激闘だったね・・・ 120分戦ったけど、0-0で決着つかず 
最後はPKで負け あーもう、でも、これは仕方ないわ

一進一退、ほぼ互角の両チーム でも、どちらかといえば押されていたのは日本
決定的なピンチが何度かあり、DFや川島が何度かどうにか止めていた

相手が川島のマタを抜くシュートを狙ってきて、川島が倒れながら足を閉じて止めたのもあった
中澤が体を入れてブロックしたのもあった トゥーリオもよくやってた

日本は「これはホントに決定的」、と言える大チャンスはなかったのでは・・・
ひとつだけ「こうやってれば」と思ったのは、
遠藤じゃなくて本田にフリーキックをもっと打たせていれば、ということだけ

駒野、PKをはずして残念だったけど、もうしゃーない!
相手のPKは全員ほぼ完璧、川島が止めれそうなのはなかった

PKで自分が見ていてすごいと思ったのは、日本の4本目、本田のシュートの仕方
相手のGKが動くのを冷静に見てから、ほぼ真ん中にコロコロと転がるゆるいシュートを打ったこと
はずせば負けが決まるところなのに、こんな冷静なシュートを打てる本田
どんだけ強い心臓をしてるねん!と思った

相手のパラグアイも、日本も、ラフプレーがほぼなくて、好ゲームだったと思う
パラグアイ人って紳士的なのかも、と感じた
地球の裏側の国と、力が均衡で互角にサッカーをしてる、ってのはすごい奇跡的なことだと思った

日本のW杯は終わったけど、あとはアルゼンチンに注目します
これだけ見せてもらったら、満足しないとね  日本チーム、お疲れ様でした!
いよいよ今日、日本チームの決勝トーナメント、パラグアイ戦!
勝つにしろ、負けるにしろ、いい内容の試合を見せて欲しいです
デンマーク戦での動きがよかったので、勝てるんじゃないかな~と、どうしても期待してしまいますね

今日のブログはもうこれだけ(^^;
山崎隆之七段vs飯塚祐紀七段   NHK杯  1回戦
解説 橋本崇載

出てきた矢内を見てびっくり、髪型がサザエさんみたいになってる~(笑)
横に回してまとめてるんだけど、どうしてもサザエさんを連想してしまう
この日のNHK杯は、ずっと「矢内=サザエさん」と思いながら見てしまうことになった
服もきらびやかな青で、これからどこかのパーティに参加するような印象だ
解説のハッシー、頭が相当デカい 髪の毛の中に小鳥を2~3羽、飼っているのだろう

山崎は、B1で予選免除 飯塚は、予選で高田、佐藤紳哉、中田宏樹に勝ち本戦出場
事前のインタビュー
山崎「飯塚の印象は、手厚い本格派、人柄は穏やか 
 弟弟子(おとうとでし)の糸谷君たちに負けないように勝ち残りたい」

飯塚「山崎はNHK杯優勝経験もある大変な実力者、奇抜な手が多く、意表を突かれる展開が多い
 山崎との今までの対戦成績は実力どおりの数字(飯塚の2-3) 
 強い相手と指せるのは楽しみなので、ワクワクしながら指せればと思う」

ハッシー「山崎は早指しは大の得意、天才的でひらめきの将棋、才能に満ち溢れている
 タイトルを取っていないのが不思議」
山崎の棋風の話ばっかり出てきているが、飯塚の棋風の話がない
飯塚はいまいち特徴がないのかな(^^;

先手山崎で、相掛かり 後手の飯塚は受けて立った 引き飛車▲3六銀型だ
山崎は、いつものクセで、ほっぺたをふくらませている 
リスがドングリを口に溜め込んでいるようだ
飯塚は、メガネを黒縁に変えて、40歳ながら若くみえる 
個人的にはお笑いタレントの「ナイツ」の花輪に似ていると思う

山崎が角道を止めたので持久戦になった 山崎が中飛車に回し、飯塚は銀冠に囲って攻めを待つ体勢
ハッシー「山崎は局面の打開が難しい、飯塚は後手番なので待っていればいいので楽」

山崎、どうするのか、と思っていると、1~5筋の歩を突き捨てと合わせを組み合わせ、
猛烈に攻めていった!
矢内「この▲2五歩の意味は?」
ハッシー「全くわかりません!」
矢内「飯塚も考えてますね」
ハッシー「意味が全くわからないですからね(笑)」

おいおい、山崎、どう見ても無理攻めっぽい・・・ こんなに歩損して、大丈夫か?
たぶん大丈夫じゃないよな~、と思っていると、
ハッシー「山崎、これではちょっと苦しいですね 意欲的な作戦ですが、失敗しましたね」
あー、ハッシーのお墨付きが出た(笑) 
「独創的に指そうとして、作戦負けする」という、山崎将棋のいつもながらの光景だ

飯塚に歩を渡した反動で、8筋の突き捨てから、△8七歩の垂らしが来た!
ハッシー「これはいい手、見習ってほしいですね 先手には対応策がないんですよ」
ああー、山崎、もうダメなのか? 
中、終盤の粘りでの逆転が山崎の持ち味だが、さすがに今回は無理か・・・

局面、攻め合いになったが、ハッシー「正しく指せば飯塚の勝ち」
そうだろうね 序盤で作戦負けして、中盤の無理攻め、
こんなんで、いつも逆転勝ちできるほどプロの将棋は甘くないよね 

と、思っていたら、飯塚が飛車を逃げた!? この終盤で飛車を逃げるだけの手!?
ハッシー「え?え?え?え? これは・・・大丈夫なんですか? 飛車を逃げたのはどうでしたかね
 終盤戦では指してはいけない手だったんじゃないかな」
おおお、まさかのチャンス到来!? 

山崎、怒涛の反撃開始、王手の連続!
・・・って、と金のタダ捨て、▲3三と!! うおおおお!? な、何だこれは!? 
ハッシー「これは! いい手ですね!」 ▲3三とは、ハッシーも絶賛の絶妙手!! す、すげえ!!
攻めのカナメに見えた、と金を、タダで捨てるなんて!!
そして、その後にも銀のタダ捨ての妙手を放ち、一気に後手玉を詰ましてしまった!!
うおお、み、見事ぉおおおお!! これが山崎将棋の真髄! いやこれは、シビレタ~

ハッシー「飯塚がうまく指して、勝利は目前に見えたんですけど、飛車を逃げたのが痛恨の一手、
 山崎は突然来たチャンスを逃さなかった 最後の即詰みは見事だった」
感想戦ではまだ飯塚が粘る順が検討されていたが、それは結果論だね
実戦は、手数にして、21手詰みの即詰み!
あの秒読みの中、▲3三とを指せる山崎の才能! 

見たかぁ、矢内、これが山崎の実力だ!! 恋人にするに不足なし!!
と脳内で叫んでしまった一局だった マジで、山崎、すばらしかった!! 
第18期 銀河戦
本戦Fブロック 10回戦
高橋道雄九段 vs 長沼 洋七段
対局日: 2010年4月14日
解説:深浦康市王位
聞き手:鈴木環那女流初段
記録:伊藤明日香女流初段

ここまで3連勝している長沼の登場 
神吉の4連勝に並んで、Fブロックの最多連勝者になるのか、注目の一戦

21年度の成績は、高橋10勝13敗 長沼16勝11敗 2人の対戦成績は長沼の1-0
昨年度、高橋はA級で6勝を上げたが、トータルでは10勝しかしていなかったのか

解説の深浦「高橋は純粋な居飛車党、昨年のA級での活躍はすばらしかった
 先手なら矢倉、後手なら横歩取りと決めている
 長沼は居飛車が多いが、前局の屋敷戦では先手番でも中飛車を使っていた 基本に忠実な棋風」

聞き手はカンナちゃんだ 前にも書いたが、カンナちゃん、キレイになっている・・・

先手高橋で、4手目にいきなり長沼が角交換してきた 現代将棋はもはや、作戦はなんでもありだね
深浦「手損角換わり、これは摩訶不思議な戦法です」
長沼は四間に飛車を振った そこから向かい飛車へ 高橋は7筋の位を取る作戦
これで、戦型は角を持ち合った▲居飛車+玉頭位取りvs△向かい飛車+美濃になった

カンナ「角交換振り飛車が流行っている理由は?」
深浦「まだわかっていないことが多いからでしょうね」
カンナ「自分で将棋を作り上げていくってことですね」
深浦「角交換の将棋は、いきなり大海に放り込まれる感じですね
 海の真ん中で、のたれ死ぬこともありますからね」

序盤は駒組みだったので、雑談があった
カンナ「対局前はピリピリした空気で、お二人とも目を合わせませんでしたね」

カンナ「高橋は本も10冊くらい出されてますね 『締め切りとか大変じゃないですか?』と
 ご本人に聞いたら、『大変と思ったことは一度もない、いつも締め切りの前に仕上げる』と言ってました」
カンナ「女流研というのがあって、月に2回やっているんですが、そこでは女流が男子プロと指せるんです
 高橋は女流研の幹事をやっていて、私も2局教えていただきました
 女流のことも気遣ってくれている先生です」
そして、高橋は棋界きってのテニスプレーヤーとのことだ
棋界のテニスプレーヤーと言えば、自分が知っているのはブロガーの遠山と、関西の福崎だ
 
一方の長沼は、「長沼の子供に将棋を教えている」とのことだったが、
まだ5歳なのでルールもおぼつかない、ということで、あんまり興味を引かれなかった(^^;
序盤から、しかめっつらをして、妖怪の「子泣きじじい」のような顔をしている長沼
長沼が「子泣きじじい」なら、「砂かけばばあ」に似ているのは誰だろう?
・・・石橋女流かな いや、なんでもないです

さて、局面、駒組みがほぼ終わったが、長沼のほうが左の銀、桂がいい形で、使いやすいように思える
深浦「2一の桂が活躍できやすいのも、角交換振り飛車の特徴ですね」
長沼の作戦勝ちか、と思っていたら、やはりそうだったようだ
高橋は馬を作ったが、すぐに長沼に角を合わせられた この角が急所の位置だ
馬を作らせたのは長沼の作戦だったんだね
深浦「長沼がペースを握っているかも」

長沼、その後も調子よく、△4五桂と跳ねる、天使の跳躍! ぐあ、高橋、これは痛い
その結果、長沼、桂香の丸得に成功!
深浦「駒取り坊主の長沼としては、駒をたくわえてニンマリ 
 高橋も厚みを作っている 両者の持ち味が出てる」

長沼、得した桂で両取りをかけ、高橋の飛車を取ることに成功 ほぼ飛車の丸得だ
さすがにこれでは高橋、つらい・・・
自陣に飛車を成り返って竜にした長沼の手つきが、ビシッとしなっていた 形勢に自信があるのだろう
なにしろ、飛車の丸得だもんな~(^^;

高橋も金銀5枚に馬付きの囲いで、がんばっている
カンナ「高橋陣、極上の手厚さですね」
深浦「極上ですね(笑)」
6筋と7筋、両方に駒柱ができそうだ
カンナ「2本の柱が、太い木の幹(みき)のよう 気の遠くなる王様ですね」

高橋、巧妙な歩の垂らしを見せたが、長沼はひるまず攻め合いに行った
ここからの長沼の指し回しは非常にうまく、深浦も感心していた
深浦「長沼はNHK杯で羽生に勝ったけど、最近でも若手の豊島に勝ってますからね」

長沼にしてみたら、もう優勢だったので、
極上の分厚さの高橋玉を薄くしていくのは快感だったかもしれない
一枚一枚駒をはがしていく様は、分厚いステーキを、ナイフでザクザク切り取り、
バクバク食べてしまっていくような感じだった

最後は高橋玉を裸にして、一気に寄せた長沼、快勝だった
長沼の「極上の分厚いステーキ、美味しゅうございました、ごちそうさまでした」
という声が聞こえてきそうだった
深浦「いやあ、長沼の指し手が正確でしたね 完璧な勝利、すばらしい勝ちでした」

さて、長沼さんが勝ち、4連勝でこのFブロックの最多連勝者になった
それはいいのだが、これで、長沼にはこの次の久保戦にも、ぜひ勝ってもらわなくてはならなくなった
次に長沼が勝てば、長沼は最終勝ち抜き者として決勝トーナメントに進出だ
そうすると、同じ4連勝した神吉に最多連勝者としての権利が回ってくるのだ
だが、長沼が次の久保戦に負けてしまうと、神吉が決勝トーナメント自体に出れなくなってしまう

神吉さんは、もうあと1年で、フリークラスに落ちてから10年になってしまい、引退になってしまうのだ!
しかし、この銀河戦で万が一優勝するようなことがあれば、「全棋士参加棋戦で優勝」ということになり、
引退せずにすむのだ 仮に、神吉が決勝トーナメントに出て負けたら、もうそれはしょうがない

神吉に、最後の晴れ舞台を用意してやってほしい! 長沼さん、次は何が何でも勝ってください!
神吉さんのために!! マジで、次の長沼vs久保戦は大一番だと思う
第18期 銀河戦
本戦Eブロック 10回戦
谷川浩司九段 vs 先崎 学八段
対局日: 2010年5月19日
解説:阿久津主税銀河
聞き手:野田澤彩乃女流1級
記録:伊藤明日香女流初段

木曜の夜、W杯のデンマーク戦の前に放送された一戦 楽しみなカードだ

21年度の成績は、タニー21勝16敗 先崎23勝13敗 2人の対戦成績は5-5のイーブン
なんと、先ちゃん、タニーと五分五分ではないか 羽生との対戦成績が1-14であることを考えれば、
奇跡的な数字かもしれない 

解説の阿久津「タニーは居飛車党、終盤の光速の寄せで有名
 先崎も居飛車党、混戦になって力を発揮する粘り強い将棋
 この2人のカードだと、後手番になったほうが飛車を振ることが多いが、
 振った側の勝率が悪い」

2人ともほっぺたがふくらみぎみだが、先崎のほうがよりふくれているように思う
先崎の顔は、大福モチに似ていると思うがどうか
先崎のほっぺたを伸ばしたら、中からアンコが出てきそうだ

先手タニーで、居飛車 後手先崎は飛車先を2つ伸ばしてから、角道を止めて飛車を振る、という
いわゆる陽動振り飛車の作戦だ
阿久津「8五まで伸びている後手の歩が負担になるかがポイント」

玉の囲い合いになり、タニーの囲い方が注目された タニーは手順の流れのままに矢倉に組んだ
▲矢倉vs△美濃+四間だ 普通に考えると、四間飛車に対して矢倉に囲う人はまずいない
見ていて、これはやや後手の作戦勝ちなのか?と思った

ところが、解説の阿久津が面白い手順を言っている なんと、先手から▲6五歩と突く順がある、
というではないか △同歩でタダなのだが、これで後手玉のコビンが開いて、
2筋で飛車角交換した後に、王手飛車の筋がある、とのこと おお~、そんな手筋があったのか
これはこわいね で、実戦でもタニーが▲6五歩と行った!

