<第58話>
(お城将棋の大会の翌日、放課後の教室で)
クラスメイトたち「帰り マック寄ろうぜ」 「掃除当番 誰だっけ?」 「体育祭のスタッフを」
クラスメイトの女子A「飛鳥田くん 部活?」
飛鳥田「うん」
クラスメイトの女子B「頑張ってね」

クラスメイトの女子A「なんか・・・ 飛鳥田くんて 将棋部の部長になってから
 一層 名ばかり管理職っぽく なってない?」
クラスメイトの女子B「うん あのまま 赤ちょうちん 行きそう・・・」

ここのシーン、飛鳥田君はそれほど忙しいというわけでもないので、「名ばかり管理職」というより、
「窓際族」というところでしょうか 名ばかり管理職なら、赤ちょうちん(一杯、酒場で飲むこと)に
行っているヒマはないはずですからね

飛鳥田“県大会の一週間前に・・・ ムリしてお城の将棋大会 出ないほうがよかったかなぁ・・・
 いや 収穫もあった・・・ 特に女子・・・”

(以下、回想シーン)
内村「勝つと 気持ちいい~っ!!」
鳥山香「でも 負けてもね」
内村「そうそう 全力出し切るなら それもいいかな 早く県大会こないかな あと全国大会」
飛鳥田“県大会を抜けなきゃ 全国はないけどね・・・(^^; 
 よかった・・・ 実戦を楽しんでくれてる・・・ 本当によかった・・・
 成田さんとも ケンカしてないし・・・”

このお城将棋に参加を企画した飛鳥田くん、女子は楽しんでくれて、企画者冥利に尽きますね
成田さんと鳥山さんは、冷戦状態なのがデフォルトでしたもんね

飛鳥田“気が付かなかったけど 不安だったんだなぁ いろいろと・・・”

『出会いも会った・・・』
飛鳥田“番さん 須藤アマ女流名人を破って優勝 小さな地方大会とはいえ
 アマトップを破った高校生!! 鮮烈なデビューだ!!”

北川女流プロ「武藤くん 久しぶり!! 体 よくなった?!
 え?! 番さん ウチのダンナの 道場に通ってるの?」
番「え?! 北川先生と武藤先生って お知り合いなんですか?」

ここで、人脈の整理です
武藤先生は、8年前、沢村、福岡、武藤という3人のメンバーで、高校団体戦日本一になりました
そのときのメンバーの一人、福岡という人が、北川女流プロのダンナなんですね
福岡さんは、第35話に出てきていて、奨励会を二段までいってやめてますね
その福岡さんがやっている道場が、棋円館という道場で、そこに番さんは通っているわけです
番さんのことを、須藤アマ女流名人は事前に知っていたから、「北川先生のダンナが指導した弟子の
おかげでこの大会は苦労しそう」と言っていたんですね

北川「番さんの学校 将棋部ないの? だったら平日は武藤くんの学校行ったら?
 近いでしょ? 武藤くんは少なくとも 学生時代は 福岡より強かったわよ」
番「え・・・」
角野「そりゃいい 大歓迎!! ムホホホッ」
(両手を広げた角野)
番「い・・・ いいんですか? その手はちょっと・・・(^^;」
飛鳥田たち“下心 丸出し”

『そして男子決勝』
お客たち「決勝が2人とも 高校生だって?」 「大会初だってな」 「どこの高校?」
 「鷹洋」 「おお名門だよ!!」

(決勝は、美形vs長髪で眼鏡の対決になっていた)
バババン バシ ババン
(駒を叩きつける音と、時計を叩く音が鳴り響く)
バシシ ビシ ガ バチ 
バババ ババババ

このシーン、2人がヒトコマで10手くらいずつ指していて、ものすごい迫力です

ビシ バチッ ダダ
角野「ホントは 憎しみあってるんじゃねぇの」

(回想シーンから、元にもどる)
飛鳥田“あれが全国レベルかぁ・・・ 1年の時 ロクに大会に出ていない僕には ショックだった・・・
 将棋の内容ではなく 闘争心の激しさに ひるんだ・・・
 あんな激しい心に どう立ち向かえばいいのか・・・”

飛鳥田“全国大会出場なんて目標 作らなければよかった・・・ でも・・・
 その目標に みんなが集まったんだ!! ボクが自分で自分の目標を 裏切っちゃいけない”

飛鳥田「あの・・・ 馬島くん」
馬島「う・・・」

お城将棋大会は、色々な収穫を得て終わりました
さて、問題の人物、馬島君に対して、飛鳥田君はどういう行動に出るのでしょうか?(つづく)
杉本昌隆七段vs先崎 学八段  NHK杯  1回戦
解説 深浦康市

解説の深浦「杉本は振り飛車党で、最近は色々なところに振る、粘り強い棋風
 形勢が良くなっても粘る(笑)
 先崎は軽快な棋風、ヒットアンドアウェイでポイントを上げるのがうまい」とのこと

杉本は白っぽいスーツにピンクのネクタイで、オシャレだ
対して先崎、こっちは顔に注目がいったが、なんだか顔中が顔面という風貌だ
眼鏡がなくなってから、先崎さんの顔のどこに焦点を当てて見ていいか、わからないのが現状だ

先手杉本で、▲四間+高美濃vs△居飛車穴熊模様に進む
しかし、序盤から、杉本は飛車を振る位置をなかなか決めないし、先崎も飛車先を突くのを保留する、
という駆け引きがあった

深浦「対局前の控え室、どうでしたか」
矢内「今日はちょっと空気が・・・(笑)」
深浦「重かったですね、誰もしゃべらなかったですね、私も怖かったです(笑)」

杉本が居飛穴を警戒していた駒組みにも関わらず、先崎が△1二香と上がり、
その瞬間▲2五桂と跳ねて、戦いが始まった
先崎の「定跡はどうなっとるんか知らんが、これはこれでやってみたら難しいんじゃい!」
という声が聞こえてきそうだ 実際、難しかった
ただ、感想戦では、先崎「ちょっと後手が悪い」とのこと

その後の△6六角に、5七の地点を受けない▲2八玉にはもうびっくり仰天だ
まあ、深浦もかなり驚いていたし、先崎も感想戦で「▲2八玉は全く見えてなかった」
見えないわ、こんな角成を放置する手は(^^;
対して先崎も、角を成らない▲3五歩!
ここらへんから深浦も「あっけに取られてます」という展開

杉本の手にもびっくりしたが、先崎の▲1四歩を放置しての△5七角成にもまたびっくりだ
こういう応酬があるんだな~(^^; 見ていて何度も「ええっ」と声をあげてしまった

深浦「お互いがやりたいことをやってる、ケンカ将棋ですね
 プロではこういうのはめずらしい」

深浦「先崎さんの将棋って、人間くさいところがあるんだよね」
と言っていたが、本局ではその人間くささが吉と出た
序、中盤で駆け引きのすえ、時間を使わされた杉本、終盤は時間がなく、
敗着の▲1三銀を打ち込んだとき、秒を9まで読まれていた
自分は見ていて、この▲1三銀は負ければ敗着だろう、と思った
実際そうだった 後手に駒を渡しちゃうからね

先崎の「あ~」「ん~」「っす~」という声が時々漏れる中、
78手目の△3六歩が、焦点の歩でめっぽう厳しかった
最後は見事に必至をかけて、勝ちを手にした
最後の香打ちはカッコよかったね 歩でもいいけど、香なんだね

先崎のいいところが良く出た一局だったと思う
ただ、この人間くさい将棋が、羽生や森内なんかの超一流どころには
歯が立たないのは悲しいところだね

深浦の解説は、やはり安定感があっていい
手の見え方が常識的な発想なので、聞いていて落ち着く

<今週のやっぴー>
半袖がキター!イイヨイイヨー 腕に見とれてた これからも半袖で頼む 服装A
難局だったにも関わらず、的確でポイントを押さえた質問で良かった
伊藤明日香とは胸の大きさは対照的だった 毎週矢内を見れる幸せ度 ★★★★☆
第17期 銀河戦
本戦Fブロック 10回戦
木村一基八段 vs 阿部 隆八段
対局日: 2009年4月23日
解説:中村 修九段
聞き手:安食総子女流初段
記録:野田澤彩乃女流1級

20年度の成績は、木村30勝23敗 阿部21勝16敗 2人の対戦成績は3-3のイーブン

解説の中村修「木村は受けが強いことで有名、ただ受けるのではなく、自分から攻めていって、
 攻め合いにして突然受けに回るというスリリングな受けが持ち味
 阿部は本筋を好むバランスの取れた棋風」

中村修も、「受ける青春」というあだ名があるが、本人いわく
中村修「私の受けはただ受けるだけだが、木村の受けは相手の攻めを呼び込む受け」とのこと

先手木村で、阿部の一手損角換わりになった
▲早繰り銀vs△腰掛け銀だ

さて、この対局、早々に銀交換になってから、もう難しすぎ・・・
中村修の解説が的確なので、なんとか解説だのみで
後追いでついていっている、というだけだ

角、銀、桂をお互いに持ち合い、木村が角を後手陣に打ち込み、一気に勝負をかけた
指し手は単純なんだけど、変化は複雑、という、素人お断りの難しさだった
木村の攻めに、阿部が的確に対応した 受けの手が広かったにも関わらず、
阿部は本当に的確に対応したと思う この日の阿部は強い!と思った
木村の攻めが切れ、はっきり阿部の優勢になった
解説の中村修も「阿部優勢」と言っていた

竜を自陣に引き付け、全駒を狙った阿部だった・・・が?
「阿部八段の手・・・ どれも悪手とは思えないけど
形勢はいつのまにか 互角になってる!?」
なんと、木村が細い攻めをつなげてしまった、しかも駒損も回復!
「互角・・・ いやわずかに・・・ 阿部が悪い」

終盤、もうどっちが勝つかわからない大混戦に!
30秒将棋だし、自分の棋力じゃ、もうわけわかんねえ(^^;
逆転していて、木村が勝つ権利を手にしたことだけは、わかった
しかし、こんどは阿部玉が中段玉で寄せにくく、
最後はなんと木村が豪快にトン死を喰らって負けた

中村修「2度大きな逆転がありました 2人とも『ひどい』と頭を抱えると思いますよ」
事実、そのとおり、勝った直後の阿部は、苦虫を噛み潰したような顔をして、
首をひねっていた(^^;

木村も、持ち味の受けを発揮したと思った手があった
苦しい形勢ながらも、71手目の▲7九金と引いた手、これは参考になる
形勢がわからなくなったとき、今まで攻めていた木村がいきなり受けた▲4七歩、
これで阿部のペースが乱れた

この一局、まずは阿部が攻めを受け切ったので、そのまま勝っていれば、阿部の快勝だった、
木村が逆転してから勝ち切ってきれば、木村の底力発揮の一局、と言えた、
本局はそこからさらに木村がトン死で負けにしてしまった(^^;

この一局の感想を聞かれた中村修「将棋は逆転のゲーム」
プロをもってしても、やっぱり優勢から勝ち切るのは難しいようだ
<第56話>
(鷹洋の、美形、長髪で眼鏡、でっかいガタイ、の3人を見つめる飛鳥田)
飛鳥田“あの3人が鷹洋のレギュラーなんだろうなぁ 横浜からわざわざ 西湘まで・・・”
(美形が怖いくらいの迫力で指す姿を見て、飛鳥田の首筋に寒いものが走った)
ザワッ
飛鳥田“強くなる以前に・・・ あの迫力に負けないようにしないと・・・”

(みんなの予選リーグの試合が終わりだした)
内村「先輩!!先輩!!」
(様子を見に来ていた武藤先生、そこに集まってきた西風ヶ丘のみんな)
飛鳥田「先生、いらしてたんですか」

武藤先生の周りに、内村さん、鳥山さん、角野君がいます
それにしても、武藤先生、むちゃくちゃデカイです 体積が内村さんの5倍はありますね
武藤先生の周りに集まりたくなるのも、なんとなくわかります

内村「先生 勝った!!勝った!!」
角野「え 内村 勝ったの?」
飛鳥田「対外試合 初勝利おめでとう パチパチ」
顔を見合わせた内村と鳥山香「にへ~っ」

内村さんと鳥山さん、良かったですね
武藤先生も、顔がなごんでいます
みんなの成績は、以下のようになりました

飛鳥田 予選落ち (2勝2敗)
角野   予選通過 (3勝1敗) 
馬島   予選落ち (1反則負け 3不戦敗)
鳥山香 予選落ち (2勝2敗)
内村   予選落ち (2勝2敗)

