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佐藤天彦五段vs久保利明棋王   NHK杯 2回戦
解説 山崎隆之

解説の山崎「天彦は関東の有望な若手ナンバーワン、本格居飛車党で手厚い棋風
 久保はここ1、2年充実していて隙がない、中盤の駒の使い方が棋士の中でも飛び抜けている」

先手天彦で、▲居飛車持久戦模様vs△向かい飛車で藤井システムもどきの戦いになった

山崎「久保さんはタイトルを取ってから、貫禄がさっそく出てきたなぁ」
矢内「タイトル戦と言いますと、山崎七段も、もうすぐ楽しみなタイトル戦がありますよね」
山崎「えー、いやー(笑)、ホントに、(相手の羽生王座には)まともに勝ったことがないので(笑)、
 厳しい相手と思いますけど、すぐ終わらないようにがんばります」
矢内「ぜひ勝って、ファンのみなさんを喜ばせてください」
今回、楽しみにしていた2人の雑談は、このあたりくらいだった ちょっと残念(^^;

さて、盤面、力戦に進む 
久保がいきなり飛車をぶつけて交換を狙った手に、 
山崎「勢いのある人の手ですね~」
そして久保の8筋からの積極的な仕掛け、
山崎「うらやましいですね~、自信がある、手が伸びてる」

ここで、画面に天彦が錠剤を飲んで、リップクリームを塗る姿が映し出された
対局中にリップクリームを塗るか?どんだけオシャレに気を使ってるんだ
天彦は髪型も、ひとつ間違えば、寝癖ギリギリの最新のヘアースタイルだ

天彦の飛車が6筋に回り、久保の玉を直射する展開になり、
山崎「天彦のほうが調子がついてきた」
さらに天彦は玉が5段目に出て、後手の桂を取るという手を指し、
山崎「ホントですか 若手っていうのは怖いもの知らずですね」

久保の飛車先突破が約束されているので、天彦も忙しいと思われたときに出た、
9筋の歩をじっと伸ばす▲9五歩!
山崎「落ち着いてますね~!思いつきもしなかったですね」
この9筋の歩を、本局は伸ばしていってしまうのだからすごい発想だった

しかし、さすがにこの歩がちょっと間に合わないっぽく、久保に飛車を金取りに打たれ、
山崎「何か先手に勝負手が必要かも」と言われた直後だった
なんと、金取り放置の▲9二歩!いや~、これは魅せた!何しろ、金を取られた手が、王手なのだ
その金取りを放置したんだから、いやいやすごい 
山崎も、あからさまに「お~っ!」と言っていた

そして、お互いが入玉含みになり、寄せるか寄せられるかのきわどい終盤だったのだが、
この接戦を制したのは久保だった 最後は久保の歩の数がピッタリだった 
負けるときはこんなものか あ~、天彦、惜しかった
でも、9筋をじっと突いて、入玉を狙いに指すという、豊かな発想を見せてもらった
久保のほうも、最後の詰みは逃さないね タイトルホルダーだもんね
山崎「両者の持ち味が出た一戦でした」 うんうん、面白い将棋だった
山崎の解説もわかりやすかった

<今週のやっぴー>
冒頭で矢内が映ったとたん、「おおっ」と声を上げてしまった
今週の服はかわいかった!横にシマが入っているうすい青色で、全体にフワッとしていて、
胸元の大きいネクタイみたいなのがオシャレ、とてもイイ
今までにない感じのファッション、これは良かった!
これからもこういう服で頼みます 髪型もストレートでツヤツヤだった 服装+髪型でS

山崎も縦のシマが入ったスーツで、かっこよかった
山崎と矢内、やっぱりお似合いのカップルだと思うんだけど・・・(^^;
さすがに2人とも大人で、ちゃんと仕事をこなしていたね
山崎とのカラミをもうちょっと見たかった度 ★★★★
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第17期 銀河戦
決勝トーナメント 2回戦 第1局
北島忠雄六段 vs 橋本崇載七段
対局日: 2009年7月10日
解説:佐藤康光銀河
聞き手:高群佐知子女流三段
記録:上田初美女流二段

20年度の成績は、ハッシー28勝18敗 北島12勝16敗 2人の対戦成績はハッシーの2-0

いよいよここからベスト8の戦いに入った
ハッシーはベスト16で郷田を、北島は羽生を倒してのベスト8進出だ
ハッシーは26歳、髪の毛を染めていて、頭にチョコレート色のモンブランケーキをかぶっているようだ
対して北島は43歳、だいぶ頭に白髪がめだつ、対照的だ

解説の康光「ハッシーは居飛車党の本格正統派 大局観に明るく、理論的な将棋
 北島は居飛車党で手厚い将棋、最近は振り飛車も指す
 お互いに小さいポイントを積み重ねていくタイプ、細かい応酬が予想される」

先手ハッシーの居飛車、後手北島のゴキゲン中飛車になった
この将棋、早くに戦いが始まり、康光「これはハッシーが押さえ込むか、北島がさばくかどうかで、
 大差がつきやすい展開になりました」と言ったにも関わらず、最後まで接戦が続く大熱戦になった

序盤、北島が定跡よりも一手立ち遅れたのを見て、ハッシーは無難な順を選ばず、
果敢に仕掛けた うんうん、若手はそうこなくっちゃね

ハッシーが優勢と見て、銀をそっぽにやって歩得を狙ったのが疑問だったようで、
康光「これはどうも北島がうまくさばいた気がします、陣形が低くて
 飛車角総交換になったので北島良し」     
香落ちでよくある、ヒラメ戦法のさばきの見本のような展開になってしまった

ハッシーは考慮時間も無くした 自分はハッシーを応援していたので、あ~だめだあ、
と思っていたのだがここからハッシーは粘りに粘った
康光「なるほど、大変ですね」
なんと、お互いに考慮時間もなくなるという完全な30秒将棋に持ち込んだ
ハッシーの底力、発揮だ

北島側に決め手が見つからず、形勢混沌とし、康光が「これはけっこう先手もやれます、
先手もちかも」と言った瞬間だった
北島に△1五角打ちから△3三角の、絶妙の順が出た!
これであっという間に北島優勢が決定、この順には康光も全然気が付いてなかった
康光「あ~、これは△3三角がピッタリ、これは痛いですよ 一気に効きましたね」
△3三角と指すとき、北島は駒音高く、ビシッ!としならせた 
北島自身も、これでやれる、と確信したのだろう
北島がこんな駒音を立てるのはめったに見れない、めずらしい
実際、ハッシーの金銀がボロボロ取られた 北島、もう勝ちか?

が、ハッシーはまだ粘るではないか
康光「決まったかと思ったけど、まだまだですよ」
しかし、長手数になるも、北島は本局では、全然ブレない
30秒将棋というのに、攻めるべきは攻め、受けるべきは受け、
ハッシーの追い上げを許さなかった
康光も驚く、落ち着いた手の連発で勝利!北島、つ、強い!

この将棋、北島の超会心譜と言える内容と思う
ベスト16で羽生に勝ったのは、まぐれではなかった
まるで、強いときの森内が指しているかのような、的確さ、冷静さ、堅実さがあった
△1五角~△3三角の構想力も合わせて、これはホントに強い勝ち方、いや、お見事!
これはスタンディングオベーションだね  パチパチパチパチ

ハッシーは投了直後、頭をうなだれたまま動かなかった
ハッシーは本局では北島の引き立て役だった
今回はもうしかたないね よく粘ったよ

ベスト4進出となった北島、局後のインタビューで、
北島「めったにない、最後のチャンスかもしれないのでがんばりたい」とコメント
北島は四段になったのが29歳のとき、奨励会になんと15年間、居たそうだ
今まで棋戦優勝は竜王戦4組で優勝したことがあるだけの北島、
本局のような将棋が指せれば、今回の銀河戦、優勝できるに違いない
がぜん、北島に注目だ
第22回アマ竜王戦の解説を、スカパーで渡辺竜王がしてくれました
準決勝の一局が面白かったので、載せます
中盤の振り飛車の左桂が跳ねた「天使の跳躍」と、
終盤、30手以上続いた王手の連続が見ものです
コメントは渡辺竜王のものです
私はこの将棋を見て、アマ竜王になるのはあきらめようと思いました(^^;

