決勝トーナメント 1回戦 第2局
佐藤康光銀河 vs 野月浩貴七段
対局日:2009年6月19日
解説:三浦弘行八段
聞き手:貞升 南女流1級
記録:井道千尋女流初段

8月6日の木曜に放送された一戦
康光はCブロックの最終勝ち抜き者、野月はHブロックの最多連勝者
20年度の成績は、康光32勝21敗 野月13勝13敗 2人の対戦成績は1-1のイーブン

解説の三浦「両者、激しい攻め将棋」
先手康光で、横歩取りになった 康光は横歩を取ったが、▲5八玉+▲3六歩型のめずらしい形だ
感想戦で康光「青野九段が時々指している」とのことだ

三浦「人まねを嫌う康光らしい指し方」
そう言えば、銀河クラブで豊川が、康光のことを「将棋界のピカソ」と言っていた
康光の形にとらわれない棋風を、よく言い当てていると思う

いきなり飛車がぶつかり、飛車角総交換になり、
しかも、康光は竜、野月は馬を敵陣に作りあうという激しい展開だ
三浦「お互い少しも妥協していない」
聞き手の貞升「この将棋がゆっくりになるということはないですか?」
三浦「そんなことは絶対ないです」

なんだか、竜を作った康光が早くも優勢っぽい・・・
三浦「このままだと野月は力を出せずに終わってしまう」
どんどん考慮時間がなくなっていく野月、ピンチだ
まだ手数もほとんどいってないのに、どこが悪かったのだろう?

三浦「康光さんは最近、お子さんが生まれたんですよね、子供が出来て、ちょっとは将棋が
 穏やかになってくれるかな、と思ったら、全然そんなことはないですね
 子育てのストレスを、将棋で発散しているわけでもないんでしょうけど(笑)」

康光は有利になってから、的確に指しつづけ、わずか65手で快勝となった
康光の会心譜と思う まあでも、康光にとってはこのくらいの内容は当然、
「会心譜」とまでは言わないか?

感想戦で、もう一度初手から並べていたけど、康光には全く疑問手がなかったと思う
奇抜な作戦から、美しい指し回しでビューティフルと思わせた、さすがは棋界のピカソだ
この将棋、全てが康光の思惑通りに進んで、一枚の綺麗な絵を見ているようだった

野月は横歩取りが強いはずなんだけど、この将棋に関しては力が発揮されなかった
はっきりした疑問手があったというより、どうも、一手一手の組み合わせ、
全体の構想がまずかったようだ 

いや~、康光、強いわ 羽生が北島に負けて消えたので、康光、銀河戦の連覇が見えてきた