飛鳥田「成田さんは?」
内村「成ちゃんは 今4局目 ここまで2勝1敗 相手は3連勝みたい」
角野「オ!? それって勝ったら決勝トーナメント!? 見に行こうぜ!!」

(対局中の成田のところに、みんなが集まった 成田の対戦相手は、あのタラコくちびるの女の子だ)
角野「おー オレらとタメくらい? 結構かわいいじゃん」
鳥山香「見境いなし・・・」
内村「ふんと ふんと」
角野「な・・・ なんだよ」

角野君の女好きは、鳥山さんたちにはもう見抜かれてますね

角野“いや しかし・・・ (相手は)強いぞ これは・・・ ひょっとして・・・ オレでも勝てないかも・・・”
飛鳥田“頑張れ 成田さん!!”
(しかし、苦しそうな表情の成田)
パチッ ビシッ
みんな「!」
(局面、大差となった あきらめた成田)
成田「負けました」
みんな「ホゥッ」

相手の子のあまりの強さに、みんな呆然としてます

飛鳥田“ひょっとしたら 成田さんなら 決勝トーナメントまで・・・ と思ったけど・・・
 こんな強い子が いるんだなぁ・・・”

(相手のタラコくちびるの女の子が、じっとみんなのほうを見た)
内村「あの子 こっち見てるけど?」
角野「見られてる?」 

<第57話>
(成田に勝った相手の子が、ニコニコして武藤先生に近づいてきて、おじぎした)
ペコリッ
タラコくちびるの女の子「あの・・・ 番って言います 前からお会いしたいと 思ってました」
見ていた飛鳥田たち「え・・・」
内村「えぇ~~!! いきなりスキャンダル!?」
鳥山香「不倫? 不倫? ねぇ不倫?」
飛鳥田「武藤先生 独身だから 不倫はないと思うけど」
角野「いや・・・ だってアレ高校生だろ? ホーリツ違反じゃん?」

みんな、大騒ぎです 特に、内村さんと鳥山さん、こんな生き生きとした表情は初めてです
やっぱり女の子はこういう話が好きなんでしょうか ミーハーですね(^^;

鳥山香「親しげに話してる・・・」
内村「え~ 武藤先生 あんなんがいいのかな? タラコくちびるなのに?」
角野「・・・」
(角野、じっと内村を見つめた)
内村「な・・・ なに?」
角野「まあ 小学生にしか 見えないよりは いいんじゃねぇ? ひっひっひっ」
内村「うっさーい!!」
ドカッ
角野「ハウッ」

内村さんの右正拳が、角野君の背中に入りました!
しかし、威力はやや弱めですね 以前の鳥山さんが放ったパンチには、やはりかないませんね

鳥山香「お疲れ 成田さん」
成田「あ・・・ うん・・・ あの子 高2だって・・・ ものすごく強い・・・」

『番さんは小学生の頃から 東京の棋円館という 将棋教室に通っていて
 その棋円館の席主が 武藤先生の知り合いなのだという』

番「北川先生も来てますよ 指導対局なさってます」
角野「北川って あの美人の!?」
飛鳥田「女流プロの?」
鳥山香「武藤先生 そんな人とも知り合い!?」
内村「顔広いんだ!! 物理的に・・・ではなく」
番「くすっ(笑)」
飛鳥田「あ・・・」
番「みなさん 楽しそうでいいなぁ ウチの学校 将棋部ないんで うらやましいです」
飛鳥田「番さんの学校 ないんですか?」
番「そうなんです 熱心な先生もいなくて 一回団体戦って やってみたいんですけどね」
飛鳥田“そういう学校もあるんだなあ・・・ ともかくここまでやってこれただけでも
 ウチは運が良かったかも・・・”

運が良いどころか、良すぎです 飛鳥田君一人だった将棋部に、
鳥山さんが「はいります 私 将棋部に」と言ってくれたのは、
今もって奇跡というほかありませんね

『そして── 決勝トーナメントが 始まった』
鷹洋の長髪で眼鏡の生徒が、角野君の相手です!

長髪で眼鏡「えっと? キミ高校生? 何高?」
角野「西風ヶ丘だけど?」
長髪で眼鏡「なんだよ いねぇじゃん 飛天のヤツなんて いい加減な情報を」
角野「おい?」
長髪で眼鏡「まったく こんな所まで 来なくて済んだのに・・・」
パシッ
角野「お前は どこの・・・」

角野君、全く無視されてしまいました(^^;

角野“てめ・・・ 人に訊くだけか? オレは街角の案内板か なんかかよ?”
ピシッ
角野“潰したる!!”
バッ!

『94手で角野の負け』
角野「ヒ・・・ ヒトコマ?」

角野君、ヒトコマで負けました(^^;

長髪で眼鏡「まったく・・・ 日曜だっつうのに・・・」
(さっさと席を立っていった長髪で眼鏡の生徒)
角野「ふ・・・不愉快なヤロウだ・・・」

『──幸いにも 誰も 角野に注目してなかったので 誰も この対局を見ていなかったのである
 西風ヶ丘将棋部(除・角野)の注目は すべてこの一局に集まっていた』

『番vs須藤アマ女流名人』
会場の客たち「すごいな あの子」「まだ高校生?」「女流名人相手に 互角だぞ?」 (つづく)
第17期 銀河戦
本戦Eブロック 10回戦
久保利明棋王 vs 阿久津主税七段
対局日: 2009年4月21日
解説:森 ケイ二九段
聞き手:伊藤明日香女流初段
記録:野田澤彩乃女流1級

20年度の成績は、久保49勝24敗、阿久津35勝15敗 2人の対戦成績は阿久津の5-1

解説の森けい二「久保は軽いサバキを得意とする、サバけると強い
 阿久津は天才型、これからもっと活躍するはず」

先手久保で3手目▲7五歩戦法、対して阿久津は4手目に△1四歩と突いた
感想戦で阿久津いわく、「これは、もし▲1六歩と受ければ、相振りにして後手から端攻めが
 ある分だけ後手有利」とのことだ

久保は端を受けずに三間に飛車を振ったのだが、なんと阿久津は△1五歩、とまた伸ばした!
感想戦で阿久津「前に何回かやった経験がある」
久保も「やられたことがある」とのことだった
森けいニは「端を2手も伸ばされると、カチンとくるんですよ」

久保は玉を▲4八玉、とひとつ上がり、あとは持久戦にならないようにすべく、
久保が7筋から猛攻を仕掛け、それを阿久津が受けるという図式になった
久保が序盤早々に▲7七桂、と跳んだ瞬間、
森けいニ「うわー すごいな!そんな手があるんですか」と、びっくりしていた
見ていた自分もびっくりだ もうアマチュア将棋みたい(^^;
この桂は次に6五か8五、どちらかに必ず跳べるのだった

しかし、さすがにプロ同士、
「ここは・・・ いかにも後手がつぶれそうだが ずっと先まで読むと・・・
 かなりキワドイ気がする」
「この一局・・・ 荒れた将棋に見えるが 案外奥が深い」という表現が当てはまった

結果、久保の攻めが続き、久保の勝ち
しかし、感想戦で振り返ってみると、阿久津としては途中から攻め合ったのが悪く、
受けに徹して桂を受け駒に投入していれば、むしろ阿久津が有望だったのでは、ということだった
久保のほうとしても、角交換をしに行ったのは強引で、いったん飛車を浮いておくのが本筋だった、
とのこと

さて、この一局、解説が森けい二だったわけだが、どうも形勢判断や手の見え方が
大ざっぱだった もっと解説が詳細だったら・・・
これが替わりに木村一基の解説だったら、見ていてどんなに面白かったかな~、
と思わざるを得なかった
聞き手の伊藤明日香は、よく発言するわりに、棋力の低さを感じさせる質問が多かった・・・
というか、胸がデケーよ!とツッコまずにはいられないデカさだった
だって、横から見たときに、胸のデカさをさらに引き出すような服を着ているんだもん(^^;

久保の陣形が平べったい形だったから、伊藤明日香が胸のデカさでつり合いを保っていたのかな?
もう何言ってるんだか自分でもよくわかんないけど・・・
ともあれ、こういう金銀が全く動かない平べた将棋、久保の得意形だね
飛車、角、桂だけで乱戦にもっていく戦法、将棋の可能性を広げる指し方で、とても面白い
http://www.meijinsen.jp/

↑ここの右の動画で、関西会館での大盤解説会の様子が、終了間際の3分間見れますね
(25日午後3時現在)
▲3三歩、という手を指摘しているのはマジカルエミちゃんです(笑)

ちなみに、自分は今のところ、この名人戦棋譜速報の会員にはなってません
もう銀河戦とNHK杯で、手一杯なんですよね
さて、ここまでほとんど棋譜の中身とは関係ない話を書いてしまっている(^^;

井上「▲3四歩を△同銀と取りました、これは郷田がつらいのか、▲同飛とするのが毒まんじゅうなのか でも▲同飛でしたね」

ここで、よく質問するおじいちゃんのカガワさんが、絶妙の質問をした
カガワさん「本譜は△4三銀でしたけど、そこで△4二桂はなかったですかね」
井上「△4二桂!ようそんな手が見えますね!そうか、そのほうが良かった? このほうが優ってたと思いますね!」
結局、終局後の検討で、再びここを検討して、▲6六角という筋でやっぱり羽生良し、という結論が出ましたけど、カガワさん、実にするどい指摘でした

郷田の△1九角成という手があったが、これがどうにも感触の悪い手で、これがはっきり敗着、という結論だった
郷田の馬が遊び、羽生の攻めが続くかっこうとなった

井上「郷田さんの勝ち目としては、羽生が取った飛車を▲8二飛と打つしかないです」
▲8二飛なら、郷田の1九の馬が利いていて、タダですもんね(^^;

井上「ぶっちゃけ、▲6一角を見て、郷田さんが・・・・・・ トイレに立ちました」
お客(笑)
井上「いやいや(^^; ▲6一角を見て、郷田さんが投了しました!」

井上「ちょっと、この将棋は郷田さんは粘りを欠きましたね △1九角成はどうなんですかね、予定変更かな、角は引き成るほうが難しかったと思います」

井上「郷田さんは相手の得意を正面から受けるのが棋風なんで・・・ 変化技に出たのがどうだったか 
郷田さんは当初は攻め合う予定だったはずですが、攻めが間に合わなくなりましたね
相矢倉の後手番は、専守防衛じゃないと、やはり戦えない感じです」

私「▲4六歩で、△7二飛を強要したのが羽生の勝因でしょうか?」
井上「そうですね、あれは大きかったですね △7二飛が位置が悪く、最後まで狙われることになりました」

井上「号外が出てますね、『羽生名人が防衛』! でも、最近の郷田さんの充実ぶりはすごいんでね、来期も挑戦者候補ですよ」

終局が早かったため、井上先生、対局が終わってから20分くらい雑談してくれた
井上「この一番、さすが羽生さん、勝ちましたね これでほっと、一段落、というところでしょう」
お客「やっぱり、名人戦は他の棋戦とは価値が違いますよね」
井上「いや~、それは僕の口からは言えません(^^;」
最後に自分はもう一度、「NHK杯、がんばってください!」と声をかけました
収録はまだやっていないようでしたので(^^;

帰り際、出口で係の人が、号外の紙面を配ってくれました (終わり)

ちなみに、今回はこぼれ話はナシです もうあったこと全部、書いちゃったので(^^;
さて、61手目が次の一手クイズになった 候補手が4つ上げられた
井上「何か、候補手以外にも他の手も考えられますか?」
お客「▲1六歩」
井上「強すぎるわ、それは!(笑)」

井上「何手でどっちが勝つかも、予想して書いてください
羽生が勝つなら奇数手、郷田が勝ちなら偶数手ですね それは絶対ですね」
私「二歩で負けっていうこともありますよね」
お客「(笑)名人戦やで、二歩はないやろ(笑)」
井上「あ~、それがあったか!そんな変なこと書く人おるかな、おりそうやな(笑)」

