メインイベントの谷川九段と森内名人の対局です
コメント付きの棋譜をkifu for windowsに取り込んで読んでね

解説は2人、ずっと出演していたのが石田和雄九段、
そしてもう一人は、順番に他の棋士がでてきました
記録は中村マリカちゃん、読み上げは室田さんです

開始日時:2012/04/29
先手:谷川浩司九段
後手:森内俊之名人

▲7六歩
*持ち時間は各10分、切れたら30秒
*振り駒の結果、先手は谷川九段
△3四歩
*後手は森内名人
▲2六歩
*石田「本日のメインイベントでございます」
△3二金
*(上田女王、のどを詰まらせながら登場)
*上田「かしわもちをいただきまして(^^;」
▲7八金
*上田「お二人の永世名人の対局姿を前にしていると、自分が対局するよりも緊張しますね」
△8四歩
*上田「この将棋盤には、もみじの木が使われているそうで、きれいですね」
▲2五歩
*石田「上田さんは、おしゃべりが上手ですねえ」
△8八角成
*上田「石田先生に言っていただくとうれしいですね(^^)」
▲同 銀
*上田「さきほどは、私の名前のプレートが、何回か落ちたということで(笑) 今日で縁起が悪いことは振り払っていきたいですね」
△2二銀
*上田「1局目が相振り、2局目が居飛車vs振り飛車、今回が相居飛車、全部違う戦型ですね」
▲3八銀
*石田「言われないと気がつかないですねえ 頭悪いからなー」
*お客(笑)
△3三銀 ▲6八玉 △7二銀 ▲7七銀
*石田「谷川さんの棒銀は、あまり見ないですね」
△6四歩 ▲2七銀
*石田「あー やりましたね(笑)」 
△6三銀 ▲2六銀
*石田「じゃあ、次は△1四歩か」
△1四歩
*石田「次は▲1六歩」
▲3六歩
*上田「こっちで(笑)」
△4四歩
*(以下、しばらく盤面を見つめている石田さんと上田さん)
▲3五歩 △5二金 ▲3四歩 △同 銀 ▲3七銀 △4三金右
*石田「・・・ ただ見ているだけじゃあ、イカンですね」
*お客(笑)
▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △2三歩 ▲2八飛
*石田「なるほどお あー 形勢はどうでしょう わからないなあ」
△5四銀
*石田「狙いは△6五歩から△6四角かなあ」
▲7九玉 △4二玉 ▲5八金 △9四歩
*石田「後手の狙いは△9三桂~△8五桂かな」
▲5六歩
*石田「名人を1回取るだけでも大変なのに、お二人は永世名人だからねえ」
*上田「ここ10年は、森内さんと羽生さんだけが名人ですね」 
*石田「ええー そうなの」
△4五歩
*(この辺で、上田女王から中田章道七段にチェンジ)
▲2六銀
*石田「谷川さんの、21才で名人の記録はもう破られないでしょうねえ」
△2四歩
*石田「じゃあ、ここで次の一手クイズの1回目をやりましょうか 候補手は・・・ ①は▲3五歩 中田さん②の予想をどうぞ」
*中田「②は▲6八金右にします」
*石田「はい、③はその他、にします ①~③の、どれでしょうか」
*(谷川が封じた)
▲6八金右
*(封じ手が開封されて)
*石田「おおー 中田さん強い! 正解!」
△9三桂
*中田「次は▲2五歩かな」
▲2五歩
*石田「中田先生、よく当たりますねえ」
△同 歩 ▲同 銀 △同 銀 ▲同 飛 △2三歩
*石田「あ、柱のせいで、持ち駒が見えにくいかな? んー、でも、この柱がないと、ここがこわれちゃうからねえ」
▲5五歩
*石田「決戦に突入ですねえ」
△同 銀
*石田「次は▲6三角?」
▲4五飛
*石田「ほお~」
△4四銀打
*石田「手厚いですね~」
▲2五飛
*石田「じゃあ、ここで封じ手! 30秒で封じ手は大変か? まあ仕方ないね~」
*
*石田「①は△3六角 ②は△8五桂 ③はその他 選んでください」
*(森内が封じた)
△8五桂
*石田「これがタイミングなんですかね~ 正解は②の△8五桂!」
▲6六銀
*石田「強い手ですね~! 他の場所に逃げるのは、利かされかあ」
*(このあたり、中田さんから杉本さんにチェンジしている でもあんまりしゃべってなかった)
△同 銀 ▲同 歩 △3六角 ▲2八飛 △4七角成 ▲4五歩
*杉本「これを△同銀だと、▲4四歩ですか」
*石田「いやいやいや、お互いの持ち味の見せ所ですねえ」
△同 銀 ▲7一銀
*石田「さすがだ! 飛車がどこに逃げても、角打ちかあ」
△9二飛
*杉本「そこしか逃げ場がないでしょう」
▲8一角 △4六馬
*石田「谷川さんの攻めと森内さんの守り、お互いの特徴がよく出てますねえ」
▲3七銀 △5五馬 ▲2二歩
*石田「じゃあ、この辺で佐々木勇気君を呼びましょう」
△3六歩
*石田「勇気君、さっきの将棋はなーんだ、角の丸得の将棋を負けたらダメでしょ」
▲5八飛
*佐々木「昨日、サウナに入ったり、今朝、牛乳飲んだりして調整したんですけど、ダメでした(^^;」
△5六銀打
*石田「森内さん、手厚い! 勇気君、どっちが優勢?」
*佐々木「(森内陣を指差して)こっちが良し」
▲2一歩成
*石田「3七の銀を逃げてるようじゃ、さみしいか」
△3七歩成 ▲9二角成 △同 香 ▲8二飛 △5二銀
*石田「△3三玉だと、▲2五桂があったからね」
▲3七桂
*石田「放置すると、△4七と、が厳しかったからね」
△同 馬 ▲6二銀成 △3三玉 ▲5二成銀
*石田「ここまで進んで、飛車角交換だけで、駒の損得なし! これがプロの将棋なんだなあ」
△3五角 ▲8八玉
*石田「勇気君はこの2人の将棋を参考にしなさい」
*(佐々木勇気から勝又にチェンジ)
△4七銀成 ▲1八飛
*勝又「きわどいですね」
△2六桂 ▲2五桂 △3四玉 ▲5三成銀
*勝又「ここは(歩を持って、4二の地点を指差して)これですね~」
△4二歩 ▲4三成銀 △同 金
*勝又「後手の駒が、1筋~4筋に多いですね」
▲8四飛成
*勝又「はあ~ 味のいい手ですね」
△1八桂成 ▲8五龍 △5五歩
*石田「いやいやいや 鉄板流の本領発揮」
▲1八香
*勝又「森内さんは、鉄板流と言われるのが好きじゃないみたいですよ」
△2八飛
*石田「じゃあ、鉄板流じゃなくて正確無比! 飛車がきましたね~」
▲7九銀 △1八飛成
*ここで谷川九段が投了 104手で森内名人の勝利となった
*勝又「もう、後手の入玉を阻止できないですね」
*石田「お疲れさま、ご苦労さまでした」
*谷川「▲7一銀、▲8一角が響かなかったです」
 

私の感想 1局目、室田さんの寄せが見事でした △2八歩は、本に出てくるような一着でしたね
2局目、先手早石田に対する佐々木勇気プロの駒組み、序盤で千日手模様に持っていく手段はとても参考になりました
3局目、一手損角換わりを得意戦法にしたいと思っている私のためにあるような棋譜でした
森内名人が快勝できた理由は、常に手厚く指して、受けに徹したことでしょう
相手玉を詰ますのではなく、受けまくって勝つ、という手段が 一手損角換わりでは有力そうですね
森内名人は初めから入玉も視野に入れていたのではないか、と思える見事な指し回しでした
 
最後の挨拶で、石田九段「私は現役を引退しますけど、普及と弟子の育成で、じゃまにならないように、少しばかり将棋界の手助けをしていけたらいいなと思ってます 岡崎将棋祭りを1年でも長く続けたいと思います」
みなさま、お疲れ様でした 私は今年はたまたま抽選で当たって、見れてラッキーでした
また来年も見たいですね 石田九段、現役生活、本当にお疲れ様でした
あと、メインイベントの谷川vs森内の将棋があったんですけど、
ここで私は力尽きました 今日はこれで終わります 
明日角、いや、明日かくことにします グハッ ガクッ 
開始日時:2012/04/29
先手:杉本昌隆七段
後手:佐々木勇気四段

▲7六歩
*先手は、杉本昌隆七段
*谷川「時間が押しているので、初手から一手20秒でお願いします 杉本さんは、内心まいったなーと思ってるでしょう(笑)」
*勝又「佐々木君だけ10秒にしましょうか」
*谷川「ふふふ」
△3四歩
*谷川「佐々木勇気君の名前は、前から知ってました」
*石田「私は幼稚園の頃から知ってる、史上最年少の小学生名人(当時)」
*勝又「佐々木君は矢倉が大好きの居飛車党で、攻め将棋です 小学校1年で、アマ四段!だったそうです」
▲7五歩
*さっき垂れ幕を持っていていたお客、また垂れ幕持って来ていて、こんどは「必勝 杉本先生 石田一門を倒せ!」と書いてあって、みんな笑ってた
△6二銀
*(以下、しばらく駒組み)
▲6六歩 △4二玉 ▲7八飛 △8四歩 ▲4八玉 △3二玉
▲3八銀 △6四歩 ▲3九玉 △6三銀 ▲5八金左 △1四歩
▲1六歩 △4二銀
*勝又「この△4二銀の形は、佐々木君は公式戦でも指してます」
▲6八銀 △5四歩 ▲6七銀
*勝又「杉本さんは、こういう古い形を大得意としているんです」
△5二金右 ▲2八玉 △5三銀 ▲9六歩 △9四歩 ▲4六歩
*谷川「ここの歩を突くかどうかは微妙 ▲7六飛~▲3六飛の狙いがなくなるので」
△8五歩 ▲7六飛 △7二飛 ▲9七角 △9二飛
*谷川「▲8八角だと、△7二飛で千日手ですね」
▲7七桂
*勝又「千日手をやると、石田先生にあとで怒られるから打開したのかな(笑)」
△9五歩 ▲同 歩 △同 飛 ▲8八角 △9八歩 ▲9六歩
△同 飛 ▲同 飛 △同 香 ▲8五桂 △8九飛 ▲7七角
△8七飛成
*勝又「一手20秒なのに、佐々木君は秒を読まれませんねえ やっぱり10秒でよかったかな」
▲8二飛
*勝又「角を逃げていると、△8五竜で先手にいいところがなくなるから、勝負にいきましたね」
△7七龍 ▲8一飛成 △6二銀
*勝又「この銀引き、私は教えてもらったことがある手」
▲5六銀
*谷川「玉頭銀の狙いでしょうね」
△9九歩成 ▲4五銀 △7五龍 ▲3四銀 △5一銀 ▲7二歩
△1五歩
*谷川「受けにまわるのかと思っていたら、もう攻めていきましたね」
▲7一歩成 △1六歩 ▲6一と △1七歩成
*勝又「攻め合いですね」
▲同 桂 △1六歩 ▲2五桂
*勝又「先手が全駒される心配はなくなりましたね」
△1七歩成 ▲3九玉 △3五龍 ▲5一と △同金引 ▲5三桂
△3四龍 ▲4一桂成 △同 金 ▲5三金 △5一香
*谷川「6三の銀は、後手はもう要らないということですね」
▲8二龍 △5二銀
*勝又「んー先手つらい」
▲6三銀 △2五龍 ▲5二銀不成
*谷川「攻めがつながる形にはなりましたね」
△同 香 ▲同 金 △3一金 ▲2六香 △3四龍
*谷川「先手のチャンスですね」
▲4二銀
*谷川と勝又「いやいやいや、これはどうなってるんですか」
△6六角 ▲3一銀成 △2二玉 ▲5三金 △1三玉 ▲1七香
*谷川と勝又「まだまだわかりませんね 攻守逆転?」
△1六歩 ▲同 香 △1五歩 ▲同 香 △1四歩 ▲2一成銀
*谷川と勝又「これは△1七角なら▲2八桂を用意した手ですね」
△5六桂 ▲2五桂 △2四玉 ▲3三桂成
*谷川「これを△同玉なら、▲4二竜~▲4五金以下即詰みですね」
△1五玉 ▲1六歩
*まで、105手で先手杉本の勝ち
*勝又「投了図以下は、△同玉▲1七歩△同玉▲2八金△1六玉▲1七歩△1五玉としておいて、▲3四成桂で竜をとっておけば先手玉に詰みはないので先手の勝ちです
*杉本「室田さんの秒読みが、僕の手番のときはゆっくりだったんで助かりました(笑)」
*谷川「佐々木君は、完封勝ちも狙えたけど、面白くしようと思ったかな」
*佐々木「受けたり攻めたり、ちぐはぐでした 受けにてっするべきでした」
*杉本「千日手の打開は無理がありましたね 角損になってしまった(^^;」

