2011.10.30
丸山忠久九段vs島 朗九段 NHK杯 2回戦
丸山忠久九段vs島 朗九段 NHK杯 2回戦
解説 郷田真隆
うおっ! 矢内、派手なスカーフ姿でキター やったぁ 紫と白のシルクの大きなスカーフ、超いい!
さて、今日は丸山vs島か 難解な予感(^^; 郷田の解説に期待だ
丸山は竜王戦1組で優勝し、挑戦者になった 順位戦はA級 1回戦シード NHK杯は21回目の出場
島は竜王戦2組、順位戦B2 1回戦は甲斐女流に勝ち NHK杯は28回目の出場
解説の郷田「丸山は各棋戦、安定した戦いぶり 島はずっと第一線で活躍している
2回戦屈指の好カード」
事前のインタビュー
丸山「島はパンチ力の強いハードパンチャー 自分のペースをつかめたらいいと思う」
島「丸山はA級上位の安定勢力 つけいるスキがない、困った相手
過去の対戦成績が悲惨の一語なので、そろそろ勝ちたい 対局中、過去を忘れられれば」
島は、昨年度の銀河戦Eブロックで、7人抜き中だった阿部健冶郎に、
急戦矢倉でわずか48手で勝っているから、ハードパンチャーというのもうなずける
(その後、中村修に勝ったあと、タニーにも62手で勝っている)
先手丸山で対局開始 丸山がけっこう大きな声で「お願いします!」と言ったのが意外だった
丸山、指し方は「音無し」だけど、挨拶は大きな声でするんだね
戦型、丸山の角換わりを、島が受けて立ったか さてさてどうなるか
2人の対戦成績が出た えーと? 丸山の16勝、島0勝 って、なんじゃこりゃ!? マジで!?
矢内「こんなことがあるんですね」
郷田「ちょっと信じられないですね 棋界の七不思議」
これは、今回は島さんを応援しないといけないな~
▲腰掛け銀vs△棒銀だ 郷田「この形は先手がいいとされているが、島は棒銀を得意としている」
序盤、一手一手、意味があるというのを、郷田はすごく詳細に解説してくれる
郷田の説明、わかりやすい! 互いに相手の指し手を見ての駒組みなんだね
しっかし、ここまで緻密に序盤を指しているんだね さすが、トッププロはレベルが高い
さて、丸山がいよいよ仕掛けた 島が棒銀を立て直そうとした瞬間だ
▲5五銀とまっすぐ立って攻めるのか あんまり見たことがない攻め筋だ
島も△4四銀とぶっつけて強防! うわー そんな強気な受けがあるんだ 面白い
丸山の攻めを受けてばかりはいられないということで、島、攻め合いを選んだか
△8六歩~△6五歩で十字飛車狙い 丸山、どう受ける・・・
郷田「▲4五歩が飛車の横利きを通して味が良いが、△5五銀と打ってくるからどうか」
ここで丸山、考慮時間を4回も投入 勝負所っぽいもんね
そして、指した手は、▲2二歩! おお そこに目が行くか
激しい攻め合いになりそう ワクワクワク
島、△4八角としてみたものの、▲2八銀と守られてみると、角が動けない
△4八角と△3九銀が釘付け これは後手苦しい 島、どうする このままではハッキリ悪い
もう困ったか 角と銀が動けないんじゃ、勝負にならない あー 困った ダメか
そこで出た、島の渾身の勝負手、カツラが跳び上がった、△3三桂!
おおっ この桂で△4五桂狙いがある、そうかあ
郷田「勝負手ですね」
やはり島も強い! 16連敗しているとは思えない これは一気に難解な局面になっただろう
今度は丸山が困る番だろう この一局、面白い!
しかし、ここで丸山が竜王戦挑戦者の本領を発揮した
盤上中央に、ドンと▲5五角! うわ なんだこれは? 全然見えなかった
意味は・・・3七に受けに利かせて、さらに攻めては2二の金取りか
郷田「これはいい手かもしれませんね」
うわー、私の見えない手の連発だ すごい 見てて楽しい 面白い これぞトッププロ同士の将棋だ
飛車が成りこめて、もう丸山の勝勢か あー これは決定的だろう
が、まだ島は玉の早逃げで粘った 粘れ、粘れ 島さん、なんとか17連敗を阻止できないか
ここで! また丸山に絶好手が出た 焦点の歩、▲6二歩!! うわー なんだこれは
郷田「大変いい手ですね」
こ、これが竜王挑戦者、A級棋士の手か! ぐおー み、魅せる!
この後、△4二歩▲1一馬となり、島は△5四桂と攻め合ったが、これがどうだったのか
とにかく△6二玉と早逃げするべきではなかったか それでもう一勝負あったと思うけどね
▲6三金でがっちり縛られては、勝負ありとなってしまった
島はもう1回、△2二歩という焦点の歩の手筋を見せて、ハッとさせてくれたけど、
ここからはもう及ばずだね あー、島、今回も力及ばず・・・
後は先手玉を追い回したけど、やはりダメだった
▲6三金の後も指したのは、島さんの視聴者用のサービスだろう
115手で丸山の勝ち ああー これで丸山の17連勝になっちゃった でも、好局だったよ
郷田「丸山の好調がよく出た会心譜だった」
丸山が総合力で上回ったね
局後すぐ、島「▲5五角がいい手でしたね」
思い浮かばないよね 島のカツラを跳び上げた△3三桂も相当の勝負手だったのだけど・・・
島の敗因としては、やはり棒銀が7三で遊んじゃったことだろうか そこまでさかのぼりそうな感じがする
感想戦がないのが残念だった えっ、もう感想戦の時間ないの?という感じで、あっという間に感じた
しかし、この一局、私の思考を上回る手の連発で、攻め合いでハラハラ、見ていて楽しかった
NHK杯、ひさしぶりに満足の一局だった 両者の力が出ていてとても良かった
郷田の事前の「2回戦屈指の好カード」の言葉どおり、面白かった!
矢内さんのスカーフも良かったし、楽しい時間だった(^^)
解説 郷田真隆
うおっ! 矢内、派手なスカーフ姿でキター やったぁ 紫と白のシルクの大きなスカーフ、超いい!
さて、今日は丸山vs島か 難解な予感(^^; 郷田の解説に期待だ
丸山は竜王戦1組で優勝し、挑戦者になった 順位戦はA級 1回戦シード NHK杯は21回目の出場
島は竜王戦2組、順位戦B2 1回戦は甲斐女流に勝ち NHK杯は28回目の出場
解説の郷田「丸山は各棋戦、安定した戦いぶり 島はずっと第一線で活躍している
2回戦屈指の好カード」
事前のインタビュー
丸山「島はパンチ力の強いハードパンチャー 自分のペースをつかめたらいいと思う」
島「丸山はA級上位の安定勢力 つけいるスキがない、困った相手
過去の対戦成績が悲惨の一語なので、そろそろ勝ちたい 対局中、過去を忘れられれば」
島は、昨年度の銀河戦Eブロックで、7人抜き中だった阿部健冶郎に、
急戦矢倉でわずか48手で勝っているから、ハードパンチャーというのもうなずける
(その後、中村修に勝ったあと、タニーにも62手で勝っている)
先手丸山で対局開始 丸山がけっこう大きな声で「お願いします!」と言ったのが意外だった
丸山、指し方は「音無し」だけど、挨拶は大きな声でするんだね
戦型、丸山の角換わりを、島が受けて立ったか さてさてどうなるか
2人の対戦成績が出た えーと? 丸山の16勝、島0勝 って、なんじゃこりゃ!? マジで!?
矢内「こんなことがあるんですね」
郷田「ちょっと信じられないですね 棋界の七不思議」
これは、今回は島さんを応援しないといけないな~
▲腰掛け銀vs△棒銀だ 郷田「この形は先手がいいとされているが、島は棒銀を得意としている」
序盤、一手一手、意味があるというのを、郷田はすごく詳細に解説してくれる
郷田の説明、わかりやすい! 互いに相手の指し手を見ての駒組みなんだね
しっかし、ここまで緻密に序盤を指しているんだね さすが、トッププロはレベルが高い
さて、丸山がいよいよ仕掛けた 島が棒銀を立て直そうとした瞬間だ
▲5五銀とまっすぐ立って攻めるのか あんまり見たことがない攻め筋だ
島も△4四銀とぶっつけて強防! うわー そんな強気な受けがあるんだ 面白い
丸山の攻めを受けてばかりはいられないということで、島、攻め合いを選んだか
△8六歩~△6五歩で十字飛車狙い 丸山、どう受ける・・・
郷田「▲4五歩が飛車の横利きを通して味が良いが、△5五銀と打ってくるからどうか」
ここで丸山、考慮時間を4回も投入 勝負所っぽいもんね
そして、指した手は、▲2二歩! おお そこに目が行くか
激しい攻め合いになりそう ワクワクワク
島、△4八角としてみたものの、▲2八銀と守られてみると、角が動けない
△4八角と△3九銀が釘付け これは後手苦しい 島、どうする このままではハッキリ悪い
もう困ったか 角と銀が動けないんじゃ、勝負にならない あー 困った ダメか
そこで出た、島の渾身の勝負手、カツラが跳び上がった、△3三桂!
おおっ この桂で△4五桂狙いがある、そうかあ
郷田「勝負手ですね」
やはり島も強い! 16連敗しているとは思えない これは一気に難解な局面になっただろう
今度は丸山が困る番だろう この一局、面白い!
しかし、ここで丸山が竜王戦挑戦者の本領を発揮した
盤上中央に、ドンと▲5五角! うわ なんだこれは? 全然見えなかった
意味は・・・3七に受けに利かせて、さらに攻めては2二の金取りか
郷田「これはいい手かもしれませんね」
うわー、私の見えない手の連発だ すごい 見てて楽しい 面白い これぞトッププロ同士の将棋だ
飛車が成りこめて、もう丸山の勝勢か あー これは決定的だろう
が、まだ島は玉の早逃げで粘った 粘れ、粘れ 島さん、なんとか17連敗を阻止できないか
ここで! また丸山に絶好手が出た 焦点の歩、▲6二歩!! うわー なんだこれは
郷田「大変いい手ですね」
こ、これが竜王挑戦者、A級棋士の手か! ぐおー み、魅せる!
この後、△4二歩▲1一馬となり、島は△5四桂と攻め合ったが、これがどうだったのか
とにかく△6二玉と早逃げするべきではなかったか それでもう一勝負あったと思うけどね
▲6三金でがっちり縛られては、勝負ありとなってしまった
島はもう1回、△2二歩という焦点の歩の手筋を見せて、ハッとさせてくれたけど、
ここからはもう及ばずだね あー、島、今回も力及ばず・・・
後は先手玉を追い回したけど、やはりダメだった
▲6三金の後も指したのは、島さんの視聴者用のサービスだろう
115手で丸山の勝ち ああー これで丸山の17連勝になっちゃった でも、好局だったよ
郷田「丸山の好調がよく出た会心譜だった」
丸山が総合力で上回ったね
局後すぐ、島「▲5五角がいい手でしたね」
思い浮かばないよね 島のカツラを跳び上げた△3三桂も相当の勝負手だったのだけど・・・
島の敗因としては、やはり棒銀が7三で遊んじゃったことだろうか そこまでさかのぼりそうな感じがする
感想戦がないのが残念だった えっ、もう感想戦の時間ないの?という感じで、あっという間に感じた
しかし、この一局、私の思考を上回る手の連発で、攻め合いでハラハラ、見ていて楽しかった
NHK杯、ひさしぶりに満足の一局だった 両者の力が出ていてとても良かった
郷田の事前の「2回戦屈指の好カード」の言葉どおり、面白かった!
矢内さんのスカーフも良かったし、楽しい時間だった(^^)
2011.10.28
佐々木勇気四段 vs 山口直哉アマ
第20期 銀河戦
本戦Gブロック 1回戦
佐々木勇気四段 vs 山口直哉アマ
対局日: 2011年9月15日
解説:石田和雄九段
聞き手:久津知子女流初段
記録:伊藤明日香女流初段
おおっ 解説に石田九段がきたー
佐々木勇気(ゆうき)は石田の弟子で、小4の9才で小学生名人(最年少記録)、
プロになったのは史上5番目の若さ、とのこと 現在17才 居飛車党で攻め将棋 23年度は11勝6敗
今年プロ2年目(調べたら、1年目は4勝4敗) 佐々木勇気の将棋、初めて見る、楽しみだ
山口さんはアマ王将 居飛車党だが何でも指す、関西大学の4年で21才とのこと
先手佐々木で、一手損角換わりの将棋
山口さん、超スローペースで序盤を進める 緊張しているようだ
この将棋、面白い熱戦になった
以下、中盤の勝負どころから 先手が▲5八金右とした局面↓
後手:山口さん
後手の持駒:角 歩
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・v金 ・ ・ ・v桂v香|一
| ・ ・ ・v飛 ・ ・v玉 ・ ・|二
|v歩v歩v歩 ・v歩 ・v金v歩v歩|三
| ・ ・ ・ ・v銀 ・v銀 ・ ・|四
| ・ ・ ・v歩 ・v歩 ・ 歩 ・|五
| ・ 銀 歩 ・ 歩 ・ ・ ・ ・|六
| 歩 歩 角 歩 ・ 歩 銀 ・ 歩|七
| ・ ・ 玉 金 金 ・ ・ 飛 ・|八
| 香 桂 ・ ・ ・ ・ ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:歩
後手番
先手:佐々木勇気
△6四角
*感想戦で、この角が疑問手とのこと ここから先手が攻める展開になった
▲7五銀 △3七角成 ▲同 桂 △3六歩 ▲5五歩 △4三銀右
▲3五歩
*ぐっ 後手痛い 先手快調
△3七歩成 ▲3四歩 △同 銀 ▲2六飛
*と金は作られたものの、角桂交換で、玉が固い先手が優勢になった
*しかし、山口さん、ここから驚愕の構想で粘りを見せた
△4三玉
*うおっ 何だこれは! なんと、入玉狙い!
*石田「これ、駒落ちで上手がやる手ですね」
▲2四歩
*△同歩には、▲5四歩~▲2四飛の権利が発生する
△3五銀打 ▲2三歩成
*この瞬間、△2六銀は▲3三と~▲5四歩がある
△同 銀
*次の手、佐々木勇気、才能を見せた一手!
▲3四銀
*うおおおっ こ、こんな手が!?
△同 玉 ▲1六角
*この角が狙いだが、寄っているのか?
△4四玉
*本譜は単に逃げたが、△2五歩の中合いが有力だったとのこと
*ここで、佐々木の予定は▲5四歩だったのだが、それには△6六桂!という返し技があるとの感想戦
▲5六飛
*いったん、飛車を逃げざるをえないことになった
△6六歩
*妖しい手をしてくるな~ さすがアマ王将!
▲同 飛 △6五銀
*この手、代わりに桂だと、▲同飛△同飛▲5六桂で詰んでしまう
▲同 飛 △同 飛 ▲5四歩
*王手 う、受けにくい
△同 玉 ▲5五銀 △同 飛 ▲6一角成
*先手優勢なのだが、山口さん、この後も、まだまだ粘った
△4三桂
*くうー 粘り強い!
▲5六歩
*ぐっ これ、取れば▲6四金で詰みか!
*飛車が取れて、先手優勢だが、この後もまだ山口さんは粘った 佐々木はそれを振り切り、勝ちを決めた
後手の入玉狙いからの一連の指し手に、石田九段、何度も「山口さん、しぶとい」を連発していた
入玉狙いは、いかにも「実戦で鍛えられてきました」という発想だ
ホント、しぶとかった さすがアマ王将だ 秒読みの中、延々粘ったね
そして、それを上回った佐々木勇気も見事だった
▲3四銀、最善ではなかったようだが、こういう魅せる手を指すのは今後が期待できる!
