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今日は六段編の6人です 五段編はまた後回しです(^^;

年齢は2011年3月31日現在、順位戦は来期(70期)の組、竜王戦は現在進行中の所属クラス、
プロ○年目は4月から何年目を迎えるか、最後の数字は2011年3月30日までの生涯勝数、勝率です
私のコメントも付けました


戸辺 誠(とべ まこと) 
24才 六段 B級2組 竜王戦4組 プロ6年目 164戦 113勝 51敗 0.6890
将棋大賞 第37回(2009年度) 新人賞

左利きの振り飛車党 特に、石田流とゴキゲン中飛車を得意とする
去年に結婚、長男も生まれた 同じ2010年、第23期竜王ランキング戦5組優勝
順位戦でも、順調にクラスを上げている 69期順位戦でB2で7勝3敗の好成績 
人生のすべてがうまく行っている感じの若手、うらやましい(笑)
ブログも頻繁に更新しているが、私はあんまり読んでません すいません(^^;


片上 大輔(かたがみ だいすけ)
29才 六段 C級1組 竜王戦3組 プロ8年目 256戦 163勝 93敗 0.6367

東大生で棋士デビュー、東大卒棋士 北尾まどか女流の旦那さん 
将棋世界の連載、「コンピュータは七冠の夢を見るか?」でも聞き手として登場していた
解説ではやはり理論的 ブログも頻繁に更新している これから色々とマルチに活躍してくれそうな若手
北尾まどか女流とともに、将棋界を普及方面で牽引(けんいん)してくれそう

>1学年上の山崎とは少年時代からしのぎを削り、1万局は指したという。(ウィキペディアより)
これ、ホンマか~ すげ~(^^;
>趣味はバックギャモンで、2005年には国内大会第12回王位戦で優勝し初タイトルを獲得した。
(ウィキペディアより) へえ~ 


村中 秀史(むらなか しゅうじ) 
30才 六段 C級2組 竜王戦5組 プロ7年目 214戦 122勝 92敗 0.5701
奨励会の幹事を務めている(たぶんです ネットでは確証が取れず)
将棋ステーションに出演したときも頼りになる大人、という雰囲気だった
>本格派の居飛車党。 しかし近年は自らが後手番の際はゴキゲン中飛車などの
 角換わり型振り飛車も用いることも多い。(ウィキペディアより)


村田 智弘(むらた ともひろ)
29才 六段  C級2組 竜王戦5組 プロ9年目 297戦 158勝 139敗 0.5320  
妹に女流の村田智穂がいる 竜王戦に3組まで上がったことがある 関西所属
え~っと、これくらいです・・・(^^;


宮田 敦史(みやた あつし) 
29才 六段 C級1組 竜王戦5組 プロ11年目 310戦 195勝 115敗 0.6290
将棋大賞 第36回(2008年度) 勝率1位賞
169cm、49㎏(平成22年度の将棋年鑑より)
体調不良により、1年間ほど休場したことがある 背広が似合わない(笑)
将棋界なんだから、こういう人がいてもいい、と思わせるユニークな存在 棋界屈指の終盤力は魅力 
>詰将棋を解く能力に優れるなど、終盤の読みの正確さで、
>「スーパーあつし君」のニックネームで呼ばれる。(ウィキペディアより)


豊島 将之(とよしま まさゆき)
20才 六段 C級1組 竜王戦4組 プロ5年目 193戦 139勝 54敗 0.7202
タイトル履歴 王将 1回(第60期-2010年度) 獲得合計 0期
将棋大賞  第37回(2009年度) 勝率一位賞・最多勝利賞

谷川に「将来必ずタイトル戦に出てくる」と言われた逸材、2011年王将戦に登場、実現した
このときの王将戦リーグでは、森内、深浦、三浦、羽生、康光といったメンバーに勝って久保に挑戦した
「谷川2世」の異名を持つ大器 オールラウンダーで何でも指しこなす 現在7割越えの勝率を誇る
研究会に7つか8つ入っているという話である 第16期銀河戦(3年前)では6人抜きを記録
69期順位戦でもC1で8勝2敗の好成績、将来のA級は間違いないだろう
NHK杯で、豊島の将棋をハッシーが解説をしていたとき、中盤でのすばらしい構想力に
「さすが豊島君、天才ですね・・・」と言わしめたのが記憶に残っている
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今期も順位戦が終わり一段落、そこで来期に向けて、若手リストを作ってみました
対象は31才以下の全員です 今回はタイトルホルダーと七段編です(九段、八段は該当者なし)

年齢は2011年3月30日現在、順位戦は来期(70期)の組、竜王戦は現在進行中の所属クラス、
プロ○年目は4月から何年目を迎えるか、最後の数字は2011年3月29日までの生涯勝数、勝率です
私のコメントも付けました


渡辺 明(わたなべ あきら)
26才 竜王 A級 プロ11年目 538戦 363勝 175敗 0.6747
竜王 7期(第17期-2004年~23期)-永世竜王(就位は原則引退後)
登場回数合計 10回 獲得合計 7期

棋戦優勝 合計4回
新人王戦 1回(第36回-2005年)
銀河戦 2回(第13回-2005年,第15回-2007年)
大和証券杯ネット将棋・最強戦 1回(第2回-2008年度) 

将棋大賞
第30回(2002年度) 新人賞
第31回(2003年度) 敢闘賞
第32回(2004年度) 殊勲賞
第33回(2005年度) 優秀棋士賞・最多勝利賞
第34回(2006年度) 敢闘賞
第36回(2008年度) 優秀棋士賞・名局賞

15才でプロになり、今や押しも押されぬ若手のリーダー その合理的な指し手で新時代を創る
将来の会長候補筆頭 ブログも頻繁に更新しており、著書も多い そのファンサービスぶりにも拍手
竜王以外のタイトル獲得はもちろん、A級2年目の来年度は名人挑戦にも期待がかかる
字がヘタだったのも克服した すでに一児の父
私の母いわく「もう人間が出来上がっている、この人は何回目の生まれ変わりだ?」


広瀬 章人(ひろせ あきひと)
24才 王位 B級2組 竜王戦4組 プロ6年目 245戦 170勝 75敗  0.6939
タイトル戦登場1回 獲得1期
棋戦優勝 新人王戦 1回(第40期-2009年) 合計1回
将棋大賞 該当なし

振り飛車穴熊のスペシャリスト 振り穴王子の異名を持つ しかし、他の戦法を指しても強い 
2010年9月、深浦から4勝2敗2千日手で王位を奪った
今春、早稲田大学を卒業したとのこと 順位戦でC1を抜け、B2でも昇級候補筆頭だ
ブログもやっていて、更新頻度もまずまず これからますますの活躍が期待される


松尾 歩(まつお あゆむ)
31才 七段 B級1組 竜王戦1組 プロ12年目 486戦 315勝 171敗 0.6481
棋戦優勝 新人王戦 1回(第32回-2001年度)
将棋大賞 第29回(2001年度) 新人賞

居飛車党 対振り飛車で松尾流4枚居飛穴、横歩取りで松尾流という手がある
69期の順位戦では最終戦で屋敷とのA級昇級をかけた一番に敗れる
高勝率だが、あまり目立たないか・・・(^^;


山崎 隆之(やまさき たかゆき)
30才 七段 B級1組 竜王戦2組 プロ13年目 613戦 416勝 197敗 0.6786
タイトル戦登場 王座 1回(第57期-2009年度) 獲得0期
棋戦優勝 優勝合計 5回
大和証券杯最強戦 1回(第3回 - 2009年度)
NHK杯戦 1回(第54回-2004年度)
新人王戦 2回(第31回-2000年度・第35回)
早指し新鋭戦 1回(第21回-2002年度)

将棋大賞
第28回(2000年度) 新人賞
第30回(2002年度) 勝率第一位賞・連勝賞
第31回(2003年度) 連勝賞
第32回(2004年度) 敢闘賞

「西の王子」も、もう30才 69期の順位戦のB1でも6勝6敗の指しわけに終わった
定跡にとらわれない、自由奔放な指し手は魅力たっぷり 才能派で独自の山崎流という形も開発
イケメンで独身、矢内女流との間はどうなっているのか(笑)
常に上位棋士に一発入れるだけの力を持っていることから、もっと活躍が期待される
来期はぜひA級昇級、そしてタイトルに挑戦してほしい 4月からNHK講座を担当する


橋本 崇載(はしもと たかのり)
28才 七段 B級1組 竜王戦2組 プロ10年目 398戦 253勝 145敗 0.6357
タイトル戦出場、棋戦優勝、将棋大賞、意外にも、何もなし

ハッシーの愛称で呼ばれる、人気者 
四段時代、あまりに個性的な金髪パンチパーマと紫のシャツでNHK杯に登場、ネット上が騒然となった
今は「将棋バー」の経営者でもある ブログもときどき更新している
竜王戦5連続昇級という記録を持つ 69期順位戦で待望のB1に昇級! 来期はA級を狙う
棋風は、正統派居飛車党 地味にコツコツとポイントを積み重ねるタイプ
私はハッキリ言って、応援してます!


阿久津 主税(あくつ ちから)
28才 七段 B級1組 竜王戦2組 プロ12年目 492戦 325勝 167敗 0.6606  
棋戦優勝 合計2回
朝日杯将棋オープン戦 1回(第2回-2008年度)
銀河戦 1回(第17回-2009年度)

将棋大賞 第32回(2004年度) 新人賞
第34回(2006年度) 勝率1位賞
第37回(2009年度) 連勝賞

タイトル戦出場こそないものの、その力は周囲の認めるところ 才能派タイプ
矢倉戦で阿久津流と呼ばれる指し方を実践 攻撃的な棋風で見ていて楽しい将棋 
69期の順位戦で、ハッシーとともにB1への昇級を決めた 爆発型なので、一気に駆け上がってほしい!


飯島 栄治(いいじま えいじ)
31才 七段 B級2組 竜王戦1組 408戦 263勝 145敗 0.6446
将棋大賞 第37回(2009年度) 升田幸三賞

竜王戦で4期連続昇級で1組に昇級(七段昇段) 69期順位戦でも、B2で7勝3敗の好成績を残す
飯島流引き角戦法を実践 週刊将棋で、佐藤紳哉六段と「深夜A時」というコンビを結成する

次回は、六段と五段編です 合計17人もいるよ どうまとめるか(^^; 
訂正:日曜のNHK杯の記事の中で、符号の先後が逆になっていた箇所がありました
   訂正しておきました すいません

第19期 銀河戦
本戦Cブロック 7回戦
森 ケイ二九段 vs 糸谷哲郎五段
対局日:2011年2月4日
解説:島 朗九段
聞き手:本田小百合女流二段
記録:渡辺弥生女流2級

土曜に放送された銀河戦 また糸谷の登場だ(^^;

森は予選で滝に勝ち 糸谷は本戦で3連勝中
22年度の成績は、森9勝15敗 糸谷24勝10敗 2人は初手合い

解説の島「森はベテランの大御所、早見え早指しで終盤の切れ味が鋭い、力戦に持ち込むのがうまい
 糸谷は若手の伸び盛り、今年度もすばらしい成績、若手の中でも一番の早指し
 この両者の対戦は力比べになるだろう、戦型は全く予測不能」

先手森で、▲石田流vs△居飛車の角交換の将棋になった 両者、指すのがめっちゃ早い!
今までたくさん観戦してきたが、これは最速だ(^^;
島「手が早いことは予想されたんですけど(笑)」
あまりの速さに、島も笑っている

島「石田流は今流行している 居飛車側は対策に苦労しているのが現状」
島が「△5四角はあまりうまくいかない」と言っていたのに、
糸谷はなんの迷いもなく△5四角と打って、さっそく打開してきた 
森も直後に、すぐさま▲4六角と打って、お返しだ
島「森先生も迷いませんね~(笑)」
とにかく手が早い 24での高段者同士の早指しを連想させる(^^;
番組開始15分で、もう戦いに突入している これは見ている分には面白い!

