輔五段
第16期 銀河戦
決勝トーナメント 1回戦 第7局
郷田真隆九段 vs 片上大輔五段
対局日: 2008年8月1日
解説:木村一基八段
聞き手:古河彩子女流二段
19年度の戦績は、郷田33勝16敗、片上29勝12敗
2人は初手合い
郷田は、橋本に勝っての最終勝ち残り者、
片上は、西尾、安用寺、青野、杉本に勝っての最多連勝者だ
先手郷田の横歩取りで、後手片上は△8五飛戦法を選択した
一手損角換わりが大流行しているので、この戦型はひさしぶりに見る
本局はこの片上の作戦が見事にハマった
郷田は▲6八玉型にしたが、これで一直線の進行になったとのことだ
なんと72手目までが定跡どおりで前例があるそうだ ひえー(^^;
次の郷田の▲6四歩が悪手で、このたったの一手で勝負が決まった
これだから横歩取りは怖い 以下は後手が順調に攻め、片上の快勝だった
最後は大差がついた
感想戦によると、▲6四歩のところでは、▲4四歩△同歩としてから
▲6七角と引いておくのが有力、とのことだった
片上が「▲4四歩~▲6七角は難しい手ですね」と言っていたし、
これはとてもじゃないけど素人に指せる順ではない・・・
他にも途中でいっぱい変化があるとのことだった
郷田は「(72手目のあたりまで、事前に)考えておかなきゃいけないのかなあ」と言っていた
自分は先手後手、どっちをもっても△8五飛はやりたくない、っていうか指すのは無理、
とあらためて思った
木村の解説だから内容についていけて良かったようなものの、
他の人が解説だったらどうなっていたことか
この△8五飛の研究将棋が、以前のように流行することがないように自分は祈っている(^^;
片上「A級棋士にずっと勝ったことがなくて、8戦目だと思うんですけど、本当にうれしいです、
次は相手はタイトルホルダー(佐藤康光)なんで、楽しみとしかいいようが
ないんですけど、いい将棋が指せるようにがんばります」とのコメント
決勝トーナメント 1回戦 第7局
郷田真隆九段 vs 片上大輔五段
対局日: 2008年8月1日
解説:木村一基八段
聞き手:古河彩子女流二段
19年度の戦績は、郷田33勝16敗、片上29勝12敗
2人は初手合い
郷田は、橋本に勝っての最終勝ち残り者、
片上は、西尾、安用寺、青野、杉本に勝っての最多連勝者だ
先手郷田の横歩取りで、後手片上は△8五飛戦法を選択した
一手損角換わりが大流行しているので、この戦型はひさしぶりに見る
本局はこの片上の作戦が見事にハマった
郷田は▲6八玉型にしたが、これで一直線の進行になったとのことだ
なんと72手目までが定跡どおりで前例があるそうだ ひえー(^^;
次の郷田の▲6四歩が悪手で、このたったの一手で勝負が決まった
これだから横歩取りは怖い 以下は後手が順調に攻め、片上の快勝だった
最後は大差がついた
感想戦によると、▲6四歩のところでは、▲4四歩△同歩としてから
▲6七角と引いておくのが有力、とのことだった
片上が「▲4四歩~▲6七角は難しい手ですね」と言っていたし、
これはとてもじゃないけど素人に指せる順ではない・・・
他にも途中でいっぱい変化があるとのことだった
郷田は「(72手目のあたりまで、事前に)考えておかなきゃいけないのかなあ」と言っていた
自分は先手後手、どっちをもっても△8五飛はやりたくない、っていうか指すのは無理、
とあらためて思った
木村の解説だから内容についていけて良かったようなものの、
他の人が解説だったらどうなっていたことか
この△8五飛の研究将棋が、以前のように流行することがないように自分は祈っている(^^;
片上「A級棋士にずっと勝ったことがなくて、8戦目だと思うんですけど、本当にうれしいです、
次は相手はタイトルホルダー(佐藤康光)なんで、楽しみとしかいいようが
ないんですけど、いい将棋が指せるようにがんばります」とのコメント
2008.08.29
バースと川藤
昨日、プロ野球の阪神戦のテレビのゲストで、
ランディバースが、甲子園に来ていた
掛布と川籐(かわとう)が解説だった
バースと掛布との間柄の話になったあと、こんどはバースと川藤の話になった
アナウンサー「バースさんは、川藤さんとはどんな間柄だったんですか?」
バース「川藤さんは、私の将棋の師匠なんです、それでよく対局したんですが、
一回も私が勝ったことがないんです、それというのも、私が勝ちそうになると、
彼はルールを勝手に変えてしまうんです、
私は何が変わったのかわからなくなって負けるんです」
バース、やっぱり面白い(^^)
川藤といえば、引退真際では代打で出ることがほとんどだったため、
自分のグローブを持ってこなかったことがある、という話を聞いたことがある(^^;
ランディバースが、甲子園に来ていた
掛布と川籐(かわとう)が解説だった
バースと掛布との間柄の話になったあと、こんどはバースと川藤の話になった
アナウンサー「バースさんは、川藤さんとはどんな間柄だったんですか?」
バース「川藤さんは、私の将棋の師匠なんです、それでよく対局したんですが、
一回も私が勝ったことがないんです、それというのも、私が勝ちそうになると、
彼はルールを勝手に変えてしまうんです、
私は何が変わったのかわからなくなって負けるんです」
バース、やっぱり面白い(^^)
川藤といえば、引退真際では代打で出ることがほとんどだったため、
自分のグローブを持ってこなかったことがある、という話を聞いたことがある(^^;
2008.08.28
解説会こぼれ話
「プロ棋士の3分の1くらいは、躁鬱病(そううつびょう)なんですよ、
僕は大丈夫ですけどね」と福崎さんは言っていたが、自分の見る限り、
今回の福崎さんは口がなめらかでとてもよくしゃべり、やや躁状態だったと思う(^^;
何かいいことでもあったのかな?
以下、自分が覚えていることの羅列です
「後手は△3三銀から矢倉に組みましたが、先に△4一玉が普通ですね、
日本人は美しさを重視しますからね、体操競技でいうとこれは減点です」
「羽生さんのことを、僕は宇宙人と言ってますけどね、まあ悪ノリですけどね」
「深浦さんは、タイトル保持者でA級なんですが、やっぱり羽生さんと比べるとねえ、
何と比べるかで評価が変わってきますね、アインシュタインの相対性理論と同じです」
「攻めるときは歩を突き捨てますが、▲8六歩なんて突いたらダメですよ」
「成駒が同じ方面にふたつ重なるのは、効率が悪いんですよね、
例えるなら、電車に乗るときに同じ切符を2枚買ったようなものです」
「持ち駒を使っての王手の連続で、玉を逃がしてしまうのは最悪です、
金魚すくいのアミがやぶれちゃったようなもので、それから考えてももうダメです」
「矢倉で桂を玉頭に捨てる筋はよくあるんですが、
玉頭の歩を失った矢倉は見かけより薄いんです、
車でいうとフロントガラスが割れちゃったようなもので、とても危険です」
「▲5三角、これは必殺技です、ウルトラマンでいうところのスペシウム光線ですね、
『ジュワッチ』と言いながら指したと思いますよ」
それから、こんな話もしてくれた
「王位戦第3局は、僕が立会い人だったんですが、緊張しました
それで、対局前に駒を2種類から選ぶんですが、
これが2人ともが遠慮して、僕に決めてくれ、というん仕草だったんですよね
それで、まだ使われていない新しい白っぽい駒と、
使い込まれたあめ色の駒だったんですが、僕は一目で、白いほうはダメだ、
あめ色の駒だと思ったんです、そこで、あえてあまのじゃくで僕が『白い駒のほうでどうですか』、と
言って、『いや、あめ色の駒のほうで』と言わそうとしたら、2人ともが『じゃあそれでいいです』と
言って、白い駒になっちゃったんです」
「神吉さんと深浦さんはとても仲がいいようで、神吉さんから携帯で、
深浦さんを呼び出す連絡がガンガン入りましてね、
それで深浦さんに、携帯の電源を切るように言って、切ってもらったら、
今度は副立会いの久保さんの携帯に、『深浦さんを出してくれ』と連絡がガンガン来ました(笑)」
こんな感じだった 次のNHK杯での福崎vs佐藤康光戦が、今から楽しみだ(^^)
僕は大丈夫ですけどね」と福崎さんは言っていたが、自分の見る限り、
今回の福崎さんは口がなめらかでとてもよくしゃべり、やや躁状態だったと思う(^^;
何かいいことでもあったのかな?
以下、自分が覚えていることの羅列です
「後手は△3三銀から矢倉に組みましたが、先に△4一玉が普通ですね、
日本人は美しさを重視しますからね、体操競技でいうとこれは減点です」
「羽生さんのことを、僕は宇宙人と言ってますけどね、まあ悪ノリですけどね」
「深浦さんは、タイトル保持者でA級なんですが、やっぱり羽生さんと比べるとねえ、
何と比べるかで評価が変わってきますね、アインシュタインの相対性理論と同じです」
「攻めるときは歩を突き捨てますが、▲8六歩なんて突いたらダメですよ」
「成駒が同じ方面にふたつ重なるのは、効率が悪いんですよね、
例えるなら、電車に乗るときに同じ切符を2枚買ったようなものです」
「持ち駒を使っての王手の連続で、玉を逃がしてしまうのは最悪です、
金魚すくいのアミがやぶれちゃったようなもので、それから考えてももうダメです」
「矢倉で桂を玉頭に捨てる筋はよくあるんですが、
玉頭の歩を失った矢倉は見かけより薄いんです、
車でいうとフロントガラスが割れちゃったようなもので、とても危険です」
「▲5三角、これは必殺技です、ウルトラマンでいうところのスペシウム光線ですね、
『ジュワッチ』と言いながら指したと思いますよ」
それから、こんな話もしてくれた
「王位戦第3局は、僕が立会い人だったんですが、緊張しました
それで、対局前に駒を2種類から選ぶんですが、
これが2人ともが遠慮して、僕に決めてくれ、というん仕草だったんですよね
それで、まだ使われていない新しい白っぽい駒と、
使い込まれたあめ色の駒だったんですが、僕は一目で、白いほうはダメだ、
あめ色の駒だと思ったんです、そこで、あえてあまのじゃくで僕が『白い駒のほうでどうですか』、と
言って、『いや、あめ色の駒のほうで』と言わそうとしたら、2人ともが『じゃあそれでいいです』と
言って、白い駒になっちゃったんです」
「神吉さんと深浦さんはとても仲がいいようで、神吉さんから携帯で、
深浦さんを呼び出す連絡がガンガン入りましてね、
それで深浦さんに、携帯の電源を切るように言って、切ってもらったら、
今度は副立会いの久保さんの携帯に、『深浦さんを出してくれ』と連絡がガンガン来ました(笑)」
こんな感じだった 次のNHK杯での福崎vs佐藤康光戦が、今から楽しみだ(^^)
2008.08.27
王位戦第5局 関西会館 大盤解説会
出た、終盤、羽生の手渡しというか何というか、絶妙の▲6四歩!!
なんだこの歩は?この忙しいときに、わけのわかんない歩突き?
こんな歩が間に合うのか?
しかし、局後に振り返ると、これは神の一手と思える手だった
なんでこんな手が指せるのか?
