2011.07.31
島 朗九段vs甲斐智美女流王位 NHK杯 1回戦
島 朗九段vs甲斐智美女流王位 NHK杯 1回戦
解説 阿久津主税
今週の矢内はクリーム色のシックなスーツだった さあ、いよいよ女流の登場だ
島は、予選で滝、ハッシーに勝ち28回目の本戦出場 甲斐は里見に勝ち女流枠での登場 本戦初出場
この女流決定戦の里見vs甲斐は、はっきり言って相当ひどい内容だった 本局はどうなるか
解説の阿久津「島は活躍が長いベテラン棋士 1300戦目にして初めて女流と当たるということで、
A級降級がかかる一番より緊張する、と言っていた(笑)
甲斐はここ数年で力をつけてきて、伸びている女流の一人」
事前のインタビュー
島「甲斐は自滅しない辛抱のいい将棋、切れ味鋭い終盤型の怖い将棋
私の緊張とプレッシャーのかかる度合いを見ていただければ(笑)」
甲斐「初めてNHK杯に出場することができてとてもうれしい 島先生に教えていただけるのは光栄
ベストを尽くして指したい」
先手島で、▲居飛車急戦+船囲いvs△ゴキゲン中飛車+美濃囲いになった
阿久津「島の作戦は最近ではめずらしい、古い形」
感想戦で、島「流行形も穴熊も好きじゃないので おじさん戦法です」とのことだった
うむ、この戦型なら、何がどうなっているのか私にもよくわかる
甲斐も力を出せるんじゃないか いいよいいよ
島の右銀繰り出し作戦に対し、甲斐は△5六歩とポンと開けて対応、角交換に、そして銀も交換になった
駒がさばけて、振り飛車もまずまずじゃないのか ちゃんと将棋になってる いいよいいよ
手が進み、阿久津「島も容易じゃないと思っているか 形勢互角だと思いますね」
しかし、甲斐は小刻みに時間を使わされている やはり、手が見えるスピードに違いがあり、
甲斐の持ち時間が切迫してきている がんばれ、甲斐さん!!
矢内「ほぼ解説どおりにずっと進んでますね」
阿久津「予想手が当たってると解説がすごいようですけど、本局の展開は、お互いに引けないので、
手が当たりやすいです(笑)」
矢内「そんな、バラさなくていいのに(笑)」
阿久津が「後手は5一の飛車を△3一飛と持ってくる筋がある」と言っていたところ、
島の▲4三歩という金取りの軽手がきた! 金を△3二金とよろけた甲斐だが、
これで△3一飛の狙い筋がなくなってしまった! ここが、本局のハイライトだったと思う
うまいな~、島、実にうまいな~ ▲4三歩△3二金としてから、受けに回るのか これは甲斐しびれたか
感想戦でも、甲斐「▲4三歩と打たれて・・・」と何度か言っていた
もう時間がなくなった甲斐、飛車交換に望みをつないだが、飛車交換になって一気に寄せられたのは、
甲斐の玉のほうだった 75手で島の快勝に終わった 島は考慮時間を3回残していた
あー、甲斐さん、まずまずがんばったけど・・・
阿久津「島の手が緩急自在で、甲斐のほうが神経を使う将棋だった
島の馬が手厚く、寄せも早かった 甲斐さんは力が出し切れなかったかな」
感想戦で、互角を保つ方法が検討されていた
甲斐が持ち時間をもっと残しておけば、指せたかもしれない手が指摘されていた
でも、そこが力の差だもんね 時間を使ったからこそ、終盤までなんとか互角でいけたんだからね
甲斐さん、△3三桂~△4五桂の天使の跳躍は指したかったね あー、そこは残念
でも、まずまずの一局だったと思う もっとボロ負けするかと心配していたから(^^;
ただ、男子プロと互角に張り合うには、女流でタイトルを取っているだけではダメなんだろう、とは思う
だから里見さんは奨励会に入会したんだろう
終わってみれば島の快勝、でも甲斐さんもまずまず力を出していた
感想戦では、ちゃんとこの将棋の検討をしていた
もうひどいボロ負けで、序盤からやり直し、
全く違う将棋の検討をするしかないというケースもあるから(笑)
今期のNHK杯、1回戦がすべて終了したけど、1回戦はあまり見ごたえのある将棋がなかった印象だ
一手違いで詰むや詰まざるや、どっちが勝つかハラハラっていう将棋、あったっけ?
来週の2回戦からに期待したい
解説 阿久津主税
今週の矢内はクリーム色のシックなスーツだった さあ、いよいよ女流の登場だ
島は、予選で滝、ハッシーに勝ち28回目の本戦出場 甲斐は里見に勝ち女流枠での登場 本戦初出場
この女流決定戦の里見vs甲斐は、はっきり言って相当ひどい内容だった 本局はどうなるか
解説の阿久津「島は活躍が長いベテラン棋士 1300戦目にして初めて女流と当たるということで、
A級降級がかかる一番より緊張する、と言っていた(笑)
甲斐はここ数年で力をつけてきて、伸びている女流の一人」
事前のインタビュー
島「甲斐は自滅しない辛抱のいい将棋、切れ味鋭い終盤型の怖い将棋
私の緊張とプレッシャーのかかる度合いを見ていただければ(笑)」
甲斐「初めてNHK杯に出場することができてとてもうれしい 島先生に教えていただけるのは光栄
ベストを尽くして指したい」
先手島で、▲居飛車急戦+船囲いvs△ゴキゲン中飛車+美濃囲いになった
阿久津「島の作戦は最近ではめずらしい、古い形」
感想戦で、島「流行形も穴熊も好きじゃないので おじさん戦法です」とのことだった
うむ、この戦型なら、何がどうなっているのか私にもよくわかる
甲斐も力を出せるんじゃないか いいよいいよ
島の右銀繰り出し作戦に対し、甲斐は△5六歩とポンと開けて対応、角交換に、そして銀も交換になった
駒がさばけて、振り飛車もまずまずじゃないのか ちゃんと将棋になってる いいよいいよ
手が進み、阿久津「島も容易じゃないと思っているか 形勢互角だと思いますね」
しかし、甲斐は小刻みに時間を使わされている やはり、手が見えるスピードに違いがあり、
甲斐の持ち時間が切迫してきている がんばれ、甲斐さん!!
矢内「ほぼ解説どおりにずっと進んでますね」
阿久津「予想手が当たってると解説がすごいようですけど、本局の展開は、お互いに引けないので、
手が当たりやすいです(笑)」
矢内「そんな、バラさなくていいのに(笑)」
阿久津が「後手は5一の飛車を△3一飛と持ってくる筋がある」と言っていたところ、
島の▲4三歩という金取りの軽手がきた! 金を△3二金とよろけた甲斐だが、
これで△3一飛の狙い筋がなくなってしまった! ここが、本局のハイライトだったと思う
うまいな~、島、実にうまいな~ ▲4三歩△3二金としてから、受けに回るのか これは甲斐しびれたか
感想戦でも、甲斐「▲4三歩と打たれて・・・」と何度か言っていた
もう時間がなくなった甲斐、飛車交換に望みをつないだが、飛車交換になって一気に寄せられたのは、
甲斐の玉のほうだった 75手で島の快勝に終わった 島は考慮時間を3回残していた
あー、甲斐さん、まずまずがんばったけど・・・
阿久津「島の手が緩急自在で、甲斐のほうが神経を使う将棋だった
島の馬が手厚く、寄せも早かった 甲斐さんは力が出し切れなかったかな」
感想戦で、互角を保つ方法が検討されていた
甲斐が持ち時間をもっと残しておけば、指せたかもしれない手が指摘されていた
でも、そこが力の差だもんね 時間を使ったからこそ、終盤までなんとか互角でいけたんだからね
甲斐さん、△3三桂~△4五桂の天使の跳躍は指したかったね あー、そこは残念
でも、まずまずの一局だったと思う もっとボロ負けするかと心配していたから(^^;
ただ、男子プロと互角に張り合うには、女流でタイトルを取っているだけではダメなんだろう、とは思う
だから里見さんは奨励会に入会したんだろう
終わってみれば島の快勝、でも甲斐さんもまずまず力を出していた
感想戦では、ちゃんとこの将棋の検討をしていた
もうひどいボロ負けで、序盤からやり直し、
全く違う将棋の検討をするしかないというケースもあるから(笑)
今期のNHK杯、1回戦がすべて終了したけど、1回戦はあまり見ごたえのある将棋がなかった印象だ
一手違いで詰むや詰まざるや、どっちが勝つかハラハラっていう将棋、あったっけ?
来週の2回戦からに期待したい
2011.07.29
森内俊之九段 vs 木村一基八段
第19期 銀河戦
本戦Fブロック 最終戦
森内俊之九段 vs 木村一基八段
対局日: 2011年5月12日
解説:郷田真隆九段
聞き手:藤田 綾女流初段
記録:野田澤彩乃女流1級
森内は予選シード 木村は前局でナルゴンに勝ち 本局の勝者が最終勝ち抜き者になる
22年度の成績は、森内22勝18敗 木村19勝19敗 2人の対戦成績は木村の10-8
意外なことに、木村が勝ち越しているのか
解説の郷田「森内は手厚い受けの棋風、序盤は積極的に仕掛けていく
木村も受けの棋風、千駄ヶ谷の受け師 森内は時々振るが、木村はほとんど振らない
両者の調子はいいと思う」
先手森内で、木村の一手損角換わりだ 森内の棒銀を、木村が腰掛け銀で受ける形
序盤、郷田の解説、めっちゃ詳しいわ さすがA級棋士だ
森内が▲5六歩~▲5七銀と、左銀の使い方を工夫、
木村も玉が4二に居るのに、飛車を△3一飛と持ってくる展開
これには、郷田「(どちらの指し方も)視聴者の方にはおススメできません(^^;」
この一局、ものすごく難解な一局となった
郷田「むずかしい将棋ですね~(^^;」
聞き手の藤田「このあたりの形勢は?」
郷田「全くわからない(^^;」
郷田「とてもじゃないけど読みきれる展開じゃないので、感覚ですね」
郷田「どちらが勝つか全くわからない」
さらに、郷田「ここ10手くらいが勝負所」と言ってから、終局は70手くらい後だったり(笑)
終盤も、郷田「いや~ 難しいですね~」
お互い、飛車の横利きで、質駒になっている相手のカナ駒を抜く手で、詰めろ逃れの詰めろ、を
掛け合うといった激戦 これには郷田「これは大熱戦」
148手で、一手違いのギリギリの勝負を制したのは木村だった
後手は持ち駒が歩1枚余るだけのピッタリの詰みだった
はあ~ 激戦だったね だけど・・・ この一局、私には難しすぎ 高度すぎて参考にならないわ
郷田は楽しそうだったけど、私には荷が重すぎました 見てて疲れたー(^^;
これでFブロックは、菅井が6連勝で最多勝ち抜き者、木村が最終勝ち残り者になって、
決勝トーナメント進出となった
本戦Fブロック 最終戦
森内俊之九段 vs 木村一基八段
対局日: 2011年5月12日
解説:郷田真隆九段
聞き手:藤田 綾女流初段
記録:野田澤彩乃女流1級
森内は予選シード 木村は前局でナルゴンに勝ち 本局の勝者が最終勝ち抜き者になる
22年度の成績は、森内22勝18敗 木村19勝19敗 2人の対戦成績は木村の10-8
意外なことに、木村が勝ち越しているのか
解説の郷田「森内は手厚い受けの棋風、序盤は積極的に仕掛けていく
木村も受けの棋風、千駄ヶ谷の受け師 森内は時々振るが、木村はほとんど振らない
両者の調子はいいと思う」
先手森内で、木村の一手損角換わりだ 森内の棒銀を、木村が腰掛け銀で受ける形
序盤、郷田の解説、めっちゃ詳しいわ さすがA級棋士だ
森内が▲5六歩~▲5七銀と、左銀の使い方を工夫、
木村も玉が4二に居るのに、飛車を△3一飛と持ってくる展開
これには、郷田「(どちらの指し方も)視聴者の方にはおススメできません(^^;」
この一局、ものすごく難解な一局となった
郷田「むずかしい将棋ですね~(^^;」
聞き手の藤田「このあたりの形勢は?」
郷田「全くわからない(^^;」
郷田「とてもじゃないけど読みきれる展開じゃないので、感覚ですね」
郷田「どちらが勝つか全くわからない」
さらに、郷田「ここ10手くらいが勝負所」と言ってから、終局は70手くらい後だったり(笑)
終盤も、郷田「いや~ 難しいですね~」
お互い、飛車の横利きで、質駒になっている相手のカナ駒を抜く手で、詰めろ逃れの詰めろ、を
掛け合うといった激戦 これには郷田「これは大熱戦」
148手で、一手違いのギリギリの勝負を制したのは木村だった
後手は持ち駒が歩1枚余るだけのピッタリの詰みだった
はあ~ 激戦だったね だけど・・・ この一局、私には難しすぎ 高度すぎて参考にならないわ
郷田は楽しそうだったけど、私には荷が重すぎました 見てて疲れたー(^^;
これでFブロックは、菅井が6連勝で最多勝ち抜き者、木村が最終勝ち残り者になって、
決勝トーナメント進出となった
2011.07.26
渡辺 明竜王 vs 島 朗九段
第19期 銀河戦
本戦Eブロック 最終戦
渡辺 明竜王 vs 島 朗九段
対局日: 2011年4月26日
解説:広瀬章人王位
聞き手:上田初美女流二段
記録:伊藤明日香女流初段
土曜に放送された銀河戦
お、女王を獲得したハツミンだ 上田初美ちゃん、ニックネームはハツミンでいいのかな?
解説に広瀬王位か 対局者は渡辺竜王! 豪勢だね 竜王、いよいよ出てきたか
こいつに勝てば、光の玉を取り戻し、世界を救うことができるのだ
間違っても「わしの仲間になれ」と誘われて、はいと返事をしてはならない
渡辺は予選シード 島は、アベケン、中村修、タニーに勝ち3連勝中
えーっと、このEブロックはアベケンの7連勝があったので、島さんにとっては、
決勝トーナメントに出るには、この一局に勝たねばならんわけだ
22年度の成績は、渡辺36勝22敗 島21勝11敗 2人の対戦成績は、渡辺の5-0
解説の広瀬「渡辺は竜王7連覇中で、将棋界の若きスター 銀河戦でも過去に優勝している
早指しでもその強さは全くブレない 棋風は居飛車党の王道をゆくスタイル、
相手に追随(ついずい)するのを苦にしない 先攻して主導権を握り、攻め切るのが向いているタイプ
島は居飛車党でねじり合いに力を発揮する、局面を複雑になるように進めていくタイプ」
先手渡辺で、相矢倉になった 島が急戦矢倉をしようとしたところ、渡辺が手堅く対応、
島は急戦をあきらめ、互いにしっかり矢倉囲いを作る、という将棋になった
ほぼ先後同形に進む これ、だいぶ古い矢倉だろう 昭和の香りがプンプンする
渡辺が積極的に仕掛け、角交換になった後、島が長考の末、△1五角という新手を繰り出し、
渡辺が攻め切るか、島が受け切るか、非常にきわどい戦いになった
広瀬の解説はなかなかいいけど、それだけじゃ私には全然足りないんですけど
そもそも、▲4五桂に△4四銀は、もう絶対手みたいに解説で言われてるけど、△2二銀じゃダメなの?
ダメなんだろうなー △2二銀なんて、広瀬には完全にスルーされてるもんね(笑)
両者、一手間違ったら、即負け、という将棋だ
広瀬は「こうやったらキレイに必至がかかりますねー」と言って、
鮮やかに必至がかかる手順を解説している その手順一つ取ってみても、すごい芸だ
まさに「プロフェッショナル」という言葉がふさわしい
私なんぞ、見ていて全然手が当たらない、それどころか、展開が予想できない・・・
悲しいかな、相矢倉の細い攻めが続くかどうか、という将棋に全く適応できないのだ もう仕方ないか
しかし、見ている分には、この将棋は面白いぞ 将棋の達人同士の、最高に高度な技の応酬だ
渡辺の寄せが決まるか、島が受け切ってしまうかのどちらかで、もう終盤なのだが、
一手指したほうが良く見える、これはさすが!
渡辺のギリギリの細い攻め、つながるか? 島の玉、寄るや、寄らざるや!?
均衡が保たれているかと思っていたが、進むにつれ、だんだん渡辺が包囲網をしぼっている感じだ
渡辺の馬の使い方、絶妙だ 一気の寄せではなく、曲線的に馬を引いて歩を入手しながらの活用か
うーー、やっぱうまい!! 自玉を固めて、細い攻めをつなげさせたら、渡辺は抜群にうまい!!
きっと局面の見え方の精度が、全然違うのだろう
ちょっと強いアマチュアが、虫眼鏡ていどで局面を見ているとしたら、
渡辺とか超一流プロは、電子顕微鏡で局面を見ているのだ そのくらい、見え方の精度が違うのだ、
そうでなきゃ、こんな手順、組み立てられないよ、と思える指しまわし、渡辺、強い!
