第18期 銀河戦
本戦Dブロック 3回戦
中村亮介五段 vs 藤原直哉六段
対局日: 2009年10月14日
解説:北島忠雄六段
聞き手:安食総子女流初段
記録:伊藤明日香女流初段

20年度の成績は、亮介18勝16敗、藤原8勝18敗 2人の対戦成績は亮介の2-0

解説の北島「亮介は四間飛車の筋の良い将棋、力強さも併せ持っている
 藤原は居飛車の本格派、序盤がうまい」

先手亮介で▲四間飛車+美濃vs△居飛車船囲い急戦だ
藤原が△7二飛と袖飛車にしてから、6筋から攻めた
これが居飛車急戦の最新の定跡形だそうだ

亮介が8筋から逆襲を狙い、▲6五歩ポンで角交換になった
藤原が△3三角と自陣角を打った手に対し、亮介はもう香車を見捨てて飛車を6筋に逃げた
この辺は振り飛車らしいさばきだ  
感想戦でもやっていたが、桂香を取らせても振り飛車は指せるとのこと
こういう振り飛車の感覚は見ていて面白い

藤原が守りの金を3段目に出て受けた手に、北島「急戦が得意な人はこういう手を指せるんですよね」
「居飛車で急戦を指す人は受けのうまい人なんです」とのこと
自分は受けに自信がないけど、楽しいから急戦をやっている(^^;

北島「居飛車が指せる」と言っていたのだが、
藤原が、と金を活用している最中に、亮介の好手が出た 馬の行き場を問う歩打ちだ
そして意表の1筋の端攻め! 盤面全体を使った急戦らしい将棋で、やはり急戦は見ていて面白い

この端攻めがモロに成功した 亮介は有利になってからは時間を使わず、もうバンバン指していた
最後は大差がついて、亮介の快勝となった
中盤では藤原が優勢だったはずなのだが、
北島「作戦的には藤原が成功していたが、と金の使い方がおかしかったかも」

感想戦で藤原は、やはり、と金の使い方を悔やんでいた
本譜は、と金に3手か4手かけて、何も成果が上がらなかったもんね
美濃囲いの▲5九金引きとした形、これが弾力のある頑強な守りだ、としみじみ思わさせる将棋だった
藤原「居飛車が優勢でしたよね」と言っていたが、具体的に馬とと金だけで、▲5九金の形の美濃を
どう攻めるかとなると、3人とも黙ってしまっていた(^^;

ああ~、せっかく自分の好きな四間飛車vs居飛車急戦の将棋だったのだが、
居飛車側が優勢になったにも関わらず、終わってみれば逆転負けで大差で四間飛車の勝ち
うーん、悲しい(^^;
しかも、感想戦で居飛車が具体的にどうやればよかったか見つからず・・・
これじゃあ、急戦をやる人が減るはずだ

はじめに北島が「藤原は序盤がうまい」と言ったとおり、序盤で藤原がリードを奪ったが、
逆転負けで最後は大差だった 将棋はやっぱり中終盤だな、
そして居飛車急戦は力が必要と思わされた一局だった