将棋のブログなのに、本人は将棋をあまり指さず、将棋周辺の記事ばっかり書いてた一年だった(^^;
この調子でブログが続けばいいんだけど、そうはいかないと思う
どう考えてもネタがない・・・
まあボチボチ、長く続けるのを目標にしたい

「銀河戦とNHK杯の感想を書いていくサイト」というのがメインで、
あとの記事は実は全部オマケなんだよね
解説会のことも、「笑え、ゼッフィーロ」も、オマケだ
でも、こっちを書いているときのほうが自分でも面白かったり・・・

Rはもう少し上げておきたい でも、プロの将棋の観戦ばっかりしてると、
自分の指し手がヘボく思えて、指す気がしなくなる弊害はある(笑)

来年は1月7日くらいからブログを再開というように書いているけど、
どう考えても休みが長いね(^^; 
たぶん「あー、将棋がやりたい!銀河戦が見たい!もう我慢できん!」
となることが予想されるので、再開はもう少し早くなる可能性は高いです

では、みなさん良いお年を!
羽生善治名人vs飯島栄治五段 3回戦
解説 先崎 学

先手羽生で、後手飯島は一手損角換わり
羽生の早繰り銀に対し、飯島は腰掛け銀+△9二角と自陣角を打って受けた
初めてみる手だ
羽生も▲9六角の自陣角を打ち、▲9六角の位置のまま速攻が決まるか、
飯島が持久戦に持ち込めるか、という勝負になった

結果、羽生の速攻が見事に決まり、危なげない快勝だった 横綱相撲だね
もう△9二角の構想がどうだったか、というところまで敗因は遡ると思う
飯島、悪くなってから△3一玉の早逃げで粘れるか、と思ったが、
羽生の▲8二銀成と手を渡す好手を指されてダメだった

将棋は一手一手指すものなので、相手に次に狙いの手があるかどうか、
を見極めるのがとても重要と思えた
遊んでいる9二の角を取りに行くのは気が引けるけど、
先手が9二の角を取りに行っている間、後手からもさほど手はなかった

先手が優勢になってからは、相手の手を受けて面倒を見て、羽生は着実に勝ちを手にした
自陣角の打ち合いの構想の勝負の一局だった 羽生の本気は今回はまだ見れなかった 
また次回に期待したい
TV LIFE 関西版より
12月28日(日) 毎日放送 情熱大陸extra PM11時30分~深夜12時30分
1日1日(木) NHK教育 新春お好み将棋対局 PM0時00分~PM2時00分
1月4日(日) BS第2  大逆転将棋2009 PM1時00分~PM3時30分

今日のBSのジャーナルでは、羽生さんが出演して竜王戦第7局を解説してました
羽生さん、負けたショックを全然感じさせず、淡々として元気そうでした
すごいねえ(^^; 終盤、▲2四飛で悪くなったが、▲4八飛と金を取っていても、
まだ先手の勝ちとは言い切れず、難しかったとのこと

今年度の名局賞は色々候補があるでしょうが、
とにかく羽生さんがほぼ全てに関わっているんじゃないでしょうか
明日のNHK杯も羽生さん登場、楽しみです
将棋世界1月号より抜粋
(棚瀬氏は、「東大将棋 無双」の作者)
>棚瀬「僕は、人間が到達しうる強さとコンピュータが到達しうる強さは違うと思うんですよ。
>コンピュータは右肩上がりに強くなってきた、人間のトップレベルに近づいたからといって、
>そこで急に横ばいになるのは、コンピュータでは逆に不自然に思います。今後も同じように
>強くなっていくと考えるのが自然ですね。」

>──羽生善治を倒すのはいつ頃か?
>棚瀬「仮にコンピュータ選手権で使っているパソコンなら5年くらい、
>予算をかけて大規模なコンピュータを使うなど、本気でやれば2年と言っておきます。」

もうプロのすぐ背後まで迫ってきているんですね
2007年3月に行なわれたボナンザvs渡辺竜王の一戦からすでに2年近く、
米長会長はどう動くのか?または、もう動かずこのまま、何もしないままなんでしょうか
ぜひまたコンピュータvsプロの一戦を見たいものです
開始前、お客の中にマジカルエミちゃんを発見した
常連のオカマの人だ
自分が「あ、エミちゃん、ひさしぶりですね」と声をかけると、
甲高い声で「はいナ!」と答えてくれた(^^;

福崎「いわゆる大変な一番、というところですね あ、質問があったらしてくださいね
 でも『はいナ!』というのはやめてもらいたいです」
・・・思いっきりエミちゃんのことだ(笑)

福崎「僕なんかは居たか居てなかったか、歴史に残らないと思いますけど、この2人は残りますね」

福崎「△3三銀というのは、ケンカを売っている挑戦的な指し方、大胆不敵です
 昔は序盤はお互いに仲良く指しましょうという感じだったんですけど、今は隙があれば
 すぐに訴える、そんな感じですね」

福崎「▲9二と これは指したか指してないかわかならい手ですね
 相手がトイレにいっている間に指したら、指したことに渡辺は気がつかないかもしれない、
 それしかメリットがないです 僕がこれを指したら、まわりに何を言われるかわかりません」

(仮にあと一歩あれば、というとき)
福崎「昔の棋士なら、停電になったときに(反則だが)端から歩をもってきて(急所に)
 打ったと思います」 ・・・福崎さん、このギャグを4回も言ってました

福崎「加藤一二三先生なら、これは駒が割れるくらいの勢いで指したと思いますよ」
 ・・・福崎さん、このギャグも4回くらい言ってました
それでもなお「これはすごい手ですね、加藤一二三先生なら、これは駒が割れるくらいの、
 あ、もういいですね、はい」と言って、笑わせてました(笑)

福崎「もしこうなっちゃったら、準王手飛車をかけられて、ビリビリビリ!としびれますよ
 そんなイメージですよ、イメージ!」
 
福崎「これはものすごい切り合いですよお 椿三十郎なら『バシュッ』と切り合って、血が噴き出した
 ほうが負け、という感じです」

福崎「今日は僕はかなり冗談を言ってないほうなんです そんな場合じゃないですから」

福崎「今日は上の階で谷川九段も検討しているんですが、僕が何か聞いたら
 谷川さんは『ん』、『いやあ』、『さすがに』 この3つしか言わないんです
 それで久保君とかは納得してるんですよ 僕なんかがいっぱいしゃべっても、
 やっとちょっと聞いてくれるくらいです(^^;」

(次の一手クイズの賞品で)
福崎「あ、この賞品はいいですよ、羽生の直筆サイン色紙!僕もこれは欲しいなあ、
 僕も手にいれて、それでネットオークションで高く売りたいです」

福崎「渡辺さんのほうが駒が少なくて、切れもようですかね こういうときは、持ち駒の歩を
 裏返して、と金を持っていることにすればいいんですよ まあ、相手に注意されるだけですけどね」

