2009.10.27 5手詰将棋
5手詰将棋
高橋道雄著 創元社 1050円 2009年9月初版
評価 B  難易度 ★★
コンセプト<パズル性を追及しない、実戦の終盤さながらの詰将棋>
2問2答形式 裏透けなし レイアウトまずまず 

ミシュランでの評価が高かったので、買って見ました
うん、これは、高橋九段が、詰将棋に一石を投じる本を作ってくれましたね

今まで詰将棋といえば、基本的に駒を使ったパズルだったわけですけど、
この本に納められた202題はそうじゃないです
玉形が実戦の囲いの形を崩した形に意図的にしています
詰まし方も、妙手、奇手もあるにはありますけど、
実戦でよく出る詰まし方が多いです
この本の良いところは、1題解くたびに、まるで1局勝った気分になれることですね
プチ勝利体験を味わえます

玉形が把握しやすく、詰まし方がオーソドックス、それゆえ、
難易度が下がっていて、どんどん解いていくことができました
こういうタイプの詰将棋の本、今までなかったですね 画期的な本と思います

24の低級で伸び悩んでいる人で、今まで詰将棋を敬遠していた人にも受ける可能性があります
逆に、「こんなの『詰将棋』じゃなくて『詰む将棋』だ、読みの訓練にならない」、
という感想をもってしまう人もあるかと(^^; これは好みが別れそうです

私にはさすがに簡単すぎたので評価Bになっています
何しろ、2時間ほどで解き終わってしまいましたから(^^;
1問30秒もかからない問題がほとんどでしたしね
これが7手詰とかだったら、評価がもっと高かったですね うーん、惜しい!

個人的には、これと同様のコンセプトで、手数が5手~9手のものが、
手数の表示なくランダムに並んでいたら最高なんですけどね
ぜひ続編をお願いしたいです (その旨を書いた読者アンケートのハガキを出しておきました)

具体的にどんな問題なのか、3問抜粋しておきます
5手詰ということなので、第5問と第50問と第150問を抜粋しました

第5問↓ 

後手の持駒:飛 角二 金二 銀二 桂三 香三 歩十三 
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
| ・ ・ ・ ・ ・ ・v玉v桂v香|一
| ・ ・ ・ ・ と ・ ・ ・ ・|二
| ・ ・ ・ ・ ・v金v銀v歩v歩|三
| ・ ・ ・ ・ ・v歩v歩 ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|七
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|八
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|九
+---------------------------+
先手の持駒:飛 金 銀 
手数=0 まで


第50問↓

後手の持駒:飛二 金 銀二 桂二 香三 歩十五 
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
| ・ ・ ・ ・ ・v金v銀v桂v香|一
| ・ ・ ・ ・v金 ・v玉 ・ ・|二
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v歩v歩|三
| ・ ・ ・ 角 ・ 馬 歩v銀 ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|七
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|八
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|九
+---------------------------+
先手の持駒:金 桂 
手数=0 まで


第150問↓

後手の持駒:飛 角 金三 銀二 桂四 香三 歩十四 
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
| ・ ・ ・ ・ ・ 龍 ・ ・v香|一
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v玉 ・|二
| ・ ・ ・ ・ ・v銀 ・v金 ・|三
| ・ ・ ・ ・ ・v歩v歩v歩v歩|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|七
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|八
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|九
+---------------------------+
先手の持駒:角 銀 
手数=0 まで