宮田敦史五段vs橋本崇載七段  NHK杯  1回戦
解説 渡辺明  聞き手 千葉涼子
次週、矢内が出場する関係で、今週は千葉が聞き手だった

解説の渡辺「宮田敦史は、詰将棋(を解く速さ)が有名です 
 プロ間では終盤力の評価が非常に高い 序、中盤は惜しみなく時間を使い、終盤切り抜ける
 ハッシーは、筋のいい本筋のきれいな手を積み重ねていく将棋」

ハッシーは服は灰色のスーツで地味だが、ピンクのネクタイだ
頭にはソース焼きそば(大盛り)をかぶっている

渡辺「宮田敦史は意外と明るい、人前だと緊張するらしい」
千葉「宮田はゲームセンターにある太鼓型のゲームが得意」だそうだ
千葉は、どこからこんな情報を仕入れたのだろう(^^;

先手宮田で、初手▲5六歩で始まった この手を見た瞬間、自分は「相振りかも」と思ったら、
やっぱりそうだった 初手で戦型がわかるとは、自分もかなりのマニアになったものだ(^^;
相振りになった理由は渡辺が詳しく解説してくれた
相振りの場合、中飛車って損なんだよね 結局どこかに飛車を振り直すことになる

序盤、宮田は早々に5筋を突いていき、5筋の位を取ったが、これはまずかったようだ
時間もどんどん使っているわりに、作戦負けっぽい
自分レベルでもこれは損な作戦だろう、と思って見ていた
渡辺「早くも先手がいやな将棋、先手をもちたくない、まとめにくい」

本当にどんどん時間をつぎ込む宮田、本格的な戦いが始まる前に、もう9回も考慮時間を使った
こんな使い方をするプロは、他では加藤一二三くらいか
千葉「気持ちいいくらいの使いっぷり」
渡辺「自分だけ時間があって相手が30秒だと、どこかで間違うだろうと思って勝った気になる(笑)」

盤上の模様もだいぶハッシーがいいし、もう後はハッシーが攻め続けるだけ、
サンドバッグ状態が見れるんだろう、と思っていた
宮田の作戦は相当まずく見え、誰かが宮田の負け将棋のことをこう言っていたことを思い出していた
「ゴルフで例えると、パターがいくらうまくても、
ティーショットがまっすぐ飛ばないんでは、話にならない」
これは終盤がいくら強くても、序盤が無茶苦茶ではダメ、という例えなのだが、
実にうまい表現と思っている

・・・が?!ハッシー、2筋の歩を突くタイミングが遅く、手順前後!
宮田に形勢の挽回を許してしまった
渡辺「先手、夢のような展開」
しかし、またハッシーにチャンスがめぐってきて、銀を出たときのハッシーの手つき、
バシッ!!と勢いよく銀を叩きつけていた ところが、宮田に受けられてみると、妙に寄らない
逆に、ハッシーの高美濃が、2枚飛車で一気に寄せられ形になってしまった
まさかこんな展開になるとは・・・

渡辺「橋本さん、楽勝だったと思うんですけど・・・ 呆然としてますよ」
千葉「すごいくやしそうな顔してる」
負けにしてから、何度も頭をうなだれるハッシーが見られた
この将棋を負けにするとは、もうくやしいを通り越して、自分自身にあきれていただろう

この一局、渡辺が指すときの手つきでお互いの心理状態、形勢判断を話してくれたが、
それが的確で面白かった
渡辺「手つきが元気がないですね」「また元気が出たようです」「怒りの手つきで(笑)」

渡辺は最後に「大熱戦でした」と言っていたが、自分はさすがに今回の内容はどうか、と思った
宮田の作戦負けをとがめて、ハッシーが快勝していなければおかしい内容だったと思う
渡辺の解説が的確だったこともあるだろうが、宮田の作戦のまずさ、ハッシーの攻めのまずさが
印象に残ってしまった
ハッシー、講座をやっているだけに、いいところが見せられず、残念だった

<今週のやっぴー>
新聞のTV欄を見て、今日の聞き手は千葉涼子、と事前にわかっていたのにも関わらず、
番組がはじまって千葉を見たとたん、「おおっ!!」とびっくりして声を上げてしまった
いなくなってわかる矢内のありがたみ度 ★★★★★
さあ、来週はいよいよ矢内の登場、期待大!