森内俊之九段vs豊島将之五段   NHK杯 2回戦
解説  橋本崇載

指折りの強豪の森内と、1回戦で高橋に圧勝した豊島との対戦、
2回戦屈指の好カード、楽しみでワクワクだ
解説のハッシー「森内は間違いのない将棋、勝ちにもっていくのがうまい
 豊島は若いのにずいぶんしっかりした将棋を指す、終盤がするどい
 オールラウンダー同士で戦型予測がつかない 永世名人と将来の名人候補の対決」

ハッシー「豊島は並み居る強豪をバタバタなぎたおしている、大物感がただよっている
 豊島は今19歳だが、ここ数年のうちにタイトルを取れるかどうか、くらいの強さ
 強さというのは、表面に出ない読みでまわりに評価される」とのこと

先手森内で、戦型は▲森内の居飛車vs△豊島のゴキゲンだ
序盤、ものすごいスピードで指し手が進んだ
編集してあるのか?と思えたほどだ(^^;
矢内「あっという間に進みましたね(笑)」

この序盤、お互いに角道を開けているのに、角をひとつずつ上がってそれから角交換だ 細かい順だ
先手が馬を作って自陣に引き上げるまでが定跡だ ホント、定跡が進化してるね

そこから森内は銀矢倉、豊島は浮き飛車に構え、自陣角を打った
豊島が飛車をぶつけていき、飛車交換になった
ここから森内の指し手が一流の芸だった
飛車の自陣打ちの合わせ、敵陣への飛車の打ち場所、後手の馬を閉じ込めた歩打ち、
そして3筋をじっと伸ばし、桂頭を攻めた手に、ハッシーは感心しきりだった
ハッシー「▲3五歩の感触は絶品です 豊島、苦しいです」

が、ここで豊島が魅せた!
4筋の歩を突き捨ててからの△2四飛の自陣飛車、これは見事だった
これは実に考えにつきにくい手で、絶妙手順だった
こんな発想を出来るから、やはり名人候補なんだね
ハッシーは手放しでベタ誉めで、
ハッシー「歩を突き捨ててから△2四飛は頭がやわらかい 豊島君、さすが天才ですね・・・」
矢内「気づきにくい手ですね」
ハッシー「驚いたですね、先手がいいとも言えなくなった さすがの組み立てですね、いや強いわ」

森内も落ち着いた手で対応、本当に細かい、実力トップ同士の見事な攻防が続いた
ハッシー「お互い崩れないですね」

・・・ところが?豊島が飛車を見捨てた手が、どうにもこうにも悪かったようで、
一気に森内が優勢になってしまった
ハッシー「妙な展開、森内さんも急に良くなったと思ってるはず
 2枚飛車の攻めが受からないですね」

その後は、森内の的確な手を見るばかりとなってしまった
攻めと受けを織り交ぜ、豊島に何もさせなかった
ハッシー「森内さん、手つきはあわててるんですけど、指し手はブレないんですよね(笑)」
もう後はいわゆる手続きになってしまった

優勢になってからの森内の完璧と思える手順に、
ハッシー「プロが見ても参考になる勝ち方ですね 森内さんの圧勝といっていい内容でした」

あ~、中盤の応酬がお互い見事だっただけに、豊島がポッキリいってしまったのは、とても残念だ 
豊島、この日の夜には、2枚飛車に追われた夢でも見ただろうか
しかし、中盤の自陣飛車の構想だけでも、豊島の強さは充分示したと思う
今後も豊島には注目していきたい 

<今週のやっぴー>
矢内の服装を見た瞬間、「な、なんじゃこりゃ?」と思ってしまった
修道院のシスターみたいな服装だった
流行のファッションに疎い自分には正直、理解不能だった(^^; でも矢内はかわいいから、服装A
髪もストレートでツヤツヤ、口癖の「そっか」も何回か聞けた
次は巫女さんみたいな服でお願い度 ★★★