休憩になり、さきほど△1五角を指摘した子供と通路で会った
子供「あ~、2手前まではBSを見て知ってたのに~」
もうあと2手先まで知っていたら、次の一手クイズに、絶対正解できたのに、という意味だ
私「それは反則やで(^^;」
子供「反則ちゃうで」
もう、この子は手がつけられませんね(^^; この子は小4で大阪代表になった例の子です

休憩再開後、正解が発表になった 4種類の候補手があった
井上「▲4四銀成が正解です!内わけは、▲3三歩が66人、▲4四銀成が14人、▲6一角が13人、▲6六角が17人 他の手は10名ほどですね」
自分は、うかつにも▲6六角にしてしまった この手は、△5五歩で意味がない
後手の1九の馬の存在を完全にうっかりしていた(^^;

賞品に、扇子などが当たった
井上「賞品には、僕の扇子もありますよ 販売課でも売ってますよ 僕の扇子、1890円!高いな~ 僕やったら、買いません」
お客、爆笑

井上「僕の扇子の揮毫(きごう)、僕も意味はわからんのですわ(笑)」
これはホントかどうかわからない(^^; ちなみに、なんていう揮毫だったか、メモできませんでした
井上「僕の奥さんが太極拳やっててね そこから取ったんです」

井上「賞品、あと2つ足らんのか、何かないの?何か持ってきてよ」
係の人「じゃあ、これで」
井上「渡辺と羽生の、竜王戦扇子!在庫処分やね」
お客(笑)

そして、マジカルエミちゃんがクイズを当てて、賞品をゲットした
井上「エミちゃん、また当たった!よ~当てるな~」
エミちゃん、井上先生のサインをもらっていった
井上「おお、男気か女気かわからんけど、ありますなあ」
エミちゃん「乙女心(おとめごころ)です」

抽選で先に呼ばれた人から、賞品をもらっていくシステムだったが、その後、羽生扇子よりも、井上扇子をもらっていく人が続出、
井上「羽生さんの扇子は推定一万本くらい出回ってますんでね(笑)」

賞品をもらう際に、井上さんに、声をかけたお客がいた「来期の名人に・・・」
井上「来期の名人、という声がありましたが、何か力ない言葉で(^^;」
お客(笑)  (その4につづく)
井上「郷田、△5二金右に81分も考えましたかあ」
お客「(そんな手は)僕なんか3秒で指しますよ」
井上「それは、お父さん(その発言した客)のほうが強い、ということですよ(笑)」

井上「郷田が相矢倉にせず、変化した理由として考えられるのは、羽生ががっちり矢倉に組んだら、なかなか負けない、というイメージがあるんですよ」

井上「羽生と郷田はこれが60局目、スコアは羽生39勝、郷田20勝、ダブルスコアですね
僕は実は、羽生に5-3で勝ち越していたときがあったんですよ 
でも、それから何連敗したかなあ 8連敗か9連敗くらいしてます(^^;」

井上「今日は色々、データを調べてきたんです あれ?メモはどこ行ったかな」
ポケットをあちこちまさぐる井上先生
お客「センセ、安物の手品師みたいでっせ」
うまい例えです、これには自分は笑いました

井上「あ、メモがありました(^^; 郷田は今日がプロになって1000局目らしいです 羽生は1478局目」
ここで郷田と羽生の通算戦績を井上先生が言ったのだが、その勝率を即座に計算して答えたお客がいた すげーわ
(資料を見ていたわけでなく、ホントに頭の中で瞬時に計算していたっぽい)

さて、将棋の内容だ(^^;
井上「▲4六歩は色々検討してみた結果、絶賛の一手ということです
郷田はこの手に対して、109分考えました 109分と言えば、1時間49分!
このくらいの計算は僕でもすぐできます(笑)」

そして、序盤から長考の連続なので、時間を何分使ったか、を一手一手言うことになった井上先生
井上「あー、この棋譜はダメですね~ 時間がここまでしか書いてない」
お客「先生、次の△5三角、54分です」
そして、そのお客が、対局者が何分使ったか、一手一手言うことになった
ついには、井上先生、お客の持っていた消費時間の書いた新聞を受け取るハメに(笑)

井上「いや~、昔は解説者だけじゃなく、アシスタントがおったんやけどねえ 
今はもう一人でやれ、ということでね 経費削減やねえ」
お客「小泉改革が悪いんや」
・・・なんでそこに話が行きますかね(^^;

さて、手が進み、先手が後手の銀に当てた▲6五歩は
井上「うまい手が出ました!男やったら、△同銀と取りたいんやけど、これは後手があきませんね」
▲3七桂と跳ねた手に、
井上「△3六歩は成立しませんね と金ができますけど、やや弱いです
飛車がいったん逃げておいて、先手充分」

△4四銀、と郷田が自ら銀をぶつけた手が出て、思わず自分は声を上げた
私「ええっ?」
井上「今、『えっ』と言われた人は、感覚がいいですよ」
間接的に、ちょっと誉められた(^^;

井上「羽生の▲5三銀で決まったか、と思いきや、△4三銀で容易じゃない
羽生の玉形が弱いのがポイント」

井上「さて、次の手は絶対当たりませんよ」
いつもよく発言する子供「△1五角やろ」
井上「こんな手は知らんとわからんはずです(笑)」
その子、例によってBSの放送を見ていたとのこと(^^;
井上「この△1五角は意味がわからんなあ」
お客「飛車取りでしょ(笑)」
井上「そうですね(笑)」

さて、61手目が次の一手クイズになった (その3につづく)
PM5時30分、開場と同時に、お客が10人ほど列を作っていた
さすが名人戦第7局だ
自分も早めに来たので、よかった おかげで見やすい前のほうの席を確保できた
最終的に、お客の数は120人ほどだった(次の一手クイズの合計数からわかった)
もう、となりの道場とのカーテンを開けて、席を増設する満席になった

マジカルエミちゃんもきていた 目にもまぶしいくらいのピンク色の、フリフリのワンピースだ
頭にもバンダナみたいなピンクのかざりを着けている
せっかくなので、話し掛けてみた
私「今日はオシャレですね」
エミちゃん「最終戦ってことで・・・ ピンクが大好きなので」
持っている携帯もピンクですね(^^;

よく質問するおじいちゃんの、カガワさんが自分のとなりに座った
せっかくなので、話し掛けてみた
私「第2局、解説会に来られませんでしたね、福崎さんが心配してましたよ」
カガワさん「脳梗塞で入院しとったんや」
ひえー、シャレになりませんね(^^; 
でも、カガワさん、本局で、井上先生も感心する手を指摘しましたね

さて、PM6時、井上先生登場 拍手が起きる
マイクの電源が入らず、井上「幸先悪いなあ(笑)」
第7局の解説が始まるかと思いきや、お客から掛け声が飛んだ
お客「A級、おめでとうございます!」
みんな拍手「パチパチパチパチ!」
井上「喜んでる間もなく、一回戦負けました!(笑)」
そこから、A級初戦の井上vs三浦の部分解説が始まった(^^;
井上「優勢な将棋やったのに、歩を打ち損ねてねー もうねー」 

井上「今日は、次の一手クイズに加えて、勝者と投了の手数を当てるクイズも出しましょう!」
みんな拍手「パチパチパチパチ」
そのとき、パタパタ会場に入ってきて、エミちゃんが自己紹介した「あ、マジカルエミです!」
井上「もうわかってます(笑) 初めて見る人は、びっくりすると思いますけど、そのうち慣れます(笑)」
注:マジカルエミちゃんは、常連で、オカマの人(^^;

井上「羽生、郷田、どっちの応援か、聞いていいですかね」
手を上げた人は、どちらも同数くらいだった

雑談が続いていたので、自分も声を掛けた
私「次のNHK杯、がんばってください!」
井上「あ、ども!次、羽生でね~ 僕の同期に、長沼というのがおるんやけど、大した棋士でもなかったんですけど(笑)、羽生に勝ってねえ 扱いがえらい変わったらしいです」
お客「ギャラも上がったそうですよ」
なんでそんなことまで知っている客がいるんでしょう(^^;

さて、開始15分くらいこういうやりとりが続いて、ようやく棋譜の解説開始だ (その2に続く)
ハッシー、負けた・・・orz ああああ

今日は、ブログはこれだけ
明日の名人戦第7局の解説会に、体力を温存しておきます
(解説者は井上八段)
村田顕弘四段vs近藤正和六段  NHK杯 1回戦
解説 中田功

関西若手四天王の一人、村田顕弘(あきひろ)登場
他の四天王は、豊島、稲葉、糸谷だ
ちなみに同姓で、村田智弘(ともひろ)五段というのがいるので、ややこしい

解説のコーヤン「村田は成績優秀のため予選免除なので、強いに決まってますので、楽しみ
 近藤は最近絶好調で、調子にのるとすごいパワーを発揮する」とのこと

先手村田で居飛車、後手コンちゃんのゴキゲン中飛車
角交換で村田が6筋の位取りだ 
対して、コンちゃんは△7二金、△6二銀型の、「金美濃」という囲いに構えた
この日のコンちゃん、バシッ!と駒を打ち付けるシーンが何度か見られ、
指し手から気合いが感じられた 

5筋を▲5八歩と受けさせ、序盤にポイントを奪ったコンちゃん、
その後の△3五角打ち~△4四角っていうのは、並みの発想ではないなあ
これがもう勝因だろう
局後、コンちゃん「何か相手から動いてもらおうと思った」

△4四角で角がぶつかったが、角を渡すと、5筋も薄くなるし、
後手から馬作りの手が出来てしまうので、仕方なく村田は飛車角交換の勝負に出た
しかし、後手からの飛車の打ち込みがめちゃめちゃ厳しい手になった
△6九飛と打ち込んだときのコンちゃんの手、ビシッ!としなっていたね

村田も端角を打つ勝負手を指したが、届かなかった
この一局、近藤の快勝と思う
コーヤンの言うとうり、最近は近藤の調子がいいんだろう、と終始感じた一局になった

近藤は、2004年度 勝率第一位賞 37勝8敗 0.822 という成績を残している
調子に乗ったコンちゃん、活躍が楽しみだ
村田顕弘のほうは、今回は近藤の前に力がいまいち見せられなかった
これはもう仕方ないね 今後何か、いいニックネームが欲しいところだね

コーヤンの解説は、さすがに対抗形は手がよく見えていて、わかりやすかった

<今週のやっぴー>
淡いクリーム色?のスーツ、襟が広くて紫色でオシャレ 
でも、最近暑いので、もうちょっと薄着の姿を期待してしまった 服装B
ピーコでもあるまいし、ファッションチェックなんか始めるんじゃなかった度 ★★★★☆
第17期 銀河戦
本戦Dブロック 10回戦
高橋道雄九段 vs 山崎隆之七段
対局日: 2009年4月15日
解説:豊川孝弘七段
聞き手:鈴木環那女流初段
記録:野田澤彩乃女流1級

20年度の成績は、山崎26勝18敗 高橋24勝15敗 2人の対戦成績は1-1のイーブン
このDブロックは、なんと一番下の大野の2連勝が最高で、山崎はこれに勝てば
決勝トーナメント進出の大一番

解説の豊川「山崎は先手では居飛車が多く、後手では色々な戦型を指す
 高橋は重厚な居飛車党の本格派、矢倉が得意、横歩取りも指す」
先手が山崎だったので、事前の戦型予想で
豊川が「山崎の初手▲2六歩から横歩取りになるんじゃないか」と言ったら、
そのとおりになった

△8五飛戦法になるかと思いきや、山崎が19手目に▲5六飛と変化した
この飛車は定跡では▲2六飛と回るところだ
豊川「新定跡が見られるかもしれない」
がぜん、楽しみになってきた

が、しかし、高橋が冷静に対応、山崎の飛車がやや窮屈になることになってしまった
局後、山崎「序盤、ひどかった」
豊川によると、高橋は昔、10秒将棋をよく指していて、「10秒将棋の鬼」と呼ばれていたそうだ

山崎陣が壁形となった瞬間、高橋、突如9筋からいきなり仕掛けた!
角頭に歩を垂らされ、豊川「これは決まったか?」
うわ、もう決まってる?部分的な攻めだけに、受けがなさそう、と思って見ていると、
山崎は香を▲9六香と浮く、考えにくい受け!これでギリギリ凌いだ
ふうー しかし、大きな歩の拠点が角頭に残ることになった

高橋は飛車をぶつけたり、銀を出たり、なんだか次々にパンチを繰り出してくる
今日の高橋は強い・・・ 山崎、ピンチ!

