山崎隆之七段vs木村一基八段  NHK杯 2回戦
解説 北浜健介

北浜「山崎は居飛車党のするどい攻め将棋、形にとらわれない、人が見えにくい手をみつける、
 終盤力は棋界屈指の実力 
 木村は千駄ヶ谷の受け師、どんな形になっても受けてしまう、粘り強い棋風」

2回戦屈指の好カードだ 先手山崎で、△8五飛戦法になった うへー、今回は△8五飛か、
楽しめるかなー、と思っていたが、そんな心配は無用だった

山崎は自身が開発した居玉の山崎流という構えだ 対して木村は常套手段の中原囲い
北浜「王座戦第3局と同じ進行になりました」と言っていたが、木村が飛車を深く引いたことで
それとは全然違う将棋になった

山崎は2筋に歩を垂らすという手を指し、早くも研究手を出した 
うんうん、やっぱりトッププロは研究してるね
そして、いきなり両側の桂を跳ねだす積極策で、勢いよく攻めに出た!
特に▲6五桂は、相手の歩でタダ取られされる桂なのだ
さらにさらに、山崎、角を叩き切り、一瞬角損になる猛攻!!

この攻めが成立しているのかどうか、ハラハラドキドキだ
北浜「木村は無理攻めと思っているはず、木村が受け損なって負けたことはほとんどない」
山崎の攻めvs木村の受け、両者の棋風が存分に出た中盤だ

ここで解説にちょっとアクシデント発生 歩の数を一歩、間違えて解説していた
矢内「あれ、さっきより歩の数が・・・」
北浜「状況が全く違いますね(^^;」
矢内「てへ(笑) すいません」
この場面の矢内の「てへ」、かわいかった

山崎の角切りの攻めは成立していたようで、駒の損得ほぼ無しで竜を作ることに成功した
北浜が「どこから手をつけていいのか、先手玉は居玉のおかげで、戦場から遠い」と言っていたが、
木村は巧みに歩で嫌味をつけ、攻め合いに持ち込んだ これはさすがだった

考慮時間も互いになくなった30秒将棋、
山崎、どんな寄せを見せてるかと思っていたら、桂打ちから、相手の飛車の頭に銀打ちという
考えにくい手を見せてくれた 対して、木村も竜で王手された合駒に桂を受けるという妙防、
そして王手で攻防に角を打つという受け、いや~、見ごたえのある応酬だ
さすが、トッププロどうし、差がつきやすい横歩取りで、ギリギリの寄せ合い!

そして、一瞬、木村が受けきったかと思ったとき、山崎の竜引きが好手で、盤上この一手の詰めろ!
これが受け師をして受けなしの好手で、山崎が見事、押し切った!
一局の総括で、北浜「山崎のするどい踏み込みがすばらしかった」

いや~、ハラハラドキドキの終盤だった 強い人どうしがやると、大きなミスがないから、
ドキドキする終盤になるね さすがにトップ棋士どうしだよ いやいやよかったよかった 面白かった
・・・と思っていたら、感想戦によればお互いにミスがあったとのこと(^^;
でも、それは別にいい 北浜が先々手を言わなかったおかげで、楽しめたよ

感想戦では木村はぼやきっぱなしで、「私も解説がよかったよ」(解説者になりたかった、の意味)
 「神は私を見放した」 「泣きそうですけど」と言っていた
逆転模様か、と思われただけに、けっこう悔しかったようだ
髪は木村を見放した、というのは正しいだろう、と思った

今回は△8五飛戦法だったんで、どうなることかと思ったけど、充分楽しかった
桂の両方跳ね出しから、角損の猛攻、こんな将棋になるんなら、△8五飛も歓迎だ
そしてハラハラドキドキの寄せ合い、これは将棋の醍醐味だね

<今週のやっぴー>
黒いツヤッツヤの髪、白のタートルのインナーと黒のスーツでビシッと決まっていた
髪も顔も輝いて見えた 服装A
母が横からTVを見てきて、「学生服みたい!まるで中学生やないか、あんた、矢内やったら
 何でもええんやろ」と言ってきた  矢内やったら何でもええんや度 ★★★