「桂頭の玉寄せにくし」の格言があるのに、相手の玉頭に桂を打つ寄せか うー強い!
93手で渡辺の押し切り勝ちとなった
広瀬「途中、難しいと思ったんですけど、渡辺が曲線的な指しまわしをしてみると、後手陣は薄かった
先手陣は手付かずで、渡辺の大局観が良かった」
最後、島はファンサービスなのか、簡単に詰むほうに玉を逃げ、あっさり土俵を割った
しかし、これ、もし島が粘るほうを選んでいたら、渡辺はどう寄せたのか?
広瀬の解説がないので、わからないままだ ひえー(^^;
92手目、△4二金なら先手はどう指すべきか? 後手の9三の飛車の横利きも発生するので、難しいぞ
わー、わからんorz
激指定跡道場2に訊いて見ると・・・ +2900くらいで先手勝勢、
92手目△4二金には▲2四銀としてから▲4一成桂でもいいし、即▲4一成桂でもいいし、
▲3四銀△同玉▲1六角で王手飛車をかけてもいいってか
そうかあ でもこれ、逆転しそうな気配もあるぞ リレー将棋ならどうなるかわからんぞ(^^;
感想戦は、プロ3人の研究会と化していた 将棋を極めし者の頭脳、ここに集結って感じだ
島さんも、さすが「角換わり腰掛け銀研究」の本を書いただけあって、情報量はすごいわ
ある変化で、島「私が六段の頃、米長先生にやられた手ですね」 何でそんな前のこと覚えてるのか
渡辺、島、広瀬、この3人のプロの芸を堪能できて、充実した一局だった!
自分との才能や実力の違いを、まざまざと見せ付けられた一局でもあったが(笑)
本戦Eブロック 最終戦
渡辺 明竜王 vs 島 朗九段
対局日: 2011年4月26日
解説:広瀬章人王位
聞き手:上田初美女流二段
記録:伊藤明日香女流初段
土曜に放送された銀河戦
お、女王を獲得したハツミンだ 上田初美ちゃん、ニックネームはハツミンでいいのかな?
解説に広瀬王位か 対局者は渡辺竜王! 豪勢だね 竜王、いよいよ出てきたか
こいつに勝てば、光の玉を取り戻し、世界を救うことができるのだ
間違っても「わしの仲間になれ」と誘われて、はいと返事をしてはならない
渡辺は予選シード 島は、アベケン、中村修、タニーに勝ち3連勝中
えーっと、このEブロックはアベケンの7連勝があったので、島さんにとっては、
決勝トーナメントに出るには、この一局に勝たねばならんわけだ
22年度の成績は、渡辺36勝22敗 島21勝11敗 2人の対戦成績は、渡辺の5-0
解説の広瀬「渡辺は竜王7連覇中で、将棋界の若きスター 銀河戦でも過去に優勝している
早指しでもその強さは全くブレない 棋風は居飛車党の王道をゆくスタイル、
相手に追随(ついずい)するのを苦にしない 先攻して主導権を握り、攻め切るのが向いているタイプ
島は居飛車党でねじり合いに力を発揮する、局面を複雑になるように進めていくタイプ」
先手渡辺で、相矢倉になった 島が急戦矢倉をしようとしたところ、渡辺が手堅く対応、
島は急戦をあきらめ、互いにしっかり矢倉囲いを作る、という将棋になった
ほぼ先後同形に進む これ、だいぶ古い矢倉だろう 昭和の香りがプンプンする
渡辺が積極的に仕掛け、角交換になった後、島が長考の末、△1五角という新手を繰り出し、
渡辺が攻め切るか、島が受け切るか、非常にきわどい戦いになった
広瀬の解説はなかなかいいけど、それだけじゃ私には全然足りないんですけど
そもそも、▲4五桂に△4四銀は、もう絶対手みたいに解説で言われてるけど、△2二銀じゃダメなの?
ダメなんだろうなー △2二銀なんて、広瀬には完全にスルーされてるもんね(笑)
両者、一手間違ったら、即負け、という将棋だ
広瀬は「こうやったらキレイに必至がかかりますねー」と言って、
鮮やかに必至がかかる手順を解説している その手順一つ取ってみても、すごい芸だ
まさに「プロフェッショナル」という言葉がふさわしい
私なんぞ、見ていて全然手が当たらない、それどころか、展開が予想できない・・・
悲しいかな、相矢倉の細い攻めが続くかどうか、という将棋に全く適応できないのだ もう仕方ないか
しかし、見ている分には、この将棋は面白いぞ 将棋の達人同士の、最高に高度な技の応酬だ
渡辺の寄せが決まるか、島が受け切ってしまうかのどちらかで、もう終盤なのだが、
一手指したほうが良く見える、これはさすが!
渡辺のギリギリの細い攻め、つながるか? 島の玉、寄るや、寄らざるや!?
均衡が保たれているかと思っていたが、進むにつれ、だんだん渡辺が包囲網をしぼっている感じだ
渡辺の馬の使い方、絶妙だ 一気の寄せではなく、曲線的に馬を引いて歩を入手しながらの活用か
うーー、やっぱうまい!! 自玉を固めて、細い攻めをつなげさせたら、渡辺は抜群にうまい!!
きっと局面の見え方の精度が、全然違うのだろう
ちょっと強いアマチュアが、虫眼鏡ていどで局面を見ているとしたら、
渡辺とか超一流プロは、電子顕微鏡で局面を見ているのだ そのくらい、見え方の精度が違うのだ、
そうでなきゃ、こんな手順、組み立てられないよ、と思える指しまわし、渡辺、強い!
「桂頭の玉寄せにくし」の格言があるのに、相手の玉頭に桂を打つ寄せか うー強い!
93手で渡辺の押し切り勝ちとなった
広瀬「途中、難しいと思ったんですけど、渡辺が曲線的な指しまわしをしてみると、後手陣は薄かった
先手陣は手付かずで、渡辺の大局観が良かった」
最後、島はファンサービスなのか、簡単に詰むほうに玉を逃げ、あっさり土俵を割った
しかし、これ、もし島が粘るほうを選んでいたら、渡辺はどう寄せたのか?
広瀬の解説がないので、わからないままだ ひえー(^^;
92手目、△4二金なら先手はどう指すべきか? 後手の9三の飛車の横利きも発生するので、難しいぞ
わー、わからんorz
激指定跡道場2に訊いて見ると・・・ +2900くらいで先手勝勢、
92手目△4二金には▲2四銀としてから▲4一成桂でもいいし、即▲4一成桂でもいいし、
▲3四銀△同玉▲1六角で王手飛車をかけてもいいってか
そうかあ でもこれ、逆転しそうな気配もあるぞ リレー将棋ならどうなるかわからんぞ(^^;
感想戦は、プロ3人の研究会と化していた 将棋を極めし者の頭脳、ここに集結って感じだ
島さんも、さすが「角換わり腰掛け銀研究」の本を書いただけあって、情報量はすごいわ
ある変化で、島「私が六段の頃、米長先生にやられた手ですね」 何でそんな前のこと覚えてるのか
渡辺、島、広瀬、この3人のプロの芸を堪能できて、充実した一局だった!
自分との才能や実力の違いを、まざまざと見せ付けられた一局でもあったが(笑)
2011.07.25
またまたドラクエ3
最近毎日やってるFC版ドラクエ3
見事バラモスを倒し、アレフガルトまで来た、焼き肉隊の一行
戦士はらみ、勇者ゆっけ、賢者らんぷ、僧侶ろうす
岩山の洞窟で、宝箱を取っている最中 緑のシャドーが、ザラキをかけてきた
あー、またザラキか ま、全然大丈夫だろう、と思っていたら、
戦士死亡! 勇者死亡! 賢者死亡! 僧侶死亡! で、全滅!!!! あっという間の出来事!!
えええええー ま、マジでーーー??? ザラキ一発で、全員死亡?????? ぐあああああ
・・・ザラキが効く確率は、感覚的に、だいたい4分の1程度だ
それが4連続で効く確率は、4分の1の4乗だから、え~と、4×4×4×4で、計算機、計算機・・・
256分の1か!!!
うわー すごいの食らったなorz 悔しい! すごく悔しい! 将棋で負けたときと同じくらい悔しい!
悔しいんで、もう1回パーティを組みなおして、アリアハンから再出発だ
稲中隊の精鋭4人、戦士たなか、勇者いざわ、賢者まえの、僧侶かみや
見事ネクロゴンドの洞窟を抜け、バラモス城に潜入した いざ、バラモスと戦わん!
城壁に沿って歩いていると、あ、出た、緑の魔法使い4体!
こいつらは非常に凶悪だ 以前は、こいつらに出会ったら、もうあきらめてルーラで逃げていたんだけど、
最近攻略サイトを見て、ニフラムが効くことがわかり、もう怖くなくなった
勇者、賢者、僧侶のニフラム3連発を食らえ!! 消え去れ~!
あ、あれ? 緑の魔法使いのうちの一体が、マホトーン唱えてきたよ
あ、あれ? 3人全員、呪文を封じられた!!! げ、げええええ やばい??
あ、ラリホー唱えてきた!! 全員眠らされたアア やばい!!
でも、全員HPが満タンだから、大丈夫かも・・・?
うわー マヒャドが連発でキター 激しい炎を吐いてキター メダパニもキター
誰か起きろ!! 早く!! 全然間に合わない、全員シンダー オダブツだー わー 全滅だーorz
なんでやねーん!! この緑の魔法使い、どんだけ特技があるねん!!
4体揃って出てきたら、ゾーマ並みかそれ以上の攻撃力やんけ!!
マヒャド、炎、メダパニ、マホトーン、ラリホー、どんだけ凶悪やねん!!
もううううううううーorz THE END
見事バラモスを倒し、アレフガルトまで来た、焼き肉隊の一行
戦士はらみ、勇者ゆっけ、賢者らんぷ、僧侶ろうす
岩山の洞窟で、宝箱を取っている最中 緑のシャドーが、ザラキをかけてきた
あー、またザラキか ま、全然大丈夫だろう、と思っていたら、
戦士死亡! 勇者死亡! 賢者死亡! 僧侶死亡! で、全滅!!!! あっという間の出来事!!
えええええー ま、マジでーーー??? ザラキ一発で、全員死亡?????? ぐあああああ
・・・ザラキが効く確率は、感覚的に、だいたい4分の1程度だ
それが4連続で効く確率は、4分の1の4乗だから、え~と、4×4×4×4で、計算機、計算機・・・
256分の1か!!!
うわー すごいの食らったなorz 悔しい! すごく悔しい! 将棋で負けたときと同じくらい悔しい!
悔しいんで、もう1回パーティを組みなおして、アリアハンから再出発だ
稲中隊の精鋭4人、戦士たなか、勇者いざわ、賢者まえの、僧侶かみや
見事ネクロゴンドの洞窟を抜け、バラモス城に潜入した いざ、バラモスと戦わん!
城壁に沿って歩いていると、あ、出た、緑の魔法使い4体!
こいつらは非常に凶悪だ 以前は、こいつらに出会ったら、もうあきらめてルーラで逃げていたんだけど、
最近攻略サイトを見て、ニフラムが効くことがわかり、もう怖くなくなった
勇者、賢者、僧侶のニフラム3連発を食らえ!! 消え去れ~!
あ、あれ? 緑の魔法使いのうちの一体が、マホトーン唱えてきたよ
あ、あれ? 3人全員、呪文を封じられた!!! げ、げええええ やばい??
あ、ラリホー唱えてきた!! 全員眠らされたアア やばい!!
でも、全員HPが満タンだから、大丈夫かも・・・?
うわー マヒャドが連発でキター 激しい炎を吐いてキター メダパニもキター
誰か起きろ!! 早く!! 全然間に合わない、全員シンダー オダブツだー わー 全滅だーorz
なんでやねーん!! この緑の魔法使い、どんだけ特技があるねん!!
4体揃って出てきたら、ゾーマ並みかそれ以上の攻撃力やんけ!!
マヒャド、炎、メダパニ、マホトーン、ラリホー、どんだけ凶悪やねん!!
もううううううううーorz THE END
2011.07.24
牧野光則四段vs山崎隆之七段 NHK杯 1回戦
牧野光則四段vs山崎隆之七段 NHK杯 1回戦
解説 畠山鎮
わーお、矢内、目にも鮮やかな黄色のシャツ、いいねいいね レモンイエローというべき色か
さて、今日は牧野という新人のお披露目だ 対するは山崎
私は牧野については何にも知らない え~と、牧野の顔は・・・ どっかで見たことがある顔だ
そうだ、稲中卓球部のキャラで、こういう顔のヤツが出てくる うわー、稲中から出てきた人物だ
山崎のイケメンとは好対照(^^;
牧野は予選で島本、畠山成幸、福崎に勝ち、初出場 山崎はB1のため予選シードで、11回目の出場
解説のハタチン「牧野は将棋に対する理想、自分の信念が非常に強い
固めた将棋が得意な本格的な居飛車党 糸谷や豊島に匹敵する力をもっている、関西の23才の若手
山崎は本格的な将棋も指すが、実戦的なねじり合いが好き 人まねが嫌いで、独創性を大事にする
17才で四段になって新人王戦も3回優勝した、A級に上がって当然の人物」
事前のインタビュー
牧野「予選を運良く突破することができ、本戦もとても楽しみ
持ち時間が短いので、決断良く指していきたい」
山崎「牧野は自分なりの信念を持っている、勝率もすごく高い、見ていて強いと感じる
どうしても勝って、2回戦で森内名人と指したい」
先手牧野で、相居飛車 山崎が一手損角換わりをやろうとしたのを、牧野が角道を止めた
(細かい話になるけど、この4手目△3二金とする相手に対し、
▲6六歩はかなり有力な作戦ではないかと思っている
なぜなら、一手損角換わりは、普通の角換わりと比べて、やはり後手が不利になりやすい
しかし、あえて一手損しても角換わりにもっていこうとするということは、
その人はよほど角交換の将棋に自信がある、ということだ
それを避ける▲6六歩は、有力と思う 先手はそこから振り飛車にするのも面白いと思う
後手の△3二金が、形を決めすぎでしょう、との主張だ)
本局は、相矢倉の持久戦になった 山崎は穴熊に潜って、待つ作戦
ハタチン「穴熊は固めると言うより、玉を遠くする意味 牧野が作戦勝ちしているように思う」
やはり今回も、山崎の序盤の工夫が裏目に出て、作戦負けしてしまったのか
山崎は△9三桂と端に跳ねて、桂の活用をしてくる いかにも山崎らしい手だ
さて、牧野は具体的にどうやるのかな、と思って見ていると、山崎の△4五歩という手が飛んできた!?
え、4筋は先手から攻めるところじゃなかったのか あれ、これ、対応の術がない??
△4五歩の一発で、先手しびれてる!? 十字飛車の筋が受からない! うっそー! ええ~??
牧野、△4六歩の取り込みに、▲3八銀と下げて辛抱し、
ハタチンに「▲3八銀は信念のある手」と言わせたが、こういう手を指して勝った人をまず見たことがない
もう後は山崎の独壇場だった 歩頭に銀の出る強手が決め手で飛び出し、
ハタチンと矢内「次の一手みたいな手ですね」
穴熊の遠さを存分に活かし、圧倒し山崎の快勝! あれ~ 牧野の作戦勝ちじゃなかったのか?(^^;
ハタチン「牧野の作戦勝ちと思ったが、山崎は後輩に厳しいですね(笑) 攻め倒しましたね」
形勢の分かれ目はどこだったんだろう、と思ったら、△9三桂の直後あたり、ということだった
先手からガンガン仕掛けないといけない将棋だったのか
さすがプロだ 検討が的確、すぐに修正案が出るね 本譜の△4五歩からは、もう先手に勝ち目がないね
牧野は顔見せで終わってしまったが、まあ、仕方ないね 持ち時間もフルに使っていたし・・・
山崎が貫禄勝ち、というべき一局だった 2回戦での山崎vs森内に今から期待が大だ
さて、来週は島vs甲斐女流・・・ いよいよ甲斐さんが出る
もちろん私は女流の応援をするのだが、結果までは求めない、良い内容になりますように!!