トークショーの次は、同じく能楽堂での席上対局
その前に、今日のプロの参加者全員の署名が入った色紙(だと思う、遠くから見ていたんで)が、
引退する石田九段にプレゼントされた
谷川「ささやかな記念品です 先輩棋士に贈っていいのかと思いますが」 
石田「ありがとうございます」

ちなみに、岡崎将棋祭りの参加棋士は、石田九段、森内名人、谷川九段、杉本七段、勝又六段、佐々木勇気四段、中田章道七段、上田女王、室田女流、中村マリカ女流、たぶんこれで全員と思います

公開対局は3局、上田女王vs室田女流、杉本七段vs佐々木勇気四段、谷川九段vs森内名人
この3局です

第1局は▲上田女王vs△室田女流 勝又さんの振り駒、そして記録と読み上げも勝又さん
解説は森内名人と、中村マリカちゃん 
・・・マリカちゃん、あんまりしゃべらなかったように思う(^^;
森内名人、もちょっと大きな声でしゃべってくれると良かったなあ (マイクでしゃべってる)
私は一番後ろの席から見ていたんでね 石田さんの声は、よく通っていて、さすがでした

以下、コメント付きの棋譜で見てください 
第1局目は、▲上田女王vs△室田女流 上田女王の先手

開始日時:2012/04/29
先手:上田女王
後手:室田女流

▲7六歩
*初手から一手30秒 持ち時間、考慮時間はなし
*先手が上田初美女王
△3四歩
*後手が室田伊緒女流初段
▲6六歩
*対局が始まる前、お客がでかい垂れ幕を作って持ってきていて、「室田伊緒先生 祝・婚約!」と書かれてあった みんなそれを見て笑っていた
△3二飛
*マリカちゃん、飛車を3二に持ってこようとしたが、大盤が大きすぎて上ほうに手が届かない!
*森内名人が上のほうの駒はすべて動かすことになった(^^;
▲7七角
*(以下、駒組み)
△3五歩 ▲7八銀 △6二玉 ▲6七銀 △7二銀 ▲8八飛
*森内「上田さんはオールラウンダー、室田さんは振り飛車党ということです」
△7一玉
*マリカ「女流では相振りは人気があります」
▲8六歩 △3六歩 ▲同 歩 △同 飛 ▲8五歩 △3四飛
▲2八銀 △4二銀 ▲4八玉 △5二金左
*森内「室田さんは、平べったくして、軽く指していこう、ということですかね」
▲5八金左 △4四歩 ▲6五歩 △3三角
*森内「私は相振りは、なかなか感覚がつかめないんですよ」
▲8四歩 △同 歩 ▲同 飛 △8三歩 ▲8六飛 △4五歩
*森内「元気がいいですね~ 次に角交換して△5五角の狙いですね」」
▲3七歩 △8四飛
*森内「顔に似合わず、激しいですね~!」
*お客(笑)
▲8五歩 △3四飛
*森内「これは高等戦術でしたね」
▲7五歩 △4三銀 ▲3八玉 △4四銀 ▲4八金上
*森内「先手は金無双ですね 一時は減ったんですが、また増えました」
△2四歩 ▲8四歩 △同 歩 ▲7四歩
*森内「手筋を使いましたね よくばった手です」
△同 歩 ▲8四飛 △8三歩 ▲7四飛 △7三歩 ▲7六飛
△2五歩 ▲9六歩
*森内「後手は端が弱いです」
△2四飛
*森内「後手は△9四歩と受けないほうがいいですね 先手に2歩あるので、▲9五歩△同歩▲9四歩△同香▲8四歩△同歩▲同飛で、後手は香が取られます」
▲9五歩 △1四歩 ▲1六歩 △6四歩
*森内「思い切った手ですね ▲同歩なら△5五銀~△6四飛でしょう」
▲5六銀 △3五銀 ▲7四歩 △6三金
*森内「全面戦争になりましたね お互い勝負所です」
▲3三角成
*森内「後手陣はバラバラなので、何か手があると後手ピンチですね」
△同 桂 ▲7三歩成 △同 銀 ▲4一角
*森内「上田女王の手は自然ですね」
△7二金
*森内「先手には、やりたい手が色々ありますね」
▲3二角成 △4四角 ▲6四歩 △同 金 ▲6五銀
*森内「思いきっていきましたねー 取り合いになれば、先手は9九の香車は取られますが、駒の働きがいいので指せるという構想ですね」
△7五歩 ▲5六飛 △4六歩
*森内「ここは▲同歩だと玉のコビンが空いて、先手陣が弱まります」
▲同 歩 △2六歩 ▲同 歩
*森内「後手が攻勢に出てますね 馬を作られているんで、後手は何か具体的にポイントを稼ぎたいですね」
△2七歩
*森内「△3六歩や△5五金も攻め筋として有力でした」
▲同 銀 △2八歩
*森内「これは好手です!!」
*(ギズモ注:これは▲同玉だと、△2六銀▲同銀△2七歩▲同玉△2六飛で先手陣はつぶれる)
▲7四歩 △同 金 ▲同 銀 △同 銀
*森内「後手の室田さんが少し悪いかと思っていたんですが、ずいぶん盛り返しました」
▲7三歩 △同 金 ▲4五歩
*森内「そうか 飛車の横利きを通したんですね! なるほど!」
△同 桂 ▲2八玉 △4七歩 ▲3八金
*森内「△4七歩は、利かしだったのか、それとも先手に固められたのか どっちでしょうね」
△4九銀 ▲2五金 △同 飛 ▲同 歩 △2六歩
*森内「2六が空きましたからね」
▲4一飛 △8二玉
*森内「△6一歩の底歩だと、▲4三馬の筋がありましたからね」
▲4二飛成 △7二金
*森内「後手に持ち駒を使わそうということなんですが、使ってくれないですね」
▲3六銀
*森内「上田さん、開き直りましたね
△同 銀 ▲同 飛 △2七銀 ▲同 金 △3八金
*まで108手で後手の勝ち 森内「(垂れ幕を作った)ファンの願いが実りましたね 最後、寄せが早かったですねえ」
*室田「途中、難しかったです 最後はたまたま寄せきれたのでよかったです」
*上田「金無双はやっぱり薄いなと(^^; みなさんの応援の差かな マイナビのほうは、私を応援してください(笑)」
第19回愛知県岡崎将棋祭り トークショー

岡崎城のそばにある、能楽堂(のうがくどう)で、行われたトークショー
午前11時からで、先着300人が中に入ることができました 席はほぼいっぱいに埋まっていました
天気がすごく良すぎて、暑いくらいでした
能を舞う舞台に、イスが4つ設置されていて、そこで4人がマイクを持ってトークする、というもの

石田和雄九段、森内俊之名人、谷川浩司17世永世名人、上田初美女王という、豪華メンバー
お客は、半円形状にせりあがった席にまわりを取り囲んで座って見るスタイル

まずは石田さんの登場 髪の毛を黒く染めていて、若く見えるので、何才かわかんないね
挨拶を済ませた石田さんに拍手が起きる
石田「この将棋祭りはもう毎年恒例なのですが、今回は私が司会です 毎回、名人クラスが来てくれるのはありがたいと思ってます」

石田「森内名人、ご来場お願いしまーす」 パチパチパチ
「17世永世名人の資格を持つ、谷川九段、ご来場お願いしまーす」 パチパチパチ
「上田初美女王、お願いしまーす」 パチパチパチ

男3人はビシッとスーツ、上田さんは薄いオレンジのブラウス、ブラウンのスカート姿
上田さん、髪の毛がツヤツヤして、すごくきれいだ

石田「私は司会するよりも、ペラペラしゃべるのが好きなんですど」
石田さん、それぞれ3人に振って、3人が挨拶した

岡崎の印象を訊かれた上田さん
上田「自然の豊かなところで、呼吸するごとに、いい空気を吸ってるなーという感じです」
(他にも何かしゃべっていました メモ取れず)
石田「なかなか立派な挨拶で、たいしたもんだなあ」

森内「みなさん、おはようございます 呼んでいただき、うれしく思います 今、名人戦が1勝1敗なんですけど、ここでリフレッシュできればいいな、と思います (ちょっと黙って、間が空いてしまい)・・・今、そんな感じです(^^;」

石田「谷川さんは、岡崎は13回目とか」
谷川「30代のときはよく来てまして、40代に入ってから、ここの公開対局で負け続けて、お呼びがかならなくなったのかなーと(笑) 今は役員の仕事で、色々忙しく、あちこち飛びまわってます 今日は森内現名人と対局できて、光栄に思ってます」
石田「忙しい人は仕事がどんどん入って忙しい、ヒマな人はすごくヒマ(笑)」

石田「今日は『将棋の楽しさが、どうだ~』とか、ありきたりのことはしゃべらないで、他のことをしゃべろうかとね  名人戦のこともねえ 予想なんてね、本人のいる前でねえ」
森内「私は耳をふさいでますので」
石田「お客さんに質問があるか、訊いてみようかな」
お客の一人「名人戦を森内名人が防衛する確率はどのくらいでしょうか?」
森内「100%と言いたいところですけど(^^; みなさんに訊いてください」
石田「みなさん、どうですか? 森内名人が防衛すると思われる方、拍手をお願いします」
ほぼ全員が盛大な拍手 パチパチパチパチ
石田「全員が拍手ですねえ でも、羽生先生が来ると、また全員一致で拍手するんだ、これが(笑)」

石田「谷川さんは役員の仕事は、どうですか」
谷川「(役員になる前の)今までが、将棋だけ指していればいい、という、ぜいたくな立場だったんだなあと思いますね でも、将棋界周辺のことは、よくわかるようになりました ファンの方と直接会うことができるのも良かったことですね 『対局のほう、がんばって』と言われるのはありがたいです」

石田「森内さんは、名人戦、いかがですか」
森内「最近、成績のほうが厳しい状況だったんですが、これからいい流れになれば、と思ってます」
石田「森内さんはねえ(2007年に)郷田さんと名人戦をやっているときに、2連敗していたんですけど、そのとき岡崎のこのイベントに来て、それから逆転して防衛した、という、縁起のいい場所なんですよ、ここはね そのとき、森内さんは『まだ防衛できます』と自信を持って言ってましたね」

石田「上田さんは、え~っと、マイナス女子? マイナ・・・ス?」
他の3人「マイナビ女子オープン(^^;」
石田「あ、マイナ『ビ』か(笑) 今たしか2連勝・・・」
上田「タイトルを取って、一年間でさまざまな面で成長させてもらいました 今年の相手は長谷川優貴ちゃんで、まだ16才ですね 2連勝ですが、まだまだ気が抜けないです」
谷川「長谷川さんは、半年前まではアマだった人で、今は女流二段 上田さんは、ファンの逆風という中で、世論とも戦わないといけないです」
石田「(縁起がいいとされる)岡崎に来たから、大丈夫じゃないですか」
上田「さきほど、そこの神社でお参りしてきましたから」

石田「えっと、それで、最近、室田女流が婚約したんですけどね、上田さんはどうなんでしょうか」
上田「あ、そういう流れですか ここのところ、なんだか結婚ラッシュが続いていて、飛び火がこちらに ・・・見守っていてください(^^;」

石田「森内さんや谷川さんは、名人戦を戦っている、というのは、うらやましいですね 選ばれた人の中の選ばれた人でねえ それで、話は変わるんですけど、こんど、私は定年を迎えるんです 竜王戦が最後になります 私は新幹線がない頃から、岡崎から奨励会に通ってましたんですよ 現役生活は、50年! 引退しても、普及活動とかありますから、忙しさはさほど変わらないと思いますけどね でも、対局がなくなるとどうなるのかなあ 大内さんなんかは、引退して、『やっぱり一本、背中から支えが抜けた』と言ってました」

谷川「石田さんとはA級でも対戦したんですけど、本筋の将棋でした これを言うとアレなんですけど、竜王戦の挑戦者決定戦でも対戦しました 私が負かされるときは、何もできず完敗でしたね 私が勝つときは逆転勝ちで」

石田「私のことばっかり話して申し訳ないんですけど、森内さんは私の引退についてコメント何かありますか もうお前は消えてけ、とか」
森内「(笑) 私は子供の頃、石田先生にサインをもらったことがあるんですよ そのときの書いてもらった揮毫(きごう)がこれこれでどうこう~(ここ、メモできず)」
石田「ああ、その揮毫ね 意味は、これこれでどうこう~」
森内「私も石田先生と対局したときは、負かされるときは完敗、私が勝つときは逆転勝ち、谷川さんと打ち合わせしたわけじゃないんですよ」

石田「上田さんは、私については、どうかなあ 若いから知らないでしょうね」
上田「数年前のどこそこの(メモできず)イベントでご一緒して、普及に熱心な方だなーと、印象に残ってます」
石田「あー、あのイベントでいっしょだったか」
上田「子供教室も私は教えてらっしゃるところを見て、これはさすがだなあと思いました お弟子さんからも尊敬されていらゃっしゃって」

石田「引退しても、まだ普及活動がありますんで、よろしくお願いします」
お客 パチパチパチ 
石田「それでは時間がきたんで、この辺で終わりましょうか」
お客 パチパチパチ 