ポイントを稼いだ高橋、その後、自陣を固めだした 緩急自在だ
豊川「第二次駒組みになりました」
対局姿を見ると、両者ものすごく気合いが入っているように見える
状況は高橋有利だ ただ、時間が山崎残り4回、高橋0回になった
これが頼みの綱だ・・・

いよいよ本格的に駒がぶつかり、
豊川「高橋の攻めを山崎が受け切れるか、ギリギリですね」
しかし、高橋陣はガッチガチだし、攻めの手段も多そう、山崎、ここまでか・・・!

竜を自陣に引き上げて粘る山崎だが、つなぎ桂の攻めが来た、これは決め手か!?
と思ったら、山崎は桂を取らずに竜をかわした!
自分は、1回は桂を取ることしか考えられなかった
豊川「山崎は歩を渡したくないんですね」
そうか、桂を1枚取ると、相手に歩を1枚渡すことになってしまうのか!目からウロコだった

高橋の攻めが切れ模様になり、豊川「形勢は山崎持ち」
カンナちゃんも「普段は表情を変えない高橋先生がやや苦しそうな表情」
よし、やった、山崎、逆転模様!

局面は駒の交換で、高橋の持ち駒も増えてきた
山崎、優勢とはいえ、ゆっくりもしていられない 手が広く、どうするのか
豊川「次の山崎の手、見ものですね」
その瞬間、山崎の▲9七角の遠見の角がキター!!
この手は、自分は見ていて、「おおーっ!」と叫んでしまった
こんな発想は普通は出来ない、これぞ、山崎の真骨頂の一手!!
よっしゃ、山崎ナイス、これで勝ちはもらったぜ!

山崎は玉も早逃げして万全、と思いきや、なんと高橋はこの早逃げを逆用、
王手飛車取り狙いの歩成が出たー!! げえっ!
豊川「この筋は山崎はうっかり、見えてなかったでしょう、頭に血が上って対応できるかどうか」
が、しかし、山崎は冷静に玉を逃げ、なんとか事無きを得た
高橋の最後の勝負手の角打ちにも、冷静に歩打ちで対応した

そして、ついに山崎、この大熱戦を見事に勝ち切った!
やったあ、山崎、苦しい将棋を力で逆転勝ち!!
自分は思わず拍手していたね、パチパチパチパチ!!

いや~、ホントに、両者の力の入り具合がこっちまで伝わってきて、
今期銀河戦屈指の大熱戦だった
中盤あたりでは、もう高橋に完全に押し切られるかと思ったよ
実際、感想戦での中盤の検討では、高橋が有利を保つ変化が色々とあったとのこと

しかし、自分的に、こんなに盛り上がった勝負は今までめったになかったね
何しろ、自分は山崎さんに思いっきり肩入れして、山崎さんを応援して見ていたからね
先日の名人戦の解説会のことがあったから(^^;

豊川「高橋は歩切れに泣いた」
あのつなぎ桂を、取らなかったのが良かったんだね 取れば歩を渡すことになっていたからね

高橋さん強かったよ、A級に上がっただけのことはあるね
よーし、山崎、これで決勝トーナメント進出決定、さあ、一気に銀河戦優勝だ!!
<第54話>
(場面変わって、内村の対局)
対戦相手「負けました・・・」
内村「・・・・・・ ・・・・え?」
対戦相手「負けました!!」
内村「あ・・・ はい・・・」

内村さん、自分が勝ったことが信じられず、相手に聞き返してしまいました(^^;

(呆然とし、思わず空を見上げた)
内村“勝った・・・ 私でも勝てるんだ・・・”

トテトテトテ
(初勝利の喜びを誰かに伝えたくて、走る内村)

トテトテと走る内村さん、かわいいです

内村「あ 先輩!! 私・・・」
(飛鳥田を見つけたが、冴えない顔をしている飛鳥田を見て、フリーズした)
内村「・・・先輩残念でしたね 大差負けで」
飛鳥田「まだ指してるよ(^^; 勝ったほうが係に申告しに行くんだよ おめでとう初勝利」
内村「あ ハーイ」

飛鳥田“そうだ まだ指してるんだ 粘れ!!粘れ!!
 粘って相手の全部を引き出せ!! バカにされてもいい!!”
ピシィ パン
美形「・・・・・・」
飛鳥田「・・・」
(飛鳥田、ついに局面を一手違いに持ち込んだ 初めて真剣に考え込む美形) 
ぞくっ
(美形から発せられるオーラに、緊張が走る)
飛鳥田“・・・? 手が汗ばんで・・・”

(美形が指そうとした、その瞬間)
馬島の対戦相手「なんだ お前!! そのピコピコやってんのは!?」
対局者たち「なに?」「なんだ?」「なんだ?」
馬島の対戦相手「審判!! 審判!!」
飛鳥田「ああっ!!」
(また対局を中座することになった飛鳥田)

審判「なんでゲーム機なんか 持ち込んでるんですか!!」
飛鳥田「あ・・・あああ」
馬島「なんだよ 使わなきゃいいんだろ 使わなきゃ」
飛鳥田「馬島く~ん」
(みんなザワつき、大問題になった)

ゲーム機を使っていた馬島君、これが高校の公式戦なら、出場停止処分にもなりかねませんね
馬島君、もう問題児を通り越して、危険人物です

(やっと戻ってきた飛鳥田)
飛鳥田「す・・・すいませんでした」
美形「・・・・・・」
(美形が下を向いて少し間があった後、飛鳥田をにらんだ 思わずのけぞる飛鳥田)
ギクッ
飛鳥田“来る!!”

<第55話>
ファイル名:鷹洋の美形vs飛鳥田.kif
後手:飛鳥田
後手の持駒:金 銀 香 歩五 
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・ ・ ・ ・ ・ と ・|一
| ・ ・ ・ ・ ・ ・v金 ・ ・|二
| ・ ・ ・v歩v銀 ・v玉v歩 ・|三
| ・ ・v歩 ・v歩v歩v金 ・ 飛|四
|v歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 歩 ・|五
| ・ ・v全 歩 歩 歩 ・ ・ ・|六
| 歩 龍 ・ ・ ・ ・vと ・ ・|七
| 玉 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|八
| 香 桂v角 ・ ・ ・ ・ ・ ・|九
+---------------------------+
先手の持駒:角 金 銀 桂二 香 
先手:鷹洋の美形

*(図は△7六銀成まで)
*飛鳥田“来る・・・!でもどうやって・・・”
▲3四飛
*バキィッ!
*飛鳥田“!”
△同 玉
*飛鳥田“取る一手に・・・”
▲6一角 △4三銀 ▲3五金
*飛鳥田“これは・・・”
△同 玉 ▲3七龍 △2五玉 ▲2六金 △2四玉 ▲2五銀
*飛鳥田“あ あっという間に もっていかれた・・・”
*飛鳥田「負けました・・・」
まで11手で先手の勝ち

(何事もなかったような涼しい顔の美形)
飛鳥田“これが全国レベル・・・ めちゃめちゃ遠い・・・”

飛鳥田「あ・・・ あの・・・ 西風ヶ丘高校将棋部 部長の飛鳥田です えーと あの・・・」
美形「・・・・・・」
ふいっ
(無視され、背を向けられてしまった)
飛鳥田“あらー 名乗ってもらえない・・・ 仕方ないかぁ 何度も中座する無作法してるし
 何よりレベルが違いすぎて ふぅー・・・”

馬島君のせいで、何度も対局が中断させられてしまいましたからね

飛鳥田「あ ほかの子たち!」
『角野1勝 馬島反則負けのあと・・・』
飛鳥田「馬島くん 帰っちゃったの!? 止めなかったの?」
角野「いーんじゃねーの? 個人戦だし」
飛鳥田“ああ・・・ 鷹洋がとか 全国だとか言う前に 県予選に出られるんかしら・・・”

『鳥山・内村 対外試合 初勝利のあと それぞれ負ける』
内村「くやしい~ 部活で負けても こんなに悔しくないのに~」
鳥山「私は悔しさより お腹痛いのが 気になって・・・」

『そして ──成田2勝』
飛鳥田“女子は成績上位者が 決勝トーナメントに出られるから・・・ もしかしたら”

(少し離れたところで、ストレッチする女の子の姿があった)
タラコくちびるの元気そうな女の子「ん・・・ そろそろ 3回戦かな?」

またも新キャラ登場、この女の子は、いったい?(つづく)
第17期 銀河戦
本戦Cブロック 10回戦
藤井 猛九段 vs 橋本崇載七段
対局日: 2009年4月2日
解説:阿久津主税七段
聞き手:貞升 南女流1級
記録:井道千尋女流初段

20年度の成績は、ハッシー28勝18敗、藤井17勝17敗 2人の対戦成績は藤井の1-0

解説の阿久津「ハッシーは居飛車を中心として色んな戦型を指す、
 藤井は言わずと知れた振り飛車党の大家、最近は居飛車も指し作戦の幅が広がった」とのこと

ハッシーは服は青系のスーツで地味だが、髪の毛は長髪ぎみで、
黒と茶が組み合わさったように染めてあり、頭にソース焼きそばが乗っかったような髪型だ
NHKで講座をやっているので、もうお馴染みだ
藤井はいつものとおり黒のスーツ、これももう定番だね

先手ハッシーで、▲居飛車穴熊模様vs△藤井システムになった
阿久津「ノーマルな後手番藤井システムは、最近かなりめずらしい」とのこと
序盤の藤井システムの解説は、阿久津はさすがに強豪、わかりやすく説明してくれた

序盤から両者の指し手が止まらずどんどん進み、
角交換から、ハッシーの桂得vs藤井は竜を作る、という展開
阿久津「どちらも自信をもって指しているんでしょうね」
ただ、藤井のほうが徐々に時間を使うことになった
阿久津によると、「ハッシーは堂々とした指し回し、藤井は玉が薄いので
 ギリギリでやりくりしている感じ」

考慮時間もハッシー10回vs藤井4回、その後ハッシー6回vs藤井0回になった
藤井が苦しそう、と思ってずっと見ていたのだが、藤井は竜を作って自陣に引き上げる、という
手渡し作戦にでた これが抜群に効果的で、先手からの攻め方がわからない
ハッシーは大長考、考慮時間を一気に5回も使い、残り1回まで減ってしまった

ハッシーがどうするのか、解説の阿久津も、見ていた自分も全くわからなかった
ここでハッシーが出した答えは、「歩を打って藤井の竜に当てて、わざと竜を中央に呼び込んで、
角取りになってしまうが角の下に歩を打って我慢する」という手渡しだった
こんどは逆に、ハッシーが藤井に手を渡したわけだ

この意味のわからない手順の手渡しが、藤井の混乱を呼んだ
もう時間が無かった藤井、秒を9まで読まれて、自陣桂を打ったが、これが敗着となった
なんとこの桂を打ったがため、藤井の竜が盤面中央で死ぬハメに!

