第18期 銀河戦
本戦Hブロック 2回戦
藤倉勇樹四段 vs 大野八一雄七段
対局日: 2009年9月4日
解説:滝 誠一郎七段
聞き手:本田小百合女流二段
記録:野田澤彩乃女流1級

先週の土曜に放送された一局

20年度の成績は、藤倉7勝18敗 大野9勝9敗 2人の対戦成績は藤倉の3-0
解説の滝「藤倉は振り飛車が得意、大野は居飛車党のしぶい棋風」

先手藤倉で居飛車、後手の大野は4手目△3三角戦法から角交換で、大野の向かい飛車と
いう戦型になった 滝の言っていた正反対だ(^^;
滝は「強くなってくる人は、結局なんでもこなすということになるんですね」と言っていた(笑)

藤倉の穴熊vs大野の美濃で、大野が早々に△2五桂ポンと跳ねて戦いが始まった
藤倉も気合いで▲同飛だ この展開、ここまでは知っているけど、
この後はどうなるんだろうと興味深かったのだが・・・ 
一気に優劣が決まるかと思いきや、藤倉が自陣桂を打ち、大野も角を据えて、お互いに相手の
狙いを消す手の連続だ なんだか地味な展開、いまいち盛り上がらない・・・

飛車交換になり、先手の穴熊には後手の小駒が迫っている、対して後手の美濃は鉄壁、
これは大野の快勝と思われたのだが、なぜか大野は藤倉に馬を自陣に引きつける手を許して
しまう これはたぶん、有利になったと思っての油断だろう

その後、穴熊の囲い周辺での攻防、滝「何回駒の交換したかわかんない」
うーん、正直、見ててだるい 
が、しかし大野に攻めの好手が出た 
取れる銀を取らずに、香車を後ろからつなげて打つつなぎ香の好手!
こんな手筋があるのか 初めて見た

ところが?なぜか大野は、美濃囲いの唯一の弱点、先手につなぎ桂での王手を許してしまった
これで後手玉に王手がかかり、一気に危なくなった 
とれるはずの馬にも手順に逃げられ、また逆転かと思われたが、
どうにか大野はギリギリ受けきった
結果、大野の辛勝だった

うーん、どうもいまいち楽しめなかった 大野がもっと楽に勝てた将棋だったと思う
この△2五桂ポンの戦法、戦いが局所的になり、歩の手筋が出てこない展開になりがちなので、
自分の好みではないと思えた一局だった