<第87話>
(その日の部活後、鳥山香と角野、ハンバーガー屋にて 成田に腹を立てる鳥山香)
鳥山香「なんなのよ あの女!! 飛鳥田先輩も!! 超──ムカつく──
 飛鳥田先輩 ひいきする人だと 思わなかった!!」
角野「ひいき・・・かぁ? それぞれやりたいことを やれって言っただけじゃん」
鳥山香「うっ」
角野「実戦譜並べるのも 対局も 自分らで望んだんだろ?」
鳥山香「そーだけど そーだけど」
角野「第一 飛鳥田は 内村とお前に つきっきりだったじゃん」
鳥山香「ムググ・・・」

あの後、飛鳥田君は、内村さんと鳥山さんにずっと指導対局してましたからね

(鳥山香、角野のほうに身を乗り出してきて)
鳥山香「どうして男同士って すぐかばい合うの?!」
角野“今度はこっちに とばっちりかよ・・・ たまらんな~”
鳥山香「まったく!! ちょっときれいだと思って 鼻にかけて!!」
角野「それ完全に イジメ役のセリフだって(^^;」

鳥山さん、目が白目で、黒いオーラを発してます

(角野、下を向いて恥ずかしそうに)
角野「きれいなのは お前も同んなじだろ?」
(鳥山香、一瞬フリーズしたが)
鳥山香「そ・・・ それで? それが何よ?」
角野「・・・・・・」

鳥山さん、角野君の告白とも言える言葉の真意に気づかず、完全にスルーしてしまいました(^^;

(次の日、学校で昼休みの時間に、武藤先生に呼び出された部員たち)
鳥山香「これはいったい・・・?」
飛鳥田「武藤先生が とにかくお昼ごはん持って 書道準備室へ 集合って」
内村「お腹減った」
角野「書道準備室・・・なんてあったかな?」

(書道準備室には、武藤先生が机を揃えて待っていた)
飛鳥田「意外に広くて きれいだ・・・」
内村「墨くさくない?」
鳥山香「あれ 将棋盤? どうして?」
角野・飛鳥田「ハハァ」
角野「やんぞ 鳥山」
鳥山香「え? なにを」
角野「将棋を!!」
飛鳥田「昼練だよ」

武藤先生の指導、ついに本気モードですかね

鳥山香・内村「昼練!?」
角野「お前ら 実戦不足だからな」
内村「また将棋かぁ・・・ あー じゃあとにかく お昼食べさせてー」
角野「バーカ 食いながら指すんだ」
内村「ギエー なにそれ? 一昔前の サラリーマン?」
飛鳥田「先生が用意して下さったんですよね この部屋」
武藤“コクッ”
飛鳥田「ありがとうございます」
内村「えー ありがたくないですー ゴハンくらい ゆっくり食べたーい」

(成田が指導対局を受ける席に座った 闘志に火がついた鳥山香)
鳥山香「やろうよ ウッチン 何のための部活か 分かってるでしょ?」
内村「目が おっかないんですけど」
成田「・・・」

角野「しゃーねーだろ 学校の費用で旅行すんだから 少しは顔立てな」
内村「うぁーい あ いっそここを 部室にしちゃったら?」
角野「立ち直り 早っええなあ」
飛鳥田「アハハ」

昼練まで始まった西風将棋部、はたしてどれだけ強くなるんでしょうか? (つづく)