2021.12.22
友人Nの対局を、私が観戦したので解説
私の友人Nが24で指した一局。私は観戦してました。6級どうしの持ち時間15分。
私が解説したらどうなるのか、コメントをつけてみました。今回は、あえて解析にソフトは使ってません。
普段、私はTV将棋をよく観てますが、どっちかを応援して観るということがあまりないんです。
女流vs男子のときは女流を応援してますが。
その点、知り合いの対局はモロにその友人を応援してハラハラするんで、面白いです。
開始日時:2021/12/22
棋戦:R対局 持ち時間15分
先手:6級の人(956)
後手:友人N(981)
▲7六歩
*24で6級どうしの対戦。持ち時間は15分。
△3四歩
*私の友人Nは今回は後手。居飛車党。
▲6六歩 △6二銀 ▲7八飛
*以下、対抗形となり駒組み。
△6四歩 ▲5八金左 △6三銀 ▲6八銀 △4二玉 ▲6七銀
*このあたりはどう指しても一局と思う。
*好みの問題だ。ただし、自分の好みを把握していることが重要。
△3二玉 ▲4八玉 △5二金右 ▲3八玉 △3三角 ▲2八玉
△2二玉 ▲1六歩 △1二香
*Nの得意は居飛穴。対抗形で相手が角道を止めたときは居飛穴にする。
▲3八銀 △1一玉 ▲7五歩 △2二銀 ▲9六歩
*この歩は結果論かもしれないが、必要なかった。▲1五歩のほうが価値があった。
△3一金 ▲5六銀
*居飛穴に対し、玉頭銀はそうとう有力な手段。
△4四歩 ▲6五歩
*先手はこの形に慣れているのか、自然な仕掛け。
△6二飛
*後手もこれでしっかり受ける。
▲6八飛
*この飛車寄りも自然と思う。ここで後手がどうするか、岐路だった。次の手でNは疑問手を指してしまう。
△6五歩
*疑問手。先手の銀が5段目にさばける。この△6五歩は、やってはいけない手。
▲同 銀
*△6五歩のところでは、代わりに△5四歩と、やわらかく受けておきたかった。△5四歩は▲5五銀を防いでいる。
△6六歩
*△6四歩では寂しいので△6六歩と、Nは、わけのわからない手をやってきた(^^;
*しかしこれも正しく対応されたら、ますます悪くなりそうな手だ。
▲同 角
*▲同飛なら△4五歩で後手が調子が良かったが、そうはいかない。
*後手は歩切れになってしまった。ここからどうするのだろうか。
△5四銀
*Nはさばこうとするが、先手も美濃が堅陣。後手は穴熊だが金が一枚離れている。
▲同 銀
*強く取った。
△同 歩
*ここで私が考えた手がある。その先手の次の一手とは?
▲5六歩
*後手の次の狙いは△5五銀だったので、これもある手。私の考えた手は▲8八角。それで飛車交換を迫って先手良しではないか。△6八飛成▲同金は先手陣に隙がない。
△4三金
*後手は△2四角と勝負に行くべきだったと思う。後手は苦しいのだから動くべき。こんどは先手は▲8八角としにくい。飛車交換の後、△4五歩で▲3三角成△同金と固められてしまうからだ。
▲4六歩
*△2四角を防いだ手と思われる。形勢はまだ先手が良いのだろうが、あやしくなってきている感じ。先手は角をどうやってさばくのか。
*ただ、後手も指す手が非常に難しい。
△6四飛
*Nが力を見せた一手。暴発せずに相手のミス待ち。
▲8六歩
*私は▲7七桂が第一感だったが、△8四飛でよくわからない。このあたり、手を渡し合って、高度だ。
△7四歩
*これもうまい。好手と思う。Nが底力を出してきた。
▲同 歩
*私なら▲7七桂と跳ねたかった。
△同 飛
*後手が一歩持ち、先手の有利がなくなり形勢が互角になった感じ。
▲7五歩 △6四飛
*むしろ後手が良くなった。先手は角が動けない。
▲4五歩
*先手も力を見せた。△同歩は▲3三角成で次に▲2二馬の王手がある。
△6七歩
*私は△2四角を予想していた。しかしそれだとどこかで▲4四歩の取り込みが気になる。この叩きの意味は何だろうか?
▲同 飛
*▲同金は△6六飛からの強襲が気になるので、▲同飛は自然。次のNの手が秀逸だった。
△5五歩
*この手が妙手。これでわけがわからない。▲同角なら飛車交換したときに、先手の金の位置が悪い、というのが△6七歩の叩きの意味だった。すごい!
▲同 歩
*先手の人、この手に1分48秒の長考。結局、取って手を渡した。
△4五歩
*形勢はまだ難しいが、実戦的には玉が堅い穴熊側が勝ちやすいんではないか。
▲6五歩
*これもなかなか指せない手と思う。
△同 飛 ▲5六銀
*▲7七桂のほうが自然だが、△6六飛~△5五角を気にしたのだろう。この銀は手堅い。
△6二飛
*この次の手、先手が魅せた。
▲6四歩
*な、なんだこれは。意味が・・・。そうか、△同飛に▲6五歩として、先手を取りたいという意味だろう。ここに歩が打てるとは、なんと強い。
△4六歩
*△6四同飛しかなかったと思う。このあと、▲6四歩が拠点になり、後手はピンチを迎える。
▲6五銀
*ここでは▲5四歩が本筋っだったぽい。
△5六歩
*△7三桂で勝負したかった。以下▲5四銀△同金▲同歩△5五銀でどうなるか。本譜のこの歩もいかにも手筋だが、効き目がよくわからない。
▲同 銀
*▲5四銀で勝負する手もあったと思う。正直、ここらへんは難解で私の手に負えない(^^;
△4七銀
*これは失着。この地点は先手が堅すぎる。Nがはっきり悪手を指してしまった。
*ここでは△6四飛としておけば、まだまだ先が長かった。
▲同銀上
*先手に持ち駒に銀を戦力として増やしてしまった。
△同歩成 ▲同 飛
*これが金取りなのが痛い。
△4四歩
*ここ、先手は大チャンスだった。優勢を決定づける手があった。
▲6五銀
*失着。先手も悪手を指してしまった。ここは筋は悪いが、▲6三銀と打ち込めば、決まっていた。▲6三銀以下、飛車を逃げるしかないが、もう後手はさばけない形だ。それなら穴熊の姿焼きができていただろう。
△2四角
*△7九角成の狙いだが、あまり威力がない。
▲4六歩
*▲6三銀のチャンスを再び逃してしまった。この次の手で後手が息を吹き返す。盤上、この一手の手とは?
