上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
井上「もうね、羽生さんの王座戦での強さは神がかってますね、
もう殿堂入りで、王座戦は羽生は除外!」

この一言で解説会が終わった 6時から始まった解説会、すでに10時半になっていた
そして今11時45分、家に帰ってきました ギリギリ今日中の更新が間に合いました
もう今日の時間はあと15分、記事を書く時間はありませんけどね

あー、すごい将棋でした
これが羽生か・・・
木村もすごかった、相手が羽生以外なら、木村が勝っていたよ
羽生って、「天才」なんだね、とりあえず今日はもうその一言です
スポンサーサイト
2008.09.30 王座戦第3局
今日は王座戦の第3局がありますね
関西会館の解説会に行ってきます
解説は井上八段です

金曜に続き、また解説会、
実はけっこう自分的にハードスケジュールなんですけど、
井上先生にはどうしても会いたいです(^^)
第4局目以降は、ない可能性も高いですからね
注:最初にアップしたのは朝の6時頃でしたが、昼の1時頃、激指4で検討してみた結果、
色々わかったことがあったので大幅にコメントを書き直しました

昨日は友人Nが来たので、一局指した
自分は実戦はすごくひさしぶりだ
Nは「最近、全く将棋に接していない」と言っていた
チェスクロックを使用し、持ち時間は、Nは6時間(事実上、無制限)、自分は一手1分未満

ファイル名:友人Nvsギズモ.kif
先手:友人N
後手:ギズモ

▲7六歩
*振り駒なし、Nが先手
△3四歩 ▲2六歩 △3二金 ▲3八銀
*早くもNが変化してきた
*NHK杯を見た直後の対局だったので、田村の真似をしてみようと思い、次の手を指した
*しかし、ここでは自然に△8四歩が良かったか 
△3三角
*角を上がってみた
▲同角成
*交換に来る うん、NHK杯みたいになった
△同 桂
*次のNの一手は、全く想定外な一手だった
▲7七角
*なんだ、これは?いきなり角を手放してくれて、ありがたい、と思ったのだが・・・
△2二銀
*とりあえず2筋の防御
▲2五歩
*ここで自分は考えて気が付いたのだが、▲7七角のおかげで、△4四歩と突くことができず、△5二金~△4三金右はもうできなくなっている
△4二飛
*いまさら玉を2筋方面に囲うのも,角の睨み筋に入って変と思ったので、四間に振った
▲4六歩
*腰掛け銀にするのか?
△6二玉
*玉は飛車と反対側に囲うよね
▲2四歩
*自分も気になっていた手
△同 歩 ▲同 飛
*ここが本局一番の問題だった ▲4四歩なら穏やかだった
*実は、△2五歩が成立すると思っていたのだ
*しかし、△2五歩▲2二飛成△同金▲3一銀で、自分の負けじゃないか、危ないと対局中は思ったので指さなかった ところが、激指4によると、△2五歩もあったようだ 分岐します
△2三銀
*△2三歩は、▲2八飛と下がられておき、あとの桂頭攻めが受けにくい 作戦負けだと思った
*ここは▲同飛成と切る手も考えられた 分岐します
▲2八飛
*Nは切る筋も考えたそうだが、怖いのでやめたとのこと 自分も読みきれず、冷や汗ものだった
△2四歩
*とにかく収まった
▲4七銀 △7二玉
*さあ、ここからは駒組みだ
*と思っていたら・・・
▲7八飛
*げっ!!振り飛車にする手があったのか!?
*あらあ、こうなっては2三の銀と3二の金が完全にバカな駒になっている うわあ もう作戦負けだ
*△5四角と打っても、▲3八金△7六角▲3三角成でダメだ
△4四歩
*▲7七角の自陣角の一手が、実はとてもいい手だったのかも・・・N恐るべし!
▲3八金 △6二金
*なんだか、もう後手玉はどう囲っても堅くならない
▲4九玉
*この構想はどうだったかな 先手は居玉のままが良かったと思う
△4一飛
*ここは△4五歩といって、一歩交換するべきだった
*△4五同飛のときに▲4四歩で飛車が閉じ込められるのが怖かったのでやらなかったが、それなら△4六歩~△4七角の打ち込みで勝負だ
▲3九玉 △2五歩 ▲2七歩 △3五歩
*2三の銀を働かせなければ、勝負にならない
*次に▲3六歩には△同歩▲同銀△3四銀▲3五歩△4三銀と繰り換えるつもりだった
*しかし、次でNは悪手を指してしまう
▲7五歩
*悪手 次の後手の一手が受からない
△7六角
*いきなり後手が優勢になった
*しかし、まだここでは▲7四歩という手があった
*△同歩なら▲5五角で、いきなり逆転だ
*激指4によれば、▲7四歩には△6七角成で先手がだめなようだ でも実戦ではアヤはあったかもしれない
▲6八飛
*こう受けちゃったか
△8七角成
*以下は、自陣に馬を引き付けて、先手に勝負所は無く、後手の勝ちになった しかし、序盤の2筋の折衝で変化が多く、難しい序盤だった Nの自陣角から一歩交換して飛車を振る構想は見事だった
*自分には、△3三角戦法のような力戦の変則戦法は、指しこなせないというのが率直な感想だ

変化:19手
▲同飛成
*切る手があったがどうか
△同 金 ▲2四歩
*この歩が取れない、と対局中は読んでいた
△2二金 ▲3一銀 △3二飛 ▲2二銀成 △同 飛 ▲3三角成
*これで、もう敗勢、うかつすぎる△2三銀だった、と対局中は思っていた
*ところが△同金▲2四歩の瞬間、△2八飛と打つ手があり、その後変化はあるものの後手が指せるようだ ここは長手数の読みが必要とされる難しい変化だった

変化:18手
△2五歩
*こう打つとどうなるのか
▲2二飛成 △同 金 ▲3一銀 △5一角
*これで互角とのことだ さすがコンピュータ、こんな角打は、そうそう人間が読めるものではないね(^^;

30日追記:序盤のNの▲7七角は、厳密にはやはり先手の損ですね
後手だけ角を手持ちにしている、というのが大きいです
しかし、実戦的には、居飛車党の私に、振り飛車にさせたという意味がありました
Nは私が居飛車しかやらない、というのを知っているしね
そして相振り模様にもちこんだのも、Nは持ち時間無制限、自分は一分だから、
局面の変化が多いので、Nに有利です なかなかNは策士と思います
今回、Nは△8七角成までで合計1時間半くらい使ってました
Nが24で指したら、「15分」で指しても持ち時間が短すぎて、10級もいかないと思います
それでも、居飛車から振り飛車にして、後手の2、3筋の金銀を空振りさせようとした発想は
すばらしいと思いました
行方尚史八段vs田村康介六段 2回戦
解説 三浦弘行

先手行方で、後手の田村の作戦が注目されたが、
4手目△3三角戦法からの角換わり相居飛車力戦になった

少考を重ねる行方に対して、相変わらずノータイムでどんどん指していく田村、
どこから戦いが始まるのかと思ったら、なんと後手から△4五歩と仕掛けた
そして△4一金~△4二飛の構想!
三浦「これは驚きました、見たことがない筋です」

4筋の勢力が足りない、行方、どうするんだろう、と思ったが、そこはさすがB1のプロだった
5筋と3筋をからめて、うまく勝負にもっていった

△4七歩成の殺到で、残りの考慮時間が、行方1分、田村10分と大差がついた
ここで、行方が「どうなってるんだ」とつぶやいた(^^;
ああー、これは完全に田村ワールドに引き込まれた
これは行方の負けだ、自分は思った

