丁寧に取材された番組で面白かった。竜王戦7番勝負を1局指すということ。それは羽生の「2日間、お互い16時間、盤の前に座っている。けっこう疲れそうだと思いませんか?」この一言に集約されている。もう、めっちゃ大変!
羽生の努力家ぶりがよく伝わってきて、良い番組だった。

それにしても、将棋界にもニューノーマルというべき現象が起きている。AIの台頭のせいで、評価値と候補手が出ている状態でファンは観戦する時代になったのだと実感。私はそれにはついていけない・・・。
今回も講座。やや高度なものとなっています。大手ホームページである、「寄せの構造・棋書ミシュラン」様の「もうコワくない!早石田 」の箇所を参考にさせていただきました。

初手から▲7六歩△3四歩▲7五歩。ここで後手がどう指すかは、問題になるところ。
「俺は2手目△8四歩派だから、関係ねえぜ」という人は、さようなら(^^;

3手目▲7五歩に対して4手目、やねうら王の検討モードで候補手を最大の15手にすると、15通り、どれを選んでも互角という結果が出てきます。
具体的には△8四歩or△6二銀or△4二玉or△5四歩or△3二金or△3五歩or△1四歩・・・ 以下省略。

どれを選んでも一局なのですが、私のコンセプトは「居飛車で対抗したい。そして大乱戦にはしたくない。主導権は奪いたい」
こういう考えを持っています。そんな都合のいい作戦はあるのでしょうか?
「俺は相振りOKだから、4手目は△4四歩としておいて、全然怖くないぜ!」という人は、今回の講座の対象外です。さようなら(^^;

私のおススメは、4手目△4二玉です。その理由を見ていきましょう。

まず、心得として、4手目△8四歩はやめたほうがいいです。もう3手目▲7五歩の時点で、後手は緊張感がほとばしっていなければなりません。先手はあと一手、▲7八飛としたら、もう先手は攻撃態勢は完了なのです。いつでも7筋から猛攻を仕掛けることができるのです。
後手としては、のんびり△8四歩~△8五歩としている場合ではないのです。
もちろん、AIほどの棋力があれば、△8四歩から飛車先を伸ばしても互角に戦えます。しかし人間が実戦的に後手の居飛車側を持つと、先手の研究にハマり、受け身一方になり、まったく苦労ばかりさせられる展開になります。4手目△8四歩はおススメできません。

そこで有力なのが、△4二玉です。これが私の推奨。狙いは、先手に▲6六歩と止めさせて、後手が右四間飛車に組むことです。
図面を貼ります。

図1


これで、5手目▲7八飛を封じようというのが△4二玉の狙いです。もし図1から▲7八飛なら、△8八角成▲同銀△4五角で、後手だけが馬を作れて有望です。△4五角のときに先手には▲7六角という返し技があるのですが、後手の玉が4三の地点をあらかじめ守っていて、馬が作れません。ですから▲7六角は無効です。
ということで、4手目△4二玉には、先手は▲6六歩と止めることになります。
あとはゆっくりした流れになりますので、後手は右四間に組んで、仕掛けていけばいいのです。
図2は、右四間に組んだ一例です。

図2


右四間側のコツとしては、①6一の金を動かさない ②玉は軽く囲う ③△6五歩のチャンスがあったら、積極的に仕掛ける
この3つです。①は、6一の金を初期配置のままにしておけば、先手から▲7四歩△同歩▲同飛となったときに、この瞬間に△6五歩のチャンスが生まれます。②は、長い持久戦になるのを避けるためです。ずっと駒組みが続くと、先手は石田流本組という形を組んできます。
▲7六飛~▲7七桂~▲5六銀~▲9七角というやつです。そうなると、もう後手から仕掛けることはできません。面白くないです。③も同様の意味です。行けそうと思ったら△6五歩を決行しましょう。
図2は、後手は△3一金型のエルモ囲いをしているのが工夫です。そして先手の▲6七銀があまり良い手ではないようで、このタイミングでの△6五歩を、やねうら王は推奨しています。局面は400点ほど後手がリードとのこと。