△7三桂
*絶好の活用。もう▲6三銀は△同飛▲同歩成△6五桂で後手ペース。
▲5六銀 △6四飛
*後手の飛車が活用できた。先手はまだ駒損したわけではないので、こらえどころだが・・・。
▲6五歩
*悪手。すでに後手は1分将棋。しかしこの手に15秒しか考えてない。もっと時間を使うべきだった。
△同 桂
*放っておいても桂が跳びたかったところだ。この数手で後手が一気に良くなった。
▲3六歩
*よくわからない手だが、先手は適当な受けも見当たらない。
△5七歩
*厳しい。
▲4八金寄 △5八銀
*堅い・攻めてる・切れないの、典型的な穴熊の勝ちパターンだ。
▲3七飛 △4九銀成 ▲同 金 △4六角
*後手、勝勢。
▲7三銀
*先手は、まだしも▲3八銀と打って受けるところだが、普通の手をやっていては勝ち目がないのも確か。
△6三飛
*冷静な対応。銀が質になった。
▲6四銀打
*ここに銀を2枚投入するのでは、つらすぎる。あとは後手がどう決めるか。
△3七角成 ▲同 玉 △7三飛
*角を切る前に△7三飛が普通。
▲同銀不成 △6九飛
*厳しい。もう投了するかな、と私は観てて思った。
▲6五銀
*両取り逃げるべからず、の格言の一手。
△4九飛成
*△6六飛成も、もちろんあった。ただ、普通は金を取るだろう。
*もう投了か、と私思ったが、先手はあきらめてなかった。先手の最善の粘りとは?
▲4八歩
*この手が渾身の勝負手。もし先手玉が中央に逃げれたら、まだ勝機はあるのだ。そしてここで後手も1分将棋に。
△3八金
*失着。ここでは△4五歩もしくは△4五銀と縛るのが良かった。しかし意外と難しい手で、本譜のように王手してしまっても不思議はない。
▲4七玉 △4八龍
*失着。まだしも△6七銀と縛るべき。それでも以下▲5七角で私は読み切れないが。
▲5六玉
*後手は明解な寄せを逃してしまった。先手玉は広く、捕まるように見えない。
△5八銀
*ここに銀を打つのではもう完全におかしい。大逆転してしまった。
▲6四銀上
*好手。上部にパラダイスが開けている。
△2九金
*こんなはずでは・・・。しかし、ここで桂を取ったのがポイントとなる。(私が検討したところ、ここで△5四金打という寄せがあり、相当難解でした)
▲6一角
*失着。▲6五玉を急ぐべきだった。それならもう先手玉は寄らなかった。▲6五玉は△6七銀成で角を取られるのが嫌だったのかもしれないが、玉の命には代えられない。
△5三桂
*好手。再び大逆転。後手が勝勢に。よくぞ△2九金で桂を入手していた。
▲同銀成 △同 金 ▲6五玉
*▲6一角の前に上がっていれば・・・。
△6三金打
*好手。しっかり上部を押さえた。これで次に▲6四歩としても7三の銀が取れる。
▲8三角成 △6七銀不成
*包むように寄せよ、の格言どおり。
▲7四歩 △6四銀
*ここで投了。総考慮時間は先手17分、後手30分だった。双方、力を出した熱戦だった。観ていてとても面白かった。
私が解説したらどうなるのか、コメントをつけてみました。今回は、あえて解析にソフトは使ってません。
普段、私はTV将棋をよく観てますが、どっちかを応援して観るということがあまりないんです。
女流vs男子のときは女流を応援してますが。
その点、知り合いの対局はモロにその友人を応援してハラハラするんで、面白いです。
開始日時:2021/12/22
棋戦:R対局 持ち時間15分
先手:6級の人(956)
後手:友人N(981)
▲7六歩
*24で6級どうしの対戦。持ち時間は15分。
△3四歩
*私の友人Nは今回は後手。居飛車党。
▲6六歩 △6二銀 ▲7八飛
*以下、対抗形となり駒組み。
△6四歩 ▲5八金左 △6三銀 ▲6八銀 △4二玉 ▲6七銀
*このあたりはどう指しても一局と思う。
*好みの問題だ。ただし、自分の好みを把握していることが重要。
△3二玉 ▲4八玉 △5二金右 ▲3八玉 △3三角 ▲2八玉
△2二玉 ▲1六歩 △1二香
*Nの得意は居飛穴。対抗形で相手が角道を止めたときは居飛穴にする。
▲3八銀 △1一玉 ▲7五歩 △2二銀 ▲9六歩
*この歩は結果論かもしれないが、必要なかった。▲1五歩のほうが価値があった。
△3一金 ▲5六銀
*居飛穴に対し、玉頭銀はそうとう有力な手段。
△4四歩 ▲6五歩
*先手はこの形に慣れているのか、自然な仕掛け。
△6二飛
*後手もこれでしっかり受ける。
▲6八飛
*この飛車寄りも自然と思う。ここで後手がどうするか、岐路だった。次の手でNは疑問手を指してしまう。
△6五歩
*疑問手。先手の銀が5段目にさばける。この△6五歩は、やってはいけない手。
▲同 銀
*△6五歩のところでは、代わりに△5四歩と、やわらかく受けておきたかった。△5四歩は▲5五銀を防いでいる。
△6六歩
*△6四歩では寂しいので△6六歩と、Nは、わけのわからない手をやってきた(^^;
*しかしこれも正しく対応されたら、ますます悪くなりそうな手だ。
▲同 角
*▲同飛なら△4五歩で後手が調子が良かったが、そうはいかない。
*後手は歩切れになってしまった。ここからどうするのだろうか。
△5四銀
*Nはさばこうとするが、先手も美濃が堅陣。後手は穴熊だが金が一枚離れている。
▲同 銀
*強く取った。
△同 歩
*ここで私が考えた手がある。その先手の次の一手とは?
