2020.11.28
山口恵梨子(えりりん)の女流棋士の日々(棋書レビュー)
山口恵梨子(えりりん)の女流棋士の日々
(BAMBOO ESSAY SELECTION) コミック 山口 恵梨子 さくら はな。 (著)
紙版・電子書籍 ともに1100円 123ページ 2020/11/26 発売
評価 B
コンセプト<えりりんの日常を描いたエッセイマンガ>
マンガなので面白くてスラスラ読めた。
色々なえりりんのエピソードを知れて楽しかった。
えりりんと言えば、電王戦で初めてプロが負けたときに、涙をこぼしていた姿が忘れられない。
何事にも明るく積極的に取り組む、魅力ある女流という印象がある。
女性の持つ強さというのか、何か困難があって失敗しても、くよくよしないで挑んで乗り越えちゃうという、そういうバイタリティがある。まさにそういうメンタルの強さを持っているのが、えりりんだと思う。
そして表裏のない性格で、みんなから好かれる。貴重な存在だ。
この本、私はKindle版で読んだのだが、文字が小さくて読みづらかったのは残念。
画面サイズが、ちょうど合うものがなくて読みづらかった。(私の個人的な問題かも・・・)
この本で一番印象に残ったエピソードは、えりりんが交渉事がうまい、というところ。目力で押す。わかる気がした(笑)
マンガ家・さくらはなさんの、さまざまな棋士の似顔絵が見れるのも、この本の特徴。(男性プロはあまり出てこないが)藤井猛プロの絵が私のお気に入りだ。
評価Bとしたが、安定の面白さだった。爆笑ネタが欲しかったが。
もうちょっと分量があって安ければAだった。
(BAMBOO ESSAY SELECTION) コミック 山口 恵梨子 さくら はな。 (著)
紙版・電子書籍 ともに1100円 123ページ 2020/11/26 発売
評価 B
コンセプト<えりりんの日常を描いたエッセイマンガ>
マンガなので面白くてスラスラ読めた。
色々なえりりんのエピソードを知れて楽しかった。
えりりんと言えば、電王戦で初めてプロが負けたときに、涙をこぼしていた姿が忘れられない。
何事にも明るく積極的に取り組む、魅力ある女流という印象がある。
女性の持つ強さというのか、何か困難があって失敗しても、くよくよしないで挑んで乗り越えちゃうという、そういうバイタリティがある。まさにそういうメンタルの強さを持っているのが、えりりんだと思う。
そして表裏のない性格で、みんなから好かれる。貴重な存在だ。
この本、私はKindle版で読んだのだが、文字が小さくて読みづらかったのは残念。
画面サイズが、ちょうど合うものがなくて読みづらかった。(私の個人的な問題かも・・・)
この本で一番印象に残ったエピソードは、えりりんが交渉事がうまい、というところ。目力で押す。わかる気がした(笑)
マンガ家・さくらはなさんの、さまざまな棋士の似顔絵が見れるのも、この本の特徴。(男性プロはあまり出てこないが)藤井猛プロの絵が私のお気に入りだ。
評価Bとしたが、安定の面白さだった。爆笑ネタが欲しかったが。
もうちょっと分量があって安ければAだった。
2020.11.26
朝ドラ「エール」が完結
朝ドラの「エール」を、私は4月からずっと観ていた。明日、最後の放送だ。
こんなに面白い朝ドラは、初めてだった。
私は前回放送の「スカーレット」も観たが、「スカーレット」は信楽焼(しがらきやき)を作る話で、ほぼ無名の女性の話で、地味だった。
今となっては、「スカーレット」は、よく半年、続けるだけのシナリオを作ったと感心している。
「エール」で古関裕而が、色々な有名な曲をどんどん作り、人生を切り拓いていくのは、痛快だった。
主役の窪田正孝さんは魅力があり、ずっと観ていて飽きない。いかにも、ひ弱そうで人が良さそうな役を見事に演じていた。
脇役でも、山崎育三郎さん(佐藤久志の役)は最高で、これほどの輝きを放つ人はめったにいるものじゃない。
私の知らない曲も数多く歌われ、昭和歌謡史の勉強にもなった。
ありがとう、「エール」。楽しませてもらった。最高だったよ。
こんなに面白い朝ドラは、初めてだった。
私は前回放送の「スカーレット」も観たが、「スカーレット」は信楽焼(しがらきやき)を作る話で、ほぼ無名の女性の話で、地味だった。
今となっては、「スカーレット」は、よく半年、続けるだけのシナリオを作ったと感心している。
「エール」で古関裕而が、色々な有名な曲をどんどん作り、人生を切り拓いていくのは、痛快だった。
主役の窪田正孝さんは魅力があり、ずっと観ていて飽きない。いかにも、ひ弱そうで人が良さそうな役を見事に演じていた。
脇役でも、山崎育三郎さん(佐藤久志の役)は最高で、これほどの輝きを放つ人はめったにいるものじゃない。
私の知らない曲も数多く歌われ、昭和歌謡史の勉強にもなった。
ありがとう、「エール」。楽しませてもらった。最高だったよ。
2020.11.23
将棋あるある探検隊
西川(右側)「西川です」
松本(左側)「松本です、よろしくお願いしまーす。・・・勝負めしで騒いでいる人は全員、棋譜の内容を理解できない人!」
西川「そんなことない、それは松本くんの勝手な判断!」
松本「僕の情報やったらそうなんや。僕の情報は完璧や」
西川「それは偏見やで。嘘を言うたらアカンで。苦情が来るから。・・・もうアカン・・・」
松本「西川くーん。西川くんは真面目やから、気絶してもうた。こうなったら、あるある探検隊を呼ぶしかない。ほな行くでー。ドゥドゥビドゥバドゥビ、ハイハイ ハイハイハイ!あるある探検隊!あるある探検隊!」
西川「みんなが共感する将棋あるあるやで」
松本「まかしてー。じゃあ行くでー」
松本「矢倉に組んでる 暇がない」
2人「ハイハイ ハイハイハイ!あるある探検隊!あるある探検隊!」
西川「これ、あるあるやな。昨今の矢倉事情を端的に表してるな」
松本「竜王戦第1局でも出てきたけど、桂がいきなり跳ねてくる超急戦とかな。もうのんびり相矢倉に囲うのはめずらしい時代に入ったな。じゃあ次行くでー」
松本「居玉の急戦 理に適う(かなう)」
2人「ハイハイ ハイハイハイ!あるある探検隊!あるある探検隊!」
西川「さっきの矢倉の話もそうやけど、現代では居玉は囲いの一種と捉えたほうがいいね。無駄な手を指してない分、居玉での急戦は手ごわいんや。甘く見てたら痛い目に合うで」
松本「これは知っておいて損のない格言と言えるやろな。次行くでー」
松本「歩を突く順番 42173(よにいなさん)」
2人「ハイハイ ハイハイハイ!あるある探検隊!あるある探検隊!」
西川「角換わり相腰掛銀の定跡やな。でも、角換わりは新型がいっぱい出てきて、アマには難しいな」
松本「僕は早繰り銀のほうが好きや。ほな、次行くでー」
松本「立石流には 自陣角」
2人「ハイハイ ハイハイハイ!あるある探検隊!あるある探検隊!」
西川「立石流は序盤早々が大事や。居飛車党は対策を知ってないと、あっさりと作戦負けになるで。藤井聡太もNHK杯で久保に立石流をやられて、負けたんやから」
松本「立石流は対策があんまり知られてないから、一発勝負向けで面白い作戦やで。ほな、次行くでー」
松本「穴熊は 端攻めに強い」
2人「ハイハイ ハイハイハイ!あるある探検隊!あるある探検隊!」
西川「穴熊は玉が1段目に居てるし、端は銀、桂、香が利いてるから、端攻めに対して、実はけっこうな耐久力があるんや。端攻めだけで穴熊を崩すには、よほど攻撃態勢を整えないとアカンやろな」
松本「美濃囲いのほうが端攻めに弱いイメージがあるよなあ。ほな、次行くでー」
松本「指しこなせない 相矢倉」
2人「ハイハイ ハイハイハイ!あるある探検隊!あるある探検隊!」
西川「以前、森内プロが『なんで相矢倉は女流では流行らないんですかね?』と言っていた。それはズバリ、難しいからや。相矢倉は、急戦では潰せないと、双方が認識したうえで、合意で互いに矢倉に組む戦法や。そしてじわじわした総力戦になる。だから戦法の中でもトップクラスに難解なんや」
松本「天才の森内には、女流レベルの悩みが分からないかもしれんな。ほな、次行くでー」
松本「無茶苦茶 暴れる早石田」
2人「ハイハイ ハイハイハイ!あるある探検隊!あるある探検隊!」
西川「これもあるあるやな。早石田の暴力に、ボコボコにされた経験は居飛車党なら誰しもあるやろ」
松本「居飛車側としては飛車先を伸ばす手を後回しにして、受けに回ったほうが無難やで。次行くでー」
松本「解く気がしない 7手詰」
2人「ハイハイ ハイハイハイ!あるある探検隊!あるある探検隊!」
西川「5手詰が限界、という人も多いんとちゃうか?けっこうあるあるとちゃうかと僕は思ってる」
松本「7手詰まで解ければ、あとは9手も11手も、そんなに違わないんやけどな。まあ5手詰まででも将棋倶楽部24の上級には成れるやろ。次行くでー」
松本「ハンドブックは 紙版で」
2人「ハイハイ ハイハイハイ!あるある探検隊!あるある探検隊!」
西川「浦野プロの詰将棋ハンドブックシリーズやな。他の棋書はともかく、なぜかハンドブックシリーズは電子書籍ではなくて紙版でアナログに取り組みたい。気持ちが伝わってくるで」
松本「解いて行ってるという実感があるからね。紙をめくる感触を楽しむことが出来るしね。じゃあ次行くでー」
松本「電王戦で 増えたファン」
2人「ハイハイ ハイハイハイ!あるある探検隊!あるある探検隊!」
西川「電王戦は、やっぱり、開催して良かったやろな。ファンが増えたという実感がある。たしかにプロが負けて、離れて行ったファンもおるけど、その人たちは電王戦をやらなくても、どのみち離れていったやろ。コンピュータに抜かれることはもう不可避やったんやから」
松本「なんだかんだ言って、電王戦は盛り上がったからなあ。ほな次行くでー」
松本「レート上がって もう指さず」
2人「ハイハイ ハイハイハイ!あるある探検隊!あるある探検隊!」
西川「これは将棋倶楽部24あるあるやな。段や級が上がったときなんて、うれしくて、しばらくは指さないようになるんや」
松本「自分のレートを眺めてるのが楽しいもんなあ。ほな、次行くでー」
松本「オカンが呼ぶけど 指し続け」
2人「ハイハイ ハイハイハイ!あるある探検隊!あるある探検隊!」
西川「ネットで指していると、途中やからって急に終われないのよ」
松本「オカンがご飯に呼んでるのに、すぐには行けないのよね。あるあるやで。ほな次行くでー」
松本「駒を並べた ことがない」
2人「ハイハイ ハイハイハイ!あるある探検隊!あるある探検隊!」
西川「これはネット世代あるあるやな」
松本「案外、多いかもしれんで。ネットでしか指したことがない人が。じゃあ次行くでー」
松本「プロ棋士こそが ソフト厨」
2人「ハイハイ ハイハイハイ!あるある探検隊!あるある探検隊!」
西川「この世で最も、ソフトで自分の手を解析し、ソフトの手を真似し、ソフトで新手を探し、ソフトを崇拝し、一生をソフトに捧げるのがプロ棋士なんや。もうこれは紛れもない事実や」
松本「ソフトを使ってない棋士はもう絶滅危惧種かもしれんなあ。ほな次行くでー」
松本「評価値だけ観る にわかファン」
2人「ハイハイ ハイハイハイ!あるある探検隊!あるある探検隊!」
西川「もちろん、どう楽しもうが人それぞれやけど、評価値だけでしか理解できないで、楽しいんかな?と思ってしまうわ」
松本「候補手も示されてると、もう、ひたすら、プロが候補手どおりに指すかどうかだけ観てるという、全く違う観戦の仕方になってるよな。まあ時代の流れやろ。じゃあラスト、行くでー」
松本「にわかの10割 聡太ファン」
2人「ハイハイ ハイハイハイ!あるある探検隊!あるある探検隊!どうも、ありがとうございましたー」
松本(左側)「松本です、よろしくお願いしまーす。・・・勝負めしで騒いでいる人は全員、棋譜の内容を理解できない人!」
西川「そんなことない、それは松本くんの勝手な判断!」
松本「僕の情報やったらそうなんや。僕の情報は完璧や」
西川「それは偏見やで。嘘を言うたらアカンで。苦情が来るから。・・・もうアカン・・・」
松本「西川くーん。西川くんは真面目やから、気絶してもうた。こうなったら、あるある探検隊を呼ぶしかない。ほな行くでー。ドゥドゥビドゥバドゥビ、ハイハイ ハイハイハイ!あるある探検隊!あるある探検隊!」
西川「みんなが共感する将棋あるあるやで」
松本「まかしてー。じゃあ行くでー」
松本「矢倉に組んでる 暇がない」
2人「ハイハイ ハイハイハイ!あるある探検隊!あるある探検隊!」
西川「これ、あるあるやな。昨今の矢倉事情を端的に表してるな」
松本「竜王戦第1局でも出てきたけど、桂がいきなり跳ねてくる超急戦とかな。もうのんびり相矢倉に囲うのはめずらしい時代に入ったな。じゃあ次行くでー」
松本「居玉の急戦 理に適う(かなう)」
2人「ハイハイ ハイハイハイ!あるある探検隊!あるある探検隊!」
西川「さっきの矢倉の話もそうやけど、現代では居玉は囲いの一種と捉えたほうがいいね。無駄な手を指してない分、居玉での急戦は手ごわいんや。甘く見てたら痛い目に合うで」
松本「これは知っておいて損のない格言と言えるやろな。次行くでー」
松本「歩を突く順番 42173(よにいなさん)」
2人「ハイハイ ハイハイハイ!あるある探検隊!あるある探検隊!」
西川「角換わり相腰掛銀の定跡やな。でも、角換わりは新型がいっぱい出てきて、アマには難しいな」
松本「僕は早繰り銀のほうが好きや。ほな、次行くでー」
松本「立石流には 自陣角」
2人「ハイハイ ハイハイハイ!あるある探検隊!あるある探検隊!」
西川「立石流は序盤早々が大事や。居飛車党は対策を知ってないと、あっさりと作戦負けになるで。藤井聡太もNHK杯で久保に立石流をやられて、負けたんやから」
松本「立石流は対策があんまり知られてないから、一発勝負向けで面白い作戦やで。ほな、次行くでー」
松本「穴熊は 端攻めに強い」
2人「ハイハイ ハイハイハイ!あるある探検隊!あるある探検隊!」
西川「穴熊は玉が1段目に居てるし、端は銀、桂、香が利いてるから、端攻めに対して、実はけっこうな耐久力があるんや。端攻めだけで穴熊を崩すには、よほど攻撃態勢を整えないとアカンやろな」
松本「美濃囲いのほうが端攻めに弱いイメージがあるよなあ。ほな、次行くでー」
松本「指しこなせない 相矢倉」
2人「ハイハイ ハイハイハイ!あるある探検隊!あるある探検隊!」
西川「以前、森内プロが『なんで相矢倉は女流では流行らないんですかね?』と言っていた。それはズバリ、難しいからや。相矢倉は、急戦では潰せないと、双方が認識したうえで、合意で互いに矢倉に組む戦法や。そしてじわじわした総力戦になる。だから戦法の中でもトップクラスに難解なんや」
松本「天才の森内には、女流レベルの悩みが分からないかもしれんな。ほな、次行くでー」
松本「無茶苦茶 暴れる早石田」
2人「ハイハイ ハイハイハイ!あるある探検隊!あるある探検隊!」
西川「これもあるあるやな。早石田の暴力に、ボコボコにされた経験は居飛車党なら誰しもあるやろ」
松本「居飛車側としては飛車先を伸ばす手を後回しにして、受けに回ったほうが無難やで。次行くでー」
松本「解く気がしない 7手詰」
2人「ハイハイ ハイハイハイ!あるある探検隊!あるある探検隊!」
西川「5手詰が限界、という人も多いんとちゃうか?けっこうあるあるとちゃうかと僕は思ってる」
松本「7手詰まで解ければ、あとは9手も11手も、そんなに違わないんやけどな。まあ5手詰まででも将棋倶楽部24の上級には成れるやろ。次行くでー」
松本「ハンドブックは 紙版で」
2人「ハイハイ ハイハイハイ!あるある探検隊!あるある探検隊!」
西川「浦野プロの詰将棋ハンドブックシリーズやな。他の棋書はともかく、なぜかハンドブックシリーズは電子書籍ではなくて紙版でアナログに取り組みたい。気持ちが伝わってくるで」
松本「解いて行ってるという実感があるからね。紙をめくる感触を楽しむことが出来るしね。じゃあ次行くでー」
松本「電王戦で 増えたファン」
2人「ハイハイ ハイハイハイ!あるある探検隊!あるある探検隊!」
西川「電王戦は、やっぱり、開催して良かったやろな。ファンが増えたという実感がある。たしかにプロが負けて、離れて行ったファンもおるけど、その人たちは電王戦をやらなくても、どのみち離れていったやろ。コンピュータに抜かれることはもう不可避やったんやから」
松本「なんだかんだ言って、電王戦は盛り上がったからなあ。ほな次行くでー」
松本「レート上がって もう指さず」
2人「ハイハイ ハイハイハイ!あるある探検隊!あるある探検隊!」
西川「これは将棋倶楽部24あるあるやな。段や級が上がったときなんて、うれしくて、しばらくは指さないようになるんや」
松本「自分のレートを眺めてるのが楽しいもんなあ。ほな、次行くでー」
松本「オカンが呼ぶけど 指し続け」
2人「ハイハイ ハイハイハイ!あるある探検隊!あるある探検隊!」
西川「ネットで指していると、途中やからって急に終われないのよ」
松本「オカンがご飯に呼んでるのに、すぐには行けないのよね。あるあるやで。ほな次行くでー」
松本「駒を並べた ことがない」
2人「ハイハイ ハイハイハイ!あるある探検隊!あるある探検隊!」
西川「これはネット世代あるあるやな」
松本「案外、多いかもしれんで。ネットでしか指したことがない人が。じゃあ次行くでー」
松本「プロ棋士こそが ソフト厨」
2人「ハイハイ ハイハイハイ!あるある探検隊!あるある探検隊!」
西川「この世で最も、ソフトで自分の手を解析し、ソフトの手を真似し、ソフトで新手を探し、ソフトを崇拝し、一生をソフトに捧げるのがプロ棋士なんや。もうこれは紛れもない事実や」
松本「ソフトを使ってない棋士はもう絶滅危惧種かもしれんなあ。ほな次行くでー」
松本「評価値だけ観る にわかファン」
2人「ハイハイ ハイハイハイ!あるある探検隊!あるある探検隊!」
西川「もちろん、どう楽しもうが人それぞれやけど、評価値だけでしか理解できないで、楽しいんかな?と思ってしまうわ」
松本「候補手も示されてると、もう、ひたすら、プロが候補手どおりに指すかどうかだけ観てるという、全く違う観戦の仕方になってるよな。まあ時代の流れやろ。じゃあラスト、行くでー」
松本「にわかの10割 聡太ファン」
2人「ハイハイ ハイハイハイ!あるある探検隊!あるある探検隊!どうも、ありがとうございましたー」
2020.11.22
NHK杯 2回戦 第15局 木村一基九段 vs 藤井聡太二冠
2回戦 第15局 木村一基九段 vs 藤井聡太二冠 解説 羽生善治九段
先手木村で、角換わりの相腰掛銀。
序盤から、この戦型特有の、手損関係なしの、手渡しの連続という超高度な戦術。
そして中盤も無茶苦茶に高い難度。はっきり言って、私が指すのと同じゲームをやっていると思えなかった。
技術的には、たぶん聡太の△3六歩が甘かったんじゃないかなー、と思えたが、素人が口を出せるような内容ではなかった。
一局を通して聡太が良かった局面はなかったと思う。
聡太が負けたけど、じりじりと押されて、押し切られたので内容的にはもう仕方なかっただろう。
先手木村で、角換わりの相腰掛銀。
序盤から、この戦型特有の、手損関係なしの、手渡しの連続という超高度な戦術。
そして中盤も無茶苦茶に高い難度。はっきり言って、私が指すのと同じゲームをやっていると思えなかった。
技術的には、たぶん聡太の△3六歩が甘かったんじゃないかなー、と思えたが、素人が口を出せるような内容ではなかった。
一局を通して聡太が良かった局面はなかったと思う。
聡太が負けたけど、じりじりと押されて、押し切られたので内容的にはもう仕方なかっただろう。
2020.11.19
冷凍ゼリーでダイエット 4か月目
7月に健康診断を受けたときは、73.1㎏だった。
そこからダイエットを始めて、8月が68.9㎏に。9月は69.3㎏。10月が67.2㎏。
さて、11月の今、どうなったか。
66.3kgまで減りました~!パチパチパチ。
順調に減っている。目標としていた65㎏まで、もう目前だ。
34時間プチ断食で一時は65.8㎏まで行ったのだが、やはり少し戻った。
冷凍ゼリーは、寒いので3~4日に1個くらいしか食べてない。運動はできないので全くやってない。
もう、ただの食事制限(笑) ひたすら、食事を減らしたり、抜きにしたりする毎日。
BMI数値とかいうものだと、私の適正体重は62.8㎏だそう。
目標を62.8㎏にするか・・・。
ただ、運動をしないで体重だけ落とすと、筋肉が弱るという可能性も考えられる。
難しいところだ。
ダイエットは面白いので続けたい。
「孤独のグルメ」を観て、食事制限する毎日を送っている。ガッツリ食べるのは井之頭五郎にまかせた!