▲6四歩に将棋の神を見たね、今回は・・・
午後5時福崎さん登場で解説開始、そのときのお客の人数は12人(^^;
客の数は最終的にも25人くらいまでしか増えなかった
福崎「羽生さんは、また7冠になりそうですからね
羽生が5冠になってしまったらもう終わりですよ、
渡辺竜王はくちびるが紫になってブルブル震えますよ、『深浦防波堤』は大事です」
福崎「深浦さんは、羽生との対戦成績が互角ということで、奇跡的ですね
今回の王位戦も、けっこうラッキーなところで羽生に当たっています、
永世名人を獲得したすぐ後で、王位戦は、まあオリンピックが終わったあとの国内大会
みたいなものですから」と言って、会場を笑わせていた
これは自分も笑ったが、しかし、名人戦のあと、棋聖戦でも羽生は勝ってるんだよね、
羽生の調子もいいんじゃないかな(^^;
▲3七銀~△6四角あたりの解説はこうだった
福崎「佐藤康光の矢倉の本で、この形はもう先手が良い、というふうに書いてあるんですよ、
それで康光の先手相矢倉の勝率も7割を超えているんです、もう終わっている形のはずなんです、
それを深浦は、あえて康光より強いであろう羽生にぶつけたんですよ、
深浦の余裕ですかね、羽生さんは怒っているはずです」
相矢倉だったが、序盤は昔ながらのオーソドックスな形のせいか、福崎さんの解説がうまく、
自分は聞いていて疑問点がわかなかった
羽生が▲1五歩から仕掛けたが、これは必然で、ここで仕掛けないと、
△7三桂が間に合ってしまう、とのことだ
△7三桂と跳ねられると、▲6五歩にも△同桂▲6六銀に△8六歩から角交換になり、
後手は△8五飛と桂馬にヒモをつけて逃げておいて、角を持ち合えば先手は隙だらけ、
後手が充分ということだ
羽生が仕掛け、そこで出た深浦の研究手△3六歩!この手はわずか1分とのことだ
羽生は127分の大長考で、なんと、3筋にと金をわざと作らせる順に飛び込んだ
福崎「僕なら、もう△3六歩には▲同飛と取っちゃうでしょうね、
すると後手は△3四歩の予定でしょう、
羽生はこの△3六歩をとがめにいきましたね」
相矢倉だとわかりにくい展開になることも多いが、本局は後手の深浦はと金をつくり、
先手の羽生の攻めが続くかどうか、という比較的わかりやすい状況になった
深浦は△8六歩と絶妙のタイミングで突き捨てをいれ、予定どおり△3七歩成、
そしてなんと、▲5三歩成が見えているのに、△4四歩!と悠々と銀を取りにいった
この△4四歩もすごい手だ こんな手が指せるから、羽生と互角に戦えているのかもしれない
73手目で次の一手クイズがあり、正解は角を切る▲2六角だった
約25人中17人が正解、5人にサイン入り扇子などの賞品が当たった
正解率が高いにもかかわらず、自分はこの一手をはずしました(^^;
そのあとの羽生の▲5二銀も痛烈っぽい手だった
こういうのは意外と見えにくいのだ
福崎さんは「次の羽生の一手はなんだったでしょう」という発言を今回も連発していたが、
この▲5二銀はなかなか当てる人がでなかった
この▲5二銀を見て今度は深浦が94分の大長考、なんと△3三玉と顔面受けに出た
福崎「深浦さん、ここは後悔しないように長考しましたね、
△3三玉は、殿様自信が自ら出て行った手ですね」
このあたり、見ていて俄然面白くなった
△4二桂が受けの好手っぽく、先手は△6九銀などを見せられて忙しいし、
どうにも後手玉が捕まらない、深浦有利かと思われた、
次の瞬間だった ▲6四歩・・・??? なんだこれは??
福崎「これは、△同歩は角道が止まって利かしですね、△同角は▲4三銀成△同玉▲5一飛成、
としておいて、逆に後手に攻めてきなさい、と焦らせて指すんでしょうね」
(△同歩には▲6三金もある、とか言っていたっけ、ちょっと忘れてしまった)
ここで冒頭のシーンに戻るが、こんなところで、相手に手を渡す歩突きが考えつくか、普通?
まあ羽生は普通じゃないから四冠なんだけど(^^;
その後は一直線の寄せ合いになった
福崎「すごい駒の取り合いになりましたね、自分は自分、相手は相手、
これほどひどい取り合いがあるでしょうか、小学生どうしの将棋ならよく見ますけどね」
福崎「あ、ここですごい手が出ましたよ、ウルトラマンならスペシウム光線です」
お客「▲5三角?」
福崎「あ、当たり!それから▲6七金と手を戻しました、
後手は桂がないので王手がかけられませんね、・・・▲6六金までで後手投了です」
アニメ、火垂るの墓(ほたるのはか)の名セリフに、
節子の「なんでホタル、すぐ死んでしまうん?」というのがある
その節子の声で「なんで羽生、すぐ相手玉寄せてしまうん?」
というのがピッタリ、と思った終盤だった
今回、自分が質問をしたのは終局後の次のひとつだけだった
私「▲6四歩って、こんな手、福崎先生なら思い浮かびますか?」
福崎「これは指せないですよー、怖いですよ、羽生は」
まさに羽生の完璧な棋譜が出来上がった(まあ自分の目から見てだが)
深浦の研究手△3六歩を、敗因にすることに物の見事に成功した
終盤の▲6四歩は神の一手だと思える
「本気の羽生は、ここまで強い」 そう思わせてくれた一局だった
▲6四歩、自分はたぶんこの先もずっと覚えているんだろう
次の第6局は井上八段の解説会がある
これも自分は絶対に行くつもりだ
なんだこの歩は?この忙しいときに、わけのわかんない歩突き?
こんな歩が間に合うのか?
しかし、局後に振り返ると、これは神の一手と思える手だった
なんでこんな手が指せるのか?
▲6四歩に将棋の神を見たね、今回は・・・
午後5時福崎さん登場で解説開始、そのときのお客の人数は12人(^^;
客の数は最終的にも25人くらいまでしか増えなかった
福崎「羽生さんは、また7冠になりそうですからね
羽生が5冠になってしまったらもう終わりですよ、
渡辺竜王はくちびるが紫になってブルブル震えますよ、『深浦防波堤』は大事です」
福崎「深浦さんは、羽生との対戦成績が互角ということで、奇跡的ですね
今回の王位戦も、けっこうラッキーなところで羽生に当たっています、
永世名人を獲得したすぐ後で、王位戦は、まあオリンピックが終わったあとの国内大会
みたいなものですから」と言って、会場を笑わせていた
これは自分も笑ったが、しかし、名人戦のあと、棋聖戦でも羽生は勝ってるんだよね、
羽生の調子もいいんじゃないかな(^^;
▲3七銀~△6四角あたりの解説はこうだった
福崎「佐藤康光の矢倉の本で、この形はもう先手が良い、というふうに書いてあるんですよ、
それで康光の先手相矢倉の勝率も7割を超えているんです、もう終わっている形のはずなんです、
それを深浦は、あえて康光より強いであろう羽生にぶつけたんですよ、
深浦の余裕ですかね、羽生さんは怒っているはずです」
相矢倉だったが、序盤は昔ながらのオーソドックスな形のせいか、福崎さんの解説がうまく、
自分は聞いていて疑問点がわかなかった
羽生が▲1五歩から仕掛けたが、これは必然で、ここで仕掛けないと、
△7三桂が間に合ってしまう、とのことだ
△7三桂と跳ねられると、▲6五歩にも△同桂▲6六銀に△8六歩から角交換になり、
後手は△8五飛と桂馬にヒモをつけて逃げておいて、角を持ち合えば先手は隙だらけ、
後手が充分ということだ
羽生が仕掛け、そこで出た深浦の研究手△3六歩!この手はわずか1分とのことだ
羽生は127分の大長考で、なんと、3筋にと金をわざと作らせる順に飛び込んだ
福崎「僕なら、もう△3六歩には▲同飛と取っちゃうでしょうね、
すると後手は△3四歩の予定でしょう、
羽生はこの△3六歩をとがめにいきましたね」
相矢倉だとわかりにくい展開になることも多いが、本局は後手の深浦はと金をつくり、
先手の羽生の攻めが続くかどうか、という比較的わかりやすい状況になった
深浦は△8六歩と絶妙のタイミングで突き捨てをいれ、予定どおり△3七歩成、
そしてなんと、▲5三歩成が見えているのに、△4四歩!と悠々と銀を取りにいった
この△4四歩もすごい手だ こんな手が指せるから、羽生と互角に戦えているのかもしれない
73手目で次の一手クイズがあり、正解は角を切る▲2六角だった
約25人中17人が正解、5人にサイン入り扇子などの賞品が当たった
正解率が高いにもかかわらず、自分はこの一手をはずしました(^^;
そのあとの羽生の▲5二銀も痛烈っぽい手だった
こういうのは意外と見えにくいのだ
福崎さんは「次の羽生の一手はなんだったでしょう」という発言を今回も連発していたが、
この▲5二銀はなかなか当てる人がでなかった
この▲5二銀を見て今度は深浦が94分の大長考、なんと△3三玉と顔面受けに出た
福崎「深浦さん、ここは後悔しないように長考しましたね、
△3三玉は、殿様自信が自ら出て行った手ですね」
このあたり、見ていて俄然面白くなった
△4二桂が受けの好手っぽく、先手は△6九銀などを見せられて忙しいし、
どうにも後手玉が捕まらない、深浦有利かと思われた、
次の瞬間だった ▲6四歩・・・??? なんだこれは??
福崎「これは、△同歩は角道が止まって利かしですね、△同角は▲4三銀成△同玉▲5一飛成、
としておいて、逆に後手に攻めてきなさい、と焦らせて指すんでしょうね」
(△同歩には▲6三金もある、とか言っていたっけ、ちょっと忘れてしまった)
ここで冒頭のシーンに戻るが、こんなところで、相手に手を渡す歩突きが考えつくか、普通?
まあ羽生は普通じゃないから四冠なんだけど(^^;
その後は一直線の寄せ合いになった
福崎「すごい駒の取り合いになりましたね、自分は自分、相手は相手、
これほどひどい取り合いがあるでしょうか、小学生どうしの将棋ならよく見ますけどね」
福崎「あ、ここですごい手が出ましたよ、ウルトラマンならスペシウム光線です」
お客「▲5三角?」
福崎「あ、当たり!それから▲6七金と手を戻しました、
後手は桂がないので王手がかけられませんね、・・・▲6六金までで後手投了です」
アニメ、火垂るの墓(ほたるのはか)の名セリフに、
節子の「なんでホタル、すぐ死んでしまうん?」というのがある
その節子の声で「なんで羽生、すぐ相手玉寄せてしまうん?」
というのがピッタリ、と思った終盤だった
今回、自分が質問をしたのは終局後の次のひとつだけだった
私「▲6四歩って、こんな手、福崎先生なら思い浮かびますか?」
福崎「これは指せないですよー、怖いですよ、羽生は」
まさに羽生の完璧な棋譜が出来上がった(まあ自分の目から見てだが)
深浦の研究手△3六歩を、敗因にすることに物の見事に成功した
終盤の▲6四歩は神の一手だと思える
「本気の羽生は、ここまで強い」 そう思わせてくれた一局だった
▲6四歩、自分はたぶんこの先もずっと覚えているんだろう
次の第6局は井上八段の解説会がある
これも自分は絶対に行くつもりだ
2008.08.27
戦型は相矢倉に
王位戦第5局、戦型は相矢倉になってますね
これ、難しいんだよね 自分は苦手としている戦型だ
解説されても、わかるかどうか
そもそも福崎先生がどこまでわかるかが(以下略)
これ、難しいんだよね 自分は苦手としている戦型だ
解説されても、わかるかどうか
そもそも福崎先生がどこまでわかるかが(以下略)
2008.08.25
X-FILE
TUTAYAで、X-FILE(ファーストシーズン)のDVD全6巻が半額レンタルだったので、
借りてきて一気に見た この5日間、毎日4時間くらい見ていた
一話ずつの構成で内容が濃いし、面白いのでどんどん見てしまった
しっかし、かなり疲れた(^^;
あさって、27日の王位戦第5局の解説会に行こうと思っている(解説は福崎さん)
体力を回復しておかねばならない
ただし、戦型が相穴熊になったら行かないと思う
借りてきて一気に見た この5日間、毎日4時間くらい見ていた
一話ずつの構成で内容が濃いし、面白いのでどんどん見てしまった
しっかし、かなり疲れた(^^;
あさって、27日の王位戦第5局の解説会に行こうと思っている(解説は福崎さん)
体力を回復しておかねばならない
ただし、戦型が相穴熊になったら行かないと思う
2008.08.24
長沼 洋七段vs佐々木慎五段 2回戦
長沼 洋七段vs佐々木慎五段 2回戦
解説 橋本崇載
11時現在、ちらっとテレビを見てしまった
そしたら、ひえー、相穴になっちゃってるうー
解説がハッシーだから、楽しみにしていたのにー
あとで最終盤だけでも見るか・・・完
解説 橋本崇載
11時現在、ちらっとテレビを見てしまった
そしたら、ひえー、相穴になっちゃってるうー
解説がハッシーだから、楽しみにしていたのにー
あとで最終盤だけでも見るか・・・完
2008.08.24
三浦弘行八段 vs 千葉幸生五段
第16期 銀河戦
決勝トーナメント 1回戦 第6局
三浦弘行八段 vs 千葉幸生五段
対局日: 2008年8月1日
解説:木村一基八段
聞き手:古河彩子女流二段
19年度の戦績は、三浦17勝16敗、千葉24勝15敗
2人は初手合い
三浦は、松尾、谷川に勝っての最終勝ち残り者、
千葉は、中村亮介、西川、中村修に勝っての最多連勝者だ
対局者が地味なメンツだ、と思ったが、戦型が面白かった
先手三浦で、後手千葉は4手目△3三角戦法
先手から角交換をし、居飛車vs振り飛車の力戦模様になる
そして出た、後手△2五桂とパクッと取る戦法、
これは先日の豊島vs久保のゴキゲン中飛車のときと同じ構想だ
今回もこの△2五桂はかなり効果的だったようだ
さらに千葉は穴熊に囲うという作戦、これがハマッた
中盤では後手が有利になっていた
この後手の△2五桂プラス穴熊の戦法、
居飛車に対して一番勝ちやすい戦法なのではなかろうか
早指しだと特にいいと思う 左の桂は捌けるし、玉は堅いし、
角を持っているから何かしら戦いは起きるだろうし、いいことづくめと思う
4手目は△8八角成と後手から角交換をしても、できるのかな?
