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Ponanzaに負けたか 140手超えで、力負けという内容なので、仕方なし
慎一四段、記者会見ではちょっとかわいそうだった
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プロ快勝、よかったー これでプロの全敗はなくなった(^^;
AM10時~PM8時、この長時間は、私の体が持たないわ ガクッ
渡辺明 二冠vs羽生善治三冠 NHK杯 決勝戦
解説 藤井猛 九段

花粉症にかかったのか、と思ったら、いつもの慢性の鼻づまりだったギズモです
喜んでいいのかわかりません どーもです

オープニングに、「決勝戦」」の文字がデーンと出た いよいよ決勝! 緊張するなあ
さあ矢内が、と思ったら、どこぞのアナウンサーが出てきた(^^; 
まずはアナによるインタビューから始まる、これが決勝の光景だね 
渡辺竜王・王将と、羽生王位・王座・棋聖の頂上決戦、いよいよこのときが来た

アナ「決勝に向けてどんな気持ちで臨んでますか?」
羽生「そうですね 何回出ても、独特の緊張感がありますね」
渡辺「今まで2回チャンスがあったんですけど1度も優勝がないので、初優勝めざしてがんばりたい」

藤井「決勝は重みがありますね 棋士はたくさん出ているのに、作ったような組み合わせ、
 ふさわしい組み合わせになりましたね」
矢内「1年を通して一番活躍した2人の決勝ということで、今日も熱戦になるのではと楽しみにしています」
今日は矢内は特にオシャレしている、いいねえ 

アナ「今期の対局で、印象に残っているのは?」
羽生「山崎との将棋は序盤から激しい将棋、乱戦が続いたということで、インパクトがありました」
渡辺「深浦との初戦、初戦から強敵をむかえてしまって、イヤだなと思ったんですけど、
 そこをうまく切り抜けられたので、いい波に乗れたかなという感じですね」

藤井「早指し棋戦ですので、もっと若手が活躍すると思ったんですけど、2人とも若手をうまく
 押さえ込むので、若手に強いというところが印象的です
 (今期のベスト局は)稲葉vs丸山の将棋は、早指しならではの大熱戦だった」
矢内「トーナメント戦は、実力と勝負強さを感じる 若手の活躍もあったんですけど、
 上位陣の手厚さを感じました」

目の前で振り駒が行われ、先手は渡辺となった
渡辺「大きな舞台なので、力を出し切って、いい内容の将棋が残せるようにがんばりたい」
羽生「張り切って、勢いのある将棋が指せるようにがんばりたい」

いよいよ対局開始
先手の渡辺は当然のごとく居飛車、対して羽生は、角道を止めた!? おいおい、何だこれは、
どういう意味だ 振るのかと思いきや、居飛車! 角道を止めて、矢倉模様にしようとしているのか
無理やり矢倉というやつだ 羽生にしては、かなりめずらしい 
今期NHK杯で、森内が阿久津に対して指していた(森内は作戦負けしたが、結果は勝ち)
受け身になりやすい戦法、羽生の棋風と合うか?

藤井「これは、意表を突かれましたね 決勝で用意するにしては、思い切った羽生の作戦
 終盤に自信がある2人なので、序盤はそれほどこだわりがない
 この羽生の作戦、後手は勝率がそんなに良くない 
 大事な決勝に持ってくるというのは、どういった考えがあってのことか」

矢倉風に駒組みが進む
藤井「角の動きでは、羽生のほうが手数がかかっている」
そうか、だからこの作戦を選ぶ人が少ないのだね
藤井「力戦ですね 早くも力勝負 関西の山崎なら、向かい飛車にします(笑)」
それ、やりそうだね 山崎、陣形バラバラが好みだもんね

2人の対戦成績が出た 渡辺24勝、羽生21勝とのこと
藤井「渡辺vs羽生は、ファンの間で一番見たいカードだそうです 世代の違う天才どうしの対戦だから、
 ということでね 渡辺が大きく勝ち越せば世代交代だが、羽生も負けていない」
そう、最強決定戦の意味があるもんね 私も今日をすんごく楽しみにしていたよ

さらに、藤井「渡辺には指し手に好き嫌いがある 私が『こうやったらどうですか』と言ったら、
 『その手は棋風じゃないんで』と何回言われたか、わからない(笑)」

駒組みがまだ続いているので、雑談が続く
藤井「羽生のNHK杯の(勝てば)25連勝というのは、人類が滅ぶまでないと思う、無理ですよね(笑)
 羽生はA級順位戦では(今期三浦に負けるまで)21連勝というのがある
 でも渡辺なら、羽生を止められるんじゃないか、という空気がある
 渡辺は今期のNHK杯では内容的に危なげがない 淡々と指して、普通に勝っている印象」
羽生は、前局の郷田戦、めちゃ危なかったからな 他は会心譜だけどね
渡辺は、中村太地戦の終盤で緩んだだけで、他は圧勝というイメージだ

さて、羽生は銀立ち矢倉、渡辺はごく自然な普通の矢倉という陣形
羽生は自分の右銀を自玉方面ではなく、飛車方面で攻めに参加させるという方針だ
玉に近づけておいたほうが指し方がわかりやすいが、攻めを見せる積極策に出たか
右桂も跳ねて、藤井「攻める気、満々ですね(笑)」

駒組みも飽和状態、と見て、渡辺が動いた 2筋に歩の垂らしだ
藤井「ま、ここで、羽生が指さない手は、歩をあやまる手ですね」
って、羽生は2筋をあやまった! ええーマジで? 藤井「ないって言っちゃったんですけど」
大丈夫か羽生! こういう手を指して、幸せになった人をまず見たことがない
2筋の勢力はもう渡辺のものだ 他に代償があるとも思えないが?
藤井「羽生は独特の感覚で、今日は来ましたね 普段、わりと自然に指す棋風なんですけど、
 力んだ感じの駒組みで、めずらしいですよ」 

藤井「渡辺はイヤな局面ではないが、具体的にどうするか」
渡辺は端歩を突いて、様子を見ている 藤井「タイミング的にいい手があった」
羽生は指す手が難しい わずかでもプラスになり、なおかつ手渡しになる手がない?
レベルが高いほど、こういうところで勝敗が決定したりするからなあ