▲5六歩
*後手の次の狙いは△5五銀だったので、これもある手。私の考えた手は▲8八角。それで飛車交換を迫って先手良しではないか。△6八飛成▲同金は先手陣に隙がない。
△4三金
*後手は△2四角と勝負に行くべきだったと思う。後手は苦しいのだから動くべき。こんどは先手は▲8八角としにくい。飛車交換の後、△4五歩で▲3三角成△同金と固められてしまうからだ。
▲4六歩
*△2四角を防いだ手と思われる。形勢はまだ先手が良いのだろうが、あやしくなってきている感じ。先手は角をどうやってさばくのか。
*ただ、後手も指す手が非常に難しい。
△6四飛
*Nが力を見せた一手。暴発せずに相手のミス待ち。
▲8六歩
*私は▲7七桂が第一感だったが、△8四飛でよくわからない。このあたり、手を渡し合って、高度だ。
△7四歩
*これもうまい。好手と思う。Nが底力を出してきた。
▲同 歩
*私なら▲7七桂と跳ねたかった。
△同 飛
*後手が一歩持ち、先手の有利がなくなり形勢が互角になった感じ。
▲7五歩 △6四飛
*むしろ後手が良くなった。先手は角が動けない。
▲4五歩
*先手も力を見せた。△同歩は▲3三角成で次に▲2二馬の王手がある。
△6七歩
*私は△2四角を予想していた。しかしそれだとどこかで▲4四歩の取り込みが気になる。この叩きの意味は何だろうか?
▲同 飛
*▲同金は△6六飛からの強襲が気になるので、▲同飛は自然。次のNの手が秀逸だった。
△5五歩
*この手が妙手。これでわけがわからない。▲同角なら飛車交換したときに、先手の金の位置が悪い、というのが△6七歩の叩きの意味だった。すごい!
▲同 歩
*先手の人、この手に1分48秒の長考。結局、取って手を渡した。
△4五歩
*形勢はまだ難しいが、実戦的には玉が堅い穴熊側が勝ちやすいんではないか。
▲6五歩
*これもなかなか指せない手と思う。
△同 飛 ▲5六銀
*▲7七桂のほうが自然だが、△6六飛~△5五角を気にしたのだろう。この銀は手堅い。
△6二飛
*この次の手、先手が魅せた。
▲6四歩
*な、なんだこれは。意味が・・・。そうか、△同飛に▲6五歩として、先手を取りたいという意味だろう。ここに歩が打てるとは、なんと強い。
△4六歩
*△6四同飛しかなかったと思う。このあと、▲6四歩が拠点になり、後手はピンチを迎える。
▲6五銀
*ここでは▲5四歩が本筋っだったぽい。
△5六歩
*△7三桂で勝負したかった。以下▲5四銀△同金▲同歩△5五銀でどうなるか。本譜のこの歩もいかにも手筋だが、効き目がよくわからない。
▲同 銀
*▲5四銀で勝負する手もあったと思う。正直、ここらへんは難解で私の手に負えない(^^;
△4七銀
*これは失着。この地点は先手が堅すぎる。Nがはっきり悪手を指してしまった。
*ここでは△6四飛としておけば、まだまだ先が長かった。
▲同銀上
*先手に持ち駒に銀を戦力として増やしてしまった。
△同歩成 ▲同 飛
*これが金取りなのが痛い。
△4四歩
*ここ、先手は大チャンスだった。優勢を決定づける手があった。
▲6五銀
*失着。先手も悪手を指してしまった。ここは筋は悪いが、▲6三銀と打ち込めば、決まっていた。▲6三銀以下、飛車を逃げるしかないが、もう後手はさばけない形だ。それなら穴熊の姿焼きができていただろう。
△2四角
*△7九角成の狙いだが、あまり威力がない。
▲4六歩
*▲6三銀のチャンスを再び逃してしまった。この次の手で後手が息を吹き返す。盤上、この一手の手とは?
