となりのソフト ~「となりのトトロ」の替え歌~
ソフトで研究するプロ棋士へ捧ぐ

元の歌 https://www.youtube.com/watch?v=CFEeUPatslw

ソフト ソフト ソフト ソフト
「技巧」が こっそり オープンソースになって
誰でも できるよ 無料のダウンロード
勝ちへのパスポート すてきな研究はじまる

となりのソフト ソフト ソフト ソフト
ソフト厨が むかしからやってる
となりのソフト ソフト ソフト ソフト
パソコン使えば あなたに訪れる 不思議な出会い

発想 貧弱 低迷 プロ棋士いたら
あなたの「激指」 貸してあげましょう
新手のパスポート 魔法の扉 あきます

となりのソフト ソフト ソフト ソフト
とうに棋力 プロ棋士を超えてる
となりのソフト ソフト ソフト  ソフト
「PONANZA」使えば すてきな絶妙手 あなたに来るわ

ソフト ソフト ソフト ソフト
取り入れなきゃ 時代に追いつけない
となりのソフト ソフト ソフト ソフト
実はプロ棋士こそ 本当のソフト厨 不思議な世界

ソフト ソフト ソフト ソフト
ソフト ソフト ソフト ソフト
下記のブログ、「将棋・序盤のStrategy」さんの中の、5月24日付けの記事の「将棋ソフト論」、「釣り」に例えた表現がとってもうまいです
私はぜひ紹介したいと思いました
http://ameblo.jp/shogi-strategy/theme-10081163628.html

私も一つ、例え話を思いつきましたので、書いておきます
将棋を「登山」に例えてみるんです

プロ棋士は、「将棋山」に登る、「登山家」というわけです
そんな将棋山に、ロープウェイが作られちゃった
もちろんロープウェイとは将棋ソフトのことです 
もうすごいところまでロープェイが整備されてきた
今までは登山家しか行けなかった山の高い、奥深いところまで、素人がロープェイでガンガン行けるようになっちゃった
登山家が重装備でがんばって一歩一歩登っていくのに対し、普段着でハイヒールを履いたような人が、登山家より高いところまで、苦も無く行っている・・・

これで、登山家を今までどおり尊敬できますかっていう話なんですけど、どうでしょうかね?
ハッシーの「週刊プレイボーイ」の連載での電王戦の記事、これを読んで、私の思ったことを書きます
http://i.imgur.com/3q7ISwi.jpg

ハッシーは「『棋士がAIに負けてほしくない』という声はどこに行ったのか」、「『本当にこれでよかったの?』とファンに聞いてみたい」と書いておられます

私は、「どうしようもない」とあきらめております
もちろん、棋士がコンピュータに負けてほしくないんです、でも負けるんです、だってコンピュータのほうが強いから・・・
PONANZAの強さたるや、もう鬼神の如しですもんね  

ハッシーは「電王戦、許すまじ」と書いておられますが、電王戦自体は、ただの発表会です
問題の本質は、コンピュータが棋士より強くなっちゃった、ということでしょう
そこをすり替えてはいけませんね 
仮に電王戦をやらなかった場合、棋士は「逃げてるだけの集団」という評価がされますんで、「電王戦をやって負ける」か、「やらずに『逃げてる』とファンや世間に思われる」かの2択なわけでしょう
「電王戦をやって勝つ」場合もあるかもしれませんが(^^;

私は電王戦をやらずに逃げてるよりは、やったほうがまだマシだと思いますが・・・

今年から年に2局のみとなり、少なくなりましたので、たった2局やっただけで「逃げてる」とファンや世間に思われないというのは、なかなかうまい作戦だと思っています
叡王戦に棋士がエントリー制というのもうまい 
去年は154人、今年は158人も参加してますが、実際にコンピュータと戦うのは年に1人のみ、ずるい(笑)
(そういえばハッシーも去年は叡王戦に参加してましたが、どういうわけなのでしょうか?)

