2010.01.31
上野裕和五段 vs 中村亮介五段
第18期 銀河戦
本戦Dブロック 5回戦
上野裕和五段 vs 中村亮介五段
対局日: 2009年11月26日
解説:田丸 昇八段
聞き手:早水千紗女流二段
記録:伊藤明日香女流初段
20年度の成績は、上野3勝19敗 亮介18勝16敗 2人の対戦成績は亮介の1-0
解説の田丸「上野はじっくりとした理論派、ポイントを積み上げていくタイプ
亮介は早指しが得意で風貌で見られるように野生派」
上野は前髪がなくさびしい感じ、対して、亮介はもみあげが長く、髪型がゴルゴ13のようだ
田丸「上野は連盟の理事をやっている 秘書検定2級の資格も持っている
亮介は昨年度の順位戦で遅刻し、持ち時間9分で始めて、勝っちゃった」
先手上野で居飛車穴熊、後手亮介は三間飛車から玉頭銀で攻める作戦
亮介の玉頭銀なのだが、5段目まで出てきたはいいが、その後また3段目のもとの位置まで下がる、
という見たことがない進行で、亮介は4手損もしてしまうこととなった
ここまでの序盤で、もう一時間近く経っている
これ、こんなの普通の人が見たら、「この一時間を返せ!」と怒り出しそうなものだと思ってしまった(^^;
亮介の4手損を上野がとがめたわけでもないので、なんだか両者フラフラだ
そして解説の田丸も、聞いていてどう考えても解説するのに棋力が足りておらず、フラフラな解説だ
田丸といえば、昔、A級まで上がったことがあるが、
そのときの将棋世界に「田丸が上がっちゃった」と書かれただけのことはあるね
長い序盤がようやく終わり、上野が▲6六飛と飛車をぶんまわした手が、この一局唯一の見せ所だった
この飛車回りを、対局者の亮介も解説の田丸も見落としていた ここに飛車を回る手があったか
あとは玉頭戦になったが、田丸のフラフラな解説では、何やってんのかよくわかんなかった(^^;
対局の両者も秒読みで、バタバタ指しているうちに終局となった
あ~、1時間も駒組み、それも亮介の4手損戦法、フラフラな田丸の解説でよくわからない終盤、
まあこういうときもあるか
本戦Dブロック 5回戦
上野裕和五段 vs 中村亮介五段
対局日: 2009年11月26日
解説:田丸 昇八段
聞き手:早水千紗女流二段
記録:伊藤明日香女流初段
20年度の成績は、上野3勝19敗 亮介18勝16敗 2人の対戦成績は亮介の1-0
解説の田丸「上野はじっくりとした理論派、ポイントを積み上げていくタイプ
亮介は早指しが得意で風貌で見られるように野生派」
上野は前髪がなくさびしい感じ、対して、亮介はもみあげが長く、髪型がゴルゴ13のようだ
田丸「上野は連盟の理事をやっている 秘書検定2級の資格も持っている
亮介は昨年度の順位戦で遅刻し、持ち時間9分で始めて、勝っちゃった」
先手上野で居飛車穴熊、後手亮介は三間飛車から玉頭銀で攻める作戦
亮介の玉頭銀なのだが、5段目まで出てきたはいいが、その後また3段目のもとの位置まで下がる、
という見たことがない進行で、亮介は4手損もしてしまうこととなった
ここまでの序盤で、もう一時間近く経っている
これ、こんなの普通の人が見たら、「この一時間を返せ!」と怒り出しそうなものだと思ってしまった(^^;
亮介の4手損を上野がとがめたわけでもないので、なんだか両者フラフラだ
そして解説の田丸も、聞いていてどう考えても解説するのに棋力が足りておらず、フラフラな解説だ
田丸といえば、昔、A級まで上がったことがあるが、
そのときの将棋世界に「田丸が上がっちゃった」と書かれただけのことはあるね
長い序盤がようやく終わり、上野が▲6六飛と飛車をぶんまわした手が、この一局唯一の見せ所だった
この飛車回りを、対局者の亮介も解説の田丸も見落としていた ここに飛車を回る手があったか
あとは玉頭戦になったが、田丸のフラフラな解説では、何やってんのかよくわかんなかった(^^;
対局の両者も秒読みで、バタバタ指しているうちに終局となった
あ~、1時間も駒組み、それも亮介の4手損戦法、フラフラな田丸の解説でよくわからない終盤、
まあこういうときもあるか
2010.01.30
太った
太ったorz
体重が76キロもある・・・
身長が170センチないのに、体重が76キロもある・・・
げええ ヤバい 前は70キロ以下だったのだ それが76キロは太りすぎでしょう
事実、腹の肉がつまめてしまうorz
そこで、今、レコーディングダイエットというものをやっている
これは「いつまでもデブと思うなよ」という本に書かれていたものだ
まさかこの本を買ったときは自分がこのダイエット法をするなんて思いもよらなかったよ
レコーディングダイエットとは、食べたものをひたすらメモしていくわけだ
これで自分が何をどれだけ食べているか、自覚するというものだ
で、これを始めてもう1週間になるけど、特に体重は変わっていない
なぜだーorz ・・・て、原因はわかってる
「ガマンせずに何でも好きなだけ食べていい」というのが、このダイエットの第一段階なのだ
今はまだその第一段階で、好きなだけ食べているのだ
やっていることは、食べたものを書く、それだけ(^^;
例として、昨日食べたものを書き出してみよう
タコ(400円分くらいの大量)
ごはん (2杯)
ぽたぽた焼き(せんべい 6枚)
100パーセントジュース(小さい缶だけど4~5本)
モナカアイス
食パン2枚 (バターをつけて)
りんご
コーヒー
ギョウザ (8個)
ごはん (2杯)
つぼ漬け
ホットドッグ
チョコ (少々)
ウーロン茶
きつねうどん
いなりずし (小さいの5個)
うわ、昨日もかなり食べているなー これでやせるわけないよね
特に、深夜にゴソゴソ起き出して、タコを食べたのはまずかったなあ
いや、タコはおいしかったんだけど、食べたのはまずかった(^^;
さあ、それじゃ、第二段階の「カロリー計算」っていうのをやるか?
食べるもののカロリーを計算するのだ うわあ、めんどくさそう
適当にガマンして食べるようにしよう(^^;
1ヶ月後にはやせていますように!
体重が76キロもある・・・
身長が170センチないのに、体重が76キロもある・・・
げええ ヤバい 前は70キロ以下だったのだ それが76キロは太りすぎでしょう
事実、腹の肉がつまめてしまうorz
そこで、今、レコーディングダイエットというものをやっている
これは「いつまでもデブと思うなよ」という本に書かれていたものだ
まさかこの本を買ったときは自分がこのダイエット法をするなんて思いもよらなかったよ
レコーディングダイエットとは、食べたものをひたすらメモしていくわけだ
これで自分が何をどれだけ食べているか、自覚するというものだ
で、これを始めてもう1週間になるけど、特に体重は変わっていない
なぜだーorz ・・・て、原因はわかってる
「ガマンせずに何でも好きなだけ食べていい」というのが、このダイエットの第一段階なのだ
今はまだその第一段階で、好きなだけ食べているのだ
やっていることは、食べたものを書く、それだけ(^^;
例として、昨日食べたものを書き出してみよう
タコ(400円分くらいの大量)
ごはん (2杯)
ぽたぽた焼き(せんべい 6枚)
100パーセントジュース(小さい缶だけど4~5本)
モナカアイス
食パン2枚 (バターをつけて)
りんご
コーヒー
ギョウザ (8個)
ごはん (2杯)
つぼ漬け
ホットドッグ
チョコ (少々)
ウーロン茶
きつねうどん
いなりずし (小さいの5個)
うわ、昨日もかなり食べているなー これでやせるわけないよね
特に、深夜にゴソゴソ起き出して、タコを食べたのはまずかったなあ
いや、タコはおいしかったんだけど、食べたのはまずかった(^^;
さあ、それじゃ、第二段階の「カロリー計算」っていうのをやるか?
食べるもののカロリーを計算するのだ うわあ、めんどくさそう
適当にガマンして食べるようにしよう(^^;
1ヶ月後にはやせていますように!
2010.01.29
小倉久史七段 vs 稲葉 陽四段
第18期 銀河戦
本戦Cブロック 5回戦
小倉久史七段 vs 稲葉 陽四段
対局日: 2009年11月27日
解説:神吉宏充六段
聞き手:貞升 南女流1級
記録:井道千尋女流初段
20年度の成績は、小倉18勝15敗 稲葉30勝13敗
2人の対戦成績なのだが、テロップで、小倉から見て0-1と出て、稲葉から見て1-2と出ていた
どっちを信用すればいいんだ(^^;
解説はなんと神吉さんだ 真っ白なスーツ、ピンクのYシャツとピンクの眼鏡だ
神吉「小倉は三間飛車を得意とする粘り強い棋風
稲葉はこの髪型を見てください、飛び上がっているでしょ、これが彼の棋風です
将棋に瞬発力があって勢いがある、飛び上がった将棋です」
聞き手の貞升「(笑)」
神吉「小倉は手数がかかる渋い将棋、昨年度は銀河戦のベスト8まで勝ちあがった」
神吉「稲葉は昨年度の棋聖戦で挑戦者決定戦まで勝ち上がった、竜王戦でも6組で優勝した
関西では、2分切れ負け将棋をやらしたら最強の存在です
僕と稲葉と井上と久保で、兵庫の加古川の観光大使になっています」
神吉「粘っこい受けの小倉に対し、稲葉が攻めきれるかどうかが見もの」
先手小倉で、三間飛車だ 稲葉が居飛穴模様にしたのを見て、三間から向かい飛車に振りなおす戦法
角交換から、金銀も交換する力戦になった
小倉が馬を作りに行くのに対し、稲葉は歩の突き捨てで手を作っていく
手将棋で、どっちがいいのか、どう局面を見たらいいのか難しい将棋になった
しかし、神吉さんは雑談している(^^;
神吉「記録の井道さんの秒読みの声がいいですよね 聞いていて幸せな気分になります
たまに、野太い声の人もおるからね」
貞升「井道さんの声は秒が切れない感じですよね」
神吉「縁側でひなたぼっこしてる雰囲気ですよね」
神吉「小倉は受けているが反撃含みも残していて棋風が出ている、
稲葉も攻めの手で押していき、両者棋風が出ている」
稲葉が攻めの銀を打ち込み、神吉「これは面白いよ 一番激しい順ですよ」と言った直後、
稲葉は自陣の5一に金を投入する気づきにくい受け! 自分は思わず「おおっ!」と声を上げた
神吉さんも「おお~! ここに金!」と驚いている
穴熊なんで、ふつうは玉にくっつけて金は打ちたくなるところだよね
対して、小倉も勝負手で迫る 神吉「どっちがいいんでしょうか」と神吉さんでもわからないようだ
自分は当然わかんない(^^;
そこで稲葉のすごい手が出た と金が飛車に当たっていて、飛車が取れたのだが、
なんと稲葉は、と金で飛車ではなく桂のほうを取った!!
神吉「え~!は~! これが稲葉の終盤力!」とびっくりだ
たしかに桂を取れば、王手で迫る順がある こんな手は全然見えなかったよ
ところがこの手に間髪入れずに小倉が反応、稲葉の桂打ちの手を消す、小倉渾身の金打ち!
一手指したほうが良く見える終盤、これはすごい・・・
神吉「小倉、この金打ちはベテランの味を見せましたね」
自陣を安全にした小倉、ここから万全の指しまわしをみせ、見事に寄せきった
小倉、接戦を制し、稲葉に見事に快勝!
神吉「これは小倉の会心譜ですね すばらしかったです」
いや強いわ 小倉、鮮やかだった
稲葉も強かったのに、それを上回った小倉、小倉は特に目立たない存在なのにこれは強い・・・
感想戦で、神吉は稲葉に「ベテランでも強いやろ~」 「ええ勉強になったやろ」と言っていた
神吉は小倉には「ウチの若いもんがやられたね」と言っていた(笑)
稲葉の敗着は、桂を取ったことだそうだ 指されたときは絶好の好手に見えたんだけどね
ふつうの手を指していたほうがよかったのか 稲葉、手が見えすぎたための負けだった
それにしても、小倉が強かったわ・・・ はあ~(ため息)
自分とのあまりのレベルの差に、ちょっとブルーが入った一局だった(^^;
本戦Cブロック 5回戦
小倉久史七段 vs 稲葉 陽四段
対局日: 2009年11月27日
解説:神吉宏充六段
聞き手:貞升 南女流1級
記録:井道千尋女流初段
20年度の成績は、小倉18勝15敗 稲葉30勝13敗
2人の対戦成績なのだが、テロップで、小倉から見て0-1と出て、稲葉から見て1-2と出ていた
どっちを信用すればいいんだ(^^;
解説はなんと神吉さんだ 真っ白なスーツ、ピンクのYシャツとピンクの眼鏡だ
神吉「小倉は三間飛車を得意とする粘り強い棋風
稲葉はこの髪型を見てください、飛び上がっているでしょ、これが彼の棋風です
将棋に瞬発力があって勢いがある、飛び上がった将棋です」
聞き手の貞升「(笑)」
神吉「小倉は手数がかかる渋い将棋、昨年度は銀河戦のベスト8まで勝ちあがった」
神吉「稲葉は昨年度の棋聖戦で挑戦者決定戦まで勝ち上がった、竜王戦でも6組で優勝した
関西では、2分切れ負け将棋をやらしたら最強の存在です
僕と稲葉と井上と久保で、兵庫の加古川の観光大使になっています」
神吉「粘っこい受けの小倉に対し、稲葉が攻めきれるかどうかが見もの」
先手小倉で、三間飛車だ 稲葉が居飛穴模様にしたのを見て、三間から向かい飛車に振りなおす戦法
角交換から、金銀も交換する力戦になった
小倉が馬を作りに行くのに対し、稲葉は歩の突き捨てで手を作っていく
手将棋で、どっちがいいのか、どう局面を見たらいいのか難しい将棋になった
しかし、神吉さんは雑談している(^^;
神吉「記録の井道さんの秒読みの声がいいですよね 聞いていて幸せな気分になります
たまに、野太い声の人もおるからね」
貞升「井道さんの声は秒が切れない感じですよね」
神吉「縁側でひなたぼっこしてる雰囲気ですよね」
神吉「小倉は受けているが反撃含みも残していて棋風が出ている、
稲葉も攻めの手で押していき、両者棋風が出ている」
稲葉が攻めの銀を打ち込み、神吉「これは面白いよ 一番激しい順ですよ」と言った直後、
稲葉は自陣の5一に金を投入する気づきにくい受け! 自分は思わず「おおっ!」と声を上げた
神吉さんも「おお~! ここに金!」と驚いている
穴熊なんで、ふつうは玉にくっつけて金は打ちたくなるところだよね
対して、小倉も勝負手で迫る 神吉「どっちがいいんでしょうか」と神吉さんでもわからないようだ
自分は当然わかんない(^^;
そこで稲葉のすごい手が出た と金が飛車に当たっていて、飛車が取れたのだが、
なんと稲葉は、と金で飛車ではなく桂のほうを取った!!
神吉「え~!は~! これが稲葉の終盤力!」とびっくりだ
たしかに桂を取れば、王手で迫る順がある こんな手は全然見えなかったよ
ところがこの手に間髪入れずに小倉が反応、稲葉の桂打ちの手を消す、小倉渾身の金打ち!
一手指したほうが良く見える終盤、これはすごい・・・
神吉「小倉、この金打ちはベテランの味を見せましたね」
自陣を安全にした小倉、ここから万全の指しまわしをみせ、見事に寄せきった
小倉、接戦を制し、稲葉に見事に快勝!
神吉「これは小倉の会心譜ですね すばらしかったです」
いや強いわ 小倉、鮮やかだった
稲葉も強かったのに、それを上回った小倉、小倉は特に目立たない存在なのにこれは強い・・・
感想戦で、神吉は稲葉に「ベテランでも強いやろ~」 「ええ勉強になったやろ」と言っていた
神吉は小倉には「ウチの若いもんがやられたね」と言っていた(笑)
稲葉の敗着は、桂を取ったことだそうだ 指されたときは絶好の好手に見えたんだけどね
ふつうの手を指していたほうがよかったのか 稲葉、手が見えすぎたための負けだった
それにしても、小倉が強かったわ・・・ はあ~(ため息)
自分とのあまりのレベルの差に、ちょっとブルーが入った一局だった(^^;
2010.01.27
馬島君vsトップアマ 棋譜追加
昨日に引き続き、馬島君vsトップアマの角頭歩戦法です
30手目以降の棋譜を、私が想像して継ぎ足しました
最後の局面からして、たぶんこんな手順で進んだものと思われます
最後の局面、激指9の検討モードでは+1145で先手の馬島君が優勢です
しかし、浅利氏の△4六歩は、詰めろになっています(長い手順で詰みます)
次の先手の手としては、何か受けの手、▲6八銀や▲3八銀や▲4八玉が有効のようです
馬島君は、詰めろを見破って、受けの手を指すことができるんでしょうか?
来週号が楽しみです
先手:馬島
後手:浅利(トップアマ)
*浅利「俺は強くねぇよ 安心しな」
*席主「世界アマ5連覇の浅利が弱いわけねぇだろ よく教わるといいよ」
*浅利「よせよ ・・・ま・・・ 暇人には暇人の矜持(きょうじ)があるんだがな」
*(注:矜持とはプライド、誇りの意味)
▲7六歩
*浅利「平手でいいかい? じゃ先手でどうぞ」
*馬島「ハイ お願いします!!」
△3四歩 ▲8六歩
*浅利「ホォ?」
△8四歩
*馬島“鷹洋と比べて普通の対応だ この人この戦法知らないな?”
▲9六歩
*馬島“トップアマ? 遠慮なくいかせてもらうよ!!“
△8五歩 ▲同 歩 △同 飛 ▲2二角成 △同 銀 ▲7七桂
△8九飛成 ▲8八飛 △同 龍
*浅利「少年 本当に度胸あるな」
▲同 銀 △8七歩 ▲同 銀 △8九飛 ▲7八銀 △9九飛成
*馬島“香損 損はすぐ取り返す”
▲8六飛 △8二香 ▲8三歩 △同 香 ▲同飛成
*馬島“取り返した 読み通り!!”
△9二角
*浅利「ネット将棋をやり込んできたな 少年」
*馬島「!」
▲8六龍
*浅利「あー 驚くこたぁない・・・ やたら早い指し手 損をしない序盤 ぎこちない手つき 乱雑な駒 意外と分かるもんだ」
△4七角成
*浅利「ああいいうのは便利だけど 便利ってのは大雑把なものでさ 将棋の面白さを どっかで取りこぼしちまうんだよね」
▲6五角
*馬島「これで俺が優勢ですよね? 言ってる意味がよく分からないですけど? 世界アマ5連覇つっても 羽生や渡辺よりは弱いんでしょ? 結局」
△5七馬
*席主「あのなぁ 君」
*浅利「いいから いいから」
▲8一龍
*浅利「将棋をある定規で見ると 確かにそうだ だがそれが将棋の強みで弱みなんだ」
△8八歩
*馬島「??」
*浅利「今はわかんないだろうが・・・ 気にするな少年」
▲4三角成
*(馬島、カーッと熱くなる)
*馬島“少年・・・ 少年って・・・”
△7二銀 ▲9一龍 △8九歩成 ▲5八金左 △8八と ▲6九銀
△7九馬 ▲8四桂
*パン!
*馬島“勝った!!”
*席主“うっわ こりゃ▲7二桂成が受からない? どーなってんだよ浅利?”
*馬島“トップアマに勝った!! オレはいける!! 見てろ鷹洋!!”
△4六歩
*コトッ
*馬島“な・・・ なんだよこれ? 銀取って4七から打ち込むつもりか・・・?”
30手目以降の棋譜を、私が想像して継ぎ足しました
最後の局面からして、たぶんこんな手順で進んだものと思われます
最後の局面、激指9の検討モードでは+1145で先手の馬島君が優勢です
しかし、浅利氏の△4六歩は、詰めろになっています(長い手順で詰みます)
次の先手の手としては、何か受けの手、▲6八銀や▲3八銀や▲4八玉が有効のようです
馬島君は、詰めろを見破って、受けの手を指すことができるんでしょうか?
来週号が楽しみです
先手:馬島
後手:浅利(トップアマ)
*浅利「俺は強くねぇよ 安心しな」
*席主「世界アマ5連覇の浅利が弱いわけねぇだろ よく教わるといいよ」
*浅利「よせよ ・・・ま・・・ 暇人には暇人の矜持(きょうじ)があるんだがな」
*(注:矜持とはプライド、誇りの意味)
▲7六歩
*浅利「平手でいいかい? じゃ先手でどうぞ」
*馬島「ハイ お願いします!!」
△3四歩 ▲8六歩
*浅利「ホォ?」
△8四歩
*馬島“鷹洋と比べて普通の対応だ この人この戦法知らないな?”