こんな感じのトークでした 完全にメモできたわけではないんで、そこは汲み取ってください
もう少し詳しく話しているんですが、話の重要ポイントだけです
石田さん、50年現役だったんですねえ すごいです(たぶん、奨励会時代も含めて約50年) 
石田先生、現役生活、お疲れさまでした!!
明日は岡崎将棋祭りに行きます 森内とタニーが来てくれるとのこと 楽しみです
それと、TVのNHKで子供名人戦の放送がありますね 要チェックですね

今、このブログの印刷して冊子にする作業をしています 
分量が多いんで大変ですが、楽しいです(^^)
第20期 銀河戦
本戦Cブロック 8回戦
島  朗九段 vs 長沼 洋七段
対局日: 2012年2月15日
解説:藤原直哉六段
聞き手:鈴木環那女流初段
記録:井道千尋女流初段

23年度の成績は、長沼15勝13敗 島13勝15敗 
長沼は、ここまでアベケン、タナトラ、田村に勝ち 島は予選シード

解説の藤原「長沼は関西の軽快なオールラウンダー 島は居飛車党の力強く手厚い本格派」
解説者、誰だこれは、私の知らないプロがいたのかと思うくらいに珍しい藤原さん(^^;

先手長沼で、相居飛車の力戦になった ▲菊水矢倉vs△矢倉もどきのカチカチの囲い
長沼が序盤ですぐ▲6六歩と角道を止めた手がやや弱気だったようで、
島に矢倉崩しの理想形に組まれてしまった
解説の藤原「島の作戦勝ち」

しかし、決めるにはまだ全然難しいぞ、と思ってると、
島、なんと角をぶった切り、飛車もぶった切ったではないか! うわーすげー攻め!
聞き手のカンナちゃん「ひゃーーー! やはり行きましたかー!」
藤原「長沼なら、攻めを切らすでしょう」
島が攻め倒すのか、長沼が切らすのか? がぜん、面白くなった盤上

島、絶妙な歩使いで、攻めをつないでいく これは見えにくい、
指されてみるときっと最善の手なんだろう、という手を連発! 島、つええー 
カンナちゃん「仕掛けは単純だったですけど、あの手この手ですごい技術ですねー!」
ホントにすごい よくこれだけ手が見えるなー
長沼、致命傷を与えず、ずっとがんばっていたのだが、いよいよもうこれまでか・・・

最後のお願い、豊富な持ち駒で王手ラッシュにかけた長沼
ええ? なんか、と金の使い方で、あれっという手が出て、長沼の王手が続く続く
どんどん続く ♪線路は続くよどこまでも、♪王手は続くよどこまでも、という歌が聞こえてきそうだ
ま、まさかこれが捕まるのか??? き、キワドイ 叩きの歩が2度出て、島はかわすがどうだ・・・
最後は島は逆王手をかけたものの、長沼にお返しの逆王手でしのがれ、島玉が詰んじゃった!!
実に、33手の怒涛の寄せ な、長沼、つええー

長沼も、島も、どっちも強かった 島さんはA級に何年もいたから、そりゃあ強いと思っていた
ところが、長沼さんも本当に強いではないか 
NHK杯でベスト4に入ったことがあるのはフロックではないと思わせるに充分な内容だった
C1にはこんなプロがゴロゴロいるんだろう プロってすごい! 

不動駒は9九の香車一枚だけ、白熱の熱戦だった 面白かった パチパチパチ
またまた自戦記、他にネタもないのでね
ここを見てくれている友人Nは「もっと自戦記を載せろ」と言ってくれている
相掛かりの先手番の一局 

開始日時:2012/04/26 12:12:09
棋戦:レーティング対局室(早指し2)
先手:Gizumo
後手:1749点の人

▲9六歩
*ほぼ完璧に指せたと思う棋譜を紹介
*今日指した対局 
*後手番の練習をしたかったので端歩を突いた
△9四歩
*しかし、相手は受けてきた しょうがない、先手番の戦法でいこう
▲7六歩 △8四歩 ▲2六歩
*オーソドックスな出だし
△3四歩 ▲2五歩 △8五歩 ▲7八金 △3二金
*さて、どうするか 事前にもう決めているけどね
▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △8六歩 ▲同 歩 △同 飛
*ここで横歩を取れば、横歩取り
▲2六飛
*しかし、取らない(笑)1秒で引いた 横歩取りは、定跡を覚えるのがめんどうだからね
△2三歩 ▲8七歩 △8二飛
*相掛かりだ 相手は引き飛車にしたね
▲1六歩
*様子をうかがう手 これを突く前に▲3六歩としちゃうと、角交換されて△1五角とされて投了だ
△7二銀
*次の手、狙いの手が出る
▲1五歩
*狙いの一手!
*後手とすれば、端は受けておくべきと思う
*理由はこの一局を見ればわかります
△6四歩 ▲3八銀 △6三銀 ▲3六歩
*駒組みが進む
△5四銀
*相手は腰掛け銀だ △6五銀と出てくる手がいつでもあるので、ここからは常に注意が必要だ
▲3七桂
*銀でなく、桂を跳ねた 端に2手かけている都合上、ここは桂がいいだろう
*ここで、次に後手が△6五銀と出てきたらどうなるか、分岐しておきます
△5二金
*囲うのが無難だね
▲5八玉
*こちらも囲う 
△4二玉 ▲4八金
*まあ、この金は上がれたら上がっておきたい
△7四歩
*ここで、もう飽和状態と思った
▲1四歩
*1筋を突きこしたときから、狙っていた手 先に▲3五歩と突き捨てておくのも有力だった
△同 歩 ▲1三歩 △同 香 ▲2五桂
*この桂が使えるのが大きい 後手の8一の桂馬はもう攻めには間に合わない感じだ
△4四歩
*止めたか 次に8筋の合わせ歩~継ぎ歩~垂れ歩を狙っているのだろう
▲1三桂成 △同 桂 ▲1四香
*とりあえず攻めた
△1二歩
*ここが迷った 香車を渡せば、△8三香が厳しいので、すぐには桂は取れない
▲3五歩
*攻めるならここだね △同歩は、桂を取ってから▲3四桂の攻めがいつでもある
△4三金右 ▲3四歩 △同 金
*ここ、すんごい迷った 何をしていいかわからなかった
▲1六飛
*2筋は3四に後手の金がいて攻めにくいので、とりあえず寄っておいた
*8筋の合わせ歩~継ぎ歩~垂れ歩の筋は、△8六歩の垂れ歩の瞬間、▲8四香が生じているので大丈夫だ
△6五銀
*いつでも▲4六桂で両取りがかかるので、銀を逃げた意味があるのだろう
*しかし、後手はもう攻め合いはあきらめて、銀はむしろバックさせて受けに徹したほうが良かっただろう
*さて、どうするか・・・
▲3七香
*時間稼ぎで打ったが、あまりいい手ではないだろう
*結局この香は終局まで、ほとんど働かなかった
△3五歩
*次の手、初手が活きた
▲9七角
*味のいい角のニラミ
△6二飛
*これで8筋の攻めがなくなった 存分に攻めることができるぞ
▲1三香成 △同 歩 ▲7七桂
*これも味のいい活用 銀が下がれば▲4六桂がある
△7五歩
*後手は紛れを求めたのだろうが・・・
▲6五桂
*先に銀を取る ▲同角だと、△7四銀と引かれて紛れる
△同 歩 ▲7五角
*味のいい絶好の飛び出し 次に▲5四桂と打てれば将棋は終わる
△5四桂
*苦しい手 先手、ここは継続して攻めを決めたいところ
▲5一銀
*銀損でも充分いけると思った 
△同 玉 ▲5三角成
*後手は王様が裸でツライ
△5二飛
*勝負手だ 5五の桂を取られないようにしたのだろう
▲同 馬 △同 玉 ▲8二飛
*これでいい ▲3七香を打たずに、持ち駒のままにしていれば必勝形だったのにね まだ油断はできない
△6二香 ▲7四桂
*桂を使っておく
△7三銀 ▲6二桂成 △同 銀 ▲6四香
*相手に駒を受けさせて、反撃力をなくす狙い
△6三桂 ▲8一飛成
*利かすだけ利かせておいてから桂を入手
△6六桂打
*攻めてきた しかし、こちらの攻め駒が増えるので、ありがたい意味もある
▲同 歩 △同 桂 ▲4九玉 △7八桂成 ▲同 銀
*3枚桂が持ち駒になった これをうまく使えるのか・・・
△7一金
*後手に反撃力がなくなり、ツライ手
▲9一龍 △4五歩
*後手、苦しい この手に代えて△8一歩なら、▲9四竜という感じだろう
▲5四桂
*△8一歩を打たなかったので、これが生じた
△9九角成
*後手はこれで、△3三玉~△2二玉と逃げ込む考えだろう
▲6三香成 △同 玉
*△同玉で取らないといけないのが後手はツライ
▲6二桂成 △同 金
*次の手、実戦的な手
▲7五桂
*3枚も桂があるので、使いたいところ
*応手を聞いた手 どこに玉を逃げるか難しい
△5三玉 ▲5一龍
*追いかける 攻めを続けたい
△5二歩 ▲5四香
*攻め続けたい 5五に馬が利いているので注意だ
△同 玉 ▲6二龍
*持ち駒が充実してきた
△4三玉
*ここでまた、何を指していいのかわからなくなった
▲4一銀
*これはどうだったか・・・
*△4二金で銀はすぐ死ぬが、△4一金と、先手の何か一手との交換になるので、△4二金も指しにくい
*△4二金なら、激指のお勧めは▲5四金!△同玉なら▲6三竜以下寄りとのことだ
△4四馬
*馬を引いてきたが、竜で王手すればいいね
▲5二龍 △3三玉
*さてどう寄せるか
▲3二銀成 △同 銀 ▲4二金
*とにかく後手の玉の周りに先手の駒を増やすのがいい
△2一角 ▲5六桂
*どんどん駒を増やす
△4三銀打 ▲4四桂
*竜を取られても、▲同桂成~▲1三飛成~▲1一角の筋があるから寄るね
△同 金 ▲1一角
*以下、寄り
△2二香 ▲3二金 △同 角 ▲4二銀 △2四玉 ▲2五歩
*あまり意味のない歩だった
△同 玉 ▲1五金
*これで歩しか余らずピッタリ詰み 快勝だった(^^)
*たまにはこういう風な棋譜もあります
*教訓としては、相掛かりの端歩は受けておいたほうが無難ということでしょう
*総考慮時間は、私16分、相手の人12分でした

変化:30手
△6五銀 ▲3五歩
*受けと攻め、一石二鳥の手
△同 歩 ▲4五桂
*この桂跳ねで攻めが続く
*以下、変化の一例を挙げておきます
△4二玉
*この受けに代えて△5二金なら、角交換してから▲7一角の強襲で攻めが続く
▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛
*ここで△2三歩は▲6四飛が両取りになり先手良し
△7六銀 ▲3三歩
*叩く
△同 桂 ▲同桂成
*これを△同金は▲6四飛~▲3四歩で先手の攻めが続く
△同 角 ▲同角成 △同 金 ▲2一飛成
*まだ難しいながら、先手まずまずの変化だ
*・・・モロに激指定跡道場2が教えてくれた変化(^^;
*▲3五歩突き捨て~▲4五桂の単騎跳ねは、相掛かりを指すなら、覚えておきたい手
*(29手目に戻る)