そこからダイエットを始めて、8月が68.9㎏に。9月は69.3㎏。10月が67.2㎏。
さて、11月の今、どうなったか。
66.3kgまで減りました~!パチパチパチ。
順調に減っている。目標としていた65㎏まで、もう目前だ。
34時間プチ断食で一時は65.8㎏まで行ったのだが、やはり少し戻った。
冷凍ゼリーは、寒いので3~4日に1個くらいしか食べてない。運動はできないので全くやってない。
もう、ただの食事制限(笑) ひたすら、食事を減らしたり、抜きにしたりする毎日。
BMI数値とかいうものだと、私の適正体重は62.8㎏だそう。
目標を62.8㎏にするか・・・。
ただ、運動をしないで体重だけ落とすと、筋肉が弱るという可能性も考えられる。
難しいところだ。
ダイエットは面白いので続けたい。
「孤独のグルメ」を観て、食事制限する毎日を送っている。ガッツリ食べるのは井之頭五郎にまかせた!
2020.11.15
棒銀戦法を大いに語る ボウギニストの講座まとめ 39ページ目
38ページ目までで、2002年当時のまとめと、現在書きたい補足を全て書き終えました。
以下、雑感。
18年前の私は、2chの囲碁将棋板に入り浸っていました。
そこで、必然的に、こう思うようになります。
「ダラダラと2chを見ていて、将棋が強くなれないだろうか?」
しかしもちろん、そんな甘くはない。
だが、「じゃあ、自分で講座をやってみて、他の人を強くさせることはできないだろうか?」
講座を書くことで、自分も強くなれるかもしれない。
そう思って始めたのが、「棒銀戦法を大いに語る」というスレッドでの講座でした。
3か月近くに渡った書き込みの連投。充実してました。
でも、当時から体調不良だった私は、疲れてしまい、講座をひととおり書き終わったあと、将棋から離れます。
その後、契機だったのは2004年3月発売の「5手詰ハンドブック」(初代)。
自分がこの本の問題に苦戦することを知った私は、「もう定跡の研究はここまででいいから、詰将棋を解くほうに力を入れたほうが、棋力が上がるんじゃね?」と判断します。
そこから2007年9月に、この「ギズモのつれづれ将棋ブログ」を書き始めるに至りました。
このブログを始めたことで、2chから完全に離れます。
このブログでは銀河戦とNHK杯の感想を書くことがメインになっていました。
体力の関係上、24で指すことはあまりなくなってしまいました。
でもこのブログだからこそ書けたことがたくさんあります。ブログを始めて、本当に良かったです。
棒銀という作戦は、初心者が最初に教わりますが、受け方は奥が深い。攻めるほうも工夫していく。そのやりとりが面白い。
相居飛車の棒銀は、私が書いた当時の手順が今でもそのまま使えるでしょう。
24の初段までなら、このまとめを通読すれば、序盤の知識として充分です。
(余談ですが、2013年の電王戦で▲三浦vs△GPSで、GPSが相矢倉脇システムからの棒銀を採用し、三浦プロに完勝したのが印象深いです。最高峰の戦いでソフトが棒銀を採用し、見事に勝ったのですから。)
対振り飛車の棒銀は、△4二金型でトドメを刺され、プロ間での研究がストップしているようです。
そもそも、現在ではノーマル四間飛車が減ってしまい、居飛車党が対ノーマル四間飛車を研究するのが効率が悪くなっています。
2002年の当時は、藤井猛プロのおかげで、ノーマル四間飛車全盛でしたから。(角交換四間飛車がまだ広まってなかった)
ひさしぶりに講座をまとめてみて、楽しかったです。
1ページ目から読むには、下のほうにスクロールして左側の「カテゴリー」の「ボウギニストの講座まとめ」をクリックする必要があります。(この記事の右肩の青字をクリックしてもいいですが)
そして下から上に上がっていかないといけない、というブログならではの欠点があります。まあしょうがないです。
「ダラダラとブログを見て、強くなれるか?」
それはこのまとめを読んだ、読者の方が決めてくれるでしょう。
個人的に、「あの時に書いた、ボウギニストの講座はどうなったんだろうか、もう今は見れないんだろうか」
というのが気になっていたので、今回、自己満足ですが、まとめられて良かったです。読んだ方の棋力向上を願っています。以上です。
以下、雑感。
18年前の私は、2chの囲碁将棋板に入り浸っていました。
そこで、必然的に、こう思うようになります。
「ダラダラと2chを見ていて、将棋が強くなれないだろうか?」
しかしもちろん、そんな甘くはない。
だが、「じゃあ、自分で講座をやってみて、他の人を強くさせることはできないだろうか?」
講座を書くことで、自分も強くなれるかもしれない。
そう思って始めたのが、「棒銀戦法を大いに語る」というスレッドでの講座でした。
3か月近くに渡った書き込みの連投。充実してました。
でも、当時から体調不良だった私は、疲れてしまい、講座をひととおり書き終わったあと、将棋から離れます。
その後、契機だったのは2004年3月発売の「5手詰ハンドブック」(初代)。
自分がこの本の問題に苦戦することを知った私は、「もう定跡の研究はここまででいいから、詰将棋を解くほうに力を入れたほうが、棋力が上がるんじゃね?」と判断します。
そこから2007年9月に、この「ギズモのつれづれ将棋ブログ」を書き始めるに至りました。
このブログを始めたことで、2chから完全に離れます。
このブログでは銀河戦とNHK杯の感想を書くことがメインになっていました。
体力の関係上、24で指すことはあまりなくなってしまいました。
でもこのブログだからこそ書けたことがたくさんあります。ブログを始めて、本当に良かったです。
棒銀という作戦は、初心者が最初に教わりますが、受け方は奥が深い。攻めるほうも工夫していく。そのやりとりが面白い。
相居飛車の棒銀は、私が書いた当時の手順が今でもそのまま使えるでしょう。
24の初段までなら、このまとめを通読すれば、序盤の知識として充分です。
(余談ですが、2013年の電王戦で▲三浦vs△GPSで、GPSが相矢倉脇システムからの棒銀を採用し、三浦プロに完勝したのが印象深いです。最高峰の戦いでソフトが棒銀を採用し、見事に勝ったのですから。)
対振り飛車の棒銀は、△4二金型でトドメを刺され、プロ間での研究がストップしているようです。
そもそも、現在ではノーマル四間飛車が減ってしまい、居飛車党が対ノーマル四間飛車を研究するのが効率が悪くなっています。
2002年の当時は、藤井猛プロのおかげで、ノーマル四間飛車全盛でしたから。(角交換四間飛車がまだ広まってなかった)
ひさしぶりに講座をまとめてみて、楽しかったです。
1ページ目から読むには、下のほうにスクロールして左側の「カテゴリー」の「ボウギニストの講座まとめ」をクリックする必要があります。(この記事の右肩の青字をクリックしてもいいですが)
そして下から上に上がっていかないといけない、というブログならではの欠点があります。まあしょうがないです。
「ダラダラとブログを見て、強くなれるか?」
それはこのまとめを読んだ、読者の方が決めてくれるでしょう。
個人的に、「あの時に書いた、ボウギニストの講座はどうなったんだろうか、もう今は見れないんだろうか」
というのが気になっていたので、今回、自己満足ですが、まとめられて良かったです。読んだ方の棋力向上を願っています。以上です。
2020.11.15
棒銀戦法を大いに語る ボウギニストの講座まとめ 38ページ目
現ギズモ注・今回も補足の記事。
▲棒銀vs△振り穴のプロの棋譜を。
出典・実戦教室 攻める振り飛車―四間飛車穴熊&力戦振り飛車 鈴木大介(2000年出版)
振り穴に対しての棒銀側のコツとして、9筋(玉側)の端は突かない、ということです。
端に手を費やしてる暇があったら、どんどん右側で攻めていくほうがいいです。
右金も、初期配置のままのほうが一手早いです。(これは主に対三間飛車)
今回紹介する棋譜は、勝又プロが果敢に攻めていってます。
で、結局、攻めが切らされて負け、になるわけですけど、終盤、千日手にできた可能性がありました。
(▲8二竜と切るところで▲6二銀と打てば)
プロの順位戦(持ち時間6時間)で戦って、難解になったわけですから、アマの短時間将棋なら、充分、棒銀を穴熊相手でもやってみる価値はあると私は思ってます。
開始日時:1999/12/14
棋戦:順位戦
場所:東京「将棋会館」
持ち時間:6時間
手合割:平手
先手:勝又清和
後手:鈴木大介
戦型:四間飛車
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲4八銀 △4二飛 ▲6八玉 △6二玉 ▲7八玉 △7二玉
▲5六歩 △3二銀 ▲5八金右 △8二玉 ▲3六歩 △9二香 ▲2五歩 △3三角 ▲3七銀 △9一玉
▲2六銀 △8二銀 ▲3五歩 △4五歩 ▲2四歩 △同 歩 ▲3四歩 △8八角成 ▲同 銀 △4六歩
▲同 歩 △同 飛 ▲3七銀 △4九飛成 ▲1六角 △3九龍 ▲3三歩成 △7一金 ▲3二と △3六歩
▲4八飛 △3二金 ▲4一飛成 △3七歩成 ▲同 桂 △同 龍 ▲3八歩 △3六龍 ▲5二角成 △3一金
▲5一龍 △2五角 ▲6二銀 △5二角 ▲7一銀不成 △同 銀 ▲同 龍 △8二銀 ▲同 龍 △同 玉
▲6二金 △7一銀 ▲5二金 △2五角 ▲6一角 △3二龍 ▲4三歩 △4九飛 ▲5九金寄 △4三飛成
▲5一金 △4二龍引 ▲2五角成 △同 歩 ▲6一金 △7二龍 ▲7一金 △同 龍 ▲4四角 △4二金
▲1一角成 △3三桂 ▲同 馬 △同 金 ▲7五桂 △7二金 ▲8六香 △9一桂 ▲投了
まで88手で後手の勝ち
▲棒銀vs△振り穴のプロの棋譜を。
出典・実戦教室 攻める振り飛車―四間飛車穴熊&力戦振り飛車 鈴木大介(2000年出版)
振り穴に対しての棒銀側のコツとして、9筋(玉側)の端は突かない、ということです。
端に手を費やしてる暇があったら、どんどん右側で攻めていくほうがいいです。
右金も、初期配置のままのほうが一手早いです。(これは主に対三間飛車)
今回紹介する棋譜は、勝又プロが果敢に攻めていってます。
で、結局、攻めが切らされて負け、になるわけですけど、終盤、千日手にできた可能性がありました。
(▲8二竜と切るところで▲6二銀と打てば)
プロの順位戦(持ち時間6時間)で戦って、難解になったわけですから、アマの短時間将棋なら、充分、棒銀を穴熊相手でもやってみる価値はあると私は思ってます。
開始日時:1999/12/14
棋戦:順位戦
場所:東京「将棋会館」
持ち時間:6時間
手合割:平手
先手:勝又清和
後手:鈴木大介
戦型:四間飛車
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲4八銀 △4二飛 ▲6八玉 △6二玉 ▲7八玉 △7二玉
▲5六歩 △3二銀 ▲5八金右 △8二玉 ▲3六歩 △9二香 ▲2五歩 △3三角 ▲3七銀 △9一玉
▲2六銀 △8二銀 ▲3五歩 △4五歩 ▲2四歩 △同 歩 ▲3四歩 △8八角成 ▲同 銀 △4六歩
▲同 歩 △同 飛 ▲3七銀 △4九飛成 ▲1六角 △3九龍 ▲3三歩成 △7一金 ▲3二と △3六歩
▲4八飛 △3二金 ▲4一飛成 △3七歩成 ▲同 桂 △同 龍 ▲3八歩 △3六龍 ▲5二角成 △3一金
▲5一龍 △2五角 ▲6二銀 △5二角 ▲7一銀不成 △同 銀 ▲同 龍 △8二銀 ▲同 龍 △同 玉
▲6二金 △7一銀 ▲5二金 △2五角 ▲6一角 △3二龍 ▲4三歩 △4九飛 ▲5九金寄 △4三飛成
▲5一金 △4二龍引 ▲2五角成 △同 歩 ▲6一金 △7二龍 ▲7一金 △同 龍 ▲4四角 △4二金
▲1一角成 △3三桂 ▲同 馬 △同 金 ▲7五桂 △7二金 ▲8六香 △9一桂 ▲投了
まで88手で後手の勝ち
2020.11.15
棒銀戦法を大いに語る ボウギニストの講座まとめ 37ページ目
現ギズモ注・今回も補足の記事。今回は、ひふみんの参考棋譜です。
2002年3月1日。ひふみんがA級順位戦で指した最後の棋譜となりました。
三浦があろうことか、四間飛車穴熊という、対ひふみん虐殺用の作戦を採っています(^^;
中盤過ぎまではまったく互角との、やねうら王の判断です。棒銀も充分戦えていました。ひふみんの8一の桂が、三浦の銀と交換になっているのですから、居飛車も戦えてました。
しかし終盤、やはり一手のミスも許されないのは居飛車側のほう。ひふみんに受けのミスが出て、大差に。
最後は玉が5五で詰まされるという、いわゆる「都詰め」 まさにひふみんにふさわしい、大往生でした。
開始日時:2002/03/01
棋戦:順位戦
場所:東京「将棋会館」
持ち時間:6時間
手合割:平手
先手:三浦弘行
後手:加藤一二三
戦型:四間飛車
▲7六歩 △8四歩 ▲7八銀 △3四歩 ▲6六歩 △6二銀 ▲6八飛 △5四歩 ▲4八玉 △4二玉
▲3八玉 △3二玉 ▲2八玉 △4二銀 ▲1八香 △7四歩 ▲1九玉 △8五歩 ▲7七角 △5三銀左
▲6七銀 △7五歩 ▲7八金 △7六歩 ▲同 銀 △7二飛 ▲6七金 △7五歩 ▲8五銀 △9四歩
▲2八銀 △9三桂 ▲9四銀 △8二飛 ▲8六角 △8四飛 ▲9三銀不成 △同 香 ▲3九金 △6四歩
▲3六歩 △5二金右 ▲3五歩 △同 歩 ▲5六金 △4四銀 ▲6五歩 △8八歩 ▲同 飛 △4五銀
▲3八飛 △3六銀 ▲7七歩 △5五銀 ▲3三歩 △同 角 ▲3四歩 △4四角 ▲5五金 △同 歩
▲6四歩 △5六歩 ▲3三桂 △同 桂 ▲同歩成 △同 玉 ▲7五角 △8三飛 ▲3四歩 △同 玉
▲4六桂 △4五玉 ▲3七桂 △同銀不成 ▲5四銀 △5五玉 ▲3七銀 △5七歩成 ▲6六銀 △5六玉
▲5七銀 △5五玉 ▲6八飛 △投了
まで83手で先手の勝ち
2002年3月1日。ひふみんがA級順位戦で指した最後の棋譜となりました。
三浦があろうことか、四間飛車穴熊という、対ひふみん虐殺用の作戦を採っています(^^;
中盤過ぎまではまったく互角との、やねうら王の判断です。棒銀も充分戦えていました。ひふみんの8一の桂が、三浦の銀と交換になっているのですから、居飛車も戦えてました。
しかし終盤、やはり一手のミスも許されないのは居飛車側のほう。ひふみんに受けのミスが出て、大差に。
最後は玉が5五で詰まされるという、いわゆる「都詰め」 まさにひふみんにふさわしい、大往生でした。
開始日時:2002/03/01
棋戦:順位戦
場所:東京「将棋会館」
持ち時間:6時間
手合割:平手
先手:三浦弘行
後手:加藤一二三
戦型:四間飛車
▲7六歩 △8四歩 ▲7八銀 △3四歩 ▲6六歩 △6二銀 ▲6八飛 △5四歩 ▲4八玉 △4二玉
▲3八玉 △3二玉 ▲2八玉 △4二銀 ▲1八香 △7四歩 ▲1九玉 △8五歩 ▲7七角 △5三銀左
▲6七銀 △7五歩 ▲7八金 △7六歩 ▲同 銀 △7二飛 ▲6七金 △7五歩 ▲8五銀 △9四歩
▲2八銀 △9三桂 ▲9四銀 △8二飛 ▲8六角 △8四飛 ▲9三銀不成 △同 香 ▲3九金 △6四歩
▲3六歩 △5二金右 ▲3五歩 △同 歩 ▲5六金 △4四銀 ▲6五歩 △8八歩 ▲同 飛 △4五銀
▲3八飛 △3六銀 ▲7七歩 △5五銀 ▲3三歩 △同 角 ▲3四歩 △4四角 ▲5五金 △同 歩
▲6四歩 △5六歩 ▲3三桂 △同 桂 ▲同歩成 △同 玉 ▲7五角 △8三飛 ▲3四歩 △同 玉
▲4六桂 △4五玉 ▲3七桂 △同銀不成 ▲5四銀 △5五玉 ▲3七銀 △5七歩成 ▲6六銀 △5六玉
▲5七銀 △5五玉 ▲6八飛 △投了
まで83手で先手の勝ち
2020.11.15
棒銀戦法を大いに語る ボウギニストの講座まとめ 36ページ目
現ギズモ注・今回も補足の講座。
テーマは四間飛車の「最強の構え△4二金型に対して、何か棒銀側は策がないのか?という話。
策はあります!それも単純で簡単な策が。裏技を紹介。
①2枚の金を初期配置のまま、速攻棒銀に出る。
▲5七銀(左の銀で)は必要な守りだと思いますが、2枚の金は上がらなくてもいいんじゃね?ということです。
どんどん銀を繰り出して、速攻します。金は後から、ヒマがあったら上がる、という作戦。
ちなみに、特に対三間飛車では、4九の金は初期位置のままのほうが、△3九飛成を防いでいる意味があります。
②飛車先突かずの速攻棒銀に出る。
これはコロンブスの卵。棒銀が先手の場合だと、▲2六歩~▲2五歩を指さず、銀を2七の歩の上に▲2六銀と出て速攻してしまう、という作戦。
2手省略できるというメリットがあります。
居飛車の飛車は▲3八飛と使えば、充分戦えます。従来の定跡の応用が利きます。
そしてこの▲2六銀は、2七の歩で支えられているため、後手の△6二角のラインが「銀取り」にならない、というメリットもあるんです!
ただし、この作戦を使うには、こちらが飛車先を伸ばす前に、相手がノーマル振り飛車だと分かる必要があります。
居飛車側が後手番で、初手から▲7六歩△3四歩▲6六歩△6二銀▲6八飛・・・となった場合など、後手番で「飛車先突かずの棒銀」は使えるケースがあります。
③玉側の端歩を受けないで速攻してみるという方法もあると思います。(後手が端に2手費やしている間に棒銀で攻める。個人的に気は進まない作戦ですが)
④まとめの2ページ目で棋譜で紹介した▲3七銀の形のときに▲3五歩と突くのも有力。△同歩なら▲2六銀。放置なら▲3六銀と形良く出ることができます。これも知っておいて損はないです。
以上、棒銀の裏技のまとめでした。
追記・①~④の全てを組み合わせて戦うことも可能です!