先崎は△同歩と取れず、丸々一歩取られてしまった
阿久津「先崎は▲6五歩を見落としていたのかも タニーが一本取った感じ
 先崎は勝負師なんで、あまり時間を使わずに歩を取り込ませましたね
 時間を使うと、見えてなかったことが相手にバレますからね 
 こんなに早く歩を取られていいはずがないんですけど(笑)」
局後の感想戦で、先崎「見えてなくてまいりました」
タニー「いやいや、(先崎さんはそんなことでは)まだまいらないでしょう ふふ」

この後、タニーが面白い構想を見せる なんと▲5七銀と上がったではないか 
これは△6五桂で両取りがかかるところにわざと銀を上がる手だ 
しかし、よく考えて見ると、銀桂交換になったあとの陣形が先手がすごくいい 
後手は△6五桂といくことはできない!
そうかあ、こういう手が指せれば、タイトルも取れるんだね

が、先崎も飛車を3筋に回して、反撃に出た 
阿久津「先崎が盛り返した、後手の形勢が好転してきた」
先崎、飛車交換に自ら飛び込む、強気な指し回し! 
だが、6筋にキズを抱えていたので、これはやりすぎだったようだ
すかさずタニーに▲6三歩成と指され、これを△同金左と取ることが出来ない・・・
阿久津「まさか△同金右と取る手はないでしょう それは幸せになれない形ですから」
と言っていたが、先崎は△同金右!
うわ、先崎、形にこだわらないのが持ち味とはいえ、これはすごいな~(^^;
ただ、感想戦ではこの一手しかなかったとのこと これではつらいね
序盤に歩をタダ取りされた罪が、やっぱりここにきてたたったね

攻め合いになったが、後手陣がバラバラ、どうにも勝ち目がなかったようだ
タニーにド急所に角を打たれ、上下から挟み撃ちにされた
一瞬、先手の攻めはどうやるんだろう、まだ難しいのか?と思った場面があったが、
タニーは自陣の桂を跳ねて、攻撃に参加させる、という盤上この一手の好手を放ち、攻めをつなげた
あとは、先崎の攻めのめんどうを見てから、確実に寄せた 最後はかなり差がついた
結果、タニーの快勝!

この一局のポイントは、やはり序盤で6筋の歩をタダで取ったことにあるね
先崎らしい、うっかりだったね(笑)
ただ、この後手側の作戦、8筋の歩を伸ばしてから飛車を振る、という作戦、かなり有力で面白いと思った
定跡をはずすことができるし、先手は玉をどう囲うか、迷うだろうからね 自分も今度指して見ようと思う
やったやった、やったああ!
日本、デンマークを相手に、見事に3-1で快勝! 
いや~、まさか、3点も取れるとは!

FIFAランキングは日本45位、デンマーク35位
引き分けでも日本が2位でリーグを通過できるという試合

前半の立ち上がり、10分くらいまで、デンマークにボールを支配されて、いやな空気が流れる
やはり、デンマークが一方的に攻めて、日本は守る、という試合展開になるのか、と思われた
が、日本も徐々に反撃、一進一退となる 見ていてドキドキだ

アナウンサー「今日の日本は攻めのチャレンジをしてますね」
と言っていたら、17分にフリーキックのチャンスを得た
30メートル弱の地点から、蹴るのは本田
直接ねらったボールは、無回転で相手ゴールの左サイドネットに直撃!!
なんと、日本が先制!! うおー、やったぜ 本田が決めた!!
アナウンサー「有限実行の男、本田!」

その後の日本も動きがいい 前半30分、再びフリーキックのチャンス
相手ゴールから25メートルちょいくらいの距離だ また本田が蹴るぞ、と誰もが思った
しかし蹴ったのは、本田の横にいた、右利きの遠藤! 本田の左足シュートとは逆の向きだ
これが相手キーパーの完全に逆をつき、ボールはゴール右隅にズドン!
おおお、すばらしい頭脳プレー! なんとこれで2ー0! この2点目はデカイ
フリーキック2発が炸裂、まさかこんな展開になるとは・・・

その後も日本は動きがよく、決定的なピンチはほぼ見当たらず前半を終えた
2-0で前半終了 おお、望外の出来だ うんうん、いいねいいね
これでもう、デンマークは勝つには3点取らなければいけなくなった

後半開始、日本はボールのところに常に誰か人がいっていて、
相手にもキチンとマークがついている 攻められそうになると、
ディフェンダーがきっちりプレッシャーをかけている 理想的な動きに思える
見ていて安心感がある 今日の日本チームは調子がいい!

一進一退、守りだけでなく、日本は攻めの姿勢も見せる そして過ぎていく時間
日本、いいよいいよ~
が、デンマークも力を見せ、遠めのミドルシュートが上部のバーに直撃!
あぶなかったな~、と思っていると、なんと、直後の後半36分、
長谷部のペナルティエリア内のファールでPKを取られてしまったではないか!
うーん、微妙な判定だけど、まあ長谷部が相手を押してしまっているようにも見える・・・
このPK、川島は相手のシュートを一端止めたが、こぼれ球を押し込まれて、ゴールを許した!
これで2-1 うーん、ちょっと怖くなった 

ところが、この後の42分だった 本田が相手ゴール前で、絶妙のボールキープの技をみせ、
フリーの岡崎にパス! これを岡崎が落ち着いて決めた、これで3-1!!
なんと、日本が決定的な追加点を奪うとは、すごい 今日の日本チーム、強いわ
そして、最後まで攻めの姿勢を見せて、そのままロスタイムが終わり、試合終了のホイッスル!

結果、3-1で日本の快勝! 攻めも良かったし、守りも抜群に安定していたと思う
長友、トゥーリオ、中澤ら、力を存分に発揮した感じ いや、日本の好ゲームだった
そして、マンオブザマッチ、この試合のベストプレーヤーは、間違いなく本田だろう
本田、一躍ヒーローだね

次は決勝トーナメント、F組1位のパラグアイだ FIFAランキングは30位だ
日本チーム、パラグアイが相手でも、今日のような動きができれば、充分、勝つチャンスはあるね
期待を持たせてくれる内容だった すばらしかった!
サッカーのW杯を見ていて、TVゲームのサッカーがやりたくなりました
自分はサッカーゲームは持っていて、ちょこちょこやっていたんですけど、
それはスーパーファミコンの「Jリーグエキサイトステージ95」なんですよね
さすがに古いよね(^^; このゲーム、コンピュータとやると、「こうやればゴールが出来る」と
いうパターンがあり、もう8割がた、そのマンネリのゴールの仕方になってしまうんですよね

調べて見ると、「ウイニングイレブンシリーズ」というやつが売れているらしい
なので、これを買うことにしました 
中古屋に行くと、プレステ2の「ウイニングイレブン6」というのが、105円で売っていました
や、安い(笑) とりあえず、これを買って、自分に合うかどうか試してみました

画面を見てびっくり、とてもきれい まあ、プレステ2だからね
でも、スーパーファミコンのドット絵のほうが、個人的には好きですけどね 

さて、プレイ開始・・・ モードも多いですが、エキジビジョンマッチでいいね
おお、画面のカメラの目線の種類が何種類もあり、その中から選べるではないですか
実況のカビラさんもぺラペラしゃべっている これは感動 よし、やるぞ

って、その前に操作方法をまず覚えなきゃいけないのか
えーと、○ボタンがロングキック、×ボタンがパス、□ボタンがシュート、△ボタンがスルーパスか
さっそく試合を開始するも、どれがどのボタンなのか、指が全然反応してくれないんですけど(^^;

さらに説明書を読んで見ると、RボタンとLボタンとの組み合わせで、
もうものすごい数の操作の種類がある・・・
当然のことのように、選手のパラメータも一人づつ違い、利き足で蹴るほうのカーブが曲がりやすい、
とか、試合中に体力が消耗して後半になると動きが落ちる、とか、もうてんこ盛り

・・・あの~、基本の4つの動作すら、こっちはなかなか覚えられないんですけど(^^;
でも、そのとりあえずその4つさえ覚えてしまえば、ゲーム自体は面白くできるようです
相手のコンピュータの強さも5つの中から選べて、
一番低く設定すると、ドリブルだけで突破して楽勝でゴールを奪えますね これはいいね

ただ、やっていて「面白い」と感じたんですけど、すぐに違和感を覚えました
選手が、古いのです これ、8年前に発売されたゲームだから、古いのは当然で、仕方ないけどね
ナカタとかを操作していても、あんまりうれしくない・・・ 
やっぱり、今の日本代表の、本田を操作してシュートを決めたい!
それに、外国の選手にも、カカとか、ドログバとか、メッシとかが居てほしい!

で、迷ったけど、せっかく時間をかけて複雑な操作を覚えるなら、最新のヤツにしよう、と思って、
買っちゃいました、「ウイニングイレブン 2010 蒼き侍の挑戦」というプレステ2の最新のソフトです
4000円くらいしましたけどね

買ってみて、一番面白くプレーしたのが、チャレンジトレーニングの初級編、というモードです
センタリングからのヘディングシュート、いうのがやり方がわかって、感動してます
それまでは、ゴールは、一人でドリブルで抜いていって、シュートして奪う、そのパターンしか
できませんでしたから(笑) ただ、このプレー、まだ練習でしか成功したことがないんですよね
実戦で早くこのプレーでゴールを奪いたいです

将棋でいうところの、「駒得していって、ベタベタの並べ詰みでしか、玉を詰ましたことがない」と
いう感じでしょうか 早く、「駒を捨てて鮮やかに詰ます」というようなプレーをやってみたいですね

それにしても、何でしょうね、このゲームの操作の種類の多さは・・・(^^;
○、×、△、□の他に、R1、R2、L1、L2と、方向キー、の組み合わせ、
そして、それぞれを押す長さ、までが加わって、もうどんだけあるねん、というくらい操作が複雑です
自分は絶対、これを使いこなすことはないでしょう
基本の4つと、ダッシュができれば充分です だけど、ワンツーパスくらいは覚えようかな・・・

チームの数も100チーム以上あるし、個々の選手の能力、コンディションなど、余りにも中身が多くて、
もうわけがわかりません(笑)

ただ、自分的に、日本代表に、ゴールキーパーの川口がいないんですよね
これはほんの少しだけ残念でした 
サッカーに詳しくて、こだわりがある人は、こういう不満がもっとあるんでしょうね

さて、このゲーム、どれだけ遊ぶでしょうか
とにかく、ゴールしたときが気持ちよく、
ゴールシーンを、違ったカメラ目線で何度もリプレイ再生できるのがうれしいです
まずは、「試合中に手元のコントローラを見てしまい、
いちいちボタンを確認しながら操作している」という現状のレベルから脱出しなくては(^^;
難易度「ビギナー」では、そのくらいヘタでも、勝たせてくるんで、うれしいですけどね
目標は、難易度「スタンダード」で、日本代表で世界一になりたいですね

さて、今夜深夜は、W杯、デンマークとの一戦ですね 楽しみです!
2010.06.23 自戦記2局
ここのところ、体調がましで、24で実戦がちょこちょこ指せています
とてもうれしいです 印象深かった2局の自戦記です
優劣がついた、勝負所までを紹介します