でももちろん冗談ばっかりではなく、検討もしていたけどね
福崎「谷川九段によると、▲6一飛のところでは、▲2二銀と打ち込んで
 明解に羽生勝ちではなかったか、とのことでした」

ただ、短時間で解説するにはやはり難しすぎたようだ
どっちが勝つか、が重要だったので、以下のような進行になった
福崎「いったいどっちがいいんでしょうね 実戦はどうなりましたかね
 あ、次の棋譜が来ましたよ、もう終局したかな?・・・まだ続いてますねえ」
これが5回~6回くらい繰り返された(^^;

やっぱり福崎さんは、面白い また解説会に行こうと思う
羽生、渡辺の両者、とにかくお疲れさまでした!
どっちが勝ちかわからない局面が延々続いた、が、
7時半がすぎた頃、ついに決着、羽生投了、渡辺永世竜王誕生──
会場が大きな拍手に包まれた

PM5時、福崎先生登場、そのときには50人くらいだったが、
最終的にはお客は100人くらいまでに増えた
立ち見が出る盛況ぶりだった

今日はお客はみんな満足したと思う
それほどの熱戦だった
大一番で、ここまでの内容を見せてくれたら、もう言うことはない

福崎「大げさな言い方ですけど、みなさんは歴史の生き証人になったと思います
 みなさんもエキサイトしたと思います 僕も疲れました(^^;」
これで解説会が終わった そのあと、ファンの人からの「携帯で写真を取らせてくれ」との要望に
応える福崎さんの姿があった

この一局、一手挙げるとすれば、終盤の△1四歩だ
これは福崎さんの「次の渡辺の手はなんだったでしょう」とのクイズに、10手以上の候補手が
上がったが、誰も正解できなかった この激戦の中で、じっと端歩を突く△1四歩、
これが渡辺には見えるのか・・・!

渡辺、マジですごいよ おめでとう 今年最後の大一番にふさわしい一局だった
2008.12.17 竜王戦第7局
先手羽生で、後手急戦矢倉、渡辺の△3三銀の新手が成立しているかどうか・・・
早くも勝負どころですね まさか、またPM5時にはもうすでに終わってないだろうな(^^;
とにかく、明日は福崎さんの解説会に行く予定です
今日買ってきた、TV LIFE 関西版 によれば、28日の情熱大陸は、
夜11時30分から0時30分となっています!普段の夜11時からではありません!
ビデオに撮る場合は、時間に注意です!!
(もしかして地域によって放送時間が違うのかもしれませんので、ご自分で確認してください
まだ情熱大陸の公式HPには、28日のことは何も出ていません)

TV LIFE 関西版より↓
>12月28日 毎日放送 午後11:30~深夜0:30
>情熱大陸extra 
>将棋界の最高位「永世竜王」をかけて対決する、渡辺明竜王と羽生善治名人に密着。
>ライバルとして火花を散らし、熱戦を繰り広げてきた2人。羽生が竜王を奪取し「永世七冠」
>という大記録達成となるか、渡辺が史上初の「永世竜王」となるか、世紀の一戦を追う。
今日は将棋以外の話題
スーパーフォーメーションサッカー2というゲームがある
1992年に発売された、スーパーファミコンのソフトだ

今、これのCOM同士を対戦させて、それを観戦するという遊びにハマッっている

COM同士を対戦させるには、この裏技を使用する↓(GAME大宝典 裏技宝典より)
>◇観戦モード
> タイトル画面を表示させ、LとRを同時に押しながら、右、上、左、下、A、X、Y、Bの順に入力する。
> チーム選択画面でカーソルがCOMと表示される。
> ここで、見たいチームを選択すると、ウォッチモードになる。

このゲームのYouTubeの動画があれば貼り付けようと思ったが、
『 「スーパーフォーメーションサッカー2」に該当する動画は見つかりませんでした』
と言われてしまった
とりあえずここのページに写真が一枚だけあった↓
http://www.super-famicom.jp/data/su/su_0152.html

仮想ワールドカップをやって、表をつくり、対戦結果を書き込んでいる
自分の部屋で、ワールドカップがもう23回も開催された

ルール 全16チーム参加 4つのリーグに振り分け、各リーグで総当たり戦の予選をする
     各リーグ4チーム中、上位2チームが予選突破
     決勝トーナメントを8チームで行なう

前半5分、後半5分でやっているが、観終わったころにはクタクタになる好試合も続出だ     
自分が応援するのは、もちろん日本代表だ
他の試合は勝手にやらせておき、結果だけメモ、日本の試合を主に観戦するのだ 

カズクン、タカッキー、ラモヒュ、イハヤといった選手が、フィールドを所狭しと走りまくる
カズクンのドリブルからジャンプで相手ディフェンダーをかわしての「技」のシュート、
タカッキーの豪快な「力」のシュート、ラモヒュの前線へのパス、イハヤの体を張ったディフェンス、
どれも見ごたえ充分だ ゴールが決まったときは思わずガッツポーズが出る!

一番ドキドキするのが、開始前のリーグ表を作るときだ
トランプでクジをやっているが、弱いチームと当たれるリーグに入れええぇ!!と
すごい念力が出る 強豪チームばかりのリーグに入ったら、もうダメポだ

ワールドカップを23回も開いたが、そのうち日本が予選を突破できたのは8回だ
第22回大会で、ついに3位になるという快挙を達成、一息ついた

で、飽きたのかと言えばそうではない、次は順位戦を開始した
全16チームを4つのグループにわけ、総当りのリーグ戦だ
A、B、C、Dリーグで、日本はDリーグからの始まりだったが、
順位戦第一回大会で、見事に1位を獲得、Cリーグ入りを果たした!
最後の3試合目のUSA戦、2-1で勝ったが、もしこれに負けてればDリーグの最下位だった

参考までに、いままでの日本の各国との対戦結果をまとめておきます
(何の参考にもならないだろうけど)

アルゼンチン、ドイツ、ブラジル、オランダ、イタリア、デンマーク、イングランド、スウェーデン、
フランス、スペイン、ベルギー、カメルーン、(日本)、ルーマニア、コロンビア、アメリカの計16カ国

勝ち○、負け●、PK勝ち△、PK負け▲

ARG  ▲●●●●
GER  ●●○▲▲●
BRA  ▲●●●
HOL  ●▲●▲●●
ITA  ●▲●●●●○○
DEN  ○●●●
ENG  ●●●○
SWE  ●●○▲●△△△
FRA  ○●●●
ESP  ●●○○●●
BEL  ○●▲●●
CMR  ○○○○△○●
ROM  △○▲○●
COL  ○▲▲△○○
USA  ○●●○○

よくこれだけのバランス取りができていると思う
実際にこれくらいの成績になるんじゃないだろうか
試合の内容も、3点差以内の試合がほとんどだ
これからもまだこのゲームで遊んでいると思う
<第29話>
(飛鳥田の「条件」は、香落ちで指すことだった 角野はこの条件を飲むことになった)
角野“コイツが部長になって 盛り返してきた理由がわかった・・・
 コイツ こんな顔してて メチャメチャ 押しが強ぇえんだ!!”