△7三桂
*絶好の活用。もう▲6三銀は△同飛▲同歩成△6五桂で後手ペース。
▲5六銀 △6四飛
*後手の飛車が活用できた。先手はまだ駒損したわけではないので、こらえどころだが・・・。
▲6五歩
*悪手。すでに後手は1分将棋。しかしこの手に15秒しか考えてない。もっと時間を使うべきだった。
△同 桂
*放っておいても桂が跳びたかったところだ。この数手で後手が一気に良くなった。
▲3六歩
*よくわからない手だが、先手は適当な受けも見当たらない。
△5七歩
*厳しい。
▲4八金寄 △5八銀
*堅い・攻めてる・切れないの、典型的な穴熊の勝ちパターンだ。
▲3七飛 △4九銀成 ▲同 金 △4六角
*後手、勝勢。
▲7三銀
*先手は、まだしも▲3八銀と打って受けるところだが、普通の手をやっていては勝ち目がないのも確か。
△6三飛
*冷静な対応。銀が質になった。
▲6四銀打
*ここに銀を2枚投入するのでは、つらすぎる。あとは後手がどう決めるか。
△3七角成 ▲同 玉 △7三飛
*角を切る前に△7三飛が普通。
▲同銀不成 △6九飛
*厳しい。もう投了するかな、と私は観てて思った。
▲6五銀
*両取り逃げるべからず、の格言の一手。
△4九飛成
*△6六飛成も、もちろんあった。ただ、普通は金を取るだろう。
*もう投了か、と私思ったが、先手はあきらめてなかった。先手の最善の粘りとは?
▲4八歩
*この手が渾身の勝負手。もし先手玉が中央に逃げれたら、まだ勝機はあるのだ。そしてここで後手も1分将棋に。
△3八金
*失着。ここでは△4五歩もしくは△4五銀と縛るのが良かった。しかし意外と難しい手で、本譜のように王手してしまっても不思議はない。
▲4七玉 △4八龍
*失着。まだしも△6七銀と縛るべき。それでも以下▲5七角で私は読み切れないが。
▲5六玉
*後手は明解な寄せを逃してしまった。先手玉は広く、捕まるように見えない。
△5八銀
*ここに銀を打つのではもう完全におかしい。大逆転してしまった。
▲6四銀上
*好手。上部にパラダイスが開けている。
△2九金
*こんなはずでは・・・。しかし、ここで桂を取ったのがポイントとなる。(私が検討したところ、ここで△5四金打という寄せがあり、相当難解でした)
▲6一角
*失着。▲6五玉を急ぐべきだった。それならもう先手玉は寄らなかった。▲6五玉は△6七銀成で角を取られるのが嫌だったのかもしれないが、玉の命には代えられない。
△5三桂
*好手。再び大逆転。後手が勝勢に。よくぞ△2九金で桂を入手していた。
▲同銀成 △同 金 ▲6五玉
*▲6一角の前に上がっていれば・・・。
△6三金打
*好手。しっかり上部を押さえた。これで次に▲6四歩としても7三の銀が取れる。
▲8三角成 △6七銀不成
*包むように寄せよ、の格言どおり。
▲7四歩 △6四銀
*ここで投了。総考慮時間は先手17分、後手30分だった。双方、力を出した熱戦だった。観ていてとても面白かった。
2021.12.13
▲私の棒銀vs△相手の四間飛車 典型的な一局
開始日時:2021/12/13
棋戦:R対局 早指し2(猶予1分)
先手:GizumoのセカンドHN
後手:初段の人
▲2六歩
*私の先手。
△3四歩 ▲7六歩 △4四歩 ▲4八銀 △4二飛
*相手は四間飛車だ。王道の堂々の手順だ。
*以下、駒組みが続く。
▲2五歩 △3三角 ▲6八玉 △9四歩 ▲9六歩 △6二玉
▲7八玉 △7二銀 ▲5六歩 △7一玉 ▲6八銀 △3二銀
▲3六歩 △4三銀 ▲3七銀
*右金を動かさずに、速攻で棒銀に出る。右金は後からでも動かせる。
△5二金左 ▲2六銀 △3二飛 ▲3五歩
*先に▲3八飛もある。
△4二角 ▲3八飛 △8二玉 ▲4六歩 △5四歩 ▲5七銀
*△6四角に備えた手。
△1二香 ▲5八金右
*これは、こう着状態かな、と思っていた。△5三角+△4二金型が、棒銀を受ける側の主流だ。
△3五歩
*うおっ、取ってきた。うーん、これはこっちが良くなるはず。
▲同 銀 △1五角
*幽霊角と呼ばれる端角。△3七歩が狙い。
▲3六飛 △3四歩
*ここでは▲4四銀と出たいが、銀交換のあと△3五銀で、振り飛車がさばける。
▲2六銀 △3三角 ▲3五歩
*また、やり直しのようになった(笑)
△同 歩
*△4五歩かと思っていたら、また△3五歩を取ってきた。
▲同 銀 △4五歩
*ここ、私は非常に迷った。▲3三角成か、▲6六歩で交換を拒否か。
▲6六歩
*拒否して、3筋の抑え込みを狙ってみた。激指によると、▲6六歩でも▲3三角成でも互角とのこと。ただしその後の展開は全然違うが。
△4四角
*うおっ。振り飛車党の見せ場、さばきの本領というところか。
▲3四歩 △5三角
*この手が疑問だった。
▲6五歩 △3五角
*どうせ角を切るなら、一手前に切れば良かった。先手は▲6五歩が突けて得をした。
▲同 飛
*ここ、後手はどうさばくか。激指は△3四銀▲3七飛△4三銀という、高度な手順を示した。
△3四飛
*これが普通の手だ。激指は形勢はちょっと先手が良いとのこと。
▲同 飛 △同 銀 ▲3一飛 △3九飛
*飛車を打ちあったものの、私はどうやっていいか、分からなかった。
▲2一飛成 △2九飛成 ▲3三角成 △4三銀
*ここで次の手が、本局で一番の勝負所だった。美濃崩しの一手とは?
