2021.09.29
いちばんやさしい7手からの詰将棋 (2度目の棋書レビュー)
「いちばんやさしい7手からの詰将棋」
以前のレビュー(2009年)はこちら↓
http://mune1232007.blog121.fc2.com/blog-entry-984.html
飯野健二プロの著作。これ、今の私にベストフィットだった。
7手詰78問、9手詰40問、11手詰19問。計137問。
いや~、解き始めて、最初はどうなるかと思った。7手詰、けっこう苦戦したのがあった。
これ、手数が上がったら、もう太刀打ちできなくなるのでは・・・。という心配があったが、どうにか9手と11手もやり遂げた。時間は計ってないが、一日で解き終えた。楽しかった。
ヒントは隠して解いたが、分からなくて5問くらい、ヒントに助けられた。
3~4問、ヒントを見てもどうしても解けなかったので、答えの初手だけ見た。
まあ、私が解けないのもあるのも、それはそれでいいだろう。11手詰で、私は「これ以上長いのは無理」と限界を感じた(^^;
本書は5手詰ハンドブックをそこそこのペースで解いていける人でないと、つらいと思う。
問題図がシンプルで、使用駒が少ないし、良問が多い。解きたくなる。
レイアウト、裏透け対策、ともに完璧。
そしてとにかく、難度が今の私にバッチリだった。
7手以上と聞いて、やる気がなくなる人に、という、この本はコンセプトは素晴らしい。
飯野先生、最高だ!
私の満足度 100%
以前のレビュー(2009年)はこちら↓
http://mune1232007.blog121.fc2.com/blog-entry-984.html
飯野健二プロの著作。これ、今の私にベストフィットだった。
7手詰78問、9手詰40問、11手詰19問。計137問。
いや~、解き始めて、最初はどうなるかと思った。7手詰、けっこう苦戦したのがあった。
これ、手数が上がったら、もう太刀打ちできなくなるのでは・・・。という心配があったが、どうにか9手と11手もやり遂げた。時間は計ってないが、一日で解き終えた。楽しかった。
ヒントは隠して解いたが、分からなくて5問くらい、ヒントに助けられた。
3~4問、ヒントを見てもどうしても解けなかったので、答えの初手だけ見た。
まあ、私が解けないのもあるのも、それはそれでいいだろう。11手詰で、私は「これ以上長いのは無理」と限界を感じた(^^;
本書は5手詰ハンドブックをそこそこのペースで解いていける人でないと、つらいと思う。
問題図がシンプルで、使用駒が少ないし、良問が多い。解きたくなる。
レイアウト、裏透け対策、ともに完璧。
そしてとにかく、難度が今の私にバッチリだった。
7手以上と聞いて、やる気がなくなる人に、という、この本はコンセプトは素晴らしい。
飯野先生、最高だ!
私の満足度 100%
2021.09.27
3・5・7手 実戦型 詰将棋 (2度目の棋書レビュー)
最近、ぼちぼちと詰将棋に取り組んでいる。いままで買った本の中から、お気に入りをもう一回、解こうと思っている。
詰将棋本(寄せ関連を含む)は20冊以上あるので困らない。図書館でも借りれるし。
今回レビューするのは「3・5・7手 実戦型 詰将棋」 飯野健二プロの作。黄色い表紙だ。
1回目の私のレビュー(2007年)がこちら↓
http://mune1232007.blog121.fc2.com/blog-entry-161.html
私はこの池田書店の飯野健二シリーズをとても気に入っており、5冊、持っている。
本書と、「1・3・5手 実戦型詰将棋」、「いちばんやさしい7手からの詰将棋」、「超実戦 駒を取る詰将棋」「超実戦 駒を取る詰将棋入段編」だ。
評価などは、1度目とほとんど変わらない。じゃあなぜ書くかというと、単に私が一冊、解くごとに達成感を味わうためである(笑)
解いたことを、記録として残しておきたいのだ。
実は先日、「1・3・5手 実戦型詰将棋」も解いたのだが、感想を書き忘れてしまった。残念だ。もう、どんな内容だったか、思い出せないのだ。まあ、普通のシンプルな図の詰将棋本だったと・・・(^^;
本書は、3手詰60問、5手詰60問、7手詰40問からなる。
私はいまだに7手詰が苦手で、よほど調子のいいときしか7手詰以上を解くことをしない。
で、これから色々な詰将棋に挑戦したいので、まずは本書の7手詰から、ということにしたのだった。
5手詰までは、スイスイと解けていった。頭の中で詰め上がり図、変化図がバッチリと浮かぶ。
しかし、7手詰はそうはいかなかった・・・。どうも、7手先が、おぼろなのだ。ハッキリと思い浮かべられない。
本書はシンプルな問題図が多く、難解作はほぼない。2問、わからなくて、そのうち1問はヒントを見て答えがわかった。あとの1問はどうしてもわからず、答えの初手を見て、続きを考え出した。