解説 畠山鎮
わーお、矢内、目にも鮮やかな黄色のシャツ、いいねいいね レモンイエローというべき色か
さて、今日は牧野という新人のお披露目だ 対するは山崎
私は牧野については何にも知らない え~と、牧野の顔は・・・ どっかで見たことがある顔だ
そうだ、稲中卓球部のキャラで、こういう顔のヤツが出てくる うわー、稲中から出てきた人物だ
山崎のイケメンとは好対照(^^;
牧野は予選で島本、畠山成幸、福崎に勝ち、初出場 山崎はB1のため予選シードで、11回目の出場
解説のハタチン「牧野は将棋に対する理想、自分の信念が非常に強い
固めた将棋が得意な本格的な居飛車党 糸谷や豊島に匹敵する力をもっている、関西の23才の若手
山崎は本格的な将棋も指すが、実戦的なねじり合いが好き 人まねが嫌いで、独創性を大事にする
17才で四段になって新人王戦も3回優勝した、A級に上がって当然の人物」
事前のインタビュー
牧野「予選を運良く突破することができ、本戦もとても楽しみ
持ち時間が短いので、決断良く指していきたい」
山崎「牧野は自分なりの信念を持っている、勝率もすごく高い、見ていて強いと感じる
どうしても勝って、2回戦で森内名人と指したい」
先手牧野で、相居飛車 山崎が一手損角換わりをやろうとしたのを、牧野が角道を止めた
(細かい話になるけど、この4手目△3二金とする相手に対し、
▲6六歩はかなり有力な作戦ではないかと思っている
なぜなら、一手損角換わりは、普通の角換わりと比べて、やはり後手が不利になりやすい
しかし、あえて一手損しても角換わりにもっていこうとするということは、
その人はよほど角交換の将棋に自信がある、ということだ
それを避ける▲6六歩は、有力と思う 先手はそこから振り飛車にするのも面白いと思う
後手の△3二金が、形を決めすぎでしょう、との主張だ)
本局は、相矢倉の持久戦になった 山崎は穴熊に潜って、待つ作戦
ハタチン「穴熊は固めると言うより、玉を遠くする意味 牧野が作戦勝ちしているように思う」
やはり今回も、山崎の序盤の工夫が裏目に出て、作戦負けしてしまったのか
山崎は△9三桂と端に跳ねて、桂の活用をしてくる いかにも山崎らしい手だ
さて、牧野は具体的にどうやるのかな、と思って見ていると、山崎の△4五歩という手が飛んできた!?
え、4筋は先手から攻めるところじゃなかったのか あれ、これ、対応の術がない??
△4五歩の一発で、先手しびれてる!? 十字飛車の筋が受からない! うっそー! ええ~??
牧野、△4六歩の取り込みに、▲3八銀と下げて辛抱し、
ハタチンに「▲3八銀は信念のある手」と言わせたが、こういう手を指して勝った人をまず見たことがない
もう後は山崎の独壇場だった 歩頭に銀の出る強手が決め手で飛び出し、
ハタチンと矢内「次の一手みたいな手ですね」
穴熊の遠さを存分に活かし、圧倒し山崎の快勝! あれ~ 牧野の作戦勝ちじゃなかったのか?(^^;
ハタチン「牧野の作戦勝ちと思ったが、山崎は後輩に厳しいですね(笑) 攻め倒しましたね」
形勢の分かれ目はどこだったんだろう、と思ったら、△9三桂の直後あたり、ということだった
先手からガンガン仕掛けないといけない将棋だったのか
さすがプロだ 検討が的確、すぐに修正案が出るね 本譜の△4五歩からは、もう先手に勝ち目がないね
牧野は顔見せで終わってしまったが、まあ、仕方ないね 持ち時間もフルに使っていたし・・・
山崎が貫禄勝ち、というべき一局だった 2回戦での山崎vs森内に今から期待が大だ
さて、来週は島vs甲斐女流・・・ いよいよ甲斐さんが出る
もちろん私は女流の応援をするのだが、結果までは求めない、良い内容になりますように!!
2011.07.22
羽生善治名人 vs 杉本昌隆七段
第19期 銀河戦
本戦Dブロック 最終戦
羽生善治名人 vs 杉本昌隆七段
対局日: 2011年5月10日
解説:加藤一二三九段
聞き手:久津知子女流初段
記録:野田澤彩乃女流1級
羽生が登場だ 暑いので、スカッと快勝する将棋を見てみたいが、どうなるかな
杉本は北浜、松尾に勝ち2連勝 もうすでに、このブロックでの最多勝ち抜きの権利を得ている
22年度の成績は、杉本13勝19敗 羽生43勝14敗 2人の対戦成績は羽生の4-0
解説のヒフミン「杉本は四間飛車の得意な棋士、手厚い力強い棋風
羽生は(この対局日の時点で)タイトル78期、勝ち星は1100勝を越す棋界の覇者、
羽生は銀河戦でも6回優勝している 対戦成績が杉本の4戦全敗なので、杉本の奮起を期待したい」
先手杉本で、▲7六歩△3四歩▲7五歩の出だし おお、杉本は早石田だ
対する羽生の指し手が俄然注目された 羽生は△8八角成の角交換策だった
うん、私もこれは居飛車党にとっては有力な一手と思う
ここから、ゆっくりと駒組みが続けば、千日手模様になる気がしている
杉本は▲7八飛と強気に振り、△4五角と打ってきなさい、という手だ
羽生は「乱戦上等」で△4五角、で▲5八玉・・・ うん、ここまでは私も定跡として知っている
が、ヒフミンは▲5八玉を見て、「ほお~ はあ~ ふ~ん」
ヒフミン、なんとこの定跡を全然知らないとのこと!
ヒフミン「私は▲7六歩にたいてい△8四歩なので、この形にならないんです」
そうか~ ヒフミン、早石田の乱戦定跡を全然知らないのか(^^;
で、杉本が▲9一角成とぶった切って、さらに乱戦に輪をかけたので、
局面をどう見るか、大局観がすごく難しい将棋になった
頼みの綱のヒフミン、「ん~っと これはこうで・・・ えっと んっと」
と言っているだけ どうなってんね~ん! 大盤で駒を動かして解説してくれや!!
聞き手の久津さんも、あまり参考にならない質問を繰り返す
どうなってんね~ん! さっぱりわからん(^^;
いや、一生懸命やってくれてるのは伝わってくるんだけど、局面を理解できないorz
ヒフミンが「羽生のほうも、玉が薄いので大変か」と言っていたときに、決め手が出た
先手の1一の馬を封鎖する△2二銀打ち! あ~ それがいい手か 盤上この一手だね
後は、羽生が間違えるはずもなく、順当に押し切った 104手で羽生の勝ち
ヒフミン「羽生流のシャープな攻めが随所に出て、羽生は絶好調だ」
あ~、杉本、追いつめはしたけど・・・ けど、追いつめるだけで精一杯、この辺が限界だろう、
と思わざるを得なかった いや、杉本さんには悪いんだけどね(^^;
乱戦になった本局、解説がこの戦型に詳しくないヒフミンというのも災いして、
見ていて理解不能という手が多く、辛かった
この一局は、木村八段あたりを解説にもってこないと、と思えてならなかった
Dブロックは杉本が2連勝で最多連勝者、羽生が最終勝ち残り者となって、決勝トーナメント進出となった
本戦Dブロック 最終戦
羽生善治名人 vs 杉本昌隆七段
対局日: 2011年5月10日
解説:加藤一二三九段
聞き手:久津知子女流初段
記録:野田澤彩乃女流1級
羽生が登場だ 暑いので、スカッと快勝する将棋を見てみたいが、どうなるかな
杉本は北浜、松尾に勝ち2連勝 もうすでに、このブロックでの最多勝ち抜きの権利を得ている
22年度の成績は、杉本13勝19敗 羽生43勝14敗 2人の対戦成績は羽生の4-0
解説のヒフミン「杉本は四間飛車の得意な棋士、手厚い力強い棋風
羽生は(この対局日の時点で)タイトル78期、勝ち星は1100勝を越す棋界の覇者、
羽生は銀河戦でも6回優勝している 対戦成績が杉本の4戦全敗なので、杉本の奮起を期待したい」
先手杉本で、▲7六歩△3四歩▲7五歩の出だし おお、杉本は早石田だ
対する羽生の指し手が俄然注目された 羽生は△8八角成の角交換策だった
うん、私もこれは居飛車党にとっては有力な一手と思う
ここから、ゆっくりと駒組みが続けば、千日手模様になる気がしている
杉本は▲7八飛と強気に振り、△4五角と打ってきなさい、という手だ
羽生は「乱戦上等」で△4五角、で▲5八玉・・・ うん、ここまでは私も定跡として知っている
が、ヒフミンは▲5八玉を見て、「ほお~ はあ~ ふ~ん」
ヒフミン、なんとこの定跡を全然知らないとのこと!
ヒフミン「私は▲7六歩にたいてい△8四歩なので、この形にならないんです」
そうか~ ヒフミン、早石田の乱戦定跡を全然知らないのか(^^;
で、杉本が▲9一角成とぶった切って、さらに乱戦に輪をかけたので、
局面をどう見るか、大局観がすごく難しい将棋になった
頼みの綱のヒフミン、「ん~っと これはこうで・・・ えっと んっと」
と言っているだけ どうなってんね~ん! 大盤で駒を動かして解説してくれや!!
聞き手の久津さんも、あまり参考にならない質問を繰り返す
どうなってんね~ん! さっぱりわからん(^^;
いや、一生懸命やってくれてるのは伝わってくるんだけど、局面を理解できないorz
ヒフミンが「羽生のほうも、玉が薄いので大変か」と言っていたときに、決め手が出た
先手の1一の馬を封鎖する△2二銀打ち! あ~ それがいい手か 盤上この一手だね
後は、羽生が間違えるはずもなく、順当に押し切った 104手で羽生の勝ち
ヒフミン「羽生流のシャープな攻めが随所に出て、羽生は絶好調だ」
あ~、杉本、追いつめはしたけど・・・ けど、追いつめるだけで精一杯、この辺が限界だろう、
と思わざるを得なかった いや、杉本さんには悪いんだけどね(^^;
乱戦になった本局、解説がこの戦型に詳しくないヒフミンというのも災いして、
見ていて理解不能という手が多く、辛かった
この一局は、木村八段あたりを解説にもってこないと、と思えてならなかった
Dブロックは杉本が2連勝で最多連勝者、羽生が最終勝ち残り者となって、決勝トーナメント進出となった
2011.07.20
丸山忠久九段 vs 畠山 鎮七段
第19期 銀河戦
本戦Cブロック 最終戦
丸山忠久九段 vs 畠山 鎮七段
対局日: 2011年4月13日
解説:小倉久史七段
聞き手:山口恵梨子女流初段
記録:伊藤明日香女流初段
土曜に放送された銀河戦
22年度の成績は、ハタチン15勝17敗 丸山31勝16敗 2人の対戦成績は丸山の3-2
ハタチンは先崎、藤井に勝ち2連勝中 丸山は予選シード
解説の小倉「ハタチンは本格的な居飛車党、攻め将棋
丸山も居飛車党、どちらかといえば受け将棋」
先手ハタチンで、横歩取り△8五飛になった 丸山は△5二玉型の新しい形だ
この将棋、一方的な展開で、丸山がハタチン圧倒した ハタチン、全くなすすべなし
丸山は指し手も早く、6回も考慮時間を余していた
丸山が格の違いをまざまざと見せ付けた、完勝譜だった
これでCブロックは、丸山が最終勝ち抜き者、糸谷が4連勝で最多勝ち抜き者で
決勝トーナメント進出となった
本戦Cブロック 最終戦
丸山忠久九段 vs 畠山 鎮七段
対局日: 2011年4月13日
解説:小倉久史七段
聞き手:山口恵梨子女流初段
記録:伊藤明日香女流初段
土曜に放送された銀河戦
22年度の成績は、ハタチン15勝17敗 丸山31勝16敗 2人の対戦成績は丸山の3-2
ハタチンは先崎、藤井に勝ち2連勝中 丸山は予選シード
解説の小倉「ハタチンは本格的な居飛車党、攻め将棋
丸山も居飛車党、どちらかといえば受け将棋」
先手ハタチンで、横歩取り△8五飛になった 丸山は△5二玉型の新しい形だ
この将棋、一方的な展開で、丸山がハタチン圧倒した ハタチン、全くなすすべなし
丸山は指し手も早く、6回も考慮時間を余していた
丸山が格の違いをまざまざと見せ付けた、完勝譜だった
これでCブロックは、丸山が最終勝ち抜き者、糸谷が4連勝で最多勝ち抜き者で
決勝トーナメント進出となった
2011.07.18
なでしこジャパン、W杯、世界一!!
すごすぎる!! 0ー1から同点に追いついたときの、ねじ込んだ執念のシュート、
延長戦後半での、澤の「どうやったんだ?」と思える角度のないところからのシュートはミラクル、
PK戦でのキーパーのファインセーブ、最後にPKを蹴った人の完璧なシュート
どれをとってもすばらしかった!!
20回以上やって勝ったことのないアメリカからこの大舞台で勝利、
いや~ これはすばらしいゲームを見せてもらった!! 日本女子チームすげええーー 全くすげえー
感動した! 体格の小さいハンデを克服できるんだね 勇気をもらった パチパチパチパチ!!
延長戦後半での、澤の「どうやったんだ?」と思える角度のないところからのシュートはミラクル、
PK戦でのキーパーのファインセーブ、最後にPKを蹴った人の完璧なシュート
どれをとってもすばらしかった!!
20回以上やって勝ったことのないアメリカからこの大舞台で勝利、
いや~ これはすばらしいゲームを見せてもらった!! 日本女子チームすげええーー 全くすげえー
感動した! 体格の小さいハンデを克服できるんだね 勇気をもらった パチパチパチパチ!!
2011.07.17
片上大輔六段vs戸辺 誠六段 NHK杯 1回戦
片上大輔六段vs戸辺 誠六段 NHK杯 1回戦
解説 広瀬章人
今週もまず矢内が登場 って何だこりゃ~ 矢内、首にシルク?のスカーフ巻いている!
すんごいオシャレ~ スチュワーデスさんみたい 超いい やっぴー最高!
対局者は片上と戸辺か これは好カードだ そして解説者に広瀬王位! これも豪華だ
片上は高そうな黒の和服で登場 気合いが入ってるね
戸辺は今回はどんな将棋を見せてくれるかな?
片上は、伊藤能、伊藤真吾、先崎に勝ち4回目の出場
戸辺は総合成績優秀により予選免除 2回目の出場
広瀬「片上は東大出身だけあって、将棋も知的 将棋以外でも物知りで、答えが返ってくる確率が高い
戸辺と私とは奨励会が同期で、付き合いが長いが、大人になったな、というのが率直な印象」
事前のインタビュー
片上「戸辺はいつも明るく楽しく、元気な振り飛車党 今日は僕も負けずに元気に指したい
今日は自分にとって特に大きな舞台と思っているので、何としても結果が欲しい」
今回の一局の勝者が、2回戦で羽生と指せるんだもんね 大きな一番だね
戸辺「片上は知的な先輩 頭の回転が良くて、何でも知っている
私は三間か中飛車で、積極的に攻めて行きたい」
戸辺、すごくハキハキ答えていた もし面接の試験だったら、二重丸で合格だろう(笑)
先手片上で▲7六歩に、戸辺は△3二飛! おお、戸辺、またこれを指したか
先日の銀河戦に続き、連投だ
NHK杯は解説が始まるのが遅いから、どうかな~、と思っていたんだけど、
ちゃんと初手から巻き戻して解説してくれた うん、良かったよ 先崎の解説とほぼ同じで、復習になった
片上、どうするか、と思っていたら、何と、▲2六歩~▲2五歩~▲2四歩と、もういきなり
突っ込んでいった!! 7手目で、もう戦いが始まったぞ
え~ それは戸辺の待ち受けているところじゃないの~ 大丈夫か?
結論から言ってしまえば、この構想がもう問題、片上の失敗だったと思う
駒組みが続いたが、後手の向かい飛車に先手も向かい飛車、相振りのようになってしまった
片上はやはり、居飛車党 それも理論派だ コツコツ着実に形勢を良くしていくタイプと思う
普通に、▲居飛車vs△振り飛車の対抗形にしたほうが良かったんでは・・・
広瀬「片上のほうは、構想力が必要、本当の実力が問われる」
相向かい飛車で、▲中住まいvs△美濃という、めったに見ない形になった
矢内「めずらしい組み合わせですね」
途中、雑談で、広瀬「小学生名人戦で、僕は北海道代表、戸辺君は茨城代表だったんです
僕は相手が東京とか神奈川じゃなくて、茨城代表なら大丈夫だと思っていたんですけど(笑)、
大熱戦の末、負けました」
この話は広瀬、正直で面白かった(笑)
番組開始から40分、矢内「いよいよ(本格的な)戦いが始まりましたね」
7手目でもう戦いが起こっていたので、この40分はすごく長く感じた
それに、部屋が暑いのよ TV観戦すら大変だ
広瀬「戸辺の攻めは、厳しいんだか厳しくないんだかわからない、でも進んで見ると攻めが決まっている
『戸辺攻め』という言葉が業界ではあるくらい」
飛車交換を狙う戸辺に対し、片上は7七の銀を▲8六銀!
おお~ 中央ではなく、こっちに出る手があるのか いい手っぽい!
しかし、戸辺も△4四角とし、3三の桂を守りながら角の活用 これは絶好の切り返しだ
先手の▲2三角~▲3二角成として馬を作った手が、完全にボケてしまった
で、戸辺は思惑通り、飛車交換に持ち込み、もう戸辺が大優勢に見える
後手はもう、さばけまくり~ 美濃はめっちゃめちゃ固い! 負ける要素がないぞ
が、戸辺、なぜか当然の△2九飛成を逃し、△5六歩と味付けをしてしまった
え~ 油断? 工夫しすぎた? 優勢なときは凡手でいいのに、これは変調?
