今年の更新はこれで終わりです
再開は1月4日頃からの予定です

もう一度このブログの説明を書いておきますね
・金曜、日曜は前日放送のあった銀河戦の感想を書いてます
・月曜は前日放送のあったNHK杯の感想を書いてます
・ほぼすべての対局を見ますが、相穴熊になったら見ないです これはもうどうしようもないです
・私は大阪在住です 関西将棋会館の解説会には、気に入った解説者のときには行って、
 感想を書いてます (最近解説会に行ってませんが、竜王戦に興味が持てなかったのが原因です
 あと一年くらいしたら愛知に引っ越すので、もうそうなったら解説会には行けませんね)
・銀河戦の棋譜は囲碁将棋チャンネルのHPにあります(次の日の午前中にはUPされてますね)
・NHK杯の棋譜はhttp://homepage3.nifty.com/amihot/の管理者の方がUPしてくれてますね
 (だいたいその日中にUPのようです)
・カテゴリの自戦記・研究等になどにある棋譜は、Kif for Windowsをインストールすれば、
 貼り付けて動く将棋盤で見ることが可能な仕組みです
・カウンタのところにマウスを当てると一週間分の来場者数がわかります
・このブログでは文章の最後に「。」はつけないです(めんどうなので)
・ハンドルネームはGizumoですが、これはローマ字です 
 グレムリンなどに出てくる英語のギズモは正しくはGizmoです 
 (24で登録するとき、6字以上でないとダメなため、ローマ字にしました)
・今年も24の名人戦には参加しません
・私の病状ですが、死ぬようなこともないんですけど、一人では生きていけませんね
 今一番やりたいことは「走る」です もう10年以上まともに走ってません
・ドラクエ3中毒です
・基本的に一日ひとつの記事を更新を目標にやってますが、今のペースがいつまで続くか・・・

だいたいこんなところです ま、気楽に見れるページを目指してます
プロ野球観戦が趣味な人は、ナイターの野球中継を見たら、
その内容を次の日の朝に新聞でもう一回活字で読みますよね
もちろん見れなくても、新聞で情報を得ますよね
そんなふうな、スポーツ新聞でも読むような感じが出せたらいいな、と思ってます
ではでは、来年もよろしくね

TVLIFE関西版によると、
1月1日の午後0時00分から2時00分まで、
NHK教育で「新春お好み将棋対局」の放送
同じく1月1日の午後7時20分から9時50分まで、
NHK衛星第2で「大逆転将棋2010」の放送があるとのことです
第18期 銀河戦
本戦Aブロック 4回戦
横山泰明五段 vs 櫛田陽一六段
対局日: 2009年10月16日
解説:西尾 明五段
聞き手:早水千紗女流二段
記録:伊藤明日香女流初段

明日の早朝から帰省するため、ひさしぶりに生放送をみることになった
オープニングを今一度じっくり見てみたが、宇宙空間で駒がスパークしているこの演出、
以前も思ったけど、ドラゴンボールZを真似たとしか思えない(笑)

20年度の成績は、横山21勝15敗 クッシー10勝11敗 2人の対戦成績はクッシーの2-1

解説の西尾「横山は最近の振り飛車党、先手番なら三間飛車石田流か中飛車、
 後手番ならゴキゲン中飛車 近頃は勝率7割を越えていて好調
 対してクッシーは昔ながらの振り飛車党、横山とはだいぶ性質が違う 相振りはあまりしない」

3連勝しているクッシーが4連勝なるか、という一局だ
この2人、将棋の性質がだいぶ違うということだが、髪の毛もだいぶ違う
横山は「散髪屋に2ヶ月以上行ってない」というくらい髪の毛が多いが、
クッシーは「今朝、ツルツルに剃りあげてきました」というくらい見事な坊主頭だ

さて、自分はこの一局が今年最後の将棋観戦だ・・・と思いながら見ていたら、
お互いが何の躊躇(ちゅうちょ)もなく香車が上がった
あちゃー、相穴だ だめだわこれは あっという間に観戦終了だ 10分持たず(^^; 

母にテレビ画面を見せて、「これが相穴熊やで」と説明すると、
母いわく「お互いが引きこもってて、どうやって戦うん?」
これには爆笑した

結果はクッシー勝ちとのこと
激指9の検討モードに関してです

まず私のパソコンの環境をもう一度書いておきます
製品名 DELL社のStudio desktop
OS  Windows7HomePremiam搭載 64ビット 
CPU  インテル(R) Core(TM) 2 Quad プロセッサー Q8300
   (4MB L2 キャッシュ, 2.50GHz, 1333MHz FSB)
メモリ 4GB (2GBx2) デュアルチャネル DDR3-1333 SDRAM
HDD 500GB SATA (7200回転)
価格 値段はオンラインで約10万円ちょっとしましたね(モニタ込み)

先手:激指<全戦型> 六段
後手:ボナンザ
▲7六歩 △8四歩 ▲6八飛 △3四歩 ▲6六歩 △6二銀
▲1六歩 △4二玉 ▲3八銀 △1四歩 ▲7八銀 △3二玉
▲5八金左 △5四歩 ▲4八玉 △5二金右 ▲3九玉 △5三銀
▲6七銀 △8五歩 ▲7七角 △7四歩 ▲2八玉 △2四歩
▲4六歩 △2三玉 ▲3六歩 △3二銀 ▲4七金 △6四銀
▲2六歩 △7五歩 ▲7八飛 △7六歩 ▲同 銀 △7二飛
▲6五歩 △7七角成 ▲同 飛 △5五銀 ▲8五銀 △7七飛成
▲同 桂 △7九飛 ▲8三飛 △6七角 ▲4八金上 △7六歩
▲6四歩 △7七歩成 ▲6三歩成 △同 金 ▲8一飛成 △9九飛成
▲8四銀 △4四香 ▲8二角 △6九龍

この棋譜を見てください これはボナと対戦させたときの棋譜です
これがわかりやすいと思いました

この棋譜の41手目を検討モードにかけてみたところ、1分40秒考えて、
なんと▲8五銀が最善(評価値+107)で思考完了と出るんです!
次善手が▲6七銀です どう考えてもおかしいです・・・

▲8五銀て、そんなのは将棋にない手ですよね もうおかしすぎます
(何回かやっていたら、順序が入れ替わって、
▲6七銀が最善手、▲8五銀が次善手と出たこともありました
でも、それも2つの候補手をどっちを最善にするか、最後まで迷ってました)
1分40秒考えて、▲8五銀が最善ってこれは何? こんな検討モードは使えませんorz
「次の一手」で調べると、何回やっても20秒ほどで▲6七銀と出るんですけどね・・・