羽生は香車を上がって、端攻めを見せて手渡しか それが無難か?
って、その香が渡辺に狙われた! 角のラインで香に照準を合わされてしまった、それがあったか!
あららら 羽生、地味にピンチなのでは・・・

間合いを図る手が続いたが、渡辺の手はごくごく自然 さて、どこから戦端が開かれるのか?
羽生の狙いとしては、6筋の歩をボチボチ突いて、桂で両取りを狙うくらいだろう
って、6筋の歩を渡辺が突いたーーー!! それは桂での両取りを自分から食らう手!
なんだそれは、そ、そんな発想が!? うわあー
藤井「すごい手が出ましたよ ここ突きますか ヒャー これはすごい手、自ら突くのは大胆ですね
 思い切った手が出ましたね 思い切ってますね!」

戦いを起こしてしまえば、陣形の安定度に差があるという意味だが、桂での両取りを自分のほうから
食らいにいく手、藤井「たとえ見えても、指しにくい手」
この手が指せるのは、おそらく世界に渡辺ただ1人・・・ つ、強い 渡辺は強い!
藤井「渡辺は矢倉の達人 こういう手があるんですね 勉強になります」

渡辺の妙手一発で、戦いが起こってしまい、羽生、もうピンチに見える
羽生はなんとまた自陣の2段目に歩を打って辛抱するという展開になってしまった
藤井もびっくりだ 藤井「飛車の横利きも消える 本来、悪い手です」
局面、渡辺ペースなのが明らかだ

羽生~ ここからの逆転勝利があるのか 頼む、まだまだ見せてくれ
しかし、渡辺の手は緩まない 細い攻めをつなげさせたら天下一品の技量を見せつけ、
羽生を確実に追いつめている 羽生の陣形、とにかく駒の働きが悪すぎる
王様は囲いの外 飛車は全くの遊び駒 苦しい材料ばかり、普通ならもうダメだ 
だが・・・! 羽生ならなんとか・・・!

藤井「渡辺ペースと思うが、羽生は計算して、この一局は、あえてそういう展開にしている
 (羽生の考えは)奥深くて私にはわからない 羽生はよくわからない将棋にして勝負している
 駒落ちの上手みたいな指し方 形勢はよくわからない」
形勢はまだハッキリしていない、と藤井は言うが、私見では渡辺にだけ勝ち筋があるように見える
何か一つ技がかかったら、羽生陣は崩壊するぞ  耐えろ羽生~ ミスれ、渡辺~

羽生もまだ終わらんよ、とばかりに見せた 玉のそばに、と金を作られた瞬間に手抜きで攻めた
渡辺がこれでミスってくれるか?
藤井「渡辺は、大砲(飛車)を5筋に回してくるのでは」 
その言葉どおり、渡辺の飛車がドーンと中央に転回してキター うわあー もう決めにきてるよ
藤井の解説がモロに当たりだすようではヤバい
羽生の考慮時間が0回になり、いよいよ追いつめられた もう本格的に大ピンチ!!

羽生~ 見せてくれ、前局に続き、奇跡ってやつを!
が、羽生の頼みの玉頭攻めも、渡辺に冷静に対処されたみたい
的確な応手で、渡辺はミスる気配がない 郷田戦の大逆転の再現は、厳しそう ぐうううう 

羽生、角交換を図り、決死の勝負だ 
藤井「イヤですね 角交換するとね 羽生の陣形をみると、もっとよく出来そうというのが
 あったはずなんですけど」
渡辺の考慮時間も0回に、これで両者30秒将棋 まだ希望はあるのか?

藤井が「けっこう羽生陣もしっかりしているんですよね」といっていたそのときだった
私の目に、渡辺の手で、盤中央に打つ、味の良さそうな角打ちが見えた 藤井も発見! 
藤井「あ ピッタリですね 攻防にすばらしい角です それがあまりにも厳しいです」
渡辺の指し手、それは無情にもその角打ちだった 4方をにらんだ、盤上この一手の角打ち!
ついに・・・ 決め手が出た・・・ 素人目にも、もう逆転はないな・・・orz

羽生が純粋な桂損になり、銀損になり、もう渡辺の勝ちは動かなくなった
藤井「渡辺勝勢です 攻めがヒットしましたね 
 羽生の作戦は、何かあったら、いっぺんにダメになる戦型なので、やむなし
 羽生がこういう戦型、指し方を選んだのは不思議な感じがしましたね 
 結果的に出来の悪い将棋になってしまった」
あ~、言われてしまった 羽生が自分から誘ったとはいえ、受けにまわる一方になり、
持ち前の攻めの力が出なかった・・・

109手で、大差がついたところで羽生が投了した 渡辺、危なげない指し回しで、完勝 
終盤がなく、渡辺の中押し勝ち あああー、これは残念・・・orz

羽生の趣向の銀立ち矢倉は全く機能せず、玉は裸状態 
そして飛車は狙われただけの駒になっていて終始働かず、
駒損が重なり羽生陣だけが崩壊、ということで終局になってしまった
渡辺の6筋からの意表の手づくり、あれがあまりにも絶妙で、以降、羽生に勝ち目はなかったようだ

藤井「渡辺が自然な攻めでペースをつかみ、快勝した 今日も的確な手が多かった 
 羽生があえて力戦形に持ち込んだのが興味深かった」

終局後のインタビュー
渡辺「チャンスをものにしたいと思っていたのでうれしい
 あまり指したことのない戦型だったが、矢倉模様ですからね 中盤の手を作るところが難しかった
 駒得したあたりで、いけそうな気はした」
羽生「序盤の長い将棋で、どこから駒がぶつかるかわからなかったが、うまく攻めの糸口を作られた
 (24連勝は)よくここまできた、という感じですね」

ぐああ これで決勝が終わりか 期待があまりにも大きかっただけに、喪失感がすごいな
終局後、かなりの虚脱感に襲われてしまった 終盤がなかったからね
別に、羽生が負けても良かったのだ 相手は渡辺だし、どっちかが負けるのだからね
でも! 終盤までどっちが勝つかという熱戦を見たかった 
大熱戦で、これが超トップどうしの、超天才どうしの、っていう内容を・・・