しかし、行方のそこからの正確な指し回しは見事だった
ものすごい一直線の取り合い、一気に寄せ合いになったが、
もうここからほぼ30秒将棋だったのに、行方は間違えることはなかった
30秒あれば、この終盤はプロなら読みきれる差なんだね
行方は朝日杯で優勝したのも、伊達ではないね

実は、最後の最後、自分は詰み手順がわからなかったのだ
△1二玉と逃げられたらどうなるのか、実戦の最中には読みきれなかった
これはけっこう悲しかった

そうか、金打ちから▲1二飛成の空き王手で詰むのか
▲1二飛成以外でも、空き王手で追っていけば詰むけどね
もし自分が対局者で先手なら、最後に詰ましにいかず、受けにまわってしまって、
もう一勝負あったかもしれない、・・・その可能性は高い(^^;
もっと詰将棋等をやって、読みを鍛えなければいけないな、と痛感した次第

感想戦が20分もあったが、これがかなり高度な内容だった
序盤の駒組みを10分以上考えていたけど、
あれ、見ている人でどれだけの人が理解できたのだろうか(^^;
ともあれ、後手としては△8五桂を仕掛けの前に入れなかったのは損だった、とのことだった
その後の終盤は、プロにとってはもう一本道だったようだ

早指しの田村が、「田村ワールド」に完全に引きずりこんだかと思ったが、
行方が地力を見せて勝った面白い将棋だった
2008.09.28
靴下を履こうと、タンスから靴下を出してきた
丸まっていた靴下を伸ばしたら、なんと中から生きた蜂が出てきた!
「Wooo!!」と声を上げる自分、
パニックになり、我を忘れる
しかし2秒後、そばにあった本で蜂を攻撃した
蜂は弱っていたため、飛ぶこともなく、1度目でダメージを与え、2度目の攻撃で死んだ
けっこうでっかいアシナガバチだった

・・・いったい何が起こったのか、冷静に考えてみる
そうか、洗濯物として干されていた靴下に、蜂が入っちゃったのか、
蜂は黒い物に近づく、という習性を聞いたことがある
黒色の靴下だったからね
「ひょうたんから駒」ということわざはあるが、
「靴下から蜂」とは、何が起こるかわかりませんね
PM5時、脇さん登場、そのとき客は16人だったが、
5時半の時点では30人くらいになっていた 最終的には35人くらいだったか 

脇「23手目、▲3五同銀の時点では同一局面が過去に25局あり、
先手12勝、後手12勝、1千日手で、全くの互角です
羽生さんは先手、後手、どちらを持ってもこの戦型を指しています」
脇「35手目の▲7七銀は大長考でした、この▲7七銀から新しい将棋になりました、
これは△3六歩を誘った手です ここは前例では▲7七角がありました それなら無難でしたね」
こういうデータを調べてくれているのはいいね

▲2三桂不成の奇手が出たときには、
脇「駒が3段目に入ったら、成れることは羽生さんは知っていると思うんですが」
と言っていた これには笑った、脇さんのギャグ、珍しい(^^)

脇「▲2三桂不成のような手を指されると、相手は今までの読みが無駄になるんですよ、
また相手は一から考え直さなくてはなりません、
これが後の相手のミスを誘う羽生マジックにつながるんです
昔、森下さんがタイトル戦に出て羽生に勝てなかった頃、
『羽生さんの手は読んでも無駄、考えにない手をやってくるから』と言ってましたね」

この▲2三桂不成の次の手が、次の一手クイズになった
自分はここのところ、このクイズで、ずーっとはずしていたので、なんとか当てたかった
脇「ここは持ち時間が残り1時間あったとしたら、僕なら30分は考えたいところです」
4通りあった候補手があった △5二玉、△5二金、△4五桂、△9八銀の中から、
自分なりに15分ほど考えて△5二金を選んだ
そしたら当たった、これはうれしかった
正解したので、賞品も当たった 羽生名人のサインのプリントが入った扇子だった
ラッキー(^^) 

終盤がとても手が難しく、だんだん解説会というよりも鑑賞会になっていった
脇「えらいことになってきましたね、これはどうなっているんでしょうか、
こっちの変化もあったでしょうね、えー、次の一手は・・・
(脇さん、考えるが浮かばない) えー、答えを見ましょうか(^^;」
と言って、棋譜に目をやる脇さん、これはこれで楽しかった
どのみち、形勢はすごく難しかったようだしね
△5七と、なんて、いくら考えても浮かばないしね(^^;
(ここでは、脇さんは△9八飛の筋ばかり考えていた、
でもそれはダメだし・・・と解説していた)

深浦の△5七とから、△7八飛、この絶妙の組み合わせ、
そしてその後の終局までの攻防、本当にハラハラした
▲5二歩、▲2三桂不成、▲8五桂といった羽生独特の手が連続で出たので、
あの羽生と森内との名人戦第3局、森内が銀のダダ取られの
信じられない悪手を指したときのような、「羽生マジックムード」が会場にただよっていた
そんな雰囲気だった それだけに、勝ち切った深浦は見事だった

脇「羽生の7冠ロードを見に来たお客さんは残念だったと思いますが、
また来年までのお楽しみですね」とのことだった
実は、自分もなんとなく羽生が勝つのを期待していたんだけどね
羽生が将棋の神に近づくところを見たかったのだ
来年も羽生は7冠を目指せるほどに強いのかな、
他の人があまりにも目立たなくなるので、ちょっとそれは勘弁して欲しいが(^^;

羽生と深浦の対戦成績は、これで羽生24勝、深浦22勝になったのかな
たぶんこれで合っていると思う(間違っていたらスマン)
とにかくほぼ互角で、対戦数が多い人で羽生とここまで勝率が競っているのは
深浦だけとのことだ

自分が、最後、脇さんに「これが今年度の名局賞に選ばれる可能性はありますか?」
と聞いたところ、脇「いやあ、どうですかね、何回か逆転していた気がしますので」
だった でも今回の将棋は本当に面白かった
これが第7局の内容なんだものね
羽生も深浦も、一手の妥協もない順を選ぶ応酬、本当に見ごたえがあった
今期自分が解説会に行った中で、間違いなく一番の名勝負だった

先手羽生で一手損角換わり、深浦の△3七角成の強襲で一気に激しい戦いになった
脇「一日目から、すごい進みましたね、この解説会が始まる時点でもう終わっているかと思いましたが、まだ続いてます」
この一言から解説が始まった それからは激戦だった

脇「△3七角成は無理ぽいんで、形勢はちょっと羽生がいいかと思います」
脇「あれ、▲2四歩ですか、ここでは▲2一角かと思いましたが」
脇「△8七歩の垂らしがキツく、深浦さんが良さそうですね」
こんな感じで、二転三転の形勢判断だった

羽生がやや苦しいか、と思われたところで、出た、羽生マジックらしき手、▲5二歩!
脇「これはオマジナイの歩ですね、悩ましいですね」
さらに、ここから羽生が驚愕の勝負手を放つ、▲2三桂不成!!

指された瞬間、自分は思わず「ええっ」と声をあげてしまった、な、なんじゃこれ?
▲3一角の一点狙い、しかし、後手は応手がありすぎて、いかにも間違えそうだ
とにかくいったん△5二金と受けにまわったが、なんだか妖しいムード、角2枚に張り付かれて、後手玉は追い詰められた

さらに▲8五桂と巧妙に跳ねられ、後手は飛車道を遮断された
脇「この桂跳ねは、9九の銀取りにもなっていますね
うーん、どうにも先手玉に迫る手が見つかりませんね 防衛に赤信号が灯りました
▲5二歩から雰囲気がおかしくなりました、羽生さんが良くなったと思います」
と言った直後だった
深浦のスーパー絶妙手、と金のタダ捨て、△5七と!!