昨日に引き続き、自戦記 vs立石流、指していて面白かった一局 
アマチュア将棋の楽しさが出ている棋譜と思います

開始日時:2012/04/23 21:40:15
棋戦:レーティング対局室(早指し2)
先手:Gizumo
後手:1746点の人

▲7六歩
*私は先手 vs立石流の一局
△3四歩 ▲2六歩
*私は、いつもどうりの居飛車
△4四歩 ▲4八銀 △4二飛
*相手は四間飛車だ
▲5六歩 △6二玉 ▲6八玉 △7二玉
*相手は穴熊かなあ?
▲7八玉 △8二玉 ▲5八金右 △7二銀
*美濃だった
▲2五歩 △3五歩
*おお これは! 立石流だ 対策がいまいちわからないんだよね
▲6八銀 △4五歩
*やはり突いてきたか 渡辺竜王ですら、NHK杯で久保に立石流を指されて、負けそうになっていた
▲7七角
*考慮の結果、こうやった 意味は自分でもあんまりわかんない(^^;
△同角成
*換えてきたか
▲同 銀 △2二銀 ▲5七銀
*この後のことを考えると、疑問手だった
△3二金
*ど、どうする もうすでに、最大の勝負どころと思った
*次に△4四飛~△3四飛を許しては、作戦負けは必至だ
*深浦の「これが最前線だ!」という本には、ここで▲5七角と打て、と書いてある しかし、今は5七には銀がいて打てない どうする?
▲2六角
*角打ち! 勝負手!
*これしかないと思った 以前にもこの▲2六角は打ったことがある そのときはまあまあの手ごたえだった
*3五の歩を取りたいのだ
*激指定跡道場2では、この角を打った局面、-76で互角と出た
△4四角
*相手も打ってきた 激指の形勢判断は+89で互角だ
▲6六銀左
*後手の角を狙いに行く ほっとけば、次に▲5五銀で優勢だ
△5四歩
*さあ、ここからどうする? じっくりした戦いになれば、こちら角がいじめられそう・・・
▲6八金上
*とりあえず様子見
△3三銀
*そうだよなあー そうくるよなー 角がいじめられそう・・・ もう待ったなしだ
▲1六歩
*しかし、待ってしまった(^^
*▲1七桂と活用できれば、という意味だったが、そうすれ相手も△3三桂と跳んでくるのが見え見えだ
△6四歩
*もう一気に△3四銀が優ったと思う
*・・・が、それだと激指は▲3六歩△同歩▲4四角から5三に角を打って、2六に馬を作って、互角とでた
▲4八飛
*勝負、勝負
△3四銀
*きたー もう行くしかない
▲4六歩
*この手に代えて、やはり▲3六歩から、2六に馬を作っておけ、というのが激指のお勧めだった
*▲3六歩に放置なら▲3八飛、と指せとのこと
*なるほどね
△同 歩 ▲同 銀
*どうなるのか 先が読めない(^^;
△4五歩
*ここで引くわけにもいかない
▲同 銀 △同 銀 ▲同 飛
*なんか、2六の角が遊びそう ピンチか
△6五歩
*ぐっ どうする?? ▲7七銀は△同角成で王手飛車、終了だ
▲4三歩
*これでなんとかなることを祈った
△同 飛
*もし△同金なら、▲6五飛で銀が助かる
*しかし、よく考えたら、歩なんか打たずに、単に▲6五同飛で良かったなあ(^^;
▲3四銀
*ここで△4一飛は▲3五角 △4二飛は▲4三歩から精算して▲3五角
*だが、激指に言わせれば、この銀は疑問手とのこと 互角だった形勢が-1000ほどになってる 
△6六歩
*取ってくるよなあー
▲4三銀成 △同 金
*相手は銀を3枚も持ってるぞ
*いつの間に(^^;
*しかし、この手では△6七歩成~△9九角成としたほうがいいと激指先生
▲4四飛
*切ったけど、これも疑問手との激指先生(^^;
*▲3五角や▲6六歩が有力だったとのこと
△同 金
*金を釣りあげたかったんだけどね
▲4一飛
*形勢は-1500ほどで後手優勢とのこと
△4九飛
*疑問手 チャンスがまだあると思った
▲3五角
*角が活用できた 勝負的にはまだわからないぞ
△4三歩 ▲4四角
*もう逃げている場合ではない
△同 歩 ▲6二金
*食いついてなんとかならないか
*ここで、次の激指のお勧めの手を当てたらすごいです
△7一銀
*本譜は受けた しかし、激指のお勧めは、△7七銀!!
*以下、角を使って、王手飛車の筋があるとのこと
*しかし、以下の変化が多く、優勢な後手としては見えてもなかなか打てない銀だろう △7七銀以下の変化は難しいので省略させてもらいます 激指、すげえ(^^;
▲6一金
*次の手、△5二銀や△5二角が激指のお勧め
*しかし、もし見えても人間にはなかなか指せないだろう
△同 銀
*これが普通だよね
▲同飛成 △7二銀打
*ここまでの折衝で、-1500だったのが、-500まで競ってきている  先手にも持ち駒が溜まった
*次の一手が私の勝負手 激指もそれがお勧めとのこと
▲5九金打
*少し苦しめなので、紛れを多くした手 相手は迷うだろう
△同飛成
*後手の手、色々あったところだが、取ってきたか しかし△同竜はこちらの待ち受けるところ 次の手は当然の一手
▲7一龍
*これで、雰囲気は逆転 そういう空気になった
*激指では-400ほどだが、もうどっちが勝つかわからない
△同 玉 ▲5九金
*ここでは、すでにこちらが勝ちやすいと思った
*後手の玉が、こちらと比べると薄い ここまで戦って、駒の損得なし
△2八飛 ▲3一飛
*勝てる将棋と思った 激指の形勢は-80 互角だ
△6一金
*△2八飛が疑問だったかもしれない
*△2八飛の代わりに△6一金とかで自陣を固め▲3一飛にさらに△6二金打ちが実戦的な手だったと思う
▲5八銀 △2九飛成
*ここで大事な手がある
▲4九歩
*これで手ごたえを感じた 底歩がすごく受けに効いている
△2五龍
*竜を使いたかったようだが、やはり△6二金打ちなどで固めるのが実戦的な手だろう
▲4三角
*攻防手
△6五龍
*ここでは激指の形勢は+60で全くの互角
▲5二銀 △7六龍
*うおっ 勝負をかけてきた! 読みきっているのか?? 詰みがあるのか???
*詰めばこちらの負け、詰みがなければ、こちらが勝てる! どう受ける?? 次の手が勝敗の分かれ目!
▲7七歩
*▲7七金は△8六桂▲同歩△8七金▲6九玉△7八銀で詰みだった
△8六桂
*▲7七歩は・・・詰み?? 逃れてる??
▲8八玉
*逃げたが、実は疑問手だったとのこと ▲8六同歩が正着との激指先生の指摘
△7九銀
*竜を助けるためには、仕方のない銀打ち
*・・・と思いきや、これが敗着! △6七歩成ならどうなっていたかわからなかったと激指先生!
▲同 玉 △8七龍 ▲6一銀成
*ここで相手が投了! 渡した駒が悪く、後手玉にピッタリ即詰みが生じていた
*反省点がすごく多い一局だったが(^^;、指していて面白かった
*一手一手に意味が大きく、形勢も一手ごとに揺れ動いて、将棋の楽しさが良く出た一局だったと思う
*総消費時間は、私10分、相手6分だった 相手少ないね(^^;

土曜の放送の銀河戦、北浜vs土佐の一局は、相穴熊になったので、
スルーしました(^^; 代わりに私の自戦記を一局載せておきます
下にずいぶん長いですけど、手数はそんなに長くないです
ドラッグしてコピーして、kifu for windowsに貼り付けて見てください


開始日時:2012/04/23 17:22:59
棋戦:レーティング対局室(早指し2)
先手:1598点の人
後手:私

▲7六歩
*セカンドハンドルネームで対局した一局
*こっちのHNは、主に、振り飛車用に使っている
*棋力は初段をうろうろしてる
△3四歩
*私は後手 振り飛車を指したいのだ 居飛車で来てくれないかなあ 
▲6六歩
*あー なんか、相手が振り飛車っぽいね
△6二銀
*しょうがない、相振りは全然弱いので、居飛車の作戦でいこう
▲6八飛 △6四歩
*対振り飛車の作戦へ移行
▲4八玉 △6三銀 ▲3八玉 △5四銀
*もう作戦は、おわかりでしょう
▲2八玉 △4二玉 ▲7八金 △3二玉 ▲3八銀 △6二飛
*右四間飛車が私の作戦でした
*相手はどうやってくるだろう?
*▲7八金が、変わった形だなあ
▲6九飛 △5二金右 ▲1六歩 △1四歩 ▲6八銀
*ここ、△6五歩と仕掛ける手もあったかもしれない
△3三角
*自重(じちょう)した △6五歩で攻めて行ったほうが良かったかもね
▲6七銀 △2二銀
*銀冠を目指す 相手は指す手に困りそうなかんじ
▲4六歩 △2四歩 ▲5六銀 △2三銀 ▲7七角 △2二玉
▲3六歩 △3二金
*これで囲いが完成したぞ
▲3七桂
*将来▲4五桂とやってきそう、いやな桂馬だ
△9四歩 ▲9六歩 △1二香
*穴熊へ! 私の穴熊って、めっちゃ、めずらしい
▲6八金
*相手も固めてきた
△1一玉 ▲5八金寄 △4二金右 ▲2六歩
*ここで、もう指す手がわからなくなった
*どうしよう?
△9三桂
*跳ねちゃった! 次の△8五桂が見え見えだ あー
▲2七銀
*あららら そんな手を! 仕掛ける大チャンス到来だ
*▲8六歩なら困っていたところだ
△8五桂
*ぴょーん
▲8八角 △6五歩
*いけいけどんどん
▲8六歩
*この桂が死ぬのは予定どおり
*ここのあたりのお互いの指し手は、右四間ではよく出てくる
△6六歩 ▲8五歩 △6五銀
*銀を活用しよう
▲3八金
*固めたか 次の手、△7六銀も考えたが・・・
△5六銀
*まあ普通は取るでしょう
▲同 歩
*ここで、次の手、△6七歩成では、先手に一気にさばかれる ・・・と思ったが、激指定跡道場2によれば、
*△6七歩成、そして△6七銀も有力とのこと
*私はこっちがだいぶ有利と思っていたのだけど、激指hの形勢判断は-200ほどで、まだまだいい勝負とのことだ
△7八銀
*これも激指お勧めの手
▲4九飛
*やや疑問か 普通は2九まで逃げるところ
△8七銀成
*狙いの一手 角を取りに行く
▲5一銀
*きたかあ さすがに飛車はあげられない
*こっちが優勢と思っていたのでね
△6一飛 ▲4二銀成 △同 金 ▲4五桂
*無理攻めだろう・・・ と実戦中は思った
*しかし、もう終盤と言ってもいいので、この桂馬が歩で殺されるようなことはないね
△2二角 ▲9七角
*苦心の手だろう こっちが優勢だろう
*激指の形勢判断でも、-900ほどで後手優勢と出た
△同成銀 ▲同 香 △6七歩成 ▲4八金左
*当然の手だが、粘りのある手
*指す手がわからなくなっちゃった と金を作るところまでしか考えてなかったから(^^;
△5七銀
*からんでおいた この局面では普通の手、との激指の判断
▲2五歩
*んん? なんだこれ? やけっぱちか
*先手は歩切れだぞ
△同 歩
*先手の玉頭に傷ができた、しめしめ、と思っていた
▲2四銀
*げえええ なにこれええ と、取れない!!
*完全に思考がパニックになった
*もう形勢が難しくなってるようだ 
*このあたり、激指もアテにならない なんか、検討モードの形勢判断が変 激指にもわかんないみたい(笑)
△3二角
*これでは・・・ 問題を先送りしただけ
▲2三銀成 △同 角 ▲2四銀
*当然こうなる
△4八銀成
*突っ込んだ! 相手はどうする???
▲同 飛
*あー取ったか ▲2三銀成も有力だったね
△3二銀
*この手の代わりに金寄りで受けると、▲2三銀成△同金▲3二銀とからまれるのがいやだったのだ
*
*よしよし、これで受かったと思っていた
*
*だが、この手が事実上の敗着とのこと
*激指のお勧めは△1三金と打つ!! な、なるほどなあ
▲5三桂成
*なんじゃこれ?
△同 金
*取った 意味がわかんなかったし、桂馬がほしかったからね しかし、粘りを欠いた悪手だった
*受けるなら△3三金、攻めるなら△5七とで寄せ合いにいっていたら、全くの互角との激指の形勢判断 ああーー
▲2三銀成 △同 銀 ▲2四歩
*えええ 歩持ってるの?? なんで??
*ああー さっきのは、歩の補充だったのか!!
△3二銀打
*泣く泣く銀を打つ がくっ
▲2三歩成 △同 銀 ▲2四銀
*もう角の頭狙うのやめてー
△3一桂 ▲2三銀成 △同 桂 ▲3二銀
*激指は+900ほどで先手有利との判断
*私は心が折れていた・・・
△5七と
*△3三金とか、まだ粘る手もあっただろうが、この手を選んでしまった・・・
▲2三銀成 △4八と ▲2四桂
*あー必至がかかった ▲1二成銀で詰ましにきてくれるのかと期待したが、だめだった
△3八と ▲同 銀
*これは・・・ もう逆転はない・・・ 先手玉、詰まないね・・・
△2七銀 ▲同 銀 △3七金 ▲同 玉 △3九飛 ▲3八金
△6七飛成 ▲4七銀
*ここで私は投了! 右四間が成功して優勢だったのに、角頭攻めがまったく見えてなくて、逆転負け 吊るし桂の一発で詰み筋の順なんて、実戦で初めて指したよ ああーだめだこりゃ
*ショックが大きかった一戦だった
*先手の人、レートのわりに強かった・・・
*ちなみに消費時間の総計は、相手11分、私12分だった

来週の日曜は、岡崎将棋祭りに行くため、NHK杯の更新は次の日、月曜とさせていだたきます
森内さんと谷川さんの対局を観戦してきます 
入場は抽選なのですが、今回は当たったので、観戦できることになりました(^^) 

それから、同じく来週の日曜、子供名人戦のTV放送がありますね 今から録画予約の一手ですね

ここ1週間ばかり、けっこう体調がマシで、24で毎日指せています 楽しいです(^^)

ああ、あと、30万ヒット、ありがとうございます 
それほど数字には興味はないんですが、やはりうれしいですね
ひとつ思うのは、女性の読者がいないかなーということです
将棋人口の1パーセントは女性という統計がありますので、ここを見ている人で、
女性がひとりくらいいないかなーと思ってます(^^; なんなら、オカマさんでもかまいません
ブログ、これからもまだ続けたいですね(^^)  
佐藤紳哉六段vs豊島将之七段 NHK杯 1回戦
解説 佐藤天彦