(さらに、女子3人を角野の後ろに座らせ、
女子の視線でプレッシャーをかける作戦を実行した飛鳥田)
角野“あぅぅ・・・ 視線が気になるぅ・・・”
飛鳥田“ゴメンよ 今日はどうしても 勝たなきゃ いけないんでね
 香落ち定跡は ちゃんと勉強してあるのさ!!”
角野“なんか もォ 破られちゃった気が・・・”

(図は▲1五飛まで)

上手の持駒:歩 
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・v金 ・ ・ ・v桂 ・|一
| ・v玉v銀 ・v金v銀v飛 ・ ・|二
|v歩v歩v歩v歩v歩 ・v角 ・ ・|三
| ・ ・ ・ ・ ・v歩 ・v歩 香|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・v歩 ・ 飛|五
| ・ ・ 歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| 歩 歩 ・ 歩 歩 歩 歩 ・ ・|七
| ・ 角 玉 ・ 金 銀 ・ ・ ・|八
| 香 桂 銀 金 ・ ・ ・ 桂 ・|九
+---------------------------+
下手の持駒:歩二 

上手番

<第30話>
角野“自信満々 1筋にきやがった ックショォ 定跡調べてて ズッケェなあ・・・
 毎度毎度 オレのために いろいろ策を・・・”

角野“すげえよ 飛鳥田・・・ 全国なんて目標 先輩もオレも 誰も立てなかったよ
 できればその目標にのりたい 女子とも仲よくなりたい 
 でもそれって・・・ お前に負けるってことなんだよ ンなこと できっかぁ!!”

角野“端はもたない 3筋食い破って 玉の堅さで勝負だな・・・”
飛鳥田“1筋から殺到して 速度で勝とう  勝って 5人になって 将棋部を続けるんだ!!”

<第31話>
『局面は── 1筋から物量で攻める飛鳥田 3筋から玉の堅さに頼って攻める角野
 という展開になっていた』

内村「ネェ アホの人 ワザと部長に負けてくれないかなぁ」
成田「やめろよ その呼び方(^^; ワザとはないよ」
内村「ギブ(将棋部)に 戻りたくないのかな?」
成田「ギブ・・・(^^; 戻りたいけど 部長に負けるのも いやなんだろ」

飛鳥田“角野くん ホントのこと言うと 5人目は誰でもよかったんだ
 けど・・・ 君と対局する この楽しさ・・・ 5人目は君しかいない!!”
角野“う・・・! 足りない・・・ オレの負けだな・・・ お前 大したヤツだよ”
 
(図は▲7二金まで)

上手の持駒:飛 桂 歩 
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 銀 ・ 銀 ・ ・ ・ ・|一
| ・ ・ 金 ・ ・ ・ ・ ・ ・|二
|v歩v玉v歩v歩v歩 ・ ・ ・ ・|三
| ・v歩 ・ ・ ・ ・v角 ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ 歩 ・ ・ 銀 ・ ・ ・|六
| 歩 歩 ・ 歩 歩v馬 ・ ・ ・|七
| ・ ・ 玉 銀 ・ ・ ・ ・v龍|八
| 香 桂 金 ・ ・ ・ ・ 桂 ・|九
+---------------------------+
下手の持駒:金二 香 歩七 

上手番

角野“形作りくらいは させてくれよ”
△6六桂 ▲8八玉
角野“うっ! 飛鳥田 この手は!!”

<第32話>
角野“なんという手を・・・ 飛鳥田ァ~!! △6六桂は形作りだったのに・・・
 その逃げ方じゃ △7八飛で詰んじまうぞ・・・”

角野“普通に指せば オレの勝ちだが・・・ そうしたら 将棋部は廃部だ・・・
 戻ろうと思った場所を オレは自分の手で 潰すのか・・・”

角野“ワザと負けるってことは で・・・できねぇ!! し、しかし廃部・・・”
飛鳥田“詰み!?”

(角野、無言で飛車を7八に打ち込んだ)

<第33話>
飛鳥田“ああ・・・ ごめんね ごめん・・・”
飛鳥田「負けました・・・」

(呆然とする女子たち)
飛鳥田「ひどいトン死に なっちゃったね」

(感想戦がはじまった 泣きそうになる鳥山香)
成田「泣くのはやめろ 2人とも全力で指したんだ あたしらは泣くな」

(しかし、感想戦の最中、飛鳥田の肩が思わず下がった それを見て泣く内村)
角野「おい」
飛鳥田「・・・」
角野「おい 負けたと思うな オレも勝ったとは思わん」
飛鳥田「ハァ?」
角野「公式戦は 平手だろ もうちっとは マシな戦いを できるようにしとけ
 これから鍛えてやるよ」
飛鳥田「え?それって?」
角野「なんだよ 復帰しちゃ いかんのか?」

飛鳥田と女子たち「・・・・・・」

内村「やった!! えらい!! アホの人!!」
角野「誰が アホの人か!!」

『将棋部 5人目決定 ・・・やっと存続・・・』  

ついに部員が5人そろいました!今後の5人の活躍やいかに?
そして武藤先生は? 連載は週刊将棋でやってます!
(笑え、ゼッフィーロ 名場面集 ひとまず完)
広瀬章人五段vs阿久津主税六段 3回戦
解説 渡辺 明

あらあー、阿久津負けか
結局、終始広瀬ペースだった

先手広瀬の四間飛車穴熊、後手阿久津は左美濃の高美濃という戦型
後手は飛車先を突いていないのが工夫

先手が2九の桂を▲3七桂~▲4五桂と跳ねる展開で、この桂が働くか取られるか
という勝負になった
感想戦では、この桂は死ななかったとのこと 先手の攻めは成立していたのだった

阿久津は△3六銀と打ってしまい、この銀が狙われるハメに、
あとはずーっともう広瀬のペースで、広瀬の快勝に終わってしまった

もう▲4五桂と跳ばせて攻めさせてしまった阿久津の構想がどうだったか、
というのが敗因だそうだ うーん、穴熊の2九の桂を跳ねる順は、なかなかうまく
いかないことが多いんだけど、今回は成功した例だった

最後の△3七銀にも冷静に玉を逃げて対応、広瀬はしっかり読んでいる
渡辺は後から△2五銀捨ての妙手に気が付き、もし▲同角なら事件発生だった(^^;

穴熊を指す、ということが事前にもう相手にわかりきっているのに、それでも穴熊で勝つ広瀬、
ここまで穴熊ばかりだともうすがすがしい 
これからも穴熊一本で、穴熊道を極めて欲しい
<第25話>
(武藤先生が倒れたさわぎに紛れ込んでいた角野)
角野“タイプの違う女の子3人  も・・・戻りたい!!正直、土下座してでも戻りたい!!”