さて、これで講座が終わったら良かったのですが、問題が発生します。
それは4手目△4二玉に対しても、5手目▲7八飛と回る手が存在した、ということです。
これは「振り飛車を一刀両断!右四間飛車エルモ囲い」という去年出た本に詳しく書かれているとのこと。(私は持ってません)
5手目▲7八飛以下△8八角成▲同銀△4五角のときに▲5五角と打つ手があり(図3)、そこから大乱戦になるとのこと。これは最新AIの水匠3でも、その▲5五角の局面は-1点で全く互角ということです。

図3


4手目△4二玉で5手目▲6六歩を強要させようというのが後手の狙いだったのに、ムリヤリ5手目▲7八飛として、乱戦に持ち込む手順があったのです。
5手目▲7八飛に対しては、後手は角交換せずに△6二銀としておいて、ゆっくり指すのが無難です。
その後は右四間にこだわらず指して、一局です。

ここまでが私の知っていることです。あとはみなさんの研究におまかせします。以上です。
今日は戦法講座!初級者向けに、なるべく簡単に説明したつもり!次の一手のテストもあるよ!

私は長いこと、将棋を指したり観たりしてきました。そこで、もし「最も優秀な戦法って、何なのよ?」という質問されたら、私ならどう答えるか。
それは右四間飛車(以下、右四間)と答えます!使いやすい、勝ちやすい、という点において、右四間に優る戦法はない、と言っても過言ではないです!ただし、右四間が使えるときは、自分より相手が先に角道を止めてきた場合だけ。
でも、これは頻繁に起こる現象。相手が角道を止めてきた場合は、右四間に組んでおけば、まず序盤で作戦負けはしませんし、中盤も互角に渡り合えるでしょう。

なぜ右四間が勝ちやすいか。それは、
①開戦の権利を持っている
②玉を好き放題に堅くする権利もある
③攻め方が簡単で間違いにくい
この3拍子が揃っているから。さらに付け加えるなら、受ける側には高度な技術が必要だから、という理由もあります。

なお、右四間は、対矢倉用と、対ノーマル振り飛車用の2種類があります。(ノーマル振り飛車というのは、角道を止める、古来からある振り飛車のこと)
対ノーマル振り飛車用は、ネットの24でAIのJKishi18gouが時折、採用しており、まさにAIのお墨付き戦法です。
右四間がB級戦法だったのはもう昔の話!右四間はA級戦法なのです!

注・2021年6月 訂正 JKishi18gouが右四間飛車を採用した棋譜の確認が取れていません。
右四間飛車はソフトも採用するという上記の記事は、書き過ぎでした。ご迷惑をおかけしました。すいませんでした。m(__)m

再度の注・2023年6月 JKishi18gouが右四間飛車を採用しています。対居飛車、対振り飛車、両方で確認が取れました。
どうも、色々な戦法を指すように調整されたみたいです。


初級者向けの講座なので、簡単な図面で問題を出します。
図1は先手側が右四間。今、後手が矢倉で△2二玉と入城したところ。先手の次の一手は?

図1





正解は▲2五桂!または▲4五歩も同じくらい有力と、やねうら王の解析。
この局面での評価値はというと、なんと+3900ほど差がついています。
もちろん後手は無策に矢倉に組んで玉が入城したからですが、もう仕掛けの段階で勝負がついています。
右四間の角のラインに後手玉が入ってしまって、もう大差なのです。
右四間、恐るべしです。矢倉に対する右四間を、「矢倉崩し右四間飛車」と呼ぶことがあります。
なお、AI発の「居角左美濃」はもちろん優秀ですが、攻め方がかなり難しいです。ですので「矢倉崩し右四間飛車」を学ぶ価値は大いにあります。
後手側はどう受けるべきかというと、例えば雁木に組むとか、角を動かさないとか、もっと工夫が必要です。


では次の図2。対ノーマル四間飛車編。これはさっきの図とは違い、本格的。でも、右四間側は、攻め方は一緒。
先手がここから攻めるとしたら、次の一手は?