中盤以降、時間に追われた千葉が小ミスをいくつか出し、負けにしたが、
個人的にこの後手の戦法はとても興味深く見たので、満足した
銀冠vs穴熊だったが、お互いに堅い玉形、というのもひさしぶりに見た気がする
これも新鮮に思えてよかった できればもっと長手数になるのを見たかったくらいだ
木村の解説は、今回も実にすばらしかった
感想戦の時間がなかったが、木村が対局中にほぼ全ての疑問点を
説明してくれていたので自分としては問題なかった
木村の解説は、やはり神がかっている
頭部はあまり髪がかかっていないけどね
三浦「今期銀河戦は非常にツキがあるので、もっと実力をつけて、ツキじゃなく
今度は実力でいい将棋が指せるようにがんばりたい」とコメント
決勝トーナメント 1回戦 第6局
三浦弘行八段 vs 千葉幸生五段
対局日: 2008年8月1日
解説:木村一基八段
聞き手:古河彩子女流二段
19年度の戦績は、三浦17勝16敗、千葉24勝15敗
2人は初手合い
三浦は、松尾、谷川に勝っての最終勝ち残り者、
千葉は、中村亮介、西川、中村修に勝っての最多連勝者だ
対局者が地味なメンツだ、と思ったが、戦型が面白かった
先手三浦で、後手千葉は4手目△3三角戦法
先手から角交換をし、居飛車vs振り飛車の力戦模様になる
そして出た、後手△2五桂とパクッと取る戦法、
これは先日の豊島vs久保のゴキゲン中飛車のときと同じ構想だ
今回もこの△2五桂はかなり効果的だったようだ
さらに千葉は穴熊に囲うという作戦、これがハマッた
中盤では後手が有利になっていた
この後手の△2五桂プラス穴熊の戦法、
居飛車に対して一番勝ちやすい戦法なのではなかろうか
早指しだと特にいいと思う 左の桂は捌けるし、玉は堅いし、
角を持っているから何かしら戦いは起きるだろうし、いいことづくめと思う
4手目は△8八角成と後手から角交換をしても、できるのかな?
中盤以降、時間に追われた千葉が小ミスをいくつか出し、負けにしたが、
個人的にこの後手の戦法はとても興味深く見たので、満足した
銀冠vs穴熊だったが、お互いに堅い玉形、というのもひさしぶりに見た気がする
これも新鮮に思えてよかった できればもっと長手数になるのを見たかったくらいだ
木村の解説は、今回も実にすばらしかった
感想戦の時間がなかったが、木村が対局中にほぼ全ての疑問点を
説明してくれていたので自分としては問題なかった
木村の解説は、やはり神がかっている
頭部はあまり髪がかかっていないけどね
三浦「今期銀河戦は非常にツキがあるので、もっと実力をつけて、ツキじゃなく
今度は実力でいい将棋が指せるようにがんばりたい」とコメント
2008.08.23
森内俊之九段 vs 橋本崇載七段
第16期 銀河戦
決勝トーナメント 1回戦 第5局
森内俊之九段 vs 橋本崇載七段
対局日: 2008年7月29日
解説:野月浩貴七段
聞き手:高群佐知子女流三段
19年度の戦績は、ハッシー29勝16敗、森内24勝21敗、
2人の対戦成績は1-1のイーブン
ハッシーは、佐藤和俊、畠山成幸、中川、深浦に勝っての最多連勝者、
森内は、高橋に勝っての最終勝ち抜き者だ
期待のハッシー登場、自分的に一回戦で一番の注目のカードだ
上下真っ白のスーツでビシッと決めたハッシー、どうなるのかワクワクだ
・・・が、結果はハッシーの負け、内容的にも完敗だったorz
先手ハッシーで、森内は一手損角換わりから向かい飛車に直に振り、▲6五角をさそい
手順に金を△5四金と盛り上がる構想 これは羽生との名人戦第4局と同じだ
あのときは森内は自分から動いて負けたので、もう一度この作戦をやってみたくなったのだろう
感想戦によると、この一局、31手目がもう最大の勝負所だったようだ
ここでハッシーは▲5七銀と渋く引いたが、
ここは▲5五銀か▲5五歩で勝負する一手だったとのこと
ハッシー「いやー、元気がなかったですね、
(攻めが大好きな)野月さんなら、ここは間違いなく▲5五銀ですよね」と反省しきりだった
この将棋は、先手は居玉で勝負すべきだったとのことだ
本譜は持久戦になったが、先手側は手数をかけても陣形が良くならなかった
じっとしていると後手は陣形が良くなるので、
ハッシーは動いていったが、森内に的確に対応された
△3八歩と打たれるなど、完璧に指し回され、以下は完敗だった
良くなってからの森内はさすがに強かった 鉄板流の面目躍如だった
羽生が7冠を達成したのが25歳のとき、そして今ハッシーも25歳だ
そろそろ実績的に、何かひとつでも、タイトルか棋戦優勝が欲しいところなのだが・・・
ハッシー、今回は完敗だったので、「残念」という表現は当てはまらない
羽生世代以降の目立った若手が、渡辺、山崎、阿久津、ハッシーくらいしか思いつかないので、
ここはふんばって渡辺以外も実績をあげて欲しいと思う
ハッシー、お腹に肉がついて、ちょっと太っているように見えた
とりあえず、3キロほどやせたらどうだろうか(^^;
森内「ここまで来ると、強敵ばかりなんで、少しでも多く勝てるように全力を尽くしたい」とコメント
決勝トーナメント 1回戦 第5局
森内俊之九段 vs 橋本崇載七段
対局日: 2008年7月29日
解説:野月浩貴七段
聞き手:高群佐知子女流三段
19年度の戦績は、ハッシー29勝16敗、森内24勝21敗、
2人の対戦成績は1-1のイーブン
ハッシーは、佐藤和俊、畠山成幸、中川、深浦に勝っての最多連勝者、
森内は、高橋に勝っての最終勝ち抜き者だ
期待のハッシー登場、自分的に一回戦で一番の注目のカードだ
上下真っ白のスーツでビシッと決めたハッシー、どうなるのかワクワクだ
・・・が、結果はハッシーの負け、内容的にも完敗だったorz
先手ハッシーで、森内は一手損角換わりから向かい飛車に直に振り、▲6五角をさそい
手順に金を△5四金と盛り上がる構想 これは羽生との名人戦第4局と同じだ
あのときは森内は自分から動いて負けたので、もう一度この作戦をやってみたくなったのだろう
感想戦によると、この一局、31手目がもう最大の勝負所だったようだ
ここでハッシーは▲5七銀と渋く引いたが、
ここは▲5五銀か▲5五歩で勝負する一手だったとのこと
ハッシー「いやー、元気がなかったですね、
(攻めが大好きな)野月さんなら、ここは間違いなく▲5五銀ですよね」と反省しきりだった
この将棋は、先手は居玉で勝負すべきだったとのことだ
本譜は持久戦になったが、先手側は手数をかけても陣形が良くならなかった
じっとしていると後手は陣形が良くなるので、
ハッシーは動いていったが、森内に的確に対応された
△3八歩と打たれるなど、完璧に指し回され、以下は完敗だった
良くなってからの森内はさすがに強かった 鉄板流の面目躍如だった
羽生が7冠を達成したのが25歳のとき、そして今ハッシーも25歳だ
そろそろ実績的に、何かひとつでも、タイトルか棋戦優勝が欲しいところなのだが・・・
ハッシー、今回は完敗だったので、「残念」という表現は当てはまらない
羽生世代以降の目立った若手が、渡辺、山崎、阿久津、ハッシーくらいしか思いつかないので、
ここはふんばって渡辺以外も実績をあげて欲しいと思う
ハッシー、お腹に肉がついて、ちょっと太っているように見えた
とりあえず、3キロほどやせたらどうだろうか(^^;
森内「ここまで来ると、強敵ばかりなんで、少しでも多く勝てるように全力を尽くしたい」とコメント
2008.08.22
風邪を引いてしまいました
風邪を引いてしまいました
昨日の夜、なぜかやたら温度がさがり、秋のようでした
今日は寝つづけて、起きたらもう夜の7時です
まだ頭が痛いです
橋本vs森内戦は明日みます
昨日の夜、なぜかやたら温度がさがり、秋のようでした
今日は寝つづけて、起きたらもう夜の7時です
まだ頭が痛いです
橋本vs森内戦は明日みます
2008.08.21
あさりちゃん名場面
45巻P80より
あさり「めし。」
あさり「めしくれ、めし。めしー。」
(チャンチャンチャン、とハシで茶わんをたたくあさり)
ママ「オヤジか、おのれは!女の子が゛めし″だなんて、はずかしいっ!」
あさり「おめし、ちょーだい。」
ママ「まだ!」
あさり「おなかがへったの。」
ママ「まだっつったら、まだ!」
あさり「へったよー、おなかへったよー。ひもじいよー。まてないよー。」
(カップメンが飛んでくる、大喜びのあさり、さらに晩ごはんもがっつくあさり)
あさり「あー、おなかいっぱい。」
あさり「ふろ」
あさり「ねる」
タタミ「『めし、ふろ、ねる』完全にオヤジね・・・」
ママ「あさり、勉強もしないで、ねるんじゃないー!」
茶わんをハシでたたいて、「めし」と要求するあさりちゃん、いいねいいね(^^;
あさり「めし。」
あさり「めしくれ、めし。めしー。」
(チャンチャンチャン、とハシで茶わんをたたくあさり)
ママ「オヤジか、おのれは!女の子が゛めし″だなんて、はずかしいっ!」
あさり「おめし、ちょーだい。」
ママ「まだ!」
あさり「おなかがへったの。」
ママ「まだっつったら、まだ!」
あさり「へったよー、おなかへったよー。ひもじいよー。まてないよー。」
(カップメンが飛んでくる、大喜びのあさり、さらに晩ごはんもがっつくあさり)
あさり「あー、おなかいっぱい。」
あさり「ふろ」
あさり「ねる」
タタミ「『めし、ふろ、ねる』完全にオヤジね・・・」
ママ「あさり、勉強もしないで、ねるんじゃないー!」
茶わんをハシでたたいて、「めし」と要求するあさりちゃん、いいねいいね(^^;
2008.08.20
まるごと90分 中原永世名人が脳出血で倒れた件
昨日の「まるごと90分」の冒頭でのニュースをそのままアップしておきます
石崎「山田さん、中原先生、大丈夫なんでしょうか?」
山田「んー、あのね、12日、王将戦予選で木村八段と対戦しまして、
勝負は勝ったんですが、そのあとの感想戦の終わりのころ、
ちょっと、ろれつが回らなくなって、体も何か左に傾きだしたので、
これはちょっとおかしいんじゃないか、というんで、
まわりにいた人が病院に行きなさいということで、救急車を呼んで、
入院したということなんですが、えー、脳出血ということで、そんなにひどくなくてね、
意識はありまして、まだ入院しているんですが、
本人はもう対局やりたいと言っているようなんですが、
とりあえず21日の棋王戦は不戦敗、えー9月に入って11日にあるんですが、
これはまあ一応出る予定ということです」
石崎「これから復帰される可能性というのは?」
山田「いやあ、もちろん、本人は元気なんですけどね、マヒがね、どのくらい残るか、
リハビリしだいだと思います」
石崎「まずは退院のお知らせをお待ちしております」
山田「そうですね」
石崎「山田さん、中原先生、大丈夫なんでしょうか?」