本書は、7手詰を初めて解く人におススメできる。それはシンプルな駒数の少ない問題図であるということと、7手詰が40問という、問題数の少なさだ。それゆえ、挫折せずに最後まで解いていけるかと。
これからも、詰将棋を解いていきたい。満足度だが、そもそも私の好みの本を読み返しているので、高い点で安定すると思う(^^;
私の満足度 90%
詰将棋本(寄せ関連を含む)は20冊以上あるので困らない。図書館でも借りれるし。
今回レビューするのは「3・5・7手 実戦型 詰将棋」 飯野健二プロの作。黄色い表紙だ。
1回目の私のレビュー(2007年)がこちら↓
http://mune1232007.blog121.fc2.com/blog-entry-161.html
私はこの池田書店の飯野健二シリーズをとても気に入っており、5冊、持っている。
本書と、「1・3・5手 実戦型詰将棋」、「いちばんやさしい7手からの詰将棋」、「超実戦 駒を取る詰将棋」「超実戦 駒を取る詰将棋入段編」だ。
評価などは、1度目とほとんど変わらない。じゃあなぜ書くかというと、単に私が一冊、解くごとに達成感を味わうためである(笑)
解いたことを、記録として残しておきたいのだ。
実は先日、「1・3・5手 実戦型詰将棋」も解いたのだが、感想を書き忘れてしまった。残念だ。もう、どんな内容だったか、思い出せないのだ。まあ、普通のシンプルな図の詰将棋本だったと・・・(^^;
本書は、3手詰60問、5手詰60問、7手詰40問からなる。
私はいまだに7手詰が苦手で、よほど調子のいいときしか7手詰以上を解くことをしない。
で、これから色々な詰将棋に挑戦したいので、まずは本書の7手詰から、ということにしたのだった。
5手詰までは、スイスイと解けていった。頭の中で詰め上がり図、変化図がバッチリと浮かぶ。
しかし、7手詰はそうはいかなかった・・・。どうも、7手先が、おぼろなのだ。ハッキリと思い浮かべられない。
本書はシンプルな問題図が多く、難解作はほぼない。2問、わからなくて、そのうち1問はヒントを見て答えがわかった。あとの1問はどうしてもわからず、答えの初手を見て、続きを考え出した。
本書は、7手詰を初めて解く人におススメできる。それはシンプルな駒数の少ない問題図であるということと、7手詰が40問という、問題数の少なさだ。それゆえ、挫折せずに最後まで解いていけるかと。
これからも、詰将棋を解いていきたい。満足度だが、そもそも私の好みの本を読み返しているので、高い点で安定すると思う(^^;
私の満足度 90%
2021.09.26
5手詰将棋 VOL.2 (棋書レビュー)
5手詰将棋 VOL.2 パワーアップシリーズ
高橋道雄著 創元社 1000円+税 2021年5月初版
評価 A 難度 ★★~★★★ (中級向け)
コンセプト<実戦から取ってきたような形の5手詰202題>
毎度おなじみ、創元社のシリーズもの。レイアウト良しで、見やすい。裏透けもほぼなく、気にならない。2問2答形式。
問題図は、シンプルさよりも、実戦の囲いの形に近いというものを意識して作られている。盤上の駒数が10枚以上のものも多くある。
問題図の質だが、すごく簡単なものから、ちょっと考え込むものまで、バラエティに富んでいた。
簡単すぎると思えたものも、かなり多かった。第121問はめっちゃ難しかった。この問題だけ10分以上考えた。
私の感覚では、第150問を超えたぐらいから、問題の質が上がったように感じた。おっこりゃ良問だ、というのがけっこうあった。
私はなんだかんだで全問解くのに4時間ほどかかってると思う。1問だけ、間違えた。
今回から、評価とともに、私の満足度を追加してレビューすることにした。
元々、私はこのシリーズにはあんまり期待してないので(高橋先生ごめんね)、これだけ楽しめれば充分だ。
私の満足度85%
高橋道雄著 創元社 1000円+税 2021年5月初版
評価 A 難度 ★★~★★★ (中級向け)
コンセプト<実戦から取ってきたような形の5手詰202題>
毎度おなじみ、創元社のシリーズもの。レイアウト良しで、見やすい。裏透けもほぼなく、気にならない。2問2答形式。
問題図は、シンプルさよりも、実戦の囲いの形に近いというものを意識して作られている。盤上の駒数が10枚以上のものも多くある。
問題図の質だが、すごく簡単なものから、ちょっと考え込むものまで、バラエティに富んでいた。
簡単すぎると思えたものも、かなり多かった。第121問はめっちゃ難しかった。この問題だけ10分以上考えた。
私の感覚では、第150問を超えたぐらいから、問題の質が上がったように感じた。おっこりゃ良問だ、というのがけっこうあった。
私はなんだかんだで全問解くのに4時間ほどかかってると思う。1問だけ、間違えた。
今回から、評価とともに、私の満足度を追加してレビューすることにした。
