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第19期 銀河戦
本戦Aブロック 3回戦
小倉久史七段 vs 有森浩三七段
対局日:2010年10月27日
解説:飯野健二七段
聞き手:藤田 綾女流初段
記録:野田澤彩乃女流1級

土曜に放送された銀河戦
小倉は予選で田村に勝ち 有森は予選で豊島に勝っていて、本戦でも2連勝中

22年度の対戦成績は、小倉9勝10敗 有森5勝7敗 2人の対戦成績は有森の1-0

解説の飯野「小倉は昔ながらの振り飛車党 下町流三間飛車の著者
 有森はオールラウンダー、才能派、若いときから有望視されていた」

有森はいつものようにマスクをして、酸素ボンベ(だと思う)を横に置いている

先手小倉で、相振り飛車になった ▲向かいvs△三間で、お互い美濃囲い

で、この一局、居飛車党の自分にとっては感覚がわからず、難しかった・・・
やはり自分には相振り飛車は向いていない、と思った

内容は、熱戦となり、小倉がうまくまとめて勝っていた 以上

ここのところ将棋に接する機会が多く、自分が将棋に対して疲れていることが判明 
体力的にもけっこうね・・・
あさっての竜王戦の関西会館でのタニーの解説会に、また行く予定なんで、今回はこれで終わり(^^;
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木村一基八段vs松尾 歩七段   NHK杯 2回戦
解説 郷田真隆

さーて、今週の矢内は・・・と思っていたら、高校生みたいな矢内がキター
どうみても、学制服を着た高校生! オシャレ気がなさすぎ! 
矢内のファッションセンス、どうなってんの?(^^;
でも、逆に考えれば、30才なのに、高校生に見える矢内、まだ若いね 
まだまだいけるよー いいよいいよー

A級の木村と、B1でAへの昇級を狙う位置につける松尾の対局か 好カードだ
竜王戦は、木村が2組で松尾が1組なんだね ちなみに2人の対局成績は5-5の互角か
解説は郷田、これは頼もしい

郷田「木村は『千駄ヶ谷の受け師』の異名を持つ、独特の強靭な受け将棋
 松尾は軽快な攻め将棋、対照的な2人」

事前のインタビュー
木村「松尾とは研究会をいっしょにやっていて親しい 
 松尾は研究熱心で、つけいるスキがなくて、正直困ってます(笑)
 松尾は横歩取りが得意なんで、そうなるかな
 彼は勝ちを意識すると手が震えるので、そういうのを見ないようにしたい」

松尾「木村は普段は楽しくて優しい先輩なんですけど、対局の時は気迫がすごくて勝負の鬼
 戦型は考えていない 集中してしっかり勢いのある将棋を指したい」

先手木村で、横歩取り△8五飛になった 木村は中住まいで対応
郷田「先手に色々対応策があるが、最もベーシックな形」
いいねえ、郷田の解説は非常にわかりやすい

後手良しの変化を解説する郷田、
郷田「こうなると後手必勝、対局料没収です」
矢内「(笑)」
おお、郷田、ギャグも言うのか 知らなかった(^^;

この一局、どこかで見たことがある局面だ・・・と思っていたら、
なんと45手目の▲4七銀のところまでが、11月10、11日の竜王戦第3局、
▲渡辺vs△羽生の将棋と同一局面になった
最近、この形がはやっているのか、それとも研究課題なのかもしれない

44手目の△3一玉のところまでで、松尾はもう5回も考慮時間を使っていた
そして、46手目、松尾が△6六歩と取り込み、戦いになった
(ちなみに竜王戦では羽生は△8六歩とした)
矢内「松尾の攻め、木村の受けですね」
郷田「松尾としてはここでポイントを上げられるか」

郷田のナビゲーションのおかげで、わかりやすく見ていられる
郷田の解説がなかったら、何が起きているのかさっぱりなところだ(^^;

角交換から、松尾が攻め込む展開 松尾は△8七角成、と8筋を破ってきた
木村「いやぁ~」
郷田「今、『いやぁ~』という声が聞こえましたね(笑)」

そしてここから、お互いにもう引くに引けない、一直線の寄せ合いになった
矢内「どっちが速いのか」

うわ、どっちが勝っているんだ・・・ 郷田にも形勢が全然わからないらしい
郷田「んー 険しい場面ですね」
先手玉は、危ない 木村の髪の毛と同じくらい危険な状態だ

まさに、ギリギリだ 松尾が△2七歩成とした局面、今、これ、先手玉は詰めろなのか? と思っていると、
矢内「先手玉は今、詰めろなんですか?」
おお、それ、私も聞きたかった ナイス質問だ
郷田「詰めろかどうだったかもかなり怪しい」
きわどすぎて、郷田にもわからないのか どっちが勝っているんだ ドキドキドキ

おお! △1五桂、なんていう手があるのか ここにきて、桂馬が使えるようでは、
松尾の駒がギリギリで足りていそうな雰囲気があるが、どうか・・・

ここで木村、底歩をタダのところに打つという妙手?を放つ
郷田「もう30秒下さい、という手ですね(笑)」
受け師をして、秒がもっと欲しいという、時間かせぎのタダ捨てか(^^;

郷田に「▲4九金、これもキワドイですね~」と言わせたが・・
しかし、ここではもうダメだったね
最後、相手の金を取って、詰めろをかけた木村、形づくりだ 詰まされて負け!
82手で松尾の勝ちになった ああー、緊迫した終盤だった!

郷田「ホントにギリギリの攻防、両者の持ち味が出たすばらしい将棋だったと思う」
うんうん、キビキビしたかなりの好局だったね 
「ギリギリ」「キワドイ」といった言葉が何回でてきたか、という内容だった
見ていて楽しかった

感想戦では、木村「本譜、私、自信はあったんですけど・・・」
木村「△2七歩成で、頭が真っ白になりましたね」
この感想戦のレベルが、また高いこと(^^; 
ホントに、そうとうキワドイ将棋だったんだね

この一局、郷田の解説のおかげで、なんとかついていくことができたよ
それにしても、トッププロというのは、激しい将棋をやってるねえ
激しすぎて、1手間違えたら終わりなのに、よくこんな戦法が指せるね

将棋って、レベルがここまで上がると、すごく激しい将棋もまた指せるんだね
あらためて、すごいゲームだわ、と思った
自分には横歩取りは全然向いてない、見るだけにしよう、とも思った(^^;
第19期 銀河戦
本戦Hブロック 2回戦
西川和宏四段 vs 遠藤正樹アマ
対局日:2010年9月28日
解説:泉 正樹七段
聞き手:井道千尋女流初段
記録:渡辺弥生女流2級

木曜に放送された銀河戦
つい先日、安用寺との公開対局で、快勝していた若手の西川の登場
22年度の成績は、西川14勝8敗 西川は予選で浦野に勝ち

解説の泉「西川は、最近すごく勢いのある若手の一人
 お父さんの西川慶二は居飛車党だったが、西川和宏は振り飛車党
 遠藤アマは、1回戦の所司戦は、持ち味が存分に出た名局だった
 相手が振り飛車党のときは居飛車で行く」

雑談で、泉「西川は、棋士総会での新人棋士の自己紹介で、『僕は親父に似てお酒が大好きなので、
 みなさんこれから一緒に楽しく飲んでください』と言った、面白い子」
へー、そんなこと言ったのか(笑)

泉「遠藤アマは、いつも元気な人 私とは練習で400局くらい指している
 月曜日から金曜日は仕事、土日は将棋、きっと将棋で仕事の疲れを取っているんでしょう」

泉「(西川が関西棋士なので)今、関西には有望な若手がいっぱいいる
 菅井、豊島、稲葉、糸谷・・・ 昔は関東の棋士が、『大阪に行きたい』と言うのを聞いたけど、
 今は逆じゃないかな~」

さて、先手西川で、▲三間飛車石田流+美濃、対して遠藤は居飛車穴熊を目指すという展開
西川は▲7七角~▲7八金型、思い切り相手の居飛車穴熊を警戒した順だ
この駒組みに、遠藤は得意の穴熊を断念せざるをえなかったようだ
局後、西川「穴熊には組ませないにしようと思っていた」
泉「西川は戦略家ですね でも遠藤アマはどんな戦型でもプロなみに強いですから」

西川、角交換をし、立石流のような駒組みにしたあと、自陣角を打って、積極的に攻めていった
そして、飛車を自陣に引いておいても良さそうなところで、飛車をぶつける強い一手!
泉「若いですね~」 

泉「形勢は、居飛車側が右の桂を使えなかったので、振り飛車良し
 しかし、こういう早指しの場で、アマ棋界に20年君臨している遠藤を負かすのは容易じゃない
 遠藤は少し悪いのを粘るのが得意 ここから不屈のがんばりを見せると思いますよ」
と言っていたのだが、西川は優勢をどんどん広げていく

そして、最後は俗手の寄せ筋から、金のタダ捨てで、アッと言う間に寄せてしまった!
泉「あ~ 素早い寄せですね」 これには、泉、手放しで賞賛するよりなし!