準決勝の郷田戦に続き、羽生のひねった作戦、これが完全に裏目に出てしまった 
渡辺相手には通用しなかった やはり、トッププロでは初手から一手たりとも全く妥協しない手が必要、
ということが結論、だった そういう将棋だった

羽生は不出来だったが、渡辺にはこれといった疑問手もなかったようで、強かった
羽生から突くと思われた6筋を、自分から突いていった発想、あれは見ていてシビれた 
桂で取られて即、両取りがかかるのに、だもんなあ あれは思いつかないわ 
羽生は局後に「全然考えてなかった そうか」とのこと 渡辺将棋の眼目の一手、天才の一手だった
渡辺はその後の指し回しも、いつもどおり見事、好調を感じさせるものだった

第62回NHK杯は、渡辺の優勝で幕を閉じた みなさま、お疲れ様でした
来週はA級一番長い日の特集が放送で、来期NHK杯は4月7日からとのこと

さて、来期の前に、電王戦が始まる それがこのブログにどう影響するか、今はまだわからない
プロにはコンピュータをバッタバッタとなで斬りにしてほしい(^^; プロの活躍に期待大だ
「プラネテス」という宇宙アニメを、最近スカパーで観ていた 面白かった

2003年にNHKで放送されたのだが、絵がとにかくキレイだ 
CGで描かれる地球や宇宙ステーションなどが、とても美しく見え、すばらしい

時は近未来、人類の宇宙進出が進んでいるという設定
地球の周りに浮かぶゴミを回収するのを仕事とする人たちが主役
入社したばかりの女子社員と、マイ宇宙船を手に入れたい先輩の若者、
この2人の悩みと成長を中心に、人間模様が描かれている
物語の前半はコミカルタッチだが、後半になるにつれ、シリアスになっていく

全26話のエピソードの中で一番気に入っているのが、
「宇宙の居住空間で、タバコをどうやって吸うか」に悩むヘビースモーカーの話
出張のため、普段使っている自分用の喫煙シェルターが使えず、
その人は吸う場所を転々と探すことになる
宇宙では禁煙が奨励され、タバコを吸える場所が少ないのだ

そんな折、喫煙所がテロリストの標的になり、タバコを吸いに行ったその人の目の前で爆破される
その事件の影響で、他の喫煙所も撤廃されていく
どこへ行ってもタバコを吸えないその人は、どんどんストレスが溜まっていく

やっと自分の喫煙シェルターがある宇宙ステーションに戻るが、喫煙シェルターは壊れていた
修理し、これでようやく吸えると思ったら、
今度は宇宙ステーションがまるごとテロの標的になった
テロリストが誘導する人工衛星が、迫り来る! 
その人はブチ切れ、「半径400キロでタバコが吸えるのは、あそこだけなんだよ!」と叫び、
ゴミ回収用の宇宙船を操縦し、テロリストの人工衛星に体当たりすべく突っ込んでいく 

この話は特に気に入っている 「宇宙でタバコを吸う」というテーマだけで、
一つのエピソードをまるごと(25分間)作った発想が秀逸だと思う   

第1話がYou Tubeで観れるようになっています
http://www.youtube.com/watch?v=sFbk5FF97mg
羽生のNHK杯のこれまでの記録を調べてみました
(連盟のNHK杯のページより、分かるだけ 
第49回以前の詳細な記録は、連盟のページには載ってない)
渡辺の記録は一つ前の記事にあります

以下の星取りまでの羽生の優勝記録は、
第38回 1988年度 決勝戦はvs中原
第41回 1991年度 決勝戦はvs塚田
第45回 1995年度 決勝戦はvs中川
第47回 1997年度 決勝戦はvs村山聖
第48回 1998年度 決勝戦はvs堀口一
(ちなみに第48回までで準優勝はナシ 決勝はすべて勝っている)

注:以下は、羽生は全て1回戦はシード、2回戦からの登場
第49回 1999年度 (これ以前の詳細記録は連盟のページに載っていない)
深浦● (2回戦負け)

第50回 2000年度
堀口一○ 丸山○ 鈴木大○ 森下○ 久保○ (優勝)

第51回 2001年度 
高橋○ 畠山成○ 塚田○ 森内● (ベスト4)

第52回 2002年度
日浦○ 富岡● (3回戦負け)

第53回 2003年度
井上○ 中田宏○ 先崎○ 丸山○ 久保● (準優勝)

第54回 2004年度
南○ 橋本○ 佐藤康○ 森内○ 山崎● (準優勝)

第55回 2005年度
中座○ 中村修○ 谷川○ 丸山● (ベスト4)

第56回 2006年度
田村○ 深浦● (3回戦負け)

第57回 2007年度
中川○ 久保○ 長沼● (ベスト8)

第58回 2008年度
山崎○ 飯島○ 佐々木慎○ 久保○ 森内○ (優勝)

第59回 2009年度
井上○ 先崎○ 山崎○ 丸山○ 糸谷○ (優勝)

第60回 2010年度
伊藤真○ 勝又○ 佐藤康○ 渡辺○ 糸谷○ (優勝)

第61回 2011年度
戸辺○ 阿久津○ 郷田○ 畠山鎮○ 渡辺○ (優勝)

第62回 2012年度
橋本○ 山崎○ 森内○ 郷田○ 渡辺 (勝てば5年連続11回目の優勝) 
渡辺のデビューからのNHK杯戦の全勝敗の記録を、調べてみました(連盟のNHK杯のページより)

第51回 2001年度 (予選初参加)
予選 日浦○ 阿久津○ 中川○ (本戦初出場決定)
本戦 福崎● (1回戦負け)

第52回 2002年度
予選 菊池○ 塚田● (予選落ち)

第53回 2003年度
予選 木下○ 飯塚○ 富岡○ 
本戦 神谷○ 佐藤康● (2回戦負け)

第54回 2004年度 (予選シードで本戦1回戦からの登場)
北島○ 久保● (2回戦負け)