先崎九段の第1期電王戦第1局の観戦記にはこうあります
>だからといって棋士達がコンピュータとの対決を嫌がるかというと、むしろ逆である。
>そもそも棋士は、自分より強い者と闘うのが好きなのだ。そりゃ負けるのは嫌だ。
>だが強い相手に立ち向かってゆくのは、喜びでもあるのである。
>そうした「よい精神」を棋士は皆持っている。

こんなことを書いておられます これは「本音」なのか「建て前」なのか? 
そして叡王戦に158人もエントリーしているということは、まだまだプロ棋士のみなさんは、コンピュータと戦う気が満々なのでしょう
「本音」か「建て前」なのかはわかりませんが・・・

それなら、と、ちらっと思うのですが、優勝者以外の負けた全員がコンピュータと戦うっていうのはどうなのか?
今年だと157人がコンピュータと戦うんです 
これなら参加棋士がみんな「優勝目指してがんばろう」と思うのではないでしょうか
PONANZAに何十連敗するか知れず、もうボロボロになりそうですが(^^;

話を戻して、コンピュータを無視するわけにはいかないのですよ
だってコンピュータを使ってプロ棋士は研究してるわけでしょう?
勝又六段の将棋世界の付録「新手年鑑2015」にも、「今の新手はコンピュータ将棋の影響が大きく出ています」と書いてあります
アマも含めた将棋界全体がコンピュータの影響を受けずにはいられないわけですからね
それに、何と言っても、こんな手軽にそばにあるコンピュータと勝負しないっていうのは、不自然きわまることなんですよね、そこがつらいところです

私は以前、「電王戦タッグマッチを考える」を書いたときに、棋士とコンピュータは「共存共栄」ではなく「すみ分け」だ、と言いました
でも上記の理由から、完全な「すみ分け」は無理だと思うようになりました
「共存共栄なんてない、基本はすみ分けを念頭に置きながら、コンピュータとの対戦もしていく」
こう感じるようになりました

ですから、年2局だけのコンピュータ戦
結局現状では、けっこう妥当な落としどころだろう、と私は思っています

私は逆にハッシーに聞きたいです 「じゃあハッシーはどうしたいのか?」と・・・
永瀬拓矢 六段vs戸辺誠 七段 NHK杯 1回戦
解説 阿久津主税 八段

現在、棋聖戦を羽生と戦っている永瀬の登場 
対するは貴重な純粋振り飛車党の雄、戸辺 注目の一戦だ

永瀬は2009年四段、竜王戦3組、C1 5回目の本戦進出
戸辺は2006年四段、竜王戦4組、B2 4回目の本戦進出

解説の阿久津「永瀬は高勝率の売り出し中の若手
戸辺は永瀬の少し先輩、振り飛車を武器にして、もうとにかく攻める」

事前のインタビュー (要約)
永瀬「戸辺さんは攻め将棋で普段からお世話になっている先輩です
あまりNHK杯で勝った記憶がないので今日は精一杯がんばります」

戸辺「永瀬さんとは同じ将棋センターで子供のころから腕をみがいてきました
今でも一緒に研究会をやっていて、かわいい後輩です
最近はタイトル挑戦をするなど、腕をメキメキと上げている若手
NHK杯は全国の観てもらえる絶好のアピールポイント」
戸辺は髪型をかっこよく決めていて、全国にアピールしていた(笑)

先手永瀬で、▲居飛車vs△中飛車の対抗形 相穴熊となった
どんどん手が進む、早すぎるくらいだ 編集してあるの?(^^;

角交換までが定跡かと思いきや、永瀬は▲7八金と上がっていたところをすぐ▲6八金と寄って手損して戻した!
こんなとこまでプロの常識ということか!

手が進み、戸辺の作った馬が活躍しそうと思われたところだった
永瀬がその馬に働きかける「歩の叩き」を一発!
阿久津「あ これが指したかったんですね どうだ、って言わんばかりの速さで打ちましたね
なるほどー これは戸辺は一本取られた気がします」

これを機に、永瀬がペースをつかんだ
よもや千日手もありか?と思われた手順を阿久津は解説していたが、永瀬は回避
怖いよね、何しろ「千日手王」の永瀬だけに(笑)

阿久津「形勢は永瀬がいいと思います」
永瀬は駒得している上、戸辺は遊び駒がひどい
阿久津「戸辺のバランス重視の構えが裏目」
これはけっこう差がついちゃってるなあ・・・

しかし、ここから両者、腕を見せていくことになる
戸辺ががんばれば、永瀬も差を詰めさせない そういう手順の応酬で、見ごたえあるわー
これがコンピュータ戦で人間側が不利だと、もうしらけてしまうところだが(笑)

阿久津「粘りたい戸辺vs粘らせない永瀬」
永瀬は本当に調子よく、ビシビシと厳しい手を指し、私は感心しきりだった

阿久津「永瀬は手堅い、見切っていそう」
そして、そろそろ終局ムードが濃厚となり、さあ終わりかなというところで、なんと事件が起きてしまった

永瀬がとどめとばかりに打った攻防の角が、なんと戸辺から王手角取りで素抜かれてしまう筋がある!? ぐはっ
阿久津「あれ~? ちょっと戸辺のほうにも楽しみが出た気が・・・」
藤田「ちょっと今、永瀬が首をかしげた」
阿久津「逆転してもおかしくないですね? あ してないか? どうなってるんだ
なんか戸辺が勝ちになった気が わけがわからない」