元々、私はこのシリーズにはあんまり期待してないので(高橋先生ごめんね)、これだけ楽しめれば充分だ。
私の満足度85%
2021.09.17
苦戦した5手詰を紹介 ~1・3・5手 実戦型詰将棋より~

上の図は、飯野健二プロの、「1・3・5手 実戦型詰将棋」より抜粋したもの。第209問。
この本は簡単な問題が多いのだが、この一問だけは私はめっちゃ苦戦した。10分以上考えた。
5手詰。興味ある人は考えてみてほしい。スクロールした下に答えを書いておく。
▲1二香△2一玉▲2四香△2三歩▲1三桂までの5手詰。
他の問題はスラスラ解けたのに、この問題だけ異様に難しかった。なんとか解いたけど(^^;
図の1五の歩の存在意味って何なんだろう?▲1四香の筋かな~と、すっかりだまされた(笑)
2021.09.16
持ち駒のない詰将棋5手 (棋書レビュー)
持ち駒のない詰将棋5手 パワーアップシリーズ
高橋道雄著 創元社 1000円+税 2015年8月初版
評価 A 難度★★☆ (低級~中級向け)
コンセプト<攻め方に持ち駒がない詰将棋202題>
標準的な5手詰。2問2答形式。持ち駒がない、ということだが、私は解いていて、あまりその特徴は意識する場面はなかった。普通の5手詰。
問題の質だが、実戦的で、悪くない。ただ、駒を10枚以上使用している問題図がいっぱいある。
難度は、私にはけっこう簡単に感じた。一目で分かる問題も多かった。
「んん?」と悩んでも、2分くらいで解決する、という感じ。でもたまに3分かかるものもあった。そのあたりのバランス調整がしてあり、私は面白く解くことができた。
後半になるにつれ、難しくなるのではないか、と思ったが、全くそんなことはなかった。
全問正解を狙ったが、2問、間違えた。私は3時間以上~4時間以下、で解き終わった。
(第152問は3手詰。7三に攻め方の歩を追加した図が正しいと創元社の公式サイトより)
一つ前のレビューでも書いたが、5手詰に特化しているということで、好感触、高ポイントだ。
問題の質的に「5手詰ハンドブック」のシンプルな問題図には優らないと感じるが、この本も良書。
高橋道雄著 創元社 1000円+税 2015年8月初版
評価 A 難度★★☆ (低級~中級向け)
コンセプト<攻め方に持ち駒がない詰将棋202題>
標準的な5手詰。2問2答形式。持ち駒がない、ということだが、私は解いていて、あまりその特徴は意識する場面はなかった。普通の5手詰。
問題の質だが、実戦的で、悪くない。ただ、駒を10枚以上使用している問題図がいっぱいある。
難度は、私にはけっこう簡単に感じた。一目で分かる問題も多かった。
「んん?」と悩んでも、2分くらいで解決する、という感じ。でもたまに3分かかるものもあった。そのあたりのバランス調整がしてあり、私は面白く解くことができた。
後半になるにつれ、難しくなるのではないか、と思ったが、全くそんなことはなかった。
全問正解を狙ったが、2問、間違えた。私は3時間以上~4時間以下、で解き終わった。
(第152問は3手詰。7三に攻め方の歩を追加した図が正しいと創元社の公式サイトより)
一つ前のレビューでも書いたが、5手詰に特化しているということで、好感触、高ポイントだ。
問題の質的に「5手詰ハンドブック」のシンプルな問題図には優らないと感じるが、この本も良書。
2021.09.15
冷凍ゼリーでダイエット 14か月目
今、体重を量ったら61.3㎏だった。だいたい61㎏台をキープしている。
まだ暑い日が多く、冷凍ゼリーが美味しい季節が続いている。
体重が12㎏ほど減り、食べ物に対する欲求度が、かなり変わった。
ダイエットする前は、「体重が減ったら、とんこつラーメンを目いっぱい、食べてやる!」と思っていたのだ。
でも、今は、別に特に食べたいとは思わない。お菓子も、以前ほど食べたいと感じなくなった。お腹いっぱい、食べたいと思わないのだ。
胃が縮んだのだろう。あとは、空腹でいることに慣れた。
今は、バナナ1本、食べることに悩む。「別に食べなくても、我慢できるのでは」ということと、「食べたら太る」ということを考える。
ダイエットに関して、最近、残念なことがあった。
それは岡田斗司夫さんという、有名人のことだ。この人は「オタク文化評論家」などで活躍しており、2007年の「いつまでもデブと思うなよ」というダイエット本の著者である。その本の中で、この人は1年で50㎏のダイエットに成功した、と書かれてある。
実際、写真で見ても激やせしてた。岡田さんのダイエットのやり方は、「レコーディングダイエット」というもので、食べたものを記録していく、というもの。私は発売当時にその本を読んで、とても感動した。
私はブログでダイエットについて書いているわけで、私のやり方と、かなり近い部分がある。
岡田さんは、本の中で、やせたらこんな良いことがある、とか、誰でもできる、とか、自己啓発セミナーみたいなことを延々書いておられた。