石田「▲3四銀は非凡」
(▲3四銀のところ、激指定跡道場2は▲3四歩をおススメしている)
山口さん、力を出しての負けだったので、これはもう仕方ないだろう
佐々木勇気、17才 また期待の新人が一人、現れた
本戦Gブロック 1回戦
佐々木勇気四段 vs 山口直哉アマ
対局日: 2011年9月15日
解説:石田和雄九段
聞き手:久津知子女流初段
記録:伊藤明日香女流初段
おおっ 解説に石田九段がきたー
佐々木勇気(ゆうき)は石田の弟子で、小4の9才で小学生名人(最年少記録)、
プロになったのは史上5番目の若さ、とのこと 現在17才 居飛車党で攻め将棋 23年度は11勝6敗
今年プロ2年目(調べたら、1年目は4勝4敗) 佐々木勇気の将棋、初めて見る、楽しみだ
山口さんはアマ王将 居飛車党だが何でも指す、関西大学の4年で21才とのこと
先手佐々木で、一手損角換わりの将棋
山口さん、超スローペースで序盤を進める 緊張しているようだ
この将棋、面白い熱戦になった
以下、中盤の勝負どころから 先手が▲5八金右とした局面↓
後手:山口さん
後手の持駒:角 歩
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・v金 ・ ・ ・v桂v香|一
| ・ ・ ・v飛 ・ ・v玉 ・ ・|二
|v歩v歩v歩 ・v歩 ・v金v歩v歩|三
| ・ ・ ・ ・v銀 ・v銀 ・ ・|四
| ・ ・ ・v歩 ・v歩 ・ 歩 ・|五
| ・ 銀 歩 ・ 歩 ・ ・ ・ ・|六
| 歩 歩 角 歩 ・ 歩 銀 ・ 歩|七
| ・ ・ 玉 金 金 ・ ・ 飛 ・|八
| 香 桂 ・ ・ ・ ・ ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:歩
後手番
先手:佐々木勇気
△6四角
*感想戦で、この角が疑問手とのこと ここから先手が攻める展開になった
▲7五銀 △3七角成 ▲同 桂 △3六歩 ▲5五歩 △4三銀右
▲3五歩
*ぐっ 後手痛い 先手快調
△3七歩成 ▲3四歩 △同 銀 ▲2六飛
*と金は作られたものの、角桂交換で、玉が固い先手が優勢になった
*しかし、山口さん、ここから驚愕の構想で粘りを見せた
△4三玉
*うおっ 何だこれは! なんと、入玉狙い!
*石田「これ、駒落ちで上手がやる手ですね」
▲2四歩
*△同歩には、▲5四歩~▲2四飛の権利が発生する
△3五銀打 ▲2三歩成
*この瞬間、△2六銀は▲3三と~▲5四歩がある
△同 銀
*次の手、佐々木勇気、才能を見せた一手!
▲3四銀
*うおおおっ こ、こんな手が!?
△同 玉 ▲1六角
*この角が狙いだが、寄っているのか?
△4四玉
*本譜は単に逃げたが、△2五歩の中合いが有力だったとのこと
*ここで、佐々木の予定は▲5四歩だったのだが、それには△6六桂!という返し技があるとの感想戦
▲5六飛
*いったん、飛車を逃げざるをえないことになった
△6六歩
*妖しい手をしてくるな~ さすがアマ王将!
▲同 飛 △6五銀
*この手、代わりに桂だと、▲同飛△同飛▲5六桂で詰んでしまう
▲同 飛 △同 飛 ▲5四歩
*王手 う、受けにくい
△同 玉 ▲5五銀 △同 飛 ▲6一角成
*先手優勢なのだが、山口さん、この後も、まだまだ粘った
△4三桂
*くうー 粘り強い!
▲5六歩
*ぐっ これ、取れば▲6四金で詰みか!
*飛車が取れて、先手優勢だが、この後もまだ山口さんは粘った 佐々木はそれを振り切り、勝ちを決めた
後手の入玉狙いからの一連の指し手に、石田九段、何度も「山口さん、しぶとい」を連発していた
入玉狙いは、いかにも「実戦で鍛えられてきました」という発想だ
ホント、しぶとかった さすがアマ王将だ 秒読みの中、延々粘ったね
そして、それを上回った佐々木勇気も見事だった
▲3四銀、最善ではなかったようだが、こういう魅せる手を指すのは今後が期待できる!
石田「▲3四銀は非凡」
(▲3四銀のところ、激指定跡道場2は▲3四歩をおススメしている)
山口さん、力を出しての負けだったので、これはもう仕方ないだろう
佐々木勇気、17才 また期待の新人が一人、現れた
2011.10.26
滝 誠一郎七段 vs 甲斐智美女流王位
第20期 銀河戦
本戦Fブロック 1回戦
滝 誠一郎七段 vs 甲斐智美女流王位
対局日: 2011年9月2日
解説:小林 宏七段
聞き手:貞升 南女流1級
記録:野田澤彩乃女流1級
先週の土曜に放送された一局
滝は予選で、なんと行方に勝ち 甲斐は女流枠で出場
23年度の成績は、滝1勝3敗 甲斐8勝10敗
解説の小林宏「滝は棋界の中でも大ベテラン、基本は居飛車党、相手を見て作戦を練ってくる
甲斐は以前は居飛車党だったが、振り飛車党になってから活躍している
女流王位戦では、清水挑戦者を相手に○○●●○で防衛した」
さあー、この一局、楽しみだ 先日の上田女王は、熱戦とはいえ、相穴熊戦だったからね
相穴は見ていて疲れた、今回は戦型は何かな~、と思っていたら!
滝の居飛車、甲斐5筋位取りのゴキゲンで、そこからなんと相穴に~ うえええええー
これで今期銀河戦、全6局中、3局が相穴!! ぐええー
この一局、実に長く感じ、見るのに2日かかった・・・
序盤、細かい駆け引き、
小林宏「まだまだ先は長そうですね 難しいと思います」
小林宏「甲斐は感情が表に出ない フワーとしている」
中盤も細かいやりとり、妥協できない
小林宏「振り飛車指しやすい」
小林宏「まだまだ難しい 駒の損得なし」
うわー、盤上、右側で駒の交換しただけで、左側はまだ全くの手付かずやで、それも双方ガッチガチ
終盤、例によって、相穴らしい、いつになったら終局するかわからない展開
小林宏「まだまだ長そうですね(^^;」
あと、どんだけかかるねーん
ようやく解説の手がそのまま当たりだし、
小林宏「甲斐、チャンス」
おお、甲斐さん、いっけー そのまま押し切れ! 自陣は鉄壁、攻めさえ間違わなければ、行ける!
で、ようやく甲斐の勝ち 114手だけど、なんか3局分くらいあった感じ・・・
小林宏「甲斐が秒読みでも非常に落ち着いていた」
滝「参りました」
滝さんも参っただろうけど、見ていた私も参った もう相穴は勘弁願いたいorz
本戦Fブロック 1回戦
滝 誠一郎七段 vs 甲斐智美女流王位
対局日: 2011年9月2日
解説:小林 宏七段
聞き手:貞升 南女流1級
記録:野田澤彩乃女流1級
先週の土曜に放送された一局
滝は予選で、なんと行方に勝ち 甲斐は女流枠で出場
23年度の成績は、滝1勝3敗 甲斐8勝10敗
解説の小林宏「滝は棋界の中でも大ベテラン、基本は居飛車党、相手を見て作戦を練ってくる
甲斐は以前は居飛車党だったが、振り飛車党になってから活躍している
女流王位戦では、清水挑戦者を相手に○○●●○で防衛した」
さあー、この一局、楽しみだ 先日の上田女王は、熱戦とはいえ、相穴熊戦だったからね
相穴は見ていて疲れた、今回は戦型は何かな~、と思っていたら!
滝の居飛車、甲斐5筋位取りのゴキゲンで、そこからなんと相穴に~ うえええええー
これで今期銀河戦、全6局中、3局が相穴!! ぐええー
この一局、実に長く感じ、見るのに2日かかった・・・
序盤、細かい駆け引き、
小林宏「まだまだ先は長そうですね 難しいと思います」
小林宏「甲斐は感情が表に出ない フワーとしている」
中盤も細かいやりとり、妥協できない
小林宏「振り飛車指しやすい」
小林宏「まだまだ難しい 駒の損得なし」
うわー、盤上、右側で駒の交換しただけで、左側はまだ全くの手付かずやで、それも双方ガッチガチ
終盤、例によって、相穴らしい、いつになったら終局するかわからない展開
小林宏「まだまだ長そうですね(^^;」
あと、どんだけかかるねーん
ようやく解説の手がそのまま当たりだし、
小林宏「甲斐、チャンス」
おお、甲斐さん、いっけー そのまま押し切れ! 自陣は鉄壁、攻めさえ間違わなければ、行ける!
で、ようやく甲斐の勝ち 114手だけど、なんか3局分くらいあった感じ・・・
小林宏「甲斐が秒読みでも非常に落ち着いていた」
滝「参りました」
滝さんも参っただろうけど、見ていた私も参った もう相穴は勘弁願いたいorz
2011.10.23
久保利明二冠vs遠山雄亮五段 NHK杯 2回戦
久保利明二冠vs遠山雄亮五段 NHK杯 2回戦
解説 戸辺誠
矢内、ブラウンの秋らしい服 いいね 美人は何を着ても似合う 今日も笑顔が素敵だ
久保はちょっと太ったか(まあ、元がすごく痩せていたから普通だけど)
遠山はアゴヒゲをはやしてるね 似合ってるかは微妙(^^;
久保棋王、王将は竜王戦1組、順位戦A級、1回戦はシード NHK杯は16回目の出場
遠山は竜王戦5組、順位戦C2 1回戦は鈴木大介に勝ち NHK杯は3回目の出場
解説の戸辺「久保は振り飛車の達人、序盤からプロでも思いつかない構想を打ち出して、攻めて行く
昔は四間飛車をよく指していたが、今はゴキゲン、石田流でより積極的な棋風になった
遠山は兄弟子で面倒見のいいお兄さん 今でも色々教わっている」
事前のインタビュー
久保「遠山は振り飛車党で力強いイメージ 今日はしっかりした将棋をみなさんに見せたい」
遠山「久保はここ数年の実績でトップ棋士 対戦できてうれしい
私は挑戦者で気楽にいくだけ いい将棋が指せれば」
先手久保で、居飛車だ 遠山はゴキゲン中飛車 対抗形になった
超速▲3七銀のような急戦模様、角交換から、久保が早くも▲6五角、という筋違い角を打って、
局面が動いた
戸辺「△5一飛は▲4三角成で先手良しです」と解説していたら、△5一飛▲4三角成、と進行!
え~? この順、あるの? あ、そうか△7四角で馬が死んでいるのか
戸辺「開始早々、大乱戦」
角金交換で後手が得だけど、先手は一歩多く、後手は角一枚を筋違いに手放してしまっている
さらに、見たこともない手順が続く 久保は▲3七桂~▲7七桂、遠山は△8四歩~△8五歩
いや~、大局観の問われる将棋になったなー
局面をどう見たらいいのかわからなかったが、久保の▲2四歩で2筋の突破が約束され、
その間に遠山は何か攻めの手を作れるか、という勝負だ
私が「ここは手堅く▲5七歩と守って、手を渡すべし」と思って見ていたら、
久保の指し手も▲5七歩! やったぁ 当たり!
戸辺「久保が居飛車をやると、重厚な押さえ込みの棋風になるんですよ」
遠山が△5六歩と合わせてきた手に、久保はかまわず▲2三歩成か!! 読み切り?
ここがこの一局の運命を決めたと思う 私なら▲6六銀と投入して、手堅く指すところだ
遠山、△5七飛成、とぶった切っていったー 何か継続手があるのか!?
戸辺「いやー すごい手ですね これは いきなり行きましたね」
継続手は△5五角からの攻めだったが、これではハッキリ負け、との遠山の感想戦の言葉だった
▲3二と~▲4二と、となり、これが詰めろらしい 私はそれが読めないんだよね
▲4二とが詰めろかどうかがわかんない 久保が最終手を指すまで、私には詰みが読めなかった(^^;
戸辺「▲2四歩が大躍進しましたね」
結果、きっちり久保が一手勝ちした 69手で久保の勝ち
久保は考慮時間を2回残しての勝ちだ はぁ~、さすが久保、▲2三歩成で一手勝ちと読み切っていたか
感想戦は遠山がたくさんしゃべってくれ、良かった
遠山「どうやるか難しい将棋で、わからない」
やはりそうか 普通の対抗形とはちがうもんね TV向きではない将棋だったような(^^;
△8四歩~△8五歩が、結局、役に立たなかったね
まあしかし、見たこともない将棋を一手違いに持ち込む両者の実力はさすがプロ
久保が地力で遠山を上回った一局だったね 遠山も、この負けはしょうがない、という感じだった
ちなみにNHK杯の棋譜に関するページを、私の知る限りまとめておきました↓
NHK杯の公式ページ(更新が遅め、駒を動かすときのカーソルが画面ギリギリでやりづらい)
http://cgi2.nhk.or.jp/goshogi/shogitou/
KiFLA (更新が遅め、盤上で駒がスイスイ動く)
http://homepage3.nifty.com/amihot/
あっくすたんの将棋棋譜 (更新が早い、しかし掲載されない棋譜もある)
http://axetan.blog33.fc2.com/blog-category-1.html
解説 戸辺誠
矢内、ブラウンの秋らしい服 いいね 美人は何を着ても似合う 今日も笑顔が素敵だ
久保はちょっと太ったか(まあ、元がすごく痩せていたから普通だけど)
遠山はアゴヒゲをはやしてるね 似合ってるかは微妙(^^;
久保棋王、王将は竜王戦1組、順位戦A級、1回戦はシード NHK杯は16回目の出場
遠山は竜王戦5組、順位戦C2 1回戦は鈴木大介に勝ち NHK杯は3回目の出場
解説の戸辺「久保は振り飛車の達人、序盤からプロでも思いつかない構想を打ち出して、攻めて行く
昔は四間飛車をよく指していたが、今はゴキゲン、石田流でより積極的な棋風になった
遠山は兄弟子で面倒見のいいお兄さん 今でも色々教わっている」
事前のインタビュー
久保「遠山は振り飛車党で力強いイメージ 今日はしっかりした将棋をみなさんに見せたい」
遠山「久保はここ数年の実績でトップ棋士 対戦できてうれしい
私は挑戦者で気楽にいくだけ いい将棋が指せれば」
先手久保で、居飛車だ 遠山はゴキゲン中飛車 対抗形になった
超速▲3七銀のような急戦模様、角交換から、久保が早くも▲6五角、という筋違い角を打って、
局面が動いた
戸辺「△5一飛は▲4三角成で先手良しです」と解説していたら、△5一飛▲4三角成、と進行!
え~? この順、あるの? あ、そうか△7四角で馬が死んでいるのか
戸辺「開始早々、大乱戦」
角金交換で後手が得だけど、先手は一歩多く、後手は角一枚を筋違いに手放してしまっている
さらに、見たこともない手順が続く 久保は▲3七桂~▲7七桂、遠山は△8四歩~△8五歩
いや~、大局観の問われる将棋になったなー
局面をどう見たらいいのかわからなかったが、久保の▲2四歩で2筋の突破が約束され、
その間に遠山は何か攻めの手を作れるか、という勝負だ
私が「ここは手堅く▲5七歩と守って、手を渡すべし」と思って見ていたら、
久保の指し手も▲5七歩! やったぁ 当たり!
戸辺「久保が居飛車をやると、重厚な押さえ込みの棋風になるんですよ」
遠山が△5六歩と合わせてきた手に、久保はかまわず▲2三歩成か!! 読み切り?
ここがこの一局の運命を決めたと思う 私なら▲6六銀と投入して、手堅く指すところだ
遠山、△5七飛成、とぶった切っていったー 何か継続手があるのか!?
戸辺「いやー すごい手ですね これは いきなり行きましたね」
継続手は△5五角からの攻めだったが、これではハッキリ負け、との遠山の感想戦の言葉だった
▲3二と~▲4二と、となり、これが詰めろらしい 私はそれが読めないんだよね
▲4二とが詰めろかどうかがわかんない 久保が最終手を指すまで、私には詰みが読めなかった(^^;
戸辺「▲2四歩が大躍進しましたね」
結果、きっちり久保が一手勝ちした 69手で久保の勝ち
久保は考慮時間を2回残しての勝ちだ はぁ~、さすが久保、▲2三歩成で一手勝ちと読み切っていたか
感想戦は遠山がたくさんしゃべってくれ、良かった
遠山「どうやるか難しい将棋で、わからない」
やはりそうか 普通の対抗形とはちがうもんね TV向きではない将棋だったような(^^;
△8四歩~△8五歩が、結局、役に立たなかったね
まあしかし、見たこともない将棋を一手違いに持ち込む両者の実力はさすがプロ
久保が地力で遠山を上回った一局だったね 遠山も、この負けはしょうがない、という感じだった
ちなみにNHK杯の棋譜に関するページを、私の知る限りまとめておきました↓
NHK杯の公式ページ(更新が遅め、駒を動かすときのカーソルが画面ギリギリでやりづらい)
http://cgi2.nhk.or.jp/goshogi/shogitou/
KiFLA (更新が遅め、盤上で駒がスイスイ動く)
http://homepage3.nifty.com/amihot/
あっくすたんの将棋棋譜 (更新が早い、しかし掲載されない棋譜もある)
http://axetan.blog33.fc2.com/blog-category-1.html
2011.10.21
吉田正和四段 vs 上田初美女王
第20期 銀河戦
本戦Eブロック 1回戦
吉田正和四段 vs 上田初美女王
対局日: 2011年9月13日
解説:村山慈明五段
聞き手:野田澤彩乃女流1級
記録:井道千尋女流初段
上田女王が登場、とても楽しみだ! おっ、先手は上田だ、良し、まずは一本取った!