結果的に、2手差以上がつき、西川の完勝だった 西川、強いわ
泉「遠藤アマは、西川に非常にうまく指されて、全くいいところが出せなかった
 西川から言うと、(穴熊を阻止した)作戦が図星 すばらしい西川の指しまわしだった」

感想戦では、遠藤アマは1筋の端攻めをするべきだった、とのこと
それにしても、西川の完璧と思える棋譜だったね これだけ完敗だと、遠藤アマも、もうしかたないね

泉のこんな言葉が印象的だった
泉「『最近の若手は強いね』と、冗談でいつの時代も言っていた 
 しかし、今、本当に最近の若手は強いと思う」

自分も見ていて、ホントにそう思う そして、層が厚いのだ
先週の土曜に、こんな番組があった↓
新四段誕生記念 特別対局 佐々木勇気新四段 vs 船江恒平新四段
この対局で、佐々木がすごく強い勝ち方で、解説の村中を驚かせていた
まだ佐々木は16才、この子にも注目だ
2010.11.27 昨日の竜王戦
昨日の竜王戦、終盤は実は大熱戦だったのね・・・
福崎さんの解説会では、そういう雰囲気が伝わってこなかった・・・orz

BSでの久保さんと井上さんのコンビでの解説を見たら、
そっちからはビンビンに熱戦の空気が伝わってきたのにね
久保がかなり時間を使って検討していた、▲6五歩という手(実戦ではでてこなかったが)
なんかも、福崎さんは全く検討せず、というありさまだったから・・・

昨日の将棋は、漫談よりも終盤の検討の力が求められた将棋だった
福崎さんには正直、荷が重かったか うーん、残念無念!

関西会館の解説会では、5局はタニーが解説者、そして第6局は有吉九段が解説者、
第7局は井上八段の解説者として予定されている
タニー、井上はいいとして、有吉さんの解説ってどうなるんだろうか・・・(^^;

大阪に居る間に、あと3局、解説会で熱戦を味わいたいですが、どうなるんでしょうか
福崎「次の一手クイズの賞品は、抽選で5名に扇子、5名に僕の本!
 僕の本、どこにも売ってないよ~ 本屋が扱ってくれへんねん」

さらに、ここで福崎さんから女性客に特別に扇子のプレゼントがあった
女性客3名に上げていたのだが、その中になんとマジカルエミちゃんも入っているではないか!
オカマなのに、女性客扱い? これはいいのか?(^^;
エミちゃん「きゃあの きゃあの」

福崎「渡辺は今回は、受けに回って、慌てませんね~」
お客のおじさん「羽生さんと20局以上指して、勝ち越している人って、たしか渡辺だけなんですよね」
福崎「そうなんですか あー それはいい情報ですね でも僕は羽生さんにカードゲームで勝ち越していますけどね」

局面進み、
福崎「さあ もうこれは竜虎相打つになりましたね 形勢は・・・聞かれても困るんですが、攻めている羽生がいいのか、上部を手厚くしている渡辺がいいのか、わかりません 対局者も、わからないからやっているんですよね そんなに簡単にわかったら勝負になりませんので」

難しい変化のところになるたび、福崎さんは解説をあきらめ中断
お客から「(来週の)週刊将棋を見ましょう」という声が出ていた(^^;

福崎「アシスタントがいないので、僕一人で全部やらないといけないんですよね~
ボケるのもツッコむのも、質問に答えるのも、お客さんを説得させるのも」
常連の例のおじいちゃんが度々、要領を得ない質問をしてきますもんね

局面、羽生が▲6四銀と縛りの銀を打ったところ
福崎「僕やったら、『王手!』と言いながら銀を打ちますね 王手じゃないけど」

さて、羽生が攻めたのはいいが、どうも渡辺の玉は捕まりそうにないではないか?
あら~、羽生にしてはめずらしく、仕掛けの構想が無理で、無理攻めをしてしまったのか・・・
福崎「後手玉が寄らないから、渡辺が勝ちに見えますね」

しかし? 渡辺が△7八銀打ちとしたところから検討を始めてみたところ、
先手玉が詰まない??? あれ??? おかしいぞ???
逆に渡辺の銀が質駒になって、取られて詰めろをかけられてる
福崎「あれ どうなってんのこれ 僕の頭では先手玉の詰まし方がわからない
あ、棋譜が入ってきたんで、見ましょう」

そして、入ってきた棋譜は、なんと渡辺、先手玉を詰ますのをあきらめてしまった手順ではないか!
羽生の玉、やっぱり助かっている!
福崎「あれれ? これは、渡辺の玉、詰んでしまったんじゃないかな~ 逆転ですね、これね」
なんと、急転直下、渡辺、逆転負け!! 

139手で羽生の勝ちになってしまった
あ~、これはどうだったのか 渡辺、明らかに勝ちの局面になっていたはずだ
それを、痛恨の着地失敗! 第3局に続き、勝ち将棋を逆転負けだ これは痛い・・・

福崎「△7八銀打ちとしたところがどうだったですかね~ 
その前にも、竜で王手されたときにも、逃げるんじゃなくて、合駒という手もあったでしょう
渡辺が優勢かなと思っていたんですけどね~」

今回の将棋は、羽生が攻めたものの、攻めが切れてしまった なので、渡辺優勢に、しかし渡辺が終盤で間違え、逆転負け、という、どちらにも納得がいかない将棋だったと思う
特にこれといった妙手も出なかったので、最後のどっちが勝つか、という勝敗以外のとこでは内容的に盛り上がりにかけ、残念だった・・・
自分としては、渡辺がキッチリ勝ちきらないといけない将棋だったと思う

絶妙手とか、どちらか一方でも完璧に指したと思える棋譜というのが見たいんだよね
そういう意味で、第3局に続いて、この第4局、残念な将棋だった

福崎さんの解説も、角換わりで中盤が難しかったので、得意の漫談の調子も絶好調ではなかったね
でも、この竜王戦、まだ後、最低一局は解説会に行こうと思っている (終わり)
PM5時、解説者の福崎九段登場 拍手が起こる
開始直後は客は35人くらいだったが、すぐに増えて60人以上いたんじゃないだろうか

福崎「みなさん、こんばんは 羽生はめったに負けない人なんですけどね
2年前、3連勝から4連敗でね 勝負事は怖いですね
1局目は羽生が後手で横歩取りで負け 2局目は羽生が先手相矢倉で負け
3局目は羽生が後手横歩取りで逆転勝ち さて、本局は羽生先手で角換わりになってます」
角換わりの相腰掛け銀になりましたね どんな将棋になるんでしょうね

福崎「途中、ご質問があれば、どんどん手を挙げてくださいね
じゃあ解説を始めます ▲7六歩に△8四歩・・・」
常連のおじいちゃん「あのー、その△8四歩のところなんですが」
福崎「もう質問ですか(^^;」
そのおじいちゃん、その後も何回も質問して、福崎さんを困らせることになった
だって、そのおじいちゃんの質問、今ひとつ要領を得ないんだよね

おじいちゃんに対して福崎「結局、強い人が勝つんですよ 序盤はどうやってもね
2手目からこんなに話していたら、何時間かかるかわからんね~(笑)」

福崎「どちらかというと、東京の棋士はオーソドックスに指しますね、関西の棋士は早く変化しますね」
駒組みが進む 両方の陣の歩が伸びていく
福崎「国境線をはさんでにらみあっている、どこかの国どうしみたいになってるね」

福崎「▲4八飛で、もう同形ではなくなりましたね 3七のキズを守りたくて、▲5八金でなく▲3八金と上がる駒組みをするアマチュアの人がいるんですが、それはたいがい終盤で玉が薄くて負けますね」

羽生の駒組みに対し、渡辺は△6五歩で反撃を見せた
福崎「△3五歩と後手から攻めようという手ですね」
羽生は▲6四角と打って対抗
福崎「この角がうまく使えるかどうかですね」

客のおじさん「渡辺は何才でしたっけ?」
ここでマジカルエミちゃんが発言「渡辺は初タイトルが20才で、6連覇しているから今26才です」
福崎「エミちゃん、何でもよく知ってるね~」

渡辺、72分の大長考で工夫の△4六歩の突き出し
ここで羽生も長考、77分考え、封じ手
福崎「この△4六歩はいい手でしたね 焦点をずらそうという手ですね △4六歩は、釣り糸に垂らしたエサを下げたような手」

ここから、BSのインタビューで事前に羽生が「先手なんで積極的にいきたい」と言っていたとおり、
羽生は猛攻を仕掛けることになる
数手進み、福崎「▲4二角成、とドキューンと行きましたね 私ならドキューンと言いながら指します」