山田「んー、あのね、12日、王将戦予選で木村八段と対戦しまして、
勝負は勝ったんですが、そのあとの感想戦の終わりのころ、
ちょっと、ろれつが回らなくなって、体も何か左に傾きだしたので、
これはちょっとおかしいんじゃないか、というんで、
まわりにいた人が病院に行きなさいということで、救急車を呼んで、
入院したということなんですが、えー、脳出血ということで、そんなにひどくなくてね、
意識はありまして、まだ入院しているんですが、
本人はもう対局やりたいと言っているようなんですが、
とりあえず21日の棋王戦は不戦敗、えー9月に入って11日にあるんですが、
これはまあ一応出る予定ということです」
石崎「これから復帰される可能性というのは?」
山田「いやあ、もちろん、本人は元気なんですけどね、マヒがね、どのくらい残るか、
リハビリしだいだと思います」
石崎「まずは退院のお知らせをお待ちしております」
山田「そうですね」
2008.08.20
中原 誠十六世名人 vs 横山泰明五段
第16期 銀河戦
決勝トーナメント 1回戦 第4局
中原 誠十六世名人 vs 横山泰明五段
対局日: 2008年7月25日
解説:加藤一二三九段
聞き手:鈴木環那女流初段
19年度の戦績は、横山27勝15敗、中原8勝11敗
2人の対戦成績は、横山の1-0
横山は、糸谷、真田に勝っての最多連勝者、2勝だけど運よく最多連勝(^^;
中原は、山崎、羽生に勝っての最終勝ち残り者だ
先手横山の石田流三間飛車で角道を止めるタイプの作戦に、
後手中原は天守閣美濃から△7二飛と逆襲に出る作戦
感想戦でやっていたが、32手目、単に▲7七桂と跳ねると、
△9五歩▲同歩△7四歩▲同歩△9五香▲9六歩のとき、△7五歩という
焦点の歩打ちの攻めがある、とのことだ
この居飛車の攻め方は面白いので、自分も実戦で使ってみたい手順だ
横山はその筋に気付き、▲5五歩で後手の角を近づけて受けたが、
後手の無条件の一歩得になってしまった
どうもここまでの手順で、先手に工夫が足りなかったようだ
中原が快調に攻めかかり、58手目では△9九馬と単に香車を取っておけば
桂、歩得で充分な形勢、中原の完勝もありえた
しかし、ここから中原の痛恨の手順、桂打ちで攻め、桂を渡してしまったために、
▲7六桂でなんと後手の飛車が一発でトン死!ひえー(^^;
局後、中原は「いやあ、見えていなくて完全にうっかりした」と言っていた
その後、まだまだ形勢は全然難しかったように思うのだが、
後手の敗着は2筋から攻めてしまったことにあると思う
△2五歩では、ヒフミンの言うとうり△2二玉と態勢を立て直しておけば、
両者30秒将棋で、何が起こったかわからなかっただろう
2筋の攻めを横山は逆用し、最後は飛車切りできれいに即詰みで寄せた
この寄せは見事だった
決勝トーナメントとしては、ちょっとレベル的にどうかなー、と思う一局ではあった
先手の序盤の駒組みはうかつだったと思う
中原が飛車のトン死をうっかりしたのは、横山にとってラッキーというほかない
横山の次の相手は好調の阿部、
順当にいけば阿部の勝ちだろう、と思わせる一局だった
ヒフミンと環那ちゃんの元気コンビのおかげで、楽しめたけどね
ヒフミンの解説は今回も的確で聞きやすかった
だけど、ずっとしゃべりっぱなしなので、聞いていてやや疲れた(^^;
ひとつ気になったのは、この対局は前の対局と明らかに2本取りなので、
環那ちゃんは服を着替えているだろうか?ということだ
確認してみると、前回は紫、今回は黄緑で違う服を着ていた
記録の上田初美さんも違う服だった
ちなみにヒフミンは同じ服
うむ、女の人はちゃんと違う服で楽しませてくれているね これはいいね
横山「次も強い人と対戦できるので、いい経験になればと思います」とのコメント
決勝トーナメント 1回戦 第4局
中原 誠十六世名人 vs 横山泰明五段
対局日: 2008年7月25日
解説:加藤一二三九段
聞き手:鈴木環那女流初段
19年度の戦績は、横山27勝15敗、中原8勝11敗
2人の対戦成績は、横山の1-0
横山は、糸谷、真田に勝っての最多連勝者、2勝だけど運よく最多連勝(^^;
中原は、山崎、羽生に勝っての最終勝ち残り者だ
先手横山の石田流三間飛車で角道を止めるタイプの作戦に、
後手中原は天守閣美濃から△7二飛と逆襲に出る作戦
感想戦でやっていたが、32手目、単に▲7七桂と跳ねると、
△9五歩▲同歩△7四歩▲同歩△9五香▲9六歩のとき、△7五歩という
焦点の歩打ちの攻めがある、とのことだ
この居飛車の攻め方は面白いので、自分も実戦で使ってみたい手順だ
横山はその筋に気付き、▲5五歩で後手の角を近づけて受けたが、
後手の無条件の一歩得になってしまった
どうもここまでの手順で、先手に工夫が足りなかったようだ
中原が快調に攻めかかり、58手目では△9九馬と単に香車を取っておけば
桂、歩得で充分な形勢、中原の完勝もありえた
しかし、ここから中原の痛恨の手順、桂打ちで攻め、桂を渡してしまったために、
▲7六桂でなんと後手の飛車が一発でトン死!ひえー(^^;
局後、中原は「いやあ、見えていなくて完全にうっかりした」と言っていた
その後、まだまだ形勢は全然難しかったように思うのだが、
後手の敗着は2筋から攻めてしまったことにあると思う
△2五歩では、ヒフミンの言うとうり△2二玉と態勢を立て直しておけば、
両者30秒将棋で、何が起こったかわからなかっただろう
2筋の攻めを横山は逆用し、最後は飛車切りできれいに即詰みで寄せた
この寄せは見事だった
決勝トーナメントとしては、ちょっとレベル的にどうかなー、と思う一局ではあった
先手の序盤の駒組みはうかつだったと思う
中原が飛車のトン死をうっかりしたのは、横山にとってラッキーというほかない
横山の次の相手は好調の阿部、
順当にいけば阿部の勝ちだろう、と思わせる一局だった
ヒフミンと環那ちゃんの元気コンビのおかげで、楽しめたけどね
ヒフミンの解説は今回も的確で聞きやすかった
だけど、ずっとしゃべりっぱなしなので、聞いていてやや疲れた(^^;
ひとつ気になったのは、この対局は前の対局と明らかに2本取りなので、
環那ちゃんは服を着替えているだろうか?ということだ
確認してみると、前回は紫、今回は黄緑で違う服を着ていた
記録の上田初美さんも違う服だった
ちなみにヒフミンは同じ服
うむ、女の人はちゃんと違う服で楽しませてくれているね これはいいね
横山「次も強い人と対戦できるので、いい経験になればと思います」とのコメント
2008.08.19
佐藤康光棋王 vs 長岡裕也四段
第16期 銀河戦
決勝トーナメント 1回戦 第3局
佐藤康光棋王 vs 長岡裕也四段
対局日: 2008年7月25日
解説:加藤一二三九段
聞き手:鈴木環那女流初段
19年度の戦績は、長岡15勝16敗、康光32勝27敗
2人は初手合
長岡は、瀬川、坂口、塚田、阿久津に勝っての最多連勝者、
康光は、行方に勝っての最終勝ち残り者だ
先手長岡で、後手康光の一手損角換わりになった
長岡の▲6八玉が早かったのを見て、康光が棒銀作戦の積極策に出る
それに対して長岡は端の受けを手抜き、攻め合いに出るという将棋になった
攻め合いに行った長岡の判断の善悪は別として、序盤で持ち時間を使いすぎてしまったと思う
一段落して、中盤でまだまだこれから、というところで、
長岡はすでに考慮時間なしの30秒将棋、対して康光はまだ8回も残していた
これが勝敗を分けたと思う
中盤以降も長岡は攻めたが、攻めを切らされてしまった
終わってみれば康光の完勝だった
感想戦では「ここでは攻めるより後手に手を渡したほうが良かったですね」と
長岡は難しい順を話していたが、さすがに30秒将棋では指しきれなかった
康光はやはり強かった あぶなげない横綱相撲だった
並みの若手とはまだまだ歴然と差があると感じさせた
この対局の見どころは、ヒフミンの解説だった
いつものように独特の手振りを交えて話が止まらないヒフミン、
それでいて的確な解説なのだからさすがだ
▲3四歩の取り込みから▲3三角と打ち込む強襲を発見したときには、
本当に心の底からうれしそうに解説していた
見ていてこっちまでうれしくなってくる(^^;
環那ちゃんとのやりとりも良かった
環那「『駒は取られる直前が一番働いている』という格言がありますものね」
ヒフミン「え、そんな言葉があるんですか?私は知りません、新しい格言ですね」
ここは笑った ヒフミン、50年間棋士をやっていて、この格言を聞いたことがないとは(^^;
康光「優勝までの道のりはまだ長いと思うんですけど、次の一番に全力をつくしたい」とコメント
決勝トーナメント 1回戦 第3局
佐藤康光棋王 vs 長岡裕也四段
対局日: 2008年7月25日
解説:加藤一二三九段
聞き手:鈴木環那女流初段
19年度の戦績は、長岡15勝16敗、康光32勝27敗
2人は初手合
長岡は、瀬川、坂口、塚田、阿久津に勝っての最多連勝者、
康光は、行方に勝っての最終勝ち残り者だ
先手長岡で、後手康光の一手損角換わりになった
長岡の▲6八玉が早かったのを見て、康光が棒銀作戦の積極策に出る
それに対して長岡は端の受けを手抜き、攻め合いに出るという将棋になった
攻め合いに行った長岡の判断の善悪は別として、序盤で持ち時間を使いすぎてしまったと思う
一段落して、中盤でまだまだこれから、というところで、
長岡はすでに考慮時間なしの30秒将棋、対して康光はまだ8回も残していた
これが勝敗を分けたと思う
中盤以降も長岡は攻めたが、攻めを切らされてしまった
終わってみれば康光の完勝だった
感想戦では「ここでは攻めるより後手に手を渡したほうが良かったですね」と
長岡は難しい順を話していたが、さすがに30秒将棋では指しきれなかった
康光はやはり強かった あぶなげない横綱相撲だった
並みの若手とはまだまだ歴然と差があると感じさせた
この対局の見どころは、ヒフミンの解説だった
いつものように独特の手振りを交えて話が止まらないヒフミン、
それでいて的確な解説なのだからさすがだ
▲3四歩の取り込みから▲3三角と打ち込む強襲を発見したときには、
本当に心の底からうれしそうに解説していた
見ていてこっちまでうれしくなってくる(^^;
環那ちゃんとのやりとりも良かった
環那「『駒は取られる直前が一番働いている』という格言がありますものね」
ヒフミン「え、そんな言葉があるんですか?私は知りません、新しい格言ですね」
ここは笑った ヒフミン、50年間棋士をやっていて、この格言を聞いたことがないとは(^^;
康光「優勝までの道のりはまだ長いと思うんですけど、次の一番に全力をつくしたい」とコメント
2008.08.18
帰省中の話
人間には「命令」がきてないのか?