脇さんも驚いていたが、自分もこんな手、一秒も見えなかったよ、だって、そのと金が、唯一の攻めの頼みの綱と思っていたからね
それをタダ捨てする発想は、いったいどこからくるのか?
▲同玉に△7八飛の一発で、先手はいきなり受けがなくなった
この受けがなくなった、というのも、△7八飛を指されてみて、検討した結果、やっとわかったことなのだ 指された瞬間は全然そんな厳しい手とは思えなかったのだが・・・

うわ、これは逆転、深浦防衛か、と思ったが、返し技があった
先手は受けがなければ、攻めれば良いのだ、
王手の連続で、それで手順に後手の金を抜いて、先手の玉頭を広くしてしまえば、受けになっているじゃないか!

ところが、なんとそれにも後手からさらに返し技があった
後手は詰めろを消されない手順があったのだ
先手の攻めに対し、玉が自ら3段目に上がる、顔面受け!
最後は玉を端に逃げ、ギリギリで詰まなかった
先手の持ち駒は桂と歩で、桂と歩以外を何か持っていれば詰みだったのに・・・

まさに激戦といえる内容だった
「深浦さんに勝ち運がありましたね」と脇さんは最後に言ったが、自分はそうは思わなかった
深浦は、運ではなく、実力で、総合力で羽生に勝ったと、そう感じた
羽生は今日も強かった、四冠の力を見せたと思う
そしてその羽生の力を上回った深浦、見事としか言いようがない

3勝3敗での大一番で、ここまで力を出しあえるこの2人は、やっぱりすごい
今期屈指の名勝負だった 本当に面白かった
第16期 銀河戦
決勝トーナメント 決勝戦
佐藤康光棋王 vs 三浦弘行八段
対局日: 2008年9月11日
解説:藤井 猛九段
聞き手:矢内理絵子女王女流名人

いよいよ決勝戦だ 康光は和服での登場
2人の対戦成績は、康光の15-2
三浦が「佐藤棋王にはたくさん負け越している」と言っていたが、
まさかここまで差があるとは思わなかった
これ、街道場でこんな成績だったら、飛車落ちくらいの手合いにされるんじゃないだろうか(^^;

先手康光で、角交換から相居飛車の力戦に進む
三浦は菊水矢倉にしたのが工夫のようだ

康光が棒銀で攻め、一段落したが、次の左側の折衝が問題だった
△9三桂と跳ねた手が問題だったようだ
▲9六歩、▲5六歩と落ち着いて受けられ、三浦はこれが予想外たったようで、困った
慌てた様子で角打から先手陣に馬を作ったが、なんとその馬がトン死してしまうハメに!
たった一手、金を引くだけなんだけど、これは藤井も見落としていた 自分も見えなかった
藤井「この馬を殺す金引き、乱戦が得意な佐藤さんは、経験ですぐ見えるんでしょうね」

その後は康光の的確な指し手で、差が広がるばかり、
後手の駒が前に出ていなかったため、後手は手が作れず、勝負どころは全然なかった
藤井も「この馬が死んだ時点で勝負ありましたね」と言っていた
個人的には康光の▲8三金と強引に飛車をとりにいった決め手が印象に残った

本局は大差だったが、藤井の解説は良かった
藤井「早指しでは、手番をもらって、指す手がないというのが一番困るんですよね」
矢内「ここでは後手はどう指すのがいいでしょうか」
藤井「先手にとっては、ここでは後手がもう投げてくれるのが一番いいですね」
さらに、三浦が敗勢という局面で
藤井「ここは△5四歩と、そーっと指すんです、そして次の△4四角(王手飛車)は
すごい手つきで指すんです」 もう、藤井の漫談会だ

他にも、藤井「私は楽観主義者なんで、リードしたらもう深く考える気がなくなってしまうんですよね」
という発言が何回か聞かれ、なぜ藤井が逆転負けが多いのか、よく伝わってきた(^^;
本局の内容はそれくらい差がついてしまった
最後は全駒模様になりそうだったので、三浦が寄せの前の段階で投了した

今期の銀河戦の康光の対局内容を振り返って見ると、
本戦の行方戦で中盤に難しいところがあっただけで、
あとは長岡、片上、阿部、そして三浦と、すべて危なげない完勝だった
全く文句のつけようがない優勝と言える 他のプロとは格の違いすら感じさせた

局後のインタビュー
矢内「今の感想は?」
三浦「面白くないです(笑)」 これには笑った(^^; 
三浦「決勝までこれただけでも、ラッキーだったと思います」とのこと
しかし、三浦も本戦で松尾、谷川、そして決勝トーナメントで千葉、櫛田、森内に
勝ったのだから、よくやったと思う

矢内「この将棋の感想は?」
康光「序盤から自分のペースでうまく指せました
一気の勝ちを狙わず、少しずつリードを広げようと思ったのが良かったと思います」
康光「来期も連覇を目指します」とのこと
 
今期の決勝トーナメントは大差の将棋が多く、ハラハラドキドキの終盤戦が見れなかった
それは残念だった しかし、またすぐ来期が始まるのだ 来期も楽しみに見ようと思う
明日は王位戦の決着がつきますね
明日は関西会館の大盤解説会(解説は脇八段)に行ってきます
先手羽生で角換わりになったとのこと

それと、今日はこのあと銀河戦の決勝があります
銀河戦はいつもは放送日の次の日にDVDレコーダーで見ているんですけど、
今日はPM8時から見ようかと思ってます

ところで、なんだか画像が取り込めなくなってます
♪の音符が見えません
近所の図書館のPCからこのブログへ接続してみましたが、
それも画像がダメでした
この辺のサーバーがおかしくなってるのか、原因が全然わかりません
2008.09.24 ウォーズマン
昨日の夜、離れて暮らしている妹が、母に電話をかけてきた
なんだか様子がおかしい、どうも妹は泣いているようだ
美容院に行ったところ、なんかやる気マンマンの人が担当になり、
髪の毛を短く切られすぎたとのことだ

今まで、妹は宇多田ヒカルのような髪型だった
この横顔が似ています ↓
http://www.emimusic.jp/hikki/disco/single24.htm

写メールで送られてきた、髪を切った後の妹の顔の画像は、
キン肉マンに出てくる、ウォーズマンのような頭になっていた
妹はこんな感じだった ↓
http://www.amazon.co.jp/dp/B0014F2EZ4/ref=nosim/?tag=yahoo-ps-22&creative=380333&creativeASIN=B0014F2EZ4&linkCode=asn

・・・まあ、長い人生、色々あるさ!がんばって生きていこうぜ!
のびのびしみじみ5手詰
内藤國雄著 2008年7月 日本将棋連盟 1100円+税
評価 B 難易度 ★★★
コンセプト<実戦形の5手詰を100問>

ごく普通の5手詰集です
レイアウトが変わっていて、湯のみのデザインの中に将棋盤がありますね
背景の将棋盤の色は、うすいクリーム色です
見やすいので、個人的に好きですね
姉妹本の、「のびのびしみじみ7手詰」のほうは、将棋盤がうすい緑色だったので、
目が慣れるのに時間がかかりましたが、こっちは大丈夫です

帰省するとき、私は電車の中で解いていましたが、駒が大きくて見やすいのでよかったです
それと、一問解くたびに、一ページめくることができるので、早く進みます
これも個人的に高ポイントでした
何しろ、私はこの一年、全くと言っていいほど
詰将棋をやりませんでしたから、こういう本を探していたのです(^^;
この本の半年前に出た「のびのびしみじみ7手詰」は、20問くらいで挫折していましたので・・・(笑)
全部5手詰なので、最後まで解くことができ、
私に自信を取り戻させてくれた、貴重な本になりました

ただ、作品の質はどうか、というと、それほど特にいいとは思えませんでした
ごく普通の詰将棋ですね 何か、作品からくるイメージが一つ一つバラバラな印象でした
2問わからなくて答えを見て、2問は間違えました
渡辺 明竜王vs森下 卓九段 2回戦
解説 島  朗

ああーーーー、森下、負けたあああああああ
前日に、銀河戦で森下の解説を聞いて面白かったので、
森下を応援して見ていたのにいいいいい
最後、▲2五歩と銀を取ったところで、イヤな予感はしていた
そこで出た、渡辺の勝負手、△2八角!!