この仕掛けから▲4二角成と行くまでの辺り、自分は疑問の変化がたくさんあったが、どうにも質問しにくい雰囲気だった
だって、福崎さん、いかにも「この辺りは変化が多すぎて、質問されたら困るな~」という感じで解説しているんだもんね(^^;
エミちゃんが1人で質問していたが、それ以外のお客からの質問はなかった

福崎「羽生に攻められても、受けきれるという渡辺の一連の大局観ですね」
羽生の攻め、渡辺の受けという展開で局面が進んでいく
福崎「▲3三歩成は軽い手ですね △同桂なら3四に金か銀かを打とうというね
渡辺は△3四玉と上がってきましたよ~ アメフトのタッチヤードのような手だね」

ここで、休憩をかねて次の一手クイズになった
福崎さん、候補手を3つ言って、さらにヒントで「過激な手です」と言うもんだから、
もう正解はバレバレ(^^; (正解は▲4四金と打つ手だった)

休憩再開後
福崎「クイズの正解はなんと! ▲2二歩!・・・じゃないよ~(笑) ▲4四金!」
スタッフ「正解者は40名いらっしゃいます」
福崎「あれ、ここ30人しかいないのに?」
・・・お客はどう見ても60人以上いますね(^^; (つづく) 
明日は、竜王戦第4局の関西会館の解説会に行く予定です
解説者は福崎九段です 偶然にも、また福崎さん 
1週間で2回も福崎さんの解説を聞けるなんて(^^;
今度の春までには愛知に引っ越すので、解説会に行くのもこの竜王戦が最後になるでしょう

さて、雑談ですけど、昨日、宇多田ヒカルのベスト盤のCDが発売されました
2枚組みで、2枚目には新曲が5曲入っているので、買いました(^^)
1枚目のベスト盤のほうは、全然いらないんですけど(笑)

「HEART STATION」ですら、中古で買っていましたけど、さすがにこれだけ毎日聴いていたら、
今度は買って感謝の気持ちを表さないとね
宇多田さんの復帰は何年後でしょうか
昨日、父からメールがあり、11月9日に載せた詰将棋が、ついに解けたとのこと!
見事、ちゃんと正解にたどりついていました!
もう一度問題を載せておきます↓

後手:
後手の持駒:角二 金二 銀四 桂二 香四 歩十六 
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
| ・ ・ ・ ・ と ・ ・v桂 ・|一
| ・ ・ ・ ・ ・ ・v玉v歩 ・|二
| ・ ・ ・ ・ 飛 ・ ・ ・ ・|三
| ・ ・ ・ ・ ・ ・v金 ・ 金|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|七
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|八
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|九
+---------------------------+
先手:
先手の持駒:飛 桂 



正解手順は、
▲5二飛成△4二金合▲3一飛△同玉▲4一と△同金▲4三桂までの7手詰です
この問題は、まるっきりノーマルではない、と書きましたが、それは合駒が出てくるところです
父は、ちゃんと金合にたどりつきました

でも、なぜ金合なのでしょう? △4二銀合などの他の合駒だと、
5手目に▲3一竜と突っ込む順があり、早詰みなのです
じゃあ、もし飛車合だったら・・・?
▲5二飛成に△4二飛車合だと、最終手の▲4三桂に△同飛、という手があって、詰まないんです!
じゃあ、なぜ玉側は飛車合にしないのか? よく見ると、攻め側に飛車が2枚、あるじゃないですか!
将棋の駒は全部で40枚で、飛車は2枚しかないんです 
玉側が飛車を合駒したくても、もう飛車はないんです!
だから、必然的に△4二金合になるんです 他の合駒ではダメなんです

父は正解手順にたどりついたものの、△4二飛車合の可能性には、全く気づいていなくて、
父「(玉側の)持ち駒残り全部、の意味を初めて味わった」と言ってました
この問題、なかなかの秀作と思います

それにしても、2週間もこの問題に取り組んだ父はすごいと思いました(^^;
一つの問題を2週間も考える、っていうのは私にはできませんね 見事に解いた父、おめでとう!
今日は、市民会館で将棋まつりがありました
今回は私は大会には不参加、公開対局だけ見てきました

第7回 寝屋川囲碁将棋まつり 公開対局 安用寺六段vs西川四段 
解説 福崎文吾

事前のインタビュー
安用寺「地元で、私はこの大会にはもう2回目から来ているんですが、
 『この人ホンマに強いんかな~?』と思われていると思うので、
 今日はコテンパンに完膚(かんぷ)なきまでに後輩を叩きのめしたい(笑)」

西川「安用寺さんにはいつもお世話になってますが、今日は僕が勝って、恩をアダで返したい(笑)」

開始日時:2010/11/23
先手:西川四段
後手:安用寺六段

▲7六歩
*1手30秒、30手まで進んだところで持ち時間10分が加わるという特殊なルール
△3四歩 ▲6六歩
*先手は西川四段 後手は安用寺六段  解説は福崎九段
△8四歩 ▲7八飛
*序盤の仕掛けまでは、手順の記憶があいまいなので飛ばしてください(^^;
△8五歩 ▲7七角 △6二銀 ▲6八銀 △5四歩 ▲1六歩
△1四歩 ▲3八銀 △4二玉 ▲4八玉 △3二玉 ▲3九玉
△7四歩 ▲2八玉 △6四歩 ▲5六歩 △6五歩
*ここからの棋譜は正確です
*おおー、いきなり仕掛けたか
▲同 歩
*取る?取る手があるのか
△7七角成 ▲同 銀 △6七角 ▲4六角
*福崎「本筋の手ですね」
△7三桂 ▲7五歩 △8四飛
*ここで、1回目の次の一手クイズになった
*私は▲6八銀にしたのだが・・・
▲6四歩
*正解はこれ 福崎さんの予想でも一押しの手だった
△7二金
*この金上がりは、私も見えた手 5二ではなく、なんとなくこっちに上がりたい
▲6八銀
*ここ、馬を作っておくか、飛車を取るかの2択
△7八角成
*飛車を取った
▲同 金 △8六歩 ▲同 歩 △同 飛
*次の手が驚きの一手
▲7七角
*思わず、私は「おー」と言ってしまった
△8九飛成 ▲7九金 △8四龍 ▲1一角成 △2二銀 ▲1二馬
*形勢はどうなのか 福崎さんの解説はなし(^^;
*ギャグばっかり言ってるんだもん
△7五歩 ▲1五歩
*狙いの端攻め
△8七歩
*催促の一手 すぐに▲1四歩と取り込むと、△1一歩がある  
▲2六香 △3一金
*この手は、後の進行を見るとどうだったか 追記:ここの手順は△3一金▲2六香△8七歩だったかもしれません 記憶が定かではないです すいません(^^;
▲1四歩 △1一歩 ▲2二馬
*ここで次の一手の2問目 Aは△2二同金 Bは△2二同玉 Cはその他 福崎「『どうなってもいい』という人はCですよー」
△同 玉
*正解は△同玉! これにはかなりの人が意表を突かれ、はずれていた 福崎「これは安用寺さんの強いところがでましたよ~ この後、玉を逃げようという手ですね」
▲1三歩成 △3三玉 ▲2三香成 △4四玉
*後手玉、捕まるや、捕まらざるや?
▲2二と △4一金
*ここで金を逃げることになったので、事前に指した△3一金の一手に意味があったのかは不明
▲3二と △5一金 ▲6三歩成
*福崎「意味のわからない手ですね~」
△同 金 ▲6四歩 △同 金 ▲6五歩
*どんどん歩を捨てていく西川
△同 金 ▲6三歩 △同 銀 ▲2四角
*この角の飛び出しが狙いだったのか
△5二金
*この手がどうだったか
*△6二金と逃げて、わざと▲5一角成とさせて△5二金と当てる手はなかったか
▲4二と △6二金
*と金に寄られて、先手を取られた
▲3二成香
*福崎「これは次に▲4三とから▲4二角成の狙いですね」
△6四角
*福崎「攻防の角です」
*しかし、私が見るところでは、これは疑問手だったと思う
▲4六歩 △5六金
*次に西川に好手が出る
▲6五歩
*福崎「一歩千金です すばらしい手です」
△同 桂
*これで後手玉は逃げ道がなくなってしまった
▲4五銀 △5五玉 ▲5六銀 △同 玉
*次に、先手に決め手が出る
*局後、西川「次の手が見えて勝ちだと思いました」
▲4七銀
*うおっ! カッコいい!
△同 玉 ▲6七銀
*これで詰めろ! じっと銀を立つのは見えにくい手だ
△3六桂
*福崎「後手玉は網にかかったので、もがいているところです」
▲同 歩 △4六角 ▲同 角 △同 玉 ▲3七角 △3六玉
▲4八桂 △3五玉 ▲2六角 △2四玉 ▲1四金
*以下、△2五玉▲1五金まで
*1一は香でなく歩なので、これで詰みなのだった
まで99手で先手の勝ち