▲同 馬
*強襲。
△同 金 ▲6二銀
*この銀が入れば、なんとかなる。
△4四角
*後手の勝負手だが、もっと良い手があった。△8六桂▲同歩△8七銀の筋だ。それならまだ逆転したかもしれない。△8七銀に▲6八玉なら△2六角が攻防手となる。
▲7一角 △9二玉 ▲6一銀成
*私のミス。銀不成が明解だった。▲6一銀不成△7一角▲7二銀不成と寄せろ、と激指先生。
△8八銀
*この手よりも△9九角成が詰めろになるので、そちらを優先すべきだろう。
▲8五桂 △8九銀不成▲6八玉
*こちらが勝ち筋なのはわかるが、正しく対応しなければならない。
△7一角 ▲同成銀 △7七桂 ▲5九金寄 △8八角
*この角は詰めろかどうか?
▲7二成銀
*先手玉に詰みなしと判断。
△7九角成 ▲7七玉 △7八銀成
*ここで▲8六玉はトン死する。▲6六玉△7四桂▲7五玉も△5七馬でトン死する。
▲6七玉
*ここで相手が投了。私のはっきりした疑問手は▲6一銀成のみ、で、納得の勝利だった。考慮時間は私が10分ちょっと、相手が7分ちょっとだった。
まで81手で先手の勝ち
棋戦:R対局 早指し2(猶予1分)
先手:GizumoのセカンドHN
後手:初段の人
▲2六歩
*私の先手。
△3四歩 ▲7六歩 △4四歩 ▲4八銀 △4二飛
*相手は四間飛車だ。王道の堂々の手順だ。
*以下、駒組みが続く。
▲2五歩 △3三角 ▲6八玉 △9四歩 ▲9六歩 △6二玉
▲7八玉 △7二銀 ▲5六歩 △7一玉 ▲6八銀 △3二銀
▲3六歩 △4三銀 ▲3七銀
*右金を動かさずに、速攻で棒銀に出る。右金は後からでも動かせる。
△5二金左 ▲2六銀 △3二飛 ▲3五歩
*先に▲3八飛もある。
△4二角 ▲3八飛 △8二玉 ▲4六歩 △5四歩 ▲5七銀
*△6四角に備えた手。
△1二香 ▲5八金右
*これは、こう着状態かな、と思っていた。△5三角+△4二金型が、棒銀を受ける側の主流だ。
△3五歩
*うおっ、取ってきた。うーん、これはこっちが良くなるはず。
▲同 銀 △1五角
*幽霊角と呼ばれる端角。△3七歩が狙い。
▲3六飛 △3四歩
*ここでは▲4四銀と出たいが、銀交換のあと△3五銀で、振り飛車がさばける。
▲2六銀 △3三角 ▲3五歩
*また、やり直しのようになった(笑)
△同 歩
*△4五歩かと思っていたら、また△3五歩を取ってきた。
▲同 銀 △4五歩
*ここ、私は非常に迷った。▲3三角成か、▲6六歩で交換を拒否か。
▲6六歩
*拒否して、3筋の抑え込みを狙ってみた。激指によると、▲6六歩でも▲3三角成でも互角とのこと。ただしその後の展開は全然違うが。
△4四角
*うおっ。振り飛車党の見せ場、さばきの本領というところか。
▲3四歩 △5三角
*この手が疑問だった。
▲6五歩 △3五角
*どうせ角を切るなら、一手前に切れば良かった。先手は▲6五歩が突けて得をした。
▲同 飛
*ここ、後手はどうさばくか。激指は△3四銀▲3七飛△4三銀という、高度な手順を示した。
△3四飛
*これが普通の手だ。激指は形勢はちょっと先手が良いとのこと。
▲同 飛 △同 銀 ▲3一飛 △3九飛
*飛車を打ちあったものの、私はどうやっていいか、分からなかった。
▲2一飛成 △2九飛成 ▲3三角成 △4三銀
*ここで次の手が、本局で一番の勝負所だった。美濃崩しの一手とは?
▲同 馬
*強襲。
△同 金 ▲6二銀
*この銀が入れば、なんとかなる。
△4四角
*後手の勝負手だが、もっと良い手があった。△8六桂▲同歩△8七銀の筋だ。それならまだ逆転したかもしれない。△8七銀に▲6八玉なら△2六角が攻防手となる。
▲7一角 △9二玉 ▲6一銀成
*私のミス。銀不成が明解だった。▲6一銀不成△7一角▲7二銀不成と寄せろ、と激指先生。
△8八銀
*この手よりも△9九角成が詰めろになるので、そちらを優先すべきだろう。
▲8五桂 △8九銀不成▲6八玉
*こちらが勝ち筋なのはわかるが、正しく対応しなければならない。
△7一角 ▲同成銀 △7七桂 ▲5九金寄 △8八角
*この角は詰めろかどうか?