局後、藤井「桂打ちで自殺しちゃった」とのコメント
阿久津と藤井「竜を中央に呼び込んでの手渡しが実戦的ないい手だったね」
あとは、ハッシーが的確に寄せ勝った

阿久津は対局中の解説で、「藤井の桂打ちを誘ってたのかも」と言っていたが、
さすがにそれはどうだったんだろうか ただ、ハッシーが考慮時間を5回も使って出した答えなので、
もしかしたら、本当に桂打ちを誘ってたのかもしれない・・・
だとすれば、ハッシーはすごすぎるが(^^;

この一局のキーワードは、「相手の悪手を誘う手渡し」だった

とにかく、ハッシー、勝負術のうまさを見せて、難局を快勝した
今、見ていてハッシーは調子がいい気がする
王位戦の白組で優勝したハッシー、
紅組で優勝した木村とのタイトル挑戦権を賭けた大一番が22日にある
それにぜひ勝って、深浦王位に挑戦してほしいものだ
ネットでざっと棋譜を見ただけですが、大熱戦だったようですね
矢内さん勝利、やったね

棋譜解説のコメントの中で見つけたんですが、
>矢内と親しく、ヤッピーの名づけ親と言われる竹部さゆり女流三段
こんな情報は、初めて知りました へえ~そうだったのか
さすが竹部さん、面白い愛称をつけたものですね

万が一、もし、矢内さんが山崎さんと結婚したら、山崎理絵子・・・ 
この場合でも愛称はヤッピーのままでいけますね
今週の「まるごと90分」のゲストは、木村八段でした
木村さんが王位戦リーグの一局を自戦解説してくれたので、44手目までですが、棋譜にまとめました
木村さんの受けの強さがいかんなく発揮された一局と思います
木村「大乱戦で、プロの将棋とは思えないめずらしい内容、楽しんでもらえれば、
 と思って選びました」とのこと

ファイル名:先崎vs木村 第50期王位戦.kif
開始日時:2009/05/13
持ち時間:各4時間
棋戦:第50期王位戦紅組リーグ
戦型:三間飛車
先手:先崎 学八段
後手:木村一基八段

▲7六歩
*(後手が木村 木村3連勝で迎えた第4局)
△3四歩 ▲1六歩
*めずらしい手というか、佐藤康光さんがたまにやりますね
△8四歩 ▲1五歩
*早めに1筋の位を取る、意欲的な手です
*次の手で、後手の前例はだいたい△8五歩だったんですけど、工夫しようというか、才能あるところを見せようと思ったんです
△5二金右
*こうやったんです これがとんでもない悪手で、苦戦を招く原因となりました
▲7五歩
*△5二金右の形には、三間飛車にすると戦いやすいんです 先崎さんは、そこを機敏につきました
△4二玉 ▲7八飛
*専門的には、すでに先手がポイントを稼いでいる気がします
*ここで後手から△8八角成~△4五角の筋は、▲5五角があって成立しません(ギズモ注:しかし、ここの局面ではその手はあったようです ▲5五角には△3三桂で難解なようです 番組では、△4二玉と△6二銀の手順を前後して間違えていたため、△8八角成~△4五角の筋は解説されずに過ぎてしまいました)
△6二銀 ▲7四歩
*もう後手がおかしい感じです
*△同歩は角交換から▲5五角で終わりです
△4四歩
*次に、▲7三歩成△同銀▲7四歩から、角交換して▲7三角と打ち込まれる順をふせぎました
▲7三歩成 △同 銀 ▲7四歩
*ここで△6四銀は、▲6六歩~▲6五歩がいやです
*△6四銀▲6六歩に△7二歩と打てば受かるんですけど、土下座したような手ですからね
△6二銀 ▲5五角
*こんな簡単に破られちゃいけないんですが・・・
△9二飛
*もう終わったか、という感じですけどね
▲7三歩成
*このあたりの気分は、大変よくなかったです
△同 銀 ▲同角成 △同 桂 ▲同飛成
*(ギズモ注:もしここで、8四に歩がいないと、△9五角があるので注意ですね)
△4五歩
*しかし、先手もこの角成が意外と受けにくいんです
*▲6六銀と使ってしまうのはもったいないですし、▲7七桂は△5五角打でたちまち逆転です
▲9八香
*これ、いい手です 9八で香を取らせると、馬の働きが悪くなります
△9九角成
*でも、しょうがないから成ったんです
▲7八銀
*この手では、▲8三銀と、飛車を取りにいく手も有力でした
△9四歩
*▲8三銀に対しての飛車の逃げ道を空けたんです
▲7一龍
*この手は、竜を一段目に利かせたことと、次に▲7五桂~▲8三桂成という筋を狙っているんです 歩を垂らすのと同じ、桂を垂らす狙いです (ギズモ注:この次の受けの一手、思いつきにくい手です)
△5一金引
*一段目を補強したのと、飛車を5二に逃げられるようにした手です △3三玉~△4二飛の狙いもあります
▲7七桂
*この手が、先手の敗着になったと思います 桂を働かせる狙いなんですけどね
*ここでは▲7五桂がよかったです それなら先手が良かったです 
*次の後手の一手が渋い手でした(ギズモ注:次の一手、解説後、木村が勝因と言った手です)
△6四歩
*桂を6五に跳ばせない手です ▲7七桂としてしまったため、7一の竜がいなくなったときに、△7六歩が生じたんです この▲7七桂と△6五歩の交換は、先手がだいぶ損で、流れが全然おかしくなりました
▲4八玉
*先手は動きようがないので、実戦的に囲ったわけです
△3二玉 ▲3八銀 △9八馬
*もう9二の飛車が追われても4二へ逃げれるので、ゆっくりした展開にもっていきました
▲3九玉 △9七馬 ▲2八玉
*先手はちょっとつらいんですが、我慢強いです
△4二銀 ▲7六桂
*次に▲8四桂と跳ねて、△9三飛に▲7二桂成となれば、ということです ▲8四桂△9三飛となれば、▲8五桂も生じますしね(ギズモ注:次の一手、木村の受けの決め手が出ます)
△6二角
*後手としては、▲8四桂と跳ばせてはいけません
*ここは徹底的に受けたほうがいいんです この局面、手も足も出させない、何もさせない、友達をなくすくらいの感覚で打ったほうがいいんです
▲8一龍
*縦に竜が逃げるのは、△7一香があります
△7五馬
*(ギズモ注:以下、後手は7六の桂を取り、この後は木村ペースで102手で木村の勝ちになりました 長くなるので省略します
*先崎の三間飛車にした構想、▲9八香の手筋、木村の△5九金引きの受け、△6四歩の受け、△6二角の受け、見どころたっぷりな一局と思いました)
まで44手で中断
今回のこぼれ話は、けっこう大ネタかもしれません
実は、自分は無謀にも、聞いてしまったんです、山崎さんに、矢内さんのことを・・・!

次の一手クイズの候補手を山崎さんが出し終わり、さあこれからいったん休憩、というときになった
今回の解説会、この質問をするなら、もうこのタイミングしかない、と事前から思っていた

自分は勇気をふりしぼって、言った
私「あの~、山崎先生、プライベートな質問になってしまうんですけど、矢内さんとの仲はどうなってますか」

山崎「それ、もう何年前の話ですか ものすごいプライベートな話ですね」
ああ、山崎さん、ちょっと声が大きい、怒らせちゃった?地雷だった?

しかし、ここから山崎さん、けっこう多弁になった
山崎「もう、すぐにフラれました」
山崎「仕事以外では、1メートル以内に近づいたこともないので」
山崎「がんばってもどうにかなるもんじゃないので」
山崎「相手は女王ですので」
山崎「(僕が)名人にでもなったら・・・」

ここで、前列の女性からも、この件に関して何か質問されたようだ
山崎「いまだに言われるんですよ、お好み焼き屋とかに行ったら、声をかけられて、将棋の話かな、と思ったらその話」

そして、私のほうを見て、
山崎「ホントにつきあってたら、どうするんですか」
山崎「相手にもされてないので、全然答えやすいです」

私は、すごい質問をしちゃってごめんなさい、とペコペコ頭を下げる仕草をして、もう謝るしかありませんでした
ただ、このやりとりを聞いていたまわりのお客さんたち、かなり笑って、受けてました
それには救われました

その後、お客のおっちゃんのひとりが、
私に「(矢内さんのことを話す山崎さん、恥ずかしそうに)顔、赤くなってたで」と言ってきました
私はペコペコ頭を下げていたので、山崎さんの顔を見る余裕なんてありませんでしたからね

単なるバカな一ファンのたわごとなんだから、軽く受け流してもおかしくないのに、
山崎さんからは、けっこう多くのコメントが返ってきました

これが、今回、いちかばちか、質問してみた結果です
「名人にでもなったら・・・」の続きは何なんでしょうか 気になります(^^;
(でも、この手の質問、リスクが高い諸刃の剣なので、素人にはオススメできないですね)
変化順の解説で、
山崎「ここで谷川先生が後手を寄せる順を指摘していましたよ こんな順はどうですか、と谷川先生はサラッと言うんですけどね それがすごい筋なんです この中で、どう谷川先生がどういう順で寄せたか、分かる人いますかね? 谷川先生と同じ感性をもっているとすればわかるでしょうけど・・・ まあいるわけないんですけど(^^;」
お客から色々な発言が出て、不正解が続いたあと、
お客の一人「▲7三桂やろ」
山崎「おお!正解!」
このお客はすごいね 敵陣のタダのところにいきなり桂馬を打つ順を指摘、正解していた
ただ、そのあとの読みまではさすがにできていなかったけどね

郷田の△9四桂で、次の一手クイズになった
山崎「この△9四桂は、控え室の脇さんによると、どう見ても悪手」とのこと
山崎さんは候補手を4つ出したが、その中で後手の馬筋を遮断する▲4六歩が正解だった
自分もこの手がどうみても最善と思った 当たった(^^)
というか、正解者は60人もいたわけだが(笑)

景品は12名に当たり、先に名前を呼ばれた人から好きな景品を選んでいく、というものだった
扇子と本があったが、2番目くらいの人が山崎さんの本をもらっていき、
山崎「僕の本をもらってくれてうれしいです、これが残ったらさびしいな~、と(^^;」

さて、山崎さんの解説の特徴として、お客から質問のあった変化全部に
駒を動かしながら答えていた これは親切とも言える ただ、一長一短な気がした
変化順と、本譜の区別がつきにくかった 口調も同じトーンで解説するので、今回はあまり本譜の順を正しく把握できなかった
それはちょっと残念だった

お客の中に一人、すごい子供がいた(まあ以前からいた、よく発言する子だが)
その子、今回はもう冴えまくり、ビシビシ手を指摘しまくっていた
あるときには山崎プロvs子供、の図式になり、子供の指摘した攻め筋に対し、山崎が受ける、という攻防がかなり続いた局面があった
そして、その子供の指摘した攻め筋を山崎は完全には受け切れず、結局有力だったというから恐ろしい
(実は、この子供、小学校4年にして、この前の子供名人戦の大阪代表になった子だ
徳田君という柔道が好きな子が優勝していたが、その徳田君にベスト16で負けていた)

山崎さんも、この子とは指したことがあるとのことで、知っているのだそうだ
あまりにその子が正確な手を何度も指摘するので、
山崎「たまには悪手も言っていいんだよ(^^;」というほどだった

最後の角捨てからの詰み筋も指摘、角はひとつ離して打ったほうが得だったので、
山崎「羽生先生に教えてあげてください(^^;」と、もうこの子、手がつけられなかったね
マジで、強いわ

さて、今回の将棋の内容だが、
山崎「序盤の駒組みは羽生が堂々と組み上げ有利に、中盤、少し攻め急いで難しくしたものの、終盤はギリギリを見切って攻め合いで勝ったという、羽生のいい将棋でした 郷田としても、悪いところからよく粘ったので、内容としては悪くない」とのことだった

終盤の詰むか詰まないか、はハラハラした 
かなり長手数の読みが必要な最終盤だったと思う しかし、そこは羽生、逃しはしなかった 
羽生が勝っているはずだったので、この詰みを逃していたら、ショックだっただろう
自分は羽生を応援していたからね
羽生を応援していた理由は、第7局の井上先生の解説会に行きたかったからだが(^^;
終盤の郷田の、取れる飛車を取らずに桂跳ねの勝負手、あれはさすがだった 魅せたね

でも、やっぱりちょっと、山崎さんは変化順の検討をいっぱいしたため、本譜の進行がわかりにくいところが残った 
BSの放送などでちゃんと確認しようと思う (終わり)
開場15分前から、席はかなり埋まりだした
最終的には、お客は100人近く居たんじゃないだろうか
もう満席の盛況だった

PM6時、山崎七段登場 拍手が起きる 司会者に紹介されたとき、山崎があいさつしたとき、
解説を始めるとき、この3回、それぞれ拍手が起き、山崎の人気が高いことがわかった(^^;

山崎「今日はたくさんのみなさんにお越しいただき、本当にうれしいですね
羽生ファンは、第7局にいってもらいたい、ということろですね」
山崎さん、黒のスーツだ あらためて近くでみると、背もけっこうあるし、イケメンでやっぱりいい男だ
(年鑑で調べたら、山崎は身長175cm、体重65㎏)

山崎「出だしを見て、今日は矢倉か、と思って、僕は矢倉は見る専門なので、困ったな、と思ってたんですけど(笑) 矢倉はやるとなると、全部の変化を知っておかなければいけないんで・・・ 何年か前、ちょっと矢倉の知識を仕入れたんで、やってみたんですが、 順位戦で浦野さんに右四間をやられてボロ負けして、それ以来、僕は矢倉はやらなくなりました
矢倉崩しの右四間もやられるとけっこうイヤで、それも矢倉をやらなくなった理由のひとつなんですよ」