局後の感想戦
安用寺「歩をいっぱい取ったんですけどね~ 王様を取られてしまいましたね~」
福崎「後手の王様が逃げて、鬼ごっこのようでしたね」
西川「鬼ごっこは昔から得意でしたんで、勝ちました(笑)」

見ていて、なかなか面白い一局でした
▲7七角を打って、△8九飛成を許す発想は、自分では絶対出ないですね(^^;
西川四段の最後の寄せは見事でした
丸山忠久九段vs豊川孝弘七段   NHK杯 2回戦
解説 高橋道雄

矢内、髪を下ろしてスッキリしたね~ 薄いブラウンのジャケット、いつもどおりノーマルな服装だ
学校の先生みたい(^^;
豊川は薄い色眼鏡をかけての登場
丸山はいつもどおりの茶髪

高橋「丸山は激辛流と呼ばれ、勝負に徹底している
 豊川は居飛車党で、性格が明るい しかし陰で非常に勉強しているはず
 この2人はかなり指していて、手の内は知り尽くしている同士」

事前のインタビュー
丸山「豊川は勢いのある将棋 子供の頃からよく教わっていて兄弟子みたいな人 
 緊迫した将棋になるだろう」

豊川「丸山は鬼のように強い、顔を見ないようにしたいと思う
 盤の前に座って、ビビッとひらめいた戦法を指したい
 渾身の、生涯の名局になるようにしたい なんちゃって」

雑談で、矢内「丸山のプライベートは謎ですね」
高橋「将棋界の中で、唯一丸山の全てを知っている人が豊川」

さらに、高橋「丸山の将棋を見ていれば、これから流行しそうな戦型がわかる」
へー、そうなのか

先手丸山で、豊川、△3三角から角交換の出だし、そして四間に振ったか
もう、事前に相当作戦を練ってきたのが見え見え(笑)
高橋「豊川は丸山に対して、何をやれば勝てる確率が一番高いかを考えてきた、その戦法がこれ」

立石流に組んだ豊川、丸山は玉頭位取りだが、これは後手作戦勝ちか?
後手なのに、仕掛ける権利を持っているぞ

豊川、小考後、ビシッと△4六歩から仕掛けていった!
これがうまい手だったようで、豊川の飛車と打った角が、伸び伸びしてきた
高橋「豊川の方を持ちたい」
おおー、いいぞいいぞ 豊川、がんばれ! 
豊川の気合いの入った手つきと顔つきで、自分はいつのまにか豊川の応援だ(^^;
豊川を見ていると、TVを見ている自分にも、自然と力が入る

丸山の玉頭攻めに対して、△8三歩、△7三歩と合わせてキズを消しにいった豊川、
高橋「今日の豊川は、こんなに渋かったっけっていうくらい渋く指している」
丸山に勝つ大変さを、よく知っている指し回しだね

しかし、渋く玉頭を守りにいった手が、実はおかしかったようで、
高橋「いつのまにやら丸山ペース 豊川の飛車角が自陣に戻っちゃった」
ええー なんでこうなっちゃったんだ 先手だけ角を持っていて、駒の配置もいい
後手は金銀がバラバラ・・・
高橋「先手は角を持って、ゆうゆうといい所に打てばいい 後手の角は打ってしまって攻められてる」

なんでだあー、結局、こうなって勝てないのか、ああーと思っていると、
なんか丸山のほうにも疑問手が!?
高橋「端を破らせたのはどうだったのか・・・ ▲3五桂もどうだったか」
おお、これは大チャンス到来だ! 豊川、飛車をぶっつけ、交換にもっていった
この飛車交換は好感触(シャレ) 望外の展開だ、丸山に勝てるかもしれないぞ!

チャンス到来の豊川、秒を読まれ、
「いや~××××(聞き取れず)」と言いながらギリギリで指した手は△9九飛!
感想戦で、開口一番、豊川「飛車打ちはなかったっすね」と言っていたのはこの飛車のことだろう
守りを重視した手だったが、これが敗着になったようだ

その後は、丸山に実にうまく攻められて、一方的になってしまった
最後の終盤の丸山の一連の寄せは見事だった 豊川に何もさせなかった・・・
143手で丸山の勝ち
 
ああー、豊川、がんばりが伝わってきたけど、やはり及ばなかったか ガクッ
豊川、中盤の模様が良くなったときと、終盤、逆転できるかもしれなかったとき、
チャンスが2回あっただけに、生かせなかったのは悔しい負け方だろう

高橋「豊川にもチャンスがあったと思う 駒を引き始めてから丸山ペースになってしまって、
 いつの間にか差がついた」
矢内「2人の持ち味が出た大熱戦でしたね」
うん、お互いの力が良く出ていた、だからこそ、力の差がかいまみれた一局だった

豊川、残念無念! それにしても、対局中の丸山は、豊川と好対照で、表情を全く表に出さず、
悟りを開いた禅僧のようだ どうやったらこんなふうになれるのだろうか
ちなみに、自分は24で指していると、独り言をかなり言っているようで、
いつも母に「うるさい」と言われます(^^;
第19期 銀河戦
本戦Gブロック 2回戦
長岡裕也四段 vs 清水上徹アマ
対局日: 2010年9月12日
解説:瀬川晶司四段
聞き手:竹部さゆり女流三段
記録:伊藤明日香女流初段

22年度の成績は、長岡5勝7敗 長岡は予選でシーザーに勝ち

瀬川「長岡は研究家で、序盤に精通している 以前は振り党だったが最近は居飛車が多い
 清水上は、私がアマ時代、NECの団体戦で力強い仲間だった、個人戦では強敵だった」

雑談で、竹部「瀬川さんは気持ち的には清水上アマの応援ですか?」
瀬川「いや、中立です 今はプロなんで(笑) コウモリのような立場で(^^;」
ここは面白かった

先手長岡で、居飛車の▲3七銀急戦、後手の清水上はゴキゲンだ
途中まで竜王戦決勝トーナメントの▲羽生vs△阿久津と同じ進行で進む
瀬川「プロ間で流行している最新形、互いの研究のぶつかりあい」

互いに玉を囲う前に戦いが始まった
清水上が△7六飛と横歩を取ったので、横歩取りのような空中戦になった
飛車、角、桂が乱舞する将棋だ
これは私にはとうてい指しこなせないわ(^^;

盤面、早くも終盤になり、
長岡が6三の地点を▲7五桂と打って攻めた手に対し、清水上は△6四歩と突き出す、手筋の受け
▲同飛なら△6二歩とへこんで受けようという意味だ
瀬川「この受けはさすが、他にも受け方はいっぱいあったが、この受け以外ではダメそう」
と言っていたのだが・・・
長岡、今空いた6三の地点に、▲6三飛と放り込んだ! うーお! こ、これは・・・
瀬川「決まったかもしれませんね」

実際、決まっていた 清水上、後はいくばくもなく必至に追い込まれた
63手で長岡の勝ち うおー、長岡、あ、鮮やか!!
一手前の△6四歩が盲点になりやすい受けだっただけに、
直後の▲6三飛の打ち込みが浮かんだのはすごい!
瀬川「▲6三飛がすばらしい手だった 短手数だが好局だった」

長岡と言えば、はっきり言って目立たないプロなのに、このレベルの高さ、やはり男子プロは強い!
そう思わされた一局だった 
感想戦があったが、さすがに研究されている局面だけあって、
内容のレベルが高すぎて、ついていけなかった(^^; 
次の一手のような会心の手が見れて、気分がスカッとした一局だった
第19期 銀河戦
本戦Fブロック 2回戦
村田智弘六段 vs 菅井竜也四段
対局日: 2010年9月15日
解説:豊島将之五段
聞き手:上田初美女流二段
記録:井道千尋女流初段

22年度の成績は、菅井12勝4敗 村田智弘(ともひろ)7勝3敗 2人は初手合い

大型新人の名が高い、18才の菅井の登場 前局では清水に完勝している
村田智は予選で南に勝ち本戦進出 2人とも関西所属

解説の豊島「菅井は振り飛車党で元気な攻め将棋
 村田智は昔ながらの関西の力強い棋風を受け継いでいる居飛車党
 2人とは、よく練習将棋をやってます」

先手菅井で、菅井の石田流から角交換の手将棋になった
序盤、菅井が8筋に振りなおし、▲8六飛と浮いたところでは、
豊島「菅井がうまくやったように思う」と言っていたが、
村田智も力強い駒組みで対抗、豊島に「なるほど」言わせる互角の好勝負になった

中盤は互いに角と銀を持ち合い、ちょっとしたミスも許されない展開
読みよりも、手の見え方と発想力が必要な将棋だ

そして、この将棋の見せ場は、終盤に訪れた
まだ寄せるまでは一山も二山もあるかと思われていたのだが、
菅井、後手の玉頭に銀を打ち、村田智に銀を合わさせて玉をつりあげ、なんと自陣の5八の金を活用、
そして竜をズバッと切り、一気に寄り形に持っていった!!