<1局目 角打ち一発で決まり>
開始日時:2010/06/17 10:18:28
棋戦:レーティング対局室(早指し)
先手:初段の人
後手:Gizumo

▲7六歩
*私は後手です
△3四歩 ▲9六歩
*この手は様子見、作戦でしょう
△6二銀
*こっちも我流です(笑)
▲2二角成 △同 銀
*相手から角交換してきてくれました
*私は角交換の力戦が好きなんで、これはありがたいですね
▲7八銀 △9四歩 ▲6八飛
*四間飛車か ここからは駒組みになりました
△4二玉 ▲4八玉 △3二玉 ▲3八玉 △8四歩 ▲2八玉
△8五歩 ▲7七銀 △3三銀 ▲1八香
*穴熊ですね ただ、角を手持ちにしているのがどう影響するか
△7四歩
*何気ない手ですが、狙っている手です
*これに対し、もし先手がうかつに▲1九玉だと、△7五歩という仕掛けがあり、▲同歩には△6五角で、後手が有利になります
▲3八金
*さすがにそうはさせませんでしたね
*このあたりは相手は定跡として、知っているんでしょう
△4二金 ▲1九玉 △1四歩 ▲2八銀 △1五歩 ▲5九金
*金寄りですが、どうなんでしょうね
*駒がかたよるので、一長一短と思います
△7三銀
*この次の先手の手が、なんと敗着になりました
▲6六歩
*後手の△6四銀に▲6五歩を用意したのでしょうが、これは悪手でした これがもう敗着になりました
*この手をとがめる、後手の次の一手とは? ヒントは角打ちです
△4五角
*これが急所! これでもう、後手の馬作りが受かりません
*まさか▲9八角と打つわけにはいかないですしね
▲5六角 △同 角 ▲同 歩 △5七角 ▲6九飛 △2四角成
*決定的な差とは言えないかもしれませんが、力が同じ同士なら後手が指しやすいでしょう 本譜も、以下、暴れてくる先手のめんどうを見て、完勝しました
*▲6六歩の一手で勝負が決まってしまったという、怖いケースでした


<2局目 右四間の暴力>
開始日時:2010/06/14 16:13:01
棋戦:レーティング対局室(早指し)
先手:Gizumo
後手:初段の人

▲7六歩
*私は先手です
△3四歩 ▲1六歩
*最近、この手で様子見をするのがマイブームです
△4四歩 ▲4八銀 △5二金右
*相居飛車になりそうですね
▲4六歩 △3二金 ▲4七銀 △4三金右 ▲5六銀 △5四歩
▲4八飛
*右四間です この戦法、勝ちやすいんですよね
△6二銀 ▲6八金
*この一手は、近年指された手で、定跡手としてある手です
*ここで、相手のある一手を期待してました
△5三銀
*この手を待っていたんです! なんと、この手が事実上の敗因となりました  
▲4五歩
*なぜ△5三銀が問題だったかというと、▲7一角の筋が生じたからなんですよね
△同 歩 ▲2二角成 △同 銀 ▲4五銀
*ここで、△4四歩は▲7一角で猛攻があります
*その手順を分岐しておきます
△3三銀
*本譜はこう受けてきました これで受かっていそうですが・・・
▲4四歩
*これを取ると、▲7一角の筋があり、先手の攻めが続きます
△4二金引 ▲7一角
*これでも打ち込む
△7二飛
*一見、受け止められたかと思えますが・・・
▲5三角成 △同 金 ▲5四銀
*強襲!
△4四金 ▲6三銀成
*この手では、後に△7四角の筋が生じたので、▲6三銀不成が良かったようです
△9二飛 ▲5三銀 △4七歩 ▲同 飛 △7四角 ▲4四飛
*もう攻め続けるのみです
*この後、紆余曲折ありましたが、やはり後手玉が薄いのが響いて、先手の勝ちになりました
*激指9に検討させてみると、実は、中盤の攻防はほぼ互角だとのことなんですが、実戦的には攻めている先手が勝ちやすいでしょう 後手は一手間違えたら終わりですからね 全く、右四間の破壊力、恐るべしです

変化:22手
△4四歩 ▲7一角 △4二飛 ▲4四銀
*突っ込んじゃう
△同 銀 ▲同角成 △同 金 ▲5三銀
*これで攻めが続くので、実戦的には先手がかなり勝ちやすいでしょう
*(21手目に戻る)
第18期 銀河戦
本戦Dブロック 10回戦
木村一基八段 vs 山崎隆之七段
対局日: 2010年4月23日
解説:北浜健介七段
聞き手:山口恵梨子女流初段
記録:伊藤明日香女流初段

土曜に放送された一戦 実力者同士の好カードだが、W杯のオランダ戦と放送時間がかぶってしまい、
視聴率は相当低かったかも(^^;
21年度の成績は、木村24勝23敗 山崎35勝19敗 2人の対戦成績は木村の4-3

解説の北浜「木村は千駄ヶ谷の受け師、形勢が悪くなってもあきらめない、闘志あふれる粘り強い将棋
 解説の時はサービス精神旺盛で、面白い 扇子に『楽勝』と書く茶目っ気もある
 山崎は形にとらわれない力強い棋風 序盤は人まねを嫌い、終盤は混戦で力を発揮する
 周りに気配りする人」

先手木村で、序盤から駆け引きがあり、矢倉調の力戦になった
▲菊水矢倉vs△8四角型のいわゆる3手角+右四間だ

駒組みが終わり、木村のほうから打開する順が自分には見えなくて、山崎の作戦勝ちかと思っていたら、
▲8五桂△同桂▲8六歩と、先に桂を捨てる順で木村が打開した
そうかあ、この桂捨てがあったかあ 

その後、お互いに桂を打ち合い、角を取り合う展開
この展開は北浜は全く予期していなくて、
北浜「え? 角を取り合いましたね・・・ 山崎の攻めが続くんでしょうか?」と言っていた
そうだよね、後手は、銀、桂の両取りが残ってしまい、これ、後手困ってるんじゃないの?
山崎、どうするの? と自分も思っていたら、角の打ち込みから、取られそうだった銀の突っ込みで、
見事に攻めをつなげた 取られる直前の桂が利いていてこそ成立した攻めだ
北浜「ん~、なるほど、攻めをうまくつなげましたね!」 山崎、さすがだ

山崎ペースか、と思われたが、木村も受け師の本領発揮、飛車を3段目にひとつ浮く、軽い受け!
北浜「これはいい手ですね! んー、これはなるほどという手が出ましたね」
北浜は感心しきりだ 両者強いねえ 

木村の玉は中段に上がり、なんだか入玉の匂いがする 木村の得意の展開か
聞き手の山口「将棋は寄せるだけが将棋じゃないというのを表してますね」

木村はこのまま上部を開拓して、入玉狙いかと思いきや、攻めていった
これが結果的にどうだったか 入玉狙いでいけば、木村が勝っていたんじゃないかな~
攻めていってくれたほうが、見てるほうとしては面白いんだけどね

木村の攻めに、山崎は強気な受けで対抗、自陣を薄くさせられたが、山崎の持ち駒が増えた
木村が歩切れになった瞬間を見て、山崎はすかさずカウンターで攻め合いに!
この大局観が、結果的に山崎の勝因となった
北浜「木村は歩切れが痛い この瞬間での攻め合いを木村はうっかりしたのかも」
一方の山崎のほうには、駒台に歩がなんと8枚もある(^^;

山崎は攻める手と受ける手を交互にうまく織り交ぜて指し続けている
うーん、こういう風に指すのは相当難しいんだけどね
山崎、木村の勝負手にも惑わされず、的確にリードを保っている さすがに強いねえ

だけど、まだまだ木村のほうも玉が堅い、山崎は持ち駒はいっぱいあるが、その中に桂が3枚もある
これをうまく使えるのか、自分なら到底無理だが・・・ と思っていると、
山崎は持ち駒を使わずに、まずは「端玉には端歩」の歩突きの攻めを見せた
これは自分にはまず指せないな~ 自分だと、持ち駒を打つ手しか考えられないわ

この端攻めがド急所だったようだ 木村の玉形を乱した後は、山崎は桂3枚を見事に使い、
最後は21手詰みの即詰みに切って落とした 158手で山崎の勝ち!
わあー、山崎、強い・・・ 桂3枚って、なかなか使えないよね
北浜「見事な詰みでしたね 大熱戦でした」

終盤が長く続き、局面がどうなっているのかの判断と、キッチリとした読みの両方が必要で、
理解するのが難解だった一局だった さすがにレベルが高いね 
自分はちょっと置いていかれ気味だった(^^;

感想戦が時間が押してしまい、なかったが、木村の敗因は、81手目に攻めていったところまで戻りそうだ
逆に山崎のカウンターを食らってしまった

山崎、やっぱり強いねえ 最後の21手詰みは、時間をあまり使ってなかったもんね
去年、大和証券杯で優勝したけど、タイトル戦にももっとどんどん出て欲しい棋士だ
これで決勝トーナメント進出決定、次は佐藤康光との個性派対決だ これも楽しみなカードだ
勝又清和六段vs西尾 明五段   NHK杯  1回戦
解説 阿久津主税

さあ、サッカーのW杯で盛り上がっている中でのNHK杯
1回戦屈指の好カード・・・というのはウソで、正直、あんまり視聴意欲を誘われないメンツ
W杯の1次リーグで言えば、スロバキアvsニュージーランドくらいの感じ(^^;

さて、まずは見所は矢内の髪型だ
また髪型が変わってる、髪を後ろに回してまとめてるね
わかりにくく例えると、メスのカブトムシの頭型のヘルメットを後ろ向きにかぶっている感じだ
(わかりにくくてすいません)
ついでに、勝又はスポーツ刈り、西尾は茶髪、阿久津はふつうに黒だ

勝又は、予選でクマー、田中悠一、岡崎に勝ち出場
西尾は、予選で飯野、先崎、千葉に勝ち出場

事前のインタビュー
勝又「相手の西尾は居飛車党で、相居飛車の戦型全般をキチンと研究している
 どんな将棋になるかわからない、足を捻挫していて正座ができないが、内容でいい将棋を見せたい」

西尾「相手の勝又は『教授』と呼ばれているだけあって、色んな戦型に精通しているという印象
 僕は居飛車党なんですが、最近は振り飛車も始めたので試してみたい
 NHK杯はまだ勝ったことがないので、1回勝ちたい」

解説の阿久津「勝又は実はイメージと違って、力戦タイプ 学者的に見えるがアツい
 西尾は理想が高く、一手の緩みもなく勝ちたいという将棋」

先手勝又で、相居飛車かと思いきや、なんと4手目に西尾が△3五歩と伸ばしてきたではないか!
おお、これは後手番の早石田、これは無理と言われている順では?
何か西尾に新研究が!? よし、勝又、「教授」と言われているからには、
これをもちろん、とがめに行ってくれるんだろうな、と思いきや、
勝又は穏やかにする順を指したではないか ズコッ 

え~、勝又、序盤に精通しているなら、積極的にとがめに行って欲しかった・・・
と思っていると、西尾が△3六歩、ともう仕掛けてきたではないか!
ここ、番組が解説になかなか移ってくれず、盤上だけを流している
もう勝負どころをすぎちゃうよ~、
ここまでで実は解説する順がいっぱいあるのに~

番組開始から24分たって、ようやく解説開始
うーん、現代将棋は序盤が発達しているんで、もっと早くから解説を開始してくれないとね・・・ 
銀河戦は、4手目くらいからもう解説が始まるからいいんだけど、NHK杯はここは問題だね

結局、勝又だけが馬を作り、西尾は盤上にナマ角が残る、という結果に収まった 
阿久津「西尾のほうががあせる局面」
んー、結局、西尾はどういう作戦で何をやりたかったのか、わからないことになってしまった
ナマ角がやはり盤の中央で敵の目標になっているのはつらい・・・

西尾が困ったかと思いきや、△6四歩とじっと突いた
これは角の引き場所を作り、局面を複雑にするという効果もある一石二鳥の手だ
この手は見ていて感心した 勝又が気合で▲同馬として一気に終盤に突入

この後、終盤が続いたが、どうにももう西尾が勝てない将棋だったようだ
後手玉は居玉だったのが響いたね

勝又がハッキリとした勝つ順を逃し、最後のほうはわからなくなりかけたが、なんとか押し切った
123手で勝又の勝ち
勝又が▲9五金、としたところでは、先手玉はトン死しちゃったんじゃないか、とびっくりしていたら、
そうじゃなかったんだね 阿久津も勘違いしていたね

あ~、この将棋、なんだかプロらしくない、アマチュアが指しているような印象だった
序盤、西尾が4手目に挑発してきたのに、勝又は研究家らしからぬ安全策、
そして西尾の無理攻め、勝又は明快な勝ちを逃す、という内容だった
阿久津の解説もキレがなかったね 

勝又が捻挫していただけに、この内容は残念ざ
と、もうどうしようもなく、これで終わります
あー、負けたけど、よくやった、よくやったよ
世界屈指の強豪のオランダ相手に、いいゲームだったと思う

私と母と友人Nの3人で見ていたけど、
試合が終了したとき、3人とも拍手していた

前半、開始直後はやや攻められたが、もしかしたらやれるかも、という雰囲気を感じさせていた
日本はみんながちゃんと動いているようで、そんなにハラハラもしなかった
日本にもチャンスらしいチャンスはほぼなかったけどね
特に決定的に危険なシーンもなく前半が0-0で終了、思惑どおりの展開だ
やったね 前半は、選手全員が、やるべきことをやっていたと思う

後半、立ち上がりからオランダが本気で攻めてきた感じ
数回ピンチを迎えたあとの8分、オランダが日本のゴール前での折衝でのこぼれた球を、
思いっきり弾丸のミドルシュートを打ってきた!!
キャプテン翼でいうところのタイガーショット並みの威力だ
これにはキーパーの川島は触るのが精一杯で、ドゴーン!とゴールを決められてしまった

ああー 入れられたかぁ まあ仕方ないね 
このシュートには組織で防ぐとか、そういうのは無理だよね・・・
その後、日本は落ち込まず、よく攻めた 決定的なチャンスは作れないけど、みんながんばって
いい動きをしていると思えた 同点にしに積極的に行っているのがよくわかった

一度だけ決定的にピンチなシーンがあり、オランダに攻められ、
キーパーの川島と1対1になって、思わず「あー!」と叫んだが、
川島が前に出て、ファインセーブして、難を逃れた よく止めた!

