<第64話>
『横浜駅西口── 雑踏の中を 高校選手権団体戦 神奈川県大会に 向かう高校生たち
 一丸となって進む 我らが西風ヶ丘高校将棋部!!』

『進んではいたが 思いは一丸ではなかったりする』
飛鳥田“馬島くん 制服着てこない・・・ 怒られるかなぁ”
馬島“ノートもダメかよ チッ・・・”
角野“他校の女子に 惚れられたらどうすっかな”
内村“今や アタシと言えば”
鳥山香“お腹いたい・・・”
成田“横浜遠い・・・”

飛鳥田「ここの3階だね」
(ビル内のエレベーターに入ったとたん、中は男子高校生だらけ)
男子たち“女子!” “女子!?” “なんで女子?” 
 “将棋の大会になんで女子?” “しかも3人レベル高!!”
内村・鳥山香・成田“む・・・むせかえる!! ンガーーッ”

他校の男子たちから、注目と男臭あびまくりです(^^; 

(やっとエレベーターを出た内村、水から出された金魚のように口をパクパクさせる)
内村「ハヒッ ハヒッ」

(受け付けにて)
飛鳥田「西風ヶ丘です」
係の先生「西風!! 待ってましたよ西風!! 全国大会行きますよね!?」
飛鳥田“全国大会・・・!!”

飛鳥田「─って 前橋市で行なわれる 第44回高校将棋選手権ですよね?」
係の先生「それです!!」
飛鳥田“なんだろこれ? 願ってた奇跡が・・・ Glory Halleluya”

飛鳥田「行きます!!」
係の先生「・・・武藤先生じゃない? 物腰オッサンぽいけど」
飛鳥田「学生です・・・ 西風の2年・・・」
係の先生「武藤先生いないなら 直接話したほうがいいね」

(内村たちのほうへ来る係の先生)
係の先生「神奈川は ここ数年 女子団体がいなくてさ 今年も君達だけ
 自動的に 県代表なんだけど・・・ 全国大会行くよね?」
内村たち「行きまーす! キャーッ」

見ていた飛鳥田君、あまりのことに口がガン開きでゾンビみたいな顔になってます(^^;

飛鳥田「・・・・・・」
角野「おめでとう 目標達成じゃん」
飛鳥田「いやしかし・・・ こんなとんち昔話みたいなオチ?」
角野「西風の全国大会出場には 変わらんよ」

あのー、今までの心配はいったいなんだったんでしょうか(^^;

(そのとき、会場がざわついた)
みんな“来た” “来た” “来た”
美形「鷹洋高校です」

本命校、鷹洋(おうよう)の3人が登場です!(つづく)