それが、岡田さん、今はどうなってるか。
・・・リバウンドしてた~orz 一説によると、25㎏のリバウンドということだ。
YouTubeをやっていらっしゃるので一目瞭然、もう、見た目が、また太っちゃってる。
な、なんでだ~orz 岡田さんは私にとって、希望だったのだ。それがこんなことに。とても残念だ。ガクッ。
まだ暑い日が多く、冷凍ゼリーが美味しい季節が続いている。
体重が12㎏ほど減り、食べ物に対する欲求度が、かなり変わった。
ダイエットする前は、「体重が減ったら、とんこつラーメンを目いっぱい、食べてやる!」と思っていたのだ。
でも、今は、別に特に食べたいとは思わない。お菓子も、以前ほど食べたいと感じなくなった。お腹いっぱい、食べたいと思わないのだ。
胃が縮んだのだろう。あとは、空腹でいることに慣れた。
今は、バナナ1本、食べることに悩む。「別に食べなくても、我慢できるのでは」ということと、「食べたら太る」ということを考える。
ダイエットに関して、最近、残念なことがあった。
それは岡田斗司夫さんという、有名人のことだ。この人は「オタク文化評論家」などで活躍しており、2007年の「いつまでもデブと思うなよ」というダイエット本の著者である。その本の中で、この人は1年で50㎏のダイエットに成功した、と書かれてある。
実際、写真で見ても激やせしてた。岡田さんのダイエットのやり方は、「レコーディングダイエット」というもので、食べたものを記録していく、というもの。私は発売当時にその本を読んで、とても感動した。
私はブログでダイエットについて書いているわけで、私のやり方と、かなり近い部分がある。
岡田さんは、本の中で、やせたらこんな良いことがある、とか、誰でもできる、とか、自己啓発セミナーみたいなことを延々書いておられた。
それが、岡田さん、今はどうなってるか。
・・・リバウンドしてた~orz 一説によると、25㎏のリバウンドということだ。
YouTubeをやっていらっしゃるので一目瞭然、もう、見た目が、また太っちゃってる。
な、なんでだ~orz 岡田さんは私にとって、希望だったのだ。それがこんなことに。とても残念だ。ガクッ。
2021.09.13
どんどん強くなる こども詰め将棋 5手詰め (棋書レビュー)
どんどん強くなる こども詰め将棋 5手詰め
中村太地監修 池田書店 900円+税 2018年5月発行
評価 A 難度★★~★★☆ (低級~中級向け)
コンセプト<5手詰100問を主に1問1答形式で。読者への応援がすごい。ふりがなが充実>
タイトルを読んで、「こども」とあるから、易しい問題ばかりかな、と思って、解いてみた。
すると、だいたい簡単だが、時々、手が止まる問題が混じっていた。
今回は時間を計った。私は、ちょうど2時間で全100問を解き終えた。1問につき1分ちょい、かかっている計算だ。
レイアウトだが、あんまり私の好みではなかった。盤の右上の6×6マスが拡大されてクローズアップされている。
そして、持ち駒の文字が小さい。それが盤上の駒とアンバランスだと感じた。私はこの図面の書き方に、最後まで、なじめなかった。
ただ、2色刷りなのは見やすくてGood。
問題の質は、良いと思う。私が悩んだトリッキーなのも数問あるが、それもまた良しだろう。
100問を7分割したのは、画期的。この分割のとおりにやれば、1週間で解き終わる、という設定。
解説が詳しいのはいいが、ヒントまで詳しい。ヒントは私には邪魔(^^;
私はヒントは全問、手で隠して解いた。解説も私には不要だったので、あまり読んでない。
解説やヒントの分量が多いので、読者は応援されているという印象が強い本だった。1問進むごとに、「がんばれ~」という著者の声が聞こえてくるのだ(笑) 「はげまし」が欲しい人にはこの本はピッタリくるはず。
この本には、「全部解ければ、君は5手詰めマスター!」という文が出て来る。
・・・無理です、この本を解いたくらいでは(^^;
5手詰マスターになりたいなら、7手詰以上の、もっと難しいのをガンガン解かないと。
私が思うのは、今の子供は棋書という意味では、私が育ったころと比べて、すごく恵まれていると感じる。
私が子供の頃に、こういう5手詰に特化した本に出会いたかったよ。そしたらもうちょっと将棋との接し方が違っていただろう。
私が小さい頃は、「3手~15手詰 ○○九段 詰将棋集」とか、そんな詰将棋本しかなかった。私はそういう本にしか出合わなかった。
そういう本は、最初の数問だけ解いて、あとはもう、お手上げ。
だからまともに詰将棋を解いたことなんてなかった。そもそも、詰将棋が指し将棋の訓練だという意識すらなかった。
現代らしくこの本は、5手詰だけに特化していて、棋力対象がはっきりしていて、実に取り組みやすい。
こういう詰将棋本がたくさんある今は素晴らしい。強くなりたい人は、どんどん解こう!