角野君の3人の女の子のタイプ分けは次の様です
・鳥山香→しっかり者 正妻型
・成田→ツンデレ 愛人タイプ
・内村→お茶目な 妹キャラ

さすがに女好きの角野君、的確なタイプ分けのように思います
(ところで、『ツンデレ』って何でしょう?最近けっこう耳にします
ウィキペディアで調べてみると、おおむね
「初めはツンツンしているが、何かのきっかけでデレデレ状態に変化する」ことだそうです)

飛鳥田「あれ?角野くんは どうして 一緒にいるんだっけ?」
角野“んーと んーと・・・”
 「この間の対局は 負けたと思うな!! オレも勝ったとは思わん!!
 将棋部への 復帰を賭けて もう一回やってやる!!」

角野君、大声ですごい勢いです

鳥山香「か・・・勝ったほうが リターンマッチ 挑んでる?」
成田「勢いで ごまかしている つもりらしい・・・」
内村「アホ?」

飛鳥田「それ・・・ ボクの出す条件で やってくれる?」
角野「お・・・おう もちろんだ」 “やったね!! やったね!! ごまかせた!!”
 
角野君、おどりながら大喜びです
このとき内村さんにとって、「角野」=「おどるアホ」の方程式が成り立ちました

<第26話>
(将棋部の正式顧問である、扇先生に呼び出された飛鳥田)
扇「あのさ・・・ いちおう顧問なんだけど 私!
 相談なく ほかの先生に 顧問頼むって どういうこと?」
飛鳥田「でも 扇先生 将棋教えられませんよね」
扇「それだけ?」
飛鳥田「はい」

飛鳥田君、全く平然としています すごいです

扇「断られて いい気味だわ!!」
飛鳥田「あの・・・ もう帰ってよろしいですかな?」

飛鳥田君、すごいです 大物の器を感じます

(角野とのリターンマッチ対策を考える飛鳥田)
飛鳥田“どうしよう・・・ 前回は 結局 長引いて 力負けしちゃった・・・
 かなり力の差があるんだよなぁ・・・  もしかして・・・ これなら・・・”

飛鳥田君、何か思いついたようです

<第27話>
女の子たち「とにかく今は 部長に任せるしか ないわね」

(成田が、角野を呼び出した)
成田「5月8日 空いてる?」
角野「デ・・・ デートのプランなら スケジュール 空けてやってもいいぞ あ」
(成田、角野の手帳を取り上げ、5月8日のところに『2年8組で対局』と書き込んだ)

角野「俺に勝たれたら 困るだろ? 飛鳥田が負ければ(部員数が足らないので)廃部だぞ?」
成田「暇つぶしだからね 将棋部は  でも これより楽しい暇つぶしが 見つかる前に
 廃部だと 退屈になるし  なにより・・・ あの部長は簡単には 引き下がらないからねぇ」
(自信ありげに微笑む成田、それに対し角野は逆に自分のほうがプレッシャーを感じた)

ここの2人の表情のアップの対比シーン、魅せます
さすがに成田さん、飛鳥田君を好きなだけあって、飛鳥田君に一目置いているようです

<第28話>
(5月8日、ついに対局の日がやってきた 対局を前に考え込む角野)
角野“飛鳥田を・・・ トロくさいやつだと 思ってた・・・
 それなのに 部の存続まで あと1人にこぎつけ 顧問も代える寸前まで・・・
 その間 オレは何してたっけ? この一ヶ月 オレは・・・?”

角野君、飛鳥田君と比べて何も成長していない自分に、あせりを感じているようです

角野“今日の対局・・・ オレが負ければ復帰して 将棋部は安泰・・・
 勝てばたぶん廃部  ワザと負けようかな・・・ いや 飛鳥田なんかに負けられねぇ!!
 いやしかし・・・  あーもう知るか!! どうせ盤の前じゃ 勝つことしか 考えないんだ
 それで 将棋部がなくなっても知るか!! むしろオレが潰したる!!”

(2年8組の教室に入った角野、待っていた飛鳥田たち 黙ったまま目を合わせた2人) 
いよいよ勝負のときがやってきました! (つづく)
2008.12.13 お知らせ
今年の更新は21日までになります
22日からは帰省するため、ブログを休みます
再開は1月7日くらいからの予定です(もう少し早まる場合もあるかも)

今週と来週の銀河戦の感想は、来年まわしにさせていただきます
18日にも竜王戦の解説会に行くので、自分の将棋観戦の許容量を
オーバーしてしまうのを防ぐためです
4週連続解説会に行くことになるとは、思いませんでした(^^;
2008.12.12 情熱大陸
週刊将棋によれば、28日の夜11時から、TBS系の情熱大陸で、
今回の竜王戦の特集が放送されるとのことです
(16日 注:時間が夜11時30分からに変更された可能性が高いです!!)
1時間の拡大版だそうです これは見逃せませんね

それにしても、昨日は羽生らしくない内容でした
2日目の朝のBSで、読売の文化部の西條氏が、「羽生さんは昨日は夕食をあまり食べず、
疲れているように見えた ここのところ水、木で竜王戦があり、他の棋戦も週一局くらいあるので」
と言っていました

敗因はもうそれと思いますね 昨日の内容からいって、疲労が原因と思います
最終局は、万全の体調で臨んで欲しいところですね
PM5時、畠山鎮先生登場、お客は40人強くらいだったか

畠山「渡辺は最近はもう2手目△8四歩と突きますね 後手番で先手の居飛車を受けてたてないと 
おかしい、と思っているんでしょう」とのこと

畠山「△5三銀からが趣向ですね この後手急戦矢倉は、ヘタをするといっぺんに悪くなるんですよ、
それで成功したとしても、ちょっと良くなるくらいなんです だからプロではやる人は少ないです」
ここで自分は質問してみた
私「渡辺が急戦矢倉をしたことは過去にあるんですか?」
畠山「△5三銀型は5局くらいあったと思いますが、竜王のタイトルを取ってからは、急戦矢倉は指していないですね」 即座に返答が返ってくるのはさすがだ

(羽生が序盤の定跡手順の最中に長考したことに対して)
畠山「羽生は前例のない手で互角とみれば、そっちを選んできますね
常に新しいことにチャレンジしている人です」

畠山「後手は5五の角を△7三角と引きましたが、みなさんが将棋大会で指すときには、
△2二角と引くほうをオススメします それで右四間にして△6五歩から攻めるんです
そっちのほうがわかりやすいです アマの大会では一日に何試合もあることが多いので、
手数が短く終わるのもメリットです」

畠山「この後手の戦型が現れたのは2年ぶりくらいですかね
△8四飛~△7四飛の感じが、後手としては良くないんですよ」

畠山「△3一玉、これが渡辺の用意の手でしょうね この手に対して、羽生は▲2五歩でしたね
ここでは当然▲6五歩もあったですね それならどうなっていたんでしょうね」
この▲6五歩と決戦する変化は色々考えて検討していたが、結論は出なかった