上田さん、ロングヘアーがツヤッツヤだ ついでに、記録の井道さんも髪型が凝っていていいねえ
23年度の成績は、上田9勝7敗 吉田6勝8敗
上田は女流枠で出場、吉田は予選で澤田に勝ち
解説の村山「上田は居、振り、両方指す 居vs振りの、対抗形しか指さないタイプ
吉田は基本は居飛車党、丁寧な受け将棋」
先手上田で対局開始、あー、上田さん、手つきがピシッとしていて、きれいだなあ
対して、吉田の手つき、なんだこれは、独特だ アマチュアのおっちゃんみたいに指すね
もしクイズで「この手つきは誰でしょう?」というのがあったら、即、見分けられるぞ
手つきは上田の圧勝! よって、本局は上田の勝ち、終わり! ・・・冗談です(^^;
▲ノーマル四間飛車+穴熊vs△居飛車+穴熊だ 要するに、相穴熊になっちゃった
まあいい、上田女王がどんな強さなのか見たいから、相穴でも最後までしっかり見るぞ
村山「上田は穴熊を非常に得意としている
プロでは振り飛車穴熊に対しては、居飛車側は8割方、穴熊ですね」
雑談で、村山「上田は女王戦では、甲斐女王に3連勝で勝利した 内容も充実していた
吉田はアマ棋戦で活躍し、奨励会に初段で入り、3年で四段になった」
さて、お互い金銀4枚で囲った穴熊だ 村山「お互いガチガチですね」
村山の解説、抜群にわかりやすわ 考えられるほぼ全ての変化を説明してくれる
さすが「序盤は村山に訊け」というだけある
上田は、ほぼ村山の指摘どおり指していってる 局面、ほぼ解説どおり進んでいく
上田、序盤は完璧、中盤に入り、まだ勝負はこれからだけど、さすが女王だ
村山「上田は丁寧に指している」
中盤の攻防でも、上田はミスなく進めていく まるで村山の解説が聞こえているかのようだ
そして、村山の思考を上回る手が出た 飛車ぶつけの強手! おー、こんな手が見えるのか
吉田もミスなく対応し、局面は互角か? 後手の右桂がさばけてるから、後手がいいのか?
しかし後手は金が一枚、守りから離れてる ・・・形勢判断が難しい
上田、いいよいいよ 勝負になってる それもかなりいい勝負!
後手、離れていた金が狙われ、どう受けるか、というところ
村山「吉田は受け将棋なんで、何かいい受けを指すんじゃないか」
ここで、吉田に持ち駒の飛車を中央に打つ、△5五飛という手が出た!
村山「これは浮かばない手ですね~」
へえ~、さすが吉田、これは好手・・・?
ところが、上田に手を進められてみると、なんとこの飛車がすぐ詰むハメに! うおお、吉田がポカ!!
村山「△5五飛はうまい手に見えたけど、ここで考慮時間を使うんじゃ、吉田、変調ですね」
おおおおお、上田、ここまで互角に渡り合っていただけでもすごいが、
これは勝ちまであるんじゃないか というか、勝てる、この将棋、勝てる 飛車が取れれば勝てる!!
村山「上田が良くなった、飛車が手に入って、攻めがわかりやすくなった」
よっしゃー、上田、いっけー 勝っちゃえ、勝っちゃえ!!
が、しかし、吉田も最善の受けでがんばる さすがだ 容易に土俵を割らない
良くなったと思える上田、遊び銀を引いて活用、受けに回った
村山「はあ~ 落ち着いてますね~」
いい手かどうかはわからないけど、終盤に来てこういう銀引きが指せるとは、上田、強いな~!
上田、ず~っと押してる このままいっけー
両者、考慮時間を使いきり、30秒将棋 ぐぐっ 見ていて俄然、力が入る! 白熱の終盤だ
吉田、攻め込んできた 上田はそれを踏み込んで受けに回ってる
ギリギリで受かっている、ということなのか? こ、怖い
でも、接戦だから、こういう怖い思いをしないと勝てないよね
しかし、受かってる・・・? あ、あれ? 攻めが続くような・・・
6五まで跳ねて来ていた後手の右桂が、モロに活躍した
これは攻めが決まっちゃってるのでは、あれー? ええええー? 攻めを食らってる
あああああーーー ダメだーーー これは受けがないーーーー
122手、上田が投了、吉田の勝ち! だああー 上田、無念・・・
はぁ~、すぐには敗着不明の好局だった 面白かった
村山「上田がいけそうだったが、慎重になって受けすぎたかも 惜しかった 相穴らしい熱戦だった」
あー、いけそうだっただけに、上田、惜しい! でも、実力は存分に発揮していた
これなら、女王を獲るのもうなずける さすが女王、強かったよ
早指しで122手も指して、特に悪い手がない、というのはすごいことだ うんうん、強かった
上田が負けたけど、これはいい将棋だった! 吉田はやはり男子プロ、底力がある
そして、村山の解説、わかりやすく、とても良かった 楽しい1時間半だった(^^)
本戦Eブロック 1回戦
吉田正和四段 vs 上田初美女王
対局日: 2011年9月13日
解説:村山慈明五段
聞き手:野田澤彩乃女流1級
記録:井道千尋女流初段
上田女王が登場、とても楽しみだ! おっ、先手は上田だ、良し、まずは一本取った!
上田さん、ロングヘアーがツヤッツヤだ ついでに、記録の井道さんも髪型が凝っていていいねえ
23年度の成績は、上田9勝7敗 吉田6勝8敗
上田は女流枠で出場、吉田は予選で澤田に勝ち
解説の村山「上田は居、振り、両方指す 居vs振りの、対抗形しか指さないタイプ
吉田は基本は居飛車党、丁寧な受け将棋」
先手上田で対局開始、あー、上田さん、手つきがピシッとしていて、きれいだなあ
対して、吉田の手つき、なんだこれは、独特だ アマチュアのおっちゃんみたいに指すね
もしクイズで「この手つきは誰でしょう?」というのがあったら、即、見分けられるぞ
手つきは上田の圧勝! よって、本局は上田の勝ち、終わり! ・・・冗談です(^^;
▲ノーマル四間飛車+穴熊vs△居飛車+穴熊だ 要するに、相穴熊になっちゃった
まあいい、上田女王がどんな強さなのか見たいから、相穴でも最後までしっかり見るぞ
村山「上田は穴熊を非常に得意としている
プロでは振り飛車穴熊に対しては、居飛車側は8割方、穴熊ですね」
雑談で、村山「上田は女王戦では、甲斐女王に3連勝で勝利した 内容も充実していた
吉田はアマ棋戦で活躍し、奨励会に初段で入り、3年で四段になった」
さて、お互い金銀4枚で囲った穴熊だ 村山「お互いガチガチですね」
村山の解説、抜群にわかりやすわ 考えられるほぼ全ての変化を説明してくれる
さすが「序盤は村山に訊け」というだけある
上田は、ほぼ村山の指摘どおり指していってる 局面、ほぼ解説どおり進んでいく
上田、序盤は完璧、中盤に入り、まだ勝負はこれからだけど、さすが女王だ
村山「上田は丁寧に指している」
中盤の攻防でも、上田はミスなく進めていく まるで村山の解説が聞こえているかのようだ
そして、村山の思考を上回る手が出た 飛車ぶつけの強手! おー、こんな手が見えるのか
吉田もミスなく対応し、局面は互角か? 後手の右桂がさばけてるから、後手がいいのか?
しかし後手は金が一枚、守りから離れてる ・・・形勢判断が難しい
上田、いいよいいよ 勝負になってる それもかなりいい勝負!
後手、離れていた金が狙われ、どう受けるか、というところ
村山「吉田は受け将棋なんで、何かいい受けを指すんじゃないか」
ここで、吉田に持ち駒の飛車を中央に打つ、△5五飛という手が出た!
村山「これは浮かばない手ですね~」
へえ~、さすが吉田、これは好手・・・?
ところが、上田に手を進められてみると、なんとこの飛車がすぐ詰むハメに! うおお、吉田がポカ!!
村山「△5五飛はうまい手に見えたけど、ここで考慮時間を使うんじゃ、吉田、変調ですね」
おおおおお、上田、ここまで互角に渡り合っていただけでもすごいが、
これは勝ちまであるんじゃないか というか、勝てる、この将棋、勝てる 飛車が取れれば勝てる!!
村山「上田が良くなった、飛車が手に入って、攻めがわかりやすくなった」
よっしゃー、上田、いっけー 勝っちゃえ、勝っちゃえ!!
が、しかし、吉田も最善の受けでがんばる さすがだ 容易に土俵を割らない
良くなったと思える上田、遊び銀を引いて活用、受けに回った
村山「はあ~ 落ち着いてますね~」
いい手かどうかはわからないけど、終盤に来てこういう銀引きが指せるとは、上田、強いな~!
上田、ず~っと押してる このままいっけー
両者、考慮時間を使いきり、30秒将棋 ぐぐっ 見ていて俄然、力が入る! 白熱の終盤だ
吉田、攻め込んできた 上田はそれを踏み込んで受けに回ってる
ギリギリで受かっている、ということなのか? こ、怖い
でも、接戦だから、こういう怖い思いをしないと勝てないよね
しかし、受かってる・・・? あ、あれ? 攻めが続くような・・・
6五まで跳ねて来ていた後手の右桂が、モロに活躍した
これは攻めが決まっちゃってるのでは、あれー? ええええー? 攻めを食らってる
あああああーーー ダメだーーー これは受けがないーーーー
122手、上田が投了、吉田の勝ち! だああー 上田、無念・・・
はぁ~、すぐには敗着不明の好局だった 面白かった
村山「上田がいけそうだったが、慎重になって受けすぎたかも 惜しかった 相穴らしい熱戦だった」
あー、いけそうだっただけに、上田、惜しい! でも、実力は存分に発揮していた
これなら、女王を獲るのもうなずける さすが女王、強かったよ
早指しで122手も指して、特に悪い手がない、というのはすごいことだ うんうん、強かった
上田が負けたけど、これはいい将棋だった! 吉田はやはり男子プロ、底力がある
そして、村山の解説、わかりやすく、とても良かった 楽しい1時間半だった(^^)
2011.10.18
前田祐司八段 vs 野田敬三六段
第20期 銀河戦
本戦Dブロック 1回戦
前田祐司八段 vs 野田敬三六段
対局日: 2011年9月14日
解説:室岡克彦七段
聞き手:安食総子女流初段
記録:井道千尋女流初段
土曜に放送された銀河戦 前田に野田に、解説が室岡 うわー、超マニア好み(笑)
前田さん、かなりひさしぶりに見る この人、NHK杯で優勝したことがあるんだよね 楽しみだ
前田は予選で船江四段に勝ち、野田は前期決勝トーナメント進出により予選シード
前田、さすが、新進気鋭の船江に勝つとはね (船江は現在C2で4連勝中)
23年度の成績は、前田1勝5敗 野田1勝5敗
解説の室岡「前田はオールラウンダーで早指しがもっぱら強い 先を見通した深い手を指す
野田は力戦が得意」
前田さん、いきなり足を崩して、あぐらからのスタート
太ってるので、もう正座ができないみたい(^^;
さらに、くわえタバコだ タバコに火はつけていないので、喫煙にはならないと思う
そういえば、対局中にタバコを吸う棋士というのを(TV将棋では)近頃めったに見なくなった
先手前田で、▲四間飛車+美濃vs△右四間+穴熊というアマチュアになじみがある戦型になった
ノーマルな四間飛車ということで、四間飛車使いの解説の室岡さん、終始楽しそうにしゃべってくれた
聞き手の安食「室岡先生もよく四間飛車を指しておられて」
室岡「なかなかうまく指しこなせないんですよ まだね」
このシーン、なんだか笑ってしまった 52才でベテランの室岡、
「まだ」という表現を使うか これからもっと上達する意気込み、いいねえ!
室岡、野田がもし急戦で攻めてきたらどうなるか、というのを検討してくれて、なかなかいい解説だ
野田、攻めていってくれたら面白いのだが、自重し、▲8六歩~▲8五歩~▲8八飛に△8二飛と受けた
げえっ 妥協か~ 超持久戦だ もう開始から40分近く経つが、駒がぶつからない
と思っていたら、△6三金~△7四金と力強く出ていって、戦いが起こった
やっと面白くなった! この一局、ここから前田のセンスあふれる手の連発になった
室岡、何回も賞賛だ 前田、室岡の言っていたとおり、先を見通した手を指すね
相手の金が出てきたところに、かるーくさばく▲6五歩は筋中の筋、
攻めて来なさい、と▲8四歩の手渡し、こんな手、自信がないと指せない!
そして、持ち駒の金を自陣に投入して、なんと受けに回った!
穴熊を相手に全駒狙いか うわー、個性的な指しまわし!
前田は序盤は時間を使っていたが、中盤に入ってから、難しい局面をハイスピードでポンポン指していく
ノータイムで、よく読みが入った手を指せるものだ
野田も粘り、なんとか攻めをつなげるべく、がんばる なかなかの熱戦、好局だ
さて、局面は終盤の大詰めだ 銀捨てで強引に挟撃体制を作った野田、攻めをつなげられるか!?
前田が受けきりそうだが、実戦ではどうか
後手:野田
後手の持駒:角 金 銀
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・ ・ ・ ・ ・v桂v玉|一
| ・ ・ ・ ・ ・v飛 ・v銀v香|二
| ・v歩 ・ 角v歩 ・v金v歩v歩|三
|v歩 歩 ・ と ・ ・ ・ ・ ・|四
| ・ ・v歩v歩 ・v歩v歩 ・ ・|五
| 歩 飛 ・ ・ 銀 ・ 歩 ・ 歩|六
| ・ ・ ・ ・ 歩 歩 玉 歩 ・|七
| ・ ・ ・ ・ 金 ・ ・ ・ ・|八
| 香 桂 ・ ・ ・ 金 ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:銀 桂 歩
先手:前田
▲3五歩 △3六銀 ▲同 玉 △2八角 ▲2六銀 △6四角成
△3六銀捨てから△2八角で挟撃、解説の室岡は「▲3七桂でどうか」と言っている
そこへ、前田、なんと▲2六銀!? ん? なにコレ? 大丈夫?
室岡「△4六金で詰んでますよね ・・・見落としですね」
ああー! 一手バッタリ、大トン死、やっちゃったー!
野田、残っていた考慮時間1回を慎重に使い、指した手は・・・ △6四角成!!
なんでやねーん ドタッ ここ、見ていた視聴者全員が、コケたんじゃないだろうか(^^;
超単純な5手詰、なんで両者が見落とすの~ あー、せっかくここまで好局だったのに(笑)
前田は▲2六銀としてから見落としに気づき、もう投了する予定だったのだろう、
△6四角成でも投げちゃった △6四角成まで90手で野田の勝ち
あー、中盤はすごく面白くて、前田が才気あふれる指しまわしを見せていたのに、最後は残念!
・・・しかし、野田、考慮時間を使って△4六金を見逃すか(^^;
室岡さんの解説、手が見えていてなかなか良かった さすが四間飛車党だね
室岡「前田が早指しとは思えない、参考になる手を随所に見せ、うまく指していたが、
最後は劇的な終わり方になっちゃった」
でも、面白かったよ 個人的には、前田の将棋をもっと見たかったので、負けて残念だった
ただ、この2人には、対コンピュータ戦は任せられない、と思った一局だった
本戦Dブロック 1回戦
前田祐司八段 vs 野田敬三六段
対局日: 2011年9月14日
解説:室岡克彦七段
聞き手:安食総子女流初段
記録:井道千尋女流初段
土曜に放送された銀河戦 前田に野田に、解説が室岡 うわー、超マニア好み(笑)
前田さん、かなりひさしぶりに見る この人、NHK杯で優勝したことがあるんだよね 楽しみだ
前田は予選で船江四段に勝ち、野田は前期決勝トーナメント進出により予選シード
前田、さすが、新進気鋭の船江に勝つとはね (船江は現在C2で4連勝中)
23年度の成績は、前田1勝5敗 野田1勝5敗
解説の室岡「前田はオールラウンダーで早指しがもっぱら強い 先を見通した深い手を指す
野田は力戦が得意」
前田さん、いきなり足を崩して、あぐらからのスタート
太ってるので、もう正座ができないみたい(^^;
さらに、くわえタバコだ タバコに火はつけていないので、喫煙にはならないと思う
そういえば、対局中にタバコを吸う棋士というのを(TV将棋では)近頃めったに見なくなった
先手前田で、▲四間飛車+美濃vs△右四間+穴熊というアマチュアになじみがある戦型になった
ノーマルな四間飛車ということで、四間飛車使いの解説の室岡さん、終始楽しそうにしゃべってくれた
聞き手の安食「室岡先生もよく四間飛車を指しておられて」
室岡「なかなかうまく指しこなせないんですよ まだね」
このシーン、なんだか笑ってしまった 52才でベテランの室岡、
「まだ」という表現を使うか これからもっと上達する意気込み、いいねえ!