テーマは四間飛車の「最強の構え△4二金型に対して、何か棒銀側は策がないのか?という話。
策はあります!それも単純で簡単な策が。裏技を紹介。
①2枚の金を初期配置のまま、速攻棒銀に出る。
▲5七銀(左の銀で)は必要な守りだと思いますが、2枚の金は上がらなくてもいいんじゃね?ということです。
どんどん銀を繰り出して、速攻します。金は後から、ヒマがあったら上がる、という作戦。
ちなみに、特に対三間飛車では、4九の金は初期位置のままのほうが、△3九飛成を防いでいる意味があります。
②飛車先突かずの速攻棒銀に出る。
これはコロンブスの卵。棒銀が先手の場合だと、▲2六歩~▲2五歩を指さず、銀を2七の歩の上に▲2六銀と出て速攻してしまう、という作戦。
2手省略できるというメリットがあります。
居飛車の飛車は▲3八飛と使えば、充分戦えます。従来の定跡の応用が利きます。
そしてこの▲2六銀は、2七の歩で支えられているため、後手の△6二角のラインが「銀取り」にならない、というメリットもあるんです!
ただし、この作戦を使うには、こちらが飛車先を伸ばす前に、相手がノーマル振り飛車だと分かる必要があります。
居飛車側が後手番で、初手から▲7六歩△3四歩▲6六歩△6二銀▲6八飛・・・となった場合など、後手番で「飛車先突かずの棒銀」は使えるケースがあります。
③玉側の端歩を受けないで速攻してみるという方法もあると思います。(後手が端に2手費やしている間に棒銀で攻める。個人的に気は進まない作戦ですが)
④まとめの2ページ目で棋譜で紹介した▲3七銀の形のときに▲3五歩と突くのも有力。△同歩なら▲2六銀。放置なら▲3六銀と形良く出ることができます。これも知っておいて損はないです。
以上、棒銀の裏技のまとめでした。
追記・①~④の全てを組み合わせて戦うことも可能です!
2020.11.15
棒銀戦法を大いに語る ボウギニストの講座まとめ 35ページ目
現ギズモ注・今回から、ボウギニストの講座では触れられなかった補足を。
あれから月日がたち、2002年当時では得られなかった、「定跡本」と「ソフト」が存在します。
定跡本では2004年の藤井猛著の「四間飛車の急所3 急戦大全 下」、
そして2005年の渡辺明著の「四間飛車破り 急戦編」が有名です。
今回の補足講座では、「結局、四間飛車に対して棒銀で行くと、結論はどうなってるのさ?」
というのを、先述の渡辺プロの本から紹介。
結論は、「先手居飛車の棒銀は、四間飛車の△4二金型で受けきられてしまう」です。
渡辺プロは△4二金型を「最強の構え」と位置付けています。
これは藤井猛プロも同じ考えで、△4二金型を藤井猛プロは「ベストの構え」と呼んでいます。
この△4二金型の構えは、後手にとって以下の3つの大きなメリットがあります。
・▲3三歩の叩きを△同金と取れる
・後手の飛車にヒモがついており、ときには飛車をぶつける、あるいは飛車取りを放置できるという強い戦いができる
・△6四角といつでも出れる
この△4二金の構えに、加藤九段も自著で「私も苦戦している」と認めておられます。
以下、渡辺本をざっくりとまとめた棋譜です。
先手:棒銀
後手:最強の構え・△4二金型
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲4八銀 △4二飛
▲5六歩 △3二銀 ▲6八玉 △6二玉 ▲7八玉 △7二銀
▲2五歩 △3三角 ▲5八金右 △5二金左 ▲9六歩 △9四歩
▲6八銀 △7一玉 ▲3六歩 △8二玉 ▲5七銀左 △4三銀
▲6八金上 △5四歩 ▲3七銀
*渡辺明「棒銀の強みは、相手の待ち方に左右されないところにある。」以下、コメントは渡辺プロのもの。
△1四歩
*△6四歩に代えて△1四歩と突くのが流行の一手。後手はできるだけ△6四歩を突きたくないのだ。
▲2六銀
*加藤九段は何度この局面を迎えても▲2六銀と出ていく。
*棒銀を指す棋士は結構多いが、この順を選ぶ人はほとんどいない。
△3二飛 ▲4六歩 △1二香 ▲3五歩 △4二角 ▲3八飛
△5三角
*(ここで先手は)▲3四歩△同銀▲4五歩と行きたくなるが、△6四角で困る。
▲1六歩 △4二金
*最強の構えと言われている。
▲3四歩 △同 銀 ▲3五歩 △4三銀 ▲1五歩 △同 歩
▲同 香 △同 香
*(ここで)▲1五同銀には△4五歩と突かれて困る。
▲2四歩 △同 歩 ▲1五銀 △1二飛 ▲1四歩 △3三金
*(▲2四銀を許さない)力強い受け。
▲2八飛 △4二角 ▲2七香
*先手は▲2七香と足すくらいしか攻めがない。
△8四香
*好手。1一の香が8四に移動した局面だから、居飛車を持って指す気になれない局面だ。
▲2四香 △同 金 ▲同 銀 △1四飛
*居飛車が困る。
*(以下▲1五金△1二飛▲1四歩△8五香打となるが、-1700ほどで後手優勢とtanuki-2018の判断)
あれから月日がたち、2002年当時では得られなかった、「定跡本」と「ソフト」が存在します。
定跡本では2004年の藤井猛著の「四間飛車の急所3 急戦大全 下」、
そして2005年の渡辺明著の「四間飛車破り 急戦編」が有名です。
今回の補足講座では、「結局、四間飛車に対して棒銀で行くと、結論はどうなってるのさ?」
というのを、先述の渡辺プロの本から紹介。
結論は、「先手居飛車の棒銀は、四間飛車の△4二金型で受けきられてしまう」です。
渡辺プロは△4二金型を「最強の構え」と位置付けています。
これは藤井猛プロも同じ考えで、△4二金型を藤井猛プロは「ベストの構え」と呼んでいます。
この△4二金型の構えは、後手にとって以下の3つの大きなメリットがあります。
・▲3三歩の叩きを△同金と取れる
・後手の飛車にヒモがついており、ときには飛車をぶつける、あるいは飛車取りを放置できるという強い戦いができる
・△6四角といつでも出れる
この△4二金の構えに、加藤九段も自著で「私も苦戦している」と認めておられます。
以下、渡辺本をざっくりとまとめた棋譜です。
先手:棒銀
後手:最強の構え・△4二金型
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲4八銀 △4二飛
▲5六歩 △3二銀 ▲6八玉 △6二玉 ▲7八玉 △7二銀
▲2五歩 △3三角 ▲5八金右 △5二金左 ▲9六歩 △9四歩
▲6八銀 △7一玉 ▲3六歩 △8二玉 ▲5七銀左 △4三銀
▲6八金上 △5四歩 ▲3七銀
*渡辺明「棒銀の強みは、相手の待ち方に左右されないところにある。」以下、コメントは渡辺プロのもの。
△1四歩
*△6四歩に代えて△1四歩と突くのが流行の一手。後手はできるだけ△6四歩を突きたくないのだ。
▲2六銀
*加藤九段は何度この局面を迎えても▲2六銀と出ていく。
*棒銀を指す棋士は結構多いが、この順を選ぶ人はほとんどいない。
△3二飛 ▲4六歩 △1二香 ▲3五歩 △4二角 ▲3八飛
△5三角
*(ここで先手は)▲3四歩△同銀▲4五歩と行きたくなるが、△6四角で困る。
▲1六歩 △4二金
*最強の構えと言われている。
▲3四歩 △同 銀 ▲3五歩 △4三銀 ▲1五歩 △同 歩
▲同 香 △同 香
*(ここで)▲1五同銀には△4五歩と突かれて困る。
▲2四歩 △同 歩 ▲1五銀 △1二飛 ▲1四歩 △3三金
*(▲2四銀を許さない)力強い受け。
▲2八飛 △4二角 ▲2七香
*先手は▲2七香と足すくらいしか攻めがない。
△8四香
*好手。1一の香が8四に移動した局面だから、居飛車を持って指す気になれない局面だ。
▲2四香 △同 金 ▲同 銀 △1四飛
*居飛車が困る。
*(以下▲1五金△1二飛▲1四歩△8五香打となるが、-1700ほどで後手優勢とtanuki-2018の判断)
2020.11.14
棒銀戦法を大いに語る ボウギニストの講座まとめ 34ページ目
現ギズモ注・今回も、実戦譜。(24での早指し)
409: ボウギ二スト ◆o/ZZQjbs
2002/06/06(木) 20:49:00
さて、2chの筆頭コテハン、フサギコさんとの対局が決まりました。
8日22時00分、大阪道場フリー対局室で互いのプライドをかけて決戦です。
互いに居飛車党なんで、棒銀になる確率はひくいんですけど。僕は相居飛車の
後手棒銀はまだやれないんですよね。
よかったら観戦にきてください。では。
413: ボウギ二スト ◆o/ZZQjbs
2002/06/09(日) 08:14:00
先手:フサギコさん
後手:ギズモ・ボウギニスト
▲7六歩 △3四歩 ▲6六歩 △8四歩 ▲6八銀 △6四歩
▲7八金 △6二銀 ▲4八銀 △6三銀 ▲5六歩 △7四歩
▲5七銀右 △3二銀 ▲5八金 △5二金右 ▲6九玉 △4二玉
▲2六歩 △3一玉 ▲2五歩 △5四銀 ▲2四歩 △同 歩
▲同 飛 △1四歩 ▲2八飛 △2三歩 ▲7九玉 △6二飛
▲3六歩 △6五歩 ▲6七金右 △6六歩 ▲同 銀 △6五歩
▲5五銀 △同 銀 ▲同 歩 △6四銀 ▲5六金 △7五歩
▲同 歩 △5四歩 ▲4五金 △5五銀 ▲3四金 △6六歩
▲2四歩 △同 歩 ▲2三歩 △3三角 ▲2二銀 △同 角
▲同歩成 △同 玉 ▲6三歩 △同 飛 ▲7二角 △6七銀
▲6三角成 △同 金 ▲6七銀 △同歩成 ▲同 金 △4五角
▲2三歩 △3一玉 ▲8二飛 △6二歩 ▲5六歩 △3四角
▲8一飛成 △2三角 ▲3五桂 △5六銀 ▲2三桂不成
早指し。
最後の△5六銀が大悪手でした。
414: よず
2002/06/11(火) 02:48:00
ボウギ二ストさんへ
大熱戦でしたね。
早指しだと思えないほど、いい勝負でした。
現ギズモ注・▲雁木vs△右四間だった本局。
やねうら王(tanuki-2018)によれば、65手目までは全くの互角。(評価値-190ほど)
△4五角がうまい手に見えるが、角を使うのはもったいなく、△6六歩としておけとのこと。
大差がついたのは▲2三歩の叩きに、玉を逃げてしまったこと。(互角から一気に+2700ほどになった)
△2三同銀ならまだまだ難解だったとのこと。
当時の私は、この対戦の書き込みを最後に、私は力尽きる(笑) 以後、ボウギニストを名乗ることはなかったのでした・・・。
409: ボウギ二スト ◆o/ZZQjbs
2002/06/06(木) 20:49:00
さて、2chの筆頭コテハン、フサギコさんとの対局が決まりました。
8日22時00分、大阪道場フリー対局室で互いのプライドをかけて決戦です。
互いに居飛車党なんで、棒銀になる確率はひくいんですけど。僕は相居飛車の
後手棒銀はまだやれないんですよね。
よかったら観戦にきてください。では。
413: ボウギ二スト ◆o/ZZQjbs
2002/06/09(日) 08:14:00
先手:フサギコさん
後手:ギズモ・ボウギニスト
▲7六歩 △3四歩 ▲6六歩 △8四歩 ▲6八銀 △6四歩
▲7八金 △6二銀 ▲4八銀 △6三銀 ▲5六歩 △7四歩
▲5七銀右 △3二銀 ▲5八金 △5二金右 ▲6九玉 △4二玉
▲2六歩 △3一玉 ▲2五歩 △5四銀 ▲2四歩 △同 歩
▲同 飛 △1四歩 ▲2八飛 △2三歩 ▲7九玉 △6二飛
▲3六歩 △6五歩 ▲6七金右 △6六歩 ▲同 銀 △6五歩
▲5五銀 △同 銀 ▲同 歩 △6四銀 ▲5六金 △7五歩
▲同 歩 △5四歩 ▲4五金 △5五銀 ▲3四金 △6六歩
▲2四歩 △同 歩 ▲2三歩 △3三角 ▲2二銀 △同 角
▲同歩成 △同 玉 ▲6三歩 △同 飛 ▲7二角 △6七銀
▲6三角成 △同 金 ▲6七銀 △同歩成 ▲同 金 △4五角
▲2三歩 △3一玉 ▲8二飛 △6二歩 ▲5六歩 △3四角
▲8一飛成 △2三角 ▲3五桂 △5六銀 ▲2三桂不成
早指し。
最後の△5六銀が大悪手でした。
414: よず
2002/06/11(火) 02:48:00
ボウギ二ストさんへ
大熱戦でしたね。
早指しだと思えないほど、いい勝負でした。
現ギズモ注・▲雁木vs△右四間だった本局。
やねうら王(tanuki-2018)によれば、65手目までは全くの互角。(評価値-190ほど)
△4五角がうまい手に見えるが、角を使うのはもったいなく、△6六歩としておけとのこと。
大差がついたのは▲2三歩の叩きに、玉を逃げてしまったこと。(互角から一気に+2700ほどになった)
△2三同銀ならまだまだ難解だったとのこと。
当時の私は、この対戦の書き込みを最後に、私は力尽きる(笑) 以後、ボウギニストを名乗ることはなかったのでした・・・。
2020.11.14
棒銀戦法を大いに語る ボウギニストの講座まとめ 33ページ目
現ギズモ注・今回は、実戦譜。(24での早指し)
当時24で有名な人だった、「こくまろ」氏と対戦した棋譜。
こくまろ氏は私と同じくらいの棋力でした。
▲四間飛車vs△棒銀の定跡形から角交換になり、乱れた玉形で戦う私。
私が駒得したので、こくまろ氏は飛車をぶち切る勝負手を放つ・・・。
361: ボウギ二スト ◆o/ZZQjbs
2002/05/19(日) 07:02:00
ファイル名:こくまろ対棒銀.kif
開始日時:2002/03/26(火)
先手:コクマロさん
後手:ボウギニスト
▲7六歩 △3四歩 ▲6六歩 △8四歩 ▲6八飛 △6二銀
▲7八銀 △8五歩 ▲7七角 △5四歩 ▲3八銀 △4二玉
▲1六歩 △1四歩 ▲6七銀 △3二玉 ▲4八玉 △5二金右
▲3九玉 △4二銀 ▲2八玉 △7四歩 ▲5八金左 △5三銀左
▲4六歩 △7三銀 ▲9八香 △8四銀 ▲9六歩 △7五歩
▲7八飛 △6四歩 ▲5六歩 △4二金上 ▲4五歩 △7二飛
▲6五歩 △7七角成 ▲同 飛 △6五歩 ▲7五歩 △6二飛
▲4六角 △6四角 ▲同 角 △同 銀 ▲7四歩 △9九角
▲6三歩 △同 金 ▲7一角 △7二飛 ▲2六角成 △8八角成
▲1五歩 △同 歩 ▲同 香 △1三歩 ▲4四歩 △8九馬
▲4三歩成 △同 金 ▲4四歩 △3三金 ▲7三歩成 △同銀右
▲7六銀 △9八馬 ▲7五銀 △5三銀 ▲8四銀 △8八馬
▲7三銀成 △同 桂 ▲同飛成 △同 飛 ▲4五桂 △4四銀
▲3三桂成 △同 銀 ▲7四歩 △同 飛 ▲5二銀 △3五銀
▲4三金 △2二玉 ▲6三銀不成△2六銀 ▲7四銀不成△1六桂
▲3九玉 △6六馬 ▲5七金打 △2八角 ▲4八玉 △4五飛
▲4七飛 △4六歩 ▲同 飛 △同 飛
まで100手で後手の勝ち
363: 名無し名人
2002/05/19(日) 09:09:00
>>361
面白い。コクマロ先生の思いきった踏み込みも気持ちイイし、
ボウギニストの玉を追い出してからの45飛というのも素晴らしい。
堪能しますた。
当時24で有名な人だった、「こくまろ」氏と対戦した棋譜。
こくまろ氏は私と同じくらいの棋力でした。
▲四間飛車vs△棒銀の定跡形から角交換になり、乱れた玉形で戦う私。
私が駒得したので、こくまろ氏は飛車をぶち切る勝負手を放つ・・・。
361: ボウギ二スト ◆o/ZZQjbs
2002/05/19(日) 07:02:00
ファイル名:こくまろ対棒銀.kif
開始日時:2002/03/26(火)
先手:コクマロさん
後手:ボウギニスト
▲7六歩 △3四歩 ▲6六歩 △8四歩 ▲6八飛 △6二銀
▲7八銀 △8五歩 ▲7七角 △5四歩 ▲3八銀 △4二玉
▲1六歩 △1四歩 ▲6七銀 △3二玉 ▲4八玉 △5二金右
▲3九玉 △4二銀 ▲2八玉 △7四歩 ▲5八金左 △5三銀左
▲4六歩 △7三銀 ▲9八香 △8四銀 ▲9六歩 △7五歩
▲7八飛 △6四歩 ▲5六歩 △4二金上 ▲4五歩 △7二飛
▲6五歩 △7七角成 ▲同 飛 △6五歩 ▲7五歩 △6二飛
▲4六角 △6四角 ▲同 角 △同 銀 ▲7四歩 △9九角
▲6三歩 △同 金 ▲7一角 △7二飛 ▲2六角成 △8八角成
▲1五歩 △同 歩 ▲同 香 △1三歩 ▲4四歩 △8九馬
▲4三歩成 △同 金 ▲4四歩 △3三金 ▲7三歩成 △同銀右
▲7六銀 △9八馬 ▲7五銀 △5三銀 ▲8四銀 △8八馬
▲7三銀成 △同 桂 ▲同飛成 △同 飛 ▲4五桂 △4四銀
▲3三桂成 △同 銀 ▲7四歩 △同 飛 ▲5二銀 △3五銀
▲4三金 △2二玉 ▲6三銀不成△2六銀 ▲7四銀不成△1六桂
▲3九玉 △6六馬 ▲5七金打 △2八角 ▲4八玉 △4五飛
▲4七飛 △4六歩 ▲同 飛 △同 飛
まで100手で後手の勝ち
363: 名無し名人
2002/05/19(日) 09:09:00
>>361
面白い。コクマロ先生の思いきった踏み込みも気持ちイイし、
ボウギニストの玉を追い出してからの45飛というのも素晴らしい。
堪能しますた。
2020.11.14
棒銀戦法を大いに語る ボウギニストの講座まとめ 32ページ目
344: ボウギ二スト ◆o/ZZQjbs
2002/05/07(火) 23:27:00
さて、向い飛車と中飛車に対する棒銀の話です。
棒銀が通用するのか、しないのか、という疑問はもっともです。
僕も教えてほしいくらいです。
でもそれではボウギニストとしての名折れですんで、
今現在の僕の知っていることを書きます。
まず、向い飛車と中飛車といっても、ノーマル振り飛車に属するやつか、
それともアブノーマル振り飛車に属するやつか、2つにわかれるはずです。
ノーマル振り飛車に対しては、対中飛車は羽生の頭脳に書いてありますんで、
充分通用するはずです。対向い飛車は、そもそも▲2五歩と早く決めない
ようにすれば振りがわはめったに向い飛車にはしてこないんで、
そもそも研究する必要があるのか、疑問です。
345: ボウギ二スト ◆o/ZZQjbs
2002/05/07(火) 23:41:00
次に、アブノーマル振り飛車に対してですが、
中飛車のアブノーマル、つまりゴキゲンや5筋位取り、
向い飛車のアブノーマル、つまり△3二金~△3五歩型、T式など、
これらには、そもそも棒銀戦法で逝く必要があるのか、甚だ疑問です。
棒銀はそこまでオールマイティな戦法ではないと僕は思っています。
まだ「勝つ将棋攻め方入門」は手に入れたばかりで、僕には解説などとても
できません。ただ、よく考えてみると、この本の監修が突撃先生であることに
深い意味を感じます。例のH葉さんとの騒動です。
ガンガン棒銀で攻めていって、結局は相手に逃げられてしまった。
これは突撃先生の自叙伝ともいえるのではないでしょうか。
そう思って読むと、感慨もひとしおですね。
ここにきて、突撃先生もようやく人生に対してのバランス感覚を手にいれ、
このような中立の視点から見たのすばらしい定跡本を書かれたのか、と思うと、
「人生、万事塞翁が馬なんだなあ」なんて年がいもなく思ってしまった
おっちゃん記念日ぱーと2。
2002/05/07(火) 23:27:00
さて、向い飛車と中飛車に対する棒銀の話です。
棒銀が通用するのか、しないのか、という疑問はもっともです。
僕も教えてほしいくらいです。
でもそれではボウギニストとしての名折れですんで、
今現在の僕の知っていることを書きます。
まず、向い飛車と中飛車といっても、ノーマル振り飛車に属するやつか、
それともアブノーマル振り飛車に属するやつか、2つにわかれるはずです。
ノーマル振り飛車に対しては、対中飛車は羽生の頭脳に書いてありますんで、
充分通用するはずです。対向い飛車は、そもそも▲2五歩と早く決めない
ようにすれば振りがわはめったに向い飛車にはしてこないんで、
そもそも研究する必要があるのか、疑問です。
345: ボウギ二スト ◆o/ZZQjbs
2002/05/07(火) 23:41:00
次に、アブノーマル振り飛車に対してですが、
中飛車のアブノーマル、つまりゴキゲンや5筋位取り、
向い飛車のアブノーマル、つまり△3二金~△3五歩型、T式など、
これらには、そもそも棒銀戦法で逝く必要があるのか、甚だ疑問です。
棒銀はそこまでオールマイティな戦法ではないと僕は思っています。
まだ「勝つ将棋攻め方入門」は手に入れたばかりで、僕には解説などとても
できません。ただ、よく考えてみると、この本の監修が突撃先生であることに
深い意味を感じます。例のH葉さんとの騒動です。
ガンガン棒銀で攻めていって、結局は相手に逃げられてしまった。
これは突撃先生の自叙伝ともいえるのではないでしょうか。
そう思って読むと、感慨もひとしおですね。
ここにきて、突撃先生もようやく人生に対してのバランス感覚を手にいれ、
このような中立の視点から見たのすばらしい定跡本を書かれたのか、と思うと、
「人生、万事塞翁が馬なんだなあ」なんて年がいもなく思ってしまった
おっちゃん記念日ぱーと2。
2020.11.14
棒銀戦法を大いに語る ボウギニストの講座まとめ 31ページ目
309: 名無し名人
2002/04/29(月) 22:25:00
ボウギ二スト おおえんあげ
310:ボウギ二スト ◆o/ZZQjbs
2002/05/01(水) 21:49:00
>>309ありがとう。でもお疲れで休みサゲ(^^;
しかし、このスレを見てくれてる棒銀党の人に朗報!