ところが!ここでお客の一人がとんでもない発言を!!
お客「そこが敗因ですか?」
私(げっ!!もう終局してるのか!!それも羽生の負けか?
今日の朝のBSは見て来たものの、その後はネットも全然見ないようにして、
情報が入らないように気をつけていたのにいい!
・・・いや、『渡辺の構想が敗因』という意味かもしれない、
終局はしてるんだろうが、まだどっちが勝ったかはわからない とにかく聞かなかったことにしよう)

畠山「あ、もう知っている人がいるんですね(^^;」
そのお客、直後に言ってはいけなかったことに気付いた「あ・・・すいません」
おーい、あんた、もう言っちゃったよ・・・orz

畠山「封じ手は▲3六歩でしたね、ここでは他にも色々考えられたところです」
ここも▲2二歩などの変化を検討していた

そこから一直線で一気に終盤になった
畠山「こういう後手の飛車切りは、レベルが上がるほどにやりにくい手なんですけどね
なかなかこういう攻めでは後手側は勝てないとしたものなんですよ」

畠山「うーん、どこで次の一手クイズを出しましょうかね
私は簡単なところで出して、たくさんの人に正解してほしいタイプなんです
難しいところで出すと、級位者の人に怒られるし、簡単なことろで出すと、高段者の人に怒られる、
どっちにしても怒られるんです(笑)」
畠山先生、なんかのんびり解説している、ホントにもう終局しているっぽい・・・

PM6時、次の一手クイズを出して休憩になった
休憩中、お客の一人の人が、話し掛けてきた
お客「さっきの人の発言、ああいうのは勘弁してほしいですよねえ」
私「ああー、そうですよね ボクも情報が入らないように気をつかってここ来ているんですよね」
お客「ですよねえ 結果がわかっちゃうとねえ 羽生が三連勝で楽勝かと思ったんですけどね
まさか渡辺がここまで追い上げるとはね」
・・・げっ やっぱり羽生の負けか!? あなたの発言で羽生の負け疑惑が深まりましたorz

さらに、常連の子供連中が来て、「渡辺の勝ちやで!他の人が言ってたもん」
・・・無邪気な発言で、ネタバレ確定ですorz

さらに、おじいちゃんも話し掛けてきて、「羽生の▲3六歩が無意味な手やったんやろうなあ」
・・・もう決定的です 情報、流出しまくりですorz

とどめは、6時20分から再開された畠山先生の一言です
畠山「えー、みなさん、もう結果がわかってしまっているようですね
BSでもやってましたし、今は携帯でも簡単に見れますからね(^^;」
・・・羽生の負けが200パーセント確定ですorz

畠山「先手は銀取りに歩を突きましたが、これでは手の感じが変ですね
お互いの読みが正面からぶつかりあいましたが、羽生さんに何か誤算があったんでしょうね
銀取りよりも先に▲4五桂を打つとどうだったんでしょうか」
お客の一人「それだと△5五銀と捨てる手はないですか?」
畠山「あ、それはありそうですね それで後手玉が逃れていそうです」
このお客は相当強いようだ 歩の頭に銀を捨てる手を思いつくとはすごい

結局、休憩後に解説を再開してから、20分ほどで解説は終了してしまった
16時12分に終局していたとのことだった
解説会が17時からだったから、今回は情報の流出はもうしょうがなかったか
このブログで「こぼれ話」を書くどころか、もう情報自体がこぼれてるorz うーん、無念だ 

畠山「羽生さんの敗因はまだ調べてみないとわかりませんね
BSで見たんですが、渡辺さん、えらい勢いづいてきました、終局後、目つきが変わって、
目がらんらんとしていました(笑)」

畠山「今度、朝日オープンで渡辺さんと私が対局するんですよね
タイトルホルダーと戦えるのはうれしいことです 挑戦者のつもりでぶつかりたいです
それで、今日は時間が余ったので、この間のB1順位戦での私と渡辺竜王の将棋を
解説したいと思います」
お客から拍手がおきた
畠山「ホントは月500円払って、ネットの会員になっていただければと思いますけどね(^^;」

この順位戦の将棋は相矢倉で、ねじりあいになり畠山さんが勝った棋譜だった
これはもう勝負ところありすぎの難解な内容だった ぐえ

せっかくなので、最後に畠山さんに聞いてみた
私「ズバリ、第7局の勝敗予想はどうですか?」
畠山「お互いにモンスター対モンスターですからねえ」との答えだった

今回は短手数で終わってしまい、残念だったが、救いは渡辺が勝ったことだった
次の第7局に期待したい 歴史に残る一戦になることは間違いない
そして、なんといっても、次の解説者は福崎文吾さんだ!
体調を整えて、絶対行くつもりだ
関西会館の大盤解説会に行ってきます
解説は畠山鎮七段です
急戦矢倉から激しい展開になっているようですね
<第21話>
(部活をさぼり帰ろうとする成田、鳥山香が呼び止めるが聞かない)
成田「帰る」
鳥山香「あ ちょ・・・」
ドッ (呼びに来た飛鳥田とぶつかる成田)
成田「う・・・ あ・・・」
(間近で飛鳥田を見て、モロに赤面する成田)
飛鳥田「ん?顔赤いけど 熱?」
(ますます赤面する成田)
成田「なんでもない!! なんでもないから!!」

なぜ成田さんは飛鳥田君に惚れてるんでしょう?・・・こんなんありか?
いや、宇多田ヒカルによれば、It´s automatic なんですよね
恋に理屈は要らないんですよね でもやっぱり・・・こんなんありか?

(指導ゲームの三駒戦で未だに苦戦する内村、
飛鳥田は王様の利きにチップを置くという工夫を考え出した)
内村「勝った!!やった やったぁ」
『棋力上がらず 指導力ばかり上がる 飛鳥田であった』

こんなんでホントに全国大会に行けるんでしょうか?
野球でいうと、キャッチボールが出来るかどうかくらいで
甲子園を目指している状態でしょうか

<第22話>
(指導者の必要性を感じる飛鳥田、部員みんなで武藤先生にお願いに行くことにした)
飛鳥田「ただ 将棋部の維持のためでなく 全国に出られるチームを 作りたい
 そのために 先生のお力を お貸しいただきたいんです お願いします!!」

周りで見ていた先生たち“飛鳥田、立派になったな まじめなだけで 影うすかったのに”
(職員室全体に 武藤、引き受けてやれ、の空気が流れる
しかし・・・ 指でバツのポーズを取る武藤先生、ああ~っ、という空気に変わる)

武藤先生の壁は厚いようです

<第23話>
内村「なんで ダメなんですかぁ!!」
(泣いてしまう内村)
飛鳥田「せめて 指導対局をボクと  彼女らに真剣勝負の雰囲気を 味わってもらいたくて
 一局だけです お願いします」
武藤“コクッ” 

ついに山が動きました!

(教室にて盤をはさんで、向かい合う飛鳥田と武藤
 武藤先生、初手を指そうとするが・・・ 顔が青ざめ、手が動かない!?)
ドッ!

武藤先生、倒れて机につっぷしてしまいました!!