私が人間の脳を奪ったとき、1つの「命令」がきたぞ・・・
゛この種を食い殺せ″だ!
あ、ちがった、これは「帰省中の話」じゃなくて、「寄生獣の話」だった(つ、つまらん)
さて、普段は帰省するとヒマなのだが、
今年はオリンピックのおかげで全然退屈することがなかった
この10日間、オリンピックづくし、テレビばっかり見ていた
実力を発揮できた選手、全く発揮できなかった選手、どちらを見るのも面白い
家族で見ていて、一番盛り上がったのが、なんといっても柔道の石井慧だった
試合直後のインタビューに答えた「オリンピックのプレッシャーなんて、
斎藤先生のプレッシャーに比べれば、屁のつっぱりにもなりません」
この発言には、家族一同爆笑した(^^;
石井慧の試合後のインタビュー ↓
http://jp.youtube.com/watch?v=zceU1xhRZ9s
次の日、ニッカンスポーツを買ってくると、石井慧がでかでかと載っており、
「これで日本に生きて帰れます」、趣味「写経など」にはまた爆笑した
そして、どこの出身の人かなー、と思って記事を見ると、やっぱりというかなんというか、
「大阪府出身」・・・あちゃー(^^; また大阪が誤解されるやん?
大阪はこんな人ばっかりとちゃうでー、いや、こういう人も多いけどね(^^;
私が人間の脳を奪ったとき、1つの「命令」がきたぞ・・・
゛この種を食い殺せ″だ!
あ、ちがった、これは「帰省中の話」じゃなくて、「寄生獣の話」だった(つ、つまらん)
さて、普段は帰省するとヒマなのだが、
今年はオリンピックのおかげで全然退屈することがなかった
この10日間、オリンピックづくし、テレビばっかり見ていた
実力を発揮できた選手、全く発揮できなかった選手、どちらを見るのも面白い
家族で見ていて、一番盛り上がったのが、なんといっても柔道の石井慧だった
試合直後のインタビューに答えた「オリンピックのプレッシャーなんて、
斎藤先生のプレッシャーに比べれば、屁のつっぱりにもなりません」
この発言には、家族一同爆笑した(^^;
石井慧の試合後のインタビュー ↓
http://jp.youtube.com/watch?v=zceU1xhRZ9s
次の日、ニッカンスポーツを買ってくると、石井慧がでかでかと載っており、
「これで日本に生きて帰れます」、趣味「写経など」にはまた爆笑した
そして、どこの出身の人かなー、と思って記事を見ると、やっぱりというかなんというか、
「大阪府出身」・・・あちゃー(^^; また大阪が誤解されるやん?
大阪はこんな人ばっかりとちゃうでー、いや、こういう人も多いけどね(^^;
2008.08.18
久保利明八段 vs 豊島将之四段
第16期 銀河戦
決勝トーナメント 1回戦 第2局
久保利明八段 vs 豊島将之四段
対局日: 2008年7月16日
解説:北浜健介七段
聞き手:藤田 綾女流初段
19年度の戦績は、豊島30勝12敗、久保31勝23敗
2人は初手合
豊島は、矢内、佐藤紳哉、藤倉、高崎、田中魁秀、飯島に勝っての最多勝ち抜き者、
久保は、北浜、渡辺に勝っての最終勝ち残り者だ
先手豊島の居飛車、久保のゴキゲン中飛車になる
久保の2五の歩をいきなり取る△2五桂が、この将棋の最大のポイントとなった
豊島は右銀を手数をかけて繰り出す作戦に出たが、
6段目まで進出させた銀が、かえって負担になってしまった
△3二角、▲1八角と打ち合ったが、こんどは1八の角が端攻めで狙われるハメに・・・
その後、久保の完璧な指し回しに、豊島は粘りはしたものの形にさせてもらえず、
豊島の完敗になった 久保の完勝だった
解説の北浜の指摘より、終始いい手を指していた久保、さすがだった
このゴキゲンから△2五桂と跳ねて一歩をかすめ取る順、
かなり有効だと思わされた一局だった
とにかく後手は狙いがわかりやすい
たしか、数年前のNHK杯でも、千葉涼子がこの順をやられてボコボコに負けていた
本局もゴキゲン党にはとても参考になる一局だったと思う
自分なら、▲2五歩と伸ばす手を保留して、この順になるのを避けたいところだ
豊島は、まあ本局の負けは仕方ないと思う
ポイントが△2五桂の対策、というところくらいしかなかったからね
自分なら対局者なら、もう途中で投了していたところだったが、
一応飛車交換までもっていったのは、力を見せた
豊島はまだ18歳、今後に期待したい
久保「2回戦もまた1からのつもりでがんばりたい」とのコメント
決勝トーナメント 1回戦 第2局
久保利明八段 vs 豊島将之四段
対局日: 2008年7月16日
解説:北浜健介七段
聞き手:藤田 綾女流初段
19年度の戦績は、豊島30勝12敗、久保31勝23敗
2人は初手合
豊島は、矢内、佐藤紳哉、藤倉、高崎、田中魁秀、飯島に勝っての最多勝ち抜き者、
久保は、北浜、渡辺に勝っての最終勝ち残り者だ
先手豊島の居飛車、久保のゴキゲン中飛車になる
久保の2五の歩をいきなり取る△2五桂が、この将棋の最大のポイントとなった
豊島は右銀を手数をかけて繰り出す作戦に出たが、
6段目まで進出させた銀が、かえって負担になってしまった
△3二角、▲1八角と打ち合ったが、こんどは1八の角が端攻めで狙われるハメに・・・
その後、久保の完璧な指し回しに、豊島は粘りはしたものの形にさせてもらえず、
豊島の完敗になった 久保の完勝だった
解説の北浜の指摘より、終始いい手を指していた久保、さすがだった
このゴキゲンから△2五桂と跳ねて一歩をかすめ取る順、
かなり有効だと思わされた一局だった
とにかく後手は狙いがわかりやすい
たしか、数年前のNHK杯でも、千葉涼子がこの順をやられてボコボコに負けていた
本局もゴキゲン党にはとても参考になる一局だったと思う
自分なら、▲2五歩と伸ばす手を保留して、この順になるのを避けたいところだ
豊島は、まあ本局の負けは仕方ないと思う
ポイントが△2五桂の対策、というところくらいしかなかったからね
自分なら対局者なら、もう途中で投了していたところだったが、
一応飛車交換までもっていったのは、力を見せた
豊島はまだ18歳、今後に期待したい
久保「2回戦もまた1からのつもりでがんばりたい」とのコメント
2008.08.07
阿部 隆八段 vs 松尾 歩七段
第16期 銀河戦
決勝トーナメント 1回戦 第1局
阿部 隆八段 vs 松尾 歩七段
対局日: 2008年7月16日
解説:北浜健介七段
聞き手:藤田 綾女流初段
いよいよはじまった決勝トーナメント、
いきなり自分の一番の注目棋士、阿部が登場だ
19年度の戦績は、阿部19勝18敗、松尾35勝14敗
2人は初手合
阿部は中田宏樹、丸山に勝っての最終勝ち残り者、
松尾は村山、南、堀口一史座に勝っての最多勝ち抜き者だ
阿部先手で、後手松尾のゴキゲン中飛車から角交換、両者銀冠に組み、
後手から△5五銀とぶつける展開になる
これ、マイナビオープン決勝の▲矢内vs△甲斐で、とても似た展開があったよなあ、
と思って見ていた そのときはたしか後手の△6九角に▲1八角と打ち、
先手の▲1八角がすごい効き目で、矢内が快勝していた
本局では阿部は△4七角に▲3五歩△同歩▲3四銀とした
その後、馬で飛車を追う千日手模様になったが、阿部が打開した
しかし同一局面が4回出現で、実は千日手になっていたようだ
「途中、千日手が成立していましたが、投了優先の規定で先手勝ちになりました」
とのテロップが最後に流れた こんなのは、はじめて見た(^^;
記録係が「千日手です」と言えば、千日手になっていたのだろうか
千日手打開後の阿部の指し回しは絶品だった
△3五馬の銀取りに、局後に北浜が誉めた一手、手抜きで▲8五歩でリードした
そして松尾のいきなり攻めに転じた勝負手の△8六歩にも全く動揺せず、
手抜きで▲5六銀、銀をタダでくれてやる発想はすごい!
そして寄せの▲6四歩、タダ捨ての▲6四銀、
最後の極めつけは後手の△6六飛の王手に
「読みきってます」といわんばかりの▲7七玉!
普通、万一負けにすると怖いから、玉は上に逃げる順しか考えないだろう
くうー、まさに阿部さん絶好調、とはっきり感じた一局だった
いやいやいや、阿部さん強い!
一局を通して松尾が特に疑問手を指したとは思えなかったのに、
阿部さん好手連発での快勝!
阿部さん、これまでの将棋を見ていて内容が良かったんで、好調とは思っていたけど、
今回もここまで強いと、見てて気持ちよかったあ(^^)
阿部「あと一番勝てば準決勝で、優勝が見えてくるんで、勝ちたいですね」とコメント
いけいけ、サンドウィッチマン伊達ちゃん、じゃなかった阿部さん!
これは優勝できますぜ!
なんか最近、自分は阿部さんのファンになっている(笑)
決勝トーナメント 1回戦 第1局
阿部 隆八段 vs 松尾 歩七段
対局日: 2008年7月16日
解説:北浜健介七段
聞き手:藤田 綾女流初段
いよいよはじまった決勝トーナメント、
いきなり自分の一番の注目棋士、阿部が登場だ
19年度の戦績は、阿部19勝18敗、松尾35勝14敗
2人は初手合
阿部は中田宏樹、丸山に勝っての最終勝ち残り者、
松尾は村山、南、堀口一史座に勝っての最多勝ち抜き者だ
阿部先手で、後手松尾のゴキゲン中飛車から角交換、両者銀冠に組み、
後手から△5五銀とぶつける展開になる
これ、マイナビオープン決勝の▲矢内vs△甲斐で、とても似た展開があったよなあ、
と思って見ていた そのときはたしか後手の△6九角に▲1八角と打ち、
先手の▲1八角がすごい効き目で、矢内が快勝していた
本局では阿部は△4七角に▲3五歩△同歩▲3四銀とした
その後、馬で飛車を追う千日手模様になったが、阿部が打開した
しかし同一局面が4回出現で、実は千日手になっていたようだ
「途中、千日手が成立していましたが、投了優先の規定で先手勝ちになりました」
とのテロップが最後に流れた こんなのは、はじめて見た(^^;
記録係が「千日手です」と言えば、千日手になっていたのだろうか
千日手打開後の阿部の指し回しは絶品だった
△3五馬の銀取りに、局後に北浜が誉めた一手、手抜きで▲8五歩でリードした
そして松尾のいきなり攻めに転じた勝負手の△8六歩にも全く動揺せず、
手抜きで▲5六銀、銀をタダでくれてやる発想はすごい!
そして寄せの▲6四歩、タダ捨ての▲6四銀、
最後の極めつけは後手の△6六飛の王手に
「読みきってます」といわんばかりの▲7七玉!
普通、万一負けにすると怖いから、玉は上に逃げる順しか考えないだろう
くうー、まさに阿部さん絶好調、とはっきり感じた一局だった
いやいやいや、阿部さん強い!
一局を通して松尾が特に疑問手を指したとは思えなかったのに、
阿部さん好手連発での快勝!