▲9六歩
*馬島“トップアマ? 遠慮なくいかせてもらうよ!!“
△8五歩 ▲同 歩 △同 飛 ▲2二角成 △同 銀 ▲7七桂
△8九飛成 ▲8八飛 △同 龍
*浅利「少年 本当に度胸あるな」
▲同 銀 △8七歩 ▲同 銀 △8九飛 ▲7八銀 △9九飛成
*馬島“香損 損はすぐ取り返す”
▲8六飛 △8二香 ▲8三歩 △同 香 ▲同飛成
*馬島“取り返した 読み通り!!”
△9二角
*浅利「ネット将棋をやり込んできたな 少年」
*馬島「!」
▲8六龍
*浅利「あー 驚くこたぁない・・・ やたら早い指し手 損をしない序盤 ぎこちない手つき 乱雑な駒 意外と分かるもんだ」
△4七角成
*浅利「ああいいうのは便利だけど 便利ってのは大雑把なものでさ 将棋の面白さを どっかで取りこぼしちまうんだよね」
▲6五角
*馬島「これで俺が優勢ですよね? 言ってる意味がよく分からないですけど? 世界アマ5連覇つっても 羽生や渡辺よりは弱いんでしょ? 結局」
△5七馬
*席主「あのなぁ 君」
*浅利「いいから いいから」
▲8一龍
*浅利「将棋をある定規で見ると 確かにそうだ だがそれが将棋の強みで弱みなんだ」
△8八歩
*馬島「??」
*浅利「今はわかんないだろうが・・・ 気にするな少年」
▲4三角成
*(馬島、カーッと熱くなる)
*馬島“少年・・・ 少年って・・・”
△7二銀 ▲9一龍 △8九歩成 ▲5八金左 △8八と ▲6九銀
△7九馬 ▲8四桂
*パン!
*馬島“勝った!!”
*席主“うっわ こりゃ▲7二桂成が受からない? どーなってんだよ浅利?”
*馬島“トップアマに勝った!! オレはいける!! 見てろ鷹洋!!”
△4六歩
*コトッ
*馬島“な・・・ なんだよこれ? 銀取って4七から打ち込むつもりか・・・?”
2010.01.26
馬島君vsトップアマ 角頭歩戦法
今週の「笑え、ゼッフィーロ」は馬島君vsトップアマです
馬島君の角頭歩戦法が、トップアマ相手に炸裂している棋譜です
29手目の局面までは、激指9の検討モードで先手+813で、先手優勢です
(ここ以降の進行の棋譜がないのが残念でなりません)
果たして、馬島君は勝てるのでしょうか?
先手:馬島
後手:浅利(トップアマ)
*浅利「平手でいいかい? じゃ先手でどうぞ」
*馬島「ハイ お願いします!」
▲7六歩 △3四歩 ▲8六歩
*浅利「ホォ?」
△8四歩
*馬島“鷹洋と比べて普通の対応だ この人この戦法知らないな?”
▲9六歩
*馬島“トップアマ? 遠慮なくいかせてもらうよ!!”
△8五歩 ▲同 歩 △同 飛 ▲2二角成 △同 銀 ▲7七桂
△8九飛成 ▲8八飛 △同 龍
*浅利「少年 本当に度胸あるな」
▲同 銀 △8七歩 ▲同 銀 △8九飛 ▲7八銀 △9九飛成
*馬島“香損 損はすぐ取り返す”
▲8六飛 △8二香 ▲8三歩 △同 香 ▲同飛成
*馬島“取り返した 読み通り!!”
△9二角 ▲8六龍 △4七角成 ▲6五角
*馬島「これで俺が優勢ですよね? 世界アマ5連覇つっても 羽生や渡辺よりは弱いんでしょ? 結局」
馬島君の角頭歩戦法が、トップアマ相手に炸裂している棋譜です
29手目の局面までは、激指9の検討モードで先手+813で、先手優勢です
(ここ以降の進行の棋譜がないのが残念でなりません)
果たして、馬島君は勝てるのでしょうか?
先手:馬島
後手:浅利(トップアマ)
*浅利「平手でいいかい? じゃ先手でどうぞ」
*馬島「ハイ お願いします!」
▲7六歩 △3四歩 ▲8六歩
*浅利「ホォ?」
△8四歩
*馬島“鷹洋と比べて普通の対応だ この人この戦法知らないな?”
▲9六歩
*馬島“トップアマ? 遠慮なくいかせてもらうよ!!”
△8五歩 ▲同 歩 △同 飛 ▲2二角成 △同 銀 ▲7七桂
△8九飛成 ▲8八飛 △同 龍
*浅利「少年 本当に度胸あるな」
▲同 銀 △8七歩 ▲同 銀 △8九飛 ▲7八銀 △9九飛成
*馬島“香損 損はすぐ取り返す”
▲8六飛 △8二香 ▲8三歩 △同 香 ▲同飛成
*馬島“取り返した 読み通り!!”
△9二角 ▲8六龍 △4七角成 ▲6五角
*馬島「これで俺が優勢ですよね? 世界アマ5連覇つっても 羽生や渡辺よりは弱いんでしょ? 結局」
2010.01.25
糸谷哲郎五段vs鈴木大介八段 NHK杯 3回戦
糸谷哲郎五段vs鈴木大介八段 NHK杯 3回戦
解説 片上大輔
解説の片上「糸谷は小さいときは負けてよく泣いていた 今はトッププロが警戒するくらい強くなった
鈴木大介は面倒見のいい優しい先輩、将棋を指すときだけは厳しい」
先手糸谷で対局開始 大介が振り飛車党だから、糸谷流右玉が見たいけど、
どうかな~、と思って見ていた・・・らば!やってくれました、
糸谷自身しか指しこなせない戦法、糸谷流右玉!
よっしゃあ、これで力戦決定だ
片上「何から何までセオリーに反した戦法、だが実は論理的な戦法
対する大介としては普段とは全く違った感覚が必要」
うんうん、この戦法がトッププロに通用するかどうか、楽しみだね
両者駒組みを続けていく 糸谷はいつもどおり手が早い 早指しのはずの大介が、遅く感じられる
片上「まだ驚くような手は出てませんけど、どこかで出ますよ、驚くような手が」
矢内「そうですか えへへ(笑)」
大介は金銀4枚の美濃の堅陣に組み上げた 糸谷、こんなに組まれていいのか?と思って見ていた
大介が△4五歩と角道を開けて、9九の香取りを狙ったそのときだった、
香を放置で桂を跳ねる▲4五同桂! 驚くような手がここでキター!!
そうか、桂の2段はねで、▲5三桂成らずとしようというのか!
片上「期待にたがわぬ意表の組み立てでしたね」
この手を境に、左桂も中央に跳ねてきて、糸谷が有利になっていった
片上「糸谷は自分のペースに引きこむのがうまい、気がついたら糸谷のペースになっている」
うわ、そのとおりになっている、読めないもんね、香取り放置の▲4五同桂なんていう手はね
そして、局面の差がだんだん開きはじめた
大介の歩の垂らしや、左桂をタダで跳ねる勝負手にも冷静に対応していく糸谷
片上「微妙に大介の歯車が合っていない感じ」
大介の表情からは、「いつの間にこんなに悪くしたんだ」という空気が伝わってくる
糸谷はビシビシとノータイム指しだ 考慮時間も糸谷のほうがだいぶ余している
片上「もうちょっと考えたほうがいいと思うんですけどね~」
しかし、糸谷の手は止まらない
片上「なんか怪しいんですけど、勝ちきっちゃうんです いつものペースなんです これがね」
だんだん局面がわかりやすくなってきた もう糸谷の玉は広すぎて捕まらない
そして糸谷が駒得だ 大介、ついに投了── 糸谷は考慮時間を4回余しての勝ち
うわ、これは糸谷、強いわ 大介相手に、完勝だわ
片上「糸谷流右玉が炸裂しましたね △4五歩と突かせてからのカウンターが決まった
終始、糸谷のペースでした 大介としては力が出せなかった」
いや~、▲4五同桂は、糸谷だからこそ指せた一手だろう うんうんよかった
感想戦では大介は「▲4五同桂が見えてなかった」 「どの駒を攻めていいかわからなくなった」
「急所がちょっと・・・」と、糸谷流右玉に翻弄された様子が随所に伝わってきた
大介の読みが全然糸谷とかみ合ってなかった
変則戦法と、糸谷の早指しで2重にペースを乱された感がありありだった
大介「強気で応戦され、予定変更を繰り返しているうちにどんどん悪くなった」
いやはや、この戦法と糸谷の組み合わせ、恐るべしだね
糸谷、自分の名前のついた戦法を自分で指し、相手に完勝する
うーん、これは堪えられない楽しさだろうね ▲4五同桂の一手も見れてよかったよ
<今週のやっぴー>
髪型が変わっていて、新しいカットになっていた 前髪がギザギザなのがポイントだね
服はライトブラウンのジャケット、そしてお決まりのタートルネックでビシッと決まっていた
いつもどおりフォーマルだね これなら校則違反にならないね 服装A
矢内の風紀委員度 ★★★★
解説 片上大輔
解説の片上「糸谷は小さいときは負けてよく泣いていた 今はトッププロが警戒するくらい強くなった
鈴木大介は面倒見のいい優しい先輩、将棋を指すときだけは厳しい」
先手糸谷で対局開始 大介が振り飛車党だから、糸谷流右玉が見たいけど、
どうかな~、と思って見ていた・・・らば!やってくれました、
糸谷自身しか指しこなせない戦法、糸谷流右玉!
よっしゃあ、これで力戦決定だ
片上「何から何までセオリーに反した戦法、だが実は論理的な戦法
対する大介としては普段とは全く違った感覚が必要」
うんうん、この戦法がトッププロに通用するかどうか、楽しみだね
両者駒組みを続けていく 糸谷はいつもどおり手が早い 早指しのはずの大介が、遅く感じられる
片上「まだ驚くような手は出てませんけど、どこかで出ますよ、驚くような手が」
矢内「そうですか えへへ(笑)」
大介は金銀4枚の美濃の堅陣に組み上げた 糸谷、こんなに組まれていいのか?と思って見ていた
大介が△4五歩と角道を開けて、9九の香取りを狙ったそのときだった、
香を放置で桂を跳ねる▲4五同桂! 驚くような手がここでキター!!
そうか、桂の2段はねで、▲5三桂成らずとしようというのか!
片上「期待にたがわぬ意表の組み立てでしたね」
この手を境に、左桂も中央に跳ねてきて、糸谷が有利になっていった
片上「糸谷は自分のペースに引きこむのがうまい、気がついたら糸谷のペースになっている」
うわ、そのとおりになっている、読めないもんね、香取り放置の▲4五同桂なんていう手はね
そして、局面の差がだんだん開きはじめた
大介の歩の垂らしや、左桂をタダで跳ねる勝負手にも冷静に対応していく糸谷
片上「微妙に大介の歯車が合っていない感じ」
大介の表情からは、「いつの間にこんなに悪くしたんだ」という空気が伝わってくる
糸谷はビシビシとノータイム指しだ 考慮時間も糸谷のほうがだいぶ余している
片上「もうちょっと考えたほうがいいと思うんですけどね~」
しかし、糸谷の手は止まらない
片上「なんか怪しいんですけど、勝ちきっちゃうんです いつものペースなんです これがね」
だんだん局面がわかりやすくなってきた もう糸谷の玉は広すぎて捕まらない
そして糸谷が駒得だ 大介、ついに投了── 糸谷は考慮時間を4回余しての勝ち
うわ、これは糸谷、強いわ 大介相手に、完勝だわ
片上「糸谷流右玉が炸裂しましたね △4五歩と突かせてからのカウンターが決まった
終始、糸谷のペースでした 大介としては力が出せなかった」
いや~、▲4五同桂は、糸谷だからこそ指せた一手だろう うんうんよかった
感想戦では大介は「▲4五同桂が見えてなかった」 「どの駒を攻めていいかわからなくなった」
「急所がちょっと・・・」と、糸谷流右玉に翻弄された様子が随所に伝わってきた
大介の読みが全然糸谷とかみ合ってなかった
変則戦法と、糸谷の早指しで2重にペースを乱された感がありありだった
大介「強気で応戦され、予定変更を繰り返しているうちにどんどん悪くなった」
いやはや、この戦法と糸谷の組み合わせ、恐るべしだね
糸谷、自分の名前のついた戦法を自分で指し、相手に完勝する
うーん、これは堪えられない楽しさだろうね ▲4五同桂の一手も見れてよかったよ
<今週のやっぴー>
髪型が変わっていて、新しいカットになっていた 前髪がギザギザなのがポイントだね
服はライトブラウンのジャケット、そしてお決まりのタートルネックでビシッと決まっていた
いつもどおりフォーマルだね これなら校則違反にならないね 服装A
矢内の風紀委員度 ★★★★
2010.01.24
田村康介六段 vs 矢倉規広六段
第18期 銀河戦
本戦Bブロック 5回戦
田村康介六段 vs 矢倉規広六段
対局日: 2009年12月1日
解説:千葉幸生五段
聞き手:熊倉紫野女流初段
記録:野田澤彩乃女流1級
20年度の成績は、矢倉17勝10敗 田村30勝12敗 2人の対戦成績は田村の4-2
解説の千葉「矢倉は昔ながらの角道を止める振り飛車党で粘り強い棋風
田村は早指しが得意で、居飛車でどんどん攻めていく棋風」
先手矢倉で、3手目▲7五歩に対し田村が△3五歩と応じ、なんと相三間飛車になった
それも、角道を止めない力戦だ
千葉が「対抗形のゆっくりした序盤になるだろう」と予測したのはなんだったのか(笑)
さらに、ここから驚くべき展開を見せる
角交換から互いに角を敵陣に打ち合い、香を取り合うという手順
そしてなんとさらに、桂が中央に互いに跳ね合った! もういきなり終盤ぽくなったぞ
千葉「いや~、この筋は、うわ」とびっくり、聞き手の熊倉も「うわ(笑)」と驚いている
千葉「これはもう見たことがない将棋です いやいやいや」 「もう序盤も中盤も飛ばして終盤です」
時間も、まだ始まって16分しか経っていないのにもう終盤、こんなのは超めずらしいね
そしてそのまま寄せ合いに突入だ
互いに引かず、飛車も取り合ったので、もうこれは短手数で終わること必至だ
桂頭に玉が上がり合い、玉と玉が接近してぶつかりそう
千葉「玉と玉がごっつんこしそう(笑)」
どっちが勝ちか、ハラハラして見ていると、矢倉が飛車を打ち下ろした手に対し、田村が考えている
あれ、田村が盤上で手を動かしている これはもしかして・・・ 田村、投了していた!
あらー、もう終わったのか たった53手で矢倉の勝ち!
時間も番組開始からわずか55分で終局となった
負けた田村は、感想戦で、「桂で王手を先に利かせなかったのが敗着」と悔やんでいた
なるほど、そうか 先に王手を利かせていれば先手玉は下に落ちる一手、
それなら田村の勝ち筋だったか
もう一度ビデオで再生してみると、そこの局面、
田村はまだ考慮時間を10回全部残していたにも関わらず、
わずか25秒で敗着を着手していた ああー、田村、もったいないことをしたね
田村「何も考えずやってました」とのこと それはイカンね(^^;
序盤の大乱戦については、田村「向こうが大丈夫ならこっちも大丈夫だろうと思った」とのこと
いや~、実におおざっばだ(笑)
本局は田村の早指しが裏目に出てしまったね 終局直後に自分自身で敗着を指摘できる負け方、
しかもそのとき考慮時間はたっぷりあったのだ これはもったいなかったね
せっかく超急戦での大乱戦になったのだけど、
田村の手順前後が敗着で終わってしまうという形になり、残念だった
もう少し長く寄せ合いをみたかった
将棋の可能性を広げる意味としてこういう乱戦、面白いので、他の棋士もやってほしいものだ
でも、NHK杯でこんなに早く終わったら、苦情の電話が来そうだね(^^;
本戦Bブロック 5回戦
田村康介六段 vs 矢倉規広六段
対局日: 2009年12月1日
解説:千葉幸生五段
聞き手:熊倉紫野女流初段
記録:野田澤彩乃女流1級
20年度の成績は、矢倉17勝10敗 田村30勝12敗 2人の対戦成績は田村の4-2
解説の千葉「矢倉は昔ながらの角道を止める振り飛車党で粘り強い棋風
田村は早指しが得意で、居飛車でどんどん攻めていく棋風」
先手矢倉で、3手目▲7五歩に対し田村が△3五歩と応じ、なんと相三間飛車になった
それも、角道を止めない力戦だ
千葉が「対抗形のゆっくりした序盤になるだろう」と予測したのはなんだったのか(笑)
さらに、ここから驚くべき展開を見せる
角交換から互いに角を敵陣に打ち合い、香を取り合うという手順
そしてなんとさらに、桂が中央に互いに跳ね合った! もういきなり終盤ぽくなったぞ
千葉「いや~、この筋は、うわ」とびっくり、聞き手の熊倉も「うわ(笑)」と驚いている
千葉「これはもう見たことがない将棋です いやいやいや」 「もう序盤も中盤も飛ばして終盤です」
時間も、まだ始まって16分しか経っていないのにもう終盤、こんなのは超めずらしいね
そしてそのまま寄せ合いに突入だ
互いに引かず、飛車も取り合ったので、もうこれは短手数で終わること必至だ
桂頭に玉が上がり合い、玉と玉が接近してぶつかりそう
千葉「玉と玉がごっつんこしそう(笑)」
どっちが勝ちか、ハラハラして見ていると、矢倉が飛車を打ち下ろした手に対し、田村が考えている
あれ、田村が盤上で手を動かしている これはもしかして・・・ 田村、投了していた!
あらー、もう終わったのか たった53手で矢倉の勝ち!
時間も番組開始からわずか55分で終局となった
負けた田村は、感想戦で、「桂で王手を先に利かせなかったのが敗着」と悔やんでいた
なるほど、そうか 先に王手を利かせていれば先手玉は下に落ちる一手、
それなら田村の勝ち筋だったか
もう一度ビデオで再生してみると、そこの局面、
田村はまだ考慮時間を10回全部残していたにも関わらず、
わずか25秒で敗着を着手していた ああー、田村、もったいないことをしたね
田村「何も考えずやってました」とのこと それはイカンね(^^;
序盤の大乱戦については、田村「向こうが大丈夫ならこっちも大丈夫だろうと思った」とのこと
いや~、実におおざっばだ(笑)
本局は田村の早指しが裏目に出てしまったね 終局直後に自分自身で敗着を指摘できる負け方、
しかもそのとき考慮時間はたっぷりあったのだ これはもったいなかったね
せっかく超急戦での大乱戦になったのだけど、
田村の手順前後が敗着で終わってしまうという形になり、残念だった
もう少し長く寄せ合いをみたかった
将棋の可能性を広げる意味としてこういう乱戦、面白いので、他の棋士もやってほしいものだ
でも、NHK杯でこんなに早く終わったら、苦情の電話が来そうだね(^^;
2010.01.22
豊島将之五段 vs 櫛田陽一六段
第18期 銀河戦
本戦Aブロック 5回戦
豊島将之五段 vs 櫛田陽一六段
対局日: 2009年11月20日
解説:大島映二七段
聞き手:本田小百合女流二段
記録:野田澤彩乃女流1級
20年度の成績は、クッシー10勝11敗 豊島29勝11敗 2人は初手合い
すでに4連勝しているクッシー、対するは好調で今一番注目の棋士の豊島だ
解説の大島「クッシーは軽快なさばきを得意とする振り飛車党、
豊島はオールラウンドプレーヤーでどんな戦型も指しこなす」
先手クッシーで、後手の豊島が先に三間に振った
クッシーは相振り飛車はやらないので居飛車にし、対抗形になった
そこから持久戦に進む ▲銀冠vs△三間+穴熊だ
序盤の駒組みは、大島「両者不満なしじゃないですか」
どこから戦いが起こるのか難しいと思われたが、
豊島の手にクッシーが強気に応戦し、飛車交換になった もういきなり終盤だ
互いに敵陣に飛車を打ち合い、寄せの順を探る展開
先手の8筋の歩突きが、後手の穴熊の崩しの急所で、厳しいと思われた
大島「どうやって8筋を豊島は受けるのか」 自分もそう思った
そこで出た、豊島は8筋の放置して、香車取りの一手を指した!
自分は見ていて「おおっ!」と思わず声を上げた
この手の意味は? 大島「そうか △8五香と打つ読みですね いやすごいですね」
8筋からの攻めは先手の権利と思われたのに、後手から逆襲する手があったのか!