この将棋は途中で終わらせてますが、最後の△6九竜(この手は意味がわからないですが)の
ところで検討モードにかけてみると、5分40秒考えて思考完了、
まだ激指9は互角(評価値-11)と判断してます 
互角じゃないですよね? 後手がいいですよね?
同じ局面をボナにかけてみたら、ちゃんと-400くらいで後手が有利とでます


▲7六歩△3四歩▲2六歩△4四歩▲4八銀△4二銀▲6八玉△5二飛▲7八玉
△6二玉▲5六歩△7二玉▲9六歩△9四歩▲6八銀△8二玉▲5八金右
△7二銀▲2五歩△3三角▲3六歩△4三銀▲4六歩△6四歩▲3七桂△5四歩
▲4五歩

同じような現象が、この▲4五歩早仕掛けの局面でも起きます
検討モードで△同歩が最善で思考完了と出てしまいます
「次の一手」では△4二飛なのに・・・

おーい、激指9の大局観はどうなってるんだー もうイヤぽ

追記 まあCOMといえど完璧ではないんで、参考程度に使ったほうがいいということなんでしょうね
   あんまりもうこの話題には関わらないようにします
   どうせ年が経つごとに、もっとソフトは改良されるでしょうから・・・
激指9の指導モードをやってみました

<1局目>ほとんど時間を使わず指したらボロボロに負けた棋譜

先手:ギズモ
後手:激指9 指導 振り飛車

▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲4八銀 △3二飛
▲2五歩 △3三角 ▲6八玉 △4二銀 ▲7八玉 △6二玉
▲5六歩 △7二玉 ▲6八銀 △5四歩 ▲7七銀 △8二玉
▲7五歩 △7二銀 ▲7六銀 △4三銀 ▲5八金右 △9四歩
▲9六歩 △6四歩 ▲6六歩 △5二金左 ▲6七金 △6三金
▲7九角 △2二飛 ▲8八玉 △4五歩 ▲7八金 △4四銀
▲3六歩
*やや疑問です。▲6八角くらいで互角だと思います。
△5五歩 ▲同 歩 △同 銀 ▲3七桂
*やや疑問です。▲7七金上の方が良いでしょう。
△6六銀 ▲4五桂 △6七銀不成▲3三桂成 △7八銀成 ▲同 玉
△3三桂 ▲8八角 △5二飛 ▲5七歩 △4五桂 ▲5六銀
△6五桂 ▲同銀左 △同 歩 ▲4五銀 △7六金 ▲1一角成
*疑問手です。苦しい局面ですが▲5八角のほうが優ります。
△6六歩  ▲6八歩
*好手ですね。▲6九香かと思っていました。
△6七銀 ▲同 歩 △同歩成 ▲8八玉 △7八金 ▲9七玉
△8九金  ▲5九銀
*悪手です。苦しい局面ですが▲8五銀として頑張るところです。
△8五桂 ▲9八玉 △7七桂成  ▲8八香
*疑問手です。かなり苦しい局面ですが▲8九玉とするところでしょう。
△7八と
*あなたが投了しました
*74手をもちまして激指~指導の勝ちです
*
*敗着はおそらく、41手目の▲3七桂です。
*推薦手は▲7七金上です。
まで74手で後手の勝ち


<2局目 考えて指した棋譜 まともな棋譜になるよう、3回ほど待ったもしました(^^;>

先手:ギズモ
後手:激指9 指導 振り飛車

▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △5四歩 ▲4八銀 △3三角
▲同角成 △同 桂 ▲6八玉 △2二飛 ▲5六角 △7二銀
▲3四角 △3二銀 ▲6六歩 △6二玉 ▲7七玉 △7一玉
▲7八銀 △8二玉 ▲8八玉 △2一飛 ▲5八金右 △6四歩
▲7七銀 △5二金左 ▲3六歩 △6三金 ▲7八角 △7四歩
▲3五歩 △7三桂 ▲3四歩 △5五角 ▲3七銀 △8五桂
▲4六銀
*やや疑問です。▲8六銀の方が良いでしょう。
△7七桂成 ▲同 玉 △4四角 ▲3六桂 △6二角 ▲2五歩
△4四歩 ▲3三歩成 △同 銀 ▲3七桂 △8四角 ▲2四歩
△同 歩 ▲3四歩 △4二銀 ▲4四桂 △4三銀 ▲3三歩成
△4四銀 ▲3二と △5一飛 ▲2四飛 △8五桂 ▲6七玉
△5五銀 ▲同 銀 △同 歩 ▲8六銀 △9七桂成 ▲同 香
△3六歩 ▲4五桂 △3七歩成 ▲9二歩
*疑問手です。▲9六桂ぐらいで互角でしょう。
△4六歩 ▲9一歩成 △4七歩成 ▲4二と △5四飛 ▲同 飛
△同 金  ▲8五桂
*疑問手です。▲9三香成ぐらいで互角でしょう。
△5八と ▲同 金 △4六飛 ▲9三香成
*好手ですね。▲6八玉かと思っていました。
△7一玉 ▲7三香 △6二玉 ▲7二香成 △同 金 ▲5二飛
△6三玉 ▲8三成香
*悪手です。▲7五桂なら勝ちですよ。
△6六飛 ▲7七玉 △7六飛 ▲8八玉 △9八金 ▲7九玉
△8八銀 ▲6九玉 △6五香 ▲6七歩 △同香不成 ▲6八歩
△7八飛成 ▲同 玉 △8九銀不成▲6九玉 △7八銀打 ▲5九玉
△6八香成 ▲同 金
*疑問手です。▲同玉の方が良いでしょう。
△6九銀成 ▲同 玉 △2五角 ▲3六歩 △7七桂 ▲5九玉
△6九桂成 ▲同 玉
*好手ですね。▲同金かと思っていました。
△7八銀不成▲同 玉 △投了
*激指~指導が投了しました
*121手をもちましてあなたの勝ちです
まで121手で先手の勝ち


指導モード(初段で申請)をそのまま書き写しました
最初に、あなたの手番、あなたの棋力(8級、6級、4級、2級、初段までの5段階)
上手の戦型(全戦型、居飛車、振り飛車)、現在の局面から対局するかどうか
(編集局面からでも対局可能)を決めて対局します
COMはノータイムで指してきます コメントも、こちらが指した瞬間にノータイムで返ってきます
終局直後には形勢推移のグラフが出ます

私はCOMと指すのがとても苦手です(考える気がしない)
だからこのモードを遊ぶことはめったにないと思います

この記事を見て激指9を買おうと思った人がいたら、まだ決めないほうがいいです
検討モードが、なんか変な気がするんですよね 大局観がおかしい気がします
詳しくはまた明日書く予定(明日書かなくても御免ね)
昨日、ボナと激指9を6局ほど対戦させてみたんですが、なんかおかしいんです
ボナも激指9も、なぜか異様に弱いんです どう考えてもおかしい、と思う手を連発するんです

持ち時間はお互い15分、切れたら30秒でやってます
激指9は六段に設定してます

まずは激指9がひどい負け方をした棋譜です
▲4五歩早仕掛けに、△同歩と取ってしまい、ボロ負けです
検討モードでも、28手目は△同歩が最善で思考完了になっちゃう これはなぜ?