島「糸谷さんも森先生の迫力を感じているんじゃないですかね」
局面はもう緊迫している 
島「後手の△5四角と先手の▲4六角、どちらの角が働くかの勝負」
森がさばくか? 糸谷が押さえ込むか?
島「考慮時間に入る前に、中盤たけなわですね」 

森が工夫した手順を見せた 角を切って、駒損してから後手の角を殺し、結果として損得なしでさばく、
という実に気づきにくい手順だ これがいい手との島の解説
島「森先生が力を出した気がするなあ これは先手充分では 糸谷は暗雲ただよう展開」
こんな手順、指せないわ 森、才能だなあ

対して、糸谷は1筋の端から勝負をかけた
島「尋常な手では間に合わないと見て、糸谷は端に行った 
 苦しくなってからの糸谷の妖しい手が見もの」
森はバシバシと指していく やはり森が有利なのか?と思いながら見ていると・・・

糸谷は銀をじっと△2五銀と出てプレッシャーをかけ、先手に手を渡した
島「こうなってみると、意外に大変か」
何と、糸谷、いつの間にか形勢を挽回している! 森が長考に沈んだ
糸谷が時間を使わないので、森が2~3分考えただけですごい長考に思える(^^;

森、どうする・・・ 森の指した手は、陣形を整えて、後手に手を渡す手だった
島「今度は逆に、森が手を渡した」
おお~、見ごたえがある! 糸谷もこの手は読んでいなかっただろう 
今度は糸谷が長考に沈むだろう、と思いきや、またノータイムで指し手が返ってくる!
この手も読み筋?? 頭の中はどうなってるんだ?

糸谷、俗手の香の打ち込み、とにかくバンバン指してくる 
この香の打ち込みなんかも、筋としては悪いけどな~(^^;
島「糸谷は最善手にこだわってないと思う ごちゃごちゃやっているうちに手にしてしまう」
う、うまい 糸谷の攻めが炸裂か この香の打ち込み、俗手だけど受けがないのか? が、森もがんばる
島「森も最善手で対応したと思う」
糸谷と森、2人の才能のぶつかりあいだ 実に見ごたえがある!

少考する森に対し、糸谷はとにかくバンバン指してくる 猛烈に攻める糸谷、めっちゃ速い!
手がどうにも止まらない は、速い!! 怒涛の攻めだ
島「普通は悩むんですけど、悩まないですね(笑)」
こんなに速く指して大丈夫か いつかミスるんじゃないのか

糸谷の飛車の王手に、森の合わせの飛車の合駒の勝負手が来た!
が、ノータイムで対応する糸谷! どこまで読んでいるんだ!? 
局面も、いつの間にやら、糸谷が圧倒している
そのままバンバン指し続け、森が投了するまで、糸谷の手が止まることはなかった 
超速の早指しで寄せを決め、糸谷の勝ち! は、はええええー(^^;

132手、番組開始から1時間1分で糸谷は勝ちを決めた 考慮時間を8回残していた  
うわー、すごい! すごすぎる! 相手の森も早指しだったのだが、森が遅く見えた(笑)
局面、最後は大差がついていた 森は考慮時間を使い切っていて、時間でも完敗だった 

糸谷、まさに早指しの天才だ こんなの、才能以外の何物でもないわ 常人にできることじゃない
聞き手の本田「これだけの早指しの将棋だと見ごたえがありましたね(笑)」
本田さんも、あきれて、笑っていた(^^;
島「糸谷は怪物と言われるだけありますね それを見せ付けましたね」
島は、糸谷の早指しももちろんだが、△2五銀の一手、先手に手を渡した技術に特に感心していた

この速さ、すさまじいと言うほかないわ あきれるばかりだ 天賦の才能、天才ってこういうことか・・・
Yahoo将棋の「1分切れ負け」で、めちゃめちゃ強い人がいるが、それを見ているような感じだった
森も速かっただけに、森を圧倒した糸谷のすごさが際立っていた
なんかもう「将棋」じゃなくて、別のものを見ているようだった(^^;

全くすげーぜ、糸谷! これで4連勝、決勝トーナメント進出決定だ
次は先崎との対戦、これは楽しみだなー 次回も早指しを見せてくれるか? ワクワクだ
羽生善治三冠vs糸谷哲郎五段   NHK杯  決勝
解説 森内俊之

さあ、いよいよ決勝だ 昨年と同じ顔合わせ 糸谷のリベンジなるか?
アナウンサー「羽生は今までにNHK杯優勝8回、前人未踏の3連覇を目指す」
羽生「徐々に気持ちが高まってきた」
糸谷「今年も決勝に進むという大言を吐いてしまったので、達成できてほっとしてます
 去年のリベンジを果たしたい」

解説の森内「昨年と同じカードで、2人の充実ぶりが表れている」
矢内はまっ白なスーツ、春らしいね 髪を後ろにまとめていてキレイだ

羽生はここまで、伊藤真吾、勝又、康光、渡辺に勝って決勝進出
羽生「康光との相穴熊の将棋が、手数が長くて印象的でした 終盤が複雑な一局だったと思う
 金捨てでの玉の上部脱出が印象に残っている」
あったねえ 金のタダ捨ての中合い、まさに羽生マジックの一手!
森内「私が対局者で相手だったら、飛び上がってますね」
個人的には、勝又との一戦が一番危なかったと思っている 
あれは羽生が寄せを間違い、負けそうだった(^^;

糸谷はここまで、村山、堀口、郷田、丸山に勝って決勝進出
糸谷「村山との将棋は、序盤でリードしたけど、終盤で失着が出て相当追い込まれた」
個人的には、やっぱり先週の丸山戦だね 
わずか39手で考慮時間を9回余して勝ち、できるもんではないわ
糸谷「考慮時間がゼロの状態が得意ではないので、残すようにはしている」とのこと

羽生「張り切って、元気のある将棋を指せるように全力を尽くしたい」
糸谷「どんな形になっても自分の将棋が指せればと思います」

過去の歴代優勝者が出され、羽生と大山が8回、ヒフミンが7回、中原が6回優勝だそうだ
そして、対局開始! 先手羽生で、後手糸谷の一手損角換わりに進んだ
森内「一手損角換わりは今期のNHK杯、糸谷の原動力
 昨年の決勝は先後逆で、羽生が一手損角換わりを指した」

相早繰り銀で、急戦もあるか、と思われたが、羽生が7筋の位を押さえて自重した
森内「波乱の出だしではなくなりました」

2人の対戦成績が出され、羽生の2勝、糸谷の1勝とのこと 
昨年の8月には糸谷が横歩取りで羽生に勝っているそうだ へえー

糸谷の強さについて聞かれ、森内「将棋の感覚を変えてしまうような怖さを感じる
 今は糸谷は、指していて、手が見えてしょうがないんじゃないか」
羽生の強さについて聞かれ、森内「ここが強いっていうのがないのが本当の強さ、
 どこをとってもスキがない」

矢内「糸谷は同世代の豊島らの活躍も刺激になっているのでは」
森内「周りに強い人がいるのは、一番の上達の近道ですよね」
まさに羽生世代は最強の世代だもんね 

さて、羽生が右銀を▲5五銀~▲6六銀と繰り替え、▲3七角と打って、局面の打開を図ってきた
糸谷は即座に△3五歩と勝負! ここはその一手とは言え、指すのがめっちゃ早い(^^;
決勝というのに、両者、実に指し手の決断がいい
羽生は7筋で金銀を取り、糸谷は角を取るという、一気に激しい展開になった
もう形勢、どっちかがいいはずだが・・・
矢内「これは激しいことに」
森内「パッと見、先手が良くなる順がありそうだがわからない 糸谷のしのぎが見もの」

森内の解説では、単純な飛車の取り合いは糸谷が勝ちとのこと おお、糸谷、やったか??
羽生は飛車を取られないように細かく逃げている

70手目、森内は「後手としてはいったん飛車を△3四飛と逃げておき、
 ▲4五金とさせて飛車を捕獲させて、△2三角と打つ順でどうか」と言っている 
おお、△2三角、味がいいじゃん! それで行け、糸谷!
・・・が、糸谷は、と金を引いてすぐ飛車を取らせる順を選んだ
森内「と金を引き付ける糸谷らしい粘りの手 玉を上がって来ようとしているんでしょう
 糸谷の中段玉は生命力があるんですよね」

羽生が攻めをつなげるか、糸谷が受けきるか? 羽生の攻めもギリギリだぞ
森内「糸谷は持ち味を発揮してますね」
糸谷、と金を3四まで引きつけた これで受けきれているのか?

手が進み、森内「先手はどう攻めたらいいかわからない」
矢内「▲4六桂は?」
羽生の着手は▲4六桂!
森内「あ さすが すばらしい 矢内さん正解ですね」
矢内「えへ」 矢内、口癖の「えへ」が出た かわいい(笑)
森内「まだ決まってはいないと思います」 

羽生、攻めが竜と持ち駒の金だけになり、手が注目されたが、羽生の手は▲3一金! そうやるものか
糸谷も△1四角と投入して粘る どっちがいいんだ・・・
と金を作ろうとする羽生に対し、糸谷は△5三銀~△6二銀打! 気づきにくい手だな~
森内「わけがわからなくなってます」
矢内「糸谷らしい怪しい粘りですね」

が、羽生の▲6四歩が来た! 糸谷、打った銀を狙われた
ついにこの歩が間に合ってしまう展開になってしまったか
糸谷からは攻め合いたいという意思が感じられるのだが、こうなってはどうにも羽生玉は固い
冷静な指し手を続ける羽生、間違う雰囲気が全く感じられない
後手からは攻めがない 羽生はとうとう、と金を作ることに成功
森内も思わず「羽生さん、強いですね」 ああ・・・ ダ、ダメだ・・・・

万策尽きた糸谷、123手で投了! 羽生の勝ち、羽生、NHK杯3連覇!
見ていて、「ああー」と大きな声を出してしまった 糸谷負けか! 残念! 
別にどっちに肩入れしているわけでもないつもりだったが、
自分は糸谷を応援していたんだな、とわかった(^^; あー、羽生の壁は厚かった・・・

森内「糸谷の迫力のある追い込みでどうなるのかわからなかったが、羽生が突き放して貫禄を見せた」
一局を通して、羽生の飛車と竜の使い方がうまかったと思えた一局だった
羽生は受けでは、飛車の細かい逃げ方で取らせず、攻めでは竜の細かい使い方で手を作った
一手一手丁寧に指し、わずかでも相手を上回る、という将棋だった
羽生が決定的にピンチ、という場面はなかったと思う

感想戦では、70手目の、と金を引いたところを糸谷がやろうとしたところで時間がきてしまった
糸谷「やっぱ、と金引きではダメか」と言っていた あそこは大きな分岐点だったからね
でも、糸谷が別の順を選んでいても、それはまた別の一局、羽生はそれに対応して指していたであろう

アナウンサー「3連覇、獲得9期の気持ちは?」
羽生「終わって、カップをいただいて、実感がわいてきた」
アナ「もう1回優勝すると、名誉NHK杯ですが?」
羽生「まあ、一生懸命やって、目指していければいいと思う」
名誉NHK杯なんてあるのか、取れる可能性があるのは、実質、羽生だけじゃないか(^^;

糸谷「次は重いカップを持てるようにがんばります」
準優勝で終わった糸谷だったが、前期に引き続き、今期も一番目立ったことは間違いない
そのノータイム指しで他のプロを恐怖に陥れているね またしても羽生には勝てなかったけど・・・

あー、しかし、個人的な感想としては、また羽生が優勝してしまったか、という感想だ
そりゃあ、羽生が強いのはいい でも、その強い羽生に勝つ、という大番狂わせがあるときが、
一番面白いんじゃないか、と思っている 今回のNHK杯では、勝又にそのチャンスがあったのだが・・・
羽生、NHK杯3連覇、獲得9期ですか やはり将棋界はこの人抜きでは語れないですね 
康光戦の▲9六金は、今後も語り継がれるのでしょう 参りました!

