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深浦康市九段 vs 佐藤天彦八段
対局日:2015年7月27日
解説:田中寅彦九段
聞き手:鈴木環那女流二段

第23期銀河戦、いよいよ決勝戦まで来た 実力者で安定感のある深浦と、今勝ちまくってる若手の天彦
あら、解説がタナトラなのね 大丈夫か、解説できるのか、特に終盤(^^;

聞き手のカンナ「深浦は銀河戦で準優勝が2回あります」
タナトラ「深浦は、私が感じるにモチのような棋風 粘り強くて、放っておくとだんだん堅く重くなっている、だから非常に相手はやりにくい」
カンナ「天彦は前期の銀河戦でベスト4」
タナトラ「天彦は熱風吹き荒らして来るようなイメージがあります、対局中に火と燃えるようなオーラを発しています」

先手深浦で、すぐ飛車先を2つ伸ばす作戦から、角換わりとなった
タナトラ「深浦が天彦の得意な横歩取りを避けた出だしだった、でも天彦は角換わりも得意です」

カンナ情報によると、過去に2人の対決は一局だけで、深浦が勝っているそうだ(戦型は深浦の角交換中飛車)
雑談で、タナトラ「私も天彦と同じ27歳でA級に上がりました、一番強いときなんですよ、年齢的には」
これを聞いて私は笑ってしまった(^^; この言葉の意味するところは、天彦も今が頂点で、もうあとは現状維持で落ちていくということか?(^^;

さて、局面、角換わりの相腰掛け銀に進んでいる 天彦は右四間にして、△6四角と好点に据(す)えた、待機策だ
すると、深浦が面白い角を打ったではないか ▲8六角の合わせ!
タナトラ「おおおーすごい! んーなるほど 参考になりますねー」
これを天彦は取って、また△6四角と打つしかなかったのだが、すると深浦の自陣の銀が自動的に8六に進んで、深浦が一手得したという、ものすごい細かい技! 
うわー、これ、角の合わせはノータイムで指しちゃってるから、研究範囲なことは明らかだ 相当限定された局面だが、こんなところまで研究してるのか・・・

しかし、まだ深浦の研究範囲はここまでではなかった、2筋と7筋を突き捨て、一気に開戦! それもノータイム指し!
タナトラ「うわ、もう読み筋か、全部」

深浦は持ち駒の角を使って強襲をかけ、駒交換が行われた
カンナ「深浦九段はすごくこのへん決断良いですね、色紙に英断と書かれていますもんね」
いや、これ、この場の決断というよりも、この辺まで深浦の研究範囲と考えるべきだな・・・ もう手数は優に50手を超えている
ここまで研究されてると、相手としてはもうそうとう気分的に苦しいな・・・

タナトラ「天彦が桂損なので、何らかの形で動いていかないといけない」
お互いに相手陣に嫌味な歩の垂らしをして、面白くなってきた ここから終盤だ
タナトラ「天彦にいい手があるかどうか」
すると、天彦は全くそっぽと思える、相手の攻め駒を攻める手を指した こんな手、よく思いつくなあー!
こんな手は私が30分考えても思いつくかどうか

しかし、局面進むと、どうも深浦に分があるみたい 深浦が攻める時間が長くなってきた
さっきの天彦の意表の攻めは、とりあえず意味はあった
天彦は自らの自陣飛車の横利きを消す受けや、垂れ歩を取り去るなどしてがんばっている
タナトラの予想手、全然当たらなくなってきている(笑)  

タナトラ「やっぱりこれはどちらが勝つか、全然わかんないな」
いいよいいよー、タナトラの思考では捕らえきれない対局者2人の実力、こうでなくてはね~
でもタナトラは、指し手の後追い解説という形式で、がんばって説明してくれている
タナトラ「やりたい手を残しておく、味を残すという手が多いですね、ごちそうを陳列しておく」

難しい終盤となっている 盤上を広く使い意外と思える手を指す天彦、しかしそれにノータイムで反応する深浦
相手の考慮時間を使って自分もこんなところまで読んでるのか
そして、ついに天彦に息切れするときがやってきた
カンナ「これは、天彦の持ち駒だけで深浦玉を捕まえるのは・・・」
タナトラ「至難の業ですね」

局面、天彦玉にだけ寄り筋がある、深浦玉はもう広すぎて寄る見込みが立たない
タナトラが天彦に攻防の角を打つ手があると指摘している 実際、天彦はそれを放ったが、どうか
タナトラ「最後のお願い」 ・・・そういえば、ずいぶん久しぶりにタナトラの予想手が当たったな(笑)

すると、深浦は受けつぶしに出た!
タナトラ「これは深浦は詰ます気ないですね、そうまでして勝ちたいかって言うしか」
カンナ「決勝ですからね(^^;」
ナイスフォロー、カンナちゃん(笑)  勝ちたいやろ、そもそもプロの公式戦やで(笑)

が! なんと、深浦はただ受けていたのではなかった! 受けに利かせつつ、最短の詰みを狙っていたのだった!
深浦は光速の寄せを炸裂させ、広そうだった天彦玉を、あっさり捕まえた、おおー、見事、見事!
109手で天彦は投了し、深浦の勝利、優勝となった 

タナトラは、投了図からの詰みを解説を、無難にこなした 
あー、タナトラ、ちゃんと詰ませることができて良かったね、ちょっとハラハラした(笑)
タナトラ「深浦の仕掛けはそんなに見たことないです、仕掛けで桂得の戦果を上げて、うまくそのあと天彦の追い込みをしのぎきったという、全体から見ると、深浦の思惑通りの展開だったかもしれません」

これ、そのとおりだと私も思った、深浦の手の内ですべてが進んでいた一局ではなかろうか 天彦は、もうどこにもチャンスがない、ノーチャンスな一局、これはもう、負けで仕方ないな・・・
深浦は、序盤の作戦選び、綿密に研究されていた仕掛け、相手の手を読みつぶす中盤、手堅い終盤、どれをとってもスキがなかった! 勝利すべくして勝利した、完勝と言えるだろう いやはや、これが深浦か 強いな

タナトラの解説、凡人ぶりが出ていて好感が持てた(笑)  予想がはずれて、後追いで指し手の解説を聞くのも楽しいからだ
カンナちゃんの聞き手、以前は「ここで▲7六歩と指しました」みたいな見ればわかることを延々言い続けるという、非常に悪いクセがあったのだけど、今はもうすっかり治っていて、良くなってるよ いいね 
ただ、本局の解説者のタナトラはよくしゃべるほうだったので、もうあと0.8倍掛けくらいで、しゃべるのを控えめにして、意味のあることをしゃべるように厳選できたらもっといい聞き手になれると思う

時間の都合上、感想戦がなかったのが残念だった 
表彰式を、まとめてみた 以下、要約
連盟会長のタニー「決勝の一局は、深浦九段が良さを少しづつ拡大していった、深浦さんらしい勝ち方だったと思います」
株式会社囲碁将棋チャンネルの取締役の人の挨拶、割愛(笑)
表彰状、賞杯、目録、花束の贈呈

深浦の挨拶、これは全部書き出してみる
深浦「銀河戦をご覧のみなさま、最後まで観ていただき本当にありがとうございます
今期は決勝トーナメントから活きのいい若手、豊島さん、広瀬さん、佐藤天彦さんと、今を代表する若手の方と当たったんですけど、本当に自分にとっても出来過ぎで、この結果に自分で驚いています
今回は3回目の決勝戦ということで、以前成し遂げられなかった優勝をこの時期に出来たこと、本当に自信になります
銀河戦で優勝したことは本当に励みになりますので、また引き続きがんばっていきたいと思います
ぜひ銀河戦を観ていただいて、私もがんばりますので! ぜひ楽しみにしておいて下さい
今日はどうもありがとうございました」
「がんばりますので」に力がこもっていて、深浦の気持ちが伝わってきた

そして、さらに深浦に追い打ちのインタビューが3分ほどあった(笑) これは要約する
深浦「うれしいです、銀河位に恥じないようにがんばっていきたいです」

タニー、今年は失言しなかったなあ 去年の会長としての挨拶では、「この銀河戦というのは、1年間に100局以上も公式戦が生(なま)で観られるという、非常に贅沢な棋戦でありまして」と言ってしまったのだった
あれは面白かった、私は思わず「生じゃないだろ、録画だ、それも2~3か月も前の」とTVの前で突っ込んだものだ
今年も「生(なま)」の発言を期待したが言わなかったか(笑)

深浦の挨拶は本当にしっかりしていた 感心以外の何物でもないわ そんなに優勝インタビューの練習って、やってないと思うけど、今までの人生経験かなあ 紙に書いて読み上げたって、同じ内容になるだろう んー、本局と同じくスキがないインタビューだった(笑)  パチパチパチ

これで今年の銀河戦が終わりました! 関係者のみなさま、お疲れさま~
深浦九段、研究がすごい深かったですね 感服しました! 
私は来季の銀河戦の当ブログでの掲載については、また来季に考えます~ 
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村田智穂女流二段 vs 北村桂香女流1級
対局日:2015年6月26日
解説:牧野光則五段
聞き手:長谷川優貴女流二段

村田は1回戦で強豪の清水に快勝していた、あのときの指し回しは絶品だった  
対する北村は1回戦の中村桃子戦では、217手の長手数で私は観るのを挫折した一局だった(笑)

解説の牧野「村田は居飛車党で粘り強い 北村はゴキゲンや角交換系の振り飛車を得意としており終盤が鋭い」

先手村田で、▲居飛車vs△ゴキゲンから、相穴熊となった
双方、金銀4枚で固める作戦を取り、めっちゃんこ堅い  先が思いやられる序盤となった

どう戦いが起こるのか注目されたが、村田がうまく動いた 右桂のさばきに成功、2つ跳ねれて大いばりだ
北村、困ったかと思えたところ、角切りの強手でなんとか勝負と迫った 
しかし、やはり駒損が残ってしまった 北村は駒損で、しかも攻め駒の桂に大きく働きの差がある

中盤もたけなわという場面、ここまでうまく指していた村田、ここからもノーミスでいって勝てるか、という展開だったのだが、村田が大きな悪手を指すことになる
なぜか北村に、村田陣の大事な金をボロッと1枚取らせてしまたのだ
これ、どう考えてもアマ級位者並のミス、これは痛い、痛すぎる
村田はそれまでが良かっただけに、いったいどうしちゃったんだ、と思えてしまうミスだった
牧野「村田に失着があった、しかも北村玉が堅いですね、鉄壁になってしまいました」

そこからムードが一変した 北村は一転して手堅い指し回しを見せ、村田の攻めを寄せ付けない
そして、最後の寄せの場面は圧巻だった
北村の切り合いを選んだ強気な手を見て、牧野が「これはどうですかね、村田にもチャンスが来たんじゃないですか」と言ったのだが、北村はちゃんと全てを読み切っていたのだった!