山崎「陽動振り飛車は定跡があまりなくて、力将棋ですね」

山崎「当然の△6二玉に41分も使ったんですか、郷田先生は寝てたんじゃないですかね(笑)」
しかし、山崎さん、なぜ△6二玉に長考したのかも説明して、序盤から一手一手かなり高度な解説だ

経緯は忘れたが、阿部さんの話になった
山崎「阿部さんは八段でしたっけ?九段?」
今日も来ていたマジカルエミちゃん「八段です!」
山崎「そうですか(^^; 段は下がらないですからねえ 下がるようにしたらどうかな~、と思うんですけど、それを言うのは命がかかりますんで(笑)」

順位戦の話にもなった
山崎「僕がC級で若い頃は、10人くらい入れ替えてほしい、とおもっていたんですけど、自分の順位戦のクラスが上がるにつれて、それは思わなくなりました(笑) 前期のB1では、危なかったです(^^; もう落ちることを覚悟しました」

郷田さんと対局したときの印象も話してくれた
山崎「郷田さんは一本気な将棋なんですけど、郷田さんとの対局で、負け将棋になり、一手違いになるように首を差し出したことがあるんです そしたらノコギリでギコギコ切られて、あぜんとしたこともありました」

さて、中盤の入り口の変化の解説になり、自分は桂捨てからの豪快な大技を思いついたので、
質問してみた 7手一組くらいの手順だ
山崎「これは手が見えてますよ、お強いですね! 最近の成績はどうですか?」
と聞かれてしまった
私「いえ、観戦しているだけで・・・」と答えたものの、はっきりいって自分ほど将棋観戦をしている時間が多いヤツも、そうそういないだろうからね 手は見えても不思議じゃないよね(^^;
でもほめられたので、素直にうれしかった(^^)
ただ、自分が指摘した7手一組の順には、攻防の角打ちがあって、成立していなかった(笑)

中盤、羽生が7対3くらいで形勢良し、とのことだった
羽生だけ歩をたくさん持っていて、特に郷田からの攻めもなかったはず、とのこと
羽生がじっくり駒組みに行けば有利を保てたはずだが、羽生が攻めていったために、難しくなったんじゃないか、とのことだ
郷田は△3二飛~△2二飛、と細かく飛車を動かして、さすがにうまい、と思わせた
(その2につづく)  
山崎隆之七段vs遠山雄亮四段  NHK杯  1回戦
解説 行方尚史

解説の行方「山崎はNHK杯優勝経験もある関西のエース格で、個性的な将棋を指す
 遠山は振り飛車党で、勢いがつくと手がつけられない」とのこと

行方は相変わらず、もみあげが独特で、顔のほうに跳ね出した形状をしており、
「デビルマン」の不動明を連想させた 
不動明はこんな感じ↓ 飛鳥了のほうが似ているか?
http://www.bandaigames.channel.or.jp/list/devilman/chara.html

先手山崎で居飛車、後手の遠山はゴキゲンの対抗形
山崎は最初、舟囲いだったのだが、遠山が仕掛けを封じる△4四銀型にしたため、
山崎は居飛穴に組替え、遠山は銀冠という持久戦になった
相穴熊も考えられたのだが「ゴキゲン側は左の金が動かしにくいため、相穴にはしづらい」
というのを行方が解説してくれて、よかった なぜ相穴にならなかったかがよくわかった

駒組みがそろそろ終わりになってみると、
行方「山崎としてはこうなることを想定していたはずですけど、
いざなってみると思いのほか景色が悪い」とのこと
確かに、このままじっとしていると△9二香~△9一飛のスズメ刺しで、
もう居飛車側の作戦負けは明らかだ
どうするのか・・・と思って見ていると、タダで取られる歩を突く▲6五歩!
これはタダだけど、実際に△同桂とは取れない、行方も賞賛の一手だった
局後、遠山「いい手でしたね 指す手がわかんなくなっちゃった」とのこと
この▲6五歩が好手で、この対局最大のポイントだった

6筋から戦いがはじまり、遠山は飛車の下に金を上がる、という勝負手を指してきた
自分は、「あれ、しかし、これは角切りがあって、飛車が取れるんじゃ?」と思って見ていたら、
山崎はやっぱり角を切った!行方はこの手は全く見えておらず、「そうか」を連発、
ここは自分は行方を上回った(笑)

後は、山崎が最善は逃したようだが、順当に押し切った
実は、この一局、自分は金曜くらいまでの遠山のブログを読んでいて、
遠山が「日曜には私がNHK杯に出ます」ということをさかんに書いていたので、
あれ、もしかして山崎に勝ったのか、と思って見ていたのだった
でも逆転せず、遠山が負けてちょっと拍子抜け(^^;
(遠山さんのブログは、自分はよく見ている)

さて、序盤のまだ駒組み段階のとき、雑談になり、山崎の話になった
矢内「山崎七段はサッカー、野球、バドミントン、テニス、それにゴルフ、何でもやるんですよね」
と発言 おお、 矢内、山崎のことをよく知っているではないか、
それも楽しそうにしゃべっている これは矢内、山崎に脈アリか!と思ったのだが、その後、
矢内「遠山四段も私はずっと小さい頃から知っていて、大会の決勝で当たって負かされて~」とのこと
遠山のことにも詳しいんだね ドタッ

行方が「山崎さんは最近、顔が引き締まりましたよね 一時期ふっくらしていたんですけどね
 山崎さんは将棋も強くて、顔もいいという、将棋界ではまれな存在ですからね」
おお、行方、ナイスフォロー!と思いきや、
矢内「いえいえ、行方先生がその最初じゃないですか」
行方「僕はもうふっくらしちゃって」
矢内「(笑)そんな・・・」
もう~、せっかく行方が山崎を持ち上げているのに、
矢内、もっと山崎の話題に反応してくれてもいいのに!
誰とでも仲良くしゃべってしまう矢内、
なんとかして、矢内を山崎とくっつける方法はないのだろうか?

明日の名人戦の解説会、山崎さんが解説者なわけだけど、矢内さんのこと、
何か話してくれないものだろうか さすがに、こっちからそんなこと質問できないし(^^;

<今週のやっぴー>
今週はよく笑っていたように思う それにしても、矢内、山崎に気はないのかな~
山崎よ矢内をあきらめるな度 ★★★★★
黒のスーツで、無難にまとめていた ネックレスがワンポイントだね 服装B
第17期 銀河戦
本戦Bブロック 10回戦
鈴木大介八段 vs 小林裕士六段
対局日: 2009年4月17日
解説:北浜健介七段
聞き手:村田智穂女流初段
記録:井道千尋女流初段

20年度の成績は、大介19勝19敗 デカコバ(小林裕士)19勝11敗 
2人の対戦成績は2-2のイーブン

解説の北浜「大介はパワフルな振り飛車党、豪快なさばきで勝つ、見ていて気持ちいい将棋、
 デカコバは早指しで攻めっ気の強い居飛車党 早見え早指しどうしの一戦」とのこと

先手の大介が、早々に1筋を突き、▲7七角と上がった
5手目▲7七角戦法、後手番でいうところの4手目△3三角戦法だ
局後、大介「後手番でもこの戦法をやりたかった、最近これに凝っている」とのこと

角交換からの振り飛車vs居飛車の対抗形、力戦になった
デカコバがナナメ棒銀に出たのが機敏で好着想だったようで、なんだか8筋がモロに破れてしまった
大介は銀得したものの、と金を2枚も作られて、竜にも進入されてしまった
ええ、こんなんでいいの?と思って見ていたら、
大介も困ったようで、考慮時間がどんどんなくなっていく・・・
8筋の他に争点がないのだ 局後、大介「困ってました」とのことだった だめだこりゃ(^^;

北浜「振り飛車党の人だと、第一感、居飛車からのこういう攻めはありがたい、と思うはず」との
ことだったのだが、この将棋、8筋を破られて、振り飛車からは実際に手がない
居飛車側はあとは、と金を寄っていけばいいだけ、という展開、うーん、これは・・・

結局、大介はいちおう粘ったものの、デカコバに的確に対応され、そのまま押し切られた、
という内容だった あちゃー
最後の大介の角のタダ捨ての王手、さすがにこれはやけっぱち、という表現しかない ああ・・・orz
その後、デカコバの△3七銀不成の妙手が見れたけどね

感想戦では、大介はよくしゃべってくれて、対局中、大介がどういう考えだったのか、
とてもよくわかった 良く手が見えているね、感想戦は大介の勝ちだった

北浜は「デカコバのすばらしい内容でした」と言っていたけど、
自分的には、大介のいいところが見れなくて、残念な内容だった 
自分はこの対局、かなり期待していたのだ
大介はNHK杯で優勝したことのある早指しの強豪だからね

感想戦の最後に、大介「(デカコバが)こんなに強いとは思わなかったですよ」と言った(^^;
ちょっと、大介さん、デカコバは早指しが強いんだって(笑)
北浜も「デカコバはツボにハマッたときの切れ味は誰にも止められない」と言っていたしね

さて、両者の対局姿を比べて見たときに、デカコバはやっぱりデカかった 大介より一回りデカかった
小林裕士のこのデカコバという愛称、もう自分の中では定着している
<第53話>
(対戦相手の美形を見つめる飛鳥田)
飛鳥田“男の子かな 女の子かな 手つきしっかりしてて 強そうだから男の子?
 ウチ(西風)なら 成田さんなみの 美形だけど・・・”
(飛鳥田の視線に気付いた美形)
美形「何?」
飛鳥田「えっ あ・・・あの・・・ 高校生だよね どこの高校ですか?」

さすがに飛鳥田君、「男ですか、女ですか?」とは聞けませんでした(^^;

美形「横浜鷹洋(おうよう)学園高校」

またしても美形君のアップがきました!やっぱり塔矢アキラそっくりです(笑)
鷹洋とは、なんだか毛並みが良さそうな名前ですね

飛鳥田「えっ 鷹洋の・・・ 将棋部?」
美形「そうですよ」
飛鳥田“鷹洋って言えば 横浜の名門私立で 将棋部は団体がつねに 神奈川代表
 全国優勝も3回してる 強豪校だ!!”

飛鳥田君の説明、詳細です
このシーン、鷹洋高校の鷹(タカ)の羽根をかたどった金ピカのシンボルマークが
描かれていて、いかにも名門私立、という感じです

美形「君は? もしかして飛天高校?」
飛鳥田「(飛天と言えば)し・・・静岡の強豪の・・・ いえ・・・ ボクは西風ヶ丘高校」
美形「西風 西風・・・ ふぅうん・・・・・・」
(思い当たるふしがない美形)
飛鳥田「知られてないんだなぁ・・・(^^;」

このシーン、『西風ヶ丘高校の案内図』が描かれてあり、
『2人の現在地から、西風ヶ丘高校は徒歩で5分ほど』とあります(笑)

局面は、こんなふうに進んでいます(図は▲1七飛まで)

後手:飛鳥田
後手の持駒:なし
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・ ・ ・ ・ ・v桂v香|一
| ・v飛 ・ ・ ・ ・v金v玉 ・|二
| ・ ・v角v歩v銀v金v銀v歩v歩|三
|v歩 ・v歩 ・v歩v歩v歩 ・ ・|四
| ・v歩 ・ ・ ・ ・ ・ 歩 香|五
| ・ ・ 歩 歩 歩 銀 歩 ・ ・|六
| 歩 歩 銀 金 ・ 歩 桂 ・ 飛|七
| ・ 玉 金 角 ・ ・ ・ ・ ・|八
| 香 桂 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|九
+---------------------------+
先手:鷹洋の美形
先手の持駒:歩 

飛鳥田“すごい圧迫感だ・・・ 序盤で差はついていないハズなのに・・・
 今にもやられそうな・・・”
(少し離れた席にいる馬島が、モゾモゾとポケットに手を入れるのを発見した飛鳥田)
飛鳥田「あ ちょ ちょっと ごめんなさい」
(席を中座し、馬島のところへ行った飛鳥田)
飛鳥田「だめだよ 馬島くん ゲーム機は」
馬島「な なんでわかった?」
飛鳥田「バレバレだから」

馬島君、携帯ゲーム機でカンニングするところでした!