先手森下で、相矢倉に進む
6、7筋に厚みを築いた先手に対し、後手の渡辺が9筋から猛攻を仕掛け、
森下が受け切るか、渡辺が攻め切るかという展開になった
渡辺の攻めがやや無理攻めっぽく、森下が残していたはずだったのだが・・・

感想戦では、何度も「△2八角が全然気がつかなくて」を繰り返していた
森下「と金が居るんだから、玉を入る一手か、
ここで攻め合いなんて、バカな手はなかったですね」

ああーー、玉があとひとつ入っていれば安全だったのに、
森下、もうほぼ勝ちを手にしていたのにいい・・・orz
△2八角に▲2九飛と逃げた瞬間、森下の手から勝ちが滑り落ちた
最後、まだ▲7四桂打でねばる手があったとのことだけど、
あそこではもう頭がパニックになっているから、発見は実質無理だった

展開的には負け筋だったとはいえ、渡辺の寄せは見事だった △6二桂はさすがだった
まあ、感想戦では渡辺のほうが、読みは上回っていたから、
やはり自力が違うのだろう 終わってみれば順当な結果だったと言える

「勝ちと思っても、玉を取られたら終わりだから、油断するとこうなる」という将棋らしさが
よくでた一局だったと思う 面白い終盤戦だった
第16期 銀河戦
決勝トーナメント 準決勝 第2局
森内俊之九段 vs 三浦弘行八段
対局日: 2008年9月4日
解説:森下 卓九段
聞き手:早水千紗女流二段

2人の対戦成績は、森内の10-6
決勝で康光と戦うのはどちらになるか

対局前、解説の森下が「最近の戦法は何をやるのか予測がつかない、最初から目が離せません」
と言っていたが、まさにそのとおりの展開になった
先手森内で居飛車、後手の三浦が何をやるか、と思ったら、
なんと横歩取らせの△2三歩!
自分はこの後手の戦法は、「羽生の頭脳」と「消えた戦法の謎」で見たことがあるだけで、
実際の対局で見るのは初めてだ
森下ですら「△2三歩型を見るのは20年ぶりぐらい」と言っていた(^^;

本局は森下の解説がバツグンに良かった
森下「△2三歩型は山田道美先生らが指して、室岡さんが研究して室岡ノートにまとめて、
▲1六歩の新手は森けいニさんが指して~」と、どんどんウンチクが出てくるし、
「ここはこうなって、こういう手があって、さらにこういう返し技があるので怖いんですよね」
と、スラスラ変化手順が出てくるのだった
聞き手の早水も「え、いきなり角を捨てる筋もあるんですか」とびっくりしていた
自分も聞いていて、20年ぶりに出会った戦型をここまで詳しく解説できるのか、
と本当に感心した

早水「中盤をすっとばしていきなり終盤になりましたね」と言ったように、
この将棋には中盤の競り合いというものがなかった
森内に受け間違いがあったようで、手数68手、対局開始から1時間7分で終局になった
三浦の戦略勝ちと言える内容だった

この△2三歩型が今後流行るとも思えないが、将棋の戦法の可能性が広がるのは
自分としては歓迎だ 特に後手番の戦法だしね 
結果として、早指しではあるものの森内にも通用したわけだし、面白いと思う
20年間、誰も指さなくてめったに見れない戦法というのは、希少価値があるしね
「この戦法を今研究しているのは、プロでは三浦さんくらいでしょうね」
と森下が言っていたし、三浦にはこれからも独自の路線を進んで欲しいものだ
(三浦と言えば、自分の記憶では相横歩も指していたような気がする)

三浦「決勝の相手の佐藤棋王にはたくさん負け越していて、実力といえばそれまでですけど、
いい将棋を指したい」とコメント

もうちょっと森下の話になるが、今回は何か明るくて、面白いセリフが多かった
早水「日本シリーズでは森下先生は優勝されましたよね」
森下「あれは奇跡の3乗でして、自分でもなぜ優勝できたのか全くわかりません(笑)」
さらに、
森下「三浦さんが羽生さんの7冠を崩したときの話なんですけど、
記憶があいまいでボケ気味なんですけど~」と言ったわりに、
「私との挑戦者決定戦で三浦さんに振り飛車穴熊ばっかり指されまして、
2局も千日手になりまして~」と、どんどんしゃべる森下さん、
おーい、すごくしっかり覚えてるやん、そんなんでボケ気味と言われたら、
自分なんかアルツハイマーやで、と思わずにはいられなかった

この将棋の解説でも、序盤は完璧な解説だったが、終盤も森下らしさが出て面白かった
△9五角を見落とし、早水にフォローされていたし、
他にも「これは詰みですね、じゃあ、大盤で動かしてみましょうか、こうなってこうなって・・・
あれ?難しいですね・・・?詰みませんね(^^;」
こういう森下さんは、親近感がわいて、自分は好きだ
今期の羽生のスケジュールがどうなっているのか調べてみました
(連盟のHPより)
38局となっていますが、自分が数えたところ37局しかありませんでした
未公開のテレビ将棋が入っているのか、それとも自分の数え間違いか、わかりません

4月1日(火曜日)● 谷川浩司 羽生善治 ○ 竜王戦1組 5決1回戦
4月8・9日(火・水曜日)○ 森内俊之 羽生善治 ● 名人戦 第1局
4月14日(月曜日)● 山崎隆之 羽生善治 ○ 王位戦 挑戦者決定リーグ
4月22・23日(火・水曜日)○ 羽生善治 森内俊之 ● 名人戦 第2局

5月2日(金曜日)○ 羽生善治 井上慶太 ● 王位戦 挑戦者決定リーグ
5月8・9日(木・金曜日)● 森内俊之 羽生善治 ○ 名人戦 第3局
5月11日(日曜日)○ 渡辺 明 羽生善治 ● ネット最強戦 1回戦
5月13日(火曜日)○ 羽生善治 久保利明 ● 棋聖戦 挑戦者決定戦
5月16日(金曜日)● 杉本昌隆 羽生善治 ○ 竜王戦1組 5決2回戦
5月20・21日(火・水曜日)○ 羽生善治 森内俊之 ● 名人戦 第4局
5月29日(木曜日)● 木村一基 羽生善治 ○ 王位戦 挑戦者決定リーグ

6月5・6日(木・金曜日)○ 森内俊之 羽生善治 ● 名人戦 第5局
6月9日(月曜日)○ 羽生善治 中原 誠 ● 竜王戦1組 5位決定戦
6月11日(水曜日)● 羽生善治 佐藤康光 ○ 棋聖戦 第1局
6月16・17日(月・火曜日)○ 羽生善治 森内俊之 ● 名人戦 第6局
6月19日(木曜日)○ 羽生善治 橋本崇載 ● 王位戦 挑戦者決定戦
6月21日(土曜日)○ 佐藤康光 羽生善治 ● 棋聖戦 第2局