「17手先に、自陣詰みなし、相手玉必至」となることをきっちり読み切っていた北村、そのとおり進めて、村田が投了!
136手で北村の勝利となった 牧野「見事に決まりました」
おおーー 強いね、いいねいいねー! 北村は最後の寄せ、時間を使わずにほぼノータイム指しだった、カッコイイー!
一直線の手順で変化の余地なく読みやすかったのだろうが、踏み込むのには勇気が要るところだ、よく決断できた!

牧野「村田が途中までかなり優勢だったと思うんですけど、形勢がまぎれました その後は北村が非常にうまく勝ち切った」
村田さんとしては、途中まで理想的な展開だっただけに、これは悔やまれる・・・ なんで金をタダであげてしまったのか
損を取り返す順もあったのに、わざわざそれを指さなかった あそこは不可解としか言いようがない 

一方の北村さんとしては、なかなか満足な一局だっただろう 中盤で苦しくなったが、粘っての逆転勝ち
女流将棋は逆転が多い、苦しくなっていかに粘るかがテーマになってくる、それが本局では出来ていたから、良かったね
有利になったあとの守りの手堅さが印象に残った
最後の寄せはさすがに「終盤が鋭い」と、紹介で言われるだけあるわ
まずは北村さんがベスト4に名乗りを上げた 
飯塚祐紀 七段 vs戸辺誠 六段 NHK杯 2回戦
解説 髙野秀行 六段

戸辺と飯塚、そして解説に高野という地味な顔ぶれだが、戸辺の振り飛車が見れると思うと楽しみだ

飯塚は1992年四段、竜王戦4組、B2 1回戦で伊藤真吾に勝ち 7回目の本戦出場
戸辺は2006年四段、竜王戦4組、B2 1回戦で山崎に勝ち 3回目の本戦出場

解説の高野「飯塚は攻守にバランスの取れた本格派の居飛車党
戸辺は振り飛車党で、とにかく攻め、攻めて攻めてあまり駒が引かないタイプ、派手な手が多く出るんで見ていて楽しい将棋
戸辺の攻めはプロの中でも有名、それをどうやって飯塚が受け止めるか」

事前のインタビュー
飯塚「戸辺六段はさわやかな好青年で、将棋の普及活動とかも非常に熱心な方だと思います
振り飛車党で豪快な攻め将棋で、厳しい攻めを身をもって体験しておりますので、今回はそれを浴びないように気を付けたいと思います 日本各地をこの夏も回らせていただきまして、ほうぼうでファンの方に見ていますよと、お声をかけていただきました
感謝の気持ちを一手一手に込めて力強く指したいと思っております」

戸辺「飯塚七段には奨励会時代に控室で声をかけていただいて、将棋とかと教えてもらった記憶があります
居飛車党で非常に受けがしっかりとした将棋を指される印象です
自分らしく序盤から積極的に、動きのある将棋を見せられたらいいなと思っております、がんばります」

先手飯塚で、▲居飛車vs△ゴキゲンの対抗形となった 
超速▲3七銀からの2枚銀急戦vs△ゴキゲン+△7二金+△6二銀の囲いという形だ
この後手の囲い、何て呼ぶのか、教えてほしい・・・(^^; よくある形なんで、何か囲いの名前があるはずだ

高野「急戦ていうのは、受けの力がないとなかなか難しいですね」
2人の対戦成績だが、ここまで4戦で戸辺の全勝とのこと
高野「4局とも熱戦だったが、最後は戸辺の攻めが通っている」

銀交換から戦いが始まった
高野「戸辺はちょっと受けになっているんですけど、このへんから力を溜めて爆発」
と言った直後だった、さっそく銀を投入して先手玉の玉頭を狙う指し方で、戸辺攻め開始だ
それに飯塚もビビッドに(生き生きと)反応、駒がかなり交換される激しい中盤に突入した

飯塚の玉形が乱されたが、飯塚は銀を投入して補強
高野「ほー、飯塚らしい手厚い一着ですね」
そして戸辺は飯塚の浮き飛車をマネしたのか、戸辺も浮き飛車で対抗 これはいい手っぽいなー!
丁々発止のやりとりで、なかなか楽しませてくれる!

そんな中、抜け出たのはやはり戸辺だったようだ 盤上、天王山の5五に馬を居座らせることに成功した
どうにもこうにも、飯塚側から、この馬を追い払うことができない これでは居飛車としてはつらそう・・・
高野「戸辺の攻めがスピードアップしてきたかな」

しかし、お互いに自陣を整備する手が出て、まだ長そうだ
高野「すぐに形勢が傾くかと思ったけど、中盤にまた戻ってますね、バランスが取れてます」
うーん、あの馬さえいなければ・・・ 戸辺側にあの馬がある限り、主導権は戸辺のものだ

飯塚はさらに自陣を固めて辛抱した、自玉を歩で補強した おっ、これはいい手っぽい 粘れ、粘れ
高野「腰の入った飯塚らしい一着」
うん、まだ長そうだな~  戸辺がどう出てくるか・・・

高野「ちょっと形が変わっただけで、私なんかはどこが急所かわからない」
が、その瞬間、戸辺に実にうまそうな垂れ歩、一発! この一局の白眉だったと思う
高野「見た瞬間、好手、これはいい手ですね~」
高野も絶賛の一手だった 
(そういえば、今週のジャンプの「ものの歩」のタイトルが「垂れ歩」だった
私は「ものの歩」の今後が楽しみだ)

そして、状況は戸辺有利と高野が解説、高野「おそらく戸辺がよくなる順があります」と言った直後だった
戸辺はじっと自陣の金を玉側に寄せた! 
高野「ほお~!」 うわー、ここで離れた金を寄せるだけの手、し、渋いな~
それに対して飯塚は、意味のない手しか返せなかった この手の交換で、戸辺が得をしたことになった
完全に盤上をコントロールしている戸辺

その後は、戸辺の攻めが着実に決まっていった リードを広げていっているのが目に見えてわかる
高野「戸辺陣はコンパクトにまとまってますもんねー、時間の使い方も素晴らしい配分です」

最後、飯塚は形をつくって一手違いにもっていくのがやっとだった
戸辺の小さなポイントをあげる手の積み重ねで大差がついたね
128手で戸辺の快勝となった

高野「両者の持ち味が出た一局で、戸辺の攻め、飯塚の受け、攻めがつながるか、受けきるかギリギリだったと思います
戸辺の歩の垂らしから金を引き締めたのが非常に印象に残る好手だった」

はあ~、これは戸辺の会心譜と言っていいんじゃないかな 飯塚としてはもうどうしようもなかった感じだ
何が悪かったのかもハッキリしないのではないか 馬を中央に居座られたのが悪かったのだろうが・・・
全体を通して戸辺があまりにうまかったなー 
強引な攻めこそなかったが、あの垂れ歩に代表される丁寧な攻めの繰り返し、そしてすべての駒を活かす駒運び、「振り飛車の勝ち方を知ってます」、というプロの芸が存分に出ていたね 
戸辺、NHK杯で存分に力を出せて、満足の一局だっただろう 戸辺、グッジョブだった!
プロ上位から純粋振り飛車党が減っていく中、戸辺の存在は貴重だと思った もっと活躍してさらに上に行ってほしい!