先手: ボナ / 後手: 激指9
手合割:平手

▲7六歩△3四歩▲2六歩△4四歩▲4八銀△4二銀▲6八玉△5二飛▲7八玉
△6二玉▲5六歩△7二玉▲9六歩△9四歩▲6八銀△8二玉▲5八金右
△7二銀▲2五歩△3三角▲3六歩△4三銀▲4六歩△6四歩▲3七桂△5四歩
▲4五歩△同 歩▲3三角成△同 桂▲2四歩△同 歩▲同 飛△2二歩
▲4四歩△同 銀▲4三角△3二金▲同角成△同 飛▲4三金△6二飛▲4四金
△1五角▲3四飛△1二角▲1六歩△3四角▲1五歩△1二角▲5三金△3二飛
▲4三角△3一飛▲4二銀△2一角▲4四歩△3二飛▲同角成△同 角▲3一飛
△2九飛▲3二飛成△8八角▲7七角△同角成▲同 銀△2五桂▲同 桂
△1九飛成▲4三角△7一金▲6三桂△同 銀▲同 金△6五桂▲8八銀
△9三玉▲2一龍△8二金▲1一龍△7四香▲8五銀△2三歩▲7一龍△7六香
▲同 銀△7四角▲9五歩△同 歩▲9四香△同 玉▲8二龍


ボナもボナでおかしくて、この将棋では2筋を突破されるし、金はボロっと取られるしで変すぎる・・・

先手: 激指9 / 後手: ボナ
手合割:平手

▲7六歩△3四歩▲2六歩△4四歩▲4八銀△4二銀▲5六歩△4三銀▲6八玉
△5二飛▲7八玉△6二玉▲7七角△7二玉▲5七銀△8二玉▲8八玉△7二銀
▲9八香△6四歩▲2五歩△4五歩▲2四歩△7七角成▲同 桂△2四歩
▲同 飛△2二歩▲2八飛△9四歩▲2三歩△3三角▲9六角△5四銀
▲2二歩成△同 飛▲同飛成△同 角▲4一角成△2八飛▲6八銀引△2九飛成
▲5九金右△6五桂▲7八銀△1九龍▲2三飛△4四角▲2一飛成△5七香
▲5八桂△同香成▲同金左△7七桂成▲同銀直△6五桂▲6六銀△7四桂
▲同 馬△同 歩▲8六桂△5二角▲5一金△同 金▲同 龍△6一金▲5二龍
△同 金▲7四桂△7一玉▲8二角△6一玉▲7一金△5一玉▲7二金△7七歩
▲7九香△6三銀▲6二金△同 金▲同桂成△同 玉▲5五桂△8四桂▲6五銀
△同 歩▲7七銀△5四銀打▲7五桂△7二銀▲9一角成△5二玉▲6三銀
△同銀上▲同桂左成△4二玉▲6四馬△5五銀▲同 馬△同 角▲同 歩
△4三銀▲2二銀

他の4局も、なんだか変な将棋ばっかり・・・
これ、何が原因なんでしょうか 
原因がわからないんで、残念ながらボナと激指9の対戦させるのはあきらめました
あ~、昨日、6時間くらいかけて対戦させたのに・・・orz
第18期 銀河戦
本戦Hブロック 3回戦
伊奈祐介六段 vs 大野八一雄七段
対局日: 2009年10月27日
解説:高田尚平六段
聞き手:井道千尋女流初段
記録:渡辺弥生女流2級

土曜に放送された銀河戦

20年度の成績は、大野9勝9敗 伊奈21勝15敗 2人の対戦成績は伊奈の4-2

解説の高田「大野は攻守にバランスのとれた居飛車党 
 伊奈は筋のいい居飛車党で攻め将棋」

先手大野で相居飛車の持久戦になる 大野は銀矢倉、伊奈は菊水矢倉だ

さて、この一局、見ていてなんか眠い 異様に眠い 
原因はすぐに判明した 解説の高田さんの声が、ものすごくおだやかで優しいのだ
これが自分の眠気を猛烈に誘った 1回目は気がつかないうちに寝てた 
もう1回がんばって見ようとしたのだが、それもまた寝てしまった
恐るべし、高田さんの声!
いろんな解説者を見てきたが、高田さん、聞いていて眠たくなる声ナンバーワンだわ

しょうがないので、3回目、終盤の寄せのところだけ見た
伊奈が駒得の優勢から、気づきにくい桂成りの決め手をさし、圧勝していた

高田「伊奈の積極的な構想が実った 伊奈の快勝譜、大野は力が出せなかった」とのこと

銀河戦のページで棋譜を見直しても、伊奈の会心の指し回しと思った
いやそれにしても、高田さんの声には、どうにもこうにも・・・(^^;
後日あともう1回、高田さんが解説の一局があるだろう それもまた寝てしまいそうだ
森内俊之九段vs堀口一史座七段   NHK杯  3回戦
解説 深浦康市

解説の深浦「森内は一歩一歩堅実に進んでいく間違いのない将棋
 シーザーは研究に研究を重ねているストイックな将棋」 

先手森内で対局開始
事前の戦型予想で、「どちらかのまさかの振り飛車もあるかも」と深浦が言ったとおり、
なんとシーザーの四間飛車になった
矢内「予想的中(笑)」 深浦「言っとくもんですね」

森内は急戦で▲5七銀左型、対してシーザー、△3二金で受けた
深浦「△1二香の香上がりは研究の表れでしょうね」 
「このへんまで想定しているとすればすごい勉強量」
矢内「必ずこうなるものではないですもんね」

矢内「玉が薄い急戦を指しこなすコツは?」との問いに、
深浦「矢内さんに聞きたいんですけど(笑)」

森内の棒銀模様に、シーザーが△4五ポンでいよいよ開戦だ
互いに馬を作りあい、そしてその馬を自陣に引き付けあうという展開
深浦「手厚いですね」 「時間内に終わるかという感じ(笑)」
あ~、これは急戦が一転、超持久戦になってしまった・・・

じりじりとした地道なやりとりが延々と続く 
深浦「この将棋はコクのある手が多いですね」
うーん、面白くないわけではないけど、コクはあってもキレがない・・・

深浦「まだまだ先が見えないですね」 「30分くらい小競り合いをやってますね」
玉の大移動をして粘るシーザー、深浦「元の戦型がわからないですね」

局面は森内が左の玉頭戦で優勢になりかけたが、シーザーが粘って逆転模様まで迫った
ところが、深浦「シーザーががまんの末、逆転したかに見えたが、攻め急いだ
 まだ馬が使えていないので、馬を使う手が良かったはず」