これには豊島もびっくり、「いや~ これはすごい・・・」
聞き手の上田「電光石火の寄せですね カッコイイ 感動しました 
 まさか5八の金が寄せに利いてくるとは」
豊島「玉をつりあげたところからの構想でしょうね」
菅井、これはホントにすごかった 後手玉は2二の地点にいたのだ
それを、自陣の5八の金を使って寄せる、なんていう構想、普通、考えられるか? 常人には無理だ

豊島「最後はすごい切れ味でしたね」 
うーん、こんなのは何十局に1回あるかどうかの見事な寄せだ
読みよりも、発想力がないとできない寄せ、菅井、才能をまざまざと見せ付けた一局だった
菅井、間違いなく、将来のタイトルホルダー候補だね

このFブロック、この先しばらく、あんまり目立った人もいないので、
菅井が7~8連勝くらいしてもおかしくない、そう思わせる一局だった
遠方に住んでいる父は、このブログを見てくれているのですが、
11月9日にこのブログに載せた、7手詰みの問題を、まだ父は考えてるとのメールが(^^;
「絶対答えを見ないで自力で解く」とのこと すごい執念です(笑)
野月浩貴七段vs深浦康市九段   NHK杯 2回戦
解説 松尾歩

矢内、先週とほぼ同じ髪型か あいかわらずかわいいね
解説の松尾「野月はシャープな切れ味のある攻め将棋 深浦は手厚いバランス型」

事前のインタビュー
野月「深浦は頑固でしぶとくてあきらめの悪い将棋
 今日は楽しく指せたらいい」

深浦「野月は非常に攻めが強く終盤力に定評がある
 野月の攻めに対して、短い考慮時間の中できっちり対応できたらいい」

先手野月で、深浦の一手損角換わり 相腰掛け銀だ
松尾「一手損角換わりの、一番おだやかなよくある、ありがちな将棋になりましたね」

雑談で、矢内「深浦は去年600勝を達成して、そのときの勝率が0.681
 ちなみに松尾七段は今305勝」
松尾「自分の成績は見る気がしないです(笑)」
と言っていたが、今、連盟のHPで調べると、松尾も473戦 310勝 163敗 0.655で、かなり高いね
参考までに、野月は515戦 300勝 215敗 0.5825だ

野月が▲4八飛と回ったところで、もう後は手将棋か 定跡っていったいなんなんでしょうか(^^;
まあ、定跡は骨組みっていうところか 
実戦がたとえその通りにならなくても、参考手順、といったところか 

深浦は△3三金寄として待機したが、この手は何だったのだろうか 
松尾「仕掛けていきたい」と言っていたが、野月は▲2六角と力を溜めた
感想戦もなかったので、結局△3三金寄に仕掛けていったらどうなったのか、わからなかった

中盤になり、松尾「焦点のはっきりしない戦いになりました」
そうなんだよねえ この相腰掛け銀、盤面全体にポイントがちらばって、どう見たらいいのか、
理解しづらい展開になりがちなんだよね
本局も、歩の手筋の応酬があり、もうわけがわかんなくなっちゃった

いつのまにか深浦が攻めが続くか、野月が受け切るかという展開、
それも、深浦の攻めが切れ模様、深浦は考慮時間も全部使っちゃった
あ~あ、野月が入玉して終わりか、今回はいまひとつ盛り上がらなかったな・・・と思っていたのだが!

ここから何と、野月が入玉するか、深浦が阻止するかという激戦に!
野月の▲7二香の、タタキの香も気がつきにくい手、
そして深浦の、飛車を一つだけ寄る△8二飛も、自分には全く見えなかった手!
ここは見ていて「おおー」と叫んだね
松尾「ここ数手の攻防はすごいですね」
実際、深浦の△8二飛は、今冷静になって振り返って見ても、
盲点になる、次の一手のような絶妙手だった
 
深浦、もう入玉されるのが確定と思われてから、中段玉を縛る見えにくい手の連発!
深浦の桂、香が絶好の位置に配置されている、これがトッププロの終盤力か!

その後も、入玉をめぐるギリギリの攻防、野月の玉は盤面左から右へ大移動だ
まさか、こんな熱戦になるとは・・・ 見、見ごたえがある

終局は122手、ついに野月玉を捕まえて、深浦の勝ち!
え~、野月の玉は入玉確定と思ったのに・・・ 深浦、強ぇええー
矢内「ものすごい激闘だったですね」
うんうん、終盤、見ていて全く退屈しなかった あっという間に1時間37分が経過していたよ

終局直後、野月「なんかもう少し、うまく入るんでしたね ひどい・・・」
ガックリきていた野月が印象的だった

感想戦の時間が少ししかなかったが、ポイントのところをやってくれていた
83手目、角をタダで取らせて、それで入玉するのが正しかったのか
ここ、もう一度見てみると、野月は10秒で▲4五同桂の疑問手を着手していた
まだ考慮時間も残っていたのにね
対局中の松尾の解説でも「▲4五同桂は取る一手だったんですかね? 比較的早く指しましたけど・・・」
と、的確な指摘だった
こんな色々あった一局でも、すぐにポイントを見つけ出せるのはさすがだね

序盤は定跡形、中盤は難解で、盛り上がらないかと思ったけど、終盤は大熱戦で、
プロの芸を存分に堪能させてもらった一局だった 「将棋を見た」って感じだ 
とても充実した一局だった 終盤はもう1回見たいくらいだ 楽しかった
第19期 銀河戦
本戦Eブロック 2回戦
阪口 悟五段 vs 阿部健治郎四段
対局日: 2010年8月16日
解説:杉本昌隆七段
聞き手:藤田 綾女流初段
記録:渡辺弥生女流2級

1回戦で里見女流に完勝した新人王アベケンの登場 対するはワンパク中飛車の著書がある坂口
坂口はデカイ 年鑑によると、173.9センチ 99.9キロだ

22年度の成績は、坂口7勝9敗 アベケン15勝3敗 2人の対戦成績はアベケンの1-0
坂口は予選で西川七段に勝ち本戦進出

解説の杉本「坂口は力強い振り飛車党 先手なら三間、後手ならゴキゲン 
 彼の中飛車はワンパク中飛車と呼ばれる
 アベケンはプロ2年目で21才、居飛車党だが他の戦法も研究している」

先手坂口で、相振り、それも相三間飛車になった
アベケンは1回戦の里見戦に続き、連続だ 

後手のアベケンから角交換をしたのだが、これが何か誤算があったようだ
坂口に向かい飛車に振りなおされ、好形を築かれてしまった
杉本「三間は角打ちに弱い」
アベケンは三間のままなので、角打ちのキズがあり、作戦負けしてしまった

アベケンが駒組みに困っているスキを突き、坂口、▲5六角の自陣角を放った
杉本「決断の角ですね 自ら手を作っていく坂口らしい手」
これが好手で、感想戦でアベケン「▲5六角でまいった」

ああ、アベケン、勝つものだと思っていたが、これはもうここまでか
作戦負けから一方的に攻められて負けそうだ どうにも挽回する策が思いつかない
アベケン、大苦戦!

しかし、アベケンはここから粘った
杉本が賞賛する粘りで、杉本「後手をもってどうまとめるのか全くわからなかったが、
 アベケンの強さが出た」
おお、さすがアベケンだ 里見戦での強さは際立ってたからね ここから逆転があるのか?

両者30秒将棋で、坂口が飛車切りから決めに出た 
坂口の歩の突き出しに、アベケン、びっくりの手抜き!
完全必至がかかった後手玉、アベケンは詰まさなければ負けだ
先手玉は詰むや詰まざるや!? ドキドキドキ

で、結果はピッタリの17手詰み!! アベケンの逆転勝ち!! うおーアベケン、やっぱ強ぇええー!