それから、これは苦言になってしまうが、聞き手の清水さんのことだ
清水さんはなんでいつも、自分の意見をかたくなに言わないのだろうか?
本局でも、高野が「どう行きましょうか」と振ったところがあった
清水さんは「え、あは、どう行きましょう」と返しただけ・・・ オウムじゃないんだから・・・
クイズ感覚で、次の手を言ってみてもいいだろう クイーン四冠の称号は飾りなのか?
今後もずーっと、清水さんは何も自分の意見は言わない、を貫くつもりだろうか?
女流の意見は解説者と視聴者の間をつなぐ意見となり、視聴者としてはけっこう参考になるものだ
前任者の矢内女流はよく手を言って解説者を助けていたし、
銀河戦で香川女流が聞き手をしたときなんかは、「(私の)言った手が当たりましたね、当たるとうれしいですね、うふふ 」とか楽しそうにしゃべっているよ
清水さん、今後は気を付けて、自分なりの意見を言うように変えていってほしいと切に願う
屋敷伸之九段 vs 佐藤天彦八段
対局日:2015年7月7日
解説:佐藤康光九段
聞き手:貞升 南女流初段

最近、独創的な将棋を指して楽しませてくれる屋敷と、絶好調の天彦との対戦
決勝で深浦と戦うのはどちらか

解説の康光「屋敷はA級に復帰して充実している、ここ1年ぐらい特に将棋が積極的で前に出ている、現代では玉を固めることが多いが屋敷はそれに逆行している
天彦は今期A級に初参加、各棋戦で勝ちまくっている、今一番勢いのある棋士と言っていいぐらい」

先手屋敷で、横歩取りになった 例によって後手の天彦の対策は△3三角型+△8四飛型だ
もう、横歩取り後手の最近のプロはこれしか指しません、と言っていいぐらいだ

駒組みが短手数で一段落したあと、天彦が積極的に仕掛けていった
康光「行きましたね、激しいことになりました」
天彦の単純な仕掛けで、跳ね出した桂が死ぬか働くかというところ

そんな中、屋敷に見えにくい筋違い角が出た
康光「これは屋敷、かなり研究してますね」
ほおー、と思ったが、天彦は強気で対応し、これに康光は驚いていた
中段で飛角桂が交錯する、いかにも横歩取り△8四飛の戦いだ

中盤からそろそろ終盤というところ、屋敷は攻めている、天彦は香得ではあるが自陣が薄まっている
私見では屋敷がいいのかなと思って観ていた
そして、屋敷が強く出た 天彦の攻めを全く無視しての攻め合い! ぐあー 屋敷は手抜きかー
康光「これはびっくりしますね、受けている時代ではないと・・・ 天彦の攻めが厳しいように見えますが、激しくなりました」

康光「形勢は難しい」と言っていたが、天彦に冷静な受けがあり、さらにさっき攻めてできた、と金がモロに大活躍、そしてトドメの竜金の両取りが豪快に炸裂し、屋敷は竜をタダで取られてしまった これは勝負あり・・・

急転直下という感じで、天彦が差をつけて勝利を収めた 90手で天彦の勝ち
屋敷、両取りを食らってはいかんだろう ホント、気持ちいいぐらいのアマチュア並の両取りだった

康光「戦いが始まってから、見ごたえがあった 天彦のほうが落ち着いた手が目立った、攻守のバランスが見事だった」
康光は、天彦の中盤でじっと駒を補充した手、終盤でしっかり受けた手を褒めていた

感想戦で、屋敷は「ちょっと勢いよく行きすぎちゃったかもしれないですね」
うん、そうだね 天彦の、と金が大活躍して屋敷陣を壊滅させてしまったもんね と金を作らせない手があったのだからなあ

またしても、例によって、この将棋も難しかった こんな作戦をよく2人とも指そうと思うものだ
康光の解説は、序盤~中盤までは非常にわかりやすく、とても素晴らしいパーフェクトと思える解説だったのだが、終盤にきて精度が落ちたと思う
もう最後のほう、屋敷の攻めは切れていたんだけど、そのことをなかなか言わなかった 
だから急転直下で天彦が勝ったように思えてしまった(^^;

この一局、屋敷にしては終盤が力を出せなかった けっこうあっさりやられてしまった
一方の天彦はさすがに正確な手を指す、という印象だ 玉の早逃げとか、じっと玉のそばに金を寄せて受けて手を渡す、とかね
最後も指されてみれば当然の、中合いの受けで、勝ちを決定づけた やっぱ強いわ

終局後にインタビューがあった
天彦「横歩取りで前例のある形になったんですけども、屋敷九段の研究というか工夫を見せられまして、けっこう苦しい時間が続いていたので、最後はなんとか勝てて良かったと思っています
去年は準決勝で負けてしまったので、今回決勝にこれたことは一歩進んだので良かったと思っています
僕は全棋士参加の棋戦での優勝はないので、大きなチャンスなので全力を出してがんばりたい」

決勝は深浦vs天彦となった ・・・横歩取り△8四飛か、角換わり腰掛け銀が濃厚だな~(^^;
天彦は昨日の王座戦で羽生に勝ち、タイトルまであと1勝かあ 銀河戦とダブル戴冠となるかだね
深浦康市九段 vs 豊島将之七段
対局日:2015年7月1日
解説:糸谷哲郎竜王
聞き手:本田小百合女流三段

深浦と豊島 なんとなく、棋風が似ていると思えるどうしの一戦 採用する作戦が似ていると思える

解説の糸谷「深浦は居飛車党でねばり強い、A級で何度も深夜に及ぶ熱戦を指している
豊島は関西の若手の中でも勉強熱心、作戦は何でもやるが、最近は角換わりか矢倉が多い」

2人の対戦成績は深浦5勝、豊島4勝とのこと

先手深浦で、相掛かりになった  双方、銀をどんどん前に繰り出しての力戦調だ
糸谷「相掛かりは力戦が多いですね」

雑談で、糸谷「私は序盤がずっとヘタだと言われ続けているので」
聞き手の本田女流「関西ではそういうことを言われるんですか」
糸谷「研究仲間が『この前の将棋の序盤はヘタでしたね』、とかそういうふうに言ってきますからね」
本田「またそれも、はげみになって」
糸谷「あんまり、はげみにはならないですね」
ここは面白かった(笑)

豊島から銀の特攻で果敢に攻めかかり、乱戦となった
深浦も大きく動き、銀2枚捨てて飛車を取るという2枚換え
お互いに居玉のままでの決戦だ

そうとう難解な中盤、糸谷は例によって符号を口頭でブアーーーっと10手くらい進めるので、私はついていけずに、よけいにわけがわからなくなる
本田女流もついに1回ギブアップして、本田「ちょっと大盤で解説をよろしいですか、ついていけなかった(^^;」というシーンが見られた

局面、豊島の攻めvs深浦の受けという図式で進んでいる 深浦のほうに、豊島の盤上隅の馬を封じ込める「閉じ込めの歩」の手筋が出て、私はこれはいい手っぽい、これが勝敗を分けそうだな、と予感したのだが、この予感が的中することになった

糸谷「秒読みだと豊島がしんどい将棋、手を作っていかないといけない」

終盤になっていたが、豊島が攻め急いでいるように見える 
しかし豊島は攻め駒がどう見ても足りない、2~3枚でしか攻めていない
そして深浦の玉はほぼ裸になったのだが、まだまだ広すぎてどうにも寄らない、もうこれ以上の攻めもない 
豊島は攻めすぎて形を決めてしまったので、もうどうにもやり直しがきかないという状態に陥ってしまった

豊島、もうハッキリ不利だ
本田「豊島は全然表情が変わらないですねー」と言っていたのだが、豊島はあやうく秒が切れるギリギリで指すという、慌てぶりを見せてしまった
あーあ、なんで豊島は少ない攻め駒で成算がなく攻めてしまったのか・・・
以下は深浦のうまい寄せが決まり、勝負あった
111手で深浦の勝利

糸谷「序盤の仕掛けから豊島が積極的に動いていって、難しかったが、最後深浦の玉がスルスルと上に逃げていって、捕まらなくなった」

感想戦は3分ほどしかなかったが、一気に終盤の局面からやってくれて良かった
で、やはり豊島は馬の活用させるのがポイントだった、とのことだ 
攻め駒が少ないのに、馬1枚が丸々遊んだままではダメだったね 
豊島は決め急がずに、もっとゆっくり攻めるべきだったとのことだ
豊島には常に強くあってほしいというのが私の願いだが、本局は攻め方でミスがあり、残念だった
まあ、難しい将棋だったのだけどね もう私の棋力では理解できない部分も多かった(^^;

糸谷は、符号を口頭でブアーーという癖はできるだけ直してほしい、あれは大部分の視聴者がついていけないだろう
時間があるうちは大盤を動かし、秒読みになってからも、口頭で言う符号を5手以内で止めるとか工夫してほしいと思った

番組の最後に深浦にインタビューがあった
深浦「序盤でちょっと失敗して、苦戦が始まった 勝ちになったのは最後の最後みたいです
銀河戦の決勝戦は3回目、(まだ優勝がないが)3度目の正直で思い切りがんばりたい」
上田初美女流三段 vs 斎田晴子女流五段
対局日:2015年6月23日
解説:羽生善治名人
聞き手:熊倉紫野女流初段

囲碁将棋チャンネルで毎週土曜に放送されている女流王将戦 
16人のトーナメント、1回戦の最後の対局だ
上田さんと斎田さんの一戦 解説はなんと羽生だ
上田さんはやせてるな~ 斎田さんは少し太ったように見える(^^;

羽生「上田は居飛車、振り飛車を両方指す、器用なタイプ
斎田は振り飛車のスペシャリスト」

先手上田で居飛車、後手斎田の角交換四間飛車となった
羽生「斎田の作戦は最近人気のある戦法、じっくりした将棋になりそうですね」

2人の対戦成績は上田10勝、斎田5勝とのこと

本格的な持久戦となった
羽生「お互いに銀冠になって、堅いですねー」
斎田が上田に一歩交換を簡単に許してしまい、羽生「もう斎田のほうからは仕掛けられない、斎田は千日手狙いでなんとか」
という状態となった あらら、これが角交換四間飛車の宿命なのか? 藤井がやったらもう少しうまくできそうだった

局面、駒組みが飽和で、こう着状態と思われたのだが、なんと打開したのは斎田のほうだった
羽生「大丈夫なんですか?」 と、羽生はびっくり
斎田陣にスキができたので、見え見えの手で上田に攻められてみると、やはり大丈夫ではなかった
上田に簡単に馬を作られてしまった あららー 女流クオリティだなー(^^;
羽生「上田のほうが手がわかりやすい、優勢じゃないか」