ファイル名:アマ竜王戦 加來vs竹内.kif
開始日時:2009/06/28
棋戦:アマ竜王戦準決勝
先手:加來さん
後手:竹内さん

▲7六歩
*(持ち時間は各45分、切れ40秒) 準決勝、先手は昨年まで奨励会三段だった加來博洋さん
△3四歩
*後手は、ベスト16で武田俊平さん、ベスト8で天野高志さんを破った竹内俊弘さん
▲4八銀
*相手が振り飛車党と知って指しましたね ここで△8四歩と突かれると、先手の得がもうなくなるんですけどね(笑)
△5四歩
*振り飛車だったですね
▲5六歩 △5二飛 ▲6八玉 △8八角成
*次に▲7八玉と寄られると、▲同玉が生じるのでその前に角交換しました 角交換は先手の囲いを弱くする意味です
▲同 銀 △6二玉 ▲9六歩 △9四歩 ▲7八玉 △7二玉
▲7七銀 △2二銀
*次に△5五歩と行く準備です
▲6八金 △5五歩 ▲同 歩 △同 飛
*△2二銀と上がっていないと、▲6六角があったんです
▲6六銀
*中央を制圧する作戦です
△5一飛 ▲5五歩 △3三銀 ▲5七銀上 △8二玉 ▲5六銀
*先手は中央を抑えましたが、銀2枚を使っているのでどうか、という将棋です
△7二金 ▲6五銀右 △4四銀 ▲5八飛
*こうなってみると、先手は2筋の歩を突いていないのが生きてますね
△6二銀
*これが後手の囲いですね 美濃より中央が厚くしたわけです
▲7七桂 △3三桂 ▲8六歩 △2四角
*これは決断の一手です 次に後手から△8五歩と伸ばされる前に戦おうということです
▲4八金 △5五銀
*これを▲同飛は△同飛▲同銀△5九飛で後手優勢です
▲同 銀 △5七歩 ▲同金右 △5五飛
*これで後手の攻めが続くかどうか、です
▲5六銀
*これで、飛車が逃げてくれれば▲5五歩でいいんですけどね 次の手が非常にうまい手でした
△4五桂
*これがうまい手で、加來さん、うっかりしましたかね
*▲同銀は△5七角成から△4九銀が厳しい、
*▲4六金は△同角▲同歩△5七歩で崩壊です
▲5五銀 △5七桂成
*これで後手のペースになりました
▲同 金 △4九銀
*これが厳しいですね
▲5九飛 △4八金
*後手は飛車さえ取れば、という将棋なんですね
*▲4九飛には△5七角成です しかし、次が先手は勝負手が出ました
▲4六歩
*これがすごい勝負手でした
△5九金
*ここは先手が必敗なんじゃ、と思ったんですけどね
▲6五角
*なんだこれは、という手なんですけどね これが早かったです
△3三角
*これは自然な手です
▲7五桂 △5五角 ▲6一飛
*ここまで進むと、後手がいいとも言えない、不思議な将棋なんです △7四銀が受けの形なんですが、それだと▲8三桂成から殺到されて後手陣が崩壊なんです
△7一銀打
*実戦は下から受けました
▲4一飛成
*これで形勢のバランスが取れています
△6四歩 ▲5四角 △4八飛 ▲8七玉
*合駒は△5八銀成があるので逃げました
△6八飛成 ▲6六歩
*7七の地点を受けました
*ここで△5七竜は▲6一銀で先手の勝ちです
△7四歩 ▲5六金 △7五歩 ▲5五金
*後手は桂しかないんでまずそうですが、そうでもないんです
△7六歩 ▲同 玉 △8四桂 ▲8七玉 △7六歩
*これで先手玉は受けがなく、一手一手です
▲7二角成 △同 銀
*これで、後手陣が一見、詰まないように見えるんですけどね
▲7三銀
*ここに打つっていうのがすごい手ですよね
*△同銀左は▲7一角から最後▲8五桂で詰み、△同桂は▲9三金という手があって詰みます
△同 玉
*これが敗着になりました △同銀直で取っていれば、非常にきわどいんですけど、詰まなかったんです
*秒読みで竹内さん、▲7三銀を予期していなくて、慌てたようすでした
▲8五桂 △8二玉 ▲7三金
*これを△同桂は▲9三桂成があって詰みです
△同銀直 ▲同桂成
*もうここからは即詰みコースです
△同 玉 ▲7四歩 △8二玉 ▲7三銀 △同 桂 ▲7一角
△同 銀 ▲7三歩成 △9二玉 ▲8二金 △同 銀 ▲同 と
△同 玉 ▲7四桂 △7三玉 ▲7一龍 △7二桂
*△7二金の合駒だと、▲6二銀から竜で金を取ってピッタリ詰みです
▲6二龍 △7四玉 ▲7五歩 △同 玉 ▲6五金
*これで後手の竹内さん投了、▲7二角成と王手してから、実に33手詰みでした 中盤、△2四角から竹内さんが優勢になったんですけど、最後着地に失敗した、という将棋でした
兄と父の一戦が実現しました
和室に5寸盤をおき、本格的にやりました
かなりいい雰囲気が出てました
私が記録係です
持ち時間は各30分、切れたら30秒です
でも、消費時間は兄16分、父21分で終わったので、秒読みにはなりませんでした
けっこういい勝負になりました

ファイル名:兄vs父.kif
開始日時:2009/08/22
先手:兄
後手:父

▲7六歩
*私が振り駒をしました
*私「父の振り歩先でお願いします」
*と金が3枚出て、兄の先手に決まりました
△3四歩
*和室、5寸盤、1万円の駒、駒台、チェスクロック、坊さん用の分厚い座布団、ムードは完璧です
▲2六歩
*兄は居飛車
△4四歩
*父は振り飛車のようです
▲7八銀
*兄は駒組みに苦労する将棋になります(^^;
△4二飛
*父は四間飛車
*父「これしか知らんのや」
▲5八金右 △3二銀 ▲4八銀 △7二銀
*あら、藤井システム調?(^^;
▲6八玉 △6二玉 ▲7七銀
*この銀上がり、なんだか角が使いにくくなりそうです
△7一玉
*お互いどんどん指していく
▲7八金
*兄「あれ~?なんか角が・・・」
△8二玉
*父は堂々たる布陣
*この辺り、お互いにしゃべりながらやっている(^^;
▲4六歩
*私は初めての記録係、両者の指し手が早いので、棋譜を間違えず取るのにけっこう苦労しました
△9四歩 ▲9六歩 △1四歩 ▲1六歩 △5二金左 ▲4七銀
*兄はどうするんでしょうか 楽しみです
△6四歩
*父「序盤がわからんのや 序盤が」
*でも、今のところ後手は完璧ですね
▲5六銀 △6三金
*高美濃を目指す父
▲4八飛
*右四間にした兄
△4三銀 ▲3六歩 △5四銀
*迎え打つ気の父
▲6六銀
*兄、感想戦で「角を使うには、これしかないのでこうやった」とのこと
*ちょっとここまでの駒組みが問題でしたかね
*玉が薄いです
△6五歩
*突っかけた
▲5五銀左
*▲同銀もあったですね
△同 銀 ▲同 銀
*ここ、父はチャンスでした
*次、△5四歩で銀が死んでいますが・・・
△5四銀
*打ったか(^^;
▲4四銀
*突っ込んだ!
△同 角 ▲同 角
*ここでなぜか長考した父
*父「これは取らないと仕方ないんか」
*実際に声に出して対局してます(笑)
△同 飛
*兄が「どうしたらええのん?」と、私に聞いてくるではないですか(笑)
*私「いや、せっかくここまで場を作ったんやから、聞かないように」
▲2二角
*好手ですね
△3三角 ▲3一角成
*角を取って、もう一回▲2二角もありましたね
*でも、▲3一角成のほうがいいかも?
*次の一手、父に驚きの一手が出ました
△4六飛
*父「こういう手がワシは好きなんや はっはっは」
▲同 飛
*飛車が取れました!
△9九角成
*これが父の狙いでした すごいサバキです(^^;
▲2一馬
*何気なく桂を補充しましたが、これは問題の手でした
△4五香
*飛車が死にました!
*兄「何で香車持ってるん?あ、今取ったんか!」
*ここは感想戦でも問題になったところで、桂を取るより先に飛車が成っておくべきでしたね
▲同 飛 △同 銀
*父の大サバキが成功しました!(^^;
▲4二飛 △4九飛
*先手玉、とにかく薄いです
*兄はここは時間を使って考えてました
▲4三馬
*遊び駒を使った、なかなかの手
*次の狙いは▲6一馬ですね
△6二銀
*受けました △6九銀が詰めろなんで、それもあったかもしれません
▲5二銀
*追撃の銀ですが、攻めるなら▲7五桂が良かったか
△同 金 ▲同 馬
*この瞬間、後手玉が寄りません
*父、チャンスです
△6九銀
*的確な一手!
*兄はどうするでしょうか
▲8八金打
*根性の受け
*自玉の詰めろに気がついたことはいい事ですね
△7八銀成 ▲同 玉 △7九金
*父、快調に攻める
▲7七玉
*ここ、見ていて、次は△8九金なら強いな、と思って見てました
△8八馬
*流れで王手しちゃったか(^^;
▲同 玉 △8九金 ▲9七玉
*逃げる兄
△7九飛成
*これは地味な好手と思います △8五桂からの詰めろになっています しかし、ここで兄に勝負手が出ました
▲5五角
*攻防の角、盤上この一手、と思われる手
*これは面白くなりました!
△7六龍
*どっちが勝っているのか?雰囲気ではどうなってもおかしくない
▲7七香
*あっ この香は!
△8五桂
*あ~
*兄、この時点でまだどうなったのか気がついてない(^^;
▲9八玉 △8八金打
*これで詰み!打った香が、角の利きをふさいでしまいました!トン死です 父、見事に詰ましました
*しかし、どっちが勝つかわからない面白い勝負でした
*兄と父の棋力は偶然ながら同じくらいですね 2人とも楽しかったようです
*見ていても楽しめました
まで74手で後手の勝ち
第17期 銀河戦
決勝トーナメント 1回戦 第8局
郷田真隆九段 vs 橋本崇載七段
対局日: 2009年7月10日
解説:佐藤康光銀河
聞き手:高群佐知子女流三段
記録:上田初美女流二段