中村太地監修 池田書店 900円+税 2018年5月発行
評価 A 難度★★~★★☆ (低級~中級向け)
コンセプト<5手詰100問を主に1問1答形式で。読者への応援がすごい。ふりがなが充実>
タイトルを読んで、「こども」とあるから、易しい問題ばかりかな、と思って、解いてみた。
すると、だいたい簡単だが、時々、手が止まる問題が混じっていた。
今回は時間を計った。私は、ちょうど2時間で全100問を解き終えた。1問につき1分ちょい、かかっている計算だ。
レイアウトだが、あんまり私の好みではなかった。盤の右上の6×6マスが拡大されてクローズアップされている。
そして、持ち駒の文字が小さい。それが盤上の駒とアンバランスだと感じた。私はこの図面の書き方に、最後まで、なじめなかった。
ただ、2色刷りなのは見やすくてGood。
問題の質は、良いと思う。私が悩んだトリッキーなのも数問あるが、それもまた良しだろう。
100問を7分割したのは、画期的。この分割のとおりにやれば、1週間で解き終わる、という設定。
解説が詳しいのはいいが、ヒントまで詳しい。ヒントは私には邪魔(^^;
私はヒントは全問、手で隠して解いた。解説も私には不要だったので、あまり読んでない。
解説やヒントの分量が多いので、読者は応援されているという印象が強い本だった。1問進むごとに、「がんばれ~」という著者の声が聞こえてくるのだ(笑) 「はげまし」が欲しい人にはこの本はピッタリくるはず。
この本には、「全部解ければ、君は5手詰めマスター!」という文が出て来る。
・・・無理です、この本を解いたくらいでは(^^;
5手詰マスターになりたいなら、7手詰以上の、もっと難しいのをガンガン解かないと。
私が思うのは、今の子供は棋書という意味では、私が育ったころと比べて、すごく恵まれていると感じる。
私が子供の頃に、こういう5手詰に特化した本に出会いたかったよ。そしたらもうちょっと将棋との接し方が違っていただろう。
私が小さい頃は、「3手~15手詰 ○○九段 詰将棋集」とか、そんな詰将棋本しかなかった。私はそういう本にしか出合わなかった。
そういう本は、最初の数問だけ解いて、あとはもう、お手上げ。
だからまともに詰将棋を解いたことなんてなかった。そもそも、詰将棋が指し将棋の訓練だという意識すらなかった。
現代らしくこの本は、5手詰だけに特化していて、棋力対象がはっきりしていて、実に取り組みやすい。
こういう詰将棋本がたくさんある今は素晴らしい。強くなりたい人は、どんどん解こう!