室岡、野田がもし急戦で攻めてきたらどうなるか、というのを検討してくれて、なかなかいい解説だ
野田、攻めていってくれたら面白いのだが、自重し、▲8六歩~▲8五歩~▲8八飛に△8二飛と受けた
げえっ 妥協か~ 超持久戦だ もう開始から40分近く経つが、駒がぶつからない
と思っていたら、△6三金~△7四金と力強く出ていって、戦いが起こった
やっと面白くなった! この一局、ここから前田のセンスあふれる手の連発になった
室岡、何回も賞賛だ 前田、室岡の言っていたとおり、先を見通した手を指すね
相手の金が出てきたところに、かるーくさばく▲6五歩は筋中の筋、
攻めて来なさい、と▲8四歩の手渡し、こんな手、自信がないと指せない!
そして、持ち駒の金を自陣に投入して、なんと受けに回った!
穴熊を相手に全駒狙いか うわー、個性的な指しまわし!
前田は序盤は時間を使っていたが、中盤に入ってから、難しい局面をハイスピードでポンポン指していく
ノータイムで、よく読みが入った手を指せるものだ
野田も粘り、なんとか攻めをつなげるべく、がんばる なかなかの熱戦、好局だ
さて、局面は終盤の大詰めだ 銀捨てで強引に挟撃体制を作った野田、攻めをつなげられるか!?
前田が受けきりそうだが、実戦ではどうか
後手:野田
後手の持駒:角 金 銀
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・ ・ ・ ・ ・v桂v玉|一
| ・ ・ ・ ・ ・v飛 ・v銀v香|二
| ・v歩 ・ 角v歩 ・v金v歩v歩|三
|v歩 歩 ・ と ・ ・ ・ ・ ・|四
| ・ ・v歩v歩 ・v歩v歩 ・ ・|五
| 歩 飛 ・ ・ 銀 ・ 歩 ・ 歩|六
| ・ ・ ・ ・ 歩 歩 玉 歩 ・|七
| ・ ・ ・ ・ 金 ・ ・ ・ ・|八
| 香 桂 ・ ・ ・ 金 ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:銀 桂 歩
先手:前田
▲3五歩 △3六銀 ▲同 玉 △2八角 ▲2六銀 △6四角成
△3六銀捨てから△2八角で挟撃、解説の室岡は「▲3七桂でどうか」と言っている
そこへ、前田、なんと▲2六銀!? ん? なにコレ? 大丈夫?
室岡「△4六金で詰んでますよね ・・・見落としですね」
ああー! 一手バッタリ、大トン死、やっちゃったー!
野田、残っていた考慮時間1回を慎重に使い、指した手は・・・ △6四角成!!
なんでやねーん ドタッ ここ、見ていた視聴者全員が、コケたんじゃないだろうか(^^;
超単純な5手詰、なんで両者が見落とすの~ あー、せっかくここまで好局だったのに(笑)
前田は▲2六銀としてから見落としに気づき、もう投了する予定だったのだろう、
△6四角成でも投げちゃった △6四角成まで90手で野田の勝ち
あー、中盤はすごく面白くて、前田が才気あふれる指しまわしを見せていたのに、最後は残念!
・・・しかし、野田、考慮時間を使って△4六金を見逃すか(^^;
室岡さんの解説、手が見えていてなかなか良かった さすが四間飛車党だね
室岡「前田が早指しとは思えない、参考になる手を随所に見せ、うまく指していたが、
最後は劇的な終わり方になっちゃった」
でも、面白かったよ 個人的には、前田の将棋をもっと見たかったので、負けて残念だった
ただ、この2人には、対コンピュータ戦は任せられない、と思った一局だった
2011.10.17
小林裕士六段vs木村一基八段 NHK杯 2回戦
小林裕士六段vs木村一基八段 NHK杯 2回戦
解説 橋本崇載
更新が遅れてしまい、今は日曜の深夜で、すでに日付が変わってしまった
矢内、今回は黒調のシックな服 さて、今日はどんな将棋が見れるかな
あれ? この解説者、誰? こんな顔、将棋界に居た? と思ったら、なんとハッシー!!
これは全然わからなかった ハッシー、自身のブログに「挨拶したら、仲間に無視された」
と書いてあっただけある(笑) しもぶくれで顔が太っている ズボンが破けた、というのも、うなずける
小林裕士(以下、デカコバ)、六段とのことだけど、今連盟のページを見たら、七段に昇段している
竜王戦の裏街道で勝ち、来期から竜王戦2組だ この件で昇段、と書いてあった
デカコバは竜王戦3組、順位戦C1 1回戦で豊川に勝ち NHK杯は7回目の出場
木村は竜王戦1組、順位戦B1 1回戦はシード NHK杯は13回目の出場
2人の対戦成績は、デカコバ1勝 木村6勝
解説のハッシー「デカコバは居飛車党で攻めが鋭い 豪快なパンチ力がある将棋
木村は王様自ら力強く前面に押し出していくような感じ 受けながらそのまま勝ってしまう」
ストレートなデカコバ、老獪(ろうかい)な木村」
事前のインタビュー
デカコバ「木村は受けが強くて攻めが鋭い かなりイヤな将棋
攻め合いになれば面白い将棋になると思う」
木村「デカコバはいっしょに四段に上がった同期、昔から早見えで攻めが鋭いところは変わっていない
デカコバは積極的にやってくると思うので、私も負けないように積極的に指したい」
先手デカコバで、横歩取り△8五飛だ うわ、今回は△8五飛か、大丈夫か、楽しめるかな、と思ったら、
イヤな予感が当たってしまった
ハッシー「この△8五飛は、経験、感覚の将棋で、わからないとホントわからないんです」
しかし、ハッシーはちゃんと解説してくれてる △5二玉~△4一玉とした意味も言ってくれてる
デカコバが1筋を伸ばしたのと関連して、▲5六角とすえた
ハッシーいわく、これでもう後手が困った?らしい 木村はいきおい、飛車をぶつけ、飛車交換
△5四角、と、次に△8七角成と切りますよ、と見え見えの角打ち
ハッシー「切るためだけに角を打ってる、こんな手があるんですかね?」
将棋の感覚は常識人のハッシー、常識的な解説をしてくれていたと思う
ここから、木村は角をブチ切り、銀のタダ捨てを敢行、無理やり攻めていったが、どう見ても無理筋
駒割りは、先手の香と後手の角の交換 これでは先手大優勢では・・・
ハッシー「冷静に見て、後手が相当悪い」
しかし、ここからハッシーが首をかしげる手が何度も出た お互いに疑問手の連発だ
解説を聞いているから、疑問手ということがわかるのだけどね
形勢も、全然わかんない将棋になってしまった はっきり言って、相当グダグダな将棋に・・・orz
先手は自陣飛車がさばけない、角も変なところに打っちゃった、
後手は竜が中段に居て活躍するのかわからない、
お互いに玉の早逃げが利くので寄せまでの距離がわからない、
なんかもうわかんないことだらけで、私は見てて、形勢判断が全然できなかった
ダメだ、これは・・・orz 結果は126手で木村の勝ち
ハッシーですら、「具体的にどう指すのか、わからない」「30秒ですから」と
しきりに言っていた将棋だから、もう仕方ないか こんな将棋もあるか あー、楽しめず、残念だった
解説 橋本崇載
更新が遅れてしまい、今は日曜の深夜で、すでに日付が変わってしまった
矢内、今回は黒調のシックな服 さて、今日はどんな将棋が見れるかな
あれ? この解説者、誰? こんな顔、将棋界に居た? と思ったら、なんとハッシー!!
これは全然わからなかった ハッシー、自身のブログに「挨拶したら、仲間に無視された」
と書いてあっただけある(笑) しもぶくれで顔が太っている ズボンが破けた、というのも、うなずける
小林裕士(以下、デカコバ)、六段とのことだけど、今連盟のページを見たら、七段に昇段している
竜王戦の裏街道で勝ち、来期から竜王戦2組だ この件で昇段、と書いてあった
デカコバは竜王戦3組、順位戦C1 1回戦で豊川に勝ち NHK杯は7回目の出場
木村は竜王戦1組、順位戦B1 1回戦はシード NHK杯は13回目の出場
2人の対戦成績は、デカコバ1勝 木村6勝
解説のハッシー「デカコバは居飛車党で攻めが鋭い 豪快なパンチ力がある将棋
木村は王様自ら力強く前面に押し出していくような感じ 受けながらそのまま勝ってしまう」
ストレートなデカコバ、老獪(ろうかい)な木村」
事前のインタビュー
デカコバ「木村は受けが強くて攻めが鋭い かなりイヤな将棋
攻め合いになれば面白い将棋になると思う」
木村「デカコバはいっしょに四段に上がった同期、昔から早見えで攻めが鋭いところは変わっていない
デカコバは積極的にやってくると思うので、私も負けないように積極的に指したい」
先手デカコバで、横歩取り△8五飛だ うわ、今回は△8五飛か、大丈夫か、楽しめるかな、と思ったら、
イヤな予感が当たってしまった
ハッシー「この△8五飛は、経験、感覚の将棋で、わからないとホントわからないんです」
しかし、ハッシーはちゃんと解説してくれてる △5二玉~△4一玉とした意味も言ってくれてる
デカコバが1筋を伸ばしたのと関連して、▲5六角とすえた
ハッシーいわく、これでもう後手が困った?らしい 木村はいきおい、飛車をぶつけ、飛車交換
△5四角、と、次に△8七角成と切りますよ、と見え見えの角打ち
ハッシー「切るためだけに角を打ってる、こんな手があるんですかね?」
将棋の感覚は常識人のハッシー、常識的な解説をしてくれていたと思う
ここから、木村は角をブチ切り、銀のタダ捨てを敢行、無理やり攻めていったが、どう見ても無理筋
駒割りは、先手の香と後手の角の交換 これでは先手大優勢では・・・
ハッシー「冷静に見て、後手が相当悪い」
しかし、ここからハッシーが首をかしげる手が何度も出た お互いに疑問手の連発だ
解説を聞いているから、疑問手ということがわかるのだけどね
形勢も、全然わかんない将棋になってしまった はっきり言って、相当グダグダな将棋に・・・orz
先手は自陣飛車がさばけない、角も変なところに打っちゃった、
後手は竜が中段に居て活躍するのかわからない、
お互いに玉の早逃げが利くので寄せまでの距離がわからない、
なんかもうわかんないことだらけで、私は見てて、形勢判断が全然できなかった
ダメだ、これは・・・orz 結果は126手で木村の勝ち
ハッシーですら、「具体的にどう指すのか、わからない」「30秒ですから」と
しきりに言っていた将棋だから、もう仕方ないか こんな将棋もあるか あー、楽しめず、残念だった
2011.10.15
友人Nからのメール
竜王戦のTVを見ていた友人Nからメールが来た
その文章が面白かったので、ブログに載せます
ヒフミンは楽しいですね(^^)
>メインの解説者は屋敷みたいで
>そこに立会人かなにかで加藤一二三が解説者として乱入してきたけど
>あんなにものすごい解説を見たのは俺初めてだ
>いや、他の解説者は加藤一二三を見習わなければならない
>全力で読んでんじゃねえか!
>すごいぜ、ひふみ
>トッププロの読みではないにしても、はじめは会場に迷いこんできた、
>徘徊しているおじいちゃんみたいだったのがさすがに現役のプロ棋士だ
>例の一人だけ1,5倍速モードでしゃべってるみたいなしゃべり方ですべての読みを吐き出していた
>明日新聞に訃報がのっててもおかしくない様子なのに、ひふみはすげえ
さらに、ヒフミン、封じ手の字が・・・(笑)
http://kifulog.shogi.or.jp/photos/uncategorized/2011/10/14/dsc_0228.jpg
その文章が面白かったので、ブログに載せます
ヒフミンは楽しいですね(^^)
>メインの解説者は屋敷みたいで
>そこに立会人かなにかで加藤一二三が解説者として乱入してきたけど
>あんなにものすごい解説を見たのは俺初めてだ
>いや、他の解説者は加藤一二三を見習わなければならない
>全力で読んでんじゃねえか!
>すごいぜ、ひふみ
>トッププロの読みではないにしても、はじめは会場に迷いこんできた、
>徘徊しているおじいちゃんみたいだったのがさすがに現役のプロ棋士だ
>例の一人だけ1,5倍速モードでしゃべってるみたいなしゃべり方ですべての読みを吐き出していた
>明日新聞に訃報がのっててもおかしくない様子なのに、ひふみはすげえ
さらに、ヒフミン、封じ手の字が・・・(笑)
http://kifulog.shogi.or.jp/photos/uncategorized/2011/10/14/dsc_0228.jpg
2011.10.14
森 信雄七段 vs 伊藤博文六段
第20期 銀河戦
本戦Cブロック 1回戦
森 信雄七段 vs 伊藤博文六段
対局日: 2011年9月6日
解説:伊藤 能五段
聞き手:本田小百合女流二段
記録:伊藤明日香女流初段
森信雄(以下、モリノブ)モリノブさん登場だ 相手は伊藤博文、解説者は伊藤能
マニア心をくすぐるメンツだ(^^;
モリノブさんの将棋って初めて見る どんな棋風かな 楽しみだ
と思っていたのだけど、この将棋、終盤で、重大な、かなりとんでもない事件が起こってしまった!
モリノブは予選で西川慶二に勝ち 伊藤博文は予選で脇に勝ち
23年度の成績は、モリノブ6勝5敗 伊藤博文6勝2敗 2人の対戦成績は7-7のイーブン
解説の伊藤能「モリノブは振り飛車党、振り穴が得意 振り党ながら、重厚な指しまわしの棋風
伊藤博文は何でも指すが、基本は振り党 筋のいい軽快なさばきを得意とする
2人とも流行形はあまり指さない」
雑談で、伊藤能「伊藤博文は冗談が好きで、楽しい人 指導や普及で人気がある
モリノブは詰将棋作家、次の一手でも有名 弟子が多く、現役棋士で7人、
奨励会員で14~15人の弟子がいる」
先手モリノブで相穴熊になった 普通、相穴熊は私は見ないことにしているのだけど、
今回はせっかくモリノブさんが見れるということで、ちゃんと見ることにした
序盤、ほとんど見るところがないまま、番組開始から25分が過ぎた
この序盤が相穴の退屈なところだ 見ているほうには、なんら意味がないからね
お互いガッチリ固めている
が、中盤から面白くなった モリノブが気づきにくい歩の垂らしを指せば、
伊藤博文は角をぶちぎって強引にさばいた なかなか面白い
お互い、時間の使い方が自己流で、この一手、と思ったところでは完全にノータイムだ
指し方も、バッシンバッシンと音をさせて指している
2人ともこんな感じなのはめずらしい
さて、難しい局面が長く続き、両者考慮時間を使いきり、30秒将棋
伊藤博文が攻め方を間違えて、ようやく先手のモリノブが勝勢になったところで、その事件は起きた
伊藤能「ここで竜を逃げるしかないようでは、後手苦しいですね」
が、しかし、後手は竜を取られるわけにもいかず、仕方なく△9九竜と逃げたその次の一手、
119手目、ノータイムでモリノブは駒台の桂を手に取り、▲2五桂と打ったのだ
そして一瞬、桂から指を離した! が、すぐまたその桂を手に取り、駒台に戻したではないか!
こ、これは!! 「待った」だ!! モリノブ、「待った」の反則だ!!