なんと局面が混沌、一気に形勢不明に!
阿久津「第2ラウンドですね、どうなってんすか、これは」
両者、指し続けるが局面の混迷は深まる こ、こんなことが・・・
阿久津「どうなってんすか、これは」

2局目開始、こういう場合、追いついた戸辺に流れが行くとしたものだが、どうか?
阿久津が2人の指し手を「根性」という言葉で称賛している
たしかに、終わりかかった将棋がやり直し状態になったというのに、永瀬も戸辺も崩れる手を指さないのはすごいことだ
ここらへんがプロの芸だなあ

そして次第に、長い長い戦いの末、永瀬が再び優勢になっていった
阿久津「将棋は根性ですねー 永瀬がだいぶ前にこれと同じような、相手の馬道を止める、という応酬があった気がするんですけどね(笑) 」
ここは笑った この対局で2度目の同じ歩の手筋だ 私は「フタ歩」と呼んでいる
それで戸辺は馬をずらせて活用させたんだよな、って、また戸辺も馬をずらせてがんばったよ ははは

戸辺は最後まで抵抗したが、ついに刀折れ矢尽き果てた
191手、戸辺が投了! はあ~、長かった~ 最初に編集が入っていたのはこういうことだったのか(^^;

阿久津「色々なことがありすぎて・・・ 初め永瀬がリードを奪い、あといっぽで勝ちというところまで行ったと思うんですけど、最後決めに行くところで何か誤算があったんでしょうね
戸辺が猛追して、もしかしたら逆転したんじゃないかっていう感じ
そのあとは泥仕合というか、負けたくないという気持ちのこもった大熱戦だった」

永瀬は終局直後、「一手必至を逃した、ひどかったですね」

私は長手数はどちらかといえば疲れるので嫌なのだけど、今回は楽しめた
2局分観れて、お得だったと思った
お互い、技を出し合い、秘術のオンパレード、やっぱりプロとプロだねえ
差がついても、ずーっとその差を保ったまま、2人ともが高度な手を指し続けていく これが一つすごい
そして一手の悪手を境に形勢不明、しかしまた2人ともが崩れずに局面を保っていく これがもう一つすごいね

「ヒカルの碁」の塔矢行洋風に言えば、
「この一局、荒れた将棋に見えるが・・・ 案外奥が深い・・・」というところだ
要するに、差がついたときの「もうだめだ」という「失望」を表に出さない力、そして逆転ムードになったときの「焦り」を表に出さない力、これが永瀬も戸辺も抜きんでているからこそ、できた棋譜だと思った 「将棋に対する精神力」が常人とは違うんだろうね
この一局は面白かったよ 充分楽しめた!
午前10時からの、羽生vs塚田は観なかった
棋譜を見る限りでは快勝していた
午後7時からの、羽生vs屋敷
先手羽生の矢倉、後手屋敷が最近流行の「左美濃急戦」をやろうとたくらんだところ、羽生がそれをとがめて作戦勝ちに・・・
後は差が広がる一方で、屋敷は何もできずに完敗! 羽生さん強い! 圧倒的であった

これで羽生三冠はベスト16の進出を決めた 
羽生さんが優勝できるのか、注目している

銀河戦、トーナメントが10回戦に入り上位者の登場で、最近、大物が出るようになったので、けっこう観ている

Aブロック10回戦 松尾vs田村
田村が例によって早指しなのだが、難解な局面からノータイムで指した手が敗着となったようで、「これじゃダメだろ、ちゃんと考えないと」と思ってしまった
残念な一局だった

Bブロック10回戦 屋敷vs鈴木大介
技の出し合いでとても面白かった一局 人間どうしの将棋の醍醐味が味わえた 充実感があった

Cブロック10回戦 稲葉vs山崎 (対局日:2016年5月11日)
横歩取りでの、山崎の会心譜だった 
こんなに山崎って力があるのか~という、非常に良い内容
相手玉の逃げ道に金のタダ捨て、そこにしびれる、あこがれるゥ~
山崎は人間相手だと強さが発揮できて、いいね

Dブロック10回戦 中村太地vs森内
相矢倉での、力戦だったがこれは太地が力を見せて圧勝
というか、森内はどうしちゃったんだと思える惨敗
「鉄板流」がどこへやらという内容になってしまった・・・ 
森内がめずらしくボロボロであった(^^;  
Forever Habu ~X JAPAN「Forever Love」の替え歌~ 
叡王戦に出場する羽生三冠に捧ぐ

