<第69話>
(飛鳥田、角野は勝利し、馬島の対局を見守る)
馬島の対戦相手“くっ”
(馬島、すぐに指し、時計を押す)
パパン
飛鳥田“やっぱり・・・ 馬島君の策は 時間攻めだ・・・”
(即座に指し、時計を押す馬島)
ピシッ ヒュン パン
馬島の対戦相手“早い!! デカイくせに妙に素早い!!
 あのデカイ手でやられると ペースが崩される!!”
角野“バスケ部だからな 反射神経はいいだろうし ネット将棋で短い持ち時間にも 慣れてるし”
飛鳥田“勝て 馬島君 西風初勝利は 全勝でいこうよ”

(女子たちが見に来た)
内村「あ やってるやってる」
鳥山香「どうですか」
(ヒソヒソ声で話す角野たち)
角野「これに勝てば 全勝だ」
内村「お 死んでも勝て 卑怯な手使っても勝て」
角野“それ シャレにならんからな・・・”
(飛鳥田たちの顔がアップになる) 
角野“見ろよウマ って見る余裕ねぇだろうけどよ・・・
 こんな顔したヤツらが 応援してんだ ぜってえ負けんなよ”

(時間攻めを続ける馬島)
シッ パン 
(時計の秒を刻む音が鳴る)
ビッ ビッ ビッ ビッ ビー
馬島の対戦相手「負けました・・・」
応援して見ていたみんな「ホオ・・・」

馬島君、勝ちました! 2回戦は3-0で勝利ですね

(昼食休憩の時間になり、ハンバーガー屋で集まってしゃべっている飛鳥田たち)
馬島「えー なんだよ? 女子チーム 全国出場!? 羨ましいなあ」
女子たち「そう?」
馬島「大学入試ンとき すんげぇ 楽だぜ?」
女子たち「大学入試?」
馬島「あ 1年じゃ実感ねぇか? 部活で全国大会出ると AO入試で評価よくなるんだよ
 バスケじゃムリでも 将棋ならなんとか 行けっかなと思ったけど
 こっちゃこっちで しんどいなぁ」
鳥山香「気分だいなし・・・」
内村「どこまでいっても 心根のイヤシイやつだのぉ・・・」

番「今リーグ戦 どうなってるんですか?」
飛鳥田「こんな感じ」
(飛鳥田、星取り表を書き出す↓)
 緑欄高校 vs港雲○ vs川大○
 川大高校 vs西風○ vs緑欄×
 西風高校 vs川大× vs港雲○
 港雲高校 vs緑欄× vs西風×

番「あー 2-0がいますね」
馬島“こりゃ あかんな 転部すっかな”
飛鳥田“1回戦で ボクが勝っていれば・・・”
鳥山香“なんか 全国行くの 申し訳なくなってきた”

飛鳥田“何の気なしに 勝った負けたと やってきたけど・・・
 一つ勝つことに こんなに意味があるなんて 考えても見なかった・・・
 あぁ もう気持ちが・・・ 来年のこと 考えよっかなぁ・・・”

番「あの・・・ もしかして・・・ 星次第ではリーグ 抜けられるのでは?」
飛鳥田「え?」
(みんな、じっと表を見る)
みんな「ホントだ!! 次2-0の学校と当たる そこに勝てば2-1で相星!!
 あとは勝数のくらべっこだ!!」
飛鳥田「こ・・・これは えらいことになってきた・・・」
(ふと横を見る飛鳥田)
飛鳥田「わー 馬島くん 寝てるよー!」
馬島「ぐー zzz」

まだチャンスはあるようです
普通、自分たちでリーグ表を見て気づきますよね(^^; (3回戦につづく)