実戦、モリノブは▲3五桂と打ち直した が、これはもう関係ない
打った桂を指から離し、また桂を手に戻した時点で、もう「待った」の反則が成立している
これが将棋のルールだ
実戦では、▲2五桂から▲3五桂に手を変えたので、完全に「待った」なわけだけどね
番組開始から1時間14分のところだ
巻き戻して何回見ても、▲2五桂と指した桂から手は離れている
それをまた手に戻し、駒台に戻し、▲3五桂と打ち直した
モリノブは、人差し指と中指で駒をつまんでいて、最後まで桂に触れていた中指が離れた、
その時点でもう着手終了だ また手に戻す、これは即負けなはず!
「待った」のルールの要点は「指した駒から指が離れた時点で、もう着手が成立している」
ということだ 指した駒をもう元に戻すのもダメ、動かしてはいけないのだ
こんなこと、プロなら誰でも知っていることではないのか?
が、番組はそのまま進行 駒台に桂を戻したときの、解説者の伊藤能と聞き手の本田女流の反応は、
本田「あ、もう、すぐ▲2五桂打ちまし・・・」
伊藤能「あれ? やめました」
本田「あ(笑) あ やめました(笑)」
今、待ったの反則負けが成立する行為があって、それを見ていたのに、何で、何も指摘しないの?
記録の伊藤明日香も、何事もなかったかのように秒を読み、そのまま対局がすすんでしまった
結果、127手でモリノブの勝ち ・・・って、おい!
プロ棋士が5人もいて、「待った」をスルーしちゃうのか!? どういうこと?
感想戦も普通に行われ、番組は終了してしまった
相手の伊藤博文も、解説者も聞き手も記録係も、何で何もリアクションを起こさないのか
連盟のページには、反則は第三者にも指摘できる、とはっきり書いてある
「待った」と言えば、2005年の第13期銀河戦、阿部隆vsヒフミンが有名だ
あれは、ヒフミンが「待った」をし、阿部隆が指摘したが、対局はそのまま進み、
ヒフミンの勝ちになってしまった
が、その後、連盟で審議され、ヒフミンは次期銀河戦は出場停止の処分となった
モリノブさん、「待った」のルールを知らないのだろうか? 「ヒカルの碁」で、ヒカルvs伊角で、
伊角さんがほんのわずか、石から指が離れてから着手変更してしまったために、大問題に発展した、
というシーンは、あまりに有名ではないか
今回のこのモリノブさんの「待った」事件、ちゃんと連盟で審議されることが必要だ
映像は残っているので、審議が可能だ はっきり言って、将棋のルールに関わる重大問題と思う
なお、この対局は、18日の火曜日の朝8時から再放送される
本戦Cブロック 1回戦
森 信雄七段 vs 伊藤博文六段
対局日: 2011年9月6日
解説:伊藤 能五段
聞き手:本田小百合女流二段
記録:伊藤明日香女流初段
森信雄(以下、モリノブ)モリノブさん登場だ 相手は伊藤博文、解説者は伊藤能
マニア心をくすぐるメンツだ(^^;
モリノブさんの将棋って初めて見る どんな棋風かな 楽しみだ
と思っていたのだけど、この将棋、終盤で、重大な、かなりとんでもない事件が起こってしまった!
モリノブは予選で西川慶二に勝ち 伊藤博文は予選で脇に勝ち
23年度の成績は、モリノブ6勝5敗 伊藤博文6勝2敗 2人の対戦成績は7-7のイーブン
解説の伊藤能「モリノブは振り飛車党、振り穴が得意 振り党ながら、重厚な指しまわしの棋風
伊藤博文は何でも指すが、基本は振り党 筋のいい軽快なさばきを得意とする
2人とも流行形はあまり指さない」
雑談で、伊藤能「伊藤博文は冗談が好きで、楽しい人 指導や普及で人気がある
モリノブは詰将棋作家、次の一手でも有名 弟子が多く、現役棋士で7人、
奨励会員で14~15人の弟子がいる」
先手モリノブで相穴熊になった 普通、相穴熊は私は見ないことにしているのだけど、
今回はせっかくモリノブさんが見れるということで、ちゃんと見ることにした
序盤、ほとんど見るところがないまま、番組開始から25分が過ぎた
この序盤が相穴の退屈なところだ 見ているほうには、なんら意味がないからね
お互いガッチリ固めている
が、中盤から面白くなった モリノブが気づきにくい歩の垂らしを指せば、
伊藤博文は角をぶちぎって強引にさばいた なかなか面白い
お互い、時間の使い方が自己流で、この一手、と思ったところでは完全にノータイムだ
指し方も、バッシンバッシンと音をさせて指している
2人ともこんな感じなのはめずらしい
さて、難しい局面が長く続き、両者考慮時間を使いきり、30秒将棋
伊藤博文が攻め方を間違えて、ようやく先手のモリノブが勝勢になったところで、その事件は起きた
伊藤能「ここで竜を逃げるしかないようでは、後手苦しいですね」
が、しかし、後手は竜を取られるわけにもいかず、仕方なく△9九竜と逃げたその次の一手、
119手目、ノータイムでモリノブは駒台の桂を手に取り、▲2五桂と打ったのだ
そして一瞬、桂から指を離した! が、すぐまたその桂を手に取り、駒台に戻したではないか!
こ、これは!! 「待った」だ!! モリノブ、「待った」の反則だ!!
実戦、モリノブは▲3五桂と打ち直した が、これはもう関係ない
打った桂を指から離し、また桂を手に戻した時点で、もう「待った」の反則が成立している
これが将棋のルールだ
実戦では、▲2五桂から▲3五桂に手を変えたので、完全に「待った」なわけだけどね
番組開始から1時間14分のところだ
巻き戻して何回見ても、▲2五桂と指した桂から手は離れている
それをまた手に戻し、駒台に戻し、▲3五桂と打ち直した
モリノブは、人差し指と中指で駒をつまんでいて、最後まで桂に触れていた中指が離れた、
その時点でもう着手終了だ また手に戻す、これは即負けなはず!
「待った」のルールの要点は「指した駒から指が離れた時点で、もう着手が成立している」
ということだ 指した駒をもう元に戻すのもダメ、動かしてはいけないのだ
こんなこと、プロなら誰でも知っていることではないのか?
が、番組はそのまま進行 駒台に桂を戻したときの、解説者の伊藤能と聞き手の本田女流の反応は、
本田「あ、もう、すぐ▲2五桂打ちまし・・・」
伊藤能「あれ? やめました」
本田「あ(笑) あ やめました(笑)」
今、待ったの反則負けが成立する行為があって、それを見ていたのに、何で、何も指摘しないの?
記録の伊藤明日香も、何事もなかったかのように秒を読み、そのまま対局がすすんでしまった
結果、127手でモリノブの勝ち ・・・って、おい!
プロ棋士が5人もいて、「待った」をスルーしちゃうのか!? どういうこと?
感想戦も普通に行われ、番組は終了してしまった
相手の伊藤博文も、解説者も聞き手も記録係も、何で何もリアクションを起こさないのか
連盟のページには、反則は第三者にも指摘できる、とはっきり書いてある
「待った」と言えば、2005年の第13期銀河戦、阿部隆vsヒフミンが有名だ
あれは、ヒフミンが「待った」をし、阿部隆が指摘したが、対局はそのまま進み、
ヒフミンの勝ちになってしまった
が、その後、連盟で審議され、ヒフミンは次期銀河戦は出場停止の処分となった
モリノブさん、「待った」のルールを知らないのだろうか? 「ヒカルの碁」で、ヒカルvs伊角で、
伊角さんがほんのわずか、石から指が離れてから着手変更してしまったために、大問題に発展した、
というシーンは、あまりに有名ではないか
今回のこのモリノブさんの「待った」事件、ちゃんと連盟で審議されることが必要だ
映像は残っているので、審議が可能だ はっきり言って、将棋のルールに関わる重大問題と思う
なお、この対局は、18日の火曜日の朝8時から再放送される
2011.10.13
六段の人の、袖飛車+角道開けず保留作戦
先日、24で観戦していて、面白かった一局を紹介
後手の作戦が面白いです 私はこれを真似て工夫してみようと思ってます
これくらいの質の将棋が、ごく普通に早指しでバンバン指されている、というのが、
やはり24はレベルが高いと思わされます
棋戦:レーティング対局室(早指し2)
先手:六段
後手:六段
▲7六歩
*24の六段どうしの対戦 後手の作戦に注目
△7四歩
*マウスミス? いや、これが後手の作戦なのだ
▲5六歩 △7二飛
*袖飛車! 棋譜を調べたら、この人の得意戦法だった
▲7八飛
*中飛車にせず、警戒して受けた
△6二銀 ▲6八銀 △4二玉 ▲5七銀
*駒組みが続く
△7三銀 ▲4八玉 △3二玉 ▲3八玉
*まだ駒組み
△6四銀 ▲2八玉
*玉を寄っておく ▲2八玉まで来ることが出来るのが振り飛車の特権だ 後手は角が邪魔で、現状では△3二玉が限界だからね
△5四歩
*この歩、▲5五角の飛び出しを警戒した手
*ここで、もし▲6六銀と7筋の攻めに備えれば、後手の人は△3四歩~△3三角で、悠々と穴熊にする作戦を得意としていた
▲3八銀
*美濃を完成させたが、後手の攻めを誘発した強気な手
△7五歩
*仕掛けた! もう▲5五角がないからね
▲同 歩 △同 銀
*どうなってる? もう先手ピンチなのか? 普通と違って、後手は角道を開けていないので、先手は角がさばけないぞ
*後手陣の急所はどこだろう?
▲5五歩
*後手陣の急所はここだね!
△7六銀
*袖飛車で棒銀!
▲5四歩
*この取り込みも大きいが、先手の飛車と角はさばけるのか?
△7七歩
*痛い!?
▲同 桂
*この手では、▲同飛または▲同角と強く取る手で、先手が+650ほどで有望との激指定跡道場2の見解
△6七銀成
*あらー 飛車銀両取り! 後手優勢か?
*先手どうする?
▲5三歩成
*両取り逃げるべからず! これが正解だろう
*どっちが有利なんだ? 激指はここでは、+450ほどで先手が有利と判断 玉のそばの、と金は大きいということか
△5七成銀 ▲6二歩
*激指によれば、すぐに▲6五桂も有力ということだ
△5一金右 ▲6五桂
*形勢は+330でわずかに先手有利
△7八飛成 ▲同 金 △5二歩
*先手からの▲5二歩を防いだ手
▲8二飛
*激指はここでは▲5八歩もあったとのこと
△6九飛
*次に△4八成銀を狙っている 先手はどうする? 何か受けるか?
▲8一飛成
*攻めるは守るなり、の攻防の手
*ここで、後手は△4八成銀と攻めたいのだが、先手が銀を持てば後手玉は▲4四桂から詰んでしまう さすが六段!
△3四歩
*で、いよいよ角道を開けた
*後手、苦しいながらも実戦的な勝負手だ
▲5五桂
*また攻防 やっぱ六段は強いな~
△2四歩
*逃げ道を開けて、活路を求めた
▲7九金
*うおっ こんな手が!
△6五飛成 ▲4三桂成 △2三玉 ▲2二角成 △同 玉
*ここ先手の手番ということが大きい
▲5二と
*どっちが攻め勝っているか
△4八銀 ▲4一と
*後手陣は壊滅 先手はまだ美濃が固い 玉が一路遠いというのは、すんごくデカイ
△4九銀成 ▲同 銀
*先手陣は、まだ再構築できるんだよね
△6四角 ▲5五歩
*冷静な受け
△同 角 ▲4六銀 △4七成銀
*ここで▲5一竜は△3六桂で、先手怖い
▲5五銀 △同 龍
*ここで、先手に決め手が出た 持ち駒に角が2枚あるから・・・
▲7七角
*決め手!
△6六桂 ▲同 角 △同 龍 ▲4四角
*合駒をしては、もう先手陣に寄りつきがなく、後手勝ち目がない
△1二玉 ▲6六角
*あー、決まった 先手勝勢だ
△4八歩
*あとは、華麗な詰みを見せてくれた
▲3二飛
*以下は詰み △2三玉には▲3三成桂で詰む
△2二銀打 ▲同角成 △同 銀 ▲同飛成 △同 玉 ▲3一銀
△2三玉 ▲1五桂 △1四玉 ▲2三銀 △2五玉 ▲2六金
*いや、お見事!
*後手の袖飛車+角道開けず保留作戦を受けて立ち、見事に粉砕した
*▲3八銀として、後手の攻めを誘った判断が良かったのだろう さすが六段どうしの一戦だった
*考慮時間の総計は、先手8分18秒、後手10分27秒だった スピーディな将棋で観戦していてすごく面白かった一局
まで79手で先手の勝ち
後手の作戦が面白いです 私はこれを真似て工夫してみようと思ってます
これくらいの質の将棋が、ごく普通に早指しでバンバン指されている、というのが、
やはり24はレベルが高いと思わされます
棋戦:レーティング対局室(早指し2)
先手:六段
後手:六段
▲7六歩
*24の六段どうしの対戦 後手の作戦に注目
△7四歩
*マウスミス? いや、これが後手の作戦なのだ
▲5六歩 △7二飛
*袖飛車! 棋譜を調べたら、この人の得意戦法だった
▲7八飛
*中飛車にせず、警戒して受けた
△6二銀 ▲6八銀 △4二玉 ▲5七銀
*駒組みが続く
△7三銀 ▲4八玉 △3二玉 ▲3八玉
*まだ駒組み
△6四銀 ▲2八玉
*玉を寄っておく ▲2八玉まで来ることが出来るのが振り飛車の特権だ 後手は角が邪魔で、現状では△3二玉が限界だからね
△5四歩
*この歩、▲5五角の飛び出しを警戒した手
*ここで、もし▲6六銀と7筋の攻めに備えれば、後手の人は△3四歩~△3三角で、悠々と穴熊にする作戦を得意としていた
▲3八銀
*美濃を完成させたが、後手の攻めを誘発した強気な手
△7五歩
*仕掛けた! もう▲5五角がないからね
▲同 歩 △同 銀
*どうなってる? もう先手ピンチなのか? 普通と違って、後手は角道を開けていないので、先手は角がさばけないぞ
*後手陣の急所はどこだろう?
▲5五歩
*後手陣の急所はここだね!
△7六銀
*袖飛車で棒銀!
▲5四歩
*この取り込みも大きいが、先手の飛車と角はさばけるのか?
△7七歩
*痛い!?
▲同 桂
*この手では、▲同飛または▲同角と強く取る手で、先手が+650ほどで有望との激指定跡道場2の見解
△6七銀成
*あらー 飛車銀両取り! 後手優勢か?
*先手どうする?
▲5三歩成
*両取り逃げるべからず! これが正解だろう
*どっちが有利なんだ? 激指はここでは、+450ほどで先手が有利と判断 玉のそばの、と金は大きいということか
△5七成銀 ▲6二歩
*激指によれば、すぐに▲6五桂も有力ということだ
△5一金右 ▲6五桂
*形勢は+330でわずかに先手有利
△7八飛成 ▲同 金 △5二歩
*先手からの▲5二歩を防いだ手
▲8二飛
*激指はここでは▲5八歩もあったとのこと
△6九飛
*次に△4八成銀を狙っている 先手はどうする? 何か受けるか?
▲8一飛成
*攻めるは守るなり、の攻防の手
*ここで、後手は△4八成銀と攻めたいのだが、先手が銀を持てば後手玉は▲4四桂から詰んでしまう さすが六段!
△3四歩
*で、いよいよ角道を開けた
*後手、苦しいながらも実戦的な勝負手だ
▲5五桂
*また攻防 やっぱ六段は強いな~
△2四歩
*逃げ道を開けて、活路を求めた
▲7九金
*うおっ こんな手が!
△6五飛成 ▲4三桂成 △2三玉 ▲2二角成 △同 玉
*ここ先手の手番ということが大きい
▲5二と
*どっちが攻め勝っているか
△4八銀 ▲4一と
*後手陣は壊滅 先手はまだ美濃が固い 玉が一路遠いというのは、すんごくデカイ
△4九銀成 ▲同 銀
*先手陣は、まだ再構築できるんだよね
△6四角 ▲5五歩
*冷静な受け
△同 角 ▲4六銀 △4七成銀
*ここで▲5一竜は△3六桂で、先手怖い
▲5五銀 △同 龍
*ここで、先手に決め手が出た 持ち駒に角が2枚あるから・・・
▲7七角
*決め手!