今日、図書館でいい本ハケーン!!
「勝つ将棋 攻め方入門」中原誠監修 池田書店 1000円
これがなんと、P190すべてにわたって棒銀の解説書になっている!
中身もすばらしい!初心~三段くらいまで使えそう。
初段から、じゃないよ。初心から、だよ。
さんざんなやまされた居玉棒銀からの速攻も、なぜだめなのか
ちゃんと書いてあるYO
また気力がわいたら僕が棋譜ここにアップするけど。
相掛かり銀 矢倉対棒銀、角換り棒銀、
対四間棒銀、対中飛車棒銀の章からなります。
タイトルと、表紙の絵と、出版社と、監修者を見ると
「この本、どうみてもB級本、いやC級本だ」とだまされそうだけど、
内容はA級です!今ならアマゾンで購入できます。さあゲット!
現ギズモ注・2002年の当時は書かなかった特別講座。
ここで、棒銀vs四間飛車の本格的 な手順を載せておきます。
「勝つ将棋 攻め方入門」(1998年出版)から。
色々疑問はあるでしょうが、棋譜をざーっと並べるだけでOKです。
△4三金型という定跡です。解説コメントはしておりません。
当時の定跡はこんな風だったんだ、という流れを押さえるためです。
この△4三金型の定跡なら、棒銀側も充分戦えました。
しかし、のちになって、もっと有力な手段が四間飛車側に発見されます。(△4二金型の待機策)
ですので、今となっては、その「△4二金型の待機策」のほうを押さえておくほうが、重要なのです。(後でその棋譜は載せます)
数多くの定跡本に載っていた△4三金型ですが、今となっては古くなってしまいました。
先手:棒銀
後手:4三金型
▲2六歩 △3四歩 ▲7六歩 △4四歩 ▲4八銀 △3二銀
▲5六歩 △4二飛 ▲6八玉 △6二玉 ▲7八玉 △7二玉
▲6八銀 △8二玉 ▲9六歩 △9四歩 ▲3六歩 △7二銀
▲2五歩 △3三角 ▲3七銀 △5二金左 ▲2六銀 △4三銀
▲3五歩 △3二飛 ▲3八飛 △5一角 ▲5八金右 △5四歩
▲4六歩 △1二香 ▲5七銀 △6二角 ▲6八金上 △6四歩
▲3四歩 △同 銀 ▲4五歩 △4三金 ▲4四歩 △同 金
▲4五歩 △4三金 ▲3七銀 △4五銀 ▲1一角成 △3三桂
▲3六銀 △4四角 ▲2一馬 △4二飛 ▲6六銀
2002/04/29(月) 22:25:00
ボウギ二スト おおえんあげ
310:ボウギ二スト ◆o/ZZQjbs
2002/05/01(水) 21:49:00
>>309ありがとう。でもお疲れで休みサゲ(^^;
しかし、このスレを見てくれてる棒銀党の人に朗報!
今日、図書館でいい本ハケーン!!
「勝つ将棋 攻め方入門」中原誠監修 池田書店 1000円
これがなんと、P190すべてにわたって棒銀の解説書になっている!
中身もすばらしい!初心~三段くらいまで使えそう。
初段から、じゃないよ。初心から、だよ。
さんざんなやまされた居玉棒銀からの速攻も、なぜだめなのか
ちゃんと書いてあるYO
また気力がわいたら僕が棋譜ここにアップするけど。
相掛かり銀 矢倉対棒銀、角換り棒銀、
対四間棒銀、対中飛車棒銀の章からなります。
タイトルと、表紙の絵と、出版社と、監修者を見ると
「この本、どうみてもB級本、いやC級本だ」とだまされそうだけど、
内容はA級です!今ならアマゾンで購入できます。さあゲット!
現ギズモ注・2002年の当時は書かなかった特別講座。
ここで、棒銀vs四間飛車の本格的 な手順を載せておきます。
「勝つ将棋 攻め方入門」(1998年出版)から。
色々疑問はあるでしょうが、棋譜をざーっと並べるだけでOKです。
△4三金型という定跡です。解説コメントはしておりません。
当時の定跡はこんな風だったんだ、という流れを押さえるためです。
この△4三金型の定跡なら、棒銀側も充分戦えました。
しかし、のちになって、もっと有力な手段が四間飛車側に発見されます。(△4二金型の待機策)
ですので、今となっては、その「△4二金型の待機策」のほうを押さえておくほうが、重要なのです。(後でその棋譜は載せます)
数多くの定跡本に載っていた△4三金型ですが、今となっては古くなってしまいました。
先手:棒銀
後手:4三金型
▲2六歩 △3四歩 ▲7六歩 △4四歩 ▲4八銀 △3二銀
▲5六歩 △4二飛 ▲6八玉 △6二玉 ▲7八玉 △7二玉
▲6八銀 △8二玉 ▲9六歩 △9四歩 ▲3六歩 △7二銀
▲2五歩 △3三角 ▲3七銀 △5二金左 ▲2六銀 △4三銀
▲3五歩 △3二飛 ▲3八飛 △5一角 ▲5八金右 △5四歩
▲4六歩 △1二香 ▲5七銀 △6二角 ▲6八金上 △6四歩
▲3四歩 △同 銀 ▲4五歩 △4三金 ▲4四歩 △同 金
▲4五歩 △4三金 ▲3七銀 △4五銀 ▲1一角成 △3三桂
▲3六銀 △4四角 ▲2一馬 △4二飛 ▲6六銀
2020.11.14
棒銀戦法を大いに語る ボウギニストの講座まとめ 30ページ目
現ギズモ注・今回は当時入手できた定跡書を整理しています。
何年前の出版かは、すべて2002年当時から見たものです。
307:ボウギ二スト ◆o/ZZQjbs
2002/04/28(日) 21:32:00
羽生の頭脳2 52P+8P(後手番)+実戦1局 10年前
NHK講座4月号 by木村 24P 今年
将棋基本戦法 振り飛車編 by森下 6P+実戦1局 5年前
これが最前線だ!by深浦 8P 3年前
四間飛車を指しこなす本1by藤井 44P 2年前
久保流四間飛車 棒銀撃破!定跡編138P+実戦4局 5年前
A△2二角型 羽生 木村
B△4五ポン型 羽生 木村 久保
C△5一角~△6二角型 羽生 木村 森下 深浦 藤井 久保
D△6三金~△5四金型 羽生 藤井 久保
E△6四角型 深浦 久保
F△4二金型、これ最強? 久保
G△3二金型、受け重視 羽生
308: ボウギ二スト ◆o/ZZQjbs
2002/04/28(日) 21:51:00
棋譜ばっかりで疲れたので、今日は講座らしいことを書きますね。
>>307の上のは、僕が手持ちの本から、棒銀が何ページ、どれだけ
解説してあるかまとめたものです。何年前の本かも、参考までに
書いておきました。
あと、最近買ったのがこれ。
これにて良し?高野秀行 40P Cの△5一角~△6二角の解説です。
3年前の本です。まだほとんど読んでません。
下のは、振り飛車の棒銀対策が、何パターンあるか、調べてまとめた
ものです。Aの△2二角は、棒銀良しになるはずです。
あとはどれも一局です。
Gの△3二金型だけは特殊で、ふつうの美濃囲いでなく、
振り側が受けに徹するやりかたです。力戦もようになります。
こうしてみると、Cの△5一角~△6二角型の解説書のなんと多いことか。
24の初段くらいの四間党の人が、たいがいこの形をやってくる理由がわかりますね。
以前に、棒銀の悪いところ、の回で、 「振り側の選択肢が多くて押さえきれるかどうか」
と僕が書きました。
A~Gまでのを、棒銀をやるとしたら、居飛車がわは把握しないとだめなんです。
逆に、振り党の人は、このA~Gまでの、どれかひとつをマスターしておけば いいんです。
棒銀の中身がわかりましたでしょうか。
木村さんの第3回講座は、Cの解説なのです。
でもこればっかり相手にしているわけにはいかないので、
第2回までを押さえて、第3回は本もいっぱいあるので、
各自の実戦と研究におまかせします。
僕も24の実戦では第3回の▲3七銀の図のところからは、
時間をフルに使って考えています。(僕はいつも「早指し」でやってます)
何年前の出版かは、すべて2002年当時から見たものです。
307:ボウギ二スト ◆o/ZZQjbs
2002/04/28(日) 21:32:00
羽生の頭脳2 52P+8P(後手番)+実戦1局 10年前
NHK講座4月号 by木村 24P 今年
将棋基本戦法 振り飛車編 by森下 6P+実戦1局 5年前
これが最前線だ!by深浦 8P 3年前
四間飛車を指しこなす本1by藤井 44P 2年前
久保流四間飛車 棒銀撃破!定跡編138P+実戦4局 5年前
A△2二角型 羽生 木村
B△4五ポン型 羽生 木村 久保
C△5一角~△6二角型 羽生 木村 森下 深浦 藤井 久保
D△6三金~△5四金型 羽生 藤井 久保
E△6四角型 深浦 久保
F△4二金型、これ最強? 久保
G△3二金型、受け重視 羽生
308: ボウギ二スト ◆o/ZZQjbs
2002/04/28(日) 21:51:00
棋譜ばっかりで疲れたので、今日は講座らしいことを書きますね。
>>307の上のは、僕が手持ちの本から、棒銀が何ページ、どれだけ
解説してあるかまとめたものです。何年前の本かも、参考までに
書いておきました。
あと、最近買ったのがこれ。
これにて良し?高野秀行 40P Cの△5一角~△6二角の解説です。
3年前の本です。まだほとんど読んでません。
下のは、振り飛車の棒銀対策が、何パターンあるか、調べてまとめた
ものです。Aの△2二角は、棒銀良しになるはずです。
あとはどれも一局です。
Gの△3二金型だけは特殊で、ふつうの美濃囲いでなく、
振り側が受けに徹するやりかたです。力戦もようになります。
こうしてみると、Cの△5一角~△6二角型の解説書のなんと多いことか。
24の初段くらいの四間党の人が、たいがいこの形をやってくる理由がわかりますね。
以前に、棒銀の悪いところ、の回で、 「振り側の選択肢が多くて押さえきれるかどうか」
と僕が書きました。
A~Gまでのを、棒銀をやるとしたら、居飛車がわは把握しないとだめなんです。
逆に、振り党の人は、このA~Gまでの、どれかひとつをマスターしておけば いいんです。
棒銀の中身がわかりましたでしょうか。
木村さんの第3回講座は、Cの解説なのです。
でもこればっかり相手にしているわけにはいかないので、
第2回までを押さえて、第3回は本もいっぱいあるので、
各自の実戦と研究におまかせします。
僕も24の実戦では第3回の▲3七銀の図のところからは、
時間をフルに使って考えています。(僕はいつも「早指し」でやってます)
2020.11.14
棒銀戦法を大いに語る ボウギニストの講座まとめ 29ページ目
301: ボウギ二スト ◆o/ZZQjbs
2002/04/27(土) 23:52:00
(木村プロの講座は) 第2回のテーマが「攻めの急所▲4五歩」なので、
さて、今回僕が貼ったのは、大筋の棋譜です。
▲4五歩に対して、後手は△4三金と上がるのが定跡です。
後手がそれをせずに、他の手を指したらどうなるのか?
それが第2回のテーマだったのです。
①△4五同歩、②△4三銀、③△5五歩、 (現ギズモ注・28ページ目で3つ棋譜を張ったもの)
いずれも先手が良しになるはずです。
(現ギズモ注・③の△5五歩は難敵で、互角にしかなりませんでした)
303: ボウギ二スト ◆o/ZZQjbs
2002/04/28(日) 10:26:00
木村さんの講座終わりアゲ。(現ギズモ注・2002年4月が、▲棒銀vs△四間飛車の講座だった)
今日の講座は、僕は( ゚д゚)ポカーンとしてみていました。
もうこれはすごすぎて、あきらめがつくので、かえって一番カンタンな
講座だったかもw
ひとつだけ僕からポイントです。
(木村講座の第4回で) 最後、先手の王様が8六玉の位置になっていましたよね。
ここで、もし、振り飛車が銀冠だったらどうでしょう?
簡単につまされちゃいますよね。
だから、銀冠に組まれる前に、中盤で早く仕掛けるのが
急戦の大事なところです。
2002/04/27(土) 23:52:00
(木村プロの講座は) 第2回のテーマが「攻めの急所▲4五歩」なので、
さて、今回僕が貼ったのは、大筋の棋譜です。
▲4五歩に対して、後手は△4三金と上がるのが定跡です。
後手がそれをせずに、他の手を指したらどうなるのか?
それが第2回のテーマだったのです。
①△4五同歩、②△4三銀、③△5五歩、 (現ギズモ注・28ページ目で3つ棋譜を張ったもの)
いずれも先手が良しになるはずです。
(現ギズモ注・③の△5五歩は難敵で、互角にしかなりませんでした)
303: ボウギ二スト ◆o/ZZQjbs
2002/04/28(日) 10:26:00
木村さんの講座終わりアゲ。(現ギズモ注・2002年4月が、▲棒銀vs△四間飛車の講座だった)
今日の講座は、僕は( ゚д゚)ポカーンとしてみていました。
もうこれはすごすぎて、あきらめがつくので、かえって一番カンタンな
講座だったかもw
ひとつだけ僕からポイントです。
(木村講座の第4回で) 最後、先手の王様が8六玉の位置になっていましたよね。
ここで、もし、振り飛車が銀冠だったらどうでしょう?