郷田はDブロックの最終勝ち残り者、ハッシーはCブロックの最多連勝者
20年度の成績は、郷田28勝19敗 ハッシー28勝18敗 2人の対戦成績は2-2のイーブン

解説の康光「郷田は居飛車の本格正統派、独自のこだわりがあり、
 時間がなくなってからの 正確な終盤力には定評がある
 ハッシーはどちらかと言えば居飛車が多い、渋い本格正統派、本筋を追求する」

先手郷田で、▲7六歩に、2手目ハッシー△3二金!
康光「挑発ですね、風雲急を告げた」
ここ、自分が先手ならどうするか、と考え、自分は居飛車党だけど、
2手目△3二金なら振り飛車にするのも悪くないし、と悩んでいた
すると、郷田は挑発に乗り、飛車を振った!
そして石田流に組んだ 結局、▲三間石田流+穴熊vs△居飛車銀冠になった

で、ここから長い戦いが・・・ それも、すんごく長い ぐああ こうなっちゃう可能性があるのか
これなら、やっぱり自分は振り飛車はやめとこう、これは参考になった(^^;
 
この対局、166手の長手数、もー、長いよ 
途中、猛烈に眠くなり、寝てしまった あ~、居飛車vs振り飛車の対抗形は、こうなることが
あるんだよね 相居飛車の切り合いなら、あまりこうはならないんだけどね
結果はハッシーの勝ち
2手目△3二金の挑発には、自分は乗らないようにしよう、と思った一局だった

それとあと、投了図からの詰み手順がけっこう難しく、わからなかった・・・ だめだこりゃ
第17期 銀河戦
決勝トーナメント 1回戦 第7局
丸山忠久九段 vs 山崎隆之七段
対局日: 2009年6月26日
解説:加藤一二三九段
聞き手:中村桃子女流1級
記録:渡辺弥生女流2級

先週の土曜に放送された一局
丸山はBブロック最終勝ち残り者、山崎はDブロック最多勝ち抜き者
20年度の成績は、丸山19勝21敗 山崎26勝18敗 2人の対戦成績は山崎の3-2

解説のヒフミン「丸山は堅実な棋風 名人2期の実績をもつ どうすれば勝つかよりも、どうすれば
 負けないかを考える 山崎は攻めの棋風 先手番が得意」

先手丸山で、後手山崎の一手損角換わり
▲早繰り銀vs△腰掛け銀だ
序盤から一手一手難しく、水面下での戦いが続く
ヒフミン「一手損は手将棋という感じ、体系化しにくい 
 矢倉は変化はべらぼうに多いが、体系化できる」とのこと

ヒフミンはずーっとしゃべっているが、符号だけ言うので、ついていくのがなかなか大変だ
山崎が少考を重ねるのに対し、丸山はすごい早指しで、どんどん指していく 

山崎が5四の銀を、△6三銀と引いた手が山崎らしい柔軟な発想の手だった
5四に角を打とうというのだ しかし、いざ丸山に打ってこい、と放置されてみると、
後手は居玉なので反動が厳しく、打てない うへー、高度な応酬だ(^^;

千日手模様になったが、丸山が打開した
山崎がもう残りの考慮時間が0回に対し、丸山はまだ6回ほど残していたから、
丸山はもったいないと思ったのだろう これが結果的に好判断だった

山崎は秒をギリギリ9まで読まれて5筋の歩を突き、△5四角と打ったが、
この角打ちが、局後ヒフミンにいわく、手順前後だったとのこと
先に8筋の歩成を利かせておけば、とのことだった
あ~、言われてみればそのとおりだ けど、対局中はそんなこと全然気がつかなかったよ

形勢は難しく、ヒフミン「さーて、うわー、ていう将棋です」

だが、寄せ合いになったときの山崎の△3五金が決定的な敗着ということだった
銀河クラブの遠山によれば、△4四歩で催促が正解とのこと
△3五金はヒフミンも推奨の手だったのだが、たしかに、指摘されてみると、この金は
本譜の進行では全く意味をなさなかった
あ~、言われてみればそのとおりだ けど、対局中はそんなこと全然気がつかなかったよ

丸山の端の角打ちで王手がめっぽう厳しく、ヒフミン「角打ちがあるのかー、ひゃー」
後は、丸山に的確に寄せられてしまった
山崎、残念!惜敗だった
終局直後、山崎の大きく頭をかきむしった姿が悔しさをよく表していて、印象的だった

ヒフミン「本局は第一手から目の離せない緊迫した手の連続で、大熱戦だった」
本当にそのとおり、手将棋で角換わりらしい、妥協を許さない手の応酬で、面白い一戦だった
さて、兄に「こんな将棋があるで」とどうぶつしょうぎを勧めたのだが、
兄はルールはすぐ理解し、とりあえず私と一局指したものの、すごい拒絶反応を示した
兄「遊び半分で将棋に入ってきてほしくない
 将棋は楽しいものじゃない
 ぬるい
 勝負事をちゃかしたらいけない
 ゆとり世代が生んだ産物
 もっと向かってきてほしかった 将棋で負けたっていいじゃない おじさんは悲しい」
 など

なんでそこまで拒否するのかな?と、疑問だったのだが、それはその後、分かることになった
その日の夜、私は寝付けなかったので、兄が持ってきていた名著「将棋の子」を読んでいた
(私はこの本を読むのは3回目だ)
そしたら、兄がなぜああ言ったのかが、ページが進むごとに理解できた
「将棋の子」の主人公、成田英二が人生を賭けたものは、こんな「ひよこ」や「ライオン」の絵が
描いてある「どうぶつしょうぎ」なんかじゃない!「将棋」なんだ!
夢破れた奨励会員全員が、火花を散らして戦ったのは、「きりん」や「ぞう」の絵が描いてある
「どうぶつしょうぎ」なんかじゃない!「将棋」なんだ!と兄は言いたかったのだった

兄は、もう一冊、「聖の青春」も読んでいたのだ
村山聖が、生涯を賭けて、命を燃やし尽くしたのは、「どうぶつしょうぎ」なんかじゃない!
「将棋」なんだ!と、兄は言いたかったのだった

「将棋の子」と「聖の青春」を読んで、20年ぶりに将棋に興味をもって指し始めた兄に
どうぶつしょうぎを勧めたのは、最悪のタイミングだったと言わざるを得ない
これから将棋という太平洋に挑まんとしている兄には、
どうぶつしょうぎは、幼児用のビニールプールに見えたに違いない
あ~、失敗した 
兄は、今「真剣師 小池重明」も読んでいるのだ
そんな兄にまたどうぶつしょうぎを勧めたら、「将棋は刺すか刺されるかなんだ!
どうぶつしょうぎはすっこんでろ!」と言うに違いない(^^;
どうぶつしょうぎを、愛知の実家で、父、母、兄、妹、いとこの女の人、に試してもらう機会があった

父・・・私と1時間以上指す 6~7局やった 父のほうは「待ったあり」ルールだと、私と互角だった
 父はそこそこ興味をもってやっていた

母・・・妹と対戦させた もともといちおう将棋はできるので、即座にルールは覚えた
 だが、妹と一局指しただけで、もうギブアップ(笑)

兄・・・拒絶反応を示す 後述する

妹・・・絵を見て「かわいいやん」と反応 即座にルールは覚えた(将棋はできない)
 私を含め、色々な人と計5~6局指す そこそこ興味をもってやっていた

いとこの女の人・・・妹とやってもらった 即座にルールは覚えた(将棋はできない)
 この一局はお互い悪手の連発(王手になっているのをお互い気づかない)で、
 観戦していて楽しかった(^^;

兄を除くと、どうぶつしょうぎを拒否した人はいなかった
全員、即座にルールを理解し、やれたことは、すばらしい点と言える
だが、全員に言えることだが、今後もどうぶつしょうぎをやるか、というと、
どうも苦しいと言わざるを得ない
私も含め、どうぶつしょうぎにハマッた人はいなかった、と言える
全員、もういい大人だからかな
兄のことはつづきで書くことにする
(前記事からの続き)
妹(矢内と同年齢)に、「この矢内の服装、どう?」と聞いたら、
妹「色がダサい、オバサンくさい」と、なんとダメ出し!

「こらあ、女王様の矢内に、ダメ出しするとは、何事か!」と、思わず妹をシバきそうになったが、
グッとこらえた
自分としては「今日は半袖か、いいねえ 色はまあ地味だけど・・・」ぐらいに思っていた

ここで母が妹をフォローする発言をした
母「いまどきの子は、あんな地味な服、着てないで 
 ちょうど妹が買った雑誌がある、この雑誌見て、勉強してみたら
 ジャスコとか行ったら、みんなこんな格好して歩いてるで」と言ってきた

雑誌のタイトルを見ると、「INRed」(インレッド)9月号とある 宝島社 680円 か・・・
表紙には、小泉今日子がドーンと載っていて、
「30代女子の秋の本命カラー着こなし大研究
 恋をするなら美人の黒!」とある 今月は黒の服がテーマだそうだ

ページを開いてびっくり、女の人がオシャレな服装で載っている写真が満載!
な、なんだ、これは?この世界は何?