▲7二成銀
*先手玉に詰みなしと判断。
△7九角成 ▲7七玉 △7八銀成
*ここで▲8六玉はトン死する。▲6六玉△7四桂▲7五玉も△5七馬でトン死する。
▲6七玉
*ここで相手が投了。私のはっきりした疑問手は▲6一銀成のみ、で、納得の勝利だった。考慮時間は私が10分ちょっと、相手が7分ちょっとだった。
まで81手で先手の勝ち
2021.12.10
冷凍ゼリーでダイエット 17か月目
今、夜の11時半。で、体重を量ったら61.6㎏だった。
これは私には上出来の数値。一週間ほど前まで、63㎏台になってしまっていたのだ。
甘栗を食べすぎたせい、が大きいと思われる。
冷凍ゼリーは、はっきり言って、冬は向いてない。食べると寒すぎるのだ。
夜に腹が減ったら、冷やっこを食べていたのだが、これも、寒い。おまけに、白い飯も一緒に食べたくなる。
バナナも、一日一本くらいにしておかないと、どうもカロリーが気になる。
牛乳の青汁入りもいいのだが、それでは腹が満たされない。
それで、小袋に入った甘栗を食べていたのだが、どうもこれは太るという結論に達した。
何か、食べても太りにくいものはないものか?というわけで探し続けていた。
で、見つけた。それは身近にあった。
その答えは、「みかん」
甘くておいしいし、そんなに高くないし、近場のスーパーで売ってて入手も簡単。食べてもそんなに寒くならない。
この一週間、みかんを一日3~4個くらい食べていた。そしたら、体重が落ちた。
みかんは、おすすめの食材だ。これからも、みかんダイエットをしようと思う。
私のベスト体重は61㎏ちょうど、かな、と思っている。夏は冷凍ゼリー、冬はみかんがそれを可能にしてくれそうだ。
これは私には上出来の数値。一週間ほど前まで、63㎏台になってしまっていたのだ。
甘栗を食べすぎたせい、が大きいと思われる。
冷凍ゼリーは、はっきり言って、冬は向いてない。食べると寒すぎるのだ。
夜に腹が減ったら、冷やっこを食べていたのだが、これも、寒い。おまけに、白い飯も一緒に食べたくなる。
バナナも、一日一本くらいにしておかないと、どうもカロリーが気になる。
牛乳の青汁入りもいいのだが、それでは腹が満たされない。
それで、小袋に入った甘栗を食べていたのだが、どうもこれは太るという結論に達した。
何か、食べても太りにくいものはないものか?というわけで探し続けていた。
で、見つけた。それは身近にあった。
その答えは、「みかん」
甘くておいしいし、そんなに高くないし、近場のスーパーで売ってて入手も簡単。食べてもそんなに寒くならない。
この一週間、みかんを一日3~4個くらい食べていた。そしたら、体重が落ちた。
みかんは、おすすめの食材だ。これからも、みかんダイエットをしようと思う。
私のベスト体重は61㎏ちょうど、かな、と思っている。夏は冷凍ゼリー、冬はみかんがそれを可能にしてくれそうだ。
2021.12.04
対5筋位取りの力戦居飛車
相手、めっちゃ早指しだった。私の良いところも悪いところも出た一局。私は後手。
開始日時:2021/12/04
棋戦:R対局 早指し2(猶予1分)
先手:2級の人
後手:GizumoのセカンドHN
▲5六歩
*2級の相手との対戦。私は後手。いきなり中飛車宣言か?
△8四歩
*私は居飛車。最近は後手だと、相手がどう来ようと△8四歩だ。
▲7六歩 △8五歩 ▲7七角 △6二銀
*私は角道を開けない作戦。棒銀狙いだ。
▲5五歩
*やはり相手は中飛車なのか?
△7四歩
*こちらとしても、玉の態度をまだ決めずに指したい。
▲6八銀
*うーむ、まだ中飛車にしない。やっかいな相手だ。
△7三銀 ▲5七銀
*お互いに銀が出ていく。
△4二玉
*そろそろ、囲いを作る。
▲4六銀
*なんだ、この銀は。見たことがない。玉頭銀の一種だろうか。
△6四銀 ▲2六歩
*げえ、居飛車だった・・・。これは、こっちとしては、どう囲ったらいいんだ?
*しかし、その前に、ここは先手陣にスキありじゃないか?
△6五銀
*これでもう7六の歩は受からないぞ。こっちがリードしたか?
▲7八金 △7六銀 ▲6八角
*うーん、一歩を取って調子がいいように思えたが、この後どうする?全く分からない。
△3二銀
*△3二金では、将来、横から攻められたときに壁になると思った。
▲2五歩
*2筋がどれだけ危ないのか、よく分からない。相手はすごい早指しだ。
△3一玉
*この手はセンスが悪い。戦場に近づいているからだ。
▲3五銀
*なんか、一気にピンチになったようだ。
*ただし、この銀出は、やねうら王によると疑問手。
*次の後手の一手は絶対手。
△3四歩
*これで角をさばく。ここの2手で形勢の均衡が崩れた。
▲同 銀 △5五角
*ここでは調子がいいと感じていた。
*やねうら王は-750ほどで後手リード、とのことだ。私としてはそんなにリードしている実感はなかった。
▲7七桂
*▲7七歩のほうが優るようだが、先手としては一歩を手にしておきたかったのだろう。
△3三歩
*これで受け潰しを狙う。
▲2四歩
*▲2三銀成の特攻もあったところ。
*相手はここまで、合計33秒しか考えてない・・・(^^;
△同 歩 ▲2二歩
*これ、△同玉か△3四歩か、迷う。
△3四歩
*やねうら王によれば、どっちでも大差なく、形勢は-2000ほど後手良しとのこと。
▲2一歩成 △同 玉 ▲2四角
*次の手、ここで一発、利かしを入れた。
△2七歩 ▲同 飛
*▲5八飛と回る手もあった。
△2三歩 ▲4六角
*後手不満なしだが、先手も角をぶつけて勝負してくる。
△同 角 ▲同 歩
*ここが本局のポイントだった。先手から次に▲5五角が見えている。後手のこちらとしては、それをどうするか。
*私の出した結論は・・・。
△5四角
*攻め合い。しかしこれは疑問手。やねうら王は△3三角とすべきで、それで3000点近く後手リードとのこと。
*私には▲5五角を防ぐ手段が見えなかったのだ。
▲2六飛 △8六歩
*この歩が間に合うか?
▲5五角
*そりゃ、打ってくるよね~。一気に形勢が詰まった。
*ここではまだ後手がリードしている。やねうら王が指摘した正しい対処は何だろうか?