図2






正解は▲2五桂。さっきの図1と似たような攻め方です。▲2五桂~▲4五歩で、攻め駒が全軍躍動。これが右四間の攻め方。

図2の右四間側の工夫として、①玉を天守閣美濃に囲っている ②端に桂を跳ねて攻めに使っている
この2点が挙げられます。①は私の趣味。もっと堅い囲いが好きな人は、穴熊に囲うのもGoodです。舟囲いでも戦えますが、好きなだけ堅くできるのが右四間の長所です。②は知ってて得する使い方。相手の角が△3三角の場合は、▲1七桂と跳ねてしまいましょう。普通に▲3七桂型だと、桂の頭を狙われる筋があるのです。なお、この、端に桂を跳ねることは「裏跳ね」と呼ばれています。

さて、図3。最後の図面です。図2から、以下▲2五桂△2二角▲4五歩△同歩▲2二角成△同飛と進みました。
ここでぜひ、覚えておきたい一手があります。次の一手は?

図3





正解は▲8八角or▲7七角or▲6六角、です。この3つならどれでも正解です。
要するに、「元のラインへ角の打ち直し」が急所です。やねうら王ではすでに+700ほど差がついています。
この角は強烈で、ここから振り飛車側が逆転するのは、点差以上に、かなり厳しいです。
なお、図2からの▲2五桂に角を△2四角と逃げた場合は、やはり▲4五歩から攻めいって、1一の香が取れそうで先手良し。
また図2から▲2五桂△2二角▲4五歩△2四歩という、桂を取りに来られる進行もありがちですが、桂を取らせている間に、4筋から攻め込めば、先手が有望です。(場合によっては▲1三桂成から、1筋を攻めることも攻めの高等戦術として考えられます)

結論としては、対矢倉用も、対ノーマル振り飛車用も、右四間は▲2五桂~▲4五歩、の攻め方で行ける、ということです。細かい違いは、右四間で攻める分には、それほど気にしなくていいです。
そして「角交換のチャンスがあったら、交換して元のラインへ角の打ち直し」
これをぜひ覚えておきましょう。これをマスターするだけで、宝くじに当選したり、会社で昇進したり、寝たきりのおじいちゃんが立ち上がったり、人生いいことだらけ!

ここまで読んでくれた人は、こう思うかもしれません。「じゃあ、どうやったら右四間を防げるのさ?」と。
それは「相手より先に、角道を止めないこと」です。私のおじいちゃんの遺言、「心臓止めても角道止めるな」というのは、相手から右四間で攻めて来られたくない、という意味が込められているのです。
大阪の解説会で、山崎プロもマジで言ってましたから。「僕が矢倉をやらないのは、右四間で来られるのが嫌だからなんです」と。

私の思う最も優秀な戦法、それは右四間飛車。ということで、今回の講座は以上です。
個人的に非常に面白かったので、2回目の視聴。今度も、あっと言う間に観れた(^^;

森内のコーチング、とても素晴らしいものだったと思う。
初日で森内が「私に挑戦してみたい人はいませんか」と言っても、生徒はそんなに手を上げない。
森内が「学年ごとのチームになって、仲間で相談して(森内と対戦する形式)」と言ったら、生徒は「それならやります」と。
このことが象徴しているように、部員全員がやる気があるわけではないのだった(笑)

森内がコーチするのは奨励会員じゃない。みんなが上達のために将棋を指してるわけじゃないんだ。
学校の部活なんだ。さほどやる気がない生徒も、混じってる。

森内が怒鳴ったり、怒ったりした場面は1つもなかった。それがとても良かった。
むしろ、森内が局面の説明をしたとき、森内「反応のある子と無い子といますし、おそらく1年生はよくわかっていないんだろうなと。難しすぎたと思いますけど、何かお気づきのことがありましたら、教えていただけるとありがたいんですけど」と番組スタッフに教えを乞う場面もあった。

生徒は個性的で、攻めばかり考えるタイプ、守ってばかりのタイプ、型にはまりたくないタイプ。
色々で観ていて楽しい。
それらの生徒に対し、森内は極力、丁寧に優しく指導。