クッシーはそれでも勢いで8筋から攻めていった
自分はまだ△8五香を打たれても形勢は大変と思っていたのだが・・・
豊島は△8五香の後、これまた気づきにくい角打ちからその角を引き成るという寄せをみせた
大島「そうか これがいい手か 鋭い寄せですね 私の読みより発想が飛躍してますね」
解説の大島、ベタほめだ なんと、クッシー玉はあっという間に寄せられてしまった
豊島、クッシーに粘る順を全く与えず、鮮やかに決めた!
これはすごい、谷川の光速流を見ているようだった
終局は早く、番組開始から54分で豊島の勝ちになった
「まばたきしているヒマもない」という表現がスポーツでは時々あるが、
今回の豊島の将棋にはこれがあてはまると思った 豊島の寄せには、一瞬たりとも目が離せないね
聞き手の本田「豊島五段の切れ味が出た一局でしたね」
感想戦で、クッシー「こんなにあっさりやられるとは思わなかった」
大島は、豊島の8筋を放置して香を取った手に感心しきりだった
C級2組では早々と8連勝で昇級を決め、将来の名人候補の呼び名も高い豊島、
まずはクッシーに完勝! さあ、豊島は銀河戦では何連勝するだろうか?
本戦Aブロック 5回戦
豊島将之五段 vs 櫛田陽一六段
対局日: 2009年11月20日
解説:大島映二七段
聞き手:本田小百合女流二段
記録:野田澤彩乃女流1級
20年度の成績は、クッシー10勝11敗 豊島29勝11敗 2人は初手合い
すでに4連勝しているクッシー、対するは好調で今一番注目の棋士の豊島だ
解説の大島「クッシーは軽快なさばきを得意とする振り飛車党、
豊島はオールラウンドプレーヤーでどんな戦型も指しこなす」
先手クッシーで、後手の豊島が先に三間に振った
クッシーは相振り飛車はやらないので居飛車にし、対抗形になった
そこから持久戦に進む ▲銀冠vs△三間+穴熊だ
序盤の駒組みは、大島「両者不満なしじゃないですか」
どこから戦いが起こるのか難しいと思われたが、
豊島の手にクッシーが強気に応戦し、飛車交換になった もういきなり終盤だ
互いに敵陣に飛車を打ち合い、寄せの順を探る展開
先手の8筋の歩突きが、後手の穴熊の崩しの急所で、厳しいと思われた
大島「どうやって8筋を豊島は受けるのか」 自分もそう思った
そこで出た、豊島は8筋の放置して、香車取りの一手を指した!
自分は見ていて「おおっ!」と思わず声を上げた
この手の意味は? 大島「そうか △8五香と打つ読みですね いやすごいですね」
8筋からの攻めは先手の権利と思われたのに、後手から逆襲する手があったのか!
クッシーはそれでも勢いで8筋から攻めていった
自分はまだ△8五香を打たれても形勢は大変と思っていたのだが・・・
豊島は△8五香の後、これまた気づきにくい角打ちからその角を引き成るという寄せをみせた
大島「そうか これがいい手か 鋭い寄せですね 私の読みより発想が飛躍してますね」
解説の大島、ベタほめだ なんと、クッシー玉はあっという間に寄せられてしまった
豊島、クッシーに粘る順を全く与えず、鮮やかに決めた!
これはすごい、谷川の光速流を見ているようだった
終局は早く、番組開始から54分で豊島の勝ちになった
「まばたきしているヒマもない」という表現がスポーツでは時々あるが、
今回の豊島の将棋にはこれがあてはまると思った 豊島の寄せには、一瞬たりとも目が離せないね
聞き手の本田「豊島五段の切れ味が出た一局でしたね」
感想戦で、クッシー「こんなにあっさりやられるとは思わなかった」
大島は、豊島の8筋を放置して香を取った手に感心しきりだった
C級2組では早々と8連勝で昇級を決め、将来の名人候補の呼び名も高い豊島、
まずはクッシーに完勝! さあ、豊島は銀河戦では何連勝するだろうか?
2010.01.21
順位戦の感想
ここまでの自分の感想をば
A級・・・挑戦権争いは、谷川と三浦が5勝2敗、次の8回戦で直接対決! これが2月3日にある
この日は、関西会館で福崎さんと神埼さんの解説会があるんだよね
これに行こうと思っている 終わりが遅くなると、最終電車がなくなっちゃうのが気になるけどね
残留争いは康光と藤井、そして井上がヤバイんだよね 井上さんを応援しています
B級1組・・・昇級は渡辺か久保か深浦、順当なところだね 渡辺には早くA級に行ってほしい
B級2組・・・中村修とデビル中田が上がりそうなのか うーん、阿久津に上がってほしいがどうなるか
C級1組・・・戸部、飯島、片上の3つどもえか まあ順当か あんまり興味ない(^^;
C級2組・・・豊島がもう昇級を決めてる さすがだね もうどんどん上がってほしい
とにかく、タニーが挑戦できるのか、井上さんが残留できるのかが気になる
2月3日は体調を整えて解説会に行きたいですね
A級・・・挑戦権争いは、谷川と三浦が5勝2敗、次の8回戦で直接対決! これが2月3日にある
この日は、関西会館で福崎さんと神埼さんの解説会があるんだよね
これに行こうと思っている 終わりが遅くなると、最終電車がなくなっちゃうのが気になるけどね
残留争いは康光と藤井、そして井上がヤバイんだよね 井上さんを応援しています
B級1組・・・昇級は渡辺か久保か深浦、順当なところだね 渡辺には早くA級に行ってほしい
B級2組・・・中村修とデビル中田が上がりそうなのか うーん、阿久津に上がってほしいがどうなるか
C級1組・・・戸部、飯島、片上の3つどもえか まあ順当か あんまり興味ない(^^;
C級2組・・・豊島がもう昇級を決めてる さすがだね もうどんどん上がってほしい
とにかく、タニーが挑戦できるのか、井上さんが残留できるのかが気になる
2月3日は体調を整えて解説会に行きたいですね
2010.01.20
王将戦第1局の渡辺竜王の解説
熱戦だった久保vs羽生戦です
昨日のスカパーでの渡辺の解説を私がまとめました
もうすでにネットで見れる詳細なページがありますが、それより大分スリムなコメントになってます
この棋譜を見ての私の感想は、第一人者はやっぱり元気があるなあ、ということですね
両者ともに踏み込みがすごく、勢いを感じさせます これは面白い棋譜だと思います(^^)
開始日時:2010/01/15
棋戦:第59期王将戦第1局
先手:久保利明棋王
後手:羽生善治四冠
▲7六歩 △3四歩
*替わりに△8四歩だと、久保さんは▲5六歩から中飛車にするんです
▲7五歩
*今のプロの振り飛車党は先手番は石田流を目指すことが多いですね
△4二玉
*比較的おだやかな手です 最強の応手は△8四歩~△8五歩ですが、それは後手も怖いところがあります
▲6六歩
*もう▲7八飛~▲7六飛が間に合うので角道を止めました
△6二銀 ▲7八飛
*三間飛車が大流行ですね
△6四歩 ▲4八玉 △6三銀 ▲3八銀 △5二金右 ▲3九玉
△8四歩
*後手は場合によっては△3二銀~△3一玉の形を含みに残しています
▲6八銀
*▲2八玉が無難なんですが、急戦でどうぞ来てくださいという手です
△8五歩
*後手の決断の手で、▲6八銀をとがめようとする作戦です
▲7六飛 △6五歩
*角が浮いた瞬間を狙って仕掛けました
*もう前例は多分ないと思います
▲6七銀 △6六歩
*これを▲同角はダメです △同角▲同銀△6七角がありますし、△同角に▲同飛は△4四角で困ります
▲同 銀
*ここで後手が△6五歩と打つ手が目につきますが、それは重いです ▲7七銀と引かれて大したことがありません
△5四銀
*次に△6五銀と出ることができれば後手優勢です
▲7八金
*これしか受けがないです
△6二飛 ▲6七歩
*△6五銀からの攻めに対する先受けです これで△6五銀から後手が攻めてくれば、角と銀の総交換の後、▲7八金と戻っておいて、駒がさばけて先手がいいです
△6四飛
*△7四歩を受けた手です
▲7四歩
*これが久保さんらしい機敏な一手でした
△同 歩 ▲9六歩
*これが次に▲9七角を見て先手がいけるとの久保さんの読みです 久保さんさすがでした
*後手は7四の歩を受けないといけませんが、△6三金は▲9七角でダメ、△6三銀も▲5五銀で後手が苦しいです
△6五歩
*ここで今▲9七角とするのは△6二飛で受かっています(銀取りが残るので、▲7七銀△6三金で受かる)
▲7七銀 △5五銀
*飛車の横道を作りました
▲6八銀
*角道を通しました ここで次に先手から▲5六歩△4四銀の交換をいれてから▲8六歩とする手があります
*それが部分的に受からず、後手が忙しい局面なんです
△6六歩
*だから後手から攻めていきました
▲同 歩 △7三桂 ▲6五歩
*これが久保さんの強気な手でしたね
*△同桂は▲6六歩で先手よし、△同飛は▲7四飛です
△5四飛 ▲5六歩
*ここから久保さんが一気に行くんです
△同 銀 ▲2二角成 △同 銀
*この銀の形が悪いのが後手としては痛いですね
▲5五歩
*これは銀が浮いているので取るしかないですね
△同 飛 ▲6四角
*飛車と桂の両取りが受からないです
△5四飛
*後手は桂損を甘んじました
▲7三角成
*先手は桂得の大戦果です
△7五歩
*これを▲同飛は王手飛車があります
▲7七飛
*ここで△6六角は、ありがたく▲2八玉と入城されます
*飛車角交換は先手が望むところです
△6七歩
*先手に▲9一馬~▲5九香があるので、後手は直接手で攻めていきました
▲同 金 △同銀成 ▲同 飛
*先手の桂得なので先手優勢の局面です
△8八角 ▲6四歩 △6二歩
*ここで△6六歩と打つのは、▲5七飛とぶつけられて、後に▲6七歩成が残ります これで辛抱しました
▲7七桂 △7六歩
*桂が逃げてくれれば角道が通りますが、もともと先手が桂得しているので逃げませんでした
▲4五銀
*これに対し△5五飛と逃げるのは▲6三歩成がピッタリです
△7七歩成 ▲同 銀 △7五桂
*ここで▲8八銀は、△6七桂成で次に△7八飛が厳しい狙いとして残ります
▲6五飛
*一回逃げました
△5九飛成
*すごい手ですね 普通は△7七角成ですが、それだと▲5四銀△同歩▲5三歩で、先手の攻めがどんどん続いて後手に手番がまわってきません
*羽生さんが追い上げています
*しかしまだ久保さんがいいようです
*
▲同 金 △7七角成
*後手が一手稼いでいます
▲4九金 △7六馬 ▲6九飛 △5八銀
*後手が攻める展開になりました
▲5六飛
*本当は敵陣に打ちたいのですけど、危ないので打ちました
△4九銀成 ▲同 銀 △同 馬
*馬を逃げているようではダメということですね
▲同 飛 △6五金
*後手はこの飛車を攻めたいです
▲4六飛
*何気ない逃げ場ですが、好位置です △5五金には▲6三歩成があります
△5七銀
*やはり飛車取りに攻めました
▲6三歩成
*馬筋を通しました
*(△同金は▲3四銀があります)
△同 歩 ▲5四歩
*先手は適当な受けがないので、攻め合いを目指しました
△5八金 ▲5三歩成 △同 金 ▲3八銀
*自玉が危ないのでいったん手を戻しましたね
△6七桂成 ▲5四歩
*利かしです
△5二金引 ▲3四銀
*4三の地点を狙っています 後手に飛車を取るように催促した手です
△4六銀不成▲同 馬 △4九金 ▲同 銀 △6九飛
*後手は飛車2枚だけなので、戦力不足なんです
*これが詰めろではないです
▲3五桂
*これが詰めろで、先手が勝ち筋に入りました
△3一玉
*後手はカナケがないので、適当な受けがないんですね
▲4三桂成 △4二歩 ▲5二成桂
*先手は詰めろ詰めろで迫ります
△同 金 ▲4四角
*これを△3三歩と受けても▲5三歩成が詰めろです
△5八飛
*攻防に利かしたようですが、受けになっていませんでした
▲2二角成 △同 玉 ▲3三銀打 △同 桂 ▲同銀成 △同 玉
▲4五桂 △3二玉 ▲3三銀 △4一玉 ▲5三桂不成
*これがピッタリですね
△同 金 ▲3二金 △5二玉 ▲4二金
*以下はどう逃げても詰みです 久保さんの快勝譜でしたね
まで117手で先手の勝ち
変化:118手
△6一玉
*(以下、詰み手順の一例)
▲6二歩 △7一玉 ▲7二歩 △6二玉 ▲5三歩成 △同飛成
▲7三金 △6一玉 ▲7一金
昨日のスカパーでの渡辺の解説を私がまとめました
もうすでにネットで見れる詳細なページがありますが、それより大分スリムなコメントになってます
この棋譜を見ての私の感想は、第一人者はやっぱり元気があるなあ、ということですね
両者ともに踏み込みがすごく、勢いを感じさせます これは面白い棋譜だと思います(^^)
開始日時:2010/01/15
棋戦:第59期王将戦第1局
先手:久保利明棋王
後手:羽生善治四冠
▲7六歩 △3四歩
*替わりに△8四歩だと、久保さんは▲5六歩から中飛車にするんです
▲7五歩
*今のプロの振り飛車党は先手番は石田流を目指すことが多いですね
△4二玉
*比較的おだやかな手です 最強の応手は△8四歩~△8五歩ですが、それは後手も怖いところがあります
▲6六歩
*もう▲7八飛~▲7六飛が間に合うので角道を止めました
△6二銀 ▲7八飛
*三間飛車が大流行ですね
△6四歩 ▲4八玉 △6三銀 ▲3八銀 △5二金右 ▲3九玉
△8四歩
*後手は場合によっては△3二銀~△3一玉の形を含みに残しています
▲6八銀
*▲2八玉が無難なんですが、急戦でどうぞ来てくださいという手です
△8五歩
*後手の決断の手で、▲6八銀をとがめようとする作戦です
▲7六飛 △6五歩
*角が浮いた瞬間を狙って仕掛けました
*もう前例は多分ないと思います
▲6七銀 △6六歩
*これを▲同角はダメです △同角▲同銀△6七角がありますし、△同角に▲同飛は△4四角で困ります
▲同 銀
*ここで後手が△6五歩と打つ手が目につきますが、それは重いです ▲7七銀と引かれて大したことがありません
△5四銀
*次に△6五銀と出ることができれば後手優勢です
▲7八金
*これしか受けがないです
△6二飛 ▲6七歩
*△6五銀からの攻めに対する先受けです これで△6五銀から後手が攻めてくれば、角と銀の総交換の後、▲7八金と戻っておいて、駒がさばけて先手がいいです
△6四飛
*△7四歩を受けた手です
▲7四歩
*これが久保さんらしい機敏な一手でした
△同 歩 ▲9六歩
*これが次に▲9七角を見て先手がいけるとの久保さんの読みです 久保さんさすがでした
*後手は7四の歩を受けないといけませんが、△6三金は▲9七角でダメ、△6三銀も▲5五銀で後手が苦しいです
△6五歩
*ここで今▲9七角とするのは△6二飛で受かっています(銀取りが残るので、▲7七銀△6三金で受かる)
▲7七銀 △5五銀
*飛車の横道を作りました
▲6八銀
*角道を通しました ここで次に先手から▲5六歩△4四銀の交換をいれてから▲8六歩とする手があります
*それが部分的に受からず、後手が忙しい局面なんです
△6六歩
*だから後手から攻めていきました
▲同 歩 △7三桂 ▲6五歩
*これが久保さんの強気な手でしたね
*△同桂は▲6六歩で先手よし、△同飛は▲7四飛です
△5四飛 ▲5六歩
*ここから久保さんが一気に行くんです
△同 銀 ▲2二角成 △同 銀
*この銀の形が悪いのが後手としては痛いですね
▲5五歩
*これは銀が浮いているので取るしかないですね
△同 飛 ▲6四角
*飛車と桂の両取りが受からないです
△5四飛
*後手は桂損を甘んじました
▲7三角成
*先手は桂得の大戦果です
△7五歩
*これを▲同飛は王手飛車があります
▲7七飛
*ここで△6六角は、ありがたく▲2八玉と入城されます
*飛車角交換は先手が望むところです
△6七歩
*先手に▲9一馬~▲5九香があるので、後手は直接手で攻めていきました
▲同 金 △同銀成 ▲同 飛
*先手の桂得なので先手優勢の局面です
△8八角 ▲6四歩 △6二歩
*ここで△6六歩と打つのは、▲5七飛とぶつけられて、後に▲6七歩成が残ります これで辛抱しました
▲7七桂 △7六歩
*桂が逃げてくれれば角道が通りますが、もともと先手が桂得しているので逃げませんでした
▲4五銀
*これに対し△5五飛と逃げるのは▲6三歩成がピッタリです
△7七歩成 ▲同 銀 △7五桂
*ここで▲8八銀は、△6七桂成で次に△7八飛が厳しい狙いとして残ります
▲6五飛
*一回逃げました
△5九飛成
*すごい手ですね 普通は△7七角成ですが、それだと▲5四銀△同歩▲5三歩で、先手の攻めがどんどん続いて後手に手番がまわってきません
*羽生さんが追い上げています
*しかしまだ久保さんがいいようです
*
▲同 金 △7七角成
*後手が一手稼いでいます
▲4九金 △7六馬 ▲6九飛 △5八銀
*後手が攻める展開になりました
▲5六飛
*本当は敵陣に打ちたいのですけど、危ないので打ちました
△4九銀成 ▲同 銀 △同 馬
*馬を逃げているようではダメということですね
▲同 飛 △6五金
*後手はこの飛車を攻めたいです
▲4六飛
*何気ない逃げ場ですが、好位置です △5五金には▲6三歩成があります
△5七銀
*やはり飛車取りに攻めました
▲6三歩成
*馬筋を通しました
*(△同金は▲3四銀があります)
△同 歩 ▲5四歩
*先手は適当な受けがないので、攻め合いを目指しました
△5八金 ▲5三歩成 △同 金 ▲3八銀
*自玉が危ないのでいったん手を戻しましたね
△6七桂成 ▲5四歩
*利かしです
△5二金引 ▲3四銀
*4三の地点を狙っています 後手に飛車を取るように催促した手です
△4六銀不成▲同 馬 △4九金 ▲同 銀 △6九飛
*後手は飛車2枚だけなので、戦力不足なんです
*これが詰めろではないです
▲3五桂
*これが詰めろで、先手が勝ち筋に入りました
△3一玉
*後手はカナケがないので、適当な受けがないんですね
▲4三桂成 △4二歩 ▲5二成桂
*先手は詰めろ詰めろで迫ります
△同 金 ▲4四角
*これを△3三歩と受けても▲5三歩成が詰めろです
△5八飛
*攻防に利かしたようですが、受けになっていませんでした
▲2二角成 △同 玉 ▲3三銀打 △同 桂 ▲同銀成 △同 玉
▲4五桂 △3二玉 ▲3三銀 △4一玉 ▲5三桂不成
*これがピッタリですね
△同 金 ▲3二金 △5二玉 ▲4二金
*以下はどう逃げても詰みです 久保さんの快勝譜でしたね
まで117手で先手の勝ち
変化:118手
△6一玉
*(以下、詰み手順の一例)
▲6二歩 △7一玉 ▲7二歩 △6二玉 ▲5三歩成 △同飛成
▲7三金 △6一玉 ▲7一金
2010.01.19
中座 真七段 vs 伊奈祐介六段
先週の土曜に放送された分
第18期 銀河戦
本戦Hブロック 4回戦
中座 真七段 vs 伊奈祐介六段
対局日: 2009年10月27日
解説:高田尚平六段
聞き手:井道千尋女流初段
記録:渡辺弥生女流2級
20年度の成績は、伊奈21勝15敗、中座21勝17敗 2人の対戦成績は1-1
解説の高田「伊奈は居飛車党で相手に合わせてポイントを稼ぐ確実な棋風
中座は横歩取り、相掛かりの激しい戦型が得意」
うわ、今回の対局は解説が高田さんか 高田さん、声がすごく穏やかで優しくて、
この声のせいで前回は眠ってしまったのだ 今回はがんばって見ようっと
先手伊奈で、▲7六歩△3四歩に3手目▲5八金右だ そこから一手損角換わりに進んだ
もう今や戦法は何でもありだね
伊奈の棒銀に、中座は腰掛け銀で対応 中座はその銀を中央に出て、押さえ込みをはかった
が、この銀が角で狙われることになる
高田「アマ初段~二段くらいの方ならこの両取りはすぐ見える筋と思います」と言っている
ところが、ここで中座はどんどん時間を使い、考慮時間を全て使い果たしてしまった
まだ中盤が始まったばっかりだぞ どうなってるんだ
聞き手の井道「時間に差がつきすぎている感じですね」
中盤戦、お互いに馬を作りあう展開になった
高田「長くなりそうですね」 うう、ね、眠い 高田さんの声、相変わらずものすごく眠りを誘う
もうめちゃくちゃ眠い 将棋のほうも眠い展開だ
何、中座は1一に香を打って、打開を図ったか そうか なるほどね しかし眠い
高田「しぶく長い将棋ですね」 うう・・・ね、ねむ、いや起きて見るぞ
まぶたが落ちてくる うう、目をつぶって解説だけでも聞くか うう、眠い・・・
いや、起きるんだ しかし起きても、馬を作りあった地味な長い展開の将棋なんだよね
だけど、寝たら負けだぞ ううう ね、眠い 目をつぶると高田さんの声がすごく心地よい・・・
なんか遠くで声がする 大勢が決しているのか いつのまにやら伊奈の必勝形とか言っている
そして伊奈の勝ちだそうだ そうですか ああ、中座が粘っていたけどやっと投了しましたか・・・
対局が終わって高田さんの声が消えたとたん、パッと起きて、目が冴えた
・・・もう、高田さんの声、すさまじい催眠効果だわ これは特筆物だ
将棋以前の問題だわ だめだこりゃ(^^;
第18期 銀河戦
本戦Hブロック 4回戦
中座 真七段 vs 伊奈祐介六段
対局日: 2009年10月27日
解説:高田尚平六段
聞き手:井道千尋女流初段
記録:渡辺弥生女流2級
20年度の成績は、伊奈21勝15敗、中座21勝17敗 2人の対戦成績は1-1
解説の高田「伊奈は居飛車党で相手に合わせてポイントを稼ぐ確実な棋風
中座は横歩取り、相掛かりの激しい戦型が得意」
うわ、今回の対局は解説が高田さんか 高田さん、声がすごく穏やかで優しくて、
この声のせいで前回は眠ってしまったのだ 今回はがんばって見ようっと
先手伊奈で、▲7六歩△3四歩に3手目▲5八金右だ そこから一手損角換わりに進んだ
もう今や戦法は何でもありだね
伊奈の棒銀に、中座は腰掛け銀で対応 中座はその銀を中央に出て、押さえ込みをはかった
が、この銀が角で狙われることになる
高田「アマ初段~二段くらいの方ならこの両取りはすぐ見える筋と思います」と言っている
ところが、ここで中座はどんどん時間を使い、考慮時間を全て使い果たしてしまった
まだ中盤が始まったばっかりだぞ どうなってるんだ
聞き手の井道「時間に差がつきすぎている感じですね」
中盤戦、お互いに馬を作りあう展開になった
高田「長くなりそうですね」 うう、ね、眠い 高田さんの声、相変わらずものすごく眠りを誘う
もうめちゃくちゃ眠い 将棋のほうも眠い展開だ
何、中座は1一に香を打って、打開を図ったか そうか なるほどね しかし眠い
高田「しぶく長い将棋ですね」 うう・・・ね、ねむ、いや起きて見るぞ
まぶたが落ちてくる うう、目をつぶって解説だけでも聞くか うう、眠い・・・
いや、起きるんだ しかし起きても、馬を作りあった地味な長い展開の将棋なんだよね
だけど、寝たら負けだぞ ううう ね、眠い 目をつぶると高田さんの声がすごく心地よい・・・
なんか遠くで声がする 大勢が決しているのか いつのまにやら伊奈の必勝形とか言っている
そして伊奈の勝ちだそうだ そうですか ああ、中座が粘っていたけどやっと投了しましたか・・・
対局が終わって高田さんの声が消えたとたん、パッと起きて、目が冴えた
・・・もう、高田さんの声、すさまじい催眠効果だわ これは特筆物だ
将棋以前の問題だわ だめだこりゃ(^^;
2010.01.18
昨日は月の例会だった
昨日は駅前の町道場で指していた
月の例会の日で、6人が参加した
ひとり500円ずつ出して、優勝者2000円、準優勝者1000円もらうというもの
(時計は使わない)
ここ2ヶ月、連続で準優勝していたのだが・・・ 結果は1勝4敗の惨敗!