飛鳥田「失礼しました」
美形「いえ・・・」
飛鳥田“全国に行くなら 鷹洋に勝てないと”

局面進みました(図は△3七歩成まで)

後手:飛鳥田
後手の持駒:銀 桂 香 歩二 
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・ ・ ・ ・ ・v桂 ・|一
| ・v飛 ・ ・ ・ ・v金v玉 ・|二
| ・ ・v角v歩v銀 ・ ・v歩 ・|三
| ・ ・v歩 ・v歩v歩v金 ・ 飛|四
|v歩v歩 ・ ・ ・ ・ ・ 歩 ・|五
| ・ ・ 歩 歩 歩 ・ ・ ・ ・|六
| 歩 歩 銀 金 ・ 歩vと ・ ・|七
| ・ 玉 金 角 ・ ・ ・ ・ ・|八
| 香 桂 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|九
+---------------------------+
先手:鷹洋の美形
先手の持駒:銀 香 歩 

飛鳥田“しかし・・・ なんだかあっという間に ひどい形に・・・”
(そのとき、また馬島が変な仕草を・・・)
飛鳥田「あ ちょっとすいません」
(再び中座して馬島に注意して、帰ってきた飛鳥田)
飛鳥田「失礼しました」
美形「・・・・・・」
♪ピロン
(またまた馬島がゲーム機を!ずっこけた飛鳥田 またまた注意しに行くことに)
飛鳥田「ごめんなさい これで終わりにしますから」
美形「・・・・・・」

飛鳥田「失礼しました」
(美形の手が、高く上がった)
ヒュッ バギィッ!!
(大きな音に、まわりが振り向いた)
美形「集中しましょうよ 将棋に・・・」
飛鳥田「あ はい・・・」

美形君、ちょっと怒ってしまいました!

飛鳥田“オデコ ピンクになってら・・・ きれいな人ってのは 肌もきれいなのかな?
 でもたしかに・・・ 全国のレベルに触れるチャンスなんて めったにない! 集中しなきゃ!!”
(つづく)
第17期 銀河戦
本戦Aブロック 10回戦
行方尚史八段 vs 小倉久史七段
対局日: 2009年4月30日
解説:森下 卓九段
聞き手:山口恵梨子女流1級
記録:野田澤彩乃女流1級

20年度の成績は、小倉18勝15敗 行方18勝16敗 2人の対戦成績は2-2のイーブン

解説の森下「小倉は軽くさばく三間飛車党、行方は居飛車党の本格派」とのこと
先手小倉で、▲三間飛車+美濃vs△居飛車穴熊の戦型になった

この将棋、今期銀河戦で、屈指の愚局となってしまった
初めのほうは、解説の森下が毒舌ぎみだから、疑問手に対して厳しいコメントなのだろう、
と思って聞いていたのだが、途中から本当にグダグダの将棋になってしまった
とっくに終わっているはずだった将棋が、小倉が決めそこない延々続くことになり、
長くなった終盤、もう森下も、完全にあきれていた
聞き手の山口「(どっちが勝つかわからない)熱戦ですね」
森下「熱戦ですけどねえ・・・」

小倉必勝の場面から、小倉は決めに行かず受けに回り、ノータイム指しで疑問手を指し、
結局長手数になり、逆転してしまったという内容だった
森下「ひどい逆転負けをしてしまいましたね、こりゃ 
 (小倉さんは)悔やんでも悔やみきれない将棋になりました」
 
勝った行方のほうも、終盤はグダグダで、今打った歩をすぐ成り捨てて時間を稼ぐ、
と言う手を指してしまった
森下「これだけはプロとして恥ずかしい」

森下「う~~ん」「今の、意味のない手です」「雑な感じがします」「無造作ですね」などのコメントが
もうひっきりなしだった
しかし、森下の解説も、疑問の部分があった
91手目、森下「▲4一飛なら先手はっきり勝ちで、すぐ終了だった」
とのことだが、自分で91手目からコンピュータを使って検討してみた結果、
▲4一飛でも、全然簡単に先手勝ちではないとの結論に達した

とにかく、小倉としては、すでに4連勝していて決勝トーナメント入りが確定していたので、
はっきり言って、この対局はどうでもよかった感がありあり・・・

収穫は、初お目見えの、聞き手の山口恵梨子女流1級だ
森下「山口さんの師匠は堀口弘治七段ですよね」
山口「サイボーグ、サイボーグ」
森下「師匠に鍛えてもらいました?」
山口「サイボーグ」
森下「なんでサイボーグなのかわからないですけどね(^^;」

サイボーグとは、堀口弘治七段の愛称なのだが、3連呼したのには笑った
山口女流、かなり天然なようだ
まだ17歳、天然系の聞き手として今後に期待できる女流と思う
2009.06.11 今日は休み
今日はブログ休み
また風邪を引いたようで、頭が痛い

どうぶつしょうぎの改善すべきと思われる点については、
LPSAのほうにメールで送っておいた
どうぶつしょうぎが、LPSAから届いた 

お金を振り込んでから、約3週間で届いた
さっそく友人N相手に、指してみた
結論から言うと、自分的には「よく出来ているが、本将棋の入門ゲームの域は出ない」と
いうところだった

実は、先週の土曜に、Nに「こういうミニ将棋が最近話題になっている」と教えたところ、
Nは興味をもち、そばにあったふつうの将棋の駒と盤を使って、
「どうぶつしょうぎ」をやることになってしまったのだった それで、1時間半ほどやった(^^;
昨日、本物が来たので、本物を使って、またNと1時間半ほど指したわけだ

持ち時間は設定せず、昨日は7~8局指したら、Nのほうがよく勝った
局後の感想戦もやった Nのほうが局面をよく覚えていて、手順を再現してくれた
自分は手順の再現があいまいだった(^^;
どうも、自分は、のめりこめず「まあこんな手でいいか」と思って、いいかげんに指してしまう
負ける原因も、そこだね
Nは「本将棋もどうぶつしょうぎも、同じようにちゃんと考えて指すことができる」と言っていた
これは個人個人の適性の問題だろう

合計3時間ほど指して、実際に対局して感じたのは、以下の3つが重要なゲームと思った
・駒の利きを見落とさないこと
・数の攻めを理解すること
・ライオンを大事にすること
全部、本将棋で当たり前のことだね

技術的なことを書くと、
・ジャンケンで負けたほう(後手)が有利か?
 ヒヨコを遅かれ早かれ、取ることになるが、本将棋の角交換と同じで、
 取ったほうが一手損してしまう 先にヒヨコを取ることになりがちな先手が不利かも?
・ライオンを前に出す手は危険が多い
 相手の陣にライオンを入れれば勝ち、というトライルールがあるので、
 ライオンを前に出したかったのだが、それは悪手になりがちだった
 Nとの対局でトライルールで決まった勝負は、15回くらい中、1回しかなかった
・本将棋の技術はそこそこ役立つ
 ただし、当たり前だけど序盤の戦法とか定跡は全然役に立たない(^^;
 終盤の読みは役立つね それと、「必至」の概念が、意外と多く出てきた
・推測だが、チェスと同じく、強い人どうしだと、どちらからも危険な手を指さず、
 引き分け(千日手)になることが多くなるんじゃないか

これ、実力が低ければ低い人どうしが遊ぶほど、面白いんじゃないかな
決着がすぐつくし、逆転も多いだろう
(本将棋だと、両者の実力が低くても、すぐ決着がつくとは限らない
王手しまくって、捕まらず、グダグダになることがあるから)
自分とNは、本将棋もそこそこ指せるので、一度差がついたら、もう逆転は無理、という内容だった

あと、可能性としては、人と人(特に本将棋のルールの知らない初心者どうし)が対戦しているところを
見ているのが面白いかもしれない、というのがある
こればっかりは色んな人に試してもらわないとね
学校とかに持っていければいいんだけどなあ 
あいにく、学校も職場もどっちも自分にはないんで(^^;

今まで将棋に触れなかった、女の人や、小さい子供がどう思うか、が重要だ
そこがターゲット層だろうしね

さて、このどうぶつしょうぎ、本当に画期的と思うのだけど、
ここは変えたほうがいいと思われる点もある
以下、箇条書きにしてみた

<改善すべきと思われる点>
・盤を布地などの良いものにする
 今の盤は、上質紙だ これは破れるので、布や木などのものに変えたほうがいいだろう
 今のままだと紙なので、小学生などが外に持っていって遊んだら、もう一日で破れそう(^^; 
(透明のクリアファイルに入れると、サイズもピッタリでいい感じになった)

・盤面の位置を表す符号は、チェスと同じにすべき
 これは重要と思う どうぶつしょうぎの符号は、上から下に行くにしたがって、
 数字の1~4の番号が打たれてある これは変えたほうがいいと思う
 海外普及を考えるなら、チェスと同様に下から上へ1~4とすべきと思う すぐ慣れるはず
 (算数の世界でも、ふつう図面の数字は下から上へ大きくなるようになっている) 

・ゾウとキリンの背景の色を変えるべき
 ゾウとキリンの駒が、なぜか全く同じ薄紫色の背景だ 見分けがつきにくい
 これは再考すべきと思う

・ライオンの図柄を、上下がわかりやすいものにすべき
 ライオンが、上下対称のような形なので、先手のライオンなのか、後手のライオンなのか、
 やや見分けづらい 週刊将棋で図面として載っていたときも、わかりづらかった
 これは再考すべきと思う
 
・駒の名称を、カタカナ書きで統一すべき
 駒の名称を書くときに、ひらがなとカタカナ、両方がまだ混ぜこぜになっている
 「あそびかた」を書いた紙にも、「にわとり」と「ニワトリ」の両方が出てくる
 ひらがなよりも、カタカナのほうが文章の中で目立つので、カタカナのほうに統一すべきと思う

とりあえず、今はこんなところだ
誰か、このどうぶつしょうぎで遊んで見せてくれる将棋初心者の人、身近にいないだろうか
今のままだと、お盆休みで家族がそろうまで、プレーヤーがいないっぽい(^^;
<第52話>
『西湘将棋まつり
 5人のリーグ予選が男性は24あり、1位のみが決勝トーナメントに進む
 女性は8つのリーグ戦の上位2人がトーナメントへ行く
 懸賞のついた詰将棋や次の一手 プロによる指導対局もある 賑やかな催し物である』

注: 本誌連載では4人のリーグ戦ですが、飛鳥田君たちは4試合ずつしていることから、
 5人のリーグ戦だったことにさせてもらいました

(須藤というアマ女流名人が、北川女流プロに声をかけてきた)
須藤「北川先生!!」
北川「あれ 須藤さん アマ女流名人が参加?」
須藤「招待選手です 普通にリーグ戦やりますよ」
北川「名人2連覇おめでとう 須藤さんならこの大会 物足りないでしょう?」
須藤「それが・・・ 北川先生のダンナさんのお陰で 苦労しそうな気配なんですけど」
北川「ウチのダンナ?」
司会の人「参加者は席にお着き下さーい」
須藤「あ じゃあまた後で」

このシーンの須藤アマ女流名人のセリフの意味は、後でわかることになります

(リーグ表を見て、話す女子3人)
内村「私は第7リーグ 鳥山さんが1? 成田さんは?」
成田「4」
内村「バラバラだぁ 顔も見られないよォ 不安だぁ」
鳥山香「将棋盤 見られれば いいじゃない?」
内村「ああ 男子も遠いし  天然部長でも ハンパイケメンでも エロウマでも
 いればそれなりに 安心できるのよねぇ」
鳥山香「ほめてんの? けなしてんの?」

内村さんに言わせれば、飛鳥田君は「天然部長」、角野君は「ハンパイケメン」、
馬島君は「エロウマ」だそうです 角野君、一番ましですね 良かったですね(^^;

内村「こわいよォ やだよォ」
鳥山香“私も怖い 1勝もできずに終わったら どうしよう・・・
 でも成田さんは 平然としてる この人には負けたくない”

内村さんと鳥山さんは、将棋以前の問題のようです
何しろ、初めての試合ですからね

司会の人「みなさま 席に着かれましたか 開始の合図は当市市長です」
市長「第38回将棋まつり リーグ戦 用意 はじめ」
参加者たち「えっ?」「えっ?」「えっ?」「なんじゃこの街」

内村「お願いしま・・・」
バキッ バキッ バキ バキィッ 
内村“ひ・・・ プラ駒の音 一斉に鳴ると こわい・・・”
鳥山香“せめて 武藤先生がいてくれたら いいのに・・・”
(内村の相手が、初手を指した)
ビギィッ
内村“ウワッ 強そう!!”
鳥山香“胃が痛い~”
内村“こわいよォ こわいよォ”

この2人、ビビりまくりです(^^;

(駒を動かしていく内村)
内村“あれ・・・?”
ビシッ
内村“・・・・・・ ・・・・・・”
ピシィッ
内村“・・・・・・ 指せる!! 私 指せてる!!”