シーザーの攻め駒の桂を入手した森内、その桂を使ってシーザーの馬を攻め、
あとは的確に寄せた 157手で森内の勝ち

ふう~、長く感じたなあ、今回は(^^; 
シーザー、惜しかったね 逆転模様のところもあったからね
ただ、これと言った目立った手がなかったので、見ていて「おお~」と言うところがなく、やや残念だった
急戦はやっぱり、一気の激しい寄せ合いが魅力だと思った

<今週のやっぴー>
紺のジャケット、タートルネックのインナー、胸元のネックレスが光ってるね 服装A
でも、女学校の学生みたいだ
矢内ならまだ学割がききそう度 ★★★★
ボナンザ、マイボナを導入しました(宮本定跡は入れてません 2chの棋譜なんたらは入れてる)
友人の助けを思いっきり借りました
自分は、ファイルとフォルダの区別もあんまりついてないパソコン音痴なんで(^^;
よーし、これで思いっきりボナっちゃうぞー 
ためしに、激指9(六段)と持ち時間各30秒で一局対戦させたら、ボナが勝ってしまってちょっとショック!


それから、今日は駅前の道場に行って指してきました
今日は月一回の定例大会の日 参加費を500円出し合い、それを優勝者と準優勝者が取るというもの
6人でリーグ戦をやり、私は4勝1敗で2位でした 賞金の千円をもらいました
でも、席料と参加費を差し引いたらマイナスだけどね(笑)
リアル対局、楽しかったです
激指9が来た 少しだけやってみた
自分はソフトは、24で自分が指した将棋の検討と、
NHK杯などの局面の検討にしかほとんど使わないんだよね
だから使うのは検討モードと詰みチェックくらいなのだ 

それ以外の機能はほとんどと使わないと思う

音声は矢内と岩根だけど、矢内はいいとして、岩根さんの声には脱力してしまう(笑)
画面はとてもきれい だけど、一文字駒が今回もきれいでなかったのは残念

8人のキャラとの対決、それぞれのキャラと13段階の棋力で対戦が可能
キャラの絵はそんなにうまくない 
形勢により表情が変わるということだけど、3パターンくらいしかなかった
しゃべってくれるわけでもない それぞれのキャラがどんな棋風なのかはもうためすこともないと思う
コンピュータと指すんだったら、自分は24で人と指すからね

次の一手バトル、これもやらないだろう いきなり局面を把握しなければならない次の一手は超苦手だ

詰棋バトルと実戦詰将棋、これもやらないな(^^; 
詰将棋は本でやらないと考える気がしないのでね

あと、女流との七番勝負、レーティング戦もあるけど、これもやらないだろう
コンピュータと指す体力があったら、24で人と指したい

マイナビの棋譜鑑賞、これは竹部さんの一局だけ見た これはヒマなときに見る可能性あり

指導対局、これはちょっとくらいはやるかもしれない 
指導対局は、「あなたの棋力」のうちの
8級、6級、4級、2級、初段のどれかを申請して、COMに指導を受けるというもの

とにかく、自分にとっては「ソフトは強いこと、あとは検討モードと次の一手機能、詰みチェック機能」
これが全てだ だからそれだけあればいいのだ

あと、個人的に興味があるのは、ボナンザと対戦させることだ
でも、ボナンザはマイボナにカスタマイズして宮本定跡とやらを入れないといけない
この作業は後日友人にやってもらうことにする
激指9vsボナ、これはとても興味あるところだからね こんな感じです
15日にやった、ボナンザでの、5年前のノートPCvs最新のデスクトップPCの実験結果に追加です
まだサンプル数が足りないかと思い、あと10回対戦させてみました

その結果、新型PCの9勝 旧型PCの1勝 でした

今回は旧型が1回しか勝てず!
これで総計は20局で新型PC16勝、旧型PC4勝になりました
新型の勝率8割ですね 

さて、今は19日の早朝なんですが、結局昨日は激指9はAmazonからまだ届きませんでした
もう発送はしてあるとのことなんですけどね 今日には届いてほしいものです

追記・PM6時に届きました!さっそくボナと戦わせたんですけど、4連勝しました
   ・・・でも、私がボナの使い方をよくわかってなくて、
   ボナの考慮時間を0のままやらせてしまってました
   これじゃダメだ、ノーカウント、もう一回最初からやり直しだ(^^; 
   今までのもすべて、ボナを起動させてそのままやってた
   ボナの使い方、ちょっと調べてくるわ ひえー(^^;

さらに追記・ボナンザ、便利にする方法があるようですね 自分には無理っぽいので友人に頼んでみます
      すまんが今日は疲れたので、もう更新終わります 明日は駅前の道場で例会だ 休んでおこう  
第18期 銀河戦
本戦Gブロック 3回戦
室岡克彦七段 vs 澤田真吾四段
対局日: 2009年10月28日
解説:佐々木 慎五段
聞き手:久津知子女流初段
記録:井道千尋女流初段

20年度の成績は、澤田9勝6敗 室岡10勝13敗 2人は初手合い

解説の佐々木「澤田は17歳の関西棋士、力戦の居飛車党
 室岡は研究家で最近は藤井システムに凝っていて四間飛車党」

雑談で佐々木「室岡は普段、すごいキチッとしている人、データをファイルをしていてまさしく研究家」
という発言があった でも、雑談がこれくらいしかなかった・・・
聞き手の久津も黙ってしまって、音声が何も流れない状態が1~2分くらい続くこともあった
もうちょっとがんばって雑談のネタを仕入れてきてほしい(^^;

さて、先手澤田で、初手から▲7六歩△3四歩▲9六歩と進んだ
いきなり端歩突きだ 自分はちょっと考えて、「これは相振りのけん制か」と思ったら、やっぱりそうだった
もし後手が端歩を受けたら、相振りになったとき先手から端攻めの筋があるのだ

この3手目について、感想戦で室岡「意表をつかれた、どうすればいいかわからなかった」とのこと
おーい、室岡は研究家じゃなかったのか もう3手目がデータに入っていないのか(^^;

本譜は室岡は端歩を受けて、相振りになったのだが、
この室岡の構想がもう敗因ということになってしまった
澤田がスズメ指しをして、端をからめて順調に攻め続け、そのまま押し切った
室岡に攻める番は最後までまわってこなかった さすがにプロは高度だ

佐々木「室岡が悪い手を指したとは思えないが攻められる展開になってしまった」
 「終始澤田がペースをつかんでいたように思う」とのこと

終盤、最後の決め所で、澤田が中空にタダ取られの桂を放った一手は、お見事 ここは魅せた

うーん、しかし、この一局、いまいち盛り上がりに欠けてしまった
解説と聞き手が静かすぎたか もう少し大盤を使っての変化順の説明もほしいところだった

室岡は研究家らしいところが見せれなくて残念だったと思う
3手目でどうすればいいかわからなくなってるんでは、やっぱりダメだよね(^^;
澤田は前局の清水戦でも快勝だったが、本局も終始淀みなく指し続け、快勝した
どこまで強いのか、まだ底が見えない ちょっと注目の17歳だ
スーパーで、買い物客のおばちゃんと警備員のおっちゃんが、
こんな会話をしていた