昨日はダメだった(^^; 席主の人にも「どうしたの~?」と心配されてしまった
どうしたもこうしたも、弱いからです(笑)
いちおう、書いて記録に残しておこう
1戦目● vs24なら2級くらいのおじいちゃん
石田流本組みに棒金でいったが、見事にさばかれた
もう相手の3手目▲7五歩には△8八角成りを対策にしよう うんそうしよう
2戦目○ vs24なら5級くらいのおじいちゃん
この人は顔がマラドーナに似てる(笑) 中飛車しか指さない人 これは確実に勝ち星を取った
3戦目● vs24なら1級くらいのおじいちゃん
この人はもう90歳を越えてるように見えた 私の右四間vs矢倉で激戦の末、負け
いや~、年をとっても、このくらい指せるといいね おじいちゃん、強いわ
こっちがそんなに悪い手を指したわけではないのだが・・・ この1局で体力を消耗した
4戦目● vs24なら二~三段のおじさん
この人に一番勝ちたかったのだが・・・ おじさんの右四間vs私の矢倉で、一方的に攻められ負け
全然ダメだった この人に右四間をやらしたらアカンわ(^^; でも、他の戦法も強いんだよねえ
5戦目● vs24なら2~3級のおじさん
普通に指せば負けない相手なのだったが、もう体力が残ってなかったね
ま、こんなとこです 来月は3勝はしよう うんそうしよう
月の例会の日で、6人が参加した
ひとり500円ずつ出して、優勝者2000円、準優勝者1000円もらうというもの
(時計は使わない)
ここ2ヶ月、連続で準優勝していたのだが・・・ 結果は1勝4敗の惨敗!
昨日はダメだった(^^; 席主の人にも「どうしたの~?」と心配されてしまった
どうしたもこうしたも、弱いからです(笑)
いちおう、書いて記録に残しておこう
1戦目● vs24なら2級くらいのおじいちゃん
石田流本組みに棒金でいったが、見事にさばかれた
もう相手の3手目▲7五歩には△8八角成りを対策にしよう うんそうしよう
2戦目○ vs24なら5級くらいのおじいちゃん
この人は顔がマラドーナに似てる(笑) 中飛車しか指さない人 これは確実に勝ち星を取った
3戦目● vs24なら1級くらいのおじいちゃん
この人はもう90歳を越えてるように見えた 私の右四間vs矢倉で激戦の末、負け
いや~、年をとっても、このくらい指せるといいね おじいちゃん、強いわ
こっちがそんなに悪い手を指したわけではないのだが・・・ この1局で体力を消耗した
4戦目● vs24なら二~三段のおじさん
この人に一番勝ちたかったのだが・・・ おじさんの右四間vs私の矢倉で、一方的に攻められ負け
全然ダメだった この人に右四間をやらしたらアカンわ(^^; でも、他の戦法も強いんだよねえ
5戦目● vs24なら2~3級のおじさん
普通に指せば負けない相手なのだったが、もう体力が残ってなかったね
ま、こんなとこです 来月は3勝はしよう うんそうしよう
2010.01.17
羽生善治四冠vs先崎 学八段 NHK杯 3回戦
今週は都合により、今日NHK杯の更新です ネタばれしてます ご注意を願います
羽生善治四冠vs 先崎 学八段 NHK杯 3回戦
解説 森下 卓
さあ、ずっと前から期待していた一戦だ 先崎にとっては大一番、はたして羽生に勝てるのか?
2人の対戦成績も、おおやけの場にさらされるのだ 楽しみだ
解説の森下「羽生は棋界が誇るスーパースター、社会的にも高名で認知されている
先崎は口もたつ、筆もたつ万能型 2人とも居飛車を基調としたオールラウンダー」
先手羽生で、序盤、相矢倉に進む 2人とも手が早いが、先崎は9筋の歩を突くところで少し考えていた
ここで、対戦成績が出た 羽生の13-1かあ うわあ これはやっぱり差がすごいなあ
森下「実力的にはそんなに差があるとは思えないので心理的なものが大きいか」
矢内が「羽生の強さはどんなところに?」と聞いたのに対し、
森下いわく「羽生は結果を出す力がズバぬけている」
そうだよね接戦で勝負強いもんね
自分は羽生のタイトル戦の解説会とかよく行くけど、途中は難しくても、
終わってみれば羽生が勝っているという将棋のなんと多いことか
さて、森下が先崎の9筋の歩を突いた手をやけに気にしている
△9四歩がヌルいのか、そうじゃないのか、と言っている
まだ序盤なのに、気にしすぎなんじゃないの、と思っていたら・・・
ここがもう構想の練りどころ、勝負どころだったんだね
先崎は勢いよく桂馬を跳ねて、自ら仕掛けていった
銀を打ち込み、とにかく羽生玉を薄くしたが、なんと言っても先崎のほうは歩切れだ
素人目に見ても、こんな単調な攻めでいいのか?と思ってみていた
森下先生も「羽生に不満があるとは思えない」と、同じ意見だ
苦虫を噛み潰したような顔になっている先ちゃん
なんか・・・形勢が・・・ もう相当悪そう・・・
ヘビに睨まれたガマガエルのような顔になっている先ちゃん
考慮時間がどんどんなくなっていく
森下「飛車が押し込められて、先崎さんが苦しい」
試合後のボクサーのような顔になっている先ちゃん
矢内「羽生が特別な手を指しているわけではないですけど、厳しいですね」
森下「そうなんです そうなんです」
って、おーい、先ちゃん、まだこの将棋で何にも見せてくれてないですけど・・・
満員電車で顔面がドアに張り付いたような顔になっている先ちゃん
羽生に最短の攻めで攻め込まれ、もうボロボロ
結果、先崎のボロ負け・・・ うわ、何これ・・・
先ちゃん・・・ 何でB2棋士なのか、何で1勝13敗なのか、よく出てたわ
こりゃ、負けるべくして負けてるわ・・・orz
それに比べて、2回戦で羽生を苦しめていた井上さんはやっぱりA級の将棋だった
井上vs羽生は、手に汗握ったよ どっちがいいのか、ハラハラドキドキだった
本局はそれとは全く好対照、一手指すごとに、どんどん差が開いていく感じだった
羽生にしてみれば、「またつまらぬ物を切ってしまった」という感じかもね
先ちゃん、これで羽生戦は1勝14敗か うへー、正直、寂しいし、悲しいわorz
毎週、週刊文春の先ちゃんのページだけ立ち読みしているのだ
先ちゃんは色々な事ができるようだけど、やっぱり先ちゃんは将棋指しなんだよね
その基盤がこれでは・・・ うう・・・ 正直、今回の一局は金(かね)の取れない将棋だったorz
悲しいけど、これが現実、人と人との差って、あるんだね とほほ
<今週のやっぴー>
黒のジャケットに白のタートルネック まったくノーマルな服装 これがすっごくかわいいー
シンプルイズベストだね 服装A やっぴーを見てハッピー度 ★★★★☆
羽生善治四冠vs 先崎 学八段 NHK杯 3回戦
解説 森下 卓
さあ、ずっと前から期待していた一戦だ 先崎にとっては大一番、はたして羽生に勝てるのか?
2人の対戦成績も、おおやけの場にさらされるのだ 楽しみだ
解説の森下「羽生は棋界が誇るスーパースター、社会的にも高名で認知されている
先崎は口もたつ、筆もたつ万能型 2人とも居飛車を基調としたオールラウンダー」
先手羽生で、序盤、相矢倉に進む 2人とも手が早いが、先崎は9筋の歩を突くところで少し考えていた
ここで、対戦成績が出た 羽生の13-1かあ うわあ これはやっぱり差がすごいなあ
森下「実力的にはそんなに差があるとは思えないので心理的なものが大きいか」
矢内が「羽生の強さはどんなところに?」と聞いたのに対し、
森下いわく「羽生は結果を出す力がズバぬけている」
そうだよね接戦で勝負強いもんね
自分は羽生のタイトル戦の解説会とかよく行くけど、途中は難しくても、
終わってみれば羽生が勝っているという将棋のなんと多いことか
さて、森下が先崎の9筋の歩を突いた手をやけに気にしている
△9四歩がヌルいのか、そうじゃないのか、と言っている
まだ序盤なのに、気にしすぎなんじゃないの、と思っていたら・・・
ここがもう構想の練りどころ、勝負どころだったんだね
先崎は勢いよく桂馬を跳ねて、自ら仕掛けていった
銀を打ち込み、とにかく羽生玉を薄くしたが、なんと言っても先崎のほうは歩切れだ
素人目に見ても、こんな単調な攻めでいいのか?と思ってみていた
森下先生も「羽生に不満があるとは思えない」と、同じ意見だ
苦虫を噛み潰したような顔になっている先ちゃん
なんか・・・形勢が・・・ もう相当悪そう・・・
ヘビに睨まれたガマガエルのような顔になっている先ちゃん
考慮時間がどんどんなくなっていく
森下「飛車が押し込められて、先崎さんが苦しい」
試合後のボクサーのような顔になっている先ちゃん
矢内「羽生が特別な手を指しているわけではないですけど、厳しいですね」
森下「そうなんです そうなんです」
って、おーい、先ちゃん、まだこの将棋で何にも見せてくれてないですけど・・・
満員電車で顔面がドアに張り付いたような顔になっている先ちゃん
羽生に最短の攻めで攻め込まれ、もうボロボロ
結果、先崎のボロ負け・・・ うわ、何これ・・・
先ちゃん・・・ 何でB2棋士なのか、何で1勝13敗なのか、よく出てたわ
こりゃ、負けるべくして負けてるわ・・・orz
それに比べて、2回戦で羽生を苦しめていた井上さんはやっぱりA級の将棋だった
井上vs羽生は、手に汗握ったよ どっちがいいのか、ハラハラドキドキだった
本局はそれとは全く好対照、一手指すごとに、どんどん差が開いていく感じだった
羽生にしてみれば、「またつまらぬ物を切ってしまった」という感じかもね
先ちゃん、これで羽生戦は1勝14敗か うへー、正直、寂しいし、悲しいわorz
毎週、週刊文春の先ちゃんのページだけ立ち読みしているのだ
先ちゃんは色々な事ができるようだけど、やっぱり先ちゃんは将棋指しなんだよね
その基盤がこれでは・・・ うう・・・ 正直、今回の一局は金(かね)の取れない将棋だったorz
悲しいけど、これが現実、人と人との差って、あるんだね とほほ
<今週のやっぴー>
黒のジャケットに白のタートルネック まったくノーマルな服装 これがすっごくかわいいー
シンプルイズベストだね 服装A やっぴーを見てハッピー度 ★★★★☆
2010.01.15
佐藤天彦五段 vs 澤田真吾四段
第18期 銀河戦
本戦Gブロック 4回戦
佐藤天彦五段 vs 澤田真吾四段
対局日: 2009年10月28日
解説:佐々木 慎五段
聞き手:久津知子女流初段
記録:井道千尋女流初段
20年度の成績は、天彦33勝14敗、澤田10勝6敗 2人は初手合い
解説の佐々木「天彦は本格的な居飛車党、新人王を取ったことがある有望な棋士 21歳
澤田は力戦が得意、居飛車振り飛車両方やる 17歳」
先手天彦で、一手損角換わりに進む ▲早繰り銀vs△右玉模様だ
澤田は居玉のまま態度を決めずに天彦の攻めを待つというめずらしい戦法
佐々木「玉の薄い澤田が勝ちにくそう」と言っていたが、そのとおりになった
澤田は馬を作ったものの、その馬を目標に攻められてしまう展開になり、天彦に圧倒させてしまった
結果、天彦の完勝だった うーん、居玉の戦法、早指しで指しこなすのはやっぱり難しいね
天彦は、優勢になってから飛車をスッパリ切って間違えずに攻め倒したのはさすがだった
だけど、いじわるして飛車を切らずにじっくり攻めたらどうなっていたのだろうか
もっと早い投了もあったかもしれない(^^;
澤田、本局では右玉を指しこなせなかった印象だった
本戦Gブロック 4回戦
佐藤天彦五段 vs 澤田真吾四段
対局日: 2009年10月28日
解説:佐々木 慎五段
聞き手:久津知子女流初段
記録:井道千尋女流初段
20年度の成績は、天彦33勝14敗、澤田10勝6敗 2人は初手合い
解説の佐々木「天彦は本格的な居飛車党、新人王を取ったことがある有望な棋士 21歳
澤田は力戦が得意、居飛車振り飛車両方やる 17歳」
先手天彦で、一手損角換わりに進む ▲早繰り銀vs△右玉模様だ
澤田は居玉のまま態度を決めずに天彦の攻めを待つというめずらしい戦法
佐々木「玉の薄い澤田が勝ちにくそう」と言っていたが、そのとおりになった
澤田は馬を作ったものの、その馬を目標に攻められてしまう展開になり、天彦に圧倒させてしまった
結果、天彦の完勝だった うーん、居玉の戦法、早指しで指しこなすのはやっぱり難しいね
天彦は、優勢になってから飛車をスッパリ切って間違えずに攻め倒したのはさすがだった
だけど、いじわるして飛車を切らずにじっくり攻めたらどうなっていたのだろうか
もっと早い投了もあったかもしれない(^^;
澤田、本局では右玉を指しこなせなかった印象だった
2010.01.13
山崎バニラvs岩根女流 ステルス将棋
山崎バニラさんvs岩根女流のステルス将棋の棋譜をアップしてみます
岩根さんの勝負術満点の指しまわし、絶品と思います
ステルス将棋とは?
麻雀パイに似せた特注の駒を、ジャラジャラかきまぜて、上手側の陣地に配パイしていく
↓
運命のオープン
二歩、行き場のない駒は下手の持ち駒になる
さらに、反対向きの駒のうち、どれでも好きな駒を一つ、下手の持ち駒にできる
↓
上手は駒の向きを並べなおして対局開始
ルール 上手1手10秒 下手10分、切れたら1手30秒
後手:岩根女流
後手の持駒:なし
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v玉 ・v桂v金v歩v歩 ・ ・v銀|一
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v歩 ・|二
|v飛v歩v香v歩 ・v銀v桂v金v歩|三
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| 歩 歩 歩 歩 歩 歩 歩 歩 歩|七
| ・ 角 ・ ・ ・ ・ ・ 飛 ・|八
| 香 桂 銀 金 玉 金 銀 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:角 香 歩三
先手:山崎バニラ
▲9六香 △同 飛 ▲同 歩
*ナレーション「バニラ、早くも必勝体制に」
△8二玉 ▲9七角 △6四香
*木村「6枚落ちくらいのハンデですかね」
▲6八銀
*木村「しっかりしてます」
△3四金 ▲3一角 △4五桂 ▲4八銀
*木村「何もさせないという手ですね」
△5二歩 ▲4六歩
*神吉「いいですね」
△3三金
*木村「いやな手ですね 角が危ないです」
▲4五歩 △3二金 ▲6四角引成△同 歩 ▲9五香 △7二玉
▲4四歩 △同 銀 ▲4七銀 △6五角
*木村「攻防の角ですね」
▲5六銀 △8七角成 ▲4八飛
*木村「筋がいいです」
△4三金 ▲9二香成 △6二玉 ▲8二成香
*木村「地味だけどいい手です」
△6三桂 ▲6四角
*木村「角が働いてきました」
△5三金 ▲4四飛
*神吉「おおーやりますねー」
△同 金 ▲3一角成 △2八飛
*神吉「木村流なら、ここは▲3八銀でしょ」
▲8一飛
*木村「▲6一飛車成り以下の詰めろですね」
△7一歩 ▲6四桂
*木村「あー、手が伸びてますね」
△2九飛成 ▲8三成香 △6九馬
*木村「あー、きました」
▲同 玉 △4九龍 ▲5九銀打
*木村「しっかりしてます」
△5八金 ▲7八玉 △6八金 ▲8七玉
*神吉「あっ逃げた 大丈夫かな」
△8五歩 ▲8二飛成 △7二桂 ▲7三成香 △5一玉
*木村「▲6二角から▲7一竜で詰みがありますね」
▲2四角 △4二銀 ▲8五龍
*木村「惜しかったですねえ」
△5九龍 ▲5二桂成 △同 金 ▲5五香 △8九龍 ▲8八歩
△5五桂 ▲同 銀 △8四香 ▲7六玉 △8五香 ▲6三桂
△同 金 ▲同成香 △7四飛 ▲6六玉 △5五金 ▲同 玉
△4四銀 ▲4六玉 △4五銀打 ▲4七玉 △4九龍 ▲4八歩
△5五桂
*バニラ「負けました」
*木村・神吉「んー残念!」
*
*バニラ「本当にいい経験になりました 見てるのとやるのは全然違うのがよくわかりました」
まで84手で後手の勝ち
岩根さんの勝負術満点の指しまわし、絶品と思います
ステルス将棋とは?