第55回 2005年度 (この期から竜王として2回戦より登場 これ以降も毎年本戦2回戦からの登場)
井上○ 深浦○ 山崎○ 三浦○ 丸山● (準優勝)    

第56回 2006年度
松尾○ 野月● (3回戦負け)

第57回 2007年度
島○ 深浦○ 増田○ 鈴木● (ベスト4)

第58回 2008年度
森下○ 谷川○ 森内● (ベスト8)

第59回 2009年度
小林裕○ 久保○ 深浦○ 糸谷● (ベスト4)

第60回 2010年度
広瀬○ 島○ 深浦○ 羽生● (ベスト4)

第61回 2011年度
豊島○ 阿部健○ 菅井○ 久保○ 羽生● (準優勝)

第62回 2012年度
深浦○ 中村太○ 佐藤天○ 鈴木○ 羽生 (勝って初優勝なるか)       
郷田真隆 棋王vs羽生善治 三冠 NHK杯 準決勝
解説 先崎学 八段

眠れない夜には、コーヒーを沸かして飲むのが習慣になってしまっているギズモです どーもです
今日はいよいよ準決勝、NHK杯で絶対の強さを誇る羽生の登場だ 今回も強い勝ち方を見せるのか
対するは、棋王を持っている郷田 ここまで危なげない勝ち方で上がってきた
矢内、スカーフかわいいな~ 解説には大福モチがキター って違う、先崎さんだ 解説、頼んだよ~

郷田は1990年四段、竜王戦1組、A級 阿部光瑠、行方、三浦に勝ち 本戦は21回目の出場
羽生は1985年四段、竜王戦1組、A級 王位、王座、棋聖の三冠 ハッシー、山崎、森内に勝ち 
本戦は27回目の出場 NHK杯は4連覇中
2人の対戦成績は、郷田22勝、羽生45勝

解説の先崎「すばらしいカードですね 郷田は筋が良い、攻めっけが強い 駒の働きを重視する本格派
 羽生はNHK杯には特に強い 2人とも激しい、踏み込む棋風 戦型は羽生しだい」

事前のインタビュー
郷田「昨年のトーナメント(準々決勝)で、負けていますので、今年は借りを返したいです」

羽生「郷田とは数多く対局している 居飛車の本格派で手も見える 
 一手一手大切にして、迫力のある将棋を指したい」

先手郷田で居飛車、対して羽生の作戦が非常に注目された 羽生の選択、それはゴキゲン中飛車!
大丈夫かな 羽生が本気度マックスなら、横歩取りだろう ゴキゲンで、郷田を相手に大丈夫なのか

超速▲3七銀を、羽生が△4四銀型で受け、郷田の2枚銀押さえ込みに、羽生がどう対応するか
アマチュアっぽく、親近感を感じる両者の駒組みで、楽しみだ

郷田がガツンと右銀をぶつけ、戦い開始 先崎「先手の最も激しい手」
羽生はどうするか? 勢い、さばき合い、そして攻め合いかと思われたが、今日の羽生は違った
郷田の攻めを、受けるというわけでもなく、「いなし」にかかっていると思われる手で応えた
先崎「曲線的に、かわした手 気合いを込めて攻めた郷田を、ひらりとかわした感じの手」

郷田が攻め、それを羽生がいなす、という展開が続く 今日の羽生は意図的に郷田の読み筋をはずし、
曲線的に指しているのがわかる 敵陣にそっぽの銀を打ち込んで、持たれ指しする羽生
先崎「ちょっとねぇ、ここに銀を投資するのは、普通は考えない」
この銀は大丈夫か、指したのが羽生だから疑問手の烙印を押されないけど・・・

先崎「どっちかがもう良くなっている可能性が高い」と言っていたところ、
羽生にじっと歩を打って、先手の角成を防ぐという手が出た これは? どういう意味?
先崎「これは私には指せない、ものすごいガマンの手」 そうなのか まさか羽生、形勢が悪い?

先崎が、先手の側に、銀を捨ててから銀の割り打ちの大技を指摘しているが、どうか
こんな見え見えの技、プロではまず実現しないが、まさかこの2人の対局でこういう手が、
って、郷田、指したよ 銀捨て、いった~! 
先崎「これで良ければ、いっぺんに先手が優勢になるんで、やりたい手」
アマチュアの攻め方だよね こんな手で先手がいいとしたら、
ずいぶん先手が押していることになるが、羽生、大丈夫なのか?

先崎「羽生は抑えて、抑えて、ゆっくりさせるという方針 羽生の棋風が変わっている感じ
 普通に考えて、形勢は後手が苦しめ」
そうなんだよな~ なんか、今日の羽生は、勢いがないぞ?
と思っていたところ、再度羽生に、そっぽに銀を打って投資する、という手が出た
またこんな筋悪の銀を打つのか 大丈夫か? 疑問の構想なら敗着になりかねないが、
指したのは天下の羽生・・・ どうなってる?
先崎「ベテランの芸という感じ、若い指し回しではないですね 私は先手が少し指せると思います」 

手が進むにつれ、なんか、羽生が苦しいというか、全然ダメになってないか?
飛車も角も働きが悪すぎる、投資した銀はタダで取られそう、
2筋に、と金を作る構想なんてまるで間に合わない これは・・・ 明らかにダメだろ!? 
駒の働きが悪くて、駒損しているのだから、はっきりダメだ もう終盤だし、挽回不可能なレベルだぞ

先崎もここにきて、「羽生、ハッキリ苦しい」と断言! 
羽生は虎の子だった飛車の打ち場所も間違えたようで、先崎「えっ?という感じ」

郷田の攻めが始まった ついに羽生陣に手がついた これはもう圧倒的な差・・・
先崎「郷田の確実な攻め、一枚一枚はがしていけばゴール、わかりやすい手」
郷田のほうには、底歩を打って、後手の飛車の位置を変える手もあるのだが、それは指さなかった
先崎は「それは保険なんですが」と言っているが、もうそんな保険すら加入する必要がないくらいの差が
あるということか 郷田がここから間違えるはずはないもんね 

ダメだ~ 羽生、負けるうう NHK杯の連勝記録がああ 渡辺との決勝を楽しみにしていたのに・・・
あ~、私って、いつの間にか、こんなに羽生ファンになっていたのか 
前は判官びいきで、羽生の相手側を応援していたのだ しかし、羽生の元気がいい会心の内容を
見せられる度に、だんだん羽生将棋のとりこになっていたのだね  
その羽生が負ける・・・ 今日は意図的に棋風を変えてきたせいで、全く元気がなかったな・・・ 
もうどうしようもない・・・ ああ~、ゴキゲンなんぞを選んだがために! 
横歩取りをやっておけば! ゴキゲンのバカヤロー! 俺の羽生を返せ! 