ここから、ものすごく長い戦いになってしまった
戸辺がいいのだけど、片上が玉の早逃げをして、決め手を与えない
広瀬「何が起こるかわからなくなってきたように思う 差がつまっているんじゃないか」
さらに手が続き、広瀬「どっちが勝っているかわからない」
え~ まあでも逆転は無理だろう 何せ、戸辺だからね 戸辺の強さなら逆転はさせないだろう
美濃が固すぎるし・・・ あ~ これは長い将棋・・・ そして暑い・・・
最後の最後、ようやく鮮やかな手が出た
戸辺、空中に金打ちから一連の寄せで、必至をかけ、戸辺が勝ちきった 142手で戸辺の勝ち
あ~、7手目から戦いが始まったので、ずっと気が抜けず、ものすごく長かった
広瀬「戸辺らしく、細かい攻めが続いた そのまま押し切るかと思ったが、
片上の延命策で一瞬逆転したかと思ったが、戸辺は落ち着いていて何とか逃げ切った」
あ~、正直、この長手数には参った、ダレたorz 最近、めっちゃ暑いので、今回は観戦が厳しかった
私事なんですが、今から父が屋根の補修をするとか言っているんですよ
昨日も補修の作業をやったからわかるんですけど、屋根の上は暑いんですよ
でも、父が言ったらもう止められないんです ぎょえ~ 助けて~
あと、今日の深夜3時ごろから、女子サッカーのW杯決勝がありますね それを見たいです
いつも寝てしまい、まだちゃんと見たことが1回もないので(^^;
追記:戸辺は七段じゃなくてまだ六段でした 間違いました すんません(^^;
で、屋根の補修をやったんですけど、3時間くらいかけてやっと終わったと思ったら、
大きなアルミサッシが2枚余ってる・・・ あれ? これは何だったっけ?と思いきや、
それを中に組み込む作業を完全に忘れてた!! 私も父も全く気づかず!!
プラモデルを作り終わったら、すごい大きな部品が余った、という感じ
また明日も屋根の補修だ げえ~(笑)
解説 広瀬章人
今週もまず矢内が登場 って何だこりゃ~ 矢内、首にシルク?のスカーフ巻いている!
すんごいオシャレ~ スチュワーデスさんみたい 超いい やっぴー最高!
対局者は片上と戸辺か これは好カードだ そして解説者に広瀬王位! これも豪華だ
片上は高そうな黒の和服で登場 気合いが入ってるね
戸辺は今回はどんな将棋を見せてくれるかな?
片上は、伊藤能、伊藤真吾、先崎に勝ち4回目の出場
戸辺は総合成績優秀により予選免除 2回目の出場
広瀬「片上は東大出身だけあって、将棋も知的 将棋以外でも物知りで、答えが返ってくる確率が高い
戸辺と私とは奨励会が同期で、付き合いが長いが、大人になったな、というのが率直な印象」
事前のインタビュー
片上「戸辺はいつも明るく楽しく、元気な振り飛車党 今日は僕も負けずに元気に指したい
今日は自分にとって特に大きな舞台と思っているので、何としても結果が欲しい」
今回の一局の勝者が、2回戦で羽生と指せるんだもんね 大きな一番だね
戸辺「片上は知的な先輩 頭の回転が良くて、何でも知っている
私は三間か中飛車で、積極的に攻めて行きたい」
戸辺、すごくハキハキ答えていた もし面接の試験だったら、二重丸で合格だろう(笑)
先手片上で▲7六歩に、戸辺は△3二飛! おお、戸辺、またこれを指したか
先日の銀河戦に続き、連投だ
NHK杯は解説が始まるのが遅いから、どうかな~、と思っていたんだけど、
ちゃんと初手から巻き戻して解説してくれた うん、良かったよ 先崎の解説とほぼ同じで、復習になった
片上、どうするか、と思っていたら、何と、▲2六歩~▲2五歩~▲2四歩と、もういきなり
突っ込んでいった!! 7手目で、もう戦いが始まったぞ
え~ それは戸辺の待ち受けているところじゃないの~ 大丈夫か?
結論から言ってしまえば、この構想がもう問題、片上の失敗だったと思う
駒組みが続いたが、後手の向かい飛車に先手も向かい飛車、相振りのようになってしまった
片上はやはり、居飛車党 それも理論派だ コツコツ着実に形勢を良くしていくタイプと思う
普通に、▲居飛車vs△振り飛車の対抗形にしたほうが良かったんでは・・・
広瀬「片上のほうは、構想力が必要、本当の実力が問われる」
相向かい飛車で、▲中住まいvs△美濃という、めったに見ない形になった
矢内「めずらしい組み合わせですね」
途中、雑談で、広瀬「小学生名人戦で、僕は北海道代表、戸辺君は茨城代表だったんです
僕は相手が東京とか神奈川じゃなくて、茨城代表なら大丈夫だと思っていたんですけど(笑)、
大熱戦の末、負けました」
この話は広瀬、正直で面白かった(笑)
番組開始から40分、矢内「いよいよ(本格的な)戦いが始まりましたね」
7手目でもう戦いが起こっていたので、この40分はすごく長く感じた
それに、部屋が暑いのよ TV観戦すら大変だ
広瀬「戸辺の攻めは、厳しいんだか厳しくないんだかわからない、でも進んで見ると攻めが決まっている
『戸辺攻め』という言葉が業界ではあるくらい」
飛車交換を狙う戸辺に対し、片上は7七の銀を▲8六銀!
おお~ 中央ではなく、こっちに出る手があるのか いい手っぽい!
しかし、戸辺も△4四角とし、3三の桂を守りながら角の活用 これは絶好の切り返しだ
先手の▲2三角~▲3二角成として馬を作った手が、完全にボケてしまった
で、戸辺は思惑通り、飛車交換に持ち込み、もう戸辺が大優勢に見える
後手はもう、さばけまくり~ 美濃はめっちゃめちゃ固い! 負ける要素がないぞ
が、戸辺、なぜか当然の△2九飛成を逃し、△5六歩と味付けをしてしまった
え~ 油断? 工夫しすぎた? 優勢なときは凡手でいいのに、これは変調?
ここから、ものすごく長い戦いになってしまった
戸辺がいいのだけど、片上が玉の早逃げをして、決め手を与えない
広瀬「何が起こるかわからなくなってきたように思う 差がつまっているんじゃないか」
さらに手が続き、広瀬「どっちが勝っているかわからない」
え~ まあでも逆転は無理だろう 何せ、戸辺だからね 戸辺の強さなら逆転はさせないだろう
美濃が固すぎるし・・・ あ~ これは長い将棋・・・ そして暑い・・・
最後の最後、ようやく鮮やかな手が出た
戸辺、空中に金打ちから一連の寄せで、必至をかけ、戸辺が勝ちきった 142手で戸辺の勝ち
あ~、7手目から戦いが始まったので、ずっと気が抜けず、ものすごく長かった
広瀬「戸辺らしく、細かい攻めが続いた そのまま押し切るかと思ったが、
片上の延命策で一瞬逆転したかと思ったが、戸辺は落ち着いていて何とか逃げ切った」
あ~、正直、この長手数には参った、ダレたorz 最近、めっちゃ暑いので、今回は観戦が厳しかった
私事なんですが、今から父が屋根の補修をするとか言っているんですよ
昨日も補修の作業をやったからわかるんですけど、屋根の上は暑いんですよ
でも、父が言ったらもう止められないんです ぎょえ~ 助けて~
あと、今日の深夜3時ごろから、女子サッカーのW杯決勝がありますね それを見たいです
いつも寝てしまい、まだちゃんと見たことが1回もないので(^^;
追記:戸辺は七段じゃなくてまだ六段でした 間違いました すんません(^^;
で、屋根の補修をやったんですけど、3時間くらいかけてやっと終わったと思ったら、
大きなアルミサッシが2枚余ってる・・・ あれ? これは何だったっけ?と思いきや、
それを中に組み込む作業を完全に忘れてた!! 私も父も全く気づかず!!
プラモデルを作り終わったら、すごい大きな部品が余った、という感じ
また明日も屋根の補修だ げえ~(笑)
2011.07.16
またやってるFC版ドラクエ3
勇者ぱん、武闘家こむぎ、賢者ばたあ、僧侶みるく
朝食隊の一行の旅は、いよいよ終着点へ
数々の激戦を切り抜け、ようやくたどりついた、ここゾーマ城
オルテガの死を見届け、賢者の石を取り、ゾーマの待つ最深部まであと階段一つを残すのみ
ここに至るまで、本当に色々あった
アリアハン脱出にすごく苦労したっけ 2つの棺おけを引きずって、ロマリアに着いたなあ
2度のカンダタ戦、ピラミッド、ノアニール西の洞窟、ガルナの塔、どれも楽ではなかった
中でも、やまたのおろち戦が、一番やばかった
ラリホーが効かず、ルカニも効かず、大ピンチだった
ここのところ、やまたのおろちには危なげなく勝っていたので、気が緩んでいた
勝てたのは運が良かった
ネクロゴンドの洞窟で、地獄の騎士に、焼け付く息を吐かれて、3人がマヒしたこともあった
なんとか逃げたけど、あのとき、回り込まれていたら、もう終わりだった
みんなのMPがほぼ0になるまで戦って、やっと洞窟を脱けて、シルバーオーブを取ったっけ
その後のバラモス戦、これにはルカニが効いて、快勝だった
バラモスのメダパニもバシルーラも、今回は不発、助かった 勝てて本当にうれしかった
アレフガルドめぐりで、メルキドに行くとき、超やばかった
スカルゴン3匹の、凍える吹雪連発が強烈だった
メイジキメラのメダパニとラゴンヌのマヒャドのコンボにも、かなり危険なところまで追いつめられた
さあ、そんな色々あったことも、今となってはもう遠い思い出だ
いざ、最終決戦、ゾーマ戦へ!!
って、あ、大魔神とアークマージ2匹だ これはちょっとやばい敵だ
賢者の石で回復しながら戦うか? いや、相手にせず、逃げよう
あ、回り込まれた イオナズン食らってる でも逃げる、あああ、また回り込まれた
イオナズン合計4発、そして大魔神の一撃!
・・・全滅? 全滅? うそでしょ?
王様「おお ぱん しんでしまうとは あわれなり!」
ワアアアアアアアア THE END
朝食隊の一行の旅は、いよいよ終着点へ
数々の激戦を切り抜け、ようやくたどりついた、ここゾーマ城
オルテガの死を見届け、賢者の石を取り、ゾーマの待つ最深部まであと階段一つを残すのみ
ここに至るまで、本当に色々あった
アリアハン脱出にすごく苦労したっけ 2つの棺おけを引きずって、ロマリアに着いたなあ
2度のカンダタ戦、ピラミッド、ノアニール西の洞窟、ガルナの塔、どれも楽ではなかった
中でも、やまたのおろち戦が、一番やばかった
ラリホーが効かず、ルカニも効かず、大ピンチだった
ここのところ、やまたのおろちには危なげなく勝っていたので、気が緩んでいた
勝てたのは運が良かった
ネクロゴンドの洞窟で、地獄の騎士に、焼け付く息を吐かれて、3人がマヒしたこともあった
なんとか逃げたけど、あのとき、回り込まれていたら、もう終わりだった
みんなのMPがほぼ0になるまで戦って、やっと洞窟を脱けて、シルバーオーブを取ったっけ
その後のバラモス戦、これにはルカニが効いて、快勝だった
バラモスのメダパニもバシルーラも、今回は不発、助かった 勝てて本当にうれしかった
アレフガルドめぐりで、メルキドに行くとき、超やばかった
スカルゴン3匹の、凍える吹雪連発が強烈だった
メイジキメラのメダパニとラゴンヌのマヒャドのコンボにも、かなり危険なところまで追いつめられた
さあ、そんな色々あったことも、今となってはもう遠い思い出だ
いざ、最終決戦、ゾーマ戦へ!!
って、あ、大魔神とアークマージ2匹だ これはちょっとやばい敵だ
賢者の石で回復しながら戦うか? いや、相手にせず、逃げよう
あ、回り込まれた イオナズン食らってる でも逃げる、あああ、また回り込まれた
イオナズン合計4発、そして大魔神の一撃!
・・・全滅? 全滅? うそでしょ?
王様「おお ぱん しんでしまうとは あわれなり!」
ワアアアアアアアア THE END
2011.07.15
高橋道雄九段 vs 戸辺 誠六段
第19期 銀河戦
本戦Bブロック 最終戦
高橋道雄九段 vs 戸辺 誠六段
対局日: 2011年4月21日
解説:先崎 学八段
聞き手:長沢千和子女流四段
記録:井道千尋女流初段
また戸辺の登場だ 戸辺の将棋は期待できる 今回はどうかな
高橋は予選シード、戸辺は真田、安用寺、豊川、康光に勝ち4連勝中
22年度の成績は、高橋12勝14敗 戸辺30勝13敗 2人は初手合い
解説の先崎「高橋は矢倉、横歩取りを得意とする居飛車党
戸辺は攻めっけが強い振り飛車党の新鋭」
先手高橋で居飛車、後手戸辺の2手目△3二飛戦法だ 2手目からもう解説が必要だ、と思っていたら、
ちゃんと2手目から画面が切り替わって、大盤で先ちゃんが解説してくれた いいねいいね
これ、NHK杯でもし△3二飛戦法が出たら、どうなるんだろう?
NHK杯は序盤、なかなか解説が始まらないからね その点、銀河戦はいいわ
▲居飛車+天守閣美濃vs△石田流+美濃だ
先崎「高橋は一番穏やかな順を選んだ」 先ちゃんの解説、すごくわかりやすいわー
まだ戦いが始まっていないのに、全然退屈しない
さて、高橋が大長考に沈んだ 先手はこれ以上、待つ手がない
先崎「動かす駒がなく、軽く困ってる 天守閣美濃を米長玉銀冠に組み替えても、さほど固くはならない」
そうなんだよね~ 私もこの天守閣美濃というの、指していたのだけど、もう今ではほとんど指さない
上部からの攻めにすごく弱いのと、進展性がないのだ 何か、中途半端なんだよね
熟慮の末、高橋、1筋から攻めを敢行! 3筋と4筋をからめ、成立していそうな仕掛けだ
先崎「さすが、いっぱい考えただけのことはある」
先ちゃんも感心だ うまい、やるなー高橋、なにせ、A級の3位だもんね
戸辺もこれに対応、一手指したほうが良く見える中盤戦、わー、これは見ごたえある!
高橋はもう考慮時間を使いきり、30秒将棋 こ、これは厳しい
戸辺は△1三角と出たのを、また△2二角と戻す、という考えづらい手を着手、振り飛車党らしい発想だ
先崎「柔軟ですね 振り飛車を指しなれてますね~」 うむ、見てて面白い!
互いに魅せあった中盤戦の結果、きれいなさばき合いになった
で、戸辺、馬取り銀取りの、両取りの自陣飛車を放つ あ、そんな手があるのか 戸辺良し?
ところがところが、戸辺が2枚換えの得をしたのもつかの間、
高橋の歩の使い方が巧妙で、と金攻めでなんと戸辺の飛車が自陣で詰まされてしまう、という事態に!
あ、あれ~? 歩で飛車を取られてしまうぞ 先崎「高橋がなんとかなりそう」
うーわ、戸辺、大ピンチだ 戸辺の連勝もここまでか・・・
長引けば負け確定の戸辺は、寄せに出たが、
先崎「こういう攻めは玉の早逃げで受かる たいしたことがない」と解説
が、しかし! ずっと30秒将棋だった高橋、玉の早逃げをせずに、違う受け方をしてしまった!!
あ、あらああ これ、大丈夫?? 致命的なミスでは??
戸辺がこのスキを見逃すはずもなく、高橋玉をがっちり縛った
8七の玉を下段に逃がさない、△7九銀の放り込み!
この一発で、高橋、参ってしまった 以下、万全の寄せで、戸辺が勝ちを決めた 94手で戸辺の勝ち!
戸辺、勢いの勝利、という感じがした 高橋、玉の早逃げをしていればどうだったのだろう?
感想戦では中盤戦しかやってくれなかったので、激指定跡道場2に訊いて見ることにした
すると・・・ ずっと-1000点くらいで、後手が優勢だった、とのこと
あらー、戸辺、飛車を詰まされても、ピンチではなかったのね(^^;
終盤の形勢判断の精度では、先ちゃんよりも激指のほうが、信頼性が高(以下略)
戸辺がまた強いところを見せてくれた一局だった やはり戸辺は強い!