麻雀パイに似せた特注の駒を、ジャラジャラかきまぜて、上手側の陣地に配パイしていく
↓
運命のオープン
二歩、行き場のない駒は下手の持ち駒になる
さらに、反対向きの駒のうち、どれでも好きな駒を一つ、下手の持ち駒にできる
↓
上手は駒の向きを並べなおして対局開始
ルール 上手1手10秒 下手10分、切れたら1手30秒
後手:岩根女流
後手の持駒:なし
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v玉 ・v桂v金v歩v歩 ・ ・v銀|一
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v歩 ・|二
|v飛v歩v香v歩 ・v銀v桂v金v歩|三
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| 歩 歩 歩 歩 歩 歩 歩 歩 歩|七
| ・ 角 ・ ・ ・ ・ ・ 飛 ・|八
| 香 桂 銀 金 玉 金 銀 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:角 香 歩三
先手:山崎バニラ
▲9六香 △同 飛 ▲同 歩
*ナレーション「バニラ、早くも必勝体制に」
△8二玉 ▲9七角 △6四香
*木村「6枚落ちくらいのハンデですかね」
▲6八銀
*木村「しっかりしてます」
△3四金 ▲3一角 △4五桂 ▲4八銀
*木村「何もさせないという手ですね」
△5二歩 ▲4六歩
*神吉「いいですね」
△3三金
*木村「いやな手ですね 角が危ないです」
▲4五歩 △3二金 ▲6四角引成△同 歩 ▲9五香 △7二玉
▲4四歩 △同 銀 ▲4七銀 △6五角
*木村「攻防の角ですね」
▲5六銀 △8七角成 ▲4八飛
*木村「筋がいいです」
△4三金 ▲9二香成 △6二玉 ▲8二成香
*木村「地味だけどいい手です」
△6三桂 ▲6四角
*木村「角が働いてきました」
△5三金 ▲4四飛
*神吉「おおーやりますねー」
△同 金 ▲3一角成 △2八飛
*神吉「木村流なら、ここは▲3八銀でしょ」
▲8一飛
*木村「▲6一飛車成り以下の詰めろですね」
△7一歩 ▲6四桂
*木村「あー、手が伸びてますね」
△2九飛成 ▲8三成香 △6九馬
*木村「あー、きました」
▲同 玉 △4九龍 ▲5九銀打
*木村「しっかりしてます」
△5八金 ▲7八玉 △6八金 ▲8七玉
*神吉「あっ逃げた 大丈夫かな」
△8五歩 ▲8二飛成 △7二桂 ▲7三成香 △5一玉
*木村「▲6二角から▲7一竜で詰みがありますね」
▲2四角 △4二銀 ▲8五龍
*木村「惜しかったですねえ」
△5九龍 ▲5二桂成 △同 金 ▲5五香 △8九龍 ▲8八歩
△5五桂 ▲同 銀 △8四香 ▲7六玉 △8五香 ▲6三桂
△同 金 ▲同成香 △7四飛 ▲6六玉 △5五金 ▲同 玉
△4四銀 ▲4六玉 △4五銀打 ▲4七玉 △4九龍 ▲4八歩
△5五桂
*バニラ「負けました」
*木村・神吉「んー残念!」
*
*バニラ「本当にいい経験になりました 見てるのとやるのは全然違うのがよくわかりました」
まで84手で後手の勝ち
2010.01.13
詰め─1の第100問の解答
詰め─1で優勝した宮田敦史は、これを含む全100問を35分で解いていました
宮田君ですら10分以上かかったという第100問の正解手順を載せておきます
羽生「これは難しいです、非常に 合駒も考えないといけない、変化も多い」
神吉「宮田君、詰め将棋の魅力は?」
宮田「これは解けそうだな、と思ったときがワクワクします」
後手の持駒:角二 銀三 桂四 香三 歩十六
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
| ・ ・ ・ ・ ・ ・v香 ・ ・|一
| ・ ・ ・ ・ ・ ・v歩v玉 ・|二
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v金 ・|三
| ・ ・ ・ ・ ・ 龍 ・ ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ 龍 ・v歩 玉|五
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|七
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|八
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|九
+---------------------------+
先手の持駒:金三 銀
▲3三金 △同 歩 ▲同 龍 △同 玉 ▲3四歩 △同 金
▲4二銀 △2二玉 ▲3一銀不成△同 玉 ▲3四龍 △3二金
▲2二金 △同 玉 ▲2三金 △同 金 ▲2一金 △1二玉
▲1四香 △1三桂 ▲3二龍 △2二桂 ▲同 金 △同 金
▲2四桂 △1一玉 ▲1三香不成△同 金 ▲2三桂 △同 金
▲1二龍
まで31手で先手の勝ち
宮田君ですら10分以上かかったという第100問の正解手順を載せておきます
羽生「これは難しいです、非常に 合駒も考えないといけない、変化も多い」
神吉「宮田君、詰め将棋の魅力は?」
宮田「これは解けそうだな、と思ったときがワクワクします」
後手の持駒:角二 銀三 桂四 香三 歩十六
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
| ・ ・ ・ ・ ・ ・v香 ・ ・|一
| ・ ・ ・ ・ ・ ・v歩v玉 ・|二
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v金 ・|三
| ・ ・ ・ ・ ・ 龍 ・ ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ 龍 ・v歩 玉|五
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|七
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|八
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|九
+---------------------------+
先手の持駒:金三 銀
▲3三金 △同 歩 ▲同 龍 △同 玉 ▲3四歩 △同 金
▲4二銀 △2二玉 ▲3一銀不成△同 玉 ▲3四龍 △3二金
▲2二金 △同 玉 ▲2三金 △同 金 ▲2一金 △1二玉
▲1四香 △1三桂 ▲3二龍 △2二桂 ▲同 金 △同 金
▲2四桂 △1一玉 ▲1三香不成△同 金 ▲2三桂 △同 金
▲1二龍
まで31手で先手の勝ち
2010.01.12
金井恒太四段 vs 神吉宏充六段
第18期 銀河戦
本戦Fブロック 4回戦
金井恒太四段 vs 神吉宏充六段
対局日: 2009年9月24日
解説:佐藤紳哉六段
聞き手:山口恵梨子女流1級
記録:伊藤明日香女流初段
20年度の成績は、神吉4勝11敗 金井20勝18敗 2人は初手合い
3連勝している神吉の登場だ 今回はなんと全身オレンジのスーツに身を包んでいる 眼鏡もオレンジだ
聞き手の山口「靴下もオレンジ色のを、わざわざタクシーで買いに行っていた」とのこと
解説の伸哉「神吉は勢いのある、どんどんさばいてくる振り飛車党
金井は研究熱心でまじめな棋風」
先手神吉で、▲三間飛車+美濃vs△居飛車穴熊になった 神吉さん、またこの戦型だ(^^;
神吉は、独走銀の▲4五銀と、幽霊角の▲9五角との組み合わせで攻めることになった
伸哉「神吉がつんのめっている感じ、後手をもちたい」
しかし、神吉が▲7七桂と活用したところから、評価が変わった
伸哉「神吉の駒に勢いを感じる のびのびしてきた、先手を持ちたい」
神吉は体重を乗せて、ビシビシ指してくる
伸哉「神吉さんにあの体重でビシッと指されると、圧力を感じますよ」
時間に追われた金井、飛車が取られそうになり、大ピンチになってしまった
神吉は優勢になってからは、落ち着いた差し回しを見せ、金井を一蹴してしまった
結果、神吉の快勝!
金井「すごいキレイにさばかれちゃった △9四歩の居飛車の税金を払わなかったら、おとがめがきた」
神吉「ちょっと、今回、わし強いで? 服がピンク、黄、紫、オレンジと、服の色が続く限り勝つでえ」
この三間vs居飛穴の形は、神吉に言わせれば「もう何百局も指しているからだいたいわかる」とのこと
本当に今期の銀河戦の神吉さんは強い 前回、大逆転で勝った勢いがまだそのまま残っている感じだ
4連勝で決勝トーナメントはほぼ決定だろう 決勝トーナメントでの戦いぶりが楽しみだ
聞き手の山口恵梨子女流だが、今回も面白い発言があった
伸哉が「勝負はまだまだこれからですよ 野球で言うと、1~2点、入った程度です」と言ったとき、
山口「まだ3回の裏くらいですか」と、けっこう野球を知っているっぽい的確な発言があった(笑)
感想戦でも、神吉が「これでこっちのペースや」と言っているときに、
山口「解説ではそこは金井さんのペースだと言ってました」と言って、みんなの笑いを誘っていた
山口女流、いいねえ これからもどんどん発言してほしい
本戦Fブロック 4回戦
金井恒太四段 vs 神吉宏充六段
対局日: 2009年9月24日
解説:佐藤紳哉六段
聞き手:山口恵梨子女流1級
記録:伊藤明日香女流初段
20年度の成績は、神吉4勝11敗 金井20勝18敗 2人は初手合い
3連勝している神吉の登場だ 今回はなんと全身オレンジのスーツに身を包んでいる 眼鏡もオレンジだ
聞き手の山口「靴下もオレンジ色のを、わざわざタクシーで買いに行っていた」とのこと
解説の伸哉「神吉は勢いのある、どんどんさばいてくる振り飛車党
金井は研究熱心でまじめな棋風」
先手神吉で、▲三間飛車+美濃vs△居飛車穴熊になった 神吉さん、またこの戦型だ(^^;
神吉は、独走銀の▲4五銀と、幽霊角の▲9五角との組み合わせで攻めることになった
伸哉「神吉がつんのめっている感じ、後手をもちたい」
しかし、神吉が▲7七桂と活用したところから、評価が変わった
伸哉「神吉の駒に勢いを感じる のびのびしてきた、先手を持ちたい」
神吉は体重を乗せて、ビシビシ指してくる
伸哉「神吉さんにあの体重でビシッと指されると、圧力を感じますよ」
時間に追われた金井、飛車が取られそうになり、大ピンチになってしまった
神吉は優勢になってからは、落ち着いた差し回しを見せ、金井を一蹴してしまった
結果、神吉の快勝!
金井「すごいキレイにさばかれちゃった △9四歩の居飛車の税金を払わなかったら、おとがめがきた」
神吉「ちょっと、今回、わし強いで? 服がピンク、黄、紫、オレンジと、服の色が続く限り勝つでえ」
この三間vs居飛穴の形は、神吉に言わせれば「もう何百局も指しているからだいたいわかる」とのこと
本当に今期の銀河戦の神吉さんは強い 前回、大逆転で勝った勢いがまだそのまま残っている感じだ
4連勝で決勝トーナメントはほぼ決定だろう 決勝トーナメントでの戦いぶりが楽しみだ
聞き手の山口恵梨子女流だが、今回も面白い発言があった
伸哉が「勝負はまだまだこれからですよ 野球で言うと、1~2点、入った程度です」と言ったとき、
山口「まだ3回の裏くらいですか」と、けっこう野球を知っているっぽい的確な発言があった(笑)
感想戦でも、神吉が「これでこっちのペースや」と言っているときに、
山口「解説ではそこは金井さんのペースだと言ってました」と言って、みんなの笑いを誘っていた
山口女流、いいねえ これからもどんどん発言してほしい
2010.01.11
山崎隆之七段vs郷田真隆九段 NHK杯 3回戦
山崎隆之七段vs郷田真隆九段 NHK杯 3回戦
解説 野月浩貴
解説の野月「山崎は攻め将棋、性格も指し手も独特でユーモアあふれる面白い将棋
郷田は本格的で堂々としている 落ち着き払った将棋」
先手山崎で、相掛かりになった ▲3六銀戦法だ
対して郷田は角交換して、△3三桂と跳ねて受けた
野月「矢内さんは相掛かりは好きですか?」
矢内「好きですけど・・・(^^;」 (難しくて指しこなすのは大変、という苦笑い)
ここ、せっかくだから、ついでに野月に「矢内さんは山崎さんは好きですか?」と聞いてほしかった
郷田が△2四歩と突いて、銀冠を目指したが、それを山崎が▲同飛と取って、一気に中盤に突入した
見ていて、よっしゃ、山崎、▲同飛と行ったあ、とワクワクだった
山崎はほっぺたをふくらまして長考の末、自陣角を打ち、局面を良くしにかかる
野月の解説も序盤は非常にわかりやすかった
攻めが得意な野月、詳細に攻め筋を指摘してくれて、ここまではとてもよかった
そう、ここまでは・・・
山崎が自陣角を打つまでは、局面を把握できたし、楽しかったのだ
しかし、「うーん」とうなった郷田が、1筋からアヤを求めてきてからが問題だった
もう手が難しすぎて、何が起きているのか全然わからなくなっちゃったorz
竜を引いて粘る郷田、その竜がちょこまか動くという難解な展開・・・
矢内「難しいですね 手が」
野月「難しいですね でもそこが楽しいんですけどね」
この2人にもあんまりわかってないみたい・・・
矢内「なんかもうどうなっているのか」
うへー、自分にはもうわかんないよorz
手が進んでみると、山崎の玉が意外と寄りにくく、結局山崎の勝ち
ああー、あかんわ 今週は将棋が難解すぎたね・・・
感想戦では、郷田が飛車を3筋に回してきたのが敗因ということだった
でもそれは結果論で、やってる最中はわかんないよね
あー、来週の羽生vs先崎に期待!
<今週のやっぴー>
白黒のチェック柄のでかいジャケットに赤のタートルネック こういうでっかいジャケット、流行ってるの?
今週は、将棋も矢内の服装も理解不能(^^; 矢内のいかり肩度 ★★★★
解説 野月浩貴
解説の野月「山崎は攻め将棋、性格も指し手も独特でユーモアあふれる面白い将棋
郷田は本格的で堂々としている 落ち着き払った将棋」
先手山崎で、相掛かりになった ▲3六銀戦法だ
対して郷田は角交換して、△3三桂と跳ねて受けた
野月「矢内さんは相掛かりは好きですか?」
矢内「好きですけど・・・(^^;」 (難しくて指しこなすのは大変、という苦笑い)
ここ、せっかくだから、ついでに野月に「矢内さんは山崎さんは好きですか?」と聞いてほしかった
郷田が△2四歩と突いて、銀冠を目指したが、それを山崎が▲同飛と取って、一気に中盤に突入した
見ていて、よっしゃ、山崎、▲同飛と行ったあ、とワクワクだった
山崎はほっぺたをふくらまして長考の末、自陣角を打ち、局面を良くしにかかる
野月の解説も序盤は非常にわかりやすかった
攻めが得意な野月、詳細に攻め筋を指摘してくれて、ここまではとてもよかった
そう、ここまでは・・・
山崎が自陣角を打つまでは、局面を把握できたし、楽しかったのだ
しかし、「うーん」とうなった郷田が、1筋からアヤを求めてきてからが問題だった
もう手が難しすぎて、何が起きているのか全然わからなくなっちゃったorz
竜を引いて粘る郷田、その竜がちょこまか動くという難解な展開・・・
矢内「難しいですね 手が」
野月「難しいですね でもそこが楽しいんですけどね」
この2人にもあんまりわかってないみたい・・・
矢内「なんかもうどうなっているのか」
うへー、自分にはもうわかんないよorz
手が進んでみると、山崎の玉が意外と寄りにくく、結局山崎の勝ち
ああー、あかんわ 今週は将棋が難解すぎたね・・・
感想戦では、郷田が飛車を3筋に回してきたのが敗因ということだった
でもそれは結果論で、やってる最中はわかんないよね
あー、来週の羽生vs先崎に期待!
<今週のやっぴー>
白黒のチェック柄のでかいジャケットに赤のタートルネック こういうでっかいジャケット、流行ってるの?
今週は、将棋も矢内の服装も理解不能(^^; 矢内のいかり肩度 ★★★★
2010.01.10
最近の近況をば
今日は最近の近況をば
昨日の神吉vs金井の感想はあさって回しということにします
昨日は駅前の道場へ行く
今年初めての実戦だ
まず席主の人に教えてもらう 私の棒銀vs席主の中飛車3二金型になり、ボロ負け
次に強豪のAさんと指した 私の矢倉vsAさんの雁木、これは快勝
最後に詰め将棋作家のKさんと指す 私の居飛車vsKさんの石田流、これは負け
1勝2敗だけど、めったに勝てないAさんに勝てたからまずまずだ
年末年始は何をしてたかというと、年末はずーっと寝てる日が3日ほど続いた
こういう一日中寝っぱなしというの、たまにあるんだよね
あとは家族5人集まって、お笑いのテレビを見たり雑談とか
将棋のほうは、「いちばんやさしい7手からの詰め将棋」とか、
将棋世界の付録の詰め将棋を解いていた 付録は自分にとってピッタリの難易度だった
勝浦さんの「詰め将棋道場」「新詰め将棋道場」なんだけど、これは一冊に200問入っているので、
最後までいくのが自分にとってはもう大変すぎる あきらめて、思い切って手放した
こういう思い切りも必要だろう
ゲームは、プレステのゴルフの「みんなのゴルフ1」をやっている
未だに1が好きでやっている(^^; バーディを取ったときはうれしい
石川遼くんの影響で、やりたくなった
映画は、ファイナルデスティネーションというやつを借りて見た
どんどん人が死んでいくやつ 死ぬ死ぬとわかっていてもドキドキする
もうこれを見るのは3度目だ(笑)
このシリーズ、3作あるけど、どれも好きだ
こういうような、見てる間楽しいだけの気楽な映画が好きだ
人生を考えさせられる映画などとは全く対照的なやつ(笑)
こういう映画を、自分的に「ポップコーン映画」と呼んでいる
ポップコーンを食べながら気楽に見て、終わったら「面白かった、さ、次は何しよう」みたいなのね
テレビで新しいドラマ、「カバチタレ」というのが始まるとのこと
これは原作の漫画が好きで読んでいるので楽しみだ
主演の櫻井翔とか掘北真希って誰?と思っていたけど、
櫻井翔は嵐のメンバー、掘北真希は大河ドラマ「篤姫」に出ていた有名な人だったのね(^^;
全っ然知らなかったよ
音楽は相変わらず宇多田ヒカルばっかり 新しいアルバムでないかなー
今年の目標は、ブログを続ける、というのと、24でR1800になっている、ということにしよう
24で最近全然指していないから、まずは指さないとね
どうも、将棋は見るほうが好きで、指すほうは後回しになってしまうね
昨日の神吉vs金井の感想はあさって回しということにします
昨日は駅前の道場へ行く
今年初めての実戦だ
まず席主の人に教えてもらう 私の棒銀vs席主の中飛車3二金型になり、ボロ負け
次に強豪のAさんと指した 私の矢倉vsAさんの雁木、これは快勝
最後に詰め将棋作家のKさんと指す 私の居飛車vsKさんの石田流、これは負け
1勝2敗だけど、めったに勝てないAさんに勝てたからまずまずだ
年末年始は何をしてたかというと、年末はずーっと寝てる日が3日ほど続いた
こういう一日中寝っぱなしというの、たまにあるんだよね
あとは家族5人集まって、お笑いのテレビを見たり雑談とか
将棋のほうは、「いちばんやさしい7手からの詰め将棋」とか、
将棋世界の付録の詰め将棋を解いていた 付録は自分にとってピッタリの難易度だった
勝浦さんの「詰め将棋道場」「新詰め将棋道場」なんだけど、これは一冊に200問入っているので、
最後までいくのが自分にとってはもう大変すぎる あきらめて、思い切って手放した
こういう思い切りも必要だろう
ゲームは、プレステのゴルフの「みんなのゴルフ1」をやっている
未だに1が好きでやっている(^^; バーディを取ったときはうれしい
石川遼くんの影響で、やりたくなった
映画は、ファイナルデスティネーションというやつを借りて見た
どんどん人が死んでいくやつ 死ぬ死ぬとわかっていてもドキドキする
もうこれを見るのは3度目だ(笑)
このシリーズ、3作あるけど、どれも好きだ
こういうような、見てる間楽しいだけの気楽な映画が好きだ
人生を考えさせられる映画などとは全く対照的なやつ(笑)
こういう映画を、自分的に「ポップコーン映画」と呼んでいる
ポップコーンを食べながら気楽に見て、終わったら「面白かった、さ、次は何しよう」みたいなのね
テレビで新しいドラマ、「カバチタレ」というのが始まるとのこと
これは原作の漫画が好きで読んでいるので楽しみだ
主演の櫻井翔とか掘北真希って誰?と思っていたけど、
櫻井翔は嵐のメンバー、掘北真希は大河ドラマ「篤姫」に出ていた有名な人だったのね(^^;
全っ然知らなかったよ
音楽は相変わらず宇多田ヒカルばっかり 新しいアルバムでないかなー
今年の目標は、ブログを続ける、というのと、24でR1800になっている、ということにしよう
24で最近全然指していないから、まずは指さないとね
どうも、将棋は見るほうが好きで、指すほうは後回しになってしまうね
2010.01.09
長岡裕也四段 vs 遠山雄亮四段
第18期 銀河戦
本戦Eブロック 4回戦
長岡裕也四段 vs 遠山雄亮四段
対局日: 2009年11月5日
解説:片上大輔六段
聞き手:藤田 綾女流初段
記録:伊藤明日香女流初段
20年度の成績は、長岡19勝14敗 遠山8勝15敗 2人の対戦成績は長岡の2-0
解説の片上「長岡は研究が趣味の研究家、居飛車、振り飛車、両方指す
遠山は生粋の振り飛車党 粘り強さが身上
長岡は突き詰めてここはこう指すべきという棋風、極端な完ぺき主義者
遠山は思いついた手を指す棋風」
先手長岡で、後手遠山のゴキゲン中飛車に対して、先手から角交換する丸山ワクチンだ
また相穴熊もあるかと思われただけに、ほっとした(^^;
序盤、定跡手順で進む 一手一手詳細に解説してくれる片上 これはありがたい
さすがに片上は詳しいね しっかし、これ、かなりのところまで定跡化が進んでいて、難しいわ
プロは実に細かい駆け引きをしているんだね
長岡は美濃、遠山は銀冠に組んだ
序盤から形勢が動いた 研究範囲なのだろう、ノータイムで指していく長岡につられてか、
遠山はいきなり馬を作られてしまう それも無条件だ
片上が「場合によってはもう考えどころをすぎてしまったかも」というくらいだ
え~、もうこんなに早く形勢が決まったのか
ところが、ここから遠山は粘りに粘る まず、銀を見捨てて左桂を手順に跳ねた
片上「これは長岡のほうがいいが、どうやるかの構想がまだ難しい」
「長岡がいかにも研究してきたという感じで優勢になったけど、
ごちゃごちゃしている間に遠山が力を発揮している お互いの持ち味が出てる」
聞き手の藤田女流が「長岡のほうが囲いが金銀4枚に馬付きで、すごく固く見えます」と言ったのに対し、
片上「遠山の銀冠は先手の攻め駒から遠いので固いんです、長岡の囲いは、と金で攻められやすい
9筋の端も後手の勢力圏なので、粘りがまだ相当利く」
この片上の発言が、ズバリ的中することになった
片上が手をズバズバ当て、対局者はほとんどそのとおり指していく
あのー、片上さん、解説者があんまり手を当てすぎるのも、味気ないんですけど(^^;
終盤、攻め合いになったが、片上の発言どおり、長岡の美濃は遠山のと金攻めで駒がはがされていく
遠山の銀冠にはなかなか有効な攻めがない どんどん差が詰まっていく
長岡が長考した後、遠山が当然の一手と思えるところで考慮時間を使ったときがあった
そのときに片上「これは相手が考えたので自分も一度考える『半分返し』という技術です
ふらふらと指してしまわないように」 この「半分返し」は面白い言葉だね
さて、長岡が決めにいき、角を切る手をビシッと指した おおこれは読みきりか・・・
と思いきや、進んでみると遠山玉がなんとギリギリで詰まないではないか 9一の香が利いている
まさに紙一重だ そして盤上、詰むや詰まざるやの大熱戦になった
片上「どうなっているんでしょうか 歯切れが悪くてすいません」
いや、片上さんは歯切れが良すぎたから、それくらいでちょうどいいよ(^^;
見ていてハラハラするもんね 8筋に駒柱もでき、片上にもどっちがいいのかわからない熱戦だ
そして、詰めろをかけてくる長岡に対し、遠山は詰めろ逃れの桂跳ねが2回も出た!