あと、矢内さん、今期も聞き手、良かったです 毎度毎度、違った髪型で楽しませてもらいました
ありがとうございました 来期度は3年間の任期の最後ですね 矢内さん、来年度もよろしく!
A級順位戦のドキュメント、まずまず面白かったです
控え室の様子、東京の大盤解説の様子が見れたのが貴重でした
でもやっぱり、3月2日の当日に生放送で見た迫力にはかないませんでしたけどね

で、話は変わって、4月から、なんとBS2というチャンネルがなくなってしまう、とのこと!
毎週土曜にあった、囲碁将棋ジャーナルはどうなるの?(先週のジャーナルは後半を録画失敗した)
名人戦の放送とかもなくなるの?
A級最終日の放送もなくなってしまうのでしょうか?

それに加えて、NHK杯も4月からは時間が短縮になるということが、週刊将棋に出ているではないですか
週刊将棋の3月23日号のP3の将棋講座4月号の宣伝の欄に「放送時間が変わります」と書いてあり、
将棋講座が10:00~10:15、NHK杯は10:15~11:45 になっているんです
NHK杯枠が実質、10分の削減! ぐ、ぐうう 
まあ、確かに今までの1時間40分は長いと言えば長かったですけど・・・ 

ジャーナルとNHK杯、4月からどうなるのか、見守りたいです
これ、今、ウィキペディアで調べたら、見つかりました↓

>2011年4月から地上波の教育テレビで放送の「囲碁・将棋フォーカス」
>(毎週日曜日11:45 - 12:15)に引き継がれる。

ほー、そうだったんですか 全くなくなるわけではないんですね 棋譜解説の時間はもうなくなりますね
まあ、棋戦情報が流れるだけでも、毎週の楽しみなので、良しとせねばなりませんかね
明日、BS2でA級最終戦のドキュメント番組がありますね
それと、あさって日曜のNHK杯の時間がいつもより10分早まってます 注意ですね
早指しの糸谷だから、開始10分で勝負がついているかも?(笑)

以下、連盟のページより↓

>3月2日、東京・将棋会館で行われた第69期順位戦A級最終局のドキュメント番組
>タイトル 「ドキュメント2011 将棋界の一番長い日」
>日時 3月26日(土)  午後0:10~1:09
>再放送 3月28日(月)  午後11:00~11:59
>放送局 NHK「BS2」 


>東北関東大震災の影響で延期となっておりました第60回NHK杯テレビ将棋トーナメント決勝戦の
>放送時間が下記の通り決定いたしました
>日時 3月27日(日) 午前10:10~11:50
>※将棋講座は14:40~15:00放送予定です
第19期 銀河戦
本戦Bブロック 7回戦
戸辺 誠六段 vs 真田圭一七段
対局日:2011年1月6日
解説:中村 修九段
聞き手:中村真梨花女流二段
記録:渡辺弥生女流2級

戸辺は予選で伊藤真吾に勝ち、真田は前局で金井に勝ち
22年度の成績は、戸辺20勝9敗 真田8勝9敗 2人は初手合い

解説の中村修「戸辺は自分から動いていく独特な振り飛車党、 
 久保とも鈴木大介とも違う戸辺流を思わせる
 真田はバランスが取れている居飛車党 時として恐ろしく気合いの入った手が出る」
聞き手は真梨花ちゃんだ いつもどおり顔が丸いね

先手戸辺で、ゴキゲン中飛車 対して、真田は飯島流引き角だ
修「引き角はまだ序盤が確立されていないので、自分で工夫する楽しさがあるんでしょう」

両者、じっくりした駒組み合戦になった ずーっと駒組みをやっている
開始から45分、ようやく戦いが起こった 序盤はほとんど、見ていてもしかたない、という内容
実に長く感じた(^^; ▲4枚穴熊vs△高美濃だ

戸辺が順調に4枚穴熊に固めて一歩手持ちにしているのに対し、真田は手損して高美濃だ
この時点で、勝負あってしまった 完全に真田の作戦負けだ
真田のほうは、明確なポリシーが全く感じられない

戦いが起こり飛車交換になった後、戸辺は決め手を出すには戦力が不足か、と思われたが、
3筋から歩で手を作ることに成功 これはうまかった
後は固さを活かして、133手で戸辺の勝ち、終わり
・・・これしかくらいしか感想がない将棋になってしまった(^^;
修「玉を固めてさばく、戸辺らしい将棋だった」

124手目、真田は△6九飛と打ったが、これはないだろう、と思った
4枚穴熊に対して、横から攻めてもどうにもならないわ
修も「横からの攻めでは、まるきりダメ」と言っていたのだが・・・ 実際、全く飛車は働かなかった
激指定跡道場2では、ここでは+619で先手有利なものの、△1五香としておけば、
まだ逆転の余地があったかもしれない数値だった

本局のポイントは、真田の引き角って、いったい何がやりたかったのだろう?ということに尽きる
相手が中飛車にしているのにも関わらず引き角にしたので、
△5三角と上がりづらかった(角頭が狙われる)

戸辺が着々と4枚穴熊に組んだのに対し、真田からは手がない状態だった
△3二銀と上がっているので、真田のほうは穴熊にはできなかった 
右銀の使い方が変だったのかもしれない

飯島流引き角戦法の本には、振り飛車側が穴熊に組んできたときの対策は書いてないのだろうか?
私は本を持っていないのでなんともわからないけど・・・
升田幸三賞を取った戦法なのだから、こんなにあっさり作戦が破綻するとは思えない

本家飯島がこの一局の棋譜を見たら、これはただの「引き角戦法」、
「飯島流引き角戦法」ではない、と言うかもしれない そんな内容だった
感想と言っても、棋譜とか全然見ていないんですけどね(^^;
A級順位戦の最終局、BSの放送を見ただけです 後は数字だけ見ての感想です
(カッコ)の中は年齢です 年齢は順位戦データベースにもとづいてます 段位、敬称略です

<A級> 始まる前の私の事前の予想は、挑戦森内(40)、
 降級はタニー(48)と藤井(40)がやばそう、と書きました
 名人挑戦は7勝2敗で森内 予想が当たりました 過去のデータから予想しただけですけど(笑)
 降級は3勝6敗で木村(37)と藤井 負けて落ちる分にはもう仕方ないですね
 藤井はTV対局の解説をしているとき、終盤になると、ガクーンと解説の精度が落ちますからね(^^;
 タニーは4連勝から5連敗で、うーん、という成績でした 危ないのか、まだやれるのか・・・
 7つタイトルはあるし、他にもトーナメント棋戦はあるし、
 タニーには何か1つ優勝してほしいんですけどね(達人戦は非公式戦)
 渡辺(26)は挑戦を争い、久保(35)は最終戦の森内戦、負けたけど魅せました
 あの一局は感動しました 両者、タイトルホルダーで、A級は当然でしょう!
 あと、特筆すべきは、高橋(50)でしょう 5勝しての勝ち越しは立派ですね、すごい!

<B1> 昇級は康光(41)と屋敷(39) 康光はさすが! 9勝3敗で独走でした
 A級で変則戦法で暴れてほしいです
 屋敷も、順当と言えば順当、何しろ18才で棋聖になってますからね C2も1期で抜けてますしね
 C1で14期という悪夢を見ましたが(^^; 39才にしてA級は遅すぎたくらいですよね
 ただ、最近の屋敷は、「お化け屋敷」とか「忍者屋敷」とか言われた若い頃に見られた、
 びっくりするような指し手がほとんど見れなくなっているのが気になります
 屋敷が後手番で、中盤で9九に金を打ちこむというすごい手を指したのが、
 おぼろげな記憶として残っているんですけどね そんな手をまた指してほしいです

 降級は杉本(42)と豊川(44)でした まあこれも、総当りの4勝8敗なんで仕方ないですね
 杉本はTV棋戦の解説を聞いていると、対局者の手に驚いていることが多く、
 あんまり強いと思えないのが正直なところ(^^;
 豊川も、2年前がんばってB1に昇級しましたが・・・ やはり荷が重かったか
 豊川の解説、私は大好きなんですけどね 
 でも、降級が決まってからでも康光と畠山に勝って連勝、意地を見せましたね
 
 中村修(48)と、中田宏樹(46)は、5勝7敗で残留、これはがんばったと思いますね 
 山崎(30)には、また来期に期待、ですね 6勝6敗で全く平凡な結果に終わってしまいました
 
 一時期、10~15年くらい前ぐらいでしょうか、
 B1は、B2から来た人が1期で必ず1人はAに上がる、ということが続き、ただの通過点、
 と思われていた時期もあったんですけどね
 今のB1は、居るだけでかなりのステータスと思います 
 「鬼のすみか」と言うのに、またふさわしいメンバーになってきていると思いますね

<B2> ハッシー(28)と阿久津(28)が昇級 ハッシー、やりましたね~
 私もうれしいです ハッシーはC1を1期で抜けたとき、将棋世界の「昇級者の声」のページに、
 「また来期もここに書きます」と書いてから4年かかりましたけど、やってくれました!
 阿久津も順当! B1でも活躍してくれるでしょう
 次点に終わった中川(42)も私はかなり好きなんですけどね
 理事でもあり、NHK杯での羽生戦の大逆転負けを、
 後で紙面で詳細に解説してくれていたことも好感が持てました
 でも、昇級のイスが2つしかないんですよね 中川も昇級させたかったですが・・・
 
 B2は、一昔前、なんかスカスカなイメージがあったんですけど(^^; 
 最近は曲者ぞろい、という感がして、層が厚くなってきてますね

<C1> ここは昇級の激戦区! 間違いなく、全クラスの中で昇級が一番難しいところでしょう
 広瀬(24)と田村(35)が昇級  広瀬は王位、タイトルホルダー、全く順当ですね
 でも、広瀬が負けた1敗は、田中魁秀(64)に負けたんですよね C1は厳しい!
 田村の昇級は予想外(^^; どうしても、田村は早指し、というイメージがあったのでね
 村山(26)は9勝1敗で頭ハネ! ぐああ厳しい!
 10戦中、9勝したのに昇級できないなんて・・・ どうにもこうにも、かわいそう! 
 小林裕士(34)通称デカコバは8勝2敗で4位、豊島(20)も8勝2敗で5位、これも残念です
 逆に、内藤(71)は、2勝8敗でも降級点を免れてます・・・ 順位戦の制度の理解に苦しみます