郷田の攻めが続く もう手続きだろう
先崎「非常に筋がいい郷田の手 しかし、リスクを伴う手」
ふ~ん、リスクねえ? でも、どうせもうダメだ 差がありすぎたし、なにしろ、寄せているのは郷田だ
先崎「すごいカッコイイ寄せ方でしたけど、どうだったか」
え? 郷田が危険な寄せ方をしているの? でもまさかこんな大差、逆転まではないだろう?

先崎「これはエライことですね これで大変だと、郷田の今指した3手1組が、
 ものすごい悪手になってしまう」
えええ えええ えええ 何、郷田がミスったの? しかもこの終盤で3手も?
羽生に攻めのターンがくる? 後手の攻め筋は、飛車の横利きが頼みの、一つの筋しかなかったのに? 
先崎「これはエライことですね 逆転でしょうね 普通に考えて」
な、なに~!! 郷田、どういうこと? 見ている私がパニックになってわからない 何が起こってる?

先崎「郷田に、他にいくらでも手はあったところ」
た、大変なことになってきた!! まさか この将棋がわからなくなったのか!? 
郷田も羽生も、30秒将棋 局面は詰むや、詰まざるやになったのか!!
羽生が詰ませば勝ちか あああああ どうなってるんだ 
表情は、羽生、ものすごい苦悶の顔、顔が露骨にゆがんでいる どうなってるんだー

詰むとしても長い詰みだ 先崎は銀から王手と言ってたが、羽生は角から行った 
あーでも、この後が? 桂、桂で王手でどうなるか? 玉が上部に逃げてきて?
秒に追われて、ギリギリで羽生の指した手は・・・ 銀捨て!! は? 銀捨て・・・!?

先崎「これ 気がつかないですね 天才ですね いや 昔から天才とは知っていたんですけどね
 数少ない例外の詰ませ方 天才ですね すばらしいですね この詰みを発見したのはすばらしい
 銀より桂を残したほうがいいというのは、相当浮かばないです
 いや 天才ですね すごいもんです 局後に『こういう詰みがあった』となるのが普通
 秒読みでこれを詰ますのは、すばらしいとしか言いようがない」 

つ、詰んだ・・・ のか・・・ 中段に追いやられた郷田玉、ピッタリで詰み・・・!? 
そして、郷田が頭を下げた   
読み上げ係「まで、116手を持ちまして、羽生NHK杯選手権者の勝ちとなりました」

おおおおおおおお やったあああああああああああああああああああああああああ
羽生が勝ったあああああああああああああああああああああああああああああああ

こ、この将棋を勝つのか、この圧倒的な必敗形の将棋を、これを・・・・
あの強い郷田が、この将棋を逆転されるか ありえねええええええ 
羽生、その存在そのものが羽生マジック!! 

いやああああ これは盛り上がった! 
悪手をピックアップして取り上げれば、プロの技術的には、かなりダメな棋譜、と言えるだろう
でも、これはTV将棋、早指しで人間どうしの勝ち負けを楽しむもの、そう考えれば、
これほど盛り上がった対局もめずらしい!! もう全然ダメなところからの、羽生の大逆転勝ち
それまでいいところがなかった羽生が、最後の詰ませ方で、一気に大爆発!!
羽生ファンにとっては、こたえられない最高の一局となった 
羽生ファンの「祝杯だ、酒持って来い!」という声が聞こえてくる内容、ひゃっほーい
苦戦に耐えてよくがんばった! 感動した!!

郷田としてはショックだっただろうなあ 局後はさすがにガックリしていた 
底歩を打って保険をかけていればなあ 男らしく華麗に指そうと思ったのだろうか
羽生を相手に、終盤にきて、まさかの緊張? 

羽生、あまりに劇的な逆転勝ちで、羽生将棋の伝説にまた新たな一ページを刻んだ
大舞台で、ファンに受ける将棋が出る、これがスター性というもの! 羽生がまたやってくれた!
さあ、残すは決勝、あと一つ! 2期連続での渡辺との決勝が実現
羽生、いっけ~ NHK杯25連勝、5連覇、通算11回優勝で、神話になれ!! 
今日のYahooのトップページに載っていました 見てみると面白かったです
ちゃんと一局が成立しているようなのです(笑)

将棋と囲碁の異種対決 ↓
http://www.nicovideo.jp/watch/sm19227595

将棋が本気を出した編 ↓
http://www.nicovideo.jp/watch/sm19227732
(訂正、2つ 「電脳戦」ではなく「電王戦」でした 
 それと1週間ほど前の右玉の自戦記は、大幅な勘違いがあったので消去しました(^^;)

銀河戦の塚田vs糸谷を見た後、24で指したら、3局も似たような戦型になったので、
塚田先生の仕掛けを真似てみました かなりレベルの高い仕掛け方になりました
真似しているから、あたりまえなんですけどね
せっかくだから、メモがわりに載せておくことにしました 
(24の棋譜はしばらく経つと消えてしまいますので)