△6六桂 ▲同 角 △同 龍 ▲4四角
*合駒をしては、もう先手陣に寄りつきがなく、後手勝ち目がない
△1二玉 ▲6六角
*あー、決まった 先手勝勢だ
△4八歩
*あとは、華麗な詰みを見せてくれた
▲3二飛
*以下は詰み △2三玉には▲3三成桂で詰む
△2二銀打 ▲同角成 △同 銀 ▲同飛成 △同 玉 ▲3一銀
△2三玉 ▲1五桂 △1四玉 ▲2三銀 △2五玉 ▲2六金
*いや、お見事!
*後手の袖飛車+角道開けず保留作戦を受けて立ち、見事に粉砕した
*▲3八銀として、後手の攻めを誘った判断が良かったのだろう さすが六段どうしの一戦だった
*考慮時間の総計は、先手8分18秒、後手10分27秒だった スピーディな将棋で観戦していてすごく面白かった一局
まで79手で先手の勝ち
2011.10.12
長渕剛
最近、長渕剛を聴いている ベスト20局を選曲し、それを聴いている 以下は聴いている順番
ろくなもんじゃねぇ ♪ピーピーピー ピーピーピー 私の中で長渕剛と言えばこれ
泣いてチンピラ ♪紙コップの味噌汁をかじれば天井が笑う ここがすごく好き
西新宿の親父の唄 ♪やるなら今しかねぇ~ ドラマ「北の国から」で、田中邦衛が歌ってた名曲
順子 初期の曲から選抜 長渕の代表曲 この頃は声が細くきれいだった
巡恋歌 初期の曲から選抜 長渕の代表曲
東京青春朝焼物語 ♪今日から俺 東京の人になる~ せっせせっせと東京の人になる~
とんぼ 清原が打席に立つときを思い出す
STAY DREAM これもいいね 力強いバラード
ガンジス 10分近い曲 インドに旅した気分を味わえる
しゃぼん玉 ノリが良くて、大好きな曲
英二 最初の歌詞がエグイが、後半になるにつれ、どんどんノッてくる
ひまわり ♪北へ~南へ~ なんか、運動会の団体体操で採用されそうな雰囲気がある
RUN ♪賽銭箱に100円玉投げたらつり銭が出てくる人生がいいと~ どんな人生だ
Hold Your Last Chance これも力強いバラード
License 長渕の才能が存分に発揮された名曲と思う
何の矛盾もない バラードの最高傑作
乾杯 誰もが知る曲 うまい人が歌うと、後半すごい盛り上がる
しあわせになろうよ 紅白で歌ったときのライブが最高だった
Captain of the Ship もはや長渕は教祖 ♪街は自由という名の留置場さ ヨーソロー ヨーソロー
いつかの少年 ラストをかざるにふさわしい曲と思う
他にも「勇次」とか、「夏祭り」も好き
全曲はとうてい知らないけど、これで今のところ充分
ろくなもんじゃねぇ ♪ピーピーピー ピーピーピー 私の中で長渕剛と言えばこれ
泣いてチンピラ ♪紙コップの味噌汁をかじれば天井が笑う ここがすごく好き
西新宿の親父の唄 ♪やるなら今しかねぇ~ ドラマ「北の国から」で、田中邦衛が歌ってた名曲
順子 初期の曲から選抜 長渕の代表曲 この頃は声が細くきれいだった
巡恋歌 初期の曲から選抜 長渕の代表曲
東京青春朝焼物語 ♪今日から俺 東京の人になる~ せっせせっせと東京の人になる~
とんぼ 清原が打席に立つときを思い出す
STAY DREAM これもいいね 力強いバラード
ガンジス 10分近い曲 インドに旅した気分を味わえる
しゃぼん玉 ノリが良くて、大好きな曲
英二 最初の歌詞がエグイが、後半になるにつれ、どんどんノッてくる
ひまわり ♪北へ~南へ~ なんか、運動会の団体体操で採用されそうな雰囲気がある
RUN ♪賽銭箱に100円玉投げたらつり銭が出てくる人生がいいと~ どんな人生だ
Hold Your Last Chance これも力強いバラード
License 長渕の才能が存分に発揮された名曲と思う
何の矛盾もない バラードの最高傑作
乾杯 誰もが知る曲 うまい人が歌うと、後半すごい盛り上がる
しあわせになろうよ 紅白で歌ったときのライブが最高だった
Captain of the Ship もはや長渕は教祖 ♪街は自由という名の留置場さ ヨーソロー ヨーソロー
いつかの少年 ラストをかざるにふさわしい曲と思う
他にも「勇次」とか、「夏祭り」も好き
全曲はとうてい知らないけど、これで今のところ充分
2011.10.11
淡路仁茂九段 vs 大島映二七段
第20期 銀河戦
本戦Bブロック 1回戦
淡路仁茂九段 vs 大島映二七段
対局日: 2011年9月9日
解説:宮田利男七段
聞き手:藤田 綾女流初段
記録:井道千尋女流初段
土曜に放送された銀河戦
オープニング、何度見ても去年の使いまわしだね・・・ガクッ
ちなみに、銀河戦の棋譜は、http://www.igoshogi.net/のページで全局見ることができる
さて、今回のカードは、えっと、また地味、かなりのマニア好みだ
淡路さん、髪が真っ白! あれ? 千日手で指し直しか
終局図を見ると、相矢倉で終盤での千日手だった模様 何手までで千日手になったのか、教えて欲しい
NHK杯は千日手局も放送するが、銀河戦は千日手局は放送しない、という違いがあるね
23年度の成績は、淡路5勝4敗 大島3勝4敗 2人は初手合いだそうだ
淡路は予選で井上に勝ち、大島は予選で先崎に勝ちとのこと! 2人ともすごいね
実は、大きな声では言えないが、解説の宮田利男を含めた今回登場の3人、
まだ現役だったのね、という感じ(^^; でも予選で強い相手に勝ってるから、期待できるか?
解説の宮田「淡路は不倒流の一言に尽きる、打たれても打たれても倒れない、戦法は何でも指す
大島は若い頃は居飛車一本だったが、最近は振り飛車も指している 棋風が似ている2人」
淡路は何と、1局目が終盤までいっていたにもかかわらず、持ち時間を使い切っていない
10回の考慮時間を丸々残している 大島は即秒読みで、5回の考慮時間
記録の井道さんの声、かなり良い 井道さんと伊藤明日香さん、2人はよく記録を取っているね
先手淡路で、後手大島は一手損角換わり 相腰掛け銀に進む
この将棋、淡路は一貫してすごい早指しだった
ほぼノータイムで仕掛けた淡路、大島も攻め合って応戦、
だが、大島は考慮時間を早々に使い切ってしまった 何しろ5回しかないからね
残り時間にすごい差がつき、▲10回vs△0回だ 淡路さんは指すのが早い! ネット将棋並みだ
大島の攻めが続くかどうか、というところ 下図で、大島に大技が出た 後手大島の手番↓
後手:大島
後手の持駒:銀二
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
| ・v飛 ・ ・ ・ ・v玉v桂v香|一
| ・ ・ ・ ・v金 ・v金 ・ ・|二
| ・ ・ ・ ・v歩 ・ ・v歩 ・|三
| ・v歩 ・ 馬 ・ ・v歩 ・v歩|四
| 香v桂 歩 ・ ・ 金 ・ 歩 ・|五
| ・ ・ ・ ・ ・ 歩 歩 ・ 歩|六
| ・ 歩 ・ 歩 歩 ・v角 ・ ・|七
| ・ ・ 金 ・ ・ ・ ・ ・ 飛|八
| ・ ・ 玉 ・ ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手:淡路
先手の持駒:銀二 桂二 香 歩五
大島、△1九角成!! おおっ! ▲同飛に、△7六香!
これは? 大技が決まったか! に見えたのだが、
以下▲5五馬△7七銀▲6九玉~▲5八玉と早逃げされて見ると、後手は駒が1枚、足りなかった
あー、大島、惜しかった!
淡路は最後、▲1八飛と冷静に戻して受けに利かし、勝ちを決めた
淡路は考慮時間7回残しての勝ち うむ、淡路さん、なかなか強い!
が、しかし、指し直し局ということもあって、やや淡白な内容だった
時間も50分足らずで終わってしまったしね
解説の宮田は、あんまり解説してなかったように思う(^^;
聞き手の藤田「この2人は、一手損角換わりはよくやるんですか?」
宮田「わかりません 私はこんな将棋は指したことがありません」
中盤では、宮田「ここから後手がどう攻めるのか、私は全然わからない」
こんな感じの解説だった
一手損角換わりは、淡路が生みの親とされていて、2006年に淡路は升田幸三賞を取っている
それくらい言ってくれてもいいのにね
・・・この一局より、予選での、淡路が井上に勝った一局、あるいは大島が先崎に勝った一局のほうを
見たかった、というのは言ってはいけないことだろうか(^^;
本戦Bブロック 1回戦
淡路仁茂九段 vs 大島映二七段
対局日: 2011年9月9日
解説:宮田利男七段
聞き手:藤田 綾女流初段
記録:井道千尋女流初段
土曜に放送された銀河戦
オープニング、何度見ても去年の使いまわしだね・・・ガクッ
ちなみに、銀河戦の棋譜は、http://www.igoshogi.net/のページで全局見ることができる
さて、今回のカードは、えっと、また地味、かなりのマニア好みだ
淡路さん、髪が真っ白! あれ? 千日手で指し直しか
終局図を見ると、相矢倉で終盤での千日手だった模様 何手までで千日手になったのか、教えて欲しい
NHK杯は千日手局も放送するが、銀河戦は千日手局は放送しない、という違いがあるね
23年度の成績は、淡路5勝4敗 大島3勝4敗 2人は初手合いだそうだ
淡路は予選で井上に勝ち、大島は予選で先崎に勝ちとのこと! 2人ともすごいね
実は、大きな声では言えないが、解説の宮田利男を含めた今回登場の3人、
まだ現役だったのね、という感じ(^^; でも予選で強い相手に勝ってるから、期待できるか?
解説の宮田「淡路は不倒流の一言に尽きる、打たれても打たれても倒れない、戦法は何でも指す
大島は若い頃は居飛車一本だったが、最近は振り飛車も指している 棋風が似ている2人」
淡路は何と、1局目が終盤までいっていたにもかかわらず、持ち時間を使い切っていない
10回の考慮時間を丸々残している 大島は即秒読みで、5回の考慮時間
記録の井道さんの声、かなり良い 井道さんと伊藤明日香さん、2人はよく記録を取っているね
先手淡路で、後手大島は一手損角換わり 相腰掛け銀に進む
この将棋、淡路は一貫してすごい早指しだった
ほぼノータイムで仕掛けた淡路、大島も攻め合って応戦、
だが、大島は考慮時間を早々に使い切ってしまった 何しろ5回しかないからね
残り時間にすごい差がつき、▲10回vs△0回だ 淡路さんは指すのが早い! ネット将棋並みだ
大島の攻めが続くかどうか、というところ 下図で、大島に大技が出た 後手大島の手番↓
後手:大島
後手の持駒:銀二
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
| ・v飛 ・ ・ ・ ・v玉v桂v香|一
| ・ ・ ・ ・v金 ・v金 ・ ・|二
| ・ ・ ・ ・v歩 ・ ・v歩 ・|三
| ・v歩 ・ 馬 ・ ・v歩 ・v歩|四
| 香v桂 歩 ・ ・ 金 ・ 歩 ・|五
| ・ ・ ・ ・ ・ 歩 歩 ・ 歩|六
| ・ 歩 ・ 歩 歩 ・v角 ・ ・|七
| ・ ・ 金 ・ ・ ・ ・ ・ 飛|八
| ・ ・ 玉 ・ ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手:淡路
先手の持駒:銀二 桂二 香 歩五
大島、△1九角成!! おおっ! ▲同飛に、△7六香!
これは? 大技が決まったか! に見えたのだが、
以下▲5五馬△7七銀▲6九玉~▲5八玉と早逃げされて見ると、後手は駒が1枚、足りなかった
あー、大島、惜しかった!
淡路は最後、▲1八飛と冷静に戻して受けに利かし、勝ちを決めた
淡路は考慮時間7回残しての勝ち うむ、淡路さん、なかなか強い!
が、しかし、指し直し局ということもあって、やや淡白な内容だった
時間も50分足らずで終わってしまったしね
解説の宮田は、あんまり解説してなかったように思う(^^;
聞き手の藤田「この2人は、一手損角換わりはよくやるんですか?」
宮田「わかりません 私はこんな将棋は指したことがありません」
中盤では、宮田「ここから後手がどう攻めるのか、私は全然わからない」
こんな感じの解説だった
一手損角換わりは、淡路が生みの親とされていて、2006年に淡路は升田幸三賞を取っている
それくらい言ってくれてもいいのにね
・・・この一局より、予選での、淡路が井上に勝った一局、あるいは大島が先崎に勝った一局のほうを
見たかった、というのは言ってはいけないことだろうか(^^;
2011.10.09
山崎隆之七段vs森内俊之名人 NHK杯 2回戦
山崎隆之七段vs森内俊之名人 NHK杯 2回戦
解説 谷川浩司
おおっ、今週は矢内は真っ白なジャケットに赤のインナー、いい!! こういう色もどんどん着て欲しい
さて、今日は楽しみなカードだ 山崎が森内名人をどこまで追いつめるか?
山崎は竜王戦2組、順位戦B1、1回戦で牧野に勝ち NHK杯は11回目の出場
森内は竜王戦1組、18世永世名人 1回戦はシード NHK杯は23回目の出場
2人の対戦成績は、山崎3勝 森内6勝
解説には、タニーがキター 相変わらず、すんごく高そうなスーツ
「洋服の青山」には売ってなさそう(^^;
タニー「山崎は最新形にも詳しいが、決して人まねはしない、独自の感性で指す、
こんな手で大丈夫かという手を見せる
森内は、名人戦の最終局で勝ちきった精神力の強さがある 少し苦しくなったときに決め手を与えない
腰の重さが特徴」
事前のインタビュー
山崎「森内は人柄は優しいが、将棋は厳しい 名人と当たる機会はそうそうない、
早指しなのでチャンスはあると思う、全力を出し切ってがんばりたい」
森内「山崎は鋭い将棋、手が見える、秒読みに強い
自分の力をフルに発揮して、自分のペースで戦いたい」
先手山崎で、相掛かりだ 森内が受けてたったか
山崎は、以前、将棋世界のインタビューだったか、そこで「将棋の神様と指せるなら、手合いは?」と
いう質問に、「先手番」と答えていたので、先手に特に思い入れがあるのだろう
そして、先手が主導権を握る戦型と言えば、真っ先にこの相掛かりが上げられる
名人を相手にどこまでやれるのか?
雑談で、タニー「森内は昨年は順位戦と名人戦以外は調子は良くなかった、
40代は、すべての棋戦でコンスタントに勝つのが難しくなってくる」
今、連盟のページで調べてみると、2010年度の森内の成績は、40戦22勝18敗だ
あー、あんまり良くないね ちなみに山崎は47戦29勝18敗
タニーは29戦11勝18敗だ えっと、タニーはかなり悪いのでは(^^;
タニー「羽生さんのような特別な人もいますけどね」
羽生は、なんと57戦43勝14敗 これはすごい、すごすぎ!
さて、▲引き飛車+▲3六銀vs△中原囲いだ 森内、4枚の囲いで、玉は固いが発展性がない
山崎は▲6六歩で角交換を拒否し、森内が低い陣形のまま手が作れるかどうかだ
矢内が「どこが急所?」と質問している 後手はどう指すものか、私にもぜんぜんわからない
森内はとりあえず△8五飛型にしたが、山崎は銀を2枚とも繰り出して、ダブル棒銀とでもいうべき形だ
▲2五銀+▲3五銀の形、こんなのは初めて見たぞ なんともアマチュアっぽい作戦だ
タニー「こういう棒銀は見たことがないですね ふふふ(笑)」
タニーも思わず苦笑している 筋のいい人ほど、こんな棒銀は思いつかないだろうね(笑)
強引に2筋で駒が交換され、先手は角銀交換で駒得だ これで先手が悪い理屈はないと思うが、どうか
矢内「山崎は決断よく進めてますね」
考慮時間の残りが、▲8回vs△3回になってる 森内、困ってるのか?
タニー「山崎が良くなりそうだけど、実際には難しいというところか」
角銀交換だから、私なら絶対先手を持ちたい(^^; 私は駒得絶対主義者だからね
タニーも、「私は駒得重視なので先手持ち」
タニーは、駒に点数をつけて点差を数える、という理論の本を出しているくらいだもんね
さて、困ったように見える森内 こんな棒銀を名人が受けれないのか? それもなんだか寂しいな、
と思っていたら、ここから名人の芸を見せてくれた
タニー「さすがに△3五銀と打つわけにはいかないですからね」
と言っていたのに、森内は△3五銀!