日本の決定的なチャンスは、この試合一度だけだった
後半の45分、うまいセンタリングからの、やや高い位置の球を岡崎が左足でシュート!
しかし、ボールは無情にもバーの上 あああ、これは惜しかった!

ロスタイム、長友が相手のペナルティエリアでこけて、審判が腕を平行に伸ばした!
なんとここでPK!!「おおおお、やったあああ!!」と
Nと大騒ぎしていたのだが、これはPKでなくゴールキック!
おーい、審判、紛らわしい仕草をしないでくれ(^^;
スロー再生で見ると、長友が一人で勝手にこけていた 全然ファールじゃない(笑)

結果、0-1での負け! でもよく戦ったよ 
うんうん、相手はFIFAランキング4位のオランダ、20試合負け無しのチームだったんだもんね
日本は45位、善戦したね 勝ち点は取れなかったけど、最小失点だから、
グループで2位争いの得失点差になったときに、有利だもんね

ホント、自分はW杯が始まる前の国際試合3試合を見ていて、
韓国戦0-2、イングランド戦1-2、コートジボワール戦0-2、
全部負けだったんで、どうなることかと思っていた
2連敗で早々に予選敗退かと思っていたんだけど、
1次リーグの3試合目までしっかり楽しめるんで、うれしいね

リーグ最終戦はデンマークが相手、全てはこの一戦にかかることになった
デンマークvsカメルーンが深夜の3時半からあるということだけど、
この試合を予習としてがんばって見ようと思う
カメルーンが勝てば日本に有利になる がんばれ、カメルーン!

追記:デンマークvsカメルーン戦を見て、わかったこと 自分は眠さにめっぽう弱い 以上
第18期 銀河戦
本戦Cブロック 10回戦
杉本昌隆七段 vs 行方尚史八段
対局日: 2010年5月25日
解説:阿部 隆八段
聞き手:山田久美女流三段
記録:渡辺弥生女流2級

21年度の成績は、杉本12勝19敗 行方21勝16敗 2人の対戦成績は行方の7-2

解説の阿部「杉本といえば振り飛車だが、最近は先手番になると居飛車の採用率が高い
 棋風の変革を目指している最中 昔から居飛車を指して見たいという気があったようだ
 自陣に金銀を平気で投入するので長手数の将棋が多く、160手くらいいくことが多い
 行方はオーソドックスな居飛車党で本格派 中、終盤重視型 粘り強い
 お互いに長考派」

先手杉本で、角交換から、杉本の力戦振り飛車に行方が居飛車で対抗する将棋なった
序盤早々、もう油断ならない局面とはいえ、お互いにじっくり時間を使って考えてる
阿部「見てる方は、今は退屈かもしれませんね(笑)」

行方はふんだんに時間を使い、左美濃を完成させるまでにもう5回も考慮時間を使った
ホントに長考派だ(^^; 

角交換したが、また互いに自陣に角を打ち合う展開
聞き手の山田久美「これなら角交換しなければ良かったのにって思いました(笑)」

杉本がシンプルな攻めに出る 8筋からの棒銀、振り飛車側からの棒銀だ
阿部「どちらの読みが上回っているのか」
行方はどう受けるのか・・・って、おいおい、変化の余地がなく、
行方、飛車の頭に成銀をモロに突っ込まれちゃったぞ こんなんでいいのか?

しかも、行方、もう考慮時間を全部使い切り、30秒将棋だ
阿部「形勢は杉本がいいが、行方はちょっと悪いくらいのほうが力を発揮する」
あの~、行方、序盤にさんざん時間を使って考えていたのは何だったんだろうか(^^;

杉本、成銀は遊んだものの、桂香が取れて丸得、竜もできた
が、ここで杉本にこの一局を左右する致命的な疑問手が出てしまう
▲2六桂と打ったのだが、すかさず行方に△2四歩と催促され、杉本は急に忙しくなってしまった
桂がかえって負担になった・・・
阿部「桂打ちはたぶん悪い手 行方としてはありがたいと思ったはず」
この桂打ちは、打った瞬間、自分も「えっ? もう桂を使うの?」と思った

この一手を境に、形勢は混沌とした むしろ、行方のほうが指し手がわかりやすい感じ
あとは、お互いの腕力勝負になった 双方30秒で、どうなるかわからないが、行方が押している
阿部「杉本が困った」と言っていたが、杉本、渾身の攻防の角打ち!
が、行方、駒損になるのを放置して、急所に桂打ちの切り返し!
自陣の桂が跳べるところに桂を打つという、なかなか見ない筋だ ここは魅せたね~

複雑な終盤で、歩以外の駒が同時に4つもタダ取りの当たりになっている、
という局面が出現、これはめずらしいね

杉本の玉が薄すぎ、得意の自陣に金銀を打つ粘りが効かなかった
行方は優勢になってからは、いきなり受け重視になり、辛い手を選択、
阿部「勝ちになると手堅いからなあ~(笑)」
結果、116手で行方が逆転勝ちした

阿部「2人らしい将棋だった、行方の終盤の悪力(あくりき)が出ましたね」
あ~、でも、中盤以降、30秒将棋がずっと続いたこともあっただろうが、
2人ともやや指し手が雑な感があった

行方は序盤で時間を使いまくったのに不利になり、杉本はうかつな桂打ちから逆転された
その後の攻防も、レベルは高いけど最善の応酬とは思えなかった
・・・もちろん、阿部の解説があって初めて、自分はわかることなんだけどね(^^;

どちらにしろ、今回の内容では、2人とも、超一流を相手に勝つのは難しい、と思わざるを得なかった
もう銀河戦もトッププロが出てきている、見ているほうとしても最高のレベルを期待してしまうね
今大会、最高のプレーヤーとの評判が高い、メッシがいるアルゼンチン
1戦目が終わった後の、マラドーナ監督のインタビューも面白かった

そして、おそらくアジア代表の中で最強の韓国
この1戦は楽しみなカードと思ったので、見てみることにした

(マラドーナ監督、ナイジェリア戦の後のインタビューに、リンゴを食べながら答えて)
マラドーナ「我々は面白いサッカーをした、そのことが重要だ
 才能あるメッシからボールを取り上げてしまうのは、
 お腹の空いている私からリンゴを取り上げてしまうようなものだ」

(韓国戦は、どういう戦いになるか質問されて)
マラドーナ「我々が勝つよ だって、韓国にはメッシがいないからね」

日本は、先日の親善試合で、韓国に0-2でいいところなく負けている
そのときは韓国は強いと感じたので、アルゼンチンが相手でも、
かなりやれるんじゃないかと思っていたんだけど・・・

前半、開始から韓国は攻められっぱなし 
しかし、これは前半を0-0で乗り切りたいという韓国の作戦だったのだろう
よく守っていたが、メッシのフリーキックが韓国のオウンゴールを誘い、開始15分で1点取られた
まあ、これは仕方ない しかし、その後も攻められ続け、セットプレーからまた1点取られた
なんか、もう全然レベルが違う・・・
圧倒的にボールを支配するアルゼンチン、韓国、なすすべなし
ろくにチャンスも作れない有様

前半は2-0で終わりか、と思われた終了直前、
韓国のゴールキーパーのロングキックに、アルゼンチンのディフェンダーがボールをトラップミス、
そこにすかさず走りこんだ韓国のFWがボールを奪い、
キーパーと1対1になり、ラッキーなゴールを奪った!
おお、やったぁ!! 自分は思わず拍手していた 知らず知らずに韓国を応援していたんだな~(^^;
このシュートが前半の韓国の唯一と言っていい決定機だったので、これを取ったのは大きい!

これで流れが変わる、後半もまだわからないぞ、と思った
前半はアルゼンチンの2-1で終了 

さあ、後半が楽しみだ
後半、韓国は選手を全体に前に上げてきた
というか、前半がものすごく下がっていたので、これで普通なんだけどね

が、これでアルゼンチンにもチャンスを与え、本領を発揮されることになった
メッシがボールを取ると、韓国のDFが3人くらいメッシについていかないと、ボールを奪えない
自由奔放に駆け回るメッシ 他の攻撃陣も動きがいい ドリブルで抜き去りガンガン前に行ったり、
うまいパスをどんどん出し、フィールドを支配していく
なんと言うか、非常に創造的なサッカーだ 見ていて楽しい

相手のDFをかわし、ドリブルでゴールに迫るメッシ、
チャンスで1発目のシュートはキーパーにふせがれたものの、
そのこぼれ球を、角度のないところから、もう1発シュート!
これがゴールポストに当たり、ゴール前に詰めていたイグアインの目の前にボールが来た
イグアイン、楽々決めて、ごっつあんゴール! これで3-1

そして、圧巻が次の4点目だった
アルゼンチンの攻撃陣4人ほどが、ワンタッチの見事な流れるようなボール回しでつなげた
最後はフワリとしたパスでゴール前に上げ、イグアインの鮮やかなヘッド、4点目!
イグアイン、これでハットトリック!
この4点目、韓国のDFはただ居ただけ、まったくなすすべなし・・・!

韓国の決定的なチャンスは、後半は1度だけだった
結果、4-1でアルゼンチンの完勝

もうね、これが世界のトップのサッカーか、と感動しました
アジアとのレベルの差、誰が見ても、歴然でしょう

メッシを中心とするアルゼンチンの創造的な攻撃、見ていて常にワクワク、
驚きのプレーからシュートが決まると、気分が爽快でした
サッカーって、こんな面白いスポーツだったのか!と初めて感じました

試合終了後にアナウンサーが、解説者に「韓国はどこを修正したらいいでしょうか?」
とたずねていたけど、そういう次元じゃないでしょう、これは・・・
これだけ完敗だと、もう修正点も何も見えないでしょう(^^;

試合中、一度、マラドーナのところにボールが来て、
マラドーナがヒザの位置まで足を上げ、ヒールキックで、
ボールを軽々とさばいて選手に渡していたのには、観衆から大きな拍手が起きていました
このシーンも楽しかったです

自分は普段はサッカーは見ませんが、サッカーってこんな面白い創造的なスポーツだったのか、
と、本当に感動しましたね
今大会、アルゼンチンに注目して観戦したいと思います

日本がアルゼンチンと同じ組でなくて、本当に良かったです・・・(^^;
<第104話>
(会場に向かって歩く西風の一同)

鳥山香「お腹痛い 気分悪い お腹痛い 気分悪い お腹痛い(以下エンドレス)」
角野「お前 ちゃんと 食ってんのかよ?」
鳥山香「食べられないもん アメあるから いい」
角野「しょーがねーなー」
(チョコレートを差し出した角野)
角野「食っとけ お前はよくても 脳ミソは糖分 欲しがるから」
(赤面して受け取った鳥山香)
鳥山香「ありがと・・・」

(内村と馬島、聞こえよがしに)
内村「奥様 お聞きになりましたぁ?」
馬島「全国大会まで来て イチャついてるのに お腹痛いもんですかねぇ~」
角野「おい!! そこ!!」

キイッ(会場の扉を開いたとたん、そこは人だかりだった)
ザワアアア
飛鳥田「ウァ・・・ これ全員 選手?」
角野「すげ」
馬島「女子も 結構いるじゃん」

会場、人で熱気にあふれてます

(ビビる女子3人)
内村“ひぃ・・・”

番「あ 武藤先生 西風のみなさん お久しぶりです」
飛鳥田「あ 番さん」
内村「おー 高校将棋の 女王!!」
ウニャー(番の腕に抱きつく内村)
番「え? 参加者が多くて ビビった? 日本中でこの何十倍も 将棋指してるのよ?」 
飛鳥田“内村さんいつの間に そんなに番さんになついた?”

三条良乃「あ」
三条良美「む!! 番!!」
良乃「“番さん”やろ!?」
ズムッ(呼び捨てにした良美の脳天に、チョップを食らわせた良乃)
番「あ 三条さん お久しぶり」

良乃「妹なの 1年生」
番「へぇ~ かわいいですね」
(良美、頭を押さえながら)
良美「なんやのん あんたら やっぱり番のスパイやん!」
鳥山香「ちゃいますねん」

良乃「いい将棋 指そうね」
番「ハイ がんばります」

(去っていった三条姉妹)
飛鳥田「今の誰?」
内村「京都の三条さん おととしの選手権者 おととしの覇者と昨年の覇者・・・
 なんかもォ 次元ちゅうか 世界が違いすぎて・・・ ハア・・・」
飛鳥田「と・・・ とにかく指定の席に 行こうよ」

『女子団体戦は 1日目に予選リーグ3戦(2勝で本戦トーナメントへ)
 本戦トーナメントのベスト8まで決める 2日目に優勝まで決める』

(大将の成田の振り駒で、副将、三将の先手後手が決まった)
役員の人「時計の準備は できていますか? 20分の30秒です
 入玉の規定は27点法で・・・ 感想戦を行う前に 双方の大将は そろって勝敗の報告に来てください
 助言などの反則行為は・・・ それでは始めてください」

みんな「お願いしまーす」 「お願いします!」 「しまーす」 「っす!!」
バシィ バン バキィ ダッ ビーッ ダン ビーッ バシッ

『西風女子チーム 初の公式戦開始である!!』 

ついに試合開始です!