内村さん、指せてます!! どうしようもなく戦力外と思われた、内村さんが、指せてます!!

内村“この強そうな人を 相手にできる・・・ なんで? なんで? いつの間に・・・
 武藤先生や 先輩たちが ちゃんと鍛えてくれてたんだ”

このシーンの内村さん、目がマジになってます 
内村さん、自分より強い人と、毎日のように指せる環境でしたからね

『その頃の 天然部長は── 悩んでた』
(対局相手を見ている飛鳥田)
飛鳥田“男の子・・・? 女の子・・・?”

飛鳥田君の対局相手は、あの美形君です!(つづく)
北浜健介七段vs中川大輔七段  NHK杯 1回戦
解説 三浦弘行

解説の三浦「北浜はバリバリの攻め将棋、するどい寄せに定評がある
 中川は受け将棋、両者とも性格が将棋に出ている、相当一本気」とのことだ

先手北浜で、相掛かりの出だしから、持久戦になった
北浜は仕掛けることが出来ないし、中川は△3三桂と跳ねてあるので、角が使えない

自分は、北浜が9筋の位を2つ伸ばしているのが大きいんじゃないか、最後にどう影響するか、
と思ってい見ていた
中川のほうから積極的に仕掛け、三浦はずっと「中川良し」との解説だった
三浦が言うんだから、自分は「そうなんだろうな」と思っていた

強気に攻勢を続けていた中川、好調な攻めなのか?
しかし!なんと中川の成桂が、王手成桂取りの飛車打ちで、抜かれてしまったではないか!
これはおかしいんでは?事実、中川の攻めが完全に切れ、一気に北浜が勝勢に!
局後、中川「いやー、成桂を抜かれるのをうっかりしたなあ」
やっぱりそうか、この一言には自分はズッコケてしまった ドタッ

その一つ前の手順で、中川は北浜の馬の位置を変える飛車引きをしており、
もう飛車は捨ててもいい、飛車の問題は終わったと勘違いしたのだった
中川「飛車を内側から打たれるのをうっかりした」
しかし、プロがこの飛車打ちをうっかりするかな~(^^;
北浜のほうには、攻め合う順はなく、受けることしか考えていないわけだからね

三浦の解説は、中盤まではわかりやすかったんだけど、終盤、手がバタバタと進んだために、
わからないところもあった まあしょうがないか
三浦自身、「(中川さんは)もう少し考えたほうが良かったですかね 時間がありましたから」と
言っていた 全くそのとおりだと思った
中川は成桂を抜かれてから考慮時間を使ったが、もう時すでに遅しだったね

途中、三浦が矢内に「女王様」と言う場面があり、面白かった
三浦「こういうときは、受かりますね」
矢内「どう受かるんですか?」
三浦「じゃあ、あの、女王様(やって下さい)」
ここ、聞き取りにくかったけど、音声のボリュームを上げたら、
三浦は「女王様」としっかり言っていた(笑)

中川といえば、2年前のNHK杯での、対羽生戦での、大逆転負けが有名だ
解説の一二三が、思わず「ひゃー」と叫んだ一局だ
あれも、中川は自信満々の手つきで指していて、羽生に大逆転負けを喰らったのだった
今回の一局を見ると、あの対羽生戦の逆転は、偶然ではなかったということか
「優勢から自信満々の手つきで指して、逆転負けを喰らう棋風」ということで、
中川には、「ズッコケ流」というネーミングがふさわしいんではないか

とにかくこの一局は、王手成桂取りの飛車打ちをうっかりした中川、ポイントはそれに尽きる
トッププロレベルで、このミスはやってはいけないね(^^;

<今週のやっぴー>
矢内が聞き手なんで、三浦はもっと緊張するかと思ったら、そうでもなかった
緊張するのはテレビを見ている自分なんだね(^^; 
矢内が三浦に与えていたプレッシャー ★★
薄緑の半そでのシャツで、涼しそうだった 美人が着ると、何色でも似合う 服装A
第17期 銀河戦
本戦Hブロック 9回戦
井上慶太八段 vs 野月浩貴七段
対局日: 2009年4月22日
解説:神谷広志七段
聞き手:高群佐知子女流三段
記録:渡辺弥生女流2級

20年度の成績は、野月13勝13敗、井上18勝17敗 2人の対戦成績は2-2のイーブン
解説の神谷「野月は居飛車党で攻め8分とも9分とも言われる攻め将棋、
 井上は居飛車党で攻めと受けのバランスが取れた棋風」とのこと

神谷「両者横歩取りが得意で、相当星を稼いでいる」とのこと
さらに、神谷「中座飛車で昔、荒稼ぎをしたのは、野月、井上、丸山」だそうだ

序盤早々、先手の野月が1筋の歩を突き、「先手だけど中座飛車をやりたい」としたのを
井上が端歩を受けたことにより、相横歩取りというめずらしい将棋になった
角を持ち合い、玉はお互いに中住まいの空中戦だ

両者同じような陣形で、神谷は「どう指していいかさっぱりわからない」を連発していた
神谷はこういう空中戦を苦手としているようだ
自分も空中戦は超苦手で、次の手が全然見えない展開が続いた
しかし、対局者はなるほど、という手を指して、均衡を保っている
さすが、横歩取りが得意どうしの一戦だ
この将棋は横歩取りに対する両者のプライドがかかっているように思えた
横歩取りキングは、はたしてどちらなのか?(まあ、羽生とかの超一流を除いてだけど)

中盤、井上の攻めがうまくいっていたようで、特に△5五金と打ったのが、盤面全体を抑えて、
好手になったようだ この金、自玉を安全にしながら、先手玉を追い詰める働きもしている

終盤、野月が玉の早逃げで粘り、両者30秒将棋、どっちが勝っているのか、わからない
井上が驚愕の金のタダ捨てから、抑えの歩を打って縛る、という鬼手を放てば、
野月は今打たれた歩頭に桂を打つという受け!すると井上は相手の歩頭に角打ち!
ギリギリの終盤で鬼手の応酬、まさに寄るや寄らざるや、いや~、これは魅せたね!

井上の勝ちか、と思われたのだが、井上は寄せを逃してしまい、結果は野月の勝ち!
投了直後の井上「(寄せが)なんかあったんじゃ・・・」だった

この将棋、大熱戦で、今期銀河戦、屈指の好局だった
うーん、いやあ~、これ、井上さんの名局誕生と思ったのに、井上さん、勝てなかったかあ~
くう~、惜しいい これを勝ちきって、ガンダムのアムロ風に、
「A級昇級は、伊達じゃない!!」と感想戦で言ってほしかった・・・
ああ、それほどに惜しい、両者好手連発の熱戦だった

感想戦では、お互いに終盤のするどい読み筋を披露してくれた
寄せの妙手がたくさん隠れていた終盤だった
野月「これはまいったと思いました」
井上「まいったと思ったら、投了してくれたらいいのにな~」
これにはみんな笑っていた(笑)

こんな終盤が指せたら、さぞ面白いだろう
うう~、自分は終盤が弱いので、こうはいかないなあ(^^;
応援していた井上さんが負けて残念だったけど、いい将棋を見せてもらった一局だった
<第51話>
『神奈川県 西の端にある西湘市 お城と城内公園は街のシンボルである
 その城内公園で行なわれる将棋大会に やってきました 西風ヶ丘高校将棋部!!』

飛鳥田“そんなさっそーとしたもんじゃ ないですけど・・・”

(大会前日までのこと)
飛鳥田「経験の少なさを埋めるために 将棋まつりに出てみようよ」
(みんなの反応)
鳥山香「いいですね 出ましょう」
角野「なんで? オレ去年も大会 出てるし」
馬島「ムダに指すの やだ」
内村「やです 日曜まで ウマの顔見るの」
成田「・・・」

やる気があるのは、飛鳥田君と鳥山さんだけです(^^;

『飛鳥田部長 合意形成中』
角野vs飛鳥田「本番前に勘を 取り戻さなきゃ」
馬島vs飛鳥田「経験はムダに ならないよ」
内村vs飛鳥田「並んで指すわけじゃ ないからさ」
成田vs飛鳥田「え~と・・・ じゃあよろしく」

飛鳥田君、気苦労が絶えませんね

司会の人「本日は五月晴れの中 お集まりいただき まことにありがとうございます
 大会は3部門に分かれております 一般部門と女性部門は4局のリーグ戦の後
 決勝トーナメント 指導部門はプロ棋士による指導対局です」

「うっわぁ 人多いなぁ」「西湘市 春の一大イベントですから」「でもオッサンとガキばっかだな」
「参加料 部費で払うから」 「一人500円か 高ぇなあ 牛丼食えっぞ」
「み・・・みんな楽しみましょう せっかく晴れたんだし」「カラオケ 行ったほうがいいって」

日曜ということで、服装がみんなそれぞれ私服ですね

司会の人「指導対局を お願いするのは 五百田助(いおたたすく)七段と
 北川まどか女流二段の 師弟コンビです」

(なんだか調子が悪そうな鳥山香に気付く角野)
角野「なんか 顔色悪いぞ」
鳥山香「ちょっと お腹痛くて・・・ 2日ほど何も食べてないんで・・・」
馬島「女の子の日か~」
角野「ギヒッ」
鳥山香「緊張のせいです!!そんなこと聞かないで下さい!!」

この場面、惜しいです
セクハラ発言に対する鳥山さんの鉄拳制裁が見れるかと思いましたが、
体調が悪いせいか、鳥山さん、この言葉だけで終わってしまいました

内村「こわいなぁ おっかないなぁ 一つも勝てなかったら どうしよう」
成田「慣れるためだと 思えばいいよ」
内村「・・・成田さん、城内公園に いい思い出がある・・・とか?」
(ズバリ当てられた成田、飛鳥田とこの公園を歩いたことが脳裏によぎる)
成田「・・・・・・! な・・・ないよ そんなの」
(顔が赤くなった成田)
内村「そう・・・ 学校と雰囲気ずいぶん違うから そう思ったの」
成田「・・・・・・」

あのー、なんで成田さんは飛鳥田君に惚れているんでしょうか 何べんも言うようですが(^^;

飛鳥田「参加証 こっち男子、こっち女子 
 対戦カード、全部その番号で発表されるから なくさないで」
角野「ホント 出るんかぁ」
馬島「リラックスするため カラオケにしないかぁ」
内村「出たくないなぁ」
飛鳥田「県大会が すぐなんだって」

(成田を後ろから見る、他校の高校生の姿があった)
長髪で眼鏡の高校生“女子のいる将棋部? しかも女の子、レベル高ぇぇ”

成田さんのレベルの高さは抜群ですもんね そんな成田さんが、なんで飛鳥田君に(以下略)

美形の高校生「高校生 3人 お願いします」
係の人「こっちが一般申し込み用紙で、こっちが女性です」
美形「いえ・・・ 3人とも一般で・・・」

美形君の顔のアップが来ました!その顔は、「ヒカルの碁」の塔矢アキラにそっくりです(笑)
どうやらこの子たちがライバルキャラのようです!

長髪で眼鏡「クックックッ 喋ったのに 女と間違えられてんの」
美形「うるせぇ」
でっかいガタイの高校生「県の西のこんなチンケな大会 ウチワの練習のほうが勉強になるだろ?」
美形「静岡の飛天高校が 来るって噂だぞ」
でっかいガタイ「飛天!!借りがあるんだ!!」
長髪で眼鏡「そんなの全国で当たったら 考えりゃいいのに」
美形「何事も準備が大切」

『運命を大きく変える出会いがあるのを 飛鳥田たちはまだ知らない──』

ついにライバルキャラが登場しました! 出てきたキャラは塔矢アキラに激似です(笑)
この美形君たちの実力やいかに?(つづく)