先ちゃんの2手目△3二飛戦法の解説も聞けて、良かったよ
これでこのBブロック、戸辺が最終勝ち抜き者になり、野田敬三が3連勝で最多勝ち抜き者で
決勝トーナメント進出となった 野田はラッキーだね
本戦Bブロック 最終戦
高橋道雄九段 vs 戸辺 誠六段
対局日: 2011年4月21日
解説:先崎 学八段
聞き手:長沢千和子女流四段
記録:井道千尋女流初段
また戸辺の登場だ 戸辺の将棋は期待できる 今回はどうかな
高橋は予選シード、戸辺は真田、安用寺、豊川、康光に勝ち4連勝中
22年度の成績は、高橋12勝14敗 戸辺30勝13敗 2人は初手合い
解説の先崎「高橋は矢倉、横歩取りを得意とする居飛車党
戸辺は攻めっけが強い振り飛車党の新鋭」
先手高橋で居飛車、後手戸辺の2手目△3二飛戦法だ 2手目からもう解説が必要だ、と思っていたら、
ちゃんと2手目から画面が切り替わって、大盤で先ちゃんが解説してくれた いいねいいね
これ、NHK杯でもし△3二飛戦法が出たら、どうなるんだろう?
NHK杯は序盤、なかなか解説が始まらないからね その点、銀河戦はいいわ
▲居飛車+天守閣美濃vs△石田流+美濃だ
先崎「高橋は一番穏やかな順を選んだ」 先ちゃんの解説、すごくわかりやすいわー
まだ戦いが始まっていないのに、全然退屈しない
さて、高橋が大長考に沈んだ 先手はこれ以上、待つ手がない
先崎「動かす駒がなく、軽く困ってる 天守閣美濃を米長玉銀冠に組み替えても、さほど固くはならない」
そうなんだよね~ 私もこの天守閣美濃というの、指していたのだけど、もう今ではほとんど指さない
上部からの攻めにすごく弱いのと、進展性がないのだ 何か、中途半端なんだよね
熟慮の末、高橋、1筋から攻めを敢行! 3筋と4筋をからめ、成立していそうな仕掛けだ
先崎「さすが、いっぱい考えただけのことはある」
先ちゃんも感心だ うまい、やるなー高橋、なにせ、A級の3位だもんね
戸辺もこれに対応、一手指したほうが良く見える中盤戦、わー、これは見ごたえある!
高橋はもう考慮時間を使いきり、30秒将棋 こ、これは厳しい
戸辺は△1三角と出たのを、また△2二角と戻す、という考えづらい手を着手、振り飛車党らしい発想だ
先崎「柔軟ですね 振り飛車を指しなれてますね~」 うむ、見てて面白い!
互いに魅せあった中盤戦の結果、きれいなさばき合いになった
で、戸辺、馬取り銀取りの、両取りの自陣飛車を放つ あ、そんな手があるのか 戸辺良し?
ところがところが、戸辺が2枚換えの得をしたのもつかの間、
高橋の歩の使い方が巧妙で、と金攻めでなんと戸辺の飛車が自陣で詰まされてしまう、という事態に!
あ、あれ~? 歩で飛車を取られてしまうぞ 先崎「高橋がなんとかなりそう」
うーわ、戸辺、大ピンチだ 戸辺の連勝もここまでか・・・
長引けば負け確定の戸辺は、寄せに出たが、
先崎「こういう攻めは玉の早逃げで受かる たいしたことがない」と解説
が、しかし! ずっと30秒将棋だった高橋、玉の早逃げをせずに、違う受け方をしてしまった!!
あ、あらああ これ、大丈夫?? 致命的なミスでは??
戸辺がこのスキを見逃すはずもなく、高橋玉をがっちり縛った
8七の玉を下段に逃がさない、△7九銀の放り込み!
この一発で、高橋、参ってしまった 以下、万全の寄せで、戸辺が勝ちを決めた 94手で戸辺の勝ち!
戸辺、勢いの勝利、という感じがした 高橋、玉の早逃げをしていればどうだったのだろう?
感想戦では中盤戦しかやってくれなかったので、激指定跡道場2に訊いて見ることにした
すると・・・ ずっと-1000点くらいで、後手が優勢だった、とのこと
あらー、戸辺、飛車を詰まされても、ピンチではなかったのね(^^;
終盤の形勢判断の精度では、先ちゃんよりも激指のほうが、信頼性が高(以下略)
戸辺がまた強いところを見せてくれた一局だった やはり戸辺は強い!
先ちゃんの2手目△3二飛戦法の解説も聞けて、良かったよ
これでこのBブロック、戸辺が最終勝ち抜き者になり、野田敬三が3連勝で最多勝ち抜き者で
決勝トーナメント進出となった 野田はラッキーだね
2011.07.14
SFC版ドラクエ1
SFC版ドラクエ1をやっている これも、1回死んだらゲームオーバーのルール
レベル上げは必要だけど、最低限のレベルでどんどん進めていくルールだ
死ぬポイントはいくつもあるけど、中でも凶悪なのが、「悪魔の騎士」のラリホー!
これには何度殺されて、「アアー!!」と絶叫したかわからない・・・
あと、最後の竜王も強い 激しい炎で一気に大ダメージを食らうからね
女子サッカー、決勝まで進んだね 昨日も、見ようとしてがんばってAM3時まで起きてたのだ
で、開始して20分くらい、力尽きて寝てしまいました(^^;
決勝もAM3時からということで、見れるかどうか・・・
レベル上げは必要だけど、最低限のレベルでどんどん進めていくルールだ
死ぬポイントはいくつもあるけど、中でも凶悪なのが、「悪魔の騎士」のラリホー!
これには何度殺されて、「アアー!!」と絶叫したかわからない・・・
あと、最後の竜王も強い 激しい炎で一気に大ダメージを食らうからね
女子サッカー、決勝まで進んだね 昨日も、見ようとしてがんばってAM3時まで起きてたのだ
で、開始して20分くらい、力尽きて寝てしまいました(^^;
決勝もAM3時からということで、見れるかどうか・・・
2011.07.12
三浦弘行八段 vs 森下 卓九段
第19期 銀河戦
本戦Aブロック 最終戦
三浦弘行八段 vs 森下 卓九段
対局日: 2011年4月20日
解説:阿久津主税七段
聞き手:矢内理絵子女流四段
記録:井道千尋女流初段
土曜に放送された銀河戦
わー、また矢内だ ピンクの服で、髪の毛もウエーブをかけててすごいオシャレ
NHK杯でもこんなかっこうで出てきたらいいのにね
森下は、飯島、屋敷、井上に勝ち3連勝中 もう決勝トーナメント進出を決めている
三浦は予選はシード
22年度の成績は、森下17勝18敗 三浦は25勝26敗 2人の対戦成績は、7-7のイーブン
解説の阿久津「森下は居飛車党の本格派、矢倉が得意 攻めも守りも手厚い
三浦は横歩取り、角換わりといった研究に裏打ちされる将棋が得意 詰みを読むのが速い」
先手森下で、▲7六歩△3四歩▲5八金右と進む 三浦はこの挑発には乗らず、居飛車にした
▲矢倉vs△矢倉模様の持久戦に進む
中盤、森下が歩を6枚持ち駒にする展開 普通、こんなに歩は持てないよ
森下はしょっちゅう持ってる感じ(^^;
以下に勝負所をまとめてみました
後手:三浦
後手の持駒:なし
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・ ・ ・ ・ ・v桂v香|一
| ・ ・ ・ ・ ・v銀v金 ・v玉|二
|v歩v歩v角 ・ ・v金 ・v歩v歩|三
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ 歩 ・ ・|四
| ・ ・ 歩 歩v飛 銀 ・ ・ ・|五
| ・ ・v金v歩 ・ ・ ・ ・ ・|六
| 歩 歩 ・ ・ ・ 金 ・ 歩 歩|七
| ・ 角 銀 銀 ・ ・ 飛 ・ ・|八
| 香 桂 ・ 玉 ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手:森下
先手の持駒:桂 歩六
▲4六歩 △4五飛
*飛車を切った三浦
▲同 歩 △1九角成
*この次の手、私も考えていた手だったんですけど、それで形勢は良くなるかというとわからなかったです
▲5九飛
*阿久津「△2九馬とされるのが厳しいので、それを防いだ手 しかし攻めに利いてるわけではないのでどうか」
△7三馬
*阿久津「次に△6七香があるから、それを防ぐ手だろう」
▲5七金
*阿久津の予想手が当たった
*この次の手が、本局のハイライトだった
△5五馬
*え? 馬を出る手があるのか! さっきまでは飛車が利いていたので、盲点の手だ
*阿久津「気がつかない手ですね! これで、△4五馬や△6五馬と歩を補充すれば後手が指せる」
▲5六金 △2二馬
*こんどはこっちに馬が引くのか
*局後、矢内に「馬の大回転は見事でしたね」と言わせた構想だった
▲4四桂 △同 金 ▲同 歩 △4七銀
*この手が厳しく、以下は三浦が押し切った
こんな風に進み、三浦の快勝に終わりました △5五馬は頭がやわらかくないと指せないですね
さすが三浦、という手でした
Aブロックは3連勝の森下と、最終勝ち抜きの三浦が決勝トーナメント進出です
本戦Aブロック 最終戦
三浦弘行八段 vs 森下 卓九段
対局日: 2011年4月20日
解説:阿久津主税七段
聞き手:矢内理絵子女流四段
記録:井道千尋女流初段
土曜に放送された銀河戦
わー、また矢内だ ピンクの服で、髪の毛もウエーブをかけててすごいオシャレ
NHK杯でもこんなかっこうで出てきたらいいのにね
森下は、飯島、屋敷、井上に勝ち3連勝中 もう決勝トーナメント進出を決めている
三浦は予選はシード
22年度の成績は、森下17勝18敗 三浦は25勝26敗 2人の対戦成績は、7-7のイーブン
解説の阿久津「森下は居飛車党の本格派、矢倉が得意 攻めも守りも手厚い
三浦は横歩取り、角換わりといった研究に裏打ちされる将棋が得意 詰みを読むのが速い」
先手森下で、▲7六歩△3四歩▲5八金右と進む 三浦はこの挑発には乗らず、居飛車にした
▲矢倉vs△矢倉模様の持久戦に進む
中盤、森下が歩を6枚持ち駒にする展開 普通、こんなに歩は持てないよ
森下はしょっちゅう持ってる感じ(^^;
以下に勝負所をまとめてみました
後手:三浦
後手の持駒:なし
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・ ・ ・ ・ ・v桂v香|一
| ・ ・ ・ ・ ・v銀v金 ・v玉|二
|v歩v歩v角 ・ ・v金 ・v歩v歩|三
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ 歩 ・ ・|四
| ・ ・ 歩 歩v飛 銀 ・ ・ ・|五
| ・ ・v金v歩 ・ ・ ・ ・ ・|六
| 歩 歩 ・ ・ ・ 金 ・ 歩 歩|七
| ・ 角 銀 銀 ・ ・ 飛 ・ ・|八
| 香 桂 ・ 玉 ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手:森下
先手の持駒:桂 歩六
▲4六歩 △4五飛
*飛車を切った三浦
▲同 歩 △1九角成
*この次の手、私も考えていた手だったんですけど、それで形勢は良くなるかというとわからなかったです
▲5九飛
*阿久津「△2九馬とされるのが厳しいので、それを防いだ手 しかし攻めに利いてるわけではないのでどうか」
△7三馬
*阿久津「次に△6七香があるから、それを防ぐ手だろう」
▲5七金
*阿久津の予想手が当たった
*この次の手が、本局のハイライトだった
△5五馬
*え? 馬を出る手があるのか! さっきまでは飛車が利いていたので、盲点の手だ
*阿久津「気がつかない手ですね! これで、△4五馬や△6五馬と歩を補充すれば後手が指せる」
▲5六金 △2二馬
*こんどはこっちに馬が引くのか
*局後、矢内に「馬の大回転は見事でしたね」と言わせた構想だった
▲4四桂 △同 金 ▲同 歩 △4七銀
*この手が厳しく、以下は三浦が押し切った
こんな風に進み、三浦の快勝に終わりました △5五馬は頭がやわらかくないと指せないですね
さすが三浦、という手でした
Aブロックは3連勝の森下と、最終勝ち抜きの三浦が決勝トーナメント進出です
2011.07.10
豊川孝弘七段vs小林裕士六段 NHK杯 1回戦
豊川孝弘七段vs小林裕士八段 NHK杯 1回戦
解説 阿部隆
おおっ 矢内、青と白のストライプの服だ 胸元に大きなネクタイがあるやつ
前にも思ったけど、この服はかわいい
今日は豊川とデカコバだ 「こばやしひろし」はプロで2人いるので、
今日の対局者のほうは、体がデカイという理由で「デカコバ」という愛称で、このブログでは定着している
解説は阿部ちゃんかあ 毒舌解説が聞けるかな
豊川は去年までB1だったので予選免除で7回目の本戦出場、
デカコバは予選で増田、稲葉、村田顕弘に勝ち7回目の本戦出場
阿部「豊川はサービス精神あふれる楽しい人、だが今日は控え室でいっさいしゃべらなかった
気合いが入っている
デカコバは才能がすごい、私が買っている棋士、六段以上の実力を秘めている」
事前のインタビュー
豊川「デカコバは才能肌で早見え早指し、スケールの大きい怪物君、今日は気が重い
見事に潰されちゃうところを見てください」
このコメントにはさすがに笑った ははは 矢内も阿部も笑っていた
デカコバ「豊川は非常に力強い棋士 定跡形にはならないと思う、力戦を堪能していただければ」
先手豊川で、なんだかヘンテコな出だし デカコバは一手損角換わりをやろうとしているのだが、
豊川が角道を止めて持久戦に持ち込んだ 結局、▲矢倉vs△腰掛け銀+矢倉模様に進む
阿部「豊川はシメシメとと思っているだろう 勝負にカライ」
デカコバが△4五銀と出て、早くも仕掛けてきた
阿部「あ 銀を出ましたね 気合いがいいですね
後手は景気はいいが、玉を囲っていないので、どうなるか」
デカコバが△6五歩と突いて、7三の角で飛車取りにしたときが、この一局のハイライトだった
阿部「▲3七歩は論外 プロは全く考えない手」と言っていたのだが!
なんと豊川の手は▲3七歩!! な、何~!?
矢内「おお~!」 阿部「ええ~?」 2人は驚愕だ 矢内が「おお~」というなんて珍しい
阿部「豊川さんらしくないですね 元気がない なさすぎる」
豊川の意図は何なんだ? 3筋の歩を交換したのに、▲3七歩とあやまるなんて、
この後どう駒組みするのだろう?
豊川、考慮時間をどんどん使っていく あら~ 何の構想も考えてなかったのか あらら~
結局、▲9八香から穴熊に潜った豊川だったが、もう考慮時間はあと1回のみ
デカコバはまだたっぷりある こ、これは厳しい
デカコバの△4三金右と矢倉を完成させた手に、豊川、秒を9まで読まれて▲8四角と飛び出した
ここでひと勝負か! 角交換になり、阿部「さっきまでより、紛れた印象」
だが、先手は右銀が完全に立ち遅れていて、見た目よりも、もろかったようだ
デカコバ、飛車を取らせる間に、絶好のラインに角打ちという好判断があって、勝負あった
阿部「いや~ これは小林先生らしい、才能あふれる手」
デカコバ、大局観がいいんだね
穴熊を成駒で受けなしに追い込み、デカコバの快勝となった あ~、豊川、いいところなし・・・
阿部「豊川の▲3七歩がかなり疑問、ちょっとずつ差がついた
デカコバの飛車を見捨てた判断が見事だった」
感想戦で、▲3七歩のところ、豊川「ひよっちゃいました 実力が出ちゃいましたね」
あー、豊川、▲3七歩とあやまるようでは、やはり勝ち目がなしか 残念な手だったね
阿部「デカコバの寄せはシャープでしたね」
豊川「ペンシルだったよ」
完敗した豊川だったが、シャープペンシル、のダジャレを言っていたのは私は聞き逃さなかった(笑)
デカコバは相当強いよ 銀河戦を見てればわかるもんね
豊川は順位戦ではB1まで上がったけど、持ち時間が短いNHK杯ではデカコバにはかなわないね
デカコバの快勝で、私にとっては予想通りの一局、でした
さて、それはそうと、最近、なんだか暑くないですか? 半年くらい前と比べて、かなり暑いんですけど・・・
何でですかね? 去年もたしか、こんな風だったような・・・
もう、体に相当厳しいんですけど、どうしましょう? ぐったりしてる日が多い今日この頃です
解説 阿部隆
おおっ 矢内、青と白のストライプの服だ 胸元に大きなネクタイがあるやつ
前にも思ったけど、この服はかわいい
今日は豊川とデカコバだ 「こばやしひろし」はプロで2人いるので、
今日の対局者のほうは、体がデカイという理由で「デカコバ」という愛称で、このブログでは定着している
解説は阿部ちゃんかあ 毒舌解説が聞けるかな
豊川は去年までB1だったので予選免除で7回目の本戦出場、
デカコバは予選で増田、稲葉、村田顕弘に勝ち7回目の本戦出場
阿部「豊川はサービス精神あふれる楽しい人、だが今日は控え室でいっさいしゃべらなかった
気合いが入っている
デカコバは才能がすごい、私が買っている棋士、六段以上の実力を秘めている」
事前のインタビュー
豊川「デカコバは才能肌で早見え早指し、スケールの大きい怪物君、今日は気が重い
見事に潰されちゃうところを見てください」
このコメントにはさすがに笑った ははは 矢内も阿部も笑っていた
デカコバ「豊川は非常に力強い棋士 定跡形にはならないと思う、力戦を堪能していただければ」
先手豊川で、なんだかヘンテコな出だし デカコバは一手損角換わりをやろうとしているのだが、
豊川が角道を止めて持久戦に持ち込んだ 結局、▲矢倉vs△腰掛け銀+矢倉模様に進む
阿部「豊川はシメシメとと思っているだろう 勝負にカライ」
デカコバが△4五銀と出て、早くも仕掛けてきた
阿部「あ 銀を出ましたね 気合いがいいですね
後手は景気はいいが、玉を囲っていないので、どうなるか」
デカコバが△6五歩と突いて、7三の角で飛車取りにしたときが、この一局のハイライトだった
阿部「▲3七歩は論外 プロは全く考えない手」と言っていたのだが!