<第105話>
『西風女子チーム 初の公式戦は なんと全国大会の1回戦なのだった』 

相手の三将「あの・・・ あの・・・ 三将の人」
内村「は? は?」
相手の三将「私 先手番なんですが 時計押してください・・・」
内村「あ・・・ す すいません」
カシャッ(あわてて時計を押した内村 横目で見ていた鳥山香)
鳥山香“・・・ だ・・・ だめだ・・・ 内っちん 完全に浮き足だってる・・・
 3人対3人だから 1人負けると後がないし・・・ 1回負けると 予選突破がグッと難しくなる
 となると 私が負けでもしたら・・・ また成田さんに勝ち誇られる!!”

(胸を張り、脇を締め、拳を握った鳥山香 後ろで見守る、飛鳥田と角野)
鳥山香“絶対 勝つぞ!! 大丈夫 武藤先生と先輩たちが ついてる!!”

先手:鳥山香
後手:相手の副将

▲7六歩
*ピシィッ
△3四歩
*カチッ
▲2六歩 △8四歩 ▲6八銀
*カシィッ
*飛鳥田・角野「!!」
△8八角成
*(相手、間髪入れずに0秒で)
*ドン!!
*(目が目玉焼きくらい大きくなった鳥山香)
*鳥山香「!!」
まで6手で後手の勝ち

鳥山香“か・・・ 角素抜かれ・・・”
(完全に白目になった飛鳥田・角野・鳥山香)
鳥山香「ま・・・負けました・・・」

以上6手まで 後手の勝ち──

(いったい何事かと、驚愕する隣りの内村と成田)
涙目になった内村“か・・・ か・・・ 開始1分で 負けるなぁ!!
 ひぃいい もう私が負けられないじゃないのよォ~ あうあうあううぅ!!”

鳥山香“お・・・ 終わった・・・ たった6手で・・・”

鳥山さん、口からエクトプラズムを吐いてます

『鳥山の敗戦で 一挙にピンチに陥った西風だったが 
 約10分後 大将の成田 三将の内村が 相次いで勝ち!! 公式戦初の勝利となった!!』

(冷や汗をかいている、西風の面々)
飛鳥田「1分で星1つ落として 10分でチーム勝利」
角野「大会の最短記録じゃねぇの?」

(が、見ると、すでに結果報告している参加者の列ができていた)
角野「女子の対局 速っえぇー(^^;」

ずーん(顔を上げることさえできず、落ち込む鳥山香)
内村「大丈夫だよ 鳥ちゃん 私と成ちゃんで なんとかするから ね? ね?」
成田「そうそう ムリせず 自分のできる仕事 してくれればいいって」
飛鳥田“みょ・・・ 妙な具合に チームワークが 良くなってる気がする・・・”

鳥山香「・・・・・・」
(イスにへたりこんで、頭をヒザにくっつけたまま、ピクリとも動けない)

鳥山さんといえば、物語の初期の頃は、沈着冷静で聡明なキャラクターだったのですが、
この変わりようはいったい・・・(笑) とにかくチームが勝って良かったですね(^^;  (つづく)
<第103話>
『それぞれの前夜 男子編 民宿にて』
(そのころ 西風将棋部 男子部員たちは──
 やっぱり将棋を 指していた やるコトないから)

(馬島と対局する角野 観戦する飛鳥田)
角野“こいつ変わった・・・ 指し手が慎重になった・・・”

角野「おい ウマ」
馬島「?」
角野「お前 どうして 部に戻ってくる気になった? 何があった?」
馬島「・・・・・・」
角野「AO入試対策の 部活捜し してたんじゃねぇの?」
飛鳥田「角野くん!」
角野「いいから 教えろよ ウマ」

馬島「・・・・・・」
角野「・・・」
飛鳥田「・・・」
馬島「オレは・・・ いい手を指せばいいと思った 最善手(テ)ってヤツな」
飛鳥田「最善手(シュ)」
馬島「だがな・・・ それだけじゃねぇんだ」

飛鳥田「誰かと対局したの?」
馬島「浅利ってヤツ」
飛鳥田「えー もしかして世界アマ王者の? それすごい!!」
馬島「たしかにすごかったよ まぁ見ろよ」
(駒を並べ始める馬島)
角野「これ・・・ その王者とウマの将棋?」
馬島「ああ・・・ こっちオレ」

飛鳥田「これ 馬島くんの勝ちじゃない!?」
馬島「そう 見えるな・・・」
飛鳥田「勝ったの? 世界王者に!?」
馬島「んで 王者が こういう手やって こうしてこうして・・・」
飛鳥田「・・・え?」
角野「なにコレ? 馬取らねぇの・・・?」
飛鳥田「──って あれ? こ・・・これは・・・ え? 詰み? 詰み? な なんでなんで?」
角野「ど・・・ どこから読んでたんだよコレ? どうやってこんな形を!!」

(王者の手に呆然とする飛鳥田と角野)
飛鳥田・角野「・・・・・・・」
馬島「な・・・?」

(馬島、盤上を指差しながら)
馬島「将棋って ココ 81マスの中 だけじゃねぇ・・・
 たぶんもっと深く たぶんもっと広い もっと高く もっと遠く もっと もっと」

ドドドド ドッ
大海原の上に、3人がポツンと浮いている絵が大ゴマで描かれています
海鳴りが3人には聞こえてます 

(呆然としたままの飛鳥田)
飛鳥田「──よ・・・ ようするに 将棋は奥深い・・・と?」
馬島「将棋の本質に触れる不安から 目をそらすために 安易な言葉にまとめないでくれるか?」
(主役の座を馬島に奪われ、コケる飛鳥田)

馬島「鷹洋がいっくら強いっつっても そんな奥深さや広さまでは いってねぇだろ?
 つけいるスキはある」 
角野「・・・」

馬島君、目がマジです カッコよくなってます・・・

(やっと馬島が真面目になって、うれし涙を流す飛鳥田)
飛鳥田“うるうるうるうる”
馬島「そういう目で 人を見るなって(^^;」

馬島「オレはAO入試に 有利な材料が 欲しいだけだっつうの!!」
角野「ハハッ まあそれでいいや」
飛鳥田“うるうる”

角野「明日は 女子を応援しつつ 全国がどのくらい 深くて広いか 見てやるか」
馬島「そういや 鳥山と いい感じなんだって?」
角野「な・・・! ん・・・ んなこと ない!! ない!!」

角野君、ムキになって否定しなくてもいいんじゃないですかね 純情ですね(笑)

『──と大会前夜の 夜はふけて 高校将棋選手権 全国大会 1日目開幕!!』 (つづく)
いや~、勝った勝った! 「勝つにはこれしかない」という展開での勝利だったと思う

前半、日本は動きがよく、長友たちがエトー以下の攻撃陣をよく抑えていた
というか、カメルーン、かなり動きが悪かった
カメルーンは中盤の核になる中心選手が出ていなかったとのこと

前半、ものすごく静かな立ち上がりだったが、
39分、松井の絶妙のセンタリングに、本田の冷静なシュート! これで1点!
日本、前半は2本くらいしかシュートを打ってなかったのでは(^^;

後半、ようやくエンジンがかかってきたカメルーン、でも日本もよく抑えた
日本の攻撃はほとんどなく、後半のシュートも2本くらいか(^^;

後半の25分すぎくらいから、地獄の時間帯に突入
攻撃されまくり、カメルーンのミドルシュートが日本のゴールポストの角に直撃!
ぎえーやばかった ロスタイムでも、川島の好セーブでギリギリしのぐ、というシーンがあった 

最後まで運動量の落ちない本田、よかったね
ただ・・・この戦いぶりではW杯4強はどう見ても無理、というのが正直な感想
もう一次リーグ突破が大目標で充分だよね

次のオランダ戦、まぐれで引き分けてくれれば・・・ 
まあ、オランダに負けても、デンマークとの一戦に勝てばいいね
楽しく見させてもらいました
伊藤真吾四段vs阿部 隆八段   NHK杯 1回戦
解説 中田宏樹

おお、矢内、髪型が新しくなってる! 後ろでまとめてダンゴにしている
かわいいね いいね いいね~

勝ったほうは2回戦で羽生と対戦できる、という一戦
伊藤真吾、前髪を逆立てている お笑いタレントの、ぐっさん(山口智充)に似ていると思うがどうか

伊藤真吾は、予選で勝浦、石川、佐藤天彦に勝っての初出場
阿部は、前期までB1だったので、予選免除

事前のインタビュー
伊藤真吾「先手なら居飛車、後手ならゴキゲン中飛車でいきたい
 1回戦にすべてを賭けて、2回戦以降のことは考えず指したい」

阿部「伊藤真吾は振り飛車党、私は居飛車でいく、先後に関係なく対抗形になるだろう
 若手の活躍が目立つNHK杯だが、ベテランががんばって面白くなると思うので、がんばりたい」

解説のデビル「阿部の筋のいい将棋に対して、伊藤真吾の力将棋という構図」

先手伊藤真吾で、何の迷いもなくゴキゲンにした おーい、インタビューの言葉は何だったんだ(^^;
5筋位取りのゴキゲンだ 対して阿部は居飛車

このタイプの将棋は、居飛車の右銀での速攻か、相穴熊というのが最近の流行だが・・・
今回は居飛車が後手だから速攻は考えにくいか と思っていたらば、やっぱり、なってしまいました、
相穴熊に!! うわ、10分でNHK杯が終わった チーン

結果だけ見たら、伊藤真吾が勝っていた 感想も何もないです 矢内がかわいかった、それだけ

相穴熊・・・ 自分にとっての鬼門だ 
そういえば、コンピュータと清水女流の対戦日が、10月11日に決まった
それくらいの舞台、勝ち負け自体に大きな意味のある将棋なら、相穴熊でも見るんだけどね・・・ 

さて、サッカーWカップのカメルーン戦が今日だ そっちを楽しみに見ようっと!
第18期 銀河戦
本戦Bブロック 10回戦
井上慶太八段 vs 橋本崇載七段
対局日: 2010年4月22日
解説:山崎隆之七段
聞き手:久津知子女流初段
記録:渡辺弥生女流2級

21年度の成績は、ハッシー19勝22敗 井上14勝18敗 2人の対戦成績は2-2

解説の山崎「ハッシーは、基本は居飛車党だが何でも指す 意欲的な作戦が多い
 井上は、今ではめずらしい居飛車だけの本格派」

ハッシーは、頭で栽培しているパイナップルが相当に育っていて、もう何個か収穫できそうだ
聞き手の久津「ハッシーは奇抜な髪型が多いですね」
山崎「僕と違って髪の毛がたくさんあって、うらやましいです(笑)」

先手ハッシーで、相矢倉の出だし そこから井上が△5三銀右と変化した
竜王戦で、渡辺が羽生に対して指した形だ

5筋の歩の交換の後、ハッシーはノータイムで▲5六金! 力強く上がった
さらにそこから、ハッシーは驚くべき構想に出る ▲6五金~▲7四金~▲8三金と行ったではないか
おいおい、どこまで行くねん(^^;
山崎「これは、次に▲8二金として、後手の桂香を拾いに行く狙いですね」
うわ、そんな手があるのか(笑)

井上も飛車を△4四飛というめったに見ないところに回し、もう互いに引けない力将棋になった
ハッシーが金で桂香を拾う前に、井上は何か手をつくらねばならない

山崎「ここですね! 何か井上のほうに妙手がないと」
・・・と言っていて、期待したのだが、妙手は出なかった あー、残念 
井上は歩切れ、もう今さら玉を囲っている将棋じゃない
仕方なく銀を捨てて、むりやり飛車交換に持ち込んだが、この後はどうにも足りなかったようだ

勝ちの権利を手にしてからのハッシー、落ち着いた的確な指しまわしを見せた
これはもう逆転はしない、という雰囲気が盤上にありありだった
優勢になってからのハッシーは、さすがに強いね
結果、105手でハッシーの勝ち
山崎「激しい将棋だったが、最後はきわどくハッシーがギリギリ勝ちを読みきった」
・・・そうかな~、ずいぶん前の局面からハッシーは勝ちと思って指し続けていたと思ったけどね

感想戦では、36手目が問題視されていて、その手がもう井上の敗着ということだった
ハッシー「常識的には36手目からはこちらが指しやすい」
井上「もう~そうですよね あとは無理攻めですよね~」

・・・やはりそうだったか(^^; あ~、盛り上がりに欠けて残念な一局だった
次では、もっとハッシーの頭のように盛り上がった一局を期待したい
<第102話>
『それぞれの前夜 女子編 ホテルにて』

(お腹を押さえて、部屋の隅に座り込む鳥山香)
鳥山香“うう・・・ お腹痛い~ なんで前泊しなきゃいけないのよ
 西湘から前橋なら 当日朝で間に合うじゃん”
(A:大会前日にエントリー手続きがあるから)

鳥山香“なんでどこかの代表と 相部屋なの~”
(A:宿泊費用を減らすため)

(ウォークマンで音楽を聴く成田、携帯ゲームをする内村)
鳥山香“なんでウチの2人は いつもどおりマイペースなの~”
(A:マイペースだから)

相部屋の人「あの」
鳥山香“びくっ” 「ハイッ!」
相部屋の人「暇やし 将棋指しません?」
鳥山香「あ・・・ ハイ・・・」

相部屋の人「ウチ 三条良美(よしみ) こっち 姉ちゃんの良乃(よしの)
 私が1年 姉ちゃん3年」
三条良乃「2人して 京都個人の代表ですわ」

やはり関西系のキャラが出てきましたか・・・ コテコテの大阪人じゃなくて良かったです(^^;
姉妹ということもあって、顔が似ていますね 
古いですが、NHKの朝の連続ドラマ「ふたりっ子」の子役で出ていた、
三倉茉奈、三倉佳奈(マナカナ)に似ている感じです