買い物袋を下げたおばちゃん「あ~、重いわあ トシやわあ トシは取りたくないわあ」
警備員のおっちゃん「トシ取っていくからアカンのや トシ減らしていったらええんや」
おばちゃん「ああそうか それええなあ  これからそうするわ」

そばで聞いていて、これは面白かったです(笑)
『旧型PC+激指4vs新型PC+ボナンザ、10番勝負』

PCのスペックは昨日書いたとおり、激指4のほうは5年前に買ったノート、
ボナンザ(一番新しいバージョン)のほうは先月買ったデスクトップです
5年前のPCと激指4が、最新のPCとボナンザの組み合わせにどれだけ迫れるかが見ものです

持ち時間は無制限です
消費時間はそれほど長くはかからなかったです
お互いにリズムよくポンポン指してました
激指4が一局平均4~5分ほど、ボナが一局平均3分ほどといったところでした
第5局までは観戦記をつけてみました
第6局以降は体力切れで結果だけです(^^;

<第1局>先手激指4 後手ボナンザ
相矢倉模様の力戦に進む ボナの端攻めから戦端が開かれた
ボナは戦いの最中に菊水矢倉に囲う
お互いに馬を作りあい、その馬で飛車を攻めあう展開
長い中盤の末、ついに122手目、ボナが香得になった
じっくりと金を作りにいくボナ、人間だったら友達をなくす手だ
ボナはさらに持ち駒の銀を自陣に投入し、底歩も打って、自陣は鉄壁だ
なにしろ、金銀5枚に馬付き、底歩付きだ(^^;
2枚目のと金も作り、180手でボナの勝ちとなった
激指4の0勝─ボナの1勝

<第2局>先手ボナンザ 後手激指4
▲ボナの三間飛車vs△激指4の急戦ナナメ棒銀
序盤、無条件で飛車先の歩をかすめ取られたボナ、しかし全く動じなかった
激指4が角を上下運動させて手損を重ねるのに対し、ボナは着々と銀冠の好形に組み上げた
その後、ボナは5筋で歩の交換をして、歩の損得など関係なくしてしまった
有利になってから、ボナは遊び駒だった8九の桂をじっと7七に跳ねた!
ついには6五まで跳ねる天使の跳躍を決めた
さらに遊び駒の銀を取らせる間に攻め続けた この2つの手筋を成功させた大局観はすごいと思った
トドメに十字飛車を華麗に決め、ボナの圧勝となった 141手でボナの勝ち 
激指4の0勝─ボナの2勝

<第3局>先手激指4 後手ボナ
居飛車の激指4に対し、ボナは舟囲いに囲ってしまった(^^;
いきなり飛車先の歩を交換されるが、結局相居飛車の角交換の力戦になった
激指4が金銀4枚で固めたのに対し、ボナは端攻めだ
これは理にかなっている 激指4がボナの桂の頭を攻めたが、ボナは激指4の玉頭を攻めてくる
ここでなんと、激指4、玉頭に歩の叩かれた手を手抜き!
これは大丈夫なのか、と思っていたら、大丈夫じゃなかった(笑)
8筋を突破され、早々に玉の早逃げをする激指4
まだ終局までは長いのかな、と思っていたら、
ボナは敵陣の空間に金打ちで相手玉を縛る手を指してきた
人間なら、この金は取られそうなので実に打ちにくいと思った
結果、この金で見事に挟撃を成功させて、ボナの完勝となった 108手でボナの勝ち
激指4の0勝─ボナの3勝

<第4局>先手ボナ 後手激指4
ここまでの3戦、正直に言って、旧PCの激指4はボナの相手になってない
負けるにしても、なんとか一手違いに持ち込みたいところだ
相掛かり▲2六飛の中住まいに進む
ボナは3筋の歩を突き捨てて▲3七銀~▲4六銀と出る中原流だ
激指4が7筋に飛車をふらっと寄った手にだまされたのか何なのか、
ボナは▲9六角という意味のわからない自陣角を打ってしまう
この角が狙われ、なんと△9四歩~△9五歩で角が死んでしまった!
ボナ、はじめて迎えるピンチ!
角が死んでいる一瞬に、2筋から猛攻を仕掛けるボナ、受ける激指4
この折衝のドサクサに紛れている間に、あろうことか角が生還してしまった(笑)
やはり激指4、ダメなのか、と思われた直後、角が生還してほっとしたわけでもないだろうが、ボナ、
なんと今度は攻めの銀がトン死するという悪手を指してしまう またしてもボナ、ピンチ!
今度のピンチはボナの評価でマイナス1500点と大きい
この銀損は痛く、攻め駒不足に陥ってしまったボナ、その後も着実に激指4に指されて、
飛車を捕獲され、局面大差となった 中押しでボナ、ギブアップ! 
112手で激指4の勝ち 激指4、貴重な一勝を返した!
ボナの悪手が原因とはいえ、旧PCの激指4が勝つこともあるんだなあ
激指4の1勝─ボナの3勝

<第5局>先手激指4 後手ボナ
この調子で連勝したい激指4、選んだ作戦は四間飛車 
対してボナは居飛車で天守閣美濃から銀も引き付けて金銀4枚で囲う形
中盤、飛車側の折衝で、桂がうまく戦いに参加させたボナ、
△8七歩の叩きに▲9八飛とさせられた激指4、
うわこれはキツイ もはや両者の実力からして、この時点で勝負あった・・・
ボナに角の利きで美濃の玉のコビンを狙われ、よくある美濃崩しの桂跳ねの王手を食らって、
自陣は崩壊!あとはボナにボロボロと駒を取られていくだけとなった 
132手でボナの勝ち ああ~、激指4、無念のボロ負け! 
激指4の1勝─ボナの4勝 

<第6局> 110手で後手ボナの勝ち 注:ここ、前局から先後入れ替えるのを忘れた(^^;
激指4の1勝─ボナの5勝

<第7局>119手で先手ボナの勝ち
激指4の1勝─ボナの6勝

<第8局>125手で先手激指4の勝ち
激指4の2勝─ボナの6勝

<第9局>109手で先手ボナの勝ち 
激指4の2勝─ボナの7勝

<第10局>99手で先手激指4の勝ち
激指4の3勝─ボナの7勝

結果は旧型PC+激指4の3勝、新型PC+ボナンザの7勝でした
5年前のPCとソフト、そこそこ健闘したと思います
10局すべて違う戦型で戦ってました(これがけっこうすごいことと思いましたね)
体力がもっとあれば、10局とも観戦記を書けたのですが・・・(笑)