自玉をギリギリのところで逃がし、この終盤を制したのは遠山だった
結果、152手で遠山の逆転勝ち!
いや~、これはホントに大熱戦だった
片上「長岡にしてみれば、作ったような負け方、残念でしょうね」
遠山にしてみれば、序盤の不利から、最終盤で好手の桂跳ねが連続で飛び出すという逆転勝ち、
これはこたえられない気持ちいい勝利だろう
見ているほうとしてもこれは面白かった
銀冠という囲いの粘り強さが存分に出た一局だったと思う
いつもブログを書いている遠山さん、やっぱりブログを見ていると親近感がわく
この勝ちをどう書くか、楽しみだ 次の一局も、ぜひ面白い将棋を見せてほしい
本戦Eブロック 4回戦
長岡裕也四段 vs 遠山雄亮四段
対局日: 2009年11月5日
解説:片上大輔六段
聞き手:藤田 綾女流初段
記録:伊藤明日香女流初段
20年度の成績は、長岡19勝14敗 遠山8勝15敗 2人の対戦成績は長岡の2-0
解説の片上「長岡は研究が趣味の研究家、居飛車、振り飛車、両方指す
遠山は生粋の振り飛車党 粘り強さが身上
長岡は突き詰めてここはこう指すべきという棋風、極端な完ぺき主義者
遠山は思いついた手を指す棋風」
先手長岡で、後手遠山のゴキゲン中飛車に対して、先手から角交換する丸山ワクチンだ
また相穴熊もあるかと思われただけに、ほっとした(^^;
序盤、定跡手順で進む 一手一手詳細に解説してくれる片上 これはありがたい
さすがに片上は詳しいね しっかし、これ、かなりのところまで定跡化が進んでいて、難しいわ
プロは実に細かい駆け引きをしているんだね
長岡は美濃、遠山は銀冠に組んだ
序盤から形勢が動いた 研究範囲なのだろう、ノータイムで指していく長岡につられてか、
遠山はいきなり馬を作られてしまう それも無条件だ
片上が「場合によってはもう考えどころをすぎてしまったかも」というくらいだ
え~、もうこんなに早く形勢が決まったのか
ところが、ここから遠山は粘りに粘る まず、銀を見捨てて左桂を手順に跳ねた
片上「これは長岡のほうがいいが、どうやるかの構想がまだ難しい」
「長岡がいかにも研究してきたという感じで優勢になったけど、
ごちゃごちゃしている間に遠山が力を発揮している お互いの持ち味が出てる」
聞き手の藤田女流が「長岡のほうが囲いが金銀4枚に馬付きで、すごく固く見えます」と言ったのに対し、
片上「遠山の銀冠は先手の攻め駒から遠いので固いんです、長岡の囲いは、と金で攻められやすい
9筋の端も後手の勢力圏なので、粘りがまだ相当利く」
この片上の発言が、ズバリ的中することになった
片上が手をズバズバ当て、対局者はほとんどそのとおり指していく
あのー、片上さん、解説者があんまり手を当てすぎるのも、味気ないんですけど(^^;
終盤、攻め合いになったが、片上の発言どおり、長岡の美濃は遠山のと金攻めで駒がはがされていく
遠山の銀冠にはなかなか有効な攻めがない どんどん差が詰まっていく
長岡が長考した後、遠山が当然の一手と思えるところで考慮時間を使ったときがあった
そのときに片上「これは相手が考えたので自分も一度考える『半分返し』という技術です
ふらふらと指してしまわないように」 この「半分返し」は面白い言葉だね
さて、長岡が決めにいき、角を切る手をビシッと指した おおこれは読みきりか・・・
と思いきや、進んでみると遠山玉がなんとギリギリで詰まないではないか 9一の香が利いている
まさに紙一重だ そして盤上、詰むや詰まざるやの大熱戦になった
片上「どうなっているんでしょうか 歯切れが悪くてすいません」
いや、片上さんは歯切れが良すぎたから、それくらいでちょうどいいよ(^^;
見ていてハラハラするもんね 8筋に駒柱もでき、片上にもどっちがいいのかわからない熱戦だ
そして、詰めろをかけてくる長岡に対し、遠山は詰めろ逃れの桂跳ねが2回も出た!
自玉をギリギリのところで逃がし、この終盤を制したのは遠山だった
結果、152手で遠山の逆転勝ち!
いや~、これはホントに大熱戦だった
片上「長岡にしてみれば、作ったような負け方、残念でしょうね」
遠山にしてみれば、序盤の不利から、最終盤で好手の桂跳ねが連続で飛び出すという逆転勝ち、
これはこたえられない気持ちいい勝利だろう
見ているほうとしてもこれは面白かった
銀冠という囲いの粘り強さが存分に出た一局だったと思う
いつもブログを書いている遠山さん、やっぱりブログを見ていると親近感がわく
この勝ちをどう書くか、楽しみだ 次の一局も、ぜひ面白い将棋を見せてほしい
2010.01.08
佐藤紳哉六段 vs 中村亮介五段
2日に放送された分
第18期 銀河戦
本戦Dブロック 4回戦
佐藤紳哉六段 vs 中村亮介五段
対局日: 2009年10月14日
解説:北島忠雄六段
聞き手:安食総子女流初段
記録:伊藤明日香女流初段
20年度の成績は、亮介18勝16敗 伸哉22勝11敗 2人の対戦成績は1-1のイーブン
解説の北島「亮介は四間飛車を得意とする、作戦家で筋が良い
伸哉はアイデアが豊かで才能ある将棋、竜王戦は2組の実力者」
先手亮介で、3手目に▲7五歩と突き、急戦石田流になった
北島「亮介が石田流を指すのはめずらしい」とやや驚いていたのだが、
さらにそこから▲7四歩と、早い仕掛け!
北島は思わず「おお、行った」と声を出していた
こんな言葉使い、北島さんはめったにしないのにね(笑)
亮介は、さらに▲7五飛と浮いたではないか! おお、これは久保流早石田、
久保が升田幸三賞を取った一手ではないか! やったあこれが見れるのか
さあ、ここから飛車を▲4五飛とぶん回して大乱戦と思ったら・・・
亮介は飛車を下に下げてしまった ドタッ
ここ、局後の感想で伸哉は「▲4五飛と来るものとばっかり思ってた」
そうだよね、誰しもそう思うよね(笑)
後手が△7二金としたのを見て、飛車を7九まで下げてしまう、こんな指し方もあるのか
北島「居飛車側のほうが一手一手に苦労する将棋」
その苦労と、亮介の左金の動きに惑わされたのが重なって、注意不足になったのか、
伸哉は作った馬をいきなり消されて、手損だけが残ってしまった
局後の感想で伸哉「馬を消されたのはひどかった」
手得した亮介が、さらに左金を4段目に上がった手が、押さえ込みを見た好手!
伸哉に「金上がりは力強かったねえ」と言わしめた一手だった
この一手は亮介の力を見せた
どう決めるかまだ難しいかと思われたのだが、亮介は飛車を見切る特攻で、
一気に勝負をかけ、鮮やかに後手玉を仕留めた
いや~、これはお見事! 緩みない寄せだった 最短の手順だったね
北島「亮介の金の使い方が良かった、最後はギリギリの寄せを決めた」
この一局、▲7五飛と浮く久保新手の可能性が広いことを見せてくれた
▲4五飛と回らなくても指せるんだね これからももっとこの久保流が指されると面白い
亮介の飛車を下段に引く手と、左金の動きが独特だった
振り飛車党で、こういう独自の構想を立てて、それがうまくいくと、かなり痛快だろうなあ、と
居飛車しか指せない自分は思った
最短の寄せも見れて、ひさしぶりにスカッとした一局だった
第18期 銀河戦
本戦Dブロック 4回戦
佐藤紳哉六段 vs 中村亮介五段
対局日: 2009年10月14日
解説:北島忠雄六段
聞き手:安食総子女流初段
記録:伊藤明日香女流初段
20年度の成績は、亮介18勝16敗 伸哉22勝11敗 2人の対戦成績は1-1のイーブン
解説の北島「亮介は四間飛車を得意とする、作戦家で筋が良い
伸哉はアイデアが豊かで才能ある将棋、竜王戦は2組の実力者」
先手亮介で、3手目に▲7五歩と突き、急戦石田流になった
北島「亮介が石田流を指すのはめずらしい」とやや驚いていたのだが、
さらにそこから▲7四歩と、早い仕掛け!
北島は思わず「おお、行った」と声を出していた
こんな言葉使い、北島さんはめったにしないのにね(笑)
亮介は、さらに▲7五飛と浮いたではないか! おお、これは久保流早石田、
久保が升田幸三賞を取った一手ではないか! やったあこれが見れるのか
さあ、ここから飛車を▲4五飛とぶん回して大乱戦と思ったら・・・
亮介は飛車を下に下げてしまった ドタッ
ここ、局後の感想で伸哉は「▲4五飛と来るものとばっかり思ってた」
そうだよね、誰しもそう思うよね(笑)
後手が△7二金としたのを見て、飛車を7九まで下げてしまう、こんな指し方もあるのか
北島「居飛車側のほうが一手一手に苦労する将棋」
その苦労と、亮介の左金の動きに惑わされたのが重なって、注意不足になったのか、
伸哉は作った馬をいきなり消されて、手損だけが残ってしまった
局後の感想で伸哉「馬を消されたのはひどかった」
手得した亮介が、さらに左金を4段目に上がった手が、押さえ込みを見た好手!
伸哉に「金上がりは力強かったねえ」と言わしめた一手だった
この一手は亮介の力を見せた
どう決めるかまだ難しいかと思われたのだが、亮介は飛車を見切る特攻で、
一気に勝負をかけ、鮮やかに後手玉を仕留めた
いや~、これはお見事! 緩みない寄せだった 最短の手順だったね
北島「亮介の金の使い方が良かった、最後はギリギリの寄せを決めた」
この一局、▲7五飛と浮く久保新手の可能性が広いことを見せてくれた
▲4五飛と回らなくても指せるんだね これからももっとこの久保流が指されると面白い
亮介の飛車を下段に引く手と、左金の動きが独特だった
振り飛車党で、こういう独自の構想を立てて、それがうまくいくと、かなり痛快だろうなあ、と
居飛車しか指せない自分は思った
最短の寄せも見れて、ひさしぶりにスカッとした一局だった
2010.01.07
佐藤和俊五段 vs 稲葉 陽四段
12月31日に放送された分
第18期 銀河戦
本戦Cブロック 4回戦
佐藤和俊五段 vs 稲葉 陽四段
対局日: 2009年10月15日
解説:藤原直哉六段
聞き手:熊倉紫野女流初段
記録:野田澤彩乃女流1級
20年度の成績は、和俊28勝10敗 稲葉30勝13敗 2人は初手合い
この2人、昨年度の勝率がすごく高く、和俊は0.737 稲葉は0.698だ
解説の藤原「和俊は本格的な振り飛車党、腰が重く容易に崩れないタイプ
昨年の朝日オープンではベスト4に勝ち上がった
稲葉は居飛車党で攻めの強さに定評がある
昨年の棋聖戦では挑戦者決定戦まで勝ちあがった、竜王戦も6組で優勝した」
先手和俊で、戦型は意外にも相振りになった 和俊が中飛車だったから、稲葉は振ったのだろう
藤原「中飛車に対して相振りは有力とされている、特に稲葉の選んだ三間は」
両者慎重な駒組みで、序盤から時間を使っている
相振りは駒組みの段階でいつのまにか形勢が決まっていることがあるから怖いのだろう
藤原「形勢判断は和俊は悲観派、稲葉は楽観派
だけど両者とも最後には自分が勝つと思っているはず」
お互い美濃囲いに囲う しかし、和俊が歩越し銀に出たのがどうだったのか、
出た銀をまた引かされる展開になってしまった
藤原「先手番としてはつまらない展開、後手を持ちたい」
和俊は中飛車からどこかへ飛車を振り直したいのだが、どこに振るのかなかなか決められないでいる
藤原「和俊は狙いがつけられず苦労している」
今回の解説者の藤原は、「公式戦では一度も相振りを指したことがない」とのことだったが、
予測手がビシビシ当たっていた 目立たないけど、さすがプロだね
角交換になって、中盤、和俊は▲3七歩とおとなしく誤り、
▲2二角と打ち込んで1一の香を取りにいったのだが、この一連の構想がまずかったようだ
香をのんびり取っている間に、すかさず稲葉に玉頭を歩で攻められ、
先手陣はバラバラにされてしまった
稲葉は温存していた角を好点に打ち、これが早くも決め手だった
藤原「差がつきましたね」 ええ~、これ、もう全然ダメじゃん、和俊、ボロボロじゃん・・・
結果、大差で稲葉の勝ち 稲葉はなんと考慮時間を1回も使わず!
藤原「和俊は力が出なかった 稲葉の快勝だった 和俊の力はこんなもんじゃないが、
稲葉が力を出させなかった 稲葉の序盤作戦もよかった」
ああ~、これは期待はずれ、残念! 高勝率同士とは思えない、大差の内容だった
感想戦では、先手としては銀をもう一回さらに撤退させて、
徹底的に我慢をしたほうがよかったとのことだった
今回は和俊の力が発揮されず、稲葉は力半分で勝った感じだ
和俊は最初の紹介と逆で、容易に崩れてしまった 見ているほうとしては残念な一局だった
第18期 銀河戦
本戦Cブロック 4回戦
佐藤和俊五段 vs 稲葉 陽四段
対局日: 2009年10月15日
解説:藤原直哉六段
聞き手:熊倉紫野女流初段
記録:野田澤彩乃女流1級
20年度の成績は、和俊28勝10敗 稲葉30勝13敗 2人は初手合い
この2人、昨年度の勝率がすごく高く、和俊は0.737 稲葉は0.698だ
解説の藤原「和俊は本格的な振り飛車党、腰が重く容易に崩れないタイプ
昨年の朝日オープンではベスト4に勝ち上がった
稲葉は居飛車党で攻めの強さに定評がある
昨年の棋聖戦では挑戦者決定戦まで勝ちあがった、竜王戦も6組で優勝した」
先手和俊で、戦型は意外にも相振りになった 和俊が中飛車だったから、稲葉は振ったのだろう
藤原「中飛車に対して相振りは有力とされている、特に稲葉の選んだ三間は」
両者慎重な駒組みで、序盤から時間を使っている
相振りは駒組みの段階でいつのまにか形勢が決まっていることがあるから怖いのだろう
藤原「形勢判断は和俊は悲観派、稲葉は楽観派
だけど両者とも最後には自分が勝つと思っているはず」
お互い美濃囲いに囲う しかし、和俊が歩越し銀に出たのがどうだったのか、
出た銀をまた引かされる展開になってしまった
藤原「先手番としてはつまらない展開、後手を持ちたい」
和俊は中飛車からどこかへ飛車を振り直したいのだが、どこに振るのかなかなか決められないでいる
藤原「和俊は狙いがつけられず苦労している」
今回の解説者の藤原は、「公式戦では一度も相振りを指したことがない」とのことだったが、
予測手がビシビシ当たっていた 目立たないけど、さすがプロだね
角交換になって、中盤、和俊は▲3七歩とおとなしく誤り、
▲2二角と打ち込んで1一の香を取りにいったのだが、この一連の構想がまずかったようだ
香をのんびり取っている間に、すかさず稲葉に玉頭を歩で攻められ、
先手陣はバラバラにされてしまった
稲葉は温存していた角を好点に打ち、これが早くも決め手だった
藤原「差がつきましたね」 ええ~、これ、もう全然ダメじゃん、和俊、ボロボロじゃん・・・
結果、大差で稲葉の勝ち 稲葉はなんと考慮時間を1回も使わず!