簡単につまされちゃいますよね。
だから、銀冠に組まれる前に、中盤で早く仕掛けるのが
急戦の大事なところです。
2020.11.14
棒銀戦法を大いに語る ボウギニストの講座まとめ 28ページ目
現ギズモ注・今回から、▲棒銀vs△ノーマル四間飛車の本格的な定跡に入っていきます。
先手は4筋をからめて攻めていきます。後手は△6二角で受けます。棋譜を3つ貼っています。
2002年当時の2chの書き込みをもとにして、やねうら王(tanuki-2018)に協力してもらって、改良版の棋譜になっています。
▲棒銀vs△6二角型・棋譜その1・テーマ△4五同歩
▲7六歩
*本格的な戦いを調べていく。
△3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲4八銀 △4二飛 ▲5六歩
△9四歩 ▲9六歩 △7二銀 ▲6八玉 △3二銀 ▲7八玉
△6二玉 ▲5八金右 △7一玉 ▲6八銀 △8二玉 ▲3六歩
△5二金左 ▲5七銀左 △4三銀 ▲2五歩 △3三角
*根幹図。
▲3七銀 △5四歩 ▲2六銀 △3二飛 ▲6八金上 △1二香
▲4六歩 △6四歩
*この歩を省略して、△4二角~△6四角を狙うのもよくある後手の手筋。
▲3五歩
*基本図。
△5一角 ▲3八飛 △6二角
*3図。
▲3四歩
*他に指す手も見当たらないので、攻めていく。どうなるか。
△同 銀 ▲4五歩
*ここで指し手が3つにわかれます。いずれも居飛車良しになるはずの順です。
*現局面は、やねうら王では-84ほどで互角。
△同 歩
*疑問手。評価値は一気に+450ほどに。これは居飛車が良くなる。
▲3三歩 △同 飛 ▲同角成 △同 桂 ▲3四飛 △2六角 ▲3三飛成
*居飛車はさばけた。飛車角交換で桂得だ。
△4四角打 ▲3六龍
*あわてずに引いておく。
△3五銀
*
*打たされた感の強い銀。+800ほど先手有利。
▲4五龍
*木村プロは▲3九竜を推奨だが、やねうら王は▲4五竜を推奨。
△9九角成 ▲8八銀
*ガッチリ受けておくのが手筋。
△9八馬 ▲3二飛
*これで先手がはっきり優勢。+1000ほどになっている。
*以下、一例で進めておく。
△9五歩 ▲1二飛成
*後手の△3五銀と△2六角には遊んでいてもらおう。香を持って、打ちたいところがある。
△9六歩 ▲9九香
*以上、▲4五歩の仕掛けに△同歩と取った場合の解説終わり。
▲棒銀vs△6二角型・棋譜その2・テーマ△4三銀
▲7六歩
*後手が弱気な手を指した場合、先手がどう良くなるかを見ていく。
△3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲4八銀 △4二飛
▲5六歩 △9四歩 ▲9六歩 △7二銀 ▲6八玉 △3二銀
▲7八玉 △6二玉 ▲5八金右 △7一玉 ▲6八銀 △8二玉
▲3六歩 △5二金左 ▲5七銀左 △4三銀 ▲2五歩 △3三角
*根幹図。
▲3七銀 △5四歩 ▲2六銀 △3二飛 ▲6八金上 △1二香
▲4六歩 △6四歩 ▲3五歩
*基本図。
△5一角 ▲3八飛 △6二角 ▲3四歩 △同 銀 ▲4五歩
*ここで指し手が3つにわかれます。いずれも居飛車良しになるはずの順です。
△4三銀
*弱気な手。本譜のテーマ。
▲3五銀
*銀がここで安定できたら、棒銀作戦は成功とされている。
*やねうら王の評価値は+200ほど。しかし点数以上に先手が勝ちやすい。
△4五歩 ▲3四歩 △3五角
*このままでは抑え込まれるとみて、後手の勝負手。
*後手が何もしてこないようなら、先手は▲3六飛~▲3七桂で盤石の構えにできる。
▲同 飛
*評価値は+700ほど。
△3四銀 ▲3九飛 △3八歩 ▲同 飛 △4九銀
*やねうら王はここで△3一歩と粘れと言っている。しかし将来に希望がない手なので、人間には指せない手だろう。
▲3三歩 △3八銀不成▲3二歩成
*先手は角銀交換の駒得で、と金の活躍も見込める。
*やねうら王も+2000ほどで先手大優勢と評価。
*あとは▲4一飛~▲4二とで攻めて行けばいい。
*結論として後手は中盤の△4三銀が弱気すぎた。
▲棒銀vs△6二角型・棋譜その3・テーマ△5五歩
▲7六歩
*後手の工夫を見ていく。さきほどは単に△4三銀なので、はっきり後手が悪くなったが・・・。
△3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲4八銀 △4二飛
▲5六歩 △9四歩 ▲9六歩 △7二銀 ▲6八玉 △3二銀
▲7八玉 △6二玉 ▲5八金右 △7一玉 ▲6八銀 △8二玉
▲3六歩 △5二金左 ▲5七銀左 △4三銀 ▲2五歩 △3三角
*根幹図。
▲3七銀 △5四歩 ▲2六銀 △3二飛 ▲6八金上 △1二香
▲4六歩 △6四歩 ▲3五歩
*基本図。
△5一角 ▲3八飛 △6二角 ▲3四歩 △同 銀 ▲4五歩
*ここで指し手が3つにわかれます。いずれも居飛車良しになるはずの順です。
△5五歩
*後手の工夫。単に△4三銀ではなく、手筋の突き捨て。将来的に△5一歩の底歩も打てるようになっている。
▲同 角
*角で取るのが正解。▲同歩は先手の角が使えなくなる。
*かといってこの歩を放置も、やはり角の利きがなくなる。
△4三銀
*5筋の突き捨てがあると、さきほどとどう違うか。
▲3五銀
*この銀が3五に出てるようなら出たい。いきなり飛車交換は2六の銀が遊ぶ。
△5四銀 ▲8八角
*ここでは▲6四角もあるとの、やねうら王先生のお告げだが、元の位置に引いておくのが一般的。木村プロもこの手を解説している。
△4五銀
*△5五歩から、いかにも振り飛車らしい、簡単には捌かせないという手の連続。
▲3四歩
*やねうら王の形勢は+100ほど。互角だ。
*ここからは強いほうが勝つだろう。以下、木村プロの解説してあった手順。
△3七歩
*やや指しすぎで、△3六歩と控えて打っとけ、と、やねうら王先生。
▲同 飛
*以下、戦いの一例です。定跡ではない。覚えるようなところじゃない。
△3六歩 ▲2七飛 △3四銀 ▲3三歩 △同 飛 ▲4四銀
*銀がここまで来れれば、棒銀作戦としてはまずまずだ。しかし形勢は難しいと、やねうら王先生。
△3一飛 ▲2四歩
*この2筋突破が間に合うか、ギリギリの攻め。やねうら王は互角の局面と判断している。
△4一飛 ▲4五歩
*高度な手。
△同 銀 ▲4三歩
*▲2三歩成を間に合わせられるかどうかの勝負。
△同 金 ▲2三歩成
*高度な手。銀を見捨てた。
△4四金
*木村プロはこの手を解説している。しかし、やねうら王先生は、疑問手と判断。一気に評価値が+800ほどになった。代えて、やねうら王は△2六歩と叩いて、後手の角の利きに飛車をおびき寄せてから△5五歩という、私の理解を超えた手を推奨。もう私の手に負えない(笑)
▲3二と
*これで+1000ほど先手有利、と、やねうら王先生。
△4三飛 ▲2一飛成
*木村プロの講座もここまでで先手有利となっている。後手が△5五歩と突き捨てた場合の、戦いの一例を見てきた。△5五歩~△4三銀で後手も戦えるが、棒銀が中央に活躍されてしまうので、後手としては選びにくい変化だろう。
先手は4筋をからめて攻めていきます。後手は△6二角で受けます。棋譜を3つ貼っています。
2002年当時の2chの書き込みをもとにして、やねうら王(tanuki-2018)に協力してもらって、改良版の棋譜になっています。
▲棒銀vs△6二角型・棋譜その1・テーマ△4五同歩
▲7六歩
*本格的な戦いを調べていく。
△3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲4八銀 △4二飛 ▲5六歩
△9四歩 ▲9六歩 △7二銀 ▲6八玉 △3二銀 ▲7八玉
△6二玉 ▲5八金右 △7一玉 ▲6八銀 △8二玉 ▲3六歩
△5二金左 ▲5七銀左 △4三銀 ▲2五歩 △3三角
*根幹図。
▲3七銀 △5四歩 ▲2六銀 △3二飛 ▲6八金上 △1二香
▲4六歩 △6四歩
*この歩を省略して、△4二角~△6四角を狙うのもよくある後手の手筋。
▲3五歩
*基本図。
△5一角 ▲3八飛 △6二角
*3図。
▲3四歩
*他に指す手も見当たらないので、攻めていく。どうなるか。
△同 銀 ▲4五歩
*ここで指し手が3つにわかれます。いずれも居飛車良しになるはずの順です。
*現局面は、やねうら王では-84ほどで互角。
△同 歩
*疑問手。評価値は一気に+450ほどに。これは居飛車が良くなる。
▲3三歩 △同 飛 ▲同角成 △同 桂 ▲3四飛 △2六角 ▲3三飛成
*居飛車はさばけた。飛車角交換で桂得だ。
△4四角打 ▲3六龍
*あわてずに引いておく。
△3五銀
*
*打たされた感の強い銀。+800ほど先手有利。
▲4五龍
*木村プロは▲3九竜を推奨だが、やねうら王は▲4五竜を推奨。
△9九角成 ▲8八銀
*ガッチリ受けておくのが手筋。
△9八馬 ▲3二飛
*これで先手がはっきり優勢。+1000ほどになっている。
*以下、一例で進めておく。
△9五歩 ▲1二飛成
*後手の△3五銀と△2六角には遊んでいてもらおう。香を持って、打ちたいところがある。
△9六歩 ▲9九香
*以上、▲4五歩の仕掛けに△同歩と取った場合の解説終わり。
▲棒銀vs△6二角型・棋譜その2・テーマ△4三銀
▲7六歩
*後手が弱気な手を指した場合、先手がどう良くなるかを見ていく。
△3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲4八銀 △4二飛
▲5六歩 △9四歩 ▲9六歩 △7二銀 ▲6八玉 △3二銀
▲7八玉 △6二玉 ▲5八金右 △7一玉 ▲6八銀 △8二玉
▲3六歩 △5二金左 ▲5七銀左 △4三銀 ▲2五歩 △3三角
*根幹図。
▲3七銀 △5四歩 ▲2六銀 △3二飛 ▲6八金上 △1二香
▲4六歩 △6四歩 ▲3五歩
*基本図。
△5一角 ▲3八飛 △6二角 ▲3四歩 △同 銀 ▲4五歩
*ここで指し手が3つにわかれます。いずれも居飛車良しになるはずの順です。
△4三銀
*弱気な手。本譜のテーマ。
▲3五銀
*銀がここで安定できたら、棒銀作戦は成功とされている。
*やねうら王の評価値は+200ほど。しかし点数以上に先手が勝ちやすい。
△4五歩 ▲3四歩 △3五角
*このままでは抑え込まれるとみて、後手の勝負手。
*後手が何もしてこないようなら、先手は▲3六飛~▲3七桂で盤石の構えにできる。
▲同 飛
*評価値は+700ほど。
△3四銀 ▲3九飛 △3八歩 ▲同 飛 △4九銀
*やねうら王はここで△3一歩と粘れと言っている。しかし将来に希望がない手なので、人間には指せない手だろう。
▲3三歩 △3八銀不成▲3二歩成
*先手は角銀交換の駒得で、と金の活躍も見込める。
*やねうら王も+2000ほどで先手大優勢と評価。
*あとは▲4一飛~▲4二とで攻めて行けばいい。
*結論として後手は中盤の△4三銀が弱気すぎた。
▲棒銀vs△6二角型・棋譜その3・テーマ△5五歩
▲7六歩
*後手の工夫を見ていく。さきほどは単に△4三銀なので、はっきり後手が悪くなったが・・・。
△3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲4八銀 △4二飛
▲5六歩 △9四歩 ▲9六歩 △7二銀 ▲6八玉 △3二銀
▲7八玉 △6二玉 ▲5八金右 △7一玉 ▲6八銀 △8二玉
▲3六歩 △5二金左 ▲5七銀左 △4三銀 ▲2五歩 △3三角
*根幹図。
▲3七銀 △5四歩 ▲2六銀 △3二飛 ▲6八金上 △1二香
▲4六歩 △6四歩 ▲3五歩
*基本図。
△5一角 ▲3八飛 △6二角 ▲3四歩 △同 銀 ▲4五歩
*ここで指し手が3つにわかれます。いずれも居飛車良しになるはずの順です。
△5五歩
*後手の工夫。単に△4三銀ではなく、手筋の突き捨て。将来的に△5一歩の底歩も打てるようになっている。
▲同 角
*角で取るのが正解。▲同歩は先手の角が使えなくなる。
*かといってこの歩を放置も、やはり角の利きがなくなる。
△4三銀
*5筋の突き捨てがあると、さきほどとどう違うか。
▲3五銀
*この銀が3五に出てるようなら出たい。いきなり飛車交換は2六の銀が遊ぶ。
△5四銀 ▲8八角
*ここでは▲6四角もあるとの、やねうら王先生のお告げだが、元の位置に引いておくのが一般的。木村プロもこの手を解説している。
△4五銀
*△5五歩から、いかにも振り飛車らしい、簡単には捌かせないという手の連続。
▲3四歩
*やねうら王の形勢は+100ほど。互角だ。
*ここからは強いほうが勝つだろう。以下、木村プロの解説してあった手順。
△3七歩
*やや指しすぎで、△3六歩と控えて打っとけ、と、やねうら王先生。
▲同 飛
*以下、戦いの一例です。定跡ではない。覚えるようなところじゃない。
△3六歩 ▲2七飛 △3四銀 ▲3三歩 △同 飛 ▲4四銀
*銀がここまで来れれば、棒銀作戦としてはまずまずだ。しかし形勢は難しいと、やねうら王先生。
△3一飛 ▲2四歩
*この2筋突破が間に合うか、ギリギリの攻め。やねうら王は互角の局面と判断している。
△4一飛 ▲4五歩
*高度な手。
△同 銀 ▲4三歩
*▲2三歩成を間に合わせられるかどうかの勝負。
△同 金 ▲2三歩成
*高度な手。銀を見捨てた。
△4四金
*木村プロはこの手を解説している。しかし、やねうら王先生は、疑問手と判断。一気に評価値が+800ほどになった。代えて、やねうら王は△2六歩と叩いて、後手の角の利きに飛車をおびき寄せてから△5五歩という、私の理解を超えた手を推奨。もう私の手に負えない(笑)
▲3二と
*これで+1000ほど先手有利、と、やねうら王先生。
△4三飛 ▲2一飛成
*木村プロの講座もここまでで先手有利となっている。後手が△5五歩と突き捨てた場合の、戦いの一例を見てきた。△5五歩~△4三銀で後手も戦えるが、棒銀が中央に活躍されてしまうので、後手としては選びにくい変化だろう。
2020.11.14
棒銀戦法を大いに語る ボウギニストの講座まとめ 27ページ目
現ギズモ注・まだもう一つ、▲3五歩△同歩以下の局面研究。
ソフトの助けを借りて、当時の悩みを解決しています。
2chに書き込んだ当時は、39手目で木村先生のNHK講座に書いてある▲3四歩という手を研究していたのですが、なかなか明解な答えが得られませんでした。やねうら王はどう判断したのか。
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲4八銀 △4二飛
▲5六歩 △9四歩 ▲9六歩 △7二銀 ▲6八玉 △3二銀
▲7八玉 △6二玉 ▲5八金右 △7一玉 ▲6八銀 △8二玉
▲3六歩 △5二金左 ▲5七銀左 △4三銀 ▲2五歩 △3三角
*根幹図。
▲3七銀 △5四歩 ▲2六銀 △3二飛 ▲6八金上 △1二香
▲4六歩 △6四歩 ▲3五歩
*木村プロのNHK講座基本図。
△同 歩
*△同歩ならどうなるのか。現在のソフトの評価はどうか。
▲同 銀
*ここで、やねうら王(tanuki-2018)の評価値は+342と出た。
△4五歩
*次に▲3四歩~▲3八飛となれば、棒銀が大作戦勝ちになる。振り飛車は当然、さばいてくる。
▲3三角成
*先手側から角交換して、後手の形を乱す。
*▲6六歩などとすると、先手の角が使えなくなる。
△同 飛
*ここで▲3四歩か▲3六歩か?ソフト様の判定やいかに。
▲3六歩
*▲3六歩が、やねうら王(tanuki-2018)のおススメ。
*評価値+233。▲3四歩では-164になってしまった。
*たしかに、▲3六歩でガッチリ安定させておいて、次に2筋突破など、居飛車側に楽しみがある局面だ。
ソフトの助けを借りて、当時の悩みを解決しています。
2chに書き込んだ当時は、39手目で木村先生のNHK講座に書いてある▲3四歩という手を研究していたのですが、なかなか明解な答えが得られませんでした。やねうら王はどう判断したのか。
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲4八銀 △4二飛
▲5六歩 △9四歩 ▲9六歩 △7二銀 ▲6八玉 △3二銀
▲7八玉 △6二玉 ▲5八金右 △7一玉 ▲6八銀 △8二玉
▲3六歩 △5二金左 ▲5七銀左 △4三銀 ▲2五歩 △3三角
*根幹図。
▲3七銀 △5四歩 ▲2六銀 △3二飛 ▲6八金上 △1二香
▲4六歩 △6四歩 ▲3五歩
*木村プロのNHK講座基本図。
△同 歩
*△同歩ならどうなるのか。現在のソフトの評価はどうか。
▲同 銀
*ここで、やねうら王(tanuki-2018)の評価値は+342と出た。
△4五歩
*次に▲3四歩~▲3八飛となれば、棒銀が大作戦勝ちになる。振り飛車は当然、さばいてくる。
▲3三角成
*先手側から角交換して、後手の形を乱す。
*▲6六歩などとすると、先手の角が使えなくなる。
△同 飛
*ここで▲3四歩か▲3六歩か?ソフト様の判定やいかに。
▲3六歩
*▲3六歩が、やねうら王(tanuki-2018)のおススメ。
*評価値+233。▲3四歩では-164になってしまった。
*たしかに、▲3六歩でガッチリ安定させておいて、次に2筋突破など、居飛車側に楽しみがある局面だ。
2020.11.13
白玲戦、開幕
今日は新規戦の白玲戦の開幕日だ。女流で順位戦形式の大棋戦が始まるというのは、実にめでたい。
私は男子プロの順位戦の表を見るのが好きで、よくボーっと眺めていた。
今までは、女流棋士の誰がどれだけ強いかが、わかりづらかった。その悩みが解消されるのだ。
白玲戦の星取表を眺めて、楽しみたい。ヒューリックさん、ありがとう。長く続いてほしい棋戦だ。
私は男子プロの順位戦の表を見るのが好きで、よくボーっと眺めていた。
今までは、女流棋士の誰がどれだけ強いかが、わかりづらかった。その悩みが解消されるのだ。
白玲戦の星取表を眺めて、楽しみたい。ヒューリックさん、ありがとう。長く続いてほしい棋戦だ。
2020.11.12
棒銀戦法を大いに語る ボウギニストの講座まとめ 26ページ目
今回は2020年現在に書いた、特別講座。
▲居飛車急戦vs△ノーマル四間飛車で、△4五歩ポン作戦に、居飛車がどう対応するか。
一例だが参考になるはず。なお、手損が関係なくなりやすいので、▲3七銀と上がっていた場合、それを▲4八銀と引いて▲3七桂と使う手筋もある。
先手:居飛車急戦
後手:4五歩ポン
▲7六歩
*今回は、特別編として、△4五歩ポンに対する居飛車側の対策を考えてみよう。とはいっても、やねうら王(tanuki-2018)が考えて、私はそれをまとめてるだけ(笑)
△3四歩 ▲2六歩
*しばらく駒組み。
△4四歩 ▲4八銀 △4二飛 ▲5六歩
*このタイミングで5筋を突くのは、きわめてオーソドックス。後手からの早い△4五歩に、すぐ▲5七銀と対応できる意味がある。しかし腰掛銀にはもうできない。
△6二玉 ▲6八玉 △7二玉 ▲7八玉 △8二玉 ▲5八金右
△7二銀 ▲2五歩
*そろそろ突く。このタイミングは、アバウトであいまいだ。
△3三角
*後手が立石流を目指すなら、△4五歩もあった。△3三角を上がったことにより、もう立石流はなくなった。
▲6八銀
*先手は急戦っぽい。まだ玉頭位取りの可能性もある。
△3二銀 ▲9六歩 △9四歩
*端歩を突いたが、損得は微妙。玉側の端歩は、相手が突いたら突き返す、と覚えておこう。
▲3六歩
*これで先手は急戦の意思を示した。
*ここでの評価値は、tanuki-2018は+150ほどで互角。
△4五歩
*問題の一手。△4五歩ポン。こうされたらどうするか。ここでの評価値は+400ほどになった。この4五ポンは、ソフト的には疑問手なのだ。
▲3三角成
*相手から△8八角成▲同玉は形が悪い。居飛車側から取っておくのが無難。
△同 銀 ▲5七銀左
*4筋を受けておく。
△5二金左
*この金は自然だが、4一のままのほうがスキがない意味がある。
▲3七桂
*この桂が自然に使えるので、居飛車は不満なし。振り飛車側は3三の銀が釘付けで、つらい。
△6四歩
*振り飛車は指す手に困る。もう千日手狙いしかない。
▲5五歩 △7四歩