今日は紳哉君と、若手のホープ豊島の対決か おー、紳哉、カツラ似合ってるね
でも、もうカツラと知っているんで、カツラと思って見てしまう(^^;
服装も、真っ黒のジャケットと黒のインナーでカッコイイ 胸元にはネックレスだ

って、解説の天彦の髪型、これは何?? 3ヶ月くらい散髪に行ってません、というような髪型!
これが今どきのオシャレな髪型なのか もう全然ついていけない(^^;

紳哉は、1997年四段 安恵門下 竜王戦2組、順位戦C2 へ~、竜王戦は2組なのか
予選で石川、上野、飯塚に勝ち、2回目の本戦出場 11年ぶりだそうだ

豊島は、2007年四段、桐山門下 竜王戦3組、順位戦B2
総合成績優秀で予選免除 3回目の本戦出場 

解説の天彦「紳哉は棋界を代表する長考派 自分が納得するまで考える
 正統派の居飛車党、持ち時間の短いNHK杯でどのような将棋を見せるか
 豊島は序盤を突き詰めて研究するタイプ 中終盤力も非常にある 序盤は飛ばすタイプ」

事前のインタビュー
紳哉「豊島ぁ? 強いよね 序、中、終盤とスキがないと思うよ
 だけど、俺は負けないよ! 駒たちが躍動する俺の将棋をみなさんに見せたいね!」

聞いていた矢内「・・・はい(笑)ということで、ははは」
天彦「なかなか斬新な(笑)」
紳哉、前代未聞のヤンキー口調でのコメント(笑)やってくれた(笑)
放送を見た米長会長に怒られるかもしれないなあ(^^;

豊島「紳哉の印象は、攻め将棋で、非常に積極的な棋風なので、こちらも積極的に指して、
 先攻できる展開を狙いたい 優勝めざしてがんばります」

先手紳哉で対局開始 戦型は、居飛車超速▲3七銀vs△ゴキゲン中飛車+美濃になった
天彦「相居飛車と予想したんですが、さっそくはずれました(^^;
 豊島は最近はゴキゲンは少ないのでちょっと意外 豊島は戦略家で、相手の思惑をはずすのがうまい
 今、ゴキゲンの対策は、7割が超速▲3七銀 」
紳哉が2枚銀で、押さえ込みを計るという将棋だ

雑談で、天彦「紳哉は交流範囲が広い 対局中の表情が、普段とギャップがある」
苦虫を噛み潰したような顔で指す紳哉、東北地方の「なまはげ」みたいだと思って見ていた(^^;
紳哉の指すときの駒音、パシッと鳴って、気持ちがいい
(豊島はオールラウンダーという話になり)
矢内「豊島に以前聞いたが、色々な戦法を指すのが楽しいですよね、っておっしゃってた」

さて、序盤、豊島は9筋を受けなかった さばきを優先した指し方ということだ
紳哉、早くも考え込んでいる 取られそうな4五の銀、どうやって凌ぐのか・・・
矢内「(先手は4五の銀を)どうしましょうか」
天彦「わかんないですね(^^; 後手を持ってみたい」
え~、もう後手がいいの?? 戦い、まだ始まったばっかりじゃん 紳哉は大丈夫か?
そして、記録係の声「9回目の考慮時間に入りました、残り1分です」
どしぇー、もう9回目!! 豊島は、まだ最初の10分の持ち時間を使い切ってもいないぞ

紳哉、▲5六歩と辛抱したが、これが局後に悔やむことになった手だった
豊島に△4三銀と銀をバックされ、紳哉、最後の考慮時間に突入 ああー大ピンチだ

どうやって豊島が優勢を決定づけるか、ということろで、矢内がすばらしい手を指摘!
矢内「(6四の地点に手をやり)角とか・・・」
ぺタッと大盤に角を貼った矢内
天彦「△6四角ですか? なるほどお 筋がいいですねー」
検討してみると、盤上、この一手に見えるではないか
天彦「これはイイ手ですね 絶好手の可能性がありますね」
おおー天彦がベタ褒めだ これだね この一手だ 豊島は逃さないだろう!
実戦は、△3五歩の突き捨てを入れてから△6四角、だった 矢内、ほぼ正解! パチパチパチ
そして豊島、さすが、名人候補! △3五歩を入れないと角が狙われたんだね
ここ、天彦の解説、ナイスだった

後手の豊島の優勢が決定的になり、もう投了級かと思われたが、紳哉は粘った
もう何もかも放置で、2筋に、と金を作って勝負! なるほど これでまだがんばるか
紳哉、このまま負けたのではいいところなしだ、これはいいがんばりだね 
紳哉、必死の形相で、本当に、なまはげそっくり(^^;
▲5五角のライン+吊るし桂で、最後の一発逆転を狙う紳哉 おお、そうでなくっちゃね

しかし、豊島の指し手は正確を極め、差が広がる一方 あーだめだー
天彦「はっきり後手優勢」
なんと、豊島、まだ8回も考慮時間を残しているではないか うわー
天彦「豊島は、終盤に時間を残す、実戦的な指し方で、高い勝率を上げている
 局面は後手の大優勢だが、豊島には油断が見られない」

将来の名人候補の豊島、さすがの寄せっぷりを披露し、手堅く勝ちを収めた
106手で豊島の勝ち ああー紳哉負けたかあ うーん、ダメだったか・・・
豊島は5回も考慮時間を残していた

天彦「豊島の戦型選択、研究に裏打ちされた序盤の早指しで、紳哉のほうは、終始苦しい展開だった
 豊島の、確実なカライ指し方が見れた」

局後、紳哉「ふがいない将棋になっちゃった・・・」
豊島「実は、似た将棋を指したことがある」
紳哉「こっちは経験がないのがバレバレで」
そうだったのかorz 紳哉が序盤で考え込んでいたのは、長考派だからではなく、
経験のなさが原因だったのか 

紳哉「▲5六歩が弱気だったね」
でも、そこではもう、残り時間が切迫していたわけで、そうなった原因は研究が足りないわけで・・・
豊島の研究をはずす意味で、いっそ丸山ワクチンとか、やれば良かったかなあ
研究してなくて、その作戦を採用しちゃって、
しかも相手はその戦法の研究は万全と思われる相手、これでは勝ち目が薄すぎる
紳哉の髪の毛くらい薄(以下略)

ただ、豊島のほうは、いかんなく実力を発揮してくれて、良かった
△3五歩~△6四角という手は、さすがだった 私の中で、豊島の評価はすでにA級棋士なみだ

紳哉、番組が終わる直前に、カツラを取るファンサービスをやってくれるか、と思って
ちょっと期待してしまったのだが、何事もなく終わった
まあ、カツラって、そう簡単に取れるもんじゃないか(^^;

盛り上がりに欠けたということはあるけど、紳哉も終盤、▲5五角のラインで吊るし桂での
一発逆転を狙っていて、最後まで気は抜けなかった
そして、最後に▲5七歩じゃなくて▲4五玉と上部に逃げ出したらどうだったのか、
私は後手を持って勝ちきる自信が全くない(^^;
大差に見えて、実はそうではなかった一局と思う 1回戦としては、私はまずまず面白かった
1回戦は、何かひとつでも見所があればそれでいいと思ってるのでね

豊島、昨年度のNHK杯では2回戦の渡辺戦で、すばらしい将棋を見せたが惜敗した
今年はぜひガンガン勝ち上がってほしいものだ 
開始日時:2012/04/21 8:51:57
棋戦:レーティング対局室(早指し2)
先手:Gizumo
後手:1697点の人

▲7六歩 △3四歩 ▲7五歩 △8八角成 ▲同 銀 △4二玉
▲7八金 △2二銀 ▲6八飛 △3三銀 ▲4八玉 △3二玉
▲3八玉 △1四歩 ▲1六歩 △2二玉 ▲6六歩 △6二銀
▲6五歩 △3二金 ▲7七銀 △8四歩 ▲6四歩 △同 歩
▲同 飛 △6三歩 ▲6六飛 △4四歩 ▲2八玉 △8五歩
▲3八銀 △9四歩 ▲9六歩 △8四飛 ▲7六飛 △4三角
▲6六飛 △6四歩 ▲6八銀 △6三銀 ▲6七銀 △6五歩
▲5六飛 △5二金 ▲5八銀 △6四銀 ▲7二角 △7五銀
▲6一角成 △8六歩 ▲同 歩 △6四銀 ▲6三歩 △5四歩
▲6二歩成 △4二金右 ▲5一馬 △5五歩 ▲2六飛 △9五歩
▲6三と △7五銀 ▲7七桂 △9六歩 ▲5六歩 △5四飛
▲6二馬 △5六歩 ▲6七金 △6六銀 ▲5六金 △5七歩
▲6九銀 △7七銀成 ▲5三歩 △5八歩成 ▲同 銀 △3五歩
▲5二歩成 △6八成銀 ▲4二と △同 銀 ▲5三歩 △5八成銀
▲同 金 △3四桂 ▲5二歩成 △2六桂 ▲4二と △3八桂成
▲同 玉 △5六飛 ▲3二と △同 角 ▲3四桂 △1二玉
▲2二金 △1三玉 ▲5七歩 △8八飛 ▲4八金打 △8九飛成
▲4九銀 △3三銀 ▲3二金 △3四銀 ▲2二角 △2四玉
▲5六歩
まで109手で先手の勝ち

慣れない振り飛車を採用してみた棋譜
レートのわりに、レベルの高い一局だったと思う お互いによく指せてる
総消費時間は、私が14分、相手が10分 
65手目の▲5六歩が勝因になったと思う
やっぱり24は怖いところだ・・・
第20期 銀河戦
本戦Aブロック 8回戦
戸辺 誠六段 vs 佐々木 慎五段
対局日: 2012年3月6日
解説:大平武洋五段
聞き手:山口恵梨子女流初段
記録:渡辺弥生女流1級

平成23年度の成績は、佐々木慎12勝16敗 戸辺誠22勝14敗
佐々木慎は、本戦で平藤、青野に勝ち 戸辺は予選は無しでシード

解説の大平「両者振り飛車党、佐々木は相手が振り飛車だと、居飛車、振り飛車の両方を指す
 戸辺は早石田とゴキゲンを使う 戸辺攻めという言葉があるくらい、めちゃくちゃ攻めの棋風」

先手佐々木慎で居飛車超速▲3七銀、戸辺はゴキゲン中飛車で低い陣形
双方、▲6八玉、△6二玉のまま、囲いもそこそこに、戦いが始まった まだ23手目だ

1手間違えたら、即終わり、という激しい戦い、どちらも間違えず、難しい形勢が延々続く
佐々木はバラバラな陣形をよくまとめ、戸辺は飛車、角、歩だけの細い攻めをつなげる
どちらも全くゆずらない! 
1手指したほうが良く見える、という、これぞ将棋の醍醐味だ 

解説の大平、延々詳しく変化をしゃべり続けてくれ、とても良かった 
複雑な戦いなのに、予想手がバシバシ当たって気持ちいいし、そして、ときに、
大平の予想を上回る手を指す佐々木慎と戸辺!
どちらにも、はっきりした疑問手は1手もなかったのではなかろうか
「このくらいでいいだろう」という手が、両者ひとつもなかった 
全部、読みに裏付けられた手の応酬だった 

佐々木慎、長い長い終盤で、▲8六歩~▲8五歩~▲8四歩はよくぞ指したものだ
もしかしてそれが敗因なのかもしれないが、善悪を超越していてすごいと思った 
戸辺も自陣に金を投入して、実によく粘ったなあ
両者とも、自玉が危なくなったときの見切り、これが卓越したものがあった

結果は128手という長手数で、戸辺がわずかに競り勝った 
ほんのわずかの差、どっちが勝ってもおかしくなかった
この一局、タイトル戦の棋譜といっても、全く遜色がないだろう

佐々木慎と戸辺、この将棋に関しては、タイトルホルダーなみの強さだったと思う
お互いに秒読みでここまで指せるんだね プロは怖い!