元の歌 https://www.youtube.com/watch?v=LWPTuOXBWfE

もうこれ以上 勝ち目ない
コンピュータが 強すぎて
Ah 抜かれたことなんて 
分かるはず そして囲碁も・・・

Ah このまま 逃げ切れず
追いつめられた 羽生三冠
敗れ続ける プロ棋士を
観続ける ファンがいるから

Will you hold my heart
涙 受け止めて
もう 壊れそうな All my heart

Forever Habu Forever Dream
溢れる ニコ動のコメント
激しく せつなく 画面を埋め尽くす
Oh Tell me why

All I see is blue in my heart

Will you stay with me
負けて 叩かれるよね
また 溢れ出す ソフト厨

Forever Habu Forever Dream
このまま 指し続けて
タイトル100期の 偉業を成し遂げて
Oh Stay with me

Ah 進歩が 終わればいい 
終わりのない テクノロジー
Ah 失うものなんて 
何もない ロマンだけ

Forever Habu Forever Dream
このまま 指し続けて
人間同士の 勝負を 抱きしめて

Ah Will you stay with me
敗北 認めるまで
もう 電王戦 オワコン

Forever Habu Forever Dream
これ以上 耐えれない
Oh Tell me why Oh Tell me true
教えて プロの意味を

Forever Habu Forever Dream
溢れる 涙の中
輝く対局が 永遠に続くように
Forever Habu
畠山鎮 七段 vs 藤森哲也 四段 NHK杯 1回戦
解説 中村太地 六段

ハタチンと藤森・・・ 地味な顔ぶれだが、面白くなるのか

ハタチンは1989年四段、竜王戦2組、B1 19回目の本戦出場
藤森は2011年四段、竜王戦5組、C2 2回目の本戦出場

解説の太地「畠山先生は真面目で熱くて男気に溢れる方で、人望がある方です
鋭い攻めに定評がありまして、丹念に一手一手読んでいく棋風
藤森さんはとても明るくて楽しい方で、誰にでも好かれますね
藤森さんも攻めが得意 守ることをしないでどんどん攻めていく指し方はアマチュアの方に人気がありますね」

事前のインタビュー
ハタチン「藤森さんは思い切りのいい攻め、細い攻めをつないでいくのがうまい
自分の将棋も切り合う棋風なので、恐れないで踏み込むようにしたい
自分の個性がある手を出せたらいいなと思っています」

藤森「畠山先生はとても筋が良くて、本筋の居飛車党
堂々とした将棋で男らしい印象があります
後手だったら振り飛車で行こうかと思っています
自分らしく勢いのある迫力のある将棋を指したい」

先手ハタチンで、▲居飛穴vs△振り穴の、相穴熊となった
太地「振り穴は積極的に攻める展開になることも多いので、藤森らしい戦型選択」

藤森から積極的に動いて行っている
太地「攻めに勢いのあるのは後手」
先手の飛車の位置をめぐる、細かいやりとりだ

太地「相穴熊は、なぐりあいになるまでのポジション取りが大事なんですね」

けっこう戦いになってから、ハタチンの▲2四歩~▲2三歩成が間に合うか、という状況
太地「先手が、と金で桂香を拾う間に、後手が手がつくれるかどうか」

そんな折、ハタチンの自陣の飛車が、藤森の馬と交換になった
太地「先手のハタチンのペース」
そして、ハタチンのミスのない手が続く
太地「ハタチンがうまく指している」

藤森もどうにか食いつき、一手違いに持ち込んだ・・・ が、そこまでだった 
ハタチンの正確な寄せの前に、あっけなく藤森は投了 95手でハタチンの快勝

太地「攻めを得意とする両者の持ち味が出た展開でした 
ハタチンが見事にカウンターを決めて、最後は鋭く寄せきった」

感想戦が23分もあったが、長すぎて私は集中力が持たなかった
やはり藤森は馬の使い方に問題があったようだ

この一局、レベルは高いと思う でも、何かが物足りなかった
「おおー!」となったところが一つもなかったからだろう
ただ正確に指して、着実に勝ちを物にするだけでは、もう物足りない・・・