鳥山香“ウ・・・なんともかわいい・・・ 個人なのに2人?”
(A:女子個人は3名まで県代表になれる)

鳥山香「ウチら 神奈川の団体 3人とも1年で 鳥山、内村、成田」
良美「えー 全員1年で 県代表? すっごいやん」
鳥山香「あはは 県で1校しか 出てなかったから(^^;」

良美「けっこうあるねんで 県で1校いうの 女子では」
鳥山香「えー そうなんだあ」

けっこうどころか、かなりありそうです 人口の多い神奈川県ですら、
女子団体は「ここ数年参加なし」の状態でしたからね

(折りたたみの将棋盤で指す2人)
鳥山香「・・・・・・・」
ペシッ パシッ
鳥山香“この人 メチャクチャ強い!! なにコレ? この強さ・・・ まるで・・・”

鳥山香「負けました」
良美「ありがとうございます」

鳥山香「強いですねー まるで・・ 番さんみた・・・」
(とたんに態度が豹変した良美)
良美「番やてぇ!? なんで番!? あー神奈川県代表!! あんたら番のスパイやな!?」
鳥山香「え? あ・・・いや・・・」
良美「ウチらの様子を 番に報(しら)せるために 将棋指させたなぁ!? そやろ!?」
鳥山香「いや だから あの」

ガシッ(良美の脳天に、チョップを食らわせた姉の良乃)
良乃「みぃから誘っといて 何言うとんの」
(頭を押さえた良美)
良美「しやけど しのちゃん!!」
良乃「堪忍ね この子 すぐムキになる子やから」
鳥山香「ハァ・・・」

良乃「番さんのこと 知ったはるの?」
鳥山香「はぁ・・・ 仲良ぅさせてもろてます」
(京都弁が伝染った)

鳥山香「えと・・・ 良乃さんは 番さんとは?」
良美「番はね!! しのちゃんの 高校選手権3連覇を 邪魔したの!! 去年決勝で!」
良乃「私 おととし1年で優勝してるの 去年は番さんの優勝
 去年の番さんは1年やのに えろぉ強くて えろぉ大人びてて」

今2年の番さん、1年のとき高校選手権者になってたんですね アマ女流名人に勝つほどですもんね

良美「同じ1年なら 今のウチのが強いで!! 今年は番なんか いてもうて 
 ウチらで決勝 姉妹対決や!! それで しのちゃんの優勝!!」
良乃「それ みぃが負けるちぅ 意味やで」
良美「ええもん しのちゃん 卒業したら ウチが2連覇するんやもん」
良乃「ごめんねぇ この子 ちょっとアホやし」
鳥山香「あはは(^^;」

関西系のキャラは、アホと相場が決まってますからね

鳥山香“でも1年生で この強さなら もしかしたら・・・”
良乃「私も指したいわ 鳥山さん お相手してくれはりません? 」
良美「あー ウチも もう少し」
鳥山香“ウヒ”
成田「じゃ 妹さんは 私が・・・」

パシッ ペシッ
鳥山香“強い・・・ 私の力じゃ 姉妹のどっちが強いのか 分からないけど・・・”
(苦戦し、追い込まれる成田)
鳥山香“成田さんも 敗勢だし・・・ これは番さん マジやばいかも・・・”

番さんのライバル、三条姉妹登場 番さん、2連覇なるのか? (つづく)
第18期 銀河戦
本戦Aブロック 10回戦
藤井 猛九段 vs 小林裕士六段
対局日: 2010年4月1日
解説:窪田義行六段
聞き手:山田久美女流三段
記録:野田澤彩乃女流1級

21年度の成績は、デカコバ25勝16敗 藤井16勝15敗 2人の対戦成績は藤井の2-0

解説の窪田「デカコバは力戦風の居飛車党 中盤以降、豪腕を発揮する
 藤井は最近は先手番のときに矢倉で独自の工夫を出す しかし、私にとっては振り飛車党の総帥
 今日は後手番なので角交換系の力戦振り飛車か」

小林裕士は、デカイのでデカコバと呼んでいる 
先手デカコバで居飛車、後手の藤井は四間飛車に構えた
窪田「△4二飛が輝いています」
聞き手の山田久美「窪田先生、うれしそうですね 後手番藤井システムを見たいという
 ファンのみなさんも多いでしょうね」
窪田「私はあくまで、ファンのみなさんの声を代弁してしゃべっているんです」

さて、デカコバは▲5七銀右~▲4六銀と、右銀での速攻に出た
これで戦型は▲右銀4六銀急戦vs△藤井システムになった

3筋から仕掛けた後、突如なぜか大長考に沈んだデカコバ 
な、なぜだ? ここは▲2六飛と浮く一手ではないのか?
長考の末、2筋の歩を先に突き捨てた が、その直後にもまた時間を使って考えるデカコバ
なんと、デカコバ、もう7回目の考慮時間を使った・・・
窪田「時間の使い方がおかしい 何か誤算があったのかも」

藤井も時間を使って考えたが、これは優勢になる順を意識してのことだろう
藤井は先手の手に乗ってさばき、あっというまにリードを奪ってしまった
しかも、このリード、かなり大きい デカコバは攻撃に出て行った肝心の右銀が、負担な駒になっている
局面も、▲船囲いvs△美濃なので、藤井にとっては慣れた戦型、この後の手がとても考えやすいだろう

普通、居飛車側が盤面の右側でリードして、形勢はどうかというところなのに、
この将棋、右側でむしろ振り飛車側がリードを奪った もう藤井の駒はさばけまくりだ
どう見ても藤井勝勢だ はっきり言って、自分はもう途中から見る気が萎えてしまった
窪田「デカコバが流れをつかめない 駒を使える展開になかなかならない」

窪田の解説は、符号だけどんどん言うのでついていけない
同じトーンでずーっとしゃべっている どうせもう終わってる将棋だろう ね、眠い・・・
で、30分ほど寝てしまった(^^;

起きたら、局面は終盤になっていた
デカコバの9筋から攻めの手が続き、なんだか様子おかしくなりそうな気配だ
今、棋譜を見たら、終盤になってから先手は▲9六歩~▲9五歩を間に合わせたのか、
これはなかなか見ないね(^^;
窪田が慌て気味に「逆転するかも」と解説していたが、どうしても足りなかったようだ
中盤でついた差が大きすぎたね

結果、なんとか振り切って、藤井の勝ち 
山田久美「終盤にドキドキさせられましたね」
「終盤のファンタジスタ」の藤井だもんね
まあ、しかし、そうは言ってもA級なんで、さすがにこの将棋は負けなかったね(^^;
窪田「藤井システムに対して、だいぶ前にこういった居飛車側の急戦策はよく見られた
 序、中盤は、藤井の往年の指しまわし、理想的なさばきだった」

好カードの対戦と思いきや、早くに差がついてしまった一局だった
途中で寝てしまったが、まあしょうがないね
<第101話>
『群馬県前橋市に 高校生が集う・・・
 北から南から 男子が女子が 1年生が2年生が3年生が・・・ 
 全国高校文化祭 将棋部門 高校将棋選手権 
 高校日本一を決める年1回の大会が ここで行われるのだ』

(結局同じバスで、前橋駅前に戻った西風の一同 周りの参加者たちをキョロキョロ見回す飛鳥田)
角野「なに 挙動不審 やってんだよ?」
飛鳥田「え!? いやあの・・・ 全国の強豪が集まってるのに・・・
 無視したら失礼かな? サインくらい もらったほうがいいかも・・・」
角野「お前の 気働き 変」

興奮する飛鳥田君、手が6本になって、阿修羅像みたいになってます

トントン(武藤先生が、飛鳥田の肩を叩いた 
 武藤先生の指差す方向には、周りの雰囲気に圧倒される女子3人がいた)
女子たち「・・・・・・」

他校の参加者たち「久しぶりやねー」 「きゃー また会えたぁー」
 「今年は危なくってさ」 「強いガッコきた?」 「地元受験?」 「大阪に出る」
 「あー 元気ぃ?」 「元気 元気!!」

内村「じょ・・・ 常連の子たちばっかり?」
成田「みたいね」
鳥山香「私らが知っているのは・・・ 私らだけ・・・?」

ポツンと孤立した西風の女子3人が描かれています 
いつも気丈な成田さんですら、緊張で動けなくなってますね

ドクンドクンドクン(女子たち、自分の心臓の音が聞こえている
 これが全国大会の雰囲気だ、といわんばかりの武藤先生)
飛鳥田・角野「・・・・・・!」

角野「ホ・・・ホレ 緊張ほぐしてやれ」
飛鳥田「なんでボクが・・・? どうやって?」
角野「お前が部長だから やり方は自分で考えろ」
飛鳥田“えと・・・ そう言われても・・・”
角野「いけ!!」

角野君、飛鳥田君に押し付けて、ずるいですね(^^;

(そのとき、青ざめた顔をしている内村に、他校の女子が声をかけてきた)
他校の女子「あの」
内村“びくっ”
他校の女子「バスの乗り場は あちらで えいが?」

この女の子、顔は菅野美穂に似ています
かなりのアップで描かれています ・・・ライバルキャラ決定ですね(笑)

内村「・・・え?」
その女の子の仲間A「こいとたちも 大きな荷物 持っちゅうから 土地の人がや ないよ」
菅野美穂に似た子「東京の人っぽいから 知っちゅうがや ないが?」
その女の子の仲間B「東京と群馬じゃてき 違う場所だってば」

内村「ちょ・・・ わからないんだけど・・・」

内村さん、相手の子たちが何をしゃべっているのか、理解不能なようです
これは坂本龍馬でおなじみの、土佐弁ですね 

(武藤先生が来て、教えてあげている)
成田「どうやら バス乗り場を 訊いていたらしい・・・」
鳥山香「若干1名 武藤先生のデカさに 心奪われてる」

菅野美穂に似た子「じぃちゃん いこ!!」
その女の子の仲間B「ああ はや お礼の一つも言わずに いっちゃいかんだって ありがとね」

鳥山香「じぃちゃん・・・ 顧問の先生・・・?」
成田「本物のじいちゃんみたいだが」
内村「にぎやかな子たちだなぁ」

飛鳥田「じゃ・・・じゃあ ボクらもとにかく宿に」
鳥山香「わ 部長 いたの?」

緊張をほぐす役をせずに済んだ飛鳥田君、ほっとしてます

馬島「宿に行くのはいいけどよ・・・ なんで男女別々の宿なんだ?」
角野「なんでオレら民宿で 女子はホテル?」
飛鳥田「だって 予算が・・・」

女子チームのライバルキャラが次々登場しそうな予感です (つづく)
<第100話>
『全国大会 出発の日 ボクたちは 学校近くの神社に 必勝祈願をしに行った』
パンパン(目を閉じて手を合わせる、武藤先生以下、6人の部員たち)

鳥山さん、体を前のめりに曲げて、マジで必死に拝んでます

飛鳥田「思えば・・・ 4カ月前 ここで武藤先生と 角野くんと会って
 もう2年100回のようだよ」
角野「なんだよ 100回って?」

作者の柳葉あきら先生自身が、端っこに出てきていて、
「ありがとうございます」のタスキをかけて、読者に向かって手を合わせています(笑)
柳葉先生、こちらこそ、面白い漫画をありがとうございます!

飛鳥田“大見得を切った目標は 果たせなかったなぁ・・・”
(角野、落ち込んだ顔をする飛鳥田の背中を、思い切りぶっ叩いた)
バン!!
飛鳥田「!」
角野「胸張れ 飛鳥田!!」
飛鳥田「えっ?」
角野「全国大会は 西風将棋部 初の快挙なんだぞ こういうときは胸張るんだ 女子とか関係ねぇ」

角野君、いいことを言いますね 背中をぶっ叩いたのも、
普段から猫背ぎみの飛鳥田君には、いい薬と思います

(角野、女子たちを指差しながら)
角野「女子ったって アイツらだし 男子とかわらん ぷぷっ(笑)」
飛鳥田「(^^;」

いいことを言ったと思ったとたん、角野君、また余計な発言を・・・

内村「ちょっとぉ」
鳥山香「聞こえてるよ」
(女子3人が目を合わせた 飛鳥田の地位を上げて、
 相対的に角野の地位を下げることに考えが一致した)

(女子3人が飛鳥田にすり寄って来て、全員上目づかいで)
内村「胸張って下さい部長 女子チーム作れるのは 部長しかいません」
成田「ほかの男にはムリ」
鳥山香「胸張って下さい 私らのためにも」
かーーっ(完全に舞い上がった飛鳥田)

女子3人にすり寄られるなんて、飛鳥田君の人生で、これが最初で最後かもしれませんね
飛鳥田君、良かったですね(笑)

飛鳥田「そ・・・ それじゃ い・・・行くじょおお」
(壊れたロボットのように歩き出した飛鳥田)
馬島「動きが 変だぞ」
角野「お前ら ほめ方に ムリありすぎ」
内村「あれ先輩 荷物 忘れてる」

『西湘市から 群馬県前橋市へは 電車を乗り継いで 3時間半ほどだ』
前橋市に到着した一同「ケツ いてぇ~」 「すげえ 高文祭の ノボリだらけだ」

第32回全国高等学校総合文化祭、略して「高文祭」なんですね

内村「あ 会場までの 無料シャトルバスだって!」
角野「おお!? 高文祭 太っ腹! よし 会場に下見に行こう!」
ドヤドヤ(バスに乗り込んだみんな)

(走り出したバス)
飛鳥田「・・・・・・将棋指すにしては 山のほうに行くよね?」
角野「・・・ん・・・」

(バスが終着駅に止まった)
飛鳥田「え・・・」

目の前には、巨大なドーム型のスタジアムがありました!

