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第18期 銀河戦
本戦Eブロック 8回戦
中田宏樹八段 vs 中村太地四段
対局日: 2010年3月26日
解説:藤井 猛九段
聞き手:山口恵梨子女流1級
記録:伊藤明日香女流初段

注:中田宏樹八段のことをデビルと書いていますが、悪意はないんです ただのニックネームです(^^;
21年度の成績は、デビル19勝10敗、太地23勝15敗 2人は初手合い

藤井「デビルは居飛車党の本格派 安定した実力で、プロ間でも高く評価されている、
 常に勝率が高く、順位戦でB1に昇級したのも当然という感じ
 太地は若手らしい勢いのある将棋、基本的に居飛車の攻め将棋
 本格派に新鋭がぶつかるという構図の一戦」

先手デビルで、後手太地の一手損角換わり
聞き手の山口さんが、天然系の面白い子で、漫談になった
山口「この戦型の魅力は?」
藤井「急戦調と持久戦調があるんですが、これは急戦調のほうですね」
・・・と言っていたが、なぜかデビルが腰掛け銀にして、相腰掛け銀の持久戦調になった
藤井「中田さんは人まねをあまりしない、独自の理論を持っていて、流行に流されない」
山口「武士道みたいですね」
藤井「うーん? そうですね(^^;」
武士道って、深い意味なのかなんなのかよくわからなかった(笑)

藤井「中田さんは野球がうまいんです」 
山口「(連盟の野球部の)キングスですね? どのポジションですか」
藤井「よく知ってますね(^^; 中田さんは外野を守ってましたが、エラーしているのを見たことがない
 僕はセカンドを守ってたけど、トンネルばっかり」
どのポジションか知りたいよね ちょっと突っ込んだ質問をする山口さん、いいねえ

藤井「太地は僕の主催する研究会に参加してもらってます 彼が三段の頃、声をかけたんです
 太地は『藤井先生を尊敬してます 藤井システムを指してます』と当時は言っていたんですが、
 その後、居飛車党になっちゃって(笑)」

山口「30秒将棋はけっこうキツイですよね」
藤井「人によって違いますけどね 僕はキツイですね(^^;
 勝つときは、あれ?まだ余ってるのか、と思うくらいあるんですけど、
 負けるときは、あれ?もうなくなったの、と感じます」
山口「ふふふ」

・・・藤井と言えば、竜王の頃は「神の一手を極めんとする人」というイメージがあったのに、
竜王失冠以来、3枚目一直線、なんでこうなったんでしょうね(笑)

さて、盤面、太地が△6四角と自陣に据えたのに対し、デビルがうまく対応した
藤井「デビルがうまくポイントを稼いでいる感じ」

一方的に馬を作る権利を得たデビル、飛車取りに▲7一銀と打ち、
藤井「▲7一銀、いい手ですね~ 困ったね」

もう大差がついて終局か、と思われたが、ここから太地が粘りを見せた
太地が飛車を取ってくれ、と開き直って先手の角の利きに逃げたのが盲点の好手、
デビルが飛車を取らなかったため、太地の飛車が生き返った
ここは見ごたえがあった
藤井「形勢はわからなくなった、先手が良かったはずだが、
 渋いデビルをもってしても差がつけられないでいる」

かなりの熱戦となった
藤井「難しい将棋、形勢不明です 次の手、どうするでしょう、山口さんお願いします」
どう解説していいかわからなくなり、藤井の「聞き手に聞く」という必殺技が2回出た

が、先に考慮時間を使い切っていたのが響いたのだろう、太地、攻め合いの局面で、
攻めを失敗してしまったかっこうとなった 力を出し合った結果、123手でデビルの勝ち

一局を振り返り、
藤井「やはり中田さんは全体的に安定感のある指し方だった、さすが実力者
 太地のほうにもチャンスがあったと思う」とのこと

角換わり、見ている分には面白いけど、自分が指すとなったら大変だわ
見ていて、将棋のほうより、藤井と山口女流の掛け合いが自然に漫談調になっていて、
それが面白かった一局だった

藤井先生、これからもこの3枚目路線で解説はお願いします
山口女流も、若さあふれる自由奔放な聞き手っぷり、この調子でどんどん発言をお願いします
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2010.04.29 やせた
特にネタもないんで体重の話 
76kgから69㎏になりました 3ヶ月かかったけどね
特に何か努力したとかいうことは何もないですね 
「キャベツ太郎」を食べるのをやめたくらいでしょうか
3日に1袋くらいしか食べてなかったですけどね

あとは、将棋を指せる体になればいいんですが・・・
最後に24で指したのはいつだ、もう3ヶ月はたつ気が・・・
見逃した方、再放送があるそうです↓
>「爆笑問題のニッポンの教養」
>FILE108:「本当の強さって何?」(4月27日放送分)
>5月4日(火)午後4:00~<BS2>で再放送予定です。

爆笑問題との対談、期待どおりの面白さでした
将棋が全くわからない人にも、これなら面白いだろう、と思わせる作りになってました
さすが爆笑問題ですね 一方、羽生さんのほうも、どんな質問がきても、冷静にさばいてましたね
羽生さん、こういった対談に慣れているのがよく伝わってきました

(千駄ヶ谷の将棋会館に向かう爆笑問題の2人)
太田「羽生さんってタイトルいっぱい持ってるんでしょ? 大将とか旦那とか」
田中「旦那はねぇだろ」

(羽生のプロフィールが一通り紹介される 例によって▲5二銀も出た)
羽生は通産タイトル獲得が75期ですか、もうすぐ大山の80期に並びそうですね

以下、印象に残っている場面をいくつか
羽生「コンピュータは出来るだけ多く読みますが、
 人間は逆で、強くなるほどに無駄な手を読まなくなっていく」

太田「羽生さんだったら、イラク戦争とかで『オレならこうやるのにな~』って思うことはないですか?」
羽生「将棋は持ち駒も全部見えてるけど、そういうのは情報とか隠れてるんで(^^;」

(料理の話を始めた太田に対し)
羽生「料理で言うと、定跡は素材ですね そのまま使うんじゃなくて、自己流にアレンジして使う」

太田「オレたちの仕事もそうなんですが、お笑い芸人は、
 世の中になくてもいい仕事と思うときもあるわけです 羽生さんはそういうときはないですか?」
羽生「それはありますね 将棋の研究をしてると、朝からあっというまに夜になってるんです
 自分は一日、何をしていたのかと(笑)」
・・・でも、羽生さんは最強の棋士だから、意義がありますよね
 他のプロはそのことで悩むかもしれませんけどね

羽生「今は戦法が多様化していて、昔、坂田三吉という人が指した、
 △9四歩という手も、当時は奇手と言われたんですが、最近、本気で研究されてるんです
 わざと手を遅らせて、相手の出方を見てから作戦を決める、というね」
(ここで、♪坂田三吉 端歩を突いた~ という曲が流れる)
ここはマニアとして、見ていて面白かったですね

気になったのが、ひじかけに使う、脇息(きょうそく)が用意されていたのですが、
それに慣れていないせいか、太田、田中ともに、座り方の姿勢が悪いこと悪いこと(笑)
逆に羽生さんの姿勢の良さが際立ってましたね

「本当の強さ」っていうのにはあまり触れてなかった気がします
太田「『羽生流』とかいうのがなくて、形がないのが一番強いんだ」ということは言ってましたけどね

羽生さん、やっぱり絵になりますねえ
あらゆる戦法を指し見ている人を飽きさせず、隙あらば踏み込んでいく積極的な棋風、
劣勢になったときに飛び出す羽生マジック・・・
これからも羽生将棋を楽しませてもらおうと思います
NHK総合 4月27日(火)22時55分~
どんな番組になっているでしょうか 楽しみです


今日は、来期の順位戦の予想をします

A級 順位1位が仮に三浦として(^^; 三浦、高橋が順位の差で有利、となれば、
 いったい誰が降級するのか? 鬼リーグであること間違いなし
 藤井、そしてタニーがなんとなくヤバイ気がする・・・ 
 挑戦のほうはわからないが、順位戦で安定感のある森内が本命かと思う 
 久保vs羽生の名人戦というのもぜひ見てみたい 
 そしてやっぱり渡辺が一番の注目だね 挑戦を争う渡辺も見てみたいが、残留に苦しむ渡辺の
 ブログの文章も読んでみたいと思う(^^;

B1 昇級は康光と深浦で堅いか 久保と渡辺が抜けて楽になったかと思いきや、
 康光が降臨してくるとはね 順位が下位の人はつらそう
 山崎にもA級にいってほしいが、調子に波がありそうなのでどうか

B2 ちょっと昔に比べて、ずいぶん厳しいリーグになったものだ
  上位には、本来B1にいるべきメンバーがずらり
  阿久津は勝ち抜けるのか ハッシーはどうか、順位15位では昇級が難しそう

C1 上位3人、片上、広瀬、宮田敦に新加入の豊島がからむ4すくみになりそう
  長沼、小林裕士、北島の3人も、NHK杯、銀河戦で強いところを見せている実力者だと思う

C2 糸谷、天彦を推す しかし、糸谷は持ち時間6時間というのを持て余しているんじゃないだろうか
  NHK杯、銀河戦等の早指しでは、疑問手を指しても「それも独特の糸谷流の手」という雰囲気で
  修正が効く感じだけど、持ち時間6時間は長いので・・・
  あとは、新四段の菅井(18歳)に注目している 

こんなところですね
杉本昌隆七段vs野月浩貴七段   NHK杯  1回戦
解説 三浦弘行

矢内は真っ白なスーツ、髪型は先週と同じく、頭の上で巻いて後ろをまとめている かわいいねー
今日の解説は三浦か 第60回の記念大会ということで、歴代優勝者が次々出てきて解説してくれるのか

杉本は順位戦がB1で出場、野月は予選でクッシー、上野、中川大輔に勝って登場

解説の三浦「杉本とはインターネットでの研究仲間です 
 杉本は振り飛車党、粘りの将棋で長手数になりやすい
 野月は居飛車党の攻め将棋、早指しが得意 杉本と対照的で短手数が多い」

事前のインタビュー
杉本「最近は居飛車も研究している、いつも収録時間をオーバーすることが多いので、
 収録時間内に終わるようにしたい」
野月「杉本がどこに振るかによって作戦を決めたい 
 自分はとにかく攻めるタイプなので、そこに注目してください」

先手杉本で、▲5筋位取り中飛車vs△居飛車の角道を止めての持久戦
ちょっといやな予感はしたんだけど、まさかな、と思ってみていた
杉本が香車を上がった!
けっこういやな予感がしたんだけど、まさかな、と思ってみていた
対して、野月まで香車を上がったあああああ
相穴熊確定・・・orz

私は、相穴熊だけはどうしても見る気になれないんです・・・
(唯一の例外で、渡辺明vsボナンザは最高だったけどね)

最後の結論だけ聞くか
三浦「終始野月ペースだった 野月の会心の攻めが決まった」
番組開始から1時間10分という短時間で終局していたね

ああ・・・ こういうときもあるか・・・ だっふんだ
第18期 銀河戦
本戦Dブロック 8回戦
阿久津主税銀河 vs 広瀬章人五段
対局日:2010年2月19日
解説:佐藤天彦五段
聞き手:竹部さゆり女流三段
記録:野田澤彩乃女流1級