<C2> 佐藤天彦(23)糸谷(22)稲葉(22)が昇級 若手3人ですね
 天彦は10連勝でダントツ、お見事! 糸谷も稲葉も順当でしょう
 天彦とか糸谷とか、まだC2にいたのか、という感じです
 4位以下は、8勝2敗で遠山(31)澤田(19)アベケン(22)菅井(18)となりました
 のきなみ、若手がずらりですね
 若手の中でブロガー遠山も活躍しましたね これからもブログを続けてほしいです 
 横山(30)は、最終戦地力だったのですけど、最後の相手がアベケンで、相手が悪かったか・・・
 降級点のほうは、このクラスは毎年8~9人もつくし、後がないクラスなので、逃れるのも大変ですね

三段リーグは門倉(23)と阿部光瑠(あべこうる)(16)が昇段とのこと
 16才の阿部に注目ですね 阿部が3人もいてややこしくなりましたけど(^^;

さて、順位戦の制度で、どうにも納得がいかないことがあります
(昇級者の数は、何か理由があって増やさないのだろう、とあきらめています)
それは、持ち時間が各6時間、対局開始が朝の10時、ということです
このせいで、順位戦は終局が夜の12時を過ぎるのも当たり前、となっています
これはどうにかならないのでしょうか?
これでは普通に暮らしているファンの人が、ネット中継を見るのにあまりに不都合です
夜中の12時を過ぎても、まだやっていて、それを見てくれ、と言うなんて、常識はずれです
私は順位戦の中継に全く興味を持てません 
今の制度で、ネット中継の会員になってくれ、と言うほうがおかしいんではないでしょうか

持ち時間6時間を変えたくないのかもしれません 
それなら、せめて対局を朝の9時から始めてはどうでしょうか?
夕食休憩の時間も少なくしたら、多くの対局がもっと早い時間に終わるんではないでしょうか
こればかりは言わずにおれなかったので、書かせてもらいました 

ただ、なんだかんだ言って、順位戦は面白いです
一人ひとりの一年間の成績が表に出るのは、見ていて非常に楽しいです
囲碁のほうでは順位戦がないそうなので、もし順位戦がなくなったら、とてもさみしいですね  
第19期 銀河戦
本戦Aブロック 7回戦
飯島栄治七段 vs 大平武洋五段
対局日: 2010年12月15日
解説:佐藤義則八段
聞き手:藤田 綾女流初段
記録:井道千尋女流初段

19日の土曜に放送された銀河戦
大平は小倉、村山、脇に勝ち3連勝中 飯島は植山に勝ち本戦進出
22年度の成績は、大平11勝10敗 飯島16勝6敗 2人の対戦成績は飯島の2-0

解説の義則「大平は早指しが得意、長い持ち時間でも早く指す
 飯島は勝率がいつも高い、トップで活躍する可能性がある人、2人とも居飛車党」

先手大平で、横歩取りになった なったというより、なってしまった
2局連続で△8五飛だ うあー(^^; 
飯島は△5二玉型の中原囲い、最新形だ

大平は早指しのはずなのだが、序盤からすごい長考している
飯島も長考でお返し、開始から50分も経って、ようやく戦いが始まった うわーなげー(^^;

正直、この一局、50分経ってから見始めても良かったね 
ここからは華々しい戦いで、大平はポンポン指していく 大平、いけるのか?

が、感想戦では、大平「自信がなかった」とのことだった 
あらら、自信がないのに早指しだったわけか(笑)

30秒将棋で、私なんかはどうなってるのか形勢がわからなかったが、
最後は飯島は23手詰めの即詰みを読み切り、先手玉を詰ませた 108手で飯島の勝ち
義則「大平にもチャンスはあったと思うが、飯島の鋭い寄せが決まった 飯島の勝率の高さを感じた」

この一局、序盤は超スローペース、終盤はずっと30秒将棋での目まぐるしい早指し、
この展開は見る側にはつらいと思う 解説の義則も、やりづらそうだった
そして2局連続の△8五飛で、どうにも見ていて苦しかった
△8五飛は、たまーに、でちょうどいいです・・・(^^;

母が「庭掃除を早くやれ!」と言うので、今から庭の草引きです がんばります(^^;
第19期 銀河戦
本戦Hブロック 6回戦
片上大輔六段 vs 稲葉 陽四段
対局日: 2010年12月16日
解説:脇 謙二八段
聞き手:貞升 南女流1級
記録:伊藤明日香女流初段

17日の木曜に放送された銀河戦 
稲葉は西川、上野、福崎に勝ち3連勝中 片上は佐藤義則に勝ち本戦進出
22年度の成績は、稲葉20勝6敗 片上10勝7敗 2人は初手合い

解説の脇「稲葉はものすごい攻め将棋、寄せが鋭い 
 片上は攻守のバランスが取れていて、戦いじょうず、横歩取りの最新形になるんじゃないか」

先手稲葉で、横歩取り△8五飛だ 脇の予想どおり、最新形に進んだ
脇「予想が当たって良かったです △3三桂が僕の得意形なんですけどね」
聞き手の貞升「あ! そうなんですか」
おーい、脇の△3三桂というのはけっこう有名と思うが、女流は知らないのかな
脇「でも、△3三桂と跳んだとたんに、後手の勝率は3割くらいのイメージです(笑)」
・・・それは、かなり落ちるね(^^;

脇さん、最新の情報もけっこう知っているらしく、解説の口調に落ち着きがある
39手目のあたり、脇「ここまでは前例がありますね」
貞升「あ! そうなんですか」
え~と、貞升さんは何にも知らないのか(^^; まあしょうがないか 女流だもんね

でも、貞升さん、変化手順のところで鋭い指摘をし、脇に「あ! それはいい手ですね」と言わせた
おー、なかなか強い! いいよいいよー 貞升さんはNHK杯でよく記録を取っているし、
女流と言えども、プロだから強くあってほしいもんね

さて、片上の角切りの強襲に対し、稲葉は攻め合いで応えた もういきなり終盤だ
脇「これは読みの世界です、終局まで読み切らないといけない しかし激しくなりましたね~」

ここから稲葉、片上、両者が魅せた
稲葉、四方に利く▲4五角! これが受けにも攻めにも、4方向に抜群の効き目を発揮した
4方向にこれだけ働く角というのは、めったに見ない手だ 片上はどうする・・・
片上は玉の早逃げ! お~、なるほど~、いい手っぽい! 一手指したほうが良く見える

さらに、稲葉は▲7四歩~▲6四歩と実にうまい歩の使い方で、歩を攻めに参加させることに成功した
脇「んー、▲7四歩、▲6四歩はうまい手作りでしたね~!」
で、稲葉、飛車を見捨てて、一気に寄せに行った!
脇「あー! 行きましたねー この辺が稲葉は寄せが鋭いんですよ」
まだ考慮時間も残しているのに、稲葉は決断が早い

しかし? 片上、最後の王手ラッシュで、まだわからないか?? が、稲葉、読み切りだった
合駒を間違えずに対応し、キッチリ勝ちきった 105手で稲葉の勝ち

脇「片上の攻めが成功してうまくいったんですけど、稲葉が歩で手を作ってペースを握った
 寄せも鋭かった」
貞升「▲4五角が効きましたね」 

うんうん、なかなか面白かった 横歩取り、他人の手を見ている分には、気楽でいいわ(^^;
脇さんの解説も好感触だった  最後、片上が王手し続けても、先手玉は詰まなかったね
感想戦では、片上が玉の早逃げをした手が疑問、とのことだった
指している最中はいい手に見えたけどね もうそれが即、敗着になるレベルなんだね

片上は29才でまだ若いんだけど、稲葉は22才、この若さには勝てないか・・・
稲葉22才、豊島20才、糸谷22才、アベケン22才、佐藤天彦23才、菅井18才、
こういう若手が目立っていて、将棋界が面白くなってきたと思う!
糸谷哲郎五段vs丸山忠久九段 NHK杯 準決勝
解説 谷川浩司

東日本大震災の影響で、休みになっていたNHK杯が再開された
私は引越しがようやく終わり、愛知で見る初めてのNHK杯だ さて、どんな将棋になるか
糸谷vs丸山かあ やはり、角換わりの難しい将棋になるのか?

矢内は相変わらずきれい、髪がロン毛でウェーブをかけている また今回も髪型、凝っているね
どんどんお姉さんになっていく感がある 早いとこ、結kk(以下略) 
解説は、なんとタニー! うわあ  タニーが出てきただけで、うわあ、となる
やはりタニーには華がある! スターなんだね

糸谷は、村山、シーザー、郷田に勝って準決勝進出 丸山は、豊川、松尾、三浦に勝って準決勝進出
タニー「糸谷は前期NHK杯で準優勝なので、今回も順調というところ、
 丸山は今年度、大事なところで星を落としているので、気合いが入るでしょう」

事前のインタビュー
糸谷「決勝に羽生先生が進まれているので、リベンジを果たせるように、決勝進出したい」

丸山「糸谷は早指しが得意、決断力もいいので、勢いに押されないようにがんばりたい」

対局開始の挨拶をする両者
糸谷「よろしくお願いいたします」 丸山「お願いします!」
丸山、大きな声で気合いが入っているね うんうん、さあ、どうなるか

先手糸谷で、丸山は横歩取りに誘導だ 糸谷、いつもながら手がはええー、
と思っていたら、いきなり手が止まって、考え始めたぞ 糸谷、横歩を取るかどうかで、長考だ
タニー「後手の横歩取りの指し方が、△5二玉型と△8四飛型が新しく出てきた
 先手も対策が大変」
そういうことか で、糸谷は▲2八飛と自重! 丸山が△7六飛で横歩を取った

矢内「後手の横歩取りになりましたね」
タニー「先手は一歩損したけれど、手得を活かしていく将棋」
後手の横歩取りとはめずらしい 手将棋になりそうだ 
前回の▲羽生vs△渡辺が、完全な研究将棋だったのと比べると、今回は正反対になりそうだ ワクワク

この2人の対戦成績は、糸谷の1-0ということだ 平成22年の棋王戦の一局のみ、か
タニー「(糸谷は今22才だが)20代の前半での大きなチャンスを物にしなければいけない」
まあ、タニーはなにしろ、21才で名人を取っているからね この記録はすごすぎだよね(^^;
タニー「糸谷は大学院へ進むんですね めずらしいですね」

さてさて、もう局面がのっぴきならないことになってないか?
▲8五歩、とフタ歩をしたら、先手が後手の飛車を捕獲できそうだぞ
タニー「▲8五歩と打ちましたね ただでは済まないということになりましたけど」
本譜の進行も▲8五歩だ! こ、これは面白い! もう、盤面にド注目だ

タニーの解説によれば、後手からも△2七歩、△5四角などの反撃があり、どうか、というところか
うんうん、タニー、いいよいいよ 面白いよ 実戦はどうなる? 