手が進んで見ると、その結果は、タニー「こうなると後手がポイントを上げた感じ」
え~、タニーのあきらかに上を行っている、さすが現役の名人!
手を渡され、山崎が考え込んでいる ・・・まだ考えてる ・・・まだ考えるの?
・・・え~、またまた考慮時間使うの? 残っていた5回全てを投入し、山崎は▲3八銀!
なんだこれは? あ、次に後手の銀を殺す狙いか これ、単純な狙いだが受けにくいか???
タニー「さすが、考えただけのことはある手ですね」
森内、どうする!! 次に銀が殺されるけど、受けはあるのか!?
と思っていたら、森内の判断は、△8五桂の攻め合いだった!! そうか、攻め合うのか
しかし、△7七歩成じゃ軽い攻めだから、と思っていたら、森内は△7七銀のぶち込み!!
げえっ そ、そうか こんな攻め方があったのか ど、どうなってるんだ 山崎、ピンチなのか!?
タニー「山崎のほうが(表情が)まずかったかなー、という感じですね」
山崎は読みをはずそうとしたのか、▲4六角という手を指したが、
その結果は、傷口を広げるだけだったようだ
以下は、森内に攻めまくられ、山崎はボロッボロの、けちょんけちょん!
あっという間に先手陣は壊滅してしまった 森内が大差で勝ちを決めた 100手で森内の勝ち
あ~、なんでやね~ん、山崎、良かったのは序盤の作戦がうまくいったところまでで、
あとは名人の強さを見るばかり 終盤というものがこの将棋にはなかった・・・ 全く残念無念orz
タニー「序盤は山崎ペースだったが、▲3八銀~△7七銀に対する受け方がどうだったか
最後は差が開いてしまった」
山崎の長考の▲3八銀に対する△8五桂からの攻め合いが勝因ということだった
感想戦で、山崎「△8五桂が見えてなかった」 ああ、それは力負けだね ガックリ
タニーの事前の紹介での、「少し悪くなったところから決め手を与えない」と言っていた森内の地力が
発揮された一局だった
終盤が全然なくて、残念な内容となってしまった あ~、期待が大きいカードだっただけに・・・
山崎「仕掛ける前に、強い人は1回、玉を寄るんでしょうね どう指してもいいと思った」
あ~、名人相手に、容赦するような指し方をしちゃったか これは悔やまれる
まあ、けど、森内はやっぱり強い ▲3八銀なんて、全然読みになかったはずなのに、
瞬時に反応できるんだもんね 感想戦でも、変化順で鋭い手を挙げて、さすが!と思わせた
本局、終盤のない将棋で、残念だった
ただ、この相掛かりの先手の、引き飛車+▲3六銀で行くぞと見せて、
▲6六歩の持久戦作戦、後手としては難敵だろう、と思わせた一局だった
解説 谷川浩司
おおっ、今週は矢内は真っ白なジャケットに赤のインナー、いい!! こういう色もどんどん着て欲しい
さて、今日は楽しみなカードだ 山崎が森内名人をどこまで追いつめるか?
山崎は竜王戦2組、順位戦B1、1回戦で牧野に勝ち NHK杯は11回目の出場
森内は竜王戦1組、18世永世名人 1回戦はシード NHK杯は23回目の出場
2人の対戦成績は、山崎3勝 森内6勝
解説には、タニーがキター 相変わらず、すんごく高そうなスーツ
「洋服の青山」には売ってなさそう(^^;
タニー「山崎は最新形にも詳しいが、決して人まねはしない、独自の感性で指す、
こんな手で大丈夫かという手を見せる
森内は、名人戦の最終局で勝ちきった精神力の強さがある 少し苦しくなったときに決め手を与えない
腰の重さが特徴」
事前のインタビュー
山崎「森内は人柄は優しいが、将棋は厳しい 名人と当たる機会はそうそうない、
早指しなのでチャンスはあると思う、全力を出し切ってがんばりたい」
森内「山崎は鋭い将棋、手が見える、秒読みに強い
自分の力をフルに発揮して、自分のペースで戦いたい」
先手山崎で、相掛かりだ 森内が受けてたったか
山崎は、以前、将棋世界のインタビューだったか、そこで「将棋の神様と指せるなら、手合いは?」と
いう質問に、「先手番」と答えていたので、先手に特に思い入れがあるのだろう
そして、先手が主導権を握る戦型と言えば、真っ先にこの相掛かりが上げられる
名人を相手にどこまでやれるのか?
雑談で、タニー「森内は昨年は順位戦と名人戦以外は調子は良くなかった、
40代は、すべての棋戦でコンスタントに勝つのが難しくなってくる」
今、連盟のページで調べてみると、2010年度の森内の成績は、40戦22勝18敗だ
あー、あんまり良くないね ちなみに山崎は47戦29勝18敗
タニーは29戦11勝18敗だ えっと、タニーはかなり悪いのでは(^^;
タニー「羽生さんのような特別な人もいますけどね」
羽生は、なんと57戦43勝14敗 これはすごい、すごすぎ!
さて、▲引き飛車+▲3六銀vs△中原囲いだ 森内、4枚の囲いで、玉は固いが発展性がない
山崎は▲6六歩で角交換を拒否し、森内が低い陣形のまま手が作れるかどうかだ
矢内が「どこが急所?」と質問している 後手はどう指すものか、私にもぜんぜんわからない
森内はとりあえず△8五飛型にしたが、山崎は銀を2枚とも繰り出して、ダブル棒銀とでもいうべき形だ
▲2五銀+▲3五銀の形、こんなのは初めて見たぞ なんともアマチュアっぽい作戦だ
タニー「こういう棒銀は見たことがないですね ふふふ(笑)」
タニーも思わず苦笑している 筋のいい人ほど、こんな棒銀は思いつかないだろうね(笑)
強引に2筋で駒が交換され、先手は角銀交換で駒得だ これで先手が悪い理屈はないと思うが、どうか
矢内「山崎は決断よく進めてますね」
考慮時間の残りが、▲8回vs△3回になってる 森内、困ってるのか?
タニー「山崎が良くなりそうだけど、実際には難しいというところか」
角銀交換だから、私なら絶対先手を持ちたい(^^; 私は駒得絶対主義者だからね
タニーも、「私は駒得重視なので先手持ち」
タニーは、駒に点数をつけて点差を数える、という理論の本を出しているくらいだもんね
さて、困ったように見える森内 こんな棒銀を名人が受けれないのか? それもなんだか寂しいな、
と思っていたら、ここから名人の芸を見せてくれた
タニー「さすがに△3五銀と打つわけにはいかないですからね」
と言っていたのに、森内は△3五銀!
手が進んで見ると、その結果は、タニー「こうなると後手がポイントを上げた感じ」
え~、タニーのあきらかに上を行っている、さすが現役の名人!
手を渡され、山崎が考え込んでいる ・・・まだ考えてる ・・・まだ考えるの?
・・・え~、またまた考慮時間使うの? 残っていた5回全てを投入し、山崎は▲3八銀!
なんだこれは? あ、次に後手の銀を殺す狙いか これ、単純な狙いだが受けにくいか???
タニー「さすが、考えただけのことはある手ですね」
森内、どうする!! 次に銀が殺されるけど、受けはあるのか!?
と思っていたら、森内の判断は、△8五桂の攻め合いだった!! そうか、攻め合うのか
しかし、△7七歩成じゃ軽い攻めだから、と思っていたら、森内は△7七銀のぶち込み!!
げえっ そ、そうか こんな攻め方があったのか ど、どうなってるんだ 山崎、ピンチなのか!?
タニー「山崎のほうが(表情が)まずかったかなー、という感じですね」
山崎は読みをはずそうとしたのか、▲4六角という手を指したが、
その結果は、傷口を広げるだけだったようだ
以下は、森内に攻めまくられ、山崎はボロッボロの、けちょんけちょん!
あっという間に先手陣は壊滅してしまった 森内が大差で勝ちを決めた 100手で森内の勝ち
あ~、なんでやね~ん、山崎、良かったのは序盤の作戦がうまくいったところまでで、
あとは名人の強さを見るばかり 終盤というものがこの将棋にはなかった・・・ 全く残念無念orz
タニー「序盤は山崎ペースだったが、▲3八銀~△7七銀に対する受け方がどうだったか
最後は差が開いてしまった」
山崎の長考の▲3八銀に対する△8五桂からの攻め合いが勝因ということだった
感想戦で、山崎「△8五桂が見えてなかった」 ああ、それは力負けだね ガックリ
タニーの事前の紹介での、「少し悪くなったところから決め手を与えない」と言っていた森内の地力が
発揮された一局だった
終盤が全然なくて、残念な内容となってしまった あ~、期待が大きいカードだっただけに・・・
山崎「仕掛ける前に、強い人は1回、玉を寄るんでしょうね どう指してもいいと思った」
あ~、名人相手に、容赦するような指し方をしちゃったか これは悔やまれる
まあ、けど、森内はやっぱり強い ▲3八銀なんて、全然読みになかったはずなのに、
瞬時に反応できるんだもんね 感想戦でも、変化順で鋭い手を挙げて、さすが!と思わせた
本局、終盤のない将棋で、残念だった
ただ、この相掛かりの先手の、引き飛車+▲3六銀で行くぞと見せて、
▲6六歩の持久戦作戦、後手としては難敵だろう、と思わせた一局だった
2011.10.08
米長会長、コンピュータと対戦することが決定
米長会長が、1月14日にコンピュータのボンクラーズと対戦することになりましたね~!!
さすが米長さん、ファンが望んでいることをやってくれますね
今からものすごく楽しみです! どんな将棋になるんでしょうか
ところで、米長会長はこの写真↓で有名、という記事が出てたんですが、知りませんでした(^^;
http://www.shogi.or.jp/aboutus/yakuin.html
さすが米長さん、ファンが望んでいることをやってくれますね
今からものすごく楽しみです! どんな将棋になるんでしょうか
ところで、米長会長はこの写真↓で有名、という記事が出てたんですが、知りませんでした(^^;
http://www.shogi.or.jp/aboutus/yakuin.html
2011.10.07
佐藤義則八段 vs 東 和男七段
さあ、新たに第20期の始まりだ まずはオープニング画像がどうなってるか 楽しみだ ワクワク
・・・? あれ? なにコレ? 前といっしょ・・・?
え~ 全く前期と同じ、惑星に光が当たって、ふちが輝く、初代ガンダムのラストシーンのような映像だ
今回はオープニング画像の更新なし! 前期のを使いまわし、手抜きだ~orz
今期の出場者のメンツが紹介された うむ、銀河戦らしく、バラエティに富んでいるね
各ブロック、1回戦は特に注目の人が多く、Bブロックの森信雄、Dブロックの前田祐司、
Eブロックの上田女王vs吉田、Fブロックの甲斐vs滝、この辺りが個人的に見ものと思う
あれれ、先崎の名前がない うわー、先ちゃん、予選落ちか 残念!
その代わり、前期予選落ちだった豊島の名前が今期はちゃんとある
第20期 銀河戦
本戦Aブロック 1回戦
佐藤義則八段 vs 東 和男七段
対局日: 2011年9月7日
解説:北浜健介七段
聞き手:藤田 綾女流初段
記録:伊藤明日香女流初段
さて、初戦を飾るのはこのカードだ えっと、地味 それもかなーり地味(^^;
正直、この2人の将棋を見たことがあるか? 覚えはない 佐藤義則さんは、顔はよく見るんだけどね
東(あずま)さんにいたっては、顔もめったに見ない
東は予選で内藤に勝ち、義則は予選で横山に勝ち 義則vs横山は、200手越えの大熱戦だったそうだ
23年度の成績は、東1勝5敗 義則1勝4敗 2人は初手合いとのこと
両者とも、今期は銀河戦の予選しか勝っていないのか(^^;
解説の北浜「両者とも居飛車党 東は鋭い攻め将棋、義則は軽快な棋風」
先手東で、相矢倉調に進む が、義則が変化し、5筋の歩を交換してから、右四間に振る、という
変わった作戦 力戦だ いいよいいよー
この後手の義則の変則的な作戦に、先手の東はどう対応するか、だったが、見事に受け止めた
東は金をぐいっと▲5六金と4段目に出て受けた! おおっ そ、そんな受けが!?
北浜「なるほど~」
そうか、▲5五歩と先手から打つ狙いかあ これは機敏な受けだ!
この金が大威張り、後手の右四間、作戦として失敗してしまった
北浜「▲5六金が後手の攻めを封じこめて、手厚いですね」
もう先手は仕掛けの権利も持っているし、先手だけ玉がどんどん固くなる
北浜「先手の指しまわしは見事ですね 流れに乗って、いい手が出てくる 先手快調」
もう後手、全然だめか? 一方的な将棋で終わるのか、と思って見ていた
しかし、義則、もうここで行くしかない、というタイミングで攻め合いに出て、
局面、難しくなっていった おお~、義則も力を見せてる! これは面白い
両者、最強の手を指し、激しい攻め合いに、いいぞいいぞ 見ていて楽しい
北浜「ここ数手は後手が盛り返しているような・・・」
東の方から、勝負手が繰り出され、やはりもう先手がいいとは言えないか、と思っていると、
この勝負手がことのほか厳しいではないか 義則も狙われた飛車をブチ切って、なりふり構わず受け、
このの受けも、北浜をうならせた 白熱する盤上、これはかなりの名勝負!
北浜「もうどっちがいいかわからない」
両者、手が見えているし、攻め合いの強い手が主体で、気づきにくい勝負手、冷静な受けの手もあり、
見ていて楽しい!
最後に大技を決めたのは東だった 攻防一体の好手の角打ちが炸裂し、華麗に勝ち切った
95手で東の勝ち 北浜「東が積極的で鋭かった」
いや、東、これはお見事! 北浜は「最後の角打ちも、東は読み筋だったんではないか」
感想戦が途中で終わり、終盤までやってくれなかったが、最後の角打ちも本当に読み筋だったのか?
だとしたら、かなり強い! 負けた義則も、力を見せていた これは面白かったわ
事前の期待度が低かった分、すごく得した感じだ(^^;
これだから、誰が対局者でもあなどれないんだよね
面白い将棋になるかどうか、「やってみなければわからない」と実感している
結局、それが今までたくさんTV将棋を観戦してきての感想だ
北浜の解説の精度が、イマイチだったのがやや残念ではあった でも面白かった!
開幕を飾るにふさわしい内容だった 今期の銀河戦、こんな好局をたくさん期待だ(^^)
・・・? あれ? なにコレ? 前といっしょ・・・?
え~ 全く前期と同じ、惑星に光が当たって、ふちが輝く、初代ガンダムのラストシーンのような映像だ
今回はオープニング画像の更新なし! 前期のを使いまわし、手抜きだ~orz
今期の出場者のメンツが紹介された うむ、銀河戦らしく、バラエティに富んでいるね
各ブロック、1回戦は特に注目の人が多く、Bブロックの森信雄、Dブロックの前田祐司、
Eブロックの上田女王vs吉田、Fブロックの甲斐vs滝、この辺りが個人的に見ものと思う
あれれ、先崎の名前がない うわー、先ちゃん、予選落ちか 残念!
その代わり、前期予選落ちだった豊島の名前が今期はちゃんとある
第20期 銀河戦
本戦Aブロック 1回戦
佐藤義則八段 vs 東 和男七段
対局日: 2011年9月7日
解説:北浜健介七段
聞き手:藤田 綾女流初段
記録:伊藤明日香女流初段
さて、初戦を飾るのはこのカードだ えっと、地味 それもかなーり地味(^^;
正直、この2人の将棋を見たことがあるか? 覚えはない 佐藤義則さんは、顔はよく見るんだけどね
東(あずま)さんにいたっては、顔もめったに見ない
東は予選で内藤に勝ち、義則は予選で横山に勝ち 義則vs横山は、200手越えの大熱戦だったそうだ
23年度の成績は、東1勝5敗 義則1勝4敗 2人は初手合いとのこと
両者とも、今期は銀河戦の予選しか勝っていないのか(^^;
解説の北浜「両者とも居飛車党 東は鋭い攻め将棋、義則は軽快な棋風」
先手東で、相矢倉調に進む が、義則が変化し、5筋の歩を交換してから、右四間に振る、という
変わった作戦 力戦だ いいよいいよー
この後手の義則の変則的な作戦に、先手の東はどう対応するか、だったが、見事に受け止めた
東は金をぐいっと▲5六金と4段目に出て受けた! おおっ そ、そんな受けが!?
北浜「なるほど~」
そうか、▲5五歩と先手から打つ狙いかあ これは機敏な受けだ!