21年度の成績は、阿久津25勝12敗 広瀬30勝12敗 2人の対戦成績は、1-1

解説の天彦、髪の毛がすごく長くて、ゲゲゲの鬼太郎を連想させた
聞き手は竹部さんか ひさしぶりだねえ 一時、休業してたけど、よく帰ってきてくれたよ

天彦「阿久津は筋が良く、プロがあこがれるような鋭い棋風
 広瀬は振り穴を得意とするが、最近は他の戦法も指す、 
 ゆったりしているかと思えばスピードアップする
 この一局は好カードと思います」

先手阿久津で、居飛車 後手広瀬は、角道を止めた
竹部「第一候補は相穴熊ですか」
天彦「そうですね ・・・と言っていたら、△8四歩ですね! 広瀬が居飛車に(笑)
 広瀬は新境地の開拓という感じですね」

戦型は相居飛車で、阿久津の▲居飛穴vs広瀬の△雁木というめずらしい将棋になった

竹部「天彦先生は、阿久津さんと指せる機会があればどんな戦型がいいですか」
天彦「どんな将棋でもいいですね 阿久津さんは筋がいいから、変な手が来ないので、
 気持ち良く指せると思います」

阿久津の穴熊を、広瀬が速攻で攻めるという展開
広瀬が角道を開け、攻めを見せた手に対し、阿久津も2筋から強襲する
飛車を持ち、ビシッ!と指をしならせて指した阿久津
天彦「やっぱり阿久津さんは攻撃的ですね」

竹部「阿久津さんがダイエットしているとかいう雑談もしたかったんですけど、
 そんなヒマもなくなりましたね」
天彦「阿久津さん、カッコいいですよねー」
竹部「阿久津さん、お酒を飲んでちょっと太ったんで、ダイエットをしていたけど、
 今はダイエットをやめたそうです」
おいおい、どっちやねん(^^; 

広瀬が6、7、8筋を飛車、角、銀、歩で圧迫してきた
天彦「広瀬の攻めが予想以上に厳しい」
ここで、「自分ならノータイムで▲5五歩だな」と思っていると、
阿久津が指した手は▲5五歩!
天彦「この▲5五歩は阿久津さんらしい筋のいい好手ですね」
・・・ふふ、天彦に間接的にほめられた

が、しかし広瀬の攻めは止まらない というか、物量攻めなので、部分的にもう受けが効かず、
阿久津は攻め合いにもっていくしかない展開だ

広瀬、金を上部から重く打ち、と金を作りに来た
天彦「広瀬はこういうペチャッとした手が好き 阿久津はスパッとした手が好き」

穴熊に手がつき、後はもう攻め合いだ 広瀬の雁木がどれほどの堅さなのかが問題だ
天彦「広瀬は玉が薄いので、受け間違えたら終わり」
と言っていたが、阿久津の攻めに広瀬は的確に対応、持ち駒の飛車、角をうまく受けに使い、
見事に阿久津の攻めを切らせることに成功した

最後は広瀬玉の上部脱出が確定、完全に捕まらなくなり、差がついた 広瀬の快勝だった
感想戦で、阿久津「寄せで攻め方を間違えてしまった」
阿久津、ずっと押されムードだったのが響いたか・・・

好カードということで期待したのだが、やや淡白な内容になってしまった
もっとギリギリの終盤戦を見たかった 前期優勝の阿久津、初戦で姿を消してしまうことになった

相居飛車で、穴熊があまり指されない理由がわかる将棋だったと思う
やっぱり、6、7、8筋をモロに攻められたらつらいね 玉が相手の角筋に入ってくるしね

振り穴以外でも強い広瀬、C1の順位戦ではやっぱり昇級候補だね
おととい、里見さんがラジオに出演していて、偶然にもそれを聞くことができました
ラジオを聞いていた母「あんた、今から将棋の里見っていう人が出るで」
私「え、マジで?!」

NHK放送で、島根県から地元の情報を流す、というかなりマイナーな番組だ
アナ「今日は島根県松江市(松江市だったと思う)の、なんたらビルの駐車場からの放送です
 たくさんの人に来てもらっています」
回りの人「パチパチパチ」
おいおい、駐車場からですか(^^; 拍手の大きさから人の数も知れてますね(笑)

アナ「今日のゲストは、島根県出身で、まだ18歳ながら将棋界のトップ棋士、
 里見女流名人倉敷藤花です!」

里見さんの興味深いエピソードがいくつか聞けた
アナ「将棋を覚えたきっかけというのは?」
里見「父と兄がやっていて、見ていて面白そうだったので覚えました」

アナ「お父さんやお兄さんとはよく指しましたか?」
里見「家族でミニ大会をよく開いてました 優勝すると、お菓子やケーキがもらえるんです」
アナ「負けた場合は?」
里見「その場合もお菓子やケーキがもらえました(笑)」

小学校時代の里見さんが通っていた、道場の席主さんもゲストに呼ばれていた
アナ「里見さんはどんな子でしたか?」
席主「お兄さんがおとなしい子で、どちらかというと女の子ぽかった 
 里見さんは逆で、男の子みたいだった」
里見「負けずぎらいなので(^^;」

席主「里見さんは、朝の10時から夕方の6時頃まで、ずっと指していた
 これだけ長時間、集中力が持続できる子はめったにいない」

席主「道場までそこそこ距離があるので、送り迎えする両親の協力があってこそだったと思う」

アナ「出演待ちの時間も、里見さんは詰将棋を解いていらっしゃいましたよね~」
おお、修学旅行に行ったときの夜にも、詰将棋を解いていたというエピソードは本当だったのか

アナ「対局のたびに、東京や大阪へ遠征するの大変じゃないですか」
里見「でも、都会で2~3日もすると、島根に帰りたくなってうずうずします」

アナ「島根のどんなところがいいですか」
里見「のんびりしているところ、畑作業をしているおばあちゃんとかに話しかけたら、
 優しい言葉が返ってくる」

アナ「将棋のプロは、9手先まで読めるっていいますよね~ 
 里見さんはこれからの人生の先は読めますか」
里見「読めません(笑)」
・・・9手どころかもっと読みますけど(^^; 
このアナはどこから9という数字をもってきたんでしょう(笑)

里見「タイトルホルダーとして、恥じない将棋を指していきたい」
里見さんの全体の雰囲気から伝わってきたのが、「将棋が本当に好きだからやっている」ということだ

ラジオということで、フランクな雰囲気で、里見さんがずいぶん身近に感じられた番組でした
第18期 銀河戦
本戦Cブロック 8回戦
中川大輔八段 vs 千葉幸生五段
対局日:2010年1月7日
解説:中村 修九段
聞き手:中村桃子女流1級
記録:伊藤明日香女流初段

21年度の成績は、千葉8勝13敗 中川11勝12敗 2人の対戦成績は、中川の1-0

解説の中村修「千葉はデビュー当時は振り飛車一辺倒だったが、最近は居飛車も指すようになった
 これから棋風改造の成果が出てくるかもしれない
 中川は連盟の理事、居飛車中心の力戦に強い将棋 昨年は王座戦の挑戦者決定戦までいった
 今は理事の仕事が忙しくて自分の時間がほとんど取れない状態みたいなんですが、
 がんばってほしい」

最近、女の子が生まれて父親になった千葉の登場
中川はトレードマークのヒゲに、薄いピンクのYシャツ、胸のハンカチがオシャレだ

先手千葉で、意外にも相振りになった 
中村修「いや~、中川さんは居飛車中心と言ったのに、困ったな(^^;
 相振りは定跡があるようでないようで、という将棋なので、力戦に持ち込もうとする中川の作戦でしょう」

千葉の▲向かい飛車vs中川の△三間飛車の力戦だ
千葉が8筋の歩を伸ばし、左銀も出ていき、攻めに手をかけたのに対し、
中川は玉の囲いを後回しにして積極的に攻撃態勢を作った

千葉は美濃の陣形を作ったが、中川の攻撃が早く、居玉のまま戦うハメになった
おとなしく3筋に歩を受けた千葉に対し、中川は銀をバシッ!!っと駒音高く5段目に進出させた 
中村修「本局一番の駒音で銀を出ましたね」
2人の勢いの差が出ている感じだ 中川が押している空気が流れる
考慮時間にも差がつき、千葉は残り3回、中川は残り10回だ 

中村修「千葉は居玉なので、中川の強引な攻めが通りそう」
が、千葉、中川の銀を呼び込む勝負手を指した
局後の感想戦で、千葉「作戦負けだったので、勝負に行った」
対して、銀を出て攻めていった中川、局後「銀を引く手もあったかもしれないけど、
 銀が出る手を見てる人は待ってるんでしょ(笑)」

ここまで、中川が勢いのある会心の指し回しだ 
千葉は考慮時間もなくし、30秒将棋になったのに対し、中川はまだ6回も残している 
終盤の寄せに入り、中川の快勝か、と思われた

が、中川、プロらしからぬ致命的な悪手を指してしまう
飛車打ちで王手したのだが、これが大問題で、「王手は追う手」の格言を地でいく手だった
手順に千葉の玉に美濃囲いに入られてしまった
さらに、飛車打ちのせいで馬が陰にかくれ、全く遊ぶ展開になってしまった
これは自分の目から見ても、どうにも変調だ
中村修「逆転したような気がします・・・」

感想戦で中川「飛車打ちが悪い手だったか ちょっと味が悪いと思ったんだけどね~
 わかってはいたんだけどね~ わかってるんなら(ちゃんと)やれよなっていうことだよな」
ここは面白かった 

形勢が入れ替わり、中川は自陣の金無双の囲い弱点である、6筋の継ぎ歩攻めを食らい、
△8二銀の壁銀の悪形がモロに響くハメになった
中村修「8二の銀は、『もう相手にあげるからもらってくれ』っていうくらいの駒です」

以下、手数は続いたものの、千葉の攻めが厳しく、千葉の逆転勝ちになった
千葉にとっては、中川の悪手に助けられたラッキーな勝ち方だったと思う

感想戦で、中川は敗着の飛車打ちのかわりに、馬を活用する見事な手順を指摘していた
うまい手順だ どうみても、そうやってたら中川が勝っていたね
ああ、中川さん、惜しかったね 序中盤は見事な構想、勢いのある会心の指し回しだったもんね

自分は相振りはまずやらないので、気軽に見れた一戦だった
居玉での力戦で、まずまず面白かった
解説会終了後の帰り道、私とちょっとしゃべった人がいましたが、
その人は解説会には初めてきたそうです
その人「なんか一人、変なのがおりましたね~ 来るところ間違えたかと思いましたよ オカマバーに来ちゃったかと」
私「マジカルエミちゃんですね(笑) あの人は解説会の常連なんですよ 道場の二段で指してますよ」

私もエミちゃんを初めて見たときは衝撃を受けました
今はもうかなり慣れましたが(^^;

さて、エミちゃん、途中の次の一手クイズでいったん休憩になったときに、コバケンさんに、「私の名刺を受け取ってください」といって、特製の名刺をあげてました コバケンさん、いちおう受け取ってました・・・