7月2日(水曜日)○ 羽生善治 佐藤康光 ● 棋聖戦 第3局
7月4日(金曜日) ● 羽生善治 中原 誠 ○ 銀河戦の収録日
7月8日(火曜日)● 佐藤康光 羽生善治 ○ 棋聖戦 第4局
7月14・15日(月・火曜日)○ 羽生善治 深浦康市 ● 王位戦 第1局
7月18日(金曜日)● 佐藤康光 羽生善治 ○ 棋聖戦 第5局
7月23・24日(水・木曜日) ○ 深浦康市 羽生善治 ● 王位戦 第2局
7月28日(月曜日) ● 糸谷哲郎 羽生善治 ○ 竜王戦 決勝トーナメント
7月31・8月1日(木・金曜日) ● 羽生善治 深浦康市 ○ 王位戦 第3局

8月6・7日(水・木曜日) ○ 深浦康市 羽生善治 ● 王位戦 第4局  
8月13日(水曜日)● 深浦康市 羽生善治 ○ 竜王戦 決勝トーナメント
8月19日(火曜日● 丸山忠久 羽生善治 ○ 竜王戦 決勝トーナメント
8月23日(土曜日)○ 羽生善治 谷川浩司 ● 日本シリーズ 2回戦
8月26・27日(火・水曜日)○ 羽生善治 深浦康市 ● 王位戦 第5局
8月29日(金曜日)○ 羽生善治 木村一基 ● 竜王戦 挑決第1局

9月3日(水曜日)○ 木村一基 羽生善治 ● 竜王戦 挑決第2局
9月5日(金曜日)○ 羽生善治 木村一基 ● 王座戦 第1局
9月7日(日曜日)○ 羽生善治 山崎隆之 ●  NHK杯 2回戦(放送日)
9月9・10日(火・水曜日)● 深浦康市 羽生善治 ○ 王位戦 第6局
9月12日(金曜日)● 木村一基 羽生善治 ○ 竜王戦 挑決第3局
9月17日(水曜日)● 木村一基 羽生善治 ○ 王座戦 第2局
9月25・26日(木・金曜日)深浦康市 羽生善治   王位戦 第7局

9月30日には木村との王座戦第3局もあり、10月からは渡辺との竜王戦が始まります、
いやはやすごいですね(^^;
対局数ランキングでも、ダントツに多いです
棋士名   数
1 羽生 善治 38 (28勝、勝率0.737)
2 山崎 隆之 28
3 木村 一基 27
4 久保 利明 26
4 橋本 崇載 26
第16期 銀河戦
決勝トーナメント 準決勝 第1局
佐藤康光棋王 vs 阿部 隆八段
対局日: 2008年9月1日
解説:郷田真隆九段
聞き手:伊藤明日香女流1級

2人の対戦成績は、康光の9-2
はっきり言って、今期銀河戦で自分が一番期待した一戦だった
自分は今期の銀河戦で阿部さんのファンになっていたからね

阿部が先手になり、やったぜ、これで阿部が居飛車で、
康光の後手の変則戦法が見られるか、と思ったが・・・
ところがなんと、阿部の四間飛車+美濃、康光の右四間飛車+穴熊という意表の展開になった
阿部は、もしかして前局の対横山戦での▲6六歩からの独走銀ねらいがうまくいったので、
またこの戦法を採用したのかもしれない

先手が右四間をどう受けるのか興味深々で見ていた
しかし、後手が仕掛けの時点でいきなりポイントを奪った
△7三桂とタイミングよく跳ねだされ、
後手側だけ桂が攻めに使えて、リードは明らかだ

形勢が良くなってからの康光は、手順の組み合わせの妙で、
解説の郷田の指摘した手を上回る手を連発した
郷田に「最善手のオンパレードという感じですね」と言わせたほどだった
中盤の真っ最中に△9二香とひとつ上げて香を逃げた手は、
見ていて「うわ、こう指すものか」と思ってしまった
阿部もやや粘ったものの、康光の指し回しにはスキが見当たらなかった
まさに緻密流の面目躍如だった 内容は阿部の完敗だった

ああー、こんなことなら、阿部は普通に居飛車にしていれば、と思わずにはいられなかった
せっかく先手だったのに、四間にしたのは失敗だった もうそこが敗因だろう
駒組み段階での▲4五歩がマイナスだったか、ということだった
結果論だが、もし阿部が後手ならこの一手は指さなくてすんだはずだった

やはり康光は強かった 阿部さんは負けたのは仕方ないが、力を出し切れなかったから残念だ
うーん、残念、ガックリ・・・orz 
阿部さんは感想戦ではけっこう明るかった、まあ完敗だったので、
悔しさもあまりなかったのかもしれない 

康光「ここまで来たので、ぜひまた優勝できるようにがんばりたい」とコメント
第16期 銀河戦
決勝トーナメント 2回戦 第4局
三浦弘行八段 vs 櫛田陽一六段
対局日: 2008年8月22日
解説:森内俊之九段
聞き手:安食総子女流初段

クッシー登場、オーソドックスな四間飛車で三浦相手にどこまで戦えるか、楽しみな一戦
過去の対戦成績は三浦の2-0
クッシー四間飛車、三浦居飛車の対抗形かと思いきや、三浦に相振り模様に誘導された
相振りを嫌ったクッシーは居飛車にしたが、▲6六歩を突いてからの居飛車は、
やはり実戦的にやや不利なようだ 三浦に石田流+穴熊に組まれた

本局はこの三浦の作戦が勝因と言っていい内容だった
クッシーは7筋位取りにしたが、穴熊相手では効果がなかった
持ち時間がもっと長ければ、居飛車側ももっと戦えたのかもしれないが・・・
右側の折衝で三浦に攻め駒全てを捌かれ、一方的になってしまった
中盤で▲6四歩の突き捨てが入っていれば、▲6八歩と受けることができたが、
本譜は入れ損ねた 

終盤、三浦の△3八飛~△3五角の攻め筋はお見事だった
一見、桂取りに△2八飛と打ってしまいそうなところだ
しかし、先手に3筋に飛車を打たれないように△3八飛と先着し、
角を△3五角と出るのが一番早い攻めだったのか、感心した
結果、三浦の全く危なげない完勝だった

三浦「(次は森内戦だが)大変な強敵なので、気を引き締めて望みたい」とコメント

ここ2局は森内の解説だったが、よくしゃべってくれ、良かったと思う
それに森内って、前からこんなに明るかったっけ、と感じた 
安食「森内さんはこの2人と勝った方と対戦ですね」
森内「あ、そうですね、忘れていたんですけど、言われると気になってきますね(笑)」
安食「すいません(^^;」
こんなやりとりがあったし、森内のほうから「安食さんなら、ここはどう指したいですか」と振る
場面も何回か見られ、テレビ慣れしているのが伝わってきた
第16期 銀河戦
決勝トーナメント 2回戦 第3局
阿部 隆八段 vs 横山泰明五段
対局日: 2008年8月22日
解説:森内俊之九段
聞き手:安食総子女流初段

期待の阿部さん登場、阿部はここまで磐石な勝ち方、
相手はラッキーな勝ち上がり方をしてきた横山だ
横山は本戦で2勝だし、決勝トーナメントでも中原の飛車トン死の見落としのおかげで勝っている
まあ順当に阿部の勝ちだろう、と思って見ていた

先手阿部で、序盤早々、▲6六歩と角道を止めた阿部、何これ、相振りか、と思いきや、
▲6七銀~▲5六銀と腰掛け銀にして、いきなり独走銀で歩得ねらい、これがハマッた
△4四歩と穏便に収めようとした後手の弱気な手に対し、▲8八飛と向かい飛車に回り、
いきなり8筋から仕掛けて有利に立った
 
