<第62話>
玉姉「あたしは 違うと思うよ」
(ムッとした飛鳥田)
飛鳥田「なんで?」
玉姉「あんたは 大会出たことないだろうけど・・・ 大会でいい成績の学校も 見たことない?」
飛鳥田「そのくらい あるよ!」
玉姉「その子たちは 『友達ができたら嬉しい』って 態度だった?」
飛鳥田「! え・・・ あ・・・ いや・・・」
玉姉「大会に出るんなら 大会の結果以外 望むのは不純だわ」
飛鳥田「・・・・・・」

飛鳥田君、痛いところを突かれたようです

(部屋でベッドに寝そべる飛鳥田)
飛鳥田“エッラそー 将棋は勝負だけかっての・・・ なんだってんだ ・・・・・・・・
 あの鷹洋の人たちは 県大会のために どれだけ 時間や力を注いでいるんだろう・・・
 番さんも・・・ ”

(次の日、学校で部活にて)
内村「え? またコレやるんですか?」
飛鳥田「そう 飛車・角・金だけで 相手玉を追い詰めるゲームね
 駒の動かし方を も一回 おさらいしよう」
内村「いまさらー?」
飛鳥田「武藤先生によると 全国大会クラスでも 駒の筋を間違えるらしい 特に角の成りとかね
 相手の間違いを その場で見つけたら 反則勝ちなんだよ
 相手の駒の動きにも 注意して」
内村「ふぁーい」

飛鳥田「馬島くんと成田さんが指して ボクと角野くんは10秒将棋
 終わったら先後入れ替えて とにかく時計に慣れよう」
馬島「なにコレ?」
角野「さあ・・・?」

玉姉の言葉に触発された飛鳥田君、やる気になっているようです

(左手で指して、右手で時計を押す馬島)
飛鳥田「馬島くん 指した手と同じ手で時計を押すの」
馬島「うわ いけね つい」

これは正式ルールなんですかね?自分は大会にほとんど出たことがないので知りませんね

角野「オラ 飛鳥田 気ぃ 取られてると」
(10秒将棋だったので切れ負けになってしまった飛鳥田)
飛鳥田「あ・・・ ああ!!」

飛鳥田“少しだけでも 純粋に・・・”

もう大会まで日がありませんが、せめてもの追い込みですね

飛鳥田「んーと 団体戦の得点計算は スイス式ってやつです」

スイス式とは、勝ったもの同士、負けたもの同士を対戦させていくリーグ戦ですね

角野「ややこしい計算はするが 基本は勝ち星だろ?」
飛鳥田「そう 点数同じチームどうしは 大将の勝ち星で比べる それも同じなら副将」
馬島「え? ってことは強いヤツに弱い大将を当てる アテウマはできない?」
飛鳥田「うん それでチームを作ると・・・」

(そして、以下のようにメンバー順が決まった)
男子は、大将に角野 副将に飛鳥田 三将に馬島
女子は、大将に成田 副将に鳥山香 三将に内村

馬島「えー? オレ三将? 納得できねえなぁ」

いよいよメンバー順も決まりました!
馬島君はほっとくとして、他のみんなはどんな戦いぶりを見せてくれるんでしょうか? (つづく)