この将棋、感想戦が丸1日できるんじゃないだろうか それだけ濃かった
今期銀河戦で、私が見た中で、間違いなく一番の大熱戦だった
見終わって、自分の力と比べたときに、あまりの実力の差に思わずため息がでた
大平の解説もすごく良かった 今何が起こっているのか、よくわかった

はあ~、全くすごい一局だった すばらしい棋譜ができあがったね 面白かったよ
佐々木慎、戸辺、大平、3人に感謝したい ありがとう!
2012.04.18 脳トレ5手詰
脳トレ5手詰
北浜健介七段著 日本将棋連盟発行 1200円+税 2012年3月初版発行
評価B 難易度★★★ 
コンセプト<基本問題100問、実力問題50問からなる詰将棋集>

基本問題は1ページにつき2問、実力問題は1ページ1問の形式です
問題のうち、だいたい90パーセントほどは実戦型といっていいです 
ただ、玉が4段目に出てくる問題もしばしば
実力問題の最後のほうは、アクロバティックな問題もあります
実力問題の下にはヒントがありますが、ほとんど役に立たないヒントです(笑)

脳トレ7手詰が簡単だったのに対し(最後の5問ほどは除く)、
本書は考え込む問題も多数ありました 5分以上考え込む問題もしょっちゅうでした
これ、5手詰だから、やろうと思ったけど、7手詰だったら途中で挫折していたかもしれません
私は詰将棋が苦手なもので・・・

「3手詰ハンドブックが終わったから、次は脳トレ5手詰をやろう」というのはおススメできません!
難易度が違いすぎます(^^; 
1つの問題の中での解答の変化で、3手詰が3つくらい入っている問題も普通にありましたのでね 

147問目だけは、投げ出しました 
桂があちこちに4枚も配置されている問題図、こればっかりは解く気になれませんでした
逆に言えば、他の問題は全部考えて解こうとしました 5問くらい間違えたかな

標準的な5手詰か、それより少し難易度が高め、の問題150問というところです
第20期 銀河戦
本戦Hブロック 7回戦
泉 正樹七段 vs 高崎一生五段
対局日: 2012年2月16日
解説:長沼 洋七段
聞き手:中村桃子女流1級
記録:野田澤彩乃女流1級

土曜に放送された銀河戦

おおー、スタジオが新しくなってる! 今春から連盟に新しくできたんだってね
キレイだ、気分も一新でいいね

平成23年度の成績は、高崎15勝9敗 泉9勝12敗
高崎は前局で福崎に勝ち 泉は予選で高田に勝ち
解説の長沼「高崎は積極的に攻める振り飛車党 泉は野獣流の異名をもつ攻撃的な居飛車党」

先手高崎で、▲角道を止めた石田流+美濃vs△居飛車になった 
泉、右の金銀で、石田流を押さえ込む作戦だったが、見事に失敗、高崎にさばかれまくり・・・
居飛車党の私としては、石田流をどう押さえ込むか興味があったのだが、
全く参考になりゃあしない(^^;
いつも思うのだが、泉のいったいどの辺が野獣流なのだろう
さっぱりわからない 野獣というからには、石田流に対して真正面から一番激しい順で迎え撃つ、
とか、そういうふうにやってほしいものだ 

もう高崎の楽勝で終わるんじゃないか、と思って終盤を見ていたのだが、泉は粘りに粘った
高崎が油断していたら逆転していたかもしれない 
あと駒1枚あれば、というところまで先手玉を追いつめたが、ギリギリで高崎に凌がれた
あー、惜しかったね あの中盤から、よくぞここまでの熱戦になったものだ
結局は、中盤での形勢の差が最後まで響いた、という一局ではあったけどね
 
えっと、これくらいしか書くことがない このブロック、あんまり目立つ人がいないから(^^;
阿部光瑠 四段vs牧野光則 四段   NHK杯 1回戦
解説 中村修

今日は、新人2人の対戦かあ フレッシュでいいね
あべこうる(以下、光瑠)と、まきのみつのり、だ
って、なんだ、この牧野の頭は? すんごいことになってる 理科室で実験していて失敗したのか?
髪の毛が爆発してる これはファッションなのか?
連盟のHPの写真と全然違う~ 同一人物だよな~、これ?(笑)↓
http://www.shogi.or.jp/player/kishi/makino.html

光瑠は中村修九段門下、2011年四段昇段、竜王戦6組 順位戦C2 現在17才 若いな~ 
予選で、中座、田村、戸辺に勝ち NHK杯本戦は初出場

爆発頭は、もとい、牧野は、故・木下晃七段門下 2010年四段昇段、竜王戦6組 順位戦C2 
現在23才 総合成績優秀により、予選免除 NHK杯本戦は2回目の出場

解説の中村修「光瑠は、早指しを中心に活躍し、抜群と言える成績
 これからどれくらい勝つのか NHK杯の予選でも、勝つのが大変と思える相手たちに3連勝
 青森出身で(青森の弘前)、津軽弁 人と指すよりも、ネットで実力を上げてきた 
 牧野も成績優秀者で出てきたというのは大変なこと 王位リーグに入ったりしている
 これからすごく楽しみな若手、見た目も個性的 両者ともに居飛車党」

事前のインタビュー 
光瑠「NHK杯に出ることは自分にとって、ひとつの目標だったので、すごいうれしい
 一局一局、自分らしくがんばりたい」

牧野「光瑠の印象は、何でも指す人なので、戦型予想は難しい いつもどおり全力でやりたい」

雑談で、中村修「弟子の光瑠とは、一局も指したことがない(^^;
 彼は奨励会で、先手なのに一手損角換わりをやっていた
 将棋を覚えて2年くらいで、青森では自分より強い人がいなくなってしまった、というくらい
 三段リーグは2年(4期)で抜けた、昨年度は森内に勝ち、羽生、渡辺とも指した」

先手光瑠で、先手の角交換四間飛車だ 
そこから、▲向かい飛車+美濃囲いvs△居飛車の矢倉モドキ囲いになってる
中村修「角交換振り飛車は、藤井がよく指している」
光瑠、先手なのに、後手番の作戦をやっているね 手損なんて気にしない、ということか

牧野が△3五歩と位を取るなどして、玉側に手をかけている間に、
光瑠が機敏に左辺から仕掛けた 牧野、対応が遅れたと中村修の解説

△7三歩と、一方的に歩を使わされてしまった牧野
中村修「後手が少し損した序盤」 
光瑠、中村修が解説したとおりにビシビシ指していく  
▲5六金、とグイッと出た手に、中村修は感心、「いや力強いですね~!」
飛車の位置を細かく動かし、牧野に攻めるスキを与えない おー、強い強い

牧野は馬を作ってクリンチに出た 先手は歩得をして、後手の駒を押さえ込みにいく 
光瑠、常に一手先に受けている 大山名人ばりだ すごい17才だ
中村修「光瑠のNHK杯予選の棋譜を見たが、優勢になってからも安定して、危なげない勝ち方だった」

このまま押さえ込んで、牧野に何もさせずに光瑠が勝つのか、と思われたが、
角で飛車を取り、攻め合いに出た 結果的にだが、この判断がどうだったのか
後手の飛車は動けなかったので、取らずに上から押さえ込みにいくという手段もあったのだが・・・

互いに飛車を打ち込んでの攻め合いだが、なかなか先手に決め手が出ない 思ったよりも難しいようだ
先手の駒、左側に銀桂が遊んでいるので、そんなに有利ではないのだろう
中村修「後手が苦しいかと思えたが、熱戦に見えてきた」

光瑠が押し切るかと思われたのに、牧野は良く粘ってるなあ、と思われたそのときだった
牧野、強烈な一撃が出た 銀のタダ捨ての王手、△3九銀! おおおおお 
これは、取れば竜を突っ込んでまた王手、先手が何か受けたら、そこで自陣に手を戻せばいいわけか!
中村修「なるほど~ これはいい手ですね 驚いたですね~!」
解説の中村修も、矢内も絶賛の一手! この手を境に、流れは牧野に傾いた 
おお~、魅せるね いいぞいいぞ

△3九銀を取らずに、よろけて玉を端に逃がした光瑠
中村修「逆転したかもしれませんね」
もう考慮時間もなくなり、両者30秒将棋 ハラハラの終盤だ 面白い

流れは牧野に傾いた、はず、なのだが、今度は光瑠が決め手を与えない 
△3九銀なんていう手が入ったら、ガタガタッと崩れそうなものだが、
この17才は違う、落ち着いてる! 延々続く、2人のねじり合い すごいすごい
中村修「いや~ どっちが勝ってるか、わかりません いい勝負」

画面に2人の顔が映し出される 不敵にちょっと笑っているような、楽しそうな顔で指している光瑠
対して、牧野の表情は、って、爆発頭のせいで、表情が何もわからない(^^;

両者、自陣を固めだし、実力伯仲、これはまだ、延々続いて、終わりが見えないか、と思われたが、
2人の呼吸が一致したのか、互いに斬り合っていった! おおー さすが若いね 楽しい楽しい

こうなったら、もはや指運か
牧野、先手陣を一気に攻略にいったが、一気の寄せは・・・ なかった!
駒損して、もう引き返せない状態 あうう、ダメだ、そろそろ投了もいたしかたなしか

だが、牧野、秒を9まで読まれて△1七銀、と放り込む最後の勝負手を放った!
おおおー 焦点の銀捨て! 中村修「王で取るか? 桂で取るか?」
うおー、もう自分だったらパニクってる(^^;
光瑠、どうするか、って、落ち着いて正解手で対応か すごいー 17才とは思えない落ち着きっぷりだ 

牧野、かなり最後のほうまで指した 大熱戦だったもん、投げきれないよね
167手、力を出し合った一局は、光瑠の辛勝となった 
いや~、熱戦だった 1回戦でこれくらい見せてくれたらいいね 
さすが、成績優秀な若手どうしの一局だった!

中村修「光瑠の押さえ込みだったが、牧野がうまく手を作った 
 終盤、逆転したようだったが・・・ 非常に面白い将棋だった」
解説の中村さんが何回も声を上げて驚く場面があり、番組として盛り上がって、楽しく見れた
終盤、力を出し合い、早指しTV将棋の醍醐味が出ていた一局だったと思う 良かったよ

光瑠、24での点数は3100点くらい、と、先日の将棋ステーションで言っていたっけ 
やはり強いね 牧野も、劣勢と思われてから良く粘って、逆転模様までもっていったね
読みよりも、手の見え方、発想が問われた一局、両者が才能を見せてくれた

さて、来週は・・・ おお、豊島か 相手は、佐藤紳哉! あー、カツラだ ハハハ
紳哉くん、ズラを取って見せてくれるのかな? 来週も楽しみだ(^^)

訂正・中村修さんは、光瑠は三段リーグを2期目で上がった、と番組内で言っていましたが、
   調べたら、正しくは4期目でした

変更・あべこうるのニックネーム、無難に光瑠ということにしました 
 そのまんま、シンプルでいいと思います 変換で出ないので辞書登録しました(^^; 
開始日時:2012/04/12 10:31:24
棋戦:レーティング対局室(早指し2)
先手:Gizumo
後手:1862点の人

*最高Rを更新した一局
*内容的には、ひどい棋譜だけど(^^;
*
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩
*私は先手番なら、最近はこの出だし 一番オーソドックスなタイプだね
△4四歩 ▲4八銀 △4二飛 ▲5六歩 △6二玉 ▲6八玉
△7二玉 ▲7八玉
*さて、私は船囲いの予定 相手はどうするか・・・
△8二玉 ▲2五歩 △3三角 ▲5八金右 △9二香
*げえ 穴熊だ vs振り飛車穴熊、かなり勝率が悪いのよね この大一番によりによって、vs振り穴かあ
▲5七銀
*こっちも固くする作戦でいこう
△9一玉 ▲8六歩 △8二銀 ▲8七玉
*天守閣美濃囲いの作戦
△7一金 ▲7八銀 △3二銀 ▲6六銀
*私の工夫として、9筋はいつでも突けるので保留し、4枚天守閣美濃にするのを急ぐ
△4三銀 ▲7九角
*相手がもしパスなら、▲2四歩からの強襲で、4三の銀を取りにいく筋は有力 
△5二金
*4三の銀にヒモをつけた大事な手
▲7七銀引 △2二飛 ▲9六歩
*△9五桂の筋があるので、ぜひとも突いておきたい
△4五歩
*機敏な一手 これで、△7四歩~△7五歩と突いてくる筋が一番有力な穴熊側の攻撃手段だ
*一歩持っていたら、△7五歩▲同歩に△7六歩と打てる これで天守閣美濃はあっと言う間につぶれる
*天守閣美濃に悩まされている人は覚えておこう
▲6六歩 △4四銀 ▲6七金
*先手は7筋を補強したが、こんどは4筋が薄くなった
△6四歩 ▲9五歩 △6三金
*近年の振り穴は、もっぱらこの形ですね 攻撃力がある形
▲1六歩 △7四歩
*穴熊側とすれば、これで△7二飛と回って、7筋の攻撃が出来ることがある
▲3六歩 △5四歩
*この形で急所の手 先手としては次の△5五歩をどう受けるか
*展開の例として、激指は▲3七桂としておくのが普通とのこと、大事な変化なので分岐しておきます
▲4六歩
*動きすぎ 相手が強ければ敗着になる手
△同 歩 ▲同 角 △4五銀
*うわあ もうだんぜん不利になってしまった
▲6八角 △4六歩
*もう全然だめっぽい
▲5七金 △4二飛 ▲3八飛
*どうにか受け止めてる・・・ いや、次にあの手がきたらもうダメだな
△5五歩
*これが正解手 あー 惨敗か
▲同 歩 △同 角
*次の△4七歩成~△1九角成が厳しい
▲1八飛 △5六歩
*うわあ もう全然ダメだ
▲5八金引 △3六銀
*あいたー
▲3八飛 △3五歩
*2枚の垂れ歩が重過ぎる もう投了級だ
▲4八歩 △4七歩成 ▲同 歩 △1九角成
*あーあ 香の丸損だよ 投了しようかな
*でも、最高Rがかかった試合だし、あとちょっとだけ指すか
▲3五角
*ここ、次の手、△3七歩なら投了しようかと思っていた
*したらば・・・
△4七銀成
*おおお これはチャンス!? △3七歩なら全然ダメだった
▲7一角成
*当然の角切り しかし実はまだだいぶ先手が苦しい 間違えてくれ!
△同 銀
*これも疑問手! △3八成銀なら、はっきり後手が良かった 飛車を取っておけば、先手は馬と金だけでは攻めが続かなかった
▲3一飛成
*一気に難しい形勢に!
△5八成銀 ▲4二龍
*うひょー 必敗形から、夢のような展開だ(^^;
△6九成銀
*金2枚を取られたが、天守閣美濃は、下からの攻めにはめっぽう強い ここは手抜きで攻めるチャンス!
▲6一飛
*▲9四歩から攻めて、▲9二金の一手詰めを狙ったほうが良かった
△7二金 ▲9四歩
*端が急所
△6二金打
*あら、飛車は離して打ったほうが良かったか・・・
*でも、先手陣、飛車打ちには強いかっこうだ
*
▲9三歩成 △同 香 ▲同香成 △同 桂 ▲9二歩
*どう対応するか見た手
*いつでも成り捨てられると思い、気楽に打っておいたが、どうだったか・・・
△同 玉
*取ったか
*△8二玉と逃げられたほうが、紛れが多くイヤだった
▲9四歩
*厳しい手
△6一金
*飛車を取ったが、△9五香のほうが実戦ではイヤだった
▲9九香
*勝ちを確信した一手 すぐには桂を取らないのがミソ
△9五歩 ▲同 香
*ここではもう決まっている
*△8二角と受けても、▲9三歩成△同角▲7二竜から、即詰みがあるとのこと へーそうだったのか 読み切ってなかったな(^^;
△8二玉
*もうあきらめたね 
▲9三歩成 △7三玉 ▲8五桂
*やったー 10年ぶりの最高R更新だ
*でも、中盤がひどすぎる
*ほかの棋譜も、だいたいこんな内容ばっかり・・・(^^;
まで91手で先手の勝ち