『鮮やかに着る 4大ブラックワンピ』
・クラシッククチュール
<幾重にも重なったラッフルティアードのスカートがポイント。程よいボディコンシャスなラインが
甘さを抑え、大人の可愛さを上品かつ、モダンにアピール。>

・モードベアトップ
<シンプルなブラックベアワンピは普通に着るとフォーマルになりがち。あえてデニムパンツで
カジュアルダウンしてリラックスムードで着こなすのが正解。>

・フワ揺れシアー
<肩にたっぷりギャザーを施したシフォンのドレスは、素材のふんわり感と動くたびに
表情を変えるドレープが命。デートの時はレギンスははかずヌーディに。>

・ちょいキラスパンコール
<キラキラのスパンコールは胸下にとどめるくらいがやりすぎずバランスも◎。
カジュアルなボーダーをインに合わせて。>

な、なんですかこれは?全然ついていけない、そもそも単語が半分くらいわかんない
これ、日本語? たしかに、これらの写真の服、きれーだ
マジで、みんな、こんな格好で歩いてるの?
自分は街中に行くこと自体、あんまりないし、女の人の服装なんて全然見てないからなー
ぐうっ、これでは「オバサンくさい」と言った妹に、反論の仕様がない・・・

「モード派」と「フェミニン派」っていうのも、なんだろう?
「急戦派」と「持久戦派」みたいなもんか?もう、ついていけねー

この雑誌に載っている服なら、派手すぎず、NHKの司会としてもOKが出て、
かつオシャレな服がたくさんある、と思った

<今週のやっぴー>
矢内、もうちょっとこういう雑誌見て、服装を考えてくれー 服装B
ファッションチェックをする資格など、自分には無い、と感じた度 ★★★★★
三浦弘行八段vs田村康介六段  NHK杯  2回戦
解説 羽生善治

今回は、普段と違い、愛知の実家で、昼飯時に食卓で見ることにした
こういう状況はもうめったにないだろうからね

家族5人、ちょっと早い昼飯の冷麺をすすりながら、食卓にあるテレビでNHK杯を見ていた
兄も父も将棋に興味はあるのだ なんだか、難解な中盤戦だ・・・
と思ったら、妹が高校野球にチャンネルを替えてしまった(^^;

まあ~、しかたないか、高校野球も面白いし・・・
と思ったら、今度は兄が、みんなの前で、手品を始めてしまった
ボールペンがお札に突き抜ける、しかし、ペンを抜いたらお札はもとどおりで、穴は開いていない、
という手品だ 「ええっ!これはすごい」と全員、驚いた 
「もう一回やって、もう一回」のアンコールが起き、兄、一躍ヒーローに!

って、もうどこに行ったんだよ、NHK杯は(^^;
将棋は、家族いっしょに見れるもんじゃないなぁ
いつもは、DVDレコーダーに撮って一人で集中して見ているのだが、
そのやり方じゃないと、全然ダメ、ということを再認識した今回のNHK杯だった

そして、妹(矢内と同年齢)に、「この矢内の服装、どう?」と聞いたら、
妹「色がダサい、オバサンくさい」と、なんとダメ出し!
このことに関しては、また次回の記事で詳しく書きます
今日、帰って来ました
この3日間、色々ありました

・どうぶつしょうぎを、母、妹、父、兄に試させてみた
・父vs兄の将棋の一戦、実現 棋譜も取ったので公開予定
・兄に早石田の定跡を教えた
・どうぶつしょうぎに、兄、拒絶反応
・「将棋の子」をまた読んだ
・父、また大工仕事していた
・妹、NHK杯の矢内の服装を見てダメ出し

今日は疲れているので、ブログ、明日から書きます
22日~23日、ブログ休みます
再開は24日の夜頃になりますかね

また愛知に帰省するだけなんですけど(^^;
兄が神奈川から愛知に来るんで、せっかくなので会いに行きます
第17期 銀河戦
決勝トーナメント 1回戦 第6局
阿部 隆八段 vs 小倉久史七段
対局日: 2009年6月26日
解説:加藤一二三九段
聞き手:中村桃子女流1級
記録:渡辺弥生女流2級

阿部はFブロックの最終勝ち残り者、小倉はAブロックの最多勝ち抜き者
20年度の成績は、阿部21勝16敗 小倉18勝15敗 2人は初手合い

解説のヒフミン「阿部は居飛車党で何でも得意、勝負に辛く、とことんがんばるタイプ
 小倉は振り飛車党で、力強い骨太の棋風」

先手阿部で、▲居飛車の舟囲い急戦vs△三間飛車+美濃という、クラシックな形になった

定型とも言える形で解説しやすかったこともあるだろうが、ヒフミンは変化をしゃべりまくった
画面が大盤から離れて、もう実際の盤が映っているのにもかかわらず、
ヒフミン「こうやってこうなって、こうなります」 ヒフミンが映ってないので何言ってんだかわかんない(笑)

阿部が▲5七銀左から▲3五歩で急戦を仕掛け、戦いになった
その後の飛車角交換も定跡書でよくある形だ 最近は居vs振りの対抗形でも角交換の力戦が多い中、
こういうシステマチックなのはひさしぶりだ

一段落した後、阿部は2筋から手を作った あれ?これは2一の桂取りが受からない?
もう阿部、勝勢?ヒフミンも「小倉さん、どうするんですかね?」と言っている・・・
そこで出た、なんと振り飛車から端攻めの△9五歩!
これが絶妙手だった これで、後手からの9筋のと金作りが受からないではないか
ここの小倉の一連の端攻めは、ぜひ銀河戦の公式ページに行って、棋譜をみてほしいと思う
振り飛車の教科書を見ているかのような端攻めだった
ヒフミンも「あ、なるほどね、これ厳しいですね 阿部さん、重大な危機です」と感心しきりだった

阿部は桂と香を取ったが、小倉も桂と香を取った
阿部が敵玉と逆の桂香を取ったのに対し、小倉は敵玉側の桂香を取っている
もう差は歴然・・・ ヒフミン「いや、これは阿部さん容易じゃない、つらいと思いますよ」

阿部も玉を右に早逃げしてがんばったのだが、手数かせぎで打った桂を取られた後、
小倉にも玉の早逃げをされてしまった
ヒフミン「さすがの阿部さんもちょっと・・・ いやこれは困りましたね」
考慮時間も0回になり、落ちこんでいる阿部の姿が映し出された

が、しかし、ここから阿部はがんばった まだまだ玉が寄るまでは長いのだ
ヒフミン「なんだかあやしい気がしてきました 阿部さんの手に勢いが出てきたでしょ」
阿部は細かい歩の手筋で形勢を縮めていく 
さすがに渡辺に勝って出てきているだけあって、阿部は強い、
一時はボロ負けかと思われたが、これは大熱戦になってきた、と思っていたときだった

なんと、阿部が金をタダ取りされるところに打ってしまうという大ポカ!
後手の馬での単純な王手竜取りの筋をうっかりしたのだった
ヒフミン「大変なポカです あら~、阿部さん、せっかく今までがんばってきたのにね」
ああ~、せっかく形勢が混沌としてきた矢先だったのに~
まだまだこの後を見たかったorz 形勢が不利な時間が長すぎたか

局後の第一声、小倉「逆転してますね」だった
くう~、自分は阿部を応援していたのだが、一回戦負けか 無念!
三間飛車に対しての急戦は、やはり居飛車側が勝ちにくいのか、と思わされた
小倉の9筋からの端攻めが、とにかく印象に残った一局だった
決勝トーナメント 1回戦 第5局
行方尚史八段 vs 阿久津主税七段
対局日: 2009年6月24日
解説:藤井 猛九段
聞き手:千葉涼子女流三段
記録:野田澤彩乃女流1級

阿久津はEブロックの最多連勝者、行方はAブロックの最終勝ち残り者
20年度の成績は、阿久津35勝15敗 行方18勝16敗 2人の対戦成績は行方の3-0

解説の藤井「阿久津は矢倉を指さない、気が短いんですよ 足早にダダダッとダッシュして、
 エイッという棋風  行方は戦法に好き嫌いがなく、相手に合わせていくタイプ
 朝日杯の第1回、第2回の優勝者どうしの一戦」

先手阿久津で、相掛かり引き飛車▲3六銀戦法

この一局、どうにも眠くて眠くて、寝ちゃった・・・
内容も難しい将棋だったと思う 形勢判断をどうやっていいのかわからなかった
解説の藤井も「言うごとに形勢が変わってる(^^;」
銀河クラブでの古作さんも、「微妙に形勢が揺れ動いた一局」とのことだった

結果、阿久津の勝ち  あ~、これじゃ、感想になってないな

自分は昨日の夜、友人Nが家に来て一局指したのと、
先日スカパーで放送されたアマ竜王戦の棋譜解説3局分を、今朝見たことで、
もう今日の分の将棋エネルギーを使い果たしてしまっていたようだ