阿部さん、これまでの将棋を見ていて内容が良かったんで、好調とは思っていたけど、
今回もここまで強いと、見てて気持ちよかったあ(^^)
阿部「あと一番勝てば準決勝で、優勝が見えてくるんで、勝ちたいですね」とコメント
いけいけ、サンドウィッチマン伊達ちゃん、じゃなかった阿部さん!
これは優勝できますぜ!
なんか最近、自分は阿部さんのファンになっている(笑)
2008.08.07
第1位を書くはずが・・・orz
昨日の記事ですが、16期銀河戦のベスト局、
第3位が丸山vs阿部、第2位が斎田vs天彦、
じゃあ第1位はどれだ?と思ってみてくれた人がいると思う
実は、自分では第1位は豊川vs広瀬の棋譜を載せる予定だったのです
この対局を見た直後の自分の感想はこんなふうでした↓
http://mune1232007.blog121.fc2.com/blog-entry-373.html
ところが、今日このブログにアップするために、メモを取りながらもう一度見てみると、
そう大した内容ではなかった・・・ むしろ普通レベル・・・
解説の武市さんもそんなにキレのある解説ではない
なんで、以前はあんなに感動したんだろうか
自分は豊川が好きで、応援していたっていうのはあるけれど、
プロの将棋では特筆するほどの内容ではない
他にこれといった対局も思いつかず、DVDに焼いて残しているわけでもない
ぐううう、第1位が不在になってしまった・・・
第1位の内容の将棋は、決勝トーナメントで見られると思うんで、
今はまだ無しということでお許しください・・・orz
第3位が丸山vs阿部、第2位が斎田vs天彦、
じゃあ第1位はどれだ?と思ってみてくれた人がいると思う
実は、自分では第1位は豊川vs広瀬の棋譜を載せる予定だったのです
この対局を見た直後の自分の感想はこんなふうでした↓
http://mune1232007.blog121.fc2.com/blog-entry-373.html
ところが、今日このブログにアップするために、メモを取りながらもう一度見てみると、
そう大した内容ではなかった・・・ むしろ普通レベル・・・
解説の武市さんもそんなにキレのある解説ではない
なんで、以前はあんなに感動したんだろうか
自分は豊川が好きで、応援していたっていうのはあるけれど、
プロの将棋では特筆するほどの内容ではない
他にこれといった対局も思いつかず、DVDに焼いて残しているわけでもない
ぐううう、第1位が不在になってしまった・・・
第1位の内容の将棋は、決勝トーナメントで見られると思うんで、
今はまだ無しということでお許しください・・・orz
2008.08.06
16期銀河戦 本戦 ベスト局
今期の銀河戦の中で、特に面白かった対局を振り返ってみようと思う
(決勝トーナメントはまだなので除く)
第3位は、丸山vs阿部 これは阿部の名局だった
この一局は感想の記事でだいぶ棋譜の意味を書いたので、もういいとする↓
http://mune1232007.blog121.fc2.com/blog-entry-540.html
第2位は、斎田vs佐藤天彦 ↓
http://mune1232007.blog121.fc2.com/blog-entry-127.html
勝負としても面白かったが、感想戦での天彦の一言
「▲4二飛不成の打ち歩詰め回避で、詰まされる筋を読んでいた」は圧巻だった
コメントは解説の近藤六段のものです
私の考え等は(カッコ)の中に書いています
ファイル名:斎田vs天彦.kif
開始日時:2007年9月27日
棋戦:第16期 銀河戦 本戦Gブロック 1回戦
先手:斎田晴子倉敷藤花
後手:佐藤天彦四段
▲7六歩
*斎田倉敷籐花は振り飛車女王、佐藤四段は有望な若手注目株の一人です
△3四歩 ▲9六歩 △8四歩 ▲5六歩
*(ここで△8八角成~△5七角は▲6八角と合わせて受かります)
△8五歩 ▲5五歩
*▲9六歩とした関係上、5筋の位は取りますね(そういうものらしいです)
△8六歩
*次に▲7七角とされると、居飛車つまりません
▲同 歩 △同 飛 ▲7八金
*ここで△7六飛と横歩を取るのは手損するので、取ることは少ないですね
△8二飛 ▲5八飛
*ここで次に△8六歩は、▲5四歩△8七歩成▲2二角成△同銀▲5三歩成△7八と▲同銀で、居飛車は金得するんですが、玉頭にと金を作られて自信ないでしょうね
△5二金右 ▲7七桂
*これは斎田さんが考えていた手順かもしれませんね
*ひねり飛車と中飛車をミックスしたような形ですね
△6二銀 ▲4八玉 △9四歩
*次に△8七歩▲9七角△9五歩がありますから、ここで先手は仕掛けたいですね
▲5四歩
*△同歩▲同飛は、5四の飛車が大いばりという感じです ▲8三歩~▲8四歩~▲5二飛成~▲8三金のねらいもありますね
△6四歩
*ここで次は▲5三歩成△同銀▲6五桂△同歩▲2二角成△同銀▲7一角という順が考えられますが、▲6五桂のときに△4四銀と逃げられると、ちょっと無理かなーと思います
▲3八玉
*一気に手にはならないと思ったんでしょうね
△4二金上
*一番慎重な一手ですね
▲8七歩
*これはおだやかな一手ですね、もっとがんばるかなーと思いましたけど・・・
△4一玉 ▲6八銀 △7四歩 ▲6六歩
*これは△同角と取られるんですけど、▲6七銀で手をかせげますね
△6三金
*▲5三歩成を催促ですね 若干、後手が手得になります
▲5三歩成 △同 銀 ▲6七銀 △5四銀
*力強い手ですね
*(ここで先手は8回目の考慮時間に入る)
▲2八玉
*(ここで後手は6回目の考慮時間に入る)
△6五歩
*いや、これは・・・▲同歩は△6六歩▲5六銀△5五歩ですね きびしいかもしれませんね どっちかが大丈夫じゃなさそうです 先手に返し技があるかどうかですけど・・・ ▲6八飛でしょうかね
▲9七角
*これは一気に大変な将棋になりましたね
△6六歩 ▲5六銀 △5五歩 ▲6五銀
*斎田さんが、平凡な駒組みを続けていては作戦負けになるとみて、戦いを求めましたね
△同 銀 ▲6四歩
*ここは一回打っておきたいですね
△5四金 ▲6五桂 △同 金 ▲6三歩成
*先手は桂損なんですが、玉形が違うので、形勢は難しいですね
△7五歩
*(ここで先手は最後の考慮時間を使う)
▲同 歩
*あ、じっと取りましたね 取った歩で▲5三歩を見ているのかな
△5四銀
*敵の打ちたいところへ打てですね 先手もここに先に銀を打っておく手はありましたね
▲6四歩
*と金は取られるわけにはいきません
△3二玉 ▲3八銀
*いや、この手は・・・先手は強い戦いができるようになりましたね
△5六歩
*形勢はわかりません
▲7四歩 △6七歩成 ▲同 金 △8七飛成 ▲5六金
*この金は遊び駒だったんですけど、さばけましたね
*(ここで後手も最後の考慮時間を使う 以下、完全な30秒将棋になった)
△9九角成
*壁角を解消しましたね
▲6五金 △5七香
*▲5九飛と馬取りに逃げる手を消して、歩でなくて香打ちですね
▲8八飛
*何がどうなっているのか・・・
△同 馬 ▲同 角 △同 龍 ▲6六角
*▲5四金は△5八香成で足りないとみましたね
△6八飛 ▲1一角成 △6五銀
*これで先手玉が詰めろかもしれません
▲8八馬 △同飛成
*若干先手が足りない感じですが・・・
▲5二金
*この手は詰めろではないと思います
△5五角
*これは危ない順がありますよ 打った角が抜かれるかもしれません
▲4六香 △6七角 ▲4二金
*これ、意外と、先手玉が詰まないので、なんだか思っていたよりも斎田さんにチャンスがありますね
△同 銀 ▲4一銀
*(ここで天彦が感想戦で指摘した、△3三玉以下の変化を分岐します)
△同 玉 ▲5二金 △3二玉
*これは、きわどいなあー 大変な終盤ですね
▲4二金 △同 玉 ▲5三と
*あー、今▲5二飛と打ってみたかったですね
*これは取られちゃいますね
△同 玉 ▲6三飛 △5四玉
*4五には角が利いていて、詰まないんです
▲5八歩
*あー、これはちょっとね・・・
△7四銀
*上に逃げられますね
▲4三飛成 △6五玉
*もう捕まりませんね
*と金捨てが見えちゃったからね と金を捨てずに、▲5二飛~▲5五飛成でどうでしたかね
▲8九歩 △同 龍 ▲5七歩 △3九銀
*(これを▲同玉は、△4九角成▲同銀△同竜▲同玉△5八金▲同玉△6六桂以下詰みます)
▲同 金 △同 龍 ▲同 玉 △4八金 ▲同 玉 △5八金
▲3九玉 △4八金打 ▲2八玉
*ん、ほんとに詰みますかね?
△3八金 ▲同 玉 △2六桂
*いやー、さすがに手が見えますね
▲同 歩 △4八金
*きれいに詰ましましたね 以下▲同玉は△5九銀▲3八玉△4九角成▲2八玉△2七金で詰み、▲2八玉と逃げたら△2七銀▲同玉△4九角成▲3六玉△3五金まででピッタリ詰みです
まで108手で後手の勝ち
変化:78手
△3三玉 ▲3二飛 △2四玉
*(この順はどうだったか)
▲4二飛不成
*(こんな手がある?!)
△4九角成
*(これで先手は受けなし、あとは詰ますしかないが・・・)
▲2五銀 △同 玉 ▲2六歩 △同 玉 ▲3六金 △1五玉
▲1六歩 △1四玉 ▲1五歩 △2四玉 ▲2五歩
*(ここでもし、前に▲4二飛成としていれば、この歩が打ち歩詰めになり、打てない!)