だけど、ハタチンがB1を維持しているのは伊達ではない、そういうことは分かった内容だった

追加で、昨日のTV特番の感想 
NEXT 未来のために「不屈の“人間力”で人工知能に挑む 山崎隆之八段」
ナレーション「山崎さんは練習を重ねるうち、恐怖心すら抱くようになっていました」
ナレーション「攻略の糸口を見つけ出せないまま対局の日を迎えることになりました」
ナレーション「第2局の展望が全く見えません」
山崎「先が見えないので、見通しがきかない」
・・・なんかもう、ボッコボコだった印象を強く受けさせられました、事実、2局とも完敗だったわけですけど(^^;
電王戦は、あと何年続くんでしょうか?
週刊少年チャンピオン(木曜発売)で、新しい将棋マンガ、「永遠の一手」が連載開始されています
今、第2話まで進んでいます 
第1話が無料ネット配信で読めます

http://arc.akitashoten.co.jp/comics/eienitte/1

このマンガ、「ものの歩」以上にツッコミどころが多い(^^;
前提がもう、ぶっとんでます・・・

マンガでは2020年に、名人vs最強コンピュータが戦い、盛大に盛り上がっているんですけど、それがもうおかしすぎる
もう今、2016年の現実で、真剣勝負の段階は過ぎ去っており、すでに家庭用のパソコンにまでスペックを落として貸し出しして、余興としての電王戦が残ってるだけなんですけどね
だって、もう将棋より数段、攻略が難しいと言われた囲碁が終わってるんですよ? 
アルファ碁vsセドルの戦いがあったことを原作者は知らないのでしょうか(^^;

私は第2話まで読みましたが、面白いと思えるところもかなりあります
「フィクションとはいえ、ここまで描いてしまっていいんか」と笑えたところがありました 
第3話以降は、なんだかとんでもない、ついていけないシナリオが用意されていそうですけど(笑)

でもとにかく、一般紙で、こんな「コンピュータ将棋vs人間」の戦いが描かれるようになってるのは、感慨深いです
私は注目しておこうと思ってます
ブログの破片 ~尾崎豊「太陽の破片」の替え歌~

元の歌 https://www.youtube.com/watch?v=QvVK0iL0Q4o

昨晩(ゆうべ) 2ちゃんねるで ソフト厨と戦った
棋士が悲しく見える 棋士が勝てないから

昨晩(ゆうべ) 掲示板で ソフト厨と戦った
彼らの厳しい 書き込みが 僕を壊すから

すり変わっていく 自動車対マラソンの例え話
議論 噛み合わず 煽りはただ 同じスレ立て直し
何を信じるの どこへ向かうの 10レスも使わずに 落ちるのはなぜ

誰も棋士 戦わず ソフトにおびえるなら
自由 ロマン そして意地を 何で示すのか

だから将棋板で ソフト厨と戦った
僕はただ プロ棋士の 未来を案じている

棋譜並べてみる  指し手がほら 理解できるまでには 解説が要るさ
まだこれからも プロ棋士の存在価値 残り続ける?
だけど羽生を ソフトへの人身御供に 奪われたくはない

棋士を守りたい 悲しみこぼれぬよう 
アイデンティティが 今 希望の内に生まれるよう

もし棋士が暗闇に 光を求めるなら
ごらん 僕は精一杯 ブログで応援する

昨晩 2ちゃんねるで
昨晩 2ちゃんねるで 
まずはTV番組告知 
6月18日(土) NHK 午後5時30分~ 午後6時00分
NEXT 未来のために「不屈の“人間力”で人工知能に挑む 山崎隆之八段」http://www4.nhk.or.jp/next-mirai/x/2016-06-18/21/25297/2075053/


さて、今頃ですけど、山崎叡王vsPONANZAで行われた2局について、どうだったか、私の個人的な感想です
項目ごとに感じたままに成否を書いてみました (長文です)

・秋の電王トーナメントの開催・・・成功
コンピュータどうしの戦い、これは問題なく盛り上がったんじゃないですかね
決勝を3番勝負にしておいて良かったですよね、もうちょっとでPONANZAじゃなくてnozomiが優勝するところでした
叡王戦は第1期は私はほとんど観なかったですけど、誰が優勝するのかな~とは思ってました

・叡王戦での優勝者が出場・・・失敗
事前の「電王戦特番#2」で、「電王戦に出たいか?」という質問に山崎叡王が「NO」の札を挙げる始末
何ですかね、この「優勝者が罰ゲーム」みたいになってるのは・・・

・2日制・・・失敗
2局とも、1日目にPONANZAがリードしてしまい、2日目は勝敗的にドキドキするところが全くない状態
持ち時間を長くしたらプロ側に有利だということなのでしょうけど、1日目にリードされてはもう2日目に興味が続かない
勝負所は1日目で過ぎ去り、2日目は丸一日かけて消化試合でした
これではダメですね ただし、これはチョイ悪王子の山崎叡王だから、こうなった感が強いとも言えました