私は興味があったので、「あのー、僕にも名刺をくれませんか」と言ってみました
そしたら、エミちゃんは「はいの!」と言って、名刺をくれました

名刺には、アニメのキャラのコスプレをしたエミちゃんがアップで印刷されてますね
紫に染めた髪、黄色のフリフリの服、マジカルステッキを持ってポーズを決め、にっこり笑った顔が映ってますね
mixiのユーザーID、mixiのコミュニティIDが書かれています
・・・魔除けになりそうな名刺ですね

私「エミちゃん、今日もオシャレですね」
エミちゃん「昼にあった、まんだらけ(漫画・アニメ等の専門店)のパーティに参加してきました」
・・・エミちゃんはいったい、どういう生活形態で暮らしている人なんでしょうか(^^;
私も他人のことをどうこう言える立場ではないですがね

以上、エミちゃん情報でした
コバケン「今から、現地の久保二冠に電話で現状を聞いてみたいと思います」
へえ~、これは今までにない趣向だね
(携帯で電話するコバケン)「小林ですけど、今大丈夫でしょうか 
・・・はい、はい、今どんな感じでしょうか
・・・羽生さんがいい、そうですか、BSのダイジェスト頑張ってください」

途中から解説会に来た人のために、もういちど初手からサラっと棋譜を並べることになった
コバケン「戦型は横歩取りです 縦歩取りっていう戦法が昔はありました 
今はほとんど指されませんけどね
人間の体と同じです 横太りはあるけど、縦太りはない 縦には太れない(歩取れない)」
お客「シーン」 お客さん、完全に静まりかえってしまいました 
コバケン「・・・全然面白くなかった?」 笑ってるのはほぼ私だけですね(^^;

ちょっとまた雑談が入った
コバケン「私は連盟の将棋の東南アジア大使に選ばれました 
20年くらいまえから、色々行って指導してるんですよ
シンガポール、ホンコン、シャンハイ、北京・・・」
へえー、色々やってるんですね

コバケン「大山名人は、こういう横歩取りなんかの激しい将棋は指さなかった
『定跡のレールに乗って、ハマって力が出る前に負けるから』と言ってね
逆に言うと、力の戦いになれば誰にも負けない、ということです
羽生さんは激しい定跡のレールに乗っても勝っちゃいますね」

ここで、この一局の白眉という手が出る 羽生の▲5三歩という手だ
コバケン「この▲5三歩っていうのは気がつきにくいんですよ 私の発想にはない手ですねえ
▲5四歩なら私でも浮かびますけどね」
たしかにそうだね この▲5三歩は、一見、意味がわからない 
だが、いかにも後手が応手を間違えそうな手だ
実際、ここが一番のポイントだったとのこと

コバケン「この▲5三歩に対しての三浦の応対が問題だったっぽいです 
現局面、羽生が優勢です 羽生の封じ手での新手▲5三桂成りが成功の巻になりそうです」
ここで、お客の一人から鋭い発言が飛んだ
お客「あの、それじゃ、今までの棋士は何をしていたのか、ということになりませんか」
コバケン「すばらしいセリフですね 全くそのとおりですね」
何人もの棋士が研究して、何局も実戦も指している中、あっさりそれを上回る羽生、
他の棋士は羽生をどう思ってるんでしょう(^^;

局面、羽生玉は安泰、三浦玉だけが寄り筋に入った
コバケン先生が検討した結果、はっきり先手の勝ちだ
コバケン「これは先手玉は絶対詰まないです これを詰ましたら、その人は羽生より強いです」
(係の人が棋譜をもってきた)
コバケン「実戦はまだやってるの? 私の解説はもう終わってるんですけど」
お客「(笑)」 

棋譜が入ってくるまで、ちょっと間があったので、マジカルエミちゃんが、また発言した
エミちゃん「余談ですけど、東北はカッパ以外にも、ざしきわらしが出るって」
コバケン「私は四段じゃなくて九段です」 ・・・コバケン先生、ダジャレがかなり好きですね(^^;

棋譜が入ってきて、解説のとおり進み、三浦の投了となった
はっきり言って、かなりの大差だ
コバケン「内容的に、三浦の新工夫が見られるかと思いましたが、逆に羽生のいいところばかりが出てしまった ▲5三歩に対しての応手が敗着と思います 三浦の完敗でした」
エミちゃん「1局目も2局目も、羽生が封じ手で三浦の研究をはずしたのでは」
そうだね、これは自分も同じことを思った

お客「第3局の戦型の予想をお願いします」
コバケン「第3局も、△8五飛では」

解説会終了後、コバケン先生といっしょに写メールを撮るエミちゃんの姿があった
コバケン「写真、変なところに流さないでよ(^^;」
エミちゃん「保存だけしておきます(^^)」

帰り道、お客の一人とちょっと話した
お客「大差やったねえ 三浦じゃ、羽生の相手にはならんということか」
私「いや、まったくですね 三浦は12連敗になっちゃいましたね」
お客「今日の将棋、野球でいうと、9対0くらいだったかなあ」
私「そうですね~ これじゃ、三浦は1勝できるかどうかですね」
実は、私もこの将棋を野球に例えると何対何か、と全く同じことを考えていた
持ち時間9時間の名人戦の内容にしては、10対0くらいかと思っていた

三浦、がんばって名人戦を盛り上げてほしい
自分としては、コバケンさんのギャグがけっこう多く聞けて、面白い解説会だった 
羽生が勝つのは初めからの予想どおりだし(^^; 羽生の▲5三歩も見れて、よかった (終わり)
お客から質問が出た
お客「先手は、なぜ後手と同じ中原囲いにしないんでしょう?」
コバケン「それはいい質問ですね 後手から角交換して、△4四角▲2八飛△2六歩~△2五飛といったような反撃の筋があるんですよ 後手は2筋の歩がないので、それを逆用して攻めに使えるんです」
おおー、コバケン先生、さすがだ

ここで、マジカルエミちゃんも発言した
エミちゃん「マジカルエミです! 平成8年の谷川の対局で、△8四飛と引いた将棋で端歩を突きあっていて、なんたらかんたら~」
自己紹介に始まり、かなり昔のことを延々しゃべり続けるエミちゃん
思わず、ツッコんだ私「どんだけ詳しいねん」
お客「(笑)」
コバケン「代わりに解説してくれますか?」
お客「(笑)」 エミちゃんの発言、結局、意味不明だった(^^;

コバケン「そういえば、20年くらい前は、BSの放送で、何時間も延々一人で解説してたんですよ 見てるほうも退屈だったと思いますが、やってるほうも大変でねー 疲れてフラフラになって、二歩の手順を解説してるんですよ でもそれを指摘してくれる人もいない(笑) 今は女流棋士とかの聞き手がついたり、解説者を交代したり、分業になりましたからね 野球と同じですね 昔は江夏とかが一人で9回まで投げてた 今は継投しますもんね」
・・・コバケン先生、野球が好きっぽいです 
以前の解説会のときも、「形勢は難解です、南海ホークスです」と寒いシャレを言ってましたもんね

さて、将棋の内容だ
コバケン「羽生は▲6五桂、と跳ねました!」 桂をバシッと大盤に打ちつけるコバケン先生

コバケン「封じ手の▲5三桂成りは新手です 羽生はこの手に60分考えてますね
この手が三浦の研究範囲なのかどうか 対して、三浦は△3八歩成り」
私「その手は三浦さんは何分考えましたか?」
コバケン「△3八歩成りは、なんと99分の大長考!」

コバケン先生、四間飛車党ということで、大山名人に影響をかなり受けているのだろう、大山名人がらみの雑談が何回か出てきた
コバケン「羽生の終盤は大山名人とよく似ている、意味がわかりにくい でも気がついたらやられている
今週の週刊新潮に中原名人が書いた記事がのっています、『大山名人はタイトル戦の第7局でも、普段と同じことをやっている 相手の人が緊張して勝手にコケる』という内容です 普段のことがいつもどおりできるかが、いかに大事かということです
だから、大山名人は色紙にもよく『平常心』と書いていました
さて、いつも普段のことが出来るのが羽生さんです」

解説の手が進む
コバケン「ここから羽生の指し手がうまいんですよ ハイさようなら、と玉を▲9八玉まで逃げちゃった
さっきまで竜で追われて、風前の灯かと見えたんですけどねえ」
うーん、これは羽生玉、相当寄りにくくなった気がする・・・

三浦が△6九銀とからんできたところで、休憩をかねて次の一手クイズになった
コバケン「次の一手、阿久津七段は2~3秒で答えましたよ さて、羽生はどう指したでしょう」
ヒントの候補手は3つで、▲6八金と寄ってかわす手、▲7一角の王手、▲5七桂の金取りだ
自分は5分ほどの考慮で、▲5七桂にした ここに桂を打てたらもう勝ちっぽいもんね

休憩が終わり、正解が発表された 
コバケン「正解は▲5七桂! みなさん、お強いですね 半数以上、31名の方が正解です」
抽選で10名にコバケン先生の本、または扇子が当たった 
自分は抽選ではずれたが、次の一手を当てたのが純粋にうれしかった
コバケン「クイズに当たっても抽選ではずれた人は、宝クジでも買って当ててください(笑)」
・・・っていうか、これ、形勢、どうなの? こんな桂が先手で入っちゃったら、
もう羽生が必勝体勢では・・・ (つづく) 
おいおい、なんだよこれは・・・ 羽生、三浦に圧倒的な内容、大差での勝利!
うわあ、4-0も濃厚になってきた、この7番勝負、三浦は1勝でも返せるのか?
そんな感じの第2局だった

PM6時、小林健二九段(以下、コバケン)が登場、拍手が起きる
お客は40人くらいだったが、後から増えて、最終的には60人を越えていたと思う

コバケン「みなさんこんばんは 第2局は、岩手県の遠野というところで対局してます 
 ッパが出るというところです 実際にどのくらいの人が見たのかは知りませんが」

コバケン「三浦は羽生に11連敗してますが、そんなに弱いわけはないんです
第1局と同じく、横歩取り△8五飛になってます 
羽生は恐ろしい人で、相手の一番の得意を受けて勝っちゃう」

ここで、お客の中にマジカルエミちゃんを発見! また来てましたか(^^;
今日のファッションは、黒地に花柄模様の派手なワンピース、白っぽいブラウンの髪、
頭には赤と白の混じった大きなリボン、靴もカバンもピンク、あいかわらずオシャレですね

コバケン先生、昔のエピソードを話しながらの解説だ
「南vs米長の王将戦で、(南は横歩を取らないので) 米長が『横歩も取れないような男に負けたら、ご先祖様に申し訳ない』と挑発して、温厚な南が挑発にのって横歩を取った それで米長が勝ったことがある」

「これも有名ですが、升田vs木村名人のゴミハエ問答
升田が『名人なんてゴミみたいなもんだ』と言って、木村名人が『じゃあお前は何なんだ』と言い返した
そしたら升田が『ゴミにたかるハエだ』と言ったというね(笑)
このやりとりで升田が一本取ったんだけど、木村に『そんなこと言ってないでもっと挑戦してこい』と言われて、今度は升田がシュンとなった、というのがありました」

コバケン「私も昔、若いころ、空中戦はよく指していたんですよ そのときを思い出して解説してます 解説できてるんで、ちょっとほっとしてます」
この△8五飛、とにかく序盤の定跡がムチャクチャ発達してますもんね
 