<第24話>
みんな「大変だ・・・ わ~ 呼吸が変だぁ!!」

(保健の先生が駆けつけた)
保健の先生「パニック症候群・・・だそうよ ストレスの原因と出会うと
 過呼吸や 心臓発作 起こしちゃうの」
飛鳥田「ストレス・・・? 将棋が?」

(武藤先生の過去が明かされる 勤めていた法務省の不正をリークして、上司に目をつけられ、
 その上司と将棋をやらされたことが トラウマになっている模様)

武藤先生、26歳にして、なかなか厳しい過去を経験しているようです (つづく)
<第20話>
特別編として、作者の柳葉あきら氏が、8月6、7日に開催された
第44回全国将棋選手権大会の取材に行っています

柳葉「実は この取材 こわかったのです・・・ 
 週刊将棋で 同じ高校将棋マンガ『UP・SET・ぼ~いず』を 描いたのが 8年前・・・
 つまり・・・ 8歳 年をとったわけで ものの見方も マンガの描き方も変わったからねぇ・・・
 同じように 彼らを見られなかったら どうしましょう・・・」

しかし現場で柳葉氏は、人間同士の戦いに熱いエネルギーを感じたようです
女子のレベルが格段に上がったことに驚いています

柳葉「人は入れ替わっても “高校生”は 変わらないのだ ボクが変わっても
 “高校生”は同じだ ならば・・・ 同じものを 変わった目で 描けばよいのだ
 そう思いました!」

『笑え、ゼッフィーロ』、面白いです、柳葉先生、これからもがんばってください!
鈴木大介八段vs北浜健介七段 2回戦
解説 行方尚史

先手大介で中飛車、お互いに角道を止め、銀冠に組み合う持久戦になった

行方は大介の作戦勝ち、と言っていたのだが、感想戦では大介は
「先手としては銀冠に組むのではなく高美濃の状態のまま攻めたほうがよかった」とのこと
後手の形との比較なので、ここらへんはトッププロでも難しいようだ
本譜は、後手はとにかく飛車を7筋に使うことができた

中盤、互いにタダの金を取らず違う手で攻め合う、という面白い瞬間が見れた
北浜の角をふわっと浮いた△6四角は印象的だった
この将棋、行方ですら形勢判断が難しく、実際に難解だったとのことで、
見ている自分としては苦労した

最後は桂捨てで空間を空ける好手が出て、大介が寄せ切った

うーん、あんまり感じるところはそれほどなかった
11日の竜王戦第6局にそなえておくべし、ということか

それと、全然関係ないのだが、昨日、TUTAYAで半額レンタルをやっていたので、
ヒカルの碁のビデオを借りてきて、TVからMDに音を録音して自分で総集編を作る、
という作業に没頭してしまった まる一日作業だった 今日は疲れてます(^^;
第17期 銀河戦
本戦Dブロック 3回戦
伊奈祐介六段 vs 大野八一雄六段
対局日: 2008年10月23日
解説:佐々木 慎五段
聞き手:安食総子女流初段

20年度の成績は、大野4勝5敗、伊奈12勝6敗
2人の対戦成績は、伊奈の3-2

おお、佐々木の解説って初めて見るかも、
背が高い、年鑑で調べてみたら、182センチだ
なかなか声も聞きやすくていいんじゃないかな
両者ともに居飛車党とのこと

先手大野で、なんと▲7六歩△3四歩▲1六歩と進んだ
そして△8四歩に▲7七角だ 4手目△3三角戦法の先手バージョンだ
これは乱戦必至、面白くなりそう

って、あら?なかなか駒がぶつからない、後手が角道を止めた?
両者香車を上がった、で、相穴キターorz
終了です 図書館に将棋世界を読みにいこ
第17期 銀河戦
本戦Cブロック 3回戦
藤倉勇樹四段 vs 堀口弘治七段
対局日: 2008年10月17日
解説:滝 誠一郎七段
聞き手:中村真梨花女流初段

木曜に放送された分
20年度の成績は、堀口8勝5敗、藤倉5勝9敗
2人の対戦成績は、堀口の3-0

一手損角換わりになった本局、先手堀口で右玉、後手藤倉は穴熊に組んだ
が、堀口は後手の駒組みが万全のところに▲5五銀とぶつけてしまい、
その後の角打ちも疑問、さらに銀打ちも悪手、結果ボロ負け・・・

この一局の総評を聞かれた滝は、
滝「藤倉さんがうまく仕掛けどころをつかんだ一局ですね」
この一言しか言わなかった 正直、あまりのボロボロの内容にあきれていたっぽい

24の六段vs初段くらいの指導将棋のような内容になってしまった
これじゃあ、自分もプロの将棋を観戦した気にならないんですけど・・・
もう一局見ようっと(^^;
ヒカルの碁のDVDを買った 総集編のような内容だ
テレビシリーズのオープニングとエンディング曲が全曲収録、
そして全話を80分にまとめて振り返っている
3675円(税込み)で、DVDとしては安めだ
http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_ss_?__mk_ja_JP=%83J%83%5E%83J%83i&url=search-alias%3Daps&field-keywords=%83q%83J%83%8B%82%CC%8C%E9%81@%83%81%83%82%83%8A%81%5B%83Y

これ、買ってよかったです お得と思いました やっぱり絵がとてもキレイ!
ベッドで寝ながら音だけ聞いていても楽しめます
こんなDVDが出ているって、全然知りませんでしたね
ひえー、やばかった、PM5時、井上先生登場、
自分は5時半まではちゃんと聞いていたのだが、
なんとそこから眠くてたまらなくなってしまい、寝てしまった・・・!
あやうく、この後すべて聞き逃すのか、と思ったが、
6時すぎに起きて、無事その後は終局まで解説を聞くことができた
もう起きられないかと思った ホント、マジにやばかった

第5局は結果的に渡辺の快勝だった
終局後、井上「△2一玉に対し、封じ手の▲1五歩から端攻めをした時点で、
すでに渡辺ペースの将棋だったと思います」とのことだった

自分の目から見ても、羽生にはノーチャンスの将棋だったように思う
渡辺の、飛車を見捨てて攻めに出た大局観がすばらしかったということだろうと思った

井上「前回の第4局の終盤の△8九飛の踏み込みがすばらしかったんで、
今日は、なんとなく渡辺が勝つような気はしていました、
せっかくですから、次の第6局もぜひ解説会を見にきてください」とのことだった

お客の数は最終的に50人くらいだった
序盤の解説では、よくしゃべる例の子供が「BSで見れるで、やってたの見たもん、
パソコンでも見れる」などと発言、井上さんに「もうあんたはここに来る必要ないんちゃうの?」
と突っ込まれていた(^^;

次の一手クイズは▲1三銀が正解で、▲1三銀と書いた5人全員に賞品が当たった
賞品が当たった5人の中に、その子供が含まれており、
井上「えー、次の当選者は・・・ あ、こいつは飛ばしとこ」
子供「ええー!」
井上「うそうそ、H君、当たりやね あ、でも住所が書いてないからやっぱりボツ」
と言って、笑いをさそっていた