お手本になった一局↓

棋戦:2012年銀河戦
先手:塚田九段
後手:糸谷六段

▲2六歩 △3四歩 ▲7六歩 △3二金 ▲2五歩 △8八角成
▲同 銀 △2二銀 ▲6八玉 △3三銀 ▲3八銀 △7二銀
▲4六歩 △6四歩 ▲4七銀 △6三銀 ▲5八金右 △5二金
▲1六歩 △9四歩 ▲9六歩 △1四歩 ▲3六歩 △4二玉
▲3七桂 △8四歩 ▲7七銀 △7四歩 ▲5六銀 △5四銀
▲1五歩 △同 歩 ▲3五歩 △4四歩 ▲4五歩 △3五歩
▲4四歩 △3六歩 ▲4五桂 △4四銀 ▲2四歩 △4六角
▲3三歩 △同 桂 ▲同桂成 △同 金 ▲4八飛 △2四角
▲2二角 △3七歩成 ▲4四飛 △同 金 ▲同角成 △4九飛
▲4五桂 △同 銀 ▲同 銀 △4八と ▲5九銀 △5八と
▲同 銀 △4八飛成 ▲3五銀 △4三歩 ▲3四馬 △3五角
▲同 馬 △4六桂 ▲5九金打 △5八桂成 ▲同金左 △3九龍
▲4六馬 △8五桂 ▲6四馬 △7七桂成 ▲同 玉 △7三銀
▲5五馬 △7五歩 ▲6八玉 △7六歩 ▲3四桂 △5一玉
▲7四歩 △7七銀 ▲同 桂 △同歩成 ▲同 馬 △6四銀
▲5六桂 △7六歩 ▲3三角 △6一玉 ▲7六馬 △7五銀打
▲6四桂 △7六銀 ▲4一銀 △6二金 ▲5一銀 △7一玉
▲6二銀不成△同 飛
まで104手で後手の勝ち


攻めが、あまりにもうまくいった一局↓

開始日時:2013/03/05
棋戦:レーティング対局室(早指し)
先手:私のセカンドHN
後手:1395点の人

▲7六歩 △6二銀 ▲2六歩 △3四歩 ▲4八銀 △8八角不成
▲同 銀 △2二銀 ▲2五歩 △3三銀 ▲6八玉 △3二金
▲5八金右 △5二金 ▲4六歩 △6四歩 ▲4七銀 △6三銀
▲1六歩 △1四歩 ▲3六歩 △4二玉 ▲7七銀 △7四歩
▲5六銀 △9四歩 ▲9六歩 △5四銀 ▲3七桂 △6五歩
▲1五歩 △同 歩 ▲3五歩 △同 歩 ▲4五桂 △2二銀
▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △2三歩 ▲5四飛 △同 歩
▲6四角 △4一玉 ▲8二角成 △4四歩 ▲7一飛 △4二玉
▲6四馬 △4三玉 ▲4一飛成 △4二飛 ▲2一龍 △4五歩
▲同 銀 △3三玉 ▲3四銀打 △2四玉 ▲4二馬 △同金右
▲2五飛 △1三玉 ▲1四歩 △同 玉 ▲1五香
まで65手で先手の勝ち


本格的な戦いになった一局 しかし、中盤で相手の人がなぜか突然投了していましました↓

開始日時:2013/03/04
棋戦:レーティング対局室(早指し2)
先手:Gizumo
後手:1725点の人

▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △8八角成 ▲同 銀 △2二銀
▲6八玉 △6二銀 ▲4八銀 △6四歩 ▲5八金右 △6三銀
▲7七銀 △5二金右 ▲4六歩 △3二金 ▲4七銀 △3三銀
▲3六歩 △8四歩 ▲2五歩 △4二玉 ▲5六銀 △5四銀
▲1六歩 △1四歩 ▲3七桂 △3一玉 ▲1五歩 △同 歩
▲3五歩 △同 歩 ▲4五桂 △4二銀 ▲2四歩 △同 歩
▲同 飛 △2三歩 ▲3四飛 △4四歩 ▲3三歩 △同 桂
▲1五香 △1六角 ▲2五歩 △同 角 ▲3五飛 △4五歩
▲1一香成 △3四歩 ▲3九飛 △4六歩 ▲1三角 △4一玉
▲2一成香 △4四桂 ▲4六角成 △5六桂 ▲同 馬 △4五銀
▲2九馬
まで61手で先手の勝ち


相手が右玉で囲う直前に仕掛けた一局 やはりレベルの高い仕掛け方ができました
最後は負けましたけどね 総譜は長いので途中までです↓

開始日時:2013/03/05
棋戦:レーティング対局室(早指し2)
先手:私のセカンドHN
後手:1642点の人

▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △3二金 ▲2五歩 △8八角成
▲同 銀 △2二銀 ▲4八銀 △3三銀 ▲7七銀 △7二銀
▲4六歩 △6四歩 ▲4七銀 △6三銀 ▲6八玉 △7四歩
▲5八金右 △7三桂 ▲3六歩 △1四歩 ▲1六歩 △9四歩
▲9六歩 △6二玉 ▲3七桂 △8一飛 ▲5六銀 △7二玉
▲1五歩 △同 歩 ▲3五歩 △同 歩 ▲4五桂 △4二銀
▲2四歩 △同 歩 ▲6六角 △4四角 ▲2四飛 △6六角
▲同 歩 △2三歩 ▲3四飛 △3三桂 ▲1五香 △1六角
▲2五歩 △同 角 ▲3五飛 △3四歩 ▲2五飛 △同 桂
▲1一香成 △6二金 56手まで 以下省略、148手で後手の勝ち
塚田泰明九段 vs 糸谷哲郎六段
対局日:2012年11月22日
解説:村山慈明六段
聞き手:貞升 南女流1級

やっほー 超ひさびさ、銀河戦だよ
そろそろ実力者も出てくる時期になり、NHK杯と電王戦が落ち着いたら、また見ようかと思っている 
(銀河戦の棋譜は、囲碁将棋チャンネルのHPで閲覧が可能です)

今回は、先週の木曜に放送された塚田vs糸谷というカードに注目した
なぜかというと、塚田は今度の電王戦でメンバーに選ばれていて、第4戦でプエラα(旧名ボンクラーズ)
と対戦するのだ(4月13日) 塚田の実力を知るために、ぜひ見ておきたいと思った
相手は、早指しの雄「怪物」糸谷だ 相手にとって不足なし!