なんと豊川の手は▲3七歩!! な、何~!?
矢内「おお~!」 阿部「ええ~?」 2人は驚愕だ 矢内が「おお~」というなんて珍しい
阿部「豊川さんらしくないですね 元気がない なさすぎる」
豊川の意図は何なんだ? 3筋の歩を交換したのに、▲3七歩とあやまるなんて、
この後どう駒組みするのだろう?
豊川、考慮時間をどんどん使っていく あら~ 何の構想も考えてなかったのか あらら~
結局、▲9八香から穴熊に潜った豊川だったが、もう考慮時間はあと1回のみ
デカコバはまだたっぷりある こ、これは厳しい
デカコバの△4三金右と矢倉を完成させた手に、豊川、秒を9まで読まれて▲8四角と飛び出した
ここでひと勝負か! 角交換になり、阿部「さっきまでより、紛れた印象」
だが、先手は右銀が完全に立ち遅れていて、見た目よりも、もろかったようだ
デカコバ、飛車を取らせる間に、絶好のラインに角打ちという好判断があって、勝負あった
阿部「いや~ これは小林先生らしい、才能あふれる手」
デカコバ、大局観がいいんだね
穴熊を成駒で受けなしに追い込み、デカコバの快勝となった あ~、豊川、いいところなし・・・
阿部「豊川の▲3七歩がかなり疑問、ちょっとずつ差がついた
デカコバの飛車を見捨てた判断が見事だった」
感想戦で、▲3七歩のところ、豊川「ひよっちゃいました 実力が出ちゃいましたね」
あー、豊川、▲3七歩とあやまるようでは、やはり勝ち目がなしか 残念な手だったね
阿部「デカコバの寄せはシャープでしたね」
豊川「ペンシルだったよ」
完敗した豊川だったが、シャープペンシル、のダジャレを言っていたのは私は聞き逃さなかった(笑)
デカコバは相当強いよ 銀河戦を見てればわかるもんね
豊川は順位戦ではB1まで上がったけど、持ち時間が短いNHK杯ではデカコバにはかなわないね
デカコバの快勝で、私にとっては予想通りの一局、でした
さて、それはそうと、最近、なんだか暑くないですか? 半年くらい前と比べて、かなり暑いんですけど・・・
何でですかね? 去年もたしか、こんな風だったような・・・
もう、体に相当厳しいんですけど、どうしましょう? ぐったりしてる日が多い今日この頃です
2011.07.09
まーたドラクエ3
ここ2日ほど、家の用事で、ペンキ塗りと、ベランダに人工芝を敷いた
人工芝、正方形のピースからできているのだけど、
つなぎ目が、凸型の部分と、凹型の部分があり、
長くつなぎ合わせるのがどうやるか、で大さわぎ(笑)
そのほかは、プレステ2の「みんなのゴルフ3」と「みんなのテニス」をやってた
そして、またやってるFC版ドラクエ3(^^; 1回全滅したら終了のルール
アリアハンから旅立つ洞窟で、まほうつかい4体に回り込まれて全滅が2回、
バラモス戦までいったのに、バシルーラとメダパニをかけられて全滅すること、なんと連続3回!
まさに宿敵バラモス!
満を持して、ドリフのメンバーを結成して挑むも、今度は1回目のカンダタ戦であえなく全滅
悔しいので、もう1回最初から、ドリフのメンバーで行く
今回、ようやくバラモスを倒した! アレフガルドまで進んでいる
さー、ゾーマ倒しちゃうぞ~ 詳細をドラクエ日記にすればいいのだが、その気力なし・・・
さっき、勇者の盾がある呪文が効かない洞窟で、サラマンダーとヒドラに炎を吐かれて、2人死亡
サラマンダー、全員のHPを一気に100くらい奪っていくんだもん この大ピンチをなんとか凌いだ
その前は岩山の洞窟で、緑のシャドーにザラキ連発で、賢者の「しむら」のみ生き残る、
というギリギリのところだった 危ねえ~
あと少しで女子サッカーのドイツ戦が始まる それを見るべし! 楽しみだ
え~と、今週は将棋は・・・ ほとんど何もしてないね・・・(^^;
人工芝、正方形のピースからできているのだけど、
つなぎ目が、凸型の部分と、凹型の部分があり、
長くつなぎ合わせるのがどうやるか、で大さわぎ(笑)
そのほかは、プレステ2の「みんなのゴルフ3」と「みんなのテニス」をやってた
そして、またやってるFC版ドラクエ3(^^; 1回全滅したら終了のルール
アリアハンから旅立つ洞窟で、まほうつかい4体に回り込まれて全滅が2回、
バラモス戦までいったのに、バシルーラとメダパニをかけられて全滅すること、なんと連続3回!
まさに宿敵バラモス!
満を持して、ドリフのメンバーを結成して挑むも、今度は1回目のカンダタ戦であえなく全滅
悔しいので、もう1回最初から、ドリフのメンバーで行く
今回、ようやくバラモスを倒した! アレフガルドまで進んでいる
さー、ゾーマ倒しちゃうぞ~ 詳細をドラクエ日記にすればいいのだが、その気力なし・・・
さっき、勇者の盾がある呪文が効かない洞窟で、サラマンダーとヒドラに炎を吐かれて、2人死亡
サラマンダー、全員のHPを一気に100くらい奪っていくんだもん この大ピンチをなんとか凌いだ
その前は岩山の洞窟で、緑のシャドーにザラキ連発で、賢者の「しむら」のみ生き残る、
というギリギリのところだった 危ねえ~
あと少しで女子サッカーのドイツ戦が始まる それを見るべし! 楽しみだ
え~と、今週は将棋は・・・ ほとんど何もしてないね・・・(^^;
2011.07.08
郷田真隆九段 vs 窪田義行六段
第19期 銀河戦
本戦Hブロック 10回戦
郷田真隆九段 vs 窪田義行六段
対局日: 2011年4月8日
解説:豊川孝弘七段
聞き手:室谷由紀女流初段
記録:伊藤明日香女流初段
窪田は、稲葉、野月、山崎に勝ち3連勝中 郷田は予選シード
22年度の成績は、窪田27勝16敗 郷田25勝15敗 2人の対戦成績は郷田の2-0
解説の豊川「窪田は妖気が漂う振り飛車党、師匠の花村ゆずり、我が道をゆくスタイル
郷田は居飛車党の本格派 相手の得意を受けて立つ A級棋士で去年度も6割勝ち磐石」
窪田にとっては決勝トーナメント進出がかかっている一局だ
先手窪田で、早々に角交換、▲立石流狙いvs△居飛車、という戦型
この立石流、狙いがわかりやすく、相当優秀な戦法と個人的に思っているので、
郷田が居飛車でどう受けるが見ものだ
窪田の▲7七桂~▲8六歩に対し、郷田は大長考の末、△9四歩~△9三桂の作戦
こんなのがあるのか へえ~ 早くも勝負所だ 窪田も集中して考えてる
豊川「集中すると前傾姿勢になるんですよ のけぞる人はあんまりいない」
・・・のけぞる人がいないのは、当たり前だと思うんですけど(^^;
窪田は、さほど時間を使わず、▲6七角という自陣角を打った 自陣に筋違い角、窪田っぽい手だな~
豊川「第一感、あんまりいい手に見えない」
郷田、常人なら△7二金と上がるところ、△6二金と上がった! ▲7一飛車成があるのに!? すごい
豊川「少しでも得をしようという、最善を追求する郷田らしい手 僕には指せない手」
そして、窪田が、豊川いわく「こう進めばゲームセット」という順に飛び込んでいった 先手は仕方なしか
豊川「プロが100人いたら、100人とも後手を持ちたいと言うだろう」
あー、先手陣は金銀がバラバラ、もう収集がつかなそう 窪田、ボロ負けか
しかし、ここから、窪田は粘りに粘った 自陣に銀を投入、わけのわからないタイミングで歩の成捨て、
豊川「窪田が苦しいながら力を見せてる これはヨリが戻った いやー 窪田がんばってる
先手がクシャクシャになっちゃうかと思ったが」
おお、この将棋が互角に戻る??
が、郷田は、これぞA級棋士という手を指し続けた 本筋、鮮やか、華麗、無駄な手がない!
こんな漠然とした局面なのに、何で本筋が見えるんだ、と思える手を連発
手がことごとく急所にいっている わー、これは強い・・・
手数が伸びたが、ついに、粘る窪田を振り切った
最後は窪田陣を壊滅させ、圧倒した 120手までで郷田の快勝!
豊川「窪田が粘ったが、さすが郷田、キッチリ距離感を計っていた 郷田の大局観が上回った」
この一局は、郷田が強かったわ 沈着冷静、ブレる気配がなかった さすがA級棋士だ
あ~、窪田、負けたかあ 3連勝していたのに、このブロックは稲葉が4連勝しているので、
決勝トーナメントには出れずだ この一局の敗因は、▲6七角の構想のところまで戻りそうだ
郷田は「これぞ一流」という芸を見せるねえ ここまで指せないと、A級の常連にはなれないということか
解説の豊川、今回もダジャレを連発、楽しかった
豊川「同飛車がきついですよ、同飛車大学(同志社大学)」
「一本、味付けのり」 「ここは三択、サンタクロース」 「ある意味開き直り、さんまの開き直り」
郷田の本筋の手の連続、窪田の粘り、豊川のダジャレ、うんうん、良かったよ
本戦Hブロック 10回戦
郷田真隆九段 vs 窪田義行六段
対局日: 2011年4月8日
解説:豊川孝弘七段
聞き手:室谷由紀女流初段
記録:伊藤明日香女流初段
窪田は、稲葉、野月、山崎に勝ち3連勝中 郷田は予選シード
22年度の成績は、窪田27勝16敗 郷田25勝15敗 2人の対戦成績は郷田の2-0
解説の豊川「窪田は妖気が漂う振り飛車党、師匠の花村ゆずり、我が道をゆくスタイル
郷田は居飛車党の本格派 相手の得意を受けて立つ A級棋士で去年度も6割勝ち磐石」
窪田にとっては決勝トーナメント進出がかかっている一局だ
先手窪田で、早々に角交換、▲立石流狙いvs△居飛車、という戦型
この立石流、狙いがわかりやすく、相当優秀な戦法と個人的に思っているので、
郷田が居飛車でどう受けるが見ものだ
窪田の▲7七桂~▲8六歩に対し、郷田は大長考の末、△9四歩~△9三桂の作戦
こんなのがあるのか へえ~ 早くも勝負所だ 窪田も集中して考えてる
豊川「集中すると前傾姿勢になるんですよ のけぞる人はあんまりいない」
・・・のけぞる人がいないのは、当たり前だと思うんですけど(^^;
窪田は、さほど時間を使わず、▲6七角という自陣角を打った 自陣に筋違い角、窪田っぽい手だな~
豊川「第一感、あんまりいい手に見えない」
郷田、常人なら△7二金と上がるところ、△6二金と上がった! ▲7一飛車成があるのに!? すごい
豊川「少しでも得をしようという、最善を追求する郷田らしい手 僕には指せない手」
そして、窪田が、豊川いわく「こう進めばゲームセット」という順に飛び込んでいった 先手は仕方なしか
豊川「プロが100人いたら、100人とも後手を持ちたいと言うだろう」
あー、先手陣は金銀がバラバラ、もう収集がつかなそう 窪田、ボロ負けか
しかし、ここから、窪田は粘りに粘った 自陣に銀を投入、わけのわからないタイミングで歩の成捨て、
豊川「窪田が苦しいながら力を見せてる これはヨリが戻った いやー 窪田がんばってる
先手がクシャクシャになっちゃうかと思ったが」
おお、この将棋が互角に戻る??
が、郷田は、これぞA級棋士という手を指し続けた 本筋、鮮やか、華麗、無駄な手がない!
こんな漠然とした局面なのに、何で本筋が見えるんだ、と思える手を連発
手がことごとく急所にいっている わー、これは強い・・・
手数が伸びたが、ついに、粘る窪田を振り切った
最後は窪田陣を壊滅させ、圧倒した 120手までで郷田の快勝!
豊川「窪田が粘ったが、さすが郷田、キッチリ距離感を計っていた 郷田の大局観が上回った」
この一局は、郷田が強かったわ 沈着冷静、ブレる気配がなかった さすがA級棋士だ
あ~、窪田、負けたかあ 3連勝していたのに、このブロックは稲葉が4連勝しているので、
決勝トーナメントには出れずだ この一局の敗因は、▲6七角の構想のところまで戻りそうだ
郷田は「これぞ一流」という芸を見せるねえ ここまで指せないと、A級の常連にはなれないということか
解説の豊川、今回もダジャレを連発、楽しかった
豊川「同飛車がきついですよ、同飛車大学(同志社大学)」
「一本、味付けのり」 「ここは三択、サンタクロース」 「ある意味開き直り、さんまの開き直り」
郷田の本筋の手の連続、窪田の粘り、豊川のダジャレ、うんうん、良かったよ
2011.07.07
vs右四間 左金保留型
私は居飛車党で、対振り飛車には右四間をよくやっているのですが、
実戦で相手の振り飛車側にやられて、困っている指し方があります
簡単な指し方なので、振り飛車党の人には参考になると思います
先手:振り飛車
後手:右四間
▲7六歩
*先手が振り飛車にします 後手が右四間で攻めてくる、という将棋です
△3四歩 ▲6六歩 △6二銀
*後手は飛車先突かずの形で行ってみます
▲6八飛
*▲7五歩~▲7八飛でも、もちろん一局
△6四歩 ▲7七角
*角を上がって、桂馬でヒモをつけておきます
*後手の将来の△8五桂を誘っている意味もあります
△6三銀 ▲7八銀 △5四銀
*後手は腰掛け銀 右四間が濃厚ですね
▲6七銀 △6二飛
*後手は右四間 威力のある戦法です 今回はこの戦法に対する受け方の紹介です
▲5六銀
*振り飛車も腰掛け銀で対抗します
△4二玉 ▲4八玉
*お互いに玉を囲い合います
△3二玉 ▲3八玉 △5二金右 ▲2八玉 △9四歩
*△9三桂の順を作った手 △7四歩~△7三桂ももちろんあります 振り飛車側はその場合も同じ対応でいけます
▲3八銀
*美濃が完成
△9三桂
*右四間側の桂跳ねを見たら、振り飛車側は次の手がポイントです
▲9八香
*香をひとつ上がっておく これがミソ
△8五桂
*仕掛けてきました でもこれは待ち受けていたところです
▲8六角 △6五歩
*行ってみる
▲同 歩 △9九角成
*次の手で、振り飛車側有利が確定 その手とは?
▲7九金
*これ! 激指定跡道場2の検討モードでは、+388で先手有利と出ました 後手からはこれ以上、攻める手段がありません 右四間が作戦としては失敗した図です
*
*振り飛車側は、左の金を動かさずに、わざと相手の仕掛けを誘う、という戦術でした
*私はこれの対策がわからず、今のところ困ってます(^^;
実戦で相手の振り飛車側にやられて、困っている指し方があります
簡単な指し方なので、振り飛車党の人には参考になると思います
先手:振り飛車
後手:右四間
▲7六歩
*先手が振り飛車にします 後手が右四間で攻めてくる、という将棋です
△3四歩 ▲6六歩 △6二銀
*後手は飛車先突かずの形で行ってみます
▲6八飛
*▲7五歩~▲7八飛でも、もちろん一局
△6四歩 ▲7七角
*角を上がって、桂馬でヒモをつけておきます
*後手の将来の△8五桂を誘っている意味もあります
△6三銀 ▲7八銀 △5四銀
*後手は腰掛け銀 右四間が濃厚ですね
▲6七銀 △6二飛
*後手は右四間 威力のある戦法です 今回はこの戦法に対する受け方の紹介です
▲5六銀
*振り飛車も腰掛け銀で対抗します
△4二玉 ▲4八玉
*お互いに玉を囲い合います
△3二玉 ▲3八玉 △5二金右 ▲2八玉 △9四歩
*△9三桂の順を作った手 △7四歩~△7三桂ももちろんあります 振り飛車側はその場合も同じ対応でいけます
▲3八銀
*美濃が完成
△9三桂
*右四間側の桂跳ねを見たら、振り飛車側は次の手がポイントです
▲9八香
*香をひとつ上がっておく これがミソ
△8五桂
*仕掛けてきました でもこれは待ち受けていたところです
▲8六角 △6五歩
*行ってみる
▲同 歩 △9九角成
*次の手で、振り飛車側有利が確定 その手とは?