その結果、序盤から先手だけ歩得で8筋を一方的に破る、というなんともありえない展開になった
ここまで、なんともアマチュアの棋譜みたいだ(^^;
阿部は桂を自陣に打つ好手も出し、解説の森内をうならせていた
さすが好調の阿部、横山に何もさせなかった、序盤で勝負あり、
後はいつ後手が投了するかだ、と自分は思っていた
解説の森内も、「阿部さんは、感想戦では、勝つと借りてきたネコのようなんですけど、
負けると大トラになるという話もあるんです この将棋を負けると感想戦が大変ですね(笑)」と
冗談を言っていたほどの差だったのだが・・・

ここから横山の粘りがすごかった 
8筋をあけ渡し、全軍を玉側に引越し、決め手を与えない横山、
特に阿部が疑問手をやったとも思えないのに、なんだか形勢が詰まってきた
持ち時間も差がなくなり、両者30秒将棋でわからなくなった

このとき、森内が「阿部先生は時間がなくなりましたね」と言ったのを自分は聞き逃さなかった
永世名人の森内に、阿部は「先生」と呼ばれているんですね
自分は「サンドウィッチマンの伊達ちゃん」とか、「阿部ちゃん」とか呼んでいますけど(^^;

形勢混沌だったが、最後に阿部は自玉に詰みがないのを見事に読みきり、
なんとか一手違いで勝ち切った
流れがおかしくなっていたので、弱気な手を指していても不思議でなかったが、
最後に阿部の底力が出た感じだった
序盤で圧倒的な差だったのに、こんな接戦になるのか、と思っためずらしい一局だった

阿部「次の対戦相手の佐藤棋王は、兄弟弟子なんで、今回は譲ってくれないかなあ、と
思ってますけど(笑)、精一杯指したい」とコメント  
広瀬章人五段vs丸山忠久九段 2回戦
解説 中川大輔

アナグマンの広瀬登場、一回戦の対高橋戦では、相穴熊になったので見なかった(^^;
今回も相穴熊かなあと思ったら、やっぱりお互いに香を上がった、あちゃー、ダメだ、
と思いきや、角交換で後手は銀冠になった 
ラッキー、これで観戦できる、一局分得した(笑)

後手丸山が△5九角と打ち込み、もう一回角交換になったあと、
金取りの△6九角! うーん、これは気がつきにくいいい手だ、
というか、もう先手困ってるような、先手どうする?▲5六角は成立しそうにないし・・・
が、広瀬は指した、▲5六角!この角が5筋でいじめられたらもう終わりだが、これでいいのか
実はここは自分は後手必勝と思って見ていた(^^;

すると、6筋の歩を突き捨ててから▲6八飛の転回!
この筋は全然見えなかった、さすが高勝率の広瀬だ
今度は丸山が困る番、△7七馬と桂を取るくらいか、でも攻め合いでは負けそう、
と思ったら、馬をひとつ引く△8六馬!
解説の中川の「渋い、渋い、渋い、いやー渋いなあ」は面白かった
先手の飛車を捌かせないためだけの一手、丸山らしい手だ いい手っぽい、さすがだ

だが、しかし飛車を再び3筋に振り直され、後手は猛攻を喰らうハメになった
△2四銀打の飛車取りにもかまわず、▲3五金と出られ、
あとはひたすらベタベタ張り付いて、先手は後手玉を押しつぶしてしまった
先手玉は桂2枚では全然寄らなかった
後手は飛車も持っていたが、駒台に乗ったまま使い道がなかった

A級丸山に対して広瀬の力勝ちの一局だった
うーむ、やはり穴熊おそるべし・・・
広瀬には、このまま穴熊道を極めてほしいと思っている
何でもかんでも穴熊に組みたい、という人は意外といないので、広瀬は貴重と思う
▲5六角と、飛車の2度の転回の発想は見事だった
穴熊の特徴が良く出た面白い一局だった
2008.09.16 帰りました
愛知から大阪に帰ってきました
また明日から通常どおり更新できると思います
帰省中、「のびのびしみじみ5手詰」を全問解きました
って言っても、この本はたった全100問ですけどね

それにしても、竜王戦も羽生が勝ったのか、
どんだけタイトル戦出るねん!って感じだ(^^;
第6局の対局が陣屋だったことから、コバケン先生は「陣屋事件」の話をしてくれた
升田幸三九段が陣屋のベルを押しても旅館の出迎えの人が誰も出てこなかったことから、対局を拒否した事件、そして「強がりが雪にころんで廻り見る」という句を詠んだという話だ

それと、先日の日曜のNHK杯の話題が出た 
△3五歩と仕掛けたのがもう敗着ですね、と言っていた
飛車交換になっては後手が勝てない、とのこと

まあー、でもそれくらいかなー、書くことがなくて困っている(^^;
こぼれ話は無し・・・(いちおうシャレ)
うーん、これじゃあなあー 自分で納得いかない

次の一手クイズが、▲9一角成というとんでもない手が正解で、正解者が2名しかいなかった
(それでも正解者がいたことが不思議だ)
そして景品が余ったので、追加で次の一手クイズを出して、合計約3名ほどに扇子などが
当たったわけだけど、これをやっている時間にもっと局面の形勢判断等をしてほしかった、というのが本音だ
今回は手数が長かったので、指し手の意味の解説が中心で、あんまりコバケン先生自身の意見を聞く時間がなかった感じだ

解説会は2階の将棋道場の横をカーテンで仕切ってやっているわけだけど、となりの道場は平日夕方でもけっこう盛況だ
いつ来ても40人くらいいる感じだ
ここの道場が潰れるようでは、将棋道場ももう終わりなんで、がんばってほしいところだ

次の解説会は、9月26日の王位戦第7局の脇八段か・・・脇さんにはギャグは期待できない(^^;
解説会の解説陣の中で、笑いを取ろうとしてくれる人は、福崎さん、井上さん、神吉さんくらいか
ただ、神吉さんはこの頃なぜか解説会に出てきてくれない
あと、阿部さんの解説は毒舌なので笑える

それから、王座戦の第3局 9月30日(火) 井上八段、これは行こうと思う
井上さん、9月19日に順位戦で山崎七段との対戦がある
ぜひこれに勝って、気分よく解説をしてほしいものだ
前は山崎に負けた次の日に解説会で、落ち込んでいたからね 

<お知らせ>
9月12日から16日まで、所用で帰省のためブログ休みます
再開は17日からになります
・・・と言っても、実は父の忘れ物を届けに行くというつまらない用事であり、
実態は田舎の家でFCドラクエ3をやっているだけと思う(^^;
午後5時、小林健二(以下コバケン)先生登場、拍手が起こる、って、客8人かよ!?
と思ったら、すぐに増えて最終的には30人を超えていた よかったよかった(^^;

角交換から自陣角の打ち合いで、先手の矢倉~穴熊、後手の銀冠に進む
コバケン「この▲9八香というのは、私らの世代では指せない手です、40歳以上の人はそうですよね、だって矢倉から穴熊に組んだって、端攻めされて、かえって弱くなる、と教えられましたもんね 今の若い人は違うんでしょうね、9九に玉が行くので攻められたときに玉が遠い、という感覚でしょうか」

コバケン「あ、でもやっぱり△8五桂で攻めてきましたよ、それで△7五歩ですか、うーん、しかし、△9五歩の突き捨てを入れなかったのはなぜでしょうかね、謎です」

コバケン「あ、もう△9五歩を入れさせる間を与えないように、深浦さんは攻め合いにいきましたね、ドカンと▲5五飛ですね、もし△5四銀なら、▲7五飛のつもりでしょうね、△7五同角はあとに▲7三角成と2四の銀取りが残って先手有利です」

そして飛車交換になり、打ち合って89手目
コバケン「次の羽生の一手は何だったでしょうか?
あ、そこの人当たり、△5二歩です!ここで次の一手と言われたら指せるかもしれませんが、
この手を読みの中に入れるのはとても難しいですよ
この手で現地の検討陣の形勢判断が、深浦有利から羽生有利に変わったそうです」