塚田は予選で上野に勝ち 糸谷は前局で大石に勝ち1人抜き中
平成24年度のここまでの塚田の成績は、7勝6敗 糸谷の成績は、21勝9敗

解説の村山「塚田は居飛車党、攻め120パーセントのキャッチフレーズがあるほどの攻めの棋風
 糸谷は居飛車党で受けの棋風、早指しを非常に得意とする」

先手塚田で対局開始 塚田は電王戦では後手番なのだが、本局は先手番 まあ仕方ない
戦型は、後手の糸谷が一手損角換わりを選んだ
村山「塚田は、一手損角換わりに対しては、腰掛け銀を多用している
 その場合、囲いもそこそこにどんどん仕掛けていくのをよく指している」

村山の情報、めっちゃ詳しいわ 村山の予想どおり、塚田は腰掛け銀 糸谷も腰掛け銀だ
そして塚田は「ボナンザ囲いが未完成の形」というべき囲いのまま、もう仕掛けた! 
もう、もう仕掛けるのか 村山のデータどおりだ これ、電王戦だったら、いきなり盛り上がるだろう!
塚田が31手目にして、もう引き返せない急戦を敢行した

糸谷の手が止まった 
村山「糸谷にしては大長考の部類(笑)」
塚田の急戦、果敢なのか、それとも無謀なのか? 糸谷の受け方は・・・
自重! 桂のタダとりはあきらめて、とりあえず自重したか
そして盤面右で本格的な戦いになった

村山「塚田は、もう飛車を切ることを視野に入れている 塚田が猛攻を仕掛けるという予想どおりの展開」
形勢は難しく、なかなか競っているようだ 

塚田の攻めに糸谷も負けじと、攻防の角打ちで切り返す 糸谷将棋は、角と桂の使い方に特徴があるね
塚田も、村山に「うまい」と言わせるなど、力を見せてるぞ

塚田、やるなあ 塚田、けっこう強い いいぞいいぞ 一進一退の中盤 面白いぞ 
村山に「これは疑問では」と言われる手を指していない 塚田、やるぅ

だが? 手が進むにつれ、村山「形勢は糸谷が良くなっている」
あらー、どこで差がついたのだろう もともと攻め過ぎていたのか? 

ところが、いよいよ寄せに入るというところで、糸谷に疑問手が出た!
糸谷、攻めをあせって、少しではあるが明らかに損な攻め方だ
おおおっ これは形勢、一気に競ったぞ そして塚田は強手で攻め合い!
村山「ここで受けてるようでは、塚田じゃないですから」
塚田に注目して見ていたら、いつの間にか糸谷がまるで仮想プエラαの役回りだ 
俄然、塚田の応援に力が入る  いけ~、塚田、勝っちゃえ 勝っちゃえ!

塚田があの強い糸谷を追いつめてる、いい勝負
村山「塚田玉にまだ詰みはない、うまい詰めろをかければ塚田が勝てそう」
ギリギリだ これはキワドイ 塚田、秒に読まれながら糸谷の玉に迫っていった ど、どうだ~

が! 最後に「見切り」の底力を発揮したのはやはり糸谷だった 冷静な玉さばきを見せ、逃げ切った
104手で糸谷の勝ち ああー、惜しかったなあ 追いつめたが負け・・・
糸谷は考慮時間を3回余しての勝ち

村山「塚田らしく猛攻を仕掛け、糸谷が受けに回る将棋だった 最後に他の攻め方が何かあったのでは」
感想戦では、最後の塚田の攻め方によっては、まだ難解との結論だった

なかなかの好局だった 実は、塚田はもっとボロ負けするんじゃないかと思ってたから(^^;
何しろ、相手が糸谷だからね あの丸山ですら超短手数(39手)で負けたからね  
感想戦の手の見え方では糸谷に少々の分があったが、まあ感想戦だ

塚田は電王戦では勝ちが期待できる、とはいかないが、塚田はロートル棋士というにはまだ早い、
(48才)プロとしてそこそこに強い、あなどれない、糸谷といえども負ける可能性も充分にあったと
いうことがわかり、収穫だった ・・・塚田はまだけっこう強いです!(^^;

電王戦では、塚田は後手番ということだが、本局のように攻めていってくれるだろうか 
右玉などの変則戦法は採用してほしくないな、と思った一局だった 塚田、電王戦がんばって~!

銀河戦、これからも注目局があればなるべく見ていきたいと思う こうやって記事にもしたいしね
鈴木大介 八段vs渡辺明 竜王 NHK杯 準決勝
解説 森下卓 九段

パソコンを使っていて突然フリーズすると、自分までフリーズしてしまうギズモです どーもです
いよいよ準決勝まで来た 羽生三冠、郷田棋王、渡辺竜王というタイトルホルダー、
そして鈴木大介八段という顔ぶれだ NHK杯で優勝経験がある大介が、どこまでやれるか
今回は渡辺に大介が挑むという一戦

大介は1994年四段、竜王戦2組、順位戦B1 千葉、タニー、高橋、屋敷に勝ち準決勝進出 
16回目の本戦
渡辺は2000年四段、竜王9連覇中、A級 深浦、中村太地、佐藤天彦に勝ち準決勝進出 
11回目の本戦

解説の森下「大介は師匠の大内ゆずりの豪快な振り飛車党 腕力の強い将棋 
 渡辺は無敵の竜王9連覇 最近ますます力をつけてきた、不動の王者 合理的でいくさ上手」

事前のインタビュー
大介「全力を尽くすだけですが、できたら渡辺の得意の穴熊に組ませて勝てればな、と思います」

渡辺「大介とは5年以上前と思うが、NHK杯で同じ準決勝で負けているので、その時の借りを返したい」

2人の対戦成績は4-4のイーブンとのこと おお、大介ががんばってるなあ 今日はどうなるか

先手大介で、▲ノーマル四間飛車vs△居飛車穴熊になった
2人のプライドがぶつかり合った戦型だ 序盤、とにかく手が進むのが早い
これはネット将棋か、と思うくらいだ 
森下「宣言どおりでしたね 最近ではノーマル四間はめずらしい」