(このアマ竜王戦、準決勝の加來博洋さんvs竹内俊弘さんの一局がすばらしい内容で、感動した
後日、機会を見つけて、渡辺竜王の解説とともに棋譜をアップしたい)
決勝トーナメント 1回戦 第4局
深浦康市王位 vs 西尾 明五段
対局日: 2009年6月24日
解説:藤井 猛九段
聞き手:千葉涼子女流三段
記録:野田澤彩乃女流1級

13日の木曜に放送された一局
西尾はCブロックの最多連勝者、深浦はEブロックの最終勝ち残り者

20年度の西尾の成績は27勝15敗、深浦は27勝24敗 2人は初手合い
解説の藤井「西尾は戦型全般に渡って研究家、深浦は王位のタイトルを取って充実している
 研究家どうしの一戦」

先手西尾で、深浦の一手損角換わりだ
藤井「一手損は手が広すぎてわからないことだらけ、これからもっともっと指されていくんでしょうね
 角交換の将棋が嫌いな人には残念だけど(笑)」とのことだ

藤井は角道を止めての陣形の細かい整備が得意なので、
あまり角換わり系の将棋は好きではなさそうだ

自分としては、角換わりは好きなので、今のプロのこの傾向は歓迎だ
まあ、横歩取りは定跡を覚えられない、矢倉は金銀の扱いが下手だし、
陣形の組み方でいつのまにやら作戦負けになっているので、
残ったのが角換わり、というわけだが(^^;

西尾▲早繰り銀vs深浦△腰掛け銀になり、深浦が序盤早々にいきなり歩を西尾の飛車先に叩いて、
研究手であろう角を打ち、戦いが始まった
西尾も迷うことなく自陣角を打ち、対抗した
藤井「お互いの研究がぶつかっている」

深浦の手がいったん止まり、
藤井「これで先手が有利なら、深浦先生、王位の資格を疑われますね~」
こういう藤井のピリ辛の解説は好きだ

深浦が歩切れなのに対し、西尾は歩を5枚も持つ、というめずらしい展開だが、
藤井「後手は盤面に歩がないので、金銀が動きやすい」
へ~、そういうこともあるのか、と思った

西尾の▲3五歩、という後手の銀頭に叩く手が飛び出し、
藤井「歩は3筋に底歩を打つものと思っていた、だから▲3五歩は考えにくい手だった
 指されて見ると痛いか?深浦さんも見落としていたかも?」

深浦、ここで考慮時間も残り1回まで減った 
おお、これは西尾、金星か!と思って見ていたが、
ここはさすが深浦、困っていたわけではなく、先まで読んでいたのだった
飛車の空成りが見えにくい手で、これで一気に寄せ形にもっていった

聞き手の千葉涼子は、この空成りが見えていて、藤井に教えていた
その前の手順では、とんちんかんなことを言ったのに、この千葉の思考回路は
いつもながら全くわからない

深浦が勝ち筋になったのだが、西尾が8八の銀を▲7九銀と引いてがんばった手に対し
藤井「深浦が勝ちのはずですけど、さて寄せてみろ、と言われたら自信ないですね
 一手指すと、景色が違って見えます」
ここは面白かった 藤井らしい発言だ 
藤井は終盤が苦手で、しょっちゅう逆転負けを喰らっているのだ
序盤が得意なのでリードすることが多いが、序盤の作戦勝ちからの見事な逆転負けっぷりに、
藤井は「終盤のファンタジスタ」の愛称もあるくらいだ

が、実戦では深浦がよどみなく寄せ切った
藤井「双方の研究がぶつかったが、歩損しても指せる、と判断した深浦の大局観が上回った
 さすがです」

この一局、キビキビした好局だったと思う
王位vs五段とは言え、内容では深浦は楽に勝ったわけでは全然ない
あたりまえだど、プロの上位レベルでは一手のミスも許されないんだな~、と思わされた一局だった
今日は、2局見たので、2回目の更新

決勝トーナメント 1回戦 第3局
森内俊之九段 vs 小林裕士六段
対局日:2009年6月23日
解説:福崎文吾九段
聞き手:早水千紗女流二段
記録:渡辺弥生女流2級

8月8日の土曜に放送された一局
デカコバはBブロックの最多連勝者、森内はHブロックの最終勝ち残り者
20年度の成績は、デカコバ19勝11敗 森内26勝21敗 2人の対戦成績は森内の3-0

解説の福崎「デカコバは居飛車党の早見え早指しで攻めっ気が強い
 森内は押しも押されぬ18世永世名人、攻めと守りのバランスが取れている、序盤の研究が鉄壁」

先手デカコバで、森内の一手損角換わり
デカコバが棒銀に進め、森内は四間飛車にして受けるかっこうとなった

解説が福崎さん、聞き手が笑い上戸な早水さんということで、面白い場面が何度か見られた

福崎「小林さんは高野山(こうやさん)からやってきた、修行僧のようですね」

福崎「ここは色々考えられるところです、先の見通しが大事ですね
 パッと指して、後で後悔するのでは、話になりませんからね」
早水「(心底、感心したように)ふ~ん、見通しを立てて指すのが大事なんですね~」
福崎「いや、早水さんもそうでしょ?」
早水「ははは、そうですね~(笑)」
福崎さんは大したギャグを言ったわけでもないのだが、この場面、早水さんは一人で爆笑していた

福崎「後手が四間飛車になってくると、先手の▲6九金型が活きてくるわけです
 ▲7八金型より、▲6九金型のほうが横からの攻めに固いですからね」
(しかし、次の瞬間、デカコバは6九の金を▲7八金と上がった)
福崎「あら、僕の話を打ち消すように金が上がりましたね(^^;」
早水「ふははは」

早水「大局観を計るには、色々な尺度がありますよね」
福崎「体重計みたいなものがあればね、ポーンと乗って、ハーイとなれば楽なんですけどね」

さて、この将棋、ものすごい好局、大熱戦になった
森内が飛車を取りに角を打ち、デカコバは飛車を見捨てて攻め、デカコバが攻め切るか、
森内が受け切るかという展開

中盤以降、デカコバの好手がバンバン見られた
後手の馬の利きを消した▲4六歩、福崎「これは才能ですよお」
手が広いところで、じっと歩を突いて攻めた▲6五歩、福崎「ひらめきが見事と思います」
もう完全にデカコバのペースだ

しかし、森内はもうダメかと思われたところで、絶妙のタイミングで勝負手を放った
ここはどう考えても受けなきゃ、と思われた時点での攻めの手、△9五歩!
福崎「これは勝負師の手、すばらしい」

デカコバも好手で森内を追い詰める
考えにくい一段目の飛車打ちの▲5一飛には、福崎「これは妙手」
冷静に受けた▲6九金にも、福崎「これも妙手、絶妙の指し方、今日の小林さんはパーフェクトです」
とまで福崎に言わせたのだが!?

森内も△4三銀、と銀をそっぽに打つ、見たことのない受けを放ち、端から攻めてくる
福崎「両者ギリギリ、かなりの名局ですね」
そしてなんと、結果、森内の逆転勝ち!
自分は、「ええ~、これを勝っちゃうの??なぜ??」と、思わず声を上げてしまった
どう考えてもデカコバの会心の指し回しだったのに、これを逆転する力を持った棋士がいるのか!

もしこの一局を「ヒカルの碁」の緒方九段が観戦していたら、
「デカコバがこれほど妙手連発で事を運んだにもかかわらず、さらにその上をいった森内!
あの局面で繰り出された△9五歩・・・ それからの指し回し・・・
森内!何者だ!森内!」 こう言ったと思う 

マジで、この勝ち方はすごいわ
デカコバの会心譜の出来上がりだ、もうダメと思われた空気が流れていたのに、すげえぜ、森内!
佐藤康光の圧勝とは対照的な勝ち方だが、これも強烈に印象に残る一局だった
間違いなく、今期銀河戦屈指の名局だった
決勝トーナメント 1回戦 第2局
佐藤康光銀河 vs 野月浩貴七段
対局日:2009年6月19日
解説:三浦弘行八段
聞き手:貞升 南女流1級
記録:井道千尋女流初段

8月6日の木曜に放送された一戦
康光はCブロックの最終勝ち抜き者、野月はHブロックの最多連勝者
20年度の成績は、康光32勝21敗 野月13勝13敗 2人の対戦成績は1-1のイーブン

解説の三浦「両者、激しい攻め将棋」
先手康光で、横歩取りになった 康光は横歩を取ったが、▲5八玉+▲3六歩型のめずらしい形だ
感想戦で康光「青野九段が時々指している」とのことだ

三浦「人まねを嫌う康光らしい指し方」
そう言えば、銀河クラブで豊川が、康光のことを「将棋界のピカソ」と言っていた
康光の形にとらわれない棋風を、よく言い当てていると思う

いきなり飛車がぶつかり、飛車角総交換になり、
しかも、康光は竜、野月は馬を敵陣に作りあうという激しい展開だ
三浦「お互い少しも妥協していない」
聞き手の貞升「この将棋がゆっくりになるということはないですか?」
三浦「そんなことは絶対ないです」

なんだか、竜を作った康光が早くも優勢っぽい・・・
三浦「このままだと野月は力を出せずに終わってしまう」
どんどん考慮時間がなくなっていく野月、ピンチだ
まだ手数もほとんどいってないのに、どこが悪かったのだろう?