▲7九金
*これ! 激指定跡道場2の検討モードでは、+388で先手有利と出ました 後手からはこれ以上、攻める手段がありません 右四間が作戦としては失敗した図です
*
*振り飛車側は、左の金を動かさずに、わざと相手の仕掛けを誘う、という戦術でした
*私はこれの対策がわからず、今のところ困ってます(^^;
2011.07.05
行方尚史八段 vs 中田宏樹八段
第19期 銀河戦
本戦Gブロック 10回戦
行方尚史八段 vs 中田宏樹八段
対局日: 2011年4月19日
解説:鈴木大介八段
聞き手:本田小百合女流二段
記録:伊藤明日香女流初段
土曜に放送された銀河戦
NHK杯に登場した行方、銀河戦でも登場 対するはデビル中田
22年度の成績は、中田16勝14敗 行方17勝17敗 2人の対戦成績は行方の5-3
解説の鈴木大介「中田は本格的な居飛車党 攻めが強くて一直線に攻めてくる
行方は、攻め将棋から最近はバランス型にシフトチェンジした」
大介によれば、棋界で指折りの攻め将棋は、康光、北浜、野月、そしてデビル中田だそうだ
先手中田で、相矢倉 互いに中飛車にして、難しい将棋になった
中田が一歩損して、攻めを敢行
大介「理論上は行方がいいはずだがどうなるか」
実戦は、行方が攻め合いを選び、寄せ合いに、難しい終盤に突入
どっちが勝っているか、ギリギリで感想戦でも結論は出なかった
本譜は行方が押し切った 100手で行方の勝ち
この将棋、大介の解説は手が見えていてわかりやすいのだが、大盤を使わずに符合を口頭で言うので
ついてくのが大変だった そして、相居飛車特有の難しい将棋・・・
対局者や解説者ですら、感想戦で「どうだったのだか」ということだったから、
見ている私には荷が重すぎた あ~、あんまり感想がないorz
最近将棋を見過ぎているのかも? 将棋観戦を休むことも考えなくてはいけないかもしれない
ここからいよいよA級棋士が出てくるというのに、なんだか暗雲がたちこめている
一時的なものだったらいいのだけど・・・
本戦Gブロック 10回戦
行方尚史八段 vs 中田宏樹八段
対局日: 2011年4月19日
解説:鈴木大介八段
聞き手:本田小百合女流二段
記録:伊藤明日香女流初段
土曜に放送された銀河戦
NHK杯に登場した行方、銀河戦でも登場 対するはデビル中田
22年度の成績は、中田16勝14敗 行方17勝17敗 2人の対戦成績は行方の5-3
解説の鈴木大介「中田は本格的な居飛車党 攻めが強くて一直線に攻めてくる
行方は、攻め将棋から最近はバランス型にシフトチェンジした」
大介によれば、棋界で指折りの攻め将棋は、康光、北浜、野月、そしてデビル中田だそうだ
先手中田で、相矢倉 互いに中飛車にして、難しい将棋になった
中田が一歩損して、攻めを敢行
大介「理論上は行方がいいはずだがどうなるか」
実戦は、行方が攻め合いを選び、寄せ合いに、難しい終盤に突入
どっちが勝っているか、ギリギリで感想戦でも結論は出なかった
本譜は行方が押し切った 100手で行方の勝ち
この将棋、大介の解説は手が見えていてわかりやすいのだが、大盤を使わずに符合を口頭で言うので
ついてくのが大変だった そして、相居飛車特有の難しい将棋・・・
対局者や解説者ですら、感想戦で「どうだったのだか」ということだったから、
見ている私には荷が重すぎた あ~、あんまり感想がないorz
最近将棋を見過ぎているのかも? 将棋観戦を休むことも考えなくてはいけないかもしれない
ここからいよいよA級棋士が出てくるというのに、なんだか暗雲がたちこめている
一時的なものだったらいいのだけど・・・
2011.07.03
行方尚史八段vs菅井竜也四段 NHK杯 1回戦
行方尚史八段vs菅井竜也四段 NHK杯 1回戦
解説 久保利明
今週の矢内はグレーの半そでの服 これから夏なので、どんどん涼しい服装をしてほしい
今日は19才の新鋭、菅井の登場だ 解説には久保か これは豪勢だ
行方はB1のため予選シード、15回目の本戦出場 菅井は予選で大石、内藤、長沼に勝ち本戦初出場
解説の久保「行方は居飛車党で序盤から色んなことをやってくる 切れ味も鋭く、中終盤粘り強い
菅井は振り飛車党、独特のさばきの感性が私と似ていて注目している」
事前のインタビュー
行方「菅井は角道を止めない現代的な振り飛車党、研究熱心でなおかつ粘り強い
今日は菅井の振り飛車を受けて立ちたい」
菅井「すごく緊張してますが、自分らしい将棋を指せるようがんばりたい
精一杯がんばって・・・ えっと・・・ いい将棋を指したい」
インタビューに答える菅井、相当あがっていた(^^;
先手行方で居飛車、後手菅井のゴキゲン中飛車だ 行方が早めに▲3六歩~▲3七銀としたので、
おおっ、これは超速▲3七銀か、と思ったのだが、菅井が△4四銀型で受け、なんと相穴熊に~
わー、相穴だorz 5筋位取りのゴキゲン、ホントに相穴になりやすいね
雑談で、久保「菅井は研究会が終わった後でも、また違う人をつかまえて将棋を指している
年間一万局は指しているんじゃないか」
ひえー、そんなに指しているのか 1日30局くらいか 棋士になるべくしてなった人だね
さて、菅井が6筋の歩を交換した手に行方が反応、2筋の突き捨てで戦いが始まった
どんどん時間を使って考えている行方 本当に惜しみなく時間をつぎ込み、
早くも残り1回になってしまった
久保「まだこれからというところですけど」
菅井がじっと手を渡す△5二金を指せば、行方は中空に▲6五歩と打つ
うわー、この▲6五歩は指せないわ ここの手の渡し合いは実に見ごたえがあった
久保「将棋って手を渡す手がいい手になる場合が多い、それを身につけるには時間がかかりますけど」
両者の時間が切迫する中、難しい攻防が続いた 行方が馬を引いて、菅井が飛車を逃げる展開
久保「相穴は差がつきやすいが、この将棋はどこまで行っても難しい、いい勝負」
が、菅井、飛車の逃げ場所を間違え、香と銀のコンビネーションで、飛車金両取りを食らってしまった!
あわわわ いたたた これは痛い この駒損は致命的か 菅井大ピンチ
ところが? 何を思ったのか、行方、馬を▲8一馬と切ってしまったではないか!
ええ~? これでいいのか? 勝負手みたいな手だ 有利なほうが指す手ではない
でも行方が指したのだから、これでいいんだよな・・・?
行方の手つきは駒音が高くて、見ていて気持ちいい
菅井の攻めにも、駒を節約して強気で受ける行方 形勢は、やっぱり行方がいい?
そうじゃなきゃ、おかしいよな?
だが、久保「これですとまだまだ菅井もがんばれる 簡単にはいかない」
さらに菅井の攻めが続いて、久保「これを振りほどくのは大変ですよ
菅井のほうがいいかも 後手は角損してるけど、もう駒の損得は関係ない」
行方は遠方から角を打って攻めてみたものの、菅井に香を自陣に埋められると、後手はめっちゃ固い
寄せが全く無い で、菅井の攻めは切れずに続き、先手玉は一手一手の受けなしに、
行方、120手で無念の投了! あ、あれ~ 行方が優勢だったんじゃないのか あれ~(^^;
久保「行方が良かったが、菅井がうまく攻めた」
菅井、飛車金の両取りをかけられたところでは、並みの人間なら戦意を喪失しそうなものだったが、
表情一つ変えずに指し続けていたね うむ、大物の19才だ
感想戦で行方「馬を切ったのは雑でしたね 読みきれないままやってしまった」と反省していた
あ~、これは行方にしては悔やまれる負け方だね 馬を逃げるのは、全くの平凡な手だったからね
それを指せなかったのは悔いが残るだろう
行方「やっているうちに、ヤバイと思った 気がついたらダメにしちゃった」
まあ1回戦ということで、これくらいかな、という内容だった
行方、中盤の▲6五歩はいい手だったけどな~
解説 久保利明
今週の矢内はグレーの半そでの服 これから夏なので、どんどん涼しい服装をしてほしい
今日は19才の新鋭、菅井の登場だ 解説には久保か これは豪勢だ
行方はB1のため予選シード、15回目の本戦出場 菅井は予選で大石、内藤、長沼に勝ち本戦初出場
解説の久保「行方は居飛車党で序盤から色んなことをやってくる 切れ味も鋭く、中終盤粘り強い
菅井は振り飛車党、独特のさばきの感性が私と似ていて注目している」
事前のインタビュー
行方「菅井は角道を止めない現代的な振り飛車党、研究熱心でなおかつ粘り強い
今日は菅井の振り飛車を受けて立ちたい」
菅井「すごく緊張してますが、自分らしい将棋を指せるようがんばりたい
精一杯がんばって・・・ えっと・・・ いい将棋を指したい」
インタビューに答える菅井、相当あがっていた(^^;
先手行方で居飛車、後手菅井のゴキゲン中飛車だ 行方が早めに▲3六歩~▲3七銀としたので、
おおっ、これは超速▲3七銀か、と思ったのだが、菅井が△4四銀型で受け、なんと相穴熊に~
わー、相穴だorz 5筋位取りのゴキゲン、ホントに相穴になりやすいね
雑談で、久保「菅井は研究会が終わった後でも、また違う人をつかまえて将棋を指している
年間一万局は指しているんじゃないか」
ひえー、そんなに指しているのか 1日30局くらいか 棋士になるべくしてなった人だね
さて、菅井が6筋の歩を交換した手に行方が反応、2筋の突き捨てで戦いが始まった
どんどん時間を使って考えている行方 本当に惜しみなく時間をつぎ込み、
早くも残り1回になってしまった
久保「まだこれからというところですけど」
菅井がじっと手を渡す△5二金を指せば、行方は中空に▲6五歩と打つ
うわー、この▲6五歩は指せないわ ここの手の渡し合いは実に見ごたえがあった
久保「将棋って手を渡す手がいい手になる場合が多い、それを身につけるには時間がかかりますけど」
両者の時間が切迫する中、難しい攻防が続いた 行方が馬を引いて、菅井が飛車を逃げる展開
久保「相穴は差がつきやすいが、この将棋はどこまで行っても難しい、いい勝負」
が、菅井、飛車の逃げ場所を間違え、香と銀のコンビネーションで、飛車金両取りを食らってしまった!
あわわわ いたたた これは痛い この駒損は致命的か 菅井大ピンチ
ところが? 何を思ったのか、行方、馬を▲8一馬と切ってしまったではないか!
ええ~? これでいいのか? 勝負手みたいな手だ 有利なほうが指す手ではない
でも行方が指したのだから、これでいいんだよな・・・?
行方の手つきは駒音が高くて、見ていて気持ちいい
菅井の攻めにも、駒を節約して強気で受ける行方 形勢は、やっぱり行方がいい?
そうじゃなきゃ、おかしいよな?
だが、久保「これですとまだまだ菅井もがんばれる 簡単にはいかない」
さらに菅井の攻めが続いて、久保「これを振りほどくのは大変ですよ
菅井のほうがいいかも 後手は角損してるけど、もう駒の損得は関係ない」
行方は遠方から角を打って攻めてみたものの、菅井に香を自陣に埋められると、後手はめっちゃ固い
寄せが全く無い で、菅井の攻めは切れずに続き、先手玉は一手一手の受けなしに、
行方、120手で無念の投了! あ、あれ~ 行方が優勢だったんじゃないのか あれ~(^^;
久保「行方が良かったが、菅井がうまく攻めた」
菅井、飛車金の両取りをかけられたところでは、並みの人間なら戦意を喪失しそうなものだったが、
表情一つ変えずに指し続けていたね うむ、大物の19才だ
感想戦で行方「馬を切ったのは雑でしたね 読みきれないままやってしまった」と反省していた
あ~、これは行方にしては悔やまれる負け方だね 馬を逃げるのは、全くの平凡な手だったからね
それを指せなかったのは悔いが残るだろう
行方「やっているうちに、ヤバイと思った 気がついたらダメにしちゃった」
まあ1回戦ということで、これくらいかな、という内容だった
行方、中盤の▲6五歩はいい手だったけどな~
2011.07.02
第21回 世界コンピュータ将棋選手権 勝又六段の解説
第21回 世界コンピュータ将棋選手権
対局日: 2011年5月3日~5日
解説:勝又清和六段
聞き手:中村真梨花女流二段
世界コンピュータ将棋選手権のサイト→ http://www.computer-shogi.org/
・ponanzaの製作者、山本一成さん、2次予選を7勝2敗で通過してのコメント
「3年前は31位でしたので、それと比べれば、だいぶ進歩しました」
山本さんは東京大学の大学院でコンピュータ関連の仕事をしているとのこと
まだ25才だそうで、若いです
決勝リーグを7チーム中、5位で終えてのコメント
「感想は・・・負けて優勝を逃して、非常に不愉快です(笑) ぜひ勝ちたかったです」
・Bonanzaの製作者、保木邦仁さん
「去年はコンピュータ6台の合議制で参加しました、今年は17台をかきあつめて、
合議制とかクラスタ並列化とか詰将棋専用マシンを準備しました」
「決勝リーグの2位は、運が良かった部類に入ると思います」
・ボンクラーズの製作者、伊藤英紀さん
「予想外の相手に勝ったり予想外の相手に負けたり、ジェットコースターのような1日でした
最後の最後、Bonanzaが負けて、ボンクラーズが勝って優勝だったので、びっくりしています」
・決勝リーグの様子はニコニコ動画で配信されたが、10万人が見ていたとのこと
・勝又「コンピュータの指し手が早く、解説が追いつかなくて大変だった」
・中村真梨花「コンピュータに期待することは?」
勝又「もうコンピュータに期待したいことは、ないですね(^^;」
勝又六段が何局か取り上げてましたが、私が見て、特に印象深かった2局を載せます
2次予選の▲ponanzavs△ボンクラーズの解説 79手目までの局面
コメントは勝又六段のものです 私の補足は(カッコ)の中に書いてます
後手:ボンクラーズ
後手の持駒:金 銀三 歩
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・ ・ ・ ・ ・v飛v香|一
| ・ ・v玉 ・ ・ ・ ・ ・ ・|二
| ・v歩v歩 ・ ・ ・v桂v歩v歩|三
|v歩 ・ ・ ・ 銀 ・v歩 ・ ・|四
| ・ ・ 歩 ・ 歩v歩 ・ 歩 ・|五
| 歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| ・ 歩 金 ・ ・ 歩 歩 ・ 歩|七
| ・ 玉 金 ・ ・ ・ ・v飛 ・|八
| 香 桂 ・ ・ ・ 金 ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:角二 歩二
後手番
先手:ponanza
*(局面は79手目▲7七同金右まで)
*ponanzaの山本さんは、激指の鶴岡さんの後輩で、今はGPSの田中先生のところで教わっている
*山本さん自身も東大将棋部にいて、将棋が強いんです
*
*ボンクラーズの伊藤さんは、メーカーの研究者
*ボンクラーズの名前の由来は「Bonanzaの並列クラスタ」を縮めた意味です
△6八銀
*人間だと△6九銀と打つんですけどねえ
▲6三銀成
*これを△同玉は▲5四角の王手飛車があります
△8二玉 ▲3八角
*これ以上攻めがないので、受けました
*これは受け一方の手ではなかったんです
△7七銀成
*▲同桂なら△6九銀の予定だったとのこと
▲同 玉 △5七銀 ▲5四角 △2二飛 ▲7二銀
*玉の腹から銀、▲4六歩と角道を空けて、8三の地点を狙う筋もあります
△4四金
*いやー これは強いですね これは指せないです
*(わずか9秒での着手!)
*次に▲4六歩には△3八竜の読みです
▲8六玉 △5四金 ▲同 歩 △8四銀
*ここは銀より金のほうが、8三の地点をカバーして指しやすいですよね
▲9七玉
*ここからの後手の寄せは、人間ではまず思いつかないです
△6八金
*このベタ金は思いつかないです 質駒が確定ですもんね
*(これも9秒での着手!)