丸山の強引な8筋突破の△2七歩~△8七歩~△8九角に、
タニー「この瞬間が後手としては怖いですね~」

で、糸谷の着手は▲9五角!? な、なんだこれは??
タニー「これはちょっと・・・ 後手がピンチかも・・・」
この一手、タニーですら見えていなかった 私なんかもう全くダメ(^^;
ええ?? 丸山はどうなの? 見落とし? うっかりか!?
だとしたら、取り返しがつかないことになりかねないぞ 何しろ、もう大乱戦で引き返せないからね

タニー「後手が踏み込んでいったんですけど、▲9五角の返し技があって・・・」
矢内「面白い角ですね」
タニー「気がつきにくい手ですね」

丸山考慮時間を使ったが、指したのは、もうこれしかないか、という仕方のない特攻だった
糸谷、ノータイムで飛車を取り、▲6五桂跳ね、すんごい味のいい一手!! これが後手の玉頭直撃!
タニー「この桂跳ねは相当きびしいですけど、なんとか凌げれば後手にもチャンスがめぐってくる」

丸山、玉頭をどう受けるかな、と思っていたら、なんと自陣に△4二金打ち!
これが手堅いかあ そうかあ まだ難しいのか、と思いきや、糸谷、ノータイムで
▲2八飛打ち!! 飛車の2段重ね!! な、なんじゃこりゃ??
タニー「これがあると思ったんですよね」
矢内「はぁ~! はぁ~ すごい・・・」

これが決め手か!! 飛車の2段重ね、気持ちいい!! 矢内呆然!
これは・・・ 後手陣、崩壊している! 投了しかないか? もうダメ? どうだ?
丸山「負けました」
読み上げの藤田女流「まで、39手をもちまして、糸谷五段の勝ちでございます」

でええええー、39手!! 超短手数!! 
糸谷、NHK杯の準決勝という大舞台で、A級棋士を相手に、39手で勝ち!!
糸谷がまた一つ、伝説を作った! わ-おうう!

明日のスポーツ新聞の見出しはこんな感じだね 
「糸谷、新たな伝説!」 「A級棋士を39手で撃破!」 「決勝は2年連続で同カード、羽生vs糸谷!」

すんげー、糸谷、やってくれるぜ! ▲9五角と▲2八飛打! 
大駒をここまでうまく使えれば、横歩取りは楽しいだろうね~ いや~、見ていても面白かった!

タニー「丸山は▲9五角をうっかりしたと思う」
矢内「横歩取りの怖さがよくわかる将棋でしたね」

丸山ほどの棋力をもってしても、39手で負けてしまうんだね 
横歩取りは、大差がつくのを恐れていては指せない戦法、ということだね 
これは私のような「横歩取りは定跡をいちいち調べるのがめんどう」と思っているアマチュアには
受ける将棋だったわ 

力戦で、大技が決まって一気に勝ち、という、実に楽しい将棋だった
ボクシングでいうと、1ラウンドKOだ
こういうの、たまにあるといいわ これもまた将棋って感じで、いい!

39手はすごい! たぶんNHK杯史上最短だろう、しかも、後手玉がちゃんと寄っているんだからね
番組開始から53分で終局してしまったため、40分以上も感想戦の時間があった
でも、もうめんどうなんで見なかったです(^^; 
明日の将棋タウンさんの「NHK杯に見る受けの手筋」を楽しみにしてます
さあ、いよいよ決勝だ 羽生vs糸谷、糸谷のリベンジなるか? 好局を期待!!
第19期 銀河戦
本戦Fブロック 6回戦
塚田泰明九段 vs 菅井竜也四段
対局日: 2010年11月11日
解説:安用寺孝功六段
聞き手:山田久美女流三段
記録:井道千尋女流初段

3月10日に放送があった銀河戦 見るのが今日になってしまった
もう対局日からずいぶん経ってるね(^^;

塚田は予選で石田九段に勝ち 菅井は清水女流、村田智、村中、中座、日浦に勝って5連勝中
22年度の成績は、塚田4勝11敗 菅井19勝6敗 2人は初手合い

解説の安用寺「塚田は攻め100パーセント 鋭い攻め将棋だが、最近は受けに立つことも増えてきた
 菅井は今年デビューの18才、コンスタントに勝っている印象」

安用寺「塚田は若い頃、王座も獲った、棋戦も3つほど優勝した、22連勝もした、
 塚田スペシャルも編み出し、流行した A級にも7年いた」 
・・・今、塚田は46才、まだ老け込む年でもないのに、今年もC1で降級点を取ってしまっている
いったい、何でこんなに弱くなったのだろう、不思議だ

が、今日の塚田は積極的だ 先手塚田で、後手菅井のゴキゲンに対し、5筋の位を奪い返し、
2枚銀で押さえ込みを図る展開 塚田は7五と6五に銀を繰り出し、いい感じだ
安用寺「塚田、意欲的ですね 一気にひと潰しにしてやろう、という指し方ですね」
「かまいたち」のような作戦だ 位を取って、厚みで、という指し方は個人的に好きだ
菅井は△5三歩と誤り、すごい手損している これは塚田が作戦勝ちか?

安用寺「塚田ペースの気がする 後手から7六と6六の2枚の銀を追う手がない」
菅井の棋風として、久保に似たさばきが持ち味だが、
この将棋は、先手のほうが金銀4枚が玉に寄っていて、
固さでも上をいっているぞ さばきを発揮しようにも、どうにもならないのでは?
 
菅井、どうするか、と思って見ていると、△3三角で次に△5五角を狙った、のだが、
△5五角をあきらめて、じっと△2二角!
うーわ!? なんだこれは、一手パスだ いや、二手パスと言えるかもしれない
安用寺「これが18才の手ですか(笑)」 
すごい辛抱!「先手から動いてきてくれ」という意味なのはわかるが、△3三角~△2二角って・・・
18才が指す手とは思えん! 

で、塚田が「じゃあこっちも、のんびりと桂を取りに行きますよ」とした瞬間に、
△9三桂の勝負手が来た!

で、後はお互いに30秒将棋に突入した
それまでが両者ともに時間を使ってじっくり指していただけに、
ここから一気に手のスピードが上がり、私はついて行けなかった(^^;
わけのわからないうちに、菅井はしっかりと一手勝ちを読みきり、勝ちを手にしていたではないか! 
104手で菅井の勝ち!

安用寺「菅井はしっかり耐えて、最後のワンチャンスをモノにした」

な、なんでぇぇぇー? 菅井、勝ち方が強すぎるで・・・
一般的には、 
作戦負け→暴発→ベテランに的確にとがめられて負け これが本来の若手のパターンだろう
菅井の場合、
作戦負け→じっと辛抱、とにかく辛抱→秒読みになるまで耐える→30秒将棋が続き、
だんだんわけがわからなくなる→ベテラン塚田が暴発→的確にとがめて勝ち こういう流れになってる!

「勝ち方知ってます」という菅井のお手本、講座みたいな番組になってしまった
ええー・・・? 知ってても、できるものではないで・・・ 
塚田、全然弱くなかった むしろ、指し手には勢いがあったけど・・・ 

感想戦では、
塚田「全体的に押していたんですけどね」
菅井「ずっと苦しいと思っていた」

菅井、これで18才か! なんでこんなに、将棋が「もう出来上がってる」の??
マジで?? これが18才の手?? と思える一局、もう老練というような指しまわしだった

ヒカルの碁の緒方九段が「その練達さは 長久の歳月を思わせる!」
それくらい言ってもおかしくない一局だった  お、恐るべし菅井・・・
第19期 銀河戦
本戦Gブロック 6回戦
長沼 洋七段 vs 高崎一生五段
対局日: 2011年1月28日
解説:日浦市郎八郎
聞き手:上田初美女流二段
記録:井道千尋女流初段

3月の12日の土曜にあった銀河戦
長沼は予選シード 高崎は前局で横山に勝ち
22年度の成績は、長沼14勝13敗 高崎17勝8敗 2人は初手合い

解説の日浦「長沼は若いときは居飛車党だったが最近は振り飛車も指す 受けの強い将棋
 高崎は期待の若手、振り飛車党」

先手長沼で、3手目にゴキゲン封じに出た 初手から▲7六歩△3四歩▲6八玉だ
これに対し、高崎は4手目△8四歩、日浦「ちょっと変わった将棋になりそうですね」
この4手目が、成功したと思える展開だ 後手のヒネリ飛車になった
日浦「後手のヒネリ飛車はめずらしいですね」

この3手目▲6八玉のゴキゲン封じ、自分ではやりたくないと思った
ここから長沼が作戦負けに陥る 少なくとも、先手の利はまるでない将棋になった
左銀をどんどん進出させて、わかりやすい後手に対し、
先手はひとつ受け間違えたら即負け、という展開

日浦「この▲8八角型の穴熊はねぇ~ 上からの攻めに弱いんでねぇ~
 すでに後手良しの気がする」
駒の取り合いがあり、△7九銀とひっかけられてみると
日浦「これ、先手は受けがなくて困ってると思う」
が、懸命に粘る長沼 高崎はこっちがいいはず、と思って指しているのだろう、
しかし、なかなか決定打が出ない・・・?

長沼、▲8四桂とし、攻め合いか 懸命の勝負手だ
日浦「けっこう難しいですね」

後手の持駒:角 
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂v玉v金 ・ ・ ・ ・v香|一
| ・ ・v銀 ・v金 ・ ・ ・ ・|二
| ・ ・v歩v歩v歩 ・ ・v歩 ・|三
|v歩 桂 ・ ・ ・ 銀 歩 ・v歩|四
| ・ ・ 歩 角 ・v歩 ・ ・ ・|五
| ・ 歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 歩|六
| 歩 ・ 金 歩 ・ ・ ・ ・ ・|七
| 香 玉 銀v金 ・ ・ ・v飛 ・|八
| ・ 桂 ・ ・ ・ ・ ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:飛 銀 歩五 
後手番

*79手目、今▲6五角と打ったところから
△6四歩
*感想戦では、この歩が、長沼、高崎ともに第一感というからすごい
*先手は角をどうする?
▲7二桂成 △同 金 ▲4一飛 △6一桂
*長沼は角をどうするんだろう、と思っていたらば、
▲1一飛成
*放置で▲1一飛成!!
△6五歩 ▲6四香
*こ、こんな手順が!
*ここで、本譜は△7八金以下、先手玉を詰ましに行ったが詰まず、後手は負けにしてしまった
*
*ここでの有力手は△7六角!とのこと そう指せば後手が勝っていたとの感想戦
*ふえ~ これはまた、いい返し技があったもんだ


長沼、若手を相手に、力技で終盤での逆転勝ち! これは気持ち良かっただろう
高崎としては、将棋の作り自体がずっと後手が良かっただけに、残念な負けだった
角取りを放置して▲1一飛成~角をわざと取らせて▲6四香、こんな構想が終盤で描けるんだね
長沼、さすがだ NHK杯で羽生に勝ったのも、そんなにまぐれでもない、と思わせた

3手目▲6八玉は、後手に居飛車で来られたときに明らかに損なので、
プロ間では流行らないだろう、と思われた一局だった
昨日、スカパーのアンテナが付きました
囲碁将棋チャンネルを受信できるようになりました
昨日は夜8時からの「週刊!将棋ステーション」を2週間ぶりに見ることができました