103手目、先手の手番のところで、次の一手クイズが出された
コバケン先生の持っていた棋譜はちょうど102手までしか書かれていなかったのだ
なんとここのタイミングで次の一手クイズが出されたのだ
まるで作り話のようだ
コバケン「それじゃあ、私も考えます、何か深浦さんにいい手があってもおかしくない局面ですよ、
▲5四角か、▲4六角打か、いきなり▲3三竜の穴熊流か、▲8五銀もあるかも」
(自分は▲5四角にしました 次に▲7七銀上の狙いです)

そして投票され、発表があった
コバケン「正解は、なんと、▲9一角成でした! 正解者が2人いらっしゃいます
いやー、この手は上の部屋で検討している畠山鎮さんや淡路さんもびっくりでしたね」

なんじゃこれ、の▲9一角成!!自分は、これおかしいやん、どう見てもおかしい手やで、と、
となりのおっちゃんと話さざるをえませんでした(^^;
この▲9一角成は、絶対悪手やろ、自陣に利いていた大事な角を自ら消す手、
1秒も考えたらアカン手やで、これは・・・
実際、悪手だった
コバケン「▲9一角成に、△6六桂なら、後手がはっきり良かったはずです、
羽生さんの次の手は△6二歩でした これは羽生さんもミスしましたね、
▲9一角成が好手になったかもしれません」 
ええー、深浦の悪手に、羽生が疑問手で応えた?
どうリアクションしていいのかわからない、盛り上がったらいいのか、それとも盛り下がるのか(^^;

コバケン「これは今日は長くなりそうですよ
もしかしたら相入玉の持将棋になるかもしれません」
と言っていたが、バラバラに清算してからの126手目、△5五角が厳しかった

コバケン「△1九角成~△5五馬の引き付けが絶好の位置ですね、
後手は王様が下は金3枚で堅いし、上にも広いしで、捕まりません、
形勢は羽生さんがいいですね」

コバケン「▲2七歩にも△同桂成ですか、これは辛いですね(笑)
最後は△7六桂までで、角打ちで5五の竜を素抜く筋ですね 
これはダメージが残りますよ、羽生さんは、相手にダメージを残るような勝ち方をするんですよね、
『俺と戦っても絶対勝てない』、こういう勝ち方をするのが得意なんですよ」

コバケン「▲9一角成としましたが、あそこではもうすでに後手の羽生さんがいいのかもしれません、先手の穴熊が案外堅くなかったですね、まあとにかくこれで3勝3敗になりました、次が楽しみですね」とのことだった

今回の将棋はどうだったかなー、▲9一角成は、やっぱり「将棋にない手」やで、と思わざるをえない
それにしても、第5局は羽生が穴熊、今回の第6局は相手が穴熊だったわけだが、羽生がやったら穴熊は堅い、羽生の対戦相手がやったら案外堅くないって、どういうことだ(笑)
2008.09.09 王位戦第6局
第6局は、相矢倉で先手深浦の穴熊模様ですね
これは第5局のちょうど反対を持ち合った形ですね

で、今日は風邪気味なんで、明日が解説会でちょうどよかった
明日になれば治ってると思う
ここのところずーと寝っぱなしで、体重が67キロから63キロに減りました
睡眠ダイエット成功(^^;

解説会は、前回もらった紙には井上八段とたしか書いていたはずなんだけど、
関西会館のHPではコバケン九段になっている
まあ行ってみればわかるか
解説会はPM5時から、でも第5局はもう4時13分の時点で勝敗がついていた、
とのこと これじゃあ、客が25人しかいなかったのも無理はない
羽生善治四冠vs山崎隆之七段 2回戦
解説 久保利明

先手羽生の▲2六歩に対し、いきなりじっと考え込んだ山崎、
銀河戦では、中原の早指しにつられてどんどん早指しして負けた山崎だけに、
ここは気合いが感じられて良かった

手の損のない角換わりに進む 羽生の腰掛け銀に対し、山崎は右玉に構えた
山崎の右玉というのは個人的に好きだ
手が広く、個性が出しやすいので合っているんじゃないか・・・
と思っていたら、いきなり△3五歩の仕掛けキター!
△2二金の壁形をそのまま利用した、意表の仕掛けだ

いいねいいね、羽生はどう受けるんだろう、あれ、▲4七銀?△3五飛に▲3六歩と
誤っちゃうの?勢いが無いなあって、狙いが全然違う、いきなり飛車のぶつけ!
大乱戦必至だ っていうか、もう先手に飛車を自陣に成り返られて、後手は全然ダメなんじゃ、
と思ったら、▲3一飛にまさかの△3二飛!!ぎょえーすげえ
歩が一つぶつかっただけで、あとはいきなり敵陣に竜を作りあい寄せ合い、
こんなの見たことがない 山崎、個性出すぎだ、面白い(^^;
放送時間が大幅に余って終了もあるか、と思ったが、これがまだ難しいというんだからびっくりだ

さすがに形勢は先手がいいんだろう、と思っていたけど、
事前に打っておいた△5五角、これが相当な好手だったようだ 
何だ、この角は?意味不明だと思わせたが、局面が進んでみると急所の一手になっている、
この角が打てるのはさすがだ 本局の飛車、角の使い方は山崎ワールド全開だ

だが、山崎の「個性」に対し、最近好調の羽生は「びくともしない強さ」を見せつけた
逃げ道封鎖の▲3四歩(これは自分にも1秒で見えました、嬉しかった)
山崎の最後の勝負手、△6七香のタダ捨てにも、冷静に対応し
手順に金が出てで5五の角を取ってしまった
角銀のナナメゼットにしたあとは、きれいに寄せた
もう、美しいね 結果的には羽生の危なげない快勝だった
最後は羽生はまだ2回も考慮時間を残していたしね

感想戦では色々変化をやってくれた、そこでも山崎は色んな読み筋を見せてくれた
しかし結局はこの日の羽生が相手では、どう変化しても山崎に勝ち目はなかっただろうと
思わせられた 本当に最近の羽生は充実している 
また七冠になってもおかしくないと思う

山崎の個性と、羽生の充実ぶりを存分に見ることができた、実に面白い一局だった
第16期 銀河戦
決勝トーナメント 2回戦 第2局
森内俊之九段 vs 久保利明八段
対局日: 2008年8月19日
解説:渡辺 明銀河
聞き手:貞升 南女流1級

2人の対戦成績は、森内の11-9 久保が健闘している
千日手指し直し局が放送された
千日手になった一局は、先手久保で藤井システム、後手森内の居飛穴だった

先手森内で居飛車、後手久保はゴキゲン中飛車、角交換の将棋になった
久保は1回戦の豊島戦でも、ゴキゲンで勝っている

この将棋、指し直し局の影響だろうか、
普通ならありえないミスがお互いに目立つ内容になってしまった
38手目、▲6八金右としたのが悪手で、△2五桂と無条件に飛ばれてしまった
▲同飛は△1四角で終了だ
森内「ずっと△2五桂の筋は気をつけていたんですけど、このときだけエアポケットに
入ってしまいました」と言っていた
持ち時間が長い順位戦なら、もうこれが敗着になってもおかしくないところだが、
ここから久保も構想を誤った 銀を中央にそのまま置いておくべきだったが、
△6四銀と自陣に引き上げたため、先手に左辺に攻める形を許してしまった
桂を渡すのが確定しているのに、△7四歩も問題だったようだ
先手が桂得~銀得~飛車得、とわらしべ長者のようになり、
結局、ワカレが先手の飛車の丸得になってしまった(^^;