変化:43手
▲3七桂
*とても大事な一手 激指定跡道場2によれば、これで全くの互角とのこと ここでもし△5五歩と仕掛けたらどうなるか
△5五歩 ▲同 歩 △同 銀 ▲4五桂
*跳んでしまう 案外、桂は死なないので大丈夫なのだ
△5一角
*△4四角は▲5六歩で銀が死ぬ
▲5八飛
*この飛車回りがいい手 もし△5二飛なら、▲5三歩で先手優勢なのは明白
*もし△5四金と受けると、▲5三桂成で先手優勢 
△5四歩
*△5六歩は▲同金とさばいて先手優勢
*後手は手堅く受けるしかない
▲2八飛
*これで難しい勝負、とのこと
*(本譜の42手目に戻る)

第20期 銀河戦
本戦Gブロック 7回戦
森下 卓九段 vs 豊島将之六段
対局日: 2011年12月28日
解説:小倉久史七段
聞き手:山田久美女流三段
記録:伊藤明日香女流初段

平成23年度の成績は、森下14勝8敗 豊島32勝13敗
森下はなぜか予選シード 豊島は本戦で佐々木勇気に勝ち

両者居飛車党のはずだったのだが、なんと相振りになった 森下が相振り!
解説の小倉「今、流行っているんです」

豊島が序盤早々に仕掛け、戦いになった までは良かったのだが、
戦いが延々続く 両者とも、28秒くらいまで考えて指すので、そのせいもあって、すごく長く感じる

小倉の解説は頼りない、聞き手の山田久美ちゃんも、小声で質問なのかひとりごとなのか
わからない口調で話す、大局観のすごく難しい内容、
私はおととい、昨日と将棋を指していた関係で疲れており眠い、
寝る条件はすべて揃っていた(^^; 途中で寝ちゃった

結果は128手で豊島の勝ち 森下の入玉模様を、豊島が捕まえていた
序盤早々で戦いが起こったので、すんごく長い将棋に感じた

自分はやっぱり、相居飛車の切り合いで、80手くらいでスパッと決まった一局、というのが好みだ
長手数の大熱戦も、もちろん見たいんだけどね 今回は見送りだ(^^;
24で、最高レートを約10年ぶりに更新できました!! 
1907点で、晴れて、三段に届きました、めっちゃうれしいです(^^)

最高レートがかかった一局目、かなりの優勢から逆転負け
次の対局は快勝、そして再び最高レートがかかった対局、ド必敗形から大逆転勝ち
やったーーー
囲碁将棋チャンネルで、順位戦A級最終戦の、羽生vs郷田戦を、
高橋道雄九段が解説していました それをまとめました
「切れ味鋭い」とは反対の「じんわりした圧迫していって結果的に圧勝」というのが
良く出ていると思いました

高橋九段いわく、「今期の羽生の順位戦の戦い方を象徴した一局」
棋譜のコメントは高橋九段のものです


開始日時:2012年3月2日
棋戦:A級最終戦
先手:羽生二冠
後手:郷田九段

▲7六歩
*羽生にとっては、全勝がかかった一戦
△8四歩
*郷田は、棋王を獲ったが、この時点ではまだ挑戦者で九段 この対局に勝って、名を上げたいところ
▲2六歩
*基本的に、角換わりを指そうという手
△3二金 ▲7八金 △3四歩 ▲2五歩 △8八角成
*この手に代えて△8五歩なら横歩取り模様
*郷田は初めて一手損角換わりの採用した
*今までは手損するので嫌っていたが、作戦の幅を広げようということだろう
▲同 銀 △2二銀
*普通の角換わりだと、一気に同形にすすんで、単調になりやすいので、変化しようという意味だろう
▲3八銀 △3三銀 ▲6八玉 △6二銀 ▲3六歩 △6四歩
▲3七銀
*早繰り銀です
△6三銀 ▲4六銀 △5四銀
*▲早繰り銀vs△腰掛け銀、よくある形です 
▲3五歩
*先手としては、△4四歩~△4五歩で銀を押し返されると面白くない
△同 歩 ▲同 銀 △8五歩 ▲2四歩
*色々あるところだが、自然な手
△同 歩 ▲同 銀 △5五角
*なつかしい手、以前には指されていた形
*ここで先手が▲4六角だと、角交換になったあとに4七の地点が空くのがイヤ
▲3七歩
*後手は角を手放したが、歩を打たせた
△2四銀 ▲同 飛 △2三歩 ▲2八飛 △6五歩
*これが郷田の工夫の手 △8六歩、または△3三桂も有力だった
▲7七銀 △3六歩
*3七の地点は、実を言うと、狙っていいか、微妙なところ 先手があやまっているところなので、いじるとかえって、2九の桂が働いてくることがある でも、郷田の予定の手だろう
▲3八金 △6四角
*次に△3七歩成~△3六歩と行く意味
*ただし、いつでも▲1五角が王手であるので、後手としては攻めるのも難しい
▲7五銀
*銀を手放す、決断の手
△5五角 ▲5六歩 △3三角 ▲3六歩
*先手はこれを取りたかった
△2四角
*△4五銀で歩を取りに行くのも有力だった
▲3五角
*ここでは形勢はまだ難しい
*7五の銀が働くかどうか
△同 角 ▲同 歩
*次の郷田の手が、敗着になった
△6三銀
*これが敗着になった
*7五の銀を狙って自然に見えるが、方針を誤った 7五の銀は相手にしないほうが良かった
*△6三銀に代えて、△4五銀▲1八角△3三桂▲3七桂が一例
▲3七桂
*悠々(ゆうゆう)と桂を活用
*△7四歩は、▲5五角があるのでまだ突けない
△5四歩 ▲4六角
*この角打ちで、7五の銀が助かった
*パッと見、まだまだの局面だが、2人の間では先手がかなり優勢 
*▲3五歩~▲4五桂の狙いも残っている
△4四銀
*△5五歩~△7四歩の狙いだが・・・
▲6四銀 △同 銀 ▲同 角
*7五の銀がまた持ち駒になったのが大きい
△5五歩 ▲同 歩
*ここで後手の手、△6六歩▲同歩△6三銀▲7五角△7四歩なら角が死ぬが、▲6五歩としておいて、歩が伸びていくので先手が有望
△6三銀
*本譜は先に銀を打った
▲7五角 △7四歩 ▲4八角
*後手としては、ゆっくり指そうという意味
△5五銀 ▲7九玉
*先手は、後手が動くのを待っている イヤなんですね、そういう指し方をやられるとね ▲3四歩とじりじり行く手が残っている
△8六歩
*後手は、あせらされているんです
▲同 歩 △8七歩
*これを▲同金は△5六銀が気になる
▲2九飛
*これがまた落ち着いた手なんです 次に▲5九飛を狙っている
*後手としてはスタミナを消耗してしまう
△6六歩 ▲同 銀
*▲同歩も有力でしたが、角道を止めないほうを選択した
*これを△同銀は▲同角が絶好
△4四角 ▲5五銀 △同 角 ▲6六銀 △4四角
*次に△8六飛と△3五角の狙いがあるが
▲8七金
*こちらを受けた
*先手はいつの間にか、歩がすごいたくさん溜まっているんです
△5二飛 ▲5五歩 △3五角
*ようやく歩を一つ取り返しましたが、まだだいぶ歩損している 形勢は後手不利
▲7八玉
*銀で合い駒せずに、これで受かっている
△3六歩
*ここでは△6五歩も有力だった
*この手は郷田のあきらめたのが指し手に出ている
▲4五桂
*桂がすぐに死ぬわけではない △4四歩には▲3三歩がある
*後手としては△3七銀と打ち込んで、以下▲同金△同歩成▲同角△3八金としたいが、その瞬間▲1五角の王手がある
△1四歩
*▲1五角の筋を消した手
▲4六銀
△同 角
*(ギズモ注:角を逃げるほうが長引くが、▲5四歩~▲5五銀右~▲5九飛と5筋を攻める手がある、との激指の指摘)
▲同 歩 △3七銀 ▲同 角
*後手がもともと、角を切ってきたので、先手としては損な取引ではない
△同歩成 ▲同 金 △5八銀
*次に、△5六角の狙いがある手
*それが実現すると、大事件
▲7七金 △4四歩 ▲3三歩
*これを△同桂は、清算したあと、▲3六角で終了
*(ギズモ注:△2二金と逃げても、▲4三銀で飛車を取ったあと、▲3一飛~▲3二歩成で2一の桂を飛車で取れるので、先手大優勢との激指の指摘)
△3一金 ▲5三角
*ここで郷田が投了 3一の金を逃げると、▲4四角成で先手、磐石 かなり差がついた投了図
*
*この一局は、今期の羽生の順位戦の戦い方を象徴している 落ち着いてじりじり指して、相手はいつの間にかどうしようもなくなっている 羽生は9戦全勝となった
まで95手で先手の勝ち
第20期 銀河戦
本戦Fブロック 7回戦
安用寺孝功六段 vs 宮田敦史六段
対局日: 2011年12月15日
解説:田村康介六段
聞き手:中村真梨花女流二段
記録:井道千尋女流初段

土曜に放送された銀河戦 ・・・って、これ対局日、去年の12月か! さすがに前過ぎるやろ~
もっと、対局日と放送日を近づけるようにして欲しいorz

平成23年度の成績は、安用寺8勝10敗 宮田敦史は6勝9敗
安用寺は予選で有森に勝ち 宮田敦史は本戦で大石に勝ち

解説の田村「安用寺は、プロになった当初は矢倉中心の居飛車党だったが、
 ここ近年は振り飛車中心の力将棋
 宮田は居飛車中心、終盤の切れ味が鋭い 詰将棋を解く方面でも有名」

先手安用寺で、▲角道を止めた石田流+美濃囲いvs△居飛車+左美濃

宮田が駒組みで、1手だけ手順前後したとき、安用寺が機敏に仕掛けた これはうまい
解説の田村、的確な解説でわかりやすい
早々にずいぶんリードした安用寺 このリードを守れば勝てる、プロなら案外簡単だろう
私の目にはそう映った 
田村「良くする手がありすぎて困る」 

しかし?? そこから安用寺、キワドイ勝負手をどんどん放つではないか
ええー 勝負手って、形勢の悪いほうが指すんじゃないの??
大量のリードがどんどんなくなり、最後は宮田にとうとう逆転されてしまった 
宮田の逆転勝ちに終わった本局、正直、グダグダだったね

この対局、実は千日手指し直し局だったのだ(その対局は放送されず)
千日手になった対局、相穴熊だったのだが、なんと、田村いわく、
延々50手くらいも金銀の打ち換えが続いて、双方の合意によって千日手が成立した、とのこと!
50手ってすごい(笑) それ、見てみたかったなあ
グダグダになった理由はこの千日手局にあるのだろう あー、その話し合いになった場面、見たかった
稲葉陽 五段vs大石直嗣 四段 1回戦
解説 山崎隆之

さあー、心機一転、新たに第62回NHK杯の開幕だ 注目の新司会者は誰かな?
・・・って、や、矢内~! また矢内~ 通常、3年交代なのが普通なのだけど、矢内、続投か!
えーっと、正直、微妙(笑) 誰が来るのかなー、と、もうだいぶ前から、次の司会は誰か、と
身構えていたからね まさか、千葉涼子じゃないだろうな、とか(^^;