この大変な時なのですが、いつもどおりの将棋の番組を見れて、
精神的に落ち着くことができ、普段どおりやっていくことの大切さを感じました

昨日の夜、愛知でも震度3の揺れがあり、怖かったですが、
明日から、銀河戦の感想を書く等、なるべく普段どおりに更新したいと思います
まずはkifu for Windowsで、↓の図を取り込んでください

後手:羽生名人
後手の持駒:角二 歩二 
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v飛 ・ ・ ・ ・ ・ ・v香|一
| ・ ・v玉v金 ・ ・ ・ ・ ・|二
| ・ ・v桂v銀v銀 ・ 龍 ・ ・|三
|v歩 ・v歩 ・v歩v歩v歩 ・v歩|四
| ・v歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| 歩 ・ 歩v歩 ・ 銀 歩 ・ 歩|六
| ・ 歩 銀 ・ 歩 歩 桂 ・ ・|七
| 香 ・ 金 金 ・ ・ ・ ・ ・|八
| 玉 桂 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:金 桂 歩 
後手番
先手:渡辺竜王

(図は▲3三竜まで)

2008年の竜王戦7番勝負第1局、▲渡辺vs△羽生の有名な将棋です
この将棋は、羽生の大局観のすごさが出た一局ということで、覚えている人も多いのではないでしょうか
今週の週刊将棋のP16「ご存じですか?」のコーナーは、「大局観」の話です
その記事に、この一局が紹介されています 以下、週刊将棋からの引用です

>ここでは先手が角と金桂の2枚換えで駒得し、一方的に竜を作ってもいます。
>渡辺本人はもちろん、多くのプロ棋士が図では先手優勢と見ていました。
>ところがただ一人、羽生だけは難しいと見ていたのです。
>図から△6七歩成▲同金直△6九角▲6八金引△4七角成▲4三金△6四角と進んだところで、
>渡辺は思わしい手がないことに気づき、愕然としたそうです。以下は羽生が圧倒しました。
>羽生の卓越した大局観に、多くのプロ棋士がショックを受けた将棋です。

ところが、です! この局面を激指定跡道場2の検討モードにかけてみたところ、
1秒かからずに、約+100、形勢は互角、と出たではないですか!! す、すごい!
この局面、当然もう定跡からははずれています、事前に組み込んであった局面ではありません
この局面を1秒かからずに互角と判断するのは、人間には無理でしょう
その後、検討モードを起動させ続けたところ、15分ほどで思考完了、
形勢は-21で互角、次の後手の最善手は△6七歩成、としっかり出ました!
激指定跡道場2、す、すっげー!!

以前から、この激指定跡道場2の形勢判断には、私はかなり信頼を寄せていましたが、
今回、この局面の検討をさせて、ますます信頼が高まりました もうエベレスト級の信頼の高さです

清水女流vsあから2010では、あからの性能は約160台パソコンをつないだものでした
しかし、あからほどのコンピュータでなくても、10万円のデスクトップパソコンと1万円のソフトで、
この局面を正確に判断する大局観を誇っているのです これが現状なんですね 
激指定跡道場2、ハッキリ言って、ものすごいですね・・・
2011.03.13 地震
なんだかとんでもない事態になってきてますね NHK杯どころではないですね・・・

私はというと、引越しの作業の疲れが出てます
こんなときこそ普通に更新すべきなのか、とも思いますが、引っ越したばかりで、
スカパーのアンテナがまだ付いていないこともあり、銀河戦は見れず、NHK杯も当然ながら休止、
書くことがありません この地震に関しては何にもできませんね・・・ 言葉もありません

明日は新しい病院に行ってきます(引っ越したので、今まで通院していた病院を変更のため) 
第19期 銀河戦
本戦Eブロック 6回戦
小林裕士六段 vs 阿部健治郎四段
対局日: 2011年1月7日
解説:佐藤紳哉六段
聞き手:中村桃子女流1級
記録:野田澤彩乃女流1級

先週の土曜に放送された銀河戦 好カードだ
デカコバは予選シードで本戦出場 アベケンはEブロックで5連勝中
22年度の成績は、デカコバ14勝8敗 アベケン27勝7敗 2人は初手合い

解説の紳哉「デカコバは体も大きいが将棋も大きい 細かいことはあまり気にしない
 早見え早指しでセンスがいい ほとんど将棋の勉強しないでプロになったという才能肌
 居飛車党 京都出身 34才 185cm97kg 

 アベケンは新人王 銀河戦は里見女流、坂口、小林宏、佐藤紳哉、中田功に勝って5連勝中
 若手らしいキビキビした将棋 研究熱心で細かいところまで手が行き届いている
 終盤も若手らしく手が見える 居飛車党 山形出身 22才 171cm58㎏」

紳哉「プロ棋士には『こばやしひろし』が2人いて、まぎらわしい
 私も佐藤慎一四段とよく間違われて困っています」

先手デカコバで、相矢倉の力戦模様になった ▲早囲いvs△矢倉だ
紳哉によると、デカコバは力戦の矢倉が好き、
アベケンは兄弟子の藤井とよく研究をいっしょにしているとのこと 
と言う事は、両者、得意の戦法だろう
矢倉の早囲いと言えば、藤井だもんね 早囲いを巡る攻防の将棋が流行っているね
藤井はこの戦法で、2回目の升田幸三賞を取れるかもしれない

がっちり囲い合う前に、デカコバは3筋から、アベケンは7筋からの攻め合いになった
紳哉「攻め合いですね」
アベケンの△8五桂が先手の7七の銀に当たっているが、デカコバはこれを手抜きだ
デカコバは△7六歩の取り込みを許す順を考えているのか・・・ 先手としては実に怖いところだ
感想戦では、△7七桂成▲同玉!△7六歩▲8八玉、という順を想定していたとのこと
▲7七同玉なんてあるのか! 紳哉はそんな順の解説は全然しなかった(笑)
アベケンもそれを見抜いて△7七桂成でなく他の手を指した、ということか レベルが高い!

難しい中盤が続く もう双方ともに、玉を直撃してくる攻めを食らっているので、
間違えたら、即、終わりだ
紳哉「アベケンが取る一手の所ですぐ取らないで考慮時間を使っているのは、形勢に自信がないから」
と言っていたが、デカコバも当然の一手の所で考慮時間を使う展開
紳哉「デカコバも自信がないということですね」
局後、両者ともに形勢に自信がなかった、とのことだった

デカコバが最後の考慮時間を使い、意表の一手を放った
後手の歩頭に桂打ちの犠打!
紳哉「あ~! そんな手がありましたか へぇ~ これを狙っていたんですね へぇ~
 なるほど いい手じゃないですか デカコバが魅せましたね」

この桂打ちに対して、紳哉「アベケンの対応が問われる」と言っていたが、アベケンは冷静に対応した
桂打ちで、一瞬、技が決まったかと思えたが、形勢はまだ全然難しいのだった

続くデカコバの飛車打ちの王手に対して、アベケンは玉を逃げずに△4一金と合駒だった
これを紳哉は「なぜ△2二玉と逃げなかったのか 大事に行こうと思ったんですかね?
 △4一金は疑問では」と解説
しかし、感想戦で、飛車打ちに△2二玉と逃げると▲5三銀という手があったので、
本譜の△4一金が正着、とのことだった 対局者の2人、またも紳哉を上回っていたね さすがだ(^^;

終盤になっているが、紳哉「形勢がわからない」
もう双方ともに30秒将棋、指運みたいになってきた
こうなるなら、もっと時間を残しておけば、と思うが、
ここに来るまでに不利になるわけにはいかなかったのだ
そういう空気がピリピリと感じられていた中盤だったのだ
ここから30秒将棋でどうなるか、見ていて面白い!

入玉を狙うデカコバ、追うアベケン ところが、デカコバが突如攻め合いに出たではないか!?
紳哉「見切ったんですかね??」 
が、これが敗着となった デカコバ、後手玉を寄せるつもりの手が、完全に一手パスになってしまった
自玉が一気に寄せられてしまった 108手でアベケンの勝ち!

紳哉「お互いに優勢な局面があったと思うが、最後にミスしたのはデカコバだった
 将棋は後でミスしたほうが大きくマイナスになるのでね 力のこもった熱戦だった」 

あ~、デカコバでもアベケンを止められなかったかあ でも内容はなかなかの一戦だったね
37手目から戦いが始まり、終局の108手まで延々難しかった
アベケン、デカコバのミスを緩まずとがめたのはさすがだ 入玉を阻止する手順が実にうまかった

中盤は空気が張り詰めていたし、終盤もハラハラした
紳哉の解説も良かったと思う 常識人の発想なので、聞いていてわかりやすかった
感想戦で、紳哉の解説を上回る読み筋が披露されていたので、
ちゃんと視聴者にも説明がついていたしね
紳哉、この2人には将棋の才能ではかなわない、か・・・?(^^;
ブログはいつも楽しく見させてもらってます かなり笑うこともしばしばです

感想戦ではデカコバに、はっきり有利になる順が見つかっていた
アベケン、難敵のデカコバを結果的にどうにか振り切って辛勝、という一局だった これで銀河戦6連勝だ
今日もまだ忙しかったです
夜の11時近い今の時間になってようやくネットにつなぎました

大地震が起きてしまいましたね
ここ、愛知では大きな被害はないようです
神奈川に住んでいる兄からは「死ぬかと思った」とのメールが来ました

引越しですら大変なのに、被災したら当然、もっと大変でしょう
それと、原発が怖いです チェルノブイリみたいにならないか心配です
50箱を越えるダンボール箱の開封、ご近所への挨拶回り、また大量に出たゴミの処分、
市役所へ行って住民票の移動、保険証を作る、住基カードを作る、病院関係の書類、
テレビの設置、スカパーのアンテナ設置の注文、歯医者にも行った、など、まだ忙しいです(^^;
色々と多くの作業がありましたが、だいたい終わりました パソコンの設置もできました(^^)
ホッとしてます これからは愛知でこのブログを更新することになりますね 
羽生善治三冠vs渡辺 明竜王   NHK杯 準決勝
解説 郷田真隆

矢内が登場、うわ、今週もまた違った髪形にしている(笑)
長く垂らして、すそにウエーブをかけている 上は三つ編みだ 凝っているな~
まっ白な服がきれい ビーナス矢内、といったところだ

いよいよ準決勝 名人vs竜王のゴールデンカード、楽しみだ
羽生と渡辺が映った 羽生は最近、寝癖がないね 一方、渡辺は髪がかなり薄くなってきている
髪の毛では羽生が圧勝だ まあ、棋力は髪の毛とは関係ない 当たり前だけど(^^;

解説の郷田「羽生はNHK杯3連覇がかかっていて、気合いが入る一番と思う
 渡辺はまだNHK杯では優勝がないので、ぜがひでも勝ちたいと思う」

事前のインタビュー
羽生「準決勝ということで、煮詰まった舞台 自分らしく思い切って元気のある将棋を指したい」

渡辺「羽生が相手なので、非常に力が入る一局 がんばりたい」

先手羽生で、▲7六歩△8四歩で、相矢倉に進んだ 両者、手がすごく早い それが止まらない
序盤で時間を使いたくないのだろう 相矢倉▲4六銀型に進み、羽生、仕掛けの▲3五歩も、ノータイムだ

矢内「指定局面のようにサラサラと進みましたね」
郷田「竜王戦で2人が同じ形を指している どこで変化するか
 あっという間にここまで来ましたね 現代将棋ですね」
ホントにねえ 私が小学生の頃なんて、相矢倉で序盤が1時間くらいある将棋が珍しくなかったけどね
NHK杯は11時を過ぎてから見れば充分、という時代から、隔世の感がある

矢内「今期のベスト4は、前期と同じ顔ぶれ」とのこと
へえ~ そうかあ 強い人が相変わらず強いということだね
羽生と渡辺の対戦成績が出て、羽生の12勝、渡辺の15勝 渡辺、やるね

さて、もう局面が終盤と言っていいくらい進んでいる
75手目、羽生は後手の成銀がタダで取れるが、放置して▲7一角と打ち込んだ
郷田「もう成銀を取っている場合じゃない」
・・・私、成銀を取る手を考えていた(笑) 
もうこの辺から、相矢倉のスピード感を知っていないと指せないね
まあ、ここまでの定跡手順ですら、私は全く指せないわけだが(^^;
こういう風に進むには、両者にアマ四段以上の棋力が必要だろう 75手まで定跡っていうのもすごいね

番組開始からまだ36分なのに、もうどう見ても終盤だ
郷田「羽生が寄せきれるかどうかの勝負」
羽生、一気に行くのは無理と見て、4四の馬を▲7一馬と突っ込んだ
こういう手は指しにくいけど、羽生が指すと、こう指すところなのか、と思わせる

▲7一馬に、渡辺はどうするかだったが、△8四飛と逃げた
また羽生に攻めの手番が回り、羽生の攻めvs渡辺の受け、という図式が続くことになった
郷田「どうなっているのか、すぐには判断できない」
羽生の攻めが続くのか、渡辺がうまい受けを見せるか、あるいは渡辺に攻めの手番が回ってくるのか?