杉本「終始、坂口のペースだったと思うが・・・ まさかアベケンの△2二飛~△2五歩~△2六歩が
 間に合うとは・・・ 見事なアベケンの終盤だった」

感想戦では終盤をやってくれたが、アベケンの指し手はどれも本筋のものばかりという検証結果だった
いや~、アベケン、今回は作戦負けだったから、負けると思ったのに・・・ 
この逆転勝ちは、とても強い勝ち方! 中盤の粘り腰、そして特に終盤が強い!
1回戦の里見戦に続き、「アベケン、強し!」を印象づける一局だった これからますます注目だ
第19期 銀河戦
本戦Dブロック 2回戦
増田裕司六段 vs 櫛田陽一六段
対局日: 2010年9月10日
解説:神谷広志七段
聞き手:貞升 南女流1級
記録:井道千尋女流初段

22年度の成績は、増田6勝6敗 クッシー3勝6敗 2人は初手合い

解説の神谷「増田は攻めにも受けにもバランスがいい 
 クッシーは軽快なさばきを得意とする
 クッシーの四間vs増田の居飛車になるだろう」

先手増田で、序盤、かけひきがあり、増田の四間vsクッシーの居飛車という真逆の構図になった
神谷「思い切り予想がはずれました(笑)」

駒組みが進み、▲四間+穴熊vs△居飛車玉頭位取りになった
両者、金銀で厚みを作り、がっぷり組み合った
増田から仕掛け、飛車角交換になったのだが、そこで増田の奇手が飛びだした!
絵に描いたような手だったので、再現しました↓

後手:クッシー
後手の持駒:歩二 
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・ ・v飛 ・ ・v桂v香|一
| ・ ・ ・ ・ ・ ・v金v玉 ・|二
|v歩v歩 ・ ・ ・v金v角v歩 ・|三
| ・ ・v歩v歩 ・v銀v銀 ・v歩|四
| ・ ・ ・ ・ 歩v歩v歩 ・ ・|五
| ・ ・ 歩 ・ 金 ・ ・ ・ ・|六
| 歩 歩 角 ・ 銀 ・ 歩 歩 歩|七
| ・ ・ ・ ・ ・ 飛 ・ 銀 香|八
| 香 桂 ・ ・ ・ ・ 金 桂 玉|九
+---------------------------+
先手の持駒:歩 
先手:増田

▲4六歩 △5五銀 ▲同 金 △同 飛 ▲3一銀


この▲3一銀が打たれた瞬間、自分は「おーー!!」と叫んだ
神谷も「ええっー!! はあー そんな手が!! すばらしい手がありましたね!」
ベタほめだ(^^; 飛車での王手角取りが受からない 事実上、この一発で勝負あった

後は、後手玉はガリガリと削られて、クッシーは負けた
穴熊は手つかずだった
神谷「▲3一銀のカウンター一発、すばらしい手がありましたね」

感想戦で、▲3一銀以降の後手の修正案を探していたが、決定打は見つからず
▲3一銀以降は、難しいところはありながらも、先手は攻め筋がいっぱいある、
逆に後手は受ける手段がいっぱいある、という展開
しかし指せるのはどれか1手だけ
こういう場合はたいがい受ける側が最善を逃すものだよね
クッシーの「向こうの玉、見えないね」が印象的だった 穴熊、固いもんね

マニアックな話だが、実は自分も以前から、クッシーに勝つには、
振り飛車穴熊が一番有効ではないか、と思っていたのだ
なぜなら、クッシーは相振りをやらないし、相穴熊もやらないからだ
増田がそれを体現してくれた一局だった 
飛車をぶつけられて、取れずに歩を謝るようでは、渡辺、どう考えてもおかしい!
コバケン「さー えらいことになりましたよ これは逆転までありますよ」

コバケン先生、何回も棋譜を持ってくるスタッフに、「まだ対局やってる?」と
訊きながら棋譜を受け取っていた

コバケン「本譜の展開を見ると、▲3五桂がどうだったか・・・
ひさしぶりの羽生の粘り強さが出たか」

コバケン「はあ~あ! 面白い手順になりましたよ、ここから! ドーンといきました、△5九馬!
(手が進み)△2八飛成! 逆転しましたね」

コバケン「これは大逆転コースになりました 羽生玉がもう見えないです
次の手は、私だったら(馬に当てる)△8四歩」
お客「△5六歩は?」
コバケン「あ、そのほうが筋がいいですね △8四歩はオッサンくさいね」
スタッフが棋譜をもってくると、
コバケン「あ、でも羽生もオッサンくさい手です △8四歩です(笑)」

コバケン「いや、これはひどいことになったもんだなあ
恐ろしいね やっぱり将棋ってあきらめたらアカンのですね」

棋譜が入らなくなった
コバケン「指し手が入ってこないのは、投了したんで、現場が騒然となってるからでしょう」
で、いくばくもなく、渡辺が投了! 羽生の大逆転勝ちとなった

コバケン「いや~、まれに見る激戦でしたけど・・・ 渡辺って、こういう負け方しない人じゃないですか
羽生にしても、角を捨てていった中盤があまりにも変だった・・・
渡辺竜王、楽観しましたね 業界用語で言うところの、温泉気分だった、というやつでしょう
▲2九香のところでは、楽勝、必勝体勢だった
▲3五桂は、寄せの好手かと思いましたが、あそこから流れが変わってしまいましたね(^^;
こういう負け方はダメージが大きいですよ 7番勝負、これで面白くなったと思います」

いや~、渡辺、大逆転負けか うーん、この勝負、どちらも納得がいかない内容だったと思う
羽生にしてみれば、いきなりの角切りで勝てるほど単純なわけはなかったと思っているだろうし、渡辺にしてみれば、絶対勝てる将棋を落としてしまったという痛い負け
コバケン先生のほうが手が見えていて、先手勝ちの修正案を色々出していた

まあ、見ているほうにしてみればどっちが勝つのか、面白かったけどね
竜王戦という頂上決戦で、▲2九香の局面から負けてはいけないよね 
最高の棋譜を残すのがトッププロの使命だもんね やっぱりね

次の第4戦、解説会は26日にあるが、福崎九段の解説だ
福崎さんの漫談を聞きに、これはぜひ行こうと思う  (終わり)
竜王戦第3局、大盤解説会に行ってきました
解説者は小林健二九段(以下、コバケン)

PM5時、コバケン登場 拍手が起きる 客は最初は30人足らずだったが、すぐに増えて
60人近くまでなった
コバケン「今はもうケータイやBS放送やパソコンで見れますから、ここに来てくれるのは非常にありがたい 私もがんばって解説したいと思います」

コバケン「竜王戦、羽生の2連敗で始まりましたね さっき、上の階で、井上さんと脇さんが、『羽生は先に3連敗して4連勝する作戦とちがうか』と言ってました(笑) もし、羽生相手に、私が挑戦者になって、私が3連勝したら、どっちに乗ります?」
・・・お客はだまってましたが、自分なら正直、羽生に乗りますね(^^;

コバケン「近頃は、▲7六歩△3四歩▲2六歩△8八角成とする作戦まである、昔はこんなことやったら、田舎へ帰れ、と言われましたね」

先手渡辺で、戦型は横歩取り△8五飛になった
コバケン「私と同年代の方は、内藤流空中戦法という名前で勉強した形です ▲6六歩と角道を止めた渡辺が、どうまとめるか注目です」

少し手が進んで、
コバケン「次の一手は、渡辺がこの局面を研究していたんじゃないかと思える手です じっと▲4六歩と、堂々と突いた これはなかなか指せませんよ」

封じ手から少し進み、
コバケン「羽生が攻めの継続をはかれるかどうかが2日目のポイントですね 羽生の△3三角はどうでしたかね~ プロ間では評判がよくなかったです」

で、羽生、打った角をズバッといきなり切ってしまったではないか
コバケン「いきなり切るのは、予定としても、ちょっと短気だった気がするんですけどね・・・ ここで渡辺が狙いすました一手を放ちます、それが▲9五角!」

なかなか理解するのが難しいが、形勢は渡辺やや良し、とのこと
羽生は歩切れが痛い、という言葉が何回も出てきた 

次の一手クイズがあり、正解は、羽生が△2七銀と打ち込んだ手だった
雑談で、コバケン「初めてタイトル戦をやる旅館では、色々トラブルがあったりするんです
仲居さんが駒台の上にお茶を乗せた、とか、となりの部屋で宴会をやっていて、よっぱらいにからまれたとか」

▲2九香と味良くつなぎ香を打ち、コバケン「形勢は渡辺はっきり良し」

コバケン「ここで次の渡辺の手を当てた人は、終盤が強いですよ~」
お客らが何回かはずした後、誰かが「▲3五桂」と正解を言った
コバケン「この▲3五桂はいい手です」と言っていたのだが・・・
羽生に飛車をぶつけられて、渡辺は▲同飛と取れずに、歩を謝ったではないか!
こ、これはおかしい! (つづく) 
将棋世界の平成21年度9月号の付録の、「7手詰ミニハンドブック」を、解き終わりました
去年の付録の、赤いやつです 
やる気がなかなか起きず、ずっとほったらかしで、
全39問、これを解き終わるのに、1年かかりました・・・ とほほ(^^;

問題は、7手詰として標準のものばかりでしたが、1問だけ、深く印象に残る問題がありました
全っ然、わからなくて、答えを見ました
この問題が解けるかどうかで、ある程度、詰将棋が得意かどうか、判断できそうです
まるっきりノーマルな詰将棋とは違います ↓

後手:
後手の持駒:角二 金二 銀四 桂二 香四 歩十六 
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
| ・ ・ ・ ・ と ・ ・v桂 ・|一
| ・ ・ ・ ・ ・ ・v玉v歩 ・|二
| ・ ・ ・ ・ 飛 ・ ・ ・ ・|三
| ・ ・ ・ ・ ・ ・v金 ・ 金|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|七
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|八
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|九
+---------------------------+
先手:
先手の持駒:飛 桂 