・第1局と第2局との対局日の空き方・・・失敗
第1局が4月9日・10日で、第2局が5月21日・22日という日程
40日も間が空いて、ダレてしまいました 
アルファ碁とセドル氏は1週間で5局も打ち、そのスピーディーな勝負と比べると、差は歴然でした

・評価値の存在・・・成功
コンピュータ戦においては、私は評価値が観たいと思うタイプです
今回は2局とも一方的になってしまい、対局の行方の興をそいだところがありますが、それはもう結果論で、仕方ないでしょう
色々なソフトの評価値を度々示してくれ、それは私は楽しめました

平手が2局・・・失敗
結果論ではありますが、山崎叡王は2局とも完敗を認め、歯が立っていなかったので、もう平手に限界を感じました
1局目がプロの先手、それでプロが負けたら2局目はソフトの香落ちという指し込み制でどうでしょうかね? 怒る人がいますかね(^^; ?

事前の5か月に及ぶ貸し出し・・・失敗
これは叡王が山崎さんという人だったからですけど、貸し出しがほとんど何も意味なしだったですね
2局目、初手で山崎叡王自ら、事前の研究をはずし、作戦参謀の千田五段が頭を抱えたというエピソードは笑えました

家庭用パソコン1台に限定・・・成功
昨年のFINALで使ったパソコン(約41万円)の半額以下で手に入るパソコンを使ったのですけど、プロの連敗(^^;
事前の練習でも山崎叡王は「最後まで間違えず指せたことはほとんどなかった」という主旨の発言
もうこのレベルまで来てしまったことがわかったことは、収穫でした

貸し出し後のバージョンアップ禁止・・・失敗
山本一成さんは、5月のコンピュータ選手権で「電王トーナメントに出したものよりレートにして200弱上がっている」とPONANZAを評価 
山崎叡王は、「古い弱いPONANZAに負けた」ということになってしまいました 
仮に山崎叡王が勝っていたとしても、「古い弱いPONANZAに勝っただけ」ということになってました

会場・・・ギリギリ成功
世界文化遺産の中尊寺と延暦寺だったわけですけど、この豪華さで、もう限界だなと思いました
だってどれだけ「会場がすごい」と盛り上げても、戦っているのは家庭用パソコン1台ですからね・・・
今後、仮に東京ドームでやったとしても、戦っているのがノートパソコン1台だったら、誰もが「これは何かがおかしい」と感じるでしょう

・観戦記・・・成功
先崎九段と大崎さんの文章、そして「ものの歩」の作者の観戦マンガが読めたことは良かったです 
「本音なのだろうか?」と思うところがありつつも、人選がナイスチョイスでした
ただし図面が別ウィンドウで開かなければいけないのは、IT企業のやることとは思えないけど(^^;

・その他
新電王手さん・・・名前が失敗  
そんなにロボットを持ち上げたいなら「電王手様」にすればいい(笑)
西尾六段のトランスミッション・・・成功  
聴くうちにツボに入ってきて、かなり好きになりました Good! 
PVのクオリティ・・・成功  
いつもながら、さすがです もうPVが観れることが当然ありきで、そして質が高いのが普通と感じるようになっちゃってますけど(笑)

総合評価は・・・成功
色々問題点も感じましたが、それも、「やったから分かったこと」です
1局目はバッサリ斬られて即死、2局目はボコボコに殴られて全身打撲で死亡、みたいな内容だったので、私はプロ棋士のファンとして相当ダメージを受けましたが(^^;
コンピュータ将棋ソフトがどれだけ強いか、ソフトどうしやっていてもよく分からないところもあるのです
コンピュータvsプロの対戦が観れるのは、電王戦だけです 
だからやはり貴重な棋戦だったと感じます 
今後をどうするかは、じっくり決めたらいいと思いますね 
連盟は、あんまりドワンゴに主導権を奪われないようにと願っています 以上です
先崎学 九段 vs 藤倉勇樹 五段 NHK杯 1回戦
解説 中田宏樹 八段

私が待ちかねた先ちゃんの登場だ 
最近は斬られ役が定番になりつつあるが、どうなるか

先崎は1987年四段、竜王戦5組、B2 18回目の本戦出場
藤倉は2002年四段、竜王戦5組、フリークラス 意外なことに本戦初出場

解説の中田「先崎さんは定跡形にこだわらないで自分の感性を大切にする、観ていて面白い
藤倉さんは昔は振り飛車党だったんですけど、最近は居飛車と両方指す 粘り強い受け将棋」