△8四飛
*この手が悪手。+600ほどになり、逆転してしまった。正しい受け方は、△6四銀。以下▲3三桂に△2二玉!さすがソフト先生。
▲3三桂
*ここでは▲1五桂という妙手があった。しかし、両者とも気づかなかった。
*本譜もガリガリと攻められてしまった。もう△8六歩が間に合う展開にはならないような・・・。
△3一玉 ▲4一桂成 △同 玉 ▲8六歩
*一回は取ってきた。
*▲1五桂を逃したので、まだ後手にリードが残っていると、やねうら王。
*しかし次の私の一手が悪手。
△5七銀
*これは悪手。なんとかプレッシャーをかけておきたかったので、打った。しかしここではとにかく△8六飛を急ぐしかなかった。
▲4八金
*しかし先手も疑問手で返す。▲4八銀が優った。
△同銀成 ▲同 玉
*形勢は互角。さあ、何か攻めの手を考えねば。先手玉を寄せる手がかりは?
△3五桂
*この手は好手。やねうら王の最善と一致。
▲3三銀
*うおっ、いきなりか。何か受けに回ってくるかと思った。これは後手としてはチャンスだろう。
△同 銀
*持ち駒に銀が欲しかったので取った。
▲同角成 △4七銀
*この銀が打ちたかった。これは先手としては相当、怖い。
*しかし、やねうら王先生は、△3二金と打って受けとけば後手有利だったとのこと。
▲5七玉 △5二玉
*先手玉を危ない形にしておいてから、スタコラ逃げる。形勢は+1800ほどで先手リードと、やねうら王先生。ただ、実戦はもうどう転ぶか分からない。先手玉も危険だからだ。
▲2三飛成 △6二玉 ▲3二龍 △7三玉
*どんどん逃げる。しかし後手は玉飛接近してしまっている。
▲5五馬
*味のいい活用。
△6四金
*後手としては、虎の子の金を使うしかなかった。私はこれ以外では負けと判断。やねうら王は+5000ほどで先手勝勢と出している。
▲6六馬 △7五歩
*もう私は負けを覚悟した。次の先手の手、後手の飛車をいじめる▲8五銀と打つか、▲9五金△8六飛▲8五歩が決め手だったとのこと。▲9五金が指せたらもう2級ではないね(^^;
▲4八金
*悪手。+6000ほど差が開いていたのだが、一気に互角に戻った。これで勝負は分からなくなった。
△7七銀不成
*イケイケだ。桂を取って、ふんどしの桂狙い。
▲同 金 △6五桂
*しかし△7七銀不成のところでは、やはり△8六飛が本筋だったと、やねうら王は言っている。
▲6八玉 △7七桂成 ▲同 馬 △7六金
*とにかく食らいつく。何が起こるか分からないようにしておく。
▲1一馬
*悪手。一気に後手が良くなった。ここに来ての悪手は痛い。
△8六飛
*待望の飛車の活用。ただここでは△4四歩という絶妙手があったとのこと。龍取りで、馬の筋を塞ぐ一手。そんな手が指せたら高段者だ。
▲8八香 △8七歩
*後手の攻めが間に合うか?
▲7四歩
*先手の攻めが早いか?
*これを△8四玉だと▲8二龍で後手は合駒がない。
△同 玉 ▲6六桂
*勝負手を放つ先手。こういう場合は気合で負けたらダメだ。
△同 金 ▲同 馬
*ここもまた、岐路だった。△同飛か△8八歩成か。
△同 飛
*気合で取ったが、悪手と、やねうら王。△8八歩成で後手が勝っていた。
▲同 歩
*先手が勝勢になった。
△5六桂
*最後の王手。応手を間違えてくれれば・・・。
▲5九玉
*間違ってくれた!!これは詰みコース。
*▲6九玉なら先手勝ちだった。
△4八桂成
*△7七角から5手詰みだったが、こっちからでも詰む。
▲6八玉 △5九角 ▲6七玉 △7七金
*はあー、形勢が何度も入れ替わったが、なんとか最後は勝った。あまり勝った気もしなかった。何しろ、私は計12分考えたが、相手は4分しか考えてない。指すの、早すぎだろ(^^;
まで96手で後手の勝ち
開始日時:2021/12/04
棋戦:R対局 早指し2(猶予1分)
先手:2級の人
後手:GizumoのセカンドHN
▲5六歩
*2級の相手との対戦。私は後手。いきなり中飛車宣言か?
△8四歩
*私は居飛車。最近は後手だと、相手がどう来ようと△8四歩だ。
▲7六歩 △8五歩 ▲7七角 △6二銀
*私は角道を開けない作戦。棒銀狙いだ。
▲5五歩
*やはり相手は中飛車なのか?
△7四歩
*こちらとしても、玉の態度をまだ決めずに指したい。
▲6八銀
*うーむ、まだ中飛車にしない。やっかいな相手だ。
△7三銀 ▲5七銀
*お互いに銀が出ていく。
△4二玉
*そろそろ、囲いを作る。
▲4六銀
*なんだ、この銀は。見たことがない。玉頭銀の一種だろうか。
△6四銀 ▲2六歩
*げえ、居飛車だった・・・。これは、こっちとしては、どう囲ったらいいんだ?
*しかし、その前に、ここは先手陣にスキありじゃないか?
△6五銀
*これでもう7六の歩は受からないぞ。こっちがリードしたか?