答えは、▲5二飛成△4二金▲3一飛△同玉▲4一と△同金▲4三桂までの7手詰です

この問題がノーマルでないところ、それは、合駒(金)が出てくる、というものです
しかも、その合駒を動かしての詰みです
これはとてもじゃないですけど、私の才能ではどうにも無理でした
そりゃあ、こういう問題をたくさんやって、訓練すれば解けるようになるかもしれないですけど、
もういいです(^^; 私には合駒が出てくる問題は無理!
才能の限界を感じた1問でした とほほ
郷田真隆九段vs阿久津主税七段   NHK杯 2回戦
解説 森内俊之

うわあ、矢内、またすんごいオシャレな髪型にしてきたー!
これは今まででも屈指のかわいさだ 今週は矢内が気になってしかたがなかった(^^;

解説に森内登場、紹介されたときのまばたきの回数が異常に多い、目の焦点も合ってない
この辺が、森内が挙動不審と言われるゆえんだろう

郷田はなんだかすんごい高そうなスーツに身を包んでいる

森内「郷田は相手の注文を受けてたつ、居飛車の本格派
 阿久津は切れ味がよくセンスのいい指し方が特徴、オールラウンダー」

事前のインタビュー
郷田「阿久津はセンスのいい明るい将棋 
 最近、NHK杯では内容も結果もよくないので今日はいい対局をしたい」

阿久津「郷田は直線的な将棋、しかし粘り強いので簡単に勝たせてもらえない
 今日は面白い将棋を見せたい」

先手郷田で居飛車、後手の阿久津は9筋の位取りという意欲的な作戦

序盤早々、なぜか長考に沈んでお茶を飲んでいる郷田
なんと、▲2四歩と歩を交換に行った! な、なんだこれは
森内「あれ? こんな手があるんですか! これはすごい手ですね 私には想像もつかない手です」
角交換から△3三角の両取りで、一気に後手優勢な変化か、と思いきや、
感想戦によると、後手が△3二金と上がっている関係上、それは逆に先手が良しとのこと なるほどね~

そして阿久津が面白い構想を見せる △9二飛~△9四飛だ
森内「おー なんだこれは!」
でも、この作戦、自分は先崎がJT杯で指しているのを見たことがあるので、知っていた
そのときは先崎が作戦勝ちになりながら、康光に負けている
今回はどうなるか 楽しみだ

森内「盤の右の互いの銀が形勢のカギをにぎる」
阿久津の△3四銀に、郷田はやわらかく▲2八銀で対抗か まだ序盤なのに見ごたえがある
1手1手、緊張感が高い NHK杯ならではだ 

阿久津が銀を△2五銀と進出させ、勝負に出た そして、なんと△1六銀!? 
この手、自分は見ていて「おーー!」と叫んだが、後で感想戦を見るとこれは正しかったね(笑)

勢い、飛車交換になったが、
森内「私は先手を持ちたい 後手の金銀はバラバラ」
ここまで、森内の解説、わかりやすいわあ
森内は考え方が常識的だから、わかりやすい解説になるんだろう

阿久津、▲4一竜と金の内側に入られ、
森内「これは受けにくいですね~」
矢内「阿久津とすると、つらい時間が続いてますね」
森内「ここはふんばりどころですね」
考慮時間も、残り▲6回vs△0回になってしまった 大差か・・・

9筋から逆襲する郷田
森内「郷田、うまく指してますね 阿久津は駒使いが上手なので、
 これだけ盤上に駒が残ってしまっているのはめずらしい」
阿久津は指す手がなくなり、1筋に残った銀を使うしかない、という泣けてくる展開
森内「まあー つらいけど、しかたないところですね 好きにしてくださいということですね」
矢内「先手はじっくりじっくりと9筋を伸ばしていって、ついに間に合いましたね」

そして、大差がつき、阿久津投了! 69手の短手数で郷田が完勝した
矢内「阿久津の力が出なかったですね ただその後の郷田の指し手が・・・」
森内「見事でしたね 横綱ずもうでした」
うんうん、郷田、間違える気配がなかったね

感想戦では、阿久津「△1六銀はいただけなかった、最悪だった △2六銀だった」
そこがポイントだったか 阿久津の作戦が否定されたかのような負け方だったけど、
△2六銀なら、後手が充分やれていたとのこと
△1六銀は、阿久津は考慮時間を2回使って指していたので、まあ仕方がないか

短手数で、大差の決着となった一局だったけど、阿久津の奇抜な作戦で、途中まで緊張感があったし、
終盤は郷田が完璧に指し、見ていて楽しかった 
森内の解説がわかりやすかったこともあり、充分満足できた
銀河戦と比べて、NHK杯はドキドキ感が高いんだよね やっぱり、NHK杯は大舞台、ということか
そして矢内、かわいかった~(^^; 矢内の存在もドキドキ感が高い理由だね
第19期 銀河戦
本戦Cブロック 2回戦
川上 猛六段 vs 藤倉勇樹四段
対局日: 2010年9月9日
解説:熊坂 学四段
聞き手:熊倉紫野女流初段
記録:伊藤明日香女流初段

うわー、クマー、ハゲてるー 前にもみたが、今回あらためて見て、やっぱり相当ハゲてる
熊倉さん、ちょっと髪の毛をわけてあげてよ・・・

22年度の成績は、川上5勝6敗 藤倉3勝5敗 2人の対戦成績は1-1のイーブン
クマー「川上、藤倉ともに、居飛車、振り飛車、両方指す」

先手川上で居飛車、後手藤倉の立石流になった
角交換になり、駒組みが進んだ クマー「後手としては不満のない展開」

そして、飛車交換にもなったが、後手の桂が3三に跳ねている関係上、取られない
一方、先手は桂、香、拾われてしまった ここ、川上があまりにも無策すぎたと思う
クマー「藤倉が駒得してうまく指している」

川上、このまま負けるのか、と思って見ていると、なんと▲8九飛と自陣飛車を打ったではないか!
自玉の下に自陣飛車、こういうのはなかなか見ないなー(^^;
ならば、と藤倉も銀を自陣に投入! もう、どっちの玉も寄せが見えない
クマー「長期戦になりました」

川上、まだ駒損しているので苦しい・・・と思っていたら、9筋から手を作って、
なんと妖しい空気に! 9筋に香車4枚が入り組んでいる これもめずらしい(^^;
クマー「雰囲気は逆転」

ここから藤倉は玉の早逃げ、それを川上が追いかける展開
藤倉が逃げるか川上が寄せきるか、という熱戦になった

理論的にはクマーが言うように、藤倉の玉は寄らないはずなのだが、もう延々秒読みが続いている
藤倉は1手ミスしたら終わりだ うわー、もう自分だったら何回もトン死してるよ 
攻めるほうも大変で、必死に食らいつく川上
寄せるのか、逃げ切るのか・・・!

結果、190手で藤倉がギリギリで余し、勝利を手にした あー、これは熱戦だった
藤倉、プロの芸を見せたと思う 
たいがい、ミスして寄せられてしまうものだと思う よく逃げ切ったね

こういうのは心技体、そろっていないとできないことだろう
藤倉と言えば、正直、全然目立たないのだが、力はあるんだよね
こういう勝ち方は感心する さすがプロだ

川上は、終盤になってから力を見せたが、いかんせん、序盤が無策すぎた・・・
立石流の理想形に組まれ、典型的なさばきの成功形にもっていかれてしまったのが敗因と思う
190手の熱戦、楽しませてもらいました
第19期 銀河戦
本戦Bブロック 2回戦
藤原直哉六段 vs 野田敬三六段
対局日: 2010年8月31日
解説:武市三郎六段
聞き手:本田小百合女流二段
記録:野田澤彩乃女流1級

22年度の成績は、野田5勝4敗 藤原8勝5敗 2人の対戦成績は藤原の7-6
野田は予選で内藤に、本戦で田丸に勝ち 藤原は予選で平藤に勝ち本戦進出

解説の武市「野田は最近は幅広く戦法を使い分けてる 藤原は本人いわく『居飛車の正統派』
 関西棋士どうしで、2人で研究会をしていたこともあり、手の内を知り尽くしている間柄」

先手野田で、相掛かり▲2六飛になった 野田がひねり飛車を狙ったが、藤原が△8六飛としたまま、
飛車を引かずにがんばっている ならば、と野田が1筋から仕掛け、手将棋になった

野田が▲1三歩と垂らし、攻めが決まったのか、と思いきや、藤原が△3一玉と寄る、考えにくい受け
そこから飛車角総交換となった
武市「華々しい戦いになりました、いい勝負のようです」