2021.09.09
藤井聡太推薦!将棋が強くなる明解5手詰(棋書レビュー)
藤井聡太推薦!将棋が強くなる明解5手詰
出題・解説者 柳田明 日本将棋連盟発行 1240円+税 2020年1月初版
評価 A 難度 ★★~★★★ (中級向け)
コンセプト<主に実戦形の5手詰200問>
久しぶりに詰将棋を一冊、解いた。
この本は4章から成っている。
第1章は5手詰の攻略法。ここでは、「玉を誘導する」「守備駒の利きをはずす」「飛び駒の利き筋を通す」などが解説されている。詰将棋の解き方なんていうものは、解説されてるのは私はほぼ読んだことがない。貴重といえば貴重。でも私は詰将棋は、とにかく読みまくる(読みを入れる)しかないと思っている。
38問が例題として載っている。(200問とは別に存在している) この例題も解いてみることができるようになっている。
第2章は練習問題50問。これはヒントがある。問題は易しめ。
第3章はメインで140問。ノーヒント。「5手詰ハンドブック」とほぼ変わらないクオリティの問題。駒数は最小限。ごちゃごちゃしてない。とてもセンスがいいと思う。解いていて楽しかった。
第4章は卒業問題10問。たしかに難しいが、「5手詰ハンドブック」に載っていてもおかしくない。ただ、この本の200問を解いたくらいで5手詰を卒業できるなら、その人は天才です(笑)
最初は「これは初めて5手詰にチャレンジする人向けの本かな?」と思っていたのだが、途中からグッと難しくなった。
解説はこんなものだろう。解説を読んでも、理解できない問題が多くあるという人は、もう3手詰からやりなおしたほうがいいと思う。
問題が実戦形でシンプルで、クオリティが高く、解いていて面白かった。私は満足だった。
何時間かかったか分からないが、一日で解いた。4~5時間、かかっちゃってるかもしれない。私は詰将棋が苦手だからしょうがない。3問、手順前後で間違えた。
5手詰ハンドブックは4問4答形式だが、この本は2問2答形式。どっちがいいかは好みだが、こっちの本のほうが、2問解いたらページをめくって答えが見れるわけで、そういう意味ではこっちの本のほうが取り組みやすいだろう。
5手詰ハンドブックは3まで出ているが、もっと5手詰を解きたいという人にはお勧めできる本だ。問題の難度もセンスも、ハンドブックとほぼ変わらない印象を私は受けた。
出題・解説者 柳田明 日本将棋連盟発行 1240円+税 2020年1月初版
評価 A 難度 ★★~★★★ (中級向け)
コンセプト<主に実戦形の5手詰200問>
久しぶりに詰将棋を一冊、解いた。
この本は4章から成っている。
第1章は5手詰の攻略法。ここでは、「玉を誘導する」「守備駒の利きをはずす」「飛び駒の利き筋を通す」などが解説されている。詰将棋の解き方なんていうものは、解説されてるのは私はほぼ読んだことがない。貴重といえば貴重。でも私は詰将棋は、とにかく読みまくる(読みを入れる)しかないと思っている。
38問が例題として載っている。(200問とは別に存在している) この例題も解いてみることができるようになっている。
第2章は練習問題50問。これはヒントがある。問題は易しめ。
第3章はメインで140問。ノーヒント。「5手詰ハンドブック」とほぼ変わらないクオリティの問題。駒数は最小限。ごちゃごちゃしてない。とてもセンスがいいと思う。解いていて楽しかった。
第4章は卒業問題10問。たしかに難しいが、「5手詰ハンドブック」に載っていてもおかしくない。ただ、この本の200問を解いたくらいで5手詰を卒業できるなら、その人は天才です(笑)
最初は「これは初めて5手詰にチャレンジする人向けの本かな?」と思っていたのだが、途中からグッと難しくなった。
解説はこんなものだろう。解説を読んでも、理解できない問題が多くあるという人は、もう3手詰からやりなおしたほうがいいと思う。
問題が実戦形でシンプルで、クオリティが高く、解いていて面白かった。私は満足だった。
何時間かかったか分からないが、一日で解いた。4~5時間、かかっちゃってるかもしれない。私は詰将棋が苦手だからしょうがない。3問、手順前後で間違えた。
5手詰ハンドブックは4問4答形式だが、この本は2問2答形式。どっちがいいかは好みだが、こっちの本のほうが、2問解いたらページをめくって答えが見れるわけで、そういう意味ではこっちの本のほうが取り組みやすいだろう。
5手詰ハンドブックは3まで出ているが、もっと5手詰を解きたいという人にはお勧めできる本だ。問題の難度もセンスも、ハンドブックとほぼ変わらない印象を私は受けた。
2021.09.07
本を整理する難しさ
私は大量の本を所蔵している。将棋の本(棋書)だけで150冊くらいあるのではないか。正確に数を数えたことはない。
買ったけど読んでいない棋書、いわゆる積読がどれだけあるか、自分が分かってしまうのが怖いのだ。
そして、棋書以上にもっとあるのが、マンガ。もう、これは何百冊あるのか、わからない。「こち亀」だけで70冊持っている。(全200冊持っていたのだが、そのうちの130冊は捨てたのだ)
棋書とマンガが増えすぎて、もう置く場所がない。最近ではKindleという電子書籍を導入しているので、それは置き場に困ることがないので、ずいぶん助かっている。
子供の頃、私が育った環境は、本に関してはちょっと特殊だった。それは、どれだけ本やマンガを買ってきても、自由だったのだ。好きなだけ本を買ってきても、親から何も言われることがない。そういう教育方針の家だった。そして、親が「この本を読め」と強要してきたこともない。
私は3人兄妹で、上に兄と下に妹がいる。兄が買ってくるマンガは、私も読むことになる。兄のマンガの好みには、けっこう影響を受けた。妹は独自に少女マンガにハマっていたが、私が少女マンガを読むことはなかった。
さて、親に「好きなだけ本を買ってもいいよ」、と言われたら、子供はどうなるか?