*ここで先手は▲5四歩△同歩▲3一角も見えるが、それは△4四角と打たれて、紛れてくるとtanuki-2018様のコメントだ。
▲5六銀
*これで、伸びた△4五歩を取りに行くのが明解。
△4六歩 ▲同 歩 △同 飛
*振り飛車は、ただで歩損するわけにはいかないので、交換に来る。
▲4七金
*力強く受ける。
△4二飛
*ここでtanuki-2018は安全に▲4六歩をおススメしている。それも一局だが、先が長くなる。ここはもうちょっと4筋の歩は打たずに、指してみよう。
▲6八金
*後手の、ある手を待っている。形勢は+230ほどで微妙だが、後手は指す手がないのがつらい。
△6三金
*この手を先手は待っていた。この金上がりは、疑問手。形勢が+500ほどになった。
*次の手は、狙っていた手。このために持ち駒を温存したのだから・・・
▲4三歩
*好手。以下、飛車をどこに逃げても、先手の手が続く。
△6二飛 ▲2四歩
*突き捨てのタイミングは今。
*△同銀なら▲4一角で手が続く。
△同 歩 ▲4五桂
*先手は駒が躍動。
△2二銀
*△4四銀なら▲2三角が良いとのtanuki-2018先生のコメント。
▲4四角
*これで居飛車が大優勢。評価値は+1400ほど。
*△4五歩ポンには、▲3七桂~▲5五歩~▲5六銀で、居飛車が好き放題に駒組みする権利があることが分かる。振り飛車としては指す手がなく、千日手狙いになり、つまらない展開となる。以上、解説終わり。
▲居飛車急戦vs△ノーマル四間飛車で、△4五歩ポン作戦に、居飛車がどう対応するか。
一例だが参考になるはず。なお、手損が関係なくなりやすいので、▲3七銀と上がっていた場合、それを▲4八銀と引いて▲3七桂と使う手筋もある。
先手:居飛車急戦
後手:4五歩ポン
▲7六歩
*今回は、特別編として、△4五歩ポンに対する居飛車側の対策を考えてみよう。とはいっても、やねうら王(tanuki-2018)が考えて、私はそれをまとめてるだけ(笑)
△3四歩 ▲2六歩
*しばらく駒組み。
△4四歩 ▲4八銀 △4二飛 ▲5六歩
*このタイミングで5筋を突くのは、きわめてオーソドックス。後手からの早い△4五歩に、すぐ▲5七銀と対応できる意味がある。しかし腰掛銀にはもうできない。
△6二玉 ▲6八玉 △7二玉 ▲7八玉 △8二玉 ▲5八金右
△7二銀 ▲2五歩
*そろそろ突く。このタイミングは、アバウトであいまいだ。
△3三角
*後手が立石流を目指すなら、△4五歩もあった。△3三角を上がったことにより、もう立石流はなくなった。
▲6八銀
*先手は急戦っぽい。まだ玉頭位取りの可能性もある。
△3二銀 ▲9六歩 △9四歩
*端歩を突いたが、損得は微妙。玉側の端歩は、相手が突いたら突き返す、と覚えておこう。
▲3六歩
*これで先手は急戦の意思を示した。
*ここでの評価値は、tanuki-2018は+150ほどで互角。
△4五歩
*問題の一手。△4五歩ポン。こうされたらどうするか。ここでの評価値は+400ほどになった。この4五ポンは、ソフト的には疑問手なのだ。
▲3三角成
*相手から△8八角成▲同玉は形が悪い。居飛車側から取っておくのが無難。
△同 銀 ▲5七銀左
*4筋を受けておく。
△5二金左
*この金は自然だが、4一のままのほうがスキがない意味がある。
▲3七桂
*この桂が自然に使えるので、居飛車は不満なし。振り飛車側は3三の銀が釘付けで、つらい。
△6四歩
*振り飛車は指す手に困る。もう千日手狙いしかない。
▲5五歩 △7四歩
*ここで先手は▲5四歩△同歩▲3一角も見えるが、それは△4四角と打たれて、紛れてくるとtanuki-2018様のコメントだ。
▲5六銀
*これで、伸びた△4五歩を取りに行くのが明解。
△4六歩 ▲同 歩 △同 飛
*振り飛車は、ただで歩損するわけにはいかないので、交換に来る。
▲4七金
*力強く受ける。
△4二飛
*ここでtanuki-2018は安全に▲4六歩をおススメしている。それも一局だが、先が長くなる。ここはもうちょっと4筋の歩は打たずに、指してみよう。
▲6八金
*後手の、ある手を待っている。形勢は+230ほどで微妙だが、後手は指す手がないのがつらい。
△6三金
*この手を先手は待っていた。この金上がりは、疑問手。形勢が+500ほどになった。
*次の手は、狙っていた手。このために持ち駒を温存したのだから・・・
▲4三歩
*好手。以下、飛車をどこに逃げても、先手の手が続く。
△6二飛 ▲2四歩
*突き捨てのタイミングは今。
*△同銀なら▲4一角で手が続く。
△同 歩 ▲4五桂
*先手は駒が躍動。
△2二銀
*△4四銀なら▲2三角が良いとのtanuki-2018先生のコメント。
▲4四角
*これで居飛車が大優勢。評価値は+1400ほど。
*△4五歩ポンには、▲3七桂~▲5五歩~▲5六銀で、居飛車が好き放題に駒組みする権利があることが分かる。振り飛車としては指す手がなく、千日手狙いになり、つまらない展開となる。以上、解説終わり。
2020.11.12
棒銀戦法を大いに語る ボウギニストの講座まとめ 25ページ目
現ギズモ注・棒銀側が▲6八玉型で仕掛け、四間側は△4三銀型で受けた場合の参考棋譜。
結局、棒銀側が玉形が悪く、仕掛けが成立しないことが分かります。やはり舟囲いに囲うのが必要なのです。
260: ボウギ二スト ◆o/ZZQjbs
2002/04/17(水) 22:05:00
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲4八銀 △4二飛
▲2五歩 △3三角 ▲3六歩 △3二銀 ▲3七銀 △4三銀
▲2六銀 △3二飛 ▲6八玉 △5四歩 ▲3五歩 △4二角
▲3八飛 △6四角 ▲3四歩 △1九角成 ▲3三歩成 △同 飛
▲同飛成 △同 桂 ▲3四歩 △2八飛 ▲5八金右 △4五桂
▲3三歩成 △5二銀 ▲4四角 △5五香
▲1六歩のかわりに居玉を避けてから攻めてみました。
これも結局、桂はねが好手で似た変化になります。
なぜ、NHK講座の最初のページのような基本図になるか、おわかりいただけたかと思います。
▲5七銀(左)の形が必要なんですよね、棒銀に行くには。
262: ボウギ二スト ◆o/ZZQjbs
2002/04/17(水) 22:49:00
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲4八銀
*どのみち1五には角が効いていて▲1五銀とは出られないので、3八でなく4八に上がる。
△4二飛 ▲2五歩 △3三角 ▲3六歩 △3二銀 ▲3七銀
*ここで△4五歩は、▲6八玉で振り飛車おもしろくない。
△4三銀 ▲2六銀 △3二飛 ▲6八玉
*△1五角を避けて、先に逃げておく。
△5四歩 ▲3五歩
*△同歩▲同銀△1五角は▲3四歩で、こんどは先手有利。
△4二角 ▲3八飛 △6四角
*これが異様に受けにくい。▲1八飛、▲3七桂では歩がただ。▲3七銀だと△3五歩。
*仕掛けは無理。はじめから▲5七銀~▲4六歩の形にしておく必要があるんです。
▲3四歩
*もう先手はいくしかないので、いけるところまでいってみることにしましょう。
△1九角成 ▲3三歩成 △同 飛 ▲同飛成 △同 桂 ▲3五銀
△4五桂 ▲4四銀 △2八飛 ▲5八金右 △4四銀 ▲同 角
△2九馬 ▲2一飛 △3二銀 ▲1一飛成 △4七馬 ▲3三歩
△5七桂成 ▲7八玉 △5八成桂 ▲3二歩成 △6九成桂 ▲7七玉
△6五桂 ▲8六玉 △8四香 ▲8五香 △同 香 ▲同 玉
△8四金 ▲8六玉 △8五金打
結局、棒銀側が玉形が悪く、仕掛けが成立しないことが分かります。やはり舟囲いに囲うのが必要なのです。
260: ボウギ二スト ◆o/ZZQjbs
2002/04/17(水) 22:05:00
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲4八銀 △4二飛
▲2五歩 △3三角 ▲3六歩 △3二銀 ▲3七銀 △4三銀
▲2六銀 △3二飛 ▲6八玉 △5四歩 ▲3五歩 △4二角
▲3八飛 △6四角 ▲3四歩 △1九角成 ▲3三歩成 △同 飛
▲同飛成 △同 桂 ▲3四歩 △2八飛 ▲5八金右 △4五桂
▲3三歩成 △5二銀 ▲4四角 △5五香
▲1六歩のかわりに居玉を避けてから攻めてみました。
これも結局、桂はねが好手で似た変化になります。
なぜ、NHK講座の最初のページのような基本図になるか、おわかりいただけたかと思います。
▲5七銀(左)の形が必要なんですよね、棒銀に行くには。
262: ボウギ二スト ◆o/ZZQjbs
2002/04/17(水) 22:49:00
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲4八銀
*どのみち1五には角が効いていて▲1五銀とは出られないので、3八でなく4八に上がる。
△4二飛 ▲2五歩 △3三角 ▲3六歩 △3二銀 ▲3七銀
*ここで△4五歩は、▲6八玉で振り飛車おもしろくない。
△4三銀 ▲2六銀 △3二飛 ▲6八玉
*△1五角を避けて、先に逃げておく。
△5四歩 ▲3五歩
*△同歩▲同銀△1五角は▲3四歩で、こんどは先手有利。
△4二角 ▲3八飛 △6四角
*これが異様に受けにくい。▲1八飛、▲3七桂では歩がただ。▲3七銀だと△3五歩。
*仕掛けは無理。はじめから▲5七銀~▲4六歩の形にしておく必要があるんです。
▲3四歩
*もう先手はいくしかないので、いけるところまでいってみることにしましょう。
△1九角成 ▲3三歩成 △同 飛 ▲同飛成 △同 桂 ▲3五銀
△4五桂 ▲4四銀 △2八飛 ▲5八金右 △4四銀 ▲同 角
△2九馬 ▲2一飛 △3二銀 ▲1一飛成 △4七馬 ▲3三歩
△5七桂成 ▲7八玉 △5八成桂 ▲3二歩成 △6九成桂 ▲7七玉
△6五桂 ▲8六玉 △8四香 ▲8五香 △同 香 ▲同 玉
△8四金 ▲8六玉 △8五金打
2020.11.12
棒銀戦法を大いに語る ボウギニストの講座まとめ 24ページ目
現ギズモ注・今回は、棒銀側が居玉のまま速攻したときの話です。
四間飛車側は△4三銀の形で受けています。
△4三銀型でも四間飛車側は、もちろん対抗できます。まとめの20ページ目で解説したように△3二銀型もあります。
△3二銀型のほうがいい気もしますが、両方使えると四間飛車側は幅が広がります。
棒銀を受ける際に注意することは、一手の油断もならない、ということです。
256: ボウギ二スト ◆o/ZZQjbs
2002/04/17(水) 21:31:00
今日は、居玉厨房さんにあやかり、居玉棒銀で四間飛車にどこまで
せまれるのか、僕なりの研究を解説したいと思います。
257: ボウギ二スト ◆o/ZZQjbs
2002/04/17(水) 21:41:00
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲4八銀 △4二飛
▲2五歩 △3三角 ▲3六歩 △6二玉 ▲3七銀 △3二銀
▲2六銀 △4三銀 ▲3五歩 △3二飛 ▲3四歩 △同 銀
▲3八飛 △4二角 ▲6八玉 △4三銀 ▲3五銀 △5四歩
▲3四歩 △6四角 ▲4六歩 △7二玉 ▲3六飛 △8二玉
▲3七桂
これは成功例です。だいたい、飛車、銀、桂がこのタテの形にならぶ
ことができたら作戦勝ちです。この形を個人的にマウント・ポジションと
呼んでいます。居飛車優勢です。
258: ボウギ二スト ◆o/ZZQjbs
2002/04/17(水) 21:49:00
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲4八銀 △4二飛
▲2五歩 △3三角 ▲3六歩 △3二銀 ▲3七銀 △4三銀
▲2六銀 △3二飛 ▲3五歩 △4二角 ▲3八飛 △3五歩
▲同 銀 △1五角 ▲6八玉 △3七歩
まで22手で後手の勝ち
振り飛車の△1五角が王手で、強烈!あっというまに居飛車負けです。
259: ボウギ二スト ◆o/ZZQjbs
2002/04/17(水) 21:58:00
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲4八銀 △4二飛
▲2五歩 △3三角 ▲3六歩 △3二銀 ▲3七銀 △4三銀
▲2六銀 △3二飛 ▲1六歩 △1四歩 ▲3五歩 △4二角
▲3八飛 △5四歩 ▲3四歩 △6四角 ▲3三歩成 △同 飛
▲同飛成 △同 桂 ▲3四歩 △4五桂 ▲3三歩成 △5二銀
▲4四角 △5七桂不成▲3七桂 △2八飛 ▲3八歩 △2九飛成
こんどは、▲1六歩と、あらかじめ△1五角を消して攻めてみました。
後手の受け方のポイントは、▲3四歩のタタキに、桂馬を跳ねてしまうことです。
こうすれば先手の銀と桂の働きが悪く、後手優勢になります。
四間飛車側は△4三銀の形で受けています。
△4三銀型でも四間飛車側は、もちろん対抗できます。まとめの20ページ目で解説したように△3二銀型もあります。
△3二銀型のほうがいい気もしますが、両方使えると四間飛車側は幅が広がります。
棒銀を受ける際に注意することは、一手の油断もならない、ということです。
256: ボウギ二スト ◆o/ZZQjbs
2002/04/17(水) 21:31:00
今日は、居玉厨房さんにあやかり、居玉棒銀で四間飛車にどこまで
せまれるのか、僕なりの研究を解説したいと思います。
257: ボウギ二スト ◆o/ZZQjbs
2002/04/17(水) 21:41:00
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲4八銀 △4二飛
▲2五歩 △3三角 ▲3六歩 △6二玉 ▲3七銀 △3二銀
▲2六銀 △4三銀 ▲3五歩 △3二飛 ▲3四歩 △同 銀
▲3八飛 △4二角 ▲6八玉 △4三銀 ▲3五銀 △5四歩
▲3四歩 △6四角 ▲4六歩 △7二玉 ▲3六飛 △8二玉
▲3七桂
これは成功例です。だいたい、飛車、銀、桂がこのタテの形にならぶ
ことができたら作戦勝ちです。この形を個人的にマウント・ポジションと
呼んでいます。居飛車優勢です。
258: ボウギ二スト ◆o/ZZQjbs
2002/04/17(水) 21:49:00
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲4八銀 △4二飛
▲2五歩 △3三角 ▲3六歩 △3二銀 ▲3七銀 △4三銀
▲2六銀 △3二飛 ▲3五歩 △4二角 ▲3八飛 △3五歩
▲同 銀 △1五角 ▲6八玉 △3七歩
まで22手で後手の勝ち
振り飛車の△1五角が王手で、強烈!あっというまに居飛車負けです。
259: ボウギ二スト ◆o/ZZQjbs
2002/04/17(水) 21:58:00
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲4八銀 △4二飛
▲2五歩 △3三角 ▲3六歩 △3二銀 ▲3七銀 △4三銀
▲2六銀 △3二飛 ▲1六歩 △1四歩 ▲3五歩 △4二角
▲3八飛 △5四歩 ▲3四歩 △6四角 ▲3三歩成 △同 飛
▲同飛成 △同 桂 ▲3四歩 △4五桂 ▲3三歩成 △5二銀
▲4四角 △5七桂不成▲3七桂 △2八飛 ▲3八歩 △2九飛成
こんどは、▲1六歩と、あらかじめ△1五角を消して攻めてみました。
後手の受け方のポイントは、▲3四歩のタタキに、桂馬を跳ねてしまうことです。
こうすれば先手の銀と桂の働きが悪く、後手優勢になります。
2020.11.12
棒銀戦法を大いに語る ボウギニストの講座まとめ 23ページ目
245: ボウギ二スト ◆o/ZZQjbs
2002/04/13(土) 21:49:00
棋戦:レーティング対局室(早指し)
先手:ボウギニスト
後手:1728点さん
▲7六歩 △3四歩 ▲1六歩
*変則的な手順。もし△8四歩ならゴキゲン中飛車にするつもり。
△1四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲4八銀 △4二銀 ▲5六歩
△4三銀 ▲5八金右 △9四歩 ▲9六歩 △4二飛 ▲2五歩
△3三角 ▲6八玉 △7二銀 ▲7八玉 △6二玉 ▲3六歩
△7一玉 ▲6八銀 △8二玉 ▲5七銀左 △5四歩
*これで△5四銀からの玉頭銀がなくなる。一安心。
▲4六歩 △6四歩 ▲3七銀 △3二飛 ▲3八飛
*居飛車は攻撃態勢は、手順前後してもかまわない。わざと▲3八飛車を先にしてかく乱作戦。
△1二香 ▲2六銀 △5一角 ▲3五歩 △6二角 ▲3四歩
△同 銀 ▲6八金上
*▲6八金か▲6九金のままかはむつかしい。▲6八金は、中盤でよくわからなくなったときに、時間かせぎに役にたつ1手w
*だから僕はあがらないまま仕掛けることにしています。
△4二金
*振り飛車の最強の作戦と思われる△4二金型。飛車にひもがついている。
▲5五歩
*よくわからなくなってしまたので▲5五歩。これはいい手なのかどうかわかりません。ここでの最善手は何か教えてほしいです。
△同 歩 ▲同 角 △4三銀 ▲3五銀 △3四歩
*これは飛車先に歩を打つ手で、振り飛車側はやりたくない手だと思う。
▲2六銀 △5三金 ▲3七銀 △5四銀 ▲8八角 △6三金
▲2八飛
*銀の繰り替えから、こんどは2筋がねらい。居飛車不満なし。
△2二飛 ▲3二歩
*これが急所!勝ちになったと思った。以下ほんとに短手数で終わった。
△同 飛 ▲2四歩 △5二飛 ▲2三歩成 △6五銀 ▲1二と
△5六歩 ▲4八銀左 △7六銀 ▲2一飛成
まで65手で先手の勝ち
252: ボウギ二スト ◆o/ZZQjbs
2002/04/15(月) 23:06:00
対振り棒銀戦法のいいところと、悪いところについてまとめてみました
<対振り棒銀戦法のいいところ>
・ノーマル振り飛車すべてに対して有効、細かいところは気にしなくてすむ
・藤井システム流行のおかげで振り穴は少ない
上記2点から、実戦で使える機会が多い
・相手がそもそも対急戦になれていない
・棒銀をやる人は特に少ないので相手が定跡をうろおぼえの場合が多い
上記2点から、圧勝できることがある
・勝負が短手数で早くつきやすい
・定跡本のサポートがある
上記2点から、何がよかったか何が悪手だったか局後に検討しやすい
253: ボウギ二スト ◆o/ZZQjbs
2002/04/15(月) 23:09:00
<対振り棒銀戦法の悪いところ>
銀が遊べばボロ負けする
玉が薄いので手がついたらあっというまにまけることが多い
中盤以降は盤面全体を見ることがつねに必要、だから大局観が難しい
棒銀独特の手が出てくるし、中盤も独特の力戦調なので
感覚をつかむまでに他の急戦と比べて時間がかかる
定跡本のサポートはあるものの、振り側の選べる変化が多くておさえきれるかどうか
振り穴にはつらい 使うならまた別の大局観が必要
レベルがあがると先手三間飛車に対してはつらい
2002/04/13(土) 21:49:00
棋戦:レーティング対局室(早指し)
先手:ボウギニスト
後手:1728点さん
▲7六歩 △3四歩 ▲1六歩
*変則的な手順。もし△8四歩ならゴキゲン中飛車にするつもり。
△1四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲4八銀 △4二銀 ▲5六歩
△4三銀 ▲5八金右 △9四歩 ▲9六歩 △4二飛 ▲2五歩
△3三角 ▲6八玉 △7二銀 ▲7八玉 △6二玉 ▲3六歩
△7一玉 ▲6八銀 △8二玉 ▲5七銀左 △5四歩
*これで△5四銀からの玉頭銀がなくなる。一安心。
▲4六歩 △6四歩 ▲3七銀 △3二飛 ▲3八飛
*居飛車は攻撃態勢は、手順前後してもかまわない。わざと▲3八飛車を先にしてかく乱作戦。
△1二香 ▲2六銀 △5一角 ▲3五歩 △6二角 ▲3四歩
△同 銀 ▲6八金上
*▲6八金か▲6九金のままかはむつかしい。▲6八金は、中盤でよくわからなくなったときに、時間かせぎに役にたつ1手w
*だから僕はあがらないまま仕掛けることにしています。
△4二金
*振り飛車の最強の作戦と思われる△4二金型。飛車にひもがついている。
▲5五歩