藤原に先に飛車を先着されてみると、野田が苦しいか・・・
が、ここで野田、自陣に合わせ飛車! これは気がつかないね ここは魅せたね

終盤、どっちが有利かわからなく、一波乱ありそうだったのだが、
時間を使いきってしまっていた藤原、秒に追われて角捨ての奇手を放つが、不発に終わってしまった

結果、野田の勝ち
武市「終盤は野田がうまく指した 熱戦だった」
 
この戦い・・・ 悪くはなかったんだけど・・・ 
対局者が両者とも、地味すぎて、見ていてどうにも力が入らなかった・・・
「どんな手を指しているか」も大事だけど、「誰が指しているか」も重要なファクターだ、と
思わざるを得なかった それが正直な感想です(^^;
最近、レンタルDVDで、ゲームセンターCX~有野の挑戦~というのを見ている
タレントの「よゐこ」の有野さんが、ファミコンやスーパーファミコンなどのなつかしの
難関ゲームのクリアに挑戦する、というものだ

有野さんのゲームする様をひたすら見る、という構成なのだが、これが面白いのだ
挑戦するゲームは難易度の高いゲームがほとんどで、「どうやってこの敵を倒すんだ?」
「こんなに敵がいっぱい出てくるんじゃ、クリアは無理では」と思うことの連発、
そこを主に根性と粘りで乗り切っていく有野さんに好感が持てる
思わず、がんばれ、有野~!と応援したくなるのだ

最初は「どう考えてもこんなの無理」と思う局面を、何時間もかけてパターンを覚え、
地道に進めていく有様にはちょっとした感動を覚える

何時間もかけて進んだのに、最後の1機が死んでゲームオーバーになったときには
「アアー!」とTVを見ながら叫んでしまう

スーファミの「ストリートファイター2」では、有野さんはダルシムを使ったのだが、
ほぼヨガファイアーだけで戦ったのには笑った
ラスボスのベガに何十連敗もして、スタッフに「ヨガファイアー以外の技を覚える気はないんですか?」
と聞かれ、有野「ない!」 

昔のゲームというのは、名作といえども、ゲームバランスがひどいゲームが多く、
超難関の長いルートをたどって、やっとボス戦まできた、と思ったらボスに瞬殺され、
また長いステージの最初から、ということなんて当たり前! 
コンティニューやワープの裏技を使わないでクリアするのはまず無理、
というのも、いつものことだ

中でも特にひどかったゲームは、ファミコンの「高橋名人の冒険島」というアクションゲームで、
有野さんは途中でギブアップ 
そこで、エンディングを見せるために後日、スタッフがゲームをやったのだが、
あまりの難しさに同じところで死にまくり、
なんとその一箇所をクリアするだけで9時間も費やしたという極悪ぶり!!
高橋名人と言えば、「ゲームは1日1時間」という標語で有名だったのだが、
その名人の名を冠したゲームがこの難易度! 

面白かったのは、「マイティボンジャック」、「忍者龍剣伝」、「ソロモンの鍵」など
あとはやはり「魔界村」シリーズだ

私は難しいゲームは絶対やりたくない(^^; 
このDVDを見ると、自分がゲームをやった気になり、お得と思う
第19期 銀河戦
本戦Aブロック 2回戦
澤田真吾四段 vs 有森浩三七段
対局日:2010年9月7日
解説:小林 宏七段
聞き手:安食総子女流初段
記録:伊藤明日香女流初段

土曜に放送された銀河戦

22年度の成績は、有森4勝7敗 澤田10勝5敗 2人は初手合い
澤田は予選で伊奈に勝っての本戦進出

解説の小林「有森は形にとらわれない、力強い振り飛車党
 澤田は何でも指すオールラウンダー、18才の若手」

有森はいつものとうり、マスクをしての登場 
澤田は後ろ髪が伸び放題になっているが、これはファッションなのだろうか?

先手有森で、矢倉模様に進んだ
小林「先手は最近、藤井がやっている早囲い」
有森は棒銀作戦を選んだ 序盤は全てノータイム指しだ
小林「矢倉の中でも古い形、有森は自分の知っている形になって、うまくいったと思ってますよ」

小林「後手はもう玉を矢倉に入城する将棋ではない、先手のほうが玉が固いので方針を立てやすい
 後手は攻めがうまくいったと思っても、カウンターが厳しい将棋」

私はガチガチの相矢倉の定跡形は難しくて苦手だが、こういう手将棋は大好きだ いいよいいよー

どこから戦いが、と思っていると、なんと澤田のほうから△4五桂と跳ねて、桂交換を挑んでいった!
こんなのはめったに見ない手だ 自玉のほうの桂を△4五桂と跳ねていく発想は、
さすがに若手だ、勢いがあるね 桂を持ち駒にした澤田の狙いは、9筋の端攻めだ 

端攻めにしばらく耐えた有森、じっと▲2四歩と垂らしたかあ なるほどお これが好手か
これで手を渡して、今度は澤田が困ったか うんうん、この2筋の垂れ歩は見れば見るほど厳しい・・・ 

澤田も大長考の末、△9八歩という見えにくい垂らし!
わー、一手指したほうがよく見える展開だ 面白い
小林「これは攻め合いになりました すごい熱の入った読み合いですね」
手将棋の攻め合い、ドキドキする うう、面白い・・・
小林「好勝負になってきましたね」

小林「形勢は、澤田のほうは飛車が働いていないので、有森が良し
 有森は間違わなければ勝てると思ってるだろう しかし、将棋は間違えることだらけなんでね」

有森、わずかに良いが、どう決めるか 
だが、ここで有森に、小林が「これは疑問」という重い桂打ちが出てしまった
小林「これは逆転したかも」
感想戦で、事実、逆転していたとのこと
澤田は△6九銀という矢倉崩しのひっかけの銀を打ったが、これがまた問題で、
正着は△5八銀だったとのこと このあたりは難しいね

両者秒読みで、ドキドキの終盤だ いったいどっちが勝つんだ?
小林「激戦ですね」
ハラハラだったが、最後は、澤田の竜が詰まされたところで、澤田が投了!
見ていて、まだ詰みとかではなかったので、「えっ もう?」と思ってしまった(^^;

小林「どちらにも勝つチャンスがあった、すごくいい内容だった」
感想戦では、有森と小林がよくしゃべってくれ、充実した検討が見れた
終盤、落ち着いていればまだ澤田のほうにチャンスがあったのか 

あるいは敗着になってしまったいたかもしれない、重い桂打ちには、
有森「悪い手とはわかっているんだけど、具体的な手がわからないんだよね~
 年を取ると、悪い予感だけは当たるんだ(笑)」
熱戦を制した有森はかなり上機嫌だったように思う 

相居飛車の手将棋の寄せ合い、やっぱり何回見ても面白いわ 楽しかった一局だった
伊藤真吾四段vs羽生善治三冠   NHK杯  2回戦
解説 先崎学 

いつものとうり、矢内が登場 うっわ、また髪型に凝っているなー
横に垂らして、後ろでグルグル巻きにして結んでいる
AKB48のメンバーが年を取って30才になったら、こんな感じだろうねえ 
里見女流が三冠になったが、女流で「かわいい」「ギャグがわかる」「知的」の三冠は
矢内でしょう! 

さて、羽生がいよいよ出てきた 羽生は、NHK杯3連覇がかかっている
対するは新人の伊藤 遠目から見ると、タレントの、ぐっさんに似ているね

解説の先崎「伊藤は四間を指さない振り飛車党 終盤に切れ味があって、狙ってくるタイプ
 終盤、ツボに入る形になると面白い」

事前のインタビュー
伊藤「今日の対局に向けて、羽生将棋を研究してきました 今日は振り飛車で行きたい」

羽生「最近の若手はマジメ、研究熱心な人が多い 伊藤とは初手合い、どうなるかわからないので
 その場その場で対応して、面白い将棋になるようにしたい」

矢内「羽生はNHK杯戦での優勝が8回」
先崎「わーお」
矢内「(笑)」

さて、先手伊藤で、角交換型の▲中飛車+美濃vs△居飛車+船囲いから位取りという対抗形になった

先崎「羽生はこの将棋に関してはじっくり指してます」
羽生が5筋の歩を△5四歩、と無難に打ったので、
先崎「中飛車としては不満のない展開」
しかし、ここから後手が勝つんだよね? だって、後手は羽生だもんね

伊藤が▲6八金と寄った手に、
先崎「羽生は意表を突かれたかも」と言っていたのだが、羽生の狙いは2筋から攻めることだった
矢内「ギアチェンジしてきましたね」

で、ここで絶妙の△7五歩! どう対応していいかわかんない歩だね
案の定、この歩の対応を伊藤は間違えたようだ

そこから、伊藤は▲2四歩と突き出す手は見せたものの、最後はトン死してしまった
あー、伊藤、善戦及ばずか 善戦はしてたけど、勝てる、という雰囲気はなかった・・・
これ、私、最後の詰みが、指摘されても見えなくて、かなりガックリきました(^^;

羽生、あいかわらずの安定感で、まずは3回戦進出だ
次は勝又か 次はボーナスステージかな(笑)

風邪も治ったことだし、今週は元気だしていきましょう! ファイト!
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