さらにここで、一人の人が「私も▲1三銀と書いたんですけど、名前を呼ばれてません」と発言した
あら、係の人の集計ミスか?と思いきや、
係の人が「あー、▲1三銀じゃなく、▲1二銀と書かれていますね」と言ったので、
場内が爆笑になった まあ、この人は賞品はもらえなかったけど、笑いを取れたので
よかったんじゃないかな(^^;

最初の雑談では、井上「この間、加藤一二三先生と河内長野で公開対局を指したんですよ、
もうすごい駒音でね、トークショーのコーナーのとき、僕が『駒が割れたことはないんですか?』
と聞いたら、一二三『盤が割れたことはある』と答えてました(笑)
もう加藤先生、1時間しゃべりっぱなしだったんですけど、まだ足らず、
3時間くらいはしゃべりたかったようです」とのことだった 

ここで私が「あの、その加藤先生との対局は、どちらが勝ちましたか?」と聞くと、
井上「あ、よく聞いてくれました! 僕が勝たせていただきました」
と言ったので、場内から拍手が起きた(^^;

今回の第5局、色々難しい変化はあったが、一手挙げるとすれば、やはり終盤の▲3五歩だ
この手が妙手で、渡辺の勝ちになった これを合駒に銀を使ってしまうと、
後手玉が詰めろでなくなってしまうのだ
いったん△同角と取らせることによって、角の位置を変えるのが妙手順だった
これには井上さんも感心していた

最後の△9七銀の王手にも、応手を間違えれば危なかったとのことだった
しかしそんなところで間違える渡辺ではなかった
やはり渡辺には地力がある、羽生に力を出させなかった感のある内容だった
一手のミスもなかったんじゃないかな
自分としては、この第5局は羽生の振り飛車が見たかった、というのが正直なところだった

他にも、井上さん、色々笑いを取っていたんですけど、寝起きのためメモできず、
覚えてないんです あちゃー
でも、今回は井上さんはどちらかというとリラックスムードでの解説だったように思う
B1の順位戦の話が出たときも、井上「僕は6勝3敗で、もう残留を決めたんです」と言って
お客から拍手が起きていた 昇級は狙ってないのかな(笑)

渡辺の奇跡の4連勝があるのか、楽しみになった 次の第6局は畠山鎮さんの解説だ
これも行こうと思う もうこうなったらこっちも意地でも行く(^^;
2008.12.05 竜王戦第5局
関西会館の大盤解説会に行って来ます
解説は井上八段です
相矢倉になっていますね
2008.12.04 三駒戦
「三駒戦」とは、下の記事にある、鳥山香さんが考え出した(ことになっている)、
初心者指導用のゲームです
これを実際に私の母に試してみました

結論から言って、「かなり有効なゲーム」と思いました

母は、将棋はずっと昔、母の兄弟とやったことがあるくらいです 50年ぶりくらいの将棋です(笑)
母を先手にしました
母は初手▲5九飛から、その後、金で王手してきて、玉に逃げられてしまいました
銀でしばる手も指してきましたが、金と銀の区別がわかっておらず、
玉にすり抜けられ、母は勝つことはできませんでした
3回ほどやりましたが、すべて私の勝ちになってしまいました

私が「実は飛車を横利きで使う手がある、▲9二飛とか▲8二飛が初手では有力」と教えたところ、
母は「ああー、そういうことか」と言っていました
しかし、ここからもまだ母は勝つことはできませんでした(^^;
「金を玉頭に打つ」という発想がないのです
2~3回詰みを逃して、私がヒントを出して、やっと発見できました

将棋に慣れた人から見れば、これはゲームとは言えませんが、
他のやったことがないゲームを考えてみるといいと思います
チェスやシャンチー、チャンギなどです
「どうすれば勝ちになるのか」という最重要ポイントを最初に知ることができます

3枚とも持ち駒である、というのもいい点です
母は「持ち駒を駒台に置く」、という行為を知りませんでした
駒を手の中に握っていて、自分が何を持っているのか把握できていないのです
「持ち駒」に慣れるという点から見ても、優れたゲームと思いました

「三駒戦」は初心者指導にかなり有効なゲームではないか、と思いました
<第16話>
(囲碁部に入ったと思った鳥山さんが、女の子を3人も連れて戻ってきた
3人ともド素人だが、鳥山さん、独自の指導将棋を思いついたのだった
上手側は玉1枚、下手側は持ち駒に飛、金、銀の3枚 計4枚だけの将棋)

鳥山香「ルールは簡単 そちらの下から三段目より下へ 王様が入れば私の勝ち
 王様の行き場がなくなったら そちらの勝ち
 あと タダで取られる駒を打ったら 反則負けね」

図にするとこうなります ↓

上手の持駒:なし
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
| ・ ・ ・ ・v玉 ・ ・ ・ ・|一
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|二
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|三
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|七
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|八
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|九
+---------------------------+
下手の持駒:飛 金 銀 
手数=0 まで

(どちらが先手番になるかは明記されていません 
初めのうちは、下手が先手でいいかと私は思います)

鳥山香「うん、負けました」
ド素人の女の子「きゃあ!勝ったあ!」
飛鳥田“将棋の醍醐味を教えてる!!”

将棋は、相手の王様を追い詰めて詰ます、というのが核のゲームですもんね

鳥山香「囲碁部に行ってみたのは 将棋よりも女性への普及を ちゃんとやっているって聞いたので
 実際 体験してみたかったんです」

この子は、ホントにただ者じゃないですね

<第17話>
鳥山香「まず・・・ 泣きます 女の子は
 男の人には 意外でしょうけど・・・ 女の子のほうが 負けずぎらいなんです
 将棋の駒は 囲碁よりキャラクターが たくさんあります
 それがわかりにくいんですが・・・ キャラクターの差を覚えれば
 格ゲーに似てる感覚もあります コンボとか
 このゲームは そのためのものです」

この子は、格ゲー(格闘テレビゲーム)もやっているのか?「コンボ」を知ってるってどういうわけだ(^^;
注:コンボとは、ある一定の技をつながりで出す連続技のことです

飛鳥田「どうして そんなにわかるの?」
鳥山香「私 ヘタッぴですもの ヘタッぴの 女の子の気持ちはよくわかります」

蛇の道はヘビ、ヘタッぴの気持ちはヘタッぴ、ということですね

<第18話>
(将棋部は、今やこーんなんだった 『男1人に女4人』) 
・・・こんな将棋部があっていいのでしょうか?アンビリーバボーです

(内村さんが新たな女の子を連れてきた 美人だが気の強そうな子だ 以下、成田)
成田「この子とやる やれないなら帰る」
鳥山香「いいですよ 指します」
飛鳥田“この子 5級くらいかな 鳥山さんよりは ずっと強い・・・
 でもなぜかな ワザと勝たないように して見える?”