コバケン「上の階に居る阿久津七段に局面のことを質問したんですが、なかなか本音を教えてくれない でもまあ、小林先生ならこの戦法をやらないからいいか、ということでなんとか教えてくれました(^^;」

わかりやすく序盤を説明してくれるコバケン先生、
コバケン「こうやると、こういう返し技があって終了です これは名人戦になりませんね これは田舎の名人戦です」

コバケン「三浦は将棋指しで、おそらく一番、勉強してます 私も若いころは、一日15~16時間勉強してました それくらいやらないと強くならないです 毎日それだけ勉強するとどうなるか、天井で駒がグルグル回り始めるんです」
・・・すごい勉強時間ですね コバケン先生、若いころはA級に居ましたもんね
それだけ努力してたんですね  (つづく)
ああー、月曜にマイナビ戦の第3局があったのか すっかり忘れていた
矢内が負け、女王を失冠か・・・orz 3連敗じゃ仕方ないか・・・ うう残念
もう矢内を「女王様」と呼べなくなったのか・・・

今日は名人戦第2局の二日目ですね
関西会館の大盤解説会に行く予定です 解説者は小林健二九段です
戦型は例によって△8五飛 封じ手の時点で、もうずいぶん緊迫した局面になってますね
第35回小学生将棋名人戦
解説 渡辺明  聞き手 上田初美

勝ち抜いてきた4人の子による、小学生名人を決める決戦だ

まず、渡辺が小4で優勝したときの映像が流れた
アナウンサー「当時はちょっとふっくらしてましたね」
渡辺「そうですね(^^; ちょっと太っていたというか・・・(笑)」

東日本予選で、「鈴木シャウト」という名前の子が出ていた
お父さんがロックが好きだからこの名前にしたそうだ ・・・もう完全に私の常識の範囲外(^^;

さて、TVに出場した4人の中で、私がちょっと知っている子がいる
関西会館の解説会によく来ている、堀田久里生(ほりた くりお)という子だ
この子はどんな将棋を指すのだろうか 注目だ

まず、アナウンサーが出場者の一人一人にインタビューをした
女の子ながらベスト4に残った、中七海(なか ななみ)さん、6年にしては小さい子だ
アナ「今、緊張しているかな?」
中「・・・・・・」
アナ「自信はありますか?」
中「・・・・・・」
中さん、全くしゃべらず無言だった(笑) 中さんの母によると、「内気な子」だそうだ

本川君、6年だ
アナ「音楽が好きだそうですね」
本川「いろんな音を楽しんでいる」
アナ「どんな将棋を指したいですか?」
本川「反則だけはしたくないです」

山川君、6年だ
アナ「去年は準優勝でしたね」
山川「去年はとてもくやしい一年だった 今年こそは優勝したい」

そして、堀田君、5年だ
アナ「漢字辞典を読むのが趣味だそうですね」
堀田「高校生用くらいのやつは、内容がビッシリとしていて、読んでいて気持ちいい
 緊張とかちょっとはあるかもしれないんですが、招待選手としてふさわしい将棋を指したい」

対戦相手を決めるクジで、4本の扇子を引くことになった
アナ「私が、せーの、と言ったら取ってください せーの」
いっせいにノータイムで扇子を取る子供たち、超速い(笑)
これには、アナも渡辺も上田も、扇子のボックスをもってきたお姉さんも笑っていた
(ただ、中さんだけは最後に残った一本を取っていた)

<準決勝 第1局>
ルールは持ち時間10分、切れたら30秒
まずは中さんと、山川君の対戦
選手の紹介があり、「中さんは史上3人目の女子ベスト4 終盤のねじりあいを得意とする」
「山川君は去年の準優勝者 矢倉を得意とする本格派」

先手中さんで、▲四間vs△居飛車、お互いに銀冠に組んだ
ちょっと中さんの作戦勝ちか、と思っていると、山川君、△4八歩の垂らしの勝負手!
次の△4九歩成りが受からない・・・ さすがだ
先手の飛車成りと、後手のと金の攻め、どちらが速いかだ
終盤になっても形勢不明で、渡辺「どっちが勝つかわからない、難しい」

ギリギリの寄せ合いになり、中さんがちょっとだけリードしていたようだが、
先手は手が広く、選択に迷うことになった
山川君のほうは△3九銀から迫っていけばいいので、手がわかりやすい
そして中さん、金を逃げただけの手を指してしまった
渡辺「これは中さん、一手パスしちゃった」 

山川君、ノータイムで一気に15手詰みの即詰みに討ち取った
一局を通して、疑問手は中さんの金を逃げた一手だけ、好局だった
中さん、ちょっと有利だったはずだが、手が広く、難しかったね 早指しでは展開的につらかったか
惜しかったね

局後、アナ「中さん、今の気持ちはどうかな」
中「・・・・・・」
アナ「ちょっとくやしいかな」
中「・・・・・・」
アナ「このくやしさをバネにがんばってね」
中「・・・・・・」
中さん、またも無言(^^; 結局中さんは一言もしゃべることはなかった

<準決勝 第2局>
本川君と堀田君の対戦 いよいよ堀田君の登場だ
選手の紹介があり、「本川君は詰将棋と棋譜並べで腕を磨いてきた
 卓球が得意 切れ味の良さが持ち味」

「堀田君は33の大会で優勝、道場ではアマ六段で指している
 愛読書は漢字辞典、知性が光ります」
・・・私からの補足です 堀田君は友達から「クリオ」と呼ばれていますね
この子、解説会で、解説者が今から説明しようとしているときに、やたらと何回も次の手をビシビシ指摘、
その指摘する手がまた的確なんで、始末に負えません
解説者の井上先生が「こいつは・・・ホンマ・・・(解説するのはオレの仕事やろ)」と
あきれていたこともありました
解説会では次の一手クイズというのがあります 当てると賞品がもらえます
この堀田君、毎回クイズに絶対に正解したいようで、
直前までBSの放送を見ていて、次の一手を事前に知ろうとするんですよ
私が「それは反則やで」と言うと、「反則ちゃうで」と言い返してきました
「知性が光る」という紹介はどうなんでしょうね・・・(笑)
でも、私を見かけて、「おーっす」と挨拶してくれたかわいい子です(フォローしとかないとね(^^;)

先手本田君で、▲中飛車vs△居飛車、角交換から互いに美濃囲いの将棋だ
渡辺「堀田君、すごい気合いの手つきですね」と笑っていた
そこで出た、序盤の勝負手、△9四角!
これもものすごい手つきだった 渡辺が思わず「うお」と声を上げた

ここから、盤面の左側で、虚々実々の応酬が繰り広げられる 
両者、飛車を取らせるのかと思いきや、じっと引いて我慢したり、
本田君も端角で対抗したり、すごく見ごたえある うおー、2人とも強い 高度な指し手が続いてる 
渡辺「レベル、高いですねー ここまでの応酬は」

両者、やや疑問手もあるようだが、ねじりあいという言葉がふさわしい熱戦が続く
上田「2人とも強いですね」
渡辺「これくらいは2人にとっては当たり前の手ですね もう驚かなくなりました」

堀田君が△5八金と貼りついた手に対し、本田君の▲4九金と引いた手が、指しにくい手だったが、
指されて見るとこれが実戦的な好手だったようだ
堀田君、攻めが切れ模様に・・・ そして、堀田君、詰まされて投了!

あ~、堀田君、負けたか でも、実力的には全くひけを取っていなかったね 
渡辺「いろいろあった、いい将棋だった」
上田「濃厚でしたね」

局後、堀田君「うーん・・・ いや・・・ まさか・・・ こういう舞台で・・・
 負けるとは思ってなくて・・・ うーん・・・」 眉毛が下がり、ガックリきていた堀田君が映っていた 
チャンスが何回かあった将棋だっただけに、くやしかっただろう
でもまあ、力を出した場面も多かったし、仕方ないね

<決勝>
堀田君に勝った本川君と、中さんに勝った山川君の一戦になった
先手本川君の▲中飛車vs山川君の△居飛車だ これも角交換の将棋

本川君が▲5五銀と出た瞬間、飛車先に叩く△5八歩の軽手が来た!
うおー、これは技ありだ いきなり先手ピンチ! ・・・が、後手もその後チャンスを逃してしまった
2人とも決勝というのに、指し手が速い速い これは決勝ならではの緊張のせいだろうか?

後手の山川君が有利に進めていたのだが、なんだか手が乱れて、形勢がもつれていくことになる
自ら中段玉で裸玉の形にした山川君、これは怖い・・・
渡辺「あぶないですねー」

持ち駒をいっぱいもって、吊るし桂の筋で先手の美濃を攻略しようとする後手の山川君だが、
本川君、▲4七銀、▲4七金の連続の投入で、後手の攻めを見事に切らせてしまった
上田「受けがうまいですね~」

そして、飛車切りから見事な寄せ手順を見せた本川君、
後手玉にほぼ必至がかかり、もう山川君は投了するかと思われた
山川君はまだ指したが、△1二飛しかないのではつらすぎる、もう後は一手一手、
「勝負あったな」と思っていたときだった、
なんとここから本川君が寄せ損ない、まさかまさかの千日手に!!
ええ~、これが千日手になるの??? 信じられない・・・ 
渡辺も思わず、「千日手はちょっともったいなかったですね~!」
こんなことがあるのか・・・

<決勝 指し直し局>
先後が入れ替わり、先手山川君、後手本川君
やはり▲居飛車vs△中飛車の角交換の将棋になった
山川君は工夫の駒組みで、▲8六銀、▲8七金の形
上田「金冠ですね」
局後、山川君「得意の作戦」 へえ~、こういう指し方があるんだね

山川君、9筋から攻めていき、▲9四歩と押さえ、
なんとついでに8筋に▲8四歩と拠点を作れる望外の展開になった
こ、これは後手の本川君つらい・・

この8筋の拠点はあまりに大きすぎた 戦いになったものの、後手陣が弱すぎた
山川君は的確に攻め、結果、山川君の圧勝
渡辺「最後は差がつきましたね」

優勝インタビューでは、山川君「目標が達成できて感無量」
去年、準優勝だったので、今年、見事に雪辱を果たしたね
前局のあきらめない△1二飛のがんばりが呼び込んだ優勝だったね

小学生らしからぬ高度な応酬あり、小学生らしい疑問手ありだった
今年も小学生名人戦、楽しく見れた とても濃い2時間だった
屋敷伸之九段vs吉田正和四段   NHK杯 1回戦
解説 内藤國雄

お、矢内、髪型が変わってる! 頭の上で髪を編んで、巻いて後ろをまとめている いいね~

さて、注目の吉田の登場だ 吉田、頭を丸坊主にしている これ以上ないくらいのツルツル頭だ
この頭で散髪屋さんに行ったら、散髪屋さんはいったいどういう応対をするだろうか(^^;

屋敷はB1のため予選免除 吉田は予選でコバケン、増田、ハッシーに勝ち本戦出場とのこと

解説の内藤「屋敷は何でも指す人 中、終盤が強い 18歳でタイトルを取った、最年少記録保持者
 吉田は神吉の弟子 神吉の弟子になるとは変わった子、神吉になんとメールで『弟子にしてください』と
 申し込んだそうで、神吉はびっくりしていた 好、不調の激しいタイプ
 経歴が異色で、アマチュアで抜群の成績をあげ、奨励会の初段に編入してプロになった」