三浦「康光さんは最近、お子さんが生まれたんですよね、子供が出来て、ちょっとは将棋が
 穏やかになってくれるかな、と思ったら、全然そんなことはないですね
 子育てのストレスを、将棋で発散しているわけでもないんでしょうけど(笑)」

康光は有利になってから、的確に指しつづけ、わずか65手で快勝となった
康光の会心譜と思う まあでも、康光にとってはこのくらいの内容は当然、
「会心譜」とまでは言わないか?

感想戦で、もう一度初手から並べていたけど、康光には全く疑問手がなかったと思う
奇抜な作戦から、美しい指し回しでビューティフルと思わせた、さすがは棋界のピカソだ
この将棋、全てが康光の思惑通りに進んで、一枚の綺麗な絵を見ているようだった

野月は横歩取りが強いはずなんだけど、この将棋に関しては力が発揮されなかった
はっきりした疑問手があったというより、どうも、一手一手の組み合わせ、
全体の構想がまずかったようだ 

いや~、康光、強いわ 羽生が北島に負けて消えたので、康光、銀河戦の連覇が見えてきた
2009.08.17 父の日曜大工
この10日間ほど、父とひさしぶりに会ってきた
父は、日曜大工が得意だ
その技術はかなりのレベルに達していると思う

父は手すりをつけるなんて朝飯前、棚を取り付け、机をつくり、食事をするときのテーブルも作った
テーブルは巨大で頑丈、こんなの、買ったら10万円は下らないと思えるものだ
ガスバーナーで「焼き」を入れて、防虫防腐加工をする、という手の込みようだ

ドリルも威力の違う3種類くらいを駆使し、ドリルの刃も
木工用と金属用とを使い分けている

大型の冷蔵庫を買ったが、玄関から入らないのでどうするか、業者の人が困っていたときに、
父が玄関のドアのネジを取ってしまい、ドアごと取っ払ってしまったのには、業者の人も驚いていた

仏壇もボロボロになってきていたので、相当いじって、以前以上の格調のものに仕上げた
大きな仏壇なので動かすのも大変だが、修繕までやってのけるのだ

ペンキを塗ったりも当然のようにやる
屋根に、雨漏り防止のため、セメントを作って塗りこむ作業もやっていた

極め付きは、4~5年ほど前に実家が水害に遭ったときだ
10畳くらいの応接間の床が痛んでしまったのだが、
その床板の張り替えを、わずか2日で終わらせてしまったときには、もうすごすぎ、と思った
何しろ、材料を選び、調達して、施工するのがすべて自前なのだ
私も手伝うが、いつものように言われたとおり動いているだけ・・・
完成形の図面は、父の頭の中にあるだけだ
床は、たった2日で、業者がやったのか?と思えるほど新品同様になった

ちなみに、このパソコンも父の自作パソコンだ 電気系統にも強いのだ
パソコンはモニターを新調したせいで、もう10年も使っている

この手の工作で父が失敗し、出来ずじまいで終わったのをほぼ見たことがない気がする 
ただ、ひとつ問題が・・・
それは、かなりの確率で、手伝わされる、ということだ
工作があまりにも多種多様に及び、父は毎日何か1~2個は作業している気がする
父と顔を合わせると、父に「あ、おい、ちょうどいいところに来た」と言われ、
いきなり何かの作業員にされてしまうことが多々ある ぎょえー
「日曜大工」ならいいが、「毎日大工」の作業員は勘弁してくれー(^^;

そんな父の口癖は、何か作業がひとつ終わった後、ビールを飲みながら
父「もう、だいたい終わったで (この家も)触るとこ、なくなってきたで」と言うのが口癖だ
そして、あたりをぐるぐる見回しながら、次はどこをいじろうか、と考えているのだ
次の日にはもう、何か新しい作業を見つけて、大工仕事をやっている父がいるのだった 
小林裕士六段vs渡辺 明竜王  NHK杯 2回戦
解説 佐藤康光

解説の康光「両者矢倉が得意だが、小林裕士(以下、デカコバ)はパンチ力のある攻め将棋、
 渡辺はバランス重視で、戦い方がだいぶ違う」

先手デカコバで、戦型は相矢倉になった
デカコバが桂損したかわりに歩得するという中盤の展開、
渡辺がやや有利なようだが、デカコバも決め手を与えず粘っている
自分は相矢倉が苦手なうえに、ぐちゃぐちゃした大混戦に・・・
康光の声が温和だったこともあり、目を閉じて瞑想していると、
気がついたら、終盤にワープしていた

もう巻き戻して見る気も起きず、そのまま見ていた
渡辺玉には手がつかないかと思ったら、デカコバは端攻めから攻め合いに持ち込み、
寄せの形を作った 長手数の大熱戦だ
康光「これはけっこう追い込んだ 形勢がわからない」

しかし、さすがは渡辺、自玉の下に敵の竜が来ても慌てることなく冷静に対処、
最後は勝ち切ったね 相撲でいうと、土俵際まで追い詰められてもあわてない、横綱の貫禄だね

ひさしぶりに将棋を観戦したわけだけど、相矢倉の150手超は自分にとってキツく、
このブログの今後に不安を残した一局となった(^^;

<今週のやっぴー>
黒の半袖のジャケットで、普通の服装だった 服装B
ひさしぶりの矢内の聞き手だったので、楽しみにしていたんだけど、
移動疲れでワープしてしまった度 ★★★
愛知の実家に帰省するため、ブログを休止します
期間はいちおう2週間ほどですが、向こうに行っても暇なんで、
10日くらいで飽きて帰ってくる可能性が高いですかね

先日、「やさしい詰物二百題」という本を、将棋天国社さんから買いました
今15問目までいってますが、これがすごくいい感じの本です
これを全問解き終わって、帰ってきたいですね
(まあ、将棋から全く離れて過ごすのもいいかもしれません 
実態はそうなるかもしれませんけど(^^;)

兄、妹、父、母に、どうぶつしょうぎをやらせてみたいですね
ではでは
ファイル名:二段との対戦.kif
開始日時:09/08/04
棋戦:レーティング対局室(早指し)
先手:二段の人
後手:Gizumo

▲7六歩
*私は後手です
△3四歩 ▲6六歩
*ここ、もうポイントだと思い、
*最近考えていた一手があった
*いつもなら△6二銀としていたのだが、それでは先手に石田流本組みに組まれてしまう
*かといって、飛車先は突きたくない
*(飛車先を突いてしまうと定跡形になりがちだからだ)
*何か方法はないだろうか?
△7四歩
*これはどうだろうか?
▲7八飛
*△7四歩が変なので、やはり三間にしてきたか
△7二飛
*しかし、これで互角の形勢と思う
*これで定跡形をはなれて力戦になった
▲6八銀
*以下、駒組みが続く
△6二銀 ▲6七銀 △4二玉 ▲9六歩 △3二玉 ▲4八玉
△5二金右 ▲3八玉 △4二銀 ▲2八玉 △5四歩 ▲3八銀
*先手は美濃だった 穴熊も相当有力と思う
△7三銀
*△8四銀と出る狙い 
▲1六歩 △1四歩
*ここでは▲5六銀の玉頭銀が怖かった
▲7五歩
*あら、意外にも先手から仕掛けてきた
*どうしよう?取るべきか放置か、どっちがいいかわからない
△6四歩
*放置したが、どうなるか
▲7六銀
*あら、好形に上がられてしまった
*
△5三銀 ▲5八金左 △4二金上 ▲4六歩
*お互いに手待ちが続く
*この▲4六歩は美濃囲いの場合、玉がとても固くなる手だ 将来の△5五角~△3六桂の筋がなくなるからだ
△5五歩
*迷ったが、ここを突いておくことにした
*しかし、後手から攻めがないのではつらそうだ
*▲3六歩~▲4七金~▲3七桂でも、後手が指す手がなく困っていそうだ
*後手、作戦失敗ぽい
▲6五歩
*もう先手から攻めてきた
*しかし、高美濃に組んでも、一回▲9八香と上がっておいても、後の展開が全然違った
△同 歩 ▲7四歩 △同 銀
*どうなっているのか でも、なんだか後手も駒が働いてきた
▲6五銀 △7五歩 ▲7四銀 △同 飛
*次に△6九銀の割り打ちがあるので、▲6八飛かなと思った
*それなら一度歩を受けておいて、△8四飛を楽しみにするくらいだろうか
▲6六角
*この角は、なんだかありがたいと思った
△6九銀
*とにかくここに銀が打てた
▲7五飛 △同 飛 ▲同 角 △5八銀成
*これで美濃がかなり薄くなった
▲5三角成
*おお、もう切って来た
△同金直 ▲5八金 △6九飛 ▲4九銀打 △5六歩
*角筋を通した手
▲8二飛
*これが当然のように見えて、疑問手になった
*次の手は我ながら好手
△7一金
*これで後手陣が一気に固くなった
▲8三飛成 △9二角
*秒に終われて指したが、どうだったか
*あんまりいい手じゃなさそう
▲8四龍
*なんだか、竜が手順に好位置に来てしまったような気がする
△5七歩成
*次に▲7四歩(または▲8三銀)と打たれたら、打った角が使えないので、角を切ってしまおうという手
▲同 金 △3八角成 ▲同 玉 △9九角成
*香車がダイレクトで取れた
▲5四歩
*5筋の歩が切れたので、この歩打ちが痛い・・・
*が、返し技を発見した
△同 金
*取る手があった
▲同 龍 △5二香
*痛烈 この手があって、ラッキーだった
▲3四龍 △3三歩
*竜、金、両取りで、もう先手に手がないか、と思ったら・・・
▲2三龍
*げっ!こんな手があったのか
△同 玉 ▲7八角
*うわあ 王手飛車だ
*しかし、ここでもピッタリの一手があった
△5六歩
*これがあった ラッキーだった
▲5三歩
*相手も混乱している
△6八飛成
*王手角取りだ
▲5八金 △7八龍 ▲5二歩成
*ここで△5七歩成でも一手勝ちっぽいが、怖くて指せなかった
△同 金 ▲4一銀 △4二金 ▲3二銀打 △2四玉 ▲2六歩
*ひー、怖い けど、なんとか逃れてそう
△1三桂
*これで▲2五香~▲1七桂の王手は、最後に△1六玉で詰まない
▲3六歩 △4四馬 ▲2八香 △5七歩成
*これで5筋方面に玉が逃げれるようになり、勝ちになった
▲2五歩 △同 桂 ▲同 香 △同 玉 ▲1七桂打 △3六玉
▲3七金 △3五玉 ▲2七玉 △2四香 ▲2五歩 △3四玉
▲2四歩 △2六歩 ▲同 金 △同 馬
*やっと勝った Rがちょうど1800に復帰した
*もっと序盤を工夫する必要がありそうだ なんとかして、飛車先突かずの居飛車(後手なら8筋を突かない)を得意戦法にしたいと思っている
まで102手で後手の勝ち
ここのところ、マイケルジャクソンを聴いている
マイケルの魅力たっぷりのダンスも、DVDを買って見ている