森内「~したほうがいいと思うね」
森内「こっちのほうが、相手は嫌かもしれないね」
森内「そういうやり方もあるんだということを、覚えて欲しい」

一番ダメなコーチングは、将棋を嫌いにさせてしまうことだ。はっきり言って、将棋は実生活には必要ない。
だから、何か将棋で嫌なことがあったら、すぐ辞める流れになってしまう。
辞めてしまっては、元も子もないのだ。森内はそこのところを、よくわかってる。押し付けが一切なかったと言えるコーチングで、素晴らしかったと私は思う。2回目を観たが、実に楽しかった。パチパチパチ。

再放送 BS1 2月20日(土) 午前9:00 〜 午前10:50
NHKのBSで放送されたもの。面白かった。最初は「番組が1時間半以上もあるなんて、長いなー」、と思ってたけど、引き付けられて一気に観た。
森内さんが番組史上、最も謙虚なコーチとして登場(笑)

ある部員が将棋部に入った理由として、「他の部は、ちょっとできなさそうだなと思って」というのには笑った。

中学校のコロナの影響とかも感じられた。
将棋の対外試合もできないの?かわいそう。

私としては、ネットの24でやらせるのはどうなのか?と思った。
部員が15人ほどだったが、相手がいつもの部員に限定されていると、将棋に幅が出ないから。
対外試合を望んでいた生徒、家でテレビゲームしてるなら、24をやればいいのに、と思った。

森内さんの指導は親切でいいと思った。実は将棋って、根本的に、そんなに教えられるもんじゃない。
指導でどうこうなる割合が少ないのだ。私はそう思ってる。でも森内さんみたいな人と接するのはモチベーションが違ってくる。

私が一番面白かったのは、アマ8級~2級の対局を多く観れたこと。
これくらいのアマの将棋はすぐ理解できて、気楽で楽しいのだ。
NHKがどれだけ局面を紹介するかと思っていたけど、私の予想より多かったので満足だ。

私にはまだ将棋熱があると実感。またこういう番組を観たい。

再放送 BS1 2月20日(土) 午前9:00 〜 午前10:50
一言だけ。
うおおおおー、続きが気になってしょうがない!早く次を読みたい~
また半年、待たないといけないのか?ぐあああ
去年の7月に、73.1㎏だった体重。先月では63.3㎏まで減った。
で、今、どうなったか。64.0㎏になった。若干の増だ。
(なお、体重は、起きてすぐの、軽いであろうときを狙って測っている)

この1か月間、かなり腹を甘やかした。今まで我慢していた反動が来たのだ。
この1か月間は、ダイエットを放棄していたと言ってもいいだろう。まあ仕方ない。
ラーメン(すがきやとんこつ)、アイス(サーティワン)、プリン(プッチン)、ケーキ(ショートケーキ)、ポテチ(のりしお)、チューハイ(ほろよい)、オレンジジュース(果汁100%)。
今まで禁止していたものを、ことごとく食べた。それでたったの700g増なのだから、充分、受け入れられる。

さて、これまでは、冬場向けの低カロリーなものとして、「ホットミルクの青汁の粉入り」を飲んでいた。
最近、これに心強い味方たちが加わった。
それは「甘栗(あまぐり)」、「チョコレート」、「冷やっこ(豆腐)」、「ゆで卵」、「バナナ」、「豆乳」。
こういったメンツだ。チョコレートも、少量ならダイエットに良いらしい。

また今から、がんばって、私にとってのBMIの標準数値である62.8㎏を目指そうと思う。
YouTubeで、元プロ野球の清原さんがダイエットに挑戦している。興味を持って見ている。
なお、このブログのカテゴリーに、「冷凍ゼリーでダイエット」を加えた。1ヵ月ごとに更新していきたい。
駒音高く 実業之日本社文庫 700円+税 2021年2月15日初版第1刷発行(単行本は2019年2月発行)
佐川光晴著 評価 A  全283ページ
コンセプト<将棋に関わる人間模様を描く、7つのオムニバス形式の小説>

私が将棋の本をあまり買わなくなってしまって、だいぶ経つ。
やはりプロがAIに抜かれたことが、大きな原因だ。戦法などを扱った技術書には、特に興味が薄れてしまった。
「将棋の技術的なことは、もうAIにまかせたらいいんじゃない?」
こう思うようになってしまったのだった。