事前の対局者へのインタビュー
屋敷(ニコニコ顔で)「最近の調子はいい感じ、今期のNHK杯は1回戦をまず突破して、
 できれば最後まで勝ち残りたい 見ている人に楽しんでほしい」
吉田(カメラから目線をはずして)「いつもどおり相手の棋譜を100局くらい並べてきた、
 厳しい相手が続くので生き残りたい、それだけ・・・」
吉田、声の最後がフェードアウトしていた(^^; 

先手屋敷で、相矢倉にスラスラと進んだ ▲4六銀+▲3七桂型を、△7三角で受ける形

序盤はのんびりした定跡形ということで、内藤さんの雑談が聞けた
内藤「吉田は予選で3連勝して上がってきた、これがまたいいところ(強い棋士)を負かしてますからねえ
 ま、わるいところ(弱い棋士)は誰だ、言われると困るんですけどね」
矢内「ふふふ、はい(笑)」

内藤「最近の将棋は昔と比べて、ずいぶん序盤が変わって全体にレベルが上がった、
 しかし、昔のA級棋士、たとえば二上達也、加藤一二三、有吉道夫、
 この3人を(全盛時の力で)仮に今のA級に入れても、
 今のA級棋士に決してひけは取らないだろう 昔のままの知識で、最近の将棋を何も勉強しなくてもね
 昔のA級棋士も強かったんですよ
 ただ、△8五飛だけはやらないほうがいいね」

内藤「私も昔、△8五飛は思いついたんですけど、『高飛車』という言葉が先入観になって、
 やることはできなかった 1局くらいやっとけばよかったです」

さて、局面、屋敷がスズメ指し模様で1筋の歩の交換をした、対して、吉田は△1二歩と低く受けた
内藤「△1二歩は、将来▲1四桂の狙いが残るのでどうなのか微妙 
 昔の升田vs大山戦では、△1二歩に▲1四歩と打った将棋もあった」 

吉田の△1二歩を見て、すかさず穴熊を目指した屋敷
内藤「形勢は6-4で屋敷良し」
吉田はこの後、屋敷からの3筋の交換もおとなしく受けた 
うーん、吉田、ちょっと元気がないなあ、と思ってみていた 攻め合いで勝負、と行きたかった気がする

屋敷が角の覗きから、▲6四銀と桂取りに打って、調子良く食いついてきた
内藤「矢内さんなら、桂取りをどう受けますか?」
矢内「こう・・・」(飛車を浮いた矢内)
内藤「王手飛車がかかりますよ?」
矢内「ああ! ホントだ・・・(笑) ホントだ・・・(笑)」
口に手を当てて笑う矢内、面白い

内藤「これは吉田が相当悪そうですね」
考慮時間も、7回vs0回と大差がついてしまった

相手が終盤のねじりあいに強い屋敷だもんね ここから逆転するのはもう・・・
ああー、吉田、力が出せなかったか

が、吉田はここからようやく力を見せ始めた
9筋と8筋をからめて、△8五桂の勝負手!
内藤「はい、矢内さんならこの△8五桂に対して、どう受けましょう?」
矢内「うーんと・・・ わからないから、1回、▲1四桂で王手します」
内藤「はっはっは」
それは質問の答えになってないね(^^; 矢内、相変わらずユーモアがあるね

吉田、このままいいところなく完敗かと思いきや、守りの銀を角にぶつけるなどして、けっこう迫ってきた
内藤「吉田君、なかなか追い込んでますよ!」
力の片鱗を見せた吉田だったが、いかんせん遅すぎた それまでの局面に差がつきすぎていた
屋敷に冷静に対応され、いくばくもなく吉田の投了となった

内藤「終盤は吉田が見せ場を作ってくれましたね しかし屋敷不利の局面はなかった」

「緊張するタイプ」の吉田、初のTV対局で、おそらくすごく緊張していたんだろう 
そのせいで、中盤、手が伸びなかった印象だった
まあ、慣れの問題なので、次の機会では力を発揮してくるだろう
内藤さんですら、「初めてのNHK杯はものすごく緊張してクタクタになった」とのことだからね

内藤さんの雑談がたくさん聞け、矢内の笑顔もよく見れた一局だった
第18期 銀河戦
本戦Bブロック 8回戦
橋本崇載七段 vs 中田 功七段
対局日: 2010年2月4日
解説:飯塚祐紀七段
聞き手:村田智穂女流初段
記録:渡辺弥生女流2級

21年度の成績は、ハッシー15勝16敗 コーヤン17勝12敗 2人は初手合い

解説の飯塚「ハッシーは個性的な人と見かけだが、棋風は安定して本格的、
 少しの得を積み重ねていく丁寧な将棋 多彩な戦法を使う
 コーヤンは三間飛車の職人、居飛車穴熊ハンター 攻め将棋で終盤に切れ味がある追い込み型」

ハッシーは服装は黒のスーツで地味だが、髪型は例によって頭にソース焼きそばをかぶっている
聞き手の村田「橋本さんはバーのオーナーになりましたね 将棋も指せてカラオケも歌えて、
 ボードゲームもできて、という楽しいバーとお聞きしてます」
将棋バーっていうのを、ハッシーは思いつくだけじゃなく実際に実現させちゃうところがすごいよね

先手ハッシーで、コーヤンの三間飛車にハッシーの居飛車穴熊になった
飯塚「うわさをすれば三間飛車になりましたね」
・・・まあ、順当ですね(^^;
飯塚「僕も中田さんの本を読んで、コーヤン流を勉強しました」

飯塚「中田さんがやってる上達法で『目に入った詰将棋はどんな難しいものでも全部詰ます』、
 というのがあります」
村田「それじゃ、天童市に行ったときは大変なことになりますね(笑)」

互いに4筋に飛車を回り、ハッシーの手作りをコーヤンがしのぎにかかるという展開
飯塚「コーヤンと言えば切れ味するどい印象ですけど、本局に関しては押さえ込みにいってますね」

3筋を攻められたコーヤン、じっと△3二歩と打ち、金を4段目に上がる力強い受け
さらに飛車も3段目に浮き、きわどい受けだ 
飯塚「コーヤンは先手の飛車角を押さえ込みにいっている こういうのはわずかな水漏れも許されない」
飯塚の言うとおり、この後、穴熊側にずっと攻められることになり、どうも勝ちにくい展開にしちゃったか

ハッシー、飛車を手順に7筋に回り好調だが、攻めが切れたら終わりだ
飛車取りに角を打たれたが、ハッシーはここでズバッと飛車切り! 穴熊らしい攻めだ

コーヤンも、もう受けきれないと見て、コーヤンのほうも飛車を切って攻め合いに持ち込んだ
ハッシーの玉もだいぶ薄くなり、後手の飛車と馬でプレッシャーをかけられている
「うわ、次の△8九金から先手玉も相当やばい、詰みそう、
 この寄せ合い、どっちが勝ちなんだ?」と思った
そこで、出た ハッシー、受けの▲8九桂打ち! 8九の地点を埋めた、実戦的な一手!
うわー、こういう手が穴熊にはあるんだよね~ また穴熊が再構築されちゃった
一気に堅さを取り戻した先手玉 これだから穴熊ってヤツは・・・(^^;

ハッシーが優勢だろうが、秒読みになり、攻め駒がギリギリ足りるかどうかだ
ハッシー「いや~、わからん」と何度がつぶやいた
が、「4枚の攻めは切れない」の格言どおり、正確に指し、きれいに寄せきった
さすがにハッシー、安定感があるね

飯塚「全体的に橋本のいいところが出た」
うん、ハッシーの好局だったと思う 
・・・だけど、ハッシーの将棋の特徴として、すごく安定感があるかわりに、
「おおー!」と思わせるような奇手があまり見られないというのがあると思う
もう一皮向けて、タイトルを狙うようになるには、相手をびっくりさせるような手を指せないと厳しいのでは、
と個人的に思っている ハッシーにはやっぱり期待しているんでね
前期はバーの開店で忙しかったのだろう、成績がいまいちだったハッシー、今年は爆発してほしいものだ
決定!こども将棋名人
~第35回小学生将棋名人戦~

4月18日(日) NHK教育
午後3:00~4:59

堀田君という子が出ますが、この子、よく関西会館の大盤解説会に来る子じゃないですか
関西会館では、そうとう強いことで知られています
私はこの子に「おーっす」と挨拶されたことがありますね
以前、私の市で行われていた大会でも、ジュニアの部(高校生以下)で優勝してました
こんな地方のちっぽけな大会を荒らしにくるなよ、と思いましたが(^^;
2010.04.17 AKB 48
突然ですが、AKB 48 (エーケービー フォーティーエイト)って、知ってました?
女の子ばかりが48人もいる、有名人気アイドルグループなんですってね
私は全然知りませんでした 2週間ほど前、初めて知りました(^^;
今まで名前すら聞いたことがありませんでした
だって、将棋以外のTVなんて、ほとんど見ないんですもん・・・
DVDレコーダーを買って以来、録画した番組を見るだけで、
もうコマーシャルすら見る機会がない状態です
もともと、女の子のアイドルグループなんて、「おニャン子クラブ」と「モーニング娘」しか知りませんしね
他に知っているといえば、「森三中」くらいです


先日、「精選必至200問」青野照市著 創元社 という本を買いました 
「実戦的な傑作問題集」と表紙に書かれていて、
本のオビには、「長い詰みより短い必至! 詰めと受けの力をつける最強の一冊。」とあります
中身は、1手必至100問・3手必至100問で、ほぼ全問、奇抜な配置のない、実戦的な形をしてますね
問題の下段に、ヒントが一行ありますね(紙か何かで隠しながらやれる)
コンセプトは最高で、良さそうな本です
ただ、今は全然やる気が起きず、本棚に飾ってます・・・

それから、棋書ミシュランを見たところ、淺川書房から、
金子タカシの「寄せの手筋200」というのが数日後に発売されるそうじゃないですか!
私は「寄せの手筋168」を持っていて2周やりましたが、これは最高の内容でした
その復刻版だそうです これは買いですね
だけど、これもとりあえず本棚に飾ることになりそうです・・・  
第18期 銀河戦
本戦Aブロック 8回戦
青野照市九段 vs 小林裕士六段
対局日: 2010年1月26日
解説:小倉久史七段
聞き手:久津知子女流初段
記録:井道千尋女流初段

21年度の成績は、デカコバ23勝12敗 青野10勝10敗 2人は初手合い

解説の小倉「デカコバは居飛車党で矢倉を好む 青野は本格的な居飛車党
 両者振り飛車はほとんど指さない」

小林裕士は身長185cm、体重92kgとデカイので、このブログではデカコバという愛称で呼んでいる
前局で豊島にものすごい長手数の詰み手順で大逆転勝ちしての登場

青野はいつもながら、和服を着ての登場だ やっぱり和服はいいね
聞き手の久津「青野先生はよく和服を着ていますが、クラシックを聴きながらワインを飲んだり、
 バーに行ったり、そういうお洒落な趣味もお持ちですね」