マイケルの出したオリジナルアルバムは、
「オフザウォール」、「スリラー」、「バッド」、「デンジャラス」、
「ヒストリー」(2枚組み)、「インヴィンシブル」がある

この中から、「デンジャラス」、「「ヒストリー」、
そしてベストアルバムの「キングオブポップ ジャパンエディション」を手にいれて、
自分でベスト20曲を選出してMDに入れて聴いている

選曲は自分の気に入ったものを選ぶのでいいとして、
曲順を考えるのが大変だった 曲順がいいと、聴いていて疲れないんだよね
結果、この順番の20曲に落ち着いた

1 ビリージーン
2 ロックウィズユー
3 今夜はビートイット
4 スリラー
5 ヒューマンネイチャー
6 キャントストップ ラヴィングユー
7 スムーズクリミナル
8 バッド
9 ストレンジャーインモスクワ
10 リメンバーザタイム
11 ブラックオアホワイト
12 ユーアーノットアローン
13 ゼイドントケア アバウトアス
14 フーイズイット
15 ギブイントゥミー
16 カムトゥギャザー
17 ウィルユービーゼア
18 ウィーアーザワールド(デモバージョン)
19 ヒールザワールド
20 マンインザミラー

特に好きなのは、18~20の3曲だ
マイケルがひとりで歌っているウィーアーザワールドは、
超有名歌手を大勢集めて歌ったバージョンより気に入っている

DVDで好きなのは、ムーンウォーカーという作品だ
マンインザミラーのライブでの大群衆、子供達が踊るかわいいバッド、
スムーズクリミナルのダンスの完成度、そして最後のカムトゥギャザーがとてもかっこいい

ところで、マイケルを表現した言葉で、こんなものがある
古典の清少納言の枕草子で、「春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎはすこしあかりて、
むらさきだちたる雲のほそくたなびきたる。」というものがあるが、
誰が言ったか、「やうやう白くなりゆくマイケルジャクソン」 これを聞いたときは、笑ってしまった
矢内理絵子女王vs櫛田陽一六段  NHK杯 1回戦
解説 先崎学 聞き手 千葉涼子

いよいよ矢内登場、期待の一戦で自分はもちろん矢内の応援だ

解説の先崎「矢内は粘り強い居飛車党で、最近絶好調
 クッシーは筋がいい四間飛車党、序盤がうまい
 見どころは、クッシーの序、中盤のサバキを矢内が抑えられるか」

先手矢内で、▲居飛車の端玉銀冠vs△四間飛車美濃になった
矢内は独特の囲いで、金銀4枚に固めた 対して、クッシーは金銀4枚の高美濃だ

矢内がどう戦機をつかむか、だったが、▲2六飛~▲3六飛、と揺さぶりをかけたところでは、
先崎「矢内がうまくやったんじゃないか 矢内独特の作戦がとりあえず当たった」
おおー、いいよいいよ これで終盤の寄せ合いになれば、と思って、自分はかなり盛り上がっていた

先崎「一段落して、先手が悪くない」
よっしゃよっしゃ、ただ、まだ先は長そうだけど・・・と思っていたら、
クッシーの△4七歩の垂らしが来た!ええ、こんな遠くにと金を作る手が間に合うのか?
先崎「△4七歩は四間飛車を何十年も指してきた手ですね」
たしかに、手を渡されて見ると、具体的に矢内の動く手が難しい
考慮時間がどんどんなくなっていく矢内

さらにクッシーの△6五歩、という一見重い歩打ちで、矢内は角を下がらされた
先崎「△6五歩は櫛田ワールドの一手」
これで角の利きをそらし、何が何でも、4筋にと金を作ろうというのだ

本局はこのと金作りがモロに決まった クッシーは2枚目のと金を作ることに成功 
先崎「矢内の品の良さが裏目に出た これはまいったですね しびれてる
 終盤まで互角になれば、と思っていたんですけど、そういう展開とは程遠い」
時間も、矢内の考慮時間が0回に、クッシーはまだ7回もある
ああ~、素人目に見ても、大差だ・・・orz
画面には、あきらかに不満げな顔の矢内の表情があった

しかし、終盤、クッシーの手が荒っぽくなり、クッシーは考慮時間もなくなり、
もしかしたら?と思う場面もあったのだが、やはりリードされすぎていたのだろう、届かなかった
ただ、矢内、飛車を成りこむときに、当然桂を取って一段目に成る、と思われたところで、
三段目に成ったのには、先崎に「すばらしい」と言われていたね こういう手をもっと見たかった
結果、矢内、勝てなかった 内容的にも、完敗だった・・・orz

感想戦で、クッシーが口にしていた、桂を跳ばれて王手されていたら危なかった、という筋を、
せっかくなので並べてほしかった
うーん、矢内、残念だった また次週からは聞き手として楽しませてほしい

<今週のやっぴー>
ノーマルな黒のスーツだったが、こんなことなら和服でも着てくるべきだったか 服装B
やはり男女の間に実力差があることを見せつけられた度 ★★★★☆
第17期 銀河戦
決勝トーナメント 1回戦 第1局
羽生善治名人 vs 北島忠雄六段
対局日:2009年6月12日
解説:畠山 鎮七段
聞き手:安食総子女流初段
記録:伊藤明日香女流初段

20年度の成績は、羽生44-21 北島12-16 2人の対戦成績は羽生の2-0
羽生は谷川に勝っての最終勝ち残り者、北島は勝又、森けいニに勝っての最多連勝者だ
北島は2つしか勝っていないので、ラッキーな決勝トーナメント進出だ

解説の畠山鎮「羽生はあらゆる戦法を指しこなす柔軟な棋風、早指しも長い時間でも得意
 北島は居飛車党本格派でブレのない棋風 今年の3月くらいから棋風改造で中飛車を多用している」

先手羽生で居飛車、後手の北島はゴキゲンの出だしから、角交換型の力戦向かい飛車になった
畠山「最近は角交換の将棋が流行っていますね、すぐに角という大砲を持ち合って、
 どこに打つかで勝負が決まる、ついていけないです(笑)」

羽生の玉頭位取りに対して、北島は銀冠に組んで、△2五桂とポンと跳ねて一歩とり、
戦いが始まった
お互い金銀の激しい取り合いになったが、本譜の順では羽生の竜の位置が悪くなった
77手目、▲3七銀と、と金を払っておく手はどうだったのかな

終盤、すごい玉頭戦になった それもお互い30秒将棋だ
秒読みにもかかわらず、北島の手つきは常にゆったりしていて、
畠山「北島さん、落ち着いてますね この手つきがね 
 むしろバシッと指してくる人のほうが怖くないんですけど(笑)」
畠山「いやー、ドキドキしますね 羽生名人もわかんないんですね こんな熱戦は、なかなかない」

