モリノブ「山崎の口癖は、『僕はダメだ、僕は弱い』なんですけど、あれはウソです(笑) 自分では強いと思ってます」

モリノブ「△9五歩を見た瞬間はもう帰ろうかと思いましたけど、いい勝負です 挑決の中川戦でも、すごい逆転勝ちでした 山崎は序盤は下手くそなんですが、粘り強いです」
お客「渡辺さんとよく比べられますね」
モリノブ「実績で差をつけられてますね 渡辺さんのほうが人間的にできているのでは(笑)」

ここで、山崎の小さい頃の貴重な話が出た
モリノブ「山崎の子供の頃は、態度が悪いので正直僕は嫌いでした(^^; 今の雰囲気とからすると、想像のつかないキツさ、ソフトさは全然なかった」とのこと
へえ~、今の山崎さんは、ソフトで面白い人柄だけど、そんな子供だったのか 意外だ

モリノブ「内弟子のとき、山崎とは将棋を指したことはありません 公式戦で初めて当たって、その将棋を僕が勝ってしまったんです、その一局以来、もう勝たせてもらえませんけど(笑)」
 
モリノブ「内弟子は村山聖と山崎だけです 村山の将棋はいつも主張があった、だから見ていて面白かった
山崎の将棋は序、中盤、苦しい将棋が多い だから終盤しか見ないです(笑)」

さて、局面が進んで、棋譜を受け取ったモリノブ先生、声を上げた
モリノブ「え?うわ~、ちょっと心配になってきた ▲9八歩!こういうところに歩を打って幸せにはなれないですね あ~、これならどこかで角道を開けて勝負に行きたかった まあ、これでも本人は指せるとみてると信じましょう 先手は後手の角をいじめられるかどうかですね」

モリノブ「羽生は2筋をじわじわ突いてきましたね 憂鬱ですね えーと、誰か、何かふんばる手はないですか」

そう言いながら、モリノブ先生、どんどん変化順をうごかしていく
局面の変化を考えるのが好きっぽい

さらに、山崎が▲1八銀と銀を1筋に引いて受けた手を見て、
モリノブ「いつものしんどい山崎ペースです ボクシングで言うと、ロープ際でもちこたえてる」
その4に続く