△3三玉 ▲3二飛成
*(なんと、これで詰み!天彦は秒読みの最中、この順を読み切り、77手目の▲4一銀には△同玉としていたのだった)
近藤「序盤、斎田さんが苦しそうだったんですけど、反撃に出まして、
と金を捨てたところではチャンスがあったと思うんですけどね
佐藤四段の切れ味もすばらしかったですね」
感想戦での一言
斎田「(4五に角が利いているのを)うっかりしました」
天彦「(77手目)▲4一銀には△3三玉と逃げるつもりだったんですけど、
▲4二飛不成で取られて、負けだと思ったんです」
これは本当にすごい読みでした 77手目にその意味を分岐しています
(決勝トーナメントはまだなので除く)
第3位は、丸山vs阿部 これは阿部の名局だった
この一局は感想の記事でだいぶ棋譜の意味を書いたので、もういいとする↓
http://mune1232007.blog121.fc2.com/blog-entry-540.html
第2位は、斎田vs佐藤天彦 ↓
http://mune1232007.blog121.fc2.com/blog-entry-127.html
勝負としても面白かったが、感想戦での天彦の一言
「▲4二飛不成の打ち歩詰め回避で、詰まされる筋を読んでいた」は圧巻だった
コメントは解説の近藤六段のものです
私の考え等は(カッコ)の中に書いています
ファイル名:斎田vs天彦.kif
開始日時:2007年9月27日
棋戦:第16期 銀河戦 本戦Gブロック 1回戦
先手:斎田晴子倉敷藤花
後手:佐藤天彦四段
▲7六歩
*斎田倉敷籐花は振り飛車女王、佐藤四段は有望な若手注目株の一人です
△3四歩 ▲9六歩 △8四歩 ▲5六歩
*(ここで△8八角成~△5七角は▲6八角と合わせて受かります)
△8五歩 ▲5五歩
*▲9六歩とした関係上、5筋の位は取りますね(そういうものらしいです)
△8六歩
*次に▲7七角とされると、居飛車つまりません
▲同 歩 △同 飛 ▲7八金
*ここで△7六飛と横歩を取るのは手損するので、取ることは少ないですね
△8二飛 ▲5八飛
*ここで次に△8六歩は、▲5四歩△8七歩成▲2二角成△同銀▲5三歩成△7八と▲同銀で、居飛車は金得するんですが、玉頭にと金を作られて自信ないでしょうね
△5二金右 ▲7七桂
*これは斎田さんが考えていた手順かもしれませんね
*ひねり飛車と中飛車をミックスしたような形ですね
△6二銀 ▲4八玉 △9四歩
*次に△8七歩▲9七角△9五歩がありますから、ここで先手は仕掛けたいですね
▲5四歩
*△同歩▲同飛は、5四の飛車が大いばりという感じです ▲8三歩~▲8四歩~▲5二飛成~▲8三金のねらいもありますね
△6四歩
*ここで次は▲5三歩成△同銀▲6五桂△同歩▲2二角成△同銀▲7一角という順が考えられますが、▲6五桂のときに△4四銀と逃げられると、ちょっと無理かなーと思います
▲3八玉
*一気に手にはならないと思ったんでしょうね
△4二金上
*一番慎重な一手ですね
▲8七歩
*これはおだやかな一手ですね、もっとがんばるかなーと思いましたけど・・・
△4一玉 ▲6八銀 △7四歩 ▲6六歩
*これは△同角と取られるんですけど、▲6七銀で手をかせげますね
△6三金
*▲5三歩成を催促ですね 若干、後手が手得になります
▲5三歩成 △同 銀 ▲6七銀 △5四銀
*力強い手ですね
*(ここで先手は8回目の考慮時間に入る)
▲2八玉
*(ここで後手は6回目の考慮時間に入る)
△6五歩
*いや、これは・・・▲同歩は△6六歩▲5六銀△5五歩ですね きびしいかもしれませんね どっちかが大丈夫じゃなさそうです 先手に返し技があるかどうかですけど・・・ ▲6八飛でしょうかね
▲9七角
*これは一気に大変な将棋になりましたね
△6六歩 ▲5六銀 △5五歩 ▲6五銀
*斎田さんが、平凡な駒組みを続けていては作戦負けになるとみて、戦いを求めましたね
△同 銀 ▲6四歩
*ここは一回打っておきたいですね
△5四金 ▲6五桂 △同 金 ▲6三歩成
*先手は桂損なんですが、玉形が違うので、形勢は難しいですね
△7五歩
*(ここで先手は最後の考慮時間を使う)
▲同 歩
*あ、じっと取りましたね 取った歩で▲5三歩を見ているのかな
△5四銀
*敵の打ちたいところへ打てですね 先手もここに先に銀を打っておく手はありましたね
▲6四歩
*と金は取られるわけにはいきません
△3二玉 ▲3八銀
*いや、この手は・・・先手は強い戦いができるようになりましたね
△5六歩
*形勢はわかりません
▲7四歩 △6七歩成 ▲同 金 △8七飛成 ▲5六金
*この金は遊び駒だったんですけど、さばけましたね
*(ここで後手も最後の考慮時間を使う 以下、完全な30秒将棋になった)
△9九角成
*壁角を解消しましたね
▲6五金 △5七香
*▲5九飛と馬取りに逃げる手を消して、歩でなくて香打ちですね
▲8八飛
*何がどうなっているのか・・・
△同 馬 ▲同 角 △同 龍 ▲6六角
*▲5四金は△5八香成で足りないとみましたね
△6八飛 ▲1一角成 △6五銀
*これで先手玉が詰めろかもしれません
▲8八馬 △同飛成
*若干先手が足りない感じですが・・・
▲5二金
*この手は詰めろではないと思います
△5五角
*これは危ない順がありますよ 打った角が抜かれるかもしれません
▲4六香 △6七角 ▲4二金
*これ、意外と、先手玉が詰まないので、なんだか思っていたよりも斎田さんにチャンスがありますね
△同 銀 ▲4一銀
*(ここで天彦が感想戦で指摘した、△3三玉以下の変化を分岐します)
△同 玉 ▲5二金 △3二玉
*これは、きわどいなあー 大変な終盤ですね
▲4二金 △同 玉 ▲5三と
*あー、今▲5二飛と打ってみたかったですね
*これは取られちゃいますね
△同 玉 ▲6三飛 △5四玉
*4五には角が利いていて、詰まないんです
▲5八歩
*あー、これはちょっとね・・・
△7四銀
*上に逃げられますね
▲4三飛成 △6五玉
*もう捕まりませんね
*と金捨てが見えちゃったからね と金を捨てずに、▲5二飛~▲5五飛成でどうでしたかね
▲8九歩 △同 龍 ▲5七歩 △3九銀
*(これを▲同玉は、△4九角成▲同銀△同竜▲同玉△5八金▲同玉△6六桂以下詰みます)
▲同 金 △同 龍 ▲同 玉 △4八金 ▲同 玉 △5八金
▲3九玉 △4八金打 ▲2八玉
*ん、ほんとに詰みますかね?
△3八金 ▲同 玉 △2六桂
*いやー、さすがに手が見えますね
▲同 歩 △4八金
*きれいに詰ましましたね 以下▲同玉は△5九銀▲3八玉△4九角成▲2八玉△2七金で詰み、▲2八玉と逃げたら△2七銀▲同玉△4九角成▲3六玉△3五金まででピッタリ詰みです
まで108手で後手の勝ち
変化:78手
△3三玉 ▲3二飛 △2四玉
*(この順はどうだったか)
▲4二飛不成
*(こんな手がある?!)
△4九角成
*(これで先手は受けなし、あとは詰ますしかないが・・・)
▲2五銀 △同 玉 ▲2六歩 △同 玉 ▲3六金 △1五玉
▲1六歩 △1四玉 ▲1五歩 △2四玉 ▲2五歩
*(ここでもし、前に▲4二飛成としていれば、この歩が打ち歩詰めになり、打てない!)
△3三玉 ▲3二飛成
*(なんと、これで詰み!天彦は秒読みの最中、この順を読み切り、77手目の▲4一銀には△同玉としていたのだった)
近藤「序盤、斎田さんが苦しそうだったんですけど、反撃に出まして、
と金を捨てたところではチャンスがあったと思うんですけどね
佐藤四段の切れ味もすばらしかったですね」
感想戦での一言
斎田「(4五に角が利いているのを)うっかりしました」
天彦「(77手目)▲4一銀には△3三玉と逃げるつもりだったんですけど、
▲4二飛不成で取られて、負けだと思ったんです」
これは本当にすごい読みでした 77手目にその意味を分岐しています
2008.08.05
第16期銀河戦 優勝予想
16期銀河戦の本戦がすべて終了し、決勝トーナメント進出者が決まった
↓から右端にいくと決勝トーナメントの表があります
http://www.igoshogi.net/bangumi/ginga/sho_ginga_tr.cfm
ここで自分なりに優勝予想をしてみようと思う
本命 佐藤康光
対抗 森内、阿部
この3人のうちから優勝者が出ると思うが、どうか
康光、森内は当然として、阿部が好調ぽいんで、かなりやるんじゃないかと思っている
そこに郷田がからむかもしれない
一回戦では橋本vs森内が屈指の好カード
個人的に阿部vsハッシーの決勝戦を見たい
あと注目は最年少(18歳)の豊島だろう 6人抜きしたが、決勝ではどうか
それから、珍記録として、横山がDブロックでわずか2人抜きで最多勝ち抜き者になっている
過去を調べたわけではないが、最小勝ち数の記録に違いない(^^;
↓から右端にいくと決勝トーナメントの表があります
http://www.igoshogi.net/bangumi/ginga/sho_ginga_tr.cfm
ここで自分なりに優勝予想をしてみようと思う
本命 佐藤康光
対抗 森内、阿部
この3人のうちから優勝者が出ると思うが、どうか
康光、森内は当然として、阿部が好調ぽいんで、かなりやるんじゃないかと思っている
そこに郷田がからむかもしれない
一回戦では橋本vs森内が屈指の好カード
個人的に阿部vsハッシーの決勝戦を見たい
あと注目は最年少(18歳)の豊島だろう 6人抜きしたが、決勝ではどうか
それから、珍記録として、横山がDブロックでわずか2人抜きで最多勝ち抜き者になっている
過去を調べたわけではないが、最小勝ち数の記録に違いない(^^;
2008.08.05
清水市代女流二冠vs糸谷哲郎五段 1回戦
清水市代女流二冠vs糸谷哲郎五段 1回戦
解説 谷川浩司
ああー、清水、やはり及ばなかったか・・・ 残念!
考慮時間が0回対10回になったのは大きかった
敗因はそこだろう
清水先手で、後手糸谷の一手損角換わりからの後手四間飛車模様に進む
中盤、タニーの「清水さんが少しいいですね」という解説で、
盛り上がったのだが、まだあそこでは中盤、勝ちまでの道のりが長すぎた
考慮時間を使い切ってしまったのは「作戦負け」と言ってもいいと思う
「惜しかった」とは、やっぱり言えない、か・・・
この先手の戦法なのだが、後手からの角のにらみで▲1八飛と逃げるしかなく、
飛車が攻めに参加しづらいので、自分ではやりたくない戦法だ
その後の戦い方が難しいと思う
まあ、自分は飛車大好き、飛車至上主義人間なんで(^^;
「怪物」糸谷の底は、この対局ではまだ見えなかった
感想戦の時間がほとんど取れなかったのが残念だった
解説 谷川浩司
ああー、清水、やはり及ばなかったか・・・ 残念!
