第18期 銀河戦
本戦Eブロック 5回戦
中村太地四段 vs 遠山雄亮四段
対局日: 2010年1月8日
解説:加瀬純一六段
聞き手:野田澤彩乃女流1級
記録:井道千尋女流初段

今回から表示が21年度の成績になっていた
21年度の成績は、太地15勝11敗 遠山15勝8敗 2人の対戦成績は太地の2-0

解説の加瀬「太地は純粋な居飛車党、激しい将棋を好む、鋭い攻め、踏み込みが身上
 遠山は純粋な振り飛車党、大さばきが好き、悪くなると粘る」

ブロガー遠山の登場 このときは盲腸の手術で病み上がりだったはずだが、
どんな将棋を見せてくれるか

先手太地で、後手遠山のゴキゲン中飛車で5筋位取り
太地は2枚銀を繰り出して押さえ込みをはかる作戦だ
加瀬「先手玉は薄いので、指しこなすのは大変」

太地の2枚銀作戦に対し、遠山は1筋の香を上がる手と、左金をじっと寄る手で手渡しして待ち受けた
加瀬「遠山がうまいタイミングで手待ちして、隙を作らないようにしている」
この序盤の遠山の間合いの計り方は実にうまいと思わせた
太地は早くも時間をかなり使い、どうやっていいかわからないようだ

時間を使った太地が、遠山の3三の角の頭に▲3四歩と打ってきたときが、
この将棋の最大の勝負どころだったと思う
遠山は△2四角と逃げたが、これで5五の地点が弱くなり、太地に5五に銀を出る手を許してしまった
遠山はまだ10回考慮時間を残していたのだ これはもったいなかった
局後、感想戦で遠山「△2二角と逃げる手もあったか」

以下、遠山は苦しくなってしまった どうにも指す手が難しすぎる
加瀬「遠山にとって難局ですよ」 
遠山、攻めていったが、駒損の攻めではつらかった

加瀬は「太地がいいと思うがスパッと決めないと危ない」と言っていたが、
太地は自陣に銀を投入するなど丁寧に受け、遠山の攻めを切らせてしまった
遠山の攻めを受け止めたあとは、後手玉を危なげなく寄せて、太地の快勝となった
5五に銀が出てからは、太地がうまく指して、遠山に勝負所を与えなかったと思う

この将棋、互いに玉が薄い将棋だったので、勝負どころがかなり早かったようだ
遠山、時間がたっぷりあったのに、ノータイムで△2四角としてしまったのは残念だっただろう
ブロガー遠山さんを応援していたのだが、残念だった
(銀河クラブでも、遠山さんの解説はわかりやすい 
解説する対局を、事前によく調べているといつも思っている)

この一局を見て思ったのは、5筋位取りに2枚銀で押さえ込みをはかる作戦、
一手一手すごく神経を使わないとだめだわ 太地は序盤で特に時間を使っていた
24の30秒将棋では、時間が足りなさすぎるとつくづく思った
自分はこの戦法はやめておこうと思った(^^;