▲7七金
*本譜はこう逃げました
△7九角
*これに▲8八金合は△3八飛成で後手勝ちです
▲9八玉
*次ですね 次が一番びっくりしました
△3八飛成
*飛車を渡す攻めです これは後手は怖いんです
*(これも9秒での着手)
▲同 金 △8八角打
*(ここも9秒で着手)
*後手は持ち駒がなくて、次に絶対先手玉を詰ませられない形、もし自玉に詰めろが続けば負けです
*人間には指せない感覚です
*次に、▲7一飛の詰めろだと、そこで△7二飛の読みなんです 以下、▲同飛成△9三玉で、先手の持ち駒に角銀がないので後手玉は詰まないんです
*それを見越しての、この寄せだったんです
*これで勝負が決まりました
▲7六飛 △7二飛
*以下は後手勝ちです
▲同成銀 △9三玉 ▲7八金打 △9七銀 ▲同 桂 △同角成
▲8九玉 △7八金 ▲同 金 △8八金 ▲同 金 △同 馬
*まで、116手で後手ボンクラーズの勝ち
*(総考慮時間は、先手17分15秒、後手は11分11秒
*25分切れ負けルールなんですけど、後手が80手目からかけた時間は、たった1分55秒!!)
決勝リーグの▲Bonanzavs△ボンクラーズの解説
ただし、この解説、必ずしも当てになるか、というと「?」です
私が独自に激指定跡道場2で調べたところ、なんだかとっても難しいようです
今回の番組では取り上げた局数が多く、急ぎ足になってしまってました そこは残念でした
それとあと、この番組をもう1ヶ月くらい早く放送してくれないかな~(^^;
後手:ボンクラーズ
後手の持駒:歩
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・ ・ ・ ・ ・v桂v香|一
| ・v飛 ・ ・ ・ ・v金v玉 ・|二
|v歩 ・ ・v歩 ・v金 ・v歩v歩|三
| ・ ・v銀v角v歩v歩v歩v銀 ・|四
| ・v歩 ・ ・ ・ ・ ・ 桂 ・|五
| ・ ・ 歩 歩 歩 銀 歩 歩 歩|六
| 歩 歩 銀 金 ・ 歩 ・ ・ ・|七
| ・ 玉 金 角 ・ ・ 飛 ・ ・|八
| 香 桂 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:なし
後手番
先手:Bonanza
△1四歩
*(図は48手目△1四歩とした局面)
*ここでは△4五歩としたほうが良かったですね
*後手の銀は△5三銀型ではなく、△7四銀型なのでね
▲5五歩
*ここからの仕掛けはプロ並みです
△同 歩 ▲1五歩 △同 歩 ▲3五歩 △同 歩 ▲同 銀
△同 銀 ▲同 飛 △3四歩 ▲3八飛 △5六銀 ▲1三歩
*この手が指せるようになったのがコンピュータの進歩です 端攻めは見返りが後からくる、先に駒損するので、昔は端攻めはできなかったんです
△同 桂 ▲同桂成 △同 香 ▲2五桂 △3五桂 ▲3六銀
△6七銀成 ▲同 金 △2四歩 ▲1三桂成 △同 玉 ▲3五銀
△同 歩 ▲同 飛
*これが金取りで、▲1五飛と回って端が破れるのが決定、Bonanzaの攻めが決まったんです
*だけど、ここからがクライマックスでした
△8六桂
*突然打ちましたね
▲同 歩 △同 歩 ▲同 銀
*これで受かっているのを、Bonanzaは読み切っているんです 以下、△同角▲同角△同飛▲8七歩△同飛成▲同玉△6九角には、▲7八桂と合駒して先手玉は詰まないんです
△2二玉
*ボンクラーズもそれを読み切って、玉を逃げました
▲8三歩 △同 飛
*この場面で、先手は▲8七歩としておけば手堅かった
▲4一銀
*しかし、恐れを知らないので攻め合ったんです
△4二金寄
*達人どうしの攻防です
▲1五飛 △8七歩 ▲同 玉 △8五歩
*ここで、先手は▲7七銀とすれば良かった
▲1一飛成
*この王手を決めちゃったんです それでドラマが起きました
△2三玉
*ここで、Bonanzaの予定は▲4六桂だったんですが・・・
▲7七銀
*読み切れず、銀を逃げてしまった
*ここからボンクラーズに絶妙の手順が出ました
△8六歩
*何だ、これは?と思うでしょ
▲同 銀 △7九銀
*これが驚きの一手! これで逆転しました 先手が飛車成を決めなければ、銀を持てば後手玉に詰む変化があり、この手はなかったんです
▲同 角 △8六角
*堂々と取って、後手玉には詰みなしと見切ったんです
▲8四歩 △同 飛 ▲8五歩 △5九角成 ▲1三龍 △3四玉
▲2四龍 △4五玉 ▲3五龍
*以下、追いかけましたけど、後手玉は詰まなかったです
△5四玉
*(以下、手はまだ続き、141手で後手のボンクラーズが勝ちました 後手の総考慮時間は、わずか11分13秒!
*すごい難解で私には難しすぎます(^^; 雰囲気を味わってもらえればと思い、取り上げました)
米長会長のHPによれば、今年の12月にコンピュータと会長が指す計画があるそうで、
実現すれば、俄然、楽しみです!!
対局日: 2011年5月3日~5日
解説:勝又清和六段
聞き手:中村真梨花女流二段
世界コンピュータ将棋選手権のサイト→ http://www.computer-shogi.org/
・ponanzaの製作者、山本一成さん、2次予選を7勝2敗で通過してのコメント
「3年前は31位でしたので、それと比べれば、だいぶ進歩しました」
山本さんは東京大学の大学院でコンピュータ関連の仕事をしているとのこと
まだ25才だそうで、若いです
決勝リーグを7チーム中、5位で終えてのコメント
「感想は・・・負けて優勝を逃して、非常に不愉快です(笑) ぜひ勝ちたかったです」
・Bonanzaの製作者、保木邦仁さん
「去年はコンピュータ6台の合議制で参加しました、今年は17台をかきあつめて、
合議制とかクラスタ並列化とか詰将棋専用マシンを準備しました」
「決勝リーグの2位は、運が良かった部類に入ると思います」
・ボンクラーズの製作者、伊藤英紀さん
「予想外の相手に勝ったり予想外の相手に負けたり、ジェットコースターのような1日でした
最後の最後、Bonanzaが負けて、ボンクラーズが勝って優勝だったので、びっくりしています」
・決勝リーグの様子はニコニコ動画で配信されたが、10万人が見ていたとのこと
・勝又「コンピュータの指し手が早く、解説が追いつかなくて大変だった」
・中村真梨花「コンピュータに期待することは?」
勝又「もうコンピュータに期待したいことは、ないですね(^^;」
勝又六段が何局か取り上げてましたが、私が見て、特に印象深かった2局を載せます
2次予選の▲ponanzavs△ボンクラーズの解説 79手目までの局面
コメントは勝又六段のものです 私の補足は(カッコ)の中に書いてます
後手:ボンクラーズ
後手の持駒:金 銀三 歩
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・ ・ ・ ・ ・v飛v香|一
| ・ ・v玉 ・ ・ ・ ・ ・ ・|二
| ・v歩v歩 ・ ・ ・v桂v歩v歩|三
|v歩 ・ ・ ・ 銀 ・v歩 ・ ・|四
| ・ ・ 歩 ・ 歩v歩 ・ 歩 ・|五
| 歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| ・ 歩 金 ・ ・ 歩 歩 ・ 歩|七
| ・ 玉 金 ・ ・ ・ ・v飛 ・|八
| 香 桂 ・ ・ ・ 金 ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:角二 歩二
後手番
先手:ponanza
*(局面は79手目▲7七同金右まで)
*ponanzaの山本さんは、激指の鶴岡さんの後輩で、今はGPSの田中先生のところで教わっている
*山本さん自身も東大将棋部にいて、将棋が強いんです
*
*ボンクラーズの伊藤さんは、メーカーの研究者
*ボンクラーズの名前の由来は「Bonanzaの並列クラスタ」を縮めた意味です
△6八銀
*人間だと△6九銀と打つんですけどねえ
▲6三銀成
*これを△同玉は▲5四角の王手飛車があります
△8二玉 ▲3八角
*これ以上攻めがないので、受けました
*これは受け一方の手ではなかったんです
△7七銀成
*▲同桂なら△6九銀の予定だったとのこと
▲同 玉 △5七銀 ▲5四角 △2二飛 ▲7二銀
*玉の腹から銀、▲4六歩と角道を空けて、8三の地点を狙う筋もあります
△4四金
*いやー これは強いですね これは指せないです
*(わずか9秒での着手!)
*次に▲4六歩には△3八竜の読みです
▲8六玉 △5四金 ▲同 歩 △8四銀
*ここは銀より金のほうが、8三の地点をカバーして指しやすいですよね
▲9七玉
*ここからの後手の寄せは、人間ではまず思いつかないです
△6八金
*このベタ金は思いつかないです 質駒が確定ですもんね
*(これも9秒での着手!)
▲7七金
*本譜はこう逃げました
△7九角
*これに▲8八金合は△3八飛成で後手勝ちです
▲9八玉
*次ですね 次が一番びっくりしました
△3八飛成
*飛車を渡す攻めです これは後手は怖いんです
*(これも9秒での着手)
▲同 金 △8八角打
*(ここも9秒で着手)
*後手は持ち駒がなくて、次に絶対先手玉を詰ませられない形、もし自玉に詰めろが続けば負けです
*人間には指せない感覚です
*次に、▲7一飛の詰めろだと、そこで△7二飛の読みなんです 以下、▲同飛成△9三玉で、先手の持ち駒に角銀がないので後手玉は詰まないんです
*それを見越しての、この寄せだったんです
*これで勝負が決まりました
▲7六飛 △7二飛
*以下は後手勝ちです
▲同成銀 △9三玉 ▲7八金打 △9七銀 ▲同 桂 △同角成
▲8九玉 △7八金 ▲同 金 △8八金 ▲同 金 △同 馬
*まで、116手で後手ボンクラーズの勝ち
*(総考慮時間は、先手17分15秒、後手は11分11秒
*25分切れ負けルールなんですけど、後手が80手目からかけた時間は、たった1分55秒!!)
決勝リーグの▲Bonanzavs△ボンクラーズの解説
ただし、この解説、必ずしも当てになるか、というと「?」です
私が独自に激指定跡道場2で調べたところ、なんだかとっても難しいようです
今回の番組では取り上げた局数が多く、急ぎ足になってしまってました そこは残念でした
それとあと、この番組をもう1ヶ月くらい早く放送してくれないかな~(^^;
後手:ボンクラーズ
後手の持駒:歩
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・ ・ ・ ・ ・v桂v香|一
| ・v飛 ・ ・ ・ ・v金v玉 ・|二
|v歩 ・ ・v歩 ・v金 ・v歩v歩|三
| ・ ・v銀v角v歩v歩v歩v銀 ・|四
| ・v歩 ・ ・ ・ ・ ・ 桂 ・|五
| ・ ・ 歩 歩 歩 銀 歩 歩 歩|六
| 歩 歩 銀 金 ・ 歩 ・ ・ ・|七
| ・ 玉 金 角 ・ ・ 飛 ・ ・|八
| 香 桂 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:なし
後手番
先手:Bonanza
△1四歩
*(図は48手目△1四歩とした局面)
*ここでは△4五歩としたほうが良かったですね
*後手の銀は△5三銀型ではなく、△7四銀型なのでね
▲5五歩
*ここからの仕掛けはプロ並みです
△同 歩 ▲1五歩 △同 歩 ▲3五歩 △同 歩 ▲同 銀
△同 銀 ▲同 飛 △3四歩 ▲3八飛 △5六銀 ▲1三歩
*この手が指せるようになったのがコンピュータの進歩です 端攻めは見返りが後からくる、先に駒損するので、昔は端攻めはできなかったんです
△同 桂 ▲同桂成 △同 香 ▲2五桂 △3五桂 ▲3六銀
△6七銀成 ▲同 金 △2四歩 ▲1三桂成 △同 玉 ▲3五銀
△同 歩 ▲同 飛
*これが金取りで、▲1五飛と回って端が破れるのが決定、Bonanzaの攻めが決まったんです
*だけど、ここからがクライマックスでした
△8六桂
*突然打ちましたね
▲同 歩 △同 歩 ▲同 銀
*これで受かっているのを、Bonanzaは読み切っているんです 以下、△同角▲同角△同飛▲8七歩△同飛成▲同玉△6九角には、▲7八桂と合駒して先手玉は詰まないんです
△2二玉
*ボンクラーズもそれを読み切って、玉を逃げました
▲8三歩 △同 飛
*この場面で、先手は▲8七歩としておけば手堅かった
▲4一銀
*しかし、恐れを知らないので攻め合ったんです
△4二金寄
*達人どうしの攻防です
▲1五飛 △8七歩 ▲同 玉 △8五歩
*ここで、先手は▲7七銀とすれば良かった
▲1一飛成
*この王手を決めちゃったんです それでドラマが起きました
△2三玉
*ここで、Bonanzaの予定は▲4六桂だったんですが・・・
▲7七銀
*読み切れず、銀を逃げてしまった
*ここからボンクラーズに絶妙の手順が出ました
△8六歩
*何だ、これは?と思うでしょ
▲同 銀 △7九銀
*これが驚きの一手! これで逆転しました 先手が飛車成を決めなければ、銀を持てば後手玉に詰む変化があり、この手はなかったんです
▲同 角 △8六角
*堂々と取って、後手玉には詰みなしと見切ったんです
▲8四歩 △同 飛 ▲8五歩 △5九角成 ▲1三龍 △3四玉
▲2四龍 △4五玉 ▲3五龍
*以下、追いかけましたけど、後手玉は詰まなかったです
△5四玉
*(以下、手はまだ続き、141手で後手のボンクラーズが勝ちました 後手の総考慮時間は、わずか11分13秒!
*すごい難解で私には難しすぎます(^^; 雰囲気を味わってもらえればと思い、取り上げました)
米長会長のHPによれば、今年の12月にコンピュータと会長が指す計画があるそうで、
実現すれば、俄然、楽しみです!!
2011.07.01
木村一基八段 vs 畠山成幸七段
第19期 銀河戦
本戦Fブロック 10回戦
木村一基八段 vs 畠山成幸七段
対局日: 2011年3月31日
解説:橋本崇載七段
聞き手:安食総子女流初段
記録:渡辺弥生女流1級
おっ、解説はハッシーだ まだ髪の毛がボンバイエっていて、散髪する前だ
前の名人戦第7局の解説のときは、誰だこれ、っていうくらい髪型が変わっていたね(^^;
ナルゴンは菅井、中川、阿久津に勝ち3連勝中 木村は予選シード
22年度の成績は、ナルゴン12勝13敗 木村18勝19敗 2人の対戦成績は木村の5-0
ハッシー「ナルゴンはオールラウンダーで、粘り強い受けに定評がある
木村は居飛車党で、受けの名人 形にとらわれない力強い受けをする」
先手ナルゴンで、横歩取り△8四飛になってしまいました~ 後手は新型の△5二玉型だ
でも、私は横歩取りは全然向いていないので、もう全然わかんないでやんのorz
この一局、またしても途中で寝てしまいました
ハッシーによれば、木村がはっきりリードを奪ったが、ナルゴンが踏ん張り、一時は形勢不明に、
しかしそこから例によって木村が考えにくい玉さばきを見せて、逃げ切り勝ちとのこと
結果、132手で木村が勝ち
あ~、今日もまたまともに将棋観戦ができなかった
でも! 明日、特集で5月にあったコンピュータ将棋選手権の解説を勝又がやってくれる!
それをしっかりブログに書きたいと思う
本戦Fブロック 10回戦
木村一基八段 vs 畠山成幸七段
対局日: 2011年3月31日
解説:橋本崇載七段
聞き手:安食総子女流初段
記録:渡辺弥生女流1級
おっ、解説はハッシーだ まだ髪の毛がボンバイエっていて、散髪する前だ
前の名人戦第7局の解説のときは、誰だこれ、っていうくらい髪型が変わっていたね(^^;
ナルゴンは菅井、中川、阿久津に勝ち3連勝中 木村は予選シード
22年度の成績は、ナルゴン12勝13敗 木村18勝19敗 2人の対戦成績は木村の5-0
ハッシー「ナルゴンはオールラウンダーで、粘り強い受けに定評がある
木村は居飛車党で、受けの名人 形にとらわれない力強い受けをする」
先手ナルゴンで、横歩取り△8四飛になってしまいました~ 後手は新型の△5二玉型だ
でも、私は横歩取りは全然向いていないので、もう全然わかんないでやんのorz
この一局、またしても途中で寝てしまいました
ハッシーによれば、木村がはっきりリードを奪ったが、ナルゴンが踏ん張り、一時は形勢不明に、
しかしそこから例によって木村が考えにくい玉さばきを見せて、逃げ切り勝ちとのこと
結果、132手で木村が勝ち
あ~、今日もまたまともに将棋観戦ができなかった
でも! 明日、特集で5月にあったコンピュータ将棋選手権の解説を勝又がやってくれる!
それをしっかりブログに書きたいと思う
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