このまま仕掛けまでノータイムか、と思われたが、互いに自重し、超持久戦になった
渡辺はとにかく玉を固めてる 後手、金銀4枚がくっつき、もうめっちゃ固い 
こんなにガッチリ組ませてしまって、大介は大丈夫なのか どれだけ成算があるのか?
大介のほうも銀冠から、左銀もくっつけてきて、かなり固い

森下「引退された櫛田が、ノーマル四間で居飛穴と戦っていたが、よくなげいていた
 『将棋は悪くならないが、最後に負けてしまう』」

渡辺のほうは、千日手OKのようで、もうノータイムで金銀を繰り替え、手損をして手待ちしている
局面は飽和状態、先に仕掛けたほうが負けそうだ
森下「大介はどうやって打開するんですかね」
矢内「息詰まるという感じ」

ここで大介、面白い構想を見せた 銀冠の銀の上に、もう一枚、銀を持ってこようという構想
へえー、そんな駒組みがあるのか この発想には森下も感心、
「銀多伝のような作戦、組めれば有力」と言っていたそのときだった!
 銀多伝が組みあがるスキをついて、なんと渡辺が仕掛けた! 9筋の端攻めだ 
わわわ、渡辺は完全な手待ちを繰り返していたのではなかったのか、仕掛ける用意もあったのか 
あわわ もしこの仕掛けから全面戦争になれば、もう囲いの固さが超大差だぞ 大介、何か策が?

私見では、これはもう収まらんぞ これは大差で後手が勝つ予感 
だって、後手の穴熊が崩れるのが想像できない・・・ 
ましてや後手は、細い攻めをつなげさせたら天下一品の渡辺だ
森下「谷川の言葉で『2手で1組の手』というのがあるが、大介がそれをやろうとした瞬間に、
 スキを突いて渡辺が仕掛けた」

渡辺は4歩を突き捨て、もう局面を収める気は全くない 
大介が押さえ込むか、渡辺がさばくか? 大介に手が広いが、その分、先手の手が難しい局面が続く 
盤面左側、こんなに戦いが広がってしまっては、もう先手は収集困難だ
渡辺はとにかく飛車角を動かしてさばければいい、という展開

案の定、大介、苦しくなってきた 早指しのはずの大介、考慮時間を先に使わされている
先手が不利になったのが素人目にも瞭然だ
矢内「渡辺の飛車が、うまくクルッと回ってきた」
と金を作られ、飛車に成りこまれ、もう大介陣は崩壊だ 渡辺の穴熊、全く何も手付かずだ

おいー、大介、このまま何もできずに負けるのか ボコボコやーん 
9筋の端攻めから始まって、飛車、角、香、歩で見事に手をつくられたな
森下「渡辺のほうには、全く無駄な駒がない」
大介は敵陣に打った歩の裏側を取られ、自陣に歩が打てないという、寂しい展開

森下「良くなってくると、(形勢がいいほうに)次々にいい手がでてきますから」
このセリフ、相当大差なときに出るフレーズだ もう大介、全然ダメぽ・・・

局面が悲しいので、森下が雑談でフォローしている
森下「内藤先生だったか、『強い人は勝ってから喜んで、負けてから悲しむ』
 大半の人は、勝つ前に喜んじゃって、負けそうだと思って嘆く」
これは至言だったね 私なんかその典型だわ

大介、このまま終わっては寂しいというところで、やっと力を発揮した手が出た
竜を自陣に引きつけ、まだがんばる、という意思表示だ おおっ ちょっと難しくなったか
森下「これは鈴木流ですね 感心しました」
さらに、遠見の角を打ち自陣に利かせたのも好手! まだ粘れるのか 

これ、後手をもって、攻めきる自信が、いきなりなくなったぞ 
自陣竜と遠見の角の粘りで、これはまだ大変か・・・? 後手の攻めの継続手は?
渡辺の次の一手に大注目! 
渡辺竜王の次の一手、それは・・・ ならばこっちも、と、遠見の角打ち!
大介の打った角の1マス上から打つ、という、見えにくい手! おおっ さすがだ これぞ竜王の一手
これは強烈 決まったか、決まったな もうダメだな

大介も戦意喪失、この角を打たれて投了した 122手、渡辺のド完勝だった
大介、投げた直後、ガックリと頭を垂れた あああー、何もさせてもらえずorz 

これでは、正直、プロ間でノーマル四間が激減したのも無理はない、
と思わされるのに充分な一局となってしまった 
穴熊の「固い、攻めてる、切れない」という典型的な勝ちパターンだった 
森下「こうなってみると、穴熊に組ませると損かなと」

これが四間飛車側が大介でなく、他のプロなら、まだ救いがあるのだ
しかし、スペシャリスト中のスペシャリスト、鈴木大介をもってして、この大差負け 
これでは言い訳のしようが1ミリもない ガクッ

感想戦では、四間側の方針が難しいとのことが挙げられていた 
受けきりを目指すのか、攻め合いを目指すのか、駒得に行った手がいいものなのかどうか
対して、穴熊側はとにかく飛車側で戦線を拡大してさばきを狙えばいいことがハッキリしている 
これが穴熊が勝ちやすい要因だね

穴熊側は全く何にも手付かず、四間側だけ終盤の投了図 
こうなるのが、私には渡辺が端攻めした瞬間から見えていただけに、悪い予感が当たってしまったorz
大介が不用意な囲い方をしたスキを突いた、渡辺の圧勝譜だった
先手の中途半端な囲い、投了図ではさびしかった あああー
渡辺竜王が磐石ぶりを見せつけ、決勝進出を決めた一局となった

来週は羽生と郷田だ 羽生が勝ち、2年連続で、渡辺vs羽生の決勝になるのか? 
2013.03.02 タニー残留 
タニー、屋敷に完敗で2勝7敗という数字ながらも、からくも残留 あぶねー(^^;

タカミチは残念な負け方だっただろう 
最後、手を渡されて詰ませにいったがため、駒を渡してしまい、それが敗因となってしまった
タカミチ、感想戦でもほとんどしゃべらず 無念さが伝わってきた

囲碁将棋チャンネルでは毎年これを放送してくれるといいね
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