しかし、ここから上田の手が疑問手が続くことになってしまった 
羽生のおススメと違う手を連発した上田
羽生「いやいや、形勢が難しい ちょっと差が詰まってる」

わりと手の狭い攻め合いになったが、上田に致命的な悪い手が出てしまう
それは完全に一手パスに近い、悪手だった
羽生「ちょっと秒に読まれて、これは逆転したかも」

端に追い込まれた上田玉、まだ粘れるか・・・と思っていたが、ここから斎田の手が冴え渡った
今まで苦しかったうっぷんを晴らすかのような、鮮やかな寄せが炸裂した
羽生ですらまだ読み切っていなかったのだが、斎田は一手違いを完全に見切り、ノータイム指しで上田玉を詰ませてしまった
いや、これは強い・・・
羽生「これは詰んでます、いやいや見事でした」
112手で斎田の勝利となった

羽生「上田が機敏な動きで序盤をリードしたと思うんですけど、その後斎田が非常に迫力のある追い込みで、うまく手をつなげました 切れそうと思われたところを、終盤は見事な指し回しだった」

感想戦で、上田は一手パスに近い敗着を指した場面について、「これはひどい手でしたね」とのこと
うーん、そうなる前にも、リードを保つ手を逃していたから、悔やまれる逆転負けとなったね
上田はそもそも馬ができた後、最善を指せば完封勝ちが見込めた、との羽生の分析だった

斎田は、序盤に千日手含みで指すべきところを打開してしまい、危なかったなー
でも、中盤から上田の疑問手に助けられて勢いがつき、最後の寄せの読み切りは実に見事だった
序盤の危うさと、終盤の切れ味の差がすごかった(笑)

お互いのいいところと悪いところが出た、女流クオリティらしい一局ではあった
最後の斎田さんの寄せがかなり鮮やかで、それが本局一番の見どころだった

さて、解説が羽生だったわけだが、もちろんいいのだけど、本局は内容が羽生が必要とされるところまでレベルが高くなかった(^^;
なにも、ここにわざわざ忙しい羽生四冠を起用しなくても、と思えてしまった

私は女流の解説は豊川とかコバケンとか福崎とか佐藤紳哉でいいんだけどね
いや、もちろん羽生でもいいんだけど、何かもったいないと思えた
銀河戦とかNHK杯で羽生が解説してくれたほうが、いいんじゃないかな

これで女流王将戦は1回戦の放送が終わり、来週からベスト8の放送になる
菅井竜也 六段 vs 村山慈明 七段  NHK杯 2回戦
解説 船江恒平 五段

菅井と村山、電王戦に出場した2人だ 解説の船江も電王戦に出た、全員負けたが(^^;
五段が解説するっていうのは、かなりめずらしいと思う
若い人で低段でも解説できると思うんで、どんどん出してもらいたいものだ(1回戦で出せばいいと思う)

菅井は2010年四段 竜王戦4組、B2 1回戦で横山に勝ち 4回目の本戦出場
村山は2003年四段 竜王戦4組、B1 1回戦で八代に勝ち 6回目の本戦出場

解説の船江「菅井は井上門下の弟弟子 菅井は普段は人懐っこくて笑顔も多いが、将棋に対しては真摯(しんし)に向き合っていてストイック 村山は居飛車本格派で、手厚い将棋」

事前のインタビュー
菅井「村山七段はいつも重厚な将棋で終盤がしっかりされている印象があります
最近あまり調子も良くないんですけど、今日は自分らしい良い将棋を指せるようにがんばりたいと思います」

村山「菅井六段は何でも指すオールラウンドプレーヤーで、今日も戦型は始まってみないとわからない感じですね
それから菅井六段は非常に早見え早指しで、どんどん指してくるので、その勢いに押されないようにしたいと思います
一局一局の積み重ねですので、少しでも上に行けるようにがんばっていきたいです」

船江「戦型予想は、菅井の指し慣れた中飛車」

先手村山で、船江の予想が的中した ▲菅井の5筋位取りの中飛車+美濃vs△村山の居飛車+舟囲いとなった
ありがちな形でなく、そうとう急戦での面白い手将棋に進んだ 
村山が角道を開けず、右銀(後手から見て)をどんどん繰り出してきている
これは面白いな~ 相居飛車の序盤とは好対照、もう定跡ではなく自力で考えるべき局面になっている
船江「村山が角道を開けていないのがポイント、両者自分なりに作戦を立ててきたのだろう」

船江「菅井には、前もっての研究があるから早指しというイメージを受けます」
そう言っているが、こんなところまで研究があるのか? 
村山の右銀が5段目まで進出して、盤上半分を制圧してるように見えるが・・・
船江「村山の駒組みは見た目に美しい」
まったく同意だ これ、もう私なら絶対居飛車を持ちたいわ
清水「こういう力戦形はワクワクしますね」
まったくそのとおりだな~ 毎回角換わり腰掛け銀じゃ、飽きるよね

中盤、船江が「難しいところ」 「んーこの辺は難しいところですね、はたから見てるのではわからない対局者心理」という手の応酬となった 
菅井が美濃囲いの端歩を、詰められてしまい、▲1八歩と受けるのを余儀なくされた
船江「菅井は端歩を取り込まれるのを苦にしないタイプなんですよ」
そんな振り飛車党がいるのか(^^;

もうそうとうに進んだのだが、考慮時間の残り、菅井▲10回vs村山△6回だ 菅井、手が早すぎないか? 形勢はまだ難しいのだろうが、もっと考えないと、そのうち悪くなって、後から取返しがつかなくならないか、と思っていると、菅井に「やってこい、桂跳ねて来い」という強手が出た~! なんとこれもノータイム指し!
村山はありがたく桂を跳ね、右桂がさばけた 角と桂の交換が確定してしまったではないか これ、本当に大丈夫か? 私が菅井側を持っていたら、もうあきらめムードになるが・・・
船江「角は大きいと思うんですが・・・ 私は居飛車党なので、どうしても居飛車よりで見てしまいます」

菅井は竜を作り、一応、角と桂香の2枚換えだが、菅井陣の左の桂香はモロに遊び駒として残ってしまっているね
とりあえず、歩の連打と下段の香で手を作ろうとする菅井
船江「菅井らしい将棋になってきましたね、自陣を固めて小駒で攻めていくのが得意なんです、取った桂香を金銀に換えていくんです」

2枚竜で迫る菅井だが、船江「菅井が好調に攻めているように見えて、村山がうまく受けている、村山の玉が広い」
1筋の端を詰めているのが、かなり大きそうだもんな~ 菅井はそうとう駒を持たないと、村山玉は捕まらないぞ
船江「菅井は若干、元気がない手つきですね」

さらに、村山に相手の竜の横利きを遮断する、壁歩「かべふ」の手筋が出た 「壁歩」って、今作った言葉(笑)
船江「うまいですね~、歩でうまく壁を作ってますね~ かなり村山が指しやすそう、駒の損得が全くないが、駒の働きの差で村山有利」
もう、そのとおりだね 村山はずっと動いてなかったあの2二の角も、活用して受けに使い、盤石だ
村山のここのあたりの受けの指し回し、実に丁寧で、スキを与えていない
菅井も食らいつこうとしているのだけど、うまくいってないのがわかる

さて、村山としては優勢は自覚しているがゆえに、確実に勝ちたい心理になるところ
菅井の攻めを受けるか、攻め合って勝負に出るか、という選択のときがきた どっちを選ぶ、私なら受けておくが・・・ と思ったら、村山は強く攻め合った! 村山が勝ちに出た おおー 気合いがいいね
菅井の美濃を上から押しつぶす気だ これは厳しいな~

菅井にも攻める手が回ってきて、船江「菅井にチャンスが来ていてもおかしくないですよ」と言わせた・・・が、そんなチャンスは来てなかったようだ 
どうにもこうにも、端に脱出した村山玉が捕まらない 
逆に、菅井の玉は上部から何重にも圧迫され、右は端が詰まってる、左からは飛車を打ちおろされてる、で、もう圧死確定!
船江「もう菅井玉には受けるスペースがないです」
そして必至をかけられたところで、菅井の投了となった 146手で村山の勝ち

船江「序、中盤は両者の良さが出てたんですけど、終盤のあたりから村山の手厚さが出てきて、受けがうまかったですねー
歩の使い方が巧みでしたし、非常に村山の良さが出た将棋だったと思います」

菅井としては、悪くなる前にもっと時間を使えば、と思ってしまった 
まあノータイム指しで調子を取る糸谷のような棋士もいるから、人それぞれか・・・
菅井は結局、盤の左の金、桂、香が全く働かずに不良債権となっていた
一方の村山は遊び駒なしだから、その差がモロに出たね

本局は高度な戦いだった 特に両者、歩の使い方が実にレベルが高かった
「壁歩」は他の言い方はあるのだろうか? 本局では村山は3回使っていた(3回目は5段目に打った歩)
それから、美濃囲いの4九の金の頭に叩く「△4八歩」にも、何か名前が欲しいところだ
4八のマスは「美濃囲いのアキレス腱」ということで、「アキレスの歩」というのはどうだろうか 

村山の良いところが全面に出ていた、快勝譜だったね 
中飛車に対し、居飛車側が角道を開けない指し方、相当に有力だということが分かった 
先に右銀を進出させて、角道はいつでも好きなときに開ければいいもんね 
それか、角は端に覗いて使うか、本局みたいに引き角にして受け駒にすればいいのだ
146手の長手数なのに、村山にこれといった悪い手がなかったのではなかろうか 
本局は読みよりも、手の見え方と判断の良さが大事で、それが村山に存分に出ていた、さすがB1棋士、強かった!

