2017.08.25
藤井聡太 名人をこす少年
藤井聡太 名人をこす少年
津江章二著 日本文芸社 1300円+税 2017年8月23日発売
評価 A コンセプト<一人の観戦記者から見た藤井聡太フィーバー>
棋書レビュー。昨日に続いて、また藤井聡太四段。
この本は66歳の観戦記者からの視点で、藤井フィーバーが振り返られている。
別冊宝島のほうは10人以上の書き手だったのに対し、この本は一人の視点で書かれている。全く対照的だ。
で、その「一人だけの視点から」がいいほうに出ていると感じられた。読んでいてわかりやすかった。
難しい言葉がなく、読みやすい。取材もなかなかしっかりしておられる印象。
この本は図面を一つも出していない。それは私にはありがたかった。図面は飛ばしがちなもので(^^;
著者の津江さんはだいぶん興奮しておられ、「天才」「ありえない」「信じられない」「嘘のような話」という用語が次々と出てくる。
まあ多少、鼻につくのだけど、デビュー戦から29連勝したら、そういう反応になるのもわかる。
しかも勝ち方がすごいもんね。私は炎の7番勝負の佐藤康光戦が一番印象に残っている。
今やAIに侵略された将棋界。名人がスマホに負ける世界。
しかしそんな中でも存在価値を見せ輝きを放つ、藤井四段の活躍には私も注目している。
津江章二著 日本文芸社 1300円+税 2017年8月23日発売
評価 A コンセプト<一人の観戦記者から見た藤井聡太フィーバー>
棋書レビュー。昨日に続いて、また藤井聡太四段。
この本は66歳の観戦記者からの視点で、藤井フィーバーが振り返られている。
別冊宝島のほうは10人以上の書き手だったのに対し、この本は一人の視点で書かれている。全く対照的だ。
で、その「一人だけの視点から」がいいほうに出ていると感じられた。読んでいてわかりやすかった。
難しい言葉がなく、読みやすい。取材もなかなかしっかりしておられる印象。
この本は図面を一つも出していない。それは私にはありがたかった。図面は飛ばしがちなもので(^^;
著者の津江さんはだいぶん興奮しておられ、「天才」「ありえない」「信じられない」「嘘のような話」という用語が次々と出てくる。
まあ多少、鼻につくのだけど、デビュー戦から29連勝したら、そういう反応になるのもわかる。
しかも勝ち方がすごいもんね。私は炎の7番勝負の佐藤康光戦が一番印象に残っている。
今やAIに侵略された将棋界。名人がスマホに負ける世界。
しかしそんな中でも存在価値を見せ輝きを放つ、藤井四段の活躍には私も注目している。
2017.08.24
藤井聡太 新たなる伝説 (別冊宝島 2613)
藤井聡太 新たなる伝説 (別冊宝島 2613)
2017年8月21日発売 830円+税 ムック形式の大型本
評価 B コンセプト<14個のテーマ別に藤井四段の魅力に迫る>
棋書レビュー。
藤井ブームが伝わってくる本。色々なライターがテーマ別に書いているが、みなさん、それなりに力を入れている。
私が一番面白かったのが、神谷プロの28連勝について取材したところ。
田丸プロが書いているのだが、私のようなマニアにはこれが興味深かった。
図面は控えめだが、ちょくちょく出てくる。私はそこは飛ばして読んでしまったが。
評価をAでなくBにした理由は、分量が111ページと少な目なのと、「おお~」というところが特になかったかな、という点。
肝心の本人インタビューがない。
ただ、写真も藤井四段以外のものもよく撮れてるし、まずまずの内容になっている。
この本の最後は「将棋めし」のテーマで締めくくられているのだが、やはり私には「なんでプロ棋士が飯を食ってるだけでそこまで盛り上がるんだ」という疑問が消えないんだけど・・・(笑)
2017年8月21日発売 830円+税 ムック形式の大型本
評価 B コンセプト<14個のテーマ別に藤井四段の魅力に迫る>
棋書レビュー。
藤井ブームが伝わってくる本。色々なライターがテーマ別に書いているが、みなさん、それなりに力を入れている。
私が一番面白かったのが、神谷プロの28連勝について取材したところ。
田丸プロが書いているのだが、私のようなマニアにはこれが興味深かった。
図面は控えめだが、ちょくちょく出てくる。私はそこは飛ばして読んでしまったが。
評価をAでなくBにした理由は、分量が111ページと少な目なのと、「おお~」というところが特になかったかな、という点。
肝心の本人インタビューがない。
ただ、写真も藤井四段以外のものもよく撮れてるし、まずまずの内容になっている。
この本の最後は「将棋めし」のテーマで締めくくられているのだが、やはり私には「なんでプロ棋士が飯を食ってるだけでそこまで盛り上がるんだ」という疑問が消えないんだけど・・・(笑)
2017.08.10
とうとう、このブログに死兆星が・・・
ここ一か月間、更新しなかったため、このブログのトップに広告が表示されてしまった。(この記事でいったん消えるはず)
もう、このブログもあと一年以内に終わるという、「死兆星」のようなものだろう。
なぜブログを更新しなくなったのか。
それは、電王戦が終わってしまったことが一番大きい。
今までは、プロ棋士たちは、とりあえずコンピュータと戦ってきた。
戦っている間は、私はプロ棋士を応援する気持ちを持てた。その戦う姿に夢や希望を持てた。
・・・プロ棋士たちは、もう戦わないという。あきらめたと。
戦うことをあきらめて、やめた人たちに、何かを期待できるのだろうか?
私の期待というのは、「プロ棋士たちよ、最強の存在であれ」というシンプルなものだ。私の願いはそれだけだ。
このブログの頭上に、死兆星が光っている。救世主は現れるだろうか。
もう、このブログもあと一年以内に終わるという、「死兆星」のようなものだろう。
なぜブログを更新しなくなったのか。
それは、電王戦が終わってしまったことが一番大きい。
今までは、プロ棋士たちは、とりあえずコンピュータと戦ってきた。
戦っている間は、私はプロ棋士を応援する気持ちを持てた。その戦う姿に夢や希望を持てた。
・・・プロ棋士たちは、もう戦わないという。あきらめたと。
戦うことをあきらめて、やめた人たちに、何かを期待できるのだろうか?
私の期待というのは、「プロ棋士たちよ、最強の存在であれ」というシンプルなものだ。私の願いはそれだけだ。
このブログの頭上に、死兆星が光っている。救世主は現れるだろうか。
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