事前のインタビュー
先崎「藤倉さんは粘り強い将棋で簡単には折れない感じがありますね
優勝目指してがんばるんですけど、私もベテランなんで少しいいところを見せたいと思います」

藤倉「(初出場ということで)時間がかかってしまいましたが、厳しい予選を勝ち抜くことができてうれしく思います
全力を出し切ることだけを考えてのぞみたいと思います」

インタビューに答える先ちゃん、すっかりシモブクレの大黒様みたいな顔になってしまった(^^;
大福もちでもほっぺたに入れているんだろうか

さて、先手先ちゃんで、相矢倉で双方が早囲い、脇システムみたいに進んでいる
地味なやりとりが続き、▲馬vs△歩得という様相
中田「形勢はバランスが取れている」
平凡な発想の応酬で、私は前半は心が動かされることがなかった

この一局、面白かったのは後半だった
先ちゃんが4筋の位を奪還したのが、いい目のつけどころで、私はこの一局で初めて「へー!」と感心した
中田「けっこう先崎ペースです、まだ簡単には藤倉も負けませんが」

ここから、先ちゃんの攻めの真骨頂が発揮された
桂を自陣にバチン!と打ち付けたのが、「自信あり」というところだろう
その後も次々に攻めをつないでいき、私が「大丈夫かな~?」と思ったところを、ことごとく正解を指し続けていった
その指し手や、素晴らしいもので、寄せの見本みたいな堂々たる指しっぷりだった
手が見えている、という表現がピッタリだ
猛然と攻めかかる先ちゃん 面白いように攻めがビシビシと決まっていく 
桂の活用、歩の突き出し、馬の突っ込み、歩の叩き、流れるような手順だ
それらを喰らって、ボコボコのサンドバッグと化す藤倉(^^;

気が付けば先ちゃんの自陣の矢倉は全く無傷、藤倉陣は壊滅し、先ちゃんの圧勝となった
119手で先ちゃん、ド完勝!

中田「先崎さんが好調に攻めて、そのまま押し切ったという感じですね
馬を作ったあたりでちょっと指しやすくなったと思うんですけど、そこから好調に攻め続けた」

感想戦で、先ちゃん「金銀交換になって、けっこうやれると思った バカに話がうまい、いい感じ」 

いやはや、この一局はとにかく先ちゃんの有利になってからの構想と寄せが見事だったなー
やることなすこと、すべてうまくいったという感じだ
一方の藤倉としては、粘ることができなかった・・・ 子供教室をやっているそうだが、いいところが出ず残念だろう
受けるほうは一手間違えたらダメになることが多いから、つらいね

将棋って、これだけ一方的になるゲームだったっけ?と思わせる、先ちゃんの完勝だった
あんまり差がついたので、先ちゃんファンの私としては、逆に素直に喜べないところがあった・・・(笑)
先ちゃんが「手の見え方」でまだ衰えてないところを示してくれた、それはとても良かったと思う
侵攻 ~鬼束ちひろ「月光」の替え歌~

元の歌 https://www.youtube.com/watch?v=iyw6-KVmgow

Pro is GOD'S CHILD (プロは神の子供)
この強すぎる ソフトに負かされた
How do I enjoy such a game? (こんな試合をどうやって楽しめと言うの?)
こんなもののために観ているんじゃない

FINALで終われた電王戦
やめれそうになるのを あの川上が 許さない

プロが負け続ける現実
敗れたその棋譜だけが散らばって
私はまだ上手に 受け入れられずに

Pro is GOD'S CHILD
山崎叡王 PONANZAに負かされた
How do I enjoy such a game?
こんなもののためにファンでいるんじゃない

「電王」をもっと名乗り続けて 山本が飽きるまで
効かない定跡ばかり 転がってるけど
羽生でもダメだろうに 一体何を信じれば

Habu is GOD'S CHILD
哀しい駒音 新電王手さんが指し続けて
I can't hang out this world (この世界を掲げる事など出来ない)
こんな思いじゃ どこにも居場所なんて無い

不愉快に思ったハッシー
次は誰が失言する?