それが、案外、買ってこないのだ。想像してみてほしい。大きな本屋に行って、「何冊でも好きな本をあげるから、自由に持って帰ってもいいよ。ただし、読むと約束できる本に限るけど」と言われたら、どうなるか?
それほど、持って帰らないと思う。
図書館に行ったときのことを考えたら分かる。図書館では1回で10冊くらい借りることができるが、そんなに借りるだろうか?
マンガにしたって、同じことだ。マンガ喫茶に行ったときを考えてほしい。あそこは大量のマンガが読み放題だ。でもそんなに連日、マンガ喫茶に通うか?そんなに読みたいマンガがあるか?
というわけで、私たち3人兄妹は、それほど本やマンガに無駄遣いすることはなかった。
本棚から本があふれる、なんていうことは、ほぼなかった。
だが、今、私の部屋のでっかい本棚と衣装ケースには、大量の棋書とマンガがあふれている。棋書というやつは厄介で、なかなか捨てられないのだ。これは将棋好きの人なら、分かってくれると思う。一度読んだら終わり、という性質のものではないからだ。
そして、戦法には流行があり、次々と新しいものが欲しくなる。困ったものだ。電子書籍という手もあるのだが、紙の質感は特別なものがある。
で、マンガ。これも、ネットで買い集めてしまった。ネットで中古で安く手に入る。何より、検索で、こういう面白そうなマンガがあるのだ、という情報を仕入れやすくなったのが大きい。昔は面白いマンガが存在しても、それを知ることがなかなかできなかった。だから欲しいとも思わなかった。
さて、私としては、もうこれ以上、本とマンガを増やしたくない。部屋が散らかって困るのだ。どこにどの本があるのか、見当もつかなくなってきている。ということで、本棚を整理することにした。もう読まない本を捨てるのだ。
・・・しかし、である。そこで、ありがちなトラップにハマることになる。「最後にもう一回、読んでから捨てよう」
と、いうわけで、私はマンガを読み始めた。すると面白いんだな、これが。もうとっくにストーリーを忘れている、ということと、一応、いままで処分されなかった精鋭のマンガなのだから。でも、心を鬼にして断捨離しないと、いつまでたっても部屋が片付かない。思い切って捨てて行こうと思う。
うーん、でも、福本信行の作品は捨てにくい。「北斗の拳」の愛蔵版は必携。「MMR」(マガジンミステリーリポタージュ)なんかも、けっこうツボなんだ。「ドラゴンボール」も、一年に一回くらい読みたくなる。「ヒカルの碁」は持っていたい。「魁!!男塾」も、最高の作品だ。「火の鳥」も捨てにくい。「ガラスの仮面」はいつ終わるか知らんが、持っておきたい。「JOJO」の総集編も・・・ あ、あと三田紀房の作品も・・・。
どうすんのよ、この大量の棋書とマンガ??
買ったけど読んでいない棋書、いわゆる積読がどれだけあるか、自分が分かってしまうのが怖いのだ。
そして、棋書以上にもっとあるのが、マンガ。もう、これは何百冊あるのか、わからない。「こち亀」だけで70冊持っている。(全200冊持っていたのだが、そのうちの130冊は捨てたのだ)
棋書とマンガが増えすぎて、もう置く場所がない。最近ではKindleという電子書籍を導入しているので、それは置き場に困ることがないので、ずいぶん助かっている。
子供の頃、私が育った環境は、本に関してはちょっと特殊だった。それは、どれだけ本やマンガを買ってきても、自由だったのだ。好きなだけ本を買ってきても、親から何も言われることがない。そういう教育方針の家だった。そして、親が「この本を読め」と強要してきたこともない。
私は3人兄妹で、上に兄と下に妹がいる。兄が買ってくるマンガは、私も読むことになる。兄のマンガの好みには、けっこう影響を受けた。妹は独自に少女マンガにハマっていたが、私が少女マンガを読むことはなかった。
さて、親に「好きなだけ本を買ってもいいよ」、と言われたら、子供はどうなるか?
それが、案外、買ってこないのだ。想像してみてほしい。大きな本屋に行って、「何冊でも好きな本をあげるから、自由に持って帰ってもいいよ。ただし、読むと約束できる本に限るけど」と言われたら、どうなるか?
それほど、持って帰らないと思う。
図書館に行ったときのことを考えたら分かる。図書館では1回で10冊くらい借りることができるが、そんなに借りるだろうか?
マンガにしたって、同じことだ。マンガ喫茶に行ったときを考えてほしい。あそこは大量のマンガが読み放題だ。でもそんなに連日、マンガ喫茶に通うか?そんなに読みたいマンガがあるか?