飛車得になってからの森内の▲5三歩~▲6二歩といった攻めは見事だったが、
最後の寄せがなんだか変だった
▲9八香では▲9五香で簡単だったと思う けっこうヒヤヒヤした

渡辺の解説が的確だったため、余計に2人のミスが目立つ内容だった
やっぱり、千日手指し直し局だから、2人とも疲れていたのかもしれない

森内「一局一局しっかり指して、優勝めざしてがんばりたい」とコメント

聞き手の貞升女流だが、もうちょっとしゃべって欲しいと思った
最後に「それでは感想戦の途中ですが、時間ですので~」と言ったとき、
あれ、いたのか、という感じだった
千葉涼子の後だったから、比較してしまった(^^;
57巻P71より
担任「2学期が始まってだいぶたつというのに、
   いまだに夏休みボケしているやつがいるな。」
(クラスメイトたちの視線がいっせいにあさりに向けられる、いねむりしていたが起きるあさり)
あさり「わーい、あさちゃん、注目されてるー(^^)
    やっぱ、かわいいからかにゃー(^^) きゃはははは」
クラスメイトたち「かわいそう。」「そうとうキテるな。」

担任「そこで、今日の宿題は、『2学期の目標をたてる』ことだ。
   目標を達成できなかった場合、とくべつに家庭訪問するぞ~!
   それから浜野。『ケンカしない』『そうじさぼらない』そんなあたりまえの
   ことを、目標にするんじゃないぞ。」
あさり「ケンカしないって、あたりまえのことなの?!ちょ、ちょっとオッサン!」
担任「浜野あさり、家庭訪問第1号。」
   
先生に対し、何の気がねもなくオッサン呼ばわりするあさり、ここは笑った
そして、あさりは「授業中、いねむりしない」という目標をたてるが、
その実態はマクラを持ち込んで熟睡する、というものだった(いねむりではない)
結局、あさりは家庭訪問されてしまうのであった 
第16期 銀河戦
決勝トーナメント 2回戦 第1局
佐藤康光棋王 vs 片上大輔五段
対局日: 2008年8月15日
解説:藤井 猛九段
聞き手:千葉涼子女流三段

片上は1回戦に引き続き和服での登場(収録日は1回戦とは違う日)、
先手康光の横歩取りに、片上は△8五飛にした
藤井いわく、この△8五飛は「研究勝負」とのこと
もうねー、やっぱ、わっかんねえです、この△8五飛・・・

片上の研究範囲のはずが、いきなり中盤のはじめで誤算があり、おかしくしたようで、
後手の銀損~角損と被害が広がり、手番も取れず、という内容で圧敗してしまった

投了直後、片上の第一声が「順番を間違えちゃいました、先に角を打つんですよね」だった(^^;
感想戦は、見るんじゃなかったかもしれない
片上「この変化の感想戦をやっていると50分くらいかかるんで~」とか、
平気で言っていたからねえ、もういやだ(笑) 

まあ、対局自体は楽しめた部分もあった 康光の妥協しない▲3三銀を打ち込む手とか、
我が道をゆく、という康光らしい展開が何度も見られた
横歩取りらしいめずらしい手が出るたびに、藤井が「ひええー」と
叫んでいたのは、あんまり見られない貴重なシーンだったかもしれない
解説中に、千葉が横からヘタに口を挟み、
余計にわからなくしてしまう、というのはいつものシーンだった

康光「次もきびしい相手ですから、しっかり準備してがんばりたい」とコメント
2008.09.04 R3局
3連敗してしまった
しかし実戦はやっぱり面白い!
このあいだ5局やったときは、その後寝込んだから、
今日は3局でやめとこう(^^;
昨日の続きです
年鑑の最後のページで、「対局日誌」という項目があり、
全ての対局の日付、対局者、棋戦、勝敗が、先手、後手に分けて載っていました
これにより平成19年度のB1の先後の勝率を調べることができました

B1は13人×12戦÷2で、全部で78戦です
(千日手が4局ありました、指し直し局の方の手番を勝ち星に採用しました
しかし先手2勝、後手2勝のちょうどイーブンだったので、複雑に考えなくてもいいかと思います)

調べた結果、先手46勝、後手32勝
先手勝率0.589 後手勝率0.410

先後の勝率の差は、やっぱりすごいある、と思いました

ところで、9月3日付の週刊将棋に、
奇しくもに今期の8月16日時点での先手の成績が載っていました
先手403勝、440敗で、なんと先手が負け越しているそうです
今期の先手、後手の勝率が最終的にどうなるのか楽しみです

ちなみに過去20年間で、最も先後の勝率の差が開いた年は、
平成16年度の、先手0.554 後手0.446
逆に過去20年間で最も先後の差がつまった年は、
平成11年度の、先手0.508 後手0.492
後手が勝ち越した年はありません
将棋年鑑というものを初めて買った
これは定価が4830円もするのだ(^^;
8月に出版された平成20年版だ

データでは、やっぱり先手、後手の勝率の違いが気になるところだ
19年度の全体局数2398局、持将棋5局、千日手48局、
実対局2330局(持将棋、千日手、不戦勝を除いた数と思われる)
先手勝局1238 後手勝局1092
先手勝率0.531 後手勝率0.469

なお平均手数111.8手 棋士総数162人 平均対局数29.0局 とのこと

羽生の先手、後手の違いはすごい
先手番は25勝5敗、勝率0.833
後手番は19勝13敗、勝率0.594
タイトル戦の長時間の対局が多いので、こうなったのかと思う

ただし、先手で負け越し、後手で勝ち越しの棋士もいる
森内、谷川、阿部などが該当、とのこと

A級順位戦、タイトル戦の先手後手の勝率も、
この年鑑を調べて数えて見るとわかるけど、めんどうくさいです(^^; 
いつか数えるかもしれませんけどね

・・・で、↑の記事を書き終えて、今調べようかと思ったけど、
A級とタイトル戦は羽生が大きく関与してくるので、やめにした
B1(全78局)を調べたほうが面白いかも、と思って年鑑を見たんですけど、
B1は17局しか棋譜が載っていない!ガーン
リーグ表からは先手、後手がどっちだったかわからない、
連盟のHPを見てもわからない、順位戦データベースを見てもわからない、
あちゃー、去年の将棋世界の7月号くらいがあればわかるのだろうが、とりあえず挫折しました
三浦弘行八段vs飯島栄治 2回戦
解説 阿久津主税

すんごい長手数の詰み、ひやー、飯島、全然あきらめてなかったんだね、
さすがプロだ

先手三浦で、後手飯島は一手損角換わりを選択
相腰掛け銀になる 後手は△6四角と好位置に角を据えた
阿久津は「やや後手駒組み成功で模様良し」との解説だったが、難しかったようだ
6筋から戦いを起こした先手に対し、後手は△4四銀とひねった手を返した
この△4四銀は意味がわからない(^^;

飛車を見捨てる順を選んだ後手、しかし必至をかけられて万事休すかと思われた
阿久津も「三浦さんが指しているんだから、読みきっているんでしょう」と解説
自分も見ていて、「まあそうだろう、なんだかんだで三浦はA級に定着しているし」と
思って、先手玉は詰まないだろう、と思った 

ところが!73手目から、王手の連続で、一歩も余らない27手詰みの即詰み!
30秒将棋でこれを詰ますことが出来るのは、やっぱりプロだね
投了後、三浦の「詰みだったか・・・」は印象的だった

阿久津の解説は、聞きやすくて良かったと思う
最後の「詰まないでしょう」の発言も、実際には詰んでしまって、逆に盛り上がったしね
「一手損角換わりは難しいのでアマチュアのみなさんにはあまりオススメできません」とも
言っていたけど、本音だろうなあ、あれは(^^;
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。