鳥山香「こ・・・ こんなリッパな会場で 将棋を・・・?」
角野「高文祭 ふ・・・太っ腹」

(不審に思った武藤先生が、バスの運転手に訊きに行った 遠くの別方向を指差す運転手)

角野「全然違うバスじゃん!!」
内村「いくつも会場があるなんて 知らなかったもん!!」
角野「同じバスで 帰るの オレらだけじゃん 間違えたって 丸分かり!!」
内村「タダだから いいでしょ!?」
飛鳥田「・・・」

会場を間違えて、将棋を指せずに終わってしまった、という事態だけは避けたいものですね(^^; (つづく)
<第99話>
『1学期 終業式』
(体育館にて 壇上に立つ、内村、成田、鳥山香の3人 鳥山香はお腹を押さえている)

司会の先生「以上3名が 『相州タイムス』にも紹介されました 神奈川県の代表であります」
(まばらに拍手が起こる)パチパチパチ
生徒たち“将棋で女の子?” “全国大会?” “なんのこっちゃ?”

女子3人を見つめる飛鳥田“1年女子で全国 ボクは2年男子で・・・
 壇上から ボクはどう見えるのかな・・・
 なんだかひどく モヤモヤして・・・ ひどく年をとってしまった気分だなぁ・・・”

(囲碁部顧問の、扇先生が声をかけてきた)
扇「あら飛鳥田くん 全国出場で 壇上に上がる予定はどうしたの?」

扇先生、いつものイヤミ攻撃です 

(両目を点にして、ボーッと扇先生を見つめる飛鳥田)
扇「な・・・ なに?」
飛鳥田「いゃあ 扇先生を見ていると 自分はまだまだ若いな・・・とスッキリしまして」
扇「ちょ・・・ちょっと どういうことよ!? ねぇ!?」
(無視して去っていく飛鳥田)
飛鳥田「♪~」

飛鳥田君、扇先生の扱いに慣れてます

足を止めてうつむく飛鳥田“(スッキリするというのは)もちろん嘘だ・・・”

飛鳥田君、女子と違い、全国大会に出られないのが、よほど悔しいようです
しかし、県大会の10日前までメンバーが足りなかったことを考えれば、
県大会に出場できただけでも良しとしなければいけないんじゃないでしょうかね
飛鳥田君、望みが高いです

『全国大会は 7月30日、31日  夏休みに入っても 部活はある』
鳥山香「おはようございます」
飛鳥田「おはよう ・・・・・・!!」
(振り返り、鳥山香を見たとたん、絶句した飛鳥田
 そこにはやせ細って、ゾンビさながらの顔つきになった鳥山香がいた)

飛鳥田「と・・・ 鳥山さん・・・?」
(鳥山香、フラフラで、力ない声で)
鳥山香「きょーも あちーすね」

飛鳥田「と・・・ 鳥山さん ちゃんと食べてる!?」
(鳥山香、フラフラで、力ない声で)
鳥山香「たべてますよ だいじょうぶです おなかいたい・・・」

角野「仕方ねぇって」
飛鳥田「角野くん」
角野「言っても アメしか食わねぇし 茶しか飲まねぇ
 全国終わるまで 放っとくしか ないって」
飛鳥田“角野くん いつのまに 鳥山さんのこと そんなに詳しく・・・”

鳥山さんと角野君の仲は、あれからいったいどうなってるんでしょうか? 何か進展が? 気になります

(教室に入ってきた鳥山香 弱々しい声で)
鳥山香「おはよーございます・・・」
(じっと見つめる成田)
鳥山香「な・・・ なに・・・?」
成田「そんなんで 全国 やれるのかなって 思って」
(かぁーっとなった鳥山香)
鳥山香「大丈夫!! 心配しなくても できます!!」
(内村が入ってきた)
内村「おっはよォ 今日もギスギスしてるね」

内村さんは、いつも元気そうですね(^^;

内村「先輩 やっぱ温泉は 伊香保にしましょう!!」
飛鳥田「それは また後で・・・」

飛鳥田“これでいいんだろうか? と言っても 全国大会知ってるのは 武藤先生だけで
 武藤先生は 『これでいいのだ!』 ・・・なんて言ってたけど・・・”

将棋盤を挟んで、熱心に取り組む部員たち
馬島君に指導を受けて、うれしそうにする藍沢さんの姿もあります

飛鳥田“馬島くんでさえ まじめにやってる・・・ 武藤先生を 信じるしかない
 今は・・・自分のモヤモヤに こだわってるときじゃないんだ・・・
 全国大会に出る女子3人のために 今できることを・・・!”

角野「ところで 前橋に行くのは 武藤先生以外は 選手3人と 2年男子3人だな?
 当然 同宿 同部屋だなーっ!!」
馬島「当然──!!」
内村「男は 野宿しとけー!」
鳥山香“恥ずかしいヤツ・・・”

ああー、角野君、カッコよくなっているのかと思いきや、
三枚目キャラのまんま、変わってませんでした 残念です(笑) (つづく)
西川和宏四段vs戸辺 誠六段   NHK杯  1回戦
解説 杉本昌隆

あ~、矢内、去年着ていた服をまた着てる(^^; 去年、自分はSをつけた服だ
青のストライプで、胸にでっかいネクタイがあってかわいいね

2人とも、NHK杯初出場、ともに23歳のフレッシュ対決だ
西川は、予選で平藤、村田顕弘(あきひろ)、畠山成幸(なるゆき)に勝って本戦出場
戸辺は、成績優秀で予選免除

解説の杉本「西川和宏の師匠は父の西川慶二、現役での親子棋士は棋界初
 戸辺は順位戦をB2に昇級、自らの将棋教室も持っていて、普及にも熱心」

事前のインタビュー
西川「戸辺の印象は、性格は温厚だが、将棋はすごい攻め将棋
 戸辺の攻めvs私の受けになるだろう まずは一回戦を勝ちたい」

戸辺「西川の印象は、振り飛車党で受けが強い
 NHK杯は子供の頃からずっと見ていた、出場できてうれしい 1つでも多く勝ちたい」

雑談で、矢内「女流の振り飛車党が、戸辺の将棋でよく勉強している」
杉本「戸辺は勝ちまくっててすごいですよね 対局すれば勝つ、という感じ」
矢内「戸辺はもう弟子もいる」
え~、そうなのか 23歳で、もう弟子がいるのか

矢内「西川は対局姿勢がピシッとしてますよね 
 以前、持ち時間5時間の公式戦で私は対局しましたが、一度も足を崩さなかった」
西川、確かに姿勢がいいわ どういう訓練をしたら、そんなに長時間正座していられるんだろう

さて、両者振り飛車党ということで、相振りになった 
先手西川で、▲向かい飛車+矢倉vs△三間飛車+穴熊だ
お互いにじっくり囲い合い、静かな立ち上がりだ

杉本「相振りは定跡はあってないようなもの、それでも以前と比べるとずいぶん解明された」
西川は▲8五飛、と高飛車にし、後手の攻めをけん制した
杉本「受けに力を発揮する西川らしい構想」

まだあんまり戦いが起こらないのだが、西川はどんどん考慮時間を使っていく
ホントに使いまくり、残りが西川0回vs戸辺8回まで差が開いた
杉本「ここで使い切りましたか まだ駒がほとんどぶつかってないですからね 先は長いですよ」

先手の矢倉がめちゃ堅く、戸辺は攻めるのをあきらめたようだ
自玉の穴熊を盛り上げる手を指す戸辺 
戸辺が△8四歩、と伸ばした手が、この後の西川の攻めを呼び込んだ手だった
西川、合わせの歩から、桂跳ねで攻めに出た これで、西川の攻めvs戸辺の受けの展開になった 
杉本「事前の話と逆で、西川が攻める展開になりましたね」

西川に攻められ、戸辺はどう受けるか、ここで受け間違えたら終わりだ、と思って見ていると、
戸辺は自陣にしっかりと桂を打ちつける、磐石の受け!
杉本「この局面の最善手と思います」
そうだよね、この一手だね 戸辺はちゃんと考慮時間を残しておいたのも大きいね

困った西川、香を捨てて、無理矢理一歩を取って攻めようとしたが、結果は丸々香損しただけ!
あら~、穴熊って案外、上部からの攻撃にも丈夫だったのか、としょうもないシャレを考えていた

さらに局面が進み、西川は香を取り返したものの、
こんどは飛車、角の両方が後手の歩で当たりになっている、という最悪の事態に!
うわあ、これ、もう先手は形も作れずに投了だ、終わったね、と思って見ていた
穴熊に対して、ヘタに攻めたのが西川の敗因か、今週はあんまり面白くなかったな、と
思っていたのだが・・・ 

なんと、西川、ヤケクソ気味の桂の成り捨てを指し、そこから飛車を取り返したではないか!?
そして、その取った飛車を敵陣に打ち込み、角も丸々取っちゃった!
杉本「西川が難しい場面をしのいで、勝負形に持ち込んだ」
う、うっそー あの局面から?
さらにさらに、取った角を打ち込み、銀もボロッと取れたではないか
逆に西川が大きく駒得に! な、なぜだ

戸辺、飛車を取らせたのはどうだったのか、この進行はどう考えてもおかしい・・・
杉本「これ、西川が良くなったかもしれません 指し切りそうだったんですけど、
 むしろ駒得している 自玉もしっかりしている」
え~、こんな逆転、ありか!? 後手は戸辺だよね その辺の碁会所の客じゃないよね
どうなってんの、戸辺??

杉本「完全に逆転しました」
矢内「一瞬でしたね」
これ、視聴者の中には、「もう大差で戸辺の勝ち、この将棋は終盤は見ても意味が無い」と、
TVを消した人もいたくらいじゃないの? 
駒をボロボロ取られた戸辺、後はあっというまに寄せられ投了 結果、西川の勝ち!

杉本「明らかに戸辺が良かったはずが、西川の見事な逆転劇だった」
感想戦で、戸辺「飛車を取られてからは全然ダメなんで、びっくりした」

あの、西川のヤケクソの桂の成り捨てに対しての、戸辺の対応が敗因、ということだった
成桂、角、飛車、後手は3枚取れたけど、正解は角を取る一手だったのか・・・

いやあ、強い戸辺をしてこんな大逆転負け! 将棋は怖いね~
あー、でも、トッププロを目指すなら、この将棋を逆転負けしたらダメだろう・・・
戸辺、この日はさすがに酒でも飲んだかもしれない 
いやいや、番組としては面白かった 将棋は逆転のゲーム、だね
西川の次の相手は久保二冠か 久保にはこんな負け方、してほしくないです(^^;
第18期 銀河戦
本戦Hブロック 9回戦
阿部 隆八段 vs 野月浩貴七段
対局日: 2010年4月8日
解説:丸山忠久九段
聞き手:藤田 綾女流初段
記録:井道千尋女流初段

21年度の成績は、野月23勝16敗 阿部15勝20敗 2人の対戦成績は1-1

解説の丸山「野月は筋のいい軽快な居飛車党
 阿部は野月とは対照的に、重厚な居飛車党」

野月は金髪に染めていて、顔が日焼けしている 阿部はいつもどおりやや丸っこい体型

先手野月で居飛車、後手阿部のゴキゲン中飛車になった
丸山「居飛車党でもゴキゲンを指す人は多いですね」
戦型は、▲居飛車4六銀型vs△ゴキゲン5筋位取りだ

後手の△4五歩が来たが、野月は▲同銀と取ってしまう作戦
丸山「△3三桂で銀が死んで、桂との交換になるが、
 銀と桂、歩の2枚換えなので、野月は互角と見るということだろう」

互いに美濃に囲って、丸山「お互いの主張が通った序盤」
丸山は口数も適度、解説が実にわかりやすいわ 雑談はほとんどないけど(^^;

中盤、阿部がうまい構想を見せる 銀を先手陣に打ち、じっと成りかえっておいた
成銀が遊ぶかもしれないので、怖いところだが、本局はこの成銀が働いた
丸山「阿部が満足な展開」

盤面を制圧され、苦しくなった野月、端攻めに活路を求めたが、阿部は的確に対応、
端はどっちがポイントを上げたのかよくわからない結果に終わった
阿部は美濃の6一の金を、なんと△5二金と上がり、
「もう中央から手は作らせません、この勝負、負けません」と言わんばかりだ 
丸山も△5二金を見て「これは手厚い手ですね」

このまま阿部の押し切り勝ちか、と思われたが、野月が勝負手を指す
阿部の9筋の叩きの王手に、野月は玉を下がる一手と思いきや、玉を上がった!  
自分は「まさか玉は上がらないだろう、怖すぎるもんな~」と思っていただけに、びっくりだ

両者、「この一手」というところはノータイム指し、気合と気合がぶつかっている
聞き手の藤田「着手が速いですね(^^;」

野月はなんとか寄りは免れたものの、金損するハメになった
阿部はどんどん早逃げして、入玉をほぼ確定させてしまった
丸山「これでもう後手玉は寄りはなくなりました」と、言っていたのだが・・・

野月が粘り、局面、相入玉模様になった 
手が長く続いたが、阿部は、野月の竜を詰ませることに成功、
あ、点数計算で大駒は5点だから、阿部が勝ちになったのだろうか、と思いきや、
なんと野月が突如、寄せに行った!? あ、あれ? 阿部玉、やばいの?
そうか、竜を詰ませる時に、金を2枚先手に渡したから、ピンチになってるのか!