で、今回の本。小説だから、買ってみた。したらば、面白い。
7本のストーリーがそれぞれ独立していて、飽きない作りとなっている。図面なんか出てこないので、将棋を知らない人も安心だ。文章も平易で読みやすい。文庫化ということで、値段も安かったので、お得感があった。まだ私の将棋熱は、完全に冷めたというわけではないようだ。それを確認できて良かった。

内容では、タイトル戦の解説会の場面があり、神崎という神吉さんをモデルとしたプロが出てきて、ユーモアたっぷりに解説する場面がでてくる。リアリティがあった。だけど、10年前の解説会という設定だ。今の解説会って、どういう風なのだろうか。誰かがスマホで調べたら、それで答えが分かっちゃうわけで、そこのところ、どうなってるんだろうか?
突然ですが、講座を1本。短い講座です。
居飛車党で、「横歩取りは苦手だ、できればやりたくない。後手のときの指し方が知りたい」という人、いませんか?
でも、どうやって横歩取りを回避していいか、わからない。そんな人向けの講座です!
とっても簡単。最後に図面で確認テストがあります。

結論「後手番で横歩取りを避けるためには、角道を開けるのを後回しにすべし」

もう、覚えることはこれだけ!これを覚えるだけで、彼女ができたり、宝くじに当たったり、体調が良くなったり、人生いいことだらけ!

なぜ先手に横歩を取られちゃうか、というと、それは△3四歩と角道を開けた手を、狙われるから。その△3四歩を後回しにして、飛車先を伸ばすか、△3二金と守るか、にすべき。そうするだけで、先手は横歩を理論上、取れないです。だって、取るべき横歩が無いわけですから。

後手なら最初は飛車先を突く手を指しておけば、横歩取りは回避できます!
相掛かりの後手番を持ちたくないよ、とか、そういう贅沢は言わない!
横歩取りになったら、局面の難度が激上がりするのだから、それと比べりゃ、相掛かりの後手番なんて、マシですよ!

せっかくの機会なんで、確認のテストを。
次の後手の一手を当ててみよう。後手は横歩取りをしたくない人、という想定。
何を指すべきか?ほぼこの一手、という手があります。

▲2五歩まで。後手番。






正解は、△3二金でした!
角道を開けるのを、なるべく後回しにするのだから、ここでは△3二金が正解。
(△3四歩は不正解です。横歩取りになる危険が大だからです)
△3二金の後は先手が▲7七角と上がったら、角換わりになりそう。
▲7七角でなく▲2四歩と来たら、相掛かりになりそう。それは先手が選ぶことになります。

もう一回、書いておきます。
結論「後手番で横歩取りを避けるためには、角道を開けるのを後回しにすべし」
以上!
従来の定跡をくつがえす新手発見か、と私が書いた、昨日の記事。
しかし、▲6五馬を詳細に解説したページが、すでに存在しました。

「最速で将棋初段を目指すブログ」の中の、「4手目△3五歩で後手番早石田のススメ」という記事。
https://shogionon.com/hayaisida

この、「4手目△3五歩で後手番早石田のススメ」では▲6五馬の変化が詳細に書かれていて、すごいです。
(ページを開いて、下にスクロールしていって、全体の真ん中あたりの記事)
2年も前に書かれてます。▲6五馬は、知る人ぞ知る定跡だった、ということです。
JKishi18gouと対戦したレート約2900点の人は知らなくて、この定跡に飛び込んだという推測ができます。
もういちど、妙手▲6五馬の図を載せておきます。今、△3六飛と出てきたところ。



ここで▲6五馬と引くのが妙手。詳しくは昨日の私の記事か、上記のアドレスのページにて。
ただ、結論がちょっと違います。「4手目△3五歩で後手番早石田のススメ」では、▲6五馬に△2八角成とせず、△3五飛としておけば互角、ということです。しかし、△3五飛で、やねうら王では+484で、ちょっと先手有利とのこと。(思考時間15分で計測)
まあ+484なんて、人間どうしなら互角とも言えますが。
いずれにしろ、▲6五馬は、新手発見ではありませんでした。でも非常に興味深い、将棋の奥深さが出た手だと思います。