(泣きだしてしまう鳥山さん)
見ていた一同「ワワッ ひど!! なにコレ?」
成田「将棋部 入ってほしい? ほしいなら 入ってやってもいいよ」
3人の女の子たち「あの子 入るならやめる」 「私も」 「一緒にいられないよね」

飛鳥田君、ピンチです

<第19話>
飛鳥田“ど・・・どうしよう 最悪な筋は 5人全員入部しても ケンカばかり
 やっぱり揉め事は 先に回避すべきだ!!”

飛鳥田“取れば自分の駒・・・ 使い方はあとの問題だ 
 前へ出るなら 先に進むなら  決めた!!”
飛鳥田「入って下さい 仲よくやろう」

(飛鳥田に見つめられて手をさしのべられ、意外にも顔が真っ赤になった成田さん)
成田「あ・・・ あそ ん・・・ んじゃ ま ヨロシク・・・」

(この結果、素人の女の子2人は去ることになった)
『この決定が よかったのかどうか・・・ 今はわからない』

結果的には、これでよかったと自分は思います
「将棋を指せる子」が欲しいですもんね やっぱり・・・
素人の子は、今は楽しんでいても、そのうち飽きて辞める可能性が高いですからね
ただ、内村さんは、成田さんに「あんた 私を誘ったんだから 先に抜けるのなしね」
と言われ、残ることになりました もし内村さんにも抜けられていてはヤバかったですね(^^;
(つづく)
今回は、残念ながらどちらもパスする予定

激指8が今月19日に発売になるそうだ
はっきりいって欲しい!自分はまだ激指4を使っているのだ
そろそろ買い換えたいのだが、PCが古いのだ OSもWIN98だ
ただ、このPC、父の自作PCで、自分はとても気に入っている 愛着がある
10年前のものにしては、メモリも増設されており、スペックも当時としてはいいのだ
今、特に困っていることもない

それで、あと2年後には愛知に引っ越す予定があるので、
そのときにPCを買い換えたいと思っている(自分はデスクトップが好きなんです)
それまではこのPCでいこうと思っている
2年後の激指10が出たら買うか・・・


それと、24の名人戦だ
これは体力的な理由で不参加にすることにした
去年は三段dリーグで、5勝7敗の9位の予選落ちだった
でも、本戦にいってももう指す体力はなかったので、予選落ちでよかったと思っている
ふつうのR戦で、体力のあるときだけ指すのが今の自分には精一杯だから、
不参加にする

あと、実は夜9時から開始というのが、自分にはつらい
夜9時にはすでに寝ていることが多い 夜9時~10時くらいに寝て、
朝4時~5時に起きるのが自分の生活パターンだ
これを崩したくないんだよね

銀河戦とNHK杯を見て、このブログを続けるのがまず第一、と思っている
<第13話>
飛鳥田「負けちゃった 勝たなきゃ 意味ないよ どうしよう」
鳥山香「そうでしょうか? 勝たなきゃ意味ないでしょうか・・・」

そばで見ていた鳥山さんには、何か感じるところがあったようです

(一緒に下校するふたり、そこに風が吹く 鳥山さんのスカートが・・・)
鳥山香「キャッ」
飛鳥田「・・・・・・」
鳥山香「・・・・・・」

こんなシーン、自分の高校生活では全然考えられませんでしたorz

鳥山香「うん!飛鳥田先輩は勝って下さい 角野先輩に将棋で勝って下さい
 あの人は 将棋で負かされないと 気がつけないみたいだから」

この子は、本質をすぐに見抜く才能があるようですね

<第14話>
飛鳥田「鳥山さんと 2人っきりでどうしよう? だいたい女の子なんて どう扱えばいいのか
 わかんないよ・・・」

激しく同(以下略)

(鳥山香が囲碁部で教わっている姿を発見した飛鳥田)
飛鳥田「ええーっ!? 鳥山さん 囲碁部にィ!?」

これはショックですね 言葉もありません(笑)

<第15話>
(角野に負け、鳥山さんにも見限られ、落ち込む飛鳥田 家での晩御飯のとき姉に相談する)
飛鳥田「た・・・玉姉(たまねえ)、高校のとき 部活楽しかった?」
玉姉「いや つらかったよ ウチの吹奏楽(ブラス) 朝練 昼練 休日練
 何度顧問の先生を 謀殺しようとしたか!!」
飛鳥田「やんなきゃ よかった・・・って 思わなかった?」

弟の顔を見た玉姉、この時点で事情を察したようです

玉姉「あのな “やらなきゃいけないこと” なんて 世の中にゃ ほとんどないよ」
飛鳥田「労働や 教育や 納税は?」
玉姉「そんなのは 国が勝手に 決めたことだ」

すごい考え方です アナーキーですね こんな考え方の人が増えたら、その国は滅びそうです(^^;

玉姉「ただし “やったほうがいいこと” はある!! 確実に!
 私にとっちゃ それが部活だった」

玉姉、こんな哲学を持っていて、悩む弟に即答するとは、けっこう大物のようです
飛鳥田君もこの家族の一員、姉と似た血が流れているかもしれません
(つづく)
第17期 銀河戦
本戦Bブロック 3回戦
中村亮介四段 vs 滝 誠一郎七段
対局日: 2008年10月31日
解説:大島映二七段
聞き手:古河彩子女流二段

20年度の成績は、滝は4勝4敗、亮介は6勝10敗
2人は初手合い

先手滝で、3手目▲4八銀、もう相手が四間飛車と決め打ちした手だ
後手亮介はそれでも四間に振った
滝の作戦は右四間+穴熊、これを四間のスペシャリストの亮介がどう受けるのか、注目された

が、終わってみればわずか68手、考慮時間6回を残して亮介の完勝
終盤というものがなかった
滝は力が全然出なかった感じだった
感想戦で、滝は序盤の駒組みの甘さ、中盤以降は疑問手の連発だったことを口にしていた
「▲7八金は変だった、仕掛けは早すぎた、41手目は角を逃げてしまい▲2五桂の勝負手を逃した」など、色々言っていた

この対局で自分が思ったことは、穴熊も簡単に指せる戦法ではない、
慣れないうちは、こういうボロ負けを喰らう、と思った
一見、「穴熊は玉をクマって、あとは攻めればいいので簡単な戦法」と思いがちなんだけど、
そんなことは全然ない、「穴熊はボロ負けの危険と隣り合わせ」ということだ

この対局では「わざと角桂交換にして勝負」という大局観が必要だった
やっぱりひとつの戦法を指しこなすにはそれなりの経験が要る、
自分は穴熊を指すのはもうやめとこうと思った(^^;
24の掲示板に書き込んできました

>98年末に、富士ゼロックスの社内ベンチャーとして将棋倶楽部24を立ち上げました。
(将棋倶楽部24万局集P11より)

たぶん、正確な日付もわかるページが24のトップページから説明ページに行けばあるんですけど、
自分はわかりません(^^; 12月になったんで、24の掲示板に書き込んできました