解説に、今日は山崎か 矢内と山崎・・・ いや、何でもない(^^;

新しいトーナメント表を見ると、私みたいなマニアになると、
誰が出てるか、より、誰が出れなかったか、を見てしまう 
あー、糸谷がいない! そして、先崎がいない
先ちゃん、ここのところNHK杯で見てないなあ 残念だ
何だかんだで、コンビニに行くと、週刊文春の先ちゃんのエッセイ、読んでるからね
全体的に、若手の活きのいいところが、かなり多く出てるね
豊島、佐藤天彦、中村太地、アベケン、菅井etc

山崎「羽生の近くに、橋本がいるのが注目 今、講師をやっている野月vs甲斐女流、
 個人的には、つい前まで記録をしていた門倉に勝ちあがって欲しい」
ハッシー、注目だね 新A級、ぜひ勝ちあがって、羽生vsハッシーを見たいものだ

山崎「今日は関西の優秀な若手2人
 大石は、ここ1年で将棋に打ち込んで強くなった、めざましい成長をとげている、
 受けが残念なところがあるが、攻めがそれをおぎなって余りある
 稲葉は、早指しが、ものすっっごく強い、私も歯が立たない 特徴は終盤の鋭い攻め、
 爆発力がある、誰に勝っても不思議はない」

大石は森信雄門下、2009年四段 竜王戦6組、順位戦C2 総合成績優秀により、予選免除
 本戦は2回目の出場

稲葉は井上門下、2008年四段 竜王戦4組、順位戦C1 予選で増田、藤原、糸谷に勝ち
 本戦は初出場  
 
糸谷に勝ったのは稲葉だったのか 糸谷も見たかったが、しかたないね
(連盟のHPで予選の表が見れる)
稲葉、前期の銀河戦ではベスト4までいったもんね

事前のインタビュー
大石「稲葉は攻守にバランスよく、終盤のねじりあいが強い
 終盤を見てもらいたい、自分らしさを全面に出したい」

稲葉「プロになったときに、NHK杯に出ることが一つの目標だったので、出れて良かった
 大石とは、いつもよく指している 勢いよく積極的に指したい」

先手大石で、対局開始 相居飛車、横歩を取るかどうかで若干、間があったが、大石は取った
稲葉は横歩取りの著書も最近出してる、その稲葉相手に横歩を取ったか 自信があるのだろう

駒組みが進む 今回は、わりと早くに解説が始まった うんうん、いいよいいよ 
いつも、このくらいの早さで解説を始めてくれればいいね
山崎の解説、すごくわかりやすい この一局を通して、ずっとわかりやすかった
さすが、「横歩取り新山崎流」の発案者だけある! 
山崎は、ちょうど先日、それで升田幸三賞特別賞を受賞したところだね

序盤、大石が工夫を見せた ▲2八銀から銀をするすると上がってきた
山崎「大石の研究手だろう、歩得していて、しかも攻めの主導権を取ろうというよくばった戦法」
へー、積極的でいいね
さらに、大石、角交換して▲6六角と据え、3三の地点を一点狙い! うわーシンプル(笑)
山崎「どうしても自分から攻めたいという、ありえない発想(笑)」
若手らしくていいよ それにしても、山崎、自分でも独特の発想の序盤を指すのに、他人の手のことは
「ありえない発想」とか言うんだね(^^;

さあ、稲葉はどう受ける? て、△8六歩で攻め合いか! 勢いがいい、これぞ若手どうし 
面白い あら、大石が考え込んでる
山崎「すぐ▲同歩と取らないということは、▲3三角成を考えてるんじゃないか」

行け行け、行ったらどうなるんだ って、ホントに行った~! ▲3三角成! うおお~ 
山崎「うわー いや ちょっとお ホントかよ ウソと言って欲しい」
矢内「ホントのようです(笑)」
山崎「無条件で手抜く人がこの世にいるんですね(^^; 自分の棋風に身を任せてますね
 いい悪いを通り越して、勝負度胸がありますねー」
激しい、楽しい、見てて面白い! アマチュアっぽい、荒い指し方 いいよいいよー(^^)

山崎「思いつきもしない展開、一気に最終盤になりましたね 中盤が数手という(笑)」
山崎がまだびっくりしていた、ここだった 
この対局、最大の見所、盤上この一手、の手が稲葉に出た!
攻防に利く絶好手、△7七角!! わー 先手の銀の利きだから、気づきにくい手だ
なんか、こんな角が成立したのでは、後手が有利になったか これはシビレたか・・・?
山崎「大石が警戒していた、稲葉の終盤力ですね なるほどー」 

大石、まだパンチを放って攻め合う、駒が激しく入れ替わる 見てて面白い
しかし、稲葉は的確に対応しているようだ やっぱり、△7七角が痛かったか
山崎「稲葉は、一気の寄せを狙っていると思う 華麗に決めるタイプなんで」
が、稲葉の指し手は駒得する当然の手だった
山崎「あ 平凡な手だった(^^;」
矢内「フフフ(笑)」

稲葉、秒読みでは一気の寄せは見えなかったのだろう、徹底的に受けまくった
△7六角~△7七桂成っていう受け、こんな手が見えるんだなあ 才能だね
結果、96手で稲葉の快勝だった あー、最後は差がついた 
でも激しい将棋で、お互いの意思が正面からぶつかりあって、面白かったよ

山崎「大石の無理気味の攻めの方針を、稲葉がうまく捕らえてモノにした」
感想戦で、大石「△7七角打たれてピッタリ、きつかった」 △7七角は名角だったね
うんうん、感想戦、5分しかなかったけど、ポイントの局面をやってくれてよかったよ

若手どうしらしい、勢いを感じさせる内容、1回戦の第1局にふさわしい、面白い将棋だったと思う 

今期も、このブログでNHK杯の感想を書いていこうと思う(^^)
ちなみに、新番組「将棋フォーカス」では羽生がゲストで、NHK杯は26回出場で10回優勝、
通算がちょうど100局、84勝16敗という、とんでもない成績を残していると紹介された
羽生の5連覇を阻止するのは、誰になるのだろうか?
第20期 銀河戦
本戦Eブロック 7回戦
飯塚祐紀七段 vs 金井恒太五段
対局日: 2012年1月6日
解説:泉 正樹七段
聞き手:本田小百合女流二段
記録:渡辺弥生女流1級

平成23年度の成績は、金井14勝13敗 飯塚13勝6敗
金井は本戦で田中魁秀、村山に勝ち 飯塚は予選で小倉に勝ち

解説の泉「金井は居飛車の本格派 郷田の将棋を信望している 研究熱心な若手 ピアノがうまい
 飯塚は居飛車党で、序盤が独創的 中終盤が強い 受け8割の棋風、負かすのに骨が折れる」

先手金井で、角換わりの相腰掛け銀
金井がうまく攻めた そして、何を指すか難しい局面で、じっと相手に手を渡し、
プレッシャーをかける手が2回出た これは強い

局面、金井の大優勢、金井の手は緩まない 飯塚、まったくいいところを出せなかったなあ、
どっちがB1棋士か、わかりゃあしない、と思って見ていた

105手目、9五に居た飛車を詰めろでタダ取られ、
もう、後手はどう見ても投了しかないだろう、と思われた ▲9五角成の局面↓

後手の持駒:角 銀二 桂 香 歩 
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・ ・ ・ ・ ・ ・v香|一
| ・ ・ ・ ・ ・ 金 ・v玉 ・|二
| ・ ・ ・ ・v歩 ・v桂 ・ ・|三
| ・ ・ ・ ・ ・ ・v歩 ・v歩|四
| 馬v歩 歩 歩 ・v金 ・v歩 ・|五
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ 歩 ・ 歩|六
| 歩 歩 ・ 銀 歩 ・ ・ ・ ・|七
| ・ 玉 金 ・ ・ ・ ・ ・ ・|八
| ・ 桂 ・ ・ ・v飛 ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:飛 金 銀 歩五 
手数=105 まで



解説の泉も完全に終了モード が、ここから飯塚、粘りに粘った
往生際が悪いぞ、と思っていたのだが、これが功を奏し、なんとなんと入玉模様に!
形勢はまだ金井がいいんだろうけど、延々、難しい応酬が続くではないか
まさかこの将棋がこんな風になるの~ びっくりだ

が、金井も踏ん張った ギリギリ入玉を阻止する順があり、最後は後手玉を詰めた
143手で金井の勝ち いや~、それにしても飯塚の粘り、見事だった
もう自分だったら、105手の飛車を取られたところで、あきらめて投了してるよ
それを延々指し続け、あわやという展開まで持ってくる、これは強い
金井が明らかな大ミスをしたわけではないのだが・・・

しかし、金井も強かった 詰みに討ち取ったからね 精神力が弱い人なら、逆転されていただろう

泉「金井の快勝譜だったはずだが、泥沼化させて、飯塚将棋の真骨頂は見せた」
飯塚、負けはしたけど、こういうのは次につながるね 

105手目の局面で、あきらめない人がどれだけいるだろうか
将棋は詰むまでわからない、怖いなー(^^; 
2012.04.04 浜田省吾
最近、浜田省吾を聴いている
ベスト版を作って、それをずーっと流している
以下は、流している曲順

終わりなき疾走
MONEY
ラストショー
陽のあたる場所
君の名を呼ぶ
勝利への道
AMERICA
防波堤の上
愛の世代の前に
路地裏の少年
もうひとつの土曜日
星の指輪
J BOY
愛という名のもとに
ON THE ROAD
悲しみは雪のように
演奏旅行

こんな感じ(^^) 「防波堤の上」もいいけど、暗くなるから・・・(^^;
特にお気に入りなのは、「終わりなき疾走」の出だし「♪15のとき 通りのウィンドウに~」の部分
それと「もうひとつの土曜日」の全体の雰囲気 他のも、実にいいねえ かっこいいわー

4月8日追記:防波堤の上、ON THE ROAD、演奏旅行を加えて、ますますハマってます
第20期 銀河戦
本戦Dブロック 7回戦
窪田義行六段 vs 佐藤秀司七段
対局日: 2012年1月10日
解説:富岡英作八段
聞き手:室谷由紀女流初段
記録:野田澤彩乃女流1級

昨日放送された銀河戦
平成23年度の成績は、窪田12勝13敗 佐藤秀司16勝10敗
窪田は予選シード 佐藤秀司は本戦で真田に勝ち 

解説の富岡「窪田は力戦派の振り飛車党 自分だけの戦法を持っている
 秀司は居飛車党で自然体の棋風」

先手窪田で、▲7六歩△3四歩▲8六歩!! 角頭歩戦法キター プロの公式戦で初めて見た
しかし、秀司は無難に△4二玉と応じ、結局、角交換の▲力戦振り飛車vs△居飛車になった

中盤、独自の構えになった先手陣、いかにも窪田が指しているという陣形だ
秀司は自然な駒組みで応じている
富岡「角を持ち駒にしたままの先手がいい気がするが、勝ちやすいのは後手かも」
と解説する微妙な形勢

窪田が一気の寄せを狙ったが、これが不発 中段玉になった後手陣が意外に固く、寄らない
見ていて、あーあ、なんで窪田、もっと寄せにいく前に考慮時間を使って考えなかったんだろう、
と思った 窪田、8回も考慮時間を残していたが、大勢が決してから考えても、もう遅い・・・
窪田、もう投了しかないと思われた 

ところが??? なんと、そこから秀司の決め方がおかしい???
渡さなくてもいい駒を渡してから必至をかける、という変な寄せ方! これが波紋を呼んだ
窪田の王手王手が続き、富岡「こんな王手をされるキワドイ将棋ではなかったはず、ありえない展開」

まさか、これが逆転するのかー? うそやーん
富岡「もう逆転してても全然おかしくない
 (窪田が)投了するか、迷った局面から、まさかこうなるとは」
こんな逆転劇、プロではめったに見たことがないぞ、ええーー

金を打って合駒すれば、後手玉詰まず、ようやく逃れているのがはっきりした、と思われたそのとき、
秀司、金を打たず、節約して受けた これがまた波紋を呼んだ!
窪田の王手がまた続く展開 ええーまだどっちが勝ってるか、わからない?? 

秀司、これだけ勝機を逃して、逆に王手で迫られたら、普通は逆転するものなのだが、
実戦は後手玉、かろうじて逃れていた 5五まできてギリギリ逃れていた後手玉、ラッキーだったね
結果、154手で秀司の勝ち

108手の時点で、窪田が投了していてもおかしくなかったが、154手まで続いた・・・
うーんんん、熱戦というよりは、グダグダの終盤、これはプロらしくない
棋譜だけ見たら、アマチュアどうしの終盤だろう、これでは(^^;
富岡の解説が適切だったので、まだ良かったと思う

コンピュータが強力な終盤力を誇っている昨今、プロには勝ち将棋をしっかり勝ちきってほしい
というか、本局は例外中の例外だろう 富岡が「ありえない展開」と2回も言っていたし(^^;