というわけで、私たち3人兄妹は、それほど本やマンガに無駄遣いすることはなかった。
本棚から本があふれる、なんていうことは、ほぼなかった。
だが、今、私の部屋のでっかい本棚と衣装ケースには、大量の棋書とマンガがあふれている。棋書というやつは厄介で、なかなか捨てられないのだ。これは将棋好きの人なら、分かってくれると思う。一度読んだら終わり、という性質のものではないからだ。
そして、戦法には流行があり、次々と新しいものが欲しくなる。困ったものだ。電子書籍という手もあるのだが、紙の質感は特別なものがある。
で、マンガ。これも、ネットで買い集めてしまった。ネットで中古で安く手に入る。何より、検索で、こういう面白そうなマンガがあるのだ、という情報を仕入れやすくなったのが大きい。昔は面白いマンガが存在しても、それを知ることがなかなかできなかった。だから欲しいとも思わなかった。
さて、私としては、もうこれ以上、本とマンガを増やしたくない。部屋が散らかって困るのだ。どこにどの本があるのか、見当もつかなくなってきている。ということで、本棚を整理することにした。もう読まない本を捨てるのだ。
・・・しかし、である。そこで、ありがちなトラップにハマることになる。「最後にもう一回、読んでから捨てよう」
と、いうわけで、私はマンガを読み始めた。すると面白いんだな、これが。もうとっくにストーリーを忘れている、ということと、一応、いままで処分されなかった精鋭のマンガなのだから。でも、心を鬼にして断捨離しないと、いつまでたっても部屋が片付かない。思い切って捨てて行こうと思う。
うーん、でも、福本信行の作品は捨てにくい。「北斗の拳」の愛蔵版は必携。「MMR」(マガジンミステリーリポタージュ)なんかも、けっこうツボなんだ。「ドラゴンボール」も、一年に一回くらい読みたくなる。「ヒカルの碁」は持っていたい。「魁!!男塾」も、最高の作品だ。「火の鳥」も捨てにくい。「ガラスの仮面」はいつ終わるか知らんが、持っておきたい。「JOJO」の総集編も・・・ あ、あと三田紀房の作品も・・・。
どうすんのよ、この大量の棋書とマンガ??
2021.09.06
小学生名人戦の感想
1局目と決勝が激戦で、とても面白かった。内容はプロ並みではないか。
30秒将棋で、しかも秒に追われることなくバシバシ指しているということは、プロを超えてるんじゃないか。
そんなことすら思える、高度な内容だった。解説の森内も、負けた側がどこが悪かったか、分からないようだった。
評価値が出なくて、助かった。やはり評価値のない番組が、私には合ってる。
決勝の最後の詰みを問題として出しておく。
今、後手が△5九と、としたところ。先手番。詰ませれば小学生名人になれる。詰ませられなければ逆転負け。

実戦は▲4二角△2二玉▲3一角成△3三玉▲4二馬△4四玉▲5四飛までで後手投了。以下は△3五玉に▲3六金まで。
私は▲4二馬のときに△2二玉ならどうやって詰ますのか、分からなかった。それは▲3二飛△1三玉▲2四金△同歩▲3一馬△2三玉▲2二馬までで詰む。
ソフトに教えてもらった(^^;
実戦は、ノータイムで先手の子が詰ませていた。つ、強い。その子の本棚がちらっと映っていたが、「11手~15手詰パラダイス」という本があった。実戦で図の13手詰をあっさり詰ませて勝ち。素晴らしかった。
30秒将棋で、しかも秒に追われることなくバシバシ指しているということは、プロを超えてるんじゃないか。
そんなことすら思える、高度な内容だった。解説の森内も、負けた側がどこが悪かったか、分からないようだった。
評価値が出なくて、助かった。やはり評価値のない番組が、私には合ってる。
決勝の最後の詰みを問題として出しておく。
今、後手が△5九と、としたところ。先手番。詰ませれば小学生名人になれる。詰ませられなければ逆転負け。

実戦は▲4二角△2二玉▲3一角成△3三玉▲4二馬△4四玉▲5四飛までで後手投了。以下は△3五玉に▲3六金まで。
私は▲4二馬のときに△2二玉ならどうやって詰ますのか、分からなかった。それは▲3二飛△1三玉▲2四金△同歩▲3一馬△2三玉▲2二馬までで詰む。
ソフトに教えてもらった(^^;
実戦は、ノータイムで先手の子が詰ませていた。つ、強い。その子の本棚がちらっと映っていたが、「11手~15手詰パラダイス」という本があった。実戦で図の13手詰をあっさり詰ませて勝ち。素晴らしかった。
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