さあ、激指9の実力は如何に? 激指9が来たら、また何か企画をやろうと思ってます
でもこの作業、精神的に疲れるんだよね(^^;
もうすぐ激指9が発売されます 
それで、PCを使って何か企画ができないかと思い、こんなことをやってみました
『5年前のノートPCvs最新のデスクトップPC ボナンザで10番対決!』

つい先日の11月に、自分はPCを新しく買いました デスクトップPCです
製品名 DELL社のStudio desktop
OS  Windows7HomePremiam搭載 64ビット 
CPU  インテル(R) Core(TM) 2 Quad プロセッサー Q8300
   (4MB L2 キャッシュ, 2.50GHz, 1333MHz FSB)
メモリ 4GB (2GBx2) デュアルチャネル DDR3-1333 SDRAM
HDD 500GB SATA (7200回転)
価格 値段はオンラインで約10万円ちょっとしましたね(モニタ込み)

この最新PCに対して、5年前に買って今も母が使っているノートPC
製品名 NEC社のLaVie LL750/CD (2005年春モデル)
OS WindowsXP HomeEdition
CPU インテルCeleronMプロセッサ350J(1.30GHz)
メモリ 512MB
HDD 約80GB
価格 値段は当時の量販店で20万円弱しましたね

この2つに、両方とも最新版のボナンザをインストールして、10回勝負させるという企画です

先手を双方が5回ずつもち、考慮時間は無制限です
まあ、ボナは早いんで、手入力の操作時間を入れても、一局15分以内で終わりましたけどね
結果はどうなったか?

結果 新型PCの7勝、旧型PC3勝でした

5年前のPCでも3勝できたということで、割と健闘したかと思います

同じソフトということで、読み筋がお互いに合うらしく、
時間をほとんど使わずにポンポン指していってました
ずーっと操作し続け、少々疲れました(^^;

明日は、旧型PCの激指4vs新型PCのボナンザ10番勝負をやろうと思ってます
旧型PC、さらに5年前のソフトの激指4で、どれだけ最新ボナに迫れるでしょうか?
藤井 猛九段vs丸山忠久九段  NHK杯 3回戦
解説 木村一基

前局の近藤戦では、そのファンタジスタっぷりを如何なく発揮した藤井の登場だ
名人経験者の丸山を相手に、どんな将棋を見せてくれるか

解説の木村「藤井システムが一大戦法になったが、最近藤井は居飛車を指すようになった
 居飛車を指すときも積極的で磨きがかかった
 丸山は柔軟、相手に合わせていくのがうまい、腰の重い将棋、読みの量が多い」

先手藤井で、相矢倉の脇システムのような形に進む
木村「先に攻めるために効率的な形を目指す藤井」
積極的に攻めていった藤井、銀が銀バサミの形になりそうだが、大丈夫なのか

ここから藤井は細かい技を織り交ぜ、実に巧妙な攻めをみせる
木村「うまいタイミングで2筋を突き捨てたと思います」
そして桂、香も全部さばけた 自陣はまだ手付かずだ
木村「少し藤井が面白くなってるんじゃないか」

丸山が角2枚を手放したところで、双方考慮時間を使いきり、秒読みだ
丸山、時間を9まで読まれ、危ない、必死の防戦なのがわかる
木村「気がついたら藤井が駒得に」
木村「しかしうまい指しまわしですね」
うーん、本当に藤井は見事な指しまわし、見ていて感心する
だけど、丸山もまだ中段玉なので粘れるのでは、と思っていたら、△8六桂の勝負手が来た!
さすがに急所に手がいくね さあ秒読みだがどうなるか

飛車を敵陣の8筋に下ろした藤井 おお~、さすがに盤面が広く見えてるなあ
木村「ひょ~」あれ、木村が叫んでる? こんなのはめずらしいぞ
矢内「攻防?」 木村「攻防ですけど△8二香がありますね」
ええ?△8二香の見落とし?ま、まさか? 藤井、目をそらして考え込んでる?!
こ、これは・・・大ポカでは・・・ 藤井、動きがせわしない・・・
そして、藤井、投了!!
だ~~!!なんだこれは、香車で飛車が一発トン死!!
ここまでやるかっていうくらいの大ポカ、一手バッタリ!!ファンタジスタ藤井、今回も本領発揮!!

投了後、藤井「馬が利いてたのか」「うーん、まあこんなもんかな」「大爆笑だな、しかし」
「オチがひどい」「必勝なのはわかっているんだけど」
感想戦が終わり、画面が消えるとき、ガックリと肩を2回落とす藤井の姿が映った(^^;
藤井、鮮やかすぎる道化師っぷり、もうここまでくると一流の芸だね(笑)

でも、今回も序、中盤、いい将棋を見させてもらった 間違いなくこの一局の主役は藤井だった
「終盤のファンタジスタ藤井」のニックネームが、深く脳に刻み込まれた藤井の前局と本局だった
いやいや面白いね(^^;

<今週のやっぴー>
黒か紺系の、パリっとした服、バスガイドかスチュワーデスのような格好だった
矢内にはこういうフォーマルなのが似合うね 服装A
アテンションプリーズ度 ★★★★
第18期 銀河戦
本戦Fブロック 3回戦
山本真也五段 vs 神吉宏充六段
対局日: 2009年9月24日
解説:佐藤紳哉六段
聞き手:山口恵梨子女流1級
記録:伊藤明日香女流初段

20年度の成績は、山本9勝10敗 神吉4勝11敗 2人の対戦成績は山本の2-0

解説の紳哉「山本は筋のいい将棋で、序盤から工夫が見られる
 神吉は振り飛車党で勢いのある将棋」

さあ、注目の神吉さん登場 3連勝なるか 
神吉さんは全身、紫色に染まっている 眼鏡も紫だ
聞き手の山口「ハンカチと時計の色まで紫で感動しました」

先手山本で、▲居飛車穴熊vs△神吉スペシャル三間飛車だ
前回、神吉は佐藤慎一四段にボロ勝ちしたが、その再現なるか
 
局面は途中まで同じように進み、山本が▲4五歩早仕掛け模様に出て、そこから新しい将棋になった
神吉は玉頭銀で対抗だ この山本の作戦がぴったりとハマった
伸哉「後手が無理している感じになってます」
神吉さんが序盤で突いた、△7四歩が見事にとがめられたかっこうだ
ああ~、神吉流の居飛穴対策、破れたり!
早々に飛車先を突破されてしまった神吉さん、玉頭銀の銀も特攻させて捨て、必死の食らいつきだ

しかし、どうにもこうにも形勢は苦しい 竜で攻められ、もうわかりやすくなってしまっている
どう決めるかの権利も山本が持っている 
伸哉「局面は、順調に先手がリードを保って終盤まできた 先手が金を2回引き締めたのはプロらしいですね」
ああ、神吉さん、残念ながらここまでか・・・ 