船江の解説、まずまず良かったんじゃないかな、ただ最後は菅井はノーチャンスだったと思うけどね
やはり対抗形は面白い、もっとトップ級の男子プロでも指されて欲しい
豊島将之七段 vs 北浜健介八段
対局日:2015年6月24日
解説:三浦弘行九段
聞き手:長沢千和子女流四段

若手ホープ豊島と、渡辺に勝った北浜との対戦

解説の三浦「豊島は手堅い棋風でスキがない 北浜は攻めの切れ味が鋭い」

先手豊島で、居飛車超速▲3七銀の2枚銀急戦vs△ゴキゲン中飛車+美濃になった

駒組みが一段落したところで、北浜が5筋から揺さぶりをかけてきた 
意外に豊島としては対応が難しい、どうする・・・と思っていると、豊島は思わぬところに歩の垂らしを指した
今攻められた5筋に歩の垂らし、これが豊島の研究手だったようだ 
一見何の意味かわからないが、考えるほどに確かにいい手に見えてきた これは盲点になる手だなあ
今度は北浜が悩む番となった 北浜、なんと異例の大長考、15分ぐらい考えていたんじゃないだろうか
北浜は結局、飛車切りからの大勝負に出た それは三浦が「これではちょっと単調なんで」と言っていた手だ

一直線の攻め合いとなった 忙しそうな局面だったのだが、豊島は▲2四歩~▲2三歩成の飛車先突破を間に合わせるという、実に落ち着いているね 

北浜の猛攻が始まった、豊島は耐えてるか、どうか、どうか・・・? 豊島に歩が一歩あったのが大きく、ギリギリ耐えてるようだ
もちろんこれが豊島の読み筋であることは明らかだ

攻めが足りないとみた北浜、端歩を突いて延命策、さらに米長玉にして延命策、美濃囲いのテクニックを駆使して粘る
どうやら北浜がワナを仕掛けているようだ 
もう双方30秒将棋に入っており、三浦は符号でブアーーっと15手ぐらい先を解説するのだが、私は全然理解できない(笑)

混迷しかかった終盤だったのだが、豊島が自陣の8九の桂を▲7七桂~▲8五桂と活用したのが決め手となった
豊島は慌てるそぶりが全然なかった 91手で豊島の勝ち

三浦「終盤、北浜があやしい勝負手を出して、ふつうの棋士なら引っかかってしまったかもしれないですけど、豊島は正確に見切った ▲7七桂がいい手だった」

この一局、豊島のいいところが存分に出たね 序盤が終わってすぐの歩を垂らした研究手、あれが勝因だ 
北浜は15分ぐらい長考して勝負に出たけど、結局届かなかった 
中盤でも飛車先突破の▲2四歩~▲2三歩成が間に合うと判断した大局観 
そして終盤での北浜が仕掛けたトラップ回避する術
序盤、中盤、終盤、スキがない豊島の快勝譜だった

北浜としては研究で負けていたので、もうしょうがない感じだった
豊島は終盤の落ち着き感が半端ないわ 慌てているところを見たことがない

これでベスト4が出そろった 天彦vs屋敷 深浦vs豊島 個人的に注目はやはり天彦だ
屋敷伸之九段 vs 西尾 明六段
対局日:2015年6月24日
解説:三浦弘行九段
聞き手:長沢千和子女流四段

本戦で9人抜きした西尾が、屋敷とどう戦うのか 西尾の将棋は面白いと思っているので、期待大、楽しみな一戦

解説は三浦だ 先日のNHK杯での解説はおかしかったと思うので、今回はしっかりやってほしいところだ

三浦「最近の屋敷は独特の難しい力戦形を指す
西尾は本戦9人抜きはすごいですね、勢いに乗っている」

開始時の礼のとき、屋敷は深々とおじぎをして3秒ほど頭を下げたままだった、屋敷は礼が丁寧な棋士ナンバー1かもしれない

先手屋敷で、横歩取りになった 西尾は例によって△3三角+△8四飛型だ
三浦「プロの中でも今一番流行している形」
そこから西尾が、ひねり飛車のように飛車を3筋に振ってきた そして美濃に囲った西尾
▲中住まいvs△ひねり飛車+美濃という形となった

お互いに飛車を双方の4段目で何度も振り回して、戦機をうかがうという神経戦になった
一手ごとに意味があり、両者のレベルの高さがよく表れているね

そんな中、屋敷がポイントを稼いだか、と三浦の談 西尾は金銀分裂だった弱点を狙われたのだ
三浦「屋敷が自然に指していた感じだが、いつのまにか良くなってる、さすが!」

苦しめの防戦を強いられた西尾、ここからどれだけ踏ん張れるか・・・
と思っていると、屋敷が美濃の端を強引に攻めていったー 駒損が確定の強襲!
三浦「すごいことを行きましたねー」

屋敷の猛ラッシュ、決まるのか~ すごいドキドキする!
三浦「簡単ではない」
したらば、屋敷は角を捨て、ついでに飛車もズドーンと捨てた~ うおおおおお
三浦「この攻め方が最善だったら、驚きですね」

屋敷、成桂2枚で西尾玉に迫る こ、これ、めちゃ厳しいじゃないか 西尾に受けはあるか? 
もう西尾玉は丸裸、受けるにしても持ち駒は全部受けに不向きな駒ばかり・・・
すると、西尾、潔く投了! おおおーー やったー 屋敷すげえーー これ、光速の寄せ! 屋敷、攻め方がうますぎる~!

75手で屋敷の大快勝となった 大快勝っていう言葉を使いたいぐらい、気持ちよく攻めが決まったなーー

三浦「投了図は屋敷の飛車角損なんですけど、西尾玉には受けがないんです
屋敷が細い攻めをうまくつなげて勝ち切った、見事な一局だったのでは」

うわ、これは愉快痛快な勝ち方だ ここまでうまく攻めが決まるって、強いプロどうしではめったにない!
この勝ち方、屋敷の生涯の対局の中でも、屈指の「攻めがモロにはまった一局」だろう
飛車角捨てて、最後は成桂2枚の攻めで決まり、そして自陣は全くの無傷だもんなあ

西尾は決してそんな悪い手をやったわけではないと思う 感想戦でも、どれが悪手ってのは言ってなかった感じだ
本戦で9人抜きして決勝トーナメントに出た西尾だが、ここで力尽きた
まあしょうがないわ、今回は相手が悪かったね 
本局は屋敷強し、を存分に見せつけた、まさに屋敷の独壇場だった 
最高の攻め方で、観ててこっちまで気分がよくなったよ 屋敷に拍手だ、パチパチパチパチ!
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中井広恵女流六段 vs 里見香奈女流名人女流王位
対局日:2015年6月19日
解説:阿久津主税八段
聞き手:貞升 南女流初段

毎週火曜は、先週の土曜に囲碁将棋チャンネルで放送があった女流王将戦の感想を書いている
大注目の里見の登場 どれくらい強いのか、ワクワクだ

解説の阿久津「中井は女流棋界の第一人者、居飛車を中心とした本格的な攻め将棋
里見はスーパースター、ここ数年1番で活躍している」

2人の対戦成績だが、ここまで中井6勝、里見5勝とのこと なんと中井が勝ち越している
これには阿久津もびっくりしていた

先手中井で、居飛車 後手里見のゴキゲン中飛車から、相穴熊となった

じりじりとした非常に長い駒組み合戦が続いた 
阿久津「里見はカウンター狙い、激しくなる感じが全くしない、どうやって戦いになるんでしょう」

が、打開したのは里見だった 中井のわずかなスキを突いたとのことだ
だいぶ局面が進んだが、里見がうまくやったとのこと
阿久津「角の働きの差が大きいですね」

急所、急所の場面で阿久津の言う通りに指す里見、やっぱ強い
実に落ち着いて指し回し、と金攻めを間に合わせ、気づけば駒割りが里見の飛車の丸得に! いったいいつの間に、という感じだ

中井は戦意喪失して、まだ玉は囲われていたが、いさぎよく投げた 110手で里見の勝ち 中押しだった

阿久津「序盤が長かった、里見のスキを見せない相手の形を少しずつ乱す指し回しが参考になった、さすが第一人者」

これ、中井はそんなに悪い手を指したとは思えなかった でも気づいたら飛車の丸損という・・・
やっぱり里見は格が違うね、強い! 居飛車の狙いをとことん消す振り飛車特有の指し方、私にはマネできないなー
序盤が長かったが開戦に踏み切ったときのギアチェンジ、そして攻め合い勝ちを見切って飛車を打ちおろすタイミング、どれも一級品だ
里見は指し手の精密さと判断の良さ、両方を存分に感じさせた

中井はこんな里見にどうやって6勝もしたのだろうか、と思えてしまう内容だった(^^;
そんなに悪い手をやった覚えがないのに投了図は大差負け、これはつらいなあー 
里見の、着実、堅実で、盤石の一局だった さすがだね!
佐藤天彦 八段 vs 郷田真隆 王将  NHK杯 2回戦
解説 三浦弘行 九段

最近注目の天彦と、タイトルホルダー4人衆の一人の郷田との対決

天彦は2006年四段、竜王戦1組、A級 1回戦で稲葉に勝ち 7回目の本戦出場
郷田は1990年四段、竜王戦1組、A級 1回戦はシード 24回目の本戦出場

三浦「天彦は今、王座戦に挑戦中で、絶好調
郷田も昨年度末に王将を獲得してこちらも絶好調」

事前のインタビュー
天彦「郷田王将は居飛車の正統派で、非常に本格的な将棋
強敵が相手なので自分の力をしっかり発揮できるようがんばりたいと思います」

郷田「天彦八段とはまだ対戦が少なくわからないことも多いんですけど、若手の中では受け身、渋い将棋という印象を持っています 思い切って自分の持ち味を出して力を出し切りたいと思っています」