先手デカコバで、後手青野の一手損角換わり 
デカコバの早繰り銀に青野が腰掛け銀で対抗する形
局後の青野「最近、一手損の本を出したので、やらなきゃと思った」

この一手損角換わりという戦型、互いの玉が薄く、すぐ戦いになり、手将棋になりやすい
何を狙いとしているのか見ていてわかりやすいことが多いし、短手数で終わりやすい
個人的に好きな戦型だ 
本局でも、先手の単純な2筋突破を後手がどう受けるかという素人向けの興味深い内容になった

デカコバの研究手であろう、▲4六角打ちという手に早々に考え込む青野
久津「私が昔、アマチュアのときに、『困ってから考えても挽回するのは難しいので、
 困る前に考えなさい』と教わりました」
小倉「その『困る前』というのが、いつなのかわからないんですよね」
ここはけっこう笑った

小倉は振り飛車党なので、こういう将棋に慣れていないのだろう、
小倉「指す手が難しい これもありそう それもありそう」を連発 
でも、気になる手全てに言及してくれていて、解説としてこれはこれで良かったと思う

青野は慎重に指していったにも関わらず、デカコバの単純な攻め筋で、後手の2筋が破れてしまった
うーん、青野のどこが悪かったのか、うまい受けが見つからない
小倉「単純な攻めだけど、後手が困ったかなあ」
あら~、モロに2筋を突破されて、と金ができちゃった 

青野、受けの銀打ちという考えにくい手を指したが、これが敗着になった
感想戦で、実はまだまだここでは難しかったとのこと
でも、青野は早くに考慮時間を使い切っていて、
ムードが完全にデカコバのほうに傾いていたから、もう仕方ないだろう

青野、けっこう追い込み、千日手含みで粘ろうとしたが、もうデカコバは逃がさない
終盤に強いデカコバ、早見えの才能を発揮し、スパッと鮮やかに青野の玉を寄せた
デカコバの快勝だった やっぱりデカコバの終盤の手の見え方は、棋界でも屈指だね
この早見えの仕方、糸谷と互角くらいか、と思った

感想戦で、青野は中盤の局面で、次々に読み筋を披露、相当広く手を読んでいたことを示してくれた
本譜や小倉の解説手順以外にも、まだまだ手が水面下にあり、難しい将棋だったのか
青野さん、負けたけど、完敗ではなかったんだね
デカコバの研究手に、序盤で時間を使わされたのが痛かったか
持ち時間がもうちょっと長い将棋なら、どっちが勝っていたかわからなかったね

それにしても、デカコバはやはり強い・・・ 
何度も書くけど、終盤の、特に寄せの手の見え方の速さは並みではない 
NHK杯での里見女流戦では、手を緩めてくれないだろうか(^^;
遠山雄亮さんのブログ、「ファニースペース」で紹介されていた、
佐藤紳哉さんのブログの記事がすごく面白い
「すいません」の記事が、事件にマナブ恋愛術②『プロ棋士の失敗に学ぶNGな長文メール』に
まで派生しまったのにはもう笑うしかない 
・・・この記事には、何を書いてもかなわないわ(^^;


24のトップページより
>合わせて76歩の練習も毎日2時間やれば初手も完璧です
・・・久米さん、相変わらずこういうの好きですね~(笑)


さて、マイナビオープンで、矢内が甲斐に2連敗と苦戦中!
なんとか踏ん張ってほしいが、どうなるか!
第18期 銀河戦
本戦Gブロック 7回戦
真田圭一七段 vs 糸谷哲郎五段
対局日: 2010年2月18日
解説:森 ケイ二九段
聞き手:高群佐知子女流三段
記録:伊藤明日香女流初段

もうだいぶ遅くなってしまったが、先週の木曜に放送された一局
注目の糸谷の登場だ

21年度の成績は、真田17勝11敗 糸谷31勝14敗 2人は初手合い

解説の森「真田は矢倉を得意とし、じっくり王様を囲ってから指す本格派の居飛車党
 糸谷も居飛車党だが、真田と対照的で、序盤からいきなり戦うタイプ、早見えで乱戦を得意とする
 糸谷の攻めを真田がどう受け止めるかが見所になるだろう」

森「糸谷は、棋士室でよく10秒将棋を指している 1時間で10局くらいも指してる」

先手真田で、真田が矢倉を目指したのに対し、糸谷が急戦矢倉中飛車にして攻勢を取るという展開
森の予想したとうりの展開だ 銀交換が行われ、真田は自陣に銀を投入して手厚く受けた

糸谷、これ以上攻めがない・・・ 糸谷、作戦負けでジリ貧かと思われたときだった、
なんと玉側の桂をポンと跳ねる、△2五桂! ▲同飛でタダなのだが、取りにくいのか!
これにはびっくりだ 局後、真田も「びっくりした」

真田も手筋でうまく受け、難しい中盤に突入した
が、真田、中盤で考慮時間を使いきり、考慮時間が0回になってしまった
一方、糸谷は例によって早指しで、まだ8回も残している

どちらからも、敵陣を一気に攻略、とはいかず、曲線的に指すことが求められる展開になった
形勢は難しいが、糸谷から、真田を幻惑させるような手が次々と飛び出す 
糸谷は真田からのうまい攻めに見えた手にも、全く動じず応じていく
そして、真田は時間に追われ、真田「ココセのような手を連続で指してしまった」

森は「先手玉が入玉できるか微妙 まだ難しい」と言っていたが、
終盤は糸谷にとっては全く問題ではなかった 
糸谷はバシバシとノータイムで指し続けた

盤上、先手玉の周りには、真田の金銀3枚と桂2枚と角2枚があったのだが、
糸谷は華麗な手順でそれらをほぼ全部むしり取ってしまった
長手数の難しい寄せだったにもかかわらず、全く乱れることなく先手玉を寄せた
入玉模様に対し、取った桂をうまく使っての寄せ んんんー、鮮やか!!

糸谷流のノータイム指しの寄せ、圧巻のワンマンショーだった 
糸谷、つええー この手の見え方、本当にタダ者ではない 怪物のニックネームは伊達じゃない・・・
最後は大差になった  結果は糸谷の考慮時間を4回余しての勝ち 

毎回思うが、糸谷の将棋は発想が奇抜な手が多く、見ていて面白い
感想戦でも、本譜の△3五桂にかえて△1五桂と端に桂を打つ手を即座に指摘、
よくこんな手が見えるものだ
序盤、ちょっと荒っぽいところがあるけど、それも個性だね

これで3連勝、決勝トーナメントが見え、NHK杯に続き、銀河戦でも優勝争いが充分に考えられる
糸谷、まだまだ暴風となって暴れまわりそうだ
2010.04.13 リモコン天国
今、身の回りには、リモコンがいっぱいだ

家の2階の自室の部屋には、リモコンが4つある
MDデッキ2台のリモコンが一つずつ、テレビのリモコン、そしてエアコンのリモコンだ

置き場所が決まっているのはエアコンのリモコンだけだ あとの3つはいつもどこかに散乱している
部屋が散らかっているので、MDデッキやテレビを操作しようとしたときに、
まずリモコンがどこにあるのか探すのが、お決まりのパターンになっている

これに加えて、携帯も置き場所が決まっていない よく探すことになる 
いつも部屋のどこかにあるのだが、小さいので見つからず、
自分で家の電話から携帯にかけて、音を鳴らすこともある

そして、1階のテレビの前には、リモコンが6つある
テレビのリモコン、DVDレコーダーのリモコン、VHSビデオデッキのリモコン、スカパーのリモコン、
エアコンのリモコン、そしてこれら5つのリモコンの機能をまとめた専用の学習リモコンだ

置き場所が決まっているのはエアコンのリモコンだけだ あとの5つは部屋のどこかにある
1階は母がよく掃除しているが、それでもやはり探すことになる

学習リモコンというのは、他のリモコンの電波を記憶できる性能があるというシロモノだ
リモコンの数があまりに多いので、ひとつにまとめたくてこれを買った
他のリモコンからひとつひとつの信号をこれに覚えさせて、
他の5つのリモコンの役割をこれひとつでまかなえるのだ
これがリモコンの数をさらに増す結果になっている

こんなに多くのリモコンを使いこなせるのは私だけで、母はもちろん使いこなせない
母が使っているのはテレビとエアコンのリモコンだけだ

今日も何かのリモコンを探し回っている 
ひとつひとつのリモコンの操作にも、「え~っと、これはどうやるんだったかな~」と頭を使うことになる
この状況、リモコン天国というより、リモコン地獄と言ったほうが適切かもしれない
中座 真七段vs豊川孝弘七段   NHK杯  1回戦
解説 丸山忠久

中座と豊川、中堅同士の対決だ
中座は予選で、藤倉、中村修、宮田敦史に勝って出場、豊川は順位戦B1で出場ということだ
中座はC2だけど、竜王戦は3組なんだね

解説は丸山か あら、顔がスッキリしてる? 丸山、ちょっと痩せたのかもね
丸山いわく、「中座は後輩に慕われる優しい先輩  豊川はメリハリのある性格で、
 キッチリやるところはやり、ユーモアを出すところではダジャレをまじえて面白い」

事前のインタビューでは、
中座「豊川は非常に早見えで受けが強い印象、
 思いっきり攻めて、攻めがどのくらい通用するか見てほしい」
豊川「中座は人柄もよく、将棋もバランスが取れている印象
 NHK杯では、過去は反則負けや逆転負けをしていて良いイメージがない、
 今回でガツンとイメージを変えたい」
・・・豊川さん、二歩を指してしまい、ニフティとあだ名をつけられたことがありましたからね(^^;

先手中座で、相掛かりに進む 中座の引き飛車▲3六銀に対し、豊川は中座のお株を奪う、△8五飛だ
丸山「引き飛車の相掛かりでは最新の形」

序盤から積極的に仕掛けていったのは、豊川のほうだった いきなり7筋の歩を突いていった
これ、自分は▲7五同歩~△同飛と進んだら、後手がさばけ形だなあ、と思って見ていたら、
なんとそれには角交換から王手飛車があるのだった もういきなり自分なら負けてる(笑)
自分って、空中戦にまるで向いてないみたい(^^;

丸山「後手は戦型的にもう止まれない形になっている」とのことで、豊川はさらに9筋から攻めていった
攻めなきゃいけないのはわかっていても、攻めるのは駒損するので、やっぱり勇気がいるよね
が、この日の豊川は全くビビることがなかった印象だ 
飛車を自由自在に操り、うまく指し回しているように見える

それにしても、戦型が相掛かりなので手は狭いとはいえ、もうズバズバ手を当てていく丸山
もはや丸山の「次の一手を正解するショー」を見ている感があった この手の見え方はすごいね
解説も抜群にわかりやすい 矢内からのあらゆる質問に正確に答えていく丸山 さすがA級だね

難しい中盤が過ぎ、終盤戦だ これも難しい
矢内「先手陣はけっこうしっかりしているんですか?」
丸山「さすがに竜がいっぱいいるんで(危ない)・・・(^^;」
矢内「そうですね(^^;」
ここはちょっと笑った 矢内、2枚の竜で挟撃で攻められていて、
先手陣がしっかりしているってことはないだろう(^^; 