山本が金当たりに歩を叩かれた手に手抜いて、一気に仕留めに来た!
伸哉「あ~、これはすごい勝ち方ですね」
おお、さすがプロ、魅せる勝ち方だなあ と、思った瞬間だった
なんと出た、神吉の本領発揮の自陣飛車!! 思わず見ていた自分は「おおっっっ!」と声を上げた
そしてこれが盤上この一手の妙手、それも絶妙手!!  
伸哉に「力を見せましたね、ただの面白いおじさんじゃないですね」と言わせた手となった

神吉、渾身の自陣飛車で形勢が一気にわからなくなり、神吉の指がしなってきた
そして最後は、神吉が穴熊玉をぴったり即詰みに討ち取った!
この詰みもすごい、これがほとんど時間を使わなくて読めるんだからなあ
結果、神吉の大逆転勝ち!! いや~、ここまで鮮やかな逆転も、めったにあるもんじゃない
今期銀河戦で、ズバ抜けて面白かった一局となった すごい一局だった
こんな面白い将棋を見ると元気が出る うーんワンダフル!

神吉さん、感想戦でも当然機嫌がよく、自陣飛車のところでは「これですわ」の一言!
うんうん、それそれ、それですわ(笑)神吉さん、あの飛車を打つ瞬間は、神に並んだね

この一局、神吉さんにとって、ホントに大きな1勝だったと思う
何しろ、規定であと2年で引退となっているのだ この銀河戦が活躍のラストチャンスかも・・・
ぜひ、決勝トーナメントに行って、あわよくば優勝しちゃってください!!

話は変わって、聞き手の山口さんだが、この子は非常に天然で、今回も色々な珍発言があった
神吉の棋風を「カラフルな将棋」と意味のわからない発言、
「(神吉さんが決勝トーナメントに行ったら、服の色は)ゴールドが期待されますね」と言うし、
「(服の色が今回は紫で、山本の予想ではピンクか黄色だったということで)神吉さんの作戦勝ちですね」
とわけのわからないことを言うし、
「ドラマのふたりっ子ではマジシャン役で出てました」ともう10年以上前のことを言うし、
紳哉「神吉さんが三間飛車に振るときに、『三間、三間』とつぶやきながら指してましたね」と
話を振られて、山口「全然聞いてませんでした」と言うし、ホント、面白い子だ
山口さんの天然ボケ、これからも期待したい
第18期 銀河戦
本戦Eブロック 3回戦
遠山雄亮四段 vs 中川慧梧アマ
対局日: 2009年11月5日
解説:片上大輔六段
聞き手:藤田 綾女流初段
記録:伊藤明日香女流初段

20年度の成績は、遠山8勝15敗 2人は初手合い

解説の片上「中川は最年少のアマ王将、非常に若いですけど、小さいときから名前は知れてた
 今までを見る限り居飛車党
 遠山は自分のオリジナリティを出そうとするタイプ、振り飛車党」

さて、注目の17歳、中川アマと遠山の一戦、ワクワクだ
先手中川で▲居飛車vs△5筋位取り中飛車だ

始まると同時にテロップが流れ、「対局が長くなりましたので、考慮時間を短縮してお送りします」と出た
おおー、熱戦になったのか いいね 
片上「遠山は著書でまさにこの形を書いている」とのこと
そうなのか、さあ、じっくり見させてもらおう、と思っていたら・・・
なんと、中川が穴熊に対して、遠山のほうまで穴熊に!! ぐえーこれは自分にとって最悪の相穴!!
なんでこうなるのか・・・orz もういやぽ・・・

早回しして終盤だけでも見るかと思ったら、結局終局まで早回ししてしまった
玉は互いに最後までほぼ動かず
192手で遠山の勝ち ううー、中川、相穴の長手数で散ったか

片上「終始遠山が押し気味だった 混戦に力を発揮する遠山らしい内容だった」とのこと
そうですか どうにもこうにも、相穴の200手近い将棋を自分は見る気にはならない・・・
ハアー だめだこりゃorz
2009.12.09 激指9を予約
激指9をアマゾンで予約した
早く来ないかな

最近、将棋をやっていないんだけど、観戦の意欲は衰えず
早く中川アマvs遠山の一戦を見たい
2009.12.08 キャベツ太郎
最近、家の近くにコンビ二ができた
そこでよく買っているものがある
「キャベツ太郎」というスナック菓子だ
キャベツという名だが、どこにもキャベツは見当たらず、とうもろこしのスナックに青海苔がかけてある

以下のような説明文がある
『こんにちは。この度はキャベツ太郎をお買い上げいただきありがとう。
「キャベツ太郎」は上質なとうもろこしを使用し、ソース、調味料を混ぜ、口あたりのよいかるーい
スナック菓子です。もりもり食べてもりもり勉強しよう。
通信簿に関係なくおいしいョ!!』
 
なぜキャベツなのか、まったくわからないが、おいしいからいいのだ
今日も、もりもり食べているのだ
深浦康市王位vs阿久津主税七段   NHK杯  3回戦
解説 三浦弘行

解説の三浦「深浦は王位3連覇の一流棋士、受けが強い
 阿久津は今年全棋士参加の棋戦で2つ優勝している、攻めが鋭い」

先手深浦で、一手損角換わりの相腰掛け銀になった
阿久津は△6三金+△6二飛型という変わった形だ

深浦が飛車を早々に切り、角と銀で阿久津の飛車を攻めるB面攻撃だ
銀の応援まで来て、桂馬が助かり、深浦の攻めが決まってるかに思えたのだが、
阿久津も玉の早逃げをして粘る

どっちが勝っているのかわからない
三浦の解説もあてにしていいのやら、どうにもわからない・・・
最後は阿久津玉が詰んじゃった

ああ~、今回は序盤は難しい定跡、中盤はいまひとつとらえどころがない飛車を取る取らないの攻防、
終盤は読みがすごく必要な難解な内容、ああ~、どれもついていけなかった
解説が三浦だったことも災いしたか?
とにかく、盛り上がりにいまいち欠けてしまった 残念!