2人の対戦成績は1-1とのこと

三浦「天彦は苦しい将棋になったときに、変に暴発せずに、こらえて耐え忍んで逆転する
戦型予想は角換わりにしておきます」

先手天彦で、三浦の予想は的中 またしても角換わりの相腰掛け銀になってしまった もう、毎度おなじみだね
▲7六歩△8四歩▲2六歩の3手目の時点で、この戦型になることが分かったわ・・・
 
2人ともどんどん指していき、手が止まらない 郷田が中段に馬を作って守りに入ったあたりでようやく手が止まった

三浦「そろそろ終盤に差し掛かろうというところ」
もう、60手進んだところだよ それまで何も解説もないまま終盤から解説開始だね、どうにもしょうがないね(笑)

三浦「この辺までは研究できそうなところで」と言ったところ、71手目だった 71手まで研究するんか・・

しかし、展開としてはわかりやすい一局となっている 天彦が攻め、郷田が受ける 天彦の攻めが続くかどうかだ
私は天彦側を持って、どうやったら馬付きの郷田陣を攻略できるか全然わからなかったのだが、天彦がさすがの攻め方を見せてくれた
銀捨ての強手! そして飛車の押し売り! これらの攻めが見事に決まり、郷田陣の急所に馬ができた
郷田は困っているように見える

天彦は馬も切ってしまい、残るは小駒だけの攻め
さあ~、あとはどうやって寄せるかだけだな、天彦なら確実に勝つんだろう、と思っていたら、ここから事件がおきた

天彦は▲4二歩と打ったのだが、これが「???」と私が思った一手だった すかさず△4二同玉と取られ、郷田玉が広くなった
郷田玉はただでさえ△4二玉と行きたいところだっただろう なんだったんだ、この▲4二歩って・・・

この手を境に、郷田の猛攻が始まった 天彦は自陣に金を投入して受けるが、そんなことをしたら攻め駒が足りなくなってしまう
三浦「これは逆転したんじゃないですかね、攻守ところを変えましたね」

郷田、攻め始めてからは手が急所にビシビシと行っていた もう、天彦は防戦一方になり、圧倒されてしまった
郷田は最後の詰みもきれいに決めた 152手で郷田の勝ち

三浦「終盤、天彦に勝ち筋があったのかなと思うんですけど、そのあたりを感想戦で聞いてみたいと思います」

感想戦、▲4二歩のところをやってくれたのだが、なんだかよくわからなかった まあ、▲4二歩が悪い手だったことは確かのようだ

天彦、これは勝つべき内容だったと思うなあ 悔やまれるね 
郷田も解説の三浦も、最後の寄せを読み切っていたのはやはり強かったね

モヤモヤが残るので、激指定跡道場3に登場していただこう ▲4二歩(124手目)のところでは最善は何で、形勢はどうだったのか
するとなんと! 124手目のところ、-1150ほどで後手優勢と表示されるではないか! 
先手玉ピンチで、後手玉はまだ飛車の横利きで余裕があるとのこと 
もう天彦が何やってもあそこでは先手がダメだった、と激指先生のご指摘だ

戻って、101手目の▲1一角成で、馬を作ったところではどうか? そこでも-320ほどで郷田が有利とのこと!
三浦はそんなこと言ってなかったよね・・・

天彦の攻めが成功して寄せ間違いかと思いきや、そもそも天彦の攻めが失敗していたと激指先生の意見
そうだったんか・・・ 三浦の見解と大違い・・・ ガクッ 
いつもお世話になっている「将棋ブログ更新状況一覧」のサイト
私は毎日のようにチェックしています

私の昨日のブログの更新が反映されないので、おかしいな?と思っていました
渡辺プロ、瀬川プロ、片上プロ、高橋プロ、遠山プロの、ここ3日ほどの更新も反映されていません
管理人様、なんとか対処をよろしくお願いします
佐藤天彦八段 vs 丸山忠久九段
対局日:2015年6月23日
解説:羽生善治名人
聞き手:熊倉紫野女流初段

天彦と丸山だ 両者、髪型が特徴があり、天彦はパーマなのだろうが、私には寝癖と区別がつかない
丸山は前髪を寝かせて後ろ髪を立たせるという、強引な形をしている、まるで現代アートのようだ
両者とも、こんな凝った髪型にする意味が私にはわからない・・・(笑)  

この一局は、そんな髪型を思わせる、難解な対局となってしまった

解説の羽生「天彦は居飛車の攻撃的な棋風、各棋戦で活躍中
丸山は角換わり系を得意としている、受けに特徴がある手が出ることが多い」

2人の対戦成績は、ここまで天彦の4勝0敗だそうだ

先手天彦で、後手丸山の一手損角換わりになった もう、やる前から戦型がほぼ予測できたね

天彦が棒銀で、手得を活かして模様を良くしていった
羽生「先手の天彦は歩得の上に手得している、後手の丸山のほうがまとめるのが大変と思います」

その後は本当に難解な手将棋が続いた 長い長い中盤だった
羽生「非常にこれは、ねじり合いって感じがしますね お互いの持ち味がよく出ている」

じわじわした息詰まる中盤
羽生「いぜんとしてわけのわからない将棋ですねー、(中盤たけなわなのに)お互いにやる手がない」とまで羽生がコメントすることになった

が、抜け出したのはやはり天彦だった 丸山の飛車を捕獲し、優位に立った 
飛車を捕獲できる順があった分だけ、天彦がもともと優勢だったんじゃないかなあ 
そして結局、その飛車を打ち込んだのが厳しかった
117手で天彦の勝ち

羽生「中盤からのねじり合いが非常に難しい将棋でした」

まあ、今回もよくわからない将棋だったわけだけど、羽生ですら「予想が当たりません、難しい」を連発していたので、もうしょうがないとするべきだろう 
どうも、全体的に一手損角換わりの手損の分だけ、後手の丸山が終始苦しい将棋だったように思う
ここで一句詠もう 「羽生ですら わからぬ一局 どう観ろと」
深浦康市九段 vs 広瀬章人八段
対局日:2015年6月16日
解説:渡辺 明銀河
聞き手:中村真梨花女流三段

今回からベスト8に入る 深浦vs広瀬、また深浦か ここのところ深浦3連発だ(^^;

解説の渡辺「深浦は居飛車の本格派、オーソドックスな作戦が多い
広瀬はもともと振り飛車党、最近は居飛車で定跡形を好む」

この渡辺のコメントを聞いて、私はある悪い予感がした それは戦型だ
まさかあの戦型になるんでは、との思いがよぎった

先手深浦で、そのまさかが的中してしまった 角換わりの相腰掛け銀だ またこれ、もうどんだけこれ多いのよ・・・orz

渡辺「相居飛車全般に言えることですが、40手~50手まで、ある程度定跡が固まっている」
それはズバリ、序盤は観てもしょうがないってことじゃないですか? それでは面白くないですね・・・
渡辺「序盤は定跡をなぞって、仕掛けのあたりから工夫してくるのが今のプロの将棋」

さて、この将棋、めっちゃ難しかった もう全然わからなかった
渡辺が何度も「どっちがいいか難しい、いい勝負」という解説をしていた
私も自分なりに努力して、次の一手とか形勢を考えながら観ていたんだけど、もう全然当たらないでやんの
はっきり言って、この内容を理解できる視聴者は何パーセントいるのだろう、そういう感想だ
解説が棋界一うまいと思える渡辺をしてもこの理解不能さ・・・

109手で深浦の勝ちとなった 激戦だったことは分かった
渡辺「お互いに頭を悩ますところが多かった、お互いに手段が多い大熱戦だった」

角換わりの相腰掛け銀、大全盛だね 私はこの戦型にもう付き合いきれない感じがしている
ずっと昔にもこういうことはあった 15年くらい前か、横歩取りの△8五飛がプロ間で大流行したときだ
あれは本当に「何をやっているのか分からない」という戦型だった
私は結局、△8五飛は理解不能のまま今日まで来ている
角換わりの相腰掛け銀も、私にとってそういう戦型になりつつあるね 
もう私はこの戦型に関して「お呼びでない」、のかもしれないorz
中村真梨花女流三段 vs 甲斐智美倉敷藤花
対局日:2015年6月19日
解説:阿久津主税八段
聞き手:貞升 南女流初段

「マリカ攻め」の中村真梨花と、タイトルホルダー甲斐の登場
甲斐さんはよくTV将棋で男子プロとの戦いで見かけるが、そこでは勝ったところを見たことがない(^^; ただし、おととしにA級の深浦に勝利している

解説の阿久津「中村は四間飛車を中心とした攻撃的な将棋
甲斐はタイトル戦に何度も出ている実力者」

2人の対戦成績が出て、マリカ6勝、甲斐9勝とのこと
先手マリカで、▲ノーマル四間飛車+高美濃vs△居飛車穴熊となった
阿久津「マリカは▲6六銀型で、相手に穴熊に組ませて戦うのを得意としている」

がっちり組み合ってから、甲斐が仕掛けた マリカも飛車を切って応戦、攻め合いになった
甲斐は自陣の飛車を防御壁にして守る、という、見ごたえがある攻防となっている

阿久津「マリカの角が遊んでいる分、甲斐のほうが優勢と思うが簡単ではない
私vs私でやったら、後手の甲斐のほうが勝つかな(笑) 」

阿久津がさかんに、次の甲斐の手で、銀を打ち込め、と指摘している
なので私も「甲斐、銀を打ち込め~」、と思って観ていると、甲斐は桂を打ち込んだではないか これは?
阿久津の指摘より厳しい手だったか? 甲斐が力を見せたのか? と思っていると、これが問題の一手だった

