藤井 猛九段vs近藤正和六段   NHK杯  2回戦
解説 中村 修

解説の中村「藤井は藤井システムという歴史的な戦法の開発者、
 振り飛車党にとっては神様のような存在
 近藤もゴキゲン中飛車という数多く指されている戦法の開発者、
 歴史に名を残す戦法を作った2人の対戦」

先手藤井で、相振りになる ▲向かい飛車vs△三間飛車+美濃だ
序盤、藤井は玉を囲う気配がない いいねいいね 力将棋だね

中村「先手は金銀がバラバラですね どうまとめるか」
結局、▲4八玉と上がっただけで、裸玉に近い形のまま戦いに突入した
中村「独創的ですね ふつうの人なら空中分解してしまいそうですね」
全く同感だ 藤井の創造力に、ドキドキワクワクだ

最初の端歩を生かし、藤井は端から攻める 力強く金を中段に上がり受け、
近藤がひるんで飛車を逃げたところで、金香両取りの桂打ち!
中村「これはシンプルに困ったですね」
おー、さすが藤井だ 序盤から無駄のない手で、一気にしとめたか 見事だ
今週は相振りで定跡形でない力戦で楽しめたけど、ここまでか
ああ、もう投了だろう、ちょっともの足りなかったな、と思っていた 

そしたら、なんとそこから藤井のファンタジスタぶりが爆発!
中村「いや~、5手くらいで終わるかと思いましたけど」 「突然近藤さんが息を吹き返しましたよ」
 「ムードは逆転」 「藤井さんは『なぜこの将棋が』という顔をしてますね」

あの圧勝形から、本当に逆転してたかもしれないところまで追い詰められるなんて!
結果的には藤井が勝ったけど、もうガタガタの終盤(^^;

誰にもマネできない、針の穴も通すような精度の構想力の序、中盤から、
終盤は一転、酔っ払ったその辺のおじいちゃんの縁台将棋並み! 
これが藤井将棋の醍醐味か?
いや~、この落差は本当にすごい(笑) うーん、でも見てて喜べるのじゃないね、これは(^^;

藤井にきっちりと勝ちきってほしかった それほどすばらしい序、中盤の構想力があるんだもんね
終局直後、「いや~、ひどすぎる」とつぶやいた藤井、感想戦でも藤井「芸術的に笑われる」と
言っていた(^^; 
うーん、序、中盤と終盤を、同じ人が指しているとはどうしても思えないんだよね

人間味あふれる藤井将棋を堪能させてもらった
次の藤井の将棋も、いろんな意味で楽しみだ

<今週のやっぴー>
ワインレッドの女王がキター セーターとカーディガンがおそろいのアンサンブル、いい! 服装A
もっと勝手に恋したり度 ★★★★☆