谷川浩司九段vs糸谷哲郎五段   NHK杯  2回戦
解説 久保利明

久保「谷川は棋界の第一人者、光速の寄せが出るか
 糸谷は受けに特徴がある 谷川の攻めvs糸谷の受けの構図になりそう」

先手タニーで▲三間飛車の石田流+美濃、糸谷は△居飛車+左美濃
そこから長い駒組みが続き、▲4枚銀冠vs△穴熊になった
谷川が2筋の位を取っているが、糸谷は一歩を手にしていたのが序盤のポイント
久保は感心して「歩を受けに使わず持っておくという発想か、柔軟ですね」

久保は「後手から仕掛ける将棋じゃない」と言っていたにも関わらず、糸谷から動いた
糸谷は飛車を見捨てて拠点に桂を打ち込み、勝負をかけた
この桂打ちは、穴熊党には当然の手なのかもしれないけど、自分はびっくりだ
糸谷が攻め切るか、谷川が受け切るかという展開だ
展開の予想が外れた久保は苦笑していた(^^;

そこからは糸谷の好手のオンパレードだった気がする
飛車取りに角を打たれたときに、久保は「逃げる位置が難しい」と言っていたが、
いったん右に逃げるという好手、2筋に歩を叩いたタイミング、歩を成れる位置に銀を打ち込んだ手、
と金攻めを見たつなぎの歩打ち、久保が「変調か」と言った端の桂打ちも、
結果的には勝利を呼び込んだ 穴熊は手付かずで、糸谷の快勝!

感想戦の時間が5分しかなかったが、仕掛けのところまで戻って
谷川「ちょっと仕掛けられて面白くなかったかも」と言っていた
もう戦いが始まってからは、糸谷ペースだったということか

あ~、タニー、ちょっと残念だ 自分はタニーを応援してみていたんだよね
強い糸谷を、さらに上回る谷川将棋を見たかった
本局はお互いに万全の駒組みからの力勝負だったので、
タニーは何の言い訳もできない負け方だったと思う

いやいや、それにしても糸谷、強いね 見ていて、指し手から自信を感じる
谷川相手に全く臆することがなく、自ら仕掛け、中終盤堂々と渡り合っていた
一局の流れとして、糸谷に特に疑問手はなかったんじゃないだろうか
なかなかできることではないと思う 時間も今回も2回余しての勝ち
やはり「怪物糸谷」の評判どおりの恐るべき20歳だ

プロらしい手筋も多く出て、糸谷の強さも見れて、ひさしぶりに楽しかった一局だった

<今週のやっぴー>
髪型をちょっとパーマ?みたいなのをかけていて軽くイメチェン いいね
服もやわらかい生地の白のジャケット、最近は髪や服装に変化があって、見るのが毎週楽しみ 服装A
先日の、マイナビ女王戦の就位式での赤い和服も良かった
あらためて女王防衛おめでとう度 ★★★★★