マリカが勝負手を指してくる どんどん甲斐玉を薄めるマリカ 
阿久津「マリカがうまく切り返した、差が詰まった」

そしてマリカの攻めは止まらなかった これぞマリカ攻め!という強引な強襲で、見る見る甲斐玉に迫っていく
阿久津「いやー、これ迫力ありますね」
穴熊を上部からの攻めで押しつぶしてしまった

長手数の即詰みは逃したマリカだったが、玉頭戦に持ち込んで、確実に駒得する手堅い指し回しを見せた
マリカは落ち着いていた
阿久津「マリカの手、参考になる指し回しですねー」
123手、マリカが見事に甲斐を下した  マリカは勝った直後、おいしそうにお茶を飲んでいた

阿久津「序盤はすごいペースで進んで、中盤で甲斐がリードを握ったかに見えたが、終盤に逆転してマリカがうまくまとめた」

ああー、これ、甲斐さんは悔やまれるなあ 打ち込んだ攻め駒2枚(先述の桂を含む)が全く働かず遊び駒として残ってしまったね
感想戦で甲斐はその後の受け方にも問題があったのでは、とマリカに指摘されていた

マリカはこの作戦に自信があるようで「中盤でもそんなに自分が不利になっていなかったのでは」、と感想戦で主張していた
私はマリカ攻めが見れたのが、何よりの収穫だったよ まさしく怒涛の攻めだった 力があるね

ただ、やはり四間飛車のこの戦法で、女流のタイトルが取れるのかっていうと、なんか難しい気がするんだけど・・・
私が居飛車党であるがゆえの偏見だろうか(^^; 高美濃で居飛穴に勝ち続けれるのかっていう問題だね 
でも四間飛車はアマにとても人気があるので、マリカは四間飛車と心中するぐらいの気持ちで採用し続けるのも面白いと思う 
阿部光瑠 五段 vs 深浦康市 九段 NHK杯 2回戦
解説 木村一基 八段

光瑠と深浦 若手vsベテランの実力者どうしの一戦

光瑠は2011年四段、竜王戦5組、C2 1回戦で佐藤秀司に勝ち 4回目の本戦出場
深浦は1991年四段、竜王戦1組、A級 1回戦はシード 23回目の本戦出場

解説の木村「光瑠は早見え早指し、中盤に力を出すタイプ
深浦も早指しは得意、ミスが少ない、受けがしっかりしている」

事前のインタビュー
光瑠「深浦先生は将棋が手厚いという印象で、とても温厚なイメージもあります いつもどおり、楽しく全力で指せればいいなと思います」
深浦「阿部五段はよく研究されてまして、受けも強いですし、非常にバランスの取れた棋風だと思っています 去年ベスト4までいけて、ファンの方々から色々お祝いの言葉をいただいたんですけども、また今期もそれぐらいいけるように、一からがんばりたいと思います」

先手光瑠で、角換わりの相腰掛け銀になった またこの戦型だ・・・ 
そして例によって、序盤は解説というものがなかった 駒組みの間はずっと対局者の盤だけ映していた 
もうNHK杯で序盤の解説を聞くのは無理なのかもしれない

深浦は金銀分裂形で、攻めを見せている
木村「深浦が最近多用している形」

お互いに角を打ち合い、攻めを見せた 考慮時間に差がつき、光瑠▲3回vs深浦△10回
深浦が景気よく攻めていると思われたところ、光瑠の決断の一手が出た
金の頭に歩を叩かれた光瑠、桂交換に応じるのかというところ
木村「光瑠は桂の交換ではなく、桂をタダ取りしたいんです」
すると、光瑠は金を逃げて、桂のタダ取りをもくろんだ!
木村「あっ 逃げた! これは光瑠はこの一局を賭けたんですよ」

深浦、桂が取られる直前に手が作れるのか? 注目となったが、なかなか次の手を指さない
大長考、一気に6回も考慮時間を使い、結局、深浦は桂をタダで取られてしまった
木村「光瑠、成功」

その後、攻め合いとなったが、光瑠は判断、指し手が正確で、間違えなかった
木村「まだ光瑠がいいが僅差、1回間違えればたちまち逆転」と木村が言うが、光瑠は強かった
木村「深浦は何かひねり出せるかというところ」とのことだったが、特にびっくりするような手は出せず
光瑠の飛車を切って強く攻めた判断が良く、さらに深浦陣に受けに利いていた飛車を攻めたのも、うまかった

最後は差がついた 113手で光瑠の勝ち
 
木村「光瑠の強気の受けが功を奏した 金をかわして桂をタダ取りにいった手が際立っていた その後、深浦も局面をはっきりさせないてを指したが、うまく光瑠がしのいで勝ち切った」

この一局、深浦が序盤でノータイムで指していたわりに作戦失敗していたのが、納得いかなかった
感想戦で深浦は桂が死ぬ以前なら攻めが続いた手があったことを指摘していた
深浦「悪くなってから考えてしまった」
そして、終盤でも粘りを欠いた手を指していた、との自己分析だった

深浦の信条は「ミスが少ない」という木村の紹介だったが、本局ではミスが出て、残念だった
一方の光瑠の角換わりでのこの強さは、第2回電王戦での習甦との戦いを思い出させた あれも相手の桂跳ねをとがめた戦いだった あれは完璧だったもんね

戦型がありがちな角換わり相腰掛け銀だったこと、深浦が桂を取られてそのまま不利になったこと、この2つで、先週に続き今回もあんまり私は楽しめなかった 
今の男子プロの2大作戦、それは角換わり相腰掛け銀と、横歩取り△3三角の△8四飛型だね
この2つは最近の私の鬼門になっている  まあ、流行でみんなが研究してるから仕方ないのか・・・
安用寺孝功六段 vs 深浦康市九段
対局日:2015年6月16日
解説:森下 卓九段
聞き手:中村真梨花女流三段

安用寺さんの登場 ちなみに私は10年ほど前くらいか、大阪に居たとき、安用寺さんの指導対局を受けたことがあるのだ
詳細はここ↓ 
http://mune1232007.blog121.fc2.com/blog-entry-259.html

森下「安用寺は私より10歳くらい若く、まじめで誠実、話も面白い
深浦は私と同じ花村門下 少年の頃からすごい根性のかたまり、私にもこのガッツが欲しい
将棋界は深浦ぐらい根性があって努力すれば何とかなる世界」

先手安用寺で、角交換の▲向かい飛車+美濃vs△居飛車+軽い囲いとなった

8筋の飛車が向かい合ったところで、戦いが始まった 深浦が攻め、安用寺はどう飛車先を受けるのかわからないが?と思っていると、▲9六角という端に筋違い角を打って受ける、という、なんとも考えにくい手を指して受けた
対して深浦も△3一角という遠見の角を打って返す、という、実に趣きのあるやりとりだ

そして一本道のさばき合いになったが、これはどっちも読み筋なのか? どっちが読み勝っているんだ・・・
駒が何度か交換になり、丁々発止のやり合いだったが、まだ互角と森下の談

しかし、安用寺が飛車をぶつけた手に森下が反応、森下「ちょっとその飛車はまずいんじゃないかな~ おそらく悪手だと思います、深浦が良くなったと思う」
森下の悪手が出たの言葉どおり、果たしてその通りとなった 深浦は、盲点となりやすい「駒得は後回しにして、先に受ける」という絶妙の馬引きを指し、自陣を安全化 これはさすがA級の一手だった 
これには森下もべた褒め 森下「この馬はいい手だなあー、深浦の非凡な指し手、深浦陣は堅過ぎます」

まだまだその後は長かったのだが、深浦はうまくまとめた ▲安用寺の角2枚vs△深浦の飛車2枚となってしまい、長期戦となっては、やはり飛車のほうが強いとしたものだ 深浦は竜2枚で盤上の歩をパクパクと食べて、自陣を安全にした

一方の安用寺は「アクロバティックな手で無理やり深浦の竜を召し取る」という手を指して、粘りを見せた
この手は森下をびっくりさせたが、結局は届かなかった

深浦の安心感のある指し回しに、森下「深浦は何気なく指しているようだが、さすがに安定している」
安用寺の攻めが完全に切れ、130手までで深浦の快勝となった

森下「中盤で、安用寺が飛車をぶつけたのがミスだった あれは悔やまれる その後は深浦の絶品の指し方だった」

森下も褒めていたけど、あの馬引きね タダで取れる桂を後回しにして馬を引いたあの手で完全にペースが深浦にいったなあ
決して楽勝っていうわけじゃない、でもきっちり結果を出す深浦、さすがにA級だ

これでベスト8が出そろった
西尾vs屋敷 丸山vs天彦 深浦vs広瀬 豊島vs北浜
個人的に注目は、今期銀河戦で旋風を巻き起こしている西尾、そしてタイトル挑戦中の天彦だね
来年春に行われる第1期電王戦のルールが大部分、発表になりましたね
http://info.nicovideo.jp/denou/tournament2015/rule.html

また、本番と同一のソフトの貸し出しがあるんですねえ
叡王戦で優勝したプロ、練習が大変ですね、ご苦労様です

私がもし叡王戦で優勝した人の立場になったら、西尾プロやら、その道に詳しいアマを、やとって研究させますね
それで、研究の結果のおいしいところだけ、もらいたいですね 私ならそうするでしょう
もはや単なるデバッグ作業ですが、それが電王戦なのですからね
遠山プロが、あの電王戦FINALの最終戦のあとに書いてましたもんね
「これぞ電王戦だ」ってね