豊川がやや有利だろうが、中座も粘る ▲8九歩、▲7九歩の2枚の底歩の粘りは見習いたいね
後手、手が広く、次の一手、どう指していいか手が見えない、わからない・・・
と思って見ていたときだった、豊川、盤上を制圧する△5五金打ち! おお、これは見るからに好手!!
この手が優勢を決定づけたと思う 

30秒将棋が続き、対局者の顔が画面に映っているのだが、豊川、そんなことは忘れているのだろう
豊川、ハンカチを口にくわえてる姿が映し出された それも、口だけでハンカチを支えてる(笑)
・・・あ、離したか と思ったら、またくわえた(笑)

豊川、最後は桂の空成での成り捨ての王手を利かせて、見事に寄せた 豊川の勝利!
いや~、熱戦だった 1回戦とは思えないハイレベルな戦いだった・・・

相掛かりで154手はなかなかいかないよね 二人ともやっぱり強いわ
豊川のほうには特にこれといった疑問手のない、会心譜と言える内容だったんじゃないだろうか

終局直後、2人がしばらくだまったままだったのが印象的だった
この長手数、何て言ったらいいものか、
どこから感想戦をやったものかわからない、というところだったと思う

一局を振り返って、丸山「攻めたり受けたり、見所のある将棋だった 豊川がうまくまとめた
 9筋のと金が大きかった」ということだった
そうだよね、結局、中盤の入り口で作った9筋のと金の厚み、
あそこがもう勝敗のポイントだったと自分も思う
そこから延々100手以上かかったけど、中座には結局チャンスが来なかった印象だった

今期、女流が里見と清水の2人出てるわけだけど、男子はやっぱり強いわ
こんなにレベルが高いのを相手に、女流棋士に「勝て」と期待するのはやっぱり酷だろう、
と思ってしまった一局だった いやいや、熱戦だった

ところで、最後に、次週の対局者、吉田正和の顔が映ったんだけど、丸坊主で目がアブナイ、
どう見てもカタギには見えない(笑) 次週も楽しみだ
第18期 銀河戦
本戦Hブロック 7回戦
宮田敦史五段 vs 福崎文吾九段
対局日: 2010年1月8日
解説:中座 真七段
聞き手:村田智穂女流初段
記録:井道千尋女流初段

土曜に放送された一戦 解説会に行った関係で、
福崎さんの将棋が見たくなり、先にこちらを見ることにした
木曜に放送された糸谷戦は、後回しにすることにした

21年度の成績は、福崎9勝10敗 宮田17勝9敗 2人の対戦成績は宮田の1-0

解説の中座「福崎は非常に力強い将棋、独特の駒さばきに定評がある
 戦法のレパートリーの多さでは、おそらく全棋士中でもナンバーワン
 宮田は20年度の勝率1位賞者、終盤力が優れている攻め将棋
 詰将棋八段(最高段位)の免状を持っている
 2人とも居飛車、振り飛車、両方指す」

中座「宮田君は奨励会の頃から知っていますけど、変わらないですね~今とね
 勉強熱心で、詰めパラをいつも解いていましたね
 1日で詰めパラを解き終わったこともあるらしいです
 宮田君との感想戦はやりにくいんです、いいかげんなことを言うと、
 すぐ『その先は読んでいるんですか』とツッコまれる(笑)」

先手福崎で、相振りになった ▲三間飛車+美濃vs△向かい飛車+穴熊だ
中座「宮田は力戦を好むんです 最近の定跡にも精通しているが、実戦ではあまり指さない
 自分で将棋を作っていくのが好き」

穴熊に組んだ宮田に対し、福崎が面白い構想を見せた 
9筋を突きこしてから、7六の飛車を9筋に転回する▲9六飛!
中座「これは面白い手ですね!(笑) いや、厳しいですよ これで攻めが続けば先手良しですね
 先手玉のほうは堅いですからね~」
この手、面白くてマネできるので、相振りの穴熊囲いに悩まされている人は
ぜひ参考にしてみてはどうだろうか

宮田は8筋の歩を突いて先手の角を近づけ、自陣から角道を通してなんとか凌ごうとした
中座「よい子はマネしないで下さいという受けです(笑)」
中座さん、真面目な顔をして、けっこうギャグが好きですね(^^;

福崎は桂を2回跳ねて、怒涛の端攻めを開始した 
ここからずーっと終局まで、ほぼ福崎が攻める展開になる
宮田がどうやって受けるかと思ったが、角のつなぎ打ちで受けた
中座「これはうまい手ですね」 この角打ちはさすが、と思わせた
しかしそれでも、宮田のほうは攻められっぱなしの展開になり、福崎の陣形は堅い
宮田は実戦的に勝ちにくい将棋にしてしまったようだ

ずっと福崎が押し、宮田がなんとか耐えているという展開
中座「寄り切られそうな局面から、宮田ががんばってる」

福崎が宮田玉に腹銀を打って迫った、その瞬間、宮田がなんと手抜きで攻めの桂打ち!
腹銀を打たれているのに攻めの手を指すのか! これはものすごい発想だ(^^; 
中座も「ここで手抜きですか! これは危険な手ですねー」とびっくりしていた

押し引きがあったが、福崎の攻めが続き、とうとう詰めろをかけた福崎、
終局だ、やっと福崎の勝ちだ、と思われた瞬間だった
なんと、宮田が銀を取って詰めろを解消した手が、絵に描いたような詰めろ逃れの詰めろ!
福崎、この手が全く見えてなかったらしく、秒を9まで読まれて、
盤上で手をフラフラっとさせた うわ、どうするんだ?!
が、福崎、ギリギリでどうにか受けの手を指した!
いや~、ここは危なかった、あとちょっとで時間切れ(笑)

中座「これはおかしいですよ、逆転したかも 宮田は死んだふりだったのかも」
しかし、実戦はどうにかこうにか福崎が勝ちきった 
ふう~、福崎さん、あぶなかった~(^^;

この一局、福崎さんの勝因になったのは、やはり序盤に攻めの主導権を握れたことにあったと思う
相振りの穴熊に対し、▲7六飛~▲9六飛、この福崎流は有力ではないだろうか
福崎さん、辛勝とはいえ、宮田君に勝ち、これで銀河戦2連勝、まだまだいけそうですね
決勝トーナメントに行けたらいいですね
福崎「僕が羽生に勝っているのは年齢だけです」
エミちゃん「最後の十段戦で勝ちましたよね」
福崎「僕は十段になって、その後また七段に戻ったの! もう思い出させんといて!(笑)」

ここで、途中から解説会に来た人のために、もういちど初手からサラッと並べることになった
福崎「三浦さんは眉毛が濃くてね~ マジックテープ貼ってるんじゃないかと」
福崎さん、受けたギャグは何度でも言いますね(^^;

福崎「この△3三角という手は、内藤先生が初めに指したんです 相手は中原・・・当時棋聖だったかな?」
エミちゃん「中原棋聖です」
福崎「エミちゃん、何でも知ってるな~(笑)」

序盤での変化順を福崎さんが解説していると、
お客「そこは桂を打って受けるところですか? 桂を温存するのは?」
別のお客「駒得したら、得した駒で受けに回らんとね そういう感覚を覚えてもらわないと」
福崎「そこまで言いますか(笑) 誰が解説者やねんと(^^;」

福崎「そういえば、18年前、僕は王座でした 
当時は、僕が羽生さんにしゃべりかけると、羽生さんは『はい! はい!』と言ってました
今は、僕が羽生さんに『はい! はい!』と言ってます」

さて、終盤に入り、局面がかなり複雑になってきた
福崎「なんという名勝負でしょう! 深いことはわかりませんけどね」

福崎「これはもうどっちかが勝っているはずです! どっちかはわかりませんが」
・・・このセリフ、このあと3回は出てきましたね(^^;

ここから、例によって、福崎さんお得意の、「さて、次の一手はどう指したでしょう!」とお客に考えさせる、
当てものクイズ方式になっていった 
お客「▲5一銀」
福崎「おおー 正解!」
今度は羽生の手番でクイズになったが、4~5人が発言するものの、なかなか当てる人が出ない
お客の小学校低学年くらいの子供「△3八歩」 
おお!? な、なんだそれは? こ、これは手抜けない妙手!
自分なんかは3筋に歩が利くことすら忘れていた この手を当てるのはすごい・・・
思わず発言した私「何でわかるの? △3八歩なんて!」
福崎「子供のほうが手が見えるときがありますからねー」 いや、これはマジで感心したわ

福崎さんの漫談解説は続いており、「羽生がトイレに立ったときに、ひそかに1一の香を1二に動かせば、1二に玉がいけなくて詰み筋で三浦の勝ちなんですけどねー」 もうこんなんばっかり(笑)

さて、どっちがいいのかわからないずっと終盤が続いている 大熱戦だ
福崎「ここで羽生さんはどう指したでしょう! 何でもいいので言ってみてください」
まだ棋譜が入ってきてないので、福崎さんもどう指したかわかってない
お客の4~5人候補手を挙げた
ここで、私も言ってみた「△6四歩で王手! わけのわからん手やけど(^^;」
福崎「それはたしかに、意味のよくわからない手ですね(笑) あ、棋譜が来ました あら、今言っていた中に、正解手がありますよ △6四歩です! この手は感性ですねえ」
おおー、自分の予想、ドンピシャリ! この△6四歩を当てれたのはかなりうれしかった
中段玉に王手して応手を聞くという、指された側にしたらイヤな手だろう
こういうの、羽生マジックくさい手だもんね

さあ、いよいよ局面、詰むや詰まざるやだ
福崎「これは先手玉は詰んでもおかしくないね!」 そうですね、それはみんなわかってますよね
問題は、どう詰むのか、ということですが、福崎さん、あまりに複雑でわからないようです
福崎「これはどっちかが勝ってますよ!」 そうですね、それはみんなわかってますよね
問題は、どっちが勝っているか、ということですが、福崎さん、わからないようです
福崎さん、「・・・ひどい解説だけど(^^;」と、あやまってました(笑)

でも、しょうがないですよね 局面自体が本当に難しいのかもしれませんしね
結果は、2枚の竜をうまく使って自陣を固めた羽生の勝ち!
いや~、これはどうなってたんだろうなあ 三浦にも勝ち筋があったとしても、
全然おかしくないとい将棋という印象だった

特に、最後、三浦が必至をかけていたらどうなっていたのか、
はたして三浦玉に詰みはあったのだろうか?
福崎さん、終局後も10分くらいかけて検討していたけど、明確に詰みは見つけられずじまいだった(^^;

福崎「一局目から大熱戦でしたね 三浦八段、惜しかったですね」
あー、△8五飛だったから最初はどうなることかと思ったけど、早くに前例を離れて手将棋、
中盤の発想、最後のギリギリの終盤戦、面白かった 
難解な将棋だったけど、福崎さんのおかげで、笑いながら見れて、とても楽しい時間だった
羽生の△6四歩を当てることが出来たのも、うれしかった 充実した解説会だった (終わり) 
福崎「三浦は、自分から良くしにいきました 先手にじっとしている手がないですからね」