*よくわからなくなってしまたので▲5五歩。これはいい手なのかどうかわかりません。ここでの最善手は何か教えてほしいです。
△同 歩 ▲同 角 △4三銀 ▲3五銀 △3四歩
*これは飛車先に歩を打つ手で、振り飛車側はやりたくない手だと思う。
▲2六銀 △5三金 ▲3七銀 △5四銀 ▲8八角 △6三金
▲2八飛
*銀の繰り替えから、こんどは2筋がねらい。居飛車不満なし。
△2二飛 ▲3二歩
*これが急所!勝ちになったと思った。以下ほんとに短手数で終わった。
△同 飛 ▲2四歩 △5二飛 ▲2三歩成 △6五銀 ▲1二と
△5六歩 ▲4八銀左 △7六銀 ▲2一飛成
まで65手で先手の勝ち
252: ボウギ二スト ◆o/ZZQjbs
2002/04/15(月) 23:06:00
対振り棒銀戦法のいいところと、悪いところについてまとめてみました
<対振り棒銀戦法のいいところ>
・ノーマル振り飛車すべてに対して有効、細かいところは気にしなくてすむ
・藤井システム流行のおかげで振り穴は少ない
上記2点から、実戦で使える機会が多い
・相手がそもそも対急戦になれていない
・棒銀をやる人は特に少ないので相手が定跡をうろおぼえの場合が多い
上記2点から、圧勝できることがある
・勝負が短手数で早くつきやすい
・定跡本のサポートがある
上記2点から、何がよかったか何が悪手だったか局後に検討しやすい
253: ボウギ二スト ◆o/ZZQjbs
2002/04/15(月) 23:09:00
<対振り棒銀戦法の悪いところ>
銀が遊べばボロ負けする
玉が薄いので手がついたらあっというまにまけることが多い
中盤以降は盤面全体を見ることがつねに必要、だから大局観が難しい
棒銀独特の手が出てくるし、中盤も独特の力戦調なので
感覚をつかむまでに他の急戦と比べて時間がかかる
定跡本のサポートはあるものの、振り側の選べる変化が多くておさえきれるかどうか
振り穴にはつらい 使うならまた別の大局観が必要
レベルがあがると先手三間飛車に対してはつらい
2020.11.12
棒銀戦法を大いに語る ボウギニストの講座まとめ 22ページ目
現ギズモ注・今回も▲3五歩に△同歩とした場合に、その後どうなるのかを引き続き研究しています。
木村先生のNHK講座が元になっています。居飛車側も最善を尽くさないと有利を保てない、というのが分かります。
内容が高度です。実際には▲3五歩に△同歩と取る四間飛車党なんてほぼいないと思うので、軽い参考までです。
241: ボウギ二スト ◆o/ZZQjbs
2002/04/13(土) 18:49:00
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲4八銀 △4二飛
▲5六歩 △9四歩 ▲9六歩 △7二銀 ▲6八玉 △3二銀
▲7八玉 △6二玉 ▲5八金右 △7一玉 ▲6八銀 △8二玉
▲3六歩 △5二金左 ▲5七銀左 △4三銀 ▲2五歩 △3三角
▲3七銀 △5四歩 ▲2六銀 △3二飛 ▲6八金直 △1二香
▲4六歩 △6四歩 ▲3五歩 △同 歩 ▲同 銀 △4五歩
*これがこの局面で後手最強の抵抗。こういう角が当たったときは、ほとんど居飛車側から交換する手が正解です。
▲3三角成 △同 飛 ▲3六歩
*こんどは角交換になってすでに後手の角がさばけているので、▲3六歩が悪手になる。
△3四歩
*これで銀を追い返す。ここで▲2四歩は△3五歩と銀をとられ以下▲2三歩成△3四飛車と逃げられて、先手不利。2筋を破っても銀損が大きい。
▲2六銀 △4六歩
*▲同銀は△3九角。しかしここではすでに銀が2六に退却しておかしい。
▲3七銀 △3五歩
*ここで▲同歩と取ってみる。
▲同 歩 △4四銀 ▲2四歩 △3五銀 ▲2三歩成 △4三飛
*振り飛車、軽いさばき。ここで▲4八歩は△3六歩で銀が死ぬ。
▲4八銀右 △3六銀
*これで△2七歩のねらいと△4七歩成がきびしい。後手優勢。
242: ボウギ二スト ◆o/ZZQjbs
2002/04/13(土) 18:51:00
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲4八銀 △4二飛
▲5六歩 △9四歩 ▲9六歩 △7二銀 ▲6八玉 △3二銀
▲7八玉 △6二玉 ▲5八金右 △7一玉 ▲6八銀 △8二玉
▲3六歩 △5二金左 ▲5七銀左 △4三銀 ▲2五歩 △3三角
▲3七銀 △5四歩 ▲2六銀 △3二飛 ▲6八金直 △1二香
▲4六歩 △6四歩 ▲3五歩 △同 歩 ▲同 銀 △4五歩
*これがこの局面で後手最強の抵抗。こういう角が当たったときは、ほとんど居飛車側から交換する手が正解です。
▲3三角成 △同 飛 ▲3六歩
*こんどは角交換になってすでに後手の角がさばけているので、▲3六歩が悪手になる。その理由をこの後解説しています。ちなみに正解は▲3四歩です
△3四歩
*これで銀を追い返す。飛車先に歩を打つのでふつうはない手だけど、読みの裏付けが入っているので指せる手。ここで▲2四歩は△3五歩と銀をとられ以下▲2三歩成△3四飛車と逃げられて、先手不利。2筋を破っても銀損が大きい。
▲2六銀 △4六歩
*▲同銀は△3九角。ここではすでに銀が2六に退却して先手変調。
▲3七銀 △3五歩
*次はここで▲2四歩と攻め合ってみる。
▲2四歩 △3六歩
*ここで▲4六銀もありそう。ただし△4五歩~△3七歩成のねらいが残る。▲4八銀右と引く手もありそう。どちらも難しいわかれだと思います。木村さんはこの解説はとばして▲2三歩成と攻め合っています。
▲2三歩成 △3七歩成 ▲3三と △2八と ▲4三と △同 金
▲4一飛△5二銀 ▲2一飛成 △4七歩成 ▲同 金 △4九飛
*これでいい勝負とのことです。
*でも先手としてはもったいない変化ですね、これは。
木村先生のNHK講座が元になっています。居飛車側も最善を尽くさないと有利を保てない、というのが分かります。
内容が高度です。実際には▲3五歩に△同歩と取る四間飛車党なんてほぼいないと思うので、軽い参考までです。
241: ボウギ二スト ◆o/ZZQjbs
2002/04/13(土) 18:49:00
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲4八銀 △4二飛
▲5六歩 △9四歩 ▲9六歩 △7二銀 ▲6八玉 △3二銀
▲7八玉 △6二玉 ▲5八金右 △7一玉 ▲6八銀 △8二玉
▲3六歩 △5二金左 ▲5七銀左 △4三銀 ▲2五歩 △3三角
▲3七銀 △5四歩 ▲2六銀 △3二飛 ▲6八金直 △1二香
▲4六歩 △6四歩 ▲3五歩 △同 歩 ▲同 銀 △4五歩
*これがこの局面で後手最強の抵抗。こういう角が当たったときは、ほとんど居飛車側から交換する手が正解です。
▲3三角成 △同 飛 ▲3六歩
*こんどは角交換になってすでに後手の角がさばけているので、▲3六歩が悪手になる。
△3四歩
*これで銀を追い返す。ここで▲2四歩は△3五歩と銀をとられ以下▲2三歩成△3四飛車と逃げられて、先手不利。2筋を破っても銀損が大きい。
▲2六銀 △4六歩
*▲同銀は△3九角。しかしここではすでに銀が2六に退却しておかしい。
▲3七銀 △3五歩
*ここで▲同歩と取ってみる。
▲同 歩 △4四銀 ▲2四歩 △3五銀 ▲2三歩成 △4三飛
*振り飛車、軽いさばき。ここで▲4八歩は△3六歩で銀が死ぬ。
▲4八銀右 △3六銀
*これで△2七歩のねらいと△4七歩成がきびしい。後手優勢。
242: ボウギ二スト ◆o/ZZQjbs
2002/04/13(土) 18:51:00
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲4八銀 △4二飛
▲5六歩 △9四歩 ▲9六歩 △7二銀 ▲6八玉 △3二銀
▲7八玉 △6二玉 ▲5八金右 △7一玉 ▲6八銀 △8二玉
▲3六歩 △5二金左 ▲5七銀左 △4三銀 ▲2五歩 △3三角
▲3七銀 △5四歩 ▲2六銀 △3二飛 ▲6八金直 △1二香
▲4六歩 △6四歩 ▲3五歩 △同 歩 ▲同 銀 △4五歩
*これがこの局面で後手最強の抵抗。こういう角が当たったときは、ほとんど居飛車側から交換する手が正解です。
▲3三角成 △同 飛 ▲3六歩
*こんどは角交換になってすでに後手の角がさばけているので、▲3六歩が悪手になる。その理由をこの後解説しています。ちなみに正解は▲3四歩です
△3四歩
*これで銀を追い返す。飛車先に歩を打つのでふつうはない手だけど、読みの裏付けが入っているので指せる手。ここで▲2四歩は△3五歩と銀をとられ以下▲2三歩成△3四飛車と逃げられて、先手不利。2筋を破っても銀損が大きい。
▲2六銀 △4六歩
*▲同銀は△3九角。ここではすでに銀が2六に退却して先手変調。
▲3七銀 △3五歩
*次はここで▲2四歩と攻め合ってみる。
▲2四歩 △3六歩
*ここで▲4六銀もありそう。ただし△4五歩~△3七歩成のねらいが残る。▲4八銀右と引く手もありそう。どちらも難しいわかれだと思います。木村さんはこの解説はとばして▲2三歩成と攻め合っています。
▲2三歩成 △3七歩成 ▲3三と △2八と ▲4三と △同 金
▲4一飛△5二銀 ▲2一飛成 △4七歩成 ▲同 金 △4九飛
*これでいい勝負とのことです。
*でも先手としてはもったいない変化ですね、これは。
2020.11.12
棒銀戦法を大いに語る ボウギニストの講座まとめ 21ページ目
現ギズモ注・2002年の四月当時、NHK講座で木村一基先生の「四間飛車破り 急戦の極意」というのが、偶然に放送されました。
せっかくなのでそれに沿って私も棋譜を作って解説をしたのです。
今回は木村先生の講座でのテーマだった、棒銀の▲3五歩の仕掛けに、△同歩と取ったらどうなるのか?本当にそれを敗着にできるのか?を詳細に調べています。
223: ボウギ二スト ◆o/ZZQjbs
2002/04/09(火) 00:30:00
2002年4月号NHK講座の内容は
1回 初級者 棒銀のねらい
2回 中級者 振り飛車の対抗策
3回 有段者 実戦の流れ
4回 高段者 最新の研究発表
となっていますね。3回目は僕もぎりぎり、
4回は僕の棋力ではつらいですね。
2回までおさえたら充分ですよ。
そのうち、NHK講座の内容を僕が解説した棋譜をアップしたいですね。
231: ボウギ二スト ◆o/ZZQjbs
2002/04/11(木) 22:10:00
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲4八銀 △4二飛
▲5六歩 △9四歩 ▲9六歩 △7二銀 ▲6八玉 △3二銀
▲7八玉 △6二玉 ▲5八金右 △7一玉 ▲6八銀 △8二玉
▲3六歩 △5二金左 ▲5七銀左 △4三銀 ▲2五歩 △3三角
▲3七銀 △5四歩 ▲2六銀 △3二飛 ▲6八金直 △1二香
▲4六歩 △6四歩 ▲3五歩 △同 歩
*今回のテーマ。これを後手が△同歩と取ったらどうなるか。
▲同 銀 △4二角 ▲3四歩
*なぜ▲3六歩なのか。▲3四歩ではダメなの?(以下、▲3四歩がダメな理由の棋譜)
△同 銀
*ここで▲4四銀は△4三歩。
*だから▲2四歩の1手。
▲2四歩 △3五銀 ▲2三歩成 △3四飛
*ここで▲1二とは△3三桂▲2三飛成△2四飛とぶつけられてダメ。
▲3二と △1五角 ▲2一飛成 △2四飛
*やはりこれでぶつけられて困る。銀をすてて飛車交換になってしまっては居飛車の負け。
*仮に▲1六歩の形でも、△5一角と引かれているとほぼ同じ変化。よって▲3四歩ではだめ、結局▲3六歩が正解なんです。
233: ボウギ二スト ◆o/ZZQjbs
2002/04/11(木) 22:15:00
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲4八銀 △4二飛
▲5六歩 △9四歩 ▲9六歩 △7二銀 ▲6八玉 △3二銀
▲7八玉 △6二玉 ▲5八金右 △7一玉 ▲6八銀 △8二玉
▲3六歩 △5二金左 ▲5七銀左 △4三銀 ▲2五歩 △3三角
▲3七銀 △5四歩 ▲2六銀 △3二飛 ▲6八金直 △1二香
▲4六歩 △6四歩 ▲3五歩
*今回のテーマ。これを後手が△同歩と取ったらどうなるか。
△同歩
*悪手。これを敗着にするのが4月7日放送のテーマ。
▲同 銀 △4二角 ▲3六歩
*しっかり受ける。▲3八飛車は△1五角~△3七歩の筋があり危険。
*
△5三金
*△3四歩のような飛車先に歩を打つ手は振り飛車がやってはいけない手。飛車がさばけなくなる。△3四歩▲4四銀で棒銀良し。
▲4五歩
*棒銀といっても、定跡では2筋でなく3、4筋で戦いになることが多い。
△同 歩 ▲1一角成 △3三角
*いかにも振り飛車らしい手。ここで▲2一馬とよくばってみると・・・ (以下、▲2一馬がダメな理由を示した棋譜) 正解は▲3三同馬で、以下△同飛▲2四歩△同歩▲3七桂と活用し、先手有利。
▲2一馬 △9九角成
*急所に角を成られた。
*ここで▲3二馬は△同銀▲3一飛車△2二馬で飛車が死んで終わり。
▲7七桂
*馬を封じ込める作戦だけど・・・
△7四香
*これが痛い。
▲3二馬 △同 銀 ▲4二飛 △4三銀 ▲3七桂 △7六香
▲4五桂 △5二金引 ▲1二飛成 △7七香成 ▲同 金 △6五桂
▲6六銀 △3九角 ▲2九飛 △6六角成 ▲同 金 △7七馬
▲8九玉 △8八銀 ▲9八玉 △6六馬
*あっというまに負け。だいたいこういう展開になるので、△9九角成とされてはだめ。ただし銀をもっていれば▲8八銀で受かる。
せっかくなのでそれに沿って私も棋譜を作って解説をしたのです。
今回は木村先生の講座でのテーマだった、棒銀の▲3五歩の仕掛けに、△同歩と取ったらどうなるのか?本当にそれを敗着にできるのか?を詳細に調べています。
223: ボウギ二スト ◆o/ZZQjbs
2002/04/09(火) 00:30:00
2002年4月号NHK講座の内容は
1回 初級者 棒銀のねらい
2回 中級者 振り飛車の対抗策
3回 有段者 実戦の流れ
4回 高段者 最新の研究発表
となっていますね。3回目は僕もぎりぎり、
4回は僕の棋力ではつらいですね。
2回までおさえたら充分ですよ。
そのうち、NHK講座の内容を僕が解説した棋譜をアップしたいですね。
231: ボウギ二スト ◆o/ZZQjbs
2002/04/11(木) 22:10:00
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲4八銀 △4二飛
▲5六歩 △9四歩 ▲9六歩 △7二銀 ▲6八玉 △3二銀
▲7八玉 △6二玉 ▲5八金右 △7一玉 ▲6八銀 △8二玉
▲3六歩 △5二金左 ▲5七銀左 △4三銀 ▲2五歩 △3三角
▲3七銀 △5四歩 ▲2六銀 △3二飛 ▲6八金直 △1二香
▲4六歩 △6四歩 ▲3五歩 △同 歩
*今回のテーマ。これを後手が△同歩と取ったらどうなるか。
▲同 銀 △4二角 ▲3四歩
*なぜ▲3六歩なのか。▲3四歩ではダメなの?(以下、▲3四歩がダメな理由の棋譜)
△同 銀
*ここで▲4四銀は△4三歩。
*だから▲2四歩の1手。
▲2四歩 △3五銀 ▲2三歩成 △3四飛
*ここで▲1二とは△3三桂▲2三飛成△2四飛とぶつけられてダメ。
▲3二と △1五角 ▲2一飛成 △2四飛
*やはりこれでぶつけられて困る。銀をすてて飛車交換になってしまっては居飛車の負け。
*仮に▲1六歩の形でも、△5一角と引かれているとほぼ同じ変化。よって▲3四歩ではだめ、結局▲3六歩が正解なんです。
233: ボウギ二スト ◆o/ZZQjbs
2002/04/11(木) 22:15:00
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲4八銀 △4二飛
▲5六歩 △9四歩 ▲9六歩 △7二銀 ▲6八玉 △3二銀
▲7八玉 △6二玉 ▲5八金右 △7一玉 ▲6八銀 △8二玉
▲3六歩 △5二金左 ▲5七銀左 △4三銀 ▲2五歩 △3三角
▲3七銀 △5四歩 ▲2六銀 △3二飛 ▲6八金直 △1二香
▲4六歩 △6四歩 ▲3五歩
*今回のテーマ。これを後手が△同歩と取ったらどうなるか。
△同歩
*悪手。これを敗着にするのが4月7日放送のテーマ。
▲同 銀 △4二角 ▲3六歩
*しっかり受ける。▲3八飛車は△1五角~△3七歩の筋があり危険。
*
△5三金
*△3四歩のような飛車先に歩を打つ手は振り飛車がやってはいけない手。飛車がさばけなくなる。△3四歩▲4四銀で棒銀良し。
▲4五歩
*棒銀といっても、定跡では2筋でなく3、4筋で戦いになることが多い。
△同 歩 ▲1一角成 △3三角
*いかにも振り飛車らしい手。ここで▲2一馬とよくばってみると・・・ (以下、▲2一馬がダメな理由を示した棋譜) 正解は▲3三同馬で、以下△同飛▲2四歩△同歩▲3七桂と活用し、先手有利。
▲2一馬 △9九角成
*急所に角を成られた。
*ここで▲3二馬は△同銀▲3一飛車△2二馬で飛車が死んで終わり。
▲7七桂
*馬を封じ込める作戦だけど・・・
△7四香
*これが痛い。
▲3二馬 △同 銀 ▲4二飛 △4三銀 ▲3七桂 △7六香
▲4五桂 △5二金引 ▲1二飛成 △7七香成 ▲同 金 △6五桂
▲6六銀 △3九角 ▲2九飛 △6六角成 ▲同 金 △7七馬
▲8九玉 △8八銀 ▲9八玉 △6六馬
*あっというまに負け。だいたいこういう展開になるので、△9九角成とされてはだめ。ただし銀をもっていれば▲8八銀で受かる。
2020.11.12
棒銀戦法を大いに語る ボウギニストの講座まとめ 20ページ目
今回は2020年現在に書いた、特別講座。
<ノーマル四間飛車に対して、居飛車側が居玉のまま棒銀で攻めたらどうなるのか?>
それがテーマ。ソフトの「やねうら王」(tanuki-2018)で調べてみました。
開始日時:2020/11/12 00:31:03
先手:居玉棒銀
後手:ノーマル四間飛車
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲4八銀 △4二飛
*この局面、tanuki-2018は+220ほどの点数をつけている。ソフトにとっては振り飛車は不利飛車ということだろう。
▲2五歩 △3三角 ▲3六歩
*早い▲3六歩。これで棒銀に出る。なお、▲1五銀の狙いは△3三角の利きがあるので、あらかじめ防がれている。
△3二銀
*後手としては、とりあえずこの銀上がりで急戦を警戒しておくのが吉。
▲3七銀 △6二玉 ▲2六銀 △7二玉
*ここまで来れば、後手としては強い戦いができる。
*この手に替えて、△4三銀も有力とのことだが、居飛車側がせっかく居玉で攻めてきてくれそうなんで、後手としては攻めを誘ってじっと玉寄りで様子を見るのがおススメ。
▲3五歩
*この手を指すと、一気に-570ほどまで形勢が動いた。後手が有利になった。仕掛けが早すぎる、とtanuki-2018先生の判断。
△4五歩
*当然の反発。
*ここで▲3四歩と▲3三角成に分岐します。
▲3四歩
*先手としては一歩得してどうか。
△8八角成 ▲同 銀
*壁銀になってしまうが仕方がない。
△4六歩 ▲同 歩 △同 飛
*tanuki-2018は-870ほどで後手優勢と判断している。
▲5五角
*先手側が反撃するとしたらこの一手。
*以下、だいたいの流れの一例です。
△4七飛成
*ここですぐ▲1一角成は△6四角と打ち、-2000以上で圧倒的に後手優位になるとtanuki-2018のお告げ。
▲5八金右 △3六龍 ▲3七銀 △3四龍 ▲1一角成
*ようやく香を取る手が回ってきた。
△3三角
*しかしこれで馬を消され、2一の桂に活躍される。さらに後手は陣形の安定度が違う。ここでの評価値は-1000ほどで後手優勢。▲3四歩の取り込みは失敗に終わる、とのtanuki-2018の判断だ。(16手目に戻る)
変化:17手
▲3三角成
*こっちのほうが居飛車の勢いがいい。▲8八銀の壁銀にもならない。
△同 銀 ▲3四歩
*後手陣を乱すため、取り込む。
△同 銀 ▲6六角
*▲5五角、▲7七角、▲8八角、いずれもあるところ。
△3三角
*ここで△6四角も有力。△6四角でも-470ほどで後手有利だ。
