7月25日放送の銀河戦Gブロック最終戦、羽生のすばらしい寄せが見られました
羽生の寄せはいったいどういう手だったのか、木村さんの解説等を参考に、
終盤の部分を私が解説文を付けました 激指4の力も借りてます(^^;

この棋譜の総譜を見たい方は、この銀河戦のページで探せば見れます↓
http://www.igoshogi.net/bangumi/ginga/sho_ginga.cfm

(棋譜の取り込み方をもう一度書いておきます
このブログの棋譜は、すべてKifu for Windowsというフリーソフトに対応しています
まずはそれをダウンロードしてください
そして、「ファイル名:谷川vs羽生 羽生、会心の寄せ.kif」以下からの下の部分を
棋譜の最後まで(変化順も含め)ドラッグして、青く反転させます、
青くしたまま、右クリック、コピーします そしてKifu for Windowsの「編集」→「棋譜、盤面の貼り付け」で、取り込むことが出来ます これで解説文を横に表示しながら、動く盤面で見ることが出来るんです)

ファイル名:谷川vs羽生 羽生、会心の寄せ.kif

開始日時:2009年5月15日
棋戦:銀河戦Gブロック最終戦
後手:羽生善治名人
後手の持駒:飛 角 桂 歩四 
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・v金 ・ ・ ・ ・v香|一
| ・v玉 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|二
|v歩v歩v歩v銀 ・ ・ ・v歩v歩|三
| ・ ・ 歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・|四
| ・ ・ ・v歩 歩v歩 ・ ・ ・|五
| 歩 歩 ・ ・ 銀 ・v歩 ・ ・|六
| ・ ・ 銀 ・ ・ 歩 ・ ・ 歩|七
| ・ ・ 玉 ・ 金 ・ ・ ・ ・|八
| 香 桂 ・ 金 ・ ・ ・v龍 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:角 金 銀 桂 
先手:谷川浩司九段

▲4三角
*83手目からの解説です
*手が広いところですが、谷川は角を金取りに打ちました
*自陣に引き成るつもりでしょうか?
△7二金
*金を逃げた羽生
▲6一角成
*谷川、なんと角を敵陣に突っ込みました
△7五桂
*攻めの拠点を作った羽生
*この手は詰めろではないです
▲7三歩成
*いったん歩を成った谷川
△同 桂
*
▲6四歩
*この手が詰めろです 次に▲7二馬で△同銀なら▲7四桂があります 谷川の▲7三歩成は、7四の地点に桂を打つ空間を作るためだったんですね
*▲7二馬に△同玉の変化は長いので、仮に後手の手を△3九飛として分岐します
*本譜はここで、羽生の妙手順が炸裂します
△8七角
*いったん角を王手で打った羽生
▲8八玉
*この一手
△9六角成
*これが絶妙手!!これが7四の地点に利いていて、詰めろ逃れの詰めろなのです 放置すれば△8七桂成▲7九玉△7八成桂で簡単な詰み しかし、ここは先手にもう適当な受けがないです 本譜は▲同香でしたが、代わりに▲7八銀と投入しても△6九竜▲9六香△9八飛以下、簡単に詰みです
*先手がすぐに負けないためには、馬をどかせなければならなりませんが、それには▲7二馬△同銀▲7四桂△同馬とするしかないです しかし、それでは後手玉が鉄壁になり、先手に勝ち目が全くなくなります
▲同 香
*しかたなく▲同香と取り、形を作った谷川
△8七飛
*この手を見て、谷川投了
*羽生、会心の寄せでした
*投了図以下を分岐しておきます
まで12手で後手の勝ち

変化:13手
▲7八玉
*投了図以下はどう詰むのでしょうか
△8九飛成 ▲同 玉 △6九龍
*飛車を成り捨て、竜で金を取る
*これで後手の持ち駒が、金と桂になります
▲7九桂
*桂合が一番長い
△9七桂
*ここから桂打ちが王手 香車を吊り上げた効果ですね
▲8八玉
*▲9八玉でも、以下の後手の手は全く同じです
△8七金
*金を捨てる この時のために、7九の合駒は桂が最善だったんです
▲同 桂 △8九龍 ▲9七玉 △8七桂成
*これでピッタリ詰み、羽生、本当に見事な寄せでした

変化:8手
△3九飛
*もし、仮にここらへんに飛車でも打っていたら、後手玉はどう詰むのか、並べておきます
▲7二馬
*これを△同銀は▲7四桂で簡単です
△同 玉 ▲6三歩成 △同 玉 ▲5四金
*いっぱいあるので、王手していけばいいですね
△7二玉 ▲6四桂 △8二玉 ▲7一銀 △9二玉 ▲8二金
*余り詰めですね 谷川の▲6四歩は詰めろでした
*(▲6四歩の局面に戻る)