まあ、感想戦でも難しい変化がいっぱいあったようだから、もうしょうがないか
いつも思うのだが、深浦の将棋はこういう見ていて難しい将棋になりがちと思う
来週の丸山vs藤井に期待したい

<今週のやっぴー>
ブルーのゴスペルを歌うときに着るような服でキター
アイシャドウも青いのをしてたように見えた 服装A
和式らしく、十二単(じゅうにひとえ)を着て和歌を詠んでくれ度 ★★★
第18期 銀河戦
本戦Dブロック 3回戦
中村亮介五段 vs 藤原直哉六段
対局日: 2009年10月14日
解説:北島忠雄六段
聞き手:安食総子女流初段
記録:伊藤明日香女流初段

20年度の成績は、亮介18勝16敗、藤原8勝18敗 2人の対戦成績は亮介の2-0

解説の北島「亮介は四間飛車の筋の良い将棋、力強さも併せ持っている
 藤原は居飛車の本格派、序盤がうまい」

先手亮介で▲四間飛車+美濃vs△居飛車船囲い急戦だ
藤原が△7二飛と袖飛車にしてから、6筋から攻めた
これが居飛車急戦の最新の定跡形だそうだ

亮介が8筋から逆襲を狙い、▲6五歩ポンで角交換になった
藤原が△3三角と自陣角を打った手に対し、亮介はもう香車を見捨てて飛車を6筋に逃げた
この辺は振り飛車らしいさばきだ  
感想戦でもやっていたが、桂香を取らせても振り飛車は指せるとのこと
こういう振り飛車の感覚は見ていて面白い

藤原が守りの金を3段目に出て受けた手に、北島「急戦が得意な人はこういう手を指せるんですよね」
「居飛車で急戦を指す人は受けのうまい人なんです」とのこと
自分は受けに自信がないけど、楽しいから急戦をやっている(^^;

北島「居飛車が指せる」と言っていたのだが、
藤原が、と金を活用している最中に、亮介の好手が出た 馬の行き場を問う歩打ちだ
そして意表の1筋の端攻め! 盤面全体を使った急戦らしい将棋で、やはり急戦は見ていて面白い

この端攻めがモロに成功した 亮介は有利になってからは時間を使わず、もうバンバン指していた
最後は大差がついて、亮介の快勝となった
中盤では藤原が優勢だったはずなのだが、
北島「作戦的には藤原が成功していたが、と金の使い方がおかしかったかも」

感想戦で藤原は、やはり、と金の使い方を悔やんでいた
本譜は、と金に3手か4手かけて、何も成果が上がらなかったもんね
美濃囲いの▲5九金引きとした形、これが弾力のある頑強な守りだ、としみじみ思わさせる将棋だった
藤原「居飛車が優勢でしたよね」と言っていたが、具体的に馬とと金だけで、▲5九金の形の美濃を
どう攻めるかとなると、3人とも黙ってしまっていた(^^;

ああ~、せっかく自分の好きな四間飛車vs居飛車急戦の将棋だったのだが、
居飛車側が優勢になったにも関わらず、終わってみれば逆転負けで大差で四間飛車の勝ち
うーん、悲しい(^^;
しかも、感想戦で居飛車が具体的にどうやればよかったか見つからず・・・
これじゃあ、急戦をやる人が減るはずだ

はじめに北島が「藤原は序盤がうまい」と言ったとおり、序盤で藤原がリードを奪ったが、
逆転負けで最後は大差だった 将棋はやっぱり中終盤だな、
そして居飛車急戦は力が必要と思わされた一局だった
のびのびしみじみ7手詰
内藤国雄著 日本将棋連盟発行 1100円+税 2008年2月発行
評価B 難易度★★★☆ 
レイアウトまずまず 裏透けはあるが気にならない程度 軽いヒントが一行あり(紙などで隠せる)

あ~、長かった、この詰め将棋本、ずーっと放置していたんですよね 
「やらなきゃ」と思いながら、手をつけては挫折を繰り返していたんです
以前にどこまでやったかわからないから、また第1問目から始めること数回(笑)
発売から2年近く経って、やっと終わった(^^;

7手詰ばかりの、全100問です 簡単すぎず難しすぎず、自分にとってちょうどいい難易度でした
ずっと放置してましたが、進み始めてからはけっこう楽しく、5日程度で解き終わることができました

簡単に解けそうで解けない、あるいは難しそうだけどわりとすぐ解けた、そんな感じの繰り返しでした
解いていて、面白い、と感じるものが多かったです
難易度が最初から最後まで変わらないので、安心して進むことができました

1ページ1問なので、答えの解説も2つ図を使っています わかりやすいです

さて、この本の最大の問題点なんですが、それは「盤の色」です
これがなぜか、薄い緑色をしているのです 私はこれがけっこう気になりました
なんでこんな色をわざわざつけちゃったんでしょうかね
後発で出た、姉妹本の「のびのびしみじみ5手詰」のほうは、クリーム色で自然な感じなんですけどね・・・
この色さえ気にならなければ、いい本と思います

例題として、第49問を載せておきます
私はこれが解けませんでした

後手の持駒:角 金三 銀四 桂四 香三 歩十五 
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
| ・ ・ ・ ・v飛 ・ ・ とv香|一
| ・ ・ ・ ・ ・ ・v玉 ・ ・|二
| ・ ・ ・ ・ ・v歩v金v歩 角|三
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|七
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|八
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|九
+---------------------------+
先手の持駒:飛
第18期 銀河戦
本戦Cブロック 3回戦
稲葉 陽四段 vs 熊坂 学四段
対局日: 2009年10月15日
解説:藤原直哉六段
聞き手:熊倉紫野女流初段
記録:野田澤彩乃女流1級

20年度の成績は、稲葉30勝13敗 クマー7勝9敗 2人は初手合い

解説の藤原「稲葉は棋聖戦で挑戦者決定戦までいった関西期待の若手、居飛車党
 クマーは軽快な振り飛車党」

クマーが3連勝するかどうか注目の一戦
先手稲葉で、▲居飛車穴熊模様vs△向かい飛車+美濃だ
クマーがどう動くのか注目だったが、左金をフラフラさせているうちに、居飛穴に潜られてしまった
自分から動けなくなったクマーも穴熊に組み替え、相穴熊になってしまった

開始から50分も経っているのに、まだ駒組みしている両者(^^;
猛烈に眠気が襲ってきて、一回寝てからまた見た

稲葉が指しやすかったはずとのことだが、お互いに疑問手がたくさんあったようで、
クマーにもチャンスが来ていたようだ

しかし、終盤の桂打ちに、クマーが銀が逃げたのがありえない手で、大きな拠点の歩が残った
感想戦でクマー「逃げる手はないと思ったんですけど」 「お天道様に怒られますね」
と言っていた(笑) 

結果、稲葉の勝ち クマー、さすがに3連勝は無理だったか
一方の稲葉も、この将棋ではそれほど切れ味を見ることはできなかった
まあ次では好局を見せてくれるだろう

解説の藤原は、熊坂と熊倉の区別がよくついていないらしく、
熊倉さんを呼ぶときに、藤原「くま・・・?」と
熊倉さんに聞いて、熊倉「熊倉です、えへ(笑)」となっていたのが面白かった

相穴熊をひさしぶりに見たけど、この一局では飛車がほとんど活躍しない展開だった
(稲葉が終盤で一手、引いて受けに使っただけだった)やはり相穴はどうにも自分には合わないようだ