激しい変化順の説明になり、
福崎「合駒請求のときに、歩のある筋に底歩を打つのは二歩になるので注意して下さい 僕からの注意事項です ここはテストに出ますよ~」

さあ、いよいよ羽生の奇手が出た
福崎「羽生が△7六角、カーンと打ちました! ここで三浦は何分考えたと思います? なんと131分の長考!」

そして局面、角捨てからの派手な王手飛車がかかり、大駒の交換になった
福崎「こういう派手な手順が実現するのもめずらしい、プロは相手の手を殺しにいきますからね 2人の読み筋が合ってないと思います」

三浦のほうは歩切れで、羽生の飛車成を受けにくいか
福崎「相手に歩がなくなると、僕は『歩がないな~』と言ってプレッシャーをかけるんですけどね」

しかし、羽生は成れる飛車を成らず、なんと一つ引いて馬に当てた!
おおーこういうのは見えないよねえ
福崎「羽生は△6五飛としましたが、そこで▲5五銀と打って、飛車を取りに行く順も有力だったとのことです 後手は飛車が逃げれないんですよ プロレスの技で言うとコブラツイストみたいな感じですね」

福崎「このあたりの形勢ですが、モニターを見てましたら、三浦の手がブルブル震えてるんです 心理学的には、勝ちだとおもったほうが手が震えるんです だから三浦がややいいのかも」

福崎さんの漫談解説は続く
福崎「羽生としては、飛車が△2九飛成としたいんですが、それはぬるい感じですねー △2八飛成としても、▲同銀と取られるだけですからねー」
福崎「羽生は金を早逃げしましたが、これはいい感じの手ですよ 王様が早逃げするのは、8手の得あり、という格言がありますね 金の早逃げは・・・えーっと、別に格言がなかったですね すいません(^^;」

福崎「さあ、次の一手クイズです 僕も正解は知りません 当たったら羽生名人と同等ですよ! 一瞬だけやけど
候補手は、えーっと、△2一玉はないでしょうね」・・・だって、後手玉は4一にいますもんね(笑)

次の一手クイズの正解は△6六歩で、6人の人が正解していた 
マジカルエミちゃん、今回も正解していた エミちゃん次の一手クイズ、よく当てるな~
賞品をもらいにいくエミちゃん「わあの わあの」

福崎さんが「質問などがあったら何でもしてくださいねー」と言っていたので、お客からけっこう質問や意見が飛んでいた
次の一手クイズに正解したお客「△6六歩から、△5四桂~△6六桂の継ぎ桂の筋はどうですか」
おおー、それはいい手だね! そこまで見越しての△6六歩だったのか
福崎「あ! 正解したから強気になってますね(笑)」
お客の中には、なんだか直接関係ないことを話しはじめる人もいたが、
そこは福崎さん、ちょっと聞いた後、「はい、じゃあ本譜いきますよ」と、
華麗にスルーしていた さすがだ(笑) (つづく)
いやー、名人戦の大舞台にふさわしい、大熱戦だった 面白かったです

5時50分ころ、関西会館に到着 あら、今日もマジカルエミちゃんが来てますね(^^;
(ちなみに、エミちゃんとは解説会で常連のオカマの人です)
エミちゃん、今日の服装は、ピンクのワンピースのスカート姿、靴もピンク、カバンもピンクですね
髪の毛は白っぽいブラウンに染めていますね
頭かざりも、ピンクのちょうちょの形のリボンがついてますね
ここで、思い切ってエミちゃんに聞いてみることにしました
私「エミちゃんこんにちは あのー、今日のファッションのテーマは何ですか?」
エミちゃん「はいの!アニメの『ハルヒの憂鬱』の、あさひなみくるちゃんです(^^)」
エミちゃん、答えてくれてありがとうございました(笑)

PM6時、福崎先生が登場 拍手が起こる 最初、お客は40人くらいだったが、だんだん増えて
最終的には60人を越えていたと思う

福崎「谷川さんが挑戦者でもないのに、みなさん、よく来てくれましたね
三浦は平成の武蔵(ムサシ)と呼ばれてます 眉毛が大きくて濃くて、マジックテープでつけてるんじゃないかと」

福崎「三浦は四段のときだったかな? 羽生の七冠一角を崩しました」
エミちゃん「五段時代でした」 エミちゃん、よく知ってますね
福崎「三浦は一流棋士としては実績はおとなしいかな でも、今回突如挑戦しましたね 今日の対局場所は、東京の文京区の・・・椿山荘、これは何て読むのかな?」
エミちゃん「ちんざんそうです」 エミちゃん、よく知ってますね

福崎「久保vs康光の棋王戦では、僕は康光の兄弟子なので、康光を応援していたんですよ
そしたら、周りのみんなが久保の応援で、みんなから睨まれて、早々に帰りました」

福崎「今は、角道を止めないですねえ 最近、奨励会では▲7六歩△3四歩としてから『お願いします』って始まりますよ」 

福崎「今の強い人は、相手の得意を避けない、踏み込んでいって、逃げないですね 僕は相手の得意を避けて、盤の陰に隠れてます」

こんな雑談があって、ようやく棋譜の解説だ 先手三浦で、横歩取りに進んだ
福崎「先手は囲いに手をかけない、戦国でいうと、野戦、野原で戦っている感じです」

ここで、福崎先生、先手の▲8七歩に、△8三飛!と引く手を真顔で解説しはじめたではないか
福崎「△8三飛とした将棋がある、それから△7四歩で飛車の横利きを通すんですよ」
私「え?! △8三飛って本当にあるんですか??」
福崎「いや、冗談です(笑) 僕の解説はたいがい冗談です」
・・・おーい、一瞬、信じかけたぞ(^^;

福崎「先手の理想は▲8五歩~▲8六飛~▲8四歩~▲8三歩成です こうなったら、終了ですね 後手は『きゃあの きゃあの』です」
それはマジカルエミちゃんの口癖ですね(^^;
それ以降も、もう福崎先生、ココセの手順の変化ばっかり並べて、あっという間に投了図の局面をいくつも作り出し、やりたい放題です (つづく)
2010.04.09 名人戦第1局
今、午前のBSの放送が終わったところですが、羽生、魅せましたね~
先手の桂頭に角を打つ、△7六角!

中村修「将棋は相手の思惑をはずすゲーム
 日本中でこの手が見えるのは羽生さんだけですね あ、それは言いすぎでした すいません(^^;」

飯島「羽生名人の、新しい手を発見する底力を見せ付けられた」

関西会館の大盤解説会、解説は福崎さんですが、どうなるでしょうか
解説会は午後6時から開始なんですが、その時間にはもう終局してないでしょうかね(^^;
また、FC版ドラクエ3をかなりやっている(^^;
いつもの、大金を持ってスタートし、一回全滅したら終了というルールだ
これが実に面白く、飽きない もう軽く100回はやっている 
マップを歩いていて常に緊張感があり、敵と遭遇するたびに
「どんな組み合わせだ?!」と、ハラハラドキドキする
エンカウントが全くのランダムなため、敵に出会った直後、一歩進んだらまた敵が出た、というのも
FC版ならではの特徴だ これがゲームをとても面白くしていると思う

それと、普通にゲームを進めた場合、まず気がつかないと思うが、
何度もプレイしていると、キャラのレベルの上がるときのステータスの差に、
毎回かなり大きな幅があることがわかる
同じレベルでも、たとえば僧侶のHPが高ければ40のときに、低ければ20に満たないことだってある
序盤でこの差は、もう大違いだ
レベルアップのときのAボタンを押す指にも、がぜん力が入る

最近では、「逃げる」か「戦う」かの状況判断がだいぶうまくなってきて、5回に1回くらいクリアーしている
たとえ同じ敵の組み合わせが出たときでも、
仲間の残りのHPとMPによって、逃げるべきか戦うべきか、変わってくるのだ

しかし、まだまだ絶滅するほうが多い ここ最近の全滅した状況を書き出して見ると、以下のようだ

・ノアニール西の洞窟でマタンゴに眠らされて全滅
・バラモス城でエビルマージ4体から逃げようとして回り込まれ、全員ラリホーで眠らされて全滅
・やまたのおろちの2回戦に敗北して全滅
・1回目のカンダタで全滅
・アリアハンから脱出するための、いざないの洞窟で魔法使い4体にメラ連発されて全滅
・さとりの書を得るためのガルナの塔で、スカイドラゴンに炎を吐かれて2人死亡、
 そこにしびれあげはが攻撃してきて、残りの2人がマヒしてまさかの全滅
・ネクロゴンドの洞窟で地獄の騎士にマヒさせられて全滅
・ボストロールに痛恨の一撃をくらったのが世界樹の葉をもっている仲間で、3人では倒せなくなり全滅
・エジンベアに行く途中の平地4マスの間に、地獄のよろい4体が2回も出てきてまさかの全滅

大金を持ってのスタートなので、スタートしてからアリアハン大陸を脱出するまで、約20分というところだ
その後も通常の3~5倍のスピードでゲームが進む このテンポの良さも最高だ 

仲間に戦士を加えるか、代わりに武闘家を加えるかで、攻略方法が変わるのもいい
何回もやりこんだ今でも、戦士か武闘家、どっちが有利なのかわからない
戦士はゲームの終盤に有利、武闘家は序盤~中盤に有利というところか

そして、普通にやっていたのでは気がつきにくいと思うが、序盤は商人が非常に活躍する
レベルが早くあがり、HPのステータスが意外なほど高い
一番早くレベル20になるので、賢者に転職させるのにもってこいなのだ

強敵に遭遇したときの、「逃げる」をコマンドしたときのハラハラ感が、なりよりも面白い
これからもまだまだFC版ドラクエ3をやっていると思う
2010.04.07 最近のこと
2月に眼のレーザー手術の再手術を受けたことを書きました
術後の経過ですが、これは調子がいいです
1回目の手術のときは、視力がいまいち出なかったことと、
夜間に光るものを見たときに、その周りがぼやける、「ハロ」という現象があったのですが、
今回はそれも全くありません
今の視力は左1.2、右1.0で、いい具合です
手術を受けたのは同じ人間なのに、違う結果が出るんですねえ 
このあたり、お医者さんのほうも、やってみないとわからないんでしょうね
再手術は無料だったので、受けて本当によかったです

一方、体調のほうはあんまり良くないです・・・
そのせいで、もう実戦を2ヶ月も指してません 詰将棋なども全くやってません
2ヶ月も指してないのに、このブログはいちおう続いてますね
これはけっこうすごいことだと思いますが(^^;

銀河戦、ここしばらく、見るのを休んで、感想を書いてなかったんですが、
これからは楽しみなメンツが多く出場てくるので、
また書くことになるでしょう 自分が指すより、見るほうが楽なんですよね

羽生vs三浦の名人戦がそろそろ始まりますね
体調を整えて、解説会に行きたいですね 
ただ、今回のシリーズ、不安なのが、三浦の最近の得意戦法が△8五飛戦法ということです
週刊将棋の片上によると、△8五飛シリーズになる可能性が高い、とありました
それはなるべく勘弁してほしいです 正直、見ててわかんないんですよね・・・(^^;
王位戦第7局の深浦vs木村も△8五飛戦法になりましたが、
そのときの解説者の福崎九段ですら、はっきりいってよくわかってなかったですし(笑)
今、羽生は三浦になんと10連勝中!ということで、三浦がどう戦うかは興味あるんですけどね
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