藤原「和俊は力が出なかった 稲葉の快勝だった 和俊の力はこんなもんじゃないが、
稲葉が力を出させなかった 稲葉の序盤作戦もよかった」
ああ~、これは期待はずれ、残念! 高勝率同士とは思えない、大差の内容だった
感想戦では、先手としては銀をもう一回さらに撤退させて、
徹底的に我慢をしたほうがよかったとのことだった
今回は和俊の力が発揮されず、稲葉は力半分で勝った感じだ
和俊は最初の紹介と逆で、容易に崩れてしまった 見ているほうとしては残念な一局だった
2010.01.07
矢倉規広六段 vs 大石直嗣四段
12月26日に放送された分
第18期 銀河戦
本戦Bブロック 4回戦
矢倉規広六段 vs 大石直嗣四段
対局日: 2009年10月6日
解説:伊藤 能五段
聞き手:中村桃子女流1級
記録:渡辺弥生女流2級
20年度の成績は、大石8勝5敗 矢倉17勝16敗 2人は初手合い
解説の伊藤「大石は新四段で居飛車党、バランスのいい本格派
矢倉は角道を止めるオーソドックスな振り飛車党、豪快なさばきが得意」
この一局、相穴熊になってしまった 終了です(^^; 128手で矢倉勝ちとのこと
第18期 銀河戦
本戦Bブロック 4回戦
矢倉規広六段 vs 大石直嗣四段
対局日: 2009年10月6日
解説:伊藤 能五段
聞き手:中村桃子女流1級
記録:渡辺弥生女流2級
20年度の成績は、大石8勝5敗 矢倉17勝16敗 2人は初手合い
解説の伊藤「大石は新四段で居飛車党、バランスのいい本格派
矢倉は角道を止めるオーソドックスな振り飛車党、豪快なさばきが得意」
この一局、相穴熊になってしまった 終了です(^^; 128手で矢倉勝ちとのこと
2010.01.06
大逆転将棋2010
大逆転将棋2010
盛りだくさんの内容だった
まずはじめは、活弁士の山崎バニラさんのステルス将棋
相手は岩根女流 この局面から対局開始となった
後手:岩根女流
後手の持駒:なし
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v玉 ・v桂v金v歩v歩 ・ ・v銀|一
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v歩 ・|二
|v飛v歩v香v歩 ・v銀v桂v金v歩|三
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| 歩 歩 歩 歩 歩 歩 歩 歩 歩|七
| ・ 角 ・ ・ ・ ・ ・ 飛 ・|八
| 香 桂 銀 金 玉 金 銀 桂 香|九
+---------------------------+
先手:山崎バニラ
先手の持駒:角 香 歩三
手数=0 まで
先手バニラさんで、▲9六香の田楽指しから対局がはじまった お互い攻め合いになり、
途中から互いの玉が寄るか寄らないかで、絶妙のゲームバランスになっていた
白熱した勝負だった 長引いて最後は力負けかあ バニラさん、惜しかった
岩根さんは完全に本気だったね
バニラさんはアマ初段ということだけど、それは甘い判定なのでは・・・(^^;
バニラさん、攻めは強かったけど、守りがどうしてもおろそかになってしまうんだね
敵陣に打ち込んだ角が取られたあたりからおかしくなっていた
負けて泣いていたけど、よくがんばっていたね 力は見せたと思う
バニラ「本当にいい経験になった 見てるのとやるのでは全然違うということがよくわかりました」
次は若手プロ4人による1分切れ負けトーナメント
今回も、ものすごい指し手の速さだった
1手1秒以下で指していたことも多かったんじゃないだろうか
見ていて、何が何やらわからない(笑)
でもこの企画はけっこう面白いと思う
この時計の叩き合いは、格闘技を見ているようだ
1回戦、豊島vs佐藤天彦は天彦の勝ち 中村亮介vs稲葉は稲葉の勝ち
決勝の天彦vs稲葉の棋譜を載せておきます
先手:佐藤天彦
後手:稲葉
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △8四歩 ▲2五歩 △8五歩
▲7八金 △3二金 ▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △8六歩
▲同 歩 △同 飛 ▲3四飛 △3三角 ▲3六飛 △2二銀
▲8七歩 △8五飛 ▲2六飛 △4一玉 ▲5八玉 △6二銀
▲3八金 △5一金 ▲4八銀 △7四歩 ▲3六歩 △7三桂
▲3七桂 △1四歩 ▲2九飛 △1五歩 ▲4六歩 △8八角成
▲同 銀 △7五歩 ▲7七銀 △2三歩 ▲4七銀 △7六歩
▲同 銀 △8四飛 ▲6六角 △7四飛 ▲7五銀 △5四飛
▲7四歩 △6五桂 ▲7七桂 △同桂成 ▲同 金 △4四歩
▲8四桂 △7一歩 ▲7六金 △9四角 ▲6五金 △6四歩
▲5四金 △同 歩 ▲7三歩成 △同 銀 ▲4四角 △5五桂
▲5六銀 △7六金 ▲4八玉 △7五金 ▲7一角成 △6二銀
▲8一馬 △4七歩 ▲3九玉 △6七桂成 ▲7二桂成 △5七成桂
▲6二成桂 △同 金 ▲7一飛 △6一金 ▲6三馬 △5二銀
▲同 馬 △同 玉 ▲7五飛成 △4八歩成 ▲同 金 △同成桂
▲同 玉 △4七歩 ▲同 銀 △5五桂 ▲4四桂 △5三玉
▲3二桂成 △4七桂成 ▲同 玉 △5八銀 ▲3八玉 △4七金
▲2七玉 △3七金 ▲同 玉 △5六角 ▲4五桂 △4四玉
▲3五銀 △4三玉 ▲4二金
まで111手で先手の勝ち
そしていよいよ、メインイベントの脳内目隠し10秒将棋
この企画で5連覇中の佐藤康光 (木村、行方、ハッシー、久保、藤井に勝っている)
今回、康光に挑戦するのはなんと羽生!
相矢倉の力戦で、康光が入玉するか、羽生が捕まえるかという展開になった
長手数の熱戦だ どこまで続くんだ、と思ったら、最後は驚きの結末が・・・
先手:羽生
後手:佐藤康光
▲7六歩 △3四歩 ▲6六歩 △6二銀 ▲6八銀 △5四歩
▲5六歩 △5二金右 ▲4八銀 △3二銀 ▲5八金右 △4四歩
▲7七銀 △3一角 ▲7九角 △7四歩 ▲3六歩 △4三金
▲3五歩 △6四角 ▲1八飛 △8四歩 ▲3四歩 △同 金
▲6七金 △4三銀 ▲6八玉 △9四歩 ▲7八玉 △9五歩
▲3七銀 △7三桂 ▲3六銀 △3二金 ▲6五歩 △5三角
▲3八飛 △6四歩 ▲同 歩 △同 角 ▲4六角 △同 角
▲同 歩 △8五歩 ▲6八金上 △4一玉 ▲4五歩 △同 歩
▲6三歩 △同 銀 ▲3五銀 △同 金 ▲7一角 △7二飛
▲3五角成 △3四歩 ▲5三馬 △5二銀右 ▲8三金 △5三銀
▲7二金 △4六角 ▲3七桂 △3六銀 ▲4五桂 △同 銀
▲7一飛 △4二玉 ▲7三金 △1九角成 ▲6三金 △6六歩
▲同 銀 △4四銀右 ▲2一飛成 △6二歩 ▲5七桂 △6三歩
▲4五桂 △同 銀 ▲4四歩 △同 銀 ▲4三歩 △同 玉
▲5二銀 △3三玉 ▲2五桂 △2四玉 ▲3二龍 △3六香
▲4八飛 △4七歩 ▲同 飛 △4六歩 ▲4九飛 △3七馬
▲4三銀成 △3五銀 ▲3三桂成 △3一桂 ▲4四金 △2五玉
▲4五金 △2七馬 ▲2九飛 △2六玉 ▲3五金 △3八香成
▲2五金 △3七玉 ▲2六銀 △同 馬 ▲同 飛 △4七歩成
▲3四成桂 △4八玉 ▲4四成桂 △3七銀 ▲3六飛 △4六桂
▲3一龍 △5八桂成 ▲3九歩 △6八成桂 ▲同 金 △3九玉
▲5九桂 △4六歩 ▲3二飛成 △4八角 ▲7七玉 △5九角成
▲7五歩 △8四桂 ▲7六桂 △6八馬 ▲同 玉 △8八金
▲6七玉 △8七金 ▲8四桂 △8六金 ▲6八桂 △7五歩
▲6五銀 △6四金 ▲同 銀 △7六金打 ▲同 桂 △同 金
▲7八玉 △8六歩 ▲9八角
まで153手で中断
最後は△6六歩と言ってしまい、なんと康光の二歩の反則負け!
頭を抱えた康光、悔しそうだった ああ~、惜しかった もう終局間近だったのに!
これは本当に残念だろう いやしかしよく手が続いたなあ
今回もハラハラして面白かった
康光「持ち駒の歩の枚数を気にしてしまって、二歩に気づかなかった」
羽生「私も6筋に歩が利くものと思っていた」「途中、寄せそこなったと思う」「入玉されて頭がクラクラした」
詰─1グランプリファイナル
出場者は、宮田敦史、広瀬、竹中アマ、上田女流
詰め将棋100問の早解きバトル
事前のインタビューで、神吉「最強の挑戦者の広瀬が出てきましたが、どうですか?」の質問に、
宮田「番組も本気を出してきたかなと」 これにはスタッフが笑っていた(笑)
宮田君、ギャグも言うんだね
開始から30分で100問目まで到達した宮田敦史君、しかし広瀬も追い上げ、追いついた
竹中アマも97問目まで到達、上田女流は65問目までだ
だが、最後に勝ったのはやはり宮田君! 今回は人選がよく、盛り上がったと思う
宮田君も苦労していた100問目を載せておきます
神吉さんいわく、「手数は短いです、たったの31手詰めです」
(ちなみに、激指9はこの問題を解くことはできませんでした
しかし、次の一手機能を使うと、初手▲3三金は当ててました 詰みは読みきってなかったけど)
後手の持駒:角二 銀三 桂四 香三 歩十六
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
| ・ ・ ・ ・ ・ ・v香 ・ ・|一
| ・ ・ ・ ・ ・ ・v歩v玉 ・|二
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v金 ・|三
| ・ ・ ・ ・ ・ 龍 ・ ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ 龍 ・v歩 玉|五
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|七
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|八
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|九
+---------------------------+
先手の持駒:金三 銀
手数=0 まで
さて、次は矢崎滋vs木村のハンデキャップマッチだ
今回はマニュフェスト将棋というもの
どんなかなー、と楽しみだったのだが・・・
ルールは、上手(木村)が以下のルールで初期局面から指すというもの
・詰んでいる形でも1回目は詰ましません
・初手から30手以内は飛車を動かしません
・王手されても逃げません
・初手から10手以内に角と歩を交換します
というもの
これを見たとき、これじゃあ、矢崎がボロボロ負けになるのは明らか、矢崎がかわいそうだと思った
だって去年の対局を見てれば、矢崎の実力は10級くらいなんだもん
そして、結果もやっぱりボロ負け・・・ 矢崎、まったく勝負にならず 木村、容赦なしだった
司会の岩崎ひろみ「こちらサイドでは木村さんは鬼だという声が飛んでました(笑)」
矢崎「ルールを理解するまで時間がかかりました」
うーん、これは明らかにルール設定を失敗してしまったね
もうこの企画はやめたほうがいいと思った
ステルス将棋が2局あったら良かったんじゃないだろうか
そして、最後は投了図から指し継ぐといういつもの企画
プロは1手10秒、アマは10分で切れたら30秒
ところが、これが今回は投了図がアマに厳しかったわ
第1局目は名人戦第7局、▲羽生vs△郷田戦の投了図(▲6一角で郷田投了した局面)からだ
後手:久保
後手の持駒:桂 香 歩三
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・ 角 ・v金 ・ ・v香|一
| ・ ・v飛 ・ ・v桂v銀v玉 ・|二
|v歩 ・ ・v歩 ・v歩 ・v歩v歩|三
| ・v歩 ・ ・v歩 ・v歩 ・ ・|四
| ・ ・ ・ 歩 ・ 飛 ・ ・ ・|五
| ・ ・ 歩 ・ 歩 ・ ・ 歩 ・|六
| 歩 歩 銀 金 ・ ・ ・ ・ 歩|七
| ・ ・ 玉 ・ ・ ・ ・v馬 ・|八
| 香 桂 ・ 金 ・ ・ ・ ・ ・|九
+---------------------------+
先手:逢坂剛
先手の持駒:金 銀二
これ、自分は井上先生の解説会に行ったやつだ(^^;
投了図を見た瞬間、これはアマが負けると思った
だってこれ、まだ詰むまで長いもん・・・
挑戦者は、作家の逢坂剛さんだ 去年はこの企画で羽生といい勝負をしていた
が、今回は逢坂さん、いいところなく負けてしまった 最後は詰むほうに逃げてしまった
最初、指すのが早かったね もっと初めの形をじっくり見て、ちゃんと構想を立てる時間が必要と思った
逢坂「今回はまるで押さえ込まれてダメでした」 うーん、残念!
正直、この投了図からじゃ、自分が持ってもどうか あの場に行けば、すごい緊張しそうだ
第2局目は王将戦第2局、▲羽生vs△深浦の投了図からだ
(△6四香で深浦投了した局面 番組では便宜上、先後逆さになっていました)
後手:石井浩郎
後手の持駒:歩四
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・v金 ・ ・ ・ ・ ・|一
| ・v玉v銀 ・v金 ・ ・ と ・|二
| ・v歩v歩v歩v歩v歩 ・ ・ ・|三
|v歩 ・ ・v香 ・v馬v歩 歩 ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・v金v角 ・ ・|五
| ・ ・ 歩 ・v桂 ・ ・ ・ ・|六
| 歩 歩 ・ ・ ・ 歩 歩 ・ ・|七
| 香 銀 金 ・ ・ ・ ・ ・ ・|八
| 玉 桂 香 飛 ・ ・ ・ ・ ・|九
+---------------------------+
先手:羽生
先手の持駒:飛 銀二 桂
これは、自陣が固いのでまだましかと思ったけど、持ち駒が歩しかない
しかも歩が全然攻めに使えない形だ
挑戦者は元プロ野球選手の石井浩郎さん
最初の一手は最善を逃したものの、途中、自陣に銀を投入する受けの手を指し、これが好手!
自分にはこの手は見えず、すごいと思った 久保らは石井を強いとベタボメしていたのだが・・・
石井さんはさしたる悪手もなかったけど、結局長引いて、羽生の追い込みの前に屈してしまった
あー、石井さん、全体的に強かったんだけどなあ 最初の一手を逃したのが響いたか
でも、あの場で最善を指し続けるなんて、そんなの難しいもんね
石井「対局場に座って羽生さんを前にすると圧迫感がすごい」
そうだろうね 負けるのもしかたないよ 今回は局面がアマに厳しすぎたと思った
最後の締めで、神吉「次回はプロがみんな負けていいくらいの企画を考えたい」
うん、そう頼むよ プロが強いのはもうわかってる アマに勝たせてあげてほしいと思った
もしかしたら、番組のタイトルが「大逆転将棋」だから、
プロが投了図から逆転するのを良しとしているんだろうか?
それならタイトルを変えてもいいと思う
なんだかんだ言っても、他では見れない面白い番組ですね 来年も、期待してます!
盛りだくさんの内容だった
まずはじめは、活弁士の山崎バニラさんのステルス将棋
相手は岩根女流 この局面から対局開始となった
後手:岩根女流
後手の持駒:なし
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v玉 ・v桂v金v歩v歩 ・ ・v銀|一
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v歩 ・|二
|v飛v歩v香v歩 ・v銀v桂v金v歩|三
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| 歩 歩 歩 歩 歩 歩 歩 歩 歩|七
| ・ 角 ・ ・ ・ ・ ・ 飛 ・|八
| 香 桂 銀 金 玉 金 銀 桂 香|九
+---------------------------+
先手:山崎バニラ
先手の持駒:角 香 歩三
手数=0 まで
先手バニラさんで、▲9六香の田楽指しから対局がはじまった お互い攻め合いになり、
途中から互いの玉が寄るか寄らないかで、絶妙のゲームバランスになっていた
白熱した勝負だった 長引いて最後は力負けかあ バニラさん、惜しかった
岩根さんは完全に本気だったね
バニラさんはアマ初段ということだけど、それは甘い判定なのでは・・・(^^;
バニラさん、攻めは強かったけど、守りがどうしてもおろそかになってしまうんだね
敵陣に打ち込んだ角が取られたあたりからおかしくなっていた
負けて泣いていたけど、よくがんばっていたね 力は見せたと思う
バニラ「本当にいい経験になった 見てるのとやるのでは全然違うということがよくわかりました」
次は若手プロ4人による1分切れ負けトーナメント
今回も、ものすごい指し手の速さだった
1手1秒以下で指していたことも多かったんじゃないだろうか
見ていて、何が何やらわからない(笑)
でもこの企画はけっこう面白いと思う
この時計の叩き合いは、格闘技を見ているようだ
1回戦、豊島vs佐藤天彦は天彦の勝ち 中村亮介vs稲葉は稲葉の勝ち
決勝の天彦vs稲葉の棋譜を載せておきます
先手:佐藤天彦
後手:稲葉
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △8四歩 ▲2五歩 △8五歩
▲7八金 △3二金 ▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △8六歩
▲同 歩 △同 飛 ▲3四飛 △3三角 ▲3六飛 △2二銀
▲8七歩 △8五飛 ▲2六飛 △4一玉 ▲5八玉 △6二銀
▲3八金 △5一金 ▲4八銀 △7四歩 ▲3六歩 △7三桂
▲3七桂 △1四歩 ▲2九飛 △1五歩 ▲4六歩 △8八角成
▲同 銀 △7五歩 ▲7七銀 △2三歩 ▲4七銀 △7六歩
▲同 銀 △8四飛 ▲6六角 △7四飛 ▲7五銀 △5四飛
▲7四歩 △6五桂 ▲7七桂 △同桂成 ▲同 金 △4四歩
▲8四桂 △7一歩 ▲7六金 △9四角 ▲6五金 △6四歩
▲5四金 △同 歩 ▲7三歩成 △同 銀 ▲4四角 △5五桂
▲5六銀 △7六金 ▲4八玉 △7五金 ▲7一角成 △6二銀
▲8一馬 △4七歩 ▲3九玉 △6七桂成 ▲7二桂成 △5七成桂
▲6二成桂 △同 金 ▲7一飛 △6一金 ▲6三馬 △5二銀
▲同 馬 △同 玉 ▲7五飛成 △4八歩成 ▲同 金 △同成桂
▲同 玉 △4七歩 ▲同 銀 △5五桂 ▲4四桂 △5三玉
▲3二桂成 △4七桂成 ▲同 玉 △5八銀 ▲3八玉 △4七金
▲2七玉 △3七金 ▲同 玉 △5六角 ▲4五桂 △4四玉
▲3五銀 △4三玉 ▲4二金
まで111手で先手の勝ち
そしていよいよ、メインイベントの脳内目隠し10秒将棋
この企画で5連覇中の佐藤康光 (木村、行方、ハッシー、久保、藤井に勝っている)
今回、康光に挑戦するのはなんと羽生!
相矢倉の力戦で、康光が入玉するか、羽生が捕まえるかという展開になった
長手数の熱戦だ どこまで続くんだ、と思ったら、最後は驚きの結末が・・・
先手:羽生
後手:佐藤康光
▲7六歩 △3四歩 ▲6六歩 △6二銀 ▲6八銀 △5四歩
▲5六歩 △5二金右 ▲4八銀 △3二銀 ▲5八金右 △4四歩
▲7七銀 △3一角 ▲7九角 △7四歩 ▲3六歩 △4三金
▲3五歩 △6四角 ▲1八飛 △8四歩 ▲3四歩 △同 金
▲6七金 △4三銀 ▲6八玉 △9四歩 ▲7八玉 △9五歩
▲3七銀 △7三桂 ▲3六銀 △3二金 ▲6五歩 △5三角
▲3八飛 △6四歩 ▲同 歩 △同 角 ▲4六角 △同 角
▲同 歩 △8五歩 ▲6八金上 △4一玉 ▲4五歩 △同 歩
▲6三歩 △同 銀 ▲3五銀 △同 金 ▲7一角 △7二飛
▲3五角成 △3四歩 ▲5三馬 △5二銀右 ▲8三金 △5三銀
▲7二金 △4六角 ▲3七桂 △3六銀 ▲4五桂 △同 銀
▲7一飛 △4二玉 ▲7三金 △1九角成 ▲6三金 △6六歩
▲同 銀 △4四銀右 ▲2一飛成 △6二歩 ▲5七桂 △6三歩
▲4五桂 △同 銀 ▲4四歩 △同 銀 ▲4三歩 △同 玉
▲5二銀 △3三玉 ▲2五桂 △2四玉 ▲3二龍 △3六香
▲4八飛 △4七歩 ▲同 飛 △4六歩 ▲4九飛 △3七馬
▲4三銀成 △3五銀 ▲3三桂成 △3一桂 ▲4四金 △2五玉
▲4五金 △2七馬 ▲2九飛 △2六玉 ▲3五金 △3八香成
▲2五金 △3七玉 ▲2六銀 △同 馬 ▲同 飛 △4七歩成
▲3四成桂 △4八玉 ▲4四成桂 △3七銀 ▲3六飛 △4六桂
▲3一龍 △5八桂成 ▲3九歩 △6八成桂 ▲同 金 △3九玉
▲5九桂 △4六歩 ▲3二飛成 △4八角 ▲7七玉 △5九角成
▲7五歩 △8四桂 ▲7六桂 △6八馬 ▲同 玉 △8八金
▲6七玉 △8七金 ▲8四桂 △8六金 ▲6八桂 △7五歩
▲6五銀 △6四金 ▲同 銀 △7六金打 ▲同 桂 △同 金
▲7八玉 △8六歩 ▲9八角
まで153手で中断
最後は△6六歩と言ってしまい、なんと康光の二歩の反則負け!
頭を抱えた康光、悔しそうだった ああ~、惜しかった もう終局間近だったのに!