びっくりしたのが、北島の120手目の△7五銀と打った手だ
この銀は、先手玉に取られてタダだ それでなくても羽生は入玉を狙っていたのだ
わざわざ玉を上に上がらせて、それで次の手で自陣に手をもどし、
羽生に手を渡すんだから、よく指せたものだ

結果、難解な終盤を制したのは、なんと北島!
30秒将棋の中、北島の終盤は冴えていたと思う
本局は羽生に力勝ち、大したものだ
北島は3年前の14期銀河戦で8連勝し、そのとき森内名人に勝った将棋が
内容がすばらしかったことが印象に残っている 北島、あなどれない存在だ

ちなみに、3日前の水曜に放送された「銀河クラブ」では、
この対局の見どころを聞かれた豊川が、「指導対局です(笑)」と言っていたが・・・(^^;
北島、見事な勝利だったと思う
2009.08.01 友人Nとの一戦
一週間前に友人Nとリアル将棋で対局しました
その棋譜にコメントを付けてみました
対局時計使用、持ち時間はNは3時間切れ負け、私は45分切れ負けのハンデ戦

ファイル名:09Jul23 友人Nvsギズモ.kif
開始日時:2009/07/23(木)
持ち時間:N3時間切れ負け ギズモ45分切れ負け
先手:友人N
後手:ギズモ

*友人Nとの1ヶ月ぶりの対局
*Nはこのブログの立ち上げに協力してくれた人物
*実は1ヶ月前の対局ではNに負けていた
▲7六歩
*持ち時間は、Nは3時間切れ負け、私は45分切れ負け
△3四歩
*振り駒でNの先手、私は後手
▲2六歩
*Nはいちおう居飛車党だ
△3二金
*一手損角換わりを意識した手
▲6八玉
*N独特の手(笑)ここで次の手は△8四歩が最善だろうが、どうにも乱戦になるのが怖くて指せない
△8八角成
*初めから予定の一手損角換わりにした
▲同 銀 △2二銀
*この銀上がり、どうなんだろうか △4二銀のほうがいいのかもしれない 本局は、この銀がポイントになる
▲7八玉 △6二銀 ▲6八金
*これがNの囲い、ボナンザ囲いの簡易バージョンだ
△7四歩
*この歩はどうせ後から突くしなあ、と思って突いた
▲3八銀
*▲4八銀より▲3八銀のほうが、棒銀作戦の余地が残る
△6四歩
*もし相手が棒銀なら、この歩マイナスになりがちなんで気が引けるんだけど、まあ仕方ないか、と思って突いた
*(先手が棒銀なら、△7三銀~△5四角~△6四銀が私のいつもの作戦だ)
▲3六歩
*Nは棒銀ではないようだ まあ、Nが棒銀をやってきたためしはないのだけどね
△6三銀 ▲3七銀 △5四銀
*私は腰掛け銀作戦
▲4六銀
*なんか、銀がもう向かい合って、緊張感が・・・
*△6五歩~△6四角と打って、先手の銀を下がらせつつ飛車を狙いたいが、△6五歩の瞬間に先に▲6四角と打たれてアウトだ △7四歩としたのがマイナスになっている
△4四歩
*次に△4五歩と突いて、銀を下がらせようと思った
▲5六歩
*「角交換に5筋の歩を突くな」という格言があるので、しめしめ、と思っていたが、これはNの作戦だった
*次の手、私は敗着になりかねない悪手を指してしまう
△4五歩
*これが悪手!銀が下がってくれるかと思ったら・・・
▲5五銀
*ぶつけてきた!元気がいいなあ、とのんびり思っていた
△同 銀
*まあ取るところだろうと思って、簡単に取ってしまった
*ここは△6三銀と引くべきだった
▲同 歩
*この局面になり、落ち着いてよく見てみると、唖然とした 先手は玉が固く、▲5四歩の突き出し、▲5八飛と回る手、▲3七桂~▲4五桂の狙い、楽しみがすごく多い 後手は2二の壁銀がひどいし、玉はまだ居玉のままで薄い、大作戦負けだ ぐえええ
△5二金
*これも▲7一角の筋がモロに発生するのでどうなのか
*(△4二飛と回りたいが、▲5四歩で困る)
*他にいい手もなさそうだが、△4六歩として▲同歩△4七角だったか
*
*ところが!この次のNの一手が、先手の作戦勝ちをフイにしてしまう一手だった
▲4四銀
*打ってきた瞬間、これはありがたい!と思った
△3三銀
*ぶつけて、壁銀の解消だ ほっとした
▲同銀成 △同 桂
*2二の壁だった銀が、持ち駒になった計算だ
*本当に助かった しかも、角、銀、銀と3枚持った 何か手ができそうだ
▲3五歩
*この歩はさすがに取れない、と思った
*取ると▲5四歩~▲7一角がある
△4三銀
*壁だった銀がここに置けたので、まあここは1枚投資しても腹が立たない
▲3四歩 △同 銀 ▲5四歩
*どうしようかと思ったが
△同 歩
*あっさり取ることにした
*▲7一角には、△7二飛▲4四角成△4三金左でどうか
*その後△5五角で馬は消せるが、ちょっとこっちがまとめにくいか?
▲3五歩
*あら、▲7一角じゃなかったか
△4三銀 ▲3四銀
*この攻めは重いと思う ありがたいと思った
△5五角
*この手が狙いの手
▲4三銀成
*この瞬間、飛車は取れるが、玉形の差が大きすぎてそれは悪手と思う
△同金左 ▲1八飛
*飛車に逃げられたが・・・
△2七銀
*ここに銀が打てるのだ 相手は歩切れなので、香車が価値の高い駒になっている
▲3四銀
*こんな手は考えてなかった
*この手に対し、金が引くか寄るか、迷った
*だが激指4によれば、ここは先手の飛車を取る大チャンスだったようだ(^^; 玉が薄くなりすぎるので考えなかった
△5三金寄
*寄ることにした 玉を固くすることを優先した
▲5八飛 △1九角成
*香車が取れた
▲3三銀不成△5五香
*これが強烈な手 優勢を確信した
▲5六桂
*これは先手つらい
△2九馬
*もう先手は指す手がないだろう、と思っていた
▲4四銀不成
*こんな手があった N、▲3三銀不成にしていたのはさすがだ
△4七馬
*とにもかくにも、馬は引いて使うべき
*この次の手、Nも私も見落としていた手があった
*激指4が教えてくれた
▲3三角
*Nはこう打ったが、ここでは▲7一角が正着で、それなら互角の勝負とのことだ
△6一玉
*△6二玉と、こっちと、どっちがいいのかわからない
▲5五銀 △同 歩 ▲同角成
*後手としては飛車はいつでも取れるので、あせらなくていい
△5四歩
*5筋さえ抑えてしまえば、あとは自動的に勝ちになると思った
*ここが先手の勝負どころだったかもしれない
*次の先手の手、▲6四馬という手があった
*実戦で△同金▲同桂となったら、持ち時間が切れ負け将棋なので大変だろう ▲6四馬には△7三銀が手堅いが、実戦で指せたかどうか
▲1一馬
*馬がそっぽに行って、一安心
*Nは局後この手を後悔していた ▲4五馬として銀当たりにし、▲4八香の筋で指せばたら良かった、と言っていた なるほどなあ
*それならこっちも飛車が遊んでいるので、大変だろう
△5五銀
*これがいい感触の手だ
▲5七香
*次の手、手筋と思ったが、やや危険だったか
△3七歩
*先手にやってきなさい、という手
*しかし、ここでは△6五銀が手堅かった
*先手陣は固いので、▲6四桂が実は怖い手だったのだ
▲4八金 △3六馬 ▲5九飛
*これが勝負どころをなくした手 先手としてはむしろ、この飛車は後手から馬で取ってもらい、角を手持ちにして勝負すべきだった
△6五銀
*これで5四に利きができ、もう後手に負けがなくなったと思った
*(しかし、今見ると▲6六歩という手が変化が多く嫌味だ △同銀左なら▲6七香、△同銀直なら▲6四桂だ)
▲7七銀
*Nはあまり時間を使わずこの手を指した Nはまだ時間はあったので、もったいなかったと思う
△3八歩成 ▲5八金右 △4六歩
*じわじわ攻めて充分間に合う
▲6六銀 △同銀直 ▲同 歩 △4七歩成 ▲4四銀 △4八と寄
*と金2枚が活用できて、後手勝勢
▲5五銀 △同 歩 ▲4四桂 △6二金
*冷たい手(^^;
▲4七金 △同 馬 ▲5五香 △5九と ▲5三香成
*後は、即詰みに討ち取ればいい
△6九銀 ▲7七玉
*▲6七玉でも詰みがあります
△8五桂 ▲8六玉 △9五銀 ▲同 玉 △9四飛 ▲8五玉
△9五金
*きっちり詰まして勝ち 勝ててほっとした
*それにしても、序盤のいきなり銀交換しての作戦はひどかった 反省しきりだ
*残り時間は、Nは残り1時間ほど、私は残り9分だった
*常に残り時間を気にしながら指すことになり、切れ負けは怖いと感じた一局だった
まで96手で後手の勝ち
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