山崎隆之七段vs羽生善治四冠   NHK杯  準々決勝
解説 内藤国雄

解説の内藤 「山崎は勝つときがきれい、不利になったときの開き直り方が
 大山名人に通じるものがある しゃべりがセンスがいい、面白い
 羽生は見ていて一番感心するのは、必敗になったときに闘志が衰えない
 目がらんらんと輝き、逆転を狙う執念がある」

さあ、ベスト8最後の対決 大本命の羽生の登場だ 
対するは山崎だ 羽生との対戦成績は2-11と分が悪いが今回はどうか

今回は津波警報の図面が右下に映っていて、すごく邪魔なことになってしまった
うへー、こりゃ、右下が全然見えないわ 先手の持ち駒を頭の中で覚えとかないとダメだわ

先手山崎で、相掛かりを羽生が受けてたつ展開
山崎の棒銀を、羽生がどう受けるか注目された 羽生は8五に飛車をグリグリと押し付け、受けた
内藤「羽生のほうが危なく見えたが、さすがは羽生、バランスを保っている」

しかし、山崎の銀がいよいよ2四まで迫った ここまで、山崎は攻め急がず、
角を引いて転換させたりして工夫している 羽生、苦戦か?

羽生が△4四角と出て、2筋を△2六歩と受ける常套手段を出したときだった、
山崎に山崎流の奇手がでた、金をわざとカベになるほうに寄る▲8八金! 
金寄りを見た瞬間、自分はこの手の狙いに気づいた
内藤「こりゃちょっと指せないなあ」
そして山崎は飛車を7筋に転回!  
内藤「これが真の狙いか」
こういう飛車の使い方、山崎の好きそうな手だもんね 自分は金を寄った瞬間から見えてました

だが、山崎の7筋攻めは、羽生の攻防の△8五角の角打ちで、虎の子の7筋の歩を取られてしまった
山崎は▲4七角の自陣角を放ってかんばり、さらに取った飛車を▲2五飛と絶好の位置にすえ、
山崎優勢かと思わせるほどの見せ場を作った

しかし! 羽生は全くブレない
おそらく、この手しかないという手を淡々と指し続け、細い攻めをつないでいった
気がつけば山崎陣は崩壊、羽生陣は金銀5枚でひらべったい要塞だ
羽生の優勢は明らかだ な、なんでこうなったんだ

最後は大差になっていた 山崎、即詰みに討ち取られて終局となった
おーい、なぜだぁ 山崎のどこが敗因なのか・・・
とにかく言えることは、羽生が強かったということだ

あらためて棋譜を見て見ると、2ヶ所疑問点がある
61手目に、成銀を放置して、7筋の歩を成って特攻する手はどうだったのか
79手目に、飛車を▲7九飛と一回逃げておくのはどうだったのか
感想戦をやって欲しいところだった
棋譜はいつもこのページで確認させてもらってます↓
http://homepage3.nifty.com/amihot/

内藤「羽生が優勢を少しずつ拡大していった 攻めたり受けたりのかけひきが大したもんですね」
矢内「山崎の意表の構想が出たけど、受け止められてしまいましたね」

あー、羽生、この人が実力を発揮したときには、誰も止められないね
この調子でいけば、NHK杯は羽生の2期連続優勝が濃厚だね
今後、名人戦も行われるけど、まず間違いなく防衛するんだろうと思わせる一局だった

<今週のやっぴー>
真っ白なジャケット、エリが広いのがポイント 服装A
最近の矢内の化粧の濃さ ★★★☆