投了(おわり)になど 手を伸ばさないで
プロ棋士なら救い出して
私を 絶望から
時間は痛みを 加速させてく

Pro is GOD'S CHILD
家庭用のパソコンに負かされた
How do I enjoy such a game?
こんなもののために観ているんじゃない

Habu is GOD'S CHILD
哀しいルール 貸し出し本当に虚しい
I can't hang out this world
こんな興行 もうあと何年も無い

How do I enjoy such a game?
阿部光瑠 六段vs谷川浩司 九段 NHK杯 1回戦
解説 中村修 九段

54歳のベテランと21歳の若手、どっちが胸を借りるのか、見ものだ

タニーは1976年四段、竜王戦2組、B1 37回目の本戦出場
光瑠は2011年四段、竜王戦4組、C2 5回目の本戦出場

解説の中村修「タニーは会長という要職にありながら、がんばってます 終盤がさび付いていない
光瑠は私の弟子、早指しが際立って強い 今日は会長に胸を借りる」

事前のインタビュー
タニー「光瑠は若くして四段になりまして、新人王でも優勝して早指しが得意で才能あふれる将棋
1時間半、集中できるようにがんばりたい」

光瑠「いつもどおり自分らしく戦えたらいいと思います
一局でも上に行けるように精一杯がんばりたい」

先手タニーで、横歩取りになった なかなか解説が始まらず、今回は特に待たされたように感じた
横歩取りの持久戦形だ  光瑠が△8五飛としたときに、タニーが手持ちの角を▲7五角と飛車にくっつけて打った手が、工夫の手だった 狙いは光瑠の飛車を閉じ込めるということだ
なるほどな~、先手のタニーが一歩得しているから、局面を落ち着かせれば先手が良くなるということか
中村修「じっと見てるうちに、この角は良く見えてきた」

ところが、それを上回ったのが光瑠の構想だった 
なんと飛車を8五から一つ寄る△9五飛! 狙いは光瑠から見て右回りの△9四飛~△2四飛の構想!
中村修「うわ~ これがね~ 飛車って横に動けるんだな~ やわらかいな~」

そして光瑠の飛車の動きが実現し、局面は光瑠が指しやすい
光瑠、持ち駒として温存しておいた角を急所に放ち、馬を作ることに成功 光瑠、ずいぶんいいように見える
タニーは苦心の末、角を繰り替えてがんばっている しかしこれではタニーはつらそう・・・

攻め込まれるタニー、飛車が完全に遊び駒なタニー、首をかしげるタニー
もうタニーの玉は風前のともしび、光瑠の攻め駒が躍動してきて、あとは寄せを見るばかりと、誰もが思ったであろう、そこからだった ドラマがあったのは・・・

中村修「谷川会長の顔にやる気が出てきました」 
え? タニーの手裏剣の歩が効いてきたか でもまあ光瑠が勝つだろう?
中村修「これは混戦になりました」 
ええ? 光瑠が何か悪い手をやったのか でもまあ最後は光瑠が勝つんだろう?
中村修「これは逆転しましたね~」
げええ タニーの陣、いつのまにやら、めっぽう安全になってる  どうしてこうなった、どうしてこうなった

聞き手の藤田「光瑠の首をかしげるしぐさがありましたね」
なんで、こうなってんの~ 光瑠の必勝態勢じゃなかったんかー

で、光瑠、攻防ともに見込みなしとみて投了! 99手でタニーの逆転勝ちとなった

終局直後、タニー「どうしようもなかったですけどね」
やはりそうか あああー 光瑠・・・

中村修「光瑠のいいところがよく出てて、勝ちだと思ったんですけどね
最後、どこでひっくり返ったのか? タニーの形づくりかと思った攻めが効いてきた」

感想戦で、タニー「必敗でしたけどね」
タニーもそう思ってたか 感想戦では光瑠の馬の使い方が問題になっていた

あーあ、光瑠、△9五飛の着想から、すべてがうまく進んでいたと思ったが、寄せで間違えたために大逆転
プロでも寄せは難しいんだなー 将棋の終盤はやはり難しいと思った

ドラマとしては面白かったが、光瑠にはプロならこれは勝ち切ってほしかった
結局、どっちが胸を借りたのか、この内容ではよくわからなかった(笑)

ところで、最近の横歩取り、特に問題なく観戦できる
プロ間で15年くらい前に流行った△8五飛の中座飛車は、定跡だらけで私はちんぷんかんぷんだったのだが、近ごろの形は、模様をどう取るかの勝負で力戦になりやすい
私はわりと楽しく観戦できている いいことだと思う
プロを超えて 
~天空の城ラピュタ「君をのせて」の替え歌~

元の歌 https://www.youtube.com/watch?v=nsdeyfWgJdM

あの電王戦 輝くのは
プロの威信が かかっているから

たくさんの人 観に来ないのは
もうプロが負けると 気づいてるから

さあアクセスしよう ニコニコ動画
500円の金ぐらい 支払って

※ヨネさんが残した 熱い想い
 川上がくれた この興行

 ソフトは強い プロを負かして
 輝く一手 きらめく指し回し

 ソフトの進歩 プロを超えて
 いつかきっと届く 神の一局

※繰り返し