で、阿部玉に必至がかかってしまった ガーン
ここまで、ずっと細かい攻防だったのに、最後の最後で大技がかかった一局だった
結果、169手で、野月の逆転勝ち

丸山「阿部が押していたが、野月の粘りが成功して逆転した、大熱戦だった」
あ~、阿部、最後は集中力が切れたのかもしれない
相入玉模様で、自ら寄せに行って、竜をうまく召し取ったと思いきや、
いきなり自玉が必至をかけられる、という結末だった

当然の一手のところではお互いノータイム指し、という将棋だったので、
24での将棋を観戦しているみたいな一局だった
負けた阿部にしてみたら、やっぱり常に28秒まで考えたほうが良かったか・・・
阿部は悔いが残る一局だったかもしれない
時間の使い方について、考えさせられた将棋だった
第18期 銀河戦
本戦Gブロック 9回戦
田中寅彦九段 vs 糸谷哲郎五段
対局日: 2010年4月2日
解説:近藤正和六段
聞き手:上田初美女流二段
記録:渡辺弥生女流2級

21年度の成績は、タナトラ13勝14敗 糸谷35勝16敗 2人の対戦成績はタナトラの1-0

解説の近藤「タナトラは『序盤のエジソン』の異名をもつ 
 序盤に関しては他の棋士が考えないような手を指す
 糸谷は力戦派、対振り飛車に右玉を採用することもある
 2人とも早指しが得意、タナトラは銀河戦が公式戦になる前に優勝したことがある、NHK杯でも優勝あり
 糸谷は前期NHK杯で準優勝」

さて、注目の糸谷の登場だ 今回はどんな将棋を見せるか
先手タナトラで、3手目▲5八金右に対し、糸谷は1秒で△3五歩!
おいおい、糸谷、いくらなんでも着手が速いぞ(^^;
局後、糸谷「3手目▲5八金右は予想してました」

聞き手の上田「糸谷の三間飛車はめずらしいですね」
近藤「タナトラも相手が糸谷だから、3手目▲5八金右だったんですね」

これで戦型は、▲居飛車+左美濃vs△三間石田流+美濃になった
さっそく、タナトラが陽動っぽい作戦に出た いきなり3筋に飛車を回り、3筋から逆襲の筋を見せた
そして、行くぞと見せて、いったん玉形の整備
近藤「本来居飛車党の糸谷は、迷うだろう」

このタナトラの作戦、ズバリ的中! 糸谷は△2四歩と動いたが、これはどう見ても変な手だ
近藤「△2四歩は成立しそうにないんですけど・・・」
局後、糸谷「ガマンが足りなかった」 

糸谷は△2四歩と仕掛けたのに、2筋の歩の交換の後、後手だけまた△2四歩と打つことになった
先手だけ一歩持っている こんなの、プロがやるかな?(^^;
局後、タナトラ「2筋の歩を、居飛車が持ち駒に持たせてもらえる将棋はまずないもんね」
これでタナトラ、優勢に! あら~、糸谷もうピンチ(笑)

自信ありげな手つきでビシッ、ビシッと指していくタナトラ
そして、後手の焦点に、絶妙の歩の突き出し! うわ、これは味がいい
近藤「良さそうな手です、タナトラが一本取った印象」
ここまで、近藤はほとんどの手を当て、解説がうまい 
さすが、近藤は対抗形では手の見え方が抜群だ

糸谷、いつものノータイム指しが見られない 持ち時間の15分も、タナトラより先に使い切ってしまった
近藤「糸谷がしびれたみたい」
先手は飛車2枚になり、どう見てもタナトラが良さそうだ 糸谷は指す手が難しい
これ、自分のレベル(24の初段くらい)ならもう先手圧勝で終わっていた将棋かもしれない

だが、ここから糸谷が魅せた 銀を2度引いて、とりあえず一直線の切り合いを避けたあと、
意味のわかりにくい角の合わせ、そして△2八歩という、いかにも先手を惑わせる桂取りの歩打ち!

なんと、これで飛車角の総交換のような、大立ち回りが行われた 
タナトラは飛車を振り回して受けてる おおー、両者魅せるね
特に、糸谷は並みの人間には考えつかないような手を指してる、才能だねえ

手がバタバタ進んだので、何が起こったのかすぐにはわからなかったが、
この攻防で、タナトラが完全に見落としていた手があった 
上田「(飛車の利きを分断する)△2五歩はどうなんですか」
近藤「あ、それがありますね~! これは盲点になったかも」
△2五歩という手を完全に見落としていたタナトラ、結果、逆に後手が飛車2枚を持つことに!
飛車2枚が先手から後手に移動、これはめずらしいね

近藤「完全に糸谷が優勢になりました タナトラには攻めがない」
上田「一気にたたみかけましたね」
ホント、何が起こったのかと思うくらいの短時間での逆転劇だった

この後の手順は、糸谷にとってはもうただの手続きだったようだ 
「どうやったらいいか、もう全部わかってます」というような緩みない手でバンバン攻め、
ノータイム指しで、タナトラを圧倒した 勝ち方の見本のような攻め方だったと思う

結果、糸谷の見事な逆転勝ち
糸谷は考慮時間を6回、余していた タナトラも2回余していたが、使い道がなかったね

局後、タナトラ「またやっちゃったね 序盤はエジソンらしい指し方だと思ったんだけどね
 中盤からひどかったね 何をやってるんだろうね」 

あ~、ベテランのタナトラ、これは悔しい負け方だろう 
タナトラ、若手の暴発を狙った心理作戦が成功するも、
中盤以降の地力で力負け、というなんとも悲しい構図だった(^^;
駒の損得なく、ほぼ無条件で飛車2枚持っていたのに・・・
自分は特に飛車が大好きなんで、飛車2枚取られての、こんな逆転負けしたら、泣くね

糸谷は、今回も非常に糸谷らしい将棋だった 
序盤はガマンが足らず仕掛けてしまい、かなり悪くしたが、そこから力を発揮して逆転、
あとはもうノータイムでバンバン指して、圧倒という内容だった

糸谷には、今回も才能あふれる指し手を見せてもらった これで銀河戦Gブロック、怒涛の5連勝だ 
最近、TUTAYAで借りて観たレンタルDVDの中で、「フィースト」というのがあります
これが面白かったです

ジャンルはモンスターパニック映画、モンスターが襲ってくるのを、バンバン銃で撃ちまくって退治する、
そして人もバンバン死んでいく、という、もう理由も理屈もいらない映画です
こういうバカバカしい映画、私は大好きなんです(^^;

この映画、宣伝がほとんどされなかったせいか、私は今まで知りませんでした
続編の「2」と「3」も出ていたので、じゃあ「1」は面白いのかな、と思って借りたら、ヒットでした
「2」と「3」も借りて観ましたが、「1」の面白さには及びませんでしたね

とにかく、「1」がとても面白くて、3回も観てしまいました(^^;

この1分ほどのプロモーションムービーを見れば、どんな内容なのか一目瞭然です↓
http://www.feast-movie.jp/

母にもこのプロモーションムービーを見せようと思い、声をかけてみたのですが、
「なんでそんな怖いもん、わざわざ見ないとアカンの」と言われてしまいました
母は「冬のソナタ」とかが好きですもんね 趣味が全然合わないんでしょうね・・・
第18期 銀河戦
本戦Fブロック 9回戦
屋敷伸之九段 vs 長沼 洋七段
対局日: 2010年4月14日
解説:深浦康市王位
聞き手:鈴木環那女流初段
記録:伊藤明日香女流初段

先週の土曜に放送された一戦
21年度の成績は、長沼16勝11敗 屋敷23勝12敗 2人の対戦成績は長沼の1-0

解説の深浦「長沼は居飛車党だが、ときおり見せる力戦振り飛車が巧妙
 屋敷は昔、棋聖戦のタイトル戦に出ていたときは居飛車党の軽快な棋風だった、
 今は先手番なら矢倉、後手ならゴキゲンかまたは横歩取り」

聞き手のカンナちゃん、女っぷりが上がって前よりキレイになってる・・・
雑談で、深浦「長沼は数年前のNHK杯で羽生に勝った、とても話題になった
 私も失礼ながらびっくりした(笑)」

関西会館で以前、長沼さんの大盤解説会(羽生が出ていたタイトル戦)があったとき、
自分は「長沼先生は、羽生さんに勝つコツを知っているんですよね?」と質問した
長沼さんは即座に「あれはドッキリカメラでしたから(^^;」と答え、
お客がみんな爆笑したことがあった(笑)

さて、先手長沼で、戦型は▲ゴキゲン+美濃vs△居飛車7三銀型+船囲い
長沼は1筋の端を1五まで伸ばしている

屋敷が積極的に銀を出て行き、早々の開戦となった
先手は1筋に2手かけていたのが響いたらしく、手が後れていたようだ
長沼はさばきに出たが、軽すぎた模様 
双方馬を作ったが、屋敷だけが香得するというワカレになってしまった

長沼、何か手が作れなければもう負けだ・・・ と思っていたところ、
▲5四歩の合わせから▲8四桂とそっぽに桂を打つという、見えづらい好手が出た!
カンナ「手はたくさんあるんですね~」
深浦「いや、驚きました 将棋は何十年勉強しても、『え~』っていう手が出てきますんでね
 これは気がつかない手ですね」
おお、これは手が作れそう、長沼やったか!

ところが、ここから屋敷がうまく切り返す 持ち駒3枚を自陣に投入するという徹底的な受け!
屋敷が銀を打ちつけたところでは、
カンナ「あ~」 深浦「いやいやいや」
カンナ「2人同時に声が出ましたね(笑)」
深浦「勝負に辛い手ですね 長沼、困りましたね 突破口が見つかりません
 攻めが完全にストップしました」

屋敷は馬も自陣に利かせ、もう完全に受け切り体勢を築いた これはもう屋敷の完勝ムードだ
長沼はどうするのか、と思っていると、なんと後手の馬の利きを自らの飛車で遮断したではないか!
△同馬、とモロに取られるが、もうそんなことは言ってられないということか
これには見ていて、「お~!」と声を上げてしまった 

が、屋敷は△同馬などとは取ってくれない 局面、屋敷の桂、香の丸得だ
成桂、成香をじわじわと寄せて迫る屋敷
カンナ「と金の遅早というのがありますが、成桂成香の遅早ですね(笑)」

ところが、ここから屋敷が突然変調する
△5五桂と打ったのがどうだったのか、ここはカンナちゃんの指摘にもあったように、
△5七桂と打つべきではなかったか
この5五の桂が取られてしまうハメに! 
手数をかけて寄った成桂と成香も、あまり攻めの成果が上がらなかった

深浦「1筋の位が光っている、ずっと屋敷有利と言っていたんですけど、
 いやいや、これ、大変ですよ いや~、これ、ひっくり返ったんじゃないですかね
 いつのまに、ですね 屋敷の完勝譜かと思いましたが、まさかこういう展開になるとは」 

全くその通りと思った い、いつのまに? 今、譜面を見て振り返ると、駒の効率が違うのか・・・
長沼の駒は全て働いているのに対し、屋敷は遊び駒がある 
それになんといっても、先手は端に玉がいっていて、捕まりづらい 
後手に角がないと先手玉は捕まらない

長沼、有利になって逆に怖いところがあったと思うが、
最後は連続の駒捨てで一気に即詰みに切って落とした これはさすがだった 結果、長沼の逆転勝ち
深浦「一番びっくりしているのは長沼と思うんですよ 長沼の見事な逆転勝ちだった」

終局直後の長沼が映し出されたが、長沼は苦虫を噛み潰したような顔をして、首をかしげていた
これ、2人のレベルからすると、両者ともに納得がいかない内容だったんじゃないだろうか
長沼は序盤のさばきが軽すぎて失敗だった
屋敷は駒得して万全の体勢を築いたはずが、逆転負け
時間が押して感想戦がなかったが、両者の感想を聞きたいところだった

辛勝した長沼、これで3連勝、次に勝てば決勝トーナメント進出決定だ
今日は、特に書くことがないな~、と思っていたら、今しがた父から電話があった
父はこのブログを読んでくれていてるのだ

父自身がNHK杯をときどき見て、このブログと照らし合わせて、
父なりの感想をしゃべってくれることがあるのだ
昨日、やっと有吉vs高橋戦を見終わったとのこと(^^;

父「有吉戦を見ていて、昔の将棋を思い出した 昔はあんな風にのんびりした序盤だった
 今はもう、すぐにでも戦いが始まるなあ 
 音楽に例えるなら、昔の将棋は文部省唱歌、今の将棋はロックだな」と言った

これは実にうまい例えだと思った プロの序盤作戦の変化はそれくらいの差が感じられるよね 

私は小学生の頃、NHK杯を見ていたが、序盤は本当にのんびりしていた
とにかく相矢倉が多く、判で押したように▲7六歩△8四歩と進行していたものだ
たまに、コバケンあたりが出場してきて、四間飛車にしようものなら、自分的に拍手喝采だった
「NHK杯は11時から見たら充分」という時代だった

今はもう、2手目から目が離せないような将棋が多いと私は感じている
(有吉vs高橋戦も、実は高橋は飛車先保留をして△8四銀と出る現代的な工夫をしていたね
 父はさすがにそこまではわからなかったみたい(^^;)

父も時代の変化を感じているんだなあ
私は今の時代の、序盤からハラハラする将棋のほうが、断然好きですね