▲7八金 △7六銀 ▲6八角
*うーん、一歩を取って調子がいいように思えたが、この後どうする?全く分からない。
△3二銀
*△3二金では、将来、横から攻められたときに壁になると思った。
▲2五歩
*2筋がどれだけ危ないのか、よく分からない。相手はすごい早指しだ。
△3一玉
*この手はセンスが悪い。戦場に近づいているからだ。
▲3五銀
*なんか、一気にピンチになったようだ。
*ただし、この銀出は、やねうら王によると疑問手。
*次の後手の一手は絶対手。
△3四歩
*これで角をさばく。ここの2手で形勢の均衡が崩れた。
▲同 銀 △5五角
*ここでは調子がいいと感じていた。
*やねうら王は-750ほどで後手リード、とのことだ。私としてはそんなにリードしている実感はなかった。
▲7七桂
*▲7七歩のほうが優るようだが、先手としては一歩を手にしておきたかったのだろう。
△3三歩
*これで受け潰しを狙う。
▲2四歩
*▲2三銀成の特攻もあったところ。
*相手はここまで、合計33秒しか考えてない・・・(^^;
△同 歩 ▲2二歩
*これ、△同玉か△3四歩か、迷う。
△3四歩
*やねうら王によれば、どっちでも大差なく、形勢は-2000ほど後手良しとのこと。
▲2一歩成 △同 玉 ▲2四角
*次の手、ここで一発、利かしを入れた。
△2七歩 ▲同 飛
*▲5八飛と回る手もあった。
△2三歩 ▲4六角
*後手不満なしだが、先手も角をぶつけて勝負してくる。
△同 角 ▲同 歩
*ここが本局のポイントだった。先手から次に▲5五角が見えている。後手のこちらとしては、それをどうするか。
*私の出した結論は・・・。
△5四角
*攻め合い。しかしこれは疑問手。やねうら王は△3三角とすべきで、それで3000点近く後手リードとのこと。
*私には▲5五角を防ぐ手段が見えなかったのだ。
▲2六飛 △8六歩
*この歩が間に合うか?
▲5五角
*そりゃ、打ってくるよね~。一気に形勢が詰まった。
*ここではまだ後手がリードしている。やねうら王が指摘した正しい対処は何だろうか?
△8四飛
*この手が悪手。+600ほどになり、逆転してしまった。正しい受け方は、△6四銀。以下▲3三桂に△2二玉!さすがソフト先生。
▲3三桂
*ここでは▲1五桂という妙手があった。しかし、両者とも気づかなかった。
*本譜もガリガリと攻められてしまった。もう△8六歩が間に合う展開にはならないような・・・。
△3一玉 ▲4一桂成 △同 玉 ▲8六歩
*一回は取ってきた。
*▲1五桂を逃したので、まだ後手にリードが残っていると、やねうら王。
*しかし次の私の一手が悪手。
△5七銀
*これは悪手。なんとかプレッシャーをかけておきたかったので、打った。しかしここではとにかく△8六飛を急ぐしかなかった。
▲4八金
*しかし先手も疑問手で返す。▲4八銀が優った。
△同銀成 ▲同 玉
*形勢は互角。さあ、何か攻めの手を考えねば。先手玉を寄せる手がかりは?
△3五桂
*この手は好手。やねうら王の最善と一致。
▲3三銀
*うおっ、いきなりか。何か受けに回ってくるかと思った。これは後手としてはチャンスだろう。
△同 銀
*持ち駒に銀が欲しかったので取った。
▲同角成 △4七銀
*この銀が打ちたかった。これは先手としては相当、怖い。
*しかし、やねうら王先生は、△3二金と打って受けとけば後手有利だったとのこと。
▲5七玉 △5二玉
*先手玉を危ない形にしておいてから、スタコラ逃げる。形勢は+1800ほどで先手リードと、やねうら王先生。ただ、実戦はもうどう転ぶか分からない。先手玉も危険だからだ。
▲2三飛成 △6二玉 ▲3二龍 △7三玉
*どんどん逃げる。しかし後手は玉飛接近してしまっている。
▲5五馬
*味のいい活用。
△6四金
*後手としては、虎の子の金を使うしかなかった。私はこれ以外では負けと判断。やねうら王は+5000ほどで先手勝勢と出している。
▲6六馬 △7五歩
*もう私は負けを覚悟した。次の先手の手、後手の飛車をいじめる▲8五銀と打つか、▲9五金△8六飛▲8五歩が決め手だったとのこと。▲9五金が指せたらもう2級ではないね(^^;
▲4八金
*悪手。+6000ほど差が開いていたのだが、一気に互角に戻った。これで勝負は分からなくなった。
△7七銀不成
*イケイケだ。桂を取って、ふんどしの桂狙い。
▲同 金 △6五桂
*しかし△7七銀不成のところでは、やはり△8六飛が本筋だったと、やねうら王は言っている。
▲6八玉 △7七桂成 ▲同 馬 △7六金
*とにかく食らいつく。何が起こるか分からないようにしておく。
▲1一馬
*悪手。一気に後手が良くなった。ここに来ての悪手は痛い。
△8六飛
*待望の飛車の活用。ただここでは△4四歩という絶妙手があったとのこと。龍取りで、馬の筋を塞ぐ一手。そんな手が指せたら高段者だ。
▲8八香 △8七歩
*後手の攻めが間に合うか?
▲7四歩
*先手の攻めが早いか?
*これを△8四玉だと▲8二龍で後手は合駒がない。
△同 玉 ▲6六桂
*勝負手を放つ先手。こういう場合は気合で負けたらダメだ。
△同 金 ▲同 馬
*ここもまた、岐路だった。△同飛か△8八歩成か。
△同 飛
*気合で取ったが、悪手と、やねうら王。△8八歩成で後手が勝っていた。
▲同 歩
*先手が勝勢になった。
△5六桂
*最後の王手。応手を間違えてくれれば・・・。
▲5九玉
*間違ってくれた!!これは詰みコース。
*▲6九玉なら先手勝ちだった。
△4八桂成
*△7七角から5手詰みだったが、こっちからでも詰む。
▲6八玉 △5九角 ▲6七玉 △7七金
*はあー、形勢が何度も入れ替わったが、なんとか最後は勝った。あまり勝った気もしなかった。何しろ、私は計12分考えたが、相手は4分しか考えてない。指すの、早すぎだろ(^^;
まで96手で後手の勝ち
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