そんなことより、先日、私にとって衝撃的な話がありました
一般のアマがPonanzaにチャレンジするというニコニコ動画の企画があったんですよ
それは、スティックPCのPonanzaにも挑戦できる、という企画でした
http://live.nicovideo.jp/watch/lv232178538

阪田大吉さんの「将棋のブログ」の記事を読むと、こう書いてありました ↓

>StickPCだと処理速度が10分の1になるとのことですが、
>おそらくそれでも将棋倶楽部24で3000点くらいの実力があるのだろうと推測しています。

2015-08-29 阪田大吉 将棋のブログより


これ、マジですか? スティックPCって、たかだか2万円程度のもの 重量は約50グラム・・・
そんなものがレーティング3000???? ズッキューーーーン
もう、プロ級じゃないですか どうなってんですか・・・

川上会長が、第1期電王戦はその後は何年続くのか、と聞かれたとき、
川上「最低3年は続けたい」と言ってました
将来的にはスティックPCでやるつもりですかね? いい勝負になって、電王戦は今後も盛り上がるかもしれませんね!
北浜健介八段 vs 渡辺 明銀河
対局日:2015年6月12日
解説:山崎隆之八段
聞き手:竹部さゆり女流三段

NHK杯で羽生を破った北浜と、前年度チャンピオンの渡辺の対決

解説の山崎「北浜は僕の中では棋界で3本の指に入る攻め将棋、最近はより攻撃が洗練された印象
渡辺は語るもおこがましいくらいの成績で、強さ抜群 銀河戦は相性が良い」

開始直前、テロップで「対局時間が大幅に伸びたため、一部編集してお送りします」と出たから、嫌な予感がしたが、これが的中した
先手北浜で、▲中飛車左穴熊vs△三間飛車穴熊の、相穴熊となった
山崎「北浜は最近は振り飛車党」

ぐわー、相穴熊で長い将棋になったんかいー、金銀を埋めて再構築する将棋になったんじゃないだろうな、と思ったら、そのとおりだった(笑) ちゅどーん

序盤から中盤、北浜が右の金で渡辺の飛車を抑え込もうとする展開 これに北浜が成功した
渡辺は無理やりさばいたが、山崎は「北浜が優勢」と断言

その後、北浜は穴熊を強化させる手順を選び、金を自陣に埋めまくり状態(^^;
山崎「ビッグ4ならぬ、ビッグ5が完成した」

しかし渡辺、竜を自陣に引きつけ、粘りまくり  
山崎「普通はもう感想戦をしてる頃なんですけど(^^;」
ここまで進んでまだ放送時間が40分ほども残っている・・・ 私は疲れたので、一時中断して風呂に入ってきた(笑)

延々続く終盤戦 山崎「北浜の一手勝ちは間違いないと思うんですけど」
そんなとき、渡辺にすごい発想の手が出た、北浜の根元の攻め駒を強引にはずしちゃう手!
山崎「これはすごい勝負手ですね、北浜の攻めの土台を崩しにいきましたね、これはいい手ですねー!」
思わず山崎がベタ褒めする一手だった
山崎「これ、北浜の攻めが受かっちゃいましたね、これはもう一局ですよ」

どんだけ長いねーん! 私はそうツッコんだが、対局者はまだ疲れた様子などなく、淡々と指し続けている 特に北浜は表情に出ない
聞き手の竹部「渡辺はまたカナ駒を足し始めましたねー」
どんだけ固めるねーん! 私はそうツッコんだが、これが相穴熊の勝負というものだ
山崎「いや、全然終わりそうにない」

山崎が「どっちがいいか、もうわからない」と言う中、徐々に渡辺が盛り返し、チャンスをもらったようだ 
北浜の穴熊を上部からの攻めで崩していき、あと少しのところまで追いつめた・・・ 
が! 寄せ方を間違えたのでは?という手が渡辺に出てしまった! 渡辺をして痛恨の攻め間違い!
山崎「再逆転しましたね」
勢いづいた北浜、今度こそ逃さなかった 渡辺玉を必至に追い込み、自玉は安全 173手で北浜の勝利となった

山崎「北浜得意の中飛車で、難しい戦いから優位を築き、そして今までにない堅実な指し回しで、もう盤石の態勢かに見えたんですけど、渡辺のすさまじい守りで、逆転したんですけど、最後ちょっと逆転してホッとしたのか・・・ その一瞬のチャンスを逃さず北浜が勝利を収めた 2局分の大熱戦だった」

はあ~、疲れるね(^^; 相穴熊の金銀の埋め合いって、観るのが大変だわ でも負けたくないと思うどうしが対戦すると、相穴熊になっちゃうのも仕方ない 今まで相穴熊はそんなになかったように思うが、ここのところけっこう出くわしている
NHK杯の羽生vs北浜も相穴熊だった 観る側も体力勝負・・・
今回の将棋は後半ずーっと秒読みで、山崎は大盤を使えず、符号で変化手順を口で言うことを強いられていた それを観ている側は理解しないといけないのだ

本局は渡辺をもってしても、逆転されたっていうのが将棋の難しさを物語っていた 北浜はNHK杯で羽生を、銀河戦で渡辺を破って大物食いだね ただ、先日、朝日杯でアマに負けたっていうのが報道されていたが(^^; 今まで目立った実績がない北浜だが、今期はNHK杯と銀河戦で、にわかに注目される存在となった
清水市代女流六段 vs 村田智穂女流二段
対局日:2015年6月10日
解説:村山慈明七段
聞き手:斎田晴子女流五段

毎週火曜は、囲碁将棋チャンネルで土曜に放送があった女流王将戦の感想を書いている
今回はおなじみの清水さんが登場~ 対するは関西所属の村田さん 村田さんの顔はよく知っているが、どんな将棋を指すのか?

清水のこれまでの実績は、576勝232敗で、勝率0.713だそうだ タイトル通算は43期!
村田の実績は118勝108敗で勝率0.536 タイトル獲得はなし
2人の対戦成績は清水の2-1だそうだ

解説の村山「清水は女流の第一人者 最近、棋風を変えているのか、受けに回るのも見られる、バランスのいい棋風
村田は居飛車党で攻め将棋 王様をしっかり固めて細い攻めをつなぐ、現代感覚の将棋」

一礼して対局が始まったが、清水の礼の仕方のカッコいいこと! 武士の作法のようだ さすがに茶道が趣味なだけある

雑談で、清水の最近の趣味は折り紙とのこと カブトムシやバラの花を折っているという情報があった
まああんまり将棋とは関係ないけど(^^;

さて、先手清水でおなじみの居飛車、対して後手の村田が右玉という、これまた一部のアマに根強い人気のある作戦を取ってくれた これは楽しみだ、女流はこういう戦型が多いからいいねえ
村山「右玉は指しこなすのが難しい戦法」

駒組みが飽和状態になった
村山「お互いに動かす駒が難しいが、序盤は村田が主導権を握った」

1筋の端で香交換を村田が挑んだところ、清水が持ち駒の歩を使って、香をタダ取りしようとした
そこを、村田が清水の歩切れにつけこんで、強襲に出た! うわ、これ面白いな、だまし合いになってる、どっちがだまされたんだ? 清水が困ったかに見えたのだが、じっと辛抱して我慢!
斎田「清水の好きそうな手です、清水は手数が長くなるのを苦にされないです」

こりゃーまだまだ難解な中盤か、と思われた、そのときだった 村田に意表の桂打ち込み一発!
これが解説の村山をして絶賛せしめた一手だった
村山「いやー、この桂はいい手だったんじゃないですか! よく気づきますねー!」
相手の角を捕獲するのが狙いの、それだけが狙いの一手なのだが、よほど読みを入れないと成立しているのがわからない手だ
村田、やるう、すごい! この桂の打ち込みはコンピュータが好きそうな手だね~

清水も耐える、村山は「清水の受けの力を見ましたね」とまた称賛、しかし村田も村山が解説したとおりに攻めてくる
両手で頭を抱える清水 うお、これは力が入った好局になってるな、面白い

村田はついに清水の陣形を食い破ることに成功、押せ押せムードだ ただし、清水もまだがんばってる
村田、このままゴールまで行けるか~?
村山「駒割りだけ見ると、清水の角損」

清水が猛攻をかけ、村田は玉を三段目でひたすら横移動させてふんばっている そしてやっと手堅く受けきった、かと思われたのだが、まだ追い込む清水
村山「まだ清水ももう一勝負できそうですね」
そうとうにレベルが高い、楽しい~
そして、ついに村田が清水玉を捕らえた 最善と思われる寄せ方で見事に寄せきった 134手で村田の勝ち
うおおー、村田、やったー 大金星!

村山「序盤から村田がポイントを上げて、清水の歩切れを突いた好手があり、さらに桂打ちの見えづらい好手があり、あれで攻めがつながった 清水が追い上げたが、村田がしっかり逃げ切った」

これは村田さん、会心の一局だったね 内容だけで言えば、村田の生涯のベスト10に入ってもおかしくないのではと思えた
清水さんとしては、もう本局は相手が強かったことを認めるしかないだろう
清水が弱かったんじゃない、力を出せなかったんじゃない、村田が清水の力を完全に上回ったのだ

村田の素晴らしい内容、これはお見事! 攻めに受けに、右玉を存分に指しこなしていた 村田智穂ここにあり! パチパチパチパチ
まじで、村田は本局のような指し回しがこれからも出来るのなら、女流王将を取れるね すごかった、今後もこの調子で!
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