郷田「この辺が難しいから、序盤が早指しだったんですね」
羽生が▲3三金と引いた手に、郷田「非常に感触がいい感じがする」
考慮時間を使って考えこむ渡辺「んー・・・」 思わず声が出ていた

渡辺は△3二歩という手をひねり出した
郷田は「▲同金でしょう」とのことだったが、羽生、▲2二金と突っ込んだ!
郷田「羽生は決断しましたね」
そして、取った香で▲3九香! うわ、これは攻防一体の香、気持ちのいい手だ

渡辺は▲4四馬だけはさせたくない、と△4三歩だったが、△4三金ではだめだったのだろうか
ここが唯一、疑問として残った
郷田「間違えなければ羽生が勝てる」
羽生の攻めが続くかっこうになり、羽生は▲3三歩と軽手を放った ああー、やっぱりうまいなあ
後手の1五の香が、ちょうどジャマ駒になり、後手玉の逃げ道をなくしている 
仕掛けたときから、こういうのも計算に入ってるんだろうねえ どういうレベルなんだろう

着実に後手玉を追い込み、結果は113手で羽生の勝ち 終局は番組開始から1時間12分だった
羽生、一手の緩みもなく、完勝! 渡辺に受けを許さなかったし、反撃のヒマも全く与えなかった
さすがは羽生、磐石の勝利だったね

郷田「羽生が見事に攻め切った名局」
この一局、プロ間ではそのまま定跡になる一局なんだろう 
羽生の完璧と思える指し回し、「名人の指した手が定跡になる」という典型だったね
渡辺は実質ノーチャンスだった

感想戦、後手はどこで変化の余地があったか、だったが、
▲7一馬に△8四飛が疑問手という結論だった
△8三飛と逃げておき、▲7二馬とさせてから△8四飛とするべきだった、とのことだ  
△8三飛と途中下車する手が正解で、もうそれ以降は後手にチャンスがなし、とのこと
レ、レベルが高い(^^; 

感想戦が25分ほどあったが、もう羽生、渡辺、郷田の研究会と化していた
あまりのレベルの高さに、矢内などは口出しする余地は全くなし(笑)
この一局自体、研究会で指されるような内容だったね 
うーん、こういう内容のは、研究会で指してくれれば、とも思った
ただ、「普段の研究会ではこんなことをやってます」というのが見れた

本局は「定型での真理探究」がテーマだった
感想戦を見ていて思ったけど、これだけレベルが高いと、
もう初手の▲7六歩に2手目△8四歩としたのがそもそもどうだった、となる可能性も充分あるね
トップレベルで、後手番で相矢倉を受けて立つ難しさ、というのが示された一局だった

故、大山15世名人は、晩年は定跡形を避けたけど、羽生は定跡の最先端に踏み込む元気もまだまだ
充分ある、ということだね 羽生に死角なし、NHK杯3連覇なるか?

(渡辺が△4三歩としたところを激指定跡道場2の検討モードにかけたところ、六段+++が20分ほど
思考して、△4三金が最善と出ました! 次善手は△4一飛、3番目に△4三歩が出ました 
形勢は+707で先手有利とのこと 自分もまだ捨てたもんじゃないですね(笑)
形勢を分けた△8四飛のところも激指の検討モードにかけてみたところ、
後手の最善手は△8三飛、としっかり出ました 形勢は-70で互角、とのこと
激指、強い! ここでは互角という形勢判断が羽生、渡辺と同じなところがすごい・・・)

お知らせ:明日、大阪から愛知に引っ越します 次のUPまでには日が空くかもしれません
第19期 銀河戦
本戦Dブロック 6回戦
宮田敦史六段 vs 小林健二九段
対局日: 2010年12月7日
解説:佐藤秀司七段
聞き手:中村真梨花女流二段
記録:野田澤彩乃女流1級

宮田は予選で熊坂に勝ち、コバケンは前局で石川に勝っている
22年度の成績は、宮田11勝8敗 コバケン8勝8敗 2人の対戦成績はコバケンの2-0

おお、聞き手は中村真梨花ちゃんだ 顔がまん丸だね まるでアンパンマ(以下略)
解説の秀司「宮田は居飛車が多いが、相振りを指すこともある 読みの深さとスピードは知られたところ
 これは詰将棋に限ったことでなく、指し将棋でも言える
 コバケンはスーパー四間飛車で有名、力戦振り飛車も指す
 今日は対抗形になるか、相振りかのどちらかと思う」

始まってみると、相居飛車だった(^^; 秀司「予想外ですね(笑)」
▲矢倉模様vs△菊水矢倉(別名しゃがみ矢倉)だ 菊水矢倉がコバケンの予定の作戦か
秀司「菊水矢倉は、腕力がないと指しこなせないです」

ノータイムで指し手を続けていく両者 
コバケン、右銀を△4四銀まで持ってきて、△4五歩と位を取った
宮田は▲4七金と上がっている この▲4七金は見たことがないが、どういう意味だろう、と思っていたら、
すぐにわかることになった
なんと、▲3七桂~▲4五桂と、後手の歩を取ってしまう攻め方があるのだ
この順が、後手は受けがないではないか! あ、あれ? これどうなってんの? コバケン、どうする??

40手目、△3一玉までの局面 ▲4五桂が受からず、後手困ったの図↓

後手:コバケン
後手の持駒:なし
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・ ・ ・ ・v玉 ・v香|一
| ・v飛 ・ ・ ・v角v金v銀 ・|二
|v歩v歩v歩v歩 ・v金v桂v歩v歩|三
| ・ ・ ・ ・v歩v銀v歩 ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・v歩 ・ ・ ・|五
| ・ ・ 歩 ・ 歩 ・ 歩 ・ ・|六
| 歩 歩 銀 歩 ・ 金 桂 ・ 歩|七
| ・ ・ 金 角 ・ 銀 ・ 飛 ・|八
| 香 桂 ・ 玉 ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手:宮田
先手の持駒:歩二 


これ、宮田の研究手順だね コバケンとの対戦成績が0-2だから、宮田は用意してきたんだろう
▲4七金が見事に成功、これはハマっている、もう先手有利!
が、なぜか宮田はすぐに▲4五桂と行かず、▲5七銀から駒組みを続けた
秀司「▲4五桂は先手の権利、いつでも行けるということでしょう
 これ、困りますね~ 後手はどうするのかな」

ところが! これ、今、激指定跡道場2の検討モードで調べてみると、この図で即▲4五桂は、
以下△同銀▲4六歩△3六銀!▲同金△4四桂!という順で全くの互角、とのこと
うわー、こんな順があったのか だから宮田はここで▲4五桂を保留したのか
秀司は解説では全然そんなことは言ってくれなかった 秀司より激指のほうが頼りにな(以下略)

でも、▲4五桂がいつでも権利としてあり、▲4七金作戦は「菊水矢倉△4五歩位取り殺し」と
言ってもいい作戦だね まあ、めったに菊水矢倉を指す人はいないけど(^^;

本譜、宮田は銀を2枚中央に繰り出した後、頃や良し、と▲4五桂と跳ねて開戦になった
これは宮田の快勝譜だろう、コバケン完敗、作戦で勝敗が決まったね ・・・と思っていたのだが!
なんとなんと、ここからコバケン、桂が殺されてから、実にうまく手を作り、細い攻めをつなげていった

まさかまさかの展開だ コバケン、歩しか駒損していない こうなると、後手のほうが玉が固い
先手は金銀がバラバラだ なんと後手が優勢になった

が、コバケンも疑問手があったと思う 「思う」という表現なのは、秀司が的確に解説してくれないから、
こっちで勝手に判断するしかないのだ(^^;
でも、この将棋、2転3転して、誰が解説しても形勢判断が難しかっただろうけどね

ものすごい複雑な終盤に突入していった まさかこんな大熱戦になるとは、想像もつかない展開だ
▲4五桂で、もう先手必勝かと思ってたからね
コバケン、勝負手を放つとき、手をしならせて、ビシッ!と駒音が高い やる気満々だ

宮田は攻めが続かなくなり、コバケンが先手玉に詰めろをかける手が続き、コバケンの勝ちかと思われた
しかし宮田はあきらめない 一転して玉を中段に逃げ出した 攻めるコバケン、受ける宮田
見ごたえ充分、昨日見た広瀬vs糸谷に、ひけを取ってない! うーわ、これは熱戦だ

こういう将棋では解説が頼みのことが多いが、秀司はほとんど役に立っていない(笑)
だけどそれで別に腹が立つ、というわけではない 局面が、もう難解すぎるのだ
30秒の秒読みでは、どうにも読みきれないのは仕方ない
A級棋士でも連れてこない限り、この終盤の解説は無理だ
秀司「いや~ わかんない これは」

コバケンが勝っていたと思うが、先手玉を捕まえきれなかった 
後手には候補手が多すぎて、正解を指すのが難しかったね 
何度も言うけど、正着が秀司にも全然わかっていないし(^^;

結果、143手で宮田の勝ち 51手目に▲4五桂としてから、最後まで延々難しい将棋だったと思う
秀司「序盤は宮田が良かったと思うが、コバケンが細い攻めをうまくつなげた
 最後はどちらが勝つかわからなかった」

正直、今回の一局、全然期待してなかったのだが(^^; 大熱戦だった 実に面白かった
TVでは感想戦の時間が取れなかったけど、この後、少なくとも2時間は感想戦をやったんじゃないか、
と想像できる内容だった 中盤から終盤、内容がてんこ盛りだった

コバケンさん、去年の大盤解説会で、「私もまだまだがんばりますよ~」と言っていたとおり、
気合いたっぷりなところを見せてくれた いやいや、面白い将棋を堪能させてもらいました(^^) 