これは本当に残念だろう いやしかしよく手が続いたなあ
今回もハラハラして面白かった
康光「持ち駒の歩の枚数を気にしてしまって、二歩に気づかなかった」
羽生「私も6筋に歩が利くものと思っていた」「途中、寄せそこなったと思う」「入玉されて頭がクラクラした」
詰─1グランプリファイナル
出場者は、宮田敦史、広瀬、竹中アマ、上田女流
詰め将棋100問の早解きバトル
事前のインタビューで、神吉「最強の挑戦者の広瀬が出てきましたが、どうですか?」の質問に、
宮田「番組も本気を出してきたかなと」 これにはスタッフが笑っていた(笑)
宮田君、ギャグも言うんだね
開始から30分で100問目まで到達した宮田敦史君、しかし広瀬も追い上げ、追いついた
竹中アマも97問目まで到達、上田女流は65問目までだ
だが、最後に勝ったのはやはり宮田君! 今回は人選がよく、盛り上がったと思う
宮田君も苦労していた100問目を載せておきます
神吉さんいわく、「手数は短いです、たったの31手詰めです」
(ちなみに、激指9はこの問題を解くことはできませんでした
しかし、次の一手機能を使うと、初手▲3三金は当ててました 詰みは読みきってなかったけど)
後手の持駒:角二 銀三 桂四 香三 歩十六
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
| ・ ・ ・ ・ ・ ・v香 ・ ・|一
| ・ ・ ・ ・ ・ ・v歩v玉 ・|二
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v金 ・|三
| ・ ・ ・ ・ ・ 龍 ・ ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ 龍 ・v歩 玉|五
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|七
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|八
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|九
+---------------------------+
先手の持駒:金三 銀
手数=0 まで
さて、次は矢崎滋vs木村のハンデキャップマッチだ
今回はマニュフェスト将棋というもの
どんなかなー、と楽しみだったのだが・・・
ルールは、上手(木村)が以下のルールで初期局面から指すというもの
・詰んでいる形でも1回目は詰ましません
・初手から30手以内は飛車を動かしません
・王手されても逃げません
・初手から10手以内に角と歩を交換します
というもの
これを見たとき、これじゃあ、矢崎がボロボロ負けになるのは明らか、矢崎がかわいそうだと思った
だって去年の対局を見てれば、矢崎の実力は10級くらいなんだもん
そして、結果もやっぱりボロ負け・・・ 矢崎、まったく勝負にならず 木村、容赦なしだった
司会の岩崎ひろみ「こちらサイドでは木村さんは鬼だという声が飛んでました(笑)」
矢崎「ルールを理解するまで時間がかかりました」
うーん、これは明らかにルール設定を失敗してしまったね
もうこの企画はやめたほうがいいと思った
ステルス将棋が2局あったら良かったんじゃないだろうか
そして、最後は投了図から指し継ぐといういつもの企画
プロは1手10秒、アマは10分で切れたら30秒
ところが、これが今回は投了図がアマに厳しかったわ
第1局目は名人戦第7局、▲羽生vs△郷田戦の投了図(▲6一角で郷田投了した局面)からだ
後手:久保
後手の持駒:桂 香 歩三
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・ 角 ・v金 ・ ・v香|一
| ・ ・v飛 ・ ・v桂v銀v玉 ・|二
|v歩 ・ ・v歩 ・v歩 ・v歩v歩|三
| ・v歩 ・ ・v歩 ・v歩 ・ ・|四
| ・ ・ ・ 歩 ・ 飛 ・ ・ ・|五
| ・ ・ 歩 ・ 歩 ・ ・ 歩 ・|六
| 歩 歩 銀 金 ・ ・ ・ ・ 歩|七
| ・ ・ 玉 ・ ・ ・ ・v馬 ・|八
| 香 桂 ・ 金 ・ ・ ・ ・ ・|九
+---------------------------+
先手:逢坂剛
先手の持駒:金 銀二
これ、自分は井上先生の解説会に行ったやつだ(^^;
投了図を見た瞬間、これはアマが負けると思った
だってこれ、まだ詰むまで長いもん・・・
挑戦者は、作家の逢坂剛さんだ 去年はこの企画で羽生といい勝負をしていた
が、今回は逢坂さん、いいところなく負けてしまった 最後は詰むほうに逃げてしまった
最初、指すのが早かったね もっと初めの形をじっくり見て、ちゃんと構想を立てる時間が必要と思った
逢坂「今回はまるで押さえ込まれてダメでした」 うーん、残念!
正直、この投了図からじゃ、自分が持ってもどうか あの場に行けば、すごい緊張しそうだ
第2局目は王将戦第2局、▲羽生vs△深浦の投了図からだ
(△6四香で深浦投了した局面 番組では便宜上、先後逆さになっていました)
後手:石井浩郎
後手の持駒:歩四
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・v金 ・ ・ ・ ・ ・|一
| ・v玉v銀 ・v金 ・ ・ と ・|二
| ・v歩v歩v歩v歩v歩 ・ ・ ・|三
|v歩 ・ ・v香 ・v馬v歩 歩 ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・v金v角 ・ ・|五
| ・ ・ 歩 ・v桂 ・ ・ ・ ・|六
| 歩 歩 ・ ・ ・ 歩 歩 ・ ・|七
| 香 銀 金 ・ ・ ・ ・ ・ ・|八
| 玉 桂 香 飛 ・ ・ ・ ・ ・|九
+---------------------------+
先手:羽生
先手の持駒:飛 銀二 桂
これは、自陣が固いのでまだましかと思ったけど、持ち駒が歩しかない
しかも歩が全然攻めに使えない形だ
挑戦者は元プロ野球選手の石井浩郎さん
最初の一手は最善を逃したものの、途中、自陣に銀を投入する受けの手を指し、これが好手!
自分にはこの手は見えず、すごいと思った 久保らは石井を強いとベタボメしていたのだが・・・
石井さんはさしたる悪手もなかったけど、結局長引いて、羽生の追い込みの前に屈してしまった
あー、石井さん、全体的に強かったんだけどなあ 最初の一手を逃したのが響いたか
でも、あの場で最善を指し続けるなんて、そんなの難しいもんね
石井「対局場に座って羽生さんを前にすると圧迫感がすごい」
そうだろうね 負けるのもしかたないよ 今回は局面がアマに厳しすぎたと思った
最後の締めで、神吉「次回はプロがみんな負けていいくらいの企画を考えたい」
うん、そう頼むよ プロが強いのはもうわかってる アマに勝たせてあげてほしいと思った
もしかしたら、番組のタイトルが「大逆転将棋」だから、
プロが投了図から逆転するのを良しとしているんだろうか?
それならタイトルを変えてもいいと思う
なんだかんだ言っても、他では見れない面白い番組ですね 来年も、期待してます!
2010.01.05
新春お好み対局
新春お好み対局 次の世代を担う東西若手対抗戦
東軍リーダーのハッシー「勢いのある若手2人をビシッとシメて、勝利間違いなし!」
上田女流「私は元気担当で」
中村太地「僕はついていくだけ」
西軍リーダーの山崎「こちらの若手2人はかわいくて、将棋も強いよ」
里見女流「ありえない(笑)」
豊島「僕もかわいいと言われるのはちょっと・・・」
山崎「東軍と比べて、統率力が弱いです(^^;」
<1局目> 10分切れ負け ▲上田女流vs△里見女流
これ、始まって何か違和感する、と思ったら、顔が映し出されていたのはいいんだけど、
映し出された顔の位置が、いつものNHK杯の位置とは先手後手が逆! 見づらかったあ
これはないよ、NHKさんしっかり頼むよ
戦型は、▲居飛車急戦vs△ゴキゲン
序盤はのんびり進んだのだが、中盤、優劣が決まるあたりで急速に指すスピードが上がり、
いまいち理解不能なまま、気がついたら里見の飛車が成りこんで勝勢になっている
もう上田は投了するしかない、と思われたところからの上田の追い上げは見ごたえがあった
羽生が終局後に、敗因を的確に指摘していたのはさすがだ
<2局目> ペア将棋 1手20秒1手ずつ交代 ▲中村太地+ハッシーvs△豊島+山崎
▲矢倉vs△急戦矢倉中飛車
少し後手の模様がいい中盤、豊島が先手陣にいきなり角を打ち込んで勝負してきた
この手の善悪がわからないまま、ハッシーも後手陣に角を打ち込み、勝負手を返す
正直、何がどうなっているのかわからない 気がついたら後手が大きく駒得し、その後は後手の順当勝ち
ありゃりゃ、感想戦がないのか
ハッシーのペアは「お互いが譲り合ってしまっておとなしくなってしまった」と反省していた
<3局目> リレー将棋 1手20秒で一人10手指したら交代
▲上田女流+中村太地+ハッシーvs△豊島+里見+山崎
2連敗の東軍、いきなり初手▲9六歩で、様子見してきた 事前に相当作戦を練ったとのこと
▲三間vs△中飛車の相振りになる
太地がいきなり仕掛け、局面が大きく動いた 羽生いわく「超のつく急戦」
これが良かったようで、作戦タイムをお互いに取り合ったが、
東軍のハッシー「西軍なんぼのもんじゃ、勝ちます!」と宣言したのに対し、
西軍は話し合う中身もなし、もうすでにどうしようもなかったね(^^;
うーん、3局とも内容的に大差の将棋になってしまって残念!
羽生の解説が聞けたのはよかったけどね
矢内の着物姿も見れた、かんざしが似合っていた
結局、最初のインタビューが一番面白かったか・・・(笑)
インタビューの内容をメモしたので、せっかくなので書き出しておきます
<自分の性格と棋風>
ハッシー 性格は明るい、うるさい 棋風はそそっかしい
中村太地 性格は内心は負けず嫌い 棋風は攻めすぎ
上田女流 性格はマイナス思考と思っている楽観派 棋風はネバネバした将棋
山崎 性格はなまけものでちょっとずるい 棋風はおおざっぱ
豊島 性格は恥ずかしがり 棋風は基本に忠実
里見女流 性格は負けず嫌い 棋風は力戦タイプ
<将棋以外の趣味>
ハッシー 将棋以外にない
中村太地 大学のゼミ(早稲田大学)
上田女流 朝のラジオ体操
山崎 麻雀
豊島 将棋のほかにない
里見女流 音楽を聴く 鍋料理
<羽生世代、矢内世代を追い越すには>
ハッシー 時間が経つのを待つ
中村太地 技術と鈍感さ
上田女流 勝ちへの執念
山崎 地道な練習と忍耐力
豊島 全てを強く! 地道な努力
里見女流 ひたすら勉強
<今後どんな棋士になりたいか>
ハッシー 信念をつらぬく
中村太地 子供に目標とされるような棋士
上田女流 「あの笑顔の人」と言われる棋士
山崎 安定してなくてもいいので、トップに勝つ棋士
豊島 最善手を追求しながら勝てる棋士
里見女流 見ている人が楽しんでくれる将棋を指す、自分も楽しむ
東軍リーダーのハッシー「勢いのある若手2人をビシッとシメて、勝利間違いなし!」
上田女流「私は元気担当で」
中村太地「僕はついていくだけ」
西軍リーダーの山崎「こちらの若手2人はかわいくて、将棋も強いよ」
里見女流「ありえない(笑)」
豊島「僕もかわいいと言われるのはちょっと・・・」
山崎「東軍と比べて、統率力が弱いです(^^;」
<1局目> 10分切れ負け ▲上田女流vs△里見女流
これ、始まって何か違和感する、と思ったら、顔が映し出されていたのはいいんだけど、
映し出された顔の位置が、いつものNHK杯の位置とは先手後手が逆! 見づらかったあ
これはないよ、NHKさんしっかり頼むよ
戦型は、▲居飛車急戦vs△ゴキゲン
序盤はのんびり進んだのだが、中盤、優劣が決まるあたりで急速に指すスピードが上がり、
いまいち理解不能なまま、気がついたら里見の飛車が成りこんで勝勢になっている
もう上田は投了するしかない、と思われたところからの上田の追い上げは見ごたえがあった
羽生が終局後に、敗因を的確に指摘していたのはさすがだ
<2局目> ペア将棋 1手20秒1手ずつ交代 ▲中村太地+ハッシーvs△豊島+山崎
▲矢倉vs△急戦矢倉中飛車
少し後手の模様がいい中盤、豊島が先手陣にいきなり角を打ち込んで勝負してきた
この手の善悪がわからないまま、ハッシーも後手陣に角を打ち込み、勝負手を返す
正直、何がどうなっているのかわからない 気がついたら後手が大きく駒得し、その後は後手の順当勝ち
ありゃりゃ、感想戦がないのか
ハッシーのペアは「お互いが譲り合ってしまっておとなしくなってしまった」と反省していた
<3局目> リレー将棋 1手20秒で一人10手指したら交代
▲上田女流+中村太地+ハッシーvs△豊島+里見+山崎
2連敗の東軍、いきなり初手▲9六歩で、様子見してきた 事前に相当作戦を練ったとのこと
▲三間vs△中飛車の相振りになる
太地がいきなり仕掛け、局面が大きく動いた 羽生いわく「超のつく急戦」
これが良かったようで、作戦タイムをお互いに取り合ったが、
東軍のハッシー「西軍なんぼのもんじゃ、勝ちます!」と宣言したのに対し、
西軍は話し合う中身もなし、もうすでにどうしようもなかったね(^^;
うーん、3局とも内容的に大差の将棋になってしまって残念!
羽生の解説が聞けたのはよかったけどね
矢内の着物姿も見れた、かんざしが似合っていた
結局、最初のインタビューが一番面白かったか・・・(笑)
インタビューの内容をメモしたので、せっかくなので書き出しておきます
<自分の性格と棋風>
ハッシー 性格は明るい、うるさい 棋風はそそっかしい
中村太地 性格は内心は負けず嫌い 棋風は攻めすぎ
上田女流 性格はマイナス思考と思っている楽観派 棋風はネバネバした将棋
山崎 性格はなまけものでちょっとずるい 棋風はおおざっぱ
豊島 性格は恥ずかしがり 棋風は基本に忠実
里見女流 性格は負けず嫌い 棋風は力戦タイプ
<将棋以外の趣味>
ハッシー 将棋以外にない
中村太地 大学のゼミ(早稲田大学)
上田女流 朝のラジオ体操
山崎 麻雀
豊島 将棋のほかにない
里見女流 音楽を聴く 鍋料理
<羽生世代、矢内世代を追い越すには>
ハッシー 時間が経つのを待つ
中村太地 技術と鈍感さ
上田女流 勝ちへの執念
山崎 地道な練習と忍耐力
豊島 全てを強く! 地道な努力
里見女流 ひたすら勉強
<今後どんな棋士になりたいか>
ハッシー 信念をつらぬく
中村太地 子供に目標とされるような棋士
上田女流 「あの笑顔の人」と言われる棋士
山崎 安定してなくてもいいので、トップに勝つ棋士
豊島 最善手を追求しながら勝てる棋士
里見女流 見ている人が楽しんでくれる将棋を指す、自分も楽しむ
2010.01.04
三浦弘行八段vs佐藤康光九段 NHK杯 3回戦
三浦弘行八段vs佐藤康光九段 NHK杯 3回戦
解説 先崎 学
27日に放送のあったNHK杯 順位戦で6連敗している康光が心配だが、どんな将棋を見せてくれるか
解説の先崎「三浦は粘っこいんだけど攻めが好き 康光は棋界の第一人者、ここのところちょっと不調
2人とも細い攻めで突っ込んでいく感じ」
先手三浦で、後手の康光はいきなり端歩を2つ伸ばしてから角交換するという、手損振り飛車作戦だ
先崎「康光はこの戦型の先駆者」
「昔は居飛車の矢倉の正統派だったけど、何があってこうなったのか(笑)」
「先手は速攻を仕掛けたくなるが、うまくいくかどうか」
角交換から、自陣に角を打ち合う展開
三浦は先崎の言葉どおり、速攻で右銀を進出した そして3筋から攻めるかと思われた
しかし、三浦がひょいと銀を逆方向の5五に出た!
よく検討してみると、この銀で中央を制圧して、相当な好手だった
これで三浦の右桂が楽に中央に跳べるではないか その間に康光は指す手がない
先崎「いや~、これは機敏でしたね」 「これ、康光は困ったかもしれませんよ」
矢内「やけに先手の駒がノビノビして」
そして実際に桂が跳んできた 康光はどうするか あら~、康光は飛車を1筋に避けて耐えてる
これはやばそう・・・
先崎「後手にうまい手がないと、早々に終局ですね」 「矢内さん、なんとかしてくださいよ」
矢内「んふ(笑)」
康光は考慮時間もどんどん使ってしまい、三浦8回vs康光0回まで差が開いてしまった
先崎「考えちゃうと困っているのが相手にわかっちゃう」
「でもホントに困ってるからそうも言ってられないか」
困っているのが視聴者にもバレちゃうよね(^^;
先崎「けっこう大差」 「駒の損得はそれほどない局面だけど、後手は平べたすぎて戦う場所がない」
「参りました」 「無責任に言えば、ここでお開きです」
うへー、せっかく楽しみにしていたのにもう終わるのか
そうだ 先手を三浦から藤井に入れ替えろ そうすればまだわからんぞ
こういう場面、藤井ならきっと芸術的なファンタジーを見せてくれる
「藤井を呼んで来い、藤井を!」と思ったのは自分だけではないだろう
だが、指しているのは三浦だ 三浦はなぜか飛車交換して、紛れるのかと思う場面もあったけど、
確実な攻めで寄せていって、三浦の勝ちとなった
康光、全くいいところなし・・・ ああー、なんでこうなっちゃうんだ
終局直後の康光はさすがに元気がなく、「作戦がひどすぎました」
感想戦を見ていると、1筋の歩の突き合いがポイントだったようだ
解説で先崎は「1筋の歩の突き合いは明らかに後手が得した」と言っていたのに、
感想戦では「1筋の歩を突かれて後手がしびれた」となっていた(^^;
康光、ホントに不調なんだな、というのを如実に思った一局だった 早く復調してほしいものだ
まあ、棋王戦では挑戦者になってるから大丈夫とは思うけどね
<今週のやっぴー>
灰色で地味めの服だけど、胸元が広いのがポイント なんか学校の先生みたいに見えた
タートルネックはそろそろ飽きた(^^; 服装B
矢内みたいな人が担任の先生なら、もういちど学校に通ってみたい度 ★★★
解説 先崎 学
27日に放送のあったNHK杯 順位戦で6連敗している康光が心配だが、どんな将棋を見せてくれるか
解説の先崎「三浦は粘っこいんだけど攻めが好き 康光は棋界の第一人者、ここのところちょっと不調
2人とも細い攻めで突っ込んでいく感じ」
先手三浦で、後手の康光はいきなり端歩を2つ伸ばしてから角交換するという、手損振り飛車作戦だ
先崎「康光はこの戦型の先駆者」
「昔は居飛車の矢倉の正統派だったけど、何があってこうなったのか(笑)」
「先手は速攻を仕掛けたくなるが、うまくいくかどうか」
角交換から、自陣に角を打ち合う展開
三浦は先崎の言葉どおり、速攻で右銀を進出した そして3筋から攻めるかと思われた
しかし、三浦がひょいと銀を逆方向の5五に出た!
よく検討してみると、この銀で中央を制圧して、相当な好手だった
これで三浦の右桂が楽に中央に跳べるではないか その間に康光は指す手がない
先崎「いや~、これは機敏でしたね」 「これ、康光は困ったかもしれませんよ」
矢内「やけに先手の駒がノビノビして」
そして実際に桂が跳んできた 康光はどうするか あら~、康光は飛車を1筋に避けて耐えてる
これはやばそう・・・
先崎「後手にうまい手がないと、早々に終局ですね」 「矢内さん、なんとかしてくださいよ」
矢内「んふ(笑)」
康光は考慮時間もどんどん使ってしまい、三浦8回vs康光0回まで差が開いてしまった
先崎「考えちゃうと困っているのが相手にわかっちゃう」
「でもホントに困ってるからそうも言ってられないか」
困っているのが視聴者にもバレちゃうよね(^^;
先崎「けっこう大差」 「駒の損得はそれほどない局面だけど、後手は平べたすぎて戦う場所がない」
「参りました」 「無責任に言えば、ここでお開きです」
うへー、せっかく楽しみにしていたのにもう終わるのか
そうだ 先手を三浦から藤井に入れ替えろ そうすればまだわからんぞ
こういう場面、藤井ならきっと芸術的なファンタジーを見せてくれる
「藤井を呼んで来い、藤井を!」と思ったのは自分だけではないだろう
だが、指しているのは三浦だ 三浦はなぜか飛車交換して、紛れるのかと思う場面もあったけど、
確実な攻めで寄せていって、三浦の勝ちとなった
康光、全くいいところなし・・・ ああー、なんでこうなっちゃうんだ
終局直後の康光はさすがに元気がなく、「作戦がひどすぎました」
感想戦を見ていると、1筋の歩の突き合いがポイントだったようだ
解説で先崎は「1筋の歩の突き合いは明らかに後手が得した」と言っていたのに、
感想戦では「1筋の歩を突かれて後手がしびれた」となっていた(^^;
康光、ホントに不調なんだな、というのを如実に思った一局だった 早く復調してほしいものだ
まあ、棋王戦では挑戦者になってるから大丈夫とは思うけどね
<今週のやっぴー>
灰色で地味めの服だけど、胸元が広いのがポイント なんか学校の先生みたいに見えた
タートルネックはそろそろ飽きた(^^; 服装B
矢内みたいな人が担任の先生なら、もういちど学校に通ってみたい度 ★★★
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