この金が大威張り、後手の右四間、作戦として失敗してしまった
北浜「▲5六金が後手の攻めを封じこめて、手厚いですね」
もう先手は仕掛けの権利も持っているし、先手だけ玉がどんどん固くなる
北浜「先手の指しまわしは見事ですね 流れに乗って、いい手が出てくる 先手快調」
もう後手、全然だめか? 一方的な将棋で終わるのか、と思って見ていた
しかし、義則、もうここで行くしかない、というタイミングで攻め合いに出て、
局面、難しくなっていった おお~、義則も力を見せてる! これは面白い
両者、最強の手を指し、激しい攻め合いに、いいぞいいぞ 見ていて楽しい
北浜「ここ数手は後手が盛り返しているような・・・」
東の方から、勝負手が繰り出され、やはりもう先手がいいとは言えないか、と思っていると、
この勝負手がことのほか厳しいではないか 義則も狙われた飛車をブチ切って、なりふり構わず受け、
このの受けも、北浜をうならせた 白熱する盤上、これはかなりの名勝負!
北浜「もうどっちがいいかわからない」
両者、手が見えているし、攻め合いの強い手が主体で、気づきにくい勝負手、冷静な受けの手もあり、
見ていて楽しい!
最後に大技を決めたのは東だった 攻防一体の好手の角打ちが炸裂し、華麗に勝ち切った
95手で東の勝ち 北浜「東が積極的で鋭かった」
いや、東、これはお見事! 北浜は「最後の角打ちも、東は読み筋だったんではないか」
感想戦が途中で終わり、終盤までやってくれなかったが、最後の角打ちも本当に読み筋だったのか?
だとしたら、かなり強い! 負けた義則も、力を見せていた これは面白かったわ
事前の期待度が低かった分、すごく得した感じだ(^^;
これだから、誰が対局者でもあなどれないんだよね
面白い将棋になるかどうか、「やってみなければわからない」と実感している
結局、それが今までたくさんTV将棋を観戦してきての感想だ
北浜の解説の精度が、イマイチだったのがやや残念ではあった でも面白かった!
開幕を飾るにふさわしい内容だった 今期の銀河戦、こんな好局をたくさん期待だ(^^)
2011.10.05
第19期 銀河戦 名局大賞
第19期銀河戦が渡辺二冠の優勝で幕を下ろしました
今期より、銀河戦の中で、個人的に名局大賞を選定、発表させていただきます
一番面白かった一局に、パソコンの前で30秒間の拍手を贈らせていただきます!
名局大賞、それは・・・
Cブロック8回戦、▲先崎vs△糸谷戦です!! 戦型は相振り、155手で先崎が勝った一局
http://mune1232007.blog121.fc2.com/blog-entry-1669.html
拍手~ パチパチパチパチ×30秒
あー、30秒ってかなり長いわ(^^;
やっぱりこの一局でしょう! あの強い糸谷を、相振りの力戦、長手数で上回ったという一局
今をときめく糸谷に、一発入れてやった先ちゃん、カッコイイ!!
私はまだ先崎ファンだったんだ、と思い出させてくれた(笑)、そんな一局でした
2位以下の発表もしたいところなんですが、他はどんなのがあったか、もう思い出せない 忘れた(^^;
糸谷、稲葉、戸辺、アベケン、菅井といった、有望な若手の将棋がたくさん見れた
・・・内容は忘れてるど(^^;
最近の将棋界は、有望な若手が多く、羽生世代もまだまだ元気で、面白いと思う!
今期より、銀河戦の中で、個人的に名局大賞を選定、発表させていただきます
一番面白かった一局に、パソコンの前で30秒間の拍手を贈らせていただきます!
名局大賞、それは・・・
Cブロック8回戦、▲先崎vs△糸谷戦です!! 戦型は相振り、155手で先崎が勝った一局
http://mune1232007.blog121.fc2.com/blog-entry-1669.html
拍手~ パチパチパチパチ×30秒
あー、30秒ってかなり長いわ(^^;
やっぱりこの一局でしょう! あの強い糸谷を、相振りの力戦、長手数で上回ったという一局
今をときめく糸谷に、一発入れてやった先ちゃん、カッコイイ!!
私はまだ先崎ファンだったんだ、と思い出させてくれた(笑)、そんな一局でした
2位以下の発表もしたいところなんですが、他はどんなのがあったか、もう思い出せない 忘れた(^^;
糸谷、稲葉、戸辺、アベケン、菅井といった、有望な若手の将棋がたくさん見れた
・・・内容は忘れてるど(^^;
最近の将棋界は、有望な若手が多く、羽生世代もまだまだ元気で、面白いと思う!
2011.10.02
深浦康市九段vs藤井 猛九段 NHK杯 2回戦
深浦康市九段vs藤井 猛九段 NHK杯 2回戦
解説 森内俊之
矢内、スッキリした紺のジャケット 学校の先生みたい
さて、今日は楽しみなカードだ 解説も森内名人が登場だ
深浦は竜王戦1組、順位戦B1 1回戦で石川に勝ち NHK杯は19回目の出場
藤井は竜王戦1組、順位戦B1 1回戦はシード NHK杯は18回目の出場
2人の対戦成績は、深浦の9勝、藤井の19勝とのこと 藤井がずいぶん勝ち越しているね
解説の森内「深浦は居飛車党で研究熱心、どんな展開も苦にしない 粘り強く寄せが鋭い
藤井は序盤の革命家、次々に新しいアイデアを出してくる ポイントを積み上げるタイプの棋風で、
持ち時間が長いほど強い 見所満載の一局」
事前のインタビュー
深浦「藤井は攻めが強い、序盤に工夫をしてくる 居飛車か振り飛車か、どちらで来るかわからない
一局を通して気を抜かないようにしたい」
藤井「深浦は粘り強くて研究熱心 前期でもNHK杯で対戦したので、またかという思い(笑)
NHK杯はたくさん勝ちたい、がんばりたいと思います!」
先手深浦で居飛車、後手藤井の作戦は角交換振り飛車だった
藤井は囲いを△6二玉~△7二玉~△6二金と3手で終わらせ、左銀を早々に繰り出し、仕掛けていった
森内「後手としては怖い局面ですね~ 銀損したら将棋が終わってしまいます」
ドキドキ、藤井、大丈夫なのか
深浦は普通に対応しているように見えたのだが、結局銀は殺せずじまい 局面が落ち着いてみると、
結果として後手の銀が5五に居座り、威張る駒になってしまった
森内「後手だけ一歩持ち、うまくいったんじゃないか 5五の銀が追えない 深浦困った」
私は居飛車党なんで、深浦の側を持ってみていたのだけど、
変なところは全然なかったぞ な、なぜだ? いつの間に後手が作戦勝ちしたのか?
森内「藤井の指し方がうますぎますね」
いや~、名人にこう言わせる藤井の序盤術、やはり逸品だ!
しかし、深浦は「勝負はまだまだこれから」と金銀4枚で固めた 藤井は玉側の桂を跳ねて攻めを見せる
深浦は攻めてこい、と挑発含みの駒繰り、藤井は△8五桂と跳ねて仕掛けた!
この辺りの応酬、お互いの棋風を熟知しているどうしであることがうかがえる さあ、いざ勝負!
藤井が△4四角と急所に打ち、深浦が▲3五角と合わせた局面
当然、△同角の一手、と思えたところ、藤井の奇手が出た
先手の歩頭に、△5五銀と引いた!! うおっ!! こ、こんな手が!!
森内「おおお~! これはすごい手ですね~!」
矢内「びっくりした」
ここは魅せたな~ 升田幸三の▲3五銀と引いた有名な手があったと思うが、それを思い起こさせた!
ところがところが、ここまで完璧に指していたと思われた藤井、これで藤井が良くなるはず、
これだけうまく指していたから、ハッキリ後手優勢・・・のはずだったが、
実際には局面があまり進行していないではないか
森内「すごい長期戦になりましたね」
矢内「まだ道のりはけっこう長い・・・」
森内「はるかに長いですね」
ホントにまだ先が見えない もう番組開始から約1時間経ってるのに、本格的に駒がぶつからない
そして、考慮時間の残りが、▲深浦3回vs△藤井0回になっちゃった
藤井、魔の秒読みの時間帯が来てしまった!
秒を読まれて、慌てて△4七角と打ち込んでしまった辺りから、おかしくなってしまったのかもしれない
深浦に▲3七桂~▲4五桂と活用され、馬を作られ、▲6八飛と振って攻めを見せられた藤井
後手陣は銀をはがされ、金もはがされ、薄くなっていく あれよあれよという間だ
森内「深浦が盛り返している 先手は全軍が躍動している 後手は駒得だが遊び駒が多い」
深浦がうまく攻めたこともあるだろうが、投了は突然訪れた
遠見の馬のラインで尻銀、尻金の攻めを食らった藤井、いきなりの投了!! 109手で深浦の勝ち
え~ まだ△8二金で受かってるんじゃないの~?
いや、そうか 銀のほうを取られて必至がかかるのか ああ~ 藤井・・・ 終盤が・・・orz
森内「序盤、藤井がうまかったが、深浦がうまく追いついた 最後の寄せも素早かった」
終局直後、藤井「時間がないと、一局か」とつぶやいていた
少々序盤でリードしても、早指しだと「それも一局」程度にしかならないという意味合いだ
感想戦では、森内に「△5五銀、面白かったですね」と言われ、
藤井は「面白かっただけですね」と答えていた あ~ 藤井、悔しそうだった
序盤、藤井はあれだけうまく指していながら、それほど形勢に差をつけられず、
秒読みになってからの終盤で、一気に深浦に抜き去られた
藤井を見ていると、「将棋は終盤が強いほうが勝つ」という言葉が、痛いほど突き刺さってくる
せめて、一手違いで負けたならともかく、最後は大差でボロ負け
あ~、これには見ていた私もガックリ・・・(^^;
順位戦で5連敗して、かなりピンチな藤井 今調べたら、竜王戦でも連敗で降級、来期は2組ではないか
藤井は銀河戦では、相矢倉で左の銀を▲5七銀と活用する順を見せ、
「居玉のままの相矢倉が成立するかも」という驚愕の作戦を見せていた 藤井の将棋は面白い!
しかし、終盤で逆転され、勝ちきれない・・・ トホホ
その序盤の才能と職人芸は誰もが認めるところ また調子を取り戻してほしい!
事前の森内の「藤井の序盤作戦、深浦の粘りと鋭い寄せ」という見所の予想が
ピッタリ当たった一局だった
最後は差がついてしまい、盛り上がりに欠けて残念だったが、仕方がない
NHK杯は2回戦に入り、これからも魅力的なカードが続く 来週の森内vs山崎に期待!
解説 森内俊之
矢内、スッキリした紺のジャケット 学校の先生みたい
さて、今日は楽しみなカードだ 解説も森内名人が登場だ
深浦は竜王戦1組、順位戦B1 1回戦で石川に勝ち NHK杯は19回目の出場
藤井は竜王戦1組、順位戦B1 1回戦はシード NHK杯は18回目の出場
2人の対戦成績は、深浦の9勝、藤井の19勝とのこと 藤井がずいぶん勝ち越しているね
解説の森内「深浦は居飛車党で研究熱心、どんな展開も苦にしない 粘り強く寄せが鋭い
藤井は序盤の革命家、次々に新しいアイデアを出してくる ポイントを積み上げるタイプの棋風で、
持ち時間が長いほど強い 見所満載の一局」
事前のインタビュー
深浦「藤井は攻めが強い、序盤に工夫をしてくる 居飛車か振り飛車か、どちらで来るかわからない
一局を通して気を抜かないようにしたい」
藤井「深浦は粘り強くて研究熱心 前期でもNHK杯で対戦したので、またかという思い(笑)
NHK杯はたくさん勝ちたい、がんばりたいと思います!」
先手深浦で居飛車、後手藤井の作戦は角交換振り飛車だった
藤井は囲いを△6二玉~△7二玉~△6二金と3手で終わらせ、左銀を早々に繰り出し、仕掛けていった
森内「後手としては怖い局面ですね~ 銀損したら将棋が終わってしまいます」
ドキドキ、藤井、大丈夫なのか
深浦は普通に対応しているように見えたのだが、結局銀は殺せずじまい 局面が落ち着いてみると、
結果として後手の銀が5五に居座り、威張る駒になってしまった
森内「後手だけ一歩持ち、うまくいったんじゃないか 5五の銀が追えない 深浦困った」
私は居飛車党なんで、深浦の側を持ってみていたのだけど、
変なところは全然なかったぞ な、なぜだ? いつの間に後手が作戦勝ちしたのか?
森内「藤井の指し方がうますぎますね」
いや~、名人にこう言わせる藤井の序盤術、やはり逸品だ!
しかし、深浦は「勝負はまだまだこれから」と金銀4枚で固めた 藤井は玉側の桂を跳ねて攻めを見せる
深浦は攻めてこい、と挑発含みの駒繰り、藤井は△8五桂と跳ねて仕掛けた!
この辺りの応酬、お互いの棋風を熟知しているどうしであることがうかがえる さあ、いざ勝負!
藤井が△4四角と急所に打ち、深浦が▲3五角と合わせた局面
当然、△同角の一手、と思えたところ、藤井の奇手が出た
先手の歩頭に、△5五銀と引いた!! うおっ!! こ、こんな手が!!
森内「おおお~! これはすごい手ですね~!」
矢内「びっくりした」
ここは魅せたな~ 升田幸三の▲3五銀と引いた有名な手があったと思うが、それを思い起こさせた!
ところがところが、ここまで完璧に指していたと思われた藤井、これで藤井が良くなるはず、
これだけうまく指していたから、ハッキリ後手優勢・・・のはずだったが、
実際には局面があまり進行していないではないか
森内「すごい長期戦になりましたね」
矢内「まだ道のりはけっこう長い・・・」
森内「はるかに長いですね」
ホントにまだ先が見えない もう番組開始から約1時間経ってるのに、本格的に駒がぶつからない
そして、考慮時間の残りが、▲深浦3回vs△藤井0回になっちゃった
藤井、魔の秒読みの時間帯が来てしまった!
秒を読まれて、慌てて△4七角と打ち込んでしまった辺りから、おかしくなってしまったのかもしれない
深浦に▲3七桂~▲4五桂と活用され、馬を作られ、▲6八飛と振って攻めを見せられた藤井
後手陣は銀をはがされ、金もはがされ、薄くなっていく あれよあれよという間だ
森内「深浦が盛り返している 先手は全軍が躍動している 後手は駒得だが遊び駒が多い」
深浦がうまく攻めたこともあるだろうが、投了は突然訪れた
遠見の馬のラインで尻銀、尻金の攻めを食らった藤井、いきなりの投了!! 109手で深浦の勝ち
え~ まだ△8二金で受かってるんじゃないの~?
いや、そうか 銀のほうを取られて必至がかかるのか ああ~ 藤井・・・ 終盤が・・・orz
森内「序盤、藤井がうまかったが、深浦がうまく追いついた 最後の寄せも素早かった」
終局直後、藤井「時間がないと、一局か」とつぶやいていた
少々序盤でリードしても、早指しだと「それも一局」程度にしかならないという意味合いだ
感想戦では、森内に「△5五銀、面白かったですね」と言われ、
藤井は「面白かっただけですね」と答えていた あ~ 藤井、悔しそうだった
序盤、藤井はあれだけうまく指していながら、それほど形勢に差をつけられず、
秒読みになってからの終盤で、一気に深浦に抜き去られた
藤井を見ていると、「将棋は終盤が強いほうが勝つ」という言葉が、痛いほど突き刺さってくる
せめて、一手違いで負けたならともかく、最後は大差でボロ負け
あ~、これには見ていた私もガックリ・・・(^^;
順位戦で5連敗して、かなりピンチな藤井 今調べたら、竜王戦でも連敗で降級、来期は2組ではないか
藤井は銀河戦では、相矢倉で左の銀を▲5七銀と活用する順を見せ、
「居玉のままの相矢倉が成立するかも」という驚愕の作戦を見せていた 藤井の将棋は面白い!
しかし、終盤で逆転され、勝ちきれない・・・ トホホ
その序盤の才能と職人芸は誰もが認めるところ また調子を取り戻してほしい!
事前の森内の「藤井の序盤作戦、深浦の粘りと鋭い寄せ」という見所の予想が
ピッタリ当たった一局だった
最後は差がついてしまい、盛り上がりに欠けて残念だったが、仕方がない
NHK杯は2回戦に入り、これからも魅力的なカードが続く 来週の森内vs山崎に期待!
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