最後に一つだけ、中村真梨花ちゃんは、顔も丸いけど、体もそれ以上にm(以下略)
第19期 銀河戦
本戦Cブロック 6回戦
広瀬章人王位 vs 糸谷哲郎五段
対局日: 2010年11月24日
解説:片上大輔六段
聞き手:山口恵梨子女流初段
記録:渡辺弥生女流2級

先週の土曜にあった銀河戦 大注目の好カードだ
広瀬は予選で高田に勝ち 糸谷は本戦で遠山、富岡に勝って2連勝中
22年度の成績は、広瀬31勝10敗 糸谷26勝19敗 2人は初手合い

解説の片上「広瀬は昔から振り飛車穴熊を得意としていて、振り穴王子と呼ばれている、
 しかしオールラウンダーで何でも指せる 終盤が得意 非常に繊細な手を指す
 糸谷は独特の戦型を指すと同時に、最新形にも詳しい 早指しで、間髪いれずに手が返ってくる」
聞き手の山口「広瀬は、悪魔のような終盤力、というキャッチコピーがありますね」

雑談で、片上「広瀬は勝っても負けても、ひょうひょうとしている 負けても悔しそうじゃない
 糸谷は逆で、負けると悔しがるタイプ」
山口「広瀬は、王位を取ってから、何か変わったということはありますか?」
片上「全然ないです、取る前と同じ(笑)」

先手広瀬で、振り飛車を目指したのに対し、糸谷は飯島流引き角戦法だ
そこから角交換があり、▲金銀が分裂型の中飛車vs△居飛車となった
そして広瀬、▲1八香で穴熊を目指した 金銀が分裂型の穴熊なので、これは珍しいね
片上「▲1八香、出ましたねえ 穴熊には偏見があるんですよね プロは穴熊好きですからね
 広瀬の場合は、香が上がってファンから歓声があがるので、うらやましいです(笑)」

糸谷は相変わらずの独特の時間の使い方だ
1秒のノータイムで指したかと思えば、取る一手のところで考えている これぞ糸谷流だ
片上「糸谷を相手にすると、時間配分が難しいんです 一方的に時間を使うわけにはいかないのでね」

広瀬が8筋に飛車を振って、逆襲し、開戦だ これは中飛車の常套手段だね
糸谷は△6四角と好位置に角を打ち、対抗した
片上「広瀬は腕の見せ所ですね 並みの手では先手はさばけそうにないなあ」

しかし、広瀬はさすが、この局面をさばき形に持っていった こんどは糸谷がどう受けるかだ
片上「△6二桂と受けるのは、形が悪いんで思考から切り離しちゃう手ですね」
が、糸谷の指した手は△6二桂!
片上「あ、打ったよ やらないと言うとやるからなあ(笑)
 タイトルホルダーを相手にこの桂を堂々と打てるのは立派ですね 受けただけの桂ですからね」
この手は指しにくいよね 私なら指せない 指して負けたら、怒られそうな手だね(^^;

飛車交換になり、終盤に突入 ここからが見ものだった 盤面で再現しました↓
今、△8九とで、飛車の取り合いになって、先手の広瀬の手番 
片上「次に△8八飛が厳しいですから、広瀬は▲8一飛と打つでしょう」 

後手:糸谷
後手の持駒:飛 歩二 
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香 ・ ・v金 ・ ・ ・v桂v香|一
| ・ ・ ・v桂 ・v金v玉 ・ ・|二
|v歩 ・v角v歩 ・v銀 ・v歩v歩|三
| ・ ・v歩 ・v歩v銀 ・ ・ ・|四
| ・ 銀 歩 ・ ・v歩v歩 ・ ・|五
| ・ ・ ・ 歩 ・ ・ ・ ・ ・|六
| 歩 ・ ・ ・ ・ 歩 歩 歩 歩|七
| ・ ・ ・ 金 ・ ・ 金 銀 香|八
| 香vと ・ ・ ・ ・ ・ 桂 玉|九
+---------------------------+
先手の持駒:飛 角 桂 
先手:広瀬

▲8一飛 △7一飛 ▲同飛成 △同 金 ▲1六角 △3三銀


実際、▲8一飛と打ったのだが、そこで糸谷は、ノータイムで△7一飛と合わせの飛車!
お~! これは思いつきにくい
片上「はあ~ こんな手があるんですか 気づきにくいですね」
さすが糸谷だ・・・ 広瀬、▲8一飛の筋がなくなり、攻めに困ったか、と思われた

そこで出た、広瀬の勝負手▲1六角!! な、何これ?? 意味が全然わからない
片上「おお~ なんだこれは?? いやこれは見ごたえがありますね
 必殺手になっているんでしょうか?」
考える片上、次に先手から4三に角切りから飛車の打ち下ろしが、どうにも受けにくいではないか?
片上「いやうまい手が出たと思いますね 読んでいるレベルが違いますね」

指されてみてもすぐ意味はわからなかったが、解説を聞いていると、後手、受けにくい?
というか、受けがないのか? この手は私なんぞ一生考えても浮かばないだろう(^^;
しかも、△7一飛と意表の合わせの飛車を打たれた直後に、この▲1六角が指せるんだからすごい!

ところがだ そこでまた糸谷の対応が△3三銀という受けだった
どうやらこの手が、この場合の正解手だったようなのだ うわ、これはどういうレベルなんだ・・・

ここからも難解な局面が続いた 広瀬は▲7七飛という攻防の自陣飛車を打ち、また片上を驚かせた
片上「強いですね 手が見えてますね」 
私ももう驚きっぱなしだ(^^; さすがの2人、これは見ごたえ充分!

ここから最後まで、片上に「いや~ わけがわかりません」という攻防が続いたが、
冷静な手を指し続けた糸谷に軍配が上がった 126手で糸谷の勝ち
糸谷、特に受けが強かった! 
前にプロの誰かが「糸谷の受けは、プロの中でも5本の指に入る」と言っていたとおりだ 

片上「予想どおりというか、予想以上に見ごたえがあった 大駒で、はっとさせられる手が多かった」
山口「大熱戦でしたね」 

この一局、片上ですら、置いていかれ気味というレベルの戦いだった
広瀬、糸谷の両者の発想が、思い浮かばない手の連続だった  
特に、上記の図面でのやりとりのところ、これはさすが一流プロの手だね 
どうやったら▲1六角、そして△3三銀なんて浮かぶんだ・・・ やっぱり才能だねえ 
事前の期待どおりの一局だったよ とても面白かった!
2011.03.03 A級最終戦
いや~、良かった、面白かった ▲森内vs△久保! 大熱戦だったね

まず初めに終局したのは▲木村vs△三浦 横歩取り△8五飛
三浦の攻めがモロに炸裂、木村完敗だった もうこの負け方じゃ、降級も仕方ないと思える内容
木村が3勝6敗になり、降級決定 

次に終局したのは▲タニーvs△郷田 タニーの中飛車 タニーが押さえ込まれて負け
え~っと、消化試合だった(^^; タニー、これで公式戦8連敗とのこと 来期はどうなるか

次は▲高橋vs△藤井 藤井の角交換型の振り飛車
高橋の▲1九歩△同馬▲2八歩という、馬の封じ込めが見事! 島さんも賞賛していた
が、継続の高橋の9筋の端攻めが荒っぽく、藤井、まさか逆転の目がある?と思われた、
そのとき、△9八飛に、高橋は、竜切りで香をもぎとっての▲9九香で、
なんと藤井の打ったばかりの飛車がトン死!!
この順、解説の康光は完全に見落としていた 私も全然見えてなかった(笑)
たぶん藤井も見落としだろう 藤井、これぞ真骨頂という終盤のファンタジスタっぷりだった
藤井の降級が決定 高橋、見事な指しっぷりが光ったね 

次は▲丸山vs△渡辺 角換わり 
丸山、勝ちになってからはノータイムで指し、さすが強し、と思わせた
渡辺も最後、よく粘っていたと思う 両者よく指し、盤面に遊び駒がない、きれいな熱戦だった
先の一局の藤井の駒は、盤面右下に余りまくっていたので(^^;

そして、今回のメインイベントになった▲森内vs△久保 これが大熱戦!!
今までの4局は前座だった、と思わせる内容だった 
久保の驚異的な粘り、それに対応する森内の正確さたるや、もう拍手ものだ

もう久保、投了しかないか、と思われてから、金のタダ捨て、竜切りで、守りにいくというすごい発想
島「終わったと思ったところから続いている」
この久保の粘りに、TVの前で「いいぞ~、久保、もっと粘れ!」と、がぜん、力が入った
島「森内さんも久保さんもガックリとこうべを垂れていい手を指してきますからね~」
さすがにもうダメか、と思われてからも、久保は△7三飛と絶好の位置に合わせの飛車!!

その久保の粘りに対する森内の的確さ 攻めたり守ったり、切り替えて対応、超人的だった 
最後は自玉がギリギリで詰まないのを見切って必至をかけ、森内勝ち
島「森内でなかったらリードは守りきれなかったでしょう」
この一局はその前の4局を全部合わせたのを上回るね そのくらいの価値がある一局だった
久保は負けたのに「さすが二冠、強し」と心底感じさせたし、森内は名人戦挑戦者にふさわしいと思えた

あ~、面白かった BSの収録時間の2時までで、ちょうどだったね
だけど、将棋の内容はいいとして、順位戦、見るファンのために、
もっと早く終局するように工夫してほしいが、どうにかならないか・・・ 
観戦のみなさん、お疲れ様でした! 
2011.03.01 最近のこと
本来なら、土曜にあった銀河戦、糸谷vs広瀬の一戦の感想を書くべき日なんですけど、
実は録画ができていないんです
ちょうどその同じ時間帯に、スカパーで宇多田ヒカルの去年12月のコンサートが
無料放送で放送されたので、そちらを録画したんです
というわけで、糸谷vs広瀬は再放送のある木曜まで見れません

宇多田ヒカルさん、これで当分お休みなんですよね
コンサートでは「First Love」が良かったです
歌詞の中の「新しい歌 歌えるまで」というところは、今の宇多田さんの心境を
そのまま表した部分ではないでしょうか グッとくるものがありました

引越しの日が近づいてきました 準備が進んでいます 家の中がダンボール箱だらけです
母が小物を色々整理してます 私はというと、あんまりもうすることがないので、
スーパーファミコンのドラクエ1を1回も死なずにクリアーする、というのにハマってました(^^;
悪魔の騎士のラリホーで何回死んだかわかりません その度にギャーと叫ん(以下略)

引越し先では、真っ先にパソコン環境を整えたいですが、どうなるか 
機械に疎いので、ちゃんとできるか心配です
実は、今の大阪の家では、24でもし指しているときに誰かから電話がかかってくると、
回線が切れてしまう、という仕様になっていたんです 
それと、ずっと体調がイマイチなこともあり、ここ1年くらい24では指していませんでした
リアル対局も1年で2~3局しか指してないですね 愛知に行ったら、光回線になることだし、
もう少し元気になって24で指したいです

昨日アマゾンで、「名人に香車を引いた男―升田幸三自伝」と
「勝負のこころ 大山 康晴」を注文しました どんな内容か楽しみです(^^)

さて、明日はいよいよA級最終戦! BS2でPM10時31分~2時までの放送とのこと
2時までって・・・(^^; がんばって起きて見ようと思います
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