考慮時間が0回対10回になったのは大きかった
敗因はそこだろう
清水先手で、後手糸谷の一手損角換わりからの後手四間飛車模様に進む
中盤、タニーの「清水さんが少しいいですね」という解説で、
盛り上がったのだが、まだあそこでは中盤、勝ちまでの道のりが長すぎた
考慮時間を使い切ってしまったのは「作戦負け」と言ってもいいと思う
「惜しかった」とは、やっぱり言えない、か・・・
この先手の戦法なのだが、後手からの角のにらみで▲1八飛と逃げるしかなく、
飛車が攻めに参加しづらいので、自分ではやりたくない戦法だ
その後の戦い方が難しいと思う
まあ、自分は飛車大好き、飛車至上主義人間なんで(^^;
「怪物」糸谷の底は、この対局ではまだ見えなかった
感想戦の時間がほとんど取れなかったのが残念だった
2008.08.04
羽生善治名人 vs 中原 誠十六世名人
第16期 銀河戦
本戦Hブロック 最終戦
羽生善治名人 vs 中原 誠十六世名人
対局日: 2008年7月4日
解説:三浦弘行八段
聞き手:安食総子女流初段
今期ここまでの戦績は、羽生44勝18敗、中原8勝11敗
2人の対戦成績は羽生の19-9
勝ったほうが決勝トーナメント進出の一戦
なお、このブログの「今期ここまでの戦績は~」という言い方だが、
実際には平成19年度の成績で、
(この対局の場合だと4月から対局日の7月4日までの平成20年度の対局は除く成績)、
ということで、実情と合わなくなってしまっている
決勝トーナメントに入ったら、書き方を変えようと思っている
先手羽生で、後手中原は一手損角換わり、相腰掛け銀での攻め合いになった
この対局、攻め合いになってからは、お互いに受ける手はほとんど考えられない展開で、
ポイントとなる局面が少なく、あっさり淡白な将棋になった
結果、後手の攻めが速く、中原の勝ち
△7三桂打の控えて打つ発想はさすが桂使いの中原だった
中原の攻めは最後一歩も余らず見事な攻めだったとはいえ、
この将棋での羽生の指し方、負け方はあっさりしていた
この将棋の対局日は7月4日、気になったので羽生の対局スケジュールを調べてみた
6月16・17日(月・火曜日)○ 羽生善治 森内俊之 ● 名人戦 第6局
6月19日(木曜日)○ 羽生善治 橋本崇載 ● 王位戦 挑戦者決定戦
6月21日(土曜日)○ 佐藤康光 羽生善治 ● 棋聖戦 第2局
7月2日(水曜日)○ 羽生善治 佐藤康光 ● 棋聖戦 第3局
7月4日、ここが銀河戦の収録日
7月8日(火曜日)● 佐藤康光 羽生善治 ○ 棋聖戦 第4局
7月14・15日(月・火曜日)○ 羽生善治 深浦康市 ● 王位戦 第1局
7月18日(金曜日)● 佐藤康光 羽生善治 ○ 棋聖戦 第5局
7月23・24日(水・木曜日) ○ 深浦康市 羽生善治 ● 王位戦 第2局
7月28日(月曜日) ● 糸谷哲郎 羽生善治 ○ 竜王戦 決勝トーナメント
7月31・8月1日(木・金曜日) ● 羽生善治 深浦康市 ○ 王位戦 第3局
8月6・7日(水・木曜日) 深浦康市 羽生善治 王位戦 第4局
名人戦が終わってから、現在までの羽生の対局スケジュールだ
見てのとおり、やっと名人戦が終わって永世名人を獲得したと思ったら、
超重要対局が目白押し、この間に取材なども多数受けているわけで、
この銀河戦に力があまり入らなかったのも無理はないだろう
というか、ここで負けてスケジュールをすっきりさせたのが棋聖戦の3連勝に
つながっている感がある
いつでも本気だせっていうのも、無理があると思う(^^;
中原「ひさしぶりの決勝トーナメントなので、自分の力を出し切ってがんばりたい」とコメント
本戦Hブロック 最終戦
羽生善治名人 vs 中原 誠十六世名人
対局日: 2008年7月4日
解説:三浦弘行八段
聞き手:安食総子女流初段
今期ここまでの戦績は、羽生44勝18敗、中原8勝11敗
2人の対戦成績は羽生の19-9
勝ったほうが決勝トーナメント進出の一戦
なお、このブログの「今期ここまでの戦績は~」という言い方だが、
実際には平成19年度の成績で、
(この対局の場合だと4月から対局日の7月4日までの平成20年度の対局は除く成績)、
ということで、実情と合わなくなってしまっている
決勝トーナメントに入ったら、書き方を変えようと思っている
先手羽生で、後手中原は一手損角換わり、相腰掛け銀での攻め合いになった
この対局、攻め合いになってからは、お互いに受ける手はほとんど考えられない展開で、
ポイントとなる局面が少なく、あっさり淡白な将棋になった
結果、後手の攻めが速く、中原の勝ち
△7三桂打の控えて打つ発想はさすが桂使いの中原だった
中原の攻めは最後一歩も余らず見事な攻めだったとはいえ、
この将棋での羽生の指し方、負け方はあっさりしていた
この将棋の対局日は7月4日、気になったので羽生の対局スケジュールを調べてみた
6月16・17日(月・火曜日)○ 羽生善治 森内俊之 ● 名人戦 第6局
6月19日(木曜日)○ 羽生善治 橋本崇載 ● 王位戦 挑戦者決定戦
6月21日(土曜日)○ 佐藤康光 羽生善治 ● 棋聖戦 第2局
7月2日(水曜日)○ 羽生善治 佐藤康光 ● 棋聖戦 第3局
7月4日、ここが銀河戦の収録日
7月8日(火曜日)● 佐藤康光 羽生善治 ○ 棋聖戦 第4局
7月14・15日(月・火曜日)○ 羽生善治 深浦康市 ● 王位戦 第1局
7月18日(金曜日)● 佐藤康光 羽生善治 ○ 棋聖戦 第5局
7月23・24日(水・木曜日) ○ 深浦康市 羽生善治 ● 王位戦 第2局
7月28日(月曜日) ● 糸谷哲郎 羽生善治 ○ 竜王戦 決勝トーナメント
7月31・8月1日(木・金曜日) ● 羽生善治 深浦康市 ○ 王位戦 第3局
8月6・7日(水・木曜日) 深浦康市 羽生善治 王位戦 第4局
名人戦が終わってから、現在までの羽生の対局スケジュールだ
見てのとおり、やっと名人戦が終わって永世名人を獲得したと思ったら、
超重要対局が目白押し、この間に取材なども多数受けているわけで、
この銀河戦に力があまり入らなかったのも無理はないだろう
というか、ここで負けてスケジュールをすっきりさせたのが棋聖戦の3連勝に
つながっている感がある
いつでも本気だせっていうのも、無理があると思う(^^;
中原「ひさしぶりの決勝トーナメントなので、自分の力を出し切ってがんばりたい」とコメント
2008.08.02
ギズモはどんな顔か
先日、宇多田ヒカルのシングルCD(DVD付き)が中古200円で売られていたので買った
宇多田ヒカルのHPにサンプルで同じものが見れる
それで、DVD Prisoner Of Love (Video Clip) に出ている、
このショートカットの映像の髪型の宇多田ヒカルは、誰かに似ている、
誰だろう、と思っていると、なんと自分の妹だった
ジャケットの横顔が特に似ている↓
http://www.emimusic.jp/hikki/disco/single24.htm
妹に、「あんた、宇多田ヒカルに似ているなあ」と言うと、妹はまんざらでもなさそうだった
まあ、若干ひいき目に見ていることは妹には黙っておく
その下にある HEART STATION のジャケットの顔は全然似ていないし(笑)
それで、自分は誰に似ているか、ということだが、
10年ほど前は、SMAPの草なぎ君にかなり似ていた
テレビで草なぎ君を見つけると、「なんで自分がテレビに出てるんだ?」と
変な気持ちになることがよくあった
しかし、それから草なぎ君も自分も独自の方向に顔が変化し、今はほとんど似ていない
誰か似ている人はいないか、と思ったら、いた
プロ棋士の佐藤天彦がそこそこ似ていると思う
下のページの四段の棋士から、佐藤天彦を指定すると見れます↓
http://www.shogi.or.jp/syoukai/index.html
それにしても、写真に撮るときくらい、寝癖はどうにかならんのか(^^;
それとも、こういう髪型ってあるのか?
うーん、まあ似ている、といっても、こういう系統の顔、っていうくらいだけど・・・
佐藤天彦か・・・若干ひいき目かもしれない?
まあ、ブログだし、わかんないし、いいや(^^;
追記:上の記事を書いてから6時間、もっと似ている有名人がいた
歌手の森山直太朗だ あの「さくら」で有名な人だ
http://www.universal-music.co.jp/moriyama_naotaro/
これはどう見ても似ている 今度カラオケで「さくら」を歌おうっと(笑)
森山直太朗も、下のHPで天彦みたいな髪型をしていた
こういう髪型があるんですね(^^;
http://ent2.excite.co.jp/music/special/moriyama/index.html
宇多田ヒカルのHPにサンプルで同じものが見れる
それで、DVD Prisoner Of Love (Video Clip) に出ている、
このショートカットの映像の髪型の宇多田ヒカルは、誰かに似ている、
誰だろう、と思っていると、なんと自分の妹だった
ジャケットの横顔が特に似ている↓
http://www.emimusic.jp/hikki/disco/single24.htm
妹に、「あんた、宇多田ヒカルに似ているなあ」と言うと、妹はまんざらでもなさそうだった
まあ、若干ひいき目に見ていることは妹には黙っておく
その下にある HEART STATION のジャケットの顔は全然似ていないし(笑)
それで、自分は誰に似ているか、ということだが、
10年ほど前は、SMAPの草なぎ君にかなり似ていた
テレビで草なぎ君を見つけると、「なんで自分がテレビに出てるんだ?」と
変な気持ちになることがよくあった
しかし、それから草なぎ君も自分も独自の方向に顔が変化し、今はほとんど似ていない
誰か似ている人はいないか、と思ったら、いた
プロ棋士の佐藤天彦がそこそこ似ていると思う
下のページの四段の棋士から、佐藤天彦を指定すると見れます↓
http://www.shogi.or.jp/syoukai/index.html
それにしても、写真に撮るときくらい、寝癖はどうにかならんのか(^^;
それとも、こういう髪型ってあるのか?
うーん、まあ似ている、といっても、こういう系統の顔、っていうくらいだけど・・・
佐藤天彦か・・・若干ひいき目かもしれない?
まあ、ブログだし、わかんないし、いいや(^^;
追記:上の記事を書いてから6時間、もっと似ている有名人がいた
歌手の森山直太朗だ あの「さくら」で有名な人だ
http://www.universal-music.co.jp/moriyama_naotaro/
これはどう見ても似ている 今度カラオケで「さくら」を歌おうっと(笑)
森山直太朗も、下のHPで天彦みたいな髪型をしていた
こういう髪型があるんですね(^^;
http://ent2.excite.co.jp/music/special/moriyama/index.html
2008.08.01
藤井 猛九段 vs 島 朗九段
第16期 銀河戦
本戦Gブロック 最終戦
藤井 猛九段 vs 島 朗九段
対局日: 2008年7月11日
解説:鈴木大介八段
聞き手:古河彩子女流二段
今期ここまでの戦績は、藤井14勝21敗、 島12勝23敗
2人の対戦成績は藤井の8-4
勝ったほうが決勝トーナメント進出の一戦
今期(19年度)、負け越している2人の対戦となった
藤井は不調なのだろう
戦型は、藤井先手で、まさかの相矢倉になった
角道を止めて持久戦に持ち込む、という意味で、
四間飛車と同じく研究しがいがあるのかもしれない
早囲いで積極的に攻めに出た藤井に島も冷静に対応し、
どちらがいいかわからない中盤が続いた
しかし、藤井が考慮時間0分になった時点で、島はまだ7分残していた
長考が好きな藤井にはこれはキツかったと思われる
▲7一銀の飛車の行き場を問う好手を指すも、島も△6六歩の好手で返す
大介「手が難しくて間違えやすいので、手番不利という感じですね」
結局、77手目の▲6二桂成が敗着になった
ここでは▲9五銀が正解だったとのこと
こんな手、自分には絶対見えないよ・・・
大介の解説は、序、中盤はすごくわかりやすかった 振り飛車党とはとても思えない
終盤はたくさん変化があったので、解説しきれなかったのはしかたない
大介の解説は、形勢判断が極端すぎるときがあるので、
それは聞いていて鵜呑みにしないよう気をつけている(^^;
藤井はこれからも矢倉も指すのか、どうなのだろうか
うーん、自分としてはやっぱり四間飛車を見たいけど・・・
Gブロックは島がまさかの最終勝ち残り者になった(^^;
島「決勝トーナメントに進出するだけでも栄誉なことなんで、
この勝ち運を活かしたいです」とコメント
本戦Gブロック 最終戦
藤井 猛九段 vs 島 朗九段
対局日: 2008年7月11日
解説:鈴木大介八段
聞き手:古河彩子女流二段
今期ここまでの戦績は、藤井14勝21敗、 島12勝23敗
2人の対戦成績は藤井の8-4
勝ったほうが決勝トーナメント進出の一戦
今期(19年度)、負け越している2人の対戦となった
藤井は不調なのだろう
戦型は、藤井先手で、まさかの相矢倉になった
角道を止めて持久戦に持ち込む、という意味で、
四間飛車と同じく研究しがいがあるのかもしれない
早囲いで積極的に攻めに出た藤井に島も冷静に対応し、
どちらがいいかわからない中盤が続いた
しかし、藤井が考慮時間0分になった時点で、島はまだ7分残していた
長考が好きな藤井にはこれはキツかったと思われる
▲7一銀の飛車の行き場を問う好手を指すも、島も△6六歩の好手で返す
大介「手が難しくて間違えやすいので、手番不利という感じですね」
結局、77手目の▲6二桂成が敗着になった
ここでは▲9五銀が正解だったとのこと
こんな手、自分には絶対見えないよ・・・
大介の解説は、序、中盤はすごくわかりやすかった 振り飛車党とはとても思えない
終盤はたくさん変化があったので、解説しきれなかったのはしかたない
大介の解説は、形勢判断が極端すぎるときがあるので、
それは聞いていて鵜呑みにしないよう気をつけている(^^;
藤井はこれからも矢倉も指すのか、どうなのだろうか
うーん、自分としてはやっぱり四間飛車を見たいけど・・・
Gブロックは島がまさかの最終勝ち残り者になった(^^;
島「決勝トーナメントに進出するだけでも栄誉なことなんで、
この勝ち運を活かしたいです」とコメント
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