▲同角成 △同 桂 ▲6六角
*再び角で狙う。後手には常に△4六歩の狙いが残っている。
△6四角
*ここで反撃とtanuki-2018は言っている。△3三桂の形にしてから再び△6四角とは、人間には考えにくい手順だ。
▲3八飛
*▲3三角成はさすがに△2八角成で無謀。▲3七歩では棒銀が遊ぶ。▲1八飛では希望がないのでこれで勝負するところだろう。
△1九角成 ▲3四飛
△3二歩
*ここまでで局面が落ち着く。評価値は-900ほどで後手有利となっている。後手陣は玉が安定しているのが大きい。やはり居玉のままの棒銀は無理がある、とソフトの判断だ。以上で解説は終わり。
<ノーマル四間飛車に対して、居飛車側が居玉のまま棒銀で攻めたらどうなるのか?>
それがテーマ。ソフトの「やねうら王」(tanuki-2018)で調べてみました。
開始日時:2020/11/12 00:31:03
先手:居玉棒銀
後手:ノーマル四間飛車
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲4八銀 △4二飛
*この局面、tanuki-2018は+220ほどの点数をつけている。ソフトにとっては振り飛車は不利飛車ということだろう。
▲2五歩 △3三角 ▲3六歩
*早い▲3六歩。これで棒銀に出る。なお、▲1五銀の狙いは△3三角の利きがあるので、あらかじめ防がれている。
△3二銀
*後手としては、とりあえずこの銀上がりで急戦を警戒しておくのが吉。
▲3七銀 △6二玉 ▲2六銀 △7二玉
*ここまで来れば、後手としては強い戦いができる。
*この手に替えて、△4三銀も有力とのことだが、居飛車側がせっかく居玉で攻めてきてくれそうなんで、後手としては攻めを誘ってじっと玉寄りで様子を見るのがおススメ。
▲3五歩
*この手を指すと、一気に-570ほどまで形勢が動いた。後手が有利になった。仕掛けが早すぎる、とtanuki-2018先生の判断。
△4五歩
*当然の反発。
*ここで▲3四歩と▲3三角成に分岐します。
▲3四歩
*先手としては一歩得してどうか。
△8八角成 ▲同 銀
*壁銀になってしまうが仕方がない。
△4六歩 ▲同 歩 △同 飛
*tanuki-2018は-870ほどで後手優勢と判断している。
▲5五角
*先手側が反撃するとしたらこの一手。
*以下、だいたいの流れの一例です。
△4七飛成
*ここですぐ▲1一角成は△6四角と打ち、-2000以上で圧倒的に後手優位になるとtanuki-2018のお告げ。
▲5八金右 △3六龍 ▲3七銀 △3四龍 ▲1一角成
*ようやく香を取る手が回ってきた。
△3三角
*しかしこれで馬を消され、2一の桂に活躍される。さらに後手は陣形の安定度が違う。ここでの評価値は-1000ほどで後手優勢。▲3四歩の取り込みは失敗に終わる、とのtanuki-2018の判断だ。(16手目に戻る)
変化:17手
▲3三角成
*こっちのほうが居飛車の勢いがいい。▲8八銀の壁銀にもならない。
△同 銀 ▲3四歩
*後手陣を乱すため、取り込む。
△同 銀 ▲6六角
*▲5五角、▲7七角、▲8八角、いずれもあるところ。
△3三角
*ここで△6四角も有力。△6四角でも-470ほどで後手有利だ。
▲同角成 △同 桂 ▲6六角
*再び角で狙う。後手には常に△4六歩の狙いが残っている。
△6四角
*ここで反撃とtanuki-2018は言っている。△3三桂の形にしてから再び△6四角とは、人間には考えにくい手順だ。
▲3八飛
*▲3三角成はさすがに△2八角成で無謀。▲3七歩では棒銀が遊ぶ。▲1八飛では希望がないのでこれで勝負するところだろう。
△1九角成 ▲3四飛
△3二歩
*ここまでで局面が落ち着く。評価値は-900ほどで後手有利となっている。後手陣は玉が安定しているのが大きい。やはり居玉のままの棒銀は無理がある、とソフトの判断だ。以上で解説は終わり。
2020.11.12
棒銀戦法を大いに語る ボウギニストの講座まとめ 19ページ目
218: ボウギ二スト ◆o/ZZQjbs
2002/04/07(日) 20:18:00
<振り飛車の分類3種類>
振り飛車戦法にも色々あります。四間でも角道をあける立石流、三間の石田流、
ゴキゲン中飛車、5筋位取り中飛車、△3二金型向い飛車、坂田流向い飛車・・・
そこで僕が独自に次の3つの種類に分けました。
ノーマル振り飛車、アブノーマル振り飛車、振り飛車穴熊。この3つです。
・ノーマル振り飛車→受身の振り飛車全般。角道を止める+美濃囲いにする振り飛車。
・アブノーマル振り飛車→攻撃含みのある変則的な振り飛車全般。上記の例はすべてこれになります。
・振り飛車穴熊→文字通り、美濃囲いでなく穴熊にする振り飛車。
今から紹介する定跡5種類は、すべて対ノーマル振り飛車用の定跡(中でも特に四間)で
あることを覚えておいてください。
219: ボウギ二スト ◆o/ZZQjbs
2002/04/07(日) 20:19:00
<居飛車対四間飛車、急戦定跡の5つの種類>
定跡、定跡といいますが、これらがもっとも有名な対振り飛車の定跡です。
5つありますんで、順番にみていきましょう。
Pはページ数のことで、羽生の頭脳1、2巻に何ページ費やされているか
僕が調べて書いたものです。
(すべて2巻の「後手の急戦策」をふくむ、数字は約です)
4六銀右 60P 一番ストレートな急戦。これで勝てるならいいんだけど。
4六銀左 90P 急戦の中でも花形と呼ばれる。無理のない攻め筋ができる。
4五歩早仕掛け 70P これがアマではもっとも多く指されている。仕掛けかたがわかりやすい。
鷺宮定跡 60P 振り側に最近新手が出たせいで、難しめの戦法、らしい。
棒銀 60P 棒銀定跡独特の特殊な手が続く。そして銀が2筋にお出かけするため、大局観が難しい。
今回は振り飛車を3つに分類する話と、5つの急戦定跡の名前の紹介でした。
2002/04/07(日) 20:18:00
<振り飛車の分類3種類>
振り飛車戦法にも色々あります。四間でも角道をあける立石流、三間の石田流、
ゴキゲン中飛車、5筋位取り中飛車、△3二金型向い飛車、坂田流向い飛車・・・
そこで僕が独自に次の3つの種類に分けました。
ノーマル振り飛車、アブノーマル振り飛車、振り飛車穴熊。この3つです。
・ノーマル振り飛車→受身の振り飛車全般。角道を止める+美濃囲いにする振り飛車。
・アブノーマル振り飛車→攻撃含みのある変則的な振り飛車全般。上記の例はすべてこれになります。
・振り飛車穴熊→文字通り、美濃囲いでなく穴熊にする振り飛車。
今から紹介する定跡5種類は、すべて対ノーマル振り飛車用の定跡(中でも特に四間)で
あることを覚えておいてください。
219: ボウギ二スト ◆o/ZZQjbs
2002/04/07(日) 20:19:00
<居飛車対四間飛車、急戦定跡の5つの種類>
定跡、定跡といいますが、これらがもっとも有名な対振り飛車の定跡です。
5つありますんで、順番にみていきましょう。
Pはページ数のことで、羽生の頭脳1、2巻に何ページ費やされているか
僕が調べて書いたものです。
(すべて2巻の「後手の急戦策」をふくむ、数字は約です)
4六銀右 60P 一番ストレートな急戦。これで勝てるならいいんだけど。
4六銀左 90P 急戦の中でも花形と呼ばれる。無理のない攻め筋ができる。
4五歩早仕掛け 70P これがアマではもっとも多く指されている。仕掛けかたがわかりやすい。
鷺宮定跡 60P 振り側に最近新手が出たせいで、難しめの戦法、らしい。
棒銀 60P 棒銀定跡独特の特殊な手が続く。そして銀が2筋にお出かけするため、大局観が難しい。
今回は振り飛車を3つに分類する話と、5つの急戦定跡の名前の紹介でした。
2020.11.12
棒銀戦法を大いに語る ボウギニストの講座まとめ 18ページ目
213: ボウギ二スト ◆o/ZZQjbs
2002/04/06(土) 13:51:00
さて、今日からようやく棒銀対振り飛車の定跡講座をはじめます。
長らくおまたせしました。・・・だれかまってる人いたんか?w
今回から3回くらいは棋譜なし、文字だけですすめていきますよん。
~対振り棒銀定跡に入る前の序章~
<将棋の戦型、3種類>
まず、将棋の戦法には大きくわけて、居飛車と振り飛車があるのはご存知ですよね。
では戦形は大きくわけるといくつあるでしょうか?
次の3種類ですね。
・居飛車対居飛車
・居飛車対振り飛車
・振り飛車対振り飛車
つまり相居飛車、対抗形、相振り飛車の3種類です。
どれにも入らない「その他」としては、筋違い角や風車、アヒルなどがあります。
さて、これから僕の講座で説明していくのは2番目の居対振りの対抗形、
その急戦の中のひとつ対振り棒銀について話をすすめていくわけです。
主に対四間飛車を中心にすすめます。ここまではいいでしょうか。
<居飛車対振り飛車の対抗形では、急戦と持久戦はどっちが簡単?>
こう聞かれたら、答えは持久戦です。実は持久戦のほうが指すには簡単なんです。
お互いに囲いあって、それから右半分でドンパチ、あとは左半分で
寄せ合い。持久戦ならたいがいこうなります。
だから、盤面全体をあまり見ずにすむわけです。
居飛車党が一週間後の試合で勝とうと思ったら、慣れない急戦より、
今まで使っていた戦法か、玉を固める持久戦にしたほうがいいです、はい。
<いきなり棒銀で勝つぞとは思わずに、マターリと長い目で>
急戦はそれにくらべて、中盤以降、盤面全体を見ることが必要に
なります。特に棒銀はその傾向が強いです。
棒銀は最初に「数の攻め」を覚えるときに使う戦法なんで、そこまでは
簡単なんですけど、「対振り棒銀定跡」としてマスターしていくのはけっこう難しいんです。
これが結構知られていない落とし穴だと思います。
感覚を掴むのに50~100局くらいはかかるでしょう。
僕もまだ150局くらいなんで実戦不足で未熟者です。
だから、勝てるようになるまで1ヶ月から3ヶ月、
あまり指せないなら人によっては半年くらいかかるかもしれません。
これは個人差があるでしょうね。
相手がいつも四間できて、棒銀にさせてくれるとはかぎらないので。
それはもうしかたないですね。
いきなり「定跡をすべて理解して、さあ勝つぞ」とは思わずに、
最初は負けつづけてRが100や200減っても、自分の成長を長い目でみていきましょう。
(これは僕の経験上のアドバイスなので、もちろん私的な一意見にすぎませんが)
2002/04/06(土) 13:51:00
さて、今日からようやく棒銀対振り飛車の定跡講座をはじめます。
長らくおまたせしました。・・・だれかまってる人いたんか?w
今回から3回くらいは棋譜なし、文字だけですすめていきますよん。
~対振り棒銀定跡に入る前の序章~
<将棋の戦型、3種類>
まず、将棋の戦法には大きくわけて、居飛車と振り飛車があるのはご存知ですよね。
では戦形は大きくわけるといくつあるでしょうか?
次の3種類ですね。
・居飛車対居飛車
・居飛車対振り飛車
・振り飛車対振り飛車
つまり相居飛車、対抗形、相振り飛車の3種類です。
どれにも入らない「その他」としては、筋違い角や風車、アヒルなどがあります。
さて、これから僕の講座で説明していくのは2番目の居対振りの対抗形、
その急戦の中のひとつ対振り棒銀について話をすすめていくわけです。
主に対四間飛車を中心にすすめます。ここまではいいでしょうか。
<居飛車対振り飛車の対抗形では、急戦と持久戦はどっちが簡単?>
こう聞かれたら、答えは持久戦です。実は持久戦のほうが指すには簡単なんです。
お互いに囲いあって、それから右半分でドンパチ、あとは左半分で
寄せ合い。持久戦ならたいがいこうなります。
だから、盤面全体をあまり見ずにすむわけです。
居飛車党が一週間後の試合で勝とうと思ったら、慣れない急戦より、
今まで使っていた戦法か、玉を固める持久戦にしたほうがいいです、はい。
<いきなり棒銀で勝つぞとは思わずに、マターリと長い目で>
急戦はそれにくらべて、中盤以降、盤面全体を見ることが必要に
なります。特に棒銀はその傾向が強いです。
棒銀は最初に「数の攻め」を覚えるときに使う戦法なんで、そこまでは
簡単なんですけど、「対振り棒銀定跡」としてマスターしていくのはけっこう難しいんです。
これが結構知られていない落とし穴だと思います。
感覚を掴むのに50~100局くらいはかかるでしょう。
僕もまだ150局くらいなんで実戦不足で未熟者です。
だから、勝てるようになるまで1ヶ月から3ヶ月、
あまり指せないなら人によっては半年くらいかかるかもしれません。
これは個人差があるでしょうね。
相手がいつも四間できて、棒銀にさせてくれるとはかぎらないので。
それはもうしかたないですね。
いきなり「定跡をすべて理解して、さあ勝つぞ」とは思わずに、
最初は負けつづけてRが100や200減っても、自分の成長を長い目でみていきましょう。
(これは僕の経験上のアドバイスなので、もちろん私的な一意見にすぎませんが)
2020.11.11
棒銀戦法を大いに語る ボウギニストの講座まとめ 17ページ目
現ギズモ注・以下は、2020年の今、書き込むものです。
参考棋譜です。参考文献「康光流現代矢倉Ⅲ」
先手の康光は矢倉。後手羽生の速攻棒銀に対して、康光が正しく受け、と金を作って有利になりました。
しかし寄せで、康光が攻め方を誤り、千日手となっています。
このレベルでも相居玉の速攻棒銀が指されたというのは、意義があるので貼っておきます。
開始日時:1997年
棋戦:順位戦
戦型:矢倉vs棒銀
持ち時間:6時間
先手:佐藤康光八段
後手:羽生善治四冠
▲7六歩 △8四歩 ▲6八銀 △3四歩 ▲6六歩 △8五歩
▲7七銀 △7二銀 ▲5六歩 △8三銀 ▲7八金 △8四銀
▲7九角 △6四歩 ▲6八角 △6五歩 ▲同 歩 △9五銀
▲5五歩 △同 角 ▲5八飛 △8六歩 ▲同 歩 △同 銀
▲5五飛 △7七銀不成▲同 桂 △8九飛成 ▲7九銀 △6七歩
▲4六角 △9九龍 ▲6四歩 △5四香 ▲同 飛 △同 歩
▲6三歩成 △4二玉 ▲6九歩 △3二玉 ▲5三と △2二玉
▲4三と △4五飛 ▲6六角 △1二玉 ▲6五桂 △8九龍
▲5三桂不成△5一金右 ▲3三と △5五銀 ▲同角右 △同 歩
▲4六香 △3三桂 ▲4五香 △同 桂 ▲4一桂成 △同 金
▲4八玉 △6八歩成 ▲同 歩 △4六歩 ▲6二飛 △4二香
▲4六歩 △5六角 ▲3八銀 △4七歩 ▲3九玉 △5七桂打
▲4五歩 △4九桂成 ▲同 銀 △3二金 ▲4四桂 △2二金
▲2五桂 △4八歩成 ▲同 角 △4七金 ▲3八金 △同 金
▲同 銀 △7八角成 ▲3三金 △7九龍 ▲5九歩 △2一金打
▲2二金 △同 金 ▲3三金 △2一金打 ▲2二金 △同 金
▲3三金 △2一金打 ▲3二銀 △同 銀 ▲同桂成 △同金寄
▲同 金 △同 金 ▲3三銀 △3一金打 ▲3二銀成 △同 金
▲3三金 △3一金打 ▲3二金 △同 金 ▲3三金 △3一金打
▲3二金 △同 金 ▲3三金 △3一金打 ▲3二金 △同 金
参考棋譜です。参考文献「康光流現代矢倉Ⅲ」
先手の康光は矢倉。後手羽生の速攻棒銀に対して、康光が正しく受け、と金を作って有利になりました。
しかし寄せで、康光が攻め方を誤り、千日手となっています。
このレベルでも相居玉の速攻棒銀が指されたというのは、意義があるので貼っておきます。
開始日時:1997年
棋戦:順位戦
戦型:矢倉vs棒銀
持ち時間:6時間
先手:佐藤康光八段
後手:羽生善治四冠
▲7六歩 △8四歩 ▲6八銀 △3四歩 ▲6六歩 △8五歩
▲7七銀 △7二銀 ▲5六歩 △8三銀 ▲7八金 △8四銀
▲7九角 △6四歩 ▲6八角 △6五歩 ▲同 歩 △9五銀
▲5五歩 △同 角 ▲5八飛 △8六歩 ▲同 歩 △同 銀
▲5五飛 △7七銀不成▲同 桂 △8九飛成 ▲7九銀 △6七歩
▲4六角 △9九龍 ▲6四歩 △5四香 ▲同 飛 △同 歩
▲6三歩成 △4二玉 ▲6九歩 △3二玉 ▲5三と △2二玉
▲4三と △4五飛 ▲6六角 △1二玉 ▲6五桂 △8九龍
▲5三桂不成△5一金右 ▲3三と △5五銀 ▲同角右 △同 歩
▲4六香 △3三桂 ▲4五香 △同 桂 ▲4一桂成 △同 金
▲4八玉 △6八歩成 ▲同 歩 △4六歩 ▲6二飛 △4二香
▲4六歩 △5六角 ▲3八銀 △4七歩 ▲3九玉 △5七桂打
▲4五歩 △4九桂成 ▲同 銀 △3二金 ▲4四桂 △2二金
▲2五桂 △4八歩成 ▲同 角 △4七金 ▲3八金 △同 金
▲同 銀 △7八角成 ▲3三金 △7九龍 ▲5九歩 △2一金打
▲2二金 △同 金 ▲3三金 △2一金打 ▲2二金 △同 金
▲3三金 △2一金打 ▲3二銀 △同 銀 ▲同桂成 △同金寄
▲同 金 △同 金 ▲3三銀 △3一金打 ▲3二銀成 △同 金
▲3三金 △3一金打 ▲3二金 △同 金 ▲3三金 △3一金打
▲3二金 △同 金 ▲3三金 △3一金打 ▲3二金 △同 金
2020.11.11
棒銀戦法を大いに語る ボウギニストの講座まとめ 16ページ目
195: ボウギ二スト ◆o/ZZQjbs
2002/03/31(日) 21:02:00
<相居飛車編 最終回 全体のまとめ>
相掛かり→原始棒銀
横歩取り→棒銀なし
角換わり→角換わり棒銀
急戦矢倉→速攻棒銀
相矢倉→今までのを手筋を組み合わせて戦おう。
相居飛車の棒銀は、お互い変化の余地があまりなく、
同じ局面になりやすいのでどんどん実戦でためしてみるといいと思います。
もちろん僕も指します。
最新の青野本と、20年前の石田さんの本とでは、
書いてある根本は同じですから、
この「棒銀の定跡」は他の定跡と比べて、
これからも長持ちすると思いますね。
振り飛車の定跡だと、まったく新しい手がどんどん
出てきているんですけどね。
さてようやく相居飛車編の講座が終わりました。ほっとひといきです。
個人的には、自分が質問した角換わりの相棒銀のところが面白かったです。
まさに手筋の宝庫ですね、あの局面は。 (現ギズモ注・本流からずれるので、このブログでは省略しました)
先手角換わり棒銀は僕の得意戦法になりそうで、うれしいです。
気分的に、後手番で堂々と2手目△8四歩が指せるようになりました。
かなり自分の将棋の幅がひろがった感じです。
講座にレスくれた方々、ありがとう。 相居飛車編おわり
2週間くらい講座ばかりやって、ちょっと疲れたので4、5日ほど休みます。
5日か6日から対振り棒銀の講座をはじめようと思ってます。
木村さんの講座と同時進行がいいかなあ。
24の1級~5級くらい対象、全10回くらいの予定、
とにかく4月中には終わる予定です。では。
2002/03/31(日) 21:02:00
<相居飛車編 最終回 全体のまとめ>
相掛かり→原始棒銀
横歩取り→棒銀なし
角換わり→角換わり棒銀
急戦矢倉→速攻棒銀
相矢倉→今までのを手筋を組み合わせて戦おう。
相居飛車の棒銀は、お互い変化の余地があまりなく、
同じ局面になりやすいのでどんどん実戦でためしてみるといいと思います。
もちろん僕も指します。
最新の青野本と、20年前の石田さんの本とでは、
書いてある根本は同じですから、
この「棒銀の定跡」は他の定跡と比べて、
これからも長持ちすると思いますね。
振り飛車の定跡だと、まったく新しい手がどんどん
出てきているんですけどね。
さてようやく相居飛車編の講座が終わりました。ほっとひといきです。
個人的には、自分が質問した角換わりの相棒銀のところが面白かったです。
まさに手筋の宝庫ですね、あの局面は。 (現ギズモ注・本流からずれるので、このブログでは省略しました)
先手角換わり棒銀は僕の得意戦法になりそうで、うれしいです。
気分的に、後手番で堂々と2手目△8四歩が指せるようになりました。
かなり自分の将棋の幅がひろがった感じです。
講座にレスくれた方々、ありがとう。 相居飛車編おわり
2週間くらい講座ばかりやって、ちょっと疲れたので4、5日ほど休みます。
5日か6日から対振り棒銀の講座をはじめようと思ってます。
木村さんの講座と同時進行がいいかなあ。
24の1級~5級くらい